JP4623906B2 - ポリマーコーティングされたガイドワイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステント供給カテーテル、バルーン拡張カテーテル、アテレクトミーカテーテルのような患者の身体内部、特に患者の脈管構造内部にある管腔内装置を前進させるためのガイドワイヤの分野に関する。
【0002】
【発明の背景】
患者の冠状血管システム内における典型的な経皮手技においては、予め形成された末端チップを有するガイドカテーテルが、患者の末梢動脈、例えば大腿動脈、橈骨動脈若しくは上腕動内に従来用いられているSeldinger法によって経皮的に導入されるとともに、その末端チップが所望の冠状動脈の小孔部分に着座するまで前進させられる。ガイドワイヤを患者の閉塞冠動脈内の所望位置に前進させるために2つの技術があるが、一つはオーバー・ザ・ワイヤー型(OTW)装置のために主として用いられる予圧技術であり、他の一つは主としてレールタイプシステムのために用いられる裸線技術である。予圧技術においては、ガイドワイヤが拡張カテーテル若しくはステント供給カテーテルのようなOTW装置の内側管腔内においてその末端チップがカテーテルの末端チップと近くなるように配置され、次いで両方がガイドカテーテルを通ってその末端に前進させられる。ガイドワイヤは、最初にガイドカテーテルの末端から前方に出て、ガイドワイヤの末端が動脈の侵襲的な処置を施す位置、例えば広げられるべき病変部分若しくはステントが展開される広げられるべき領域を通過するまで患者の冠状血管内に進められる。
【0003】
ガイドワイヤ上にスライド自在に取り付けられたカテーテルは、脈管内装置の作動部分、例えば拡張バルーン若しくはステント供給カテーテルが動脈位置を横切って適切に配置されるまで、前もって導入されたガイドワイヤ上においてガイドカテーテルから患者の冠状血管解剖部位に進められる。作動手段が所望の動脈位置内に配置される適所にカテーテルが達すると、侵襲的な処置が実行される。次いで、カテーテルをガイドワイヤ上において患者から取り除くことができる。通常、処置が完了した後、必要なときには動脈位置への再アクセスを保証するためにガイドワイヤはある期間の間所定位置に残される。例えば、全裂内層崩壊に起因する動脈閉鎖の場合には、米国特許第5,516,336号(McInnes他)記載されクレームされているような迅速交換可能タイプの血流バルーンカテーテルをガイドワイヤ上において所定位置に進め、バルーンが膨張して動脈の通路を開き、剥離が自然治癒によって動脈の壁に再付着するまで血流がカテーテルの末端部分を通って末端位置にまで流れるようにする。
【0004】
裸線技術においては、処置が実行されるべき動脈位置を超えてガイドワイヤの末端側チップが延びるまで、ガイドワイヤは最初に単独でそれ自身がガイドカテーテルを通って進む。米国特許第5,061,395号(Yock)および前述したMcInnes他に記載されているようなレールタイプのカテーテルは、患者の体外にあるガイドカテーテルの基端から延び出ているガイドワイヤの基端部分に取り付けられる。なお、これらの米国特許の内容は、この参照によって本明細書の開示に含まれるものとする。ガイドワイヤの位置が固定されている間に、レールタイプカテーテル上の作動手段が処置を実行すべき動脈位置内に配設されるまで、カテーテルはガイドワイヤ上を進む。処置の後、脈管内装置はガイドワイヤ上において患者から引き戻され、若しくは追加の処置のためにガイドワイヤは冠状血管解剖部位内においてさらに進められる。
【0005】
血管形成術、ステント供給、アテレクトミーおよびその他の血管処置のための従来のガイドワイヤは通常、その末端近くに単数または複数のテーパー部分を有した細長いコア部材と、このコア部材の末端部分の周囲に配設された螺旋形コイル若しくはポリマー材料の管状体のような柔軟体を備えている。形状付け可能な部材は、コア部材の末端部分若しくはコア部材の末端部分に固定される別個の形状付け薄帯とすることができるが、柔軟体を通って延びるとともに、丸くなった末端チップを形成するハンダ付け、鑞付けまたは融着によって柔軟体の末端に固定される。患者の血管システム内を進めるときにガイドワイヤを回転させることよってガイドワイヤを操縦するための、トルク手段がコア部材の基端上に設けられる。
【0006】
ガイドワイヤ、およびそれに関連する様々な侵襲的処置のための装置のさらなる詳細は、米国特許第4,748,986号(Morrison他)、米国特許第4,538,622号(Samson他)、米国特許第5,135,503号(Abrams)、米国特許第5,341,818号(Abrams他)、米国特許第5,345,945号(Hodgson、他)および米国特許第5,636,641号(Fariabi)に見い出すことができるが、それらの全体的な内容はこの参照によって本明細書の開示に含まれるものとする。
【0007】
上述したようなテーパー状末端コア部分を用いる従来のガイドワイヤは、特にテーパー部分が開始しかつ終了する部分においてガイドワイヤの長さに沿った急激な剛性変化を有するために、多くの臨床的な状況において使用が困難であり得る。剛性の急激な変化を有するコアを備えたガイドワイヤが患者の曲がりくねった脈管内で動かされると、患者の脈管構造の湾曲によって剛性変化がそらされるので、ガイドワイヤを動かしている医師は急激な抵抗力を感じることになる。医師が感じる抵抗力の急激な変化は、ガイドワイヤを脈管構造内において安全かつ制御可能に進める医師の能力を妨げ得る。
【0008】
必要とされて来たものは、特に脈管構造およびガイドカテーテル内において湾曲が強いられる末端部分において剛性の急激な変化を有しないガイドワイヤ、特にガイドワイヤのコア部材である。また必要とされてきたものは、ガイドワイヤの滑らかで連続しかつ低摩擦の表面を有しつつ強度が高くかつ柔軟なガイドワイヤである。加えて、病変の寸法を決定するための測定ガイドとして役に立つ、個別的なX線不透過性と予め定められた寸法および隙間を有したX線不透過性要素がガイドワイヤのために望ましい。
【0009】
【発明の要約】
本発明のガイド部材は、基端および末端コア部分を有した細長いコア部材と、このコア部材の末端部分の周囲に配設されてそこに固定される螺旋形コイル若しくはポリマー体のような柔軟な管状体とを備える。末端側コア部分は、最高で25および最高15cmの長さを有する末端側に向かってテーパ状の連続した複数のコア部分を備える。本明細書において用いられるように、テーパーの測定はその部分の表面に接する、コア部材の長手方向軸と一致したラインの角度である。第1テーパーコア部分は、典型的に円形横断面を有するが、好ましくは隣接する基端側コア部分の直径から隣接する基端側コア部分の直径の2分の1乃至4分の3の直径へとテーパー状となるテーパー状である。第2テーパーコア部分は、これもまた円形横断面を有するが、第1テーパーコア部分の最小直径から第1テーパーコア部分の最小直径の2分の1より大きくない直径へとテーパー状となるテーパ状である。
【0010】
一つの実施例は、末端方向に向かってテーパー状の第1コア部分と、第1コア部分のテーパーよりも大きい末端方向へのテーパーを有した末端側に連続する第2コア部分とを含む。第1の若しくは基端側のテーパーは全般的に、最大で約5度、好ましくは約0.01度〜約1度、より好ましくは約0.011度〜約0.2度とすることができる。第2の若しくは末端側のコア部分のテーパーは、最大で約6度、好ましくは約0.01度〜約1.1度、より好ましくは約0.015度〜約0.45度とすることができる。
【0011】
他の実施例においては、第2のテーパーコア部分は第1のテーパーコア部分より大きな長さを有し、末端部分は全般的に約1〜約12cm、好ましくは約2〜約10cmの範囲であり、かつ末端部分は全般的に約1〜約8cm、好ましくは約2〜約6cmである。テーパーコア部分は、円形の横断面および真っ直ぐな外側表面を有しており、例えば切頭円錐形状である。しかしながら、その他の形状、例えば湾曲した外側表面もまた予期しうる。実際に、連続するコア部分のテーパーは、両方のコア部分の全体若しくはその一部にわたって連続的に変化するテーパーを有することができる。
【0012】
螺旋形コイルのような柔軟な管状体は、その末端によって末端側コア部分の末端側チップ、若しくは通常のやり方で末端側コア部分に固定された形状付け薄帯の末端側チップに固定される。螺旋形コイルは、患者の冠状動脈内における処置のための商業的に入手可能なガイドワイヤにおいてなされるように、その末端が接着剤若しくはエポキシ、半田付、鑞付けまたは丸い末端側チップを形成するための溶着によってガイド部材に固定される。
【0013】
本発明の一実施例においては、ガイドワイヤは、約65〜約280cmの長さおよび全般的に約0.010〜約0.035インチ(0.30〜0.46mm)、典型的に約0.012〜約0.018インチ(0.30〜0.46mm)の直径を有した円形断面の、冠状血管解剖のための細長い基端コア部分を備えている。
【0014】
本発明の一実施例において、第2テーパーコア部分は、好ましくはその末端側に長さが約1〜4cmの手動で形状付け可能な平らにされた、好ましくは本質的に一定な横断方向寸法を有する、例えば0.001×0.003インチ(mm)のコア部分がつながっている。基端側コア部分と同じ横断方向寸法を有する螺旋形コイルは、その末端がコア部材の平らにされた末端側チップに例えばハンダによって、かつ第2テーパー部分の末端がコイルの内部にあるようにその基端が第2テーパー部分上の中間位置において固定されている。コイルは約2〜約40cm若しくはそれ以上の長さを有することができるが、典型的には約2〜約10cmの長さを有する。
【0015】
発明のガイドワイヤは、ステントの展開、アテレクトミー装置の前進などのために必要とされる改良された末端側および基端支持を提供するとともに、基端コア部分とコア部材の平らにされた末端側チップとの間に滑らかな遷移を提供するがその一方では優れた操縦性を示す。
【0016】
他の実施例においては、身体内部の装置、好ましくはガイドワイヤが、その長さにわたって実質的に線形に変化する剛性を有した少なくとも一つの長手方向部分を具備する細長い部材を有する。細長い身体内部装置の部分における剛性の実質的に線形の変化は、より小さな横断方向寸法へと末端側にテーパ状となるとともに剛性の線形な変化を生み出すように構成された、テーパー輪郭を有する細長いコア部材によって達成することができる。細長いコアの末端側テーパーは、連続的に変化するテーパー角度を有したテーパー、すなわち曲線状のテーパー輪郭の形とすることができるし、若しくは全体としてテーパー部分の長手方向の長さに比較して長手方向に短い複数のテーパー部分によって達成することができる。
【0017】
複数のテーパー部分を用いる実施例においては、テーパー部分は、好ましくは連続し若しくは互いに隣接するとともに、各テーパー部分の長さにわたって実質的に一定なテーパー角度を有する。1つの特定の実施例においては、各テーパー部分のテーパー角度は、その基端側に隣接する部分のテーパー角度よりも大きい。テーパー角度および部分長さは、コア部材の長手方向部分の所望の曲げ特性を生み出すためにテーパー部分からテーパー部分へと制御することができる。
【0018】
コア部材は、剛性の線形な変化を生み出すために数学的に計算される輪郭に研磨することができる。剛性の実質的に線形な変化を生み出すための有用な式は下記の通りである。
【数2】
Figure 0004623906
ここで、Dは開始直径Dの位置からの長さがLにおける細長いコア部材の直径であり、Eは細長いコア部材を作る材料の弾性係数であり、Cは定数である。
【0019】
この公式は滑らかで連続的な輪郭、若しくは各テーパー部分が実質的に一定なテーパー角度を有する複数のテーパー部分を生み出すために用いられる。後者の例においては、各テーパー部分のテーパー角度および長さは、上述した公式に実質的に従う部分輪郭を有することによって全体的な所望の効果を生み出すべく変化させることができる。一つの特定の実施例においては、2つの隣接するテーパー部分若しくは遷移点間の箇所は、DLのための上述した公式に実質的に従う直径を有する。テーパー部分の数が増加するにつれて、この実施例は滑らかに連続する曲線の実施例に徐々に接近する。すなわち、テーパー部分の数が多い限定的なケースにおいては、分割されたコアと滑らかな曲線輪郭コアとの間にはほとんど若しくは全く剛性の相違が無い。
【0020】
細長い身体内部装置において線形な剛性変化を生み出すための他のアプローチは、長手方向部分の任意の所与の箇所における慣性モーメントの制御を伴う。そのような方法にとって有用な数式は下記の通りである。
【数3】
Figure 0004623906
ここでIは開始慣性Iの位置からの長さがLの位置における細長いコア部材の慣性モーメントであり、Eはコア材の弾性係数であり、Cは長手方向部分の境界条件、具体的には所望の開始慣性モーメント、最終慣性モーメント、剛性が線形に変化する部分の長さから導き出される定数である。
【0021】
その長さにわたって線形に変化する剛性を有したコア部材は、患者の身体管腔における改善された前進および身体内部装置の末端の制御をもたらす。取り扱い特性の改善は部分的に、装置の基端を保持している医師への触覚的なフィードバックを不明瞭とし得る柔軟性の急激な変化の欠如に起因する。それに加えて、剛性の急激な変化に打ち勝つために段階的若しくは限界的な力を負荷しなければならないから、剛性の急激な変化は滑らかで制御可能な前進に対する抵抗を装置に生じさせる。
【0022】
本発明の他の実施例は、基端部分および末端部分と曲線状テーパーを有した少なくとも一つの長手方向部分とを具備した細長いコア部材を備えている。少なくとも一つのポリマー層が細長いコア部材の末端部分の周囲に配設される。全般的に螺旋形コイルの形の柔軟体は細長いコア部材の末端部分の周囲に配設され、かつポリマー層は細長いコア部材の末端部分の周囲に配設されるとともに螺旋形コイルの内側表面と細長いコア部材の外側表面との間に円筒状の隙間を有した螺旋形コイルの周りに分散される。長手方向部分の曲線状テーパーは、減少した横断方向寸法へと末端側にテーパ状となるように、かつ細長いコアの曲げ剛性が末端に向かって滑らかにかつ連続的に減少するように構成することができる。そのような設計は、ガイドワイヤが進むときに操作者によって感じ取られる過度で突然の抵抗なしに患者の体内で動作するとともに患者の身体を通って動き、かつカテーテルを滑らかに供給することができる末端部分を有したガイドワイヤを生み出す。一つの実施例においては、細長いコアの長手方向部分は、その部分の長手方向の長さに沿って実質的に線形に変化する剛性を生み出すように構成することができる。加えて、複数のポリマー層を用いることができる。例えば、一つの実施例は基端部分と末端部分とを有し、末端部分が曲線状テーパーを有した少なくとも一つの長手方向部分を具備する細長いコア部材を備える。第1ポリマー層はコアの末端部分の周囲に配設され、第2ポリマー層は第1ポリマー層の周囲に配設される。
【0023】
上記のガイドワイヤの実施例および標準的なガイドワイヤ装置に含めることができる望ましい特長は、処置を実行する間における身体内部構造および装置の測定および位置決めを容易にするために規則的若しくは不規則な長手方向間隔で配設されるX線不透過性のマーカーである。したがって、本発明の一実施例は基端部分および末端部分を有した細長いコア部材と、末端部分にわたって配設された柔軟体と、末端部分上に配設された少なくとも一つのX線不透過性のマーカーとを備える。柔軟体は、螺旋形コイル若しくはポリマー層、または螺旋形コイルおよびコア部材の末端部分上にある一つ若しくは複数のポリマー層から成る。螺旋形コイルは、X線不透過性若しくはX線透過性とすることができる。螺旋形コイルがX線透過性の場合には、より大きいX線不透過性の部分に隣接するより少ないX線不透過の部分を生み出すために、コイルに所望の間隔で隙間を開けることができる。そのような構造は、蛍光透視法下において目視可能なパターンを創り出すとともに、連続したX線透過性部分間の距離が知られている場合には身体内部構造の測定に用いられる。X線不透過性コイルの隙間を開けた部分はその代わりに、細長いコア部材に螺旋形コイルを固定する役割を果たすことができるX線透過性材料で充てんすることができる。他の選択肢において、X線透過性コイルは、知られている長手方向間隔において断続的に隙間を開けるとともに積み重ねられた部分を有する柔軟体として用いることができる。コイルの隙間を開けた部分は、規則的な間隔のX線不透過性マーカーを生成する役割を果たすX線不透過性材料で充てんすることができるとともに、コア部材に沿った所望の位置において細長いコア部材に螺旋形コイルを固定する役割を果たす。
【0024】
本発明の他の実施例は、複数の長手方向部分を有するとともに、それらの部分のうちの少なくとも1つがX線不透過性であり、かつそれらの部分のうちの少なくとも1つがX線透過性である、管状ポリマー部材の形の柔軟体を有することができる。それらの部分の位置、隙間および長手方向の長さは、蛍光透視的なイメージング下において特長の測定に用いることができるX線不透過性マーカーのパターンを生成するために選択することができる。
【0025】
一つの実施例において、本発明のガイドワイヤの柔軟ボデー部材は、少なくとも一つのポリマー材料の層と少なくとも一つのX線不透過性材料の層とにより形成された多数層の部材である。2つのポリマー層がある場合、X線不透過性層は好ましくは2つのポリマー層の間に配設される。X線不透過性層は連続的若しくは断続的とすることができるとともに、規則的若しくは不規則な反復を有する要素を備える。X線不透過性層はまた、一つ若しくは複数の接触しないで隣接する巻き部分を有した、開いた螺旋形の薄帯の形とすることができる。螺旋形の薄帯は、一つ若しくは複数のポリマー層によって所定位置に保持される。X線不透過性層は、所望の管腔内位置にガイドワイヤを進める間の参照ツールとしてだけでなく、病変の寸法を決定するための測定ガイドとして医師がX線不透過性層を使用することができるように、X線蛍光透視装置下で視覚化されるために充分なX線不透過性を有することができる、
【0026】
柔軟体は、個々のポリマー層をコア部材に付加することによってコア部材の周囲に形成することができるが、まず最初にそれをどこか他の所で形成するとともにその次に適切な接着剤若しくは縮みフィッティングによってコア部材に固定し、このようにして滑らかで連続した表面をもたらすことができる。X線不透過性材料の層は、ガイドワイヤの蛍光透視的な観察および制御のために必要とされる個別的なX線不透過をもたらす。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3は本発明の特徴を有するガイドワイヤ10を描いているが、このガイドワイヤ10は基端側コア部分12、末端側コア部分13および螺旋形コイル14を有したコア部材11を備えている。末端側コア部分13は、第1テーパーコア部分15とこの第1テーパーコア部分15の末端側に連続している第2テーパーコア部分16とを有している。第2テーパー部分16は第1テーパー部分15よりも大きな度合いでテーパー状であり、この追加されたテーパーは、ガイドワイヤ10の末端部分が曲がりくねった通路を通って前進するときにより滑らかな移動をもたらす。第1テーパーコア部分15のテーパーの度合い、すなわち長手方向軸17と第1テーパーコア部分15の接線との間の角度は約2〜約10度である。一方、第2テーパーコア部分16のテーパー、すなわち長手方向軸と第2テーパーコア部分との間の角度は、図4に示したガイドワイヤ10の拡大図に示されているように、第1の角度より大きくて約5〜約10度である。
【0028】
2つのテーパーコア部分だけが図面に示されているが、任意の数のテーパーコア部分を用いることもできる。さらに、複数のテーパーコア部分の全てが末端側に向かって度合いが増加するテーパを有する必要はない。しかしながら、長さが約5〜15cmを越える2つ以上の連続したテーパーコア部分は、末端側に向かって大きな度合いのテーパーを有するべきである。
【0029】
典型的に、第1テーパー部分の長さは約3cmであり、第2テーパー部分の長さは約4cmである。一つの実施例において、ガイドワイヤ10はその直径が約0.014インチ(0.36mm)の基端コア部分12を有しており、第1テーパーコア部分は0.014インチ〜約0.008インチ(0.36〜0.20mm)の範囲の直径を有しており、第2テーパーコア部分は約0.008〜約0.002インチ(0.20〜0.05mm)の範囲の直径を有している。平らにされた末端側チップ18は第2テーパーコア部分16の末端からハンダ20の本体まで延びているが、このハンダ20はコア部材11の末端側チップ18を螺旋形コイル14の末端に固定している。ハンダ21の本体は、第2テーパー部分16上の中間位置に螺旋形コイル14の基端を固定している。
【0030】
コア部材11は、例えばデュポン社から入手可能なテフロン(登録商標)等のフルオロポリマーのような潤滑性のコーティング19でコーティングされているが、それは基端側コア部分12の長さにわたって延びている。末端部分13にも、例えば本願の譲受人であるAdvanced Cardiovascular Systems, Inc.によってその商業的に入手可能なガイドワイヤの多くに用いられているMICROGLIDE(商標)コーティングのような、潤滑性のコーティングが設けられているが、それは明瞭さのために図示されていない。親水コーティングもまた使用することができる。基端部分12、末端部分13、螺旋形コイル14若しくはガイドワイヤ10の他のいかなる所望の部分、または本願明細書において記載されている他のガイドワイヤ実施例の任意の適切な部分は、2つのコーティングMICROGLIDE(商標)若しくはTEFLON(登録商標)のいずれも、または他の任意の適切な潤滑性コーティングによってコーティングすることができる。
【0031】
細長いコア部材11、および本願明細書において論じられる他のガイドワイヤの実施例におけるコア部材は、高強度金属およびステンレス鋼のような合金、ハイテン304Vのような高張力ステンレス鋼、析出硬化可能なステンレス鋼を含む析出硬化可能な合金、およびMP35N、L605、Elgiloyのようなその他高強度合金から形成することができる。コア部材11はまた、超弾性、疑似弾性若しくはニッケルチタンのような形状記憶合金から作られる。ニッケルチタン合金若しくはその組み合わせは米国特許第5,341,818号(エイブラムズ他)に記載されているが、それは本願明細書に組み込まれる。ガイドワイヤに用いられる高強度合金は米国特許第5,636,641号(Fariabi)に記載されているが、それはまたこの参照によって本願明細書の開示に含まれる。
【0032】
螺旋形コイル14は、白金若しくはその合金のような適切なX線不透過性材料から形成され、若しくはステンレス鋼のようなその他の材料から形成されるとともに選択的に金のようなX線不透過性材料でコーティングされる。コイルを形成するワイヤは、概ね約0.003インチ(0.05mm)の横断方向直径を有している。コイル14の全長は典型的に約3cmである。コイル14の末端部分の複数の巻き付けは、耐屈曲性を追加するために拡げられ若しくは引き伸ばされる。
【0033】
図5に示した実施例においては、図1に示したコア部材の平らにされた末端部分が形状付けリボン30に置き換えられているが、このリボン30はその末端部分がコイル14の末端に固定されるとともにその基端部分がコア部材11の末端固定されている。
【0034】
上述した実施例はその長さに沿って勾配が一定なテーパー部分に向けられているが、その勾配が一定である必要はない。例えば勾配、すなわち2つの隣接するテーパー間の接合部を横切る接線が連続関数であるようにして、連続したコア部分の勾配が末端側に向かって徐々に増加するようにできる。ガイドワイヤは、概してその長さが約90〜約300cmであり、かつ冠状血管解剖のために商業的に最も入手可能なガイドワイヤの長さは約175cm若しくは約190cmである。
【0035】
複数のテーパーは、同時に若しくは別個の作業として研磨することができる。
【0036】
テーパーを同時に研磨するために、輪郭形成機能を有したセンタレス研削盤を用いることができる。別個のテーパーを別個の作業によって生成するために、手動のセンタレス研削盤を用いることができる。テーパーはまた他の手段、例えばエッチング若しくはレーザー手段のような化学的な手段によって形成することができる。
【0037】
本発明の他の実施例を図6に見ることができるが、それはガイドワイヤ40の形をした身体内部装置の末端部分である。このガイドワイヤ40は長手方向部分42を有した細長いコア部材41を備えているが、この長手方向部分はその長さ43に沿って実質的に線形に変化する剛性を有している。長手方向部分の長さ43は、最高で60cm、具体的には約5〜約35cmであり、より具体的には約5〜約25cm、好ましくは約10〜約25cmである。長手方向部分42は、末端側に向かってより小さな横断方向寸法若しくは直径に先細りしてより柔軟な末端部分に至る。柔軟体44は、基端45および末端46を有するとともに、その末端46は細長いコア部材41の末端部分48の末端47にハンダ51の第1本体によって固定されている。柔軟体44の基端45は、ハンダ52の第2の身体によって、細長いコア部材の長手方向部分42に固定される。柔軟体44の基端45は、末端部分48の末端47の近くにおいて細長いコア部材41の任意の部分に固定することができる。
【0038】
長手方向部分42、および選択的にガイドワイヤ40の細長いコア部材41の全体は、高張力ステンレス鋼若しくはハイテン304ステンレス鋼から作られる。長手方向部分42はまた、その他の高強度金属若しくは合金から作ることができるが、それらの幾つかは析出硬化可能であり、上述したように304ステンレス鋼、MP35NおよびL605を含む。長手方向部分42はまた、ニッケルチタンのような疑似弾性合金から作ることができる。長手方向部分42は、その長さ43の全体にわたってテーパー角度が滑らかに連続的に変化する曲線状の輪郭を有している。長手方向部分42の曲線状の輪郭は、実質的に以下の数式に従う。
【数4】
Figure 0004623906
ここで、Dは開始直径Dの位置から距離Lにある長手方向部分の直径であり、Eはコア部材の材料の弾性係数であり、Cは長手方向部分の境界条件によって決定される定数である。そのような曲線状の輪郭は一般的に、その長手方向部分に沿った位置に関して実質的に線径に変化する剛性を有した長手方向部分42を生じさせる。
【0039】
定数Cは、数式を用いることにより所望の部分の境界条件によって決定される。
【数5】
Figure 0004623906
ここで所望の開始直径D、最終直径D、線形に変化する剛性を有する部分の長さL、およびその部分の材料の弾性係数Eを式に挿入し、次いでこの数式からCを得る。
【0040】
304ステンレス鋼のための典型的な弾性係数は、概ね28×10psiである。本発明の特徴を有した長手方向部分42のための値の一例は、開始直径Dが0.002インチ、最終若しくは終端直径Dが0.013インチ、長手方向部分の長さLが20cm、およびコア部材の弾性係数Eが28×10psiである。
【0041】
Cのために数式を解くと、概ね0.005ポンド-インチの一定値が得られる。本発明の特徴を有した長手方向部分42のための値の他の例は、開始直径Dが0.0025インチ、最終若しくは終端直径Dが0.0076インチ、長手方向部分Lの長さが25cm、およびコア部材の弾性係数Eが30×10psiである。Cのために数式を解くと、概ね0.00049ポンド-インチの一定値が得られる。
【0042】
細長いコア部材41の長手方向部分42において、剛性の実質的に線形な変化を達成するための他の方法は、長手方向部分に沿った慣性モーメントを下記の公式に従って変化させることである。
【数6】
Figure 0004623906
ここでIは開始慣性Iの位置から長さLの位置における細長いコア部材の慣性モーメント、Eはコア材の弾性係数、Cは長手方向部分の境界条件から得られる定数である。定数Cの値は、所望の開始慣性モーメントI、最終慣性モーメントI、剛性が線形に変化する部分の長さL、および弾性係数Eを挿入するとともに、Cのために数式を解くことにより得られる。
【0043】
長手方向部分42若しくは細長いコア部材41上のある点における慣性モーメントは、上述したように円形断面の直径を制御することによって変化させることができる。横断面形状および構造の他の変形は、円形でない横断面を有する実施例においてなすことができる。結局、曲げ剛性は慣性モーメントと弾性係数との積に等しいから、曲げ剛性は、長手方向部分に沿って線形的に変化する剛性を生じさせるために、長手方向部分42または細長いコア部材41に沿って弾性係数を調整することにより制御することができる。
【0044】
図7は、図6に示したガイドワイヤの図6中における7−7破断線に沿った横方向断面図である。細長いコア部材41は、丸い断面を有することが示されている。コア部材41は選択的に、潤滑性コーティング53でコーティングすることができる。コーティング53は好ましくは親水性ポリマーであるが、TFEのようなポリマーから作ることができる。図8は、図6に示したガイドワイヤの図6中における7−7破断線に沿った横方向断面図である。
【0045】
柔軟体44は、細長いコア部材41の末端部分48の周囲に配設された螺旋形コイルの形をしている。細長いコア部材の末端部分48は、末端部分の形状付け性を改善するために平らにされている。
【0046】
図9は、本発明の特徴を有したガイドワイヤ60の立面図である。このガイドワイヤ60は、より柔軟な末端部分64に向かって末端側にテーパー状の複数のテーパー部分63を有した長手方向部分62を有した細長いコア部材61を備えている。遷移点65が隣接するテーパー部分63間に配置されている。柔軟ボデー部材66が末端部分64および長手方向部分62にわたって配置されている。柔軟ボデー66は基端67および末端68を有しており、柔軟ボデーの末端68はハンダ72の第1ボデーによって細長いコア部材61の末端部分64の末端71に固定されている。柔軟体66の基端67は、ハンダ73の第2ボデーによって長手方向部分62に固定されている。柔軟体66の基端67はまた、細長いコア部材61の任意の適切な部分若しくは末端部分64の任意の適切な部分に固定することができる。一つの実施例においては、長手方向部分62の各テーパー部分63は実質的に一定なテーパー角度を有しており、かつ各テーパー部分のテーパー角度はその基端側に隣接するテーパー部分のそれより大きい。テーパー部分の遷移点65若しくは中央点74における長手方向部分62の直径は下記の数式に従う。
【数7】
Figure 0004623906
ここで、Dは、開始直径Dの位置から長さLの遷移点における長手方向部分の直径であり、Eはコア部材の材料の弾性係数であり、Cは長手方向部分の境界条件によって決定される定数である。定数Cの決定は、図6の実施例に関して上述した定数Cの決定と同様に実行される。長手方向部分62若しくはコア部材61のテーパー部分63は、その長さが最高で10インチ、具体的には約0.1〜約5インチ、より具体的には約0.25〜約3インチとすることができる。
【0047】
図10は、本発明の特徴を有しているガイドワイヤ80の立面図である。このガイドワイヤ80は、細長いコア部材81を有している。基端85および末端86を有している形状付けリボン84は、ハンダ88の第1ボデーによって柔軟体83の末端82に固定されている末端86を有している。
【0048】
柔軟体83の基端91および形状付けリボン84の基端85は、ハンダ93の第2ボデーによって長手方向部分92の末端89に固定されている。ガイドワイヤ80は、図6における長手方向部分42と同様に実質的には線形に変化する曲げ剛性を生み出すように構成された長手方向部分92を有している。
【0049】
図11は、典型的なガイドワイヤのコア部材のために決定された値のグラフであり、直径がグラフの垂直軸に沿ってインチで表されており、かつコア部材上の原点からの長さ若しくは軸線方向距離がグラフの水平軸に沿ってインチで表されている。グラフの原点Aにおけるコア部材の直径は、約0.0022インチである。ポイントAは、末端部分の末端におけるコアを表している。コア部材の末端部分は、細長いコアのテーパー状長手方向部分のグラフ上にポイントBによって表されている末端に達するまで基端側に連続している。末端部分とテーパー状長手方向部分との接合部から基端側に進むと、コア部材の直径はこの接合部から長さに比例して増加する。この種のテーパー状の長手方向部分は、その部分の長さの全体にわたって一定なテーパー角度を有する典型的なテーパー状ガイドワイヤ部分の見本である。テーパー直径は、テーパー状長手方向部分が細長いコアの一定な直径部分に出会う、グラフ上にポイントCによって表されている接続部まで基端側に増加する。
【0050】
図12は、図11の細長いコア部材の相対的な曲げ剛性値の軸線方向長さに沿ったグラフである。図12のグラフから分かるように、テーパー状長手方向部分の曲げ剛性のポイントAから始まってポイントCまで基端側に進むプロット線は直線ではない。このプロット線には、ポイントCに接近するに連れて次第により急になる湾曲がある。ポイントCの近くでプロット線は極めて急になるが。これはポイントCの近くにおける曲げ剛性の急激な変化を表している。
【0051】
図13は、曲げ剛性が実質的に線形に変化する長手方向部分を有したコアにおける、ガイドワイヤのコアの直径と、その直径の軸線方向位置との関係を表すプロット線若しくはグラフである。このグラフは、約0.002インチの直径を有するコア部材の長さ0におけるポイントBから始まる。図13のポイントBは、図11のポイントBと同様な開始直径を有している。図13は、それぞれのテーパー角度が実質的に一定な複数のテーパー部分を有した本発明の一実施例における剛性のグラフの見本である。テーパー部分における直径若しくはテーパー角度の変化は、長手方向部分の末端においてより大きくかつ基端側に向かって減少する。グラフの傾斜若しくは各テーパー部分におけるテーパー角度は、末端側に隣接するテーパー部分のそれよりも小さい。図13のグラフによって描写されている、長手方向部分の隣接するテーパー部分間における遷移点の輪郭は下記の公式に従う。
【数8】
Figure 0004623906
ここで、Dは、開始直径Dの位置からの長さLにおける遷移点の長手方向部分の直径であり、Eはコア部材の材料の弾性係数であり、Cは長手方向部分の境界条件によって決定される定数である。
【0052】
図14は、コア部材の典型的な相対曲げ剛性値をコア部材に沿った軸線方向若しくは長手方向位置に対して描写している。コア部材は、曲げ剛性が線形に変化するように構成されたテーパー輪郭を有する長手方向部分を備えている。ポイントBからポイントCに至るプロット線の傾斜は感じられるほどに変化せず、その区間にわたって剛性が一定に変化することを示している。このグラフは、その他のポイントに対して剛性の急激な変化がポイントCにおいて注目される図12の剛性の曲線に見い出されるような、次第により急となる傾斜を表していない。
【0053】
曲げ剛性は様々な方法で測定することができる。曲げ剛性を測定する典型的な方法は、その試料が動かないように固定される固定ブロックからテストする試料を延ばすこと、および試料の自由端、すなわち固定ブロックから離れて配置された端部を予め定めた距離だけを撓ませるために必要な力を測定することを含む。
【0054】
試料の長さに沿って2つのポイントを固定すること、およびその試料の中央部を予め定めた量だけ撓ませるのに必要な力を測定することにより、類似の方法を用いることができる。これらの基本的な方法以外に、試料の自由端に負荷された一定の荷重に起因する撓み量を測定することを含むこと等の多数の変形例が存在することを、当業者は理解するであろう。図14のグラフは1ミリメートル当たりのグラム数によって相対的な曲げ剛性を示しているが、示されている値は上述した方法を用いる特定の被検査装置から得られている。
【0055】
剛性を曲げている測定のその他方法は、全体的な大きさが異なる異なった単位の値を生じさせる。
【0056】
図15は、コア部材の他の実施例の長手方向部分の典型的な相対的曲げ剛性とコア部材に沿った軸線方向位置との関係を描いている。ポイントAからポイントBへのグラフの傾斜は本質的に一定であり、ポイントAからポイントBへの曲げ剛性の変化が実質的に一定であることを示している。
【0057】
様々な柔軟性を有した複数のテーパー状長手方向部分若しくは区分を有することが望ましいこともある。実質的に一定のテーパー角度を有した部分、その長さに沿って実質的に線形に変化する曲げ剛性を有した部分、若しくはその長さに沿った直径が実質的に一定な部分を含む、複数の長手方向部分の任意の組み合わせを用いることができる。図16において、細長いコア部材99の実施例は、実質的に一定の直径を有した末端部分101と基端側に直径が増加する一定なテーパー角度を有した一定テーパー部分102との間にある、曲げ剛性が実質的に線形に変化する長手方向部分100を有している。末端の部分101約3〜約6cmの約0.002〜約0.003インチおよび長さの直径が、そうする実質的には線形に変化する剛性を有した長手方向部分100は、その長さが約15〜約25cmであり、その末端において約0.002〜約0.003インチからその基端において約0.0065〜約0.0085インチへと、基端側に直径が増加するテーパー状である。一定テーパー部分102は、その末端において約0.0065〜約0.0085インチの直径からその基端において約0.012〜約0.014インチの増加した直径へと基端側に増加するテーパー状である。
【0058】
図17乃至図19は、基端部分112および末端部分113を有した細長いコア部材111を備えるガイドワイヤ110を示している。末端部分113は、減少した横断方向寸法へと末端側に向かってテーパー状の曲線テーパー115を有した長手方向部分114を備えている。末端部分116は、長手方向部分114のうち末端117に配設されているが、ガイドワイヤのより形状付け可能な末端を形成するために平らにされている。基端側螺旋形コイル122および末端側螺旋形コイル123の形の選択的な柔軟体121が、細長いコア部材111の末端部分113および末端部分116の周囲に配設されている。基端螺旋形コイル122は、その末端122Aが末端側コイル123の末端123Aにハンダ体121Aによって固定されている。基端螺旋形コイル122の基端122Bは、長手方向部分114上の細長いコア部材111にハンダ体122Cによって固定されている。末端側螺旋形コイル123の末端123Bは、末端部分116の末端124にハンダ体125によって固定されている。ハンダ体125は、ポリマー層126および螺旋形コイル121を末端部分に対して機械的に固定する役割を果たす、末端部分116の横断方向寸法に比較して拡大された体を提供することができる。ポリマー層126は、細長いコア部材111の末端部分113および螺旋形コイル121の周囲に配設されている。潤滑性コーティング127は、細長いコア部材111の外側表面128およびポリマー層126の外側表面131の上に選択に配設される。親水性ポリマーコーティングは、潤滑性コーティング127若しくは他の実施例に関連して本願明細書において論じられる他の任意の潤滑性コーティングのために用いることができる。HYDROGLIDE(商標)およびテフロン(登録商標)のような潤滑性材料もまた、本願明細書において論じられる他の実施例において用いることができる。
【0059】
一つの実施例において、潤滑性のコーティング127は全般的にベース被膜および保護膜を含む。ベース被膜は粘結成分および接続成分を含み、装置の表面に強く固着するとともに保護膜に強く付着するために用いられる。具体的に、粘結成分は保護膜および接続成分の両方に結合し、かつ接続成分は装置の表面に固着する。溶液のような適切な担体内に接続成分および結合成分を含んでいるベース被膜は、装置の表面に最初に塗布される。ベース被膜は例えば結合成分を重合させるための重合放射線に曝されることによって好ましくは重合し、接続成分は粘結成分に付着し、かつ装置の表面に固着して装置上にベース被膜を形成する。装置は、次いで所望の治療的、診断的若しくは親水性の薬剤を含む保護膜がコーティングされる。
【0060】
保護膜は、治療的、診断的若しくは親水性の薬剤とともに蒸発可能な溶液として塗布されて保護膜を形成する。他の実施例においては、装置は連結剤を含む保護膜によってコーティングされ、かつこの連結剤は治療的、診断的若しくは親水性の薬剤に曝されてそれと共に複合体を形成し、それによって本発明の治療的、診断的若しくは親水性のコーティングを形成する。保護膜がベース被膜に固着しているので、生じた治療的、診断的若しくは親水性のコーティングは容易に摩耗することがない。
【0061】
一つの実施例において、ベース被膜は、保護膜内の官能基に共有結合して付着する同種機能性の(homofunctional)の基(group)を有した同種機能性の化合物である粘結成分を含む。好ましい実施例においては、同種機能性の粘結成分は水素引抜機構によって接続成分に融合し、 接続成分は重合開始剤によって活性化されて共有結合により粘結成分に付着する。他の実施例においては、ベース被膜は、共有結合によって接続成分と結合する第1官能基および保護膜内の官能基と共有結合により結合する第2官能基を有した異種機能性な化合物である粘結成分を含む。
【0062】
上述したように、ベース被膜の粘結成分は保護膜に付着する。一つの実施例において、治療的、診断的、親水性若しくは他の活性的な薬剤は、粘結成分の官能基に直接結合する官能基を有する。他の実施例においては、治療的、診断的若しくは親水性の薬剤は、保護膜内の連結剤によって粘結成分に結合する。連結剤は、本質的に官能基を有し、若しくは粘結成分の官能基に付着する官能基を含むように改質される。連結剤は、ベース被膜に結合された後に治療的、診断的若しくは親水性の薬剤に曝され、またはこの連結剤は、ベース被膜に結合する前若しくはその間にこの薬剤にさらされる。
【0063】
アビジン-ビオチン複合体、官能化された(functionalized)リポソーム、マイクロスポンジおよび微小球体を含む、種々の適切な連結剤を用いることができる。
【0064】
アビジンは、少なくとも128のアミノ酸残基から成るポリペプチドである。しかしながら典型的に、単一のポリペプチド鎖は、三つの本質的に同一のポリペプチド鎖と関連してテトラマを形成するサブユニットである。受容体としてのアビジンは、その極めて特異的な配位体であるビオチン、C101623Sと関連して典型的に用いられる。
【0065】
アビジンテトラマは、約1015 1の結合定数を有する非共有結合的相互作用により溶液内において4つのビオチン分子を結合し、その生体内の半減期は約89日であり、かつ有機溶剤によって本質的に乱されない。
【0066】
ビオチン化、若しくはビオチンを共有結合により他の分子に結合するプロセスは、典型的にN-ヒドロキシスクシンイミド結合によって生じる。スペーサ分子は、アビジンとベース被膜との間またはビオチンと治療的若しくは診断的な薬剤との間に、従来知られているように挿入され、アビジン-ビオチン結合を容易にし、または治療的若しくは診断的な薬剤の活性を改善する。アビジンまたはビオチン分子は結合定数を減少させるために化学的に改質され、それによって生体内における解離速度を調整し、そこに結合される治療的若しくは診断的な薬剤の制御された解放をもたらす。
【0067】
アビジンおよびビオチンは、Sigmaのような様々な商業的な供給業者から入手可能である。
【0068】
一つの実施例においては、アビジンは共有結合によりベース被膜の粘結成分に結合し、ビオチン化された蛋白質、抗体、ペプチドまたはオリゴヌクレオチドのようなビオチン化された治療的若しくは診断的な薬剤に結合する。しかしながら、アビジン-ビオチン連結剤は、ベース被膜の粘結成分に共有結合したビオチン部分、および治療的若しくは診断的な薬剤に結合したアビジン部分を有することができる。これに対して、ビオチンはアビジンによってベース被膜および治療的若しくは診断的な薬剤に共有結合し、ビオチンとその多価性によって2つのビオチン部分を一体に結合する。
【0069】
他の実施例においては、ベース被膜が用いられず、全般的に親水性ポリマー、少なくとも一つの無機イオンとのイオン化合物および接続成分を含む親水性のコーティングである潤滑性のコーティング127が設けられる。先に概説した接続成分は、接続成分が装置に融合するとともに親水性ポリマーに架橋するように重合し、装置上に親水性コーティングを形成する。コーティングされた装置が水和すると、このコーティングは水を吸収して非常に潤滑的となるが、親水性ポリマーが融合したネットワークによって固定されることにより水溶性若しくは血液の媒体内では分解しない。さらに、イオン化合物または塩は、橋かけマトリックス内に架橋されていない領域を提供することによって親水性コーティングの潤滑性を増加させる。
【0070】
ポリマーが架橋すると親水性ポリマーの水を吸収する能力は減少するので、塩は親水性ポリマーの架橋を接続成分の架橋ネットワークに分裂させることによってポリマーの潤滑性を強化する。したがって、親水性コーティングが溶剤および塩溶解への曝露によって水和されるときに、これらの架橋されていない領域は親水性ポリマーと相互作用表面(countersurface)、例えば患者の血管壁との間の接触の増加によって追加の潤滑性をもたらす。
【0071】
コーティングは、ポリマー表面を有する任意の装置、例えば従来の材料から形成されたカテーテル、若しくはポリマープライマ被膜を有した金属ガイドワイヤまたはステントのような金属装置塗布することができる。例えば、カテーテルの構成部分は高密度ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、Surlyn(登録商標)のようなポリオレフィン系のイオノマ、拡張バルーン若しくはカテーテル軸を形成するために多用されているナイロン等から形成される。さらに、本発明の治療的、診断的若しくは親水性コーティングは金属装置に直接塗布することができる。例えば、ベース被膜および保護膜を有する本発明の実施例においては、ベース被膜はファンデルワールス力によって装置の金属表面に固着するので、ポリマーのプライマ被膜を用いる必要はない。
【0072】
親水性の薬剤を含む本発明のコーティングの実施例においては、コーティングされた装置は、単独で若しくは粘結成分と組み合わせて用いられる接続成分に起因した、生体組織に対する高い潤滑性がありかつ強く装置表面に結合する優れた親水性のコーティングを有する。ガイドワイヤの場合、コーティングは、遠方の病変に対する装置のアクセス性を高めるとともに、小さな直径のアテローマ性動脈硬化症的な病変を装置が容易に通過できるようにする役割を果たす。
【0073】
細長いコア部材111は、高張力ステンレス鋼、好ましくはハイテン304Vステンレス鋼から作ることができる。細長いコア部材111、および本願明細書において論じられる他のガイドワイヤの実施例における細長いコア部材は、ニッケルチタンのような超弾性および疑似弾性合金、304Vおよび316Lのようなステンレス鋼、析出硬化可能なステンレス鋼、MP35N、L605、Elgiloyのような析出硬化可能な合金を含む、様々な他の適切な材料から作ることができる。細長いコア部材の基端部分112の横断方向寸法は約0.005〜約0.040インチ、具体的には約0.01〜約0.018インチ、より具体的には約0.013〜約0.015インチとすることができる。
【0074】
細長いコア部材の基端部分112の横断方向断面は円形として示されているが、楕円形、三角形、正方形若しくは長方形のような他の任意の適切な断面形状を有することもできる。細長いコア部材の基端部分112の横断方向の寸法は典型的にその長さのしかしながら実質的な部分少なくともにわたって一定である。そして、基端部分はまた、テーパー長手方向部分を有する。
【0075】
細長いコア部材111の末端部分113は、長手方向部分114および末端側に連続した末端部分116を有している。末端部分116は、図示のように細長いコア部材111の延長とすることもできるし、接着剤、エポキシ、ハンダ付け、溶着等によって細長いコア部材に固定される別個の形状付けリボンとすることもできる。長手方向部分114は、末端方向に向かってより小さな横断方向寸法にテーパー状となる曲線状テーパー115を有している。上述したように、細長いコア部材の基端部分は、約0.005〜約0.04インチ、具体的には約0.01〜約0.018インチ、より具体的には約0.013〜約0.015インチの横断方向寸法を有する。長手方向部分114は、長手方向部分の基端において約0.014インチの基準横断方向寸法から、長手方向部分114の末端と末端部分116の基端との間の遷移点において約0.005インチの横断方向寸法へとテーパー状となる。
【0076】
長手方向部分114の曲線状テーパー115は、身体内部空間へガイドワイヤを前進させる間に使用者の触覚的な間隔に対して不都合な影響を及ぼす柔軟性の急激な変化に結びつく横断面の急激な変化のない、柔軟性の滑らかな遷移を生じさせる任意の適切な輪郭とすることができる。曲線状テーパー115の輪郭は、上述したように軸線方向位置に関して剛性の線形的な変化を生じさせる。
【0077】
全般的に、長手方向部分114、および本願明細書において論じるガイドワイヤの実施例のその他の長手方向部分の長さは、細長いコア111の全長に対して重大な値である。より具体的には、長手方向部分の長さは、その部分の位置における細長いコアの横断方向寸法に対して少なくとも2倍若しくは3倍であるべきである。本願明細書において論じられる発明の長手方向部分は全般的に、公知技術のガイドワイヤコアにおけるテーパー角度が一定なテーパー部分間における短い遷移を包含することを意味しない。テーパー角度が一定なテーパー部分間におけるガイドワイヤコアの短い遷移部分は、コアをカットし若しくは研磨するために用いられる工具の不完全さに起因する、曲線を含んだ様々な輪郭を有することができる。本発明の長手方向部分は、上述したように少なくとも細長いコアの横断方向寸法の2〜3倍の、ガイドワイヤの性能に対して重要な影響を生み出すのに十分な長さとすることができる。典型的に、長手方向部分114は、約0.1〜約60cm、具体的には約5〜約35cm、より具体的には約15〜約25cmの長さを有することができる。
【0078】
末端部分116は、形状付け性が生じるように構成されるとともに約0.5〜約15cm、具体的には約2〜約10cm、より具体的には約4〜約6cmのの長さを有することができる。末端部分116、および本願明細書において論じられる本発明のその他の実施例における末端部分は、形状付け性を容易にするとともに使用の間における脱出を妨げるために様々な構造を有する。
【0079】
いくらかの形状は段差テーパー、段差平面、複合テーパー等を含む。末端部分の段差テーパー形状は、単一の段差平面、若しくは好ましくは2〜10、典型的には3〜5のステップを有する複数の段差平面を含むことができる。
【0080】
一つの実施例において、末端部分116は、末端部分の全体にわたってより小さな横断方向の離間へと末端側にテーパー状となる、少なくとも2つの向かい合ったテーパー表面を有することができる。選択的に、末端部分の向かい合ったテーパー表面は、縁部において末端側にテーパー状となるだけでなく、互いに鏡像関係若しくは互いに平行とすることができる。また、テーパー表面は、長手方向に湾曲した輪郭を有することもできるし、長手方向に真っ直ぐな輪郭を有することもできる。
【0081】
末端側の螺旋形コイル123は、少なくともその一部分が、プラチナ-ニッケル若しくはプラチナ-イリジウムタンタル合金のようなX線不透過性の金属から形成することができる。基端側の螺旋形コイル122は、304Vステンレス鋼から作ることができる。基端側螺旋形コイル122と末端側螺旋形コイル123のために適切なその他の材料、および本願明細書において論じられる本発明のその他の実施例の螺旋形コイルのために適切である材料は、金、プラチナ、プラチナイリジウム、タングステン、タンタルのようなX線不透過性の金属および合金と、304および316ステンレス鋼、MP35N、L605およびElgiloy、およびそれらの任意の組み合わせのようなX線透過性の金属を含むことができる。ガイドワイヤための複数のコイル部分の使用および様々なコイル部分を接合する方法は、米国特許第4,538,622号(SSamson他)に見出すことができるが、その全体がこの参照によって本願明細書の開示に含まれるものとする。
【0082】
一般的に柔軟体121は、末端部分116および細長いコア部材111の長手方向部分114の一部を含む末端部分113にわたって柔軟体121を位置決めするために適した内側横断方向寸法を有している。上述したように、螺旋形コイル122および123は、はんだ付けによって細長いコア部材111および末端部分116に固定することができる。
【0083】
しかしながら、螺旋形コイル122および123はまた、互いに、細長いコア部材111、若しくは末端部分116に、エポキシ、接着剤、溶接等によって固定することができる。これに対して、螺旋形コイル122および123は、柔軟体121および細長いコア部材111の末端部分113を覆うポリマー層126によって所定位置に保持することができる。
【0084】
螺旋形コイル122および123は、円形のワイヤ原料、若しくは平らな薄帯および半円形のような他の断面形状を有する材料から作ることができる。螺旋形コイル122,123のワイヤ原料は、約0.0005〜約0.01インチ、具体的には約0.001〜約0.005インチ、より具体的には約0.002〜約0.004インチの横断方向寸法を有することができる。
【0085】
螺旋形コイル122,123は最高で約200%、具体的には約20%〜約100%、より具体的には約55%〜約65%の隣接コイル間隙間を有することができる。本願明細書において用いられるコイル隙間パーセンテージは、コイル材料若しくは原料の厚み若しくは横断方向寸法に対する隣接した巻き部分間距離のパーセンテージとして定義される。例えば、0.003インチの直径を有する円形のワイヤ原料から巻かれた、隣接する巻き部分間の隙間若しくはスペースが0.003インチのコイルは、100パーセントのコイル隙間を有する。
【0086】
隙間を開けた螺旋形コイルに対する代替物は、そのコイルの各巻き部分が隣接するコイル若しくは巻き部分と接触し、ゼロコイル隙間パーセンテージに相当する積み重ねられた螺旋形コイルである。加えて、螺旋形コイル122,123は、部分的に隙間を開けるとともに部分的に積み重ねられ、若しくはその長さ全体にわたって変化するパーセンテージ隙間を有し、またはこれらの変形例の任意の組み合わせとすることができる。上述した螺旋形コイル122,123の任意の特性は、本願明細書に記載される本発明のその他の実施例の螺旋形コイルと共有することができる。
【0087】
ポリマー層126は、完全に若しくは部分的に、細長いコア部材111の末端部分を内部に閉じ込めることができる。ポリマー層は、柔軟体121が無い所で細長いコア部材111の末端部分113と接触する。細長いコア部材111の螺旋形コイル122若しくは123によって覆われる領域において、ポリマー層126は螺旋形コイル上に施されてコイルの内側には入り込まず、若しくはポリマー層126は螺旋形コイル122,123に入り込んで細長いコア部材111と接触するように施され、それによって螺旋形コイルおよび細長いコア部材のポリマー層が施された所を内部に閉じ込める。
【0088】
ポリマー層126はまた、螺旋形コイル122,123、若しくは任意の類似した柔軟体121内に、所望の中間の度合いで入りこむように構成することができる。例えばポリマー層126は、螺旋形コイル122,123内に完全に入り込むが、細長いコア部材111若しくは末端部分116と接触しないように構成することもできる。ハンダ体125は選択的に、ハンダ体125を部分的に露出させるために、ポリマー層126によってコーティングされないまま残すこともできる。
【0089】
ポリマー層126は、細長いコア部材111の基端部分112の寸法と同様の外側横断方向寸法を有しており、カテーテル管腔、身体内部の経路等の内側を軸線方向に滑らかに並進させる実質的に一定の外側横断方向寸法をガイドワイヤに与える。ポリマー層126の外側横断方向寸法はまた、ガイドワイヤ110の変更を加える領域にわたってテーパー状の外側寸法を生じさせるために、その軸長に沿って変化させることができる。そのようなテーパー状の外側寸法は、末端側に若しくは基端側に向かって減少した横断方向寸法にテーパー状となるように構成することができる。
【0090】
ポリマー層126、および本願明細書において論じる任意のポリマー層は、ポリウレタン熱可塑性エラストマを含むポリウレタン;ポリアミド(ナイロン);ポリエーテル;ポリエステル;ポリアセタール;ポリアクリレート;メタクリル酸;セルロース誘導体;フッ素樹脂;エポキシ;ケトン-ベースの樹脂およびポリマー;ポリイミドベースの樹脂およびポリマー;ビスマレイミド;ニトリル;ポリアリーレート;ポリカーボネート;液晶ポリマー;ポリブチレンテレフタレートおよびポリエチレンテレフタレートを含むテレフタレート樹脂およびポリマー;ポリエーテルイミド;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリブタジエンを含むポリオレフィン;ポリスチレンおよびポリ塩化ビニルを含むポリビニル;エラストマ特に熱可塑性のエラストマ;シリコーン;ゴム;イオノマ;セラマー;樹枝状ポリマー;および派生物、コポリマー、マルチポリマー、前掲した樹脂およびポリマーの各グループ内および各グループ間における任意の配合物および/または混合物を含む、種々の適切なポリマーから作ることができる。
【0091】
たわみ率、硬度およびX線不透過性のような物理的な特性を制御するために、上述した任意のポリマーを添加剤とともに装填することができる。ポリマー層126のショア硬さは、約50A〜約55D、好ましくは約50D〜約80A、より好ましくは約85A〜約95Aにわたる値とすることができる。
【0092】
ポリマー層126の軸線方向の長さはガイドワイヤの長さ全体を覆うように構成することができるが、一般的には末端部分113と同軸に延びる長さを有する。ポリマーコーティングの軸線方向長さは、典型的に約5cm〜約50cm、好ましくは約10〜約45cm、より好ましくは約30〜約40cmである。ポリマー層126、および本願明細書において論じる他の任意のポリマー層は、熱シュリンク、ディッピング、吹付け、塗装、蒸着、共押出、モールド成形等によって施すことができる。ポリマー層126は、実質的に一定な外径を有するポリマー層を生じさせるとともに滑らかで連続的な外側表面を生じさせる押出工法によって施されるポリウレタンとすることができる。そのようなプロセスは、本願明細書において後述される。
【0093】
図20乃至図22は、基端部分142および末端部分143を有した細長いコア部材141を備えたガイドワイヤ140を示している。末端部分143は、末端側に向かって減少した横断方向寸法にテーパー状の曲線状テーパー145を有した長手方向部分144を備えている。末端部分146は、長手方向部分144のうちガイドワイヤ140のより形状付け可能な末端を形成するために平らにされた末端147に配設されている。螺旋形コイル151の形の選択的な柔軟体は、細長いコア部材141の末端部分143の周囲に配置される。この螺旋形コイル151は、基端152および末端153を有している。第1ポリマー層156は、細長いコア部材141の末端部分143および螺旋形コイル151の周囲に配置されている。第2ポリマー層157は、第1ポリマー層156の外側表面161の周囲に配置されている。
【0094】
潤滑性コーティング162は選択的に、細長いコア部材141の外側表面163上、および第2ポリマー層の外側表面164上に配設される。いくつかの実施例において、第1ポリマー層156および第2ポリマー層157の材料および寸法は、ガイドワイヤ140の製造を容易にするとともにガイドワイヤの性能を高めるために異なった特性を有するように選ぶことができる。一つの実施例において、第1のポリマー層156は、紫外線硬化可能な材料、具体的には紫外線硬化可能ポリウレタンから製造することができるが、それはガイドワイヤの末端部分143にわたってディッピング若しくは吹付けによって付加し、次いでこの材料を紫外線に曝すことによって硬化させることができる。薄い紫外線接着剤等を末端部分143および螺旋形コイル151に付加して硬化させることは、末端部分143に対する螺旋形コイル151の動きを減少させ、第2ポリマー層157を付加するときの部分組立をより安定される。加えて、紫外線硬化可能ポリマー、具体的には紫外線硬化可能ポリウレタンの薄膜層は、末端部分143に付加されるとともに螺旋形コイル151を末端部分143に対して位置決めする前に硬化される。紫外線硬化可能ポリウレタンのそのような薄膜層等は、第2のポリマー層157を付加する際に末端部分143に接触して固着することを防止する。このことは、ガイドワイヤ140の組立の間に積み重なる応力を軽減するとともに改善された取り扱い特性をもたらす。また、第1ポリマー層156は、同様の結果を達成するために、付加する間に第2のポリマー層157が末端部分143に固着することを防止する潤滑性の材料の薄膜層から構成することができる。そのような潤滑性材料の1つの実施例は、シリコーン油等である。
【0095】
ポリウレタンのようなポリマーを付加するために用いる多くのコーティングプロセスは、螺旋形コイルの形状を変形させ得る機械的応力に螺旋形コイル151を曝す。第1のポリマー層156としての紫外線硬化可能な接着剤の浸漬若しくはスプレー塗装による付加は、この問題を取り除く。第1ポリマー層および第2のポリマー層はまた、他の実施例のポリマー層に関して上述したような様々な他の適切な材料から作ることができる。言及された相違点を除いて、ガイドワイヤ140の様々な要素の特長、寸法、材料およびそれらの任意の変形例は全般的に、上述したガイドワイヤ110の同様な要素の特長、寸法、材料および変形例と同じとすることができる。
【0096】
図23乃至図25は、基端部分172および末端部分173を有した細長いコア部材171を備えたガイドワイヤ170を示している。末端部分173は、減少した横断方向寸法へと末端側にテーパ状の曲線テーパー175を有した長手方向部分174を備えている。末端部分176は、長手方向部分174のうちガイドワイヤのより形状付け可能な末端を形成するために平らにされた末端177に配設されている。螺旋形コイル181の形の柔軟体は細長いコア部材171の末端部分173の周囲に配設されるとともに基端182および末端183を有している。螺旋形コイル181は、ハンダ体185によって、その末端183が末端部分176の末端184に取り付けられている。螺旋形コイル181の末端183は、ハンダ体185による末端部分176への取り付けを容易にするために積み重ねられた部分186を有している。
【0097】
螺旋形コイル181の隙間を開けた部分187は、積み重ねられた部分186の基端側に隣接して配設されている。ポリマー層191は、細長いコア部材171の末端部分173および螺旋形コイル181の周囲に配設されている。潤滑性コーティング192は、細長いコア部材の外側表面193およびポリマー層の外側表面194上に選択的に配設される。
【0098】
言及される相違点を除き、ガイドワイヤ170の様々な要素の特長、寸法、材料およびそれらの任意の変更は全般的に、上述したガイドワイヤ110および140の同様の要素の特長、寸法、材料およびそれらの変形例と同じとすることができる。
【0099】
図26乃至図28は、基端部分202および末端部分203を有した細長いコア部材201を備えるガイドワイヤ200を示している。末端部分203は、減少した横断方向寸法へと末端側にテーパ状の曲線テーパー205を有した長手方向部分204を備えている。末端部分206は、長手方向部分204のうちガイドワイヤのより形状付け可能な末端を形成するために平らにされた末端207に配設されている。螺旋形コイル211の形の柔軟体は、細長いコア部材201の末端部分203の周囲に配設されるとともに、基端212および末端213を有している。螺旋形コイル211は、ハンダ体215によってその末端213が末端部分206の末端214に取り付けられている。
【0100】
螺旋形コイル211の末端213は、ハンダ体215による末端部分206への取り付けを容易にするために積み重ねられた部分216を有している。螺旋形コイル211の隙間を開けた部分217は、積み重ねられた部分216の基端側に隣接して配置されている。ポリマー層221は、細長いコア部材201の末端部分203および螺旋形コイル211の周囲に配設されている。潤滑性コーティング222は、細長いコア部材201の外側表面223およびポリマー層221の外側表面224上に選択的に配設される。
【0101】
細長いコア部材201上に規則的な間隔で配設されているものはX線不透過性のマーカー225である。X線不透過性のマーカー225は、様々な材料から形成するとともに様々な形状とすることができる。X線不透過性のマーカー225は、X線不透過性の金属、または接着剤、ポリマー若しくはタングステン等のようなX線不透過性の粉末材料が添加されたインクでから製造することができる。X線不透過性のマーカー225の寸法は、所望の映像技術による正確な可視化のために適切であるべきである。
【0102】
典型的に、X線不透過性のマーカーの長さは約0.1〜約5mm、具体的には約0.5〜約2mm、より具体的には約1〜約1.5mmとすることができる。X線不透過性のマーカー225の横断方向寸法は約0.002〜約0.04インチ、具体的には約0.003〜約0.02インチとすることができる。
【0103】
しかしながら、留意されるべきことは、X線不透過性マーカー225の横断方向寸法が全般的に細長いコア111のうちその上にマーカーが配設される部分の横断方向寸法と実質的に比例するということである。したがって、ガイドワイヤ200のX線不透過性マーカー225の横断方向寸法は、細長いコア部材111の横断方向寸法の変化と同様に変化する。
【0104】
X線不透過性マーカー225の軸線方向隙間は、最高で50mm、具体的には約1〜約20mm、より具体的には約5〜約15mmとすることができるが、10mmの隙間が典型的である。しかしながら、任意の所望の予め定められた隙間を用いらることができる。規則的な間隔で配設されたX線不透過性マーカー225を有する細長いコア部材201の総計は、最大でコア部材201長さ全体、具体的にはコア部材の約1〜約20cm、より具体的にはコア部材の約2〜約10cmとすることができる。言及される相違点を除いて、ガイドワイヤ200の様々な要素のための特長、寸法、材料およびそれらの任意の変形は全般的に、上述したガイドワイヤ110,140および170の同様の要素の特長、寸法、材料およびそれらの変形と同じとすることができる。
【0105】
図29乃至図31は、基端部分232および末端部分233を有した細長いコア部材231を備えるガイドワイヤ230を示している。末端部分233は、減少した横断方向寸法へと末端側にテーパ状の曲線テーパー235を有した長手方向部分234を備えている。末端部分236は、長手方向部分234のうちガイドワイヤのより形状付け可能な末端を形成するために平らにされた末端237に配設されている。螺旋形コイル241の形の柔軟体は、細長いコア部材231の末端部分233の周囲に配設されるとともに、基端242および末端243を有している。
【0106】
螺旋形コイル241は、X線不透過性の材料から形成するこことができるとともに、螺旋形コイル241の隣接した隙間無し部分247よりも大きな隙間を隣接したコイル間に有する隙間部分246を有している。隙間部分246は、隙間無し部分247のX線不透過に対してより低いX線不透過性の領域をもたらしている。隙間無し部分247は、隣接するコイルが互いに接触し若しくはほとんど接触するように積み重ね、若しくは単に隙間部分246のコイルよりも小さい隙間とすることができる。
【0107】
X線透過性材料は、螺旋形コイルの隙間部分に配設することができる。X線透過性材料は選択的であるが、細長いコア部材231および末端部分236への螺旋形コイル241の固定を容易にするために望ましい。ハンダ251の第1X線透過性体およびハンダ252の第2X線透過性体は、螺旋形コイル241を末端部分236に固定する状態で示されている。X線透過性のハンダ251および252の第1体および第2体は、ガイドワイヤの構成部品を固定するために従来知られている一般的な銀鑞から製造することができるが、任意の適切な接続材料を用いることができる。
【0108】
ポリマー層253は、細長いコア部材231末端部分233および螺旋形コイル241の周囲に配設されている。潤滑性コーティング254は、細長いコア部材231の外側表面255およびポリマー層253の外側表面256上に選択的に配設される。螺旋形コイル241の隙間部分24若しくは隙間無し部分247の軸線方向長さおよび隙間は、上述したガイドワイヤ200のX線不透過性マーカー225の長さおよび軸線方向隙間と同様とすることができる。言及される相違点を除き、ガイドワイヤ230の様々な要素の特長、寸法、材料およびそれらの任意の変形は、上述したガイドワイヤ110の同様の要素の寸法、材料およびそれらの変形例と同じとすることができる。
【0109】
図32乃至図34は、基端部分262および末端部分263を有した細長いコア部材261を備えるガイドワイヤ260を示している。末端部分263は、減少した横断方向寸法へと末端側にテーパ状の曲線テーパー265を有した長手方向部分264を備えている。末端部分266は、長手方向部分264のうちガイドワイヤのより形状付け可能な末端を形成するために平らにされた末端267に配設されている。螺旋形コイル268の形の柔軟体は、細長いコア部材の末端部分263の周囲に配設されている。螺旋形コイル268は、X線透過性材料から形成されるとともに、螺旋形コイル268の隣接した隙間無し部分よりも隣接するコイル間の隙間がより大きい隙間部分274を有している。隙間無し部分275は、隣接するコイルが互いに接触し若しくはほとんど接触するように積み重ね、若しくは単に隙間部分274におけるコイルよりも小さな隙間とすることができる。
【0110】
ハンダ276の第1X線不透過性体およびハンダ277の第2X線不透過性体は、細長いコア部材の末端部分263に螺旋形コイル268を固定する状態で示されている。X線不透過性のハンダ276および277の第1体および第2体は、X線不透過性の金ハンダ、X線不透過性を有した任意の他の結合材から製造することができる。臨床的な処置の間における身体内部構造の測定を容易にするべく規則的な間隔のX線不透過性マーカーの長手方向の配列を形成するために、任意のハンダのX線不透過性体を螺旋形コイル268の同様の数の隙間部分274内に配設することができる。
【0111】
典型的に、ガイドワイヤ230はその末端部分263上に、約2〜約20のそのようなX線不透過性マーカーを有する。ハンダ276および277のX線不透過性体の軸線方向長さおよび隙間は、上述したガイドワイヤ200のX線不透過性マーカー225の軸線方向長さおよび隙間と同様若しくは同一とすることができる。ポリマー層278は、細長いコア部材261の末端部分263および螺旋形コイル268の周囲に配設されている。潤滑性コーティング279は、細長いコア部材261の外側表面281およびポリマー層278の外側表面282上に選択的に配設される。言及される相違点を除き、ガイドワイヤ260の様々な要素の特長、寸法、材料およびそれらの任意の変形例は、上述したガイドワイヤ110の同様の要素の特長、寸法、材料および変形例と同じとすることができる。
【0112】
図35および図36は、複数のX線不透過性長手方向部分285およびX線透過性長手方向部分286を有したポリマー管状部材284を示している。ポリマー管状の部材284は、単一部分として押出し成形することができるし、若しくは結合され若しくは一体に溶解される個々の部分から作ることもできる。
【0113】
部分285,286の長さおよび隙間は、処置の間に患者の体内構造の所望の境界を与えるように選ぶことができる。
【0114】
典型的に、ポリマー管状部材284は、X線不透過性の長手方向部分285において、タングステン粉末等のX線不透過性の材料が添加されたポリウレタンのようなポリマーから作ることができる。部分285,286の軸線方向長さおよび隙間は、上述したガイドワイヤ200のX線不透過性のマーカー225の軸線方向長さおよび隙間と同じとすることができる。
【0115】
図37および図38は、基端部分292および末端部分293を有した細長いコア部材291を備えたガイドワイヤ290を示している。末端部分293は、減少した横断方向寸法へと末端側にテーパ状の曲線テーパー294を有している。
【0116】
ポリマー管状部材295の形の柔軟体は、細長いコア部材291の末端部分293の周囲に配設されるとともに、選択的に適切な接着剤によってそこに固定される。ポリマー管状部材295は、複数のX線不透過性長手方向部分296およびX線透過性長手方向部分297を有している。ポリマー管状部材295は、単一部分として押出し成形することもできるし、結合され若しくは一体に溶解される個々の部分から作ることもできる。
【0117】
ポリマー管状部材295の特長、寸法および材料は、上述したポリマー管状部材284の特長、寸法および材料と同一若しくは同様とすることができるが、処置の間に患者の体内構造の所望の境界を与えるように選択されるべきである。
【0118】
ポリマー層298は、細長いコア部材291の末端部分293およびポリマー管状部材295の周囲に配設されている。潤滑性コーティング299は、細長いコア部材291の外側表面301およびポリマー層298の外側表面302上に選択的に配設される。言及される相違点を除き、ガイドワイヤ290の様々な要素の寸法、材料およびそれらの任意の変形例は全般的に、上述したガイドワイヤ110の同様の要素の寸法、材料およびそれらの変形例と同じとすることができる。
【0119】
図39は、基端部分312および末端部分313を有した細長いコア部材311を備えるガイドワイヤ310を図示している。末端部分313、減少した横断方向寸法へと末端側にテーパ状の長手方向部分314を有している。選択的に、長手方向部分314の末端314Aから延びることができる、平らにされた形状付け可能な末端部分315がある。末端部分315の末端315Aは、接着剤によって柔軟体316の末端316Aに固定されて丸い末端チップ317を形成している。言及される相違点を除いて、ガイドワイヤ310の様々な要素の寸法、材料およびそれらの任意の変形例は、全般的に上述したガイドワイヤ110の同様の要素の寸法、材料およびそれらの変形例と同じとすることができる。
【0120】
柔軟体316は、コア部材311の末端部分313の周囲に配設されてそこに固定されるとともに、少なくとも一つのポリマー層316Bを有する。ポリマー層316Bは、ポリマー層の付加に関して上述した方法によって、若しくは滑らかで連続した表面を生じさせる他の任意の適切な手段によって、末端側コア部分に付加される。ポリマー層316Bのための適切なポリマー材料は、上述したポリマー層126に関して前述した材料を含むことができる。ポリマー層316Bの厚みは、約0.0005インチ〜約0.0060インチ、好ましくは約0.0010インチ〜約0.0030インチの範囲にわたる。ポリマー層316Bは、丸められた末端側チップ317から基端側に向かって、約5〜約35cmの長さとすることができる。X線不透過性層316Cは、細長いコア部材111の末端部分113の周囲に配設される。
【0121】
X線不透過性層316Cは、軸線方向に断続的に示されているが、X線不透過性材料の螺旋形コイル若しくは帯から製造することができる。
【0122】
図40乃至図41に示すように、柔軟体316は、細長いコア311の末端部分313の周囲に配設される第1ポリマー層318と、第1ポリマー層318の周囲に配設される第2ポリマー層319とから製造することができる。
【0123】
X線不透過性層320Aは、第1ポリマー層318と第2ポリマー層319との間に配設される。X線不透過性層320Aは、軸線方向に断続的であるとして例示されているが、X線不透過性材料の螺旋形薄帯コイル若しくは帯から作ることができる。図42は、X線不透過性層320 Bが軸線方向に連続的である他の実施例を図示している。X線不透過性層320Bは、第1ポリマー層318と第2ポリマー層319との間に挟まれている。X線不透過性の316C層、320Aおよび320Bの厚さは約0.0005インチ〜約0.0040インチ、好ましくは約0.0015インチ〜約0.0025インチの範囲にわたる。
【0124】
図40A乃至図41は、実施例を図示している。柔軟体316は、軸線方向に予め定められた間隔で隙間を開けているX線不透過性要素321から形成されたX線不透過性層320を有している。X線不透過性要素321は、好ましくは帯形であり、かつ細長いコア111の周囲に配置されている。X線不透過性要素321は、約0.0005インチ〜約0.0040インチ、具体的には約0.0015インチ〜約0.0025インチの厚みを有することができる。X線不透過性要素321は、その幅を約0.5〜5mm、具体的には1〜2mmとすることができるとともに、軸線方向に約0.2〜約2cmの隙間を開けることができる。X線不透過性層320Aは、開放状態に巻かれるとともにそれぞれの巻き部分が互いに接触しない引き延ばされた螺旋状の薄帯の形とすることができ、および螺旋形の薄帯の厚さは約0.0005インチ〜約0.0040インチ、好ましくは約0.0015インチ〜約0.0025インチとすることができる。X線不透過性層320Aに適した螺旋形の薄帯はその幅が約0.5〜2mmで、かつ螺旋形の薄帯の各巻き部分は約1〜約15mm離すことができる。
【0125】
X線不透過性層316C,320A,320Bは、白金、金、イリジウム、パラジウム、タンタル、タングステン若しくはそれらの合金のようなX線不透過性の金属から形成することができる。従来の非金属のX線不透過性材料もまた用いることができる。さらに、X線不透過性層316C,320Aおよび320Bは、上述したようなX線不透過性材料を添加したポリマーから製造することができる。
【0126】
柔軟体316は、細長いコア部材111の末端部分113に直接に付加することができるが、それらを最初にどこか他の所で形成し、次いで適切な取付け手段、好ましくは接着剤若しくは熱収縮によって細長いコア部材に付加することもできる。細長いコア部材111は、ステンレス鋼、NITINOL、MP35N、L650、Elgiloy若しくは他の材料、またはそれらの組み合わせのような、強度は高いが柔軟な材料から形成することができる。
【0127】
一般に、ガイドワイヤ310の全長は、冠状血管に使用するものにおいて約80〜約320cm、好ましくは約160〜約200cmにわたる。
【0128】
ガイドワイヤ310は、商業上の標準的な長さである175、190および300cmで製造することができる。ガイドワイヤ310の末端部分113は、約1〜約30cm、好ましくは約2〜約10cmの長さとすることができる。ガイドワイヤの外側直径は用途によって変化するが、典型的には約0.008〜約0.035インチ(0.2〜0.9mm)である。テーパーの数、長さおよび直径は、同様に変化する。
【0129】
上述したように、滑らかで連続的な外側表面を生じさせる装置およびプロセスによって付加された、上述した実施例のポリマー層を有することが望ましい。
【0130】
図43乃至図46は、上述したガイドワイヤの実施例のような細長い身体内部装置412にポリマーコーティング411を付加するためのポリマーコーティング装置410を図示している。ガイドチューブ組立体413は、ガイドチューブ組立体の取付台414に取り外し可能に固定される。ガイドチューブ組立体の取付台414は、典型的に鉛直な表面である取付表面415に固定されるが、任意の所望の形状若しくは方向を有することができる。ヒーター部材416は、ガイドチューブ組立体413のガイドチューブハウジング417と熱交換可能に固定されて、ガイドチューブ組立体413の所望の部分に熱エネルギーを供給する役割を果たす。ガイドチューブ組立体413は、入力端418および出力端419を有したガイドチューブハウジング417を備えている。出力端部419はねじ端部422を有し、入力端418はリテーナリップ423を有している。リテーナキャップ424は、ガイドチューブハウジング417の出力端部419のねじ端部422上に螺着されている。
【0131】
ガイドチューブハウジング417は、ステンレス鋼、Vespel(登録商標)のような機械加工可能な断熱材料若しくは他の任意の適切な、伝導性の材料から製造することができる。図44に示すように、ガイドチューブハウジング417内において、入力端部426、出力端部427およびその内部に配設されたガイドチャンバ428を有するガイドチューブ425は、ガイドチューブハウジング417のリテーナリップ423とは反対方向に配設されたガイドチューブ25の入力端部を有している。入力端部432および出力端部433を有したダイ431は、ガイドチューブ425の出力端部427がダイ431の入力端部432と反対方向となるようにガイドチューブハウジング417内に配設される。入力端部435および出力端部436を有した選択的なセンタリングインサート434は、センタリングインサート434の入力端部435がダイ431の出力端部433と反対方向となるようにガイドチューブハウジング417内に配設される。センタ穴437を有したリテーナキャップ424は、ガイドチューブハウジング417内にガイドチューブ425、ダイおよびセンタリングインサート434を保持するために、ガイドチューブハウジング417のねじ部422上に螺着される。
【0132】
一つの実施例においては、ガイドチューブ425は約0.5〜約5インチ、具体的には約1.0〜約3.0インチの長さを有している。ガイドチューブ425、ダイ431およびセンタリングインサート434は、約0.03〜約0.2インチ、具体的には約0.05〜約0.1インチの外側直径を有することができる。実施例のガイドチューブ425は、約0.005〜約0.015インチの肉厚を有することができる。他の実施例においては、長さ、外径およびガイドチューブ425の肉厚は、上述した寸法から所望の用途に合わせた寸法に変化することができる。ガイドチューブ425、ダイ431およびセンタリングインサート434は、使い捨て可能とするとともに、PI、PTFE、LCP若しくはPEEKのような高温重合体から製造することができる。
【0133】
図43に最も良く示されているように、引張り装置440は、ガイドチューブ組立体413の出力端441に隣接して配設されるとともに、細長い身体内部装置412を一時的に引張り装置440に固定するためのダイ431の内側管腔444の長手方向軸443と同軸なクランプ442を有している。クランプ442は、細長い身体内部装置412がダイ431の内側管腔444内で芯出しされるように、細長い身体内部装置412の所望の部分を一時的に引張り装置440に固定する。引張り装置440は、引張り装置通路445上にスライド自在に配設され、かつ引張り装置通路445と機械的に係合するとともにガイドチューブ組立体413の長手方向軸447に沿って引張り装置440を動かすモータ446を有している。
【0134】
押しチューブアクチュエータ452および押しチューブ453からなるカートリッジ前進機構451は、ガイドチューブ組立体413の入力端454に隣接して配設されている。押しチューブアクチュエータ452は押しチューブ453に機械的に連結されているが、この押しチューブ453は接触端部455およびアクチュエータ側端部456を有している。押しチューブ453は、ガイドチューブ425のガイドチャンバ428内にスライド自在に配設された接触端部455を有するように構成されるとともに、ガイドチャンバ428内に配設された押出成形可能ポリマーのカートリッジ457に対して押出方向に力を負荷する。押出方向は、矢印458によって示されているように、ガイドチューブ組立体413の入力端454からガイドチューブ組立体413の出力端441へと定義されている。
【0135】
押しチューブアクチュエータ452は、押しチューブ453の内側管腔463の長手方向軸462がダイ431の長手方向軸443および押出成形可能ポリマーのカートリッジ457の内側管腔465の長手方向軸464と同軸となるように、押しチューブアクチュエータ通路461上にスライド自在に配設されている。押しチューブアクチュエータモータ466は、押しチューブアクチュエータ452上に配設されるとともに、押しチューブアクチュエータ通路461上において押しチューブアクチュエータ452をガイドチューブ組立体413の長手方向軸447に沿って並進させることができるように押しチューブアクチュエータ通路461に機械的に連結されている。
【0136】
細長い身体内部装置412は、センタリングインサート434の内側管腔467、ダイ431の押出しオリフィス468、押出成形可能ポリマーカートリッジ457の内側管腔465、および押しチューブ453の内側管腔463内に配設されている。細長い身体内部装置412はまた、ガイドチューブ組立体413の長手方向軸447に沿って配設されるように示されている。
【0137】
細長い身体内部装置412がガイドチューブ組立体413の長手方向軸447からオフセットされるような、その他の配置構造もまた用いることができる。
【0138】
コンピュータ471は電子制御装置472と電気的に連通しているが、この電子制御装置472はヒーター部材416と熱的に連通するように配設された温度センサ473、引張り装置440上に配設された引張り装置位置インジケータ474、および押しチューブアクチュエータ452上に配設された押しチューブアクチュエータ位置インジケータ475と電気的に連通している。温度センサ473は、ヒーター部材416の温度を示す電気信号をコンピュータ471に供給する。引張り装置位置インジケータ474は、ガイドチューブ組立体413の出力端部441に対する引張り装置440の位置を示す電気信号をコンピュータ471に供給する。押しチューブアクチュエータ位置インジケータ475は、ガイドチューブ組立体413の入力端部454に対する押しチューブアクチュエータ452の位置を示す電気信号をコンピュータ471に供給する。加えて、コンピュータ471は、コンピュータ471からの信号がヒーター部材416への電力の総量、引張り装置440の並進運動の速度および方向、および押しチューブアクチュエータ452の並進運動の速度および方向を制御することができるように、制御装置472と電気的に連結される。
【0139】
このようにして、コンピュータ471は、ヒーター部材416の温度、ガイドチューブ組立体413を通る細長い身体内部装置412の引張り速度、および押出成形可能ポリマーカートリッジ457のガイドチャンバ428内への押出し方向の送り速度を、繰り返し可能に制御するようにプログラムすることができる。このことは、一貫したコーティングを得るためのコーティングプロセスの全体をコンピュータ471が繰り返し可能に制御することを可能とする。コンピュータ471は、標準的なパーソナルコンピュータ、またはカスタムメイドの集積回路等のような任意の適切な代替物とすることができる。加えて、コンピュータ471の機能は、所望のヒーター部材416の温度、引張り装置440の引張り速度、および押しチューブアクチュエータ452の送り速度を繰り返し可能にもたらす適切な構造の標準アナログ回路によって実行することができる。
【0140】
使用の際には、リテーナキャップ424はガイドチューブハウジング417から取り除かれる。
【0141】
ガイドチューブ425は、ガイドチューブ425の入力端426がガイドチューブハウジング417のリテーナリップ423と接触し、かつ押しチューブ453の接触端部455がガイドチューブ425の入力端部においてガイドチューブチャンバ428内に入るまで、ガイドチューブハウジング417の出力端部419からガイドチューブハウジング417内に装填される。押出成形可能ポリマーカートリッジ457は、次いで押しチューブ453の接触端部455に接触するまでガイドチューブ425の出力端部においてガイドチャンバ428内に装填される。次に、ダイ431の入力端部432がガイドチューブ425の出力端部427に隣接するように、ダイ431はガイドチューブハウジング417に装填される。センタリングインサート434は、次いでセンタリングインサート434の入力端部435がダイ431の出力端部433に隣接するように、ガイドチューブハウジング417内に装填される。リテーナキャップ424は、次いで元に戻されてガイドチューブ425、押出成形可能ポリマーカートリッジ457、ダイ431およびガイドチューブハウジング417内のセンタリングインサート434を閉じ込める。
【0142】
次いで、細長い身体内部装置412はセンタリングインサート434の内側管腔467、押出しオリフィス468およびダイの内側管腔444、押出成形可能ポリマーカートリッジ457の内側管腔465、および押しチューブ453の少なくとも一部の内側管腔463を介して挿入される。次いで、細長い身体内部装置412は、一時的にクランプ442によって引き上げ装置440に固定される。ダイ431の所望部分、ヒーター部材416に隣接するガイドチューブ425および押出成形可能ポリマーカートリッジ457を加熱するヒーター部材416に電力を供給することによって、コーティングサイクルが開始される。
【0143】
ヒーター部材416からの熱エネルギーは、ダイ431に単独に、ダイ431およびガイドチューブ425の出力端部427、若しくはダイ431およびガイドチューブ425の任意の所望の部分に接続される。また、センタリングインサート434、ダイ431およびガイドチューブ425に沿って温度勾配を生成することは、いくつかの実施例において有用である。一つの実施例においては、ダイ431およびガイドチューブ425の出力端部427上に大部分の熱エネルギーを集中することが好ましい。
【0144】
押出成形可能ポリマーカートリッジ457に熱エネルギーが伝達されると、それは溶融ゾーン457Aにおいて軟化若しくは溶融を開始することができる。押出成形可能ポリマーカートリッジ457のダイに隣接する部分が所望の温度若しくは粘度またはその両方に接近すると、押出成形可能ポリマーカートリッジ457に押出方向の力が負荷される。このことは、押出成形可能ポリマーカートリッジ457の溶融ゾーン457A内の軟化し若しくは溶融したポリマー材料を、入力端部432およびダイ431の内側管腔444の内部、および細長い身体内部の装置412上に押動する。押出成形可能ポリマーカートリッジ457上に押出方向の力が作用し始めると、押出成形可能ポリマーカートリッジ457が加熱され、溶融してダイ431内に押し込まれるにつれて、細長い身体内部装置412は同時に押出方向に進められる。溶融した押出成形可能ポリマーカートリッジ457は、矢印457Bで示すように半径方向の内側に向かって動いている細長い身体内部装置412に付加される。図44に示すように、押出成形可能ポリマーカートリッジ457は、溶融ゾーン457Aにおいて矢印457Bで示すようにあらゆる方向から均一に付加される。この半径方向内側に均一に分配された力は、押出成形可能ポリマーカートリッジの管腔が押出成形可能ポリマーカートリッジ457の長手方向軸464およびダイ431の長手方向軸443と同軸であると、ポリマコーティング411の同軸度の維持を助ける。このコーティングプロセスは、細長い身体内部装置412の所望の部分がコーティングされるまで連続的に実行される。このプロセスは、押出成形可能ポリマーカートリッジ457の枯渇、押出成形可能ポリマーカートリッジ上への押出方向の力の中断、若しくは細長い身体内部装置412の末端476のダイ431の通過によって終了する。
【0145】
図43乃至図46に示されるポリマコーティング装置410の実施例においては、押出成形可能ポリマーカートリッジ457上への押出方向の力は、押しチューブアクチュエータ452に機械的に接続されている押しチューブ453の接触端部455によって負荷される。押しチューブアクチュエータ452に対する1つの代替案は、選択的な一定力ばね477によって実質的に一定の力を押しチューブ453に対して押出方向に負荷することである。
【0146】
この一定力ばね477は、押しチューブ453、押しチューブアクチュエータ452、ガイドチューブ組立体の取付台414若しくは取付け表面415の任意の適切な部分に固定することができる。コーティングサイクル内の適切な時間において一定力ばね477から押出し方向への力を取り出すために適切なトリガー機構を用いることができる。
【0147】
コーティングサイクルが完結すると、細長い身体内部装置412はガイドチューブ組立体413および引き上げ装置440から取り除かれる。ガイドチューブハウジング417のリテーナキャップ424は、使われたダイ431、センタリングインサート434、ガイドチューブ425および押出成形可能ポリマーカートリッジ457と同様に取り外される。次いで押しチューブ453が本来の位置に取り付けなおされるとともに、新しいガイドチューブ425、押出成形可能ポリマーカートリッジ457、ダイ431およびセンタリングインサート434がガイドチューブハウジング417内に装填される。ダイ431、ガイドチューブ425若しくはセンタリングインサート434を再利用することも可能である。また、新しいガイドチューブ425、ダイ431および押出成形可能ポリマーカートリッジ457は、コーティングサイクル間の時間を低減するために、1つのモジュールユニット若しくは部分組立体としてガイドチューブハウジング417内に装着することができる。
【0148】
ポリマコーティング装置410におけるプロセスのために用いられるヒーター部材416の温度範囲は、所望する結果、細長い身体内部装置412の寸法および材料組成、および押出成形可能ポリマーカートリッジ457の材料組成に応じて大幅に変化する。
【0149】
ガイドワイヤからなる細長い身体内部装置412をコーティングするときに、約0.012〜約0.016インチの仕上げられた外径を生み出すためには、押出成形可能ポリマーカートリッジ457の材料としてポリウレタンを用いる場合に、華氏で約340〜約390度、具体的には華氏で約350〜約380度の温度範囲が典型的である。
【0150】
コーティングプロセスが開始されるとヒーター部材416の温度が変化するので、押出し方向における細長い身体内部装置412の軸線方向の動きは、所望の目標温度に達する直前に始動させることが望ましい。例えば、ヒーター部材416の最終的な目標温度が華氏で約365度である場合には、ヒーター部材416が華氏で約362度に達したときに引き上げ装置440の押出方向への動きを開始するために、コンピュータ471のプログラミングによって引き上げ装置440を始動させることができる。
【0151】
ガイドチューブ組立体413を介した細長い身体内部装置412の引張り速度は、細長い身体内部装置412の寸法および耐久性、ヒーター部材416の温度および押出成形可能ポリマーカートリッジ457の材料を含む多くの要因に応じて大幅に変化する。上の実施例において、ステンレススチールの細長い身体内部装置412が約0.012〜約0.016インチの所望の最終外径を有しており、押出成形可能ポリマーカートリッジ457としてポリウレタンを用いる場合には、引張りの典型的な速度は部材412の耐久性のある部分については約0.25〜約1.0cm/秒であるが、細長い身体内部装置412のうち機械的な変形にさらされる螺旋形コイルに覆われた部分のような部材412のより脆い部分については約0.05〜約0.15cm/秒である。押しチューブアクチュエータ452を介して押しチューブ453によって押出成形可能ポリマーカートリッジ457に負荷される力は約0.5〜約10ポンド、具体的には約1.0〜約2.0ポンドとすることができる。
【0152】
他の実施例においては、押しチューブ453に接続された押しチューブアクチュエータ452を有するとして上述されたカートリッジ前進機構451は、コーティングプロセスの間に押出成形可能ポリマーカートリッジ457上に実質的に一定な押出し方向の力を負荷するために、押しチューブに接続された実質的に一定な力のスプリングに置き換えることができる。
【0153】
その力の総計は、押しチューブアクチュエータ452の実施例に関して言及した力と同様とすることができる。
【0154】
図47乃至図48Cは、図44および図46に示したダイ431の実施例の拡大図である。ダイ431は、PI、PTFE、LCPおよびPEEKのような高温重合体を含む様々な材料から作ることができる。ダイ431はまた、金属若しくは他の任意の適切な材料から作らることができる。
【0155】
ダイ431、入力端部432(出力端部433および内側管腔444)は、そうする。
【0156】
押出しオリフィス468は、内側管腔444の出力側の末端478に配設される。ダイ431の内側管腔444の長さ479は、所望する結果および多数のその他の要因に応じて大幅に変化する。内側管腔444の典型的な長さは、約0.02〜約0.5インチ、具体的には約0.05〜約0.08インチにわたる。内側管腔444およびダイ431の押出しオリフィス468の横断方向寸法は、約0.01〜約0.25インチ、具体的には約0.011〜約0.015インチとすることができる。
【0157】
ダイ431は、ガイドチューブの内側横断方向寸法と同様な外側横断方向寸法を有している。ダイ431の入力側の端部432における入力テーパー481は、入力テーパー角度482を有している。ダイ431の出力端部433における選択的な出力テーパー483は、出力テーパー角度484を有している。出力テーパー角度484および入力テーパー角度482は、約180度すなわちテーパー無しの平らにカットされた端部から約15度、具体的には約35〜約45度、より具体的には約36〜約40度とすることができる。図47に示されているダイ431の押出しオリフィス468は図48Aに示すように円形の断面形状を有しているが、押出しオリフィス468の断面は、図48Bに示されている正方形若しくは図48Cに示されている楕円形のような任意の所望の形状若しくは形を有することができる。他の任意の適切な押出しオリフィス468の形状若しくは断面形状は、所望の結果を達成するために用いられることができる。
【0158】
図49は、第2ポリマコーティング装置488と一致している第1ポリマコーティング装置487を有する、縦に並んだポリマコーティング装置486を図示している。第1および第2のポリマコーティング装置487,488の様々な構成部分は、図43乃至図46のポリマコーティング装置410の構成部分と同様の構成部分を有することができるので、それに応じた番号がつけられている。縦に並んだポリマコーティング装置486のために、単一の引き上げ装置489を用いることができる。縦に並んだコーティング装置486を用いることにより、直列な第1および第2のポリマコーティング装置487,488を通して細長い身体内部装置412を矢印491で示される押出方向に引き上げて、ポリマコーティングの複数の層を単一の細長い身体内部装置412に付加することができる。複数のコーティングは、細長い身体内部装置412上で軸線方向に同軸に延びるように付加することができる。複数のコーティングはまた、細長い身体内部装置412の軸線方向部分を分離するために、若しくは複数のコーティングが所望の量だけ互いを重なり合うように付加することができる。図49は直列な2つのポリマコーティング装置487,488を有する縦に並んだコーティング装置486を描いているけれども、任意の所望の数のポリマコーティング装置を用いることができる。
【0159】
図50および図51は、本発明の特徴を有したガイドチューブ組立体495の他の実施例を図示している。ガイドチューブ組立体495は、ガイドチューブハウジング501内に部分的に配設された、入力端部497および出力端部498を有するガイドチューブ496を備えている。ガイドチューブ496は、様々なポリマー材料、具体的にはPI、PTFE、LCPおよびPEEKのような高温重合体材料から作ることができる。ガイドチューブハウジング501は、入力端部502および出力端部503を有している。ガイドチューブハウジング501はまた、ガイドチューブ496を受け入れるように構成された中心内側管腔504を有している。ガイドチューブハウジング501の中心内側管腔504は、ガイドチューブハウジング501の入力端部502において、ガイドチューブ496内に配設されたガイドチャンバ506を遮断し若しくは干渉することなしにガイドチューブ496がガイドチューブハウジング501の入力端部502から出ることを妨げるように構成されたリテーナリップ505を有している。ガイドチューブハウジング501の中心内側管腔504は、リテーナキャップ507によってその出力端部503が覆われている。リテーナキャップ507は、リテーナキャップ最上部508、ねじ部509およびリテーナキャップインサート512を有している。リテーナキャップ507は、ガイドチューブハウジング501に固定されると、ガイドチューブハウジング501の中心内側管腔504内にガイドチューブ496の出力端部498を閉じ込める。
【0160】
ガイドチューブ496の出力端部498に配設されている物は、入力端部514および出力端部515を有するとともに図47乃至図48Cに示されているダイ431と同じ形状、寸法および材料を有することができるダイ513である。ダイ513の入力端部514に隣接してガイドチューブ496内に配設されている物は、入力端部517および出力端部518を有した押出成形可能ポリマーカートリッジ516である。内側管腔521は、押出成形可能ポリマーカートリッジ516の長手方向軸522に沿って延びている。接触端部524およびアクチュエータ端部525を有している押しチューブ523は、接触端部524が押出成形可能ポリマーカートリッジ516の入力端部517と隣接するように、ガイドチューブ496のガイドチャンバ526内に配設されている。アクチュエータロッドチップ528を有した押しチューブアクチュエータロッド527は、ガイドチャンバ526内に部分的に配設され、前記アクチュエータロッドチップ528は、前記押しチューブ523のアクチュエータ端部525に隣接して配設されている。
【0161】
ヒーター部材531は、ガイドチューブ496の出力端部498の周囲において、ガイドチューブハウジング501内に配設されている。ヒーター部材531は、ヒーター部材ハウジング532、ヒーターロッド533およびヒーターロッド533に電力を供給するためのヒーターリード線534を有している。ヒーター部材ハウジング532は、ステンレススチール、若しくは高温に耐えることができる他の任意の適切な材料から作ることができる。ヒーター部材ハウジング532のためには、容易に熱を伝導する材料を用いることが望ましい。ヒーター部材531は、ガイドチューブハウジング501の出力端部503に配設されたガイドチューブハウジングキャップ535によって、ガイドチューブハウジング501内の所定位置に保持される。
【0162】
ガイドチューブハウジングキャップ535は、ねじ536によってガイドチューブハウジング501に固定することができる。ガイドチューブハウジング501は、空気配管538によって供給されるハウジング501内に配設された冷却空気溝537を有しており、ヒーター部材531の周囲で空気が循環するようにし、ポリマーコーティングプロセスが完結して新しいガイドチューブ496、ダイ513、押出成形可能ポリマーカートリッジ516押しチューブ523がガイドチューブ組立体495内に挿入された後にヒーター部材531を冷却する。ガイドチューブ496、ダイ513、押出成形可能ポリマーカートリッジ516および押しチューブ523を含むガイドチューブ組立体495の選択的に使い捨て可能な構成部分は、別々に若しくはモジュール式の部分組立体として同時に置き換えることができる。
【0163】
ガイドチューブ496、ダイ513、押出成形可能ポリマーカートリッジ516および押しチューブ523は、リテーナキャップ507を取り除くとともに、費やされたガイドチューブ496、ダイ513、押出成形可能ポリマーカートリッジ516および押しチューブ523を取り出し、次いで新しいガイドチューブ、ダイ、押出成形可能ポリマーカートリッジおよび押しチューブを置き換えることによって置き換えることができる。リテーナキャップ507は、次いでガイドチューブハウジング501に固定される。ガイドチューブハウジング501、ガイドチューブハウジングキャップ535およびリテーナキャップトップ508の全ては、ポリイミド樹脂ベースの複合材であるVespel(登録商標)のような高強度で機械加工可能ポリマー絶縁物、若しくは他の任意の適切な材料から製造することができる。ガイドチューブハウジング501、ガイドチューブハウジングキャップ535およびリテーナキャップ最上部508は、その運転の間にポリマコーティング装置の様々な構成部分を取り扱わなければならない運転員による取り扱いを容易にするために断熱的な材料を用いることができる。
【0164】
図50および図51に示されているガイドチューブ組立体495は、図43乃至図46に示したガイドチューブ組立体413の実施例に関して上述したものと同様の方法で用いることができる。図43乃至図46に示したガイドチューブ組立体413の実施例に関して上述した温度、引張り速度、送り速度、押出成形可能ポリマーカートリッジ457上の力等を含むがそれらには限定されないコーティングプロセスのパラメータ、およびこれらのパラメータを実現するために用いられる構造および代わりの構造は、図50および図51に示したガイドチューブ組立体495の実施例と同一若しくは同様とすることができる。
【0165】
本発明の特定の形態を図示しかつ記載したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく様々な変更をなすことができることは明らかである。したがって、添付の請求の範囲によって限定される場合を除いて、本発明が制限されることは意図されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の特徴を具体化したガイドワイヤの要部破断立面図。
【図2】 図1に示すガイドワイヤの2−2破断線に沿った横方向断面図。
【図3】 図1に示すガイドワイヤの3−3破断線に沿った横方向断面図。
【図4】 末端コア部分のテーパーを示す、図1に示したガイドワイヤの末端部分の拡大図。
【図5】 コア部材の末端からコイルの末端に延びる分離形状リボンを有した、本発明の一実施例の末端コア部分の要部立面図。
【図6】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの要部立面図。
【図7】 図6に示したガイドワイヤの図6中の7−7破断線に沿った横方向断面図。
【図8】 図6に示したガイドワイヤの図6中の8−8破断線に沿った横方向断面図。
【図9】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの一部を示す要部破断立面図。
【図10】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの一部を示す要部破断立面図。
【図11】 典型的なガイドワイヤのコア部材の直径とその直径に対するコア部材に沿った軸線方向の位置若しくは固定基準点からの長さとの関係を示すグラフ。
【図12】 典型的なガイドワイヤのコア部材の相対的な曲げ剛性値とコア部材に沿った基準点からの長さとの関係を示すグラフ。
【図13】 典型的なガイドワイヤのコア部材の直径とその直径における固定基準点からの長さ若しくは長手方向位置との関係を示すグラフ。
【図14】 典型的なガイドワイヤのコア部材の相対的な剛性値とコア部材に沿った基準点からの長さとの関係を示すグラフ。
【図15】 典型的なガイドワイヤのコア部材の相対的な剛性値とコア部材に沿った長手方向位置との関係を示すグラフ。
【図16】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの要部立面図。
【図17】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの要部長手方向立面図。
【図18】 図17に示したガイドワイヤの図17中における18−18破断線に沿った横方向断面図。
【図19】 図17に示したガイドワイヤの図17中における19−19破断線に沿った横方向断面図。
【図20】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの要部長手方向立面図。
【図21】 図20に示したガイドワイヤの図20中における21−21破断線に沿った横方向断面図。
【図22】 図20に示したガイドワイヤの図20中における22−22破断線に沿った横方向断面図。
【図23】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの要部長手方向立面図。
【図24】 図23に示したガイドワイヤの図23中における23−23破断線に沿った横方向断面図。
【図25】 図23に示したガイドワイヤの図23中における25−25破断線に沿った横方向断面図。
【図26】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの要部長手方向立面図。
【図27】 図26に示したガイドワイヤの図26中における27−27破断線に沿った横方向断面図。
【図28】 図26に示したガイドワイヤの図26中における28−28破断線に沿った横方向断面図。
【図29】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの要部長手方向立面図。
【図30】 図29に示したガイドワイヤの図29中における30−30破断線に沿った横方向断面図。
【図31】 図29に示したガイドワイヤの図29中における31−31破断線に沿った横方向断面図。
【図32】 本発明の特徴を有するガイドワイヤの要部長手方向立面図。
【図33】 図32に示したガイドワイヤの図32中における33−33破断線に沿った横方向断面図。
【図34】 図32に示したガイドワイヤの図32中の34−34破断線に沿った横方向断面図。
【図35】 管状のポリマー部材の長手方向立面図。
【図36】 図35に示したガイドワイヤの図35中における36−39破断線に沿った横方向断面図。
【図37】 本発明の特徴を具体化したガイドワイヤの要部破断立面図。
【図38】 図37に示したガイドワイヤの図37中における38−38破断線に沿った横方向断面図。
【図39】 本発明の特徴を具体化したガイドワイヤの要部破断立面図。
【図40A】 ポリマー材料の2つの層を有した他の実施例を示す図。
【図40B】 図40Aに示したガイドワイヤの円40B内の部分の拡大図。
【図41】 図40Bに示したガイドワイヤの図40中における41−41破断線に沿った拡大横方向断面図。
【図42】 X線不透過層が連続的であるガイドワイヤの実施例の拡大図。
【図43】 本発明の特徴を有した細長い身体内器具にポリマコーティングを施すための装置の要部破断立面図。
【図44】 図43に示したガイドワイヤの図43中における44−44破断線に沿った要部破断立面図。
【図45】 図44に示したガイドチューブ組立体の図44中における45−45破断線に沿った横方向断面図。
【図46】 図44に示したガイドチューブ組立体の図44中における46−46破断線に沿った横方向断面図。
【図47】 図42乃至図46に示した本発明の特徴を有するガイドチューブ組立体の長手方向断面図。
【図48】 図47に示したダイの図47中における48−48破断線に沿った横方向断面図。
【図49】 ポリマコーティングを本発明の特徴を有している細長い身体内部の器具に適用するためのタンデム装置の部分音部分内に立面図である。
【図50】 本発明の特徴を有しているガイドチューブ組立体の断面立面図。
【図51】 図44に示したガイドチューブ組立体の図50中における51−51破断線に沿った横方向断面図。

Claims (22)

  1. 基端部分(292)、減少した横断方向寸法へと末端側に向けてテーパー付けされている曲線テーパー(294)を有する長手方向部分を有する末端部分(293)と、を持つ細長いコア部材(291)と、
    前記末端部分(293)の少なくとも一部の周囲に配設された第1のポリマー層(295)と、前記第1のポリマー層(295)の少なくとも一部の周囲に配設された第2のポリマー層(298)とを備え、前記第1のポリマー層(295)が複数のX線不透過性長手方向部分(296)とX線透過性長手方向部分(297)とを有しており、前記複数のX線不透過性長手方向部分(296)が長手方向に間隔を空けて配置されているガイドワイヤ(290)
  2. 前記第2のポリマー層(298)は、実質的に一定の外径を有することを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 前記ガイドワイヤ(290)は、その末端が末端側に向かって外径が減少するようにテーパー付けされていることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記第2のポリマー層(298)は、ポリウレタン、ポリアミド、ポリウレタンのコポリマーおよびポリアミドのコポリマーから成るグループから選択される材料から成ることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  5. 前記第1ポリマー層が紫外線硬化ポリウレタンから成り、かつ前記第2ポリマー層は熱間同時押出成形されるポリマーから成ることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  6. 前記コア部材(291)の前記長手方向部分は、軸線方向において線形に変化する剛性を有するようにテーパー付けされていることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  7. 前記コア部材(291)の前記長手方向部分は実質的に以下の式に従い、
    Figure 0004623906
    ここで、D は開始直径D の位置から長さLの位置にある前記細長いコア部材の直径であり、Eは前記コア部材の材料の弾性係数であり、かつ Cは長手方向部分の境界条件によって定まる定数であることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  8. 前記コア部材(291)の前記長手方向部分は、5cm〜25cmの長さを有することを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  9. 前記X線不透過性長手方向部分(296)は、軸線方向に連続的若しくは断続的であることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  10. 前記X線不透過性長手方向部分(296)は、前記第2のポリマー層(298)よりも軸線方向に短いことを特徴とする請求項9に記載のガイドワイヤ。
  11. 前記X線不透過性長手方向部分(296)は、軸線方向に螺旋状のX線不透過性の薄帯コイル(320A)からなることを特徴とする請求項9に記載のガイドワイヤ。
  12. 前記薄帯コイル(320A)は、0.0127mm〜0.1016mm(0.0005インチ〜0.0040インチ)の厚さを有することを特徴とする請求項11に記載のガイドワイヤ。
  13. 前記薄帯コイル(320A)は、0.0381mm〜0.0635mm(0.0015インチ〜0.0025インチ)の厚さを有することを特徴とする請求項11に記載のガイドワイヤ。
  14. 前記薄帯コイル(320A)は、0.5mm〜2mmの幅を有しており、前記リボンコイル(320A)の巻きの間隔は1mm〜15mmであることを特徴とする請求項11から13のうちのいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  15. 前記X線不透過性長手方向部分(296)は、プラチナ、金、イリジウム、パラジウム、タンタル、タングステン、およびそれらのX線不透過性の合金、若しくは非金属、若しくはX線不透過性の材料が添加されたポリマーのグループから選択される材料から成ることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  16. 前記第1のポリマー層(295)は、その厚みが0.0127mm〜0.1524mm(0.0005インチ〜0.0060インチ)であることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  17. 前記第1のポリマー層(295)は、その厚みが0.0254mm〜0.0762mm(0.0010インチ〜0.0030インチ)であることを特徴とする請求項1に記載のガイドワイヤ。
  18. 前記X線不透過性の長手方向部分(296)は、断続的であって、かつ、所定の軸線方向間隔を空けて配置された複数のX線不透過性の帯(320A)からなることを特徴とする請求項9に記載のガイドワイヤ。
  19. 前記帯(320A)は軸線方向に0.2cm〜2cmの間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項18に記載のガイドワイヤ。
  20. 前記帯(320A)は軸線方向に0.8cm〜1.2cmの間隔を空けて配置されていることを特徴とする請求項18に記載のガイドワイヤ。
  21. 前記帯(320A)は0.5mm〜5mmの幅を有することを特徴とする請求項18から20のうちのいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  22. 前記帯(320A)は1mm〜2mmの幅を有することを特徴とする請求項18から20のうちのいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
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