JP4632745B2 - 電子画像顕微鏡装置 - Google Patents

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この発明は、例えば外科手術等に用いられる電子画像顕微鏡装置に関する。
例えば特許文献1には、1台のワイドテレビ用カメラで撮像した顕微鏡からの像を1系統の映像信号として伝送し、立体映像として表示するワイドテレビ統合顕微鏡システムが開示されている。
例えば特許文献2には、各撮影光学系によって撮像装置の撮像面に夫々結像される観察対象物の像のピント状態、大きさ、及び位置を夫々調整可能な立体顕微鏡が開示されている。
例えば特許文献3には、明るい画像が得られ、観察者が観察可能な瞳位置の自由度が大きく、瞳を振っても画像の歪みが発生せず、楽な観察姿勢で容易に立体観察することが可能なメガネなしタイプの個人用立体観察装置が開示されている。
上記特許文献1ないし特許文献3に開示された装置では、直接光学像(画像)を観察するのではなく、撮像機構を用いて画像情報を一旦電気信号に変換し、表示機構によりその電気信号が映像情報に変換されて観察者に観察される。このとき、撮像機構と表示機構とを分離することにより、撮像方向に対して表示機構を所望の位置に所望の向きに配置することができる。このため、表示機構を観察する観察者の姿勢を撮像方向による制約から開放させることができる。
特開平7−104193号公報 特開2001−51201号公報 特開2003−207743号公報
上記特許文献1ないし特許文献3に開示された装置を外科手術用途に用いる場合、すなわち電子画像顕微鏡装置として使用する場合、撮像機構は外科手術用の作業空間を確保した位置、かつ、最適な観察画像が得られる位置にあることが望ましい。
このような撮像機構の位置決めを行うに当たっては、撮像機構と表示機構とをそれぞれ独立させて分離したことにより、撮像機構を動かしながら表示機構を見る必要がある。すなわち、撮像機構が配置されることによる作業空間の有様と、表示機構の観察像との両方を確認しながら作業を行なうことが必要である。このため、観察者が視線を動かす距離や回数が多くなるので位置決めに時間を要したり、撮像機構から目を放して撮像機構を動かした際にこの撮像機構が他の機器と接触するおそれがある。そうすると、観察者が撮像機構を動かす際の緊張感を高く保つ必要があり、精神的疲労を助長するなどの問題点がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、撮像機構から目を放すことなく容易に位置決め可能な電子画像顕微鏡装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明に係る電子画像顕微鏡装置は、被検体に対する位置を固定した状態に保持可能で、前記被検体の被検部の1又は複数の光学像を撮像可能な撮像機構と、前記撮像機構に電気的に接続された状態で前記撮像機構とは別に支持され、前記撮像機構により撮像された少なくとも1つの光学像を表示可能で術者が術中に観察する第1の表示部と、前記撮像機構に設けられ、前記撮像機構を前記被検体の被検部に対して移動及び固定する際に前記撮像機構により撮像された少なくとも1つの光学像を表示可能な第2の表示部とを備えている。
第1の表示部に表示された光学像に対応した画像を表示可能な第2の表示部が撮像機構に設けられているので、撮像機構に設けられた第2の表示部に表示される画像から目を放すことなく位置決めすると、結果として撮像機構から目を放すことなく容易に位置決め可能となる。
また、好ましくは、前記撮像機構は、前記被検部を照明する照明光学系と、この照明光学系で照明された部位の光学像を取り込む対物レンズと、前記対物レンズで取り込んだ光学像を前記対物レンズに入射された領域に基づいて立体観察用の2つに分離させて結像する結像レンズと、前記第1および第2の表示部にそれぞれ電気的に接続され、前記結像レンズで結像された2つの光学像をそれぞれ撮像して前記第1の表示部に撮像した信号をそれぞれ伝達するとともに、前記信号のうち少なくとも一方を前記薄型ディスプレイに伝達する撮像素子とを備えている。
このため、立体観察用の光学像の一方を表示させて位置決めさせることができる。
この発明によれば、撮像機構から目を放すことなく容易に位置決め可能な電子画像顕微鏡装置を提供することができる。
以下、図面を参照しながらこの発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について説明する。
まず、第1の実施の形態について図1および図2を用いて説明する。
図1に示すように、電子画像顕微鏡装置10は、それぞれ床面に支持された第1および第2の支持機構12,14を備えている。
第1の支持機構12は、ベース20と、支持アーム22と、第1ないし第3のアーム24a−24cと、第1ないし第3の関節26a−26cとを備えている。支持アーム22は、床面に支持されたベース20に立設されている。支持アーム22の上端部と第1のアーム24aの下端部とは、第1の関節26aで連結されている。第1のアーム24aの上端部と第2のアーム24bの一端部とは、第2の関節26bで連結されている。第2のアーム24bの他端部と第3のアーム24cの一端部とは、第3の関節26cで連結されている。この第3のアーム24cの他端部には、ボールジョイント28が配設されている。このボールジョイント28には、転動可能に被検部撮像機構30が支持されている。この被検部撮像機構30は、ボールジョイント28により、略重心位置が支持されている。被検部撮像機構30は、台100に載置された被検体110の被検部(観察部)112をズームするズーム機能、フォーカスするフォーカス機能および右眼用、左眼用各々の撮像機能を備えている。
なお、第1ないし第3の関節26a−26cと、ボールジョイント28には、図示しない電磁ブレーキが配設されている。このため、被検部撮像機構30は、所定の範囲内で所望の位置で固定された状態で保持される。これら電磁ブレーキの作動スイッチ30bは、例えば撮像機構30の取手部30aに配設されている。このため、取手部30aを保持しながらスイッチ30bを押圧すると撮像機構30を3次元的に移動可能となり、スイッチ30bから手を放すと撮像機構30が移動された位置で固定される(保持される)。すなわち、この被検部撮像機構30は、第1の支持機構12により空間の所望の位置に所望の姿勢で保持される。
第2の支持機構14は、第1の支持機構12と同様に、ベース34と、支持アーム36と、第4ないし第6のアーム38a−38cと、第4ないし第6の関節40a−40cとを備えている。支持アーム36は、床面に支持されたベース34に立設されている。支持アーム36の上端部と第4のアーム38aの下端部とは、第4の関節40aで連結されている。第4のアーム38aの上端部と第5のアーム38bの一端部とは、第5の関節40bで連結されている。第5のアーム38bの他端部と第6のアーム38cの一端部とは、第6の関節40cで連結されている。この第6のアーム38cの他端部には、ボールジョイント42が配設されている。このボールジョイント42には、転動可能に表示機構44が支持されている。この表示機構44は、ボールジョイント42により略重心位置が支持されている。
なお、第4ないし第6の関節40a−40cと、ボールジョイント42には、図示しない電磁ブレーキが配設されている。このため、表示機構44は、所定の範囲内で所望の位置で固定された状態で保持される。これら電磁ブレーキの作動スイッチ44bは、例えば表示機構44の取手部44aに配設されている。このため、取手部44aを保持しながらスイッチ44bを押圧すると表示機構44を3次元的に移動可能となり、スイッチ44bから手を放すと表示機構44が移動された位置で固定される(保持される)。
表示機構44は、撮像機構30で撮像した右眼用および左眼用の各々の画像を表示可能である。このため、観察者(術者)は表示機構44の表示部を観察することにより被検体110の被検部112を立体視可能である。
第2の支持機構14のベース34上には、光源装置50と、右眼用カメラコントロールユニット(以下、RCCUという)52aと、左眼用カメラコントロールユニット(以下、LCCUという)52bと、電子画像顕微鏡装置10をコントロールするコントローラ54とが載置されている。RCCU52aおよびLCCU52bはそれぞれコントローラ54にケーブル56a,56bによって接続されている。光源装置50は、撮像機構30にライトガイド50aによって接続されている。このため、光源装置50は、ライトガイド50aを通して撮像機構30から被検体110の被検部112に照明光を供給する。
撮像機構30に内蔵された右眼用および左眼用の図示しない各撮像素子からは複数のケーブル58が延出されている。これらケーブル58はRCCU52a、LCCU52bおよびコントローラ54にそれぞれ接続されている。表示機構44とコントローラ54とは、ケーブル64によって接続されている。
コントローラ54は、ケーブル58を介して撮像機構30のズーム機能やフォーカス機能をコントロールしたり、後述する薄型ディスプレイ70(図2参照)の表示形式をコントロールする。RCCU52aおよびLCCU52bは、それぞれ撮像機構30で撮像された右眼用光学像および左眼用光学像の電気信号を撮像機構30から受け取って、映像信号に変換する。映像信号は、RCCU52aおよびLCCU52bからケーブル56a,56bを通してコントローラ54に受け渡されてケーブル64を通して表示機構44の表示面に得られた光学像を表示させる。このとき、コントローラ54を操作することにより、右眼用画像単独の映像、左眼用画像単独の映像、右眼用および左眼用画像の重像、並びに、右眼用および左眼用画像が並設された状態の映像を選択的に表示可能である。このため、RCCU52aおよびLCCU52bからコントローラ54を経由して表示機構44にそれぞれ映像信号を伝達する。なお、図1中の表示機構44には、被検体110の被検部112が表示された様子が表示されている。
図2は撮像機構30を図1の上方から見た図である。図2に示すように、撮像機構30の上面には、液晶モニターや有機ELディスプレイなどの薄型ディスプレイ70が取り付けられている。この薄型ディスプレイ70は、LCCU52bにケーブル58を通して電気的に接続されている。このため、この薄型ディスプレイ70には、表示機構44に表示される左眼用画像が表示される。この薄型ディスプレイ70は必要のないときには消灯しておくことができる。なお、具体例として左眼用画像を表示するとしたが右眼用画像でも構わないことは言うまでもない。
次に、以上の構成の電子画像顕微鏡装置10における作用について説明する。
所望の観察像を得るために撮像機構30を被検体110に対してセットする場合、撮像機構30の取手部30aのスイッチ30bを押圧しながら撮像機構30を所望の位置に配置する。このとき、撮像機構30の上面に搭載された薄型ディスプレイ70には撮像機構30の図示しない撮像素子で撮像された左眼用光学像が映し出されている。このため、表示機構44の表示部の画像を確認することなしに、撮像機構30に搭載された薄型ディスプレイ70の左眼用画像を観察しながら所望の位置にセットする。
なお、セットされた電子画像顕微鏡装置10は、以下のようにして表示機構44に画像が表示される。
電子画像顕微鏡装置10は、撮像機構30の図示しない撮像素子が撮像する右眼用画像をRCCU52aで映像信号に加工し、左眼用画像をLCCU52bで映像信号に加工する。これらRCCU52a、LCCU52bからそれぞれケーブル56a,56bを通してコントローラ54に映像信号を入力すると、コントローラ54は、互いに別の画像を重像したり、並べたりするなどの所望の処理を施す。コントローラ54は、ケーブル64を通して表示機構44に処理済みの信号を出力する。このため、術者は表示機構44の表示部を観察して観察部112を立体視することができる。
このとき、撮像機構30と表示機構44とが分離した形態を取っているため、表示機構44の表示部を観察しながら実際の観察部112に作業を行なう際に、術者が見る方向と作業を行う方向を任意に選択して楽な作業姿勢を取ることができる。
以上説明したように、この実施の形態によれば以下の効果が得られる。
撮像機構30を被検体(観察対象)110にセットする際に、撮像機構30に搭載された薄型ディスプレイ70を観察しながら行なうことができるので、撮像機構30から目を放して表示機構44を観察する必要がない。
このように、表示機構44と撮像機構30とに視線を入れ換える必要がないので、特に撮像機構30から撮像機構30に視線を入れ換える際に誤操作を行なうなどの緊張感を持つ必要がなくなる。そうすると、術者の精神的疲労を軽減することができる。
このように、表示機構44と撮像機構30とに視線を入れ換える必要がないので、撮像機構30を被検体110の被検部112に対して位置決めする時間を短縮することができる。
なお、この実施の形態では、撮像機構30の上面に薄型ディスプレイ70が配置されていることを説明したが、この薄型ディスプレイ70は撮像機構30にヒンジ接続されて表示面の角度を可変可能としても良い。
次に、第2の実施の形態について図3ないし図5を用いて説明する。この実施の形態は第1の実施の形態の変形例であって、第1の実施の形態で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付し、詳しい説明を省略する。
図3に示すように、この実施の形態に係る電子画像顕微鏡装置10の撮像機構30には、薄型ディスプレイ70(図2参照)が除去され、その代わりに観察機構80が搭載されている。この観察機構80は、後述する図4に示す接眼レンズ82を備えている。すなわち、電子画像顕微鏡装置10の右眼用および左眼用の2眼の撮像機構30に、単眼の接眼レンズ82が搭載されている。
図3に示す撮像機構30の光学系を図4(A)および図4(B)に示す。図4(A)に示すように、撮像機構30の光学系は、対物レンズ84と、フォーカスレンズ86と、プリズム88と、ズームレンズ90と、結像レンズ92と、撮像素子94とを備えている。対物レンズ84は、被検体110の被検部112(図2参照)の光学像を撮像機構30の内部に入射させる。フォーカスレンズ86は、対物レンズ84により入射された光学像の光路上に配置されている。プリズム88は、フォーカスレンズ86を通した光学像の光路上に配置されている。このプリズム88は、光学像を撮像素子94に向けて偏向させる。ズームレンズ90は、プリズム88を通した光学像の光路上に右眼用および左眼用の1対配置されている。結像レンズ92は、ズームレンズ90を通した光学像の光路上に1対配置されている。撮像素子94は、結像レンズ92を通した光学像の光路上に1対配置されている。フォーカスレンズ86およびズームレンズ90は光学像の光軸に沿って移動可能で、それぞれフォーカスおよびズームを行なうことができる。もちろん、ズームレンズ90は、右眼用および左眼用でズーム倍率を変えてそれぞれ撮像素子94に撮像させることもできる。
図4(A)に示すように、プリズム88により光学像(光束)の一部は折り曲げられる。図4(B)に示すように、プリズム88の一部は切り欠かれた切り欠き部88aを備えており、光学像(光束)の一部は折り曲げられることなしに観察機構80、すなわち結像レンズ96を通して接眼レンズ82に到達される。このため、観察者98により被検体110の被検部112の画像が観察機構80から直接観察される。
このとき、図5に示すように、対物レンズ84上の各光束が振り分けられている。対物レンズ84上の符号84aの範囲は右眼用であり、符号84bの範囲は左眼用であり、符号84cの範囲は照明用であり、符号84dの範囲は観察機構80(接眼レンズ82)用に使用される領域である。
この実施の形態では、観察機構80は、ズームレンズ90(ズーム光学系)と分離されている上に、接眼レンズ82に固有の倍率がかかるので、表示機構44の表示部(図1参照)に表示される視野とは倍率が異なる像が観察可能である。しかし、撮像機構30を被検体110の被検部(観察対象)112にセットするという目的に対しては全く同じ視野(倍率)で見る必要はない。このため、倍率の差異は大きな問題にはならない。
以上説明したように、この実施の形態によれば以下の効果が得られる。
所望の表示画像を得るために撮像機構30を被検体(観察対象)110に対してセットするに当たり、表示機構44に表示される画像に類似する像を観察機構80の接眼レンズ82を覗くことにより観察することができる。このため、表示機構44に視線を移す(表示機構44を確認する)ことなしに撮像機構30を所望の位置にセットすることができる。
被検体110の被検部112の光学像を直接観察することができるので、画像情報の電子化にともなって失われる可能性がある画像情報よりも正確な光学像を観察することができる。
なお、この実施の形態では、ズームレンズ90をプリズム88と結像レンズ92との間に配置する構成について説明した。その他、図示しないが、ズームレンズ90をフォーカスレンズ86とプリズム88との間に配置しても良い。このように、光学像の折り曲げ位置をズームレンズ90の後に持っていくことにより観察機構80の接眼レンズ82を通して観察者98が観察可能な直接光学像をズームすることができる。
これまで、いくつかの実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
[付記]
(付記項1) 被検体に対して固定される位置に支持可能で、固定された位置で前記被検体の被検部を撮像可能な撮像機構と、
前記撮像機構に電気的に接続された状態で前記撮像機構とは別に支持され、前記撮像機構により撮像された光学像を表示可能な第1の表示部と、
前記撮像機構に設けられ、前記第1の表示部に表示された光学像に対応した画像を表示可能な第2の表示部と
を具備することを特徴とする電子画像顕微鏡装置。
(付記項2) 前記撮像機構は、前記被検部を立体視可能な右眼用および左眼用の2眼を備え、
前記第1の表示部は、前記2眼の光学像を並べて表示可能であることを特徴とする付記項1に記載の電子画像顕微鏡装置。
このため、撮像機構は、第1の表示部に立体画像を表示させることができる。
(付記項3) 前記第2の表示部は、前記右眼用および左眼用の2眼のうちの少なくとも一方に対応した光学像を観察可能な薄型ディスプレイを備えていることを特徴とする付記項2に記載の電子画像顕微鏡装置。
このため、撮像機構に第2の表示部を配置する際に重量による影響を小さくすることができるとともに、作業空間を確保するのに影響することを防止することができる。
(付記項4) 前記薄型ディスプレイは、液晶モニターであることを特徴とする付記項3に記載の電子画像顕微鏡装置。
このため、撮像機構に設けられる第2の表示部を小型で軽量なものとすることができる。
(付記項5) 前記撮像機構は、
前記被検部を照明する照明光学系と、
この照明光学系で照明された部位の光学像を取り込む対物レンズと、
前記対物レンズで取り込んだ光学像を前記対物レンズに入射された領域に基づいて立体観察用の2つに分離させて結像する結像レンズと、
前記第1および第2の表示部にそれぞれ電気的に接続され、前記結像レンズで結像された2つの光学像をそれぞれ撮像して前記第1の表示部に撮像した信号をそれぞれ伝達するとともに、前記信号のうち少なくとも一方を前記第2の表示部に伝達する撮像素子と
を備えていることを特徴とする付記項4に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項6) 前記薄型ディスプレイは、有機ELディスプレイであることを特徴とする付記項3に記載の電子画像顕微鏡装置。
このため、撮像機構に設けられる第2の表示部を小型で軽量なものとすることができる。
(付記項7) 前記撮像機構は、
前記被検部を照明する照明光学系と、
この照明光学系で照明された部位の光学像を取り込む対物レンズと、
前記対物レンズで取り込んだ光学像を前記対物レンズに入射された領域に基づいて立体観察用の2つに分離させて結像する結像レンズと、
前記第1および第2の表示部にそれぞれ電気的に接続され、前記結像レンズで結像された2つの光学像をそれぞれ撮像して前記第1の表示部に撮像した信号をそれぞれ伝達するとともに、前記信号のうち少なくとも一方を前記第2の表示部に伝達する撮像素子と
を備えていることを特徴とする付記項6に記載の電子画像顕微鏡装置。
このため、立体観察用の光学像の一方を薄型ディスプレイに表示させて位置決めさせることができる。
(付記項8) 前記第2の表示部は、前記被検体からの光学像を直接リレーする接眼レンズを備えていることを特徴とする付記項3に記載の電子画像顕微鏡装置。
このため、電子的な影響なく、被検体の光学像を確実に観察することができる。
(付記項9) 前記撮像機構は、
前記被検部を照明する照明光学系と、
この照明光学系で照明された部位の光学像を取り込む対物レンズと、
前記対物レンズで取り込んだ光学像を前記対物レンズに入射された領域に基づいて立体観察用の2つと、直接観察用の1つの少なくとも3つに分離するプリズムと、
前記プリズムで分離された直接観察用の光学像を前記接眼レンズに入射する第1の結像レンズと、
前記プリズムで分離された立体観察用の光学像を結像する第2の結像レンズと、
前記第1の表示部に電気的に接続され、前記第2の結像レンズで結像された2つの光学像をそれぞれ撮像して前記第1の表示部に撮像した信号をそれぞれ伝達する撮像素子と
を備えていることを特徴とする付記項8に記載の電子画像顕微鏡装置。
このため、被検体の1つの領域からの光学像を3つに分離し、立体観察をするとともに、第2の表示部で直接観察することができる。
(付記項10) 前記第2の表示部は、液晶モニターであることを特徴とする付記項1に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項11) 前記撮像機構は、
前記被検部を照明する照明光学系と、
この照明光学系で照明された部位の光学像を取り込む対物レンズと、
前記対物レンズで取り込んだ光学像を前記対物レンズに入射された領域に基づいて立体観察用の2つに分離させて結像する結像レンズと、
前記第1および第2の表示部にそれぞれ電気的に接続され、前記結像レンズで結像された2つの光学像をそれぞれ撮像して前記第1の表示部に撮像した信号をそれぞれ伝達するとともに、前記信号のうち少なくとも一方を前記第2の表示部に伝達する撮像素子と
を備えていることを特徴とする付記項10に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項12) 前記第2の表示部は、有機ELディスプレイを備えていることを特徴とする付記項1に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項13) 前記撮像機構は、
前記被検部を照明する照明光学系と、
この照明光学系で照明された部位の光学像を取り込む対物レンズと、
前記対物レンズで取り込んだ光学像を前記対物レンズに入射された領域に基づいて立体観察用の2つに分離させて結像する結像レンズと、
前記第1および第2の表示部にそれぞれ電気的に接続され、前記結像レンズで結像された2つの光学像をそれぞれ撮像して前記第1の表示部に撮像した信号をそれぞれ伝達するとともに、前記信号のうち少なくとも一方を前記第2の表示部に伝達する撮像素子と
を備えていることを特徴とする付記項12に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項14) 前記第2の表示部は、前記被検体からの光学像を直接リレーする接眼レンズを備えていることを特徴とする付記項1に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項15) 前記撮像機構は、
前記被検部を照明する照明光学系と、
この照明光学系で照明された部位の光学像を取り込む対物レンズと、
前記対物レンズで取り込んだ光学像を前記対物レンズに入射された領域に基づいて立体観察用の2つと、直接観察用の1つの少なくとも3つに分離するプリズムと、
前記プリズムで分離された直接観察用の光学像を前記接眼レンズに入射する第1の結像レンズと、
前記プリズムで分離された立体観察用の光学像を結像する第2の結像レンズと、
前記第1の表示部に電気的に接続され、前記第2の結像レンズで結像された2つの光学像をそれぞれ撮像して前記第1の表示部に撮像した信号をそれぞれ伝達する撮像素子と
を備えていることを特徴とする付記項14に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項16) 被検体の被検部を撮像可能な撮像機構と、前記撮像機構に設けられ、前記撮像機構で撮像した光学像を表示可能な第1の観察部と、前記撮像機構を前記被検体に対して固定可能に支持する第1のアーム部とを有する第1の支持部と、
前記撮像機構に電気的に接続された状態で前記撮像機構とは別に設けられ、前記撮像機構により撮像された光学像を表示可能な第2の観察部と、前記第2の観察部を固定可能に支持する第2のアーム部とを有する第2の支持部と
を具備することを特徴とする電子画像顕微鏡装置。
第2の観察部に表示された光学像に対応した画像を表示可能な第1の観察部が撮像機構に設けられているので、撮像機構に設けられた第1の観察部に表示される画像から目を放すことなく位置決めすると、結果として撮像機構から目を放すことなく容易に位置決め可能となる。
(付記項17) 前記撮像機構は、前記被検部を立体視可能な右眼用および左眼用の2眼を備え、
前記第2の観察部は、前記2眼の光学像を並べて表示可能であることを特徴とする付記項16に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項18) 前記第1の観察部は、前記右眼用および左眼用の2眼のうちの少なくとも一方に対応した光学像を観察可能な薄型ディスプレイを備えていることを特徴とする付記項17に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項19) 前記第1の観察部は、表示面の角度を可変可能な液晶モニターを備えていることを特徴とする付記項16に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項20) 前記第1の観察部は、表示面の角度を可変可能な有機ELディスプレイを備えていることを特徴とする付記項16に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項21) 前記第1の観察部は、前記被検体からの光学像を直接リレーする接眼レンズを備えていることを特徴とする付記項16に記載の電子画像顕微鏡装置。
(付記項22) 被検体を撮像する撮像部と、
前記撮像手段により撮像された右眼用画像と左眼用画像を表示し立体視可能な第1の表示部と、
前記撮像部に設けられ、前記第1の表示部に表示された右眼用画像および左眼用画像のどちらか一方に対応した画像を表示可能な第2の表示部と
を有することを特徴とする電子画像顕微鏡装置。
(付記項23) 各々独立した撮像手段と表示手段とからなり、撮像手段に第2の表示手段が具備されていることを特徴とする、電子画像顕微鏡装置。
(付記項24) 付記項23において、第2の表示手段が液晶モニターである、電子画像顕微鏡装置。
(付記項25) 付記項23において、第2の表示手段が直接光学像をリレーした接眼レンズである、電子画像顕微鏡装置。
第1の実施の形態に係る電子画像顕微鏡装置の概略図。 第1の実施の形態に係る電子画像顕微鏡装置の図1に示す撮像機構の概略的な上面図。 第2の実施の形態に係る電子画像顕微鏡装置の撮像機構の概略的な正面図。 第2の実施の形態に係る電子画像顕微鏡装置の図3に示す撮像機構の内部の光学系の構成を示し、(A)は概略的な正面図、(B)は(A)中の矢印4B方向から見た状態を示す概略的な側面図。 第2の実施の形態に係る電子画像顕微鏡装置の図4(A)中に示す対物レンズ上の左眼観察用、右眼観察用、照明光用、接眼レンズ用に使用される領域を示す概略図。
符号の説明
30…撮像機構、50a…ライトガイド、58…ケーブル、70…薄型ディスプレイ

Claims (3)

  1. 被検体に対する位置を固定した状態に保持可能で、前記被検体の被検部の1又は複数の光学像を撮像可能な撮像機構と、
    前記撮像機構に電気的に接続された状態で前記撮像機構とは別に支持され、前記撮像機構により撮像された少なくとも1つの光学像を表示可能で術者が術中に観察する第1の表示部と、
    前記撮像機構に設けられ、前記撮像機構を前記被検体の被検部に対して移動及び固定する際に前記撮像機構により撮像された少なくとも1つの光学像を表示可能な第2の表示部と
    を具備することを特徴とする電子画像顕微鏡装置。
  2. 前記第2の表示部は、前記撮像機構の上部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子画像顕微鏡装置。
  3. 前記撮像機構は、
    前記被検部を照明する照明光学系と、
    この照明光学系で照明された部位の光学像を取り込む対物レンズと、
    前記対物レンズで取り込んだ光学像を前記対物レンズに入射された領域に基づいて立体観察用の2つに分離させて結像する結像レンズと、
    前記第1および第2の表示部にそれぞれ電気的に接続され、前記結像レンズで結像された2つの光学像をそれぞれ撮像して前記第1の表示部に撮像した信号をそれぞれ伝達するとともに、前記信号のうち少なくとも一方を前記第2の表示部に伝達する撮像素子と
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子画像顕微鏡装置。
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