JP4629242B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄熱システム及び空調システムに係り、製氷機により氷を作ってそれを製氷面からはぎとりながら水槽に投げ込んで蓄熱するダイナミック型の氷蓄熱システム及び該氷蓄熱システムを用いた空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明に関連ある公知例としては、例えば特開平4−45336号公報記載の技術がある。図11を参照して、従来の技術における蓄熱システムを説明する。図11は、従来の技術における蓄熱システムの基本構成図である。図示の如く、蓄熱システムは、氷5を製氷機1の製氷板2から適宜はぎとりながら、水槽17に投入して蓄熱するダイナミック型氷蓄熱システムである。
【0003】
製氷機1は、製氷板2と水4を収納する受け皿3とから構成されている。この製氷機1には、氷5を搬送するダクト6が付いている。水槽17の上面は、床30で覆われ、該床30に設けた開口穴30aに前記ダクト6が挿入されている。
【0004】
また、水槽17には、該水槽17内の水4をファンコイルユニット22の熱交換器23に送水するための、パイプ20と、該パイプ20に接続されるポンプ19と、該ポンプ19に接続され、前記熱交換器23の入口と接続される配管21とが設けられている。さらに、前記熱交換器23の出口には、該出口と接続される配管24と、該配管24に水量調整用のバルブ27を介して接続され、前記水槽17に挿入されている配管25とが設けられている。
【0005】
上記構成の蓄熱システムの動作を説明する。
氷蓄熱操作時は、水槽17内の水4がポンプ14により配管15を介して受皿3に供給され、前記水4が受皿3から製氷板2に散水され、散水された水4が製氷板2上で製氷され、該製氷板2上から剥ぎ取られた氷(氷粒子という)5はダクト6により前記水槽17に投入され、前記水4と氷粒子5が一緒に水槽17内に貯蔵される。このような氷蓄熱操作は、割安な深夜電力を利用して夜間に行なわれる。
【0006】
冷房操作時は、冷水4が、ポンプ19を駆動することにより、配管20から吸い込まれ、配管21を介して熱交換器23に導入されて冷熱を放熱し、その後パイプ24、バルブ27、パイプ25を介して水槽17に戻される。この時の流水量は、ポンプ19の回転数と、バルブ27の開度を変えて制御される。
【0007】
冷房操作は、昼間の電力需要の大きい時間帯に、水槽17に貯えられた氷粒子5を解氷して、この冷熱を前記水槽17の2次側に設けたファンコイルユニット22に送水して行なわれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
電力需要のピークは、昼間の12.00〜16.00時の間に存在し、この時間帯に夜間電力を用いて作った氷を解氷してその冷熱を空調に利用し、空調用の冷凍機及び製氷機は停止することが望まれている。すなわち、この時間帯までは水槽17内の氷粒子5は解氷しないのがよい。しかし、図11に示す水4と氷粒子5とを貯蔵する水槽17と製氷機1から成るシステムでは、午前中(例えば8.00〜12.00時)の時間帯に前記氷粒子5を解氷しないようにして、製氷機1の冷水製造運転による冷水(約5℃以下)がポンプ19を介してファンコイルユニット22に輸送して空調することはできない。
【0009】
夜間の製氷運転時では、製氷機1内の冷媒の蒸発温度を−7℃〜−10℃程度にして氷5を作る運転に設定するのに対して、昼間の冷水製造運転時では、冷媒の蒸発温度を+2℃程度にしてポンプ14(図11参照)を駆動してパイプ15を介して製氷板2の上部に設けた受皿3に水槽17内の水4を供給し、受皿3から製氷板2に散水して、該散水した水4を+5℃〜+7℃の冷水に変えて水槽17に送る操作をする。
【0010】
上記のような操作が行なわれる理由は、製氷機1の蒸発温度を上げて冷凍機(図示せず)の成績係数の高い運転を行ない、昼間における割引率の少ない電力消費量をできるだけ少なくするためである。しかしながら、図11のシステムにおいては、午前中に冷水製造運転を行なうと、+5℃〜+7℃の冷水が氷粒子5の周りに流入するため、氷粒子5が解け出してしまうことになり、12.00〜16.00のピークカット時間帯まで十分な氷粒子5を貯蔵できないという問題点がある。
【0011】
図12を参照して、空調運転時の熱負荷の時刻変化を説明する。図12は、深堀り式ピークカット運転における時刻−負荷曲線説明図である。これは、いわゆる深堀り式ピークカット運転といわれ、電力ピーク時に集中して冷凍機の停止量を多くするものである。熱負荷をQとすると、昼間の12.00〜16.00までの間に前記熱負荷Qのピークが存在するが、この時間帯には冷凍機を停止し(図示の斜線ハッチ部分)、その代りとして夜間に水槽17に貯蔵した氷粒子5を解氷して、この冷熱(図示の点ハッチ部分)をファンコイルユニット22に送って冷房する。昼間の12.00〜16.00までは、電力料金の割引率が極めて大きく、この深堀り式ピークカット運転は有効である。しかし、図11の構成においては、8.00〜12.00において氷粒子5が解氷するので、12.00〜16.00の間に用いる冷熱が少なくなり、ピークカット量は不十分となり、この斜線ハッチ部に示すような深掘り式ピークカット運転は完全にできない。
【0012】
図12に示す運転法は、12.00〜16.00まで空調負荷を完全に停止する深掘り式の運転であるが、図13は、図12の深掘り式ピークカット運転に、スライス部運転を加えた時刻−負荷曲線説明図である。これは、深掘り式ピークカット運転に、スライス部運転を付加し、電力ピークをさらに低くし、契約電力を下げて割引料をさらに多くする運転方式である。この場合には、12.00〜16.00までの間に用いる深掘り式のピークカット運転量以外にスライス部分の電力量が必要となる。このため、夜間に水槽17に貯蔵した氷粒子5を解氷することになる冷熱量(図示の点ハッチ部分)が、図12の深掘り式ピークカット運転の場合より多くなる。図11のシステムでは、図13のスライス部付加運転も勿論十分に行なえない。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る空調システムは、製氷機能および冷水製造機能を有する製氷機と、氷を貯える氷槽と、冷水を貯える水槽と、前記製氷機で作られる氷及び冷水から氷と冷水とに分離する分離部を有し、該分離部で分離された氷を前記氷槽へ移送し、前記分離部で分離された冷水を前記水槽へ移送するダクトとを備えた蓄熱システムを用いて、昼間における製氷機の冷水製造運転によって製造された冷水を水槽に貯え、該水槽に蓄えられた冷水を空調機へ循環させて行う第1の空気調和の制御と、夜間における製氷機の製氷運転によって製造された氷を氷槽に貯え、昼間において該氷槽に貯えられた氷を解氷して得られる冷水を空調機へ循環させて行う第2の空気調和機の製氷運転によって製造された氷を氷槽に貯え、昼間において該氷槽に貯えられた氷を解氷して得られる冷水を空調機へ循環させて行う第2の空気調和の制御とを、独立に行えるように構成したものであり、移送ダクトは氷用と水用に分かれていてもよいものである
【0014】
【発明の実施の形態】
図1乃至図10を参照して、本発明に係る蓄熱システムの実施形態を説明する。
〔実施の形態 1〕
図1は、本発明に係る蓄熱システムの一実施形態の構成図である。本発明の一実施形態における蓄熱システムは、製氷機能以外に冷水製造機能を有する製氷機1と、前記製氷時に製氷機1で作られた氷粒子5と前記冷水製造時に製造された冷水4とを別々の流路で搬送できるようにした搬送部(ダクト)10と、該搬送部(ダクト)10で搬送された前記氷粒子5を蓄える氷槽16及び前記冷水4を蓄える水槽17と、該水槽17に蓄えられている冷水4をポンプ19により供給されて、前記冷水4の持つ冷熱を放熱して冷房するファンコイルユニット22と、前記氷槽16と前記製氷機1の入口とを接続し、且つポンプ14が配設されている配管15及び前記水槽17に接続される配管20と、該配管20にポンプ19を介して接続されると共に、前記ファンコイルユニット22の入口に接続される配管21と、前記ファンコイルユニット22の出口に接続される配管24と、該配管24にバルブ27を介して接続され、且つ前記水槽17に挿入される配管25と、前記配管24にバルブ28を介して分岐、且つ接続され、前記氷槽16に挿入される配管26とから構成されている。
【0015】
製氷機1は、水4を収納する受皿3と複数枚の製氷板2を筐体1a内に設けて構成される。氷槽16からポンプ14によりパイプ15を介して供給される水4を収納する受皿3は、該受皿3の下部には多数の小穴(図示せず)が設けられ、該小穴より冷水4が落下して散水される表面を有する製氷板2とが内設されている。この受皿3は網や格子で作っても差し支えない。前記製氷板2は複数枚設けられ、前記冷水4がこの複数枚の製氷板2全体に一様な流下液膜流となって流れ落ちるようになっている。
【0016】
前記氷槽16及び水槽17は、一体的に構成されており、その上面が連続した床30で覆われており、前記氷槽16と水槽17との内部は仕切壁31で区切られている。前記氷槽16の床30上には搬送部10を挿入する開口穴30aが設けられており、仕切壁31には前記氷槽16と水槽17とを連通する連通穴31−aが設けられている。
【0017】
搬送部10を、図1及び図2を参照して説明する。図2は、図1の蓄熱システムにおける搬送部のA−A′断面図である。
前記搬送部10は、製氷機1の筐体1aの一面に設けられた開口面部に接続されており、該開口面部との接続部の反対側は、氷槽16の床30上に穿設されている開口穴30aに挿入されている。前記搬送部10は、その断面を上側ダクト板6−d及び左側板6−b,右側板6−a並びに下側ダクト板6−eの4枚の板で矩形状を形成し、中板6−cにより区切られる上側ダクト空間7を有する上側ダクト部6と、下側ダクト空間9を有する下側ダクト部6とからなっている。
【0018】
前記中板6−cには、前記氷粒子5と冷水4とを分離すると共に、該冷水4を前記下側ダクト空間9に流下させる目皿部(分離部)11が設けられている。なお、図2で説明した搬送部10の断面は、矩形状となっているが、図3に示すように、上側ダクト部6と下側ダクト部8とからなる丸状形状の断面を有するものであっても差し支えない。図3は、図2の搬送部における変形例の断面図である。
【0019】
下側ダクト空間9の下方は、該下側ダクト空間9を開放・閉塞するダンパー13と、目皿部11(分離部)より流下してきた冷水4を受ける水受12と、該水受12から水槽17へ前記流下してきた冷水4を流す搬送パイプ18が延設されている。該搬送パイプ18は、氷槽16と水槽17との間に設けられた仕切壁31の挿通穴31−aに挿入され、搬送部10と前記水槽17とを連通させている。前記挿通穴31−aは、その径を前記搬送パイプ18の径から大きくしてあり、前記氷槽16と水槽17との間の水位に差が生じた場合には、前記挿通穴31−aを通じて冷水4が移動するようになっている。
【0020】
ファンコイルユニット22は、その内部に冷熱を放熱し、空気と熱交換して冷風をつくる熱交換器23を有している。該熱交換器23の給水系は、水槽17の水4を送水するための、該水槽17に接続される送水用のパイプ20と、該パイプ20に接続される送水用のポンプ19と、該ポンプ19の出口に接続され、且つ当該熱交換器23の給水入口と接続されるパイプ21とから構成される。この給水系により、前記熱交換器23に水槽17の冷水4が給水される。
【0021】
前記熱交換器23の排水系は、前記空気と熱交換後によって暖められた冷水4を排水するための、前記熱交換器24の出口に接続されるパイプ24と、該パイプ24と接続されるバルブ27及び28と、該バルブ27及び28にそれぞれ接続され、且つ氷槽16及び水槽17にそれぞれ挿入されるパイプ26,25とからなっている。この給水系により、暖められた冷水4がそれぞれ氷槽16及び水槽17に戻されるようになっている。
【0022】
次に、蓄熱システムの動作を説明する。
製氷板2内には別置の冷凍機(図示せず)より低温度の冷媒が流され、製氷板2の温度は、−5℃〜−10℃の範囲に低下する。このため、製氷板2の表面に流れる冷水4は、除々に低温度になり、該冷水4の表面は氷結するようになる。適当な厚さに氷結したならば、前記冷凍機より低温冷媒の供給をバルブ(図示せず)が閉じることにより停止する。
【0023】
一方、冷凍機の凝縮器の高温冷媒側バルブ(いずれも図示せず)を開けて、高温蒸気を製氷板2内に供給する。これによって、製氷板2の表面は、+1〜+2℃に上昇し、その表面に付いている氷5は下方部に落下する。落下すると同時に氷5は、破砕され、適当な大きさの氷粒子5になる。この氷粒子5は搬送部10の上側ダクト部6内を通って下方部に移動し、流水と共に、氷槽16内に落下する。このような蓄熱操作は、割安な深夜電力を利用できる夜間に行なわれる。
【0024】
この夜間の蓄熱操作時には、下側ダクト空間9に設けてあるダンパー13は、閉塞されている。そのため、前記下側ダクト空間9が解氷して流水となった冷水4で一杯となるので流れない。前記氷粒子5が、前記流水と共に、搬送部10の中板6−cの上部を流下し、さらに、目皿部11の上部を滑って氷槽16内に落下する。このような操作により、夜間には前記氷槽16内に所望量の氷粒子5が貯えられる。
【0025】
図4を参照して、昼間の放熱操作の状態を説明する。図4は、図1の蓄熱システムにおける冷水運転時の構成図である。図4において、昼間の放熱操作のうち、8.00〜12.00までは冷水製造運転を行ない、12.00〜16.00までのピークカットによる割引料が大きい時間帯は、氷槽16内の氷粒子5を解氷して運転し、16.00時以後は再び冷水製造運転で行なうのが得策である。このため、少なくとも8.00〜12.00までは製氷機1の蒸発温度を、+2℃程度に上げて成績係数の高い運転をして+5℃〜+7℃の冷水4の製造運転をする。
【0026】
この昼間の放熱操作時には、下側ダクト空間9に設けてあるダンパー13を開放し、暖められた冷水4を戻すパイプ24と接続されるバルブ28が閉じられ、該バルブ28に接続され、氷槽16に挿入されるパイプ26には、前記暖められた冷水4が流れないようになっている。この製造された冷水4は、ダクト6の上側ダクト空間7−目皿部11−下側空間9−開放されているダンパー13−水受12−パイプ18を通り、水槽17に導入される。したがって、氷粒子5に影響がなく、融かさないようにできる。水槽17内の冷水4は、ポンプ19を駆動することにより、パイプ20−パイプ21を経てファンコイルユニット22の熱交換器23に導入され、その後、熱交換器23の出口からパイプ24−バルブ27−パイプ25を介して水槽17内に戻され、冷水4が循環される。
【0027】
パイプ25から戻る暖められた冷水4は、氷槽16と水槽17とが仕切壁31によって仕切ってあるので、前記氷槽16内に入らず、したがって、氷槽16内の氷粒子5は融けない。しかし、前記水4は、氷槽16と水槽17との水面に差が生じた場合には仕切壁31に設けた挿通穴31−aを通じて移動するので、氷槽16の氷粒子5の一部は融ける場合もあるが、それはわずかである。
【0028】
一方、電力ピークの12.00〜16.00時の間は、パイプ25に接続されているバルブ27は閉じ、パイプ26に接続されているバルブ28を開き、暖められて戻る冷水4を、パイプ24−バルブ28−パイプ26から氷槽16に戻して、氷粒子5が融かされる。該氷粒子5を融かした冷水4は、挿通穴31−aを通り、水槽17を経て、配管20−ポンプ19−配管21を経てファンコイルユニット22の熱交換器23内に供給される。16.00時以後は前述した8.00〜12.00の運転法に戻す。これにより、図12に示すようなピークカット運転ができる。
【0029】
さらに、図13のスライス部を付加したスライス運転をピークカット運転に加える場合には、夜間にスライス運転の分だけ、氷粒子5を多く製造しておき、8.00〜12.00時と16.00時以後の所定期間まではバルブ27及びバルブ28の両方を開き、この時間帯にも氷槽16内の氷粒子5の一部を融解しながら空調し、一方、冷凍機の冷水製造運転も行なわれる。この場合には、氷粒子5の一部を融かすので、冷水製造運転に用いる冷凍機の運転量(台数または稼動率を抑制)を下げた運転ができる。
【0030】
この運転をする時間帯(少なくとも8.00〜12.00時)には、氷槽16内の氷粒子5が全部融解してはならないので、バルブ28の開度をバルブ27の開度より絞っておくようにするとよい。水槽17の大きさをある程度大きくし、冷水4による冷熱の蓄熱量を大きくしてある場合は、この冷熱を使うことにより空気調和をし、氷槽16に冷水4を戻す配管24と26間に設けてあるバルブ28を閉じ、氷粒子5を融かさない運転もできる。
【0031】
図5を参照して、本実施形態の蓄熱システムの変形例を説明する。図5は、図4の蓄熱システムにおける変形例の構成図である。本変形例は、図4の蓄熱システムとほぼ同様の構成であるが、ファンコイルユニット22への配管系の構成が相違する。該相違点を主として説明する。
【0032】
図4におけるパイプ24,25に設けてあるバルブ28,27を、図5においては一体化して切換弁42として1個で構成し、蓄熱システムを簡素化したものである。また、ファンコイルユニット22の熱交換器23の入口に接続されるパイプ21と、前記熱交換器23の出口に接続されるパイプ24間に熱交換部40を設けて、ファンコイルユニット22側と水槽17側の水系路を分離したものである。前記熱交換部40は一次側の熱交換器40−bと2次側の熱交換部40−aとにより構成されている。このようにすると、水槽17内の水位の変動などに伴なう流水量の変動や熱量の変動が2次側のファンコイルユニット22に直接波及しないという利点がある。
【0033】
上記構成の蓄熱システムの動作を説明する。
ポンプ19を駆動することにより、水槽17内の冷水4は、パイプ20,21を介して熱交換器40−bを通ってパイプ24より切換弁42を介してパイプ25またはパイプ26内を流れる。一方、二次側のファンコイルユニット22の熱交換器23に設けてあるパイプ21−aには新たにポンプ41を設け、このポンプ41を駆動してパイプ内の水4を熱交換器40−aよりパイプ21−aを通して熱交換器23に導入し、その後パイプ24−a,熱交換器40−aに導入をくり返し、冷水4を循環して冷房に供するものである。
【0034】
図6を参照して、本実施形態の他の変形例を説明する。図6は、図4の蓄熱システムにおける他の変形例の構成図である。本変形例は、図4の蓄熱システムとほぼ同様の構成であるが、ポンプ14,パイプ15を省略し、ポンプ19を昼間以外に夜間も利用できるように構成した点が相違する。この相違点の構成を説明する。
【0035】
図6に示す如く、ファンコイルユニット22の熱交換器23の出口に接続されているパイプ24に分岐してパイプ32を設け、該分岐側と反対側の他端を製氷機1の受皿3に接続すると共に、該パイプ32にはバルブ29が設けてある。
【0036】
上記構成の蓄熱システムにおける動作の相違点を主として説明する。
図示する如く、夜間の製氷運転時にはポンプ19を駆動してパイプ20−パイプ21−熱交換器23−パイプ24−バルブ29−パイプ32を介して水槽17内の冷水4を受皿3内に送り、この受皿3より製氷板21に散水して製氷し、氷粒子5と冷水4とを上側ダクト空間7を通して氷槽16内に移送する。このためには、バルブ27とバルブ28と下側ダクト空間9のダンパー13は、閉じた状態にし、バルブ29を開いた状態にする。
【0037】
図7を参照して、図6の蓄熱システムにおける昼間の冷水製造運転による空調動作を説明する。図7は、図6の蓄熱システムにおける冷水製造運転時の空調動作説明図である。昼間の冷水製造運転時には、下側ダクト空間9のダンパー13は開き、夜間の製氷運転時と同様にバルブ27,28は閉じ、バルブ29を開いた状態にする。水槽17内の冷水4は、パイプ20−ポンプ19−パイプ21−熱交換器23−パイプ24−バルブ29−パイプ32を通り、受皿3から製氷板2を流下し、上側ダクト部6の中板6−cと目皿部11を通って水受12−パイプ18を通って水槽17に戻るサイクルを繰り返えさせる。
【0038】
このようにして、製氷機1で製造した冷水4は、ポンプ19を通ってファンコイルユニット22の熱交換器23に送られ、冷房が行なわれることになる。氷槽16内の氷粒子5を融かして昼間冷房を行ないたい時は、バルブ29が閉じられ、バルブ28が開かれ、水槽17内の水がポンプ19−熱交換器23−バルブ28を通り、氷槽16部へ戻せばよい。水槽17内の冷水4の保有する冷熱4のみを利用する場合(たとえば4月,5月等の端境期)には、バルブ28,29を閉じて、バルブ27のみ開き、ポンプ19を駆動して、水槽17内の冷水4を熱交換器23へ送って、パイプ24−バルブ27−パイプ25を通して水槽17内へ戻せばよい。なお、図6、図7に示すポンプ19一式で製氷運転、冷水製造運転を行なう場合には、仕切壁31に挿通穴31−aが存在するので、下側ダクト空間9のダンパー13は、必ずしも必要としない。
【0039】
図8を参照して、図1の蓄熱システムの変形例を説明する。図8は、図1の蓄熱システムにおけるさらに他の変形例の構成図である。本変形例は、図1あるいは図4の蓄熱システムとほぼ同様の構成であるが、製氷機1に対して、氷槽16が前記製氷機1より離れた位置に配設され、水槽17が前記製氷機1の近くの位置に配設されている場合である。このため、搬送部10(ダクト)の一部を、氷用ダクト43と水用ダクト44に2分割し、前記氷用ダクト43と前記水用ダクト44との接合部に目皿部11を設ける。また、前記水槽17の床30上には開口穴30b、前記氷槽16の床30上には開口穴30cがそれぞれ穿設されており、この開口穴30b、30cには、前記水用ダクト44、氷用ダクト43がそれぞれ挿入されている。さらに、ポンプ19が、前記氷槽16にバルブ46を介して配管20で接続されると共に、前記配管20が分岐され、前記水槽17にバルブ45を介して配管20−aで接続されている。
【0040】
上記構成の蓄熱システムの動作を説明する。
図示において、夜間の製氷運転時にはポンプ14を駆動して水槽17の冷水4をパイプ15を介して受皿3に送り、その後、製氷板2を流下させながら製氷する。この時製氷された氷粒子5は、ダクト6を通って氷用ダクト43より氷槽16内に落下する。これと同時に、氷粒子5から分離した冷水4は、目皿部11を通って水用ダクト44を通って水槽17へ流入し、その後、パイプ15−ポンプ14を介して受皿3に戻り、同じような循環をする。
【0041】
昼間の8.00〜12.00時の冷水製造運転には、ポンプ14を駆動し、水槽17内の冷水4が受皿3−製氷板2を流下し、+2℃〜+5℃の冷水が製造される。この冷水4をファンコイルユニット22に設けてある熱交換器23に供給して冷房する。冷水4が、ポンプ19により、熱交換器23に送水されるには、バルブ46を閉じ、バルブ45を開かれた状態にする。前記熱交換器23の出口側に接続されているパイプ24と、パイプ25間に設けられているバルブ27は閉じ、パイプ24とパイプ26間のバルブ28は開いた状態にする。
【0042】
このようにすると、前記水槽17部の水4は、パイプ20−aを通り、パイプ21を介して熱交換器23に入り、その後パイプ24−バルブ28−パイプ26を通って水槽17内へ戻される。これによって、製氷機1で製造した冷水4は、仕切壁31の開口穴31−a、氷槽16を介さずに、熱交換器23内に輸送され、冷房に用いられる。一方、12.00〜16.00時のピークカット時間帯は、バルブ45とバルブ28が閉じられ、バルブ46とバルブ27を開かれた状態にする。
【0043】
このようにすると、氷槽16内の水は、パイプ20−ポンプ19−パイプ21を通り熱交換器23内に入り、その後、パイプ24−バルブ27−パイプ25を通って氷槽16内へ戻される。これによって氷槽16内の氷5は融解し、その冷熱は熱交換器23から放熱し冷房に利用される。
【0044】
図9及び図10を参照して氷槽16及び水槽17の他の変形例を説明する。本発明の実施形態は、氷槽16及び水槽17の配置が多少異なっていても差し支えない。図9は、図1の蓄熱システムにおける氷槽16及び水槽17の変形例説明図、図10は、図1の蓄熱システムにおける氷槽16及び水槽17の他の変形例説明図である。図9に示すように、水槽17の中央部の一方側に氷槽16が存在する場合や、図10の平面図に示すように水槽17の中央部に独立して氷槽16が存在する場合にも利用できる。このように構成することにより、氷槽16及び水槽17の据付場所は、比較的自由に選べる。
【0045】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の構成によれば、(1)午後の12.00〜16.00までのピークカット運転が極めて良好に実効し易くなり、(2)またこのピークカット運転にスライス運転を付加することも行ない易くなり、実用に供して便利である蓄熱システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓄熱システムの一実施形態の構成図である。
【図2】図1の蓄熱システムにおける搬送部のA−A′断面図である。
【図3】図2の搬送部における変形例の断面図である。
【図4】図1の蓄熱システムにおける冷水運転時の構成図である。
【図5】図4の蓄熱システムにおける変形例の構成図である。
【図6】図4の蓄熱システムにおける他の変形例の構成図である。
【図7】図6の蓄熱システムにおける冷水運転時の空調動作説明図である。
【図8】図1の蓄熱システムにおけるさらに他の変形例の構成図である。
【図9】図1の蓄熱システムにおける氷槽16及び水槽17の変形例説明図である。
【図10】図1の蓄熱システムにおける氷槽16及び水槽17の他の変形例説明図である。
【図11】従来の技術における蓄熱システムの基本構成図である。
【図12】深堀式ピークカット運転における時刻−負荷曲線説明図である。
【図13】図12の深堀式ピークカット運転にスライス部運転を加えた時刻−負荷曲線説明図である。
【符号の説明】
1…製氷機、2…製氷板、3…受皿、4…冷水、5…氷、氷粒子、
6…上側ダクト部、6−a…右側板、6−b…左側板、6−e…上側板、
6―d…下側板、6−c…中板、7…上側ダクト空間、8…下側ダクト部、
9…下側ダクト空間、10…搬送部(ダクト)、11…目皿部(分離部)、
12…水受、13…ダンパー、14…ポンプ、15…パイプ、16…氷槽、
17…水槽、18…搬送パイプ、19…ポンプ、20…パイプ、21…パイプ、
22…ファンコイルユニット、23…熱交換器、24,25,26…パイプ、
27、28…バルブ、29…バルブ、30…床、31…仕切壁、32…パイプ、
40…熱交換器、40−a…熱交換器、40−b…熱交換器、41…ポンプ、
42…切換弁、43…氷用ダクト部、44…水用ダクト部、45,46…バルブ

Claims (7)

  1. 製氷機能および冷水製造機能を有する製氷機と、氷を貯える氷槽と、冷水を貯える水槽と、前記製氷機で作られる氷及び冷水から氷と冷水とに分離する分離部を有し、該分離部で分離された氷を前記氷槽へ移送し、前記分離部で分離された冷水を前記水槽へ移送するダクトとを備えた蓄熱システムを用いて、昼間における製氷機の冷水製造運転によって製造された冷水を水槽に貯え、該水槽に蓄えられた冷水を空調機へ循環させて行う第1の空気調和の制御と、夜間における製氷機の製氷運転によって製造された氷を氷槽に貯え、昼間において該氷槽に貯えられた氷を解氷して得られる冷水を空調機へ循環させて行う第2の空気調和機の製氷運転によって製造された氷を氷槽に貯え、昼間において該氷槽に貯えられた氷を解氷して得られる冷水を空調機へ循環させて行う第2の空気調和の制御とを、独立に行えるように構成したことを特徴とする空調システム
  2. 製氷機能および冷水製造機能を有する製氷機と、氷を貯える氷槽と、冷水を貯える水槽と、前記製氷機で作られる氷および冷水から氷と冷水とに分離する分離部と該分離部で分離された氷については前記氷槽へ移送する氷用ダクト部と前記分離部で分離された冷水を前記水槽へ移送する水用ダクト部とを有するダクトとを備えた蓄熱システムを用いて、昼間における製氷機の冷水製造運転によって製造された冷水を水槽に貯え、該水槽に蓄えられた冷水を空調機へ循環させて行う第1の空気調和の制御と、夜間における製氷機の製氷運転によって製造された氷を氷槽に貯え、昼間において該氷槽に貯えられた氷を解氷して得られる冷水を空調機へ循環させて行う第2の空気調和機の製氷運転によって製造された氷を氷槽に貯え、昼間において該氷槽に貯えられた氷を解氷して得られる冷水を空調機へ循環させて行う第2の空気調和の制御とを、独立に行えるように構成したことを特徴とする空調システム
  3. 前記ダクトにおいて、分離部を氷用ダクト部の流路の少なくとも一部分に設けたことを特徴とする請求項2記載の空調システム。
  4. 前記ダクトにおいて、分離部で氷用ダクト部と水用ダクト部とを分岐して構成したことを特徴とする請求項2または3記載の空調システム。
  5. 前記ダクトにおいて、氷用ダクト部と水用ダクト部とを並べて一体的に形成したことを特徴とする請求項2、3または4記載の空調システム。
  6. 前記水用ダクト部には、分離部からの冷水を受ける水受けと、冷水を該水受から水槽に導入する搬送パイプとを設けたことを特徴とする請求項2、3、4、又は5記載の空調システム。
  7. 前記第1及び第2の空気調和の制御において、空調機から得られる水を、氷槽、水槽及び製氷機のいずれか一つ若しくは二つ若しくは三つに戻すように構成したことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の空調システム。
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