JP2004128600A - 指向性可変型誘電体アンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】モノポール型指向性可変誘電体アンテナにおいて、無給電素子を反射器、導波器のいずれとしてもそれぞれ最適の共振周波数になるよう設定して、切り替え可能にする。
【解決手段】1個の放射素子及び反射器または導波器として動作する少なくとも1個の無給電素子を配置した指向性可変型誘電体アンテナであって、放射素子の周囲に配置される無給電素子は放射素子と同じ構造で、整合端子ピンにリアクタンス素子となる分布定数線路を直列に接続し、分布定数線路は他端が電気的に開放もしくはグラウンド板のアースパターンと接続され、さらにその中間的位置にスイッチ素子を接続したものである。分布定数線路を導波器または反射器のいずれか一方の最適共振周波数が得られる長さに設定し、その中間においてスイッチを接続する位置を他方の最適共振周波数が得られる長さに設定して、切り替えによって最適の指向性を得る。
【選択図】 図4
【解決手段】1個の放射素子及び反射器または導波器として動作する少なくとも1個の無給電素子を配置した指向性可変型誘電体アンテナであって、放射素子の周囲に配置される無給電素子は放射素子と同じ構造で、整合端子ピンにリアクタンス素子となる分布定数線路を直列に接続し、分布定数線路は他端が電気的に開放もしくはグラウンド板のアースパターンと接続され、さらにその中間的位置にスイッチ素子を接続したものである。分布定数線路を導波器または反射器のいずれか一方の最適共振周波数が得られる長さに設定し、その中間においてスイッチを接続する位置を他方の最適共振周波数が得られる長さに設定して、切り替えによって最適の指向性を得る。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1点と複数ポイントとの無線通信を行う無線LAN等に利用するアンテナに関するもので、通信相手の機器の方向に良好な指向性を得るためにビームを向けることができる、指向性の切り替えが可能な誘電体アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小電力でアクセスポイントと特定方向にある端末との通信を行う場合、あるいは端末が最適のアクセスポイントを選択して接続を行う場合には、特定の方向にビームを向けられ、さらにその方向を適宜切り替えられることが、電波干渉を低減できるため望ましい。そのため、指向性可変型アンテナの利用が検討されている。
【0003】
従来の指向性可変型アンテナには、中央に棒状のモノポール放射器を配置し、その周囲に複数の棒状の無給電素子に直列に固定リアクタンス素子と並列にスイッチ素子を配置してアース間を接続し、そのスイッチをオン/オフすることでその共振周波数を、放射器の共振周波数より低めの反射器共振周波数と放射器より高めの導波器共振周波数に切り替えて指向性を切り替える方法があり、また、特開2001−24431号公報のように固定リアクタンス素子と並列になったスイッチ素子対に代えて電気的に連続制御可能な可変リアクタンス素子を用いて指向方向を連続可変としたものがあった。
しかし、棒状のモノポールアンテナでは周波数に応じた一定の長さが必要となるため、例えば5.2GHz帯では1/4波長の15mm程度の高さになり、PCVカード等通信装置の筐体内に設置すると装置が大型化するとともに、棒状のモノポールアンテナ素子とアース間に直列にリアクタンス素子とスイッチ素子の並列回路または可変リアクタンス素子を挿入することは構造的に不自然になり、高さの低減が難しかった。また、指向性連続制御型は制御信号を得るアルゴリズムが複雑で制御の高速化が困難であった。
【0004】
そこで、先に本出願人等は、誘電体アンテナ放射素子を中心とする同心円上に、無給電素子が配置され、所定の方向にある1素子または2素子が導波器を構成し、残りの無給電素子は反射器を構成して指向性が切り替えられるように、整合端子ピンを持つ誘電体モノポール素子の整合端子ピンを直接にまたは直列接続したリアクタンス素子とスイッチ素子を介してアースに接続し、無給電素子を反射器、導波器のいずれとしても利用可能とすることによって、電気的に指向性の切り替えが可能で、低背、小型の指向性切り替え型のアンテナを特願2002−53334号として提案し、上記の課題を解決した。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−24431号公報
【特許文献2】
特願2002−53334号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、グラウンド板上に放射器となる放射素子を1個と、その周囲に近接して配置した複数の反射器、導波器またはそれ以外の素子となる無給電素子を有するアンテナの指向性は、グラウンド板の寸法、放射素子と各無給電素子間の距離及び無給電素子の共振周波数によって決まる。また、指向性の切り替えは、無給電素子に直接装荷されたリアクタのリアクタンス値を変えることにより実現できる。無給電素子の共振周波数は、反射器と導波器では異なっており、それぞれで独立に決定できることが望ましい。すなわち、無給電素子に直接装荷されたリアクタのリアクタンス値を独立に設定でき切り換えができることが望ましい。
本発明は、上述のアンテナにおいて、無給電素子を切り替えて反射器、導波器のいずれにした場合も最適の共振周波数可能になるようにして、電気的に切り替え可能な、良好な指向性を持つ指向性可変型アンテナを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、グラウンド板上に1個の放射素子及び切り替えられて反射器または導波器として動作する少なくとも1個の無給電素子を平面的に配置した指向性可変型誘電体アンテナであって、放射素子は、誘電体基板の中央に貫通孔を有し、表面の容量電極と裏面のアース電極とを接続する放射電極となる複数の導体が貫通孔壁面部に形成され、貫通孔に挿入された整合端子ピンを介して放射電極中間の整合点を引き出し外部の送受信回路と接続して給電される誘電体素子であり、放射素子の周囲に配置される無給電素子は放射素子と同じ構造で、整合端子ピンにリアクタンス素子となる分布定数線路を直列に接続し、分布定数線路は他端が電気的に開放もしくはグラウンド板のアースパターンと接続され、またはそれらのいずれかの選択ができ、さらに分布定数線路はその中間的位置にスイッチ素子を接続したことを特徴とするものである。
この、指向性可変型誘電体アンテナは、無給電素子の反射器と導波器の切り替えに当たり、分布定数線路の長さを導波器または反射器のいずれか一方の最適共振周波数が得られるように設定し、分布定数線路の中間においてスイッチを接続する位置を他方の最適共振周波数が得られる位置すなわち最適なリアクタンス値の得られる位置に設定できることを特徴とし、これにより最適の指向性を得ようとするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
例えば5.2GHz帯であれば、誘電体モノポールアンテナは比誘電率が8程度の誘電体材料で形成された直径10mm程度、厚さ3mm程度の素子を用いることができる。これを中心の放射素子として整合端子ピンを外部回路と接続し、その周囲に同心円状に位置するように同様の構造の無給電素子を配置する。
指向性可変のためには、無給電素子は1個以上でよいが、通常2方向切り替えの場合は1直線上に3素子が配置され、4方向の切り替えの場合は同心円上に90°づつずらして4個配置する。
【0009】
無給電素子に直接装荷されたリアクタに接続され、リアクタンス値を変えるスイッチ素子としてはPINダイオードなどを使用する。
無給電素子に接続されたリアクタンス素子としての分布定数線路の端部に接続したスイッチをオンさせて接地することによって、負荷が短絡する。スイッチがオフであれば、無給電素子に接続された負荷は開放状態となる。
スイッチ素子がオンとなる無給電素子は整合端子ピンがアースパターンと電気的に接続されて共振周波数が上がって導波器とされ、スイッチ素子がオフとなる無給電素子は電気的に接続されず共振周波数が下がって反射器とされ、スイッチ素子の制御によって、指向性が切り替えられる。しかし、それだけでは導波器及び反射器の双方に最適な共振周波数は得られず、良好な指向性が得られない。
【0010】
本発明では、分布定数線路の中間の位置にもスイッチを接続する。
無給電素子に接続された分布定数線路の長さを導波器または反射器のいずれか一方として最適共振周波数が得られる長さに設定しておき、他方分布定数線路の中間の位置に接続したスイッチをオンさせて接地することによって、負荷が短絡される。そのスイッチの接続位置を選ぶことによって他方の反射器または導波器を最適値に設定できる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例について、説明する。
本発明に使用する誘電体モノポールアンテナの例を図1に示す。
図1(A)は平面図、(B)は正面断面図である。円板状の誘電体基板10は比誘電率が7.9のセラミック誘電体材料の成形、焼成体で外径は10mm、厚さは3mmで、中央に直径4mmの貫通孔が形成されている。
【0012】
表面の貫通孔の開口周囲には導体膜が印刷、焼付されて容量電極11が形成されており、裏面のほぼ全面にはアース電極14が形成される。容量電極11とアース電極14とは、貫通孔壁面部に複数形成される放射電極12によって接続される。この放射電極12は貫通孔の壁面に当接するように導体板から切り起こされた2本の導体片で構成しても良いし、孔内面に印刷された複数の導体パターンで形成しても良い。2本の放射電極を用いることで誘電体素子の重心位置にある孔中心の1本の放射電極と等価になる。
【0013】
貫通孔には表面側に鍔を有する整合端子ピン13が挿入される。この端子ピン13は表面側が貫通孔の内径よりも僅かに小さい太さとなっており、その太さの部分が貫通孔内のインピーダンス整合点すなわち給電点まで続いている。そこから裏面側は直径が小さくなっており、放射電極12とは接触しない。整合端子ピン13の細い先端は誘電体素子の中心軸部にありこれを放射素子として用いる場合には整合端子ピン13を外部回路(送受信回路)と接続した給電素子とする。
無給電素子とする場合は、整合端子ピンをリアクタンス素子と直列に接続し、その他端で電気制御可能なPINダイオード等のスイッチ素子を介してアースに接続すると、スイッチのオン・オフにより共振周波数を高めの導波器周波数と低めの反射器周波数に切り替えられ、指向性が切り替え制御できる。
【0014】
リアクタンス素子としてはマイクロストリップラインによる分布定数スタブなどを使用できる。
リアクタンス素子が約1/4波長マイクロストリップラインの場合は、先端のスイッチをオンした時にショートスタブとなり、整合端子ピン位置で無限大インピーダンスとなってスイッチ開放と等価になる。スイッチオフの場合はオープンスタブとなりスイッチ短絡と等価になる。
【0015】
図2(A)は、本発明が適用されるアンテナの1例を示す上面斜視図である。50×50mmのグラウンド板24の中心に前記の誘電体素子を放射素子25として配置し、周囲の90°づつ異なる4方向に17mmの中心間隔で4つの無給電素子26を配置したものである。誘電体素子を搭載するグラウンド板は、両面または片面の配線基板を用いることができる。
図2(B)はグラウンド板の底面斜視図である。ほぼ全面にアースパターン27が施されているが、上面の無給電素子に対応する位置には1/4波長マイクロストリップライン28が設けられ、無給電素子の整合端子ピンに接続されている。
図2(C)はマイクロストリップラインを拡大した説明図である。マイクロストリップライン28の先端は開放状態となっている。マイクロストリップラインの中間位置はスイッチ素子29であるPINダイオードを介してアースに接続されている。チップ抵抗30は、PINダイオードを駆動するための制御電圧端子に接続されている。
【0016】
図2は、無給電素子の2つを導波器D、残りの2つを反射器Rとしたもので、導波器Dは整合端子ピンがグラウンド板のアースパターンとはオープン(開放)された状態となり、共振周波数が放射器周波数よりも高めに移動し、反射器Rはグラウンド板のアースパターンと導通されショート(短絡)状態となって、共振周波数が放射器周波数よりも低めとなっている。導波器と反射器を入れ替えれば指向性が逆になることは言う迄もない。
【0017】
上記のような配置を採用したときに指向性を決定するのは、無給電素子が導波器Dであるか、反射器Rであるかであるが、両者を併用し切り換えて用いる場合には、従来はマイクロストリップラインの中間にスイッチ素子を設けていないので、一方が最適共振周波数であっても、他方が必ずしも最適共振周波数とはならず、最良の指向性を示すことは困難であった。
【0018】
図8の従来例では、無給電素子にマイクロストリップラインを接続し、他端はスイッチ素子を介してアースに接続し、スイッチ素子をオン・オフした場合、マイクロストリップラインで決定されるリアクタンスは、例えば図3に示したように、放射素子の共振周波数が5.2GHzのとき、先端開放状態で導波器に最適な共振周波数となるようにマイクロストリップラインの長さLを設定したとすると、先端短絡状態での反射器の最適な共振周波数にならないのである。また、先端開放状態で反射器に最適な共振周波数に合わせたとすると、先端短絡状態での導波器の最適な共振周波数にはならない。
【0019】
そこで、本発明においては、図4に示したように、無給電素子にマイクロストリップラインを接続して、その長さL1を先端開放状態で導波器に最適な共振周波数が得られるように設定し、マイクロストリップラインの中間位置には先端短絡状態での反射器が最適な共振周波数になるリアクタンス値が得られる位置L2を選定してスイッチ素子29を介してアースに接続されている。こうすることによって、導波器として使う場合にはスイッチ素子29をオフすればよく、反射器として使う場合にはスイッチ素子29をオンして使えばよい。
【0020】
図5は、5.2GHzの放射素子を用いたとき、無給電素子に接続したマイクロストリップラインの長さL1を導波器共振周波数が得られるような最適なものとし、さらに、最適な反射器共振周波数が得られるようにPINダイオードの接続位置L2を設定したときの特性図である。スイッチをオン/オフして、最適な導波器、反射器の共振周波数が得られる。
【0021】
また、図6(A)(B)に示した他の実施例のように、無給電素子に長さL1のマイクロストリップライン28を接続してその先端をバイパスコンデンサCを介して高周波的にアースに短絡し、中間位置のスイッチの開放状態で導波器に最適な共振周波数が得られるように設定する。
マイクロストリップラインの中間位置L2は、短絡状態で反射器の最適な共振周波数になるように設定しスイッチ素子29を介してアースに接続されている。
こうすることによって、導波器として使う場合にはスイッチ素子29をオフすればよく、反射器として使う場合にはスイッチ29をオンして使えばよい。
【0022】
さらに、図7の他の実施例に示したように、無給電素子にマイクロストリップライン28を接続してその先端をスイッチ素子を介してアースに接続し、先端アース開放、中間スイッチ開放状態で導波器に最適な共振周波数が得られるようにその長さL1を選択する。一方マイクロストリップラインの中間位置L2は、短絡状態で反射器の最適な共振周波数になるように設定しスイッチ素子29を介してアースに接続されている。
こうすることによって、導波器として使う場合には2つのスイッチ素子をオフすればよく、反射器として使う場合にはスイッチ29をオンして使えばよい。
また、マイクロストリップライン先端のスイッチをオン、中間位置のスイッチ素子29をオフにすると先端短絡状態でその長さL1の導波器として、いずれのスイッチもオンすると反射器として、最適の共振周波数を選択することができ良好な指向性が得られる。
【0023】
以上は、一つの無給電素子を取り上げて説明したが、複数の無給電素子がある場合には、必要なものを導波器として、また他のものを反射器として選択し、それぞれが最適なマイクロストリップラインの長さとなるように設定することによって、所望の指向性を得ることができる。また、以上の説明では、L1を導波器、L2を反射器として説明したが、これはマイクロストリップラインのリアクタンス値によっては逆となる場合がある。
【0024】
また、上記実施例は、分布定数線路としてマイクロストリップラインを使用した例により説明したが、ストリップラインなど他の分布定数線路で構成することが本発明に含まれることは言う迄もない。
なお、スイッチ素子はPINダイオードに限るものではなく、トランジスタスイッチ等、外部から電気的に切り替え可能な他の素子を用いることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、誘電体モノポールアンテナにおいて、無給電素子を反射器、導波器のいずれとしても最適の共振周波数で切り替えが可能にすることによって、電気的に良好な指向性の切り替え可能な、指向性可変型アンテナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される放射素子の例を示す(A)平面図と(B)正面断面図
【図2】本発明が使用されるアンテナの例を示す(A)上面斜視図と(B)下面斜視図及び(C)マイクロストリップラインの拡大図
【図3】無給電素子に接続したマイクロストリップラインの長さとその共振周波数の関係を示す特性曲線図
【図4】本発明の実施例を示す説明図
【図5】図4の実施例における無給電素子の共振周波数対マイクロストリップラインの長さの関係を示す特性曲線図
【図6】本発明の他の実施例を示す説明図
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す説明図
【図8】無給電素子の従来例を示す説明図
【符号の説明】
10:誘電体
11:容量電極
12:放射電極
13:整合端子ピン
14:アース電極
24:グラウンド板
25:給電素子
26:無給電素子
27アースパターン
28、マイクロストリップライン
29:スイッチ素子
D:導波器
R:反射器
【発明の属する技術分野】
本発明は、1点と複数ポイントとの無線通信を行う無線LAN等に利用するアンテナに関するもので、通信相手の機器の方向に良好な指向性を得るためにビームを向けることができる、指向性の切り替えが可能な誘電体アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
小電力でアクセスポイントと特定方向にある端末との通信を行う場合、あるいは端末が最適のアクセスポイントを選択して接続を行う場合には、特定の方向にビームを向けられ、さらにその方向を適宜切り替えられることが、電波干渉を低減できるため望ましい。そのため、指向性可変型アンテナの利用が検討されている。
【0003】
従来の指向性可変型アンテナには、中央に棒状のモノポール放射器を配置し、その周囲に複数の棒状の無給電素子に直列に固定リアクタンス素子と並列にスイッチ素子を配置してアース間を接続し、そのスイッチをオン/オフすることでその共振周波数を、放射器の共振周波数より低めの反射器共振周波数と放射器より高めの導波器共振周波数に切り替えて指向性を切り替える方法があり、また、特開2001−24431号公報のように固定リアクタンス素子と並列になったスイッチ素子対に代えて電気的に連続制御可能な可変リアクタンス素子を用いて指向方向を連続可変としたものがあった。
しかし、棒状のモノポールアンテナでは周波数に応じた一定の長さが必要となるため、例えば5.2GHz帯では1/4波長の15mm程度の高さになり、PCVカード等通信装置の筐体内に設置すると装置が大型化するとともに、棒状のモノポールアンテナ素子とアース間に直列にリアクタンス素子とスイッチ素子の並列回路または可変リアクタンス素子を挿入することは構造的に不自然になり、高さの低減が難しかった。また、指向性連続制御型は制御信号を得るアルゴリズムが複雑で制御の高速化が困難であった。
【0004】
そこで、先に本出願人等は、誘電体アンテナ放射素子を中心とする同心円上に、無給電素子が配置され、所定の方向にある1素子または2素子が導波器を構成し、残りの無給電素子は反射器を構成して指向性が切り替えられるように、整合端子ピンを持つ誘電体モノポール素子の整合端子ピンを直接にまたは直列接続したリアクタンス素子とスイッチ素子を介してアースに接続し、無給電素子を反射器、導波器のいずれとしても利用可能とすることによって、電気的に指向性の切り替えが可能で、低背、小型の指向性切り替え型のアンテナを特願2002−53334号として提案し、上記の課題を解決した。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−24431号公報
【特許文献2】
特願2002−53334号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、グラウンド板上に放射器となる放射素子を1個と、その周囲に近接して配置した複数の反射器、導波器またはそれ以外の素子となる無給電素子を有するアンテナの指向性は、グラウンド板の寸法、放射素子と各無給電素子間の距離及び無給電素子の共振周波数によって決まる。また、指向性の切り替えは、無給電素子に直接装荷されたリアクタのリアクタンス値を変えることにより実現できる。無給電素子の共振周波数は、反射器と導波器では異なっており、それぞれで独立に決定できることが望ましい。すなわち、無給電素子に直接装荷されたリアクタのリアクタンス値を独立に設定でき切り換えができることが望ましい。
本発明は、上述のアンテナにおいて、無給電素子を切り替えて反射器、導波器のいずれにした場合も最適の共振周波数可能になるようにして、電気的に切り替え可能な、良好な指向性を持つ指向性可変型アンテナを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、グラウンド板上に1個の放射素子及び切り替えられて反射器または導波器として動作する少なくとも1個の無給電素子を平面的に配置した指向性可変型誘電体アンテナであって、放射素子は、誘電体基板の中央に貫通孔を有し、表面の容量電極と裏面のアース電極とを接続する放射電極となる複数の導体が貫通孔壁面部に形成され、貫通孔に挿入された整合端子ピンを介して放射電極中間の整合点を引き出し外部の送受信回路と接続して給電される誘電体素子であり、放射素子の周囲に配置される無給電素子は放射素子と同じ構造で、整合端子ピンにリアクタンス素子となる分布定数線路を直列に接続し、分布定数線路は他端が電気的に開放もしくはグラウンド板のアースパターンと接続され、またはそれらのいずれかの選択ができ、さらに分布定数線路はその中間的位置にスイッチ素子を接続したことを特徴とするものである。
この、指向性可変型誘電体アンテナは、無給電素子の反射器と導波器の切り替えに当たり、分布定数線路の長さを導波器または反射器のいずれか一方の最適共振周波数が得られるように設定し、分布定数線路の中間においてスイッチを接続する位置を他方の最適共振周波数が得られる位置すなわち最適なリアクタンス値の得られる位置に設定できることを特徴とし、これにより最適の指向性を得ようとするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
例えば5.2GHz帯であれば、誘電体モノポールアンテナは比誘電率が8程度の誘電体材料で形成された直径10mm程度、厚さ3mm程度の素子を用いることができる。これを中心の放射素子として整合端子ピンを外部回路と接続し、その周囲に同心円状に位置するように同様の構造の無給電素子を配置する。
指向性可変のためには、無給電素子は1個以上でよいが、通常2方向切り替えの場合は1直線上に3素子が配置され、4方向の切り替えの場合は同心円上に90°づつずらして4個配置する。
【0009】
無給電素子に直接装荷されたリアクタに接続され、リアクタンス値を変えるスイッチ素子としてはPINダイオードなどを使用する。
無給電素子に接続されたリアクタンス素子としての分布定数線路の端部に接続したスイッチをオンさせて接地することによって、負荷が短絡する。スイッチがオフであれば、無給電素子に接続された負荷は開放状態となる。
スイッチ素子がオンとなる無給電素子は整合端子ピンがアースパターンと電気的に接続されて共振周波数が上がって導波器とされ、スイッチ素子がオフとなる無給電素子は電気的に接続されず共振周波数が下がって反射器とされ、スイッチ素子の制御によって、指向性が切り替えられる。しかし、それだけでは導波器及び反射器の双方に最適な共振周波数は得られず、良好な指向性が得られない。
【0010】
本発明では、分布定数線路の中間の位置にもスイッチを接続する。
無給電素子に接続された分布定数線路の長さを導波器または反射器のいずれか一方として最適共振周波数が得られる長さに設定しておき、他方分布定数線路の中間の位置に接続したスイッチをオンさせて接地することによって、負荷が短絡される。そのスイッチの接続位置を選ぶことによって他方の反射器または導波器を最適値に設定できる。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して、本発明の実施例について、説明する。
本発明に使用する誘電体モノポールアンテナの例を図1に示す。
図1(A)は平面図、(B)は正面断面図である。円板状の誘電体基板10は比誘電率が7.9のセラミック誘電体材料の成形、焼成体で外径は10mm、厚さは3mmで、中央に直径4mmの貫通孔が形成されている。
【0012】
表面の貫通孔の開口周囲には導体膜が印刷、焼付されて容量電極11が形成されており、裏面のほぼ全面にはアース電極14が形成される。容量電極11とアース電極14とは、貫通孔壁面部に複数形成される放射電極12によって接続される。この放射電極12は貫通孔の壁面に当接するように導体板から切り起こされた2本の導体片で構成しても良いし、孔内面に印刷された複数の導体パターンで形成しても良い。2本の放射電極を用いることで誘電体素子の重心位置にある孔中心の1本の放射電極と等価になる。
【0013】
貫通孔には表面側に鍔を有する整合端子ピン13が挿入される。この端子ピン13は表面側が貫通孔の内径よりも僅かに小さい太さとなっており、その太さの部分が貫通孔内のインピーダンス整合点すなわち給電点まで続いている。そこから裏面側は直径が小さくなっており、放射電極12とは接触しない。整合端子ピン13の細い先端は誘電体素子の中心軸部にありこれを放射素子として用いる場合には整合端子ピン13を外部回路(送受信回路)と接続した給電素子とする。
無給電素子とする場合は、整合端子ピンをリアクタンス素子と直列に接続し、その他端で電気制御可能なPINダイオード等のスイッチ素子を介してアースに接続すると、スイッチのオン・オフにより共振周波数を高めの導波器周波数と低めの反射器周波数に切り替えられ、指向性が切り替え制御できる。
【0014】
リアクタンス素子としてはマイクロストリップラインによる分布定数スタブなどを使用できる。
リアクタンス素子が約1/4波長マイクロストリップラインの場合は、先端のスイッチをオンした時にショートスタブとなり、整合端子ピン位置で無限大インピーダンスとなってスイッチ開放と等価になる。スイッチオフの場合はオープンスタブとなりスイッチ短絡と等価になる。
【0015】
図2(A)は、本発明が適用されるアンテナの1例を示す上面斜視図である。50×50mmのグラウンド板24の中心に前記の誘電体素子を放射素子25として配置し、周囲の90°づつ異なる4方向に17mmの中心間隔で4つの無給電素子26を配置したものである。誘電体素子を搭載するグラウンド板は、両面または片面の配線基板を用いることができる。
図2(B)はグラウンド板の底面斜視図である。ほぼ全面にアースパターン27が施されているが、上面の無給電素子に対応する位置には1/4波長マイクロストリップライン28が設けられ、無給電素子の整合端子ピンに接続されている。
図2(C)はマイクロストリップラインを拡大した説明図である。マイクロストリップライン28の先端は開放状態となっている。マイクロストリップラインの中間位置はスイッチ素子29であるPINダイオードを介してアースに接続されている。チップ抵抗30は、PINダイオードを駆動するための制御電圧端子に接続されている。
【0016】
図2は、無給電素子の2つを導波器D、残りの2つを反射器Rとしたもので、導波器Dは整合端子ピンがグラウンド板のアースパターンとはオープン(開放)された状態となり、共振周波数が放射器周波数よりも高めに移動し、反射器Rはグラウンド板のアースパターンと導通されショート(短絡)状態となって、共振周波数が放射器周波数よりも低めとなっている。導波器と反射器を入れ替えれば指向性が逆になることは言う迄もない。
【0017】
上記のような配置を採用したときに指向性を決定するのは、無給電素子が導波器Dであるか、反射器Rであるかであるが、両者を併用し切り換えて用いる場合には、従来はマイクロストリップラインの中間にスイッチ素子を設けていないので、一方が最適共振周波数であっても、他方が必ずしも最適共振周波数とはならず、最良の指向性を示すことは困難であった。
【0018】
図8の従来例では、無給電素子にマイクロストリップラインを接続し、他端はスイッチ素子を介してアースに接続し、スイッチ素子をオン・オフした場合、マイクロストリップラインで決定されるリアクタンスは、例えば図3に示したように、放射素子の共振周波数が5.2GHzのとき、先端開放状態で導波器に最適な共振周波数となるようにマイクロストリップラインの長さLを設定したとすると、先端短絡状態での反射器の最適な共振周波数にならないのである。また、先端開放状態で反射器に最適な共振周波数に合わせたとすると、先端短絡状態での導波器の最適な共振周波数にはならない。
【0019】
そこで、本発明においては、図4に示したように、無給電素子にマイクロストリップラインを接続して、その長さL1を先端開放状態で導波器に最適な共振周波数が得られるように設定し、マイクロストリップラインの中間位置には先端短絡状態での反射器が最適な共振周波数になるリアクタンス値が得られる位置L2を選定してスイッチ素子29を介してアースに接続されている。こうすることによって、導波器として使う場合にはスイッチ素子29をオフすればよく、反射器として使う場合にはスイッチ素子29をオンして使えばよい。
【0020】
図5は、5.2GHzの放射素子を用いたとき、無給電素子に接続したマイクロストリップラインの長さL1を導波器共振周波数が得られるような最適なものとし、さらに、最適な反射器共振周波数が得られるようにPINダイオードの接続位置L2を設定したときの特性図である。スイッチをオン/オフして、最適な導波器、反射器の共振周波数が得られる。
【0021】
また、図6(A)(B)に示した他の実施例のように、無給電素子に長さL1のマイクロストリップライン28を接続してその先端をバイパスコンデンサCを介して高周波的にアースに短絡し、中間位置のスイッチの開放状態で導波器に最適な共振周波数が得られるように設定する。
マイクロストリップラインの中間位置L2は、短絡状態で反射器の最適な共振周波数になるように設定しスイッチ素子29を介してアースに接続されている。
こうすることによって、導波器として使う場合にはスイッチ素子29をオフすればよく、反射器として使う場合にはスイッチ29をオンして使えばよい。
【0022】
さらに、図7の他の実施例に示したように、無給電素子にマイクロストリップライン28を接続してその先端をスイッチ素子を介してアースに接続し、先端アース開放、中間スイッチ開放状態で導波器に最適な共振周波数が得られるようにその長さL1を選択する。一方マイクロストリップラインの中間位置L2は、短絡状態で反射器の最適な共振周波数になるように設定しスイッチ素子29を介してアースに接続されている。
こうすることによって、導波器として使う場合には2つのスイッチ素子をオフすればよく、反射器として使う場合にはスイッチ29をオンして使えばよい。
また、マイクロストリップライン先端のスイッチをオン、中間位置のスイッチ素子29をオフにすると先端短絡状態でその長さL1の導波器として、いずれのスイッチもオンすると反射器として、最適の共振周波数を選択することができ良好な指向性が得られる。
【0023】
以上は、一つの無給電素子を取り上げて説明したが、複数の無給電素子がある場合には、必要なものを導波器として、また他のものを反射器として選択し、それぞれが最適なマイクロストリップラインの長さとなるように設定することによって、所望の指向性を得ることができる。また、以上の説明では、L1を導波器、L2を反射器として説明したが、これはマイクロストリップラインのリアクタンス値によっては逆となる場合がある。
【0024】
また、上記実施例は、分布定数線路としてマイクロストリップラインを使用した例により説明したが、ストリップラインなど他の分布定数線路で構成することが本発明に含まれることは言う迄もない。
なお、スイッチ素子はPINダイオードに限るものではなく、トランジスタスイッチ等、外部から電気的に切り替え可能な他の素子を用いることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、誘電体モノポールアンテナにおいて、無給電素子を反射器、導波器のいずれとしても最適の共振周波数で切り替えが可能にすることによって、電気的に良好な指向性の切り替え可能な、指向性可変型アンテナを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される放射素子の例を示す(A)平面図と(B)正面断面図
【図2】本発明が使用されるアンテナの例を示す(A)上面斜視図と(B)下面斜視図及び(C)マイクロストリップラインの拡大図
【図3】無給電素子に接続したマイクロストリップラインの長さとその共振周波数の関係を示す特性曲線図
【図4】本発明の実施例を示す説明図
【図5】図4の実施例における無給電素子の共振周波数対マイクロストリップラインの長さの関係を示す特性曲線図
【図6】本発明の他の実施例を示す説明図
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す説明図
【図8】無給電素子の従来例を示す説明図
【符号の説明】
10:誘電体
11:容量電極
12:放射電極
13:整合端子ピン
14:アース電極
24:グラウンド板
25:給電素子
26:無給電素子
27アースパターン
28、マイクロストリップライン
29:スイッチ素子
D:導波器
R:反射器
Claims (5)
- グラウンド板上に1個の放射素子及び切り替えられて反射器または導波器として動作する少なくとも1個の無給電素子を平面的に配置した指向性可変型誘電体アンテナであって、
放射素子は、誘電体基板の中央に貫通孔を有し、表面の容量電極と裏面のアース電極とを接続する放射電極となる複数の導体が貫通孔壁面部に形成され、貫通孔に挿入された整合端子ピンを介して放射電極中間の整合点を引き出し外部の送受信回路と接続して給電される誘電体素子であり、
該放射素子の周囲に配置される無給電素子は放射素子と同じ構造で、整合端子ピンにリアクタンス素子となる分布定数線路を直列に接続し、
該分布定数線路は他端が電気的に開放もしくはグラウンド板のアースパターンと接続され、またはそれらのいずれかの選択ができ、該分布定数線路の中間的位置にスイッチ素子を接続したことを特徴とする指向性可変型誘電体アンテナ。 - 前記無給電素子の反射器と導波器の切り替えに当たり、該分布定数線路の長さを導波器または反射器のいずれか一方として最適共振周波数が得られる長さに設定し、該分布定数線路の中間においてスイッチを接続する位置を他方の最適共振周波数が得られるリアクタンス値の位置に設定したことを特徴とする請求項1記載の指向性可変型誘電体アンテナ。
- 前記分布定数線路の他端が電気的に開放され、該分布定数線路の中間的位置にスイッチ素子を介してアースが接続された請求項2記載の指向性可変型誘電体アンテナ。
- 前記分布定数線路の他端がグラウンド板のアースパターンと短絡され、該分布定数線路の中間的位置にスイッチ素子を介してアースが接続された請求項2記載の指向性可変型誘電体アンテナ。
- 前記分布定数線路の他端が電気的スイッチ素子を介してアースに接続され、かつ該分布定数線路の中間的位置にスイッチ素子を介してアースが接続された請求項2記載の指向性可変型誘電体アンテナ。
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