JP4629023B2 - 面光源装置および表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、面光源装置および表示装置に関し、さらに詳しくは、液晶ディスプレイなどのバックライト用の光源に好適な面光源装置および該面光源装置を備えた表示装置に関する。
近年、発光ダイオード素子(LED)は発光効率が著しく向上し、照明への応用が進んでいる。特に、液晶ディスプレイのバックライトとして発光ダイオード素子を用いた場合には、良好な色再現性と高速応答性が実現でき、高品位な画質を達成することが期待されている(特許文献1)。
従来、液晶ディスプレイのバックライトとしては、薄型化、低消費電力化のために、光源として冷陰極管を筐体の端面に配置したいわゆるエッジライト型のものが主流であったが(特許文献2)、近年液晶ディスプレイの大型化の要求が高まり、エッジライト型では輝度の向上および均一化を図るには限界がある。そのため、大型の液晶ディスプレイ用として直下型ライトの採用が検討されている。
図10は、液晶ディスプレイに用いられる従来の直下型面光源装置の構造を示した断面図である(非特許文献1など)。この面光源装置2は、液晶表示パネル1の直下に配置される。面光源装置2には、発光ダイオード素子3が筐体4の底面にアレイ状に配列されており、これらの発光ダイオード素子(LED)3を光源としている。筐体4の底面および側面は反射シート5で覆われている。LED光源3の上方には、LED光源3から通常は1〜5cmの距離を隔てて、拡散シート6とプリズムシート7が配置されている。
LED光源3を発光させると、出射された光は直接または反射シート5によって反射されて拡散シート6に向かい、拡散シート6内で乱反射し、その後、プリズムシート7を通過することで垂直方向に光線が傾けられ、液晶表示パネル1に入射する。異なるLED光源3から出射した光は、拡散シート6との間の空間で混じりあい、さらに拡散シート6内で乱反射することにより混合が促進され、これによって輝度と色度が均一化される。一般にLED光源3の直上に相当する部分の輝度は高くなるので、拡散シート6において、当該部分の拡散度を高くすることでLED光源3の直上部分の輝度を低下させ、表示パネル全体の輝度の均一化を高めることができる。
しかし、従来の面光源装置では、上記のように輝度および色度を均一化させるため拡散シートを設け、さらにLED光源と拡散シートとの距離をあけているが、それでもLED光源の直上部分での輝度が高くなるという問題がある。
特に、単色LED光源ではなく複数色(RGB)のLED光源を用いて混色する場合には、混色が十分でなく、色むらが見えてしまうという問題がある。
このような輝度むら等を低減するために、拡散シート6において、当該部分の拡散度をさらに高くすることでLED光源3の直上部分の輝度を低下させ、表示パネル全体の輝度の均一化を高めるいわゆるライティング・カーテンをLED光源の直上部に設けて直上部の輝度を低下させたりすることが行われている。
しかし、これらの手段は光の利用効率の低下を招いている。また、LED光源と拡散シートの間の距離を大きくすれば輝度むらと色度むらを低減できるが、これはバックライトの厚さの増大を招き、フラットパネルディスプレイにとっては好ましくない。
このような直下型の面光源装置において、輝度と色度の均一化を十分に達成し、かつ面光源装置が厚くならないようにするためには、LED光源を配置した基板の前方に、LED光源と対向する導光板を配置し、導光板の背面に反射膜を配置することにより、導光板内で光を拡散させて均一に導光板内を伝播させることが有効である。
しかし、このような導光板を用いた場合であっても、LED光源の前方位置で導光板の輝度が高くなり、輝度むらを解消することはできない。
特許文献3には、導光板の光出射面と反対側の面に光源挿入用の凹みを設け、前記凹み内に光源を納めた面光源装置において、輝度分布を均一化させるために、少なくとも1つの断面における前記凹みの断面形状を、凹みの少なくとも先端部で、奥に入るほどその幅が狭くした技術が開示されている。
特許第3576541号公報 特許第2732492号公報 特開平10−82915号公報 TECHNO−FRONTIER SYMPOSIUM 2005 熱設計・対策技術シンポジウム、発行日.2005年4月20日(社団法人日本能率協会)、Session G3 放熱実装の最新設計事例I(p.G3−3−1〜G3−3−4)。
しかし、特許文献3のように、導光板の背面に特定形状の凹部を設けた場合であっても、LED光源の前方における導光板の輝度はやはり高くなり、輝度むらを完全に解消することはできない。したがって、導光板の光出射面における輝度分布が十分に均一ではなく、さらに改善の余地があった。
本発明は、その厚さを増加させること無く、LED光源の直上の位置における輝度が高いことによる輝度むらが低減された面光源装置を提供することを目的の一つとしている。
また本発明は、例えばRGBなど複数色のLED光源を用いる場合に、輝度むらだけでなく色むらも低減された面光源装置を提供することを目的の一つとしている。
さらに本発明は、このような面光源装置を備えた表示装置を提供することを目的の一つとしている。
本発明は、以下の[1]〜[14]に記述したとおりである。
[1] 基板に配置された複数の発光素子と、
前記基板の前方に配置された導光部材と、
前記導光部材の背面に配置された反射部と、を備え、
前記導光部材の背面には、発光素子の直上の位置に背面側凹部が設けられ、
前記導光部材の前面には、隣接する2つの発光素子間の位置、または、隣接する少なくとも3つの発光素子の配置位置を頂点とする多角形の内側の位置に、前面側凹部が設けられていることを特徴とする面光源装置。
[2] 前記発光素子が一列に配置され、隣接する2つの発光素子間の位置に前記前面側
凹部が設けられていることを特徴とする[1]に記載の面光源装置。
[3] 前記発光素子の列における少なくとも一部において、発光色が互いに異なる発光
素子が隣接して配置されていることを特徴とする[2]に記載の面光源装置。
[4] 前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子からなること
を特徴とする[3]に記載の面光源装置。
[5] 隣接する3つの前記発光素子の配置位置を頂点とする三角形の内側の位置に、前
記前面側凹部が設けられていることを特徴とする[1]に記載の面光源装置。
[6] 隣接する3つの前記発光素子のうち、少なくとも2つの発光色が互いに異なるこ
とを特徴とする[5]に記載の面光源装置。
[7] 前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子からなり、隣
接する3つの前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子のうち少なくとも2種類からなることを特徴とする[6]に記載の面光源装置。
[8] 隣接する4つの前記発光素子の配置位置を頂点とする四角形の内側の位置に、前
記前面側凹部が設けられていることを特徴とする[1]に記載の面光源装置。
[9] 隣接する4つの前記発光素子のうち、少なくとも2つの発光色が互いに異なるこ
とを特徴とする[8]に記載の面光源装置。
[10] 前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子からなり、
隣接する4つの前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子のうち少なくとも2種類からなることを特徴とする[9]に記載の面光源装置。
[11] 前記背面側凹部の形状が、円錐、角錐、円柱、角柱または半球であることを特
徴とする[1]〜[10]のいずれかに記載の面光源装置。
[12] 前記前面側凹部の形状が、円錐、角錐、円柱、角柱または半球であることを特
徴とする[1]〜[11]のいずれかに記載の面光源装置。
[13] 前記前面側凹部と前記背面側凹部は、導光板の垂線方向への投影面において重
ならずに互いに離れるように配置されていることを特徴とする[1]〜[12]のいずれかに記載の面光源装置。
[14] 前記前面側凹部の表面は、拡散反射面であることを特徴とする[1]〜[13]の
いずれかに記載の面光源装置。
[15] [1]〜[14]のいずれかに記載の面光源装置を備えることを特徴とする表示装
置。
[16] 表示部が液晶パネルであることを特徴とする[15]に記載の表示装置。
本発明の面光源装置は、薄型でありながら輝度および色度の均一性が良好である。
本発明の表示装置は、上記の面光源装置をバックライトとして液晶ディスプレイ等の表示装置が構成されているので、高画質の画像を得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明について詳細に説明する。
なお、本明細書において、便宜上、LED光源が配置された基板から見た導光部材側を「上」という場合がある。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施の形態が適用される液晶表示装置の一例の全体構成を示す図である。本実施の形態が適用される液晶表示装置は、直下型の面光源装置(バックライト)50として、発光部を収容するバックライトフレーム(筐体)51と、発光源として固体発光素子の一つである発光ダイオード(LED)53を複数個配列させた基板としてのLED基板
(実装基板)52とを備えている。
また、バックライト装置50は、LED基板(実装基板)52上にバックライトフレーム(筐体)51内に収容される本発明の特徴である導光部材54を備えている。図7に示した従来の直下型バックライト装置との相違は、発光ダイオードと拡散シートとの空間に導光部材が介在する点であり、バックライトの厚みを増すことなく、発光ダイオードと拡散シートとの間隔を小さくすることができる。
導光部材の上に光学補償シートの積層体として、面全体を均一な明るさとするために光を散乱・拡散させる拡散シート55と、前方への集光効果を持たせた回折格子フィルムであるプリズムシート56,57とを備えている。
また、液晶表示モジュール60として、2枚のガラス基板により液晶が挟まれている液晶パネル61と、この液晶パネル61の各々のガラス基板に積層され、光波の振動をある方向に制限するための偏光板(偏光フィルタ)62,63とを備えている。更に、液晶表示装置には、図示しない駆動用LSIなどの周辺部材が配置される。
この液晶パネル61は、図示しない各種構成要素を含んで構成されている。例えば、2枚のガラス基板に、図示しない表示電極、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)などのアクティブ素子、液晶、スペーサ、シール剤、配向膜、共通電極、保護膜、カラーフィルタ等を備えている。
本発明の面光源装置には、上述のように基板の上に導光部材が配置されており、導光部材の背面には反射部を備えている。ここで、導光部材の「背面」とは、基板と対向するいわゆる導光部材の下面に相当する。
LED光源は、例えば、数百μm〜1mmサイズの発光ダイオード素子を備えており、その具体的な形態としては、ベアチップの形態、発光ダイオード素子がパッケージに実装された形態、発光ダイオード素子がレンズ作用を有する部材等と一体化された形態などが挙げられる。
LED光源を基板へ配置する態様としては、赤色(R)、緑色(G)、および青色(B)の発光ダイオード素子を基板上に配置し、これらの三原色の混色により白色を発光させる態様が好ましい。
R,G,Bの各LEDランプは、例えば、R,G,B各1個ずつで1単位としたもの、R1個、G2個、B1個で1単位としたもの、R2個、G2個、B1個で1単位としたものなどを単位光源として、単位光源内における各色LED光源の相対位置を一定とし、単位光源を基板に規則的に配列する仕方で配置される。例えば、単位光源がR2個、G2個、B1個を線状に配置したものである場合には、R,G,B,G,Rの順番で各色LED光源を配列する。
また、面光源装置が白色照明用である場合、R,G,Bの組み合わせのほか、黄、橙などのいわゆる中間色のLED光源を用いて、他のLED光源からの発光との混色によって白色を発光させるようにしてもよい。
LED光源の配置間隔は、特に限定されないが、ハイパワー素子を用いる場合には、5mm以上であることが好ましい。
LED光源が配置される基板は、回路基板と放熱性基板とから構成するのが好ましい。回路基板は、LED光源に通電する回路が形成された基板であり、発光ダイオード素子の
カソードとアノードが回路へ電気的に接続される。回路基板を得る方法としては、ガラスエポキシ基板などの絶縁性樹脂基板に銅箔を貼り合わせ、銅箔を回路状にエッチングする方法が挙げられる。
放熱性基板は、アルミニウム、銅、ステンレス等の金属、窒化アルミニウム等の高熱伝導性セラミックスなどの、熱伝導率が高い材料からなる基板であり、回路基板の背面に貼り合わせることによって、発光ダイオード素子から発生する熱を放熱させる。
放熱性の点からは、発光ダイオード素子は、パッケージに実装することなく、ベアチップのままで、放熱性基板上へ直接に接触するように設置することが好ましい。発光ダイオード素子は、例えば、回路基板における発光ダイオード素子を設置する部分に貫通孔を設け、この貫通孔から露出した放熱性基板上に、銀ペーストや熱伝導性シリコーンにより接合するか、鉛はんだや金−錫共晶はんだなどの金属を熱的に溶融させ、ベアチップのアノードおよびカソードと、回路基板の電極パッドとを接続(バンプを介したフェイスダウン接続)する等、熱抵抗が小さい接合手段を用いて接着または固定する。
そして、発光ダイオード素子のアノードおよびカソードと、回路基板上の電極パッドとを、金属バンプに代表される金属接合、ワイヤボンディングなどにより電気的に接続する。貫通孔内を含む領域は、光学活性光線または熱により硬化する樹脂、あるいは熱可塑性樹脂により樹脂封止されていてもよい。
導光部材の背面に配置される反射部の例としては、導光部材の背面に貼り合わせた白色反射シート、導光部材の背面に印刷した白色塗料の膜、回路基板上に形成された白色反射層などが挙げられる。
基板に配置されたLED光源の導光部材よりもさらに前方には、好ましくは1cm〜5cmの間隔をおいて、図10に示した面光源装置と同様に拡散板を配置することが好ましい。例えば、底面および側面を反射シートで覆った筐体の底面にLED光源を配列し、筐体の上面側に拡散部材が配置される。
導光部材は、光を伝播させることが可能な樹脂、ガラスおよびこれらの複合物等からなる板状の部材であり、その厚さは、例えば0.2mm〜20mmである。いわゆる直下型バックライトにおいて、輝度と色度の均一化を十分に達成し、かつ面光源装置が厚くならないようにするためには、導光部材を用いることが有効である。すなわち、直下型バックライトでは、LED光源は前向きに設置されているので、導光部材内に光を拡散させ均一に伝播させた後に前方へ光を取り出すことが望ましい。
本発明では、導光部材の背面におけるLED光源の直上の位置に、背面側凹部が設けられる。さらに、導光部材の前面における隣接する2つのLED光源間の位置、または、隣接する少なくとも3つのLED光源の配置位置を頂点とする多角形の内側の位置に、前面側凹部が設けられる。
上記の背面側凹部を設けることによって、LED光源から前方へ出射された光の少なくとも一部は、背面側凹部で散乱されると共に、導光部材の前面および/または背面で反射された後に、導光部材の前面から出射される。このように、導光部材の輝度が最も高くなるLED光源の直上の位置に背面側凹部が設けられているため、LED光源の前方で導光部材の輝度が高くなることにより輝度むらが生じることが抑制され、導光部材の光出射面における輝度分布の均一性を高めることができる。
なお、「LED光源の直上の位置」とは、導光部材の背面において、着目するLED光
源からの距離が最も短い位置を意味する。したがって、好ましくは、LED光源の直上の位置と、背面側凹部の縦断面の中心とは一致する。ただし、厳密に一致していなくてもよく、若干の誤差があってもよい。
さらに、上記の前面側凹部を設けることによって、LED光源から前方へ出射され背面側凹部で散乱された光および、導光部材の前面および/または背面で反射された光が、前面側凹部へ入射される。前面側凹部へ入射したLED光源からの光の一部は、凹部面での屈折により、導光部材前方へ向きを変える。そのため、前面側凹部の輝度は高まり、輝度むらが生じることがさらに抑制され、導光部材の光出射面における輝度分布の均一性をいっそう高めることができる。
さらに、発光色が異なるLED光源の間に前面側凹部を配置すると、これらのLED光源から前面側凹部に入射した各色の光が前面側凹部で混色され、擬似的な混色輝点となる。例えば、隣接するLED光源の発光色を、R,G,Bなど、混色により白色となる組み合わせとすると、これらの間に配置された前面側凹部は、擬似的な白色輝点となる。そのため、色むらを低減することができる。
図2(a)〜図2(d)は、本発明の一実施形態における面光源装置の一部断面図である。図示したように、図2(a)〜図2(c)では、基板9の凹部9a内にLED光源3が配置され、その上には導光部材8が配置され、導光板8の背面には反射シート5が配置されている。導光部材8の背面には、LED光源3の直上の位置に背面側凹部8aが設けられている。図2(d)では、凹部9aを設けずに、平坦な基板9の上にLED光源3を配置している。
基板9の面方向におけるLED光源3の最大断面積は、図2(a)、図2(b)および図2(d)のように背面側凹部8aの最大断面積より小さくてもよく、図2(c)のように背面側凹部8aの最大断面積より大きくてもよい。
また、LED光源3は、図2(a)および図2(c)のように、基板9に設けられた凹部9aの中に、LED光源3の上端が基板9の上面よりも下方に位置するように、すなわちLED光源3が基板9から上に突出しないように設置してもよく、図2(b)のように、LED光源3が基板9から上に突出するように設置してもよい。また、図2(d)の場合、LED光源3と凹部9aとの間に樹脂を充填してもよい。
背面側凹部は、円錐、角錐、円柱、角柱、半球(薄型凸レンズ形状を含む)であることが好ましい。円錐形状の背面側凹部を図3(a)に、円柱形状の背面側凹部を図3(b)に、半球形状の背面側凹部を図3(c)に、薄型凸レンズ形状の背面側凹部を図3(d)に示した。
LED光源がレンズ部を有している場合には、背面側凹部の形状は、円錐、角錐、円柱、角柱または半球など各種の形状であってよい。
LED光源が、基板よりも上に突出しないように設置されている場合には、背面側凹部の形状は、円錐、角錐、直方体、円柱または半球が好ましい。特に好ましいのは、円錐形状であり、その頂角は120度以下が好ましく、30度〜90度がより好ましい。
図2(a)〜図2(d)に示したように、導光部材8の前面における各LED光源3の間の位置には、前面側凹部8bが設けられている。前面側凹部8bの寸法は、各LEDランプ3からの入射光を屈折することにより擬似的な輝点となれば、特に限定されないが、例えば背面側凹部8aと同程度である。
図2(a)〜図2(d)に示したように、本発明では、前面側凹部8bが、導光部材8の垂線方向への投影面において背面側凹部8aと重ならない位置に設けられているので、LED光源3からの光を導光部材8の横方向(面方向)へ効率的に導くことができ、かつ、前面側凹部8bを擬似的な輝点として導光部材8の前方へ光を取り出すことができる。
前面側凹部8bの表面は、拡散反射面であってもよい。例えば、当該面をスリガラス状に形成することで光の拡散が促進され、これによって、RGB等の各色LED光源を配置した場合に当該面から出る光の混色が促進される。
前面側凹部の形状は、円錐、角錐、円柱、角柱または半球など、各種の形状であってよいが、円錐または半球であることが好ましい。円錐形状の前面側凹部を図4に示した。前面側凹部の形状が円錐または角錐である場合、好ましい頂角の大きさは、前面側凹部のLED光源からの距離、導光板の厚さ、背面側凹部の頂角などによって変化する。前面側凹部のLED光源からの距離が近い場合には、LED光源からの光をさらに遠くへ導光させる必要があるため、頂角を大きくして前方への出射を抑える方がよい。一方、前面側凹部のLED光源からの距離が遠い場合には、頂角を小さくして導光されてきた光の多くを前方へ出射させる方がよい。
本発明では、上記の前面側凹部は、導光部材の前面における、隣接する2つのLED光源の間の位置、または、隣接する少なくとも3つのLED光源の配置位置を頂点とする多角形の内側の位置に配置される。前者における前面側凹部の配置例を図5(a),図6(a)に、後者における前面側凹部の配置例を図5(b),図6(b)、および図5(c),図6(c)に示した。なお、図5(a)〜図5(c)では、規則的な配置の繰り返しのうち一単位のみを示し、図6(a)〜図6(c)では、それよりもやや広い範囲を示している。また、図5(b),図6(b)は、R,G,Bの各LED光源の配置位置を頂点とする三角形の内側の位置に前面側凹部を配置した例、図5(c),図6(c)は、4つのLED光源の配置位置を頂点とする四角形の内側の位置に前面側凹部を配置した例を示している。
図5(a)のように、前面側凹部を、導光部材の前面における隣接する2つのLED光源の間の位置に設ける場合、各LED光源の導光板前面への投影点同士を結ぶ線の中点またはその近傍位置に配置することが好ましい。
また、LED光源として、例えば赤色LED光源、緑色LED光源および青色LED光源からなる組み合わせを用いて、LED光源の列における少なくとも一部において、発光色が互いに異なるLED光源が隣接して配置されていることが好ましい。
このように、発光色が異なるLED光源の間に前面側凹部を配置すると、これらのLED光源から前面側凹部に入射した各色の光が前面側凹部で混色され、擬似的な混色輝点となるので、色むらを低減することができる。
図5(b)および図5(c)のように、前面側凹部を、導光部材の前面における、隣接する少なくとも3つのLED光源の配置位置を頂点とする多角形の内側の位置に設ける場合、各LED光源の導光部材前面への投影点を頂点とする多角形の中心位置またはその近傍位置に配置することが好ましい。図5(b)では3つのLED光源3R,3G,3Bを頂点とした三角形の中心に前面側凹部8bを設けている。図5(c)では4つのLEDランプ3を頂点とした四角形の中心に前面側凹部8bを設けている。
また、LED光源として、例えば赤色LED光源、緑色LED光源および青色LED光源からなる組み合わせを用いて、隣接する少なくとも3つのLED光源のうち、少なくと
も2つの発光色が互いに異なるようにすることが好ましい。
このように、発光色が異なるLED光源を含む多角形の内部に前面側凹部を配置すると、これらのLED光源から前面側凹部に入射した各色の光が前面側凹部で混色され、擬似的な混色輝点となるので、色むらを低減することができる。
本発明では、導光部材8の前面における背面側凹部8aの直上の位置にも、以上に説明したような前面側凹部8bと同様な凹部を設けるようにしてもよい。なお、前面側に設けられる凹部は、必要に応じて複数の凹部を高密度に近接させて配置するようにしてもよいが、導光部材前面の全体に密に形成するのではなく、導光部材前面に平坦な部分が少なくとも一部残存するように形成することが、導光部材の横方向へ光を拡散させる点で好ましい。
また、本発明において、導光部材前面または背面には、輝度の均一性をより高めるために、必要に応じて、光散乱ドットを形成してもよい。光散乱ドットは、散乱性インクをドット印刷するか、あるいは導光部材と一体成形することによって形成することができる。
本発明の表示装置は、以上に説明した面光源装置を備えている。典型的には、当該表示装置の表示部は液晶パネルであり、面光源装置は、図10のように液晶パネルの背面にバックライトとして配置される。
実施例
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
横110mm×縦40mm×厚さ1mmのアルミニウムベース板上に、厚さ40μmの白色絶縁層、さらに銅配線パターンを形成した基板上に、1W級の青色LEDチップと緑色LEDチップ、0.5W級の赤色LEDチップを12mm間隔で、緑、赤、青、緑、緑、赤、青、緑の順に直線状に配列させて実装したLED基板を用意した。
底面横115mm×縦45mm、深さ30mmで前面が開口したアルミニウム製筐体の開口部以外の内面に、東レ製白色反射フィルム(ルミラー60L)を貼り合わせ、次いで、底面にこのLEDチップが搭載されたLED基板を配置し固定した。
横110mm×縦40mm×厚さ2mmのアクリル製透明板(住友化学社製、商品名スミベックス)の背面側であって、各LEDチップの中心の直上となる位置に、頂角105度深さ1mmの円錐状の凹部を設けた。
さらに、このアクリル製透明板の前面側であって、隣接するLEDチップの透明板前面への投影点同士を結ぶ線上における中点の位置に、頂角125度、深さ1mmの凹部を設けた。次いで、このアクリル製透明板を、背面側凹部の円錐底面がLEDチップと対向するように、アルミニウム筐体内のLED基板上に配置し固定した。図8に、RGBの各LEDランプと、前面側凹部との配置を示す。
続けて、アルミニウム製筐体の開口部全面に拡散板(帝人化成製ポリカーボネート、商品名PC9391−50HL)を固定し、面光源装置を作成した。
次に、赤色LED、緑色LED、青色LEDのそれぞれに、200mA、175mA、80mAの電流を流し、拡散板上の輝度と色度座標を色彩度計(コニカミノルタ社製、商品名CS1000)で測定した。
拡散板上全体の平均輝度は5500cd/m2であり、拡散板上で各LEDチップの直
上にあたる位置を結ぶ直線上を3mm間隔で測定した各点の輝度のばらつき((最大輝度−最小輝度)/平均輝度×100%)は81%であった。
また、拡散板上全体の色度座標は(X,Y)=(0.29,0.30)であり、拡散板上で各LEDチップの直上にあたる位置を結ぶ直線上を3mm間隔で測定した各点の色度座標のばらつきは(色度座標X,Yそれぞれの最大値と最小値との差)は、ΔX=0.011、ΔY=0.016であった。
[比較例1]
アクリル製透明板の背面側にのみ凹部を設け、前面側には凹部を設けなかった以外は実施例1と同様にして面光源装置を作製し、拡散板上の輝度と色度座標を測定した。
拡散板上全体の平均輝度は5800cd/m2であり、拡散板上で各LEDチップの直
上にあたる位置を結ぶ直線上を3mm間隔で測定した各点の輝度のばらつき((最大輝度−最小輝度)/平均輝度×100%)は65%であった。
拡散板上全体の色度座標は(X,Y)=(0.29,0.30)であり、拡散板上で各LEDチップの直上にあたる位置を結ぶ直線上を3mm間隔で測定した各点の色度座標のばらつき(色度座標X,Yそれぞれの最大値と最小値との差)は、ΔX=0.029、ΔY=0.036であった。
[実施例2]
横36mm×縦36mm×厚さ1mmのアルミニウムベース板上に、厚さ40μmの白色絶縁層、さらに銅配線パターンを形成した基板上に、1W級の青色LEDチップ、緑色LEDチップをそれぞれ6mm間隔で直線上に4個直列に配列し、この直線上に配列したLED列を12mm間隔で、緑、青、緑の順に配置した。さらに、0.5W級の赤色LEDを6mm間隔で直線上に4個直列した配列を、この緑列と青列の中間で、かつ、赤色LEDチップが、隣り合う緑色LEDチップと青色LEDチップを結ぶ線より上下に3mmずれた位置になるように配置したLED基板を用意した。
底面横38mm×縦38mm、深さ15mmで前面が開口したアルミニウム製筐体の開口部以外の内面に、東レ製白色反射フィルム(ルミラー60L)を貼り合わせ、次いで、底面にこのLEDチップが搭載されたLED基板を配置し固定した。
横37mm×縦37mm×厚さ2mmのポリカーボネート樹脂製透明板の背面側であって、各LEDチップの中心の直上となる位置に、頂角75度、深さ1.2mmの円錐状の凹部を設けた。
また、この透明板の前面側であって、同色の隣接するLEDチップの透明板前面への投影点同士を結ぶ線上における中点の位置と、隣接する異色のLEDチップの透明板前面への投影点と、を結ぶ線上における中点の位置に、頂角105度、深さ1mmの円錐状の凹部を設けた。次いで、この透明板を、背面側凹部の円錐底面がLEDチップと対向するように、アルミニウム筐体内のLED基板上に配置し固定した。図9に、RGBの各LED光源と、前面側凹部との配置を示す。
続けて、アルミニウム製筐体の開口部全面に拡散板(帝人化成製ポリカーボネート、商品名PC9391−50HL)を固定し、面光源装置を作製した。
次に、赤色LED、緑色LED、青色LEDのそれぞれに、200mA、350mA、160mAの電流を流し、拡散板上の輝度と色度座標を色彩度計(コニカミノルタ社製、商品名CS1000)で測定した。
拡散板上全体の平均輝度は5500cd/m2であり、拡散板上における3mm間隔の
格子点の輝度のばらつき((最大輝度−最小輝度)/平均輝度×100%)は89%であった。
また、拡散板上全体の色度座標は(X,Y)=(0.29,0.30)であり、拡散板上における3mm間隔の格子点の色度座標のばらつきは(色度座標X,Yそれぞれの最大値と最小値との差)は、ΔX=0.017、ΔY=0.021であった。
[比較例2]
ポリカーボネート樹脂製透明板の背面側にのみ凹部を設け、前面側には凹部を設けなかった以外は実施例2と同様にして面光源装置を作製し、拡散板上の輝度と色度座標を測定した。
拡散板上全体の平均輝度は29000cd/m2であり、拡散板上で3mm間隔の格子
点の輝度のばらつき((最大輝度−最小輝度)/平均輝度×100%)は78%であった。
拡散板上全体の色度座標は(X,Y)=(0.29,0.30)であり、拡散板上における3mm間隔の格子点の色度座標のばらつき(色度座標X,Yそれぞれの最大値と最小値との差)は、ΔX=0.015、ΔY=0.019であった。
[実施例3]
横140mm×縦140mm×厚さ1mmのアルミニウムベース板上に、厚さ40μmの白色絶縁層、さらに銅配線パターンを形成し、さらに、LED光源を収納する直径4mmの領域以外の部分に厚さ2mmの白色絶縁樹脂層を形成し、LED光源収納部分が凹部形状を有する基板を作製した。
凹部は、一辺を20mmとする正方形の中心点および4つの角の計5点を1ユニットと見なした場合、ユニットの中心点間の距離が40mmの間隔となるように上下、左右に3ユニットずつ計9ユニット配置において、各ユニットの中心点および角の位置に形成した。さらに、隣接する上下左右の各ユニットの中心点を結ぶ直線上であって中点の位置にも凹部を形成した。
横3.5mm×縦2.8mm×高さ2.2mmサイズでLEDチップの収容可能なセラミックス製パッケージ内に、1W級の青色LEDチップ、緑色LEDチップ、0.5W級の赤色LEDチップをそれぞれ実装し、空隙を透明エポキシ樹脂(サンユレック社製、商品名NLD−L−645)で充填し、青色、緑色、赤色LED光源を作製した。
次に、青色LED光源を、各ユニットの中心点の位置にある凹部、および上下左右の隣接する各ユニットの中心点を結ぶ直線上における中点の位置にある凹部に配置し、さらに、各ユニットの対角の位置関係にある2つの角部の位置の凹部に赤色LED光源を配置し、反対の対角の位置関係にある2つの角部の位置の凹部に緑色LED光源を配置した基板を作製した。
底面横145mm×縦145mm、深さ35mmで前面が開口したアルミニウム製筐体の開口部以外の内面に、東レ製白色反射フィルム(ルミラー60L)を貼り合わせ、次いで、底面にこのLEDチップが搭載されたLED基板を配置し固定した。
横140mm×縦140mm×厚さ3mmのポリカーボネート樹脂製透明板の背面側であって、各LED光源の中心の直上となる位置に、頂角90度、深さ2mmの円錐状の凹部を設けた。
また、この透明板の前面側であって、上下左右の青色LED光源の透明板前面への投影
点同士を結ぶ線上における中点の位置に、直径5mm、深さ2.5mmの半球状の凹部を設けた。次いで、この透明板を、背面側凹部の円錐底面がLED光源と対向するように、アルミニウム筐体内の基板に配置し固定した。図9に、RGBの各LED光源と、前面側凹部との配置を示す。
続けて、アルミニウム製筐体の開口部全面に拡散板(帝人化成製ポリカーボネート、商品名PC9391−50HL)を固定し、面光源装置を作製した。
次に、赤色LED、緑色LED、青色LEDのそれぞれに、200mA、350mA、65mAの電流を流し、拡散板上の輝度と色度座標を色彩輝度計(コニカミノルタ社製、商品名CS1000)で測定した。
拡散板上全体の平均輝度は5300cd/m2であり、拡散板上における10mm間隔
の格子点の輝度のばらつき((最大輝度−最小輝度)/平均輝度×100%)は84%であった。
また、拡散板上全体の色度座標は(X,Y)=(0.29,0.29)であり、拡散板上における10mm間隔の格子点の色度座標のばらつきは(色度座標X,Yそれぞれの最大値と最小値との差)は、ΔX=0.014、ΔY=0.016であった。
[比較例3]
ポリカーボネート樹脂製透明板の背面側にのみ凹部を設け、前面側には凹部を設けなかった以外は実施例3と同様にして面光源装置を作製し、拡散板上の輝度と色度座標を測定した。
拡散板上全体の平均輝度は4800cd/m2であり、拡散板上における10mm間隔
の格子点の輝度のばらつき((最大輝度−最小輝度)/平均輝度×100%)は73%であった。
また、拡散板上全体の色度座標は(X,Y)=(0.29,0.29)であり、拡散板上における10mm間隔の格子点の色度座標のばらつき(色度座標X,Yそれぞれの最大値と最小値との差)は、ΔX=0.019、ΔY=0.020であった。
[実施例4]
横140mm×縦140mm×厚さ3mmのポリカーボネート樹脂製透明板の背面側であって、各LED光源の中心の直上となる位置に形成された円錐状の凹部以外の領域に、酸化チタン微粒子を含むアクリル系白色塗料を塗布し厚さ5〜50μmの白色反射膜を設けた以外は実施例3と同様にして面光源装置を作製した。
次に、赤色LED、緑色LED、青色LEDのそれぞれに、110mA、300mA、60mAの電流を流し、実施例3と同様に、拡散板上の輝度と色度座標を色彩輝度計(コニカミノルタ社製、商品名CS1000)で測定した。
拡散板上全体の平均輝度は5800cd/m2であり、拡散板上における10mm間隔
の格子点の輝度のばらつき((最大輝度−最小輝度)/平均輝度×100%)は79%であった。
また、拡散板上全体の色度座標は(X,Y)=(0.29,0.29)であり、拡散板上における10mm間隔の格子点の色度座標のばらつきは(色度座標X,Yそれぞれの最大値と最小値との差)は、ΔX=0.017、ΔY=0.018であった。
図1は本発明の一実施形態が適用される液晶表示装置の一例の全体構成を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態における面光源装置の一部断面図である。 図3は、導光部材の背面に配置された背面側凹部の形状の例を示した断面図である。 図4は、導光部材の前面に配置された前面側凹部の形状の例を示した断面図である。 図5は、導光部材の前面側凹部および背面側凹部のLED光源に対する配置例を示した平面図であり、繰り返し配列単位のうち一単位のみ示している。 図6は、導光部材の前面側凹部および背面側凹部のLEDランプに対する配置例を示した平面図であり、図5よりもやや広い範囲を示している。 図7は、実施例1におけるRGBの各LED光源と導光板の前面側凹部との配置を示した上面図である。 図8は、実施例2におけるRGBの各LED光源と導光板の前面側凹部との配置を示した上面図である。 図9は、実施例3におけるRGBの各LED光源と導光板の前面側凹部との配置を示した上面図である。 図10は、液晶表示パネルの直下に配置された従来の直下型面光源装置の断面図である。
符号の説明
1 液晶パネル
2 面光源装置
3 LED光源
3R 赤色LED光源
3G 緑色LED光源
3B 青色LED光源
4 筐体
5 反射シート
6 拡散シート
7 レンズシート(プリズムシート)
8 導光部材
8a 背面側凹部
8b 前面側凹部
9 基板
9a 凹部
50 面光源装置(バックライト)
51 バックライトフレーム
52 LED基板(実装基板)
53 発光ダイオード(LED)
54 導光部材(板)
55 拡散シート
56,57 プリズムシート
60 液晶表示モジュール
61 液晶パネル
62,63 偏光板(偏光フィルタ)

Claims (16)

  1. 基板に配置された複数の発光素子と、
    前記基板の前方に配置された導光部材と、
    前記導光部材の背面に配置された反射部と、を備え、
    前記導光部材の背面には、発光素子の直上の位置に背面側凹部が設けられ、
    前記導光部材の前面には、隣接する2つの発光素子間の位置、または、隣接する少なくとも3つの発光素子の配置位置を頂点とする多角形の内側の位置に、前面側凹部が設けられていることを特徴とする面光源装置。
  2. 前記発光素子が一列に配置され、隣接する2つの発光素子間の位置に前記前面側凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。
  3. 前記発光素子の列における少なくとも一部において、発光色が互いに異なる発光素子が隣接して配置されていることを特徴とする請求項2に記載の面光源装置。
  4. 前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子からなることを特徴とする請求項3に記載の面光源装置。
  5. 隣接する3つの前記発光素子の配置位置を頂点とする三角形の内側の位置に、前記前面側凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。
  6. 隣接する3つの前記発光素子のうち、少なくとも2つの発光色が互いに異なることを特徴とする請求項5に記載の面光源装置。
  7. 前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子からなり、隣接する3つの前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子のうち少なくとも2種類からなることを特徴とする請求項6に記載の面光源装置。
  8. 隣接する4つの前記発光素子の配置位置を頂点とする四角形の内側の位置に、前記前面側凹部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。
  9. 隣接する4つの前記発光素子のうち、少なくとも2つの発光色が互いに異なることを特徴とする請求項8に記載の面光源装置。
  10. 前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子からなり、隣接する4つの前記発光素子は、赤色発光素子、緑色発光素子および青色発光素子のうち少なくとも2種類からなることを特徴とする請求項9に記載の面光源装置。
  11. 前記背面側凹部の形状が、円錐、角錐、円柱、角柱または半球であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の面光源装置。
  12. 前記前面側凹部の形状が、円錐、角錐、円柱、角柱または半球であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の面光源装置。
  13. 前記前面側凹部と前記背面側凹部は、導光板の垂線方向への投影面において重ならずに互いに離れるように配置されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の面光源装置。
  14. 前記前面側凹部の表面は、拡散反射面であることを特徴とする請求項1〜13のいずれ
    かに記載の面光源装置。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の面光源装置を備えることを特徴とする表示装置。
  16. 表示部が液晶パネルであることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
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