JP4620055B2 - コリオリの角速度計を用いて回転速度/加速度を測定する方法およびこの目的に適ったコリオリの角速度計 - Google Patents

コリオリの角速度計を用いて回転速度/加速度を測定する方法およびこの目的に適ったコリオリの角速度計 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、回転速度コリオリ角速度計を用いる加速度の測定方法およびこの目的に適ったコリオリの角速度計に関する。
コリオリの角速度計(振動ジャイロともいう)は、ナビゲーションを目的としてますます広範囲で使用されている。コリオリの角速度計は、振動する質点系を有している。質点系は、一般的に、最初は相互に独立している、多数の振動モードをそれぞれ有している。コリオリの角速度計を操作するためには、質点系の特定の振動モードを人工的に励起する。このことを、以下の文章では、「励起振動」と呼ぶ。コリオリの角速度計が回転する場合、コリオリの力が生じる。これらのコリオリの力は、質点系の励起振動(以下の文章では「読み取り振動」と呼ぶ)からエネルギーを取り出し、質点系の更なる振動モードへ転送する。コリオリの角速度計の回転を決定するために、読み取り振動をタップオフし、相当する読み取り信号を調べて、コリオリの角速度計の回転の指標である読み取り振動の振幅に変化が生じたかどうかを判定する。コリオリの角速度計は、開ループ系としても、閉ループ系としても実現することができる。閉ループ系では、各制御回路を介して、読み取り振動の振幅を、継続的に固定値(好ましくは0)にリセットし、リセット力を測定する。
コリオリの角速度計の質点系(以下の文章では、「共振器」とも呼ぶ)は、この場合、様々な方法で設計されていてもよい。例えば、一体型に形成された質点系を用いることも可能である。あるいは、質点系を、バネ系を介して相互に結合し、相互に相対運動を行える2つの発振器に分割することも可能である。特に、2つの線形発振器からなる結合系を備える線形二重発振器系では、高い測定精度を達成することができる。二重発振器系では、2つの線形発振器を相互に結合するバネ系は、通常、2つの線形発振器が第1振動軸に沿って振動でき、このとき、第2発振器は第1振動軸に対して直角である第2振動軸に沿ってさらに振動できるように設計されている。この場合、第2振動軸に沿った第2発振器の動きは、読み取り振動とされ、第1振動軸に沿った第1発振器および第2発振器の動きは、励起振動とされる。
線形二重発振器系の欠点は、第1振動軸に沿った2つの線形発振器の振動が角速度計フレームへ振動または影響する可能性がある点である。この場合、「角速度計フレーム」を機械的な非振動構造と解釈する。この構造では、発振器が例えばシリコンウエハーの非振動部分に「埋設」されている。角速度計フレームへの振動または影響は、発振器の動きに対する妨害(例えば、減衰効果)となる可能性がある。したがって、例えば、第1発振器および第2発振器の第1振動軸に沿った振動は、第1振動軸に沿って作用する外部の振動および加速度によって妨害される可能性がある。これと同様に、第2振動軸の方向に作用する外部の振動および加速度は、この振動軸に沿った第2線形発振器の振動を妨害する可能性がある。このことにより(具体的には、上記の全ての他の生じた妨害影響と同様に)、測定される回転速度が正しくなくなる。
本発明の目的は、上記の妨害の影響の結果として、読み取り振動の、すなわち、第2振動軸の方向の第2線形発振器の振動が妨害されるのを、大幅に回避するために使用する角速度計を提供することである。
この目的を達成するために、本発明は、特許請求項1に記載のコリオリの角速度計を提供する。さらに、本発明は、回転速度コリオリの角速度計を用いて加速度/回転速度を測定する、特許請求項7に記載の方法を提供する。本願の発明の有利な発展形態および開発形態は、独立請求項に記載されている。
本発明のコリオリの角速度計は、第1および第2共振器を備え、上記第1および第2共振器は、第1および第2線形発振器からなる結合系としてそれぞれ形成されており、上記第1共振器と上記第2共振器とが機械的に/静電的に接続/結合されていることにより、これらの2つの共振器は共通の振動軸に沿って相互に逆位相に振動可能である。
したがって、本発明のコリオリの角速度計は、2つの二重発振器系(すなわち2つの共振器)または4つの線形発振器を有する1つの質点系を備えている。この場合、2つの共振器の相互に逆位相の振動は、2つの共振器が適切に設計されている場合は質点系の重心を維持し続ける。その結果、この質点系の振動は、減衰/反映の形の妨害となるであろう外部の振動を生成できない。さらに、共通の振動軸の方向の外部の振動および加速度は、共通の振動軸に沿って生じる2つの共振器の逆位相運動に対して、影響を及ぼさない。
第1共振器と第2共振器との結合を、第1共振器と第2共振器とを接続している例えばバネ系を介して行える。あるいは、第1共振器と第2共振器とを、静電場を介して結合することもできる。上記2つの結合の仕方を別々に使用しても、組み合わせて使用してもよい。例えば2つの共振器が1つの共通の基板に形成されている場合は充分である。その結果、共通の基板によって当然生じる機械的な接続が機械的な結合となる。
第1および第2共振器は、質量および形状が同じであるように構成されていることが好ましい。この場合、2つの共振器を、共通の振動軸に対して垂直である対称軸に対して、相互に軸対称に配置することができる。すなわち、第1共振器は対称軸で第2共振器に転写される。しかしながら、本発明はこれに制限されておらず、2つの共振器の形状が異なるように形成されていても、その質量が同じ場合は充分である。
既述のように、結合された共振器は、1つの共振器の2つの線形発振器が第1振動軸に沿って逆位相に振動でき(励起振動)、第2線形発振器が、第2振動軸に沿ってさらに振動できる(読み取り振動)ように設計されている。第1および第2振動軸が相互に垂直であり、2つの共振器が第1振動軸(共通の振動軸)に沿って相互に逆位相に振動する場合は、第2発振器は、コリオリの角速度計の回転時に対向する方向へ転向される(逆位相転向)。これに対し、コリオリの角速度計の加速時には、第2線形発振器は、同じ方向へ転向される(同相転向)。このことにより、加速度または回転を選択的に測定することができる。同相振動を評価することにより、加速度が測定され、逆位相振動を評価することにより回転速度が測定される。「同相」および「逆位相」という用語は、以下のことを意味している。つまり、座標の励起方向をxで、読み取り方向をyとする場合、同相振動に対してはx1=x2,y1=y2が当てはまり、逆位相振動に対してはx1=−x2,y1=−y2が当てはまることを意味している(ただし、指数「1」は第1発振器を示し、指数「2」は第2発振器を示す)。
したがって、本発明は、回転速度および加速度を、選択的に、または、同時に測定する方法を提供する。この方法では、第1および第2共振器を備え、上記第1および第2共振器が第1および第2線形発振器からなる結合系として形成されている回転速度コリオリの角速度計が用いられる。また、この方法では、判定される回転速度は、上記第2発振器の転向をタッピングおよび評価することによって決定されるものである。
この方法は、上記2つの共振器を共通の振動軸に沿って相互に逆位相に振動させる工程と、上記第2共振器の上記転向を相互に比較して、測定される回転速度の指標である逆位相転向成分、および/または、測定される加速度の指標である共通の同相転向成分を判定する工程と、上記逆位相転向成分/同相転向成分から測定される回転速度/加速度を計算する工程とを含んでいる。
共通の同相転向成分を、以下のように判定することが好ましい。すなわち、第1共振器中で生じる第1直交バイアスと、第2共振器中で生じる第2直交バイアスとを決定する。次に、第1および第2直交バイアスを加算および除算し、共通の直交バイアス成分(同相成分)と異なる直交バイアス成分(逆位相成分)とを決定する。共通の直交バイアス成分は、測定される加速度に比例しており、共通の同相転向成分に相当している。異なる直交バイアス成分(差分)は、逆位相転向成分に相当している。したがって、異なる直交バイアス成分により、回転速度と加速度とを同時に測定することができる。
上記加速度測定原理をよりよく理解するために、以下の文章では、線形二重発振器系の例を参考にして、コリオリの角速度計の物理的基本をもう一度短く説明する。
一般的に、コリオリの角速度計は、直交バイアス、すなわちゼロエラーを有している。この場合、直交バイアスは、複数の直交バイアス成分からなる。この直交バイアス成分の1つは、第1および第2線形発振器の相互のアライメントエラーによって生じる。これらのアライメントエラーは、製造ばらつきによるもので避けられない。2つの発振器のアライメントエラーは、測定される回転速度信号においてゼロエラーを生成する。
コリオリの力は、
Figure 0004620055
である。
コリオリの力に反応する質量と、振動する質量とが同じであり、発振器が固有周波数ωによって駆動される場合は、
Figure 0004620055
が当てはまる。
発振器速度は
Figure 0004620055
である。
したがって、発振器加速度およびコリオリ加速度には
Figure 0004620055
が当てはまる。
2つの加速ベクトルは、空間的に相互に垂直になっており、時間関数において相互に90度オフセットされている(空間的および時間的な直行性)。
これらの2つの条件を使用して、発振器加速度ベクトルaを、コリオリ加速度ベクトルa発振器加速度から分離できる。上記加速度振幅a・aの比率は
/a=2Ω/ω(5)
となる。
回転速度Ω=5°/hおよび発振器の固有周波数f=10KHzに対しては
/a=7.7・10−10(6)
となる。
5°/hの精度に対して、第1発振器と第2発振器との望ましくない連結は、7.7・10−10以下であるか、または、この値で一定になっている必要がある。バネ素子を介して相互に結合されている2つの線形発振器からなる質点系を使用する場合に、空間的な直交性の精度は、振動モードと測定モードとの間のバネ素子のアライメントエラーにより制限される。達成可能な精度(製造ばらつきにより制限される)は、10−3〜10−4である。時間的な直交性の精度は、電子装置の位相精度により例えば10KHzに制限されており、同じく10−3〜10−4以下にしか維持され得ない。その結果、加速度比率は、上記定義で規定できなくなる。
現実的には、測定される加速度比率のエラーa/aは、
/a=10−6〜10−8(7)
となる。
空間的なエラーは、時間的なフェーズエラーΔφを用いてバイアスBが得られる、いわゆる直交バイアスBとなる。
=6.5・10°/h〜6.5・10°/h
Δφ=10−3〜10−4(8)
B=B・Δφ=6.500°/h〜65°/h
したがって、直交バイアスは測定精度を大幅に制限する。この場合、上記誤り解析は、振動モードから読み取りモードへの直接の結合のみを考慮するものであることが分かる。例えば他の振動モードとの結合によって生じる他の直交バイアス成分は残ったままである。
コリオリの角速度計が、第1発振器が第1バネ素子を介してコリオリの角速度計の角速度計フレームに接続されており、各第2発振器が第2バネ素子を介して各第1発振器と接続されるように設計されている場合は、測定される加速度は、第2発振器に対する第1発振器の相互アライメントの変化を引き起こす。この変化は、特に、第2バネ素子のアライメントの変化において顕著である。第2バネ素子のアライメント変化は、この場合、「不自然な」直交バイアス成分、すなわち直交バイアス信号における「エラー」を生成する。したがって、直交バイアスを決定することで、対応する「不自然な」直交バイアス成分を引き起こした測定される加速度も間接的に推定できる。
第1および第2バネ素子は、相互に垂直に配置されていることが好ましい。バネ素子の形状は任意である。
「第1直交バイアス」および「第2直交バイアス」を、それぞれ、1つの共振器の総合直交バイアスであると解釈することが好ましい。しかしながら、本発明の加速度測定方法では、各共振器で、直交バイアス成分を1つずつ判定することもできる。この場合は、判定された直交バイアス成分が、測定される加速度または測定される回転によって引き起こされる成分を少なくとも有している必要がある。
コリオリの角速度計は、第1共振器において生じる第1回転速度信号および直交バイアス信号と、第2共振器において生じる第2回転速度信号および直交バイアス信号と、を判定するための装置を備えていることが好ましい。さらに、コリオリの角速度計は、角速度計フレームに対する第1バネ素子のアライメント角度を変更でき、および/または、第1発振器に対する第2バネ素子のアライメント角度を変更できる静電場を生成する装置を備えていてもよい。適切な制御ループを備えることにより、静電場のアライメント/強度を、第1および第2直交バイアスがそれぞれ最小となるように制御できる。計算ユニットを用いて、第1および第2回転速度信号/直交バイアス信号から回転速度を判定し、第1および第2直交バイアスを補償する静電場の同相成分から、測定される加速度を推定できる。
つまり、直交バイアスは、発生場所で排除されていることが好ましい。すなわち、2つの発振器の相互の機械的なアライメントエラー、 および、測定される加速度/回転によって引き起こされる、2つの発振器の相互のアライメントの変化は、1つの発振器または2つの発振器に対して作用し、静電場によって生成される静電力によって補償される。このような直交バイアス補償の利点は、回転速度と加速度との双方をより高い測定精度で判定できる点である。
特に好ましい実施形態では、第1および第2バネ素子のアライメントが相互に直交になるように、第1および第2バネ素子のアライメント角度を電場により変更する。このような直交化を行う場合は、これによって生成される直交バイアス(成分)が補償される。直交性に対するエラー角度は、直交バイアスに対する他の寄与分によって、総合直交バイアスが消滅するように調節される。第1発振器に対する第2バネ素子のアライメント角度は、静電場によって変更され、コリオリの角速度計の角速度計フレームに対する第1バネ素子のアライメント角度は、変更されないことが好ましい。しかしながら、静電場は、第1バネ素子のアライメント角度のみを変更することも、第1および第2バネ素子の双方のアライメント角度を変更することもできる。
本発明のコリオリの角速度計の特に好ましい形態は、結合された2つの第1(線形)発振器(「サブ共振器」)からなるシステムとして実現されており、これらの第1発振器が逆位相に励起され、第2線形読み取り発振器をそれぞれ備えている、(「総合」)共振器と、上記結合された2つの第1発振器の第2(読み取り)発振器に対するアライメントを変更するために用いられる少なくとも1つの静電場を生成するための装置と、2つの発振器の励起発振器に対するアライメントエラーと他の結合メカニズムとに起因する読み取り発振器の直交バイアスを判定するための装置と、少なくとも1つの静電場の強度を、この静電場の強度に対応する少なくとも1つの制御信号を用いて、それぞれ、判定される直交バイアスが最小となるように制御する制御ループと、少なくとも1つの制御信号の差分および合計をその都度形成し、差分および合計から回転速度および加速度を判定する計算ユニットとを備えている。
基本的に、判定された直交バイアスのみに基づいて加速度または回転速度を計算することができる。すなわち、直交バイアスを判定するために、第1および第2直交バイアスを必ずしも補償する必要はない。しかしながら、測定精度のためには上記第1および第2直交バイアスを補償することが推奨される。なぜなら、位相許容範囲により、回転速度および直交は、相互に混合されているからである。本発明は、2つの選択肢を有している。
共振器において、それぞれ第2発振器を、第1発振器に、「一方から」固定する/押さえつけることが有利だと証明された。「一方から押さえつける」とは、ここでは、文言どおりにも一般的な意味にも解釈できる。一般的に、「一方から」固定するまたは押さえつける、とは、第1発振器から第2発振器へ、本質的には第1発振器の1つの「側面」から力を加えることを意味している。また、発振器系の構成が、第2発振器が第1発振器によって囲まれており、第2バネ素子によって第1発振器に接続されているとすれば、一方から押さえつけるまたは固定する、とは、第1発振器が第2バネ素子を用いて第2発振器を交互に「押す」または「引く」ことにより、第2発振器を第1発振器の動きに再調整することを示唆している。
第1発振器に対して第2発振器を一方から押さえつけることの利点は、静電力が第2発振器に作用する場合に生じる第2発振器のアライメント変化/ポジション変化によって第2バネ素子を簡単に曲げることができるので第2バネ素子の対応するアライメント角度を簡単に変更できる点である。例えば、第1発振器の動作と同時に第2発振器が第2バネ素子によって「引かれ」および「押され」るように、第2発振器に第2バネ素子がさらに取り付けられているとすれば、第2発振器が第1発振器に「二方から」押さえつけられるまたは固定されることとなる(第1発振器の対向する2つの側面から第2発振器への力の導入)。この場合、他の第2バネ素子が、静電場を印加するときに、対応する拮抗力を生成し、その結果、上記第2バネ素子のアライメント角度を変更しにくくなる。しかしながら、上記他の第2バネ素子がこれらバネ素子の影響を受けにくいように設計されており、全てのバネ素子がここでも簡単に曲げることができる場合、すなわち、実際には一方から押さえつけられていることと同義である場合には、二方から押さえつけるということも可能である。発振器構造の設計に応じて、更なる第2バネ素子の「影響」(力の導入)が40%以下である場合には、一方から押さえつけることが効果的である。しかしながら、この値は、本発明を制限するものではなく、第2バネ素子の影響が40%を上回っていることも考えられる。一方からの押さえつけは、例えば、第2発振器を第1発振器と接続している全ての第2バネ素子が一平面に相互に平行に配置されているように実現できる。第2バネ素子の全ての始点および終点は、それぞれ、第1または第2発振器の同じ側に固定されている。この場合、第2バネ素子の始点および終点は、それぞれ、第2バネ素子を直角に交差する共通の軸上にあることが好ましい。
第2発振器が第1発振器に一方から固定されているまたは押さえつけられている場合には、第1バネ素子は、第1発振器が角速度計フレームに二方から(ここでは「一方から」および「二方から」という概念は同じように使用される)押さえつけるように設計されていることが好ましい。しかしながら、上記のような設計の代わりに、第1バネ素子は、第1発振器を一方から押さえつけるようにも設計される。例えば、第1発振器をコリオリの角速度計の角速度計フレームに接続する全ての第1バネ素子が一平面に相互に平行に配置されていてもよく、この場合は、第1バネ素子の始点および終点は、それぞれ、共通軸上にあることが好ましい。同じく、第1発振器が角速度計フレームに一方から押さえつけられ、かつ、第2発振器が第1発振器によって二方から押さえつけられるように、バネ素子を設計することもできる。2つの発振器を二方から押さえつけることもできる。直交バイアス補償のために、2つの発振器の少なくとも1つが一方から押さえつけられていることが有利であると証明された。
以下で、例示的実施形態の図を参考にして本発明を詳しく説明する。
図1は、第1発振器を励起する役割を果たす制御ループに相当する2つの線形発振器からなる質点系の一実施形態を示す図である。図2は、回転速度Ωおよび直交バイアスBに対する測定ループおよび制御ループと、直交バイアスBを補償するための補助制御ループとに相当する2つの線形発振器からなる質点系の一実施形態を示す図である。図3は、回転速度Ωおよび直交バイアスBに対する測定ループおよび制御ループと、直交バイアスBを補償するための補助制御ループとに相当する4つの線形発振器からなる本発明の質点系の概略図である。図4は、図3に示す制御系の好ましい実施形態を示す図である。
図1は、対応する電極を有する線形二重発振器1の概略的構成、および、線形二重発振器1の評価/励起電子装置2のブロック図を示す。線形二重発振器1は、エッチングプロセスによってシリコンウエハーから生成され、第1線形発振器3と、第2線形発振器4と、第1バネ素子5〜5と、第2バネ素子6・6と、中間フレームの一部7・7と、角速度計フレーム7・7とを備えていることが好ましい。第2発振器4は、振動可能なように第1発振器3の内側に配置されており、第2バネ素子6・6を介して第1発振器3に接続されている。第1発振器3は、第1バネ素子5〜5を介して角速度計フレーム7・7と接続されており、中間フレーム7・7と接続されている。
さらに、第1励起電極8〜8と、第1読み取り電極9〜9と、第2励起電極10〜10と、第2読み取り電極11〜11とが備えられている。全ての電極は、角速度計フレームと機械的に接続されているが、電気的に絶縁されている。「角速度計フレーム」を、シリコンウエハーの非振動性の部分に発振器が「埋設」されている、機械的な非振動性の構造と解釈する。
第1発振器3が、第1励起電極8〜8によって、X1方向に振動励起される場合、この動きは、第2バネ素子6・6を介して、第2発振器4へ転送される(交互の「引き」および「押し」)。第1バネ素子5〜5が垂直に配置されているので、第1発振器3は、X2方向に動けない。しかしながら、第2バネ素子6・6は水平に配置されているので、第2発振器4により垂直な振動が行われる。したがって、相当するコリオリの力が生じる場合には、第2発振器4は、X2方向に振動励起される。
読み取り信号は、第1読み取り電極9〜9によって読み出され、第1発振器3のX1方向の振幅/周波数に比例しており、適切な増幅素子21・22・23を介して、アナログ/デジタル変換器24へ供給される。アナログ/デジタル変換器24から出力される適切にデジタル化された出力信号は、第1復調器25と第2復調器26との双方を介して、適切な出力信号に復調される。この場合、2つの復調器は、相互に90°シフトされて作動する。第1復調器25の出力信号は、励起振動(X1方向における質点系1の振動)の周波数を制御するための第1制御器27に供給される。第1制御器27の出力信号は、周波数生成器30を制御することにより、復調器25の後に生じる信号をゼロに制御する。これと同様に、第2復調器26の出力信号は、エレクトロニクスコンポーネント29により予め決められている一定の値に制御される。第2制御器31は、励起振動の振幅を制御する役割を果たす。周波数生成器30と振幅制御器31との出力信号は、乗算器32によって相互に乗算される。乗算器32の出力信号は、第1励起電極8〜8に印加される力に比例しており、デジタル力信号からデジタル電圧信号を生成する第1力/電圧変換器33と第2力/電圧変換器34との双方に入力される。力/電圧変換器33・34のデジタル出力信号は、第1および第2デジタル/アナログ変換器35・36を介して、相当するアナログ電圧信号に変換される。次に、このアナログ電圧信号は、第1励起電極8〜8に入力される。第1制御器27と第2制御器31とを介して、第1発振器3の固有周波数の周波数が再調整され、励起振動の振幅は、特定の所定の値に設定される。
コリオリの力が生じる場合は、コリオリの力から生じる第2発振器4のX2方向の動き(読み取り振動)が、第2読み取り電極11・11によって認識され、読み取り振動の動きに比例する読み取り信号は、対応する増幅素子40・41・42を介して、アナログ/デジタル変換器43に入力される(図2参照)。アナログ/デジタル変換器43のデジタル出力信号は、第3復調器44によって、直接バイアス信号と同相に復調されるとともに、第4復調器45によって、90°シフトして復調される。第1復調器44の対応する出力信号は、第3制御器46に入力される。第3制御器46の出力信号は、補償信号であり、測定される回転速度Ωに相当している。第4復調器45の出力信号は、第4制御器47に入力され、第4制御器47の出力信号は補償信号であり、補償される直交バイアスに比例している。第3制御器の出力信号は、第1変調器48を用いて変調される。これと同様に、第4制御器47の出力信号は、第2変調器49を用いて変調される。その結果、振幅制御された信号が生じる。振幅制御された信号の周波数は、X1方向の振動の固有周波数(sin≒0°、cos≒90°)に相当している。変調器48・49の相当する出力信号は、加算器段50において加算される。加算器段50の出力信号は、第3力/電圧変換器51と、第4力/電圧変換器52との双方に入力される。力/電圧変換器51・52の相当する出力信号は、デジタル/アナログ変換器53・54に供給される。デジタル/アナログ変換器53・54のアナログ出力信号は、第2励起電極10〜10に入力され、第2発振器4の振動振幅をリセットする。
第2励起電極10・10を介して生成される静電場(または、電極対10・10と10・10とを介して生成される2つの静電場)は、第2発振器4のX2方向におけるアライメント/ポジション変化を引き起こす。その結果、第2バネ素子6〜6のアライメントも変化する。第4制御器47は、第2励起電極10・10に入力される信号を、第4制御器47の補償信号に含まれる直交バイアスが最小になる、または、消滅するように制御する。このために、第5制御器55と、第5および第6力/電圧変換器56・57と、2つのアナログ/デジタル変換器58・59とが使用される。
第4制御器47の出力信号は、直交バイアスに対する指標であり、第5制御器55に入力される。第5制御器55は、2つの励起電極10・10によって生成される静電場を、直交バイアスBが消滅するように制御する。このため、第5制御器55の出力信号は、第5および第6力/電圧変換器56・57にその都度供給される。第5および第6力/電圧変換器56・57は、第5制御器のデジタル力/出力信号から、デジタル電圧信号を生成する。これらのデジタル電圧信号は、続いて、アナログ/デジタル変換器58・59において、アナログ電圧信号に変換される。アナログ/デジタル変換器58のアナログ出力信号は、第2励起電極10または11に入力される。アナログ/デジタル変換器59のアナログ出力信号は、第2励起電極10または11に入力される。
第2発振器4は、第2バネ素子6〜6のみによって押さえつけられている(一方から押さえつけられている)ので、これらのバネ素子のアライメントを、静電場によって問題なく変更することができる。さらに、他の第2バネ素子を備えることも可能である。これらの他の第2バネ素子は、これらの他のバネ素子を適切に配置することで一方から効果的に押さえつけられているということが確実になっている限り、第2発振器4を二方から押さえつけることとなる。バネ素子5・5またはバネ素子5・5に対しても同じ効果がえられるように、第3および第4バネ素子5・5または第1および第2バネ素子5・5を省くことができ、それゆえ、(ここには図示していない、対応して変更された電極構成とともに)第1発振器3が一方から押さえつけられることとなる。 このような場合には、第2発振器4は、二方から押さえつけられるように、さらに他のバネ素子によって第1発振器に固定されていてもよい。
以下の説明では、図3を参照して、本発明のコリオリの角速度計の好ましい一実施形態およびその操作方法を詳しく説明する。
図3は、第1共振器70と第2共振器70とからなる結合系1’の概略的な構成を示す。第1共振器70は、機械的な結合素子71すなわちバネを介して第2共振器70と結合されている。第1および第2共振器70,70は、共通の基板上に形成されており、共通の振動軸72に沿って相互に逆位相に振動できる。第1および第2共振器70・70は、同一であり、対称軸73を介して相互に配置される。第1および第2共振器70・70の構成は、図1および図2に関連して既に説明したので再度説明はしない。同一のまたは相互に対応する部品または部品群には同じ符号が付されている。ただし、異なる共振器に属する同一の部品には異なる印が付されている。
図3に示す二重発振器と図1および図2に示す二重発振器との主な違いは、個々の電極の複数が1つの総合電極に物理的にまとめられる点である。それゆえ、例えば図3の部材番号8・8・9・9の付された個々の電極は、1つの共通の電極を形成する。さらに、部材番号8・8・9・9の付された個々の電極は、1つの共通の電極を形成し、部材番号10・10・11および部材番号11・10・10の付された個々の電極は、それぞれ、1つの総合電極を形成する。同様のことが、他の二重発振器系にも当てはまる。
本発明の結合系1’の動作時に、2つの共振器70・70は、共通の振動軸72に沿って逆位相に振動する。したがって、結合系1’は、外部の妨害、または、共振器70・70が設けられている基板で結合系1’自身によって生じる妨害の影響を受けにくい。
結合系1’が回転する場合は、第2発振器4・4は、相互に反対方向に(X2方向、および、X2方向とは反対の方向に)転向される。結合系1’の加速度が生じる場合は、第2発振器4・4は、加速度がX2方向またはX2方向とは反対側の方向に作用することを条件に、それぞれ同じ方向へ、つまり、加速度の方向へ転向される。したがって、同時に、または、選択的に、加速度および回転が測定される。測定方法を行っている間に、同時に、直交バイアス補償を、共振器70・70において行える。しかしながらこのことは、必ずしも必要ではない。
基本的に、結合系1’を、図1および図2に記載の評価/励起電子装置2を基礎として操作できる。しかしながら、図3に示す実施形態では、代わりの方法(搬送周波数方法)が使用される。この操作方法について以下で説明する。
部材番号2’の付された評価/励起電子装置2は、3つの制御ループ、すなわち、共通の振動軸72に沿った第1発振器3・3の逆位相振動を励起および/または制御するための第1制御ループと、X2方向に沿って第2発振器4の振動をリセットおよび補償するための第2制御ループと、X2方向に沿って第2発振器4の振動をリセットおよび補償するための制御ループとを備えている。上記3つの制御ループは、増幅器60、アナログ/デジタル変換器61、信号分離モジュール62、第1〜第3復調モジュール63〜63、制御モジュール64、電極電圧計算モジュール65、搬送周波数加算モジュール67、および、第1〜第6デジタル/アナログ変換器66〜66を備えている。
この場合、第2発振器4・4の逆位相振動または振動をタッピング励起するための搬送周波数を、複数の方法、すなわち、a)3つの異なる周波数を使用し、制御ループに周波数を1つずつ割り当てること、b)方形波信号を時分割マルチプレックス方法において使用すること、または、c)ランダム位相スクランブル(統計的な変調方法)を使用すること、によって、電極8〜8・9〜9・10〜10・11〜11に供給することができる。電極8〜8・9〜9・10〜10・11〜11には、関連信号UyAo・UyAu(第2発振器4に対して)、および、Uxl・Uxr(第1発振器3〜3の逆位相共振に対して)、および、UyBu・UyBo(第2発振器4に対して)を介して、搬送周波数が供給される。なお、上記関連信号は、搬送周波数加算モジュール67において生成され、上記周波数信号に対して逆位相を励起するものである。第1および第2発振器3・3・4・4の振動は、部材番号7・7・711・713の付されている角速度計フレーム部分を介してタップオフされる。なお、上記部分は、ここでは、質点系の緩衝点としての機能以外に、タッピング電極としての機能も果たしている。このため、2つの共振器70・70は、好ましくは全てのフレーム、バネ、および接続によって、導電性に設計されていることが有利である。角速度計フレーム部分7・7・711および713によってタップオフされ、増幅器60へ入力される信号は、全ての3つの振動モードについての情報を含んでおり、アナログ/デジタル変換器61によって、デジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された信号は、信号分離モジュール62へ入力される。信号分離モジュール62では、まとまった信号が、異なる3つの信号、すなわち、x(逆位相振動についての情報を含んでいる)と、yA(第2発振器4の転向についての情報を含んでいる)と、yB(第2発振器4の転向についての情報を含んでいる)とに分離される。信号分離は、使用される搬送周波数方法(上記a)〜c)を参照)の種類に応じて異なっており、使用される搬送周波数方法に相当する信号を用いる復調によって行われる。信号x・yA・yBは、復調モジュール63〜63へ入力される。復調モジュール63〜63は、これらの信号x・yA・yBを、逆位相振動の動作周波数によって、0°および90°に復調する。信号Fxl/rまたはUxl/rを制御/計算するための制御モジュール64および電極電圧計算モジュール65は、図1に示す電子モジュール2と同様にそれぞれ設計されていることが好ましい。信号FyAo/u・UyAo/uおよびFyBo/u・UyBo/uを制御/計算するための制御モジュール64および電極電圧計算モジュール65は、図2に示す電子モジュール2と同様に設計されていることが好ましい。
図4に、部材番号64の付された図3の制御系の好ましい一実施形態を示す。この制御系64は、第1〜第3部分64〜64を備えている。第1部分64は、第1制御器80と、周波数生成器81と、第2制御器82と、エレクトロニクスコンポーネント83と、加算器段84と、乗算器85とを備えている。第1部分の操作方法は、図1に示す電子モジュール2の操作方法にほぼ相当しており、それゆえ、ここで再度説明はしない。第2部分64は、第1制御器90と、第1変調器91と、第2制御器92と、第2変調器93と、第3制御器94とを備えている。さらに、第1および第2加算器段95・96が備えられている。第1制御器90の出力部において、回転速度信号Ωを判定し、第3制御器94の出力部において、直交バイアスBQ の補償信号と加速度Aとからなる、まとまった信号を判定することができる。制御系64の第3部分64は、第1制御器100と、第1変調器101と、第2制御器102と、第2変調器103と、第3制御器104とを備えている。さらに、第1および第2加算器段105・106が備えられている。第1制御器100の出力部において、負の符号を有する回転速度信号Ωをタップオフし、第3制御器104の出力部において、負の符号を有する直交バイアスBQ の補償信号と加速度信号Aとからなる、まとまった信号をタップオフすることができる。第2および第3部分64・64の操作方法は、図2に示すエレクトロニクスモジュール2の操作方法に相当しており、それゆえ、ここで再度説明はしない。
動作周波数を増加した後の回転速度および直交をリセットする信号のみ、直交補助制御器のためのDC電圧とともに、1つの結合された電極対に入力される。したがって、2つの信号が加算され、その結果、電極電圧の計算は、振動周波数でのリセット信号と、直交制御のためのDC信号とを含んでいる。このようにして計算された電極電圧Uxl/r・UyAo/u・UyBo/uは、搬送周波数信号に加算され、アナログ/デジタル変換器66〜66を介して、電極にまとめて入力される。
上記で説明した逆位相励起を用いる搬送周波数方法の利点は、線形発振器3・3・4・4が転向される場合のみ増幅器60に信号が印加される点である。励起に使用される周波数信号は、離散周波数または方形波信号であってもよい。生成および処理がより簡単なので、方形波励起が好ましい。
以下で、本発明の加速度測定方法の測定精度についての複数の検討をさらに述べる。
回転速度は、コリオリの角速度計の動作周波数において、発振器4・4の逆位相転向を引き起こす。これに対し、加速度は、発振器4・4の同相転向を引き起こす。この場合、加速度は、0Hz〜約500Hzの周波数範囲において、50mg〜50μgの測定精度で測定することができる。
同相で測定される転向は、
α=a/(l・ω
となる。
ただし、
αは転向角度
aは加速度
lはバネの長さ
ωは発振器4〜4の固有周波数
である。
コリオリの角速度計の典型的な固有周波数ω=2*πf=6000rad/s〜60000rad/s、および、バネの長さl=1mmである場合は、例えば5mg測定精度に対して、
α=1・4*10−6〜1.4*10−8radまたはx=x=1.4nm〜14pm
である。
このようなわずかな転向は、0Hz〜500Hz域の周波数範囲においては測定が困難である。本発明のマルチセンサーに対しては、さらに電気的な複雑さが少なくとも必要である。なぜなら、電子装置では、1Hz〜10KHzの角速度計機能(回転速度測定)の動作域と、0Hz〜500Hzの加速度を測定するための動作域との双方において、非常に正確に測定される必要があるからである。
この欠点は、本発明によれば、2つの線形発振器(図1および図2)からなる質点系のための上記で説明した直交制御を、4つの線形発振器(図3)からなる質点系に応用することにより回避される。加速度は、直交性エラーを狂わせ、発振器4・4における動作周波数で顕著に生じる同相直交信号は、
Ω=(a/a)・(ω/2)=α(ω/2)
ただし、Ωは直交回転速度であり、aは直交加速度であり、aは発振器加速度である。
例えば5mg(α=1.4.10−6rad)の測定精度に対しては、
ΩQ=0.0042(rad/s)=0.25°/s=866°/h(固有周波数が1kHzの場合)
Ω=4.2・10−5(rad/s)/0.0025°/s=8.7°/h(固有周波数が10kHzの場合)
となる。
5°/hの回転速度センサーに対して、同じ電子装置では、866°/hの直交回転速度が確実に証明された。これに対し、固有周波数が10KHzである場合は、8.7°/hの直交回転速度では、5°/hの回転速度センサーの証明限界は、ほぼなくなっている。この測定が長期間安定しているかどうかは、直交回転速度の長期安定性に依存している。実際の直交回転速度は、逆位相信号である。したがって、加速度測定の安定性は、発振器4〜発振器4の直交回転速度、および、その安定性に依存している。2つの発振器は、相互に近接して配置されており、1つのプロセス工程で完成されるので、50mg〜50μgの低い精度を有する領域をカバーできるであろう。
第1発振器を励起する役割を果たす制御ループに相当する2つの線形発振器からなる質点系の一実施形態を示す図である。 回転速度Ωおよび直交バイアスBに対する測定ループおよび制御ループと、直交バイアスBを補償するための補助制御ループとに相当する2つの線形発振器からなる質点系の一実施形態を示す図である。 回転速度Ωおよび直交バイアスBに対する測定ループおよび制御ループと、直交バイアスBを補償するための補助制御ループとに相当する4つの線形発振器からなる本発明の質点系の概略図である。 図3に示す制御系の好ましい実施形態を示す図である。

Claims (3)

  1. 第1および第2共振器(70,70)を備え、
    上記第1および第2共振器(70,70)が、第1および第2線形発振器(3,3,4,4)からなる結合系としてそれぞれ形成されており、
    上記第1共振器(70)と上記第2共振器(70)とが、機械的に接続されているとともに静電的に結合されていることにより、これらの2つの共振器は共通の振動軸(72)に沿って相互に逆位相に振動可能であり、
    上記第1発振器(3,3)は、第1バネ素子(5−5)を介してコリオリの角速度計の角速度計フレーム(7−714)にそれぞれ接続されており、
    上記第2発振器(4,4)は、第2バネ素子(6−6)を介して上記第1発振器(3,3)の1つに接続され、
    上記角速度計フレームに対する上記第1バネ素子(5−5)のアライメント角度を変更でき、または上記第1発振器(3,3)に対する上記第2バネ素子(6−6)のアライメント角度を変更できる静電場を生成する装置と、
    第1共振器(70)において生じる、回転速度および第1直交バイアスのための第1信号、および、第2共振器(70)において生じる、回転速度および第2直交バイアスのための第2信号を判定可能な装置(10−10,11−11)と、
    上記第1および第2直交バイアスがそれぞれ最小となるように静電場の度を制御できる制御ループ(60−67)と、
    上記第1および第2信号から、回転速度を判定し、
    上記第1および第2直交バイアスを補償する静電場の同相成分から、上記測定される加速度を判定する計算ユニットとを備えることを特徴とするコリオリの角速度計(1’)。
  2. 上記第1および第2共振器(70,70)の構成は、同一であり、
    上記共振器(70,71)は、対称軸(73)に対して相互に軸対称に配置されており、
    上記対称軸は、上記共通の振動軸(72)に対して垂直であることを特徴とする請求項1記載のコリオリの角速度計(1’)。
  3. 第1および第2共振器(70,70)を備え、
    上記第1および第2共振器(70,70)が、第1および第2線形発振器(3,3,4,4)からなる結合系としてそれぞれ形成されている回転速度コリオリの角速度計(1’)を用いて、
    上記第2発振器(4,4)の転向を用いておよび評価することによって決定される回転速度および加速度を、続けてまたは同時に測定する方法であって、
    上記第1および第2発振器(3,3,4,4)の相互アライメントを変更するための静電場を生成し、
    上記2つの共振器(70,70)を共通の振動軸(72)に沿って相互に逆位相に振動させる工程と、
    上記第2発振器(4,4)の上記転向を相互に比較して、測定される回転速度の指標である逆位相転向成分、および、測定される加速度の指標である共通の同相転向成分を判定する工程と、
    上記逆位相転向成分から測定される回転速度を計算する工程と、
    上記同相転向成分から測定される加速度を計算する工程とを含み、
    上記共通の同相転向成分は、
    上記第1共振器(70)において生じる第1直交バイアスを決定し、
    上記第2共振器(70)において生じる第2直交バイアスを決定し、
    上記第1および第2直交バイアスが最小となるように上記静電場の度を制御し、
    測定される加速度に比例しており、上記電場の同相成分により補償される共通の直交バイアス成分を上記第1直交バイアスおよび上記第2直交バイアスを用いて計算することによって判定されることを特徴とする方法。
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