JP5301106B2 - 通信制御装置および通信制御方法 - Google Patents

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本発明は、移動体通信システムにおける通信制御装置および通信制御方法に関するものである。
CDMA(Code Division Multiple Access)方式を用いた移動体通信システムでは、IP−VT(Video Telephony)電話等のアプリケーションにおいて送受信される動画像データを含むデータ伝送の方式として、一般的に、複数の方式が採用および導入されている。
例えば、CDMA2000では、データ伝送の方式として、回線交換を用いる通信方式(CDMA2000 1x)、パケット交換方式を用いて、上り方向:153.6kbps、下り方向:約2.4Mbpsのデータレート(伝送速度)を実現する通信方式(CDMA2000 1x EV−DO Rev.0)、および前記Rev.0の通信方式をさらに高速化して、上り方向:約1.8Mbps、下り方向:約3.1Mbpsのデータレート(伝送速度)を実現する通信方式(CDMA2000 1x EV−DO Rev.A)が規定されている(例えば非特許文献1および非特許文献2参照)。
また、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aのもう1つの特徴として、QoS(Quality of Service)を制御する機能が追加されたことが挙げられる。
図19に例示する移動体通信システムでは、無線通信端末(AT:Access terminal)は、パイロット信号の受信強度等の変化に応じて、通信相手の基地局(AN:Acsess Network)を切り換えるハンドオフを行うが、このようなハンドオフには、同一基地局制御局(PCF:Packet Control Function )配下の基地局(AN)間のハンドオフ(以下、AN間ハンドオフという)と、異なる基地局制御局(PCF:Packet Control Function )配下の基地局(AN)間のハンドオフ(以下、PCF間ハンドオフという)とがある。具体的には、AN間ハンドオフとは、図19に示す無線通信端末(AT)10aが、同一基地局制御局(PCF)30aの配下の基地局(AN)21aから基地局(AN)22aにハンドオフすることであり、PCF間ハンドオフとは、無線通信端末(AT)10bが、基地局制御局(PCF)30aの配下の基地局(AN)23aから基地局制御局(PCF)30bの配下の基地局(AN)21bにハンドオフすることである。
EV−DOのQoS技術では、Traffic Channel Assignmentメッセージにより無線通信端末に通信可能な基地局またはセクタが割り当てられると、無線通信端末に割り当てられた基地局またはセクタの基地局(Active Set、以下、Asetという)は、当該無線通信端末のためにQoSリソースを確保することが考えられる。
例えば、図7に示すように、QoSリソースを保証されている無線通信端末AT1が移動して、基地局ANαおよび基地局ANβの双方と通信可能な状態(以下、2Way状態という)になった場合、基地局ANαおよび基地局ANβのそれぞれが無線通信端末AT1のためにQoSリソースを確保することが考えられる。通常、無線通信端末がハンドオフを行う際には2Way状態になり、2Way状態では、無線通信端末は、「DRC(Data Rate Control bit )Cover」で指定しているどちらか一方の基地局のみと通信している。
"cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024 Version 4.0"、3GPP2、2002年10月(Section 8.5.6.1、Section 9.3.1.3.2.3.2) "cdma2000 High Rate Packet Data Air Interface 3GPP2 C.S0024-A Version 2.0"、3GPP2、2005年7月(Section 13.2.1.3.1.1、Section 13.3.1.3.1.1)
無線通信端末が2Way状態になった場合、その無線通信端末が実際に通信する基地局は何れか一方のみであるため、その無線通信端末と通信しない方の基地局はQoSリソースを無駄に確保することが想定される。そのために基地局のQoSリソースが不足すると、通信する無線通信端末の数が増加した場合、基地局が無線通信端末に低レートのQoSを割り当てたり、QoSの設定要求を拒否することがある。
例えば、図2に示すように、無線通信端末AT1がハンドオフ中であり、基地局ANαおよび基地局ANβが、共に無線通信端末AT1のために高レートのQoSを確保しているときに、基地局ANαの通信可能エリア内部の無線通信端末AT2から、高レートのQoS要求を伴う新たな呼接続要求があった場合を想定する。この場合、基地局ANαは、基地局ANαのQoSリソースの残量に余裕があれば、無線通信端末AT2に高レートのQoSを割り当てることができ、問題は生じない。
図20は、無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てたときの状態を示す図である。基地局ANαは、無線通信端末AT1、AT3、AT4に高レートのQoSを割り当てており、QoSのリソースが不足しているために、低レートのQoSしか確保できないときは、図22のフローチャートのステップ600、610、630、640を実行して、無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てる。図21は、無線通信端末AT2のQoS要求を拒否したときの状態を示す図である。基地局ANαは、QoSのリソースがさらに不足して、無線通信端末AT2のQoSを確保できないときは、図22のフローチャートのステップ600、610、630、650を実行して、無線通信端末AT2のQoS要求を拒否する。なお、図2、図20、図21において、通信可能エリアの外側に示されたボックスは、各基地局のリソース量を表しており、斜線の部分がQoSのリソース残量を表している。
図23は、無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てるときの無線通信端末AT2と基地局ANαの動作を説明するシーケンス図である。無線通信端末AT2と基地局ANαとの間でコネクションを確立後、無線通信端末AT2が、Attribute Update Requestメッセージのプロファイル(Profile)IDにより、基地局ANαに高、低レートのQoSを要求すると、基地局ANαは、QoS割り当ての判定を行う。基地局ANαは、QoSのリソースが不足しており、低レートのQoSしか確保できないので、高レート割り当てを不可能と判定し、低レート割り当てを可能と判定して、Attribute Update Requestメッセージのプロファイル(Profile)IDを「低レート」として、無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てる。
図24は、無線通信端末AT2のQoS要求を拒否するときの無線通信端末AT2および基地局ANαの動作を説明するシーケンス図である。無線通信端末AT2と基地局ANαとの間でコネクションを確立後、無線通信端末AT2が、Attribute Update Requestメッセージのプロファイル(Profile)IDにより、基地局ANαに高、低レートのQoSを要求すると、基地局ANαは、QoS割り当ての判定を行う。基地局ANαは、QoSのリソースが不足しており、QoSを確保できないので、高レート割り当てを不可能と判定し、さらに低レート割り当てを不可能と判定して、Attribute Update Requestメッセージのプロファイル(Profile)IDを「なし」として、無線通信端末AT2のQoS要求を拒否する。
上述したように、Asetを複数有する無線通信端末が所属している基地局に対して、無線通信端末からQoSの設定要求があると、基地局は、基地局のQoSのためのリソースが少ない場合は、QoSの設定要求があった無線通信端末に低レートのQoSを割り当てたり、QoSの設定要求を拒否することが考えられる。
また、図7に示すように、無線通信端末AT1がハンドオフ中であり、基地局ANαおよび基地局ANβが、共に無線通信端末AT1のために高レートのQoSを確保しているときに、図8に示すように、QoSが保証されている無線通信端末AT2が、ハンドオフにより無線通信端末AT2のAsetに基地局ANβを追加した場合を想定する。この場合、基地局ANβは、図27のフローチャートに示すように、基地局ANαまたは基地局制御局(PCF)から、ハンドオフする無線通信端末AT2のQoS確保要求があると(ステップ700)、基地局ANβのQoSリソースの残量に余裕があり、無線通信端末AT2に高レートのQoSを割り当て可能であれば(ステップ710)、無線通信端末AT2に高レートのQoSを割り当てることができ(ステップ720)、問題は生じない。なお、ステップ720の後、ステップ730に進んで、QoS確保要求があった基地局ANαまたは基地局制御局(PCF)に割り当て結果を報告する。
図25は、無線通信端末AT2がハンドオフしたときに無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てたときの状態を示す図である。基地局ANβは、無線通信端末AT1、AT3、AT4、AT5に高レートのQoSを割り当てており、QoSのリソースが不足しているため、低レートのQoSしか確保できないときは、図27のフローチャートのステップ700、710、740、750を実行して、無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てる。図26は、無線通信端末AT2のQoS要求を拒否したときの状態を示す図である。基地局ANβは、無線通信端末AT1、AT3、AT4、AT5に高レートのQoSを割り当てており、QoSのリソースが不足しているため、無線通信端末AT2のQoSを確保できないときは、図27のフローチャートのステップ700、710、740、760を実行して、無線通信端末AT2のQoS要求を拒否する。なお、ステップ750、760の後は、ステップ730に進んで、QoS確保要求があった基地局ANαまたは基地局制御局(PCF)に割り当て結果を報告する。
基地局ANαは、図28のフローチャートに示すように、無線通信端末AT2からハンドオフの要求があると(ステップ800)、無線通信端末AT2が要求した基地局ANβを、無線通信端末AT2のAsetに追加し(ステップ810)、Asetに追加した基地局ANβにQoSの確保を要求する(ステップ820)。基地局ANβからQoSの割り当て結果を受け取ると(ステップ830)、結果に応じて、無線通信端末AT2にQoSリソースの再割り当てを行う(ステップ840)。
図29は、無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てるときの無線通信端末AT2と基地局ANαと基地局ANβの動作を説明するシーケンス図である。無線通信端末AT2は、基地局ANαとの間でコネクションを確立し、さらに、高レートのQoSを確立した後、基地局ANαに、基地局ANαおよび基地局ANβを含むRoute Updateメッセージを送信してハンドオフ要求を行う。基地局ANαは、Route Updateメッセージを受信して、無線通信端末AT2のAsetに基地局ANβを追加することを決定すると、基地局ANβにQoS要求を行うとともに、基地局ANαおよび基地局ANβを含むTraffic Channel Assignmentメッセージを無線通信端末AT2に送信する。無線通信端末AT2は、このメッセージを受信して無線通信端末AT2のAsetに基地局ANβを追加する。
また、基地局ANβは、基地局ANαからQoS要求があると、QoS割り当ての判定を行う。基地局ANβは、QoSのリソースが不足しており、低レートのQoSしか確保できないので、高レート割り当てを不可能と判定し、低レート割り当てを可能と判定して、Attribute Update Requestメッセージのプロファイル(Profile)IDを「低レート」として、無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てる。低レート割り当てのAttribute Update Requestメッセージは、通信中の基地局(ANαおよびANβのいずれか)が送信する。また、基地局ANβは、基地局ANαに無線通信端末AT2のために低レートのQoSを確保したことを通知し、基地局ANαは、無線通信端末AT2のQoSレートを低レートに変更する。
図30は、無線通信端末AT2のQoS要求を拒否するときの無線通信端末AT2と基地局ANαと基地局ANβの動作を説明するシーケンス図である。無線通信端末AT2は、基地局ANαとの間でコネクションを確立し、さらに、高レートのQoSを確立した後、基地局ANαに、基地局ANαおよび基地局ANβを含むRoute Updateメッセージを送信してハンドオフ要求を行う。基地局ANαは、Route Updateメッセージを受信して、無線通信端末AT2のAsetに基地局ANβを追加することを決定すると、基地局ANβにQoS要求を行うとともに、基地局ANαおよび基地局ANβを含むTraffic Channel Assignmentメッセージを無線通信端末AT2に送信する。無線通信端末AT2は、このメッセージを受信して無線通信端末AT2のAsetに基地局ANβを追加する。
また、基地局ANβは、基地局ANαからQoS要求があると、QoS割り当ての判定を行う。基地局ANβは、QoSのリソースが不足しており、QoSを確保できないので、高レート割り当てを不可能と判定し、さらに低レート割り当てを不可能と判定して、Attribute Update Requestメッセージのプロファイル(Profile)IDを「なし」として、無線通信端末AT2のQoS要求を拒否する。QoS拒否のAttribute Update Requestメッセージは、通信中の基地局(ANαおよびANβのいずれか)が送信する。また、基地局ANβは、基地局ANαに無線通信端末AT2のQoSリソースを開放するように通知し、基地局ANαは、無線通信端末AT2のQoSリソースを開放する。
上述したように、QoS通信中の無線通信端末がハンドオフでAsetを追加する場合に、追加対象となる基地局のQoSリソースが足りない場合は、無線通信端末に低レートのQoSを割り当てたり、QoSの設定要求を拒否することが考えられる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、無線通信端末から新たなQoSの設定要求を受信した際、基地局のQoSリソースが不足している場合においても、新たなQoSの設定要求をした無線通信端末にQoSリソースを割り当てることができる通信制御装置および通信制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の通信制御装置は、無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージを受信し、該メッセージに基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、無線通信端末毎に前記割当手段が割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを管理する管理手段と、無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、前記リソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から所定の無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から基地局またはセクタ数が最も多い無線通信端末を、ハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせることを特徴とする。
また、本発明の通信制御装置は、本発明の通信制御装置は、無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージを受信し、該メッセージに基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、無線通信端末毎に前記割当手段が割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを管理する管理手段と、無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、前記リソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から所定の無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるように制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、当該QoSの設定要求に対するQoSの優先度よりもQoSの優先度が低い無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせることを特徴とする。
また、本発明の通信制御装置は、無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージを受信し、該メッセージに基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、無線通信端末毎に前記割当手段が割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを管理する管理手段と、無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、前記リソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から所定の無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記無線通信端末の受信状況を報告するメッセージに基づいて、前記無線通信端末の受信状況の変動が少ない無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせることを特徴とする。
また、本発明の通信制御装置は、無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージを受信し、該メッセージに基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、無線通信端末毎に前記割当手段が割り当てている通信可能な基地局またはセクタ、およびQoSリソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理する管理手段と、前記リソース割当手段が割り当てている全体のQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理している全体のQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末に割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを解放するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、他の無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末に割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを解放するように制御すること特徴とする。
また、本発明の通信制御装置は、無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージに基づいて通信チャネルを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、無線通信端末毎にQoSリソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理する管理手段と、前記リソース割当手段が割り当てている基地局全体のQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理している基地局全体のQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末の通信チャネルまたはQoSリソースを解放するように制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の通信制御方法は、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、他の無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末の通信チャネルまたはQoSリソースを解放するように制御することを特徴とする。
本発明は、無線通信端末から新たなQoSの設定要求を受信した際、基地局のQoSリソースが不足している場合においても、新たなQoSの設定要求をした無線通信端末に、基地局において通信に影響のない無線通信端末に確保していたQoSリソースを割り当てることができるので、基地局のQoSリソースを有効に利用できる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態の移動体通信システムにおいて、通信制御装置として用いられる基地局100の構成を示すブロック図である。なお、以下の説明においては、2つの基地局100を基地局ANα、基地局ANβということにする。本実施の形態の基地局100は、アンテナ110を用いて、CDMA2000 1x EV−DOの通信方式(以下、EV−DOシステムという)の通信方式の基地局とデータ通信を行い得るように構成されており、CDMA2000 1x EV−DOの通信方式に関しては、CDMA2000 1x EV−DO Rev.0およびCDMA2000 1x EV−DO Rev.Aの双方に対応しており、もしくは、CDMA2000 1x EV−DO Rev.Aのみに対応している。
基地局100は、アンテナ110の他に、EV−DO用RF部130、RF制御部140、システム制御部150およびシステム記憶部180等を有しており、RF制御部140は、受信部140aおよび送信部140bを有しており、システム制御部150は、基地局割当部(割当手段)150a、QoSリソース割当部(QoSリソース割当手段)150bおよび基地局割当制御部(制御手段)150cを有しており、システム記憶部180は、端末情報記憶部(管理手段)180aおよびQoSリソース記憶部(QoSリソース管理手段)180bを有している。なお、PCFや他の基地局等への接続図については省略している。
EV−DO用RF部130は、EV−DOシステムで送信するデータを高周波信号に変換してアンテナ110から送信したり、アンテナ110から入力されたデータを高周波信号に変換したりするものである。
RF制御部140は、EV−DOシステムの通信(送受信)を制御したり、アンテナで受信した無線通信端末からの電波の強度(RSSI等)を測定したりするものである。また、EV−DO用RF部130から入力される高周波信号およびEV−DO用RF部130へ出力する高周波信号に対応して受信部140aおよび送信部140bとして機能する。また、無線通信端末からQoSの設定要求を受信する。
システム制御部150は、基地局装置100の各部を統括して制御する制御部である。基地局割当部150aは、無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するRoute Updateメッセージを受信し、該メッセージに基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタ(Active Set)を該無線通信端末に割り当て、QoSリソース割当部150bは、無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てる。
基地局割当制御部150cは、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、QoSリソース記憶部180bで管理しているQoSリソースに基づいて、QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、端末情報記憶部180aで管理している無線通信端末の中から所定の無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるように制御する。
システム記憶部180は、RAM等のメモリによって構成され、アプリケーションプログラムや一時的なデータ等を保存するものである。端末情報記憶部180aは、無線通信端末毎に基地局割当部150aが割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを管理する端末管理テーブルを記憶しており、端末管理テーブルは、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、基地局割当制御部150cが、QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合に、ハンドオフさせる無線通信端末の選択するために使用される。また、QoSリソース記憶部180bは、QoSリソース割当部150bが割り当てているQoSリソースを管理する。
次に、第1実施形態の移動体通信システムに係る第1の実施例について説明する。図2に示すように、無線通信端末AT1が、ハンドオフ中であり、無線通信端末AT1のASetには基地局ANαと基地局ANβが割り当てられており、また、基地局ANαおよび基地局ANβは、共に無線通信端末AT1のために高レートのQoSを確保している。第1の実施例は、このような状態において、基地局ANαに対し、通信可能エリア内部の無線通信端末AT2から、QoSの設定要求を伴う新たな呼接続要求があったときに、基地局ANαのQoSリソースが少ない場合は、図3に示すように、無線通信端末AT2のためのQoSリソースを確保するため、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末AT1にハンドオフを指示して、無線通信端末AT1を基地局ANβにハンドオフさせるものである。
基地局ANαは、無線通信端末AT1を基地局ANβにハンドオフさせることによって、無線通信端末AT1に割り当てていたQoSリソースを開放することができ、QoSリソースが回復するので、図4に示すように、無線通信端末AT2のために高レートのQoSを割り当てることができる。
図5は、無線通信端末AT2と無線通信端末AT1と基地局ANαと基地局ANβの動作を説明するシーケンス図である。無線通信端末AT2が、基地局ANαにConnection Requestメッセージを送信すると、基地局ANαは、通信可能な基地局またはセクタを無線通信端末に割り当てるTraffic Channel Assignmentメッセージに基地局ANαを含めて無線通信端末AT2に送信する。無線通信端末AT2は、このメッセージを受信して無線通信端末AT2のAsetに基地局ANαを割り当てている。無線通信端末AT2が、Attribute Update Requestメッセージのプロファイル(Profile)IDにより、基地局ANαに高、低レートのQoSの設定要求をすると、基地局ANαは、QoS割り当ての判定を行う。基地局ANαは、QoSリソース記憶部180bで管理しているQoSリソースに基づいて、QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でない(不足する)と判断すると、端末管理テーブルから、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末を検索する。基地局ANαは、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末AT1を発見したならば、無線通信端末AT1のAsetから基地局ANαを外し、ハンドオフ可能な基地局またはセクタを無線通信端末に割り当てるTraffic Channel Assignmentメッセージに基地局ANβを含めて無線通信端末AT1に送信する。無線通信端末AT1は、このメッセージを受信すると無線通信端末AT1のAsetに基地局ANβのみを割り当てる。また、基地局ANαは、無線通信端末AT1のQoSリソースを開放し、QoSを要求した無線通信端末AT2に高レートのQoSを割り当て、Attribute Update Requestメッセージのプロファイル(Profile)IDを「高レート」として、無線通信端末AT2に高レートのQoSを設定する。
図6は、基地局ANαの動作を説明するフローチャートである。基地局ANαは、無線通信端末AT2からAttribute Update RequestメッセージによりQoSの設定要求があると(ステップ101)、QoSリソース記憶部180bで管理しているQoSリソースに基づいて、高レートのQoS割り当てが可能か否かを判定し(ステップ102)、高レートのQoS割り当てが可能であれば、QoSを要求した無線通信端末AT2に高レートのQoSを割り当てる(ステップ103)。ステップ102において、高レートのQoS割り当てが不可能であれば、端末管理テーブルから、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末を検索する(ステップ104)。ステップ105において、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末AT1を発見したならば、無線通信端末AT1のAsetから基地局ANαを外して、無線通信端末AT1を他の基地局ANβにハンドオフさせ(ステップ106)、無線通信端末AT1のQoSリソースを開放する(ステップ107)。そして、QoSを要求した無線通信端末AT2に高レートのQoSを割り当てる(ステップ103)。ステップ105において、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末を発見できなかったならば、低レートのQoS割り当てが可能か否かを判定し(ステップ108)、低レートのQoS割り当てが可能であれば、QoSを要求した無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てる(ステップ109)。ステップ108において、低レートのQoS割り当てが不可能であれば、無線通信端末AT2のQoSの設定要求を拒否する(ステップ110)。
次に、第1実施形態の移動体通信システムに係る第2の実施例について説明する。図7に示すように、無線通信端末AT1が、ハンドオフ中であり、無線通信端末AT1のAsetには基地局ANαと基地局ANβが割り当てられている。無線通信端末AT2のAsetには基地局ANαが割り当てられている。また、基地局ANαおよび基地局ANβは、共に無線通信端末AT1のために高レートのQoSを確保している。第2の実施例は、このような状態において、無線通信端末AT2がハンドオフして、図8に示すように、基地局ANα、ANβと通信可能な状態になったときに、基地局ANβのQoSリソースが少ない場合は、図9に示すように、無線通信端末AT2のためのQoSリソースを確保するため、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末AT1にハンドオフを指示して、無線通信端末AT1を基地局ANαにハンドオフさせるものである。
基地局ANβは、無線通信端末AT1を基地局ANαにハンドオフさせることによって、無線通信端末AT1に割り当てていたQoSリソースを開放することができ、QoSリソースが回復するので、図10に示すように、無線通信端末AT2のために高レートのQoSを割り当てることができる。
図11は、無線通信端末AT2と無線通信端末AT1と基地局ANαと基地局ANβの動作を説明するシーケンス図である。無線通信端末AT2のAsetには基地局ANαが割り当てられており、無線通信端末AT1のAsetには基地局ANαおよび基地局ANβが割り当てられている。無線通信端末AT2は、基地局ANαとの間でコネクションを確立し、さらに、高レートのQoSを確立した後、基地局ANαに、基地局ANαおよび基地局ANβを含むRoute Updateメッセージを送信してハンドオフの設定要求を行う。基地局ANαは、Route Updateメッセージを受信して、無線通信端末AT2のAsetに基地局ANβを追加することを決定すると、基地局ANβにQoSの設定要求を行うとともに、ハンドオフ可能な基地局またはセクタを前記無線通信端末に割り当てるTraffic Channel Assignmentメッセージに基地局ANαおよび基地局ANβを含めて無線通信端末AT2に送信する。無線通信端末AT2は、このメッセージを受信して無線通信端末AT2のAsetに基地局ANβを追加する。
また、基地局ANβは、基地局ANαからQoSの設定要求があると、QoS割り当ての判定を行う。基地局ANβは、QoSリソース記憶部180bで管理しているQoSリソースに基づいて、QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でない(不足する)と判断すると、端末管理テーブルから、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末を検索する。基地局ANβは、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末AT1を発見したならば、無線通信端末AT1のAsetから基地局ANβを外し、基地局ANαを含むTraffic Channel Assignmentメッセージを無線通信端末AT1に送信する。無線通信端末AT1は、このメッセージを受信して無線通信端末AT1のAsetに基地局ANαのみを割り当てる。また、基地局ANβは、無線通信端末AT1のQoSリソースを開放し、QoSの設定要求をした無線通信端末AT2に高レートのQoSを割り当て、基地局ANαに無線通信端末AT2のために高レートのQoSを確保したことを通知する。
図12は、基地局ANαの動作を説明するフローチャートである。基地局ANαは、無線通信端末AT2からRouteUpdateメッセージによりハンドオフの要求があると(ステップ201)、無線通信端末AT2が要求した基地局ANβを、無線通信端末AT2のAsetに追加し(ステップ202)、Asetに追加した基地局ANβにQoSの確保を要求する(ステップ203)。基地局ANαは、Asetに追加した基地局ANβからQoSの割り当て結果を受け取ると(ステップ204)、結果に応じて、無線通信端末AT2にQoSリソースの再割り当てを行う(ステップ205)。
図13は、基地局ANβの動作を説明するフローチャートである。基地局ANβは、基地局ANαまたは複数の基地局を制御する上位の基地局制御局(PCF)から、ハンドオフする無線通信端末AT2のQoSの確保要求があると(ステップ301)、QoSリソース記憶部180bで管理しているQoSリソースに基づいて、高レートのQoS割り当てが可能か否かを判定し(ステップ302)、高レートのQoS割り当てが可能であれば、QoSを要求した無線通信端末AT2に高レートのQoSを割り当て(ステップ303)、QoSの確保要求があった基地局ANαに割り当て結果を報告する(ステップ304)。ステップ302において、高レートのQoS割り当てが不可能であれば、端末管理テーブルから、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末を検索する(ステップ305)。ステップ306において、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末AT1を発見したならば、無線通信端末AT1のAsetから基地局ANβを外して、無線通信端末AT1を他の基地局ANαにハンドオフさせ(ステップ307)、無線通信端末AT1のQoSリソースを開放する(ステップ308)。そして、QoSを要求した無線通信端末AT2に高レートのQoSを割り当て(ステップ303)、QoSの確保要求があった基地局ANαに割り当て結果を報告する(ステップ304)。ステップ306において、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末を発見できなかったならば、低レートのQoS割り当てが可能か否かを判定し(ステップ309)、低レートのQoS割り当てが可能であれば、ハンドオフする無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当て(ステップ310)、QoSの確保要求があった基地局ANαに割り当て結果を報告する(ステップ304)。ステップ309において、低レートのQoS割り当てが不可能であれば、ハンドオフする無線通信端末AT2のQoS要求を拒否し(ステップ311)、QoSの確保要求があった基地局ANαに割り当て結果を報告する(ステップ304)。
次に、ハンドオフさせる無線通信端末の選び方について説明する。図14は、ハンドオフさせる無線通信端末の選ぶために使用される端末情報記憶部180aの端末管理テーブルの一例である。QoSレートは、基地局が無線通信端末に割り当て、ASetの基地局(α、β・・・)は、基地局が無線通信端末に割り当てる。ASetの基地局(α、β・・・)の電波強度は、基地局がRoute Updateメッセージによって取得可能である。本発明では、これらの情報を入手するために特別なメッセージの追加、変更を必要としない。
基地局の基地局割当制御部150cは、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、QoSリソース記憶部180bで管理しているQoSリソースに基づいて、QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でない(不足する)と判断した場合、以下の選択方法に従って無線通信端末を選択して、無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせる。
第1の選択方法は、端末管理テーブルで管理している無線通信端末の中から基地局またはセクタ数が最も多い無線通信端末を、ハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるものである。基地局またはセクタ数が最も多い無線通信端末をハンドオフさせるのは、他の基地局と安定して通信できる可能性が高いためである。システムにとって、一番多くQoSリソースを占有している無線通信端末でもある。
第2の選択方法は、無線通信端末の受信状況を報告するRoute Updateメッセージに基づいて、QoSリソースを割り当てている無線通信端末のうち受信電界強度が所定の閾値よりも低い無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるものである。受信電界強度が所定の閾値よりも低い無線通信端末は、当該基地局がAsetから外れても、もともとこの基地局またはセクタの受信電界強度が低いので、他の基地局またはセクタへハンドオフしても影響は少ないためである。他の基地局またはセクタの方が受信電界強度が良い可能性が高い。
第3の選択方法は、無線通信端末の受信状況を報告するRoute Updateメッセージに基づいて、ハンドオフ可能な基地局またはセクタの受信電界強度が所定の閾値を超える無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるものである。解放してもハンドオフ先の基地局で安定して通信ができ、双方の基地局においてシステム利用効率を改善できるためである。
第4の選択方法は、QoSの設定要求に対するQoSの優先度よりもQoSの優先度が低い無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるものである。QoSの優先度に基づいて無線通信端末を選択することによって、緊急呼などを優先することができるようにするためである。
第5の選択方法は、QoSレートが所定の閾値よりも高い無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるものである。QoSレートが高い無線通信端末は、空きリソースを多く確保できるためである。
第6の選択方法は、無線通信端末の受信状況を報告するRoute Updateメッセージに基づいて、無線通信端末の受信状況の変動が少ない無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるものである。移動していないため、2Wayでなくとも通信が切れることはないためである。
また、上述した選択方法を複数組み合わせて適用して、無線通信端末を、ハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせてもよいし、複数の選択方法に優先順位を設けて適用して、無線通信端末を、ハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせてもよい。
なお、図1には、移動体通信システムの構成要素である通信制御装置として基地局を用いる例を示したが、通信制御装置として基地局制御局(PCF:Packet Control Function )を用いる場合も、上述した基地局の構成および機能に相当するものを基地局制御局に搭載することにより、基地局において実現している本発明特有の処理(QoSリソースの割り当て処理等)を基地局制御局において実現することができる。
図15は、本発明の第2実施形態の移動体通信システムにおいて、通信制御装置として用いられる基地局制御局(PCF)200の構成を示すブロック図である。基地局制御局(PCF)200は、通信インターフェース210、システム制御部250およびシステム記憶部280等を有している。システム制御部250は、基地局割当部(割当手段)250a、QoSリソース割当部(QoSリソース割当手段)250bおよび基地局割当制御部(制御手段)250cを有しており、システム記憶部280は、端末情報記憶部(管理手段)280aおよびQoSリソース記憶部(QoSリソース管理手段)280bを有している。
通信インターフェース210は、基地局や上位局(PDSN)等の装置とデータを送受信する。
システム制御部250は、基地局制御局(PCF)200の各部を統括して制御する制御部である。基地局割当部250aは、基地局が無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するRoute Updateメッセージを受信すると、このメッセージの情報を基地局から受信し、この情報に基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタ(ActiveSet)を該無線通信端末に割り当て、QoSリソース割当部250bは、基地局が無線通信端末からQoSの設定要求を受信すると、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てる。
基地局割当制御部250cは、基地局が新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、QoSリソース記憶部280bで管理しているその基地局のQoSリソースに基づいて、QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でない(不足している)と判断した場合、端末情報記憶部280aで管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末に割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタ(DRCCoverが当該基地局を示していない基地局)を検索し、その検索結果の基地局が上記基地局である無線通信端末から上記基地局を解放するように制御する。また、基地局割当制御部250cは、端末情報記憶部280aで管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末のうち、所定の閾値よりも高いQoSレートを割り当てている無線通信端末に割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタ(DRCCoverが当該基地局を示していない基地局)を検索し、その検索結果の基地局が上記基地局である無線通信端末から上記基地局を解放するようにしてもよい。
システム記憶部280は、RAM等のメモリによって構成され、アプリケーションプログラムや一時的なデータ等を保存するものである。端末情報記憶部280aは、無線通信端末毎に基地局割当部250aが割り当てている通信可能な基地局またはセクタ、およびQoSリソース割当部250bが割り当てているQoSリソースを管理する。また、QoSリソース記憶部280bは、QoSリソース割当部250bが割り当てている全体のQoSリソースを管理する。
図16は、基地局制御局(PCF)の動作を説明するフローチャートである。基地局制御局(PCF)は、無線通信端末から基地局にAttribute Update RequestメッセージによりQoSの設定要求があると(ステップ401)、QoSリソース記憶部280bで管理しているその基地局のQoSリソースに基づいて、高レートのQoS割り当てが可能か否かを判定し(ステップ402)、高レートのQoS割り当てが可能であれば、QoSを要求した無線通信端末に高レートのQoSを割り当てる(ステップ403)。ステップ402において、高レートのQoS割り当てが不可能であれば、端末情報記憶部280aから、その基地局において、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末を検索し(ステップ404)、基地局が複数ある無線通信端末の有無を判定する(ステップ405)。ステップ405において、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末を発見したならば、端末情報記憶部280aで管理している無線通信端末の中に、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末あるか否かを判定する(ステップ406)。ステップ406において、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末を発見したならば、当該無線通信端末のAsetからその基地局またはセクタを外して、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末のQoSリソースを開放する(ステップ407)。そして、QoSを要求した無線通信端末に高レートのQoSを割り当てる(ステップ403)。ステップ405において、Asetに割り当てられた基地局が複数ある無線通信端末を発見できなかったならば、またはステップ406において、QoSを利用していない無線通信端末を発見できなかったならば、低レートのQoS割り当てが可能か否かを判定し(ステップ408)、低レートのQoS割り当てが可能であれば、QoSを要求した無線通信端末に低レートのQoSを割り当てる(ステップ409)。ステップ408において、低レートのQoS割り当てが不可能であれば、QoSを要求した無線通信端末のQoSの設定要求を拒否する(ステップ410)。
図17は、本発明の第3実施形態の移動体通信システムにおいて、通信制御装置として用いられる基地局300の構成を示すブロック図である。基地局300は、アンテナ310の他に、EV−DO用RF部330、RF制御部340、システム制御部350およびシステム記憶部380等を有しており、RF制御部340は、受信部340aおよび送信部340bを有しており、システム制御部350は、基地局割当部(割当手段)350a、QoSリソース割当部(QoSリソース割当手段)350bおよび基地局割当制御部(制御手段)350cを有しており、システム記憶部380は、端末情報記憶部(管理手段)380aおよびQoSリソース記憶部(QoSリソース管理手段)380bを有している。なお、PCFや他の基地局等への接続図については省略している。
EV−DO用RF部330は、EV−DOシステムで送信するデータを高周波信号に変換してアンテナ310から送信したり、アンテナ310から入力されたデータを高周波信号に変換したりするものである。
RF制御部340は、EV−DOシステムの通信(送受信)を制御したり、アンテナで受信した無線通信端末からの電波の強度(RSSI等)を測定したりするものである。また、EV−DO用RF部330から入力される高周波信号およびEV−DO用RF部330へ出力する高周波信号に対応して受信部340aおよび送信部340bとして機能する。また、無線通信端末からQoSの設定要求を受信する。
システム制御部350は、基地局300の各部を統括して制御する制御部である。基地局割当部350aは、無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するRoute Updateメッセージに基づいて通信チャネルを該無線通信端末に割り当て、QoSリソース割当部350bは、無線通信端末からQoSの設定要求を受信すると、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てる。
基地局割当制御部350cは、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、QoSリソース記憶部380bで管理している基地局全体のQoSリソースに基づいて、QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、端末情報記憶部380aで管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末の通信チャネルまたはQoSリソースを解放するように制御する。また、基地局割当制御部350cは、端末情報記憶部380aで管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末のうち、所定の閾値よりも高いQoSレートを割り当てている無線通信端末に割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタ(DRCCoverが当該基地局を示していない基地局)を解放するようにしてもよい。
システム記憶部380は、RAM等のメモリによって構成され、アプリケーションプログラムや一時的なデータ等を保存するものである。端末情報記憶部380aは、無線通信端末毎にQoSリソース割当部350bが割り当てているQoSリソースを管理する。また、QoSリソース記憶部380bは、QoSリソース割当部350bが割り当てている基地局全体のQoSリソースを管理する。
図18は、基地局の動作を説明するフローチャートである。基地局は、無線通信端末から基地局にAttribute Update RequestメッセージによりQoSの設定要求があると(ステップ501)、QoSリソース記憶部380bで管理している基地局全体のQoSリソースに基づいて、高レートのQoS割り当てが可能か否かを判定し(ステップ502)、高レートのQoS割り当てが可能であれば、QoSを要求した無線通信端末に高レートのQoSを割り当てる(ステップ503)。ステップ502において、高レートのQoS割り当てが不可能であれば、端末情報記憶部280aで管理している無線通信端末の中に、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末あるか否かを判定する(ステップ504)。ステップ504において、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末を発見したならば、当該無線通信端末の通信チャネルまたはQoSリソースを開放する(ステップ505)。そして、QoSを要求した無線通信端末に高レートのQoSを割り当てる(ステップ503)。ステップ504において、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末を発見できなかったならば、低レートのQoS割り当てが可能か否かを判定し(ステップ506)、低レートのQoS割り当てが可能であれば、QoSを要求した無線通信端末に低レートのQoSを割り当てる(ステップ507)。ステップ506において、低レートのQoS割り当てが不可能であれば、QoSを要求した無線通信端末のQoSの設定要求を拒否する(ステップ508)。
本発明の第1実施形態の移動体通信システムにおいて、通信制御装置として用いる基地局の構成を示すブロック図である。 基地局ANαの通信可能エリア内部の無線通信端末AT2から、高レートのQoS要求を伴う新たな呼接続要求があった場合を説明する図である。 無線通信端末AT1を基地局ANβにハンドオフさせることを説明する図である。 無線通信端末AT2のために高レートのQoSを割り当てることを説明する図である。 無線通信端末AT2と無線通信端末AT1と基地局ANαと基地局ANβの動作を説明するシーケンス図である。 基地局ANαの動作を説明するフローチャートである。 無線通信端末AT1が、基地局ANαおよび基地局ANβの双方と通信可能な状態であることを示す図である。 ハンドオフにより無線通信端末AT2のAsetに基地局ANβを追加されたことを説明する図である。 無線通信端末AT1を基地局ANαにハンドオフさせることを説明する図である。 無線通信端末AT2のために高レートのQoSを割り当てることを説明する図である。 無線通信端末AT2と無線通信端末AT1と基地局ANαと基地局ANβの動作を説明するシーケンス図である。 基地局ANαの動作を説明するフローチャートである。 基地局ANβの動作を説明するフローチャートである。 端末管理テーブルの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態の移動体通信システムにおいて、通信制御装置として用いられる基地局制御局(PCF)の構成を示すブロック図である。 基地局制御局(PCF)の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態の移動体通信システムにおいて、通信制御装置として用いられる基地局の構成を示すブロック図である。 基地局の動作を説明するフローチャートである。 移動体通信システムの構成例を示す図である。 無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てたときの状態を示す図である。 無線通信端末AT2のQoS要求を拒否したときの状態を示す図である。 基地局ANαの動作を説明するフローチャートである。 無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てるときの無線通信端末AT2と基地局ANαの動作を説明するシーケンス図である。 無線通信端末AT2のQoS要求を拒否するときの無線通信端末AT2および基地局ANαの動作を説明するシーケンス図である。 無線通信端末AT2がハンドオフしたときに無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てたときの状態を示す図である。 無線通信端末AT2のQoS要求を拒否したときの状態を示す図である。 基地局ANβの動作を説明するフローチャートである。 基地局ANαの動作を説明するフローチャートである。 無線通信端末AT2に低レートのQoSを割り当てるときの無線通信端末AT2と基地局ANαと基地局ANβの動作を説明するシーケンス図である。 無線通信端末AT2のQoS要求を拒否するときの無線通信端末AT2と基地局ANαと基地局ANβの動作を説明するシーケンス図である。
符号の説明
100,200,300 基地局
110,310 アンテナ
130,330 EV−DO用RF部
140,340 RF制御部
140a,340a 受信部
140b,340b 送信部
150,250,350 システム制御部
150a,250a,350a 基地局割当部
150b,250b,350b QoSリソース割当部
150c,250c,350c 基地局割当制御部
180,280,380 システム記憶部
180a,280a,380a 端末情報記憶部
180b,280b,380b QoSリソース記憶部
210 通信インターフェース

Claims (9)

  1. 無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージを受信し、該メッセージに基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、
    無線通信端末毎に前記割当手段が割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを管理する管理手段と、
    無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、
    前記リソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、
    新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から所定の無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から基地局またはセクタ数が最も多い無線通信端末を、ハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせることを特徴とする通信制御装置。
  2. 無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージを受信し、該メッセージに基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、
    無線通信端末毎に前記割当手段が割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを管理する管理手段と、
    無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、
    前記リソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、
    新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から所定の無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、当該QoSの設定要求に対するQoSの優先度よりもQoSの優先度が低い無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせることを特徴とする通信制御装置。
  3. 無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージを受信し、該メッセージに基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、
    無線通信端末毎に前記割当手段が割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを管理する管理手段と、
    無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、
    前記リソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、
    新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から所定の無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理しているQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記無線通信端末の受信状況を報告するメッセージに基づいて、前記無線通信端末の受信状況の変動が少ない無線通信端末をハンドオフ可能な他の基地局またはセクタへハンドオフさせることを特徴とする通信制御装置。
  4. 無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージを受信し、該メッセージに基づいてハンドオフ可能な基地局またはセクタを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、
    無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、
    無線通信端末毎に前記割当手段が割り当てている通信可能な基地局またはセクタ、およびQoSリソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理する管理手段と、
    前記リソース割当手段が割り当てている全体のQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、
    新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理している全体のQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末に割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを解放するように制御する制御手段と、
    を備えた通信制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末のうち、所定の閾値よりも高いQoSレートを割り当てている無線通信端末に割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを解放することを特徴とする請求項に記載の通信制御装置。
  6. 新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、他の無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末に割り当てているハンドオフ可能な基地局またはセクタを解放するように制御する通信制御装置の通信制御方法。
  7. 無線通信端末から該無線通信端末の受信状況を報告するメッセージに基づいて通信チャネルを前記無線通信端末に割り当てる割当手段と、
    無線通信端末からQoSの設定要求を受信し、該QoSの設定要求に応じてQoSリソースを割り当てるQoSリソース割当手段と、
    無線通信端末毎にQoSリソース割当手段が割り当てているQoSリソースを管理する管理手段と、
    前記リソース割当手段が割り当てている基地局全体のQoSリソースを管理するQoSリソース管理手段と、
    新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、前記QoSリソース管理手段が管理している基地局全体のQoSリソースに基づいて、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末の通信チャネルまたはQoSリソースを解放するように制御する制御手段と、
    を備えた通信制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記管理手段が管理している無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末のうち、所定の閾値よりも高いQoSレートを割り当てている無線通信端末の通信チャネルまたはQoSリソースを解放することを特徴とする請求項に記載の通信制御装置。
  9. 新たに無線通信端末からQoSの設定要求を受信した際、当該QoSの設定要求に対するQoSリソースの割り当てが十分でないと判断した場合、他の無線通信端末の中から、QoSリソースを割り当てているが、QoSを利用した通信を行っていない無線通信端末の通信チャネルまたはQoSリソースを解放するように制御する通信制御装置の通信制御方法。
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