JP4628821B2 - ステータの製造方法およびステータ - Google Patents

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Description

本発明は、ステータの製造方法およびステータに関する。
従来、U相、V相、W相からなる3相の各相毎のステータコアに3相の各相毎の巻線が集中巻きにより巻装されたステータを備え、このステータによりロータを3相駆動する3相モータが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、U相、V相、W相からなる3相の各相毎の巻線が周方向で隣り合うティース間を縫うようにして周回させられることで波状に巻装されたステータを備え、このステータによりロータを3相駆動する3相モータが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−227075号公報 特開2002−165396号公報
ところで、上記従来技術に係る3相モータにおいては、3相の各相毎の巻線が必要であることから、ステータの構成に要する部品の部品点数の増大を抑制することが困難であり、各相毎の巻線を巻装する作業に煩雑な手間を要するという問題が生じる。
しかも、波巻きにより巻線が巻装されるステータにおいては、隣り合うティース間での巻線占積率を向上させることが困難であり、さらに、コイルエンドの高さを低減してモータの軸線方向の寸法を低減し、車両等への搭載性を向上させることが困難であるという問題が生じる。
このため、ステータの構成を簡略化することで部品点数を削減し、ステータの製造工程を簡略化すると共に、ステータでの巻線占積率を向上させつつコイルエンドの高さを低減してモータの軸線方向の寸法を低減し、車両等へのモータの搭載性を向上させることが望まれている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、構成を簡略化することで部品点数を削減し、製造工程を簡略化すると共に、巻線占積率を向上させつつコイルエンドの高さを低減して軸線方向の寸法を低減し、車両等への搭載性を向上させることが可能なステータの製造方法およびステータを提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のステータの製造方法は、蛇行部(例えば、実施の形態でのU相蛇行部31,W相蛇行部32)を有する複数の環状巻線(例えば、実施の形態でのU相環状巻線14,W相環状巻線15)を、互いの前記蛇行部の位置が周方向で相対的にずれるようにして配置する巻線配置工程と、ステータ(例えば、実施の形態でのU相ステータ片11,V相ステータ片12,W相ステータ片13)の複数のティース(例えば、実施の形態でのU相ティース24,V相ティース25,W相ティース26)の一部のティース(例えば、実施の形態でのV相ティース25)を、複数の前記環状巻線により形成されるティース装着部(例えば、実施の形態での交差部33)に所定の挿入方向(例えば、実施の形態での径方向R)に沿って挿入するティース挿入工程と、前記一部のティース以外の他のティース(例えば、実施の形態でのU相ティース24,W相ティース26)を、適宜の装着方向(例えば、実施の形態での軸線方向P)に沿って前記蛇行部に装着するティース装着工程とを含むことを特徴としている。
上記のステータの製造方法によれば、巻線配置工程は、周方向の所定位置に蛇行部を有する複数の環状巻線を略同軸かつ互いの蛇行部が周方向に沿って所定距離だけずれるようにして配置する。そして、ティース挿入工程は、ステータの複数のティースのうちの所定の一部のティースを、複数の環状巻線により少なくとも周囲を取り囲まれるようにして形成されるティース装着部に、所定の挿入方向に沿って挿入する。次に、ティース装着工程は、ステータの複数のティースのうちの他のティースを、複数の環状巻線の蛇行部に、適宜の装着方向に沿って装着する。
これにより、例えば予め所定形状に成形した複数の環状巻線を互いに所定の相対位置に配置した後に、複数のティースを配置することから、周方向で隣り合うティース間に配置される環状巻線に対して所望の巻線占積率を容易に確保することができると共に、コイルエンドの高さ寸法が過剰に増大してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明のステータの製造方法では、前記挿入方向は前記環状巻線の径方向に略平行な方向に設定され、前記装着方向は前記環状巻線の軸線に略平行な方向に設定され、前記挿入方向と前記装着方向とは略直交することを特徴としている。
上記のステータの製造方法によれば、複数の環状巻線により周囲を取り囲まれるようにして形成されるティース装着部には、環状巻線の径方向に略平行な方向から所定の一部のティースを挿入し、ティース装着部以外の蛇行部つまり周囲を取り囲まれていない蛇行部には、環状巻線の軸線に略平行な装着方向つまり所定の一部のティースの挿入方向に略直交する方向から他のティースを装着する。
これにより、例えば予め所定形状に成形して互いに所定の相対位置に配置した複数の環状巻線に対し、所定の一部のティースと他のティースとを、互いに干渉しない方向に沿って同時に装着することが可能となり、ステータの製造工程を簡略化し、製造効率を向上させることができる。
さらに、請求項3に記載の本発明のステータの製造方法では、前記ティース挿入工程は、前記ステータを構成する複数のステータ片(例えば、実施の形態でのU相ステータ片11,V相ステータ片12,W相ステータ片13)毎に具備される前記ティースを、前記ティース装着部に挿入し、前記ティース装着工程は、前記ステータを構成する複数のステータ片毎に具備される前記ティースを、前記蛇行部に装着することを特徴としている。
上記のステータの製造方法によれば、環状のステータを構成する複数のステータ片毎に具備されるティースをティース装着部に挿入あるいは蛇行部に装着することから、例えば所定の一部のティースの挿入方向と、他のティースの装着方向とが互いに異なる場合であっても、複数のティースを容易に配置することができる。
さらに、請求項4に記載の本発明のステータの製造方法では、前記ティース挿入工程は、前記一方のティースに具備される巻線当接部(例えば、実施の形態での突出部22a)と巻線ガイド部材(例えば、実施の形態でのガイド部材42)とにより前記環状巻線を両側から挟み込むことで前記環状巻線を所定形状に成形することを特徴としている。
上記のステータの製造方法によれば、予め互いに所定の相対位置に配置した複数の環状巻線に対し、一部のティースをティース装着部に挿入する際に環状巻線を所定形状に成形することにより、環状巻線をティースの形状に沿った適切な形状に容易に成形することができ、ステータの製造工程を簡略化し、製造効率を向上させることができる。
また、請求項5に記載の本発明のステータは、2相の環状巻線(例えば、実施の形態でのU相環状巻線14,W相環状巻線15)と3相のステータ片(例えば、実施の形態でのU相ステータ片11,V相ステータ片12,W相ステータ片13)とを備えるステータであって、前記環状巻線は蛇行部(例えば、実施の形態でのU相蛇行部31,W相蛇行部32)を備え、前記ステータ片ティース(例えば、実施の形態でのU相ティース24,V相ティース25,W相ティース26)を備え、前記2相の環状巻線が互いの前記蛇行部の位置を周方向に相対的にずらすようにして配置されることで、前記2相の環状巻線により周囲を取り囲まれるようにして形成されるティース装着部と、前記蛇行部により前記環状巻線の軸線に平行な方向の一方または他方が開口するようにして形成される開口部とを備え、前記3相の前記ティースのうち、前記2相の前記ティースは前記開口部に装着され、他の1相の前記ティースは前記ティース装着部に挿入されてなることを特徴としている。
上記構成のステータによれば、ステータ片毎に具備されるティースが環状巻線の蛇行部に装着されることから、環状のステータを複数のティースにより容易に構成することができる。
さらに、請求項6に記載の本発明のステータでは、前記蛇行部は略直角に屈曲する屈曲部(例えば、実施の形態での屈曲部E)を備え、クランク状に蛇行しており、前記環状巻線は複数の前記蛇行部を備えることを特徴としている。
上記構成のステータによれば、環状巻線の蛇行部をクランク状に設定することにより、所望形状の蛇行部を環状巻線に容易かつ精度良く形成することができる。
さらに、請求項7に記載の本発明のステータでは、前記蛇行部は鈍角に屈曲する屈曲部(例えば、実施の形態での屈曲部35)を備え、台形状に蛇行しており、前記環状巻線は複数の前記蛇行部を備えることを特徴としている。
上記構成のステータによれば、例えばクランク状に蛇行する環状巻線に比べて、台形状に蛇行する環状巻線では、環状巻線のインダクタンスに係る巻線係数をほぼ変化させずに巻線長を短縮し、銅損を低減することができる。
さらに、請求項8に記載の本発明のステータでは、前記2相の前記環状巻線の互いの前記蛇行部同士は相似形状であることを特徴としている。
上記構成のステータによれば、複数の環状巻線の互いの蛇行部同士を相似形状に設定することにより、所望形状の蛇行部を環状巻線に容易かつ精度良く形成することができ、複数の環状巻線を形成するために要する工程数が増大することを防止することができる。
さらに、請求項9に記載の本発明のステータでは、前記2相の環状巻線の互いの前記蛇行部同士は異なる形状であることを特徴としている。
上記構成のステータによれば、複数の環状巻線の互いの蛇行部同士を異なる形状に設定することにより、例えば互いの蛇行部同士が交差等により位置的に干渉してしまうことを防止し、コイルエンドの高さやモータの軸線方向の寸法が増大してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項10に記載の本発明のステータでは、前記2相の環状巻線のうちの何れか1相の前記環状巻線の前記蛇行部は前記環状巻線の径方向に突出するようにして曲がる曲部(例えば、実施の形態での曲部41)を備えることを特徴としている。
上記構成のステータによれば、径方向に略平行な方向に曲がる曲部を備える一方の環状巻線と、曲部を備えていない他方の環状巻線とにより、例えば互いの蛇行部同士が交差等により位置的に干渉してしまうことを防止し、コイルエンドの高さやモータの軸線方向の寸法が増大してしまうことを防止することができる。
本発明のステータによれば、例えば予め所定形状に成形した複数の環状巻線を互いに所定の相対位置に配置した後に、複数のティースを配置することから、周方向で隣り合うティース間に配置される環状巻線に対して所望の巻線占積率を容易に確保することができると共に、コイルエンドの高さ寸法が過剰に増大してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項2に記載の本発明のステータによれば、互いに所定の相対位置に配置した複数の環状巻線に対し、所定の一部のティースと他のティースとを、互いに干渉しない方向に沿って同時に装着することが可能となり、ステータの製造工程を簡略化し、製造効率を向上させることができる。
さらに、請求項3に記載の本発明のステータによれば、例えば所定の一部のティースの挿入方向と、他のティースの装着方向とが互いに異なる場合であっても、複数のティースを容易に配置することができる。
さらに、請求項4に記載の本発明のステータによれば、環状巻線をティースの形状に沿った適切な形状に容易に成形することができ、ステータの製造工程を簡略化し、製造効率を向上させることができる。
また、請求項5に記載の本発明のステータによれば、環状のステータを複数のティースにより容易に構成することができる。
さらに、請求項6に記載の本発明のステータによれば、所望形状の蛇行部を環状巻線に容易かつ精度良く形成することができる。
さらに、請求項7に記載の本発明のステータによれば、例えばクランク状に蛇行する環状巻線に比べて、台形状に蛇行する環状巻線では、環状巻線のインダクタンスに係る巻線係数をほぼ変化させずに巻線長を短縮し、銅損を低減することができる。
さらに、請求項8に記載の本発明のステータによれば、所望形状の蛇行部を環状巻線に容易かつ精度良く形成することができ、複数の環状巻線を形成するために要する工程数が増大することを防止することができる。
さらに、請求項9または請求項10に記載の本発明のステータによれば、例えば互いの蛇行部同士が交差等により位置的に干渉してしまうことを防止し、コイルエンドの高さやモータの軸線方向の寸法が増大してしまうことを防止することができる。
以下、本発明のステータおよびステータの製造方法の一実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本実施の形態に係るステータ10は、例えば内燃機関と共に車両の駆動源としてハイブリッド車両に搭載されるクローポール型モータを構成し、例えば内燃機関とクローポール型モータとトランスミッションとを直列に直結した構造のパラレルハイブリッド車両では、少なくとも内燃機関またはクローポール型モータの何れか一方の駆動力は、トランスミッションを介して車両の駆動輪に伝達されるようになっている。
また、車両の減速時に駆動輪側からクローポール型モータに駆動力が伝達されると、クローポール型モータは発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギー(回生エネルギー)として回収する。さらに、内燃機関の出力がクローポール型モータに伝達された場合にもクローポール型モータは発電機として機能して発電エネルギーを発生する。
ロータ(図示略)を回転させる回転磁界を発生するステータ10は、例えば図1に示すように、複数相、例えばU相およびV相およびW相からなる3相の各相毎の複数のU相ステータ片11,…,11およびV相ステータ片12,…,12およびW相ステータ片13,…,13と、U相およびW相からなる2相のU相環状巻線14およびW相環状巻線15とを備えて構成されている。
各ステータ片11,12,13は、例えば、各U相ヨーク21,V相ヨーク22,W相ヨーク23と、各ヨーク21,22,23と同等の軸方向幅、かつ、各ヨーク21,22,23よりも小さな周方向幅を有して各ヨーク21,22,23から径方向Rに突出し、径方向Rに対する断面形状が略長方形とされた各U相ティース24,V相ティース25,W相ティース26とを備えて構成されている。そして、U相ティース24およびV相ティース25の各周方向幅は、例えばV相ティース25の周方向幅の2倍の値となるように形成されている。
そして、複数の各ステータ片11,…,11および12,…,12および13,…,13が所定順序で円環状に配列された状態で、周方向Cで隣り合う各ステータ片11,12または12,13同士の各ヨーク21,22または22,23の周方向端部同士が接続されると共に、周方向Cで隣り合う各ステータ片11,12または12,13同士の各ティース24,25または25,26間に所定の各環状巻線14,15が配置されるスロットが形成されている。
各環状巻線14,15は、例えば軸線周りの周面内でクランク状に蛇行しつつ周回するようにして、互いに相似形状となる複数の各U相蛇行部31,…,31およびW相蛇行部32,…,32を備えて構成されている。
各蛇行部31,32の周方向Cの幅つまりコイルピッチは、例えば電気角で180°に設定され、U相環状巻線14とW相環状巻線15とは、電気角で60°あるいは電気角で240°の位相差を有するようにして周方向Cに沿って相対的にずれた位置に配置されている。例えば、各蛇行部31,32が同等の方向(つまり軸線方向Pの一方または他方)に向かい突出する状態では、電気角で60°の位相差を有するように配置され、例えば図1に示すように、各蛇行部31,32が互いに異なる方向(つまり軸線方向Pの一方および他方)に向かい突出する状態では、電気角で240°の位相差を有するように配置されている。
そして、各環状巻線14,15の1/2周期(つまり電気角で180°)あたりに相当する各蛇行部31,32に対し、U相蛇行部31には各1つのU相ティース24およびV相ティース25が配置され、W相蛇行部32には各1つのV相ティース25およびW相ティース26が配置されている。そして、周方向Cで隣り合うU相蛇行部31,31間には各1つのV相ティース25およびW相ティース26が配置され、周方向Cで隣り合うW相蛇行部32,32間にはU相ティース24およびV相ティース25が配置されている。
そして、各環状巻線14,15が周方向Cに沿って相対的にずれた位置に配置されることで、U相環状巻線14とW相環状巻線15とが重なり合い、U相環状巻線14とW相環状巻線15により周囲を取り囲まれるようにして形成される交差部33には、1つのV相ティース25が配置されている。
また、各環状巻線14,15が周方向Cに沿って相対的にずれた位置に配置されることで、各蛇行部31,32により軸線方向Pの一方または他方が開口するようにして形成されるU相開口部34U,W相開口部34Wには各1つのU相ティース24またはW相ティース26が配置されている。
これにより、周方向Cで隣り合う各ステータ片11,12または12,13同士の各ティース24,25または25,26間を縫うようにして配置される2相の各環状巻線14,15は所謂電気角で180°の全節波巻きをなすように形成されている。
そして、互いに電気角で240°あるいは電気角で60°の位相差(コイル位相差)を有する2相の各環状巻線14,15は、例えば図2(a)または(b)に示すように、V字状に結線され、互いに120°の位相差の正弦波で通電されることにより、例えば漏れ磁束が無視できる場合には、図2(c)に示すように、U相,V相,W相の3相巻線がY字状に結線され、互いに120°の位相差の正弦波で通電される3相のステータと同等の回転磁界を発生するように構成されている。
つまり、3相(U相、V相、W相)のモータの電圧方程式は、例えば相抵抗を無視すると、各相電圧指令値V,V,Vと、各相電流I,I,Iと、各相の自己インダクタンスLと、相互インダクタンスMと、ロータの回転角速度ωと、誘起電圧定数Keとにより、下記数式(1)に示すように記述される。
なお、下記数式(1)において、L=−2Mであり、漏れ磁束を無視した。
Figure 0004628821
上記数式(1)において、各相電流I,I,Iは何れか2つの相電流により記述できるため、例えばV相電流IをU相電流IおよびW相電流Iにより記述して消去すると、各相電圧指令値V,V,Vによる線間電圧(例えば、U相−V相間の線間電圧Vuv(=V−V)とW相−V相間の線間電圧Vwv(=V−V))は下記数式(2)に示すように記述される。
Figure 0004628821
ところで、上記数式(1)に示す3相(U相、V相、W相)のモータの電圧方程式において、例えばV相の成分を除去したモデルは、下記数式(3)に示すように記述される。
Figure 0004628821
先ず、上記数式(3)に示すモデルは、W相の巻線の向きを反転させる(つまり、ロータの回転方向を反転させる)と、下記数式(4)に示すように記述される。
Figure 0004628821
次に、上記数式(4)に示すモデルは、各巻線のターン数nを(√3)倍に変更すると、下記数式(5)に示すように記述される。
Figure 0004628821
次に、上記数式(5)に示すモデルは、誘起電圧の位相の角度原点を90度(=π/2)だけ移動させ、U相の成分とW相の成分とを入れ替えると、下記数式(6)に示すように記述され、上記数式(2)と同等になる。
Figure 0004628821
本実施の形態に係るステータ10は上記構成を備えており、次に、このステータ10の製造方法について添付図面を参照しながら説明する。
先ず、巻線配置工程では、例えば図3(a)に示すように、2相のU相環状巻線14およびW相環状巻線15を、コイルピッチが電気角で180°となるようにしてクランク状に成形して複数の各U相蛇行部31,…,31およびW相蛇行部32,…,32を形成する。そして、U相環状巻線14およびW相環状巻線15を、各蛇行部31,32が互いに異なる方向(つまり軸線方向Pの一方および他方)に向かい突出するように配置された状態で、少なくとも互いに電気角で240°の位相差を有するようにして周方向Cに沿って相対的にずれた位置に配置し、U相環状巻線14とW相環状巻線15とにより周囲を取り囲まれる交差部33と、各蛇行部31,32により構成され、軸線方向Pの一方または他方が開口するU相開口部34U,W相開口部34Wとを形成する。
次に、ティース挿入工程では、例えば図3(b)に示すように、交差部33内にV相ステータ片12のV相ティース25を径方向Rに沿って挿入する。そして、U相環状巻線14およびW相環状巻線15が互いに電気角で240°の位相差を有するように、U相環状巻線14およびW相環状巻線15の周方向Cでの相対位置を調整する。
次に、ティース装着工程では、例えば図3(c)に示すように、U相ステータ片11を軸線方向Pに沿って一方から他方に向かい移動させ、軸線方向Pの一方が開口したU相開口部34UにU相ティース24を装着し、W相ステータ片13を軸線方向Pに沿って他方から一方に向かい移動させ、軸線方向Pの他方が開口したW相開口部34WにW相ティース26を装着する。そして、周方向Cで隣り合う各ステータ片11,12または12,13同士の各ヨーク21,22または22,23の周方向端部同士を当接させる。
上述したように、本実施の形態のステータ10によれば、互いに電気角で240°あるいは電気角で60°の位相差(コイル位相差)を有し、V字状に結線された2相の各環状巻線14,15により、例えばU相,V相,W相の3相巻線がY字状に結線された3相のステータと同等の回転磁界を発生することができ、必要となる巻線の相数を低減することで、ステータ10を構成するために要する部品数を低減し、ステータ10の構成を簡略化することができると共に、各巻線の渡り部の位置が干渉して互いに巻線が交差することでコイルエンドの高さやモータの軸線方向の寸法が過剰に増大してしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態のおよびステータ10の製造方法によれば、予めクランク状に蛇行するように成形した2相の各環状巻線14,15を、互いに電気角で240°の位相差を有するようにして周方向Cに沿って相対的にずれた位置に配置した後に、各ティース24,25,26を配置することから、周方向Cで隣り合う各ティース24,25または25,26間に配置される各環状巻線14,15に対して所望の巻線占積率を容易に確保することができると共に、コイルエンドの高さ寸法が過剰に増大してしまうことを容易に防止することができる。
なお、上述した実施形態においては、例えば図4(a)に示すように、2相のU相環状巻線14およびW相環状巻線15にクランク状に蛇行する各蛇行部31,32を設けるとしたが、これに限定されず、例えば図4(b)に示すように、2相のU相環状巻線14およびW相環状巻線15に台形状に蛇行する各蛇行部31,32を設けてもよい。
この第1変形例では、上述した実施形態の各蛇行部31,32が、例えば図4(a)に示すように、直角に屈曲する4つの屈曲部E,…,Eを備えて構成されることに対して、例えば図4(b)に示すように、各蛇行部31,32は、例えば所定鈍角に屈曲する4つの屈曲部35,…,35を備え、互いに対称な2つの斜辺を有する台形状に形成されている。
そして、例えば図5に示すように、U相環状巻線14とW相環状巻線15により周囲を取り囲まれるようにして形成される交差部33には、この交差部33の形状に応じて径方向Rに対する断面形状が略平行四辺形とされたV相ティース25が径方向Rに沿って挿入されている。
また、各蛇行部31,32により構成され、軸線方向Pの一方が開口するようにして形成されたU相開口部34Uには、このU相開口部34Uの形状に応じて径方向Rに対する断面形状が略三角形とされたU相ティース24が軸線方向Pの一方から他方に向かう方向に沿って装着され、各蛇行部31,32により構成され、軸線方向Pの他方が開口するようにして形成されたW相開口部34Wには、このW相開口部34Wの形状に応じて径方向Rに対する断面形状が略三角形とされたW相ティース26が軸線方向Pの他方から一方に向かう方向に沿って装着されている。
この第1変形例では、台形状に蛇行する各環状巻線14,15により、例えばクランク状に蛇行する各環状巻線14,15に比べて、各環状巻線14,15のインダクタンスに係る巻線係数をほぼ変化させずに巻線長を短縮し、銅損を低減することができる。
なお、上述した実施形態においては、2相のU相環状巻線14およびW相環状巻線15に互いに相似形状の各蛇行部31,32を設けるとしたが、これに限定されず、例えば図6(a)〜(c)に示すように、U相蛇行部31またはW相蛇行部32に径方向Rに突出するようにして曲がる曲部41を設け、各蛇行部31,32を互いに異なる形状としてもよい。
この第2変形例では、例えば図6(a)〜(c)に示すように、U相環状巻線14のU相蛇行部31のうち各ティース24,25または25,26間に配置される各部位に曲部41が設けられ、U相環状巻線14のうち、各ティース24,25または25,26間に配置される各部位と、これらの各部位以外の部位である渡り部との間で、互いの径方向位置がずれるようになっている。
これにより、各ティース24,25または25,26間を縫うようにして各環状巻線14,15を配置する際に、各ティース24,25または25,26間に配置される各環状巻線14,15の各部位の径方向位置を略同等の位置に設定した場合であっても、各環状巻線14,15の各渡り部の径方向位置が互いにずれるようになっており、例えば互いの渡り部が交差することでコイルエンドの高さやモータの軸線方向Pの寸法が増大してしまうことを防止することができる。
なお、この第2変形例では、U相環状巻線14の各曲部41が配置されるスロットを形成する各ティース24,25および25,26が接続される各ヨーク21,22および22,23のうち、各環状巻線14,15に対して径方向Rに沿って装着されるV相ヨーク22には、各曲部41の形状に応じて径方向Rに突出する突出部22aが備えられている。
そして、この第2変形例に係るステータ10の製造方法では、先ず、巻線配置工程では、例えば図6(a)に示すように、2相のU相環状巻線14およびW相環状巻線15を、コイルピッチが電気角で180°となるようにしてクランク状に成形して複数の各U相蛇行部31,…,31およびW相蛇行部32,…,32を形成する。そして、各U相蛇行部31のうち各ティース24,25または25,26間に配置される各部位に径方向Rに突出するようにして曲がる曲部41を形成する。
そして、U相環状巻線14およびW相環状巻線15を、各蛇行部31,32が互いに異なる方向(つまり軸線方向Pの一方および他方)に向かい突出するように配置された状態で、少なくとも互いに電気角で240°の位相差を有するようにして周方向Cに沿って相対的にずれた位置に配置し、U相環状巻線14とW相環状巻線15とにより周囲を取り囲まれる交差部33と、各蛇行部31,32により構成され、軸線方向Pの一方または他方が開口するU相開口部34U,W相開口部34Wとを形成する。
さらに、各ティース24,25または25,26間に配置される各環状巻線14,15の各部位の径方向位置を略同等の位置に設定して、各環状巻線14,15の各渡り部の径方向位置が互いにずれた位置となるように設定する。
次に、ティース挿入工程では、例えば図6(b)に示すように、交差部33内にV相ステータ片12のV相ティース25を径方向Rに沿って挿入する。そして、U相環状巻線14およびW相環状巻線15が互いに電気角で240°の位相差を有するように、U相環状巻線14およびW相環状巻線15の周方向Cでの相対位置を調整する。
次に、ティース装着工程では、例えば図6(c)に示すように、U相ステータ片11を軸線方向Pに沿って一方から他方に向かい移動させ、軸線方向Pの一方が開口したU相開口部34UにU相ティース24を装着し、W相ステータ片13を軸線方向Pに沿って他方から一方に向かい移動させ、軸線方向Pの他方が開口したW相開口部34WにW相ティース26を装着する。そして、周方向Cで隣り合う各ステータ片11,12または12,13同士の各ヨーク21,22または22,23の周方向端部同士を当接させる。
なお、上述した第2変形例に係るステータ10の製造方法では、各環状巻線14,15に各ティース24,25,26を装着する以前のタイミングで、予め、各U相蛇行部31のうち各ティース24,25または25,26間に配置される各部位に径方向Rに突出するようにして曲がる曲部41を形成するとしたが、これに限定されず、例えば図7(a)〜(c)に示すように、各環状巻線14,15に各ティース24,25,26を装着する際に、各U相蛇行部31に曲部41が形成されるように設定してもよい。
この第3変形例に係るステータ10の製造方法では、先ず、巻線配置工程では、例えば図7(a)に示すように、2相のU相環状巻線14およびW相環状巻線15を、コイルピッチが電気角で180°となるようにしてクランク状に成形して複数の各U相蛇行部31,…,31およびW相蛇行部32,…,32を形成する。このとき、後述するようにして曲部41が形成されたU相蛇行部31の軸方向幅がW相蛇行部32の軸方向幅AWと同等になるようにして、この時点でのU相蛇行部31の軸方向幅AUがW相蛇行部32の軸方向幅AWよりも大きな値(AU>AW)となるように設定する。
そして、U相環状巻線14およびW相環状巻線15を、各蛇行部31,32が互いに異なる方向(つまり軸線方向Pの一方および他方)に向かい突出するように配置された状態で、少なくとも互いに電気角で240°の位相差を有するようにして周方向Cに沿って相対的にずれた位置に配置し、U相環状巻線14とW相環状巻線15とにより周囲を取り囲まれる交差部33と、各蛇行部31,32により構成され、軸線方向Pの一方または他方が開口するU相開口部34U,W相開口部34Wとを形成する。
次に、ティース挿入工程では、例えば図7(b)に示すように、交差部33内にV相ステータ片12のV相ティース25を径方向Rに沿って挿入する。このとき、U相環状巻線14のU相蛇行部31のうち各ティース24,25または25,26間に配置される各部位を、V相ステータ片12のV相ヨーク22に形成された径方向Rに突出する突出部22aと適宜のガイド部材42とにより径方向Rの両側から挟み込み、突出部22aの外面に沿った形状となるように成形して、径方向Rに突出する曲部41を形成する。
そして、U相環状巻線14およびW相環状巻線15が互いに電気角で240°の位相差を有するように、U相環状巻線14およびW相環状巻線15の周方向Cでの相対位置を調整する。
さらに、各ティース24,25または25,26間に配置される各環状巻線14,15の各部位の径方向位置を略同等の位置に設定して、各環状巻線14,15の各渡り部の径方向位置が互いにずれた位置となるように設定する。
次に、ティース装着工程では、例えば図7(c)に示すように、U相ステータ片11を軸線方向Pに沿って一方から他方に向かい移動させ、軸線方向Pの一方が開口したU相開口部34UにU相ティース24を装着し、W相ステータ片13を軸線方向Pに沿って他方から一方に向かい移動させ、軸線方向Pの他方が開口したW相開口部34WにW相ティース26を装着する。そして、周方向Cで隣り合う各ステータ片11,12または12,13同士の各ヨーク21,22または22,23の周方向端部同士を当接させる。
この第3変形例では、各環状巻線14,15にV相ティース25を挿入する際に、U相蛇行部31に曲部41が形成されることで、
一部のティースをティース装着部に挿入する際に環状巻線を所定形状に成形することにより、U相環状巻線14をV相ティース25の形状に沿った適切な形状に容易に成形することができ、ステータ10の製造工程を簡略化し、製造効率を向上させることができる。
また、上述した第2および第3変形例においては、2相のU相環状巻線14およびW相環状巻線15にクランク状に蛇行する各蛇行部31,32を設けるとしたが、これに限定されず、例えば図8に示すように、例えば所定鈍角に屈曲する4つの屈曲部35,…,35を備え、互いに対称な2つの斜辺を有する台形状の各蛇行部31,32を形成してもよい。
この第4変形例では、台形状のU相蛇行部31のうち互いに対称な2つの斜辺に径方向Rに突出するようにして曲がる各曲部41,41が設けられ、U相環状巻線14とW相環状巻線15により周囲を取り囲まれるようにして形成される交差部33には、この交差部33の形状に応じて径方向Rに対する断面形状が略平行四辺形とされたV相ティース25が径方向Rに沿って挿入されている。
また、各蛇行部31,32により構成され、軸線方向Pの一方が開口するようにして形成されたU相開口部34Uには、このU相開口部34Uの形状に応じて径方向Rに対する断面形状が略三角形とされたU相ティース24が軸線方向Pの一方から他方に向かう方向に沿って装着され、各蛇行部31,32により構成され、軸線方向Pの他方が開口するようにして形成されたW相開口部34Wには、このW相開口部34Wの形状に応じて径方向Rに対する断面形状が略三角形とされたW相ティース26が軸線方向Pの他方から一方に向かう方向に沿って装着されている。
この第4変形例では、例えばクランク状に蛇行する各環状巻線14,15に比べて、台形状に蛇行する各環状巻線14,15では、各環状巻線14,15のインダクタンスに係る巻線係数をほぼ変化させずに巻線長を短縮し、銅損を低減することができる。
本発明の実施形態に係るステータの要部斜視図である。 図2(a)は図1に示すステータの各環状巻線の結線状態を示す図であり、図2(b)は本発明の実施形態に係るステータの各環状巻線の結線状態を示す図であり、図2(c)は3相(U相、V相、W相)のステータの各巻線の結線状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るステータの製造方法に含まれる各工程に対し、図3(a)は巻線配置工程により各環状巻線が配置された状態を示す図であり、図3(b)はティース挿入工程によりV相ティースが交差部内に挿入された状態を示す図であり、図3(c)はティース装着工程によりU相ティースおよびW相ティースがU相開口部およびW相開口部に装着された状態を示す図である。 図4(a)はクランク状に蛇行する各環状巻線の配置状態を示す図であり、図4(b)は台形状に蛇行する各環状巻線の配置状態を示す図であある。 本発明の実施形態の第1変形例に係るステータの要部分解斜視図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係るステータの製造方法に含まれる各工程に対し、図6(a)は巻線配置工程により各環状巻線が配置された状態を示す図であり、図6(b)はティース挿入工程によりV相ティースが交差部内に挿入された状態を示す図であり、図6(c)はティース装着工程によりU相ティースおよびW相ティースがU相開口部およびW相開口部に装着された状態を示す図である。 本発明の実施形態の第3変形例に係るステータの製造方法に含まれる各工程に対し、図7(a)は巻線配置工程により各環状巻線が配置された状態を示す図であり、図7(b)はティース挿入工程によりV相ティースが交差部内に挿入された状態を示す図であり、図7(c)はティース装着工程によりU相ティースおよびW相ティースがU相開口部およびW相開口部に装着された状態を示す図である。 本発明の実施形態の第4変形例に係るステータの要部分解斜視図である。
符号の説明
10 ステータ
11 U相ステータ片(ステータ)
12 V相ステータ片(ステータ)
13 W相ステータ片(ステータ)
14 U相環状巻線(環状巻線)
15 W相環状巻線(環状巻線)
22a 突出部(巻線当接部)
24 U相ティース(ティース)
25 V相ティース(ティース)
26 W相ティース(ティース)
31 U相蛇行部(蛇行部)
32 W相蛇行部(蛇行部)
33 交差部(ティース装着部)
35 屈曲部
41 曲部
42 ガイド部材(巻線ガイド部材)

Claims (10)

  1. 蛇行部を有する複数の環状巻線を、互いの前記蛇行部の位置が周方向で相対的にずれるようにして配置する巻線配置工程と、
    ステータの複数のティースの一部のティースを、複数の前記環状巻線により形成されるティース装着部に所定の挿入方向に沿って挿入するティース挿入工程と、
    前記一部のティース以外の他のティースを、適宜の装着方向に沿って前記蛇行部に装着するティース装着工程と
    を含むことを特徴とするステータの製造方法。
  2. 前記挿入方向は前記環状巻線の径方向に略平行な方向に設定され、前記装着方向は前記環状巻線の軸線に略平行な方向に設定され、前記挿入方向と前記装着方向とは略直交することを特徴とする請求項1に記載のステータの製造方法。
  3. 前記ティース挿入工程は、前記ステータを構成する複数のステータ片毎に具備される前記ティースを、前記ティース装着部に挿入し、前記ティース装着工程は、前記ステータを構成する複数のステータ片毎に具備される前記ティースを、前記蛇行部に装着することを特徴とする請求項1に記載のステータの製造方法。
  4. 前記ティース挿入工程は、前記一方のティースに具備される巻線当接部と巻線ガイド部材とにより前記環状巻線を両側から挟み込むことで前記環状巻線を所定形状に成形することを特徴とする請求項1に記載のステータの製造方法。
  5. 2相の環状巻線と3相のステータ片とを備えるステータであって、
    前記環状巻線は蛇行部を備え、前記ステータ片はティースを備え、
    前記2相の環状巻線が互いの前記蛇行部の位置を周方向に相対的にずらすようにして配置されることで、前記2相の環状巻線により周囲を取り囲まれるようにして形成されるティース装着部と、
    前記蛇行部により前記環状巻線の軸線に平行な方向の一方または他方が開口するようにして形成される開口部とを備え、
    前記3相の前記ティースのうち、前記2相の前記ティースは前記開口部に装着され、他の1相の前記ティースは前記ティース装着部に挿入されてなることを特徴とするステータ。
  6. 前記蛇行部は略直角に屈曲する屈曲部を備え、クランク状に蛇行しており、前記環状巻線は複数の前記蛇行部を備えることを特徴とする請求項5に記載のステータ。
  7. 前記蛇行部は鈍角に屈曲する屈曲部を備え、台形状に蛇行しており、前記環状巻線は複数の前記蛇行部を備えることを特徴とする請求項5に記載のステータ。
  8. 前記2相の環状巻線の互いの前記蛇行部同士は相似形状であることを特徴とする請求項5に記載のステータ。
  9. 前記2相の環状巻線の互いの前記蛇行部同士は異なる形状であることを特徴とする請求項5に記載のステータ。
  10. 前記2相の環状巻線のうちの何れか1相の前記環状巻線の前記蛇行部は前記環状巻線の径方向に突出するようにして曲がる曲部を備えることを特徴とする請求項5に記載のステータ。
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