JP4625780B2 - 内燃機関の可変圧縮比機構 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の可変圧縮比機構に関する。
特許文献1には、電磁石の通電のON・OFFにより所望のタイミングで歯車を軸方向片側に付勢するようにしたものが開示されている。
また、特許文献2には、エンジンカムシャフト端部に装着されたギヤを二枚構造とするシザースギヤ構造によって、ギヤ回転方向のバックラッシュを除去するようにしたものが開示されている。
そして、特許文献3には、台形ねじ表面に向かい、シャフト半径方向にスプリングで押圧することで、台形ねじ半径方向のバックラッシュを除去するようにしたものが開示されている。
また、送りねじの組み合わせで、軸方向のバックラッシュを低減する方策としては、ギヤを軸方向任意の位置で分割し二枚構造とし、それぞれの部材間に弾性体を介装する例や、圧縮ばねの軸方向復元力を利用するものが知られている。また、ねじりコイルばねのねじり円周方向の復元力を利用し、部材間の相対角度を微小に変位させ、雌ねじに対して雄ねじを軸方向にスライドすることで、二枚部材を組み合わせた状態で送りねじの軸方向バックラッシュを除去するようにした構成も従来から広く知られている。
しかしながら、これら従来公知の技術においては、バックラッシュ低減のために、ギヤ列(軸受部品を含む)を構成する部品の他に別体の機構(部品)が必要であり、部品点数の増加によるコスト増加は避けられないという問題がある。
また、従来公知の技術においては、ギヤや送りねじの円周方向及び軸方向に対して、何らかの付勢手段を用いてギヤやねじ同士を押圧し、ギヤ表面、ねじ表面を圧迫することになる。このように押圧されたギヤ表面やねじ表面には相互に力が作用し、摩擦力が発生する。この摩擦力は終始静止している構造物であれば問題ではないが、一般的に保持・駆動を繰り返すアクチュエータにおいては、これら摩擦力は起動時に過大な抵抗となり、無視することは出来ないという問題がある。
そして、特許文献4には、ピストンにピストンピンを介して連結されるアッパーリンクと、アッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとに連結されるロアリンクと、気筒列方向に沿って延びる制御軸と、一端が制御軸に揺動可能に連結され、他端がロアリンクに連結される制御リンクと、アクチュエータシャフトの往復運動を用いて制御軸を回転駆動するアクチュエータと、を有し、制御軸に対する制御リンクの揺動中心を制御軸の回転中心から偏心させ、制御軸の回転に伴う制御リンクの揺動中心位置の相対的な位置変化により機関圧縮比を可変制御する複リンク式の可変圧縮比機構が開示されている。この特許文献4におけるアクチュエータは、アクチュエータシャフトの基端側に雄ねじ部を形成し、この雄ねじ部に螺合するアクチュエータの円筒部を回転駆動させることで、アクチュエータシャフトを往復運動させる、いわゆる送りねじ構造となっている。このような複リンク式のピストン−クランク機構を有する可変圧縮比機構に適用されたアクチュエータの場合、ある駆動手段の回転トルクを適切に減速し、アクチュエータシャフトの推力として利用することになる。この際、ギヤをアクチュエータシャフト軸方向に付勢するものとして、例えば圧縮ばねを配置する場合、この圧縮ばねを装着することにより、減速段の中間に配列するギヤの外径に制約を与えたり、ギヤ軸線方向の場所を確保するなど、設計自由度が阻害されることとなり、レイアウト上の小型化設計が行いにくいという問題がある。さらに、ねじ表面に生じる摩擦力が、可変圧縮比機構においても、アクチュエータ作動時の抵抗となり、駆動手段の大型化、高コスト化が避けられない。
特開平6−288467号公報 実開平1−116251号公報 特開平7−81591号公報 特開2002−115571号公報
また、上述した可変圧縮比機構の特徴的なものとして、高圧縮比側から低圧縮比側に、機関運転中、筒内圧に起因する力がアクチュエータシャフトに軸方向力として作用している。この軸方向力は、圧縮比の如何に関わらず常に運転中は作用しており、アクチュエータ作動時・停止時も同様に作用している。
そして、可変圧縮比機構が低圧縮比側から高圧縮比側へ作動する際においては、アクチュエータシャフトに作用する軸方向力の作用に対抗して、駆動手段から回転トルクを伝達してアクチュエータシャフトを作動させる為、送りねじ部の軸方向バックラッシュは、ほぼゼロの状態を保っている。
しかし、一方で可変圧縮比機構が高圧縮比側から低圧縮比側へ作動する際においては、アクチュエータシャフトに作用する軸方向力がアクチュエータシャフトの作動推力としてアシストするものの、ギヤの回転トルクによって送りねじ表面が軸方向に押し付けられる方向と、筒内圧に起因する軸方向力によってギヤとアクチュエータシャフト間の送りねじ表面が軸方向に押し付けられる方向と、が互いに反対方向であるため、アクチュエータ作動時に、それぞれが交番力のように送りねじに作用してしまうため、異音が発生してしまう虞がある。
この異音の発生は、商品性を大きく損ねるだけでなく、送りねじの早期摩耗を促進させることになる。そのため、送りねじの早期摩耗を抑制するために、送りねじの表面硬度向上の為の高価な熱処理を行う必要が生じ、コスト低減を阻害している。
また、コスト面からは、アクチュエータシャフトに加工する送りねじの加工精度を最適に調整する必要がある。すなわち、高精度の送りねじに加工することは、バックラッシュ量を管理するうえでは一定の効果があるものの、コスト低減とは相反することとなる。
そこで、本発明は、複リンク式のピストン−クランク機構有する可変圧縮比機構に適用されたアクチュエータにおいて、ギヤ列(軸受け部品を含む)以外の部品を使用することなく、送りねじの軸方向バックラッシュを除去し、異音の発生を抑制する機構を提供するものである。
本発明は、ピストンにピストンピンを介して連結されるアッパーリンクと、アッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとに連結されるロアリンクと、気筒列方向に沿ってクランクシャフトと略平行に延びる制御軸と、一端が制御軸に揺動可能に連結され、他端がロアリンクに連結される制御リンクと、アクチュエータシャフトの往復運動を用いて制御軸を回転駆動するアクチュエータと、を有し、制御軸に対する制御リンクの揺動中心を制御軸の回転中心から偏心させ、制御軸の回転に伴う制御リンクの揺動中心位置の相対的な位置変化により機関圧縮比を可変制御する内燃機関の可変圧縮比機構において、
アクチュエータは、一端が制御軸に対して係合するアクチュエータシャフトと、アクチュエータシャフトの駆動源と、駆動源からの回転トルクをアクチュエータシャフトに伝達する歯車列と、を備え、機関圧縮比を高圧縮比側から低圧縮比側に変更する際に、筒内圧に起因してアクチュエータシャフトに作用するアクチュエータシャフト軸方向に沿った第1スラスト力の作用方向と同じ方向に、歯車列の最終歯車に第2スラスト力が生じるよう歯車列が設定され、最終歯車の回転をアクチュエータシャフトの往復運動に変換する送りねじ機構が最終歯車とアクチュエータシャフトにより構成され、
最終歯車に歯車列の歯車対から回転トルクが伝達される際に最終歯車に生じる第2スラスト力によって、最終歯車はアクチュエータシャフトの軸方向に押圧され、送りねじ機構の軸方向に沿ったバックラッシュが除去されることを特徴としている。
本発明によれば、最終歯車に生じる第2スラスト力を効果的に送りねじ機構のアクチュエータシャフト軸方向のバックラッシュの除去に用いることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における内燃機関の可変圧縮比機構の概略構成を示す説明図である。
シリンダブロック11には、各気筒毎に円筒状のシリンダ12が形成されると共に、各シリンダ12の周囲にウォータージャケット13が形成されている。各シリンダ12内にはピストン14が昇降可能に配設されており、各ピストン14のピストンピン15と、クランクシャフト16のクランクピン17とは、複リンク式の可変圧縮比機構を介して機械的に連携されている。尚、18はカウンターウエイトである。
上記の可変圧縮比機構は、クランクピン17に相対回転可能に外嵌するロアーリンク21と、このロアーリンク21とピストンピン15とを連携するアッパーリンク22と、クランクシャフト16と平行に気筒列方向へ延びる制御軸23と、この制御軸23に偏心して設けられた偏心カム24と、この偏心カム24とロアーリンク21とを連携する制御リンク25と、制御軸23を所定の制御範囲内で回転駆動すると共に、所定の回転位置に保持するアクチュエータ30と、を備えている。
ロッド状をなすアッパーリンク22の上端部はピストンピン15に相対回転可能に連結されており、下端部は連結ピン26を介してロアーリンク21に相対回転可能に連結されている。制御リンク25の一端はロアーリンク21に連結ピン38を介して相対回転可能に連結されており、制御リンク25の他端は偏心カム24に相対回転可能に外嵌されている。
制御軸23は、シリンダブロック11の下部に回転可能に支持される主軸29と、上述した偏心カム24とから大略構成されており、偏心カム24の回転中心Pは、主軸29の回転中心Qに対して偏心している。
アクチュエータ30は、一端が制御軸23に係合するアクチュエータシャフト32と、アクチュエータシャフト32の駆動源となるモータ33と、モータ33からの回転トルクをアクチュエータシャフト32に伝達する複数のはすば歯車からなる歯車列34と、を有している。
アクチュエータシャフト32は、他端側に雄ねじ部35が形成されている。この雄ねじ部35は、歯車列34の最終歯車36の内周面に形成された雌ねじ部37と係合しており、この雄ねじ部35と雌ねじ部37とにより、送りねじ機構が構成されている。換言すれば、最終歯車36の回転をアクチュエータシャフト32の往復運動に変換する送りねじ機構が最終歯車36とアクチュエータシャフト32により構成されている。
また、このアクチュエータシャフト32の一端(先端)は、円筒形状を成し、この円筒内面に回転可能となるように棒状のピン39が配置されている。そして、このピン39は、制御軸23の一端に設けられる制御プレート40に形成された径方向に延びるスリット41に摺動可能に嵌合している。
歯車列34は、モータ32の回転トルクが伝達されるピニオンギア42と、ピニオンギヤ42の回転数を減速して最終歯車36に伝達する中間ギヤ43と、内側に雌ねじ部37が形成された最終歯車36と、から構成され、最終歯車36の回転が、雄ねじ部35と雌ねじ部37から構成された送りねじ機構によりアクチュエータシャフト32の往復動に変換される。
このような構成により、モータ32により最終歯車36が回転駆動されると、この最終歯車36に螺合するアクチュエータシャフト32が往復動する。これにより、ピン39のスリット41内での摺動動作を伴いながら、制御プレート40を介して制御軸23が所定の方向に回転する。つまり、このアクチュエータ30は、不用意にアクチュエータシャフト32が往復移動することのないように、雄ねじ部33と雌ねじ部37とにより構成される送りねじ機構を介してアクチュエータシャフト32の回転運動をアクチュエータシャフト32の往復運動に変換する構成となっている。
そして、機関運転状態に応じて制御軸23を回動することにより、偏心カム24に外嵌する制御リンク25の揺動支点が変化し、ロアーリンク21及びアッパーリンク22の姿勢が変化して、ピストン14の上方に画成される燃焼室の圧縮比が可変制御される。
図2は、上述した本発明の可変圧縮比機構のアクチュエータ30の比較例となるアクチュエータ50を示すものである。この比較例のアクチュエータ50は、駆動手段より得た回転トルクがピニオンシャフト51から中間ギヤ52、53を介して最終段減速ギヤ54に伝達される構造となっている。伝達トルクは最終段減速ギヤ54に回転運動を生じさせ、最終段減速ギヤ54とアクチュエータシャフト55とにより構成される送りねじ機構により、アクチュエータシャフト55を往復動させる構成となっている。送りねじ機構は、アクチュエータシャフト55の雄ねじ部56と、最終段減速ギヤ54の雌ねじ部57とにより構成されている。ここで、アクチュエータシャフト55の雄ねじ部56と、最終段減速ギヤ54の雌ねじ部57との間には、アクチュエータシャフト55軸方向のバックラッシュが存在し、筒内圧によりアクチュエータシャフト55に作用する変動荷重によって、送りねじ機構のバックラッシュがガタとなり、雄ねじ部56と雌ねじ部57とが噛み合う送りねじ機構において異音の発生、ねじ面の摩耗促進などの不具合が生じることなる。
そこで、この比較例においては、最終段減速ギヤ54を2つの部材54a、54bとに分割し、それぞれを回転方向に微小に相対変位させ、アクチュエータシャフト55軸線方向に、部材54a、54bを適切に離間させることで、バックラッシュを除去している。実際には、部材54a、54bとが所望のバックラッシュに達したところで、部材54a、54bを溶接などの手段で互いに接着している。
しかしながら、生産性を考慮すると、ギヤ同士(部材54aと部材54b)を溶接接着するのは、非常に困難であり、また送りねじ機構の軸方向の位置よっては、溶接などでバックラッシュを固定してしまうと、ギヤをスライドさせたときに引っかかりなどが発生し、製品としての歩留まりが悪化する懸念がある。
また、レイアウト要件では、最終段減速ギヤ54を部材54aと部材54bとからなる2部品構造にすることにより、部材54aと部材54bの双方にアクチュエータシャフトを介して荷重が作用することになる。そのため、部材54aと部材54bの双方の軸方向長さを適切に確保すると、最終段減速ギヤ54全体の軸方向長さが相対的に長くなってしまう虞がある。また、荷重を支持するという面では、送りねじ機構における送りねじ面積を十分に確保できるというメリットがあるものの、装置全体が軸方向に長大となることは避けられず、エンジンへの搭載性の悪化を招く虞がある。
それに対して、上述した本発明の第1実施形態においては、ピストン14に作用する筒内圧によって、ロアリンク21に反時計方向でクランクピン17中心の回転トルクが作用し、この回転トルクにより制御リンク25を介して制御軸23の偏心カム24の回転中心Pにエンジン上方(図1における上方)に向かう引っ張り力が作用する。従って、制御軸23の主軸29の回転中心Qを中心に時計方向の回転トルクが発生し、ピン39を介して、アクチュエータシャフト32に図1における左側に向かって第1スラスト力Fp(軸方向力)が作用する。すなわち、機関運転中は、常にアクチュエータシャフト32に第1スラスト力Fpが作用することになる。
図3及び図4は、この第1実施形態の可変圧縮比機構において、最終歯車36と中間ギヤ43とアクチュエータシャフト32とを抜き出して模式的に示した説明図である。
最終歯車36の回転方向、最終歯車36と中間ギヤ43との組み合わせ(最終歯車36を含む歯車対の組み合わせ)により、最終歯車36に生じるスラスト力(第2スラスト力Fth)の方向が決定される。
この第1実施形態においては、中間ギヤ43に左ねじれ歯車、最終歯車36に右ねじれ歯車が適用され、中間ギヤ43が図3における時計方向に回転し、最終歯車36が図3における反時計方向に回転する。
アクチュエータシャフト32を基準にすると、雄ねじ部35の他端側の位置35aから一端側の位置35bにかけて最終歯車36が回転並進することで、機関圧縮比は高圧縮比から低圧縮比へ変更される。実際には、最終歯車36を含む歯車列34のアクチュエータシャフト32軸方向に沿った位置は固定されており、最終歯車36の回転がアクチュエータシャフト32の往復動に変換される。
また、この第1実施形態では、送りねじ機構の他端部に相当する位置35a近傍に最終歯車36が位置する状態が高圧縮比、送りねじ機構の一端部に相当する位置35b近傍に最終歯車36が位置する状態が低圧縮比となっている。
そして、モータ33を駆動すると、中間ギヤ43にはアクチュエータシャフト32の一端側に向かってスラスト力が作用し、最終歯車36にはアクチュエータシャフト32の他端側(図4における左側)に向かって第2スラスト力Fthが作用する。
機関圧縮比を高圧縮比から低圧縮比へ変更する際には、最終歯車36はアクチュエータシャフト32上を位置35aから位置35bに向かって回転しながら移動する。このときの送りねじ機構の状態を図5に示す。図5は、図4のA部拡大図に相当するものでもあって、最終歯車36に切られた雌ねじ部37の山に対し、アクチュエータシャフト32の雄ねじ部35の山は、図5中の右側(位置35aから位置35bに向かう方向)に偏った状態となっている。これは、モータ33から歯車列34に伝わったトルクでアクチュエータシャフト32を往復動させる為である。
また、筒内圧によってアクチュエータシャフト32に第1スラスト力Fpが作用した状態を図6に示す。図6は図4のA部拡大図に相当するものでもあり、第1スラスト力Fpはアクチュエータシャフト32に対して図6における左方向に作用し、最終歯車36に切られた雌ねじ部37の山に対し、アクチュエータシャフト32の雄ねじ部35の山は、図6中の左側(位置35bから位置35aに向かう方向)に偏った状態となっている。
最終歯車36の回転トルクによってアクチュエータシャフト32が軸方向に相対的に移動する(図5)一方で、第1スラスト力Fpによる荷重が作用し続けるため、送りねじ機構は、図5と図6の状態を断続的に繰り返しながら、機関圧縮比を高圧縮比から低圧縮比に変更する。つまり、バックラッシュの発生個所が、図5における発生箇所から図6における発生箇所に断続的に変化することで、送りねじ機構、ひいては可変圧縮比機構から異音が発生する要因となっている。
ここで、この第1実施形態においては、最終歯車36に生じる第2スラスト力Fthが図4〜図6における左方向(位置35bから位置35aの方向)に向かって作用することになるので、図5の状態では、バックラッシュが無い方向に押し付けられ、バックラッシュの発生はもとからない。また、図6の状態では、バックラッシュを除去する方向に、最終歯車36が押し付けられる。つまり、第1実施形態においては、バックラッシュの除去が可能となる。
図7及び図8は、送りねじ機構のバックラッシュ量を模式的に示した説明図であって、図7は上述した比較例のアクチュエータ50におけるバックラッシュ量とアクチュエータシャフト55上を移動する最終段減速ギヤ54の軸軸方向位置(すなわち設定圧縮比)との関係を示し、図8は上述した本発明の第1実施形態のアクチュエータ30におけるバックラッシュ量とアクチュエータシャフト32上を移動する最終歯車36の軸軸方向位置(すなわち設定圧縮比)との関係を示している。
図7に示すように、上述した比較例においては、アクチュエータシャフト55軸方向位置によって送りねじ機構の加工精度がばらつくが、最終段減速ギヤ54の雌ねじ部57は、ある加工精度で製作されているため、アクチュエータシャフト55上を最終段減速ギヤ54が移動する際には、アクチュエータシャフト55軸方向位置によってバックラッシュ量が任意にばらつくことになる。
このような状態では、機構部品の円滑な加工のために、バックラッシュが最小の位置で、所定のクリアランスを保つ必要があり、ねじ有効径などが小さく製作された部位に最終段減速ギヤ54が位置した場合には、過大なバックラッシュ量を抱えることとなる。これは、ある圧縮比において、異音が発生する場合と発生しない場合の両方の可能性が残るため、異音低減の観点からは到底精度管理をすることが困難となる。
一方、上述した本発明の第1実施形態においては、作動時(高圧縮比から低圧縮比)のみ作用する最終ギヤ36への第2スラスト力Fthを利用してバックラッシュを低減するため、アクチュエータシャフト32側に雄ねじ部35の加工精度にさほど影響をうけず、どの圧縮比においても所定のクリアランスを保つことができる。
つまり、アクチュエータシャフト32の加工精度に応じて、最小のバックラッシュ量で、圧縮比変化に追従できる。よって、送りねじ機構の加工精度をさほど高める必要はなく、安価に、安定稼働するアクチュエータが製作できる。
尚、機関圧縮比を低圧縮比から高圧縮比に変更する場合、上述した実施形態においては、最終歯車36からのスラスト力(第2スラスト力)が無くとも、送りねじ機構のバックラッシュは解消できる。
以下、本発明の他の実施形態について説明するが、上述した第1実施形態と同一構成の部分については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図9は、本発明の第2実施形態における内燃機関の可変圧縮比機構の概略構成を示す説明図である。
この第2実施形態における可変圧縮比機構は、第1実施形態の可変圧縮比機構と略同一構成となっているが、制御軸23の偏心カム24の回転中心Pが、主軸29の回転中心Qよりもエンジン外側(図9における右側)に位置するリンク構成となっている。
この第2実施形態においては、ピストン14に作用する筒内圧によって、ロアリンク21に反時計方向でクランクピン17中心の回転トルクが作用し、この回転トルクにより制御リンク25を介して制御軸23の偏心カム24の回転中心Pにエンジン上方(図9における上方)に向かう引っ張り力が作用する。その結果、制御軸23の主軸29の回転中心Qを中心に反時計方向の回転トルクが発生し、ピン39を介して、アクチュエータシャフト32には、図9における右側、すなわち上述した第1実施形態とは逆方向に向かって第1スラスト力Fp(軸方向力)が作用する。
図10及び図11は、第2実施形態の可変圧縮比機構において、最終歯車36と中間ギヤ43とアクチュエータシャフト32とを抜き出して模式的に示した説明図である。
この第2実施形態においては、中間ギヤ43が図10における反時計方向に回転し、最終歯車36が図10における時計方向に回転する。そして、アクチュエータシャフト32を基準にして雄ねじ部35の一端側の位置35bから他端側の位置35aにかけて最終歯車36が回転並進することで、機関圧縮比は高圧縮比から低圧縮比へ変更される。つまり、上述した第1実施形態とは逆に、雄ねじ部35の他端側の位置35aに最終歯車36が位置した状態の時に低圧縮比に設定され、雄ねじ部35の一端側の位置35bに最終歯車36が位置した状態の時に高圧縮比に設定される。
そして、モータ33の駆動により、中間ギヤ43にはアクチュエータシャフト32の他端側に向かってスラスト力が作用し、最終歯車36には、上述した第1実施形態とは反対方向となる向き、すなわちアクチュエータシャフト32の一端側(図11における右側)に向かって第2スラスト力Fthが作用する。
機関圧縮比を高圧縮比から低圧縮比へ変更する際には、最終歯車36はアクチュエータシャフト32上を位置35bから位置35aに向かって回転しながら移動する。このときの送りねじ機構の状態を図12に示す。図12は、図11のB部拡大図に相当するものでもあって、最終歯車36に切られた雌ねじ部37の山に対し、アクチュエータシャフト32の雄ねじ部35の山は、図12中の左側(位置35bから位置35aに向かう方向)に偏った状態となっている。これは、モータ33により歯車列34に伝わった回転トルクでアクチュエータシャフト32を往復動させる為である。
また、筒内圧によってアクチュエータシャフト32に第1スラスト力Fpが作用した状態を図13に示す。図13は図11のB部拡大図に相当するものでもあり、第1スラスト力Fpはアクチュエータシャフト32に対して図13における右方向に作用し、最終歯車36に切られた雌ねじ部37の山に対し、アクチュエータシャフト32の雄ねじ部35の山は、図13中の右側(位置35aから位置35bに向かう方向)に偏った状態となっている。
つまり、第2実施形態は、図11〜図13に示すように、アクチュエータ30の作動方向及び第1スラスト力Fp作用方向が、第1実施形態に対して反対方向になったものであるが、上述した第1実施形態と同様にバックラッシュの除去が可能となっている。また、この第2実施形態においても、上述した図8に示すように、いずれの軸方向位置においても、任意のバックラッシュ量に追従して最適クリアランスを保つことができる。
尚、上述した実施形態においては、歯車列34をピニオンギヤ42、中間ギヤ43及び最終歯車36の3つのギヤで構成しているが、歯車列34を構成するギヤの数は3つに限定されるものではない。
また、上述した実施形態においては、歯車列34がはすば歯車で構成されているが、歯車列34ははすば歯車で構成されたものに限定されるものではなく、例えば、最終歯車を含む歯車対をハイポイドギヤ、かさ歯車、ねじ歯車、ウォームギヤで構成することも可能であるる。
そして、上述した比較例において、送りねじ機構にスプリング等の付勢力を持たせると、図8に示す示すように、最適クリアランスを保つことができるが、本発明は、そもそもアクチューエタ起動時の摩擦力を低減し、起動トルクを抑制しつつ、稼働時は最適なバックラッシュ量を保つという2つの効果の両立している点で本質的に異なるものである。
上記実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) ピストンにピストンピンを介して連結されるアッパーリンクと、アッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとに連結されるロアリンクと、気筒列方向に沿ってクランクシャフトと略平行に延びる制御軸と、一端が制御軸に揺動可能に連結され、他端がロアリンクに連結される制御リンクと、アクチュエータシャフトの往復運動を用いて制御軸を回転駆動するアクチュエータと、を有し、制御軸に対する制御リンクの揺動中心を制御軸の回転中心から偏心させ、制御軸の回転に伴う制御リンクの揺動中心位置の相対的な位置変化により機関圧縮比を可変制御する内燃機関の可変圧縮比機構において、アクチュエータは、一端が制御軸に対して係合するアクチュエータシャフトと、アクチュエータシャフトの駆動源と、駆動源からの回転トルクをアクチュエータシャフトに伝達する歯車列と、を備え、機関圧縮比を高圧縮比側から低圧縮比側に変更する際に、筒内圧に起因してアクチュエータシャフトに作用するアクチュエータシャフト軸方向に沿った第1スラスト力の作用方向と同じ方向に、歯車列の最終歯車に第2スラスト力が生じるよう歯車列が設定され、最終歯車の回転をアクチュエータシャフトの往復運動に変換する送りねじ機構が最終歯車とアクチュエータシャフトにより構成され、最終歯車に歯車列の歯車対から回転トルクが伝達される際に最終歯車に生じる第2スラスト力によって、最終歯車はアクチュエータシャフトの軸方向に押圧され、送りねじ機構の軸方向に沿ったバックラッシュが除去される。
これによって、最終歯車に生じる第2スラスト力を効果的に送りねじ機構のアクチュエータシャフト軸方向のバックラッシュの除去に用いることができる。
(2) 上記(1)に記載の内燃機関の可変圧縮比機構において、アクチュエータシャフトの駆動源からの回転トルクにより歯車列が回転しているアクチュエータ作動時には、第2スラスト力により最終歯車をアクチュエータシャフトの軸方向に押圧し、送りねじ機構の軸方向に沿ったバックラッシュが除去され、アクチュエータシャフトの駆動源からの回転トルクにより歯車列が回転していないアクチュエータ非作動時には、第2スラスト力が発生せず、第2スラスト力により最終歯車がアクチュエータシャフトの軸方向に押圧されない。これによって、スプリングなどの付勢手段がないことから、予圧を最終歯車に与えていないので、アクチュエータの駆動初期(起動時)において、相対的に少ない駆動力でアクチュエータを起動することができる。また、アクチュエータは、起動時の要求トルクが小さくなることから、アクチュエータシャフトの駆動源の小型化を促進し、レイアウト上有利となる。そして、駆動源に電動モータを用いると、電圧及び電流値を低減できるので、消費電力を抑制でき、ひいては車両搭載時に燃費向上効果を見込むことができる。
(3) 上記(1)または(2)に記載の内燃機関の可変圧縮比機構は、具体的には、最終歯車がアクチュエータシャフトの最も一端側に位置している状態では機関圧縮比が最低圧縮比となり、最終歯車がアクチュエータシャフトの最も他端側に位置している状態では機関圧縮比が最高圧縮比となるように構成されている。
(4) 上記(1)または(2)に記載の内燃機関の可変圧縮比機構は、具体的には、最終歯車がアクチュエータシャフトの最も一端側に位置している状態では機関圧縮比が最高圧縮比となり、最終歯車がアクチュエータシャフトの最も他端側に位置している状態では機関圧縮比が最低圧縮比となるように構成されている。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構において、歯車列は、はすば歯車で構成されている。
(6) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構において、最終歯車を含む歯車対は、ハイポイドギヤで構成されている。
(7) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構において、最終歯車を含む歯車対は、かさ歯車で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
(8) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構において、最終歯車を含む歯車対は、一対のはすば歯車を互いに直交に配置したねじ歯車で構成されている。
(9) 上記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構において、最終歯車を含む歯車対は、ウォームギヤで構成されている。
本発明の第1実施形態における内燃機関の可変圧縮比機構の概略構成を示す説明図。 比較例となるアクチュエータの概略構成を示す説明図。 最終歯車と中間ギヤとアクチュエータシャフトとを抜き出して模式的に示した本発明の第1実施形態の説明図。 最終歯車と中間ギヤとアクチュエータシャフトとを抜き出して模式的に示した本発明の第1実施形態の説明図。 第1実施形態において機関圧縮比を高圧縮比から低圧縮比へ変更する際の送りねじ機構の状態を示す説明図。 第1実施形態において機関圧縮比を高圧縮比から低圧縮比へ変更する際の送りねじ機構の状態を示す説明図。 比較例における送りねじ機構のバックラッシュ量を模式的に示した説明図 本発明の第1実施形態における送りねじ機構のバックラッシュ量を模式的に示した説明図 本発明の第2実施形態における内燃機関の可変圧縮比機構の概略構成を示す説明図。 最終歯車と中間ギヤとアクチュエータシャフトとを抜き出して模式的に示した本発明の第2実施形態の説明図。 最終歯車と中間ギヤとアクチュエータシャフトとを抜き出して模式的に示した本発明の第2実施形態の説明図。 第2実施形態において機関圧縮比を高圧縮比から低圧縮比へ変更する際の送りねじ機構の状態を示す説明図。 第2実施形態において機関圧縮比を高圧縮比から低圧縮比へ変更する際の送りねじ機構の状態を示す説明図。
符号の説明
30…アクチュエータ
32…アクチュエータシャフト
36…最終歯車
43…中間ギヤ

Claims (9)

  1. ピストンにピストンピンを介して連結されるアッパーリンクと、アッパーリンクとクランクシャフトのクランクピンとに連結されるロアリンクと、気筒列方向に沿ってクランクシャフトと略平行に延びる制御軸と、一端が制御軸に揺動可能に連結され、他端がロアリンクに連結される制御リンクと、アクチュエータシャフトの往復運動を用いて制御軸を回転駆動するアクチュエータと、を有し、制御軸に対する制御リンクの揺動中心を制御軸の回転中心から偏心させ、制御軸の回転に伴う制御リンクの揺動中心位置の相対的な位置変化により機関圧縮比を可変制御する内燃機関の可変圧縮比機構において、
    アクチュエータは、一端が制御軸に対して係合するアクチュエータシャフトと、アクチュエータシャフトの駆動源と、駆動源からの回転トルクをアクチュエータシャフトに伝達する歯車列と、を備え、
    機関圧縮比を高圧縮比側から低圧縮比側に変更する際に、筒内圧に起因してアクチュエータシャフトに作用するアクチュエータシャフト軸方向に沿った第1スラスト力の作用方向と同じ方向に、歯車列の最終歯車に第2スラスト力が生じるよう歯車列が設定され、
    最終歯車の回転をアクチュエータシャフトの往復運動に変換する送りねじ機構が最終歯車とアクチュエータシャフトにより構成され、
    最終歯車に歯車列の歯車対から回転トルクが伝達される際に最終歯車に生じる第2スラスト力によって、最終歯車はアクチュエータシャフトの軸方向に押圧され、送りねじ機構の軸方向に沿ったバックラッシュが除去されることを特徴とする内燃機関の可変圧縮比機構。
  2. アクチュエータシャフトの駆動源からの回転トルクにより歯車列が回転しているアクチュエータ作動時には、第2スラスト力により最終歯車をアクチュエータシャフトの軸方向に押圧し、送りねじ機構の軸方向に沿ったバックラッシュが除去され、
    アクチュエータシャフトの駆動源からの回転トルクにより歯車列が回転していないアクチュエータ非作動時には、第2スラスト力が発生せず、第2スラスト力により最終歯車がアクチュエータシャフトの軸方向に押圧されないことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  3. 最終歯車がアクチュエータシャフトの最も一端側に位置している状態では機関圧縮比が最低圧縮比となり、
    最終歯車がアクチュエータシャフトの最も他端側に位置している状態では機関圧縮比が最高圧縮比となるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  4. 最終歯車がアクチュエータシャフトの最も一端側に位置している状態では機関圧縮比が最高圧縮比となり、
    最終歯車がアクチュエータシャフトの最も他端側に位置している状態では機関圧縮比が最低圧縮比となるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  5. 歯車列は、はすば歯車で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに内燃機関の可変圧縮比機構。
  6. 最終歯車を含む歯車対は、ハイポイドギヤで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  7. 最終歯車を含む歯車対は、かさ歯車で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  8. 最終歯車を含む歯車対は、一対のはすば歯車を互いに直交に配置したねじ歯車で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
  9. 最終歯車を含む歯車対は、ウォームギヤで構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の可変圧縮比機構。
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