JP4626877B2 - 岩盤浴用床板及びこれを用いた岩盤浴用ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、一般家庭の室内や風呂、ホテルや旅館等の事業所における室内や浴場更に公衆浴場、特に、一般家庭の室内において、特定の天然石や岩石を加工した床板上に座すか横臥することにより、放射線、磁力線又はマイナスイオンその他の物理的療用作用によって血液循環、新陳代謝更に癒し効果を促進して健康改善や心身の機能改善を図る岩盤浴用床板及びこれを用いた岩盤浴用ユニットに関する。
岩盤浴とは、45〜50℃位に加熱した床板の上に着衣状態やバスタオルを敷いた状態で横たわり、床板から放射される遠赤外線の作用によってサウナ以上の発汗作用を得る、いわゆる温熱健康法の一種であり、「お湯を使わないお風呂」とも称される。
そして、大量の発汗によって血液循環や新陳代謝が促進されることにより、ストレス解消、体毒排泄、体脂肪の減少、むくみや冷え性の改善、肌の若返り、肩凝りや腰痛、リウマチの軽減といった健康・美容効果が期待される。
また、身体の免疫機能が高まることによって、花粉症をはじめとするアレルギー性疾患の改善や、ガンの予防・治癒にも効果があるといわれている。
岩盤浴を体験することのできる天然の温泉地としては、秋田県の玉川温泉が最も有名である。火山の噴気で熱せられた岩場にゴザを敷いて寝ころぶ施設が設けられ、毎年、数多くの湯治客が訪れている。
玉川温泉は、北投石という希少な鉱物を産出する点で特に注目されている。この鉱物に含まれる放射性ラジウムや、ラジウムのアルファ崩壊によって生成されるラドンが微量の放射線を発し、その放射線が身体細胞に好ましい刺激を与えて、免疫力や自然治癒力を高める効果(ホルミシス効果)を奏するといわれている。
このような効能が期待される岩盤浴を、遠方の温泉地まで出向かずとも、日常的に手軽に行いたいとの要望から、近年、都市部のホテルや健康ランド、スポーツジム、エステティックサロン、病院や各種治療院等において、人工的な床板加熱装置による岩盤浴施設が増加している。
その種の施設や一般家庭にも設置可能な岩盤浴装置としては、例えば、特許文献1〜4などに記載されたものが公知である。
特許文献1〜3に記載の岩盤浴装置は、いずれも、人が横臥し得る大きさのベッドに、電熱ヒータあるいは温熱パイプを利用した発熱体を組み込み、該発熱体の上に石材からなる床板を重ねたものとして構成されている。
又、床板については、天降石と呼ばれる鉱石の粉体を陶磁器素材の表面に焼結形成したもの(特許文献1)、盤状にスライスした多数個のラジウム鉱石をモルタルで固着したもの(特許文献2)、ラジウム鉱石の粉末をモルタルに混ぜて焼結形成したもの(特許文献3)等が提案されている。
更に、特許文献4には、ベッド状に枠組みした寝床の表面にラジウムを含む湯の花セラミックスの粒体を一面に敷きつめた構成が提案されている。
登録実用新案3118642号公報 特開2006−187443号公報 特開2007−6967号公報 特開2005−245631号公報
上記特許文献1〜4に開示されたようなベッド型の岩盤浴装置は、一台ずつの大きな設置スペースを必要とするので、狭小な施設や一般住宅には導入し難いという不都合がある。
また、特許文献1〜3に開示された装置のように床板を焼成やモルタル固化等によって形成するものは、床板の製造に手間がかかるとともに、利用者が求める効能に応じて鉱石の種類や組み合わせを変更するのも困難である。
一方、特許文献4記載の装置のように粒体状の鉱石を敷きつめるものは、鉱石の組み合わせを自由に変更することは容易であるものの、寝床面全体に敷きつめるだけの多量の鉱石が必要で、装置がきわめて高価になる。
また、利用のたびに鉱石が散らばったり、鉱石が脱落したり、身体に付着したりするおそれもあるので、使い勝手や維持管理の面にも多大の改善の余地がある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであって、狭小な施設や一般家庭にも導入しやすく、日常的な維持管理にも手間がかからない構造を有し、かつ、利用者の好みや要望に応じて効能を調整することも可能な岩盤浴用床板と、該岩盤浴用床板を利用した岩盤浴用ユニットを提供することを解決課題とする。
上記目的を達成するため、本発明の岩盤浴用床板においては、天然石材からなる略平板状の床板本体における表面部の一部又は全面に、複数個の凹部が形成され、該凹部内には、遠赤外線、放射線、磁力線、又はマイナスイオンのうち少なくともいずれか一種類の物理的療養作用を発現する天然又は人工の機能性石粒が収容されてなり、前記凹部の開口端には、該凹部の内壁面に沿って挿入される筒状部と、該筒状部の上端開口を塞ぐ天面部とを備えて前記機能性石粒の抜け出しを防ぐ押え材が装着されていることを特徴とするものである。
そして、本発明において、天然石材からなる略平板状の床板本体としては、トルマリンなどのマイナスイオン発生石、ラジウム鉱石、ゲルマニウム鉱石又は麦飯石のうち少なくともいずれか一種が含有されているものが挙げられる。この構成によれば、特定の波長特性を有する遠赤外線や放射線更に、マイナスイオン等の物理的療養作用を、床板全体からも得ることができるのである。
本発明における「機能性石粒」とは、例えば、放射線を発するラジウム鉱石や、例えば玉川温泉などのラジウムを含有した、いわゆる湯の花セラミック等の温泉沈殿物重晶石、遠赤外線の波長特性に特徴があるゲルマニウム鉱石やブラックシリカ(黒鉛珪石)、微弱電流作用を持つとされるトルマリン(電気石)などのマイナスイオン発生石、その他のヒーリング効果を発現するアメジスト(紫水晶)、ヘマタイト、メノウ、オニキス等の天然鉱石、又はそれらの鉱石成分を含んだ焼成セラミックや磁石等の加工物を、適当な大きさの粒状に形成したものである。
そして、本発明においては、特に、床板本体としてはゲルマニウム鉱石が含有されているもので形成されており、機能性石粒が、玉川温泉の湯の花セラミックからなるものと、上層部がアメジスト(紫水晶)で形成され、且つ下層部が磁石で形成された二層のもの、とを設けたものが以下の理由により最も好ましい。
即ち、ゲルマニウム鉱石は遠赤外線の波長特性に特徴があり、その遠赤効果が著しく優れているのであり、又、玉川温泉の湯の花セラミックは放射性ラジウムや、ラジウムのアルファ崩壊によって生成されるラドンが微量の放射線を発し、その放射線が身体細胞に好ましい刺激を与えて、免疫力や自然治癒力を高める効果(ホルミシス効果)が著しいのであり、更に、アメジスト(紫水晶)は、心の病や疲れを癒す、いわゆるヒーリング効果を発現するのであり、しかも、これらの効果と磁石による効果、つまり筋肉組織の血行を促進、改善して緊張や凝りを解くのであり、そして、これらの効果が相乗的に作用し合うのである。このため、大量の発汗によって血液循環や新陳代謝が著しく促進されるので、至極優れたストレス解消や体毒排泄を実現し、体脂肪の減少や浮腫みの解消、更に冷え性の改善、肌の若返り、肩凝りや腰痛、リウマチの軽減といった健康・美容効果が得られるのである。
そして、本発明の岩盤浴用床板においては、床板本体の表面部の一部又は全面に複数個の凹部を形成して、上述のような機能性石粒を収容、固定することにより、利用者が望む効果に合わせて機能性石粒の組み合わせや配置を自由に設定することが可能になる。
本発明の岩盤浴用床板において、上述の機能性石粒の抜け出しを防ぐ押え材を着脱可能とすれば、使用者の健康状態や好みに応じて、機能性石粒の種類変更等も容易になるのである。
又、本発明の岩盤浴用床板において、凹部及び機能性石粒の形状は特に限定されるものではないが、特に、加工性や取り扱いの容易性等を考慮すると、凹部を上面視略円形をなすように形成し、機能性石粒を略球形又は略円柱形に形成するのが最も実用的である。
本発明の岩盤浴用床板において、凹部に装着される押え材は、床板本体に形成された凹部の内壁面に沿って挿入される筒状部と、該筒状部の上端開口を塞ぐ天面部とを具備するもの、とするのが合理的である。
この場合、押え材が床板本体の凹部内に嵌装された状態で天面部が床板本体の表面と略面一(概ね数mm程度内の段差)になるように構成すれば、座した状態や横臥時にも好ましい感触が得られるのである。
また、本発明の岩盤浴用床板において、押え材の天面部に開口部が形成され、凹部内に収容された機能性石粒の一部分が前記開口部を通じて床板本体の表面側に臨んでいる構成を採用すれば、機能性石粒の療養効果を直接的に人体に作用させることができる。この場合において、「臨んでいる」とは、機能性石粒の一部が露出(天面部の表面から外方に僅かに突出)している場合のほか、天面部の表面から全く外方に突出しないで上方から見える状態の両方を含むが、機能性石粒の一部が露出している場合の方が指圧効果も得られるので最も好ましい。
更に、本発明の岩盤浴用床板において、押え材の天面部に、押え材を凹部に着脱するための工具係合部を形成すれば、機能性石粒の入替時における押え材の着脱が容易になるので、当該機能性石粒の入替が極めて容易に行うことができる結果、至極好ましいのである。
加えて、本発明の岩盤浴用床板において、押え材における筒状部の外周面に雄ネジが形成されていると共に、床板本体における凹部の内壁面に雌ネジが形成され、それら雄ネジと雌ネジとの螺合によって押え材が凹部に装着される構成によっても、押え材の着脱が容易になるので望ましい。
また、本発明の岩盤浴用床板において、押え材における筒状部の下端縁に爪状突起を形成して、押え材を凹部内に押し込むときに当該爪状突起が弾性変形するように構成すれば、押え材の装着状態が、より一層確実なものとなるので望ましい。
また、本発明の岩盤浴用床板において、前記押え材の材質としては、汗に濡れても発錆や腐食を生じない金属或いは合成樹脂を用いるのが好ましいが、特に、合成樹脂製の押え材の表面に、例えば金属色調のメッキ塗装、例えば金メッキ塗装を施したものが、外観にも高級感を形成することができるので望ましい。
このように、本発明の岩盤浴用床板においては、床板本体に形成した適宜個数の凹部内に機能性石粒を収容するものであって、寝床一面に機能性石粒を敷きつめるものではないから、機能性石粒の必要個数が少なくて済み、装置コストの上昇を抑制することができる。
この場合において、前記凹部を人体のツボ(東洋医学における経穴)の位置に合わせて配置すれば、より一層効率的に療養効果を得ることができるので望ましい。
また、本発明の岩盤浴用ユニットにおいては、本発明の岩盤浴用床板の裏側に発熱体と断熱材とが積層されたものであり、このように構成すると、前記発熱体によって直接、身体に温熱を与えることができるので、より一層優れた物理的療用作用を発現させることができるので望ましい。
この場合において、床板本体、発熱体及び断熱材を積層して略同一の平面形状の積層体を形成し、該積層体の周縁部に枠体を取り付けて一体化することにより、全体形状を薄型化、コンパクト化して、設置を容易にすることができるので望ましい。
上述のように構成された本発明の岩盤浴用床板においては、床板本体に形成した適宜個数の凹部内に機能性石粒を収容したものであるから、適宜個数の機能性石粒によって、遠赤外線、放射線、磁力線又はマイナスイオンのうち少なくともいずれか一種類の物理的な療養効果を効果的に得ることができるのである。
又、本発明の岩盤浴用床板において、床板本体は主として天然石材を用いているので、焼成加工やモルタル固化等の面倒な工程を経ずとも形成可能であり、使用する機能性石粒の数量も少なくて済むので、装置コストの上昇が抑制されるなどの効果を奏するのである。
更に、本発明の岩盤浴用床板において、床板本体は、機能性石粒を収容するための凹部を形成しうる厚さがあればよいので、薄型化、コンパクト化が極めて容易であり、しかも、機能性石粒は、押え材によって凹部から抜け出さないように保持されるので、利用のたびに鉱石が散らばったり、脱落したり、身体に付着したりするおそれもないのである。
加えて、本発明の岩盤浴用床板において、押え材を着脱して機能性石粒の種類や配置を変更できるように構成すると、利用者の好みや要望更に心身の状態に応じて、物理的療養効果をきめ細かく設定したり、利用経歴に合わせて療養効果を段階的に変化させたりすることも可能になるなどの効果を奏することができるのである。
本発明の岩盤浴用ユニットにおいては、本発明の岩盤浴用床板の裏側に発熱体と断熱材とが積層されたものであるから、これをそのまま様々な床面やベッドの寝床面に設置することができるのである。したがって、ホテルや健康ランド、スポーツジム、エステティックサロン、病院や各種治療院等にも導入し易く、また、一般家庭にも手軽に設置することができるので、広範に利用できるのである。
床板本体、発熱体及び断熱材を積層して略同一の平面形状の積層体を形成し、該積層体の周縁部に枠体を取り付けて一体化することにより、全体形状を薄型化、コンパクト化して設置する形態を採用すれば、不使用時には、ラグマット等を敷いて通常の床面と区別無く利用したり、あるいは夏季に石材のひんやりした感触を楽しむためのスペースとして利用したりすることも可能になり、スペースの有効活用に大いに寄与することができるなどの効果を奏するのである。
以下、本発明の実施の形態について図を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る岩盤浴用ユニット1の概略構成を示す斜視図である。
図1において、この岩盤浴用ユニット1は、岩盤浴用床板2と、その裏側に積層した発熱体3及び断熱材4とを、それらの周縁部に取り付けた枠体5によって一体化したものである。
前記岩盤浴用床板2を構成する床板本体20は、例えば、ゲルマニウム鉱石を含有する天然石材を平板状に加工して形成されている。この岩盤浴用床板2の厚さは概ね20mm前後に形成され、該岩盤浴用床板2の表裏両面は平滑か、人が座したり、横臥した際に支障のない程度の微細な凹凸を有するように加工されている。
この場合の例示の形態では、2枚の床板本体20a,20bを突き合わせて、一人分の横臥サイズを有する上面視長方形状の床板本体20が形成されているが、その基本的な形態を図2〜図5に示す。
図2,図3の(a)図及び(b)図は、2枚のうちの一方の床板本体20aを示しており、この床板本体20aにおける表面部の一部には、表側に開口する有底の凹部21が複数個形成されている。この凹部21,21・・・は、互いに5cm〜25cm程度の間隔をあけて、人体のツボの位置に合致するように配置して利用し得るように構成されており、例えば軸付砥石等の切削工具を用いて上面視略円形をなすように形成され、該各凹部21の直径及び深さは数mm〜十数mmに形成されている。
前記各凹部21内には、遠赤外線、放射線、磁力線又はマイナスイオンのうち少なくともいずれか一種類の物理的療養作用を発現する天然の機能性石粒6が収容されている。この機能性石粒6の具体例としては、ラジウムを含有してラドンを生成する湯の花セラミック、ゲルマニウムを含有するセラミック加工物、ブラックシリカ(黒鉛桂石)を含有するセラミック加工物、トルマリン鉱石、アメジスト(紫水晶)鉱石、ネオジウム磁石等が挙げられる。
この実施例において、岩盤浴用床板2は、特に、図6〜図9に示すように、機能性石粒6が、玉川温泉の湯の花セラミックで形成された単独球状のものと、図10〜図12に示すように、上層部がアメジスト(紫水晶)6bで形成され、且つ下層部が磁石6aで形成された二層のもの、との二種類を組み合わせて形成されている。
そして、それらの機能性石粒6は、その形状が特に限定されるものではないが、例えば図6〜図9に示すように、直径数mm〜十数mmの球状、あるいは図10〜図12に示すような短円柱状に形成される。この場合、どの位置の凹部21にどの種類の機能性石粒6を収容するかについては、期待する療養効果に合わせて個々に設定される。例示形態では、各凹部21内に1個ずつ機能性石粒6が収容されているが、機能性石粒6の粒径が小さい場合には、1箇所の凹部21内に2、3個ずつ同種、或いは異種の機能性石粒6を収容してもよいのである。
そして、本発明の岩盤浴用床板2においては、前記凹部21には、機能性石粒6の抜け出しを防ぐための押え材7が装着される。図6〜図12に前記押え材7の実施形態を例示する。
図6〜図11に示す押え材7は、凹部21の内壁面に沿って挿入される筒状部71と、該筒状部71の上端開口を塞ぐ天面部72とを具備している。押え材7が凹部21内に嵌装された状態で、天面部72が床板本体20の表面と略面一になり、筒状部71の内側の空間に機能性石粒6が抱持される。そして、この場合、天面部72の中央には、機能性石粒6よりも小径の開口部73が形成されており、この開口部73を通じて機能性石粒6の一部分が床板本体20の表面側に露出するように構成されている。
この押え材7は、例えば、図9に示すように、周面部の対向する2箇所を凹設して工具係合部74が形成されており、該押え材7を凹部21から抜き取る際に、例えば細いラジオペンチ等の先端を工具係合部74に係合させるなどして押え材7を回動させれば、押え材7の抜き取り作業が容易になるように構成しても良いのである。
また、図13に示した押え材7は、筒状部71に複数箇所の切込部75が形成されて、筒状部71の下端縁が爪状突起76となされており、該押え材7を凹部21内に押し込むと、爪状突起76が弾性変形しながら凹部21の内壁面に密着するので、押え材7がより一層確実に装着されることになるのである。
押え材7については、図示は省くが、上記形態以外にも例えば、筒状部71の外周面に雄ネジを形成して、凹部21の内壁面に形成した雌ネジに螺合させるように構成してもよい。この押え材7の材質としては、汗に濡れても発錆や腐食を生じない合成樹脂を用いるのが好ましい。合成樹脂の表面に、例えば金属色調のメッキ塗装、例えば金メッキ塗装を施せば、外観的にも高級感を形成することができるので望ましい。
図1に例示した実施形態において、発熱体3としては、例えば、防水処理がなされた電熱ボードや電熱シート、あるいは温水循環パイプを配設した温熱パネル等を利用することができる。ただし、全体の薄型化、コンパクト化には、温熱パネルよりも電熱ボードや電熱シートを用いたものが有利である。又、前記断熱材としては、例えば、珪酸カルシウム板や発泡樹脂製の板材等、公知の断熱材料を利用することができる。また、前記枠体5としては、ステンレ
ス製枠体やアルミニウム枠体、合成樹脂製枠体、木材製枠体等を利用することができる。この枠体5の断面形状は、前記枠体5の材質に応じて適宜設計すればよく、本発明においては特に限定するものではないのである。
本発明の岩盤浴用ユニット1においては、このような構成により、全体として数cm程度或いはそれ以下まで薄型化することが可能である。
図14〜図16においては、前記岩盤浴用ユニット1の設置形態を示す。図14に示す設置形態では、大引81や根太82によって構成した木軸床組の上に合板等からなる床下地面材83を敷設し、その上に岩盤浴用ユニット1を載置して、床仕上材84を岩盤浴用ユニット1の厚さに合わせて敷設している。図中において、符号31は給電用ケーブル、符号32は中継用ボックスである。
又、図15に示す設置形態では、コンクリート床85を打設する際に岩盤浴用ユニット1を一体に埋設して、表面の高さを揃えている。そして、給電用ケーブル31は、コンクリート床85内に埋設した保護管(図示せず)内に挿通させて保護されている。
更に、図16に示す設置形態では、各種の床仕上材を敷設して形成された既設の床86上に岩盤浴用ユニット1を載置している。これは、既設の床86に岩盤浴用ユニット1を後施工する場合を想定した設置形態である。この場合、岩盤浴用ユニット1は、その厚さ分だけ既設の床86よりも高くなるが、薄型化に適した本発明の岩盤浴用ユニット1では、このような形態でも大きな支障なく利用することができる。この場合、給電用ケーブル31は、既設の床86上にモール材(図示せず)を貼設するなどして被覆される。
図1は、本発明の実施形態に係る岩盤浴用ユニットの一部破断斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る岩盤浴用ユニットに用いられる単品の岩盤浴用床板の斜視図である。 図3において、(a)図は本発明の実施形態に係る岩盤浴用ユニットに用いられる単品の岩盤浴用床板の表面図、(b)図はその裏面図である。 図4における(a)図は、図3の(a)図における右側面図、(b)図は、図3の(a)図におけるA−A断面図である。 図5は、図3の(a)図における平面図である。 図6は、図3の(a)図におけるB−B,C−C部分拡大図である。 図7は、図6におけるE−E断面図である。 図8は、図6におけるF−F断面図である。 図9は、本発明の実施形態に係る岩盤浴用ユニットにおいて、床板本体に形成した凹部の断面構造を拡大して示す部分断面斜視図である。 図10は、図3の(a)図におけるB−B,D−D部分拡大図である。 図11は、図10におけるG−G断面図である。 図12は、本発明の実施形態に係る岩盤浴用ユニットにおいて、床板本体に形成した他例の断面構造を拡大して示す部分断面斜視図である。 図13は、押え材の他例の実施形態を示す斜視図である。 図14は、岩盤浴用ユニットの設置形態を示す断面図である。 図15は、岩盤浴用ユニットの他例の設置形態を示す断面図である。 図16は、岩盤浴用ユニットの更に他例の設置形態を示す断面図である。
符号の説明
1 岩盤浴用ユニット
2 岩盤浴用床板
20 床板本体
21 凹部
3 発熱体
4 断熱材
5 枠体
6 機能性石粒
7 押え材
71 筒状部
72 天面部
73 開口部
74 工具係合部
76 爪状突起

Claims (8)

  1. 天然石材からなる略平板状の床板本体(20)における表面部の一部又は全面に、複数個の凹部(21)が形成され、該凹部(21)内には、遠赤外線、放射線、磁力線、又はマイナスイオンのうち少なくともいずれか一種類の物理的療養作用を発現する天然又は人工の機能性石粒(6)が収容されてなり、
    前記凹部(21)の開口端には、当該凹部(21)の内壁面に沿って挿入される筒状部(71)と、該筒状部(71)の上端開口を塞ぐ天面部(72)とを備えて前記機能性石粒(6)の抜け出しを防ぐ押え材(7)が装着されていることを特徴とする岩盤浴用床板。
  2. 請求項1に記載の岩盤浴用床板(2)において、
    床板本体(20)には、トルマリンなどのマイナスイオン発生石、ラジウム鉱石、ゲルマニウム鉱石又は麦飯石のうち少なくともいずれか一種が含有されている岩盤浴用床板。
  3. 請求項1又は2に記載の岩盤浴用床板(2)において、
    凹部(21)は上面視略円形をなすように形成され、該凹部(21)内に機能性石粒(6)が、略球形に形成されて1個ずつ、又は略円柱形に形成されて1〜3個ずつ収容されている岩盤浴用床板。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の岩盤浴用床板(2)において、
    押え材(7)が床板本体(20)の凹部(21)内に嵌装された状態で天面部(72)が床板本体(20)の表面と略面一になるように構成されている岩盤浴用床板。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の岩盤浴用床板(2)において、
    押え材(7)の天面部(72)に開口部(73)が形成され、凹部(21)内に収容された機能性石粒(6)の一部分が前記開口部を通じて床板本体(20)の表面側に臨んでいる岩盤浴用床板。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の岩盤浴用床板(2)において、
    凹部(21)は、人体のツボの位置に合わせて床板本体(20)上に配置されている岩盤浴用床板。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の岩盤浴用床板(2)の裏側に発熱体(3)と断熱材(4)とが積層されてなる岩盤浴用ユニット。
  8. 請求項7に記載の岩盤浴用ユニット(1)において、
    床板本体(20)、発熱体(3)及び断熱材(4)を積層して略同一の平面形状の積層体を形成し、該積層体の周縁部に枠体(5)を取り付けて一体化してなる岩盤浴用ユニット。
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