JP4628276B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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Description
これらの図に示すように、アンテナ装置100は絶縁性のプリント基板102上に形成された図示しない矩形状のアース部の周囲に、第1アンテナ120a、第2アンテナ120b、第3アンテナ120c、第4アンテナ120dの直線状の4つのアンテナを所定間隔離隔して形成している。そして、プリント基板102のほぼ中央に形成されている給電点123と第1アンテナ120aないし第4アンテナ120dとを給電ライン122a、122b、122c、122dでそれぞれ接続して給電している。給電点123には、給電ケーブル124の芯線124aが接続され、アース部には給電ケーブル124のシールド線が接続されて、給電ケーブル124がプリント基板102の裏面から引き出されている。このアンテナ装置100では、第1アンテナ120aないし第4アンテナ120dの形状や、第1アンテナ120aないし第4アンテナ120dと矩形状のアース部との距離を最適化することで、給電点123のインピーダンスを所望の値とし、図18に示すような無指向性の水平偏波放射を得ることが可能となっている。
さらに、特許文献2に記載されている従来のアンテナ装置においては、指向特性を可変することができると共に、放射器と反射器を備えていることから理想的な放射パターンを得やすくされているものの、放射器および反射器を備えていることから部品点数が多く、構造の複雑化およびアンテナ容積の肥大化を招くという問題点があった。さらにまた、給電系および制御系の信号ラインの配線も入り組むようになるため、組み立てコストを削減することが困難となる。さらにまた、放射器を異なる高さとしているために、放射器の先端同士が近接していても高周波的な干渉が軽減するようになり、基本的には一つのアンテナで発生する電界放射を利用している。しかし、低姿勢薄型化を実現しようとすると放射器同士の高周波的な干渉を避けきることができないために、各アンテナの放射パターンが乱れてしまい、所望の指向特性を得ることが困難になるという問題点があった。
図1に示すアンテナ装置1は、第1アンテナ10a、第2アンテナ10b、第3アンテナ10c、・・・・・、第Nアンテナ10nのn個のアンテナを備えている。第1アンテナ10aないし第Nアンテナ10nは、例えば、プリント基板上に形成されており、隣接するアンテナ同士が高周波的に干渉するように近接して配置されている。第1アンテナ10aないし第Nアンテナ10nのそれぞれは、給電されるか、開放されるか、短絡されるかあるいは終端されるかのいずれかの接続態様が選択できるようにされている。例えば、第1アンテナ10aは、選択手段SW1の可変接点a1を接点b1に接続して「給電」が選択されると、第1アンテナ10aに給電されるようになる。また、選択手段SW1の可変接点a1を接点c1に接続して「開放」が選択されると、第1アンテナ10aは開放されるようになる。さらに、選択手段SW1の可変接点a1を接点d1に接続して「短絡」が選択されると、第1アンテナ10aはアースに短絡されるようになる。さらにまた、選択手段SW1の可変接点a1を接点e1に接続して「終端」が選択されると、第1アンテナ10aは終端素子を介してアースに接続されて終端されるようになる。
これらの図に示すアンテナ装置2は、第1アンテナ20a、第2アンテナ20b、第3アンテナ20c、第4アンテナ20dの4個のアンテナを備えている。第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dは、折り返しダイポールアンテナとされプリント基板2aの表面に形成されている。この場合、第1アンテナ20aはプリント基板2aの紙面上の上部に、第2アンテナ20bはプリント基板2aの左側に、第3アンテナ20cはプリント基板2aの下部に、第4アンテナ20dはプリント基板2aの右側に形成されている。第2アンテナ20bおよび第4アンテナ20dの中央部は、第1アンテナ20aおよび第3アンテナ20cの間に入り込むように屈曲されており、このため、隣接するアンテナ同士が近接して配置される。これにより、第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dは隣接するアンテナ同士で高周波的に干渉するようになる。
図5に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20aは「給電」、第2アンテナ20bおよび第4アンテナ20dは「短絡」、第3アンテナ20cは「開放」とされた際のx−y平面における指向特性である。x−y平面は図2に示すように、プリント基板2aの表面が存在する平面とされている。図5を参照すると、半値角が約120°とされる最大ビームの中心方向が約0°方向(第1アンテナ20aの方向)とされる。また、約180°方向に約5dB減衰したビーム(半値角約100°)が放射される逆だるま型の指向特性が得られている。
図7に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20aは「給電」、第2アンテナ20bおよび第4アンテナ20dは「開放」、第3アンテナ20cは「短絡」とされた際のx−y平面における指向特性である。この場合、図5に示す指向特性の最大利得が0dBとされている。図7を参照すると、約75°方向(半値角約50°)、約180°方向(半値角約30°)および約−75°方向(半値角約50°)の3本のビームが放射されるようになる。また、約130°方向および約−130°方向にヌル点が生じる指向特性が得られている。
図9に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20aは「終端」、第2アンテナ20bは「給電」、第3アンテナ20cは「終端」、第4アンテナ20dは「開放」とされた際のx−y平面における指向特性である。この場合、図5に示す指向特性の最大利得が0dBとされている。図9を参照すると、半値角が約110°とされた最大ビームの中心方向が約−100°方向とされ、約75°方向にヌル点が生じるハート型の指向特性が得られている。
図11に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20a、第2アンテナ20bおよび第4アンテナ20dは「短絡」、第3アンテナ20cは「給電」とされた際のx−y平面における指向特性である。この場合、図5に示す指向特性の最大利得が0dBとされている。図11を参照すると、半値角が約120°とされる最大ビームの中心方向が約180°方向(第3アンテナ20cの方向)とされる。また、約0°方向に約5dB減衰したビーム(半値角約120°)が放射されるだるま型の指向特性が得られている。
Claims (3)
- 一平面上に形成された複数のアンテナにより形成される指向特性を最適化することのできるアンテナ装置であって、
折り返しダイポールアンテナとされた第1アンテナが上部に、第2アンテナが左側に、第3アンテナが下部に、第4アンテナが右側に形成されていると共に、前記第2アンテナと前記第4アンテナの中央部が、前記第1アンテナと前記第3アンテナとの間に入り込むように屈曲されて表面に形成されている矩形状のプリント基板と、
該プリント基板の裏面であって、対応する表面に前記第1アンテナないし前記第4アンテナが形成されていないほぼ中央の領域に形成されているアース面と、
前記第1アンテナないし前記第4アンテナから引き出された一方が、前記アース面にスルーホールにより接続され、引き出された他方が前記アース面と前記プリント基板の表面に形成された4本の給電ラインからなるストリップラインにおける前記給電ラインのそれぞれに接続され、前記4本の給電ラインが前記プリント基板のほぼ中央に集合されて構成された、前記第1アンテナないし前記第4アンテナの接続態様を選択可能な接続部とを備え、
該接続部において、前記第1アンテナないし前記第4アンテナにおける各アンテナに接続されている前記給電ラインに給電されるか、若しくは、前記給電ラインが開放、短絡あるいは終端されるかの接続態様が、前記第1アンテナないし前記第4アンテナ毎に選択することができ、該選択に対応して前記第1アンテナないし前記第4アンテナにより形成される指向特性が変化するようになることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記接続部において、ほぼ中央に給電接点のパターンが形成されていると共に、前記給電ライン毎にアース接点のパターンが形成されており、前記給電ラインの端部が前記給電接点に接続されることにより給電され、前記給電ラインの端部が開放されることにより開放され、前記給電ラインの端部が前記アース接点に接続されることにより短絡され、前記給電ラインの端部と前記アース接点との間に終端素子を接続することにより終端されることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
- 前記接続部に切換手段が設けられており、該切換手段により前記各アンテナに接続されている前記給電ラインに給電されるか、若しくは、前記給電ラインが開放、短絡あるいは終端されるかのいずれかの接続態様に切り換えられるようにしたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
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