JP4884956B2 - 導光部材および面光源装置ならびに表示装置 - Google Patents

導光部材および面光源装置ならびに表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば液晶ディスプレイのバックライトなどとして用いられる面光源装置用の導光部材、それを用いた面光源装置、および該面光源装置を備えた表示装置に関する。
近年、発光ダイオード素子は発光効率が著しく向上し、照明への応用が進んでいる。特に、液晶ディスプレイのバックライトとして発光ダイオード素子を用いた場合には、良好な色再現性と高速応答性が実現でき、高品位な画質を達成することが期待されている(特許文献1)。
従来、液晶ディスプレイのバックライトとしては、薄型化、低消費電力化のために、光源として冷陰極管を筐体の端面に配置したいわゆるエッジライト型のものが主流であったが(特許文献2)、近年液晶ディスプレイの大型化の要求が高まり、エッジライト型では輝度の向上および均一化を図るには限界がある。そのため、大型の液晶ディスプレイ用として直下型ライトの採用が検討されている。
図5は、液晶ディスプレイに用いられる従来の直下型面光源装置の構造を示した断面図である(非特許文献1など)。この面光源装置11は、液晶パネル21の直下に配置される。面光源装置11には、発光ダイオード素子を用いたLED光源1が筐体12の底面にアレイ状に配列されており、例えばRGBの3色など、互いに発光色が異なる複数色のLED光源1を光源としている。筐体12の底面および側面は反射シート13で覆われている。LED光源1の上方には、LED光源1から通常は1〜5cmの距離を隔てて、拡散シート14とプリズムシート15が配置されている。
LED光源1を発光させると、出射された光は直接または反射シート13によって反射されて拡散シート14に向かい、拡散シート14内で乱反射し、その後、プリズムシート15を通過することで垂直方向に光線が傾けられ、液晶パネル21に入射する。異なるLED光源1から出射した光は、拡散シート14との間の空間で混じりあい、さらに拡散シート14内で乱反射することにより混合が促進され、これによって輝度と色度が均一化される。
しかし、単色LED光源ではなくRGBのような複数色のLED光源を用いて混色する場合には、混色が十分でなく、色むらが見えてしまうという問題がある。
例えば、LED光源と拡散シートとの間の距離を大きくすれば、空間混色によって色むらをある程度は低減できるが、これはバックライトの厚さの増大を招き、フラットパネルディスプレイにとっては好ましくない。
このような直下型の面光源装置において、色度の均一性をより高め、かつ面光源装置が厚くならないようにするためには、LED光源を配置した基板の前方に、LED光源と対向する導光板を配置し、導光板の背面に反射層を配置することにより、各LED光源からの光を導光板内で横方向へ伝播させて拡散してからその前方へ光を取り出すことが有効である。
しかし、このような導光板を用いた場合であっても、LEDチップからの放熱や、LEDチップを配置する基板の回路設計などの点から、各LED光源の配置位置には一定の制約がある。そのため、RGB等の互いに異なる発光色の発光起点の相対位置が制約されることになり、これは十分な混色を制限する要因となる。
以上のように、液晶ディスプレイ用のバックライトなどのように白色の面状光源を得るためには、RGB等の複数色のLED光源を使用する必要がある。一方、複数色のLED光源による混色によらずに白色を得る手段としては、白色LED光源を用いることが考えられる(特許文献4および5)。従来公知である白色LED光源では、基板に対してフェイスダウンボンディングしたLEDベアチップの周囲にYAG−Ce等の無機蛍光体粒子を分散した樹脂層を設け、例えば青色LEDベアチップからの青色光と、青色LEDベアチップからの光で励起された無機蛍光体粒子からの黄色蛍光との混色によって、全体として白色を発光させている。
特許第3576541号公報 特許第2732492号公報 特開平10−82915号公報 特開2004−55772号公報 特開2004−70193号公報 TECHNO−FRONTIER SYMPOSIUM 2005 熱設計・対策技術シンポジウム、発行日.2005年4月20日(社団法人日本能率協会)、Session G3 放熱実装の最新設計事例I(p.G3−3−1〜G3−3−4)。
しかし、上記のような白色LED光源からの光は、見た目は白色であるが、可視光波長域における発光特性がフラットではなく発光強度の波長分布に偏りがある。液晶ディスプレイでは、液晶パネルにRGBのカラーフィルタを配置し、白色バックライトからの白色光よりカラーフィルタを通じて画素ごとにRGBの各色を取り出すが、例えば上記の白色LED光源では、青色のLED光と黄色の蛍光とを混色して白色を得ているため、可視光波長域の最も長波長側である赤色領域の強度が他の波長域の強度に比べて弱くなる。そのため、赤色フィルタを通じた光の色が不自然になり、演色性が良好ではなくなる。
なお、従来の白色LED光源における蛍光体として、上記したように無機粒子が使用されているが、十分な光伝播性が要求される導光板にこのような無機粒子を分散させた樹脂板を用いると、無機粒子が散乱起点となり横方向への光伝播を阻害し、各LED光源からの光を拡散させる導光板の機能が滅失される。
また、LEDベアチップと単一種類の蛍光体とを組み合わせた上記のような光源は、背面側に配置された各LED光源からの光を、光伝播性を有する一枚の板に導入し、これらの光を板内において横方向へ伝播、拡散させて前方へ出射する機能をもつ導光板への適用を何ら示唆するものではない。
本発明は、複数色の発光素子を用いずとも、演色性の高い白色光が得られる導光部材、該導光部材を用いた面光源装置および表示装置を提供することを目的の一つとしている。
本発明は、以下の[1]〜[8]に記述したとおりである。
[1] 発光波長ピークが380nm〜490nmの範囲にある第一の色の発光素子を実
装した基板の上に配置され、前記発光素子からの光を拡散して上方に導光するための導光部材であって、
前記導光部材は、透明な樹脂からなり、
前記樹脂単独で構成される第一の領域と、
前記第一の色の発光素子の発光により励起されて、前記第一の色の発光素子の発光波長
ピークと異なる波長に発光波長ピークを有する第二の色を発光する発光物質が前記樹脂に溶解している第二の領域と、
前記第一の色の発光素子の発光により励起されて、前記第一および第二の色の発光素子の発光波長ピークと異なる波長に発光波長ピークを有する第三の色を発光する発光物質が前記樹脂に溶解している第三の領域と、
を有することを特徴とする導光部材。
[2] 前記第二の色の発光物質の発光波長ピークが490nm〜560nmの範囲にあ
り、
前記第三の色の発光物質の発光波長ピークが605nm以上の波長にあることを特徴とする[1]に記載の導光部材。
[3] [1]または[2]に記載の導光部材と、
発光波長ピークが380nm〜490nmの範囲にある複数の前記第一の色の発光素子と、
を備えることを特徴とする面光源装置。
[4] 前記第一の色の発光素子は、前記第一の領域、第二の領域、および第三の領域の
それぞれの下方に配置されていることを特徴とする[3]に記載の面光源装置。
[5] 前記第一の色の発光素子は、前記第一の領域の下方に配置されていることを特徴
とする[3]に記載の面光源装置。
[6] 前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする[3]〜[5]のいずれか
に記載の面光源装置。
[7] [3]〜[6]のいずれかに記載の面光源装置を備えることを特徴とする表示装置。
[8] 表示部が液晶パネルであることを特徴とする[7]に記載の表示装置。
なお、上記の発明において、導光部材には、その直下に配置される発光素子から下面が離間した図2−Fのような形態と、導光部材の下方位置の内部に発光素子が一体化された(埋め込まれた)図2−A〜図2−Eのような形態との両方が含まれることを意図している。発光素子が導光部材の「下方に」配置されるという表現は、これら両方の形態に適用される。また、後者の場合には、一体化された導光部材および発光素子のうち、発光素子を除いた部分が導光部材である。
以上の発明によれば、光源として、紫〜青色の単色の発光素子のみを用いている。そして、一つの導光部材の面内に、発光波長ピークが互いに異なる発光物質を含有する二種類以上の領域、例えば緑色発光領域と赤色発光領域とを形成している。
このように、発光体として樹脂に可溶な発光物質、例えば後述するような有機発光物質を用いているので、発光物質が含有された領域においても導光部材には十分な透明性、光伝播性が確保される。なお、樹脂に有機発光物質を溶解させた本発明の導光部材は、無機粒子を樹脂中に分散させたものとは異なる。
そして、上記の発光物質が含有された領域は、紫〜青色以外の光を発光させる光源としての機能と、光を横方向へ伝播させて拡散させる導光機能とを兼ねることになる。
すなわち、本発明では単色の発光素子のみ光源として用いているが、導光板の前記第二および第三の領域に含有された発光物質からの発光が、それよりも長波長側における擬似的な他色の光源となる。
そして、導光部材は、発光色が互いに異なる前記第二および第三の領域と、これらの領
域以外の発光物質が含有されていない前記第一の領域とが全て一体となっているため、発光素子から導光部材内に導入された紫〜青色の前記第一の色の光と、導光部材内の前記第二および第三の領域から発する前記第二および第三の色の光、例えば緑色および赤色等の他色の光とが、導光部材の上下面での反射によって導光部材内を横方向へ伝播して互いに拡散、混合し、白色光として前方へ取り出される。
以上のような構成によれば、面光源装置から取り出される白色光には、発光素子からの紫〜青色の光と、前記第二および第三の領域からの他色の発光、例えば緑色光および赤色光とが含まれているので、可視光波長域において自然光に近いフラットな発光特性が得られ、演色性の高い白色光が得られる。
また、発光物質を溶解した前記第二および第三の領域は、発光素子の直上に配置せずとも、導光部材内に入った後に横方向へ伝播した発光素子からの光によって励起されて発光する。そのため、導光部材における所望の場所に、所望の形状で擬似光源としての前記第二および第三の領域を設けることができるので、複数色の発光素子を用いた場合と比較すると、発光源の位置に対する制限が大幅に減少し、混色が得やすくなり、その結果、面光源装置からの白色光の色むらが小さくなる。
従来のようなRGBの各LED光源を配置したバックライトでは、発生熱量やコストを考えると、LEDを隙間なく並べることは現実的に無理である。したがって、どうしてもRGBの各LED光源間の距離は離れるので、混色を高めたり輝度を均一化するためには、空間的な距離が必要であり、バックライトの厚さは増加する。
これに対して、本発明では、青色LED光源等の発光素子の位置や数に関係なく、前記第二および第三の領域を、導光部材の面内に、自由自在に連続的または離散的に形成することが可能である。よって、光の白色化やバックライト厚の薄型化に有利である。
本発明の導光部材および面光源装置によれば、複数色のLED光源を用いずとも、演色性の高い白色光が得られる。
本発明の表示装置によれば、上記の面光源装置をバックライトとして液晶ディスプレイ等の表示装置が構成されているので、高画質の画像を得ることができる。
以下、図面を参照しながら本発明について詳細に説明する。本明細書において、発光素子が配置された基板から見た導光部材側を「上方」または「前方」という場合があるが、便宜上のものであって本質的にはこれらは同義である。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本実施の形態が適用される液晶表示装置の一例の全体構成を示す図である。本実施の形態が適用される液晶表示装置は、直下型の面光源装置(バックライト)50として、発光部を収容するバックライトフレーム(筐体)51と、発光源として固体発光素子である発光ダイオード(LED)53を複数個配列させた基板としてのLED基板(実装基板)52とを備えている。また、バックライト装置50は、LED基板(実装基板)52上にバックライトフレーム(筐体)51内に収容される本発明の特徴である導光部材54を備えている。図12に示した従来の直下型バックライト装置との相違は、発光ダイオードと拡散シートとの空間に導光部材が介在する点であり、バックライトの厚みを増すことなく、発光ダイオードと拡散シートとの間隔を小さくすることができる。導光部材の上に光学補償シートの積層体として、面全体を均一な明るさとするために光を散乱・拡散させる拡散シート55と、前方への集光効果を持たせた回折格子フィルムであるプリズムシ
ート56,57とを備えている。また、液晶表示モジュール60として、2枚のガラス基板により液晶が挟まれている液晶パネル61と、この液晶パネル61の各々のガラス基板に積層され、光波の振動をある方向に制限するための偏光板(偏光フィルタ)62,63とを備えている。更に、液晶表示装置には、図示しない駆動用LSIなどの周辺部材が配置される。
この液晶パネル61は、図示しない各種構成要素を含んで構成されている。例えば、2枚のガラス基板に、図示しない表示電極、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)などのアクティブ素子、液晶、スペーサ、シール剤、配向膜、共通電極、保護膜、カラーフィルタ等を備えている。
図2−A〜図2−Fは、本本発明の面光源装置における実施形態を示す一部断面図、図3−A〜図3−Eは、本発明の面光源装置における実施形態を示す一部上面図である。これらの実施形態の面光源装置は、液晶ディスプレイの白色バックライトとして用いられる。
図2−A〜図2−Fに示すように、これらの実施形態における面光源装置では、青色光を発する複数のLED光源1が基板3の上面側に配置されている。
複数のLED光源1の上には、光を伝播させることが可能な樹脂を基材とした導光部材2が配置されている。導光部材2の面内には、発光波長ピークが490nm〜560nmの範囲にある有機発光物質を含有する緑色発光領域2a(前記第二の領域)と、発光波長ピークが605nm以上の波長にある有機発光物質を含有する赤色発光領域2b(前記第三の領域)とが、それぞれ複数形成されている。
図2−A〜図2−Cの実施形態では、LED光源1は、導光部材2の有機発光物質が含有されていない樹脂単独領域2c(前記第一の領域)の下方と、緑色発光領域2aの下方と、赤色発光領域2bの下方とにそれぞれ配置されている。
導光部材2の有機発光物質が含有されていない樹脂単独領域2cの下方に配置されたLED光源1からの光は、導光部材2内に入った後、その一部は上下面で反射を繰り返しながら横方向へ伝播する。
緑色発光領域2aの下方に配置されたLED光源1からの光は、導光部材2内に入った後、その一部は緑色発光領域2aに含有された有機発光物質を励起して緑色光を生じさせる。この緑色光の一部は、導光部材2の上下面で反射を繰り返しながら横方向へ伝播する。
赤色発光領域2bの下方に配置されたLED光源1からの光は、導光部材2内に入った後、その一部は赤色発光領域2bに含有された有機発光物質を励起して赤色光を生じさせる。この赤色光の一部は、導光部材2の上下面で反射を繰り返しながら横方向へ伝播する。
LED光源1からの青色光、緑色発光領域2aで生成した緑色光、および赤色発光領域2bで生成した赤色光は、導光部材2内での横方向への伝播によって拡散し、その結果、導光部材2の前方からは、これらの色が混色された白色光が出射される。
図2−Dおよび図2−Eの実施形態では、緑色発光領域2aおよび赤色発光領域2bの下方にはLED光源1を配置せず、有機発光物質が含有されていない樹脂単独領域2cの下方にのみLED光源1を配置している。
これらの実施形態では、LED光源1からの光は、導光部材2内に入った後、その一部は上下面で反射を繰り返しながら横方向へ伝播し、伝播した光の一部は緑色発光領域2aに入って、緑色発光領域2aに含有された有機発光物質を励起して緑色光を生じさせる。この緑色光の一部は、導光部材2の上下面で反射を繰り返しながら横方向へ伝播する。
また、LED光源1から導光部材2内に入った後、横方向へ伝播した光の一部は、赤色発光領域2bに入って、赤色発光領域2bに含有された有機発光物質を励起して赤色光を生じさせる。この赤色光の一部は、導光部材2の上下面で反射を繰り返しながら横方向へ伝播する。
LED光源1からの青色光、緑色発光領域2aで生成した緑色光、および赤色発光領域2bで生成した赤色光は、導光部材2内での横方向への伝播によって拡散し、その結果、導光部材2の前方からは、これらの色が混色された白色光が出射される。
以上に具体的な実施形態を例示したが、本発明の面光源装置は、発光波長ピークが380nm〜490nmの範囲にある複数の発光素子と、その上方に配置される導光部材とを備えている。
LED光源等の発光素子は、互いに間隔をおいて、図3−A〜図3−Cのような線状または、図3−Dおよび図3−Eのようなアレイ状に基板へ配置される。LED光源は、例えば、数百μm〜1mmサイズの発光ダイオード素子を備えており、その具体的な形態としては、ベアチップの形態、発光ダイオード素子がパッケージに実装された形態、発光ダイオード素子がレンズ作用を有する部材等と一体化された形態などが挙げられる。
LED光源が配置される基板としては、例えば、LED光源に通電する回路が形成された基板、あるいは回路基板と放熱性基板との積層体などが挙げられる。回路基板上の電極パッドには、LED光源のアノードとカソードが電気的に接続される。回路基板を得る方法としては、ガラスエポキシ基板などの絶縁性樹脂基板に銅箔を貼り合わせ、銅箔を回路状にエッチングする方法などが挙げられる。
放熱性基板は、アルミニウム、銅、ステンレス等の金属、窒化アルミニウム等のセラミックスなどの、熱伝導率が高い材料からなる基板であり、回路基板の背面に貼り合わせることによって、発光ダイオード素子から発生する熱を放熱させる。
LED光源を基板上に固定する方法としては、例えば、回路基板におけるLED光源を設置する部分に貫通孔を設け、この貫通孔から露出した放熱性基板上に、銀ペーストや熱伝導性シリコーンによりLED光源を接合する方法、鉛はんだや金−錫共晶はんだなどの金属を熱的に溶融させ、ベアチップのアノードおよびカソードと、回路基板の電極パッドとを、バンプを介したフェイスダウンボンディングにより接続する方法等の熱抵抗が小さい接続手段を用いて接続する方法などが挙げられる。
本発明において、導光部材は、光を伝播させることが可能な透明材料からなる板(シート)状の部材であり、好ましくは樹脂を基材として形成される。導光部材の厚さは、例えば、0.2mm〜20mmである。
導光部材は、その面内に第一〜第三の領域を有している。これらのうち第一の領域は、前記樹脂単独で構成されている。
第二の領域には、前記第一の色の発光素子の発光により励起されて、前記第一の色の発光素子の発光波長ピークと異なる波長に発光波長ピークを有する第二の色を発光する発光物質が前記樹脂に溶解されている。
第三の領域には、前記第一の色の発光素子の発光により励起されて、前記第一および第二の色の発光素子の発光波長ピークと異なる波長に発光波長ピークを有する第三の色を発光する発光物質が前記樹脂に溶解されている。
本発明における好ましい態様では、図2−A〜図2−Fの実施形態にも示すように、前記第二の領域が緑色発光領域であり、前記第三の領域が赤色発光領域である。緑色発光領域は、発光素子からの光によって緑色波長域の光を主に発光する有機発光物質を含有し、赤色発光領域は、発光素子からの光によって赤色波長域の光を主に発光する有機発光物質を含有する。
緑色発光領域に含有される有機発光物質は、好ましくは、長波長側が青色波長域まで延びる広い吸収端をもち、490nm〜560nmの波長範囲内に発光ピークをもち、発光素子からの光によって励起されて蛍光または燐光を発光する。
赤色発光領域に含有される有機発光物質は、好ましくは、長波長側が青色波長域まで延びる広い吸収端をもち、605nm以上の波長に発光ピークをもち、発光素子からの光によって励起されて蛍光または燐光を発光する。
導光部材内において、発光素子からの青色を主成分とする光と、緑色発光領域からの緑色を主成分とする光と、赤色発光領域からの赤色を主成分とする光との混ざり合いが促進され、これらの三原色の混色により面光源装置から白色を発光させる。
面光源装置から白色を発光させる態様としては、上記のようなR,G,Bの組み合わせのほか、前記第二および第三の領域に含有させる有機発光物質を適宜に選択することによって、当該領域から黄色、橙色などを発光させ、当該発光と、発光素子からの紫〜青色との混色によって白色を得るようにしてもよい。このような例としては、LED光源からの青色と、前記第二の領域からの緑色および前記第三の領域からの橙色との組み合わせなどが挙げられる。
本発明において、有機発光物質は、導光部材の基材として使用される、例えばエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂などの樹脂に可溶であり、紫外または青色の波長域に吸収帯を有し、それよりも長波長側に発光ピークをもつ。その具体例としては、含窒素複素環骨格をもつ有機分子などを配位子とした遷移金属錯体および希土類金属錯体などが挙げられる。
上記のような金属錯体に使用される配位子としては、アセチルアセトナト、2,2'−
ビピリジン、4,4'−ジメチル−2,2'−ビピリジン、1,10−フェナントロリン、2−フェニルピリジン、ポルフィリン、フタロシアニン、ピリミジン、キノリン、イソキノリン、およびこれらの誘導体などが挙げられる。これらの配位子は、1つの錯体について1種類または複数種類が配位される。
上記のような有機発光物質のうち、蛍光の強度分布が緑色の波長域にピークをもつものの具体例としては、下記式(I)で表されるイリジウム錯体が挙げられる。
Figure 0004884956
また、蛍光の強度分布が赤色の波長域にピークをもつものの具体例としては、下記式(II)で表されるイリジウム錯体が挙げられる。
Figure 0004884956
上記のような有機発光物質は、導光部材の基材となる樹脂に可溶であり、少ない使用量で高い波長変換効率が得られる。
また、有機発光物質は、特開2003−77675号公報に記載されている構造のもの、すなわち、非イオン性の発光性部分が、高分子の一部を成すかまたは高分子に結合しており、前記発光性部分が、金属原子を高分子の1つ以上の部位で拘束することにより形成されている構造を有し、励起三重項状態からの燐光を発するものであってもよい。その具体例としては、イリジウム等の金属原子と、高分子側のピリジン骨格、ピリミジン骨格、キノリン骨格等の窒素原子とにより配位結合が形成されているもの等が挙げられる。
前記第一〜第三の領域が一体化された導光部材は、例えば、透明な樹脂を基材とし、第二および第三の領域を形成すべき部分に、凹部、貫通穴、溝などを設けた板状部材を用意し、当該凹部等に、有機発光物質を溶解させた樹脂液を注入し、硬化させることで作製することができる。また、有機発光物質を溶解させた樹脂ペレットを作製しておき、別途の透明板に形成した凹部に樹脂ペレットを嵌め合わせるか、あるいは複数の樹脂ペレットを配列した枠内に樹脂液を注入し、硬化させることで作製することができる。
第二および第三の領域は、必要に応じて導光部材の任意の箇所に、任意の形状で設けることができる。第二および第三の領域の配置箇所は、前述したように発光素子の上方以外であってもよい。このような場合においても、発光素子からの光は、導光部材内に入った後に反射によって導光部材内を横方向へ伝播し、第二および第三の領域に達して有機発光物質を励起し、発光させることができる。
第二および第三の領域は、図2−Aおよび図2−Dのように、有機発光物質を含有する部分が上面から下面へ貫通するように形成してもよく、図2−Bおよび図2−Eのように、有機発光物質を含有する部分が導光部材の厚さ方向の全部ではなく一部となるように形
成してもよい。第二および第三の領域の外周形状は、導光部材の厚さ方向において、垂直面以外の形状、例えば図2−Cのように、導光部材の厚さ方向に対して角度をもつ形状であってもよい。また、導光部材の面方向においても、図3−Aのような円状、図3−Bのような矩形状など任意の形状であってよい。
なお、図3−Aおよび図3−Bは、LED光源1を列状に配置すると共に、導光部材2における緑色発光領域2aおよび赤色発光領域2bの下方と、それ以外の樹脂単独領域2cの下方とにLED光源1を配置した例を示し、図3−Cは、LED光源1を列状に配置すると共に、導光部材2における樹脂単独領域2cの下方にのみLED光源1を配置した例を示している。また、図3−Dは、LED光源1をアレイ状に配置すると共に、導光部材2における緑色発光領域2aおよび赤色発光領域2bの下方と、それ以外の樹脂単独領域2cの下方とにLED光源1を配置した例を示し、図3−Eは、LED光源1をアレイ状に配置すると共に、導光部材2における樹脂単独領域2cの下方にのみLED光源1を配置した例を示している。
導光部材2における第一〜第三の領域の配列は、色むらが小さくなり、かつ、演色性を考慮してフラットな発光特性が得られるように、LED光源等の発光素子の配置等を考慮して適宜に決定される。例えば、Rが1箇所,Gが1箇所,Bが1箇所で1単位としたもの、Rが1箇所、Gが2箇所、Bが1箇所で1単位としたもの、Rが2箇所、Gが2箇所、Bが1箇所で1単位としたものなどを単位配列として、この単位配列を規則的に導光部材の面内に設ける仕方で、第一〜第三の領域が配置される。例えば、Rが2箇所、Gが2箇所、Bが1箇所を線状に配置したものが1単位である場合には、赤色発光領域、緑色発光領域、樹脂単独領域、緑色発光領域、赤色発光領域の順番でこれらを導光部材内に配列することができる。
図2−Fに示すように、導光部材2の背面におけるLED光源1等の発光素子の直上位置には、凹部4aを設けてもよい。さらに、導光部材2の前面における、例えばLED光源1等の発光素子の直上位置、該直上位置同士の間の位置等にも、凹部4bを設けてもよい。これらの凹部4a、凹部4bの形状は、例えば、円錐、角錐、円柱、角柱、半球などである。
このように、導光部材の輝度が最も高くなる発光素子の直上位置に凹部4aを設けることで、発光素子の前方で導光部材の輝度が高くなることにより輝度むらが生じることが抑制され、導光部材の光出射面における輝度分布の均一性を高めることができる。
また、導光部材2の前面にも凹部4bを設けることで、導光部材の光出射面における輝度分布の均一性をさらに高めることができる。
また、本発明において、導光部材前面または背面には、輝度の均一性をより高めるために、必要に応じて、光散乱ドットを形成してもよい。光散乱ドットは、散乱性インクをドット印刷するか、あるいは導光部材と一体成形することによって形成することができる。
本発明において、導光部材の背面には、必要に応じて反射部を配置してもよい。このような反射部の例としては、導光部材の背面に貼り合わせた白色反射シート、導光部材の背面に印刷した白色塗料の膜、回路基板上に形成された白色反射層などが挙げられる。
基板に配置されたLED光源等の発光素子の導光部材よりもさらに前方には、好ましくは1cm〜5cmの間隔をおいて、拡散シートを配置することが好ましい。例えば、底面および側面を反射シートで覆った筐体の底面にLED光源等の発光素子を配列し、筐体の上面側に拡散シートが配置される。
図4に、本発明の一実施形態における面光源装置の全体を示す。この面光源装置11は、前記第一の色の発光素子である単色のLED光源のみ用いた点と、導光部材2を設置した点以外は図5の従来技術と同様に構成されており、液晶パネル21の直下に配置される。面光源装置11には、LED光源1が筐体12の底面にアレイ状に配列されており、筐体12の底面および側面は反射シート13で覆われている。LED光源1の上には導光部材2が配置され、導光部材2の上方には、LED光源1から通常は1〜5cmの距離を隔てて、拡散シート14とプリズムシート15が配置されている。
本発明の表示装置は、以上に説明した面光源装置を備えている。典型的には、当該表示装置の表示部は液晶パネルであり、面光源装置は、図4のように液晶パネルの背面にバックライトとして配置される。
実施例
以下、具体的な実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
[実施例1]
上述した式(II)のイリジウム錯体8mgをエポキシ樹脂(商品名NLD−SL−1101 サンユレック(株)製)10gに溶解し脱気した後、これを直径6mm、厚さ1mmの円柱状ペレットの作製が可能なアルミニウム合金の金型に充填し、100℃で2時間加熱し、さらに130℃で3時間加熱して赤色発光可能なペレットを作製した。
同様に、上述した式(I)のイリジウム錯体30mgとエポキシ樹脂10gを用いて緑色発光可能なペレットを作製した。また同様に、イリジウム錯体を含有せずエポキシ樹脂のみからなるペレットも作製した。
次に、一辺が50mmの正方形であり厚さが1mmのアルミニウムベース板上に、厚さ40μmの白色絶縁層を形成し、さらに銅配線パターンを形成した基板に、全放射束70mW、ピーク波長455nmの縦横辺が1mmサイズである窒化ガリウム系青色LEDベアチップ光源を、10mm間隔で直線上に4個配列し、さらに、この配列を10mm間隔で横方向に4列並べた。
さらに、青色LEDベアチップ光源を、隣り合う列間の中間で、かつ、隣り合う光源同士を結ぶ線より上下に5mmずれた位置にも配置し、基板全体で青色LEDベアチップ光源25個が点灯可能な基板を作製した。
なお、この基板におけるLED駆動配線パターンは、4個直列駆動の4列と、3個直列駆動の3列とを、それぞれ独立に並列駆動できるようにした。
次に、内寸縦50mm×横50mm、高さ3mmであり、表面をテフロン(登録商標)加工した鉄製型枠内に、上記基板を埋め込み、下隙間から封止樹脂が流れ出ないように枠下に目張りを施した後、この型枠内にエポキシ樹脂(商品名NLD−SL−1101 サンユレック(株)製)を型枠一杯(基板上面からの高さが約2mm)に充填し、次に、縦60mm×横60mm、厚さ1mmであり、表面をテフロン(登録商標)加工した基板であって上記青色LEDベアチップ光源基板のそれぞれの光源に対応する位置に、直径6.1mm、高さ1mmの円柱状の凸部を設けた板状の蓋を、型枠に載せ、100℃で2時間、さらに130℃で3時間加熱して、深さ1mmの凹部がある厚さ2mmのエポキシ樹脂層を形成した基板を得た。
次に、赤色発光可能なペレットと緑色発光可能なペレットとを、それぞれ青色LEDチップ光源が4個直列に配列したライン上にあるエポキシ樹脂凹部に、交互に配置されるように嵌め込んだ。
青色LEDチップ光源が3個直列に配列したライン上には、イリジウム錯体を含有しないエポキシ樹脂のみからなるペレットを嵌め込み、最終的に、図2−Bのタイプで図3−Dに相当する面光源装置を作製した。
ペレットの嵌め込みは、凹部とペレットとの隙間層発生による透過光量の低下を防ぐ目的で、ペレットの下面および側面に微量のエポキシ樹脂(ペレット作製に用いたエポキシ樹脂と同じもの)を塗布し、嵌め込み後、130℃で5時間加熱する方法を採った。
[実施例2]
裏面にポリプロピレン系両面接着テープを貼り付けた、外径6mmで、内径5mmの孔をもつ2mm厚のポリプロピレン製円形ワッシャーを、実施例1で作製した光源25個が点灯可能な基板上における各青色LEDベアチップ光源の周囲に、光源とワッシャー孔の中心が一致するように貼り付けた。
次に、上述した式(II)のイリジウム錯体4mgをエポキシ樹脂(商品名NLD−SL−1101 サンユレック(株)製)10gに溶解し脱気した赤色発光可能な未硬化樹脂溶液と、上述した式(I)のイリジウム錯体15mgをエポキシ樹脂10gに溶解し脱気した緑色発光可能な未硬化樹脂溶液と、イリジウム錯体を含有しないエポキシ樹脂のみの未硬化樹脂溶液とのそれぞれを、ディスペンサー装置を用いて上記ワッシャー孔内に高さ約2mmまで吐出し、130℃で5時間加熱して、青色LEDベアチップ光源上に、直径5mm、高さ2mmの円柱状の赤色発光領域、緑色発光領域、および樹脂単独領域を形成した。これらの各領域の配列は、実施例1で作製した基板における配列と同じになるようにした。
次に、ワッシャーを取り除いた後、実施例1と同様に、内寸縦50mm×横50mm、高さ3mmであり、表面をテフロン(登録商標)加工した鉄製型枠内に上記基板を嵌め込み、下隙間から封止樹脂が流れ出ないように枠下に目張りを施した後、この型枠内にエポキシ樹脂を型枠一杯(基板上面からの高さが約2mm)に充填し、130℃で5時間加熱して、円柱状の上記領域以外の領域をエポキシ透明樹脂で埋めた基板を得た。
[実施例3]
実施例1および実施例2で作製したそれぞれの基板を、底面横60mm×縦60mm、深さ30mmで前面が開口したアルミニウム製筐体に配置、固定した。開口部以外の筺体内面部には、白色反射フィルム(商品名ルミラー60L(登録商標) 東レ(株)製)を貼り合わせた反射層を形成した。
さらに、アルミニウム製筺体の開口部前面に拡散シート(ポリカーボネート、商品名PC9391−50HL 帝人化成(株)製)を固定し、図3−Dおよび図4に相当する面光源装置を作製した。
この面光源装置において、その上方に赤色発光領域および緑色発光領域が形成されている4個のLEDの直列ラインには電流220mAを流し、その上方にエポキシ樹脂のみの樹脂単独領域が形成されている3個のLEDの直列ラインには電流値60mAを流し、拡散シート上の全体平均輝度と色度座標を色彩度計(商品名CS1000 コニカミノルタ
製)で測定した。また、拡散シートの中心位置から対角線上に5mm間隔で直径10mm
の円領域を測定したときの輝度のばらつき((最大輝度−最小輝度)/平均輝度×100%)、色度座標のばらつき(色度座標X,Yそれぞれの最大値と最小値との差)も測定した。測定結果を表1に示す。
[実施例4]
実施例1および実施例2で作製した基板を用いて作製した実施例3の面光源装置において、その上方に赤色発光領域および緑色発光領域が形成されている4個のLEDの直列ラインには電流は流さず、その上方にエポキシ樹脂のみの樹脂単独領域が形成されている3
個のLEDの直列ラインには電流250mAを流し、拡散シート上の全体平均輝度と色度座標を色彩度計(商品名CS1000 コニカミノルタ製)で測定した。また、拡散シートの中心位置から対角線上に5mm間隔で直径10mmの円領域を測定したときの輝度のばらつき((最大輝度−最小輝度)/平均輝度×100%)、色度座標のばらつき(色度座
標X,Yそれぞれの最大値と最小値との差)も測定した。
すなわち、赤色発光領域および緑色発光領域は、その下方にある青色LEDベアチップ光源で励起発光させておらず、近傍の青色LEDベアチップ光源からエポキシ樹脂内を伝播されてきた光で励起発光させている。よって、これは図3−Eの構成に相当する。測定結果を表1に示す。
Figure 0004884956
図1は本発明の一実施形態が適用される液晶表示装置の一例の全体構成を示す図である。 図2−Aは、本発明の面光源装置における一実施形態を示した一部断面図である。 図2−Bは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部断面図である。 図2−Cは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部断面図である。 図2−Dは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部断面図である。 図2−Eは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部断面図である。 図2−Fは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部断面図である。 図3−Aは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部上面図である。 図3−Bは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部上面図である。 図3−Cは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部上面図である。 図3−Dは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部上面図である。 図3−Eは、本発明の面光源装置における別の実施形態を示した一部上面図である。 図4は、本発明の一実施形態における面光源装置の全体を示した断面図である。 図5は、液晶ディスプレイに用いられる従来の直下型面光源装置の構造を示した断面図である。
符号の説明
1 LED光源
2 導光部材
2a 緑色発光領域
2b 赤色発光領域
2c 樹脂単独領域
3 基板
4a 凹部
4b 凹部
11 面光源装置
12 筐体
13 反射シート
14 拡散シート
15 レンズシート(プリズムシート)
21 液晶パネル
50 面光源装置(バックライト)
51 バックライトフレーム
52 LED基板(実装基板)
53 発光ダイオード(LED)
54 導光部材(板)
55 拡散シート
56,57 プリズムシート
60 液晶表示モジュール
61 液晶パネル
62,63 偏光板(偏光フィルタ)

Claims (11)

  1. 発光波長ピークが380nm〜490nmの範囲にある第一の色の発光素子を実装した基板の上に配置され、前記発光素子からの光を拡散して上方に導光するための導光部材であって、
    前記導光部材は、透明な樹脂からなり、
    前記樹脂単独で構成される第一の領域と、
    前記第一の色の発光素子の発光により励起されて、前記第一の色の発光素子の発光波長ピークと異なる波長に発光波長ピークを有する第二の色を発光する発光物質が前記樹脂に溶解している第二の領域と、
    前記第一の色の発光素子の発光により励起されて、前記第一および第二の色の発光素子の発光波長ピークと異なる波長に発光波長ピークを有する第三の色を発光する発光物質が前記樹脂に溶解している第三の領域と、
    を有することを特徴とする導光部材。
  2. 前記第二の色の発光物質の発光波長ピークが490nm〜560nmの範囲にあり、
    前記第三の色の発光物質の発光波長ピークが605nm以上の波長にあることを特徴とする請求項1に記載の導光部材。
  3. 前記発光物質が、有機発光物質であることを特徴とする請求項1または2に記載の導光部材。
  4. 前記第二の領域に融解し、第二の色を発光する発光物質が、下記式(I)で表されるイリジウム錯体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の導光部材。
    Figure 0004884956
  5. 前記第三の領域に融解し、第三の色を発光する発光物質が、下記式(II)で表されるイリジウム錯体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の導光部材。
    Figure 0004884956
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の導光部材と、
    発光波長ピークが380nm〜490nmの範囲にある複数の前記第一の色の発光素子と、
    を備えることを特徴とする面光源装置。
  7. 前記第一の色の発光素子は、前記第一の領域、第二の領域、および第三の領域のそれぞれの下方に配置されていることを特徴とする請求項に記載の面光源装置。
  8. 前記第一の色の発光素子は、前記第一の領域の下方に配置されていることを特徴とする請求項に記載の面光源装置。
  9. 前記発光素子は、発光ダイオードであることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の面光源装置。
  10. 請求項6〜9のいずれかに記載の面光源装置と、
    前記面光源装置の上面に配置された表示部とを備えることを特徴とする表示装置。
  11. 前記表示部が液晶パネルであることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
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