JP4629583B2 - 温度・圧力保護装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアコンの圧縮機などの保護対象機器を温度や圧力の異常から保護する温度・圧力保護装置に関する。
従来のエアコン用冷媒圧縮機においては、異常状態から圧縮機やその駆動装置の破損などを防止するために各種の保護装置が用いられている。例えば自動車用のエアコンに用いられる圧縮機には、冷媒の過熱状態を検知するための温度スイッチが温度保護装置として設けられ、異常な圧力上昇時に冷媒を機外に放出して圧力を低下させるためのリリーフバルブが圧力保護装置として設けられている。
図13は、これら従来の保護装置の取付け例を示している。図13に示すように、圧縮機のハウジング101には取付孔101A、101Bが形成されている。前記取付け孔101Aはハウジング101を貫通しておらず、前記取付孔101Aには、その底面に接触するように温度スイッチ102が配置されている。従って、前記温度スイッチ102は、ハウジング101を通じて前記ハウジング101内の冷媒の温度を検出する。前記温度スイッチ102はコネクタソケット104を介してリード線105と接続されている。前記コネクタソケット104は、ハウジング101にネジ108で固定された保持金具106によって弾性的に保持されている。前記温度スイッチ102は通常は接点機構を閉じており、何らかの原因により冷媒が過熱状態になると接点を開放して電路を遮断する。温度スイッチ102により電路が遮断されると、例えば圧縮機の運転制御装置は圧縮機を停止して過熱の原因を取り除き、冷媒の過熱状態から圧縮機を保護する。
一方、前記取付孔101Bはハウジング101を貫通しており、その内面にはネジ山が設けられている。リリーフバルブ103の外周面にもネジ山が設けられており、前記取付孔101Bにリリーフバルブ103が螺合されている。前記取付孔101Bとリリーフバルブ103との間はパッキン107によって気密性が保たれている。前記リリーフバルブ103は、その圧力検出部(図示せず)がハウジング101内の冷媒の圧力を直接的に受けるように構成されている。前記リリーフバルブ103は通常の圧力状態ではバルブ(図示せず)を閉じており、圧力が規定値を超える異常状態になるとバルブを開放してハウジング101内の冷媒を放出する。これにより、ハウジング101や配管などを冷媒の異常圧力による破壊から保護する。
上記した温度保護装置及び圧力保護装置は、それぞれ特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特許第2873357号公報 特開平9−60588号公報
上記した温度保護装置及び圧力保護装置は両方使用されることが好ましい。しかし、保護装置の取付位置に制約があること、また、取付け作業に手間がかかること等の理由から、どちらか一方の保護装置だけが使用されている場合が多い。
本発明の目的は、保護対象機器に簡単に取付けることができる温度・圧力保護装置を提供することである。
本発明の温度・圧力保護装置は、保護対象機器の圧力により直接的に動作される1個のリリーフバルブ機構と、接点を収容する密閉容器及び前記密閉容器の外部に突出する端子を有する1個の温度スイッチ機構と、前記リリーフバルブ機構及び前記温度スイッチ機構を保持し前記保護対象機器に対して気密に取付けられる1個の取付部材と、前記保護対象機器の圧力を逃がすための少なくとも1個の逃がし孔とを備え、前記リリーフバルブ機構は、通常の圧力状態のときに前記逃がし孔の一つを気密に塞ぐ弁体を備えていることを特徴とする。
本発明の温度・圧力保護装置は、温度スイッチ機構とリリーフバルブ機構とを取付部材に取付けて一体化したため、取り扱い作業及び保護対象機器への取付作業が容易になる。また、部品点数や製造工程の削減を図ることができる。
発明の第1の実施例を示す温度・圧力保護装置の全体構成を示す斜視 度・圧力保護装置の縦断面 度・圧力保護装置を圧縮機のケーシングに取り付けた状態を示す縦断面 発明の第2の実施例を示す図1相当 2相当 発明の第3の実施例を示す図1相当 2相当 度・圧力保護装置を圧縮機のケーシングに取り付けた状態を示す縦断面 発明の第4の実施例を示す図1相当 2相当 発明の第5の実施例を示す図6相当 7相当 来の温度保護装置及び圧力保護装置を圧縮機のケーシングに取り付けた状態を示す縦断面図
符号の説明
1,11,21,31,41は温度・圧力保護装置、2,12は金属板(取付部材)、2Dは小径部(逃がし孔)、2F,12Fは貫通孔、3,13,23,34,43はリリーフバルブ機構(圧力保護装置)、3B,13C,23A,34A,43Aは弁体、4,14,25,33,44は温度スイッチ機構(温度保護装置)、4Aは導電端子ピン(端子)、12E,22C,32A,42Cは圧力導入口(逃がし孔)、14Aは端子、22,32,42は収納容器(取付部材)、42Dは貫通孔、25Dは導電端子、201,301は圧縮機ハウジング(保護対象機器)を示す。
(第1の実施例)
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1ないし図3は本発明の第1の実施例を示している。図1及び図2に示すように、本実施例に係る温度・圧力保護装置1(以下、単に「保護装置1」と記する)は取付部材としての円形の金属板2に、圧力保護装置としてのリリーフバルブ機構3及び温度保護装置としての温度スイッチ機構4を一体的に取り付けることにより構成されている。
前記リリーフバルブ機構3は、軸3A、軸3Aの両端に固定された弁体3B及びストッパー3D、前記弁体3Bの両端面のうち軸3Aとの接続面に配置されたパッキン3Cを備えて構成されている。また、前記温度スイッチ機構4は、2本の導電端子ピン4Aと、バイメタル等の熱応動板及び前記導電端子ピン4Aに接続された接点機構(いずれも図示せず)を収容する金属製の容器4Bとから構成されている。
前記金属板2は二枚の金属製の円板2A及び2Bを張り合わせることにより構成されており、前記金属板2の外周部には溝2Cが形成されている。前記金属板2には小径部2D(逃がし孔に相当)及びテーパー状の大径部2Eが設けられている。前記小径部2Dにはリリーフバルブ機構3の軸3Aが挿通され、前記大径部2Eには弁体3B及びパッキン3Cが配置されている。通常は、前記パッキン3Cにより小径部2Dと軸3Aとの間の隙間は塞がれている。軸3Aのうちストッパー3Dと円板2Bとの間にはコイルバネ3Eが挿通されており、前記コイルばね3Eによって弁体3Bは大径部2Eの内面に密着されている。このとき、前記弁体3Bによってパッキン3Cは小径部2Dを密閉するのに充分な力で押圧される。しかも、大径部2Eの内径寸法が小径部2Dに向かって徐々に小さくなっており、弁体3Bのパッキン3Cに対する押圧力が、パッキン3Cの弾性限界を超えないように構成されている。前記リリーフバルブ機構3は、小径部2D,大径部2E,弁体3B,パッキン3C,コイルバネ3Eから構成されている。
また、前記金属板2には2個の貫通孔2Fが設けられている。前記貫通孔2Fには、前記温度スイッチ機構4の導電端子ピン4Aがガラスなどの電気絶縁性材料5を介してそれぞれ挿通されている。前記電気絶縁材料5により前記貫通孔2Fと導電端子ピン4Aとの間は気密に塞がれていると共に導電端子ピン4Aと金属板2とは電気的に絶縁されている。前記温度スイッチ機構4の容器4Bの開口端には前記金属板2が突合せ溶接などの方法で気密に固定されている。即ち、前記容器4B及び金属板2から密閉容器が構成されている。前記密閉容器内には不活性ガスなどの気体が封入されており、これにより容器4B内の接点の汚損が防止されるようになっている。前記温度スイッチ機構4は、熱応動板が周囲の温度に感応して湾曲したり元の形状に戻ったりすることに連動して接点機構が電路を開閉する。
次に、上記した保護装置1の保護対象機器への取付け構造について図3を参照しながら説明する。図3は、保護対象機器としての圧縮機に保護装置1を取付けた例を示している。前記圧縮機のハウジング201には保護装置1を取り付けるための貫通孔が設けられている。前記貫通孔は、ハウジング201の外周部に位置する大径部201Aと前記ハウジング201の内周部に位置する小径部201Bとから構成されている。前記保護装置1は、大径部201Aと小径部201Bとの段差に金属板2を当接させるようにして前記貫通孔内に配置されている。このとき、導電端子ピン4Aはハウジング201の外周部に位置している。
前記金属板2の周縁部に設けられた溝2Cには環状のパッキン202が配置されており、前記パッキン202により貫通孔と保護装置1との間の気密性が保持されている。また、貫通孔から保護装置1が脱落しないように、金属板2は係止用のスナップリング203で押さえられている。前記スナップリング203は、例えばC字型のリングなどが用いられている。前記導電端子ピン4Aはコネクタソケット204を介してリード線205と接続されている。前記リード線205は、圧縮機の制御回路(図示せず)に接続されている。
ハウジング201の内部は冷媒通路201Cになっており、保護装置1のうちリリーフバルブ機構3の軸3A,ストッパー3D,コイルバネ3E、温度スイッチ機構4の容器4Bは前記冷媒通路201に露出されている。このため、リリーフバルブ機構3は冷媒の圧力を直接的に検知することができ、冷媒圧力が異常に上昇した場合にはリリーフバルブ機構3が動作して小径部2Dと軸3Aとの間の隙間から冷媒を放出する。また、温度スイッチ機構4は冷媒の温度を直接的に検知することができ、冷媒温度が異常に上昇した時には接点機構が動作して電路を遮断する。しかも、温度スイッチ機構4の容器4Bは金属板2によって密閉されているため、前記容器4Bが冷媒にさらされても内部の接点機構は汚損されることはなく、長期に亘って安定した動作をすることができる。
このように本実施例では、温度スイッチ機構4とリリーフバルブ機構3とを一体化して温度・圧力保護装置1を構成したことにより、保護装置1の取扱いや保護対象機器への取付作業が容易になる。また、保護対象機器への保護装置1の取付け作業の工程数が減少することにより、製造コストを下げることが可能になる。
(第2の実施例)
図4及び図5は本発明の第2の実施例を示している。第2の実施例に係る温度・圧力保護装置11は、リリーフバルブ機構13及び温度スイッチ機構14を備えている。前記リリーフバルブ機構13は、取付部材としての金属板12に一体的に設けられた円筒状の金属容器13A内に収められている。前記容器13Aには通気孔13Bが形成されている。金属板12は2枚の金属製の円板12A及び12Bを張り合わせることにより構成されており、前記金属板2の外周部には溝12Cが形成されている。
前記金属板12のうち円板12Aには前記容器13Aとほぼ同じ内径寸法を有する円筒孔12Dが形成されており、円板12Bには前記円筒孔12Dと連通する圧力導入口12Eが形成されている。前記圧力導入口12E及び前記通気孔13Bは、それぞれ本発明の逃がし孔に相当する。容器13Aの中には弁体13C、前記弁体13Cを押さえるためのコイルバネ13Dが収容されている。前記容器13Aの開口端は、円板12Aのうち円筒孔12Dの周縁部に固定されており、このとき、弁体13Cは圧力導入口12Eを塞ぐように円筒孔12D内に配置される。弁体13Cのうち圧力導入口12Eに接する部分にはゴムなどの弾性体によるパッキン13Eが取付けられており、通常時は、前記パッキン13Eにより圧力導入口12Eは気密に塞がれている。本実施例では、圧力導入口12Eのうちパッキン13Eが接する部分の開口縁が少し突出している。これにより、弁体13Cの端面が円板12Bに当接すると、パッキン13Eは適切な力で圧力導入口12Eの開口縁に当接する。本実施例のリリーフバルブ機構13は、容器13A,圧力導入口12E及び通気孔13B,弁体13C,パッキン13E,コイルバネ13Dから構成されている。
一方、前記温度スイッチ機構14は2本の端子14Aと、前記端子14Aに接続された接点機構(図示せず)などを収容する密閉容器14Cとを備えて構成されている。
前記金属板12には2個の貫通孔12F,12Fが形成されており、前記貫通孔12Fには2本の導電端子ピン15がガラスなどの電気絶縁性材料16によりそれぞれ気密に固定されている。前記導電端子ピン15の一端部には、前記温度スイッチ機構14の端子14Aが接続端子14Bを介して電気的に接続されている。なお、前記接続端子14Bは、端子14A及び導電端子ピン15に固定されている。
保護対象機器である圧縮機に対する上記保護装置11の取付け構造や異常時の動作は第1の実施例とほぼ同じであるため詳細な説明は省略する。
本実施例の保護装置11では、リリーフバルブ機構13及び導電端子ピン15を金属板12に取付けた後、前記導電端子ピン15に温度スイッチ機構14を取り付けることにより両機構13,14が一体化される。このため、温度スイッチ機構14の取扱いが容易になる。
また、温度スイッチ機構14と金属板12とが直接的に接触しないため、温度スイッチ機構14は金属板12からの熱伝導による影響や圧縮機の周囲温度の影響を受けにくい。このため、冷媒温度の異常を正確且つ迅速に検出することができる。
(第3の実施例)
図6ないし図8は本発明の第3の実施例を示している。図6及び図7に示すように、本実施例に係る温度・圧力保護装置21は、取付部材としての収納容器22内にリリーフバルブ機構23を構成する弁体23Aやバネ24A等及び温度スイッチ機構25が収容されて構成されている。前記収納容器22は、例えば真ちゅうなどの金属から構成されており、有底円筒状の螺合部22Aとその上部に位置する六角ボルト形状の取付部22Bとを有している。前記螺合部22Aの外周面には雄ネジが切られており、前記螺合部22Aの底面には圧力導入口22C(逃がし孔に相当)が形成されている。
温度スイッチ機構25は、蓋板25Aと金属容器25Bとからなる密閉容器、前記密閉容器内に収容された接点機構(図示せず)、前記蓋板25Aの上部に突出する導電端子25Dを有している。温度スイッチ機構25は、前記金属容器25Bが螺合部22A内に、蓋板25Aが取付部22B内に位置するように収納容器22内に配置されている。前記蓋板25Aは、取付部22Bから脱落しないようにスナップリング26によって係止されている。前記蓋板25Aにはリリーフバルブ機構23の動作時に冷媒を放出するための貫通孔25Cが設けられている。
前記リリーフバルブ機構23の弁体23Aはパッキン23Bを有しており、前記パッキン23Bが前記圧力導入口22Cを塞ぐように螺合部22A内に弁体23Aが配置されている。バネ24は弁体23Aと蓋板25Aとの間に配置されており、前記バネ24により弁体23Aは圧力導入口22Cに押しつけられている。第2の実施例と同様に、圧力導入口22Cの開口縁は少し突出しており、弁体23Aはストッパーとして機能しており、パッキン23Bは適切な押圧力で前記圧力導入口22Cに当接するように構成されている。
温度スイッチ機構25には接続端子27A及びリード線28を有するコネクタソケット27が装着されている。蓋板25Aの上部には導電端子25Dが突出しており、接続端子27Aを介して導電端子25Dとリード線28とが接続される。コネクタソケット27には蓋板25Aの貫通孔25Cと連通する貫通孔27Bが設けられており、リリーフバルブ機構23の動作時には圧力導入口22C及び前記貫通孔25C,27Bを介して保護対象機器内の冷媒が放出される。つまり、本実施例では、圧力導入口22C,貫通孔25C,27Bが逃がし孔に相当する。また、リリーフバルブ機構23は、収納容器22、弁体23A、パッキン23B、バネ24、圧力導入口22C、貫通孔25C,27Bから構成される。
次に、上記した保護装置21の保護対象機器への取付け構造について図8を参照しながら説明する。図8は、保護対象機器としての圧縮機に保護装置21を取付けた例を示している。前記圧縮機のハウジング301は、その内部が冷媒通路301Aとなっている。ハウジング301には、内面に雌ネジが切られた取付孔301Bが形成されており、前記取付孔301Bに収納容器22の螺合部22Aをねじ込むことにより、保護装置21はハウジング301に固定されている。このとき、ハウジング301と収納容器22との間にはOリングなどのパッキン302が配置され、取付孔301Bからの冷媒の漏洩を防いでいる。
保護装置21がハウジング301に固定された後、コネクタソケット27が前記保護装置21に取り付けられる。これにより、温度スイッチ機構25はリード線28と接続され、圧縮機の制御回路(図示せず)に対する温度スイッチ機構25の検出信号の入力が可能になる。
上記実施例においては、リリーフバルブ機構23及び温度スイッチ機構25を完全に一体化することにより保護装置21を構成したため、前記保護装置21の取扱いが容易になる。また、保護装置21の収納容器22自身に雄ネジを設けると共にハウジング301の取付孔301Bの内面に雌ネジを設け、前記雄ネジと前記雌ネジとの螺合により保護装置21がハウジング301を固定する構成を採用したため、保護装置21のハウジング301に対する取り付け作業が容易になる。
(第4の実施例)
図9及び図10は本発明の第4の実施例を示している。本実施例に係る温度・圧力保護装置31は深絞り加工された金属製の収納容器32(取付部材に相当)の内部に温度スイッチ機構33及びリリーフバルブ機構34を構成する弁体34A及びバネ35等を収容して構成されている。前記温度スイッチ機構33は、金属性の蓋板33A及び金属製の容器33Bからなる密閉容器内に接点機構(図示せず)等を収容した構成となっている。前記蓋板33Aには貫通孔33Cが形成されている。前記収納容器32は有底円筒状の容器であり、開口端には温度スイッチ機構33の蓋板33Aが固着されている。このとき、容器33Bは収納容器32内に位置している。
前記リリーフバルブ機構34の弁体34Aはパッキン34Bを有している。前記収納容器32の底部には圧力導入口32Aが形成されており、前記パッキン34Bによって前記圧力導入口32Aが塞がれるように前記収納容器32内に弁体34Aが配置されている。弁体34Aと蓋板33Aとの間にはバネ35が配置されており、前記バネ35によって弁体34Aは収納容器32の底部に弾性的に押しつけられている。パッキン34Bは、圧力導入口32Aを通じて所定の圧力を受けるまでは前記圧力導入口32Aの気密性を保持するように弁体34Aによって適切な押圧力で圧力導入口32Aに当接されている。
温度スイッチ機構33の蓋板33Aの上部にはリード線37を有するコネクタソケット36が取り付けられている。前記リード線37と温度スイッチ機構33とは電気的に接続されている。コネクタソケット36には貫通孔36Aが形成されており、温度スイッチ機構33の蓋板33Aが有する貫通孔33Cと共に収納容器32内と外部とを連通させている。本実施例においては、前記圧力導入口32A,貫通孔33C,36Aが逃がし孔に相当する。また、リリーフバルブ機構34は、収納容器32、弁体34A、パッキン34B、バネ35、圧力導入口32A、貫通孔33C,36Aから構成される。
上記構成の保護装置31は、保護対象機器としての圧縮機のハウジングに穿たれた取付孔(いずれも図示せず)に対して次のように取付けられる。即ち、収納容器32を取付孔に挿入すると共に前記取付孔から脱落しないようにコネクタソケット36の上面からスナップリング(図示せず)等で押さえ付ける。このとき、Oリングなどのパッキン(図示せず)により取付孔と収納容器32との間は気密に塞がれ、冷媒の漏洩が防止される。
このように、本実施例によれば、収納容器32をネジ加工しない深絞り容器としたことにより製造コストが比較的安価になる。また、収納容器をネジ加工したものよりも収納容器32の板厚を薄くすることができ、保護装置31全体の小型化を図ることができる。
(第5の実施例)
図11及び12は本発明の第5の実施例を示している。本実施例に係る温度・圧力保護装置41は第3の実施例とほぼ同じ構成を有しており、真ちゅうなどの金属からなる収納容器42(取付部材に相当)内にリリーフバルブ機構43を構成する弁体43A及びバネ47等及び温度スイッチ機構44が収容されて構成されている。前記収納容器42は、外周面に雄ネジが切られた螺合部42Aと六角ボルト形状の取付部42Bとを有しており、その底面には圧力導入口42Cが形成されている。リリーフバルブ機構43の弁体43Aはパッキン43Bを有しており、前記パッキン43Bにより前記圧力導入口42Cが塞がれるように前記容器42内に弁体43Aが配置されている。
収納容器42内の上部には温度スイッチ機構44がクラスタソケット45とともに配置され、スナップリング46で固定されている。温度スイッチ機構44の下部には座金48が配置されており、前記座金48と弁体43Aとの間にバネ47が配置されている。前記パッキン43Bが圧力導入口42Cに適切な押圧力で当接するように、前記弁体43はバネ47によって収納容器42内の底部に押圧されている。本実施例では、収納容器42の取付部42Bの側部に貫通孔42Dが形成されており、リリーフバルブ機構43の動作時には、圧力導入口42C,貫通孔42Dを通して冷媒が放出される。つまり、本実施例では、圧力導入口42C,貫通孔42Dが逃がし孔に相当する。また、リリーフバルブ機構43は、収納容器42、弁体43A、パッキン43B、バネ47、圧力導入口42C、貫通孔42Dから構成される。
前記保護装置41は、第3の実施例と同様に圧縮機のハウジングに設けられた取付孔に収納容器42をねじ込むことにより固定される。このとき、収納容器42の取付部42Bはハウジングの外部に位置するため、貫通孔42Dが塞がれることはない。従って、圧縮機のハウジング内の圧力が異常に上昇してリリーフバルブ機構43が動作したときに、前記貫通孔42Dからハウジング内の冷媒を確実に放出することができる。また、冷媒を放出するための貫通孔42Dを温度スイッチ機構の蓋板ではなく収納容器42に設けたことにより、温度スイッチ機構の直径を小さくでき、これに伴い、保護装置41全体の直径も小さく抑えることができる。
(その他の実施例)
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
第2の実施例に示すリリーフバルブ機構13の容器13Aを金属板12の下面に取付け、容器13Aに設けられた通気孔13Bをパッキン13Eが塞ぐように弁体13Cを容器13A内に配置しても良い。この場合、リリーフバルブ機構13及び温度スイッチ機構14のいずれもが保護対象機器である圧縮機のハウジング内に位置するように前記ハウジングに対して金属板12は取付けられる。そして、リリーフバルブ機構13の動作時には、通気孔13B及び圧力導入口12Eを介して圧縮機内の冷媒が放出される。
第3の実施例では、温度スイッチ機構25の蓋板25Aをスナップリング26で押え付けて固定した後、前記蓋板25Aにコネクタソケット27を装着するように構成したが、蓋板25Aにコネクタソケット27を装着した後、温度スイッチ機構25及びコネクタソケット27を収納容器22に収容し、その後、コネクタソケット27のフランジをスナップリングで押さえ付けて固定するようにしても良い。
以上のように、本発明に係る温度・圧力保護装置は、温度保護装置と圧力保護装置を一体化したことにより、保護対象機器に対する取付部位を一箇所にまとめることができるため、複数の取付場所を確保することが困難な例えば小形の保護対象機器の温度上昇、圧力異常に対する保護装置として有用である。

Claims (8)

  1. 保護対象機器の圧力により直接的に動作される1個のリリーフバルブ機構(3;13;23;34;43)と、接点を収容する密閉容器及び前記密閉容器の外部に突出する端子を有する1個の温度スイッチ機構(4;14;25;33;44)とを備えた温度・圧力保護装置(1;11;21;31;41)において、
    前記リリーフバルブ機構は、保護対象機器の圧力を外部に逃がすための少なくとも1個の逃がし孔(2D;12E,13B;22C,25C,27B;32A,33C,36A;42C,42D)と、通常の圧力状態のときに前記逃がし孔の一つ(2D;12E;22C;32A;42C)を気密に塞ぐ弁体(3B,13C,23A,34A,43A)とを備えて構成され、
    前記リリーフバルブ機構及び前記温度スイッチ機構を保持し、前記保護対象機器に対して気密に取付けられる1個の取付部材(2;12;22;32;42)を有することを特徴とする温度・圧力保護装置
  2. 請求項1の温度・圧力保護装置において、
    前記逃がし孔の一つ(2D;12E;22C;32A;42C)は前記取付部材(2;12;22;32;42)に設けられ、
    前記弁体(3B,13C,23A,34A,43A)は、前記取付部材に設けられた逃がし孔を気密に塞ぐように構成されていることを特徴とする温度・圧力保護装置
  3. 請求項1の温度・圧力保護装置において、
    前記取付部材は複数の貫通孔(2F;12F)と前記逃がし孔の一つ(2D;12E)を有する円形の金属板(2;12)から構成され、
    前記リリーフバルブ機構(3;13)は、前記弁体(3B,13C)が前記金属板に設けられた逃がし孔を気密に塞ぐように前記金属板に取付けられ、
    前記貫通孔(2F;12F)には、前記温度スイッチ機構(4;14)の端子が電気絶縁材料(5;16)を介して気密に固定されていることを特徴とする温度・圧力保護装置
  4. 請求項2の温度・圧力保護装置において、
    前記取付部材は複数の貫通孔(2F;12F)と前記逃がし孔の一つ(2D;12E)を有する円形の金属板(2,12)から構成され、
    前記リリーフバルブ機構(3;13)は、前記弁体(3B,13C)が前記金属板に設けられた逃がし孔を気密に塞ぐように前記金属板に取付けられ、
    前記貫通孔(2F;12F)には、前記温度スイッチ機構(4;14)の端子が電気絶縁材料(5;16)を介して気密に固定されていることを特徴とする温度・圧力保護装置
  5. 請求項3の温度・圧力保護装置において、
    前記金属板(2)は、前記温度スイッチ機構(4)の密閉容器の一部を構成することを特徴とする温度・圧力保護装置
  6. 請求項4の温度・圧力保護装置において、
    前記金属板(2)は、前記温度スイッチ機構(4)の密閉容器の一部を構成することを特徴とする温度・圧力保護装置
  7. 請求項1の温度圧力保護装置において、
    前記取付部材は筒形の容器(22;32;42)から構成され、
    前記筒型容器の内部に前記温度スイッチ機構(25;33;44)の密閉容器及び前記リリーフバルブ機構(23;34;43)が収納されていることを特徴とする温度・圧力保護装置
  8. 請求項2の温度圧力保護装置において、
    前記取付部材は筒形の容器(22;32;42)から構成され、
    前記筒型容器の内部に前記温度スイッチ機構(25;33;44)の密閉容器及び前記リリーフバルブ機構(23;34;43)が収納されていることを特徴とする温度・圧力保護装置
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