JP4629123B2 - エッジ検出方法および装置並びにプログラム - Google Patents

エッジ検出方法および装置並びにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4629123B2
JP4629123B2 JP2008089304A JP2008089304A JP4629123B2 JP 4629123 B2 JP4629123 B2 JP 4629123B2 JP 2008089304 A JP2008089304 A JP 2008089304A JP 2008089304 A JP2008089304 A JP 2008089304A JP 4629123 B2 JP4629123 B2 JP 4629123B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
pixel
edges
pixels
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008089304A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008171455A (ja
Inventor
優子 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2008089304A priority Critical patent/JP4629123B2/ja
Publication of JP2008171455A publication Critical patent/JP2008171455A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4629123B2 publication Critical patent/JP4629123B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、例えば画像を拡大縮小するに際し、前記画像上の画素間のエッジを検出するエッジ検出方法および装置並びにそのためのプログラムに関するものである。
従来より、ネガフィルムやカラーリバーサルフィルムなどの写真フィルムに記録された写真画像をスキャナなどの読取装置で光電的に読み取って得たデジタル画像や、デジタルスチルカメラ(DSC)やカメラ付き携帯電話などのデジタル撮像装置により被写体を撮像することにより得られた画像データを、それを再生するモニタなどの再生装置のサイズに適合するように拡大縮小することが行われている。例えば、カメラ付き携帯電話により被写体を撮像して得て得られた画像データを電子メールとして送信する際に、送信先の携帯電話に備えられた液晶モニタのサイズに応じて画像データを拡大縮小するサービスが提供されている。
このような画像データの拡大縮小は、画像データにより表される画像を構成する画素の間に拡大縮小率に応じて新たな画素(以下補間画素という)を補間することにより行われる。このような補間方法としては、線形補間法、最近傍法、ガウシアンフィルタ、バイリニア法およびバイキュービック法などの種々の方法が知られている。これらの方法は、補間画素の近傍の画素を参照画素とし、参照画素の画素値による補間演算を行って補間画素の画素値を算出する。
しかしながら、単一の方法のみを用いて画像データを拡大縮小した場合、画像に含まれるエッジ部分にボケやシャギーが発生するという問題がある。このため、画像に含まれるエッジ成分を検出し、エッジ部分と非エッジ部分とで異なる処理による補間演算を行う方法が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された方法などにおいて画像からエッジを検出するためには、ソーベルフィルタやラプラシアンフィルタが一般的に用いられる。このようなソーベルフィルタやラプラシアンフィルタは、最短3タップの奇数タップ数を有し、フィルタリングにより注目画素がエッジであるか否かを判定することによりエッジを検出することができる。
ところで、画像を拡大縮小する場合には、画素間に補間画素を補間するため、画像に含まれる画素ではなく、画素の間に位置するエッジを検出する必要がある。上述した奇数タップ数のフィルタを用いてエッジを検出する場合、画像中の注目画素そのものがエッジであるか否かを判定することができるのみであり、画素間にエッジが存在するか否かを判定することができない。
そこで、画像上の隣接する2つの画素間にエッジがあるか否かを判定し、この判定に基づいて画像上の2×2画素の領域(以下画素ブロックという)内にエッジが存在するか否かを判別すると共に、エッジがあると判別された画素ブロックに対してさらにそのエッジの位置およびエッジの延びる方向(以下略してエッジの方向という)を示すエッジパターンを取得することによって画像上の画素間のエッジを検出する方法が考えられる。
隣接する画素間にエッジがあるか否かを判定する最も簡単な方法としては、隣接する2つの画素に対して例えば図5に示す差分フィルタによるフィルタリング処理を施してこの2つの画素の画素値の差分を得、この差分の絶対値が所定の閾値以上である場合に、この隣接する2つの画素間にエッジが存在すると判定する手法が考えられる。以下本発明の説明において、このような判定方法を第1の判定方法という。
また、隣接する2つの画素の画素値のみではなく、直列に隣接する4つの画素の画素値に基づいてこの4つの画素の中央に位置する2つの画素間にエッジが存在するか否かを判定する手法を用いることもできる。具体的には、例えば図15に示す直列に隣接する4つの画素G1、G2、G3、G4の中央に位置する2つの画素G2、G3の間にエッジが存在するか否かを判定するのに当たって、まず、画素G1〜G4について、互いに隣接する2つの画素からなる画素3つの画素ペア(G1,G2)、(G2、G3)、(G3,G4)に対して差分フィルタによるフィルタリング処理を施して各ペアの画素の差分を1次差分d1、d2、d3として算出する。続いて、3つの1次差分d1、d2、d3における隣接する2つの1次差分ペア(d1,d2)、(d2,d3)に対して、同様に差分フィルタによるフィルタリング処理を施して、各1次差分ペアの差分を2次差分d4、d5として算出する。画像中に直列に隣接する4つの画素に対して算出した1次差分と2次差分の正負は全18種類の組合せがあり、図16と図17、図18は、この18種類の組合せと、この4つの画素のプロファイル形状との関係を示している。そのうち、隣接する2つの画素G2、G3の間にエッジが存在することを示す組合せは、図16に示すエッジ1およびエッジ2の2通りである。エッジ1は、(d1,d2,d3,d4,d5)=(+,+,+,+,−)となる右上がりエッジおよび(d1,d2,d3,d4,d5)=(−,−,−,−,+)となる左上がりエッジの2種類があり、エッジ2は、(d1,d2,d3,d4,d5)=(+,+,+,+,+)となる下に凸の右上がりエッジ、(d1,d2,d3,d4,d5)=(+,+,+,−,−)となる上に凸の右上がりエッジ、(d1,d2,d3,d4,d5)=(−,−,−,+,+)となる下に凸の左上がりエッジ、(d1,d2,d3,d4,d5)=(−,−,−,−,−)となる上に凸の左上がりエッジの4種類がある。直列に隣接する4つの画素に対して1次差分d1、d2、d3および2次差分d4、d5を求め、これらの差分の正負の関係が、図16に示すエッジ1またはエッジ2の関係となる場合に、隣接する2つの画素G2、G3の間にエッジが存在すると判定すると共に、これらの差分の正負の関係が、図17および図18に示すような山、谷、その他の関係となる場合に、隣接する2つの画素G2、G3の間にエッジが存在しないと判定する。なお、以下本発明の説明において、このような判定方法を第2の判定方法という。
さらに、前述した第1と第2の判定方法の併合となる判定方法を用いて、より精度良く隣接する2つの画素間にエッジが存在するか否かの検出を行うこともできる。具体的には、第2の方法のように、直列に隣接する4つの画素G1〜G4に対して1次差分d1、d2、d3および2次差分d4、d5を求め、これらの差分の正負の関係が、図16に示すエッジ1またはエッジ2の関係となる場合に、隣接する2つの画素G2、G3の間にエッジが存在すると共に、これらの差分の正負の関係が、図17に示すような山、谷、その他の関係となる場合に、隣接する2つの画素G2、G3の間にエッジが存在しないとするようにして第1の判定を行う。第1の判定において、隣接する2つの画素G2、G3の間にエッジが存在すると判定された場合において、画素G2、G3の画素値の差分の絶対値が所定の閾値以上であるか否かをさらに判定し(第2の判定)、第2の判定が肯定された場合においてのみ、画素G2、G3の間に真のエッジが存在すると判定する。このように第2の判定を行うのは、第1の判定においてエッジが存在すると判定されても、例えば図19に示すように、画素G2、G3の画素値の差が非常にわずかでノイズと見なせるような場合に、そこはエッジであると誤判定してしまうことを防止するためである。図19は、なお、以下本発明の説明において、このような判定方法を第3の判定方法という。
さらに、第1の判定方法の改良方法として、2つの隣接する画素間の差分の絶対値が所定の閾値(第1の閾値)以上である場合に、この2つの画素間にエッジが存在すると判定すると共に、2つの隣接する画素間の差分の絶対値がこの第1の閾値より小さいものの、第1の閾値よりも小さい閾値(第2の閾値)以上であり、かつこの2つの隣接する画素を中央とする直列に隣接する4つ以上の複数画素に含まれる互い隣接する2つの画素からなる各画素ペアの差分の絶対値のうちの最大値である場合に中央に隣接する2つの画素間にエッジが存在すると判定するようにすることもできる。こうすることによって、急なエッジのみならず、比較的に緩やかなエッジの判定もできる。なお、以下本発明の説明において、このような判定方法を第4の判定方法という。
これらの例に挙げたように、画像を構成する画素の隣接する画素間にエッジが存在するか否かを判定する方法が様々考えられる。隣接する画素間にエッジが存在するか否かの判定結果に基づいて、各2×2画素ブロック内のエッジの有無、エッジがある場合にはエッジパターンを判別することによって、画像上の画素間のエッジを検出することができる。ここで、エッジの検出とは、エッジの有無のみならず、エッジの方向や位置などのエッジパターンも判明することを意味する。
そして、画像を拡大縮小するために画像を構成する画素間に補間画素を補間する際に、補間画素の近傍の画素間にエッジが存在するか否か、どの方向のエッジかなどによって、異なる参照画素を選出したり、異なる補間演算方法で補間画素の画素値を求めるようにしたりなどするようにすれば、拡大縮小処理した画像の画質の低下を防ぐことができる。例えば、補間画素の近傍の画素間にエッジが検出されていない場合に、補間画素の近傍に位置する画素(例えば補間画素を囲む4×4の16画素)全部を参照画素とし、参照画素の画素値に対して補間演算を行うことによって補間画素の画素値を求める一方、補間画素の近傍の画素間にエッジが検出されていれば、この補間画素がエッジのいずれ側に存在することを判定すると共に、補間画素の近傍の画素のうち、エッジに対して、補間画素と同じ側に位置する画素のみを参照画素として補間画素の画素値を求めるようにして、拡大縮小された画像の画質低下を防ぐ方法が考えられる。勿論、参照画素のみならず、補間画素の近傍の画素間にエッジが検出されたか否かとで異なる補間演算の方法を用いるようにしてもよい。
特開2002−319020号公報
ところで、上述したように、隣接する画素間にエッジが存在するか否かを判定し、この判定に基づいて2×2画素ブロック内のエッジの有無、エッジパターンを判明するエッジ検出方法は、画素ブロックを構成する4つの画素しか参照していないので、ノイズをエッジとして検出してしまう可能性がある。
また、上述したエッジ検出方法はブロック別にエッジの検出を行っているので、画像中のエッジは、複数の隣接する画素ブロック内のエッジが首尾連接してなる波状線で検出される。そのため、画像中の元々滑らかなエッジも、ジグザグな形状で検出されてしまう。
一方、前述したように、画像を拡大縮小する際に、拡大縮小された画像の画質を高めるためには、画像中のエッジの位置や方向に応じた補間演算を行う必要がある。ノイズもエッジとして検出された場合、それに応じた補間演算を行うと、拡大縮小された画像にもノイズが残り、画質が良くないという問題がある。
また、元々滑らかなエッジが、ジグザグな形状で検出されると、それに応じた補間演算を行って得た画像の中に、このエッジと対応する部分におけるエッジの形状もジグザグとなり、画質が劣化してしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、拡大縮小された画像の画質を高めることを可能とするエッジ検出方法および装置並びにそのためのプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明のエッジ検出方法は、画像上の隣接する2つの画素間にエッジが存在するか否かを判定し、
該判定に基づいて、前記画像上の2×2画素ブロック内のエッジの有無、およびエッジが有るエッジ含有画素ブロック内のエッジの位置と方向からなるエッジパターンを示すエッジ情報を取得し、
隣接する2つ以上の前記エッジ含有ブロックからなる領域内において、各々の前記エッジ含有ブロックの前記エッジパターンにより示される夫々のエッジが、互いに首尾連接して成す波状線に対して、該波状線上において互いに連接する2つのエッジの接点と、該接点が間に位置する前記画像上の2つの隣接する画素を結ぶ直線と該連接する2つのエッジの外端点を結ぶ直線との交点との間に位置する点を該連接する2つのエッジに対応する新接点とする処理を前記波状線上の各連接する2つのエッジに対して行うと共に、該波状線の両末端の2つのエッジの夫々の外端点と、各々の前記新接点とを順次接続してなる新しい波状線を前記領域内のエッジとすることを特徴とするものである。
ここで、「連接する2つのエッジの外端点」とは、この2つのエッジの夫々の、この2つのエッジの接点以外の端点を意味する。
ここで、互いに連接する2つのエッジの接点を点Aとし、点Aを挟む2つの隣接する画素を結ぶ直線と、この2つのエッジの外端点を結ぶ直線との交点を点Bとし、この2つのエッジに対応する新接点を点Cとするようにして説明する。また、点Aと点B間の距離をLとし、点Aと点C間の距離をlとすると、本発明におけるlとLの関係は、l=L/M(M:1以上の整数)となる。本発明において、Mが1より大きいことが好ましいが、1であってもよく、すなわち、点Bを新接点(点C)とするようにしてもよい。
本発明のエッジ検出装置は、画像上の隣接する2つの画素間にエッジが存在するか否かを判定する判定手段と、
該判定に基づいて、前記画像上の2×2画素ブロック内のエッジの有無、およびエッジが有るエッジ含有画素ブロック内のエッジの位置と方向からなるエッジパターンを示すエッジ情報を取得するエッジ情報取得手段と、
隣接する2つ以上の前記エッジ含有ブロックからなる領域内において、各々の前記エッジ含有ブロックの前記エッジパターンにより示される夫々のエッジが、互いに首尾連接して成す波状線に対して、該波状線上において互いに連接する2つのエッジの接点と、該接点が間に位置する前記画像上の2つの隣接する画素を結ぶ直線と該連接する2つのエッジの外端点を結ぶ直線との交点との間に位置する点を該連接する2つのエッジに対応する新接点とする処理を前記波状線上の各連接する2つのエッジに対して行うと共に、
該波状線の両末端の2つのエッジの夫々の外端点と、各々の前記新接点とを順次接続してなる新しい波状線を前記領域内のエッジとするエッジ平滑化手段とを有してなるものであることを特徴とするものである。
なお、本発明のエッジ検出方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。
本発明のエッジ検出方法および装置によれば、複数の隣接するエッジ含有ブロック内のエッジが互いに首尾連接して成す波状線、すなわちこの複数の隣接するエッジ含有ブロックより構成される領域内のエッジを示す線を平滑化することができると共に、検出されたエッジの元の形状を反映することができる。後にエッジ検出の結果基づいて拡大縮小処理を行って得た画像のシャープネスを保つことができると共に、ジグザグなエッジ形状に起因する画質の劣化を防ぐことができる。
なお、本発明のプログラムは、本発明のエッジ検出方法をコンピュータに実行させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による画像拡大縮小装置の構成を示すブロック図である。図示のように、本実施形態による画像拡大縮小装置は、画像データS0および画像データS0の拡大縮小率Kの入力を受け付ける入力部1と、エッジ検出部10と、補間画素の画素値を算出する補間演算部30と、入力部1、エッジ検出部10および補間演算部30の動作を制御する制御部50とを備える。
ここで、画像データS0により表される画像は、図2に示すように2次元状に画素が並んで構成されてなるものであり、以下の説明においては、図2に示すようにx方向およびy方向を定めるものとする。なお、以下の説明において、画像データと、画像データにより表される画像とについて特に区別せず、参照符号も同じもの(ここではS0)を付与する。
図3に示すように、エッジ検出部10は、フィルタリング部12と、判定部14と、エッジパターン分類部16、エッジ調整部18とを備えてなる。フィルタリング部12は、まず画像S0上に補間画素Pの近傍に位置する4×4の16画素(図6に示す16画素P(i,j)(i,j=−1〜2)。以下補間画素Pの16画素という)に対して、互いに隣接する2つの画素からなる各画素ペアに対して図5に示す差分フィルタによるフィルタリング処理を施して夫々の画素ペアの差分(以下隣接画素ペアの差分をdという)を算出する。なお、ここで互いに隣接する2つの画素とは、P(−1,0)とP(0,0)の2つの画素、またはP(−1,−1)とP(−1,0)の2つの画素のような、画素配列方向のx方向またはy方向において隣接する2つの画素に限らず、P(−1,−1)とP(0,0)の2つの画素や、P(0,1)とP(1,0)のような、2×2画素の対角線方向において隣接する2つの画素も含むものである。
判定部14は、各画素ペアの差分dの絶対値が所定の閾値Th以上であるか否かの判定を行い、この判定が肯定されると、該差分が対応する画素ペアの2つの画素の間にエッジが存在すると判定し、判定結果をエッジパターン分類部16に出力する。
エッジパターン分類部16は、判定部14から出力されてきた判定結果に基づいて、各2×2の4つの画素内のエッジパターンを分類する。ここで、まず、画素P(0,0)、P(1,0)、P(1,1)、P(0,1)の4つの画素について説明する。図7に示すように、エッジパターン分類部16は、エッジが存在する画素間の中点を結ぶ直線に応じてエッジパターンを分類する。図8から図10は、エッジが存在する位置に応じたエッジパターンを示す図である。図8から図10に示すように、エッジが存在する位置に応じてエッジパターンはパターン0〜パターン8の9種類のパターンに分類される。
なお、間e1,e2,e3,e4にエッジが存在する場合、および間e1,e2,e3,e4,e5,e6にエッジが存在する場合は、エッジパターンはパターン7であるのかパターン8であるのかが分からない。このため、エッジパターン分類部16は、間e1,e2,e3,e4にエッジが存在する場合、および間e1,e2,e3,e4,e5,e6にエッジが存在する場合には、さらに画素P(0,0)と画素P(1,1)の画素値の差分の絶対値(|d11|とする)および画素(0,1)と画素(1,0)の画素値の差分の絶対値(|d12|とする)を算出し、|d11|<|d12|の場合にはエッジパターンをパターン7に分類し、|d11|≧|d12|の場合にはエッジパターンをパターン8に分類する。
そしてエッジパターン分類部16は、このようなエッジパターン分類処理を各2×2の4つの画素に対して行い、分類の結果をエッジ調整部18に出力する。図11は、エッジパターン分類部16による分類の結果の一例を示すものであり、この例では、補間画素Pに隣接する4つの画素(図中黒丸)内のエッジパターンがパターン4、4つの画素P(−1,−1)、P(0,−1)、P(0,0)、P(−1,0)内のエッジパターンがパターン4、4つの画素P(0,−1)、P(1,−1)、P(1,0)、P(0,0)内のエッジパターンがパターン2、4つの画素P(1,−1)、P(2,−1)、P(2,0)、P(1,0)内のエッジパターンがパターン6、4つの画素P(−1,0)、P(0,0)、P(0,1)、P(−1,1)内のエッジパターンがパターン2、4つの画素P(1,0)、P(2,0)、P(2,1)、P(1,1)内のエッジパターンがパターン0、4つの画素P(−1,1)、P(0,1)、P(0,2)、P(−1,2)内のエッジパターンがパターン1、4つの画素P(0,1)、P(1,1)、P(1,2)、P(0,2)内のエッジパターンがパターン6、および4つの画素P(1,1)、P(2,1)、P(2,2)、P(1,2)内のエッジパターンがパターン3である。図11中の波状線A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8および線A9−A10は、これらのエッジパターンを示すものである。
エッジ調整部18は、エッジパターン分類部16からの分類結果に基づいて、補間画素Pの16画素領域内のエッジを調整する。図4に示すように、エッジ調整部18は、修正部22と、平滑処理部24とを有してなる。ここで、図11に示す分類結果を例にして修正部22と平滑処理部の詳細について説明する。
修正部22は、まず、エッジパターン分類部16の分類結果に基づいて、パターン0以外のエッジパターンを有する各2×2の画素(以下画素ブロックという)内のエッジと連接するエッジがあるか否かを確認する。図11の例では、画素P(−1,−1)、P(0,−1)、P(0,0)、P(−1,0)から構成される画素ブロックを除いて、エッジパターンが0以外の各画素ブロック内のエッジが互いに首尾連接しており、画素P(−1,−1)、P(0,−1)、P(0,0)、P(−1,0)から構成される画素ブロック(以下画素ブロック0という)内のエッジA9−A10が連接するエッジがない。修正部22は、図11に示していない、画素ブロック0と隣接する画素ブロック内に、エッジA9−A10と連接するエッジがあるか否かを確認するために、画素P(−1,−1)と画素P(0,−1)を結ぶ線を介して画素ブロック0と隣接する画素ブロック、画素P(−1,−1)と画素P(−1,0)を結ぶ線を介して画素ブロック0と隣接する画素ブロック、画素P(−1,0)を隣接点として画素ブロック0と隣接する画素ブロック(すなわち、画素P(−1,0)と画素P(−1,1)を結ぶ線を介して、P(−1,0)、P(0,0)、P(0,1)と画素P(−1,1)により構成される画素ブロック、および画素P(−1,−1)を隣接点として画素ブロック0と隣接する画素ブロック、画素P(0,1)を隣接点として画素ブロック0と隣接する画素ブロックの計5つの画素ブロック内のエッジパターンを夫々取得する。具体的には、これらの画素ブロックに対して、隣接する2つの画素の画素値の差分の取得、差分に基づいたエッジが存在するか否かの判定、この判定に基づいた画素ブロック内のエッジパターンの分類を夫々フィルタリング部12、判定部14、エッジパターン分類部16に夫々行わせる。そして、修正部22は、これらの画素ブロック内に、エッジA9−A10と連接するエッジが有るか否かを確認し、確認が否定されると、エッジA9−A10がエッジではないと判別し直すと共に、確認が肯定されると、A9−A10がエッジであると判別する。なお、ここでは、画素ブロック0と隣接するこれらの画素ブロック内においても、画素ブロック0内のエッジA9−A10と連接するエッジがないとし、修正部22は、エッジA9−A10がエッジではないと判別し直したとする。図12は、エッジ検出部10によるエッジ検出の結果を示すものであり、図から分かるように、エッジ調整部18における修正部22の処理により、エッジ検出部10の検出結果には、エッジA9−A10がなく、画素ブロック0はエッジの画素ブロックとされている。
平滑処理部24は、図11に示す波状線A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8に対して平滑処理を行うものである。具体的には、まず、この波状線上の互いに連接する2つのエッジの接点と、この接点が間に位置する2つの隣接する画素を結ぶ直線とこの連接する2つのエッジの外端点を結ぶ直線との交点との中央に位置する点をこの連接する2つのエッジに対応する新接点として決定する。図12に示すように、例えば、連接する2つのエッジA1−A2とA2−A3に対して、この2つのエッジの外端点A1、A3を結ぶ直線A1−A3と、この2つのエッジの接点A2が間に位置する2つの隣接する画素P(−1,−1)、P(1,0)を結ぶ直線との交点をB1として求めると、接点A2と交点B1との中心点C1がエッジA1−A2とエッジA2−A3の新接点として決定される。平滑処理部24は、波状線A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8上の各連接する2つのエッジに対してこのように新接点を決定する。図12の例では、エッジA1−A2とエッジA2−A3に対して新接点C1、エッジA2−A3とエッジA3−A4に対して新接点C2(接点A3と同じ点)、エッジA3−A4とエッジA4−A5に対して新接点C3(接点A4と同じ点)、エッジA4−A5とエッジA5−A6に対して新接点C5、エッジA5−A6とエッジA6−A7に対して新接点C6が夫々決定される。
次に平滑処理部24は、波状線A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8の両末端の2つのエッジA1−A2とA7−A8の夫々の外端点A1、A8と、前述において決定された新接点とを順次接続して新しい波状線A1−C1−C2−C3−C4−C5−C6−A8を得る。図12から分かるように、実線により示される新しい波状線A1−C1−C2−C3−C4−C5−C6−A8は点線により示される波状線A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8の形を残しつつ、波状線A1−A2−A3−A4−A5−A6−A7−A8より滑らかな形状を成している。なお、新しい波状線A1−C1−C2−C3−C4−C5−C6−A8により、補間画素Pの16画素の領域は領域Q1と領域Q2に分割されている。図中において、領域Q2を斜線で示している。
エッジ調整部18は、図12に示すような、修正部22および平滑処理部24により処理が施されたエッジパターンをエッジ検出部10のエッジ検出の結果として補間演算部30に出力し、補間演算部30は、エッジ検出の結果に基づいて補間画素のPの画素値を算出するものである。図13は、補間演算部30の構成を示すブロック図である。図示のように、補間演算部30は、補間画素Pがエッジのいずれ側に存在するかを判定する判定部32と、補間画素Pの16画素のうち、エッジに対して補間画素Pと同じ側に位置する画素を参照画素として選出する参照画素選出部34と、参照画素の画素値による補間演算を行って補間画素Pの画素値を算出する演算部36とを備える。ここで、補間演算部30の詳細について説明する。
補間演算部30は、補間画素Pと隣接する2×2画素内のエッジパターンがパターン0であり、すなわちこの領域内にエッジが存在しない場合、バイキュービック法を用いて補間画素Pの画素値を算出する。
ここで、バイキュービック法は3次補間の1手法であり、補間画素Pの16画素を用いて補間画素Pの画素値を求める方法である。以下、図5を参照してバイキュービック法について説明する。
図6に示すように点Pを補間画素Pの位置とした場合、補間画素Pと隣接する図中黒丸の画素は第1次近傍、白丸で示される画素は第2次近傍と称される。第1次近傍および第2次近傍の夫々について、下記の式(1)に示すようにx方向およびy方向に夫々に独立に距離dx、dy(式(1)においては単にdと示す)に対して重みWx、Wyを求め、最終的にその画素に対する重みW=WxWyを得る。
Figure 0004629123
例えば、図6における画素P(−1,−1)の画素(第2次近傍)に対して、重みWx、Wy、Wを求めると、
Figure 0004629123
となる。
そして、W(i,j)を画素P(i,j)の重み、f(i,j)を画素P(i,j)の画素値とすると、補間画素Pの画素値f’(P)は、
Figure 0004629123
により算出することができる。
一方、補間画素Pの隣接する2つの画素内にエッジがある場合、補間演算部30は、補間画素Pの隣接する4画素内にエッジが無い場合と異なる補間演算を行う。以下、補間画素Pの隣接する4画素内にエッジが無い場合の補間演算を第1の補間演算(ここでは、バイキュービック補間演算)といい、補間画素Pの隣接する4つの画素内にエッジがある場合の補間演算を第2の補間演算という。
ここで、図12の例を参照して補間演算部の第2の補間演算について具体的に説明する。
図12に示すように、補間画素Pを囲む16画素内の領域はエッジにより2つの領域Q1,Q2に分割される。領域Q2は斜線により示される。補間演算部30は、まず、判定部32により、16画素内のエッジパターンに基づいて、補間画素Pがエッジを挟んでいずれの側に存在するかを判定する。例えば、図12に示すように補間画素Pが領域Q1側に存在すると判定される。次に、補間演算部30の参照画素選出部34は、補間画素Pの16画素のうち、エッジに対して補間画素Pと同じ側に存在する画素を参照画素として選出する。図12の例において、領域Q1側の画素P(−1,−1),P(0,−1)、P(1,−1),P(2,−1)、P(−1,0),P(0,0)、P(−1,1)、P(−1,2),P(0,2)、P(1,2)の計10個の画素が補間演算に使用される参照画素として選出される。次に演算部36は、参照画素選出部34により選出された参照画素のうち、補間画素Pに近い位置の画素ほど重みを大きくするように各参照画素の重みWを設定する。図12の例において、画素P(0,0)の重みWが最も大きくなるように、各参照画素の重みWが設定される。ここで、各参照画素P(−1,−1),P(0,−1)、P(1,−1),P(2,−1)、P(−1,0),P(0,0)、P(−1,1)、P(−1,2),P(0,2)、P(1,2)の画素値をPt1〜Pt10とし、夫々に対して重みWiが設定される。
そして、演算部36は、設定した重みWを用いて、下記の式(6)に示す演算を施すことにより、補間画素Pの画素値(ここではPtとする)を算出する。
Figure 0004629123
図14は、本実施形態の画像拡大縮小装置において行われる処理を示すフローチャートである。なお、本実施形態においては、補間画素Pは、画像S0の画素の間に存在するものとする。まず、入力部1は拡大縮小する画像データS0および画像データS0の拡大縮小率Kの入力を受け付ける(S1)。そして、フィルタリング部12は、拡大縮小率Kに応じた最初の補間画素P(例えば拡大縮小された画像データS1により表される画像上の左上に位置する画素)の近傍に位置する4×4の16画素(補間画素Pの16画素)について、隣接する2つの画素からなる画素ペアに対して差分フィルタによるフィルタリング処理を施して夫々の画素ペアの差分を算出する(S10)。
次いで、判定部14は、各画素ペアの差分の絶対値が所定の閾値Th以上でるか否かに基づいて、各画素ペアの2つの画素の間にエッジが存在するか否かの判定を行う。具体的には、画素ペアの差分の絶対値が閾値Th以上であれば、この画素ペアの2つの画素の間にエッジが存在すると判定する一方、画素ペアの差分の絶対値が閾値Thより小さければ、この画素ペアの2つの画素の間にエッジが存在しないと判定する。
エッジパターン分類部16は、判定部14からの判定結果に基づいて、各2×2画素ブロック内におけるエッジのパターンを分類し(S20)、エッジ調整部18は隣接するエッジの無いエッジをエッジではないと判別し直すと共に、隣接する画素ブロック内のエッジが首尾連接してなる波状線に対して平滑処理を行って得た結果をエッジ検出部10の検出結果として補間演算部30に出力する(S40、S50)。補間演算部30は、エッジパターン分類部16の分類結果に基づいて、補間画素Pの隣接する2×2画素ブロック内にエッジが存在しない場合(S60:No)、補間画素Pの16画素の画素値に対して、第1の補間演算、すなわちバイキュービック補間法による補間演算を行って補間画素Pの画素値を求める(S68)。一方、補間画素Pの隣接する2×2画素ブロック内にエッジがある場合には(S60:Yes)、第2の補間演算を行って補間画素Pの画素値を求める(S70)。
制御部50は、画像S0に対して全ての補間画素Pについて画素値を算出したか否かを判定し(S75)、ステップS75が否定されると、画素値を算出する補間画素Pを次の補間画素Pに設定し(S80)、ステップS10からの処理に戻る。一方、ステップS80が肯定されると、制御部50は、補間画素Pからなる拡大縮小された画像データS1を出力し(S90)、処理を終了する。
以上、本発明の望ましい実施形態について説明したが、本発明のエッジ検出方法および装置並びにそのためのプログラムは、上述した実施形態に限られることがなく、本発明の主旨を逸脱しない限り、上述した各実施形態の構成を増減、変化を加えたりすることができる。
例えば、画素間にエッジが存在するか否かを検出する方法は、上述した実施形態に用いられた方法に限られるものではなく、従来技術の説明において例挙した方法などを用いてもよい。
また、補間演算の方法も、上述した実施形態に用いられたバイキュービック補間演算、補間画素との距離に応じた重付加算に限られるものではなく、ガウシアンフィルタなどの他の補間演算方法を用いてもよい。
さらに、上述した実施形態において、エッジに対して補間画素Pと同じ側に位置する画素のみを参照画素として選出するようにしているが、エッジを挟んで補間画素Pと異なる側に位置する画素も参照画素に加えてもよい。この場合、エッジを挟んで補間画素Pと異なる側に位置する参照画素に対して、エッジに対して補間画素Pと同じ側に位置する参照画素より小さい重みを付けるようにして補間演算を行えばよい。
本発明の実施形態による画像拡大縮小装置の構成を示すブロック図 画像データにより表される画像の画素配列を示す図 図1に示す画像拡大縮小装置のエッジ検出部10の構成を示すブロック図 図3に示すエッジ検出部10におけるエッジ調整部18の構成を示すブロック図 差分フィルタの例を示す図 補間演算を説明するための図 エッジパターン分類部16の動作を説明するための図 エッジが存在する位置に応じたエッジパターンを示す図(その1) エッジが存在する位置に応じたエッジパターンを示す図(その2) エッジが存在する位置に応じたエッジパターンを示す図(その3) エッジパターン分類部16による分類の結果の一例を示す図 エッジ調整部18の処理結果の例を示す図 図1に示す画像拡大縮小装置の補間演算部30の構成を示すブロック図 図1に示す画像拡大縮小装置に行われる処理を示すフローチャート 隣接画素間にエッジが存在するか否かを検出する方法の1例を説明するための図 1次差分d1,d2,d3および2次差分d4,d5の正負と、直列に隣接する4つの画素のプロファイル形状との関係を示す表(その1) 1次差分d1,d2,d3および2次差分d4,d5の正負と、直列に隣接する4つの画素のプロファイル形状との関係を示す表(その2) 1次差分d1,d2,d3および2次差分d4,d5の正負と、直列に隣接する4つの画素のプロファイル形状との関係を示す表(その3) 隣接画素間にエッジが存在するか否かを検出する方法の1例を説明するための図
符号の説明
1 入力部
10 エッジ検出部
12 フィルタリング部
14 判定部
16 エッジパターン分類部
18 エッジ調整部
22 修正部
24 平滑処理部
30 補間演算部
32 判定部
34 参照画像選出部
36 演算部
50 制御部
K 拡大縮小率
S0 画像データ
S1 拡大縮小された画像データ

Claims (3)

  1. 画像上の隣接する2つの画素間にエッジが存在するか否かを判定し、
    該判定に基づいて、前記画像上の2×2画素ブロック内のエッジの有無、およびエッジが有るエッジ含有画素ブロック内のエッジの位置とエッジの延びる方向からなるエッジパターンを示すエッジ情報を取得し、
    隣接する2つ以上の前記エッジ含有ブロックからなる領域内において、各々の前記エッジ含有ブロックの前記エッジパターンにより示される夫々のエッジが、互いに首尾連接して成す波状線に対して、該波状線上において互いに連接する2つのエッジの接点と、該接点が間に位置する前記画像上の2つの隣接する画素を結ぶ直線と該連接する2つのエッジの外端点を結ぶ直線との交点との間に位置する点を該連接する2つのエッジに対応する新接点とする処理を前記波状線上の各連接する2つのエッジに対して行うと共に、該波状線の両末端の2つのエッジの夫々の外端点と、各々の前記新接点とを順次接続してなる新しい波状線を前記領域内のエッジとすることを特徴とするエッジ検出方法。
  2. 画像上の隣接する2つの画素間にエッジが存在するか否かを判定する判定手段と、
    該判定に基づいて、前記画像上の2×2画素ブロック内のエッジの有無、およびエッジが有るエッジ含有画素ブロック内のエッジの位置とエッジの延びる方向からなるエッジパターンを示すエッジ情報を取得するエッジ情報取得手段と、
    隣接する2つ以上の前記エッジ含有ブロックからなる領域内において、各々の前記エッジ含有ブロックの前記エッジパターンにより示される夫々のエッジが、互いに首尾連接して成す波状線に対して、該波状線上において互いに連接する2つのエッジの接点と、該接点が間に位置する前記画像上の2つの隣接する画素を結ぶ直線と該連接する2つのエッジの外端点を結ぶ直線との交点との間に位置する点を該連接する2つのエッジに対応する新接点とする処理を前記波状線上の各連接する2つのエッジに対して行うと共に、
    該波状線の両末端の2つのエッジの夫々の外端点と、各々の前記新接点とを順次接続してなる新しい波状線を前記領域内のエッジとするエッジ平滑化手段とを有してなるものであることを特徴とするエッジ検出装置。
  3. 画像上の隣接する2つの画素間にエッジが存在するか否かを判定する処理と、
    該判定に基づいて、前記画像上の2×2画素ブロック内のエッジの有無、およびエッジが有るエッジ含有画素ブロック内のエッジの位置とエッジの延びる方向からなるエッジパターンを示すエッジ情報を取得する処理と、
    隣接する2つ以上の前記エッジ含有ブロックからなる領域内において、各々の前記エッジ含有ブロックの前記エッジパターンにより示される夫々のエッジが、互いに首尾連接して成す波状線に対して、該波状線上において互いに連接する2つのエッジの接点と、該接点が間に位置する前記画像上の2つの隣接する画素を結ぶ直線と該連接する2つのエッジの外端点を結ぶ直線との交点との間に位置する点を該連接する2つのエッジに対応する新接点とする処理を前記波状線上の各連接する2つのエッジに対して行うと共に、該波状線の両末端の2つのエッジの夫々の外端点と、各々の前記新接点とを順次接続してなる新しい波状線を前記領域内のエッジとする処理とをコンピュータに実行させることを特徴とプログラム。
JP2008089304A 2008-03-31 2008-03-31 エッジ検出方法および装置並びにプログラム Expired - Fee Related JP4629123B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008089304A JP4629123B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 エッジ検出方法および装置並びにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008089304A JP4629123B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 エッジ検出方法および装置並びにプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003377372A Division JP2005141498A (ja) 2003-11-04 2003-11-06 エッジ検出方法および装置並びにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008171455A JP2008171455A (ja) 2008-07-24
JP4629123B2 true JP4629123B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=39699412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008089304A Expired - Fee Related JP4629123B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 エッジ検出方法および装置並びにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4629123B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6174894B2 (ja) * 2013-04-17 2017-08-02 キヤノン株式会社 画像処理装置および画像処理方法
CN113240595B (zh) * 2021-05-06 2023-09-08 腾讯科技(深圳)有限公司 图像检测方法、装置、存储介质及计算机设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01161582A (ja) * 1987-12-18 1989-06-26 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JPH06291988A (ja) * 1993-01-14 1994-10-18 Samsung Electron Co Ltd ディジタル映像データの補間方法及び回路
JPH087114A (ja) * 1994-06-17 1996-01-12 Canon Inc 輪郭情報抽出装置及びその方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01161582A (ja) * 1987-12-18 1989-06-26 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JPH06291988A (ja) * 1993-01-14 1994-10-18 Samsung Electron Co Ltd ディジタル映像データの補間方法及び回路
JPH087114A (ja) * 1994-06-17 1996-01-12 Canon Inc 輪郭情報抽出装置及びその方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008171455A (ja) 2008-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7391920B2 (en) Image processing method, apparatus, and program
US7764839B2 (en) Edge detecting apparatus and method, and image size enlarging and reducing apparatus and method
EP2138975B1 (en) Apparatus, method and computer-readable recording medium for pixel interpolation
US10679326B2 (en) Image data processing apparatus and image data processing method that determine confidence data indicating a level of confidence in a pixel value in high resolution image data
EP2320665B1 (en) Image processing apparatus for chromatic aberration correction and control method therefor
JP4388110B2 (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
JP3591859B2 (ja) ディジタル映像データの補間方法及び回路
US20010017945A1 (en) Image processing device, image processing method and image processing program for joining a plurality of divided images
JP4629123B2 (ja) エッジ検出方法および装置並びにプログラム
JP2005141498A (ja) エッジ検出方法および装置並びにプログラム
JP4716255B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラム
JP4414195B2 (ja) 画像補間方法および装置並びにプログラム
WO2020175063A1 (ja) 演算装置、視差算出方法
JP4133746B2 (ja) 補間画素値算出方法および装置並びにプログラム
JP4133742B2 (ja) 補間画素値算出方法および装置並びにプログラム
JP4120872B2 (ja) 画像拡大縮小装置および方法並びにプログラム
JP2005063197A (ja) 画像補間装置および方法並びにプログラム
US20050036711A1 (en) Image interpolation apparatus and method, and edge detecting apparatus and method
JP4156469B2 (ja) エッジ検出装置および方法、プロファイル判定装置および方法並びにプログラム
JP2010079815A (ja) 画像補正装置
JP4628406B2 (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム
KR101763376B1 (ko) 신뢰 기반 재귀적 깊이 영상 필터링 방법
JP2005293265A (ja) 画像処理装置及び方法
JP2013218227A (ja) 数値標高モデル評価装置及び数値標高モデル評価方法
JP4517288B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4629123

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees