JP4620265B2 - サンプリング装置、サンプリング方法、交流インピーダンス測定装置および交流インピーダンス測定方法 - Google Patents
サンプリング装置、サンプリング方法、交流インピーダンス測定装置および交流インピーダンス測定方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定対象信号をサンプリングするサンプリング装置およびサンプリング方法、並びに、測定対象体の交流インピーダンスを測定する交流インピーダンス測定装置および交流インピーダンス測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の測定対象体の交流インピーダンスを測定する従来の交流インピーダンス測定装置21は、図4に示すように、電流生成部2、電圧検出部3、電流/電圧(I/V)変換部4、等価サンプリング部22、およびCPU11を備えている。この場合、電流生成部2は、所定の周波数F下における測定対象体31の交流インピーダンスZを測定する際に、この所定の周波数Fの試験用交流電流(正弦波)Iを生成して測定対象体31に供給する。電圧検出部3は、試験用交流電流Iが供給された際に測定対象体31の両端間に発生する交流電圧VO を検出すると共に所定の利得で増幅して検出電圧VM として出力する。電流/電圧(I/V)変換部4は、試験用交流電流Iの電流値を電圧に変換して変換電圧VC として出力する。
【0003】
等価サンプリング部22は、2つのA/Dコンバータ、水晶発振器、クロック生成部、クロック切替部、メモリおよびデータ処理部(いずれも図示せず)を備えて構成され、等価サンプリング方式により、変換電圧VC をサンプリングしてサンプリングデータDSP11として出力すると共に検出電圧VM をサンプリングしてサンプリングデータDSP12として出力する。この場合、水晶発振器は、図5に示すクロックCLKを生成する。クロック生成部は、クロックCLKに基づいて互いの位相がそれぞれクロックCLKの1周期分ずつずれた5つのサンプリングクロックADCLK1〜ADCLK5(以下、区別しないときには「サンプリングクロックADCLK」ともいう)を生成する。クロック切替部は、予め決められた一定の周期(サンプリングクロックADCLKの周期よりも十分に長い周期)でこれら5つのサンプリングクロックADCLK1〜ADCLK5をその順序で順次切り替えると共に切り替えたサンプリングクロックADCLKを2つのA/Dコンバータに同時に供給する。A/Dコンバータの一方は、クロック切替部から供給されるサンプリングクロックADCLKに同期して、図5の最上段に示すように、変換電圧VC の各部位における電圧をサンプリングしてサンプリングデータを生成し、他方は、検出電圧VM の各部位における電圧をサンプリングしてサンプリングデータを生成する。なお、実際には、測定対象体31の種類(コンデンサやインダクタ)に応じて、変換電圧VC の位相と検出電圧VM の位相とは互いに位相ずれを生じるが、本明細書では、理解を容易にするために、測定対象体31として抵抗のインピーダンス(抵抗値)を測定する例について説明するものとする。このため、同図では、両者の位相を同位相として示す。また、各A/Dコンバータは、サンプリングによって生成されたサンプリングデータを各サンプリングクロックADCLK1〜ADCLK5毎にグループ分けしてメモリにそれぞれ記憶させる。
【0004】
データ処理部は、各A/Dコンバータによるサンプリング動作の終了後、各サンプリングクロックADCLK1〜ADCLK5毎にグループ分けしてメモリに記憶されているサンプリングデータを並び替えることによってサンプリングデータDSP11とサンプリングデータDSP12とを生成して出力する。例えば、変換電圧VC (および検出電圧VM )に対して、サンプリングクロックADCLK1に同期してサンプリングされたデータがD11,D12,D13,・・・、サンプリングクロックADCLK2に同期してサンプリングされたデータがD21,D22,D23,・・・、サンプリングクロックADCLK3に同期してサンプリングされたデータがD31,D32,D33,・・・、サンプリングクロックADCLK4に同期してサンプリングされたデータがD41,D42,D43,・・・、サンプリングクロックADCLK5に同期してサンプリングされたデータがD51,D52,D53,・・・の場合、図5の最下段に示すように、D11,D21,D31,D41,D51,D12,D22,D32,D42,D52,・・・の順序で並び替えることにより、クロックCLKに同期してサンプリングするのと等価の各サンプリングデータDSP11(およびサンプリングデータDSP12)をそれぞれ生成してCPU11に出力する。なお、CPU11が測定対象体31の交流インピーダンスZを精度よく演算するためには、変換電圧VC および検出電圧VM の1周期に含まれる各サンプリングデータDSP11,DSP12が多数ほど望ましく、通常は数十個程度となるようにクロックCLKの周波数を変換電圧VC および検出電圧VM の周波数(つまり試験用交流電流Iの周波数F)に対して十分に高く(数十倍程度)設定されている。
【0005】
CPU11は、等価サンプリング部22によって等価的にクロックCLKに同期してサンプリングされた変換電圧VC のサンプリングデータDSP11と検出電圧VM のサンプリングデータDSP12との間の位相差に関する位相情報を算出すると共に、算出した位相情報、サンプリングデータDSP11、およびサンプリングデータDSP12に基づいて、測定対象体31の交流インピーダンスZを公知の手法で演算する。
【0006】
この交流インピーダンス測定装置21では、電流生成部2が、周波数Fの試験用交流電流Iを生成して測定対象体31に供給する。次いで、電圧検出部3が、試験用交流電流Iが供給された際に測定対象体31の両端間に発生する交流電圧VO を検出して検出電圧VM として等価サンプリング部22に出力する。同時に、電流/電圧変換部4が、試験用交流電流Iの電流値を電圧に変換して変換電圧VC として出力する。次いで、等価サンプリング部22が、変換電圧VC を等価サンプリングしてサンプリングデータDSP11を生成すると共に検出電圧VM を等価サンプリングしてサンプリングデータDSP12を生成する。続いて、CPU11が、等価サンプリング部22によってクロックCLKの周波数と同じ周波数で等価的にサンプリングされたサンプリングデータDSP11とサンプリングデータDSP12とに基づいて、測定対象体31の交流インピーダンスZを演算する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の交流インピーダンス測定装置21、およびそのサンプリング方法には、以下の問題点がある。すなわち、従来の交流インピーダンス測定装置21では、等価サンプリング方式により、A/Dコンバータの最高サンプリングレートよりも高速なサンプリングが行われている。しかし、CPU11が精度よく交流インピーダンスZを演算するためには、各サンプリングクロックADCLK1〜ADCLK5の基となるクロックCLKの周波数を測定対象体31に供給する試験用交流電流Iの周波数Fよりも十分に高く規定する必要がある。このため、従来の交流インピーダンス測定装置21、およびそのサンプリング方法には、周波数Fが高い周波数の場合、正確な周波数のクロックCLKを生成するのが困難となるという問題点がある。また、正確な周波数のクロックCLKを生成できたとしても、クロックCLKの高周波化に伴う不要輻射ノイズが発生するという問題点もある。
【0008】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、測定対象信号について十分に低い周波数のクロックを用いて十分な数のサンプリングデータを取得し得るサンプリング装置を提供することを主目的とする。また、このサンプリング装置を利用して、十分に低い周波数のクロックを用いて交流インピーダンスを正確に測定し得る交流インピーダンス測定装置を提供することを主目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく請求項1記載のサンプリング装置は、周波数Fの測定対象信号を当該周波数Fの2倍以上高い周波数F1の第1のクロックに同期してサンプリングしてサンプリングデータに変換するA/D変換部と、前記サンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶したサンプリングデータを前記周波数F1よりも低い周波数F2の第2のクロックに同期して出力するメモリと、当該メモリから出力された前記サンプリングデータをそのデータ値に対応した振幅のインパルス状信号に変換するD/A変換部と、前記インパルス状信号をアナログ信号に復元するナイキストフィルタ部と、前記アナログ信号を所定周波数の第3のクロックに同期してサンプリングしてディジタルデータに変換するA/D変換部とを備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載のサンプリング方法は、周波数Fの測定対象信号を当該周波数Fの2倍以上高い周波数F1の第1のクロックに同期してサンプリングしてサンプリングデータに変換する第1のディジタル化ステップと、前記サンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶した当該サンプリングデータを前記周波数F1よりも低い周波数F2の第2のクロックに同期して出力する伸長ステップと、前記第2のクロックに同期して出力された前記サンプリングデータをそのデータ値に対応した振幅のインパルス状信号に変換するパルス化ステップと、前記インパルス状信号をナイキストフィルタによってアナログ信号に復元する復元ステップと、前記アナログ信号を所定周波数の第3のクロックに同期してサンプリングしてディジタルデータに変換する第2のディジタル化ステップとを実行することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の交流インピーダンス測定装置は、周波数Fの試験用交流電流を生成して測定対象体に供給する電流生成部と、前記測定対象体に供給される前記試験用交流電流の電流値を電圧に変換した変換電圧を生成する電流/電圧変換部と、前記試験用交流電流が前記測定対象体に供給された際に当該測定対象体の両端間に発生する交流電圧を検出電圧として検出する電圧検出部と、前記変換電圧に基づいて生成された第1のディジタルデータおよび前記検出電圧に基づいて生成された第2のディジタルデータに基づいて前記測定対象体の交流インピーダンスを演算する演算部とを備えた交流インピーダンス測定装置であって、前記変換電圧を前記周波数Fの2倍以上高い周波数F1の第1のクロックに同期してサンプリングして第1のサンプリングデータに変換する第1のA/D変換部と、前記検出電圧を前記第1のクロックに同期してサンプリングして第2のサンプリングデータに変換する第2のA/D変換部と、前記第1のサンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶した第1のサンプリングデータを前記周波数F1よりも低い周波数F2の第2のクロックに同期して出力する第1のメモリと、前記第2のサンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶した第2のサンプリングデータを前記第2のクロックに同期して出力する第2のメモリと、前記第1のメモリから出力された前記第1のサンプリングデータをそのデータ値に対応した振幅の第1のインパルス状信号に変換する第1のD/A変換部と、前記第2のメモリから出力された前記第2のサンプリングデータをそのデータ値に対応した振幅の第2のインパルス状信号に変換する第2のD/A変換部と、前記第1のインパルス状信号を伸長変換電圧としての交流信号に復元する第1のナイキストフィルタ部と、前記第2のインパルス状信号を伸長検出電圧としての交流信号に復元する第2のナイキストフィルタ部と、前記伸長変換電圧を所定周波数の第3のクロックに同期してサンプリングして前記第1のディジタルデータに変換する第3のA/D変換部と、前記伸長検出電圧を前記第3のクロックに同期してサンプリングして前記第2のディジタルデータに変換する第4のA/D変換部とを備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の交流インピーダンス測定方法は、周波数Fの試験用交流電流を生成し測定対象体に供給する電流供給ステップと、前記測定対象体に供給される前記試験用交流電流の電流値を変換電圧に変換する電圧変換ステップと、前記試験用交流電流を前記測定対象体に供給した際に当該測定対象体の両端間に発生する交流電圧を検出電圧として検出する電圧検出ステップと、前記変換電圧に基づいて生成された第1のディジタルデータおよび前記検出電圧に基づいて生成された第2のディジタルデータに基づいて前記測定対象体の交流インピーダンスを演算する演算ステップとを実行する交流インピーダンス測定方法であって、前記変換電圧を前記周波数Fの2倍以上高い周波数F1の第1のクロックに同期してサンプリングして第1のサンプリングデータに変換すると共に前記検出電圧を前記第1のクロックに同期してサンプリングして第2のサンプリングデータに変換する第1のディジタル化ステップと、前記第1および第2のサンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶した両サンプリングデータを前記周波数F1よりも低い周波数F2の第2のクロックに同期してそれぞれ出力する伸長ステップと、前記第2のクロックに同期してそれぞれ出力された前記第1および第2のサンプリングデータを当該各サンプリングデータのデータ値に対応した振幅の第1および第2のインパルス状信号にそれぞれ変換するパルス化ステップと、前記第1のインパルス状信号をナイキストフィルタによって伸長変換電圧としての交流信号に復元すると共に前記第2のインパルス状信号をナイキストフィルタによって伸長検出電圧としての交流信号に復元する復元ステップと、前記伸長変換電圧および前記伸長検出電圧を所定周波数の第3のクロックに同期してサンプリングして前記第1のディジタルデータおよび前記第2のディジタルデータにそれぞれ変換する第2のディジタル化ステップとをさらに実行することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係るサンプリング装置およびこの装置を用いた交流インピーダンス測定装置の好適な実施の形態について説明する。なお、従来の交流インピーダンス測定装置21と同一の機能を有する構成要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0014】
最初に、交流インピーダンス測定装置1の構成について、図1を参照して説明する。
【0015】
同図に示すように、交流インピーダンス測定装置1は、電流生成部2、電圧検出部3、電流/電圧変換部4、サンプリング部10およびCPU(演算部)11を備えて構成されている。この交流インピーダンス測定装置1は、等価サンプリング部22に代えてサンプリング部10を備えている点が従来の交流インピーダンス測定装置21とは相違する。
【0016】
サンプリング部10は、同一の構成要素で形成される2つのサンプリング系10a,10bを備えて構成されている。この場合、各サンプリング系10a,10bがそれぞれ本発明に係るサンプリング装置を構成し、サンプリング系10aは、測定対象信号としての変換電圧VC をサンプリングして第3のサンプリングデータDSP1 を生成する。一方、サンプリング系10bは、測定対象信号としての検出電圧VM をサンプリングして第4のサンプリングデータDSP2 を生成する。
【0017】
具体的には、サンプリング系10aは、第1のA/D変換部(ADC1)5a、第1のFIFO(FIFO1)6a、第1のD/A変換部(DAC1)7a、第1のナイキストフィルタ部8aおよび第3のA/D変換部(ADC3)9aを備えて構成されている。この場合、第1のA/D変換部5aは、電流/電圧変換部4から出力される変換電圧VC を例えば20MHzの周波数F1(≧F(例えば10MHzとする)×2)の第1のクロックCLK1に同期してサンプリングして第1のサンプリングデータDSPA を生成する。第1のFIFO6aは、本発明における第1のメモリに相当し、第1のサンプリングデータDSPA を第1のA/D変換部5aから出力される順序で順次記憶すると共に、記憶している第1のサンプリングデータDSPA を例えば5MHzの周波数F2(<F1)の第2のクロックCLK2に同期して出力する。第1のD/A変換部7aは、第1のFIFO6aから出力された第1のサンプリングデータDSPA をその各データ値に対応した振幅(極性も含む)の第1のインパルス状信号SA に変換する。
【0018】
第1のナイキストフィルタ部8aは、第2のクロックCLK2の周波数F2の1/2の帯域を有してナイキストの第1基準を満たす仕様のナイキストフィルタ(例えばコサイン・ロールオフフィルタ)で構成され、第1のインパルス状信号SA を標本化定理に基づいて伸長変換電圧VA としての交流信号に復元する。
この場合、伸長変換電圧VA は、その振幅が変換電圧VC とほぼ等しく、かつ、その周波数が(周波数F×周波数F2/周波数F1=2.5MHz)の交流信号として復元される。具体的には、第1のナイキストフィルタ部8aは、離散データとしての各第1のインパルス状信号SA をアナログ信号に復元すると共に、復元した各第1のインパルス状信号SA のアナログ信号を時間軸上で加算する。この場合、加算後のアナログ信号は、各アナログ信号が十分にそれぞれ遅延することにより、周波数Fの変換電圧VC の波形に対して、その波形(周期)が(周波数F1/周波数F2)倍に伸長された正弦波となる。また、加算後のアナログ信号は、第1のナイキストフィルタ部8aによって所定の利得で増幅されて変換電圧VC の振幅とほぼ同一振幅の波形となる。第3のA/D変換部9aは、伸長変換電圧VA を所定周波数F3の第3のクロックCLK3に同期してサンプリングして第3のサンプリングデータDSP1 (本発明における第1のディジタルデータ)を生成する。なお、交流インピーダンス測定装置1では、一例として第1のクロックCLK1を第3のクロックCLK3としても使用する構成を採用している。
【0019】
一方、サンプリング系10bは、第2のA/D変換部(ADC2)5b、第2のFIFO(FIFO2)6b、第2のD/A変換部(DAC2)7b、第2のナイキストフィルタ部8bおよび第4のA/D変換部(ADC4)9bを備えて構成されている。この場合、第2のA/D変換部5bは、電圧検出部3から出力される検出電圧VM を第1のクロックCLK1に同期してサンプリングして第2のサンプリングデータDSPB を生成する。第2のFIFO6bは、本発明における第2のメモリに相当し、第2のサンプリングデータDSPB を第2のA/D変換部5bから出力される順序で順次記憶すると共に、記憶している第2のサンプリングデータDSPB を第2のクロックCLK2に同期して出力する。第2のD/A変換部7bは、第2のFIFO6bから出力された第2のサンプリングデータDSPB をその各データ値に対応した振幅(極性も含む)の第2のインパルス状信号SB に変換する。第2のナイキストフィルタ部8bは、第1のナイキストフィルタ部8aと同一仕様で構成され、第2のインパルス状信号SB を標本化定理に基づいて伸長検出電圧VB としての交流信号に復元する。この場合、伸長検出電圧VB は、伸長換算電圧VA と同様にして、その振幅が検出電圧VM とほぼ等しく、かつ、その周波数が(周波数F×周波数F2/周波数F1=2.5MHz)の正弦波交流信号として復元される。第4のA/D変換部9bは、伸長検出電圧VB を第3のクロックCLK3に同期してサンプリングして第4のサンプリングデータDSP2 (本発明における第2のディジタルデータ)を生成する。
【0020】
次に、交流インピーダンス測定装置1による例えば抵抗のインピーダンス(抵抗値)を測定する測定処理について、図2,3を参照して説明する。
【0021】
まず、電流生成部2が、周波数Fの試験用交流電流Iを生成し、測定対象体31に供給する(電流供給ステップ)。次いで、電圧検出部3が、試験用交流電流Iを測定対象体31に供給した際に測定対象体31の両端間に発生する交流電圧VO を図2に示す検出電圧VM として検出する(電圧検出ステップ)。同時に、電流/電圧変換部4が、測定対象体31に供給される試験用交流電流Iの電流値を電圧に変換して図2に示す変換電圧VC を生成する(電圧変換ステップ)。
【0022】
次いで、サンプリング系10aでは、第1のA/D変換部5aが、図2に示すように、変換電圧VC を第1のクロックCLK1に同期してサンプリングすることにより第1のサンプリングデータDSPA (DA1,DA2,・・)を生成する(第1のディジタル化ステップ)。次に、第1のFIFO6aが、第1のサンプリングデータDSPA を第1のA/D変換部5aから出力される順序で順次記憶すると共に、図3に示すように、記憶している第1のサンプリングデータDSPA を第2のクロックCLK2に同期して出力する(伸長ステップ)。続いて、第1のD/A変換部7aが、同図に示すように、第1のFIFO6aから出力された第1のサンプリングデータDSPA をその各データ値(DA1,DA2,・・)にそれぞれ対応した振幅の第1のインパルス状信号SA に変換して出力する(パルス化ステップ)。次いで、第1のナイキストフィルタ部8aが、同図に示すように、第1のインパルス状信号SA を振幅が変換電圧VC とほぼ同一で、かつ周波数が(F×F2/F1)の伸長変換電圧VA としての交流信号に復元する(復元ステップ)。次いで、第3のA/D変換部9aが、同図に示すように、伸長変換電圧VA を第3のクロックCLK3に同期してサンプリングすることにより第3のサンプリングデータDSP1 (DA1,DA2,・・)を生成し、生成した第3のサンプリングデータDSP1 をCPU11に出力する(第2のディジタル化ステップ)。
【0023】
一方、サンプリング系10bでもサンプリング系10aと同時に、第2のA/D変換部5bが、図2に示すように、検出電圧VM を第1のクロックCLK1に同期してサンプリングすることにより第2のサンプリングデータDSPB (DB1,DB2,・・)を生成する(第1のディジタル化ステップ)。次に、第2のFIFO6bが、第2のサンプリングデータDSPB を第2のA/D変換部5bから出力される順序で順次記憶すると共に、図3に示すように、記憶している第2のサンプリングデータDSPB を第2のクロックCLK2に同期して出力する(伸長ステップ)。続いて、第2のD/A変換部7bが、同図に示すように、第2のFIFO6bから出力された第2のサンプリングデータDSPB をその各データ値(DB1,DB2,・・)にそれぞれ対応した振幅の第2のインパルス状信号SB に変換して出力する(パルス化ステップ)。次いで、第2のナイキストフィルタ部8bが、同図に示すように、第2のインパルス状信号SB を振幅が検出電圧VM とほぼ同一で、かつ周波数が(F×F2/F1)の伸長検出電圧VB としての交流信号に復元する(復元ステップ)。次いで、第4のA/D変換部9bが、同図に示すように、伸長検出電圧VB を第3のクロックCLK3に同期してサンプリングすることにより第4のサンプリングデータDSP2 (DB1,DB2,・・)を生成し、生成した第4のサンプリングデータDSP2 をCPU11に出力する(第2のディジタル化ステップ)。
【0024】
この後、CPU11が、これら第3のサンプリングデータDSP1 と第4のサンプリングデータDSP2 とに基づいて測定対象体31の抵抗値(交流インピーダンスZ)を演算する(演算ステップ)。
【0025】
このように、各サンプリング系10a,10bは、標本化定理を利用して周波数Fの変換電圧VC と検出電圧VM をそれぞれ時間軸上で伸長して生成した伸長変換電圧VA と伸長検出電圧VB とをさらにサンプリングすることにより、例えば第3のクロックCLK3として第1のクロックCLK1を使用した場合、変換電圧VC および検出電圧VM の1周期当たり(F1/F2)個のサンプリングデータDSP1 ,DSP2 を生成することができる。したがって、この交流インピーダンス測定装置1によれば、交流インピーダンスZを精度よく測定することができる。また、最も高い周波数である第1のクロックCLK1の周波数F1でも、変換電圧VC および検出電圧VM の周波数F(試験用交流電流Iの周波数と等しい)の少なくとも2倍の周波数であれば十分である。したがって、交流インピーダンス測定装置21とは異なり、試験用交流電流Iの周波数Fに対して数十倍という極めて高い周波数のクロックCLKを使用する必要がないため、正確な周波数のクロックを容易に生成することができると共に、高周波による不要輻射ノイズの発生を抑制することができる。
【0026】
なお、本発明は、本発明の実施の形態に限定されず、その構成や測定方法の手順を適宜変更することができる。例えば、本発明の実施の形態では、測定対象体31としての抵抗の抵抗値を測定する例について説明したが、コンデンサやインダクタについても同じようにして、そのインピーダンスZを精度よく測定することができるのは勿論である。また、第3のクロックCLK3としては、第1のクロックCLK1とは異なる周波数のクロックを用いることもできる。この場合、不要輻射ノイズの発生を抑制するという観点からは、第3のクロックCLK3として第1のクロックCLK1よりも低い周波数のクロックを用いることが好ましい。また、第2のクロックCLK2の周波数も上記した周波数に限定されず、適宜変更が可能である。この場合、第2のクロックCLK2の周波数を下げるほど、変換電圧VC および検出電圧VM に対するサンプリングの分解能を高くすることができる。また、サンプリング部10は、DSP(Digital Signal Processor)若しくはアナログ回路、またはこれらを組み合わせて構成することが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、請求項1,2記載のサンプリング装置およびサンプリング方法によれば、標本化定理を利用して周波数Fの測定対象信号をサンプリングして生成したサンプリングデータを時間軸上で伸長して生成したサンプリングデータをさらにサンプリングすることにより、測定対象信号の周波数Fよりも十分に高い周波数のクロックを用いることなく、より低い周波数のクロックを用いて十分な数のサンプリングデータを取得することができる。したがって、正確な周波数のクロックを容易に生成することができると共に、高周波による不要輻射ノイズの発生を確実に抑制することができる。
【0028】
また、請求項3,4記載の交流インピーダンス測定装置および交流インピーダンス測定方法によれば、標本化定理を利用して周波数Fの変換電圧と検出電圧とをサンプリングして生成したサンプリングデータをそれぞれ時間軸上で伸長して生成した伸長変換電圧と伸長検出電圧とをさらにサンプリングすることにより、試験用交流電流の周波数Fよりも十分に高い周波数のクロックを用いることなく、より低い周波数のクロックを用いて測定対象体の交流インピーダンスを正確に測定することができる。したがって、正確な周波数のクロックを容易に生成することができると共に、高周波による不要輻射ノイズの発生を確実に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る交流インピーダンス測定装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】周波数Fの変換電圧VC (または検出電圧VM )を標本化定理に基づいて周波数F1(≧2F)の第1のクロックCLK1に同期してサンプリングして第1のサンプリングデータDSPA (または第2のサンプリングデータDSPB )を生成する動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】周波数Fの変換電圧VC (または検出電圧VM )を(F1/F2)倍に伸長して生成した伸長変換電圧VA (または伸長検出電圧VB )をサンプリングして第3のサンプリングデータDSP1 (または第4のサンプリングデータDSP2 )を生成する動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】従来の交流インピーダンス測定装置21の構成を説明するためのブロック図である。
【図5】交流インピーダンス測定装置21による等価サンプリングの動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 交流インピーダンス測定装置
2 電流生成部
3 電圧検出部
4 電流/電圧変換部
5a 第1のA/D変換部
5b 第2のA/D変換部
6a 第1のFIFO
6b 第2のFIFO
7a 第1のD/A変換部
7b 第2のD/A変換部
8a 第1のナイキストフィルタ部
8b 第2のナイキストフィルタ部
9a 第3のA/D変換部
9b 第4のA/D変換部
10 サンプリング部
11 CPU
31 測定対象体
DSP1 第3のサンプリングデータ
DSP2 第4のサンプリングデータ
DSPA 第1のサンプリングデータ
DSPB 第2のサンプリングデータ
I 試験用交流電流
R 交流インピーダンス
SA 第1のインパルス状信号
SB 第2のインパルス状信号
VA 伸長変換電圧
VB 伸長検出電圧
VC 変換電圧
VM 検出電圧
Claims (4)
- 周波数Fの測定対象信号を当該周波数Fの2倍以上高い周波数F1の第1のクロックに同期してサンプリングしてサンプリングデータに変換するA/D変換部と、前記サンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶したサンプリングデータを前記周波数F1よりも低い周波数F2の第2のクロックに同期して出力するメモリと、当該メモリから出力された前記サンプリングデータをそのデータ値に対応した振幅のインパルス状信号に変換するD/A変換部と、前記インパルス状信号をアナログ信号に復元するナイキストフィルタ部と、前記アナログ信号を所定周波数の第3のクロックに同期してサンプリングしてディジタルデータに変換するA/D変換部とを備えたことを特徴とするサンプリング装置。
- 周波数Fの測定対象信号を当該周波数Fの2倍以上高い周波数F1の第1のクロックに同期してサンプリングしてサンプリングデータに変換する第1のディジタル化ステップと、前記サンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶した当該サンプリングデータを前記周波数F1よりも低い周波数F2の第2のクロックに同期して出力する伸長ステップと、前記第2のクロックに同期して出力された前記サンプリングデータをそのデータ値に対応した振幅のインパルス状信号に変換するパルス化ステップと、前記インパルス状信号をナイキストフィルタによってアナログ信号に復元する復元ステップと、前記アナログ信号を所定周波数の第3のクロックに同期してサンプリングしてディジタルデータに変換する第2のディジタル化ステップとを実行することを特徴とするサンプリング方法。
- 周波数Fの試験用交流電流を生成して測定対象体に供給する電流生成部と、前記測定対象体に供給される前記試験用交流電流の電流値を電圧に変換した変換電圧を生成する電流/電圧変換部と、前記試験用交流電流が前記測定対象体に供給された際に当該測定対象体の両端間に発生する交流電圧を検出電圧として検出する電圧検出部と、前記変換電圧に基づいて生成された第1のディジタルデータおよび前記検出電圧に基づいて生成された第2のディジタルデータに基づいて前記測定対象体の交流インピーダンスを演算する演算部とを備えた交流インピーダンス測定装置であって、
前記変換電圧を前記周波数Fの2倍以上高い周波数F1の第1のクロックに同期してサンプリングして第1のサンプリングデータに変換する第1のA/D変換部と、前記検出電圧を前記第1のクロックに同期してサンプリングして第2のサンプリングデータに変換する第2のA/D変換部と、前記第1のサンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶した第1のサンプリングデータを前記周波数F1よりも低い周波数F2の第2のクロックに同期して出力する第1のメモリと、前記第2のサンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶した第2のサンプリングデータを前記第2のクロックに同期して出力する第2のメモリと、前記第1のメモリから出力された前記第1のサンプリングデータをそのデータ値に対応した振幅の第1のインパルス状信号に変換する第1のD/A変換部と、前記第2のメモリから出力された前記第2のサンプリングデータをそのデータ値に対応した振幅の第2のインパルス状信号に変換する第2のD/A変換部と、前記第1のインパルス状信号を伸長変換電圧としての交流信号に復元する第1のナイキストフィルタ部と、前記第2のインパルス状信号を伸長検出電圧としての交流信号に復元する第2のナイキストフィルタ部と、前記伸長変換電圧を所定周波数の第3のクロックに同期してサンプリングして前記第1のディジタルデータに変換する第3のA/D変換部と、前記伸長検出電圧を前記第3のクロックに同期してサンプリングして前記第2のディジタルデータに変換する第4のA/D変換部とを備えたことを特徴とする交流インピーダンス測定装置。 - 周波数Fの試験用交流電流を生成し測定対象体に供給する電流供給ステップと、前記測定対象体に供給される前記試験用交流電流の電流値を変換電圧に変換する電圧変換ステップと、前記試験用交流電流を前記測定対象体に供給した際に当該測定対象体の両端間に発生する交流電圧を検出電圧として検出する電圧検出ステップと、前記変換電圧に基づいて生成された第1のディジタルデータおよび前記検出電圧に基づいて生成された第2のディジタルデータに基づいて前記測定対象体の交流インピーダンスを演算する演算ステップとを実行する交流インピーダンス測定方法であって、
前記変換電圧を前記周波数Fの2倍以上高い周波数F1の第1のクロックに同期してサンプリングして第1のサンプリングデータに変換すると共に前記検出電圧を前記第1のクロックに同期してサンプリングして第2のサンプリングデータに変換する第1のディジタル化ステップと、前記第1および第2のサンプリングデータを順次記憶しつつ当該記憶した両サンプリングデータを前記周波数F1よりも低い周波数F2の第2のクロックに同期してそれぞれ出力する伸長ステップと、前記第2のクロックに同期してそれぞれ出力された前記第1および第2のサンプリングデータを当該各サンプリングデータのデータ値に対応した振幅の第1および第2のインパルス状信号にそれぞれ変換するパルス化ステップと、前記第1のインパルス状信号をナイキストフィルタによって伸長変換電圧としての交流信号に復元すると共に前記第2のインパルス状信号をナイキストフィルタによって伸長検出電圧としての交流信号に復元する復元ステップと、前記伸長変換電圧および前記伸長検出電圧を所定周波数の第3のクロックに同期してサンプリングして前記第1のディジタルデータおよび前記第2のディジタルデータにそれぞれ変換する第2のディジタル化ステップとをさらに実行することを特徴とする交流インピーダンス測定方法。
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