JP4618637B2 - 航空機用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

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本発明は、航空機用空気入りラジアルタイヤに関し、特に、トレッド踏面部のゴムゲージ分布を最適化することにより、高速耐久性及び耐偏磨耗性を両立させた航空機用空気入りラジアルタイヤに関する。
航空機用空気入りタイヤは高内圧及び重負荷条件下で使用されるため、トレッド踏面部に作用する接地圧が高くなる傾向がある。このため、高速での離着陸や、空港ターミナルと離着陸を開始する位置との間を低速で移動する、所謂タキシング時に、路面に散在する小石や金属片等の異物(突起物)により、トレッド踏面部からカット等の外傷を受け易くなる。一般の乗用車等に使用される軽荷重用の空気入りタイヤでは、多少の外傷を受けてもタイヤがバーストに至ることは稀であるが、航空機用空気入りタイヤのように高内圧及び重負荷条件下で使用されるタイヤにあっては、トレッド踏面部の外傷が直ちにバースト或いはピールオフ(トレッド剥がれ)につながり、そのタイヤの破片が機体にダメージを与えると極めて危険であり大きな問題となる。そのため、異物に対する耐カット性は、航空機用空気入りタイヤの重要な要求性能の一つであり、航空機用空気入りタイヤにおいて耐カット性を向上させることは非常に重要な技術的課題となっている。また、航空機の燃料排出量低減のため、機体を極限まで軽量化することが近年の機体メーカーの命題になっており、それに伴ってタイヤメーカーに対するタイヤ質量逓減要求も厳しくなっている。
このような状況のなかで、従来から航空機タイヤの軽量化を図りながらベルトの総強力を向上させるための開発がなされており、例えば、ベルトプライ端においてジグザグに折れ曲がりながら周方向に延びるコードを埋設したベルトプライを用いたものが知られている(特許文献1参照)。さらに、このようなベルトプライを用いるとタイヤにスリップ角が付与されたとき、タイヤ回転軸方向に発生するサイドフォースが大スリップ角領域で低下するという問題があるため、タイヤの接地端近傍でのタイヤ外面形状及びタイヤの厚み分布勾配を規定してこれらの問題の解決を図ったものも知られている(特許文献2参照)。
しかしながら、これらの文献に記載されたものでは、タイヤの軽量化についてある程度の改善は図れるものの、同時にタイヤの耐カット性の向上まで解決することはできない。
ところで、耐カット性については、設計上、タイヤの径成長がタイヤの耐カット性向上に大きい影響を与えること、つまり径成長を抑制できれば耐カット性が向上し、航空機タイヤの安全性を向上させることができることが知られている。
他方、現在のタイヤの軽量化についての要求は、従来技術で開発したタイヤでの対応ではもはや困難な段階にきており、これに応えるための新技術として、材料面では、航空機用タイヤでこれまで主流であったナイロン(登録商標)コードを用いずに、より強度の高いアラミド(芳香族ポリアミド繊維)コードを用いて、径成長を抑制しつつベルト枚数を少なくして軽量化を図ったタイヤが出現している。
また、構造面では、径成長を抑制し、かつ軽量化を実現できる新技術として、コンベック構造を用いることが有効であることが分かってきた。この構造は、ベルトのゲージ分布が、センター部分からベルト端部に向かって少しずつ薄くなるようにした構造であるが、この構造は、径成長を抑制するのに十分なベルト枚数を持ち、かつショルダー部の厚みを減らすことで質量を軽量化することができるという利点がある。
実開昭48−96259号公報 特許第3342912号公報
しかしながら、このコンベックス構造は、最外層(タイヤ半径方向の最も外側)ベルトの外表面(タイヤ半径方向外側の表面)のR(曲率半径)が従来構造より小さくなるため、トレッド表面のクラウン部のRを従来構造と同等にすると、ショルダーリブに向かうにつれて、トレッドゴムのゲージが厚くなる。このため、荷重走行時の発熱量が多くなり、特にショルダー部の耐久性を損なうこととなる。一方、トレッド表面のクラウン部のRを最外層ベルトの外表面のRと同等にすると、トレッドの幅方向の周差が大きくなり、特にショルダー部での耐偏磨耗性を損なうことが懸念される。
本発明は前記コンベックス構造に伴う上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、航空機用空気入りラジアルタイヤの耐カット性を向上させると共に、高速耐久性及び耐偏磨耗性を確保することである。
請求項1に係る発明は、トレッド踏面部にタイヤ赤道を挟んで配置された一対の周方向ストレート溝と、該周方向ストレート溝の両側に配置された少なくとも一対の周方向ストレート溝とによりセンターリブ、中間リブ、及びショルダーリブが形成されており、タイヤ赤道面に対して実質的に直交する多数本のコードが埋設された少なくとも1枚のカーカス層と、該カーカス層の半径方向外側に配置された2層以上のベルトで構成され、かつセンター部からベルト端に向かって厚みを漸減させたベルト層とを備えた航空機用空気入りラジアルタイヤであって、正規内圧時のトレッド踏面部は曲率半径R1を有する中央領域と、前記中央領域の両側に配置された曲率半径R2を有する両側領域とからなり、前記中央領域と両側領域とは前記中間リブ領域内で連結され、かつ1≦R2/R1≦2であり、最外層のベルトの外表面の曲率半径をR 3 とし、前記トレッド踏面部のタイヤ赤道上の点をPc 1 とし、該点Pc 1 からタイヤ半径方向に引いた垂線が前記外表面と交差する点をPc 2 としたときの点Pc 1 とPc 2 との距離をDcとしたとき、R 1 =R 3 +Dcであることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤである。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ベルト層は、ほぼ周方向にスパイラル巻きで、巻き始めから巻き終わりまで連続して巻かれていることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤである。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、正規内圧時のタイヤ最大幅をWとしたとき、0.9W≦R 1 ≦1.2Wであることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤである。
請求項4に係る発明は、請求項2記載の航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、正規内圧、正規荷重時の接地幅の84%のタイヤ踏面部の位置をトレッド端点をPs 1 とし、該トレッド端点Ps 1 からタイヤ半径方向に引いた垂線が前記外表面と交差する点をPs 2 としたときの点Ps 1 とPs 2 との距離をDsとすると、Dc≦Ds≦1.2Dcであることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤである。
請求項5に係る発明は、請求項記載の航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、前記ベルト層は、引張破断強力が6.3cN/dtex以上、伸張方向に0.3cN/dtex荷重時の伸び率が0.2〜2.0%、伸張方向に2.1cN/dtex荷重時の伸び率が1.5〜7.0%、伸張方向に3.2cN/dtex荷重時の伸び率が2.2〜9.3%、の特性を有する高弾性率有機繊維を含むベルトプライの2枚以上で構成されていることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤである。
(作用)
センター部からベルト端に向かって厚さを漸減させたベルト層により耐カット性を向上させ、最外層ベルトの曲率半径R3に対応させてトレッド踏面中央領域の曲率半径R1を定めると共に、トレッド踏面両側部の曲率半径RをR1以上かつその2倍以内に設定することにより、ショルダー部の耐久性及び耐偏磨耗性を確保している。
本発明によれば、コンベックス構造のベルト層を有する航空機用ラジアルタイヤのベルトに高弾性有機繊維コードを用い、かつ最外層ベルトの曲率半径R3に対応させてトレッド踏面中央領域の曲率半径R1を定めると共に、トレッド踏面両側部の曲率半径RをR1以上かつその2倍以内に設定したため、ショルダー部の耐久性及び耐偏磨耗性を両立させることができる。これにより、耐カット性を向上させつつ高速耐久性及び耐偏磨耗性を確保することができる。
本発明を添付図面を参照して説明する。なお、本明細書では、正規荷重とは、米国のTRA(The Tire and Rim Association Inc.)の“Year Book”に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)のことであり、正規内圧とは、上記“Year Book”に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気圧のことである。
図1は、本発明の実施形態に係るコンベックス構造のラジアルタイヤを説明するための断面図である。
図示のラジアルタイヤ10は航空機に装着して使用されるものであって、一対のビードコア12が埋設された一対のビード部14と、このビード部14からタイヤ半径方向外側に配置された一対のサイドウォール部16と、両サイドウォール部16間に延在するトレッド部18とからなり、両ビードコア12間には内部にタイヤ赤道面に対して実質上直交する多数本のコードが埋設された少なくも1枚のカーカス層20が延在しており、このカーカス層20のタイヤ半径方向外側には、ベルト層22が配置され、更にそのタイヤ半径方向外側には保護層24が配置されている。また、トレッド部18の踏面部にはタイヤ赤道を挟んで配置された一対の周方向ストレート溝G1と、ストレート溝G1の両側に配置された二対のストレート溝G2及びG3とにより、センターリブ26、セカンドリブ28及びサードリブ30からなる中間リブ、及びショルダーリブ32が形成されている。なお、ここでは、中間リブがストレート溝G2により幅方向に2分割されているが、ストレート溝G2を形成しないことで、幅方向に連続させてもよい。また、ストレート溝G1とG3との間にストレート溝を追加することで、3つ以上に分割してもよい。
ベルト層22のベルトプライ22aは、1本以上の高弾性有機繊維のコード、例えばアラミドコード(引張破断強力が6.3cN/dtex以上、伸張方向に0.3cN/dtex荷重時の伸び率が0.2〜2.0%、伸張方向に2.1cN/dtex荷重時の伸び率が1.5〜7.0%、伸張方向に3.2cN/dtex荷重時の伸び率が2.2〜9.3%)をゴム被覆して構成した線状体を、スパイラル巻きでほぼ0゜、即ちタイヤ回転方向に巻き始めから巻き終わりまで連続して複数回密に巻き付ける。その際、ベルト層22のゲージ分布をベルトのセンター部(センターラインCL付近)から端部に向けて少しずつ薄くなるようにする。保護層24は、カット外傷等からベルト層22を保護するためのものであり、ナイロン(登録商標)コード、アラミドコード等の有機繊維コードをゴム被覆したコード層で構成されている。
図2はトレッド踏面部のゴムゲージを説明するための図であり、図3はトレッド踏面部の曲率半径を説明するための図である。図2に示すように、タイヤ踏面部のタイヤ赤道上の点をPc1とし、点Pc1からタイヤ半径方向に引いた垂線(センターラインCLと一致)がベルト層22のうち、最外層のベルトの外表面と交差する点をPc2としたときの点Pc1と点Pc2との距離をDcとする。さらに、正規内圧、正規荷重時の接地幅の84%のタイヤ踏面部の位置をトレッド端点をPs1とし、該トレッド端点Ps1からタイヤ半径方向に引いた垂線が前記外表面と交差する点をPs2としたときの点Ps1とPs2との距離をDsとする。また、図3(a)に示すように、トレッド踏面部は、曲率半径R1を有する中央領域と、中央領域の両側に配置された曲率半径R2を有する両側領域との2つの領域からなり、それらの領域は中間リブ(ストレート溝G2を含む)上の連結点P1において滑らかに接して連結されている。また、最外層のベルトの外表面の曲率半径をR3とすると、曲率半径R、R、Rは下記の式[1]、[2]の関係を満たしている。
1≦R2/R1≦2 …式[1]
1=R3+Dc …式[2]
また、正規内圧時のタイヤ最大幅をWとしたとき、
0.9W≦R1≦1.2W …式[3]
の関係を満たしている。
ここで、式[1]のように定めた理由は以下のとおりである。R2/R1が1に満たない、即ちR2がR1より小さいと、ショルダー部のトレッドゴムゲージが薄くなるため、高速耐久性は向上するものの、ショルダーリブ32の外径がセンターリブ26の外径より小さくなることから、回転時に外径の小さなショルダーリブが外径の大きなセンターリブと同じ移動距離を得るために、路面との擦れを起して引きずり摩擦が発生することが原因で、ショルダーリブに偏磨耗が発生するため、耐磨耗性が悪化してしまう。また、R2/R1が2を越えると、トレッドのショルダー部のベルト迄の厚みが厚くなり過ぎるため、発熱量が大きくなり、高速耐久性が悪化してしまう。
さらに、式[3]のように定めた理由は、R1が0.9Wより小さくなるとR2/R1が2を越える可能性が高くなるため、前述したように高速耐久性が低下し、R1が1.2Wを越える場合もDsがDcに比較して大きくなる傾向になるため、高速耐久性が低下してしまうからである。
DsとDcとは下記の式[4]を満たすように定めることが好適である。その理由は、Ds<Dcであると、R2/R1<1の場合と同等に、ショルダー部のトレッドゴムゲージが薄くなるため、高速耐久性は向上するものの、トレッドのショルダー部のベルト迄の厚みが厚くなり過ぎるため、発熱量が大きくなり、高速耐久性が悪化してしまう。また、1.2Dc<Dsのときは、後述する実施例に見られるように、ショルダー部の発熱が原因でセパレーションが発生し、完走できなかったからである。
Dc≦Ds≦1.2Dc …式[4]
〔実施例〕
次に、本発明に係る航空機用空気入りラジアルタイヤを試作し、比較例及び従来例と共に評価試験を実行した結果について、表1を参照しながら、以下に説明する。ここで、評価試験の内容はTSO−C62d、即ちFAA(Federal Aviation Authority:米国連邦航空局)のTechnical Standard Orderの航空機用タイヤ規格で規定された高速評価試験である。
Figure 0004618637
表1における実施例タイヤ、2つの比較例タイヤ、及び従来タイヤ共に、サイズは1400X530R23の規格のものである。実施例タイヤは、図1に示す構造を備えており、アラミドコードを使用してスパイラル巻きしたコンベックス構造のベルト層22を有し、ベルト層22の幅を390mm、Dc=19.5mm、Ds=20.0mm、R2/R1=1.6、R1/R3≒1.0としたものである。また、比較例タイヤ#1は、実施例タイヤにおいてDsを25.0mm(>1.2Dc)に変更し、R2/R1を0.8に変更し、R1/R3を1.2に変更したものである。更に、比較例タイヤ#2は、実施例タイヤにおいてDsを19.0mm(<Dc)に変更し、R2/R1を0.3に変更し、R1/R3を0.95に変更したものである。また、従来タイヤは、ナイロン(登録商標)コードを使用してエンドレス巻きした現行構造(センター部からベルト端に向かって厚みが変化しない)のベルト層を有し、ベルト層の幅を390mm、Dc=20.6mm、Ds=23.0mm、R2/R1=1.0、R1/R3=1.1としたものである。
高速耐久試験は、正規内圧、荷重条件で、速度380km/hまで約1分で加速させる試験を50回繰り返す試験とした。耐偏磨耗性については、3種類の試験(1)〜(3)を行い、従来タイヤを100とした指数で表したものであり、値が小さい程良好である。ここで、試験(1)はショルダーリブ32の第1位置(正規内圧、正規荷重時の接地幅に対するセンターラインCLから70%幅の位置)における磨耗仕事量からサードリブ30の磨耗仕事量を減算したものであり、試験(2)は、ショルダーリブ32の第2位置(正規内圧、正規荷重時の接地幅に対するセンターラインCLから80%幅の位置)における磨耗仕事量からショルダーリブ32の第1位置における磨耗仕事量を減算したものであり、試験(3)は、ショルダーリブ32の第3位置(正規内圧、正規荷重時の接地幅に対するセンターラインCLから90%幅の位置)における磨耗仕事量からショルダーリブ32の第2位置における磨耗仕事量を減算したものである。なお、磨耗仕事量とは、当該位置の接地面内で生じる剪断力とスリップ量の積を接地面の踏み込みから蹴り出しまで積分して求められる量である。
表1に示すように、径成長はコンベックス構造を有する実施例タイヤ及び比較例タイヤでは1.5%でいずれも同じであるが、現行構造の従来タイヤは7.0%であるから、コンベックス構造が径成長の抑制に有効であり、従って、耐カット性の向上に有効であることが確認された。また、高速耐久性試験については、実施例タイヤ、比較例タイヤ#2、及び従来タイヤは50回全て完走したが、比較例#1は40回しか完走できず、Dsを大きくしたことで高速耐久性が悪化したことが裏付けられた。さらに、耐偏磨耗性については、実施例タイヤは従来タイヤに比べると幅方向端部に向かうにつれて耐偏磨耗性が若干(10〜20%)低下しているが、R2/R1を1よりも大幅に小さくした比較例タイヤ#2と比べると、低下の度合いは1/4〜1/10である。つまり、実施例タイヤは、コンベックス構造により従来例タイヤと比較して径成長を抑制して耐カット性を向上させるとともに、式[1]及び[4]の条件を満たすようにすることで、高速耐久性及び耐偏磨耗性の低下を抑制していると言える。
本発明の実施形態に係るコンベックス構造のラジアルタイヤを説明するための断面図である。 トレッド踏面部のゴムゲージを説明するための図である。 トレッド踏面部の曲率半径を説明するための図である。
符号の説明
10・・・航空機用空気入りラジアルタイヤ、12・・・ビードコア、18・・・トレッド、20・・・カーカス層、22・・・ベルト層、22a・・・ベルトプライ、24・・・保護層、26・・・センターリブ、28・・・セカンドリブ、30・・・サードリブ、32・・・ショルダーリブ、G1・・・ストレート溝。

Claims (5)

  1. トレッド踏面部にタイヤ赤道を挟んで配置された一対の周方向ストレート溝と、該周方向ストレート溝の両側に配置された少なくとも一対の周方向ストレート溝とによりセンターリブ、中間リブ、及びショルダーリブが形成されており、
    タイヤ赤道面に対して実質的に直交する多数本のコードが埋設された少なくとも1枚のカーカス層と、該カーカス層の半径方向外側に配置された2層以上のベルトで構成され、かつセンター部からベルト端に向かって厚みを漸減させたベルト層とを備えた航空機用空気入りラジアルタイヤであって、
    正規内圧時のトレッド踏面部は曲率半径R1を有する中央領域と、前記中央領域の両側に配置された曲率半径R2を有する両側領域とからなり、前記中央領域と両側領域とは前記中間リブ領域内で連結され、かつ1≦R2/R1≦2であり、
    最外層のベルトの外表面の曲率半径をR 3 とし、前記トレッド踏面部のタイヤ赤道上の点をPc 1 とし、該点Pc 1 からタイヤ半径方向に引いた垂線が前記外表面と交差する点をPc 2 としたときの点Pc 1 とPc 2 との距離をDcとしたとき、R 1 =R 3 +Dcである
    ことを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤ。
  2. 請求項1記載の航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記ベルト層は、ほぼ周方向にスパイラル巻きで、巻き始めから巻き終わりまで連続して巻かれていることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤ。
  3. 請求項1記載の航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、
    正規内圧時のタイヤ最大幅をWとしたとき、0.9W≦R 1 ≦1.2Wであることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤ。
  4. 請求項2記載の航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、
    正規内圧、正規荷重時の接地幅の84%のタイヤ踏面部の位置をトレッド端点をPs 1 とし、該トレッド端点Ps 1 からタイヤ半径方向に引いた垂線が前記外表面と交差する点をPs 2 としたときの点Ps 1 とPs 2 との距離をDsとすると、Dc≦Ds≦1.2Dcであることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤ。
  5. 請求項記載の航空機用空気入りラジアルタイヤにおいて、
    前記ベルト層は、引張破断強力が6.3cN/dtex以上、伸張方向に0.3cN/dtex荷重時の伸び率が0.2〜2.0%、伸張方向に2.1cN/dtex荷重時の伸び率が1.5〜7.0%、伸張方向に3.2cN/dtex荷重時の伸び率が2.2〜9.3%、の特性を有する高弾性率有機繊維を含むベルトプライの2枚以上で構成されていることを特徴とする航空機用空気入りラジアルタイヤ。
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