JP4632421B2 - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、被記録媒体に対してインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録ヘッドに関するものである。
従来のインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と略す場合もある)の一例を図7及び図8に示す。図7及び図8は、インクが吐出される吐出口105の近傍の拡大断面図である。吐出口105の下方には、ヒータ102が設けられた圧力室103と、その圧力室103と吐出口105とを連通させるノズル部101と、圧力室103へインクを供給するためのインク流路106とが設けられている。インク流路106を介して圧力室103に供給されたインクは、ヒータ102から発せられる熱によって加熱され、その際にインク中に発生する気泡の圧力によってノズル部101を通って吐出口105から吐出される。
図7に示す記録ヘッドのノズル部101は、インク吐出方向と直交する断面の面積が一定である。一方、図8に示す記録ヘッドのノズル部101は、同断面の面積が圧力室103に近いほど大きくなっている。以後、図7に示すノズル部101を「ストレートノズル」、図8に示すノズル部101を「テーパノズル」と称して区別する場合がある。ここで、ストレートノズルは、インクの流抵抗が大きく、インク吐出のエネルギー効率が悪い。そのため、インク吐出のエネルギー効率を上げるために、流抵抗が小さいテーパノズルが現在の主流となっている。
例えば、吐出口105からヒータ102の上面までの距離OHが75μm、インク流路の高さHが20μmの場合、ノズル部1の厚み(長さ)は、ストレートノズル、テーパノズル共に55μmとなるが、それぞれのノズル部101のイナータンス、粘性抵抗は表1のようになる。
Figure 0004632421
ノズル部101のイナータンス、粘性抵抗はインクを吐出させる際の抵抗として作用し、これらが大きいと吐出エネルギー効率が低下する。イナータンス、粘性抵抗はそれぞれ下記式によって表される。
イナータンスM(kPa/(μm3/μs2))
Figure 0004632421
但し、ここで
OP ノズル部の厚み
S(x) ノズル部下端から距離xの位置のインク流路断面積[μm2
ρ インク比重
粘性抵抗R(kPa/(μm3/μs))
Figure 0004632421
但し、ここで
D(x)はノズルの形状係数で、
ノズルが矩形の場合
D(x)=12.0×(0.33+1.02×(a(x)/b(x)+b(x)/a(x)))
ノズルが円筒形の場合
D(x)=8π

OP ノズル部の厚み
S(x) ノズル部下端から距離xの位置のインク流路断面積[μm2
η インク粘度[Pa・s]
尚、表1中のイナータンス、粘性抵抗は相対比較する目的なので計算を簡略化して求めてある。具体的にはイナータンスは比重ρ=1で計算され、粘性抵抗はノズル断面形状係数=1、粘度η=1e−3Pa・sとして計算されている。これはこの後記載されている全てのイナータンス、粘性抵抗値に共通である。厳密なイナータンスを求めるためには使用するインクの比重を用いる必要があり、また厳密な粘性抵抗を求めるためには使用するインクの粘度ηとノズルの断面形状に即した断面形状係数D(x)を用いて計算する必要がある。
表1に示すように、ストレートノズルはイナータンス、粘性抵抗が大きく、効率が悪いことがわかる。これに対し、テーパノズルはテーパ角を大きくするほどイナータンス、粘性抵抗とも小さくなる。具体的には、テーパ角5°では、ストレートノズルに対しイナータンスが72%、粘性抵抗が54%となる。また、テーパ角12°では、ストレートノズルに対しイナータンスが約半分の51%、粘性抵抗が30%まで小さくなる。さらにテーパ角19°にすると、ストレートノズルに対しイナータンスが39%、粘性抵抗が1/5の20%まで小さくなる。このようにテーパノズルではテーパ角を大きくすることによって吐出エネルギー効率を飛躍的に高めることができる。
特開2001−10054号公報
しかしながら、図8に示すようなテーパノズルでは、テーパ角が大きくなるほど、図中斜線で示された圧力室103の天井部の面積が小さくなる(具体的な数値に関しては表1参照)。圧力室103の天井部の面積は、テーパ角5°ではストレートノズルの87%、テーパ角12°では60%、テーパ角19°では22%にまで減少する。圧力室103の天井部の面積は、気泡が消泡する際に、天井部に略水平なインクの運動に対する抵抗として作用するものであり、この抵抗が大きいほど、消泡過程における気泡の運動損失が大きくなり、消泡時の衝撃力が弱まる。流抵抗が小さいテーパノズルは、本来的に消泡時のノズル部101内のインクの運動エネルギーが大きいことに加え、圧力室103内の水平方向のインクの運動エネルギーも大きくなるので消泡時に発生する衝撃力が非常に大きくなる。その結果、消泡時に発生する衝撃力、すなわちキャビテーション崩壊時に発生する衝撃力が大きくなり、ヒータ102が損傷し易いという問題があった。
本発明の目的は、インク吐出のエネルギー効率を高く保ちつつ、気泡の消泡時に発生する衝撃力を抑制したインクジェット記録ヘッドを提供することである。
本発明のインクジェット記録ヘッドは、インクが吐出する吐出口と、インクに吐出用のエネルギーが付与される圧力室と、圧力室と吐出口とを連通させるノズル部とを有するインクジェット記録ヘッドであって、ノズル部には、吐出口の面積よりも断面積が大きな大径部と、大径部よりも断面積の小さな小径部とがインクの吐出方向に沿って設けられ、かつ、小径部は、大径部よりも圧力室に近い位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、圧力室の天井面積の減少を回避しつつ、ノズル部の流抵抗を低減することが可能である。よって、インク吐出のエネルギー効率を高く保ったまま、消泡時に圧力室内で発生する衝撃力を抑制することができる。
(実施形態1)
以下、本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態の一例を図1(a)(b)を参照しながら説明する。図1は、本例の記録ヘッドのノズル部の拡大断面図であり、(a)はインク吐出方向と平行な断面、(b)はインク吐出方向と直交する断面をそれぞれ示している。
ノズル部1の一端は、ヒータ2が設けられた圧力室3に連通し、他端はインクが吐出される吐出口5に連通している。さらに、圧力室3には該圧力室3にインクを供給するためのインク流路6が連通している。インク流路6は、不図示のインク供給口に連通しており、このインク供給口を介してインクが供給される。インク供給口から供給されたインクは、インク流路6を介して圧力室3に供給される。通常、圧力室3及びノズル部1は前記のようにして供給されたインクによって満たされており、吐出口5にはインクのメニスカス7が形成されている。この状態でヒータ2が発熱すると、その熱によってインクが加熱され、インク中に発生した気泡の圧力によって吐出口5から所定量のインク(インク滴)が吐出する。
ノズル部1のインク吐出方向途中には、吐出口5よりも断面積の大きな大径部8が形成されており、大径部8と圧力室3との間には、大径部8よりも断面積の小さな小径部9が形成されている。大径部8を有することにより、ノズル部1の流抵抗は、従来のストレートノズルに比べて大幅に小さくなっている。例えば、吐出口5からヒータ2の上面までの距離OHが75μm、インク流路6の高さHが20μmの場合、吐出口5から大径部8までの距離ht、大径部8の高さhb、小径部9の高さhsをそれぞれ、ht=10μm、hb=35μm、hs=10μmとしたもの(構成A)と、ht=5μm、hb=45μm、hs=5μmとしたもの(構成B)とについて、ノズル部1のイナータンス、粘性抵抗、圧力室3の天井部の面積を表1のデータと併せて表2に示す。
Figure 0004632421
構成Aのノズル部のイナータンスは、ストレートノズルの52%あり、テーパ角12°のテーパノズルのそれとほぼ等しく、構成Bのノズル部のイナータンスは、ストレートノズルの39%であり、テーパ角19°のテーパノズルのそれとほぼ等しい。また、構成Aの粘性抵抗は、ストレートノズルの40%であり、テーパ角12°のテーパノズルのそれと近く、構成Bの粘性抵抗は、ストレートノズルの23%であり、テーパ角19°のテーパノズルのそれと非常に近い。このように本発明によれば、ノズル部の抵抗が大幅に低減され、吐出エネルギー効率が著しく向上することがわかる。
一方、構成A、Bにおける圧力室の天井部の面積は、表3に示すように、構成A、Bともにストレートノズルと同じ面積が維持されている。従って、消泡時における圧力室の天井に略水平なインクの運動の損失は従来のテーパノズルに比べて大幅に低減する。この結果、気泡の消泡時に発生する衝撃力が弱まり、ヒータの損傷が低減され、ヒータ寿命が大幅に延びる。
Figure 0004632421
以上のように、本発明によれば、インク吐出のエネルギー効率を高く保ちつつ、気泡の消泡時に発生する衝撃力を抑制し、ヒータの損傷を抑え、ヒータの断線寿命を飛躍的に延ばすことが可能である。
尚、従来のストレートノズル、テーパノズルのいずれにおいても、製造工程によっては吐出口の下端部周囲に凸状の突起物が生成されることがある。しかし、この突起物の大きさはせいぜい1μm程度であり、圧力室の天井部の面積に与える影響はほとんど無視できる。具体的には、テーパ角が5°の場合、テーパノズルの圧力室の天井部の面積は、ストレートノズルに対し、突起物が無いときに87%だったのが、突起物が有ると90%となる程度である。また、テーパ角が12°の場合、テーパノズルの圧力室の天井部の面積は、ストレートノズルに対し、突起物が無いときに60%だったのが、突起物が有ると64%となる程度である。さらに、テーパ角が19°の場合、テーパノズルの圧力室の天井部の面積は、ストレートノズルに対し、突起物が無いときに22%だったのが、突起物が有ると28%となる程度である。
上記のように、製造工程によって吐出口の下端部周囲に生成された1μm程度の凸状の突起物が圧力室の天井部の面積に与える影響、すなわち天井部に対して略水平なインクの運動に与える影響はほとんど無視できる。
次に、本例の記録ヘッドの製造工程を図2(a)〜(i)に示す。まず、不図示のヒータが形成されている基板20の上に、ポジ型の型材21を塗布する(図2a)。その後、型材21を露光、現像して、所望のインク流路に相当するパターンを形成する(図2b)。次に、型材21の上にネガ型のノズル材23を塗布し(図2c)、最終的にノズル部の小径部となる部分以外の部分を露光、現像して小径部に相当する部分のノズル材23を除去する(図2d)。次に、再度型材25を塗布し(図2e)、最終的に大径部となる部分以外の部分を露光、現像し、大径部に相当する部分以外の型材25を除去する(図2f)。そして、再度ノズル材26を塗布し(図2g)、吐出口に相当する部分以外の部分を露光、現像して吐出口5を形成する(図2h)。最後に型材23を全て現像し、ノズル部1、圧力室3及びインク流路6を形成する(図2i)。
(実施形態2)
以下、本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態の他例について図3を参照しながら説明する。本例の記録ヘッドの基本構成は実施形態1の記録ヘッドと同一である。異なるのは、吐出口5と大径部8との間に、大径部8側から吐出口5側に向けて次第に先細りになるテーパ部が設けられていることである。本例の記録ヘッドでは、テーパ部30が設けられていることによって、該テーパ部30を通過するインクの流抵抗が小さくなり、吐出口5から大径部8までの距離ht、大径部8の高さhb、小径部9の高さhsを実施形態1のそれらと同一に保ったままで、ノズル部1全体の流抵抗がさらに低減される。この結果、実施形態1の記録ヘッドに比べて、さらに吐出エネルギー効率を向上させることが可能となる。尚、圧力室3の天井部の面積は実施形態1の記録ヘッドと同一に保たれているので、気泡の消泡時に発生する衝撃力を抑制し、ヒータ2の損傷を抑え、ヒータ2の断線寿命を飛躍的に延ばすという効果は損なわれない。
(実施形態3)
以下、本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態の他例について図4を参照しながら説明する。本例の記録ヘッドの基本構成は実施形態2の記録ヘッドと同一である。異なるのは、ノズル部1の小径部9と圧力室3との間の壁面31に、ノズル部1が圧力室3側に向けて次第に先細りになるようにテーパを付けて小径部9を形成したことである。
本例の記録ヘッドでは、大径部8と吐出口5との間にあるテーパ部30と、小径部9のテーパ(テーパ部30とは逆向きのテーパ)との相乗効果によって、ノズル部1の流抵抗がさらに小さくなる。よって、吐出口5から大径部8までの距離ht、大径部8の高さhb、小径部9の高さhsを実施形態2のそれらと同一に保ったままで、ノズル部1全体の流抵抗をさらに低減することができる。この結果、実施形態2の記録ヘッドに比べて、さらに吐出エネルギー効率を向上させることが可能となる。尚、圧力室3の天井部の面積は実施形態2の記録ヘッドと同一に保たれているので、気泡の消泡時に発生する衝撃力を抑制し、ヒータ2の損傷を抑え、ヒータ2の断線寿命を飛躍的に延ばすという効果は損なわれない。
(実施形態4)
以下、本例のインクジェット記録ヘッドの実施形態の他例について図5を参照しながら説明する。本例の記録ヘッドは、ノズル部1のインク吐出方向任意の位置Pよりも吐出口5側に、吐出口5から圧力室3に向けて次第に断面積が拡大するようにテーパを付けて大径部8を形成すると共に、上記位置Pよりも圧力室3側に、圧力室3に向けて次第に断面積が縮小するように逆テーパを付けて小径部9を形成したことを特徴とする。本例の記録ヘッドも、ノズル部1全体の流抵抗が低減され、吐出エネルギー効率を向上させつつ、気泡の消泡時に発生する衝撃力が抑制されるという効果を奏する。
図6(a)〜(g)に、本例の記録ヘッドの製造工程を示す。まず、不図示のヒータが形成されている基板20の上に、ポジ型の型材21を塗布する(図6a)。その後、型材21を露光、現像して、所望のインク流路に相当するパターンを形成する(図6b)。次に、型材21の上にネガ型のノズル材23を塗布する(図6(c))。ここまでの工程は、実施形態1の記録ヘッドの製造工程と同じである。次に、最終的に小径部となる部分以外の部分を露光する際に、露光パターンを形成するためのマスクをノズル材23の表面から所定量だけオフセットさせ、小径部に相当する部分に上記逆テーパが形成されるように露光、現像する(図6d)。ここで再度型材25を塗布し(図6e)、今度は上記テーパ(大径部)が形成されるように、マスクと型材25の表面との距離を調節して露光、現像し、吐出口5及びノズル部1(小径部9及び大径部8)を形成する(図6f)。最後に型材21を全て除去して、圧力室3及びインク流路6を形成する(図6g)。
以上のように、本例の記録ヘッドは、実施形態1、2及び3の記録ヘッドよりも簡略な工程によって製造可能であり、製造コストが大幅に低減する。
本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態の一例を示す断面図であって、(a)はインク吐出方向と平行な断面を示す図、(b)はインク吐出方向と直交する断面を示す図である。 (a)〜(i)は、図1の記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態の他例を示す断面図であって、インク吐出方向と平行な断面の図である。 本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態の他例を示す断面図であって、インク吐出方向と平行な断面の図である。 本発明のインクジェット記録ヘッドの実施形態の他例を示す断面図であって、インク吐出方向と平行な断面の図である。 (a)〜(g)は、図5の記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。 従来のインクジェット記録ヘッドの一例を示す断面図であって、(a)はインク吐出方向と平行な断面を示す図、(b)はインク吐出方向と直交する断面を示す図である。 従来のインクジェット記録ヘッドの実施形態の他例を示す断面図であって、(a)はインク吐出方向と平行な断面を示す図、(b)はインク吐出方向と直交する断面を示す図である。
符号の説明
1 ノズル部
2 ヒータ
3 圧力室
5 吐出口
6 インク流路
7 メニスカス
8 大径部
9 小径部
20 基板
21 型材
23 ノズル材
25 型材
30 テーパ部
31 壁面

Claims (1)

  1. インクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生するヒータと、該ヒータに対向した位置に設けられる、インクが吐出する吐出口と、前記ヒータが配される圧力室と、前記圧力室と前記吐出口とを連通させるノズル部と、を有するインクジェット記録ヘッドであって、
    前記ノズル部は、前記吐出口の面積よりも断面積が大きくインクの吐出方向に沿って前記断面積が一定である大径部と、前記大径部と前記圧力室との間に配され前記大径部から前記圧力室に向けて次第に断面積が小さくなる小径部と、を含み、
    前記吐出方向に関して、前記大径部の長さが前記小径部の長さより長く、
    前記大径部と前記吐出口との間に、該吐出口に向けて次第に先細りになるテーパ部が設けられているインクジェット記録ヘッド。
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