JP4631052B2 - 融雪装置 - Google Patents

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Description

本発明は融雪装置に関し、詳しくは、冬季に駐車場や路上の積雪を融解する融雪装置に関する。
従来の融雪装置の一例としては、筐体内にガスを燃料とするガスバーナを備えた給湯装置を内蔵した給湯ユニットを屋外に設置すると共に、融雪の対象となる駐車場や道路に樹脂製のパイプを埋設し、降雪センサが降雪開始を検知すると給湯装置で加熱された熱媒体をパイプに循環させ、循環中に冷却された熱媒体を再び給湯装置で加熱してパイプに送り出すものが知られている。また、融雪対象範囲の広さによっては、このような融雪装置を連結して融雪能力を高めることが望まれる場合もあり、例えば、循環ポンプや制御盤を備えた給湯ユニットを1台メインユニットとし、他の給湯ユニットをサブユニットとして必要に応じた台数のサブユニットを順次メインユニットに対して1列になるように連結した融雪装置(例えば、特許文献1参照)も提案されている。
そして、このような融雪装置を特に寒冷地域で使用する場合、熱媒体が凍結する恐れがあるため、パイプに循環させる熱媒体には不凍液が使用されることが多い。この不凍液としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類を主成分とするものが一般的に普及している。
特開2005−61073号公報
しかしながら、不凍液を熱媒体に用いた融雪装置では、低温時におけるグリコール類等の不凍液の粘性抵抗は非常に高くなっている。そのため、パイプを循環する不凍液の循環流量が、バーナを点火するために必要な不凍液の最低流量条件に達せず、融雪装置の運転をいつまでも開始できないという問題点があった。また、このような不具合から、例えば、夏場のような高温時にこの融雪装置を施工し、水張り試運転を正常に終了した場合でも、冬場のシーズン初期では、不凍液の温度が下がって粘性抵抗が高くなることから、融雪装置を運転できないこともあった。さらに、従来では、バーナを点火させるために必要とされる点火流量を点火条件として設定していたため、冬場では不凍液の循環量がその点火流量に達せず、なかなか融雪装置を運転できないという問題点もあった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、気温低下時に、熱媒体の粘性抵抗が高くて装置内の循環流量が不足しても、速やかに運転を開始できるとともに、安全に運転を継続できる融雪装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の融雪装置によれば、筐体内に熱源であるバーナを内蔵した給湯装置を備え、融雪対象領域内に埋設されたパイプに、前記給湯装置から供給される熱媒体を循環させて、前記融雪対象領域内の積雪を融雪する融雪装置において、前記バーナによって加熱された熱媒体を、前記パイプに供給するための往き管と、前記パイプを循環した熱媒体を、前記筐体内に戻すための戻り管と、前記バーナによって加熱された熱媒体を、前記往き管を介して、前記パイプに送出するためのポンプと、前記パイプから前記戻り管に流入する熱媒体の媒体温度を検出する温度検出手段と、前記パイプから前記戻り管に流入する熱媒体の媒体流量を検出する流量検出手段と、前記バーナの燃焼状態と前記ポンプの動作とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ポンプを稼働させた後で、前記媒体流量が、前記ポンプが供給できる最低流量で、かつ前記バーナを点火させるための流量として設定された点火流量以上の場合に前記バーナを点火させ、前記媒体流量が、前記バーナを消火するために設定された第1消火流量を超え、前記媒体温度が所定温度以上の場合は、再度、前記媒体流量が、前記バーナを消火するために設定された第2消火流量以下か否かを判断し、前記第2消火流量を超えている場合は、引き続き、前記バーナを燃焼させるとともに、前記ポンプを稼働させ、前記第2消火流量以下の場合は、前記バーナを消火させるとともに前記ポンプを停止させることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明の融雪装置によれば、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記第1消火流量は、前記第2消火流量よりも少なく設定されている。
また、請求項3に係る発明の融雪装置によれば、筐体内に熱源であるバーナを内蔵した給湯装置を備え、融雪対象領域内に埋設されたパイプに、前記給湯装置から供給される熱媒体を循環させて、前記融雪対象領域内の積雪を融雪する融雪装置において、前記バーナによって加熱された熱媒体を、前記パイプに供給するための往き管と、前記パイプを循環した熱媒体を、前記筐体内に戻すための戻り管と、前記バーナによって加熱された熱媒体を、前記往き管を介して、前記パイプに送出するためのポンプと、前記パイプから前記戻り管に流入する熱媒体の媒体温度を検出する温度検出手段と、前記パイプから前記戻り管に流入する熱媒体の媒体流量を検出する流量検出手段と、前記媒体温度に基づいて、前記バーナを消火するために設定された消火流量を変更する消火流量変更手段と、前記媒体流量及び前記媒体温度に基づいて、前記バーナの燃焼状態と、前記ポンプの動作とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ポンプを稼働させた後で、前記媒体流量が、前記ポンプが供給できる最低流量であって、前記バーナを点火させるための流量として設定された点火流量以上の場合に前記バーナを点火させ、前記媒体流量が前記消火流量を超えている場合は、引き続き、前記バーナを燃焼させるとともに前記ポンプを稼働させ、一方、前記媒体流量が前記消火流量以下の場合は、前記バーナを消火させるとともに前記ポンプを停止させ、前記消火流量変更手段は、前記媒体温度が上昇した時は、前記消火流量を増大させ、前記媒体温度が低下した時は、前記消火流量を減少させるように、前記媒体温度の変化に比例させて変更することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の融雪装置によれば、請求項3に記載の発明の構成に加え、前記媒体温度に基づいて、前記バーナを点火するために設定された点火流量を変更する点火流量変更手段を備え、当該点火流量変更手段は、前記媒体温度が上昇した時は、前記点火流量を増大させ、前記媒体温度が低下した時は、前記点火流量を減少させるように、前記媒体温度の変化に比例させて変更することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明の融雪装置によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の構成に加え、前記熱媒体は不凍液である。
請求項1に係る発明の融雪装置によれば、気温低下で熱媒体の温度が下がり、熱媒体の粘性抵抗が増加した場合、給湯装置の運転開始時に、パイプを循環し、戻り管を介して戻ってきた熱媒体の流量が少なくとも点火流量以上であれば、バーナを点火させることができる。そして、この点火流量は、ポンプが供給できる最低流量として設定されているので、給湯装置の運転開始後速やかにバーナを点火させることができる。さらに、バーナの燃焼によって熱媒体が加熱されると、熱媒体の粘性抵抗が低下するので、媒体流量が増加する。そして、このときの媒体流量が第1消火流量以下の場合は、バーナを燃焼させているにも関わらず熱媒体の循環流量が少ないので、ポンプの故障等が考えられる。このような循環異常の場合、制御手段は、バーナを消火させてポンプを停止させる。これにより、融雪装置の循環異常に迅速に対処できる。一方、媒体流量が第1消火流量を超えて、さらに媒体温度が所定温度以上だったら、再度、媒体流量が第2消火流量以下か否かを判断する。そして、その媒体流量が第2消火流量を超えた時だけ、引き続きバーナを燃焼させて、ポンプを稼働させる。その反対に、媒体流量が第2消火流量以下の場合は、熱媒体が加熱されて媒体温度が上昇しているにも関わらず、媒体流量が少ない循環異常であるので、バーナを消火させてポンプを停止させる。これにより、融雪装置の循環異常に迅速に対処できる。そして、前記したように、バーナの点火によって媒体温度を上昇させてから、媒体流量を2段階で監視して、融雪装置の運転を継続するか否かを判断することにより、融雪装置の安全な運転をより確実継続して行うことができる。
また、請求項2に係る発明の融雪装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、第1消火流量は、バーナ点火後に、加熱された熱媒体がパイプ内を循環するのに必要とされる最低流量として設定される。一方、第2消火流量は、媒体温度が所定温度まで上昇して粘性抵抗が下がった熱媒体がパイプ内を循環するのに必要とされる流量として設定される。したがって、第2消火流量は、第1消火流量よりも高く設定される。これにより、媒体温度の上昇に応じて各段階での媒体流量を迅速に判断することができる。
また、請求項3に係る発明の融雪装置によれば、気温低下で熱媒体の温度が下がり、熱媒体の粘性抵抗が増加した場合、給湯装置の運転開始時に、戻り管を介して戻ってきた熱媒体の流量が少なくとも点火流量以上であれば、バーナを点火させることができる。そして、この点火流量は、ポンプが供給できる最低流量として設定されているので、給湯装置の運転開始後速やかにバーナを点火させることができる。さらに、バーナの燃焼によって熱媒体が加熱されると、熱媒体の粘性抵抗が低下するので、媒体流量が増加する。そして、このときの媒体流量が消火流量を超えている場合は、バーナを燃焼させているにも関わらず熱媒体の循環流量が少ないので、ポンプの故障等が考えられる。このような循環異常の場合、制御手段はバーナを消火させてポンプを停止させる。これにより、融雪装置の循環異常に迅速に対処できる。また、消火流量変更手段により、媒体温度の変化に比例させて消火流量を変更することができる。例えば、冬場のような気温低下時では、夏場に比べて媒体温度は上昇しないので、消火流量を低く設定する。これにより、パイプ内を循環する流量が少なくても、消火流量が低く設定されるのでこれを満たすことができ、融雪装置の運転を継続することができる。
また、請求項4に係る発明の融雪装置によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、点火流量変更手段により、媒体温度の変化に比例させて点火流量を変更することができる。例えば、冬場のような気温低下時では、夏場に比べて媒体温度は上昇しないので、点火流量を低く設定する。これにより、パイプ内を循環する流量が少なくても、点火流量を超えていれば、バーナを点火することができる。
また、請求項5に係る発明の融雪装置によれば、請求項1乃至4の何れかに記載の発明の効果に加え、熱媒体は不凍液であるので、パイプや、給湯装置内の配管内における凍結の恐れがない。
以下、本発明の一実施の形態である融雪装置1について、図面に基づいて説明する。図1は、融雪装置1の全体構成図であり、図2は、給湯装置2の内部構成図であり、図3は、不凍液の温度と粘性との関係を示したグラフであり、図4は、第1実施例でのCPU70aによる融雪装置1の制御動作のフローチャートであり、図5は、第2実施例での点火流量条件値及び消火流量条件値と戻り温度との関係を示したグラフであり、図6は、第2実施例でのCPU70aによる融雪装置1の制御動作のフローチャートである。
なお、この融雪装置1は、図1に示すように、バーナ19,19(図2参照)を熱源とする給湯装置2を備え、融雪対象領域4に埋設され、幾重にも屈曲したヒーティングパイプ60,61に、給湯装置2で加熱した不凍液を循環させることにより、融雪対象領域4の積雪を溶かすための装置である。そして、この融雪装置1は、不凍液の温度が低下することで不凍液の粘性抵抗が増加し、給湯装置2内を循環する不凍液の流量が少なくても、融雪装置1を運転でき、かつ安全に運転を継続できる点に特徴を有するものである。なお、以下説明文中、戻り温度が「媒体温度」に相当し、戻り流量が「媒体流量」に相当する。
はじめに、融雪装置1の全体構成について概略的に説明する。図1に示すように、融雪装置1は、不凍液を熱媒体として、バーナ19,19(図2参照)を熱源とする給湯装置2と、融雪対象領域4に埋設され、前記給湯装置2から供給される加熱された不凍液を循環させる一対のヒーティングパイプ60,61と、該ヒーティングパイプ60,61と給湯装置2との間を連結して不凍液を交互に循環させる一対のヘッダーセット9,10とを主体に構成されている。なお、図1に示すヒーティングパイプ60,61が、「パイプ」に相当する。
まず、給湯装置2について説明する。図1に示すように、給湯装置2は、略直方体状の筐体3を備え、該筐体3の背面上部には、壁等(図示外)に取り付けるための固定部材3aが設けられている。そして、筐体3の底面には、一対のヒーティングパイプ60,61を循環した不凍液が筐体3内に流入するための温水戻り管7と、筐体3の内側に設けられた後述する熱交換器23(図2参照)で加熱された不凍液が外部に流出するための温水往き管8と、筐体3の内側のバーナ19,19に向かってガスを流入させるためのガス流入管55と、後述する膨張タンク25(図2参照)のオーバーフロー水を筐体3外に排出するためのオーバーフロー水排出管51とが各々設けられている。さらに、温水戻り管7の不凍液が流れる上流側一端部近傍(図1における下端部)には、流路の開閉を行う開閉バルブ7aが設けられている。そして、この温水戻り管7の上流側一端部(図1における下端部)には、ジャバラ状の連結パイプ47が連結され、該連結パイプ47の上流側一端部(図1における下端部)には、4つのヘッダー9a,9b,9c及び9dを備えたヘッダーセット9が連結されている。
一方、温水往き管8の不凍液が流れる下流側一端部(図1における下端部)近傍には、流路の開閉を行う開閉バルブ8aが設けられている。さらに、温水往き管8の下流側一端部(図1における下端部)には、ジャバラ状の連結パイプ48が連結され、該連結パイプ48の下流側一端部には、4つのヘッダー10a,10b,10c及び10dを備えたヘッダーセット10が連結されている。そして、これら一対のヘッダーセット9,10において、ヘッダー9cとヘッダー10bとの間にヒーティングパイプ61の両端部が各々接続され、ヘッダー9dとヘッダー10aとの間にヒーティングパイプ60の両端部が各々接続されるようになっている。
また、筐体3の外側には、給湯装置2の動作を指示するためのリモコン45と、融雪対象領域4の積雪を感知するための降雪センサ46とが各々設けられ、これらリモコン45及び降雪センサ46は、配線45a,46aを各々介すことによって、筐体3の内側に設けられた後述するコントローラ70に接続されている。さらに、融雪対象領域4の略中央には、融雪対象領域4内の地面温度を検出する温度センサ40が設置され、該温度センサ40も、配線40aを介して、筐体3内のコントローラ70に接続されている。
次に、給湯装置2の内部構造について概略的に説明する。図2に示すように、筐体3の内側上部には、内胴6によって隔離された燃焼室22が設けられている。そして、この燃焼室22の内側には、一対のバーナ19,19が並列して設けられ、該一対のバーナ19,19の上方には、後述する配管53内を流れる不凍液を加熱する熱交換器23が設けられている。また、一対のバーナ19,19のうち、片方のバーナ19の近傍には、バーナ19を点火するための電極28が設けられ、該電極28には配線を介してイグナイタ20が接続されている。さらに、バーナ19,19には、炎を検知するためのフレームロッド21,21が各々設けられている。また、内胴6の内側の底面側には、室内に空気を送り込むためのファン14が設けられ、該ファン14にはファンモータ14aが連結されている。さらに、内胴6の側面上部には、燃焼室22の側方に向かって排気させるための排気トップ29が開口して形成されている。そして、その排気トップ29近傍には、内胴6の過加熱を防止するための器体加熱防止装置30が設けられている。
さらに、内胴6の底部には、筐体3の底部に設けられたガス流入管55の下流側一端部が分岐してなる一対のガス供給管56,57の各下流側一端部が各々貫通して設けられている。そして、ガス供給管56の下流側一端部には、ガスが噴出するためのガス噴出口27が設けられ、該ガス噴出口27は、片方のバーナ19の下部に向けて配置されている。一方、ガス供給管57の下流側一端部にも、ガスが噴出するためのガス噴出口27が設けられ、該ガス噴出口27は、他方のバーナ19の下部に向けて配置されている。こうして、ガス流入管55から流入したガスは、ガス供給管56,57を分岐して流れ、一対のバーナ19,19に向かって噴出されるようになっている。
また、ガス流入管55には、ガス流路の開閉を行うガス元電磁弁15が設けられ、該ガス元電磁弁15の下流側には、バーナ19,19の火力調節によってガスの流量を調整するガス比例制御弁18が設けられている。さらに、ガス供給管56の上流側一端部近傍には、ガス流路の開閉を行う第1切替電磁弁16が設けられ、ガス供給管57の上流側一端部近傍にも、ガス流路の開閉を行う第2切替電磁弁17が設けられている。
また、筐体3の底面から上方に向かって延設された温水戻り管7の下流側一端部には、ストレーナ33が接続され、該ストレーナ33を含む前記温水戻り管7の下流側一端部には、温水戻り管7から供給された不凍液中から空気を分離するためのエアセパレータ32が設けられている。そして、このエアセパレータ32の底部には、配管52が接続され、該配管52の下流側一端部には、給湯装置2内に不凍液を循環させるための循環ポンプ12の入口側が接続されている。また、配管52の長手方向中間部には、配管52内を通過する不凍液の「戻り温度」を検出するためのサーミスタ39が設けられている。なお、図2に示す循環ポンプ12が、「ポンプ」に相当し、サーミスタ39が、「温度検出手段」に相当する。
また、循環ポンプ12の出口側には配管53が接続され、該配管53は、熱交換器23内を通過して延設されるとともに、その加熱された不凍液が流れる下流側一端部が、温水往き管8の上流側一端部に連結されている。さらに、配管53の上流側一端部近傍と、温水往き管8の上流側一端部近傍との間には、配管53を流れる不凍液の水圧を軽減するために、配管53を流れる不凍液の一部を温水往き管8に分流して逃がすためのバイパス管24が設けられている。そして、そのバイパス管24の長手方向中央部には、不凍液の流量を調節可能な流量調節バルブ36が設けられている。また、その配管53におけるバイパス管24が連結する部分よりも下流側には、配管53を流れる不凍液の「戻り流量」を検出するための流量センサ37が設けられている。さらに、配管53における熱交換器23の下流側部分には、熱交換器23で加熱された不凍液の往き温度を検出するためのサーミスタ13が設けられている。なお、図2に示す流量センサ37が、「流量検出手段」に相当する。
また、エアセパレータ32内のストレーナ33の端部には、エアー抜き弁34を有するラジエータキャップ35が設けられ、該ラジエータキャップ35には、配管50を介して膨張タンク25が接続されている。この膨張タンク25は、給湯装置2の各配管を循環する不凍液の温度変化による膨張収縮を吸収するために設けられている。さらに、膨張タンク25は、給湯装置2の各配管内と、外部に接続されたヒーティングパイプ60,61内との不凍液の流量を所要流量に保持するための調整を行うものである。さらに、膨張タンク25の上部には、タンク内の水位を検出するための水位電極26と、膨張タンク25内に不凍液を供給するために開口された不凍液補給口31とが設けられている。さら、膨張タンク25の側面上部には、タンク内からオーバフローした不凍液を筐体3の外部に排出させるためのオーバーフロー水排出管51が接続されている。
一方、筐体3の内側には、融雪装置1の動作を制御するためのコントローラ70が設けられている。このコントローラ70は中央演算処理装置としてのCPU70aと、CPU70aを中心に相互に接続されたROM70bと、RAM70cとを備えている。RAM70cは実行中のプログラムを一時的に記憶したり、各種データ等を記憶する読み出し及び書き込み可能なメモリであり、ROM70bは内蔵されている各種プログラム等を記憶する読み出し専用のメモリである。また、CPU70aにはI/Oインターフェース70dが設けられており、I/Oインターフェース70dには、循環ポンプ12、サーミスタ13,39、流量センサ37、イグナイタ20、ファンモータ14a、第1切替電磁弁16、第2切替電磁弁17、ガス比例制御弁18、ガス元電磁弁15がそれぞれ接続されている。また、図示しないが、これ以外にも、I/Oインターフェース70dには、上述したリモコン45及び降雪センサ46が、配線45a,46a(図1参照)を介して接続されている。そして、このCPU70aによって、前記各装置の動作が制御されている。なお、図1,図2に示すコントローラ70のCPU70aが、「制御手段」に相当する。
次に、不凍液の温度と粘性抵抗との関係について説明する。本実施形態で使用される不凍液は、主に、エチレングリコールや、プロピレングリコール等のグリコール類を主成分とする一般的なものである。しかしながら、この不凍液の粘性抵抗は、不凍液の温度低下とともに上昇する。そこで、熱媒体として、プロピレングリコールの不凍液を使用した場合と、水を使用した場合とで、熱媒体の粘性抵抗が温度によってどのように変化するか調べた。なお、熱媒体の粘性抵抗は、動粘性係数ν(m2/S)で示すこととする。
図3に示すように、熱媒体が水の場合では、水が0℃の時は、ν=1.794E−06、水が10℃の時は、ν=1.310E−06、水が20℃の時は、ν=1.010E−06、水が30℃の時は、ν=8.030E−07であった。それに対し、熱媒体がプロピレングリコールの場合では、不凍液が−10℃の時は、ν=2.09E−05、不凍液が0℃の時は、ν=1.14E−05、不凍液が10℃の時は、ν=6.50E−06、不凍液が40℃の時は、ν=2.23E−06、不凍液が−80℃の時は、ν=7.01E−07であった。これらの結果により、不凍液が10℃以下で粘性抵抗が急激に増加し、特に0℃以下での増加傾向が著しいことがわかった。そこで、本実施形態では、コントローラ70(CPU70a)によって、融雪装置1内を循環する不凍液の温度に基づいて、循環ポンプ12と、バーナ19,19の燃焼動作とを各々制御する。これにより、不凍液の粘性抵抗が高くても、速やかに運転を開始でき、かつ安全に運転を継続することができる。
次に、CPU70aによる融雪装置1の制御動作について説明する。なお、本実施形態でのCPU70aは2種類の制御動作を実行可能であるため、第1実施例と、第2実施例とに分けて順に説明する。
まず、第1実施例によるCPU70aによる融雪装置1の制御動作について、図4のフローチャートを参照して説明する。はじめに、リモコン45の運転スイッチ(図示外)がオンされ、リモコン45から運転指令が出力されたか否かが判断される(S1)。そして、リモコン45の運転スイッチがオンされるまでは(S1:NO)、S1に戻って処理が繰り返される。次に、リモコン45の運転スイッチがオンされた場合は(S1:YES)、循環ポンプ12の稼働が開始される(S2)。すると、給湯装置2の熱交換器23で加熱された不凍液は、温水往き管8、連結パイプ48を通過し、ヘッダーセット10のヘッダー10a,10bからヒーティングパイプ60,61に不凍液が供給される。
次いで、流量センサ37によって、配管53を通過する不凍液の戻り流量が検出され、その戻り流量が循環正常流量値以上か否かが判断される(S3)。なお、この循環正常流量値は、循環ポンプ12がエアーを噛むことなく稼働できる最低流量として設定されている。そして、戻り流量が循環正常流量未満の場合(S3:NO)は、循環ポンプ12の故障や、配管52,53、ヒーティングパイプ60,61の破損等が考えられる。特に、循環ポンプ12が故障すると、配管52,53内を循環する不凍液の流量が不足し、空焚きによって熱交換器23が破損する恐れが生じる。このような状態は循環異常として判断されるので、循環ポンプ12が停止され(S4)、融雪装置1の運転が終了する。これにより、給湯装置2に循環異常に迅速に対処できる。
一方、戻り流量が循環正常流量以上の場合(S3:YES)は、少なくとも循環ポンプ12が稼働し、不凍液が融雪装置1内を不凍液が循環しているので、次いで、不凍液の戻り温度が、点火温度条件値以下か否かが判断される(S5)。この点火温度条件値は、例えば、不凍液の温度が、後述する消火温度条件値よりも低い(例えば、10℃低い)温度に設定される。
ここで、消火温度条件値について説明する。この消火温度条件値とは、不凍液が高温の状態で熱交換器23に通水されて加熱された場合に、内胴6の内側で不凍液が沸騰する恐れがあると推測される戻り温度の上限値をいう。そして、内胴6での不凍液の沸騰温度は85℃に設定されているため、本実施例での消火温度条件値は45℃に設定されている。したがって、本実施形態では、点火温度条件値は45℃よりも10℃低い35℃に設定されている。なお、消火温度条件は、20〜60℃の範囲内で設定変更可能である。
そして、サーミスタ39で検出された戻り温度が、点火温度条件値(35℃)を超えている場合(S5:NO)、その後にバーナ19,19が点火されてしまうと、内胴6で不凍液が沸騰する恐れがあるので、バーナ19,19は点火されない。したがって、不凍液の戻り温度が低下するまではS5に戻って、処理が繰り返される。そして、バーナ19,19が点火されない状態で、循環ポンプ19のみが稼働され、融雪装置1内を不凍液が循環する。
一方、不凍液の戻り温度が点火温度条件値以下の場合は(S5:YES)、バーナ19,19が点火される(S6)。具体的には、ファンモータ14aの駆動により、ファン14が回転され、プリパージされた後、ガス元電磁弁15、第1切替電磁弁16及び第2切替電磁弁17が同時に開かれる。そして、ガス比例制御弁18が緩点火動作とされるため、バーナ19,19にガスが供給される。さらに、これと同時に、イグナイタ20が連続的に放電され、バーナ19,19がともに点火される。そして、バーナ19,19の点火後は、燃焼比例温調制御が開始される(S7)。この燃焼比例温調制御では、例えば、サーミスタ13で検出された不凍液の往き温度と設定温度とに差がある場合は、第1切替電磁弁16及び第2切替電磁弁17の開閉及びガス比例制御弁18によってガス量を、ファン14の回転数によって空気を連続的に変化させて燃焼させることにより、不凍液が設定温度になるように調整されるようになっている。
さらに、配管53を通過して循環ポンプ12によって加圧された不凍液は、熱交換器23で加熱され、加熱された不凍液は、温水往き管8、連結パイプ48を通過し、ヘッダーセット10のヘッダー10a,10bからヒーティングパイプ60,61に不凍液が供給される。このとき、融雪対象領域4の路面温度が上昇するので、融雪対象領域4内に積もった雪は融雪される。そして、ヒーティングパイプ60,61を循環した不凍液は、ヘッダーセット9のヘッダー9c,9dから連結パイプ47、温水往き管7を通過して、筐体3内のエアセパレータ32に戻る。そして、このように不凍液が、給湯装置2と、ヒーティングパイプ60,61との間を循環するにつれて、融雪対象領域4内に積もった雪が融雪される。そして、不凍液の戻り温度は上昇するので、不凍液の粘性抵抗が低下し、不凍液の戻り流量は徐々に増加する。
続いて、流量センサ37で検出された戻り流量が、第1消火流量条件値以下か否かが判断される(S8)。ここでの第1消火流量条件値は、前記循環正常流量値よりも低く、バーナ19,19点火後に、加熱された不凍液が融雪装置1内を循環するのに必要とされる最低流量(例えば、1.5L/min)として設定されている。そして、戻り流量が、第1消火流量条件値以下の場合は(S8:YES)、バーナ19,19が点火されて、不凍液が加熱されているにも関わらず、戻り流量が上昇しないのは循環異常である。この理由としては、循環ポンプ12の故障や、配管52,53、ヒーティングパイプ60,61の破損等が考えられる。そこで、バーナ19,19が消火されるとともに(S9)、循環ポンプ12が停止され(S10)、この融雪装置1の運転が終了する。これにより、融雪装置1の循環異常に迅速に対処できる。
そして、戻り流量が、第1消火流量を超えている場合は(S8:NO)、不凍液の粘性抵抗が低下して、不凍液の戻り流量が増加していることが推測される。そこで、これに続いて、サーミスタ39で検出された戻り温度が20℃以上か否かが判断される(S11)。そして、このS11で判断される戻り温度の基準値(20℃)は、不凍液の温度が上昇していると推測できる程度の温度として設定され、好ましくは20〜50℃の範囲内に設定される。ここで、戻り温度が20℃未満と判断された場合には(S11:NO)、不凍液の温度がまだ上昇していないと推測できる。さらに、戻り温度が消火温度条件値以上か否かが判断される(S15)が、本実施形態では消火温度条件値は45℃に設定されているので、戻り温度は消火温度条件値未満と判断される(S15:NO)。さらに、この融雪装置1の運転中に、リモコン45の運転スイッチがオフされて、リモコン45から運転停止指令が出力されたか否かが判断される(S17)。ここで、まだリモコン45の運転スイッチがオフされていない場合には(S17:NO)、再びS7に戻って、戻り温度を上昇させるために引き続き燃焼比例温調制御による運転が継続される。
これとは反対に、戻り温度が20℃以上と判断された場合には(S11:YES)、さらに、流量センサ37で検出された戻り流量が第2消火流量条件値以下か否かが判断され(S12)、この融雪装置1の運転を引き続き継続するか否かの判断がなされる。なお、ここでの第2消火流量条件値は、第1消火流量条件値よりも高い流量(例えば、4.0L/min)に設定されている。
ここで、第2消火流量条件値について説明する。この第2消火流量条件値は以下の式に基づいて算出される。
第2消火流量条件値(L/min)=設定吸熱量/[沸騰許容限界温度(85℃)−戻り上限温度(60℃)]
なお、ここでは、「設定吸熱量」は、100(Kcal/min)とし、「沸騰許容限界温度」は、内胴6での不凍液の沸騰許容限界温度(例えば、85℃)とし、「戻り上限温度」は、不凍液の戻り温度の上限値(例えば、60℃)とする。そして、これらを上式に当てはめると、
第2消火流量条件値(L/min)=100/(85−60)=4.0(L/min)となるため、第2消火流量条件値は4.0(L/min)に設定されている。
続いて、戻り流量が第2消火流量条件値以下と判断された場合(S12:YES)、不凍液の戻り温度が20℃まで上昇しているにも関わらず、戻り流量が上昇しないのは循環異常である。この理由としては、循環ポンプ12の故障、給湯装置2内の配管52,53やヒーティングパイプ60,61の破損等が考えられる。そこで、この場合にも、バーナ19,19が消火されるとともに(S13)、循環ポンプ12が停止され(S14)、この融雪装置1の運転が終了する。これにより、融雪装置1の循環異常に迅速に対処できる。
一方、戻り流量が第2消火流量条件値を超えていると判断された場合は(S12:NO)、不凍液の温度上昇とともに、不凍液の粘性抵抗が低下して戻り流量が増加しているので、不凍液が融雪装置1内を正常に循環している。続いて、戻り温度が消火温度条件値以上(例えば、45℃)か否かが判断される(S15)。そして、戻り温度が消火温度条件値以上の場合は(S15:YES)、このままバーナ19,19の燃焼を継続すると、内胴6で不凍液が沸騰する恐れがあるので、バーナ19,19が消火される(S16)。そして、再度S5に戻り、不凍液の戻り温度が点火温度条件値以下まで低下するまで、循環ポンプ12のみが稼働される。
また、戻り温度が消火温度条件値に満たない場合は(S15:NO)、不凍液の温度が適正な温度で、かつ不凍液が正常な流量で循環していると推測される。そして、融雪装置1の運転中に、リモコン45の運転スイッチがオフされて、リモコン45から運転停止指令が出力されたか否かが判断される(S17)。そして、まだ、リモコン45の運転スイッチがオフされていない場合には(S17:NO)、再びS7に戻って、運転が継続される。一方、リモコン45の運転スイッチがオフされた場合には(S17:YES)、ガス元電磁弁15、第1切替電磁弁16、第2切替電磁弁17及びガス比例制御弁18が閉じられ、バーナ19,19が消火される(S18)。また、ポストパージ動作が所定時間行われた後に、ファンモータ14aの駆動が停止されて、ファン14が停止し、循環ポンプ12が停止される(S19)。こうして融雪装置1の運転が終了する。
次に、第2実施例のCPU70aによる融雪装置1の制御動作について説明する。なお、この第2実施例でのコントローラ70の制御動作では、不凍液の戻り温度の変化に基づいて、点火流量条件値を設定する点火流量設定処理と、消火流量条件値を設定する消火流量設定処理と、消火温度条件値を設定する消火温度設定処理とをそれぞれ実行することができる点に特徴を有する。これにより、冬場のシーズン初期において、融雪装置1内を循環する不凍液の粘性抵抗が下がらず、循環流量が少なくても運転を継続することができるとともに、安全な運転を継続できる。
はじめに、点火流量設定処理について説明する。上記第1実施例では、バーナ19,19を点火させるための点火流量条件値は、循環正常流量として、循環ポンプ12がエアーを噛むことなく稼働できる最低流量として設定している。これに対し、第2実施例では、この点火流量条件値を不凍液の温度変化に基づいて設定される。なお、設定された点火流量条件値は、コントローラ70のRAM70cに記憶され、点火流量設定処理が実行される毎に、新たな点火流量条件値が記憶されるようになっている。そして、冬場のような気温低下時では点火流量を低く、夏場のような気温上昇時では点火流量を高く設定する。このように、点火流量条件値を戻り温度の変化に応じて変更することで、気温の変化に影響を受けることなく、バーナ19,19を点火することができる。
次に、消火流量設定処理について説明する。上記第1実施例では、バーナ19,19を消火させるための消火流量条件値を、第1消火流量条件値と第2消火流量条件値との2つの設定流量値を設定している。これに対し、第2実施例では、消火流量条件値を1つ設定し、該消火流量条件値を不凍液の戻り温度の変化に基づいて設定される。なお、設定された消火流量条件値は、コントローラ70のRAM70cに記憶され、消火流量設定処理が実行される毎に、新たな消火流量条件値が記憶されるようになっている。例えば、気温低下時での不凍液の戻り温度は、気温上昇時での不凍液の戻り温度に比べて低い。したがって、消火流量条件値を固定値として設定してしまうと、夏場では戻り流量が消火流量条件値を超えたとしても、冬場では気温が低いために不凍液の粘性抵抗が高くなり、同条件でも消火流量条件値に満たない場合が生じ、バーナ19,19を点火させることができなくなる。そこで、第2実施例では、この消火流量条件値を不凍液の戻り温度の変化に基づいて変更することにより、上記不具合を解消することができる。
次に、消火温度設定処理について説明する。上記第1実施例では、バーナ19,19を消火させるための消火温度条件値を固定値(例えば、60℃)として設定している。これに対し、第2実施例では、この消火温度条件値を、不凍液の戻り温度の変化に基づいて変更させる。そして、この消火温度条件値は、以下の式で算出される。
・消火温度条件値(℃)=沸騰許容限界温度−[設定吸熱量/内胴実測流量]
ここでは、「設定吸熱量」は、100(Kcal/min)とし、「沸騰許容限界温度」は、内胴6での不凍液の沸騰許容限界温度(例えば、85℃)とする。そして、内胴実測流量は、流量センサ37で検出された不凍液の流量とする。なお、設定された消火温度条件値は、コントローラ70のRAM70cに記憶され、消火温度設定処理が実行される毎に、新たな消火温度条件値が記憶されるようになっている。
次に、点火流量設定処理及び消火流量設定処理にて算出される点火流量条件値と消火流量条件値とについて説明する。これら点火流量条件と消火流量条件は、以下の式によって算出される。
・点火流量条件値(L/min)=消火流量条件値+1.0(L/min)
・消火流量条件値(L/min)=設定吸熱量/[沸騰許容限界温度−戻り温度]
そして、不凍液の戻り温度は絶えず変化するので、消火流量条件値及び点火流量条件値もともに変化する。ここで、例えば、設定吸熱量=100(Kcal/min)、沸騰許容限界温度=85℃とした場合、図5に示すように、不凍液の戻り温度が10℃の時は、点火流量条件値は2.3(L/min)、消火流量条件値は1.3(L/min)、不凍液の戻り温度が20℃の時は、点火流量条件値は2.5(L/min)、消火流量条件値は1.5(L/min)、不凍液の戻り温度が30℃の時は、点火流量条件値は2.8(L/min)、消火流量条件値は1.8(L/min)、不凍液の戻り温度が40℃の時は、点火流量条件値は3.2(L/min)、消火流量条件値は2.2(L/min)となる。このように、不凍液の戻り温度が上昇すれば、不凍液の粘性抵抗が低くなって戻り流量が増加することが推測されることから、点火流量条件値と消火流量条件値はともに高く設定される。一方、戻り温度が低下すれば、不凍液の粘性抵抗が高くなり、戻り流量が減少することが推測されることから、点火流量条件値と消火流量条件値はともに低く設定される。
したがって、上記3つの設定処理において、例えば、不凍液の戻り温度が10℃であった場合、点火流量条件値は2.3(L/min)に設定され、消火流量条件値は1.3(L/min)に設定される。そして、消火温度条件値は、内胴実測流量(流量センサ37で検出された戻り流量)が2.3(L/min)の場合は、85℃−[100/2.3]となり、41.5℃に設定される。よって、戻り温度が41.5℃に達するまでは、バーナ19,19を燃焼させても、内胴6での不凍液の沸騰が起きないことになる。そして、これら3つの設定処理は、何れもCPU70aによって実行される。
次に、上記設定処理を踏まえ、第2実施例のCPU70aによる融雪装置1の制御動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。はじめに、リモコン45の運転スイッチ(図示外)がオンされ、リモコン45から運転指令が出力されたか否かが判断される(S31)。そして、リモコン45の運転スイッチがオンされるまでは(S31:NO)、S31に戻って処理が繰り返される。次に、リモコン45の運転スイッチがオンされ、リモコン45から運転指令が出力された場合は(S31:YES)、循環ポンプ12の稼働が開始される(S32)。すると、給湯装置2の熱交換器23で加熱された不凍液は、温水往き管8、連結パイプ48を通過し、ヘッダーセット10のヘッダー10a,10bからヒーティングパイプ60,61に不凍液が供給されることによって循環し始める。
次いで、サーミスタ39で検出された不凍液の戻り温度に基づいて、点火流量設定処理が実行される(S33)。この点火流量設定処理では、上記説明したように、サーミスタ39で検出された不凍液の戻り温度に基づいて点火流量条件値が算出され、その算出された点火流量条件値がRAM70cに記憶されて設定される。また、RAM70cに先に設定された点火流量条件値が記憶されている場合は、これに置き換えて、新たに算出された点火流量条件値が記憶される。
次いで、流量センサ37によって、配管53を通過する不凍液の戻り流量が検出され、その戻り流量が、RAM70cに記憶された点火流量条件値以上か否かが判断される(S34)。そして、戻り流量が点火流量条件値未満の場合(S34:NO)は、循環ポンプ12の故障等が考えられる。そのため、循環ポンプ12が停止され(S35)、融雪装置1の運転が終了する。これにより、給湯装置2に異常が起きた場合でも迅速に対処できる。
一方、戻り流量が点火流量条件値以上の場合(S34:YES)は、少なくとも循環ポンプ12は正常に機能していることが推測されるため、さらに、不凍液の戻り温度が、点火温度条件値以下か否かが判断される(S36)。なお、ここでの点火温度条件値は、第1実施例と同じ35℃に設定されている。そして、サーミスタ39で検出された戻り温度が、点火温度条件値(35℃)を超えている場合では(S36:NO)、バーナ19,19が点火されてしまうと、内胴6で不凍液が沸騰する恐れがあるので、バーナ19,19は点火されない。したがって、不凍液の戻り温度が低下するまではS36に戻って、処理が繰り返される。そして、バーナ19,19が点火されない状態で、循環ポンプ12が稼働され、融雪装置1内を不凍液が循環する。
一方、不凍液の戻り温度が点火温度条件値以下の場合は(S36:YES)、バーナ19,19が点火される(S37)。そして、バーナ19,19の点火後は、燃焼比例温調制御が開始される(S38)。そして、この後に、消火流量設定処理が実行される(S39)。この消火流量設定処理では、上記説明したように、サーミスタ39で検出された不凍液の戻り温度に基づいて消火流量条件値が算出され、その算出された消火流量条件値がRAM70cに記憶されて設定される。また、RAM70cに先に算出された消火温度条件値が記憶されている場合は、これに置き換えて、新たに算出された消火流量条件値が記憶される。
続いて、流量センサ37で検出された戻り流量が、消火流量条件値以下か否かが判断される(S40)。そして、戻り流量が、消火流量条件値以下の場合は(S40:YES)、バーナ19,19が点火されて、不凍液が加熱されているにも関わらず、戻り流量が上昇しないので循環異常である。そこで、バーナ19,19が消火されるとともに(S41)、循環ポンプ12が停止され(S42)、この融雪装置1の運転が終了する。これにより、融雪装置1の循環異常に迅速に対処できる。
一方、戻り流量が、消火流量条件値を超えている場合は(S40:NO)、不凍液の粘性抵抗が低下して、不凍液の戻り流量が増加していることが推測される。そこで、次に、消火温度設定処理が実行される(S43)。この消火温度設定処理では、上記説明したように、サーミスタ39で検出された不凍液の戻り温度に基づいて消火温度条件値が算出され、その算出された消火温度条件値がRAM70cに記憶されて設定される。また、RAM70cに先に算出された消火温度条件値が記憶されている場合は、これに置き換えて、新たに算出された消火温度条件値が記憶される。
続いて、戻り温度が消火温度条件値以上か否かが判断される(S44)。そして、戻り温度が消火温度条件値以上の場合は(S44:YES)、このままバーナ19,19の燃焼を継続すると、内胴6で不凍液が沸騰する恐れがあるので、バーナ19,19が消火される(S45)。そして、再度S36に戻り、不凍液の戻り温度が点火温度条件値以下に低下するまで、循環ポンプ12のみが稼働される。
また、戻り温度が消火温度条件値未満の場合は(S44:NO)、不凍液の温度が適正な温度で、かつ不凍液が正常な流量で循環していると推測される。そして、融雪装置1の運転中に、リモコン45の運転スイッチがオフされて、リモコン45から運転停止指令が出力されたか否かが判断される(S46)。そして、まだ、リモコン45の運転スイッチがオフされていない場合には(S46:NO)、再びS38に戻って、融雪装置1の運転が継続される。一方、リモコン45の運転スイッチがオフされて、リモコン45から運転停止指令が出力された場合には(S46:YES)、ガス元電磁弁15、第1切替電磁弁16、第2切替電磁弁17及びガス比例制御弁18が閉じられ、バーナ19,19が消火される(S47)。また、ポストパージ動作が所定時間行われた後に、ファンモータ14aの駆動が停止されて、ファン14が停止し、循環ポンプ12が停止される(S48)。こうして融雪装置1の運転が終了する。なお、図6に示すS33の処理を実行するCPU70aが、「点火流量変更手段」に相当し、S39の処理を実行するCPU70aが、「消火流量変更手段」に相当する。
以上説明したように、本実施形態である融雪装置1は、冬場のシーズン初期において、不凍液の温度が低下して粘性抵抗が高くなって、装置内を循環する不凍液の循環流量が少なくても、速やかに運転を開始できるとともに、安全に運転を継続することができる。そして、コントローラ70のCPU70aは、上記第1,第2実施例の何れかの制御動作を実行することにより、上記効果を得ることができる。第1実施例では、まずは循環ポンプ12を稼働させて、バーナ19,19を点火させる。そして、この不凍液が融雪装置1内を循環させた状態での、給湯装置2への戻り流量と戻り温度とをともに監視することで、融雪装置1の運転を継続するか否かを判断して、バーナ19,19と循環ポンプ12とを制御する点に特徴を有する。
さらに、第1実施例では、コントローラ70のCPU70aは、バーナ19,19を点火して燃焼させた後で、不凍液の戻り流量を監視し、第1消火流量条件値以下の場合は融雪装置1の運転を停止させて、融雪装置1の異常状態を感知する。さらに、戻り温度が所定温度以上まで上昇した場合でも、もう一度戻り流量を監視して、第2消火流量条件値以下の場合は融雪装置1の運転を停止させて、融雪装置1の異常状態に対処する。そして、第2消火流量を超えていたら、正常循環とみなして融雪装置1の運転を継続するものである。このように、バーナ19,19を点火させ、戻り温度を監視しつつ、不凍液の戻り流量を2段階で監視することによって、融雪装置1の異常状態を迅速かつ確実に対処できるので、より安全に融雪装置1の運転を継続できる。
一方、第2実施例での制御動作では、点火流量設定処理、消火流量設定処理および消火温度設定処理の3つの処理が実行される。そして、これらの処理により、不凍液の戻り温度の変化に基づいて、バーナ19,19の点火流量条件値と、消火流量条件値と、消火温度条件値とをそれぞれ変更することができる。そして、例えば、夏場の気温上昇時に比べて、冬場の気温低下時での不凍液の粘性抵抗が高く、不凍液の循環流量が少なくなった場合でも、不凍液の戻り温度の低下に応じて、点火流量条件値、消火流量条件値および消火温度条件値を低く設定する。これにより、冬場のシーズン初期で気温が低下しても、バーナ19,19を速やかに点火できるとともに、バーナ19,19を消火されてしまうことなく運転を継続することができる。
なお、本発明は、以上詳述した上記実施の形態に限定されるものではなく、各種の変形が可能なことはいうまでもない。
また、上記実施形態で使用された各種設定値は一例であり、循環ポンプ12や、バーナ19,19等の能力によっては変更可能である。
さらに、第2実施例での消火温度設定処理を、第1実施例での制御動作に組み込んでもよい。
本発明の融雪装置は、給湯装置を備えた温水暖房装置等にも適用可能である。
融雪装置1の全体構成図である。 給湯装置2の内部構成図である。 不凍液の温度と粘性との関係を示したグラフである。 第1実施例でのCPU70aによる融雪装置1の制御動作のフローチャートである。 第2実施例での点火流量条件値及び消火流量条件値と戻り温度との関係を示したグラフである。 第2実施例でのCPU70aによる融雪装置1の制御動作のフローチャートである。
符号の説明
1 融雪装置
2 給湯装置
3 筐体
4 融雪対象領域
7 温水戻り管
8 温水往き管
12 循環ポンプ
19 バーナ
37 流量センサ
39 サーミスタ
60 ヒーティングパイプ
61 ヒーティングパイプ
70 コントローラ
70a CPU
70b ROM
70c RAM
70d インターフェース

Claims (5)

  1. 筐体内に熱源であるバーナを内蔵した給湯装置を備え、融雪対象領域内に埋設されたパイプに、前記給湯装置から供給される熱媒体を循環させて、前記融雪対象領域内の積雪を融雪する融雪装置において、
    前記バーナによって加熱された熱媒体を、前記パイプに供給するための往き管と、
    前記パイプを循環した熱媒体を、前記筐体内に戻すための戻り管と、
    前記バーナによって加熱された熱媒体を、前記往き管を介して、前記パイプに送出するためのポンプと、
    前記パイプから前記戻り管に流入する熱媒体の媒体温度を検出する温度検出手段と、
    前記パイプから前記戻り管に流入する熱媒体の媒体流量を検出する流量検出手段と、
    前記バーナの燃焼状態と前記ポンプの動作とを制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記ポンプを稼働させた後で、前記媒体流量が、前記ポンプが供給できる最低流量で、かつ前記バーナを点火させるための流量として設定された点火流量以上の場合に前記バーナを点火させ、
    前記媒体流量が、前記バーナを消火するために設定された第1消火流量を超え、前記媒体温度が所定温度以上の場合は、再度、前記媒体流量が、前記バーナを消火するために設定された第2消火流量以下か否かを判断し、
    前記第2消火流量を超えている場合は、引き続き、前記バーナを燃焼させるとともに、前記ポンプを稼働させ、
    前記第2消火流量以下の場合は、前記バーナを消火させるとともに前記ポンプを停止させることを特徴とする融雪装置。
  2. 前記第1消火流量は、前記第2消火流量よりも低く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の融雪装置。
  3. 筐体内に熱源であるバーナを内蔵した給湯装置を備え、融雪対象領域内に埋設されたパイプに、前記給湯装置から供給される熱媒体を循環させて、前記融雪対象領域内の積雪を融雪する融雪装置において、
    前記バーナによって加熱された熱媒体を、前記パイプに供給するための往き管と、
    前記パイプを循環した熱媒体を、前記筐体内に戻すための戻り管と、
    前記バーナによって加熱された熱媒体を、前記往き管を介して、前記パイプに送出するためのポンプと、
    前記パイプから前記戻り管に流入する熱媒体の媒体温度を検出する温度検出手段と、
    前記パイプから前記戻り管に流入する熱媒体の媒体流量を検出する流量検出手段と、
    前記媒体温度に基づいて、前記バーナを消火するために設定された消火流量を変更する消火流量変更手段と、
    前記媒体流量及び前記媒体温度に基づいて、前記バーナの燃焼状態と、前記ポンプの動作とを制御する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記ポンプを稼働させた後で、前記媒体流量が、前記ポンプが供給できる最低流量であって、前記バーナを点火させるための流量として設定された点火流量以上の場合に前記バーナを点火させ、
    前記媒体流量が前記消火流量を超えている場合は、引き続き、前記バーナを燃焼させるとともに前記ポンプを稼働させ、
    一方、前記媒体流量が前記消火流量以下の場合は、前記バーナを消火させるとともに前記ポンプを停止させ、
    前記消火流量変更手段は、
    前記媒体温度が上昇した時は、前記消火流量を増大させ、
    前記媒体温度が低下した時は、前記消火流量を減少させるように、前記媒体温度の変化に比例させて変更することを特徴とする融雪装置。
  4. 前記媒体温度に基づいて、前記バーナを点火するために設定された点火流量を変更する点火流量変更手段を備え、
    当該点火流量変更手段は、
    前記媒体温度が上昇した時は、前記点火流量を増大させ、
    前記媒体温度が低下した時は、前記点火流量を減少させるように、前記媒体温度の変化に比例させて変更することを特徴とする請求項3に記載の融雪装置。
  5. 前記熱媒体は不凍液であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の融雪装置。



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