JP4627081B2 - アクティブマトリクス基板及び表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス基板及び表示装置 Download PDF

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本発明は、アクティブマトリクス基板及び表示装置に関する。より詳しくは、液晶層を駆動するための薄膜トランジスタと保持容量素子とを各画素に配設したアクティブマトリクス基板、及び、アクティブマトリクス型液晶表示装置に関するものである。
アクティブマトリクス基板は、液晶表示装置、EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置等のアクティブマトリクス型表示装置において幅広く用いられている。このようなアクティブマトリクス基板を用いた従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置では、基板上に交差するように配置された、複数本の走査信号線と、複数本のデータ信号線との各交点に、薄膜トランジスタ(以下、「TFT」ともいう)等を設け、該TFT等のスイッチング機能により、各画素部に画像信号が伝達される。また、各画素部に保持容量素子を設けることについても開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このような保持容量素子は、TFTがオフ期間中の液晶層の自己放電又はTFTのオフ電流による画像信号の劣化を防止している。また、保持容量素子は、TFTのオフ時間中の映像信号保持だけではなく、液晶駆動における各種変調信号の印加経路等にも使用され、保持容量素子を備えた液晶表示装置は、低消費電力と高画質とを実現することができる。
ここで、従来のアクティブマトリクス基板の構造の一例を図面に基づいて説明する。
図4は、従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置に用いられる、保持容量素子を備えたアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図である。
図4において、アクティブマトリクス基板には、複数の画素電極51がマトリクス状に設けられており、これらの画素電極51の周囲を通り、互いに交差するように、走査信号を供給するための走査信号線52と、データ信号を供給するためのデータ信号線53とが設けられている。また、これらの走査信号線52とデータ信号線53との交差部分において、画素電極51に接続されるスイッチング素子としてのTFT54が設けられている。このTFT54のゲート電極には走査信号線52が接続され、ゲート電極に入力される走査信号によってTFT54が駆動制御される。また、TFT54のソース電極にはデータ信号線53が接続され、TFT54のソース電極にデータ信号が入力される。更に、ドレイン電極には、接続電極55と、接続電極55を介して保持容量素子の一方の電極(保持容量上電極)55aと、コンタクトホール56を介して画素電極51とが接続されている。保持容量(共通)配線57は、この保持容量素子の他方の電極(保持容量下電極)として機能する。
図5は、図4に示すアクティブマトリクス基板を線分A−A’にて切断した断面を示す断面模式図である。
図5においては、ガラス、プラスチック等の透明絶縁性基板(絶縁基板)61上に、走査信号線52に接続されたゲート電極62が設けられている。走査信号線52、ゲート電極62は、チタン、クロム、アルミニウム、モリブデン等の金属膜や、それらの合金、積層膜で形成される。保持容量素子の他方の電極(保持容量下電極)を構成する、保持容量(共通)配線57は、走査信号線52やゲート電極62と同一材料により形成されている。その上を覆ってゲート絶縁膜63が設けられている。ゲート絶縁膜63は、窒化シリコンや酸化シリコン等の絶縁膜により形成される。その上には、ゲート電極62と重畳するように、アモルファスシリコンやポリシリコン等からなる高抵抗半導体層64と、更にソース電極66a及びドレイン電極66bとなる、リン等の不純物をドープしたnアモルファスシリコン等からなる低抵抗半導体層とが設けられる。また、ソース電極66aと接続するように、データ信号線53が形成されている。更に、ドレイン電極66bと接続するように、接続電極55が設けられ、接続電極55は延伸されて、保持容量素子の一方の電極である保持容量上電極55aを構成し、画素電極51とはコンタクトホール56を介して接続されている。データ信号線53、接続電極55、 保持容量上電極55aは、同一材料により形成され、チタン、クロム、アルミニウム、モリブデン等の金属膜や、それらの合金、積層膜が用いられる。画素電極51は、例えば、ITO(酸化インジウム錫)、IZO(酸化インジウム亜鉛)、酸化亜鉛、酸化スズ等の透明性を有する導電膜で形成される。コンタクトホール56は、TFT54、走査信号線52、データ信号線53及び接続電極55の上部を覆うように形成された層間絶縁膜68を貫くように形成されている。層間絶縁膜68の材料としては、例えば、アクリル樹脂や、窒化シリコン、酸化シリコン等が挙げられる。図4、5に示すような構造のアクティブマトリクス基板については、開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
このような構造のアクティブマトリクス基板においては、製造プロセスの簡略化、製造コスト低減を目的とし、保持容量(共通)配線(保持容量下電極)を走査信号線と同一工程にて形成し、保持容量上電極をデータ信号線や接続電極と同一工程にて形成している。また、図5のように、画素電極を層間絶縁膜の上に形成すると、画素電極を各信号線と重畳させることができるので、高開口率化が図れるとともに、更に画素電極への各信号線からの電界をシールドできる効果もある。このとき、画素電極とドレイン電極との接続は、保持容量(共通)配線又は走査信号線のパターン上の層間絶縁膜にコンタクトホールを形成して、画素電極と保持容量上電極とを接続し、接続電極を介することで導通を図っている。コンタクトホールの位置は、特に保持容量上電極上に限定されるものではなく、接続電極上でも可能であるが、図4のように、保持容量(共通)配線のパターン上の保持容量上電極に形成すれば、新たに開口率を落とすことがなくてよい。
図4、5のようなアクティブマトリクス基板の保持容量素子においては、保持容量配線(保持容量下電極)と保持容量上電極との間の絶縁層に導電性異物やピンホールが存在すると、保持容量配線(保持容量下電極)と保持容量上電極とが短絡し、短絡した画素は表示画像において点欠陥となってしまう点で改善の余地があった。また、同一工程にて形成されるデータ信号線と保持容量上電極とが膜残り欠陥等により短絡した場合にも、同様の点欠陥となり、修復できないという点で工夫の余地があった。
このような点欠陥に対する対策として、保持容量配線を画素内にて分割する方法や、保持容量配線に冗長線を設ける方法が開示されている(例えば、特許文献3、4参照。)。
特許文献3に開示されている保持容量配線を画素内にて分割する方法により、保持容量配線を冗長化したアクティブマトリクス基板では、保持容量(共通)配線の一部が画素内にて複線化されており、また、保持容量配線(保持容量下電極)と保持容量上電極との間の絶縁層に導電性異物やピンホールが存在し、短絡した際に、短絡した保持容量配線(保持容量下電極)を、レーザー等により破壊分離できる構造になっている。
しかしながら、これらの方法では、保持容量配線(保持容量下電極)と保持容量上電極との間の絶縁層に導電性異物やピンホールが存在し、保持容量配線と保持容量上電極とが短絡した際に、短絡した保持容量配線(保持容量下電極)をレーザー等にて破壊分離することができるが、絶縁膜にダメージを与えないで、破壊分離することが困難であるという点で改善の余地があった。また、データ信号線と同一工程にて形成される保持容量上電極が、データ信号線と膜残り等により短絡した場合は、保持容量上電極を保持容量素子として機能させながら、短絡した保持容量上電極を修復することはできないため、点欠陥になってしまうという点で工夫の余地があった。
また、絶縁層を介して保持容量電極を3層以上で構成する方法も開示されている(例えば、特許文献5参照。)。この方法では、3層以上形成した保持容量電極の中間層の電極(保持容量下電極)が複数に分割されており、それぞれがコンタクトホールを介して下層の電極(保持容量下電極)と接続されている。これにより、上層の電極(保持容量上電極)と短絡した中間層の電極(保持容量下電極)をレーザー等により下層の電極(保持容量下電極)から破壊分離できる構造になっており、保持容量素子の電極間に短絡が生じた場合、レーザー等により、短絡した保持容量電極の一部を破壊分離させることで、保持容量電極の短絡が表示品位に影響しない程度に修復することができる。
しかしながら、この方法では、複数に分割された中間層の保持容量下電極のそれぞれが、コンタクトホールを介して下層の保持容量下電極と接続され、上層の保持容量上電極が画素電極として用いられる構成であることから、製造プロセスの簡略化、製造コスト低減等が求められていた。
更に、補助容量電極(保持容量上電極)が接続配線(接続電極)及びコンタクトホールに電気的に接続された第1領域と、補助容量共通配線(保持容量配線)と重ならない位置に形成された第3領域と、該第3領域を介して第1領域と電気的に接続された第2領域とを有する液晶表示装置が開示されている(例えば、特許文献6参照。)。これによれば、第1領域及び第2領域のいずれかが短絡した場合には、短絡した方の領域を破壊分離することで、一方の領域を保持容量素子として機能させることが可能である。
しかしながら、データ信号線と同一工程にて形成される保持容量上電極は、データ信号線と膜残り等によって短絡しやすく、特許文献6に記載の方法では、第1領域及び第2領域がともに短絡した場合に修復することができないという点で工夫の余地があった。また、特許文献6に記載の方法では、保持容量素子の一部である補助容量電極の第1領域が、データ信号線と膜残り等によって短絡した場合や、補助容量共通配線(保持容量配線)とピンホールや導電性異物等により層間で短絡した場合に、レーザー照射にて第3領域の切断箇所X1(特許文献6の図1参照。)及び接続配線の切断箇所X3(特許文献6の図1参照。)を切断し、接続配線と第2領域とを修正用接続電極を介して接続させるための接続点Y1及びY2(特許文献6の図1参照。)を電気的に接続する必要があるため、計4箇所にレーザー照射が必要であった。そのため、修復時間や修復工程を短縮させるうえで、未だ工夫の余地があった。
特開平6−95157号公報(第1頁) 特開平9−152625号公報(第8−11、19頁、第3、4図) 特開平1−303415号公報(第2−4頁、第1図) 特開平9−222615号公報(第3、4、6、7頁、第1−3図) 特開平7−270824号公報(第6−8頁、第10、11図) 特開2001−330850号公報(第1頁)
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、導電性異物や絶縁膜のピンホールによる保持容量電極間の短絡や、データ信号線と保持容量上電極との短絡により発生する保持容量素子の不良を容易に修復することが可能なアクティブマトリクス基板、及び、それを用いた表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、保持容量素子の不良を容易に修復することが可能なアクティブマトリクス基板について種々検討したところ、保持容量上電極の両端部が同一工程にて形成されたデータ信号線と短絡して保持容量素子の不良が生じることに着目した。そして、保持容量上電極を3個以上に分割することにより、両端部の分割電極がデータ信号線と短絡した場合であっても、短絡した分割電極を電気的に分離すれば、残りの分割電極を有効に機能させ、保持容量素子の機能を維持させることが可能となることに想到し、本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、基板上の走査信号線とデータ信号線との交点に設けられ、ゲート電極が走査信号線に接続され、ソース電極がデータ信号線に接続され、ドレイン電極が画素電極に接続された薄膜トランジスタと、保持容量配線と少なくとも絶縁膜を介して対向するように設けられた保持容量上電極とを備えたアクティブマトリクス基板であって、上記保持容量上電極は、保持容量配線と対向する領域で3個以上の分割電極からなるものであり、上記分割電極は、それぞれが画素電極に接続されているアクティブマトリクス基板である。
本発明はまた、基板上の走査信号線とデータ信号線との交点に設けられ、ゲート電極が走査信号線に接続され、ソース電極がデータ信号線に接続され、ドレイン電極が接続電極に接続された薄膜トランジスタと、保持容量配線と少なくとも絶縁膜を介して対向するように設けられ、接続電極及び画素電極と接続された保持容量上電極とを備えたアクティブマトリクス基板であって、上記保持容量上電極は、保持容量配線と対向する領域で3個以上の分割電極からなるものであるアクティブマトリクス基板である。
本発明は更に、基板上の走査信号線とデータ信号線との交点に設けられ、ゲート電極が走査信号線に接続され、ソース電極がデータ信号線に接続され、ドレイン電極が画素電極に接続された薄膜トランジスタと、走査信号線と少なくとも絶縁膜を介して対向するように設けられた保持容量上電極とを備えたアクティブマトリクス基板であって、上記保持容量上電極は走査信号線と対向する領域で3個以上の分割電極からなるものであり、上記分割電極は、それぞれが画素電極に接続されているアクティブマトリクス基板である。
本発明はそして、基板上の走査信号線とデータ信号線との交点に設けられ、ゲート電極が走査信号線に接続され、ソース電極がデータ信号線に接続され、ドレイン電極が接続電極に接続された薄膜トランジスタと、走査信号線と少なくともゲート絶縁膜を介して対向するように設けられ、接続電極及び画素電極と接続された保持容量上電極とを備えたアクティブマトリクス基板であって、上記保持容量上電極は、走査信号線と対向する領域で3個以上の分割電極からなるものであるアクティブマトリクス基板である。
以下に本発明を詳述する。
本発明のアクティブマトリクス基板は、薄膜トランジスタと保持容量上電極とを備えたものである。このような薄膜トランジスタは、基板上の走査信号線とデータ信号線との交点に設けられ、ゲート電極が走査信号線に接続され、ソース電極がデータ信号線に接続され、ドレイン電極が画素電極又は接続電極に接続されたものであり、複数本のデータ信号線に同時に供給されるデータ信号を、データ信号線と交差する複数本の走査信号線に順次供給される走査信号でサンプリングさせるためのスイッチとして用いることができる。
なお、薄膜トランジスタのドレイン電極が画素電極に(直接)接続された形態において、ドレイン電極と画素電極とが絶縁膜を介して異なる層に設けられる場合には、コンタクトホール(層間を導通させる導電経路)を介してドレイン電極が画素電極に接続される。また、ドレイン電極が接続電極に接続された形態では、保持容量上電極に接続電極及び画素電極が接続される。この場合、接続電極と保持容量上電極とが接続され、接続電極及び保持容量上電極の少なくとも一方と画素電極とがコンタクトホールを介して接続されることが好ましい。すなわち、画素電極は、薄膜トランジスタ及び保持容量上電極と電気的に接続されていれば、接続電極に直接接続されていても、保持容量上電極に直接接続されていてもよい。
上記保持容量上電極は、保持容量配線と少なくとも絶縁膜を介して対向するように設けられ、これらと保持容量素子を構成するものである。このようなCs−on−Common方式における保持容量配線の好ましい形態としては、走査信号線と平行に配置された複数本の保持容量(共通)配線からなる形態が挙げられる。保持容量素子は、保持容量上電極が接続電極又は画素電極を通じて薄膜トランジスタに接続されていることから、データ信号線に供給されたデータ信号を保持することができる。保持容量上電極は、一般的には、金属膜等の導電膜をスパッタリング法にて成膜して、フォトリソグラフィ、エッチングを行うことで形成される。
本発明のアクティブマトリクス基板の構成としては、このような構成要素を必須として構成されるものである限り、その他の構成要素を含んでいても含んでいなくてもよく、特に限定されるものではない。
本発明における保持容量上電極は、保持容量配線と対向する領域で3個以上の分割電極からなるものである。すなわち、保持容量上電極は、保持容量配線のパターンの占める領域において3個以上に分割されている。ここで、分割された保持容量上電極の各々(分割電極)は、保持容量上電極の一部として保持容量素子を構成するものである。したがって、薄膜トランジスタのドレイン電極が画素電極に(直接)接続された形態においては、上記分割電極は、それぞれが画素電極に接続される。ドレイン電極が接続電極に接続された形態においては、接続電極が分割電極の少なくとも1つに接続され、全ての分割電極は、直接コンタクトホールを介して画素電極と接続されるか、又は、接続電極を介して画素電極と接続される。
このような構成とすることにより、保持容量配線と保持容量上電極との間の絶縁膜に導電性異物やピンホールが存在し、保持容量上電極が保持容量配線と短絡したり、同一工程にて形成されたデータ信号線と短絡したりしてしまった場合であっても、短絡が生じた部位を含む分割電極のみを絶縁処理により電気的に分離することにより、残りの分割電極を有効に機能させ、保持容量素子の機能を維持させることが可能となる。また、保持容量上電極の両端部は、通常ではデータ信号線等が配置されて短絡が生じやすいが、本発明では、保持容量上電極が3個以上に分割されていることにより、両端部の分割電極2個がともに短絡が生じた場合であっても、絶縁処理を行って残りの分割電極を有効に機能させ、保持容量素子の機能を維持させることが可能となる。このようなアクティブマトリクス基板は、液晶表示装置等の表示装置の画素電極基板として用いれば、保持容量上電極の短絡に起因する表示画像における点欠陥の発生を効果的に抑制することができ、表示装置の表示品位の低下を防止し、歩留りを向上させることができるものであり、高いパネル品位が要求される大型液晶テレビ等の液晶パネルに好適に用いることができるものである。
また、上記分割電極の形状及び配置形態としては特に限定されるものではなく、例えば、四角形の分割電極を3個以上並設した形態、1個の枠形状の分割電極の枠内に、四角形の分割電極を2個以上並設した形態等が挙げられる。
本発明における保持容量上電極は、走査信号線と少なくともゲート絶縁膜を介して対向するように設けられ、走査信号線と対向する領域で3個以上の分割電極からなる形態であってもよい。このような保持容量素子における保持容量下電極として走査信号線を利用するCs−on−Gate方式においても、保持容量下電極として保持容量配線を設けるCs−on−Common方式と同様に、本発明の作用効果を得ることが可能である。
本発明のアクティブマトリクス基板における好ましい形態について以下に説明する。
本発明において、接続電極が設けられる場合、上記アクティブマトリクス基板は、分割電極それぞれに対して接続電極が接続され、分割電極が短絡した場合に、上記分割電極に接続された接続電極が分離され、上記分割電極と他の分割電極とが電気的に分離されたものであることが好ましい。本発明においては、分割電極が短絡した場合等の必要に応じて接続電極の一部をレーザー等にて破壊分離することにより、任意の短絡した分割電極を容易に電気的に分離することができる。また、本発明において、接続電極が設けられない場合、上記アクティブマトリクス基板は、分割電極がそれぞれコンタクトホールを介して画素電極に接続され、分割電極が短絡した場合に、上記分割電極が画素電極から分離され、上記分割電極と他の分割電極とが電気的に分離されたものであることが好ましい。このようなアクティブマトリクス基板を表示装置の画素電極基板として用いれば、短絡による点欠陥が正常画素に近い状態で修復されている。
本発明において接続電極は、2以上の経路を有するものであることが好ましい。このような接続電極の形態としては、(1)薄膜トランジスタと接続された1本の接続電極が2本以上に分岐して保持容量上電極に接続される形態、(2)薄膜トランジスタと接続された2本以上の接続電極が1本に合流して保持容量上電極に接続される形態、(3)薄膜トランジスタと接続された2本以上の接続電極が橋架されて、又は、橋架されることなく保持容量上電極に接続される形態が挙げられ、中でも、(3)の形態が好ましい。接続電極をこのような形態とすることにより、薄膜トランジスタからのデータ信号が2以上の導通経路を経て保持容量上電極に送られることとなるため、接続電極の一部の断線により、薄膜トランジスタと保持容量上電極とが絶縁されてしまう可能性を低減することができる。このようなアクティブマトリクス基板を液晶表示装置等の表示装置の画素電極基板として用いれば、接続電極の断線に起因する表示画像における点欠陥の発生を効果的に抑制することができ、表示装置の表示品位の低下を防止し、歩留りを向上させることができる。
本発明において、接続電極が設けられる場合、保持容量上電極は、少なくとも1個の分割電極に設けられた1以上のコンタクトホールを介して画素電極と接続されることが好ましい。液晶表示装置等にアクティブマトリクス基板が用いられる場合において、コンタクトホールの形成部及び保持容量上電極の形成部は、いずれも開口部として利用することが困難であるため、これらを基板上の同じ場所に設けることで、開口率を高めることができる。コンタクトホールとしては、分割電極と画素電極とを電気的に接続することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、分割電極と画素電極とが絶縁膜を介して設けられている場合であれば、絶縁膜を貫通する貫通孔の内壁面に金属等の導電性材料を形成したもの、貫通孔の内部に導電性材料を充填したもの等が挙げられる。
本発明において、接続電極が設けられる場合、上記コンタクトホールが設けられる分割電極としては、データ信号線と分割電極との距離、分割電極の形状及び配置形態等に応じて適宜設定されればよく、コンタクトホールの好ましい形態としては、(1)少なくとも両端に位置する分割電極の一方に設けられた形態、(2)両端に位置する分割電極以外の分割電極に設けられた形態、(3)少なくとも両端に位置する分割電極の両方に設けられた形態等が挙げられる。両端に位置する分割電極は、データ信号線に近接する場合が多く、データ信号線と短絡しやすいが、コンタクトホールが設けられていない分割電極とデータ信号線とが短絡した場合には、コンタクトホール上の画素電極を除去する必要はなく、接続電極の一部をレーザー等により破壊分離することで、短絡した分割電極を他の分割電極から容易に電気的に分離することができ、データ信号線と薄膜トランジスタのドレイン電極側との短絡を修復することができる。一方、コンタクトホールが設けられた分割電極がデータ信号線と短絡した場合には、これに加えて、コンタクトホール上の画素電極を除去する等の方法により、データ信号線とコンタクトホール上の画素電極との短絡を修復することが必要となり、修復が困難な場合がある。
上記(1)の形態では、両端に位置する分割電極の片側(他方)には、コンタクトホールが設けられないこととなるため、コンタクトホールが設けられた分割電極がデータ信号線と短絡する可能性を低減することができる。また、上記(2)の形態では、両端に位置する分割電極の両方に、分割電極が設けられないこととなるため、コンタクトホールが設けられた分割電極がデータ信号線と短絡する可能性をより効果的に低減することができる。一方、上記(3)の形態は、コンタクトホールの数を多くすることができ、保持容量上電極と画素電極との接続信頼性を高めることができるため、データ信号線と分割電極との距離が大きい場合等に好ましい。
また、上記保持容量上電極としては、保持容量上電極の両端に位置する分割電極は、それ以外の分割電極よりも保持容量配線又は走査信号線と対向する領域の総面積が小さいものであることが好ましい。この場合、両端に位置する分割電極及びそれ以外の分割電極は、2個以上からなる場合、その面積の合計により比較する。この形態においては、データ信号線との短絡が生じやすい両端に位置する分割電極を小さくしたことにより、これらの分割電極が短絡して電気的に分離される場合でも、保持容量素子の容量減少を小さくすることができる。また、両端に位置しない分割電極の大きさが同じであれば、両端に位置する分割電極とデータ信号線との間隔を大きくして、両端に位置する分割電極の短絡を防止することも可能となる。
更に、本発明において、接続電極が設けられる場合、上記保持容量上電極としては、コンタクトホールが設けられる分割電極の面積が小さいことが好ましい。これにより、コンタクトホールが設けられた分割電極と保持容量配線又は走査信号線との短絡の可能性を低減することができる。中でも、保持容量上電極は、保持容量配線又は走査信号線と対向する領域で、3個以上の分割電極からなり、両端以外に位置する分割電極に設けられた1以上のコンタクトホールを介して画素電極と接続され、上記コンタクトホールが設けられた分割電極は、両端に位置する分割電極よりも保持容量配線又は走査信号線と対向する領域の面積が小さいものである形態がより好ましい。この場合、両端に位置する分割電極のうち、保持容量配線又は走査信号線と対向する領域の面積が最も小さい分割電極と、コンタクトホールが設けられた分割電極のうち、保持容量配線又は走査信号線と対向する領域の面積が最も大きい分割電極とで面積を比較する。この形態においては、コンタクトホールが設けられる分割電極の面積が小さくされており、また、両端に位置する分割電極の両方にコンタクトホールが設けられていないことから、コンタクトホールが設けられた分割電極と、保持容量配線又は走査信号線、及び、データ信号線との短絡の可能性が低減されている。更に好ましくは、保持容量上電極は、保持容量配線又は走査信号線と対向する領域で、3個以上の分割電極からなり、両端以外に位置する分割電極に設けられた1以上のコンタクトホールを介して画素電極と接続され、上記両端以外に位置する分割電極は、両端に位置する分割電極よりも保持容量配線又は走査信号線と対向する領域の面積が小さいものである形態である。この場合、両端に位置する分割電極のうち、保持容量配線又は走査信号線と対向する領域の面積が最も小さい分割電極と、両端以外に位置する分割電極のうち、保持容量配線又は走査信号線と対向する領域の面積が最も大きい分割電極とで面積を比較する。
本発明はまた、上記アクティブマトリクス基板を備えた表示装置でもある。このような表示装置は、上記アクティブマトリクス基板が画素電極基板として用いられることにより、保持容量上電極の短絡に起因する表示画像における点欠陥の発生が効果的に抑制され、表示品位の低下が防止されており、高い歩留りで製造される。中でも、上記表示装置は、液晶表示装置であることが好ましい。
本発明のアクティブマトリクス基板は、上述のような構成であるので、保持容量上電極が保持容量配線又は走査信号線と対向する領域で3個以上の分割電極からなることにより、保持容量上電極が絶縁膜の導電性異物やピンホールにより保持容量配線又は走査信号線と短絡したり、同一工程にて形成されたデータ信号線と短絡したりしてしまった場合であっても、短絡が生じた部位を含む分割電極のみを絶縁処理により電気的に分離することにより、残りの分割電極を有効に機能させ、保持容量素子の機能を維持させることが可能となる。また、保持容量上電極の両端部は、通常ではデータ信号線等が配置されて短絡が生じやすいが、両端部の分割電極2個がともに短絡が生じた場合であっても、絶縁処理を行って残りの分割電極を有効に機能させ、保持容量素子の機能を維持させることが可能となる。このようなアクティブマトリクス基板は、液晶表示装置等の表示装置の画素電極基板として用いれば、保持容量上電極の短絡に起因する表示画像における点欠陥の発生を効果的に抑制することができ、表示装置の表示品位の低下を防止し、歩留りを向上させることができるものであり、高いパネル品位が要求される大型液晶テレビ等の液晶パネルに好適に用いることができるものである。
以下に実施例を掲げ、図面を参照して本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
実施例1では、保持容量下電極として保持容量(共通)配線を形成するCs−on−Common方式で実施した形態について、図1及び2を参照して説明する。
図1は、本発明の好適な形態におけるアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図であり、図2は、図1に示すアクティブマトリクス基板を、線分D−D’にて切断した断面を示す断面模式図である。
図1において、アクティブマトリクス基板には、複数の画素電極21がマトリクス状に設けられており、これらの画素電極21の周囲を通り、互いに交差するように、走査信号を供給するための各走査信号線22と、データ信号を供給するためのデータ信号線23とが設けられている。また、これらの走査信号線22とデータ信号線23との交差部分において、画素電極21に接続されるスイッチング素子としてのTFT24が設けられている。このTFT24のゲート電極32には走査信号線22が接続され、ゲート電極32に入力される走査信号によってTFT24が駆動制御される。また、TFT24のソース電極36aにはデータ信号線23が接続され、TFT24のソース電極36aにデータ信号が入力される。更に、ドレイン電極36bには、接続電極25と、接続電極25を介して保持容量素子の一方の電極(保持容量上電極)25a、25b及び25cと、コンタクトホール26aを介して画素電極21とが接続されている。保持容量(共通)配線27は、この保持容量素子の他方の電極(保持容量下電極)として機能する。
図2において、ガラス、プラスチック等の透明絶縁性基板(絶縁基板)31上に、走査信号線22に接続されたゲート電極32が設けられている。走査信号線22及びゲート電極32は、チタン、クロム、アルミニウム、モリブデン等の金属膜や、それらの合金、積層膜で形成される。保持容量素子の他方の電極(保持容量下電極)を構成する保持容量(共通)配線27は、走査信号線22やゲート電極32と同一材料により形成されている。これらの走査信号線22、ゲート電極32及び保持容量(共通)配線27の上を覆ってゲート絶縁膜33が設けられている。ゲート絶縁膜33は、窒化シリコンや酸化シリコン等の絶縁膜により形成される。その上にはゲート電極32と重畳するように、アモルファスシリコンやポリシリコン等からなる高抵抗半導体層34が設けられ、更にその上には、ソース電極36a及びドレイン電極36bとなる、不純物をドープしたnアモルファスシリコン等からなる低抵抗半導体層が設けられている。なお、ソース電極36aと接続するように、データ信号線23が形成されている。また、ドレイン電極36bと接続するように、接続電極25が設けられ、接続電極25は延伸されて、保持容量素子の一方の電極である保持容量上電極25a、25b及び25cを構成し、画素電極21とはコンタクトホール26aを介して接続されている。データ信号線23、接続電極25、保持容量上電極25a、25b及び25cは、同一材料により形成され、チタン、クロム、アルミニウム、モリブデン等の金属膜や、それらの合金、積層膜が用いられる。画素電極21は、例えば、ITO、IZO、酸化亜鉛、酸化スズ等の透明性を有する導電膜で形成される。コンタクトホール26aは、TFT24、走査信号線22、データ信号線23及び接続電極25の上部を覆うように形成された層間絶縁膜38を貫くように形成されている。層間絶縁膜38の材料としては、例えば、アクリル樹脂や、窒化シリコン、酸化シリコン等が挙げられる。
保持容量素子の一方の電極(保持容量上電極)25a、25b及び25cは、保持容量(共通)配線27と対向する領域、すなわち、電極が保持容量(共通)配線27のパターンと重なり、保持容量素子を形成する領域において、3分割されている。
また接続電極25は、保持容量上電極25a、25b及び25cのいずれかが短絡した際には、短絡した保持容量上電極のみをTFT24のドレイン電極36bから電気的に分離できるように、保持容量上電極25a、25b及び25cのそれぞれに接続されている。膜残り98等により短絡が生じた際には、接続電極25の切断箇所Kをレーザー等により破壊分離すれば、短絡した保持容量上電極を容易にドレイン電極36bから分離できる。
またコンタクトホール26aは、分割された保持容量上電極において、データ信号線23と接近した保持容量上電極25a、25c以外の箇所に、すなわち保持容量上電極25bのみに形成されている。保持容量上電極25a、25cは、同一工程にて形成されるデータ信号線23と接近するため、膜残り99等により、保持容量上電極25bと比較して、データ信号線23と短絡しやすい。よって、保持容量上電極25a、25cにコンタクトホールを設けた場合、その保持容量上電極25a又は25cが短絡すると、接続電極25の切断箇所Kにてレーザー等により破壊分離し、短絡した保持容量上電極25a又は25cをドレイン電極36bから分離するだけでなく、短絡した保持容量上電極25a又は25cに位置するコンタクトホール上の画素電極21を破壊分離することとなるため、画素電極21を短絡した保持容量上電極25a又は25cから切り離す工程が新たに必要になる。従って、コンタクトホール26aを、短絡が生じやすい保持容量上電極25a、25cではなく、保持容量上電極25bに設けることにより、短絡が生じた場合に容易に修復できることとなる。
但し、コンタクトホール26aでの画素電極21のITO等の膜をカバレージ良く接続することが難しいことや、保持容量電極のアルミニウム等の金属膜と画素電極のITO等の膜との接触抵抗が大きい等の問題により、コンタクトの信頼性が懸念される場合は、保持容量上電極25a及び/又は25cにもコンタクトホールを設けてもよい。
またコンタクトホール26aを形成する保持容量上電極25bの保持容量(共通)配線27との重なり面積は、他の保持容量上電極25a、25cの保持容量(共通)配線27との重なり面積よりも小さくしている。このような構造によると、他のデータ信号線23に近接した保持容量上電極25a、25cよりも重なり面積が小さいため、導電性異物やピンホール99による、保持容量上電極25bと保持容量(共通)配線27とのゲート絶縁膜33を介しての短絡の可能性を小さくすることができる。
以下に、実施例1の図1及び2に対する変形例について、更に説明する。
実施例1において、保持容量上電極25a、25b及び25cとしては、図1に示すように、その形状が四辺形となっているが、これに限定されず、三角形、半円形、台形等の形状であってもよい。すなわち、保持容量上電極は、ゲート絶縁膜33の上に、保持容量(共通)配線27のパターンに重なるように設けられ、少なくとも、データ信号線23に近接する保持容量上電極を他の部分と分割されるようにすればよい。なお、保持容量上電極は、図1に示すように、3分割され、保持容量上電極25a、25b及び25cとして形成されているが、分割数(N)はこれに限定されず、N≧3であればよい。
また保持容量(共通)配線27としては、上述したように、走査信号線22やゲート電極32と同一材料にて形成されているが、これに限定されるものではない。すなわち、走査信号線22やゲート電極32の形成前後に、他の材料(例えば、ITO等の透明導電膜が挙げられる。)を用いて、保持容量(共通)配線27を形成してもよい。
実施例1においてはまた、図1に示すような配線パターンに接続電極25が形成されているが、これに限定されるものではない。すなわち、接続電極25は、保持容量上電極25a、25b及び25cのいずれかが短絡した際、短絡した保持容量上電極のみをTFT24のドレイン電極36bから電気的に分離できるよう、保持容量上電極25a、25b及び25cのそれぞれに、ドレイン電極36bにつながる接続電極25の一部が接続されていればよい。
また保持容量素子を構成する絶縁膜としては、図2に示すように、ゲート絶縁膜33のみとなっているが、これに限定されるものではない。すなわち、保持容量(共通)電極27の上に、ゲート絶縁膜33以外の新たな絶縁層をゲート絶縁膜33の前後に形成してもよい。
(実施例2)
実施例2では、保持容量(共通)配線を配置せずに、隣接の走査信号線を保持容量下電極として使用する方法、すなわちCs−on−Gate方式で実施した形態について、図3を参照して説明する。
図3は、本発明の好適な形態におけるアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図である。
図3において、アクティブマトリクス基板には、複数の画素電極21がマトリクス状に設けられており、これらの画素電極21の周囲を通り、互いに交差するように、走査信号を供給するための走査信号線22と、データ信号を供給するためのデータ信号線23とが設けられている。また、これらの走査信号線22とデータ信号線23との交差部分において、画素電極21に接続されるスイッチング素子としてのTFT24が設けられている。このTFT24のゲート電極には走査信号線22が接続され、ゲート電極に入力される走査信号によってTFT24が駆動制御される。また、TFT24のソース電極にはデータ信号線23が接続され、TFT24のソース電極にデータ信号が入力される。更に、ドレイン電極には、接続電極25と、接続電極25を介して保持容量素子の一方の電極(保持容量上電極)25d、25e、25f及び25gと、コンタクトホール26b、26cを介して画素電極21とが接続されている。保持容量素子の他方の電極(保持容量下電極)としては隣接の走査信号線22’を使用している。
保持容量素子の一方の電極(保持容量上電極)25d、25e、25f及び25gは、隣接の走査信号線22’と対向する領域、すなわち、隣接の走査信号線22’のパターンと重なり、保持容量素子を形成する領域において、4分割されている。
また接続電極25は、保持容量上電極25d、25e、25f及び25gのいずれかが短絡した際には、短絡した保持容量上電極のみをTFT24のドレイン電極から電気的に分離できるように、保持容量上電極25d、25e、25f及び25gのそれぞれに接続されている。膜残り等により短絡が生じた際には、接続電極25の切断箇所Kをレーザー等により破壊分離すれば、短絡した保持容量上電極を容易にドレイン電極から電気的に分離できる。
またコンタクトホール26b、26cは、分割された保持容量上電極において、データ信号線23と接近した保持容量上電極25d、25g以外の箇所に、すなわち保持容量上電極25e、25fのみに形成されている。
保持容量上電極25d、25gは、同一工程にて形成されるデータ信号線23と接近するため、膜残りや導電性異物等により、保持容量上電極25e、25fと比較して、データ信号線23と短絡しやすい。よって、保持容量上電極25d、25gにコンタクトホールを設けた場合、その保持容量上電極25d又は25gが短絡すると、短絡した保持容量上電極25d又は25gを、接続電極25の切断箇所Kにてレーザー等によりTFT24のドレイン電極から破壊分離するだけでなく、短絡した保持容量上電極25d又は25g上のコンタクトホールを破壊分離することとなり、画素電極21からも切り離す工程が新たに必要になる。従って、コンタクトホール26b、26cを、短絡が生じやすい保持容量上電極25d、25gではなく、保持容量上電極25e、25fに設けることにより、短絡が生じた場合に容易に修復できることとなる。
但し、コンタクトホール26b、26cでの画素電極21となるITO等の膜をカバレージ良く形成することが難しいことや、保持容量電極を形成するアルミニウム等の金属膜と画素電極となるITO等の膜との接触抵抗が大きい等の問題により、コンタクトの信頼性が懸念される場合は、保持容量上電極25d及び/又は25gにもコンタクトホールを設けてもよい。
またコンタクトホール26b、26cを形成する保持容量上電極25e、25fと隣接する走査信号線22’との重なり面積は、他の保持容量上電極25d、25gと隣接する走査信号線22’との重なり面積よりも小さくしている。このような構造によると、他の保持容量上電極25d、25gよりも重なり面積が小さいため、導電性異物やピンホールによる、保持容量上電極25e、25fと隣の走査信号線22’との保持容量素子を形成する絶縁膜を介しての短絡の可能性を小さくすることができる。
以下に、実施例2の図3に対する変形例について、更に説明する。
実施例2において、保持容量上電極25d、25e、25f及び25gとしては、図3に示すように、その形状が四辺形となっているが、これに限定されず、三角形、半円形、台形等の形状であってもよい。すなわち、保持容量上電極は、保持容量素子の絶縁膜の上に、隣の走査信号線22’のパターンに重なるように設けられ、少なくとも、データ信号線23に近接する保持容量上電極を他の部分と分割されるようにすればよい。なお、保持容量上電極は、図3に示すように、4分割され、保持容量上電極25d、25e、25f及び25gとして形成されているが、分割数(N)はこれに限定されず、N≧3であればよい。
実施例2においてはまた、図3に示すような配線パターンに接続電極25が形成されているが、これに限定されるものではない。すなわち、接続電極25は、保持容量上電極25d、25e、25f及び25gのいずれかが短絡した際、短絡した保持容量上電極のみをTFT24のドレイン電極から電気的に分離できるよう、保持容量上電極25d、25e、25f及び25gのそれぞれに、ドレイン電極につながる接続電極25の一部が接続されていればよい。
(実施例3)
実施例3では、Cs−on−Commom方式でドレイン電極が接続配線を介して保持容量上電極に接続された形態について、図6を参照して説明する。
図6は、本発明の好適な形態におけるアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図である。
図6において、アクティブマトリクス基板には、複数の画素電極21がマトリクス状に設けられており、これらの画素電極21の周囲を通り、互いに交差するように、走査信号を供給するための走査信号線22と、データ信号を供給するためのデータ信号線23とが設けられている。また、これらの走査信号線22とデータ信号線23との交差部分において、画素電極21に接続されるスイッチング素子としてのTFT24が設けられている。このTFT24のゲート電極には走査信号線22が接続され、ゲート電極に入力される走査信号によってTFT24が駆動制御される。また、TFT24のソース電極にはデータ信号線23が接続され、TFT24のソース電極にデータ信号が入力される。更に、ドレイン電極には、接続電極25と、接続電極25を介して保持容量素子の一方の電極(保持容量上電極)25bと、コンタクトホール26bを介して画素電極21とが接続されている。
保持容量素子の一方の電極(保持容量上電極)25a、25b及び25cは、保持容量配線27と対向する領域、すなわち、電極が保持容量配線27のパターンと重なり、保持容量素子を形成する領域において、3分割されている。この構成により、データ信号線に近接した両端の2つの保持容量上電極25a及び25cのうち少なくとも一方が短絡した場合であっても、短絡した保持容量上電極25a及び/又は25cをレーザー等により画素電極21から分離すれば(つまりコンタクトホール26a及び/又は26c上とその周辺の画素電極を除去すれば)、残りの分割電極を有効に機能させ、保持容量素子の機能を維持させることが可能となる。
接続電極25は、3つの保持容量上電極(分割電極)25a、25b及び25cのうち、データ信号線23と隣接しない中央の分割電極25bとのみ接続されている。データ信号線23と隣接する分割電極25a及び25cは、それぞれコンタクトホール26a及び26cを介して画素電極21と導通している。また、画素電極21を介して、薄膜トランジスタ24のドレイン電極と導通している。なお、保持容量上電極25a、25b及び25cは、保持容量配線27とともに、保持容量素子を構成している。
本実施例においては、接続電極25を全ての分割電極25a、25b及び25cと接続させず、1つの分割電極25bとのみ接続させることで、接続電極21の本数及び経路を減らすことができる。そのため、遮光領域となる接続電極25の面積を減らすことができ、開口率の低下を防止することができる。また、データ信号線23と隣接する分割電極25a及び25cにおいて、データ信号線23との短絡や、保持容量配線27との層間短絡が生じた場合に、本実施例のように、分割電極25a、25cがコンタクトホール26a、26cを介して画素電極21と接続されるのみで接続電極25と接続されていなければ、修正時に短絡した分割電極25a、25cから接続電極25を電気的に分離させる必要がないため、新たな工程の増加を防止することができる。
以下、実施例3の変形例について、更に説明する。
本実施例では、接続電極25と、3つの分割電極25a、25b及び25cのうち、中央の分割電極25bとが接続されているが、これに限定されるものではない。すなわち、分割電極25a、25b及び25cがそれぞれコンタクトホール26a、26b及び26cを有し、そのコンタクトホール26a、26b及び26cを介して画素電極21と接続される場合は、分割電極25a、25b、25cのうち少なくとも一つに接続電極25が接続されていれば、全ての分割電極25a、25b及び25cと薄膜トランジスタ24のドレイン電極とを導通させることができる。
その他、本実施例においても、保持容量上電極(分割電極)25a、25b及び25cの形状及び分割数や、接続電極25のパターンについては、実施例1同様に特に限定されるものではない。
(実施例4)
実施例4では、Cs−on−Commom方式でドレイン電極が接続電極を介さずに直接コンタクトホールを介して画素電極に接続された形態について、図7を参照して説明する。
図7は、本発明の好適な形態におけるアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図である。
図7において、アクティブマトリクス基板には、複数の画素電極21がマトリクス状に設けられており、これらの画素電極21の周囲を通り、互いに交差するように、走査信号を供給するための走査信号線22と、データ信号を供給するためのデータ信号線23とが設けられている。また、これらの走査信号線22とデータ信号線23との交差部分において、画素電極21に接続されるスイッチング素子としてのTFT24が設けられている。このTFT24のゲート電極には走査信号線22が接続され、ゲート電極に入力される走査信号によってTFT24が駆動制御される。また、TFT24のソース電極にはデータ信号線23が接続され、TFT24のソース電極にデータ信号が入力される。更に、ドレイン電極には、コンタクトホール28を介して画素電極21が接続されている。画素電極21には、コンタクトホール26a、26b、26cを介して保持容量素子の一方の電極(保持容量上電極)25a、25b及び25cが接続されており、保持容量配線27とともに、保持容量素子を構成している。すなわち、接続電極は設けられておらず、TFT24のドレイン電極と保持容量上電極(分割電極)25a、25b及び25cとは、それぞれの分割電極)25a、25b及び25cに形成されたコンタクトホール26a、26b、26c、画素電極21及びコンタクトホール28を介して導通されている。
保持容量素子の一方の電極(保持容量上電極)25a、25b及び25cは、保持容量配線27と対向する領域、すなわち、電極が保持容量配線27のパターンと重なり、保持容量素子を形成する領域において、3分割されている。この構成により、3つの保持容量上電極のうち1又は2の保持容量上電極が短絡した場合であっても、レーザー等により、上記短絡した保持容量上電極を画素電極21から分離すれば、残りの分割電極を有効に機能させ、保持容量素子の機能を維持させることが可能となる。また、本構成によれば、接続電極が存在しないため、接続電極を介してドレイン電極と保持容量配線とを接続する場合と比較して、接続電極による開口率の低下を防止することができる。
なお、本実施例においても、保持容量上電極(分割電極)25a、25b及び25cの形状及び分割数については、実施例1同様に特に限定されるものではない。
本発明の好適な形態(Cs−on−Common方式)におけるアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図である。 図1に示すアクティブマトリクス基板を、線分D−D’にて切断した断面を示す断面模式図である。 本発明の好適な形態(Cs−on−Gate方式)におけるアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図である。 従来のアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図である。 図4に示すアクティブマトリクス基板を線分A−A’にて切断した断面を示す断面模式図である。 実施例3に示すアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図である。 実施例4に示すアクティブマトリクス基板の一画素の構成を示す平面模式図である。
符号の説明
21:画素電極(太線内)
22:走査信号線
22’:隣接(次段)の走査信号線
23:データ信号線
24:薄膜トランジスタ(TFT)
25:接続電極
25a〜g:保持容量上電極(分割電極)
26a〜c、28:コンタクトホール
27:保持容量(共通)配線(保持容量下電極)
31:絶縁基板
32:ゲート電極
33:ゲート絶縁膜
34:高抵抗半導体層
36a:ソース電極
36b:ドレイン電極
38:層間絶縁膜
51:画素電極(太線内)
52:走査信号線
53:データ信号線
54:薄膜トランジスタ(TFT)
55:接続電極
56:コンタクトホール
57:保持容量(共通)配線(保持容量下電極)
61:絶縁基板
62:ゲート電極
63:ゲート絶縁膜
64:高抵抗半導体層
66a:ソース電極
66b:ドレイン電極
68:層間絶縁膜
98:膜残り
99:(ゲート絶縁膜の)ピンホール、導電性異物

Claims (5)

  1. 基板上の走査信号線とデータ信号線との交点に設けられ、ゲート電極が走査信号線に接続され、ソース電極がデータ信号線に接続され、ドレイン電極が接続電極に接続された薄膜トランジスタと、
    保持容量配線又は走査信号線と少なくとも絶縁膜を介して対向するように設けられ、接続電極及び画素電極と接続された保持容量上電極とを備えたアクティブマトリクス基板であって、
    該保持容量上電極は、保持容量配線又は走査信号線と対向する領域で3個以上の分割電極からなるものであり、かつ両端に位置する分割電極のうちのいずれか一方のみに設けられたコンタクトホールを含む1以上のコンタクトホールを介して画素電極に接続されていることを特徴とするアクティブマトリクス基板。
  2. 前記接続電極は、2以上の経路を有し、薄膜トランジスタと接続された2本以上の接続電極が架橋されて保持容量上電極に接続されることを特徴とする請求項記載のアクティブマトリクス基板。
  3. 基板上の走査信号線とデータ信号線との交点に設けられ、ゲート電極が走査信号線に接続され、ソース電極がデータ信号線に接続され、ドレイン電極が画素電極に電気的に接続された薄膜トランジスタと、
    保持容量配線又は走査信号線と少なくとも絶縁膜を介して対向するように設けられた保持容量上電極とを備えたアクティブマトリクス基板であって、
    該保持容量上電極は、保持容量配線又は走査信号線と対向する領域で3個の分割電極からなり、
    該3個の分割電極は、中央の分割電極のみにコンタクトホールが設けられ、かつ該中央の分割電極の面積が最も小さいことを特徴とするアクティブマトリクス基板。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載のアクティブマトリクス基板を備えたことを特徴とする表示装置。
  5. 前記表示装置は、液晶表示装置であることを特徴とする請求項記載の表示装置。
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