JP4628276B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一平面上に形成された複数のアンテナにより形成される指向特性を最適化することのできるアンテナ装置に関するものである。
従来、複数のアンテナを使用して所望の指向特性を得るようにしたアンテナ装置が知られている。例えば、図16および図17に従来のアンテナ装置100(特許文献1参照)の構成を示す。ただし、図16はアンテナ装置100の構成を示す平面図であり、図17はアンテナ装置100の構成を示す側面図である。
これらの図に示すように、アンテナ装置100は絶縁性のプリント基板102上に形成された図示しない矩形状のアース部の周囲に、第1アンテナ120a、第2アンテナ120b、第3アンテナ120c、第4アンテナ120dの直線状の4つのアンテナを所定間隔離隔して形成している。そして、プリント基板102のほぼ中央に形成されている給電点123と第1アンテナ120aないし第4アンテナ120dとを給電ライン122a、122b、122c、122dでそれぞれ接続して給電している。給電点123には、給電ケーブル124の芯線124aが接続され、アース部には給電ケーブル124のシールド線が接続されて、給電ケーブル124がプリント基板102の裏面から引き出されている。このアンテナ装置100では、第1アンテナ120aないし第4アンテナ120dの形状や、第1アンテナ120aないし第4アンテナ120dと矩形状のアース部との距離を最適化することで、給電点123のインピーダンスを所望の値とし、図18に示すような無指向性の水平偏波放射を得ることが可能となっている。
また、従来の他のアンテナ装置(特許文献2参照)は、本体内に、4本のUHF帯用の八木形アンテナが配置されており、各八木形アンテナは、本体内における異なる高さ位置に、90度ずつ異なる方向から到来する電波を受信するように、かつ互いに八木形アンテナの一部が交差するように設けられている。このアンテナ装置では、小型でかついずれの方向から到来する電波でも良好に受信することができるものとされている。
特開2004−343402号公報 特許第3625155号公報
図16および図17に示す従来のアンテナ装置においては、アンテナ装置の指向特性は固定とされており可変することができないという問題点があった。また、さらなる形状小型化を行うと、近接した放射素子同士が影響を与え合うようになって指向特性が乱れ最適化を行うことが不可能になるという問題点があった。
さらに、特許文献2に記載されている従来のアンテナ装置においては、指向特性を可変することができると共に、放射器と反射器を備えていることから理想的な放射パターンを得やすくされているものの、放射器および反射器を備えていることから部品点数が多く、構造の複雑化およびアンテナ容積の肥大化を招くという問題点があった。さらにまた、給電系および制御系の信号ラインの配線も入り組むようになるため、組み立てコストを削減することが困難となる。さらにまた、放射器を異なる高さとしているために、放射器の先端同士が近接していても高周波的な干渉が軽減するようになり、基本的には一つのアンテナで発生する電界放射を利用している。しかし、低姿勢薄型化を実現しようとすると放射器同士の高周波的な干渉を避けきることができないために、各アンテナの放射パターンが乱れてしまい、所望の指向特性を得ることが困難になるという問題点があった。
そこで、本発明はアンテナ同士を近接配置することにより低姿勢薄型化を実現しても指向特性を最適化することができるアンテナ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のアンテナ装置は、基板上に複数のアンテナが互いに干渉するよう近接して形成され、各アンテナから引き出された給電ラインが集合される接続部を備え、各給電ラインにおいて、給電されるか、若しくは、開放、短絡あるいは終端のいずれかの接続態様を接続部において選択できることを最も主要な特徴としている。
本発明は、 上記目的を達成するために、本発明のアンテナ装置は、基板上に複数のアンテナが互いに干渉するよう近接して形成され、各アンテナから引き出された給電ラインが集合される接続部を備え、各給電ラインにおいて、給電されるか、若しくは、開放、短絡あるいは終端のいずれかの接続態様を接続部において選択できることから、アンテナ装置の指向特性を選択に対応して変化させることができ、これにより、指向特性を最適化することができる。また、複数のアンテナがほぼ同じ高さに設置されることから、小さい面積で低姿勢薄型化が可能になると共に、組み立てコストを軽減することができるようになる。さらに、各アンテナにおける給電、開放、短絡、終端の接続状態を選択すると共に、隣接するアンテナが互いに干渉することを利用して指向特性を最適化することができるようになる。
本発明のアンテナ装置の原理的な構成を図1に示す。
図1に示すアンテナ装置1は、第1アンテナ10a、第2アンテナ10b、第3アンテナ10c、・・・・・、第Nアンテナ10nのn個のアンテナを備えている。第1アンテナ10aないし第Nアンテナ10nは、例えば、プリント基板上に形成されており、隣接するアンテナ同士が高周波的に干渉するように近接して配置されている。第1アンテナ10aないし第Nアンテナ10nのそれぞれは、給電されるか、開放されるか、短絡されるかあるいは終端されるかのいずれかの接続態様が選択できるようにされている。例えば、第1アンテナ10aは、選択手段SW1の可変接点a1を接点b1に接続して「給電」が選択されると、第1アンテナ10aに給電されるようになる。また、選択手段SW1の可変接点a1を接点c1に接続して「開放」が選択されると、第1アンテナ10aは開放されるようになる。さらに、選択手段SW1の可変接点a1を接点d1に接続して「短絡」が選択されると、第1アンテナ10aはアースに短絡されるようになる。さらにまた、選択手段SW1の可変接点a1を接点e1に接続して「終端」が選択されると、第1アンテナ10aは終端素子を介してアースに接続されて終端されるようになる。
第2アンテナ10bにおいても同様であり、第2アンテナ10bは、選択手段SW2の可変接点a2を接点b2に接続して「給電」が選択されると、第2アンテナ10bに給電されるようになる。また、選択手段SW2の可変接点a2を接点c2に接続して「開放」が選択されると、第2アンテナ10bは開放されるようになる。さらに、選択手段SW2の可変接点a2を接点d2に接続して「短絡」が選択されると、第2アンテナ10bはアースに短絡されるようになる。さらにまた、選択手段SW2の可変接点a2を接点e2に接続して「終端」が選択されると、第2アンテナ10bは終端素子がアース間に接続されて終端されるようになる。図1に示す場合は、第1アンテナ10aに給電され、第2アンテナ10bが開放されるようになる。この場合、第2アンテナ10bは高周波的に第1アンテナ10aに干渉していることから、第2アンテナ10bが開放されてもアンテナ装置1の指向特性に影響を与えるようになる。
なお、選択手段SW2の可変接点a2を接点b2に接続して「給電」が選択されると第1アンテナ10aと第2アンテナ10bの出力が合成されてアンテナ装置1から出力されるようになる。さらに、選択手段SW2の可変接点a2を接点d2あるいは接点e2に接続して、第2アンテナ10bが短絡あるいは終端された場合にもアンテナ装置1の指向特性にそれぞれの接続態様に対応する影響が与えられるようになる。このように、第1アンテナ10aないし第Nアンテナ10nにおいて、選択手段により「給電」、「開放」、「短絡」、「終端」のいずれかの接続態様を第1アンテナ10aないし第Nアンテナ10n毎に選択することにより、隣接するアンテナ同士が互いに干渉することを利用してアンテナ装置1の指向特性を用途に合わせて最適化することができるようになる。また、アンテナ装置1におけるn個のアンテナ10a〜10nがほぼ同じ高さに設置されることから、小さい面積で低姿勢薄型化が可能になると共に、組み立てコストを軽減することができるようになる。
次に、本発明のアンテナ装置の実施例とされるアンテナ装置2の構成を示す平面図を図2に、アンテナ装置2の構成を示す側面図を図3に示す。
これらの図に示すアンテナ装置2は、第1アンテナ20a、第2アンテナ20b、第3アンテナ20c、第4アンテナ20dの4個のアンテナを備えている。第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dは、折り返しダイポールアンテナとされプリント基板2aの表面に形成されている。この場合、第1アンテナ20aはプリント基板2aの紙面上の上部に、第2アンテナ20bはプリント基板2aの左側に、第3アンテナ20cはプリント基板2aの下部に、第4アンテナ20dはプリント基板2aの右側に形成されている。第2アンテナ20bおよび第4アンテナ20dの中央部は、第1アンテナ20aおよび第3アンテナ20cの間に入り込むように屈曲されており、このため、隣接するアンテナ同士が近接して配置される。これにより、第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dは隣接するアンテナ同士で高周波的に干渉するようになる。
第1アンテナ20aの給電点にはバラン21aが接続されて平衡−不平衡変換され、バラン21aの不平衡出力の一方はプリント基板2a上に形成されている給電ライン22aに接続され、他方はプリント基板2a上に形成されているアース接点23aに接続されている。プリント基板2aの裏面には破線で図示するアース面2bが形成されており、アース接点23aはスルーホールによりアース面2bに接続されている。第2アンテナ20bないし第4アンテナ20dも同様とされており、各アンテナ20b〜20dの給電点にはバラン21b〜21dが接続されて平衡−不平衡変換され、バラン21b〜21dの不平衡出力の一方はプリント基板2a上に形成されている給電ライン22b〜22dに接続され、他方はプリント基板2a上に形成されているアース接点23b〜23dに接続されている。アース接点23b〜23dはスルーホールによりアース面2bに接続されている。なお、給電ライン22b〜22dは、アース面2bに対向するストリップラインとされている。
第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dからバラン21aないしバラン21dを介して引き出された給電ライン22aないし給電ライン22dの端部は接続部24に集合される。接続部24はプリント基板2aのほぼ中央に設けられており、接続部24において第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dの接続態様が選択されている。すなわち、第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dのそれぞれは、接続部24において給電されるか、開放されるか、短絡されるかあるいは終端されるかのいずれかの接続態様がアンテナ装置1と同様に選択できるようにされている。そして、接続部24から第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dの出力が出力される。接続部24には、合成出力を出力するための同軸ケーブルとされる給電ケーブル25が接続されてプリント基板2aの裏面から導出されており、給電ケーブル25の端部には同軸端子とされる給電端子26が接続されている。なお、給電ケーブル25の芯線が接続部24における後述する給電接点に接続され、給電ケーブル25のシールド線がプリント基板2aの裏面に形成されているアース面2bに接続される。
次に、接続部24の詳細構成の一例を拡大して図4に示す。図4に示す接続部24においては、第1アンテナ20aが給電され、第2アンテナ20bが開放され、第3アンテナ20cが短絡され、第4アンテナ20dが終端される接続態様の例が示されている。図示するように、接続部24のほぼ中央には矩形のパターンからなる給電接点28のパターンが形成されており、給電ライン22a〜22dの近傍には、それぞれアース接点27a、27b、27c、27dのパターンが形成されている。そして、給電ライン22aの端部と給電接点28との間に接続導体30aがハンダ付け等により接続されて、第1アンテナ20aはバラン21aおよび給電ライン22aを介して給電接点28に接続されて給電されている。また、給電ライン22bの端部には何も接続されず第2アンテナ20bは開放されている。さらに、給電ライン22cの端部とアース接点27cとの間に接続導体30cがハンダ付け等により接続されて、第3アンテナ20cは短絡されている。さらにまた、給電ライン22dの端部とアース接点27dとの間に抵抗等の終端素子31dがハンダ付け等により接続されて、第4アンテナ20dは終端されている。
このように、給電ライン22の端部と給電接点28とを接続導体30により接続することにより、当該給電ライン22が接続されているアンテナ20は給電される状態となり、給電ライン22の端部に何も接続しないことにより、当該給電ライン22が接続されているアンテナ20は開放される状態となる。また、給電ライン22の端部とアース接点27とを接続導体30により接続することにより、当該給電ライン22が接続されているアンテナ20は短絡される状態となり、給電ライン22の端部とアース接点27とを終端素子31により接続することにより、当該給電ライン22が接続されているアンテナ20は終端される状態となる。
上記したように、アンテナ装置2の接続部24において給電ライン22b〜22dと給電接点28,アース接点27a〜27dとの間の接続態様は、「給電」「開放」「短絡」「終端」の4種類となり、各給電ライン22b〜22dの接続態様を選択することで、第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dの各接続状態が選択され、隣接するアンテナ同士が互いに干渉することを利用して、アンテナ装置2の指向特性を変化させることができる。そこで、接続部24の接続態様に対応するアンテナ装置2の指向特性を図5ないし図11に例示する。
図5に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20aは「給電」、第2アンテナ20bおよび第4アンテナ20dは「短絡」、第3アンテナ20cは「開放」とされた際のx−y平面における指向特性である。x−y平面は図2に示すように、プリント基板2aの表面が存在する平面とされている。図5を参照すると、半値角が約120°とされる最大ビームの中心方向が約0°方向(第1アンテナ20aの方向)とされる。また、約180°方向に約5dB減衰したビーム(半値角約100°)が放射される逆だるま型の指向特性が得られている。
図6に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20aは「給電」、第2アンテナ20bは「短絡」、第3アンテナ20cは「短絡」、第4アンテナ20dは「開放」とされた際のx−y平面における指向特性である。この場合、図5に示す指向特性の最大利得が0dBとされている。図6を参照すると、半値角は約60°とされ、最大ビームの中心方向は約180°方向(第3アンテナ20cの方向)とされる。また、約−60°方向に約3dB減衰したビームが放射されると共に、約120°方向にヌル点が生じる指向特性が得られている。
図7に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20aは「給電」、第2アンテナ20bおよび第4アンテナ20dは「開放」、第3アンテナ20cは「短絡」とされた際のx−y平面における指向特性である。この場合、図5に示す指向特性の最大利得が0dBとされている。図7を参照すると、約75°方向(半値角約50°)、約180°方向(半値角約30°)および約−75°方向(半値角約50°)の3本のビームが放射されるようになる。また、約130°方向および約−130°方向にヌル点が生じる指向特性が得られている。
図8に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20aは「給電」、第2アンテナ20bないし第4アンテナ20dは「開放」とされた際のx−y平面における指向特性である。この場合、図5に示す指向特性の最大利得が0dBとされている。図8を参照すると、半値角が約45°とされた最大ビームの中心方向が約180°方向(第3アンテナ20cの方向)とされる。また、約+90°方向から約−90°方向にわたり約3dBの減衰範囲内のビームが放射されると共に、約120°方向および約−120°方向にヌル点が生じる指向特性が得られている。
図9に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20aは「終端」、第2アンテナ20bは「給電」、第3アンテナ20cは「終端」、第4アンテナ20dは「開放」とされた際のx−y平面における指向特性である。この場合、図5に示す指向特性の最大利得が0dBとされている。図9を参照すると、半値角が約110°とされた最大ビームの中心方向が約−100°方向とされ、約75°方向にヌル点が生じるハート型の指向特性が得られている。
図10に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20aは「終端」、第2アンテナ20bは「開放」、第3アンテナ20cは「終端」、第4アンテナ20dは「給電」とされた際のx−y平面における指向特性である。この場合、図5に示す指向特性の最大利得が0dBとされている。図10を参照すると、半値角が約110°とされた最大ビームの中心方向が約70°方向とされ、約−110°方向にヌル点が生じるハート型の指向特性が得られている。
図11に示す指向特性は、アンテナ装置2の接続部24の接続態様が、第1アンテナ20a、第2アンテナ20bおよび第4アンテナ20dは「短絡」、第3アンテナ20cは「給電」とされた際のx−y平面における指向特性である。この場合、図5に示す指向特性の最大利得が0dBとされている。図11を参照すると、半値角が約120°とされる最大ビームの中心方向が約180°方向(第3アンテナ20cの方向)とされる。また、約0°方向に約5dB減衰したビーム(半値角約120°)が放射されるだるま型の指向特性が得られている。
本発明にかかるアンテナ装置2においては、接続部24における給電ライン22b〜22dと給電接点28,アース接点27a〜27dとの間の接続態様を選択することで、隣接するアンテナ同士が互いに干渉することを利用して図5ないし図11に示すように種々の指向特性を得ることができる。そこで、使用目的に合わせてアンテナ装置2の接続部24の接続態様を選択することにより、使用に最適化された指向特性のアンテナ装置2とすることができるようになる。また、アンテナ装置2における第1アンテナ20a〜第4アンテナ20dがほぼ同じ高さに設置されることから、小さい面積で低姿勢薄型化が可能になると共に、組み立てコストを軽減することができるようになる。
図2に示すアンテナ装置2においては、アンテナ装置2の接続部24の接続態様を選択した際に固定した接続態様とされる。これに替えて、接続態様の選択を可変できるようにしてもよい。そこで、接続態様の選択を可変することのできる選択手段50の構成を図12に示す。選択手段50は接続部24に替えて、第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dのそれぞれに設けられる。図12においては、図2における第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dの一つをアンテナ20として、バラン21aないしバラン21dの一つをバラン21として示している。
図12において、アンテナ20の給電点にはバラン21が接続されて平衡−不平衡変換され、バラン21の不平衡出力が選択手段50に接続されている。選択手段50は第1切替部SW3と第2切替部SW4とを備え、バラン21の不平衡出力が第1切替部SW3の可変接点a3と第2切替部SW4の可変接点a4にそれぞれ接続されている。第1切替部SW3は4つの切換接点b3,c3,d3,e3を有し、第2切替部SW4も4つの切換接点b4,c4,d4,e4を有している。切換接点b3と切換接点b4の間には終端抵抗Rが接続されており、切換接点c3と切換接点c4との間は開放されており、切換接点d3と切換接点d4の間は短絡されており、切換接点e3と切換接点e4の間には給電源40が接続されている。給電源40は、給電ケーブル25により供給されることから実際には、切換接点e3と切換接点e4の間に給電ケーブル25が接続される。図12に示す場合は、可変接点a3が切換接点e3に接続されるよう切り換えられていると共に、可変接点a4が切換接点e4に接続されるよう切り換えられていることから、アンテナ20に給電源40から給電されるようになる。すなわち、アンテナ20の接続態様は「給電」となる。
選択手段50における他の切換形態を図13ないし図15に示す。図13に示す切換形態では、可変接点a3が切換接点d3に接続されるよう切り換えられていると共に、可変接点a4が切換接点d4に接続されるよう切り換えられていることから、アンテナ20は短絡されるようになる。すなわち、アンテナ20の接続態様は「短絡」となる。また、図14に示す切換形態では、可変接点a3が切換接点c3に接続されるよう切り換えられていると共に、可変接点a4が切換接点c4に接続されるよう切り換えられていることから、アンテナ20は開放されるようになる。すなわち、アンテナ20の接続態様は「開放」となる。さらに、図15に示す切換形態では、可変接点a3が切換接点b3に接続されるよう切り換えられていると共に、可変接点a4が切換接点b4に接続されるよう切り換えられていることから、アンテナ20は終端抵抗Rにより終端されるようになる。すなわち、アンテナ20の接続態様は「終端」となる。
このように、アンテナ装置2において第1アンテナ20aないし第4アンテナ20d毎に選択手段50を設けるようにしても、第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dの接続態様として、「給電」「開放」「短絡」「終端」の4種類が得られるようになる。そこで、第1アンテナ20aないし第4アンテナ20dの接続態様を選択手段50により切り換えることにより、隣接するアンテナ同士が互いに干渉することを利用してアンテナ装置2の指向特性を変化させることができる。この場合、選択手段50により第1アンテナ10aないし第4アンテナ20dの接続態様の切り換えを行うことで、アンテナ装置2の指向特性を図5ないし図11に示す指向特性に変更することができるようになる。そこで、使用目的に合わせて選択手段50により接続態様を切り換えることにより、使用に最適化された指向特性のアンテナ装置2とすることができるようになる。
以上説明した本発明にかかるアンテナ装置の実施例においては、アンテナ数を4としたがこれに限るものではなく、アンテナ数が3あるいは5以上とされるアンテナ装置とすることができる。また、アンテナはダイポールアンテナに限らず種々のアンテナとすることができる。
本発明のアンテナ装置の原理的な構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置の実施例とされるアンテナ装置の構成を示す平面図である。 本発明のアンテナ装置の実施例とされるアンテナ装置の構成を示す側面図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における接続部の構成を拡大して示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における指向特性の一例を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における指向特性の他の例を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における指向特性のさらに他の例を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における指向特性のさらに他の例を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における指向特性のさらに他の例を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における指向特性のさらに他の例を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における指向特性のさらに他の例を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における選択手段の構成を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における選択手段の選択態様の一例を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における選択手段の選択態様の他の例を示す図である。 本発明の実施例にかかるアンテナ装置における選択手段の選択態様のさらに他の例を示す図である。 従来のアンテナ装置の構成を示す平面図である。 従来のアンテナ装置の構成を示す側面図である。 従来のアンテナ装置の指向特性の一例を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ装置、2 アンテナ装置、2a プリント基板、2b アース面、10a 第1アンテナ、10b 第2アンテナ、10c 第3アンテナ、10n 第Nアンテナ、20 アンテナ、20a 第1アンテナ、20b 第2アンテナ、20c 第3アンテナ、20d 第4アンテナ、21 バラン、21a,21b,21c,21d バラン、22 給電ライン、22a,22b,22c,22d 給電ライン、23a,23b,23c,23d アース接点、24 接続部、25 給電ケーブル、26 給電端子、27 アース接点、27a,27b,27c,27d アース接点、28 給電接点、30 接続導体、30a 接続導体、30c 接続導体、31 終端素子、31d 終端素子、40 給電源、50 選択手段、100 アンテナ装置、102 プリント基板、120a 第1アンテナ、120b 第2アンテナ、120c 第3アンテナ、120d 第4アンテナ、122a,122b,122c,122d 給電ライン、123 給電点、124 給電ケーブル、124a 芯線

Claims (3)

  1. 一平面上に形成された複数のアンテナにより形成される指向特性を最適化することのできるアンテナ装置であって、
    折り返しダイポールアンテナとされた第1アンテナが上部に、第2アンテナが左側に、第3アンテナが下部に、第4アンテナが右側に形成されていると共に、前記第2アンテナと前記第4アンテナの中央部が、前記第1アンテナと前記第アンテナとの間に入り込むように屈曲されて表面に形成されている矩形状のプリント基板と、
    該プリント基板の裏面であって、対応する表面に前記第1アンテナないし前記第4アンテナが形成されていないほぼ中央の領域に形成されているアース面と、
    前記第1アンテナないし前記第4アンテナから引き出された一方が、前記アース面にスルーホールにより接続され、引き出された他方が前記アース面と前記プリント基板の表面に形成された4本の給電ラインからなるストリップラインにおける前記給電ラインのそれぞれに接続され、前記4本の給電ラインが前記プリント基板のほぼ中央に集合されて構成された、前記第1アンテナないし前記第4アンテナの接続態様を選択可能な接続部とを備え、
    該接続部において、前記第1アンテナないし前記第4アンテナにおける各アンテナに接続されている前記給電ラインに給電されるか、若しくは、前記給電ラインが開放、短絡あるいは終端されるかの接続態様が、前記第1アンテナないし前記第4アンテナ毎に選択することができ、該選択に対応して前記第1アンテナないし前記第4アンテナにより形成される指向特性が変化するようになることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記接続部において、ほぼ中央に給電接点のパターンが形成されていると共に、前記給電ライン毎にアース接点のパターンが形成されており、前記給電ラインの端部が前記給電接点に接続されることにより給電され、前記給電ラインの端部が開放されることにより開放され、前記給電ラインの端部が前記アース接点に接続されることにより短絡され、前記給電ラインの端部と前記アース接点との間に終端素子を接続することにより終端されることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 前記接続部に切換手段が設けられており、該切換手段により前記各アンテナに接続されている前記給電ラインに給電されるか、若しくは、前記給電ラインが開放、短絡あるいは終端されるかのいずれかの接続態様に切り換えられるようにしたことを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
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