JP4626483B2 - サーバ装置、データ処理方法、プログラムおよび通信方法 - Google Patents
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Description
AV素材がファイルといった形式で当該ストレージ機器に保存、管理されている場合、それが標準的なファイルシステムを利用しているならば、例えばLISTなどのコマンドを発行することでそれが保持する“ファイルの一覧”を得ることはできる。
しかしながら、このレベルではそれらの内容がAV素材かメタデータ(例えばXML(Extensible Markup Language)文書)、あるいはそれ以外のデータかといった区別は無く、何らかのバイナリデータを保持した同じファイルとして扱われることとなる。
図1に示すクライアント装置2が本発明の外部装置の一例であり、サーバ装置4が本発明のサーバ装置の一例である。
また、図1に示すサーバ処理部37および図2に示す処理回路25が本発明の生成手段の一例であり、FTP処理部31および処理回路25が本発明の出力手段の一例である。
また、サーバ処理部37および処理回路25が、本発明の処理手段および加工手段の機能を実現する。
また、本実施形態の変形UMID(Unique Material Identifier)が本発明の第1の識別データの一例であり、本実施形態のUMIDが本発明の第2の識別データの一例である。
また、本実施形態のインデックスファイルデータINDが本発明の第1の管理データの一例であり、本実施形態のメディアプロファイルデータMPが本発明の第2の管理データの一例である。
また、図2に示すプログラムFTP_PRG,SER_PRGが本発明のプログラムの一例である。
図1に示す通信システム1は、サーバ装置4が、インデックスファイルデータINDを基に、記録メディア35に記録されたビデオデータおよびオーディオデータ、並びにこれらをインターリーブして得られるクリップデータを管理する。ここで、インデックスファイルデータINDは、サーバ装置4内でユニークな変形UMIDを基に各種データを管理している。
サーバ装置4は、記録メディア35から読み出したビデオデータおよびオーディオデータをインターリーブしてクリップデータを生成し、これをクライアント装置2に送信する。
また、サーバ装置4は、上記クリップデータをグローバルに識別するUMIDを用いたメディアプロファイルデータMPを、インデックスファイルデータINDを基に生成し、これをクライアント装置2に送信する。
これにより、各種データを、サーバ装置4内での変形UMIDを用いて管理し、サーバ装置4外ではUMIDを用いて管理できる。
図1は、本発明の実施形態に係わる通信システム1の全体構成図である。
図1に示すように、通信システム1は、例えば、クライアント装置2とサーバ装置4とを有し、これらがネットワーク6を介して通信を行う。
本実施形態において、クライアント装置2は、複数でもよい。また、ネットワーク6は、LAN(Local Area Network)やインターネットなどである。
また、クライアント装置2は、例えば、コンピュータなどの編集装置であり、サーバ装置4はカムコーダなどである。
図1に示すように、クライアント装置2は、例えば、クライアント処理部41およびFTP処理部42を有する。
クライアント処理部41およびFTP処理部42の機能は、クライアント装置2のハードウェア構成であるCPUが所定のプログラムを実行して実現される。
クライアント処理部41は、クライアント装置2の機能を統括的に制御し、例えば、ユーザによる操作部(図示せず)の操作に応じた操作信号を解釈して、FTP処理部42にサーバ装置4に対するFTPコマンドを発行する処理や、FTP処理部42から入力したデータを画面表示する処理などを実行する。
FTP処理部42は、サーバ装置4のFTP処理部31との間でFTP(File Transfer Protocol)によるファイル転送処理を行う。
クライアント処理部41は、例えば、サーバ装置4から入力したクリップデータを受信し、当該クリップデータ内にシリアライズされたAV素材データ(ビデオデータおよびオーディオデータ)を分離した後に再生処理する。また、クライアント処理部41は、当該再生処理したAV素材データを編集し、編集後のクリップデータをサーバ装置4に送信する。
クライアント装置2のクライアント処理部41は、メディアプロファイルデータMPを基に、サーバ装置4にコンテンツデータを要求すると共に、サーバ装置4から受信したコンテンツデータを管理する。
また、クライアント装置2は、メディアプロファイルデータMPを基に、サーバ装置4が保持するコンテンツデータをリスト表示する。
また、クライアント装置2は、サーバ装置4からFTP通信により受信したクリップデータを、上記インデックスファイルデータINDが規定する当該クリップデータのUMIDを用いて、当該クリップデータを他の装置に送信したり、あるいは記録メディアに書き込むなどの処理を行う。
図1に示すように、サーバ装置4は、例えば、FTP処理部31、記録メディア35、アクセス部36およびサーバ処理部37を有する。
FTP処理部31は、クライアント装置2のFTP処理部42との間でFTPによるファイル転送処理を行う。
記録メディア35は、サーバ装置4の撮像部(図示せず)で撮像したビデオデータと、マイクから入力したオーディオデータとを記録する。
記録メディア35は、例えば、光ディスク、ビデオテープ、ハードディスクなどである。
アクセス部36は、サーバ処理部37からの指示に応じて、記録メディア35にアクセスして、記録メディア35に記憶されたデータの読み書きを行う。
サーバ処理部37は、撮像部(図示せず)で撮像したビデオデータと、マイクから入力したオーディオデータとを、アクセス部36を介して記録メディア35に書き込ませる。なお、サーバ処理部37は、他の装置から受信したビデオデータおよびオーディオデータを、アクセス部36を介して記録メディア35に書き込ませてもよい。
また、サーバ処理部37は、FTP処理部31を介して受信した編集後のビデオデータおよびオーディオデータを、アクセス部36を介して記録メディア35に書き込ませる。
また、サーバ処理部37は、FTP処理部31を介してクライアント装置2から入力した要求に応じて、アクセス部36を介して、記録メディア35に記憶されたビデオデータおよびオーディオデータを読み出し、これをシリアライズしてAV素材データを生成する。サーバ処理部37は、当該生成したAV素材データを、FTP処理部31を介して、クライアント装置2にファイル転送させる。
図2に示すように、サーバ装置4は、例えば、ネットワークI/F21、メディアI/F22、メモリ24および処理回路25を有している。
メディアI/F22は、アクセス部36を介して記録メディア35に対して読み書きされるAVデータ等を入出力するインターフェースである。
メモリ24は、処理回路25の処理を規定するプログラム、並びに処理回路25の処理に用いられるデータを記憶する。
具体的には、メモリ24は、例えば、プログラムFTP_PRG,SER_PRGを記憶する。
また、メモリ24は、例えば、インデックスファイルデータINDと、メディアプロファイルデータMPとを記憶する。
ここで、インデックスファイルデータINDは、例えば、図3〜5に示すように、サーバ装置4がその内部処理において、記録メディア35に記憶されているビデオデータおよびオーディオデータを識別して管理するために用いられる属性データである。
また、メディアプロファイルデータMPは、図6および図7に示すように、サーバ装置4の外部の装置、例えば、クライアント装置2の処理において、記録メディア35に記憶されているビデオデータおよびオーディオデータを識別して管理するために用いられる属性データである。
また、処理回路25は、プログラムSER_PRGを実行することで、図1に示すサーバ処理部37の機能を実現する。
処理回路25は、サーバ処理部37により、メモリ24から読み出したインデックスファイルデータINDを基に、メディアプロファイルデータMPを生成し、これをメモリ24に書き込む。
図3〜図5は、インデックスファイルデータINDの一例を説明するための図である。
インデックスファイルデータINDは、記録メディア35に記憶されたAV素材データのサーバ装置4内における管理を目的としたXML文書のファイルである。インデックスファイルデータINDは、サーバ装置4内での管理を目的としたものであるため、UMIDの固定文字列先頭10バイトを省略した変形UMID(機器内部で固有の素材識別データ)を用いており、記録メディア35の内部のディレクトリ構造をそのまま表現したものになっている。これにより、サーバ装置4内における変形UMIDの処理に係わる構成を小規模化している。
UMIDは、SMPTE 330Mとして規定されたAV素材データの管理を目的とした32バイトのグローバルに一意(ユニーク)な識別子である。
ブロックB1は、インデックスファイルデータINDの構造を規定したXML名前空間識別子、記録メディア35の(globally uniqueな)識別子[proavId]、クリップデータを構成するビデオデータおよびオーディオデータが格納されているディレクトリへの絶対パス[clip Table path]などを示している。クリップデータが記録された記録メディア35に直接アクセス可能なドライバを持ったアプリケーションは、当該絶対パスを用いることにより、記録メディア35に記憶されているクリップのビデオデータおよびオーディオデータを、例えば、“/PROAV/CLPR/C0001V01.MXF”などのファイル名で直接見ることができる。
本実施形態において、各クリップは、1チャンネルのビデオデータと、8チャンネルのオーディオデータを有する。
ブロックC1は、第1のクリップの変形UMID[umid]と、そのファイル名[file]と、第1のクリップのAV素材データの再生フレーム速度fpsと、当該AV素材データの再生時間durと、オーディオのチャンネル数chと、画角aspectRatioと、再生可能か否かを示すplayableとを示している。
ブロックC3〜C10は、第1のクリップの第1〜8のオーディオデータの変形UMIDと、ファイル名[file]と、ファイル種類[type]と、ファイルヘッダのデータ長[header]とを示している。
また、ブロックC11は、第1のクリップのタイトルなど静的な情報を記述したデータ[meta file]と、そのファイル種類[type]とを示している。
また、ブロックC11は、第1のクリップのタイムコードなどフレーム毎に変化するような動的な情報を記述したデータのファイル名[rtmeta file]と、そのファイル種類[type]とを示している。
図6および図7は、メディアプロファイルデータMPの一例を説明するための図である。
メディアプロファイルデータMPは、サーバ装置4の外部において、記録メディア35に記憶されたAV素材データの管理を目的としたXML文書のファイルである。
メディアプロファイルデータMPは、サーバ装置4外での管理を目的としたものであるため、前述した(変形UMIDに対する)正規のUMIDを用いている。
ブロックB11は、メディアプロファイルデータMPの全体に対しての属性を示している。
ブロックB12は、メディアプロファイルデータMPを生成した機器(ストレージ機器、本実施形態ではサーバ装置4)およびそれに装着された記録メディア35の属性を示す要素”Properties”である。
ブロックB13〜B15は、ストレージ機器に保有された本素材の一覧を示す要素”Contents”である。なお、本素材が存在しない場合は、要素”Contents”は、生成しない。
ブロックB11は、XML文書であることの宣言<?xml version=…>と、最上位要素<MediaProfile xmlns…>と、最上位要素の属性"createdAt=…"、" version=…"とを有する。
属性"createdAt=…"は、メディアプロファイルデータMPの作成日時を示している。また、属性" version=…"、メディアプロファイルデータMPのスキーマバージョンを示している。
"systemKind"の直後に"Attached"が生成され、"Attached"は対象ストレージ機器が着脱可能な記録メディアを持つ場合、当該ストレージ機器に装着されメディアプロファイルデータMP記述生成の元となった記録メディアの記述を定義している。特に必要でない限り、ひとつの記録メディアにはひとつのメディアプロファイルデータMP記述を対応させる。なお、対象ストレージ機器が着脱可能な記録メディアを持たない場合、本要素を生成しない。
“mediaId"は、当該記録メディアの識別子の記述。直後のmediaKind属性値との組み合わせにて当該記録メディアを一意に識別可能である。
“dm"は、記録媒体属性データDiscMetaのXML名前空間識別子の省略形であって、DiscMeta記述を構成する要素名の先頭に接頭子として付与されるべきものである。ここでは、記録媒体属性データDiscMetaは、Professional Disc (青紫色レーザーを使用した業務用光ディスクの記録フォーマットとディスクの商標)で規定されている記録メディア35の属性に関する内容が、例えばディスクのタイトルなどが記述されている。これらが本発明の記録媒体属性データの一例である。
Material要素はContents要素の子要素として記述する。本要素は下記の属性を持つ。なおvideoType、audioType、aspectRatio属性を除いて全て必須記述要素である。
・uri属性:uri属性はFTP/FAM接続の際に、対象Clipの本線及びEditList(編集リストデータ)へのアクセスが可能な絶対URLを属性値として持つ。"uri=…"は、例えば、図8に示すように、サーバ装置4の外部から、対応するクリップを見せるディレクトリ階層上の位置を示す。具体的にはuri=”/Clip/Cxxxx.MXF”(Clipの場合)、uri=”/Edit/ExxxxE01.SMI”(EditListの場合)と記述される。また、ClipまたはEditListに別名が付加されている場合uriには別名表記でのURLを記述する。本実施形態において、uriは、サーバ装置4の外部で、uriによって指定されたデータ(ファイル)のディレクトリ階層上での位置を見せるために用いられる。すなわち、サーバ装置4によるメディアプロファイルデータMPの記述によって、サーバ装置4が保持する各種データ(クリップデータ、編集データ等)の階層構造を外部に見せる形態を規定できる。
・Title属性:本属性は、素材(Clip, EditList)を識別するための文字列である。
・type属性:本属性は、AV素材(Clip)の場合は”MXF”、EditListの場合は”PD-EDL”と記述する。
・videoType属性:本属性値には、インデックスファイルデータIND内の対象Clipのclip要素-video要素-type属性の値をそのまま記述する。EditListを表現するMaterial要素内には記述しない。
・audioType属性:本属性値には、インデックスファイルデータIND内の対象Clipのclip要素-audio要素-type属性の値をch数分だけ列挙して記述する。
・fps属性:本属性値には、インデックスファイルデータIND内の対象Clipのclip要素-fps属性、または対象EditListのeditlist要素-fps属性の値をそのまま記述する。
・dur属性:本属性には、インデックスファイルデータIND内の対象Clipのclip要素-dur属性、または対象EditListのeditlist要素-dur属性の値をそのまま記述する。
・ch属性:本属性値には、インデックスファイルデータIND内の対象Clipのclip要素-ch属性、または対象EditListのeditlist要素-ch属性の値をそのまま記述する。
・aspectRatio属性:本属性値には、インデックスファイルデータIND内対象Clipのclip要素-aspectRatio属性、または対象EditListのeditlist要素-aspectRatio属性の値をそのまま記述する。インデックスファイルデータIND内に当該属性が存在しない場合は省略する。
・offset属性:本属性値には、インデックスファイルデータIND内の対象Clipのclip要素-video要素-clipBegin属性の値をそのまま記述する。EditListを表現するMaterial要素内にはoffset属性を記述しない。
・umid属性:本属性値には、インデックスファイルデータIND内の対象Clipのclip要素-umid属性の値の先頭に、UMIDの先頭10byteのprefix(“060A2B34010101050101”)を付加した図9に示すUMIDの形式で記述する。なお、本実施形態においては、前述したように、インデックスファイルデータIND内の変形UMIDは、ファイル長節約のため、UMIDの先頭10byte分の固定接頭辞を省略した形で記述されている。
・uri属性:uri属性はFTP/FAM接続の際に、対象ClipのProxyへのアクセスが可能な絶対URLを属性値として持つ。
・type属性:サーバ装置4で扱うProxyは常にMXFファイル(OP1a)であるため、本属性値は必ず”MXF”と記述する。
・videoType属性:サーバ装置4で扱うProxyのVideo CodecはPD File Format仕様書で規定されており、本属性値はそのフォーマットを表す”PD_Proxy_Video”と記述する。
・audioType属性:サーバ装置4で扱うProxyのAudio CodecはPD File Format仕様書でA-lawと規定されており、本属性値は”A-Law”と記述する。
・umid属性:本属性値には、インデックスファイルデータIND内対象Clipのclip要素-subStream要素-umid属性の値の先頭に、UMIDの先頭10byeのprefix(“060A2B34010101050101”)を付加したグローバルなUMIDの形式で記述する。
・uri属性:uri属性はFTP/FAM接続の際に、対象Clip及びEditListのNonRealTimeMetaへのアクセスが可能な絶対URLを属性値として持つ。具体的には、uri=“/Clip/CxxxxM01.XML"またはuri=“/Edit/ExxxxM01.XML"と記述される。
・type属性:NonRealTimeMetaファイルはXML文書であるため、本属性値は”XML”と記述する。
[第1の動作例]
サーバ装置4によるメディアプロファイルデータMPの生成処理について説明する。
図10は、第1の動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
図2に示すサーバ装置4のサーバ処理部37は、ネットワーク6を介してクライアント装置2との間の接続が確立したか否かを判断し、接続が確立したと判断したことを条件にステップST12に進む。
サーバ装置4のサーバ処理部37は、図2に示すメモリ24からインデックスファイルデータINDを読み出し、これを基にメディアプロファイルデータMPを生成する。
当該処理については、第2の動作例で詳細に説明する。
サーバ装置4のサーバ処理部37は、ステップST12で生成したメディアプロファイルデータMPを、FTP処理部31を介してFTP通信でクライアント装置2に送信する。
クライアント装置2は、サーバ装置4から受信したメディアプロファイルデータMPを基に、例えば、メディアプロファイルデータMP内の"uri="を用いて、図8に示すように、サーバ装置4が規定した公開形式に従って、記録メディア35内に記憶されているクリップデータ(Clip)、編集リストデータ(Edit)および低解像度クリップデータ(Sub)を格納したディレクトリを表示する。
また、クライアント装置2は、サーバ装置4からFTPで受信したインターリーブデータ(クリップデータ)を、UMIDでグローバルに識別して管理する。
図10に示すステップST13におけるメディアプロファイルデータMPの生成処理について詳細に説明する。
図11は、第2の動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
サーバ装置4のサーバ処理部37は、図10のステップST11で接続が確立したと判断すると、ステップST22の処理に進む。
サーバ装置4のサーバ処理部37は、図2に示すメモリ24からインデックスファイルデータINDを読み出し、インデックスファイルデータIND内の各クリップの変形UMIDを読み出し、その先頭に予め決められたUMIDの先頭の10バイト(UMIDであることを示す固定文字列)を付加して32バイトのUMIDを生成する。
サーバ装置4のサーバ処理部37は、クリップデータ(インターリーブデータ)の"uri"を決定する。"uri"は、サーバ装置4の外部から対象クリップの本線及び編集リストデータ(EditList)へのアクセスが可能な絶対アドレスを示している。
サーバ装置4のサーバ処理部37は、インデックスファイルデータINDから、属性videoType、audioType、fps 、dur 、ch 、aspectRatio 、offset を取得する。
ステップST25:
サーバ装置4のサーバ処理部37は、NonRealTimeMetaなどの本素材に関連付けられたプロキシAV素材以外のメタデータを示すRelevantInfo要素を生成する。
本実施形態において、記録媒体属性データDiscMetaとは、ディスクのタイトルやディスクの初期化日時などディスクに関する静的な情報を記述している。
サーバ装置4が、クライアント装置2からクリップ要求を受けた場合を説明する。
図12は、第3動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
図2に示すサーバ装置4のサーバ処理部37は、FTP処理部31がFTP通信により、クライアント装置2からクリップ要求を受信したか否かを判断する。
当該クリップ要求には、例えば、要求対象のクリップのUMIDが含まれている。
サーバ装置4のサーバ処理部37は、ステップST31で受信したクリップ要求に含まれるUMIDの先頭10バイトより後ろの部分に対応した変形UMIDを取得する。
そして、サーバ処理部37は、当該取得した変形UMIDと、インデックスファイルデータINDとを基に、クリップ要求に係わる単数のビデオデータと、8個のオーディオデータへのファイルパスを得る。
サーバ装置4のサーバ処理部37は、ステップST32で取得したファイルパスを基に、クリップ要求に係わる単数のビデオデータと8個のオーディオデータとを記録メディア35から読み出す。
サーバ装置4のサーバ処理部37は、ステップST33で読み出した単数のビデオデータと8個のオーディオデータとをインターリーブしてクリップデータを生成する。
そして、サーバ処理部37は、FTP処理部31のFTP機能により、図2に示すネットワークI/F21を介してクライアント装置2に上記クリップデータを送信する。
クライアント装置2は、サーバ装置4からのクリップデータを、FTP処理部42の機能により取得し、クライアント処理部41の機能により、例えば、再生処理する。
通信システム1では、例えば、NonRealTimeMeta(NRT)や編集リストデータからのターゲット素材参照にUMIDを用いる。図13に示すように、NRT属性から、NRTデータベースによりUMIDを取得し、UMID/Disc解決データベースにより、そのターゲットファイルが記録された記録メディアの固有識別子ProavIdを取得する。そして、当該メディア識別子ProavIdを基に、サーバ装置4において記録メディア35内のファイルデータにアクセスが行われる。
そのため、サーバ装置4においてはビット長の短い変形UMIDを基に小規模な構成で処理を行うと共に、クライアント装置2においては、UMIDを基にクリップデータ等を管理できる。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、サーバ装置4とクライアント装置2とがFTP通信する場合を例示したが、本発明は、例えば適切なドライバを介して当該ディスクに記録されたデータを、よく知られたファイルの基本操作APIであるopen(), read(), write(), close()を介してアクセスする場合においても適用可能である。
また、上述した実施形態では、本発明のコンテンツデータの一例として、ビデオデータ、オーディオデータおよびクリップデータなどを例示したが、これらに限定されるものではない。
Claims (7)
- コンテンツデータ及び当該コンテンツデータに関連付けられたメタデータを提供するサーバ装置であって、
前記コンテンツデータを前記サーバ装置内でローカルに識別する第1の識別データを使用して、前記コンテンツデータと前記メタデータとを区別して当該サーバ装置内での前記コンテンツデータの管理を行うための第1の管理データを基に、前記コンテンツデータを前記サーバ装置の外部でグローバルに識別する第2の識別データを生成し、前記コンテンツデータと当該コンテンツデータに関連付けられた前記メタデータとを当該第2の識別データにより区別して管理する第2の管理データを生成する生成手段と、
前記コンテンツデータ及び前記メタデータと、前記生成手段が生成した前記第2の管理データとを、前記コンテンツデータを利用する外部装置に出力する出力手段と、
を有するサーバ装置。 - 前記生成手段は、前記コンテンツデータを前記外部装置に公開するために予め決められたディレクトリ情報をさらに示す前記第2の管理データを生成する
請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記生成手段は、前記第1の識別データに対して予め決められた処理を施して前記第2の識別データを生成する
請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記生成手段は、前記第1の識別データに所定の固定値を付加して前記第2の識別データを生成する
請求項3に記載のサーバ装置。 - 生成手段と出力手段とを有し、コンテンツデータ及び前記コンテンツデータに関連付けられたメタデータを提供するサーバ装置が実行するデータ処理方法であって、
前記生成手段が、前記コンテンツデータを前記サーバ装置内でローカルに識別する第1の識別データを使用して、前記コンテンツデータと前記メタデータとを区別して当該サーバ装置内での前記コンテンツデータの管理を行うための第1の管理データを基に、前記コンテンツデータを前記サーバ装置の外部でグローバルに識別する第2の識別データを生成し、前記コンテンツデータと当該コンテンツデータに関連付けられた前記メタデータとを当該第2の識別データにより区別して管理する第2の管理データを生成する生成工程と、
前記出力手段が、前記コンテンツデータ及び前記メタデータと、前記生成手段が生成した前記第2の管理データとを、前記コンテンツデータを利用する外部装置に出力する出力工程と、
を有するデータ処理方法。 - 生成手段と出力手段とを有し、コンテンツデータ及び前記コンテンツデータに関連付けられたメタデータを提供するサーバ装置の有するコンピュータが実行するプログラムであって、
前記コンテンツデータを前記サーバ装置内でローカルに識別する第1の識別データを使用して、前記コンテンツデータと前記メタデータとを区別して当該サーバ装置内での前記コンテンツデータの管理を行うための第1の管理データを基に、前記コンテンツデータを前記サーバ装置の外部でグローバルに識別する第2の識別データを生成し、前記コンテンツデータと当該コンテンツデータに関連付けられた前記メタデータとを当該第2の識別データにより区別して管理する第2の管理データを生成する生成手順と、
前記コンテンツデータ及び前記メタデータと、前記生成手段が生成した前記第2の管理データとを、前記コンテンツデータを利用する外部装置に出力する出力手順と、
を前記コンピュータに実行させるプログラム。 - サーバ装置からクライアント装置にコンテンツデータ及び前記コンテンツデータに関連付けられたメタデータを送信する通信方法であって、
前記サーバ装置が、前記コンテンツデータを前記サーバ装置内でローカルに識別する第1の識別データを使用して、前記コンテンツデータと前記メタデータとを区別して当該サーバ装置内での前記コンテンツデータの管理を行うための第1の管理データを基に、前記コンテンツデータを前記サーバ装置の外部でグローバルに識別する第2の識別データを生成し、前記コンテンツデータと当該コンテンツデータに関連付けられた前記メタデータとを当該第2の識別データにより区別して管理する第2の管理データを生成する生成工程と、
前記クライアント装置が、前記生成工程で生成した前記第2の管理データを、前記サーバ装置から受信する管理データ受信工程と、
前記クライアント装置が、前記管理データ受信工程で受信した前記第2の管理データを基に所望のコンテンツデータを判別するコンテンツデータ判別工程と、
前記クライアント装置が、前記コンテンツデータ判別工程の結果に基づき、前記サーバ装置から前記所望のコンテンツデータと、当該コンテンツデータに関連付けられた前記メタデータと、を受信するコンテンツ受信工程と、
を有する通信方法。
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