JP4618632B2 - 集熱ダクト及び集熱ダクトを利用した換気システム - Google Patents

集熱ダクト及び集熱ダクトを利用した換気システム Download PDF

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Description

本発明は、集熱ダクト及び集熱ダクトを使用した換気システムに関する。
住宅等の換気システムの省エネルギー化のため、集熱パネルを兼ねた金属製屋根板の下面に沿って、下外端開口で下面側を断熱材で遮蔽した空気流路を斜めに設け、該流路上部から縦ダクトを介して床吹出口へ連通させており、上記屋根板で加熱した空気を上記空気流路を介して集めて床吹出口から吹出すように設けたものが知られている(特許文献1)。
又、換気システムではないが、透光性外管内に水等の熱媒体路としての内管を二重筒状に設けるとともに、これら内外両管の間を真空の断熱空間とし、該空間内に、通路方向に長い帯板状の集熱板であって、その巾方向中間部に凹設した嵌合凹溝内に上記内管を嵌合させたものを設けた集熱器が知られている(特許文献2)。
特開2002−235955号 実公昭58−9738号
特許文献1の如く金属製屋根板を集熱パネルとして用いる換気システムでは、パネルが受光した太陽熱のうち相当部分が外部へ逃散してしまう不利がある。これを避けるため、ガラスなどの透明平板で表面部を形成したパネル型の集熱器とすることも可能であるが、この場合には強度確保のために肉厚のガラス板等を用いなければならず、コストが高くなるとともに、大面積としたときには歪みを生ずるおそれがある。又、屋上エリアを緑化しようとするときには、屋上面の一部を集熱パネルとする換気システムを導入し難く、集熱部のレイアウトの自由度の大きいシステムが要望されている。
本出願人は、これらの問題点を鋭意検討し、施工性などの良い換気システムの集熱手段として、換気ダクト自体に集熱機能を兼用させるという着想に到達した。もっともかかる着想を実現するためにも様々な問題があり、例えば特許文献2に開示する如く、外管との間に真空を印加した内管の内部を熱媒体路とした構造を換気ダクトに応用するとすれば、その内管を通常のダクトの太さとしたときに、その回りに囲成するため、ダクト全体が嵩張るものとなるものとなってしまう。
本発明は、施工の自由度が大きく、かつ集熱性、施工性、及び経済性に優れた集熱ダクト及び該集熱ダクトを利用した換気システムをコンパクトな構成で実現するため、空気流路24形成用の外筒6を含むダクトの少なくとも一半側部を透光部22とするとともに、他半側部に断熱部18を形成し、かつ上記空気流路24内に上記透光部22に対面する受光面30を有する集熱板8を設置したものを提案する。
第1の手段は、一端側に入口12を、また他端側に出口26を有する空気流路24形成用の円筒形の外筒6を含み、一半側部を透光部22とし、他半側部を断熱部18としたダクトであって
上記外筒を透明材料で形成するとともに、この外筒内に、その筒軸を中心に外筒に対して回転可能な集熱板8を配置し、この集熱板の一面と向かい合う外筒内面部分に沿って集熱板とともに回動可能な断熱層を設けることで、この断熱層が存するダクト部分を、上記断熱部18と、また残りのダクト部分を透光部22とし
かつこの透光部と対向する集熱板の他面を受光面30とし
上記空気流路24を集熱板8で第1空気流路部分24a及び第2空気流路部分24bとに区分し、かつこれら第1空気流路部分及び第2空気流路部分がそれぞれ、入口と出口とに連通するように形成した。
「透光部」は、ガラスや透明アクリルなどの透明材料で形成すると良い。例えばダクトの外筒全体を透明材料で形成するとともに、その一側部内面側に「断熱部」として断熱材を摺動可能に形成するとよい。尚、断熱部は集熱ダクトの長手方向全長に亘って形成するとよい。
「集熱板」は、熱吸収、及び熱放射をし易い鉄その他の金属で形成するとよく、又、集熱板の表面は、吸熱性の高い光選択性塗料(例えば吸収率0.98の黒色クロムめっき)を塗布すると良い。
上記集熱板8は、上記透光部22との間に第1空気流路部分24aを、上記断熱部18との間に第2空気流路部分24bをそれぞれ介在させて設置している。
尚、これら第1空気流路部分24a及び第2空気流路部分24bは、上記集熱板8によって空間的に遮断されている必要はない。尚、上記集熱板8の表面のほぼ全体は第1空気流路部分24aに、又、上記集熱板8の裏面のほぼ全体は第2空気流路部分24bにそれぞれ面しており、これら各面から熱が放射されるように設けるとよい。
の手段は、上記第1の手段を有し、かつ上記第2空気流路部分24bと断熱部18との間に蓄熱層20を形成している。
「蓄熱層」は、PCM(Phase Change Material)、即ち潜熱蓄熱材で形成することが望ましい。
の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ上記外筒6内に、その筒軸回りの回動自在に集熱板8を支持する支持手段10を設け、この支持手段10を、上記外筒6の両端部側に付設した軸受10a,10bの間に透光性の回転軸10cを架設することで形成し、又、上記集熱板8を、巾方向中間部に嵌合溝部8aを有する帯板形として、その嵌合溝部8a内へ上記回転軸10cを嵌着させることで回転自在に設けた。
「集熱板」は手動乃至自動で回転可能に設けることができる。
「支持手段」は、集熱板の巾方向内側部分に固定する回転軸と軸受とで構成することもでき、又、外筒の両端部外面に嵌合した回転リングから内方へ突出した係止爪で集熱板の長手方向両端面を係止させることで構成しても良い。これらの構成については後述する。
尚、上記断熱部18は、集熱板8の両端部の間の外筒部分の内面に沿って、該内面に対して摺動自在に形成すると良い。
の手段は、第の手段を有し、かつ上記集熱板8を、太陽光をエネルギー源とする駆動装置40で回転軸10cの回りを回転可能に形成している。
具体的には、集熱板8は、太陽光線電池を駆動源とするモーターなどを用いて、太陽の位置に追従して回動するように設けるとよく、更に通年の太陽の位置データに基づく年間プログラムにより集熱板8を回動させるように設けると良い。そのプログラムの詳細については後述する。
「水平板部」は、上記コ字形断熱部の底壁部分との間にスペーサを介在させて支持することができる。
上記集熱板は、更に上記水平板部の両側から立板を起立して、上記三方側壁部から一定間隔を存して断面コ字形に付形することができる。
の手段は、集熱ダクトを利用した換気システムであり、建物の屋上その他の屋外空間に、上記第1の手段乃至第の手段の何れかに記載した集熱ダクト4を、その上流部を下にして斜めに配置するとともに、上記集熱ダクト4の下流部を空調機54を介して建物内の空調空間A内へ接続している。
の手段は、第の手段を有し、かつ上記集熱ダクト4を平行に複数個設け、かつこれら集熱ダクトの上端部を一本の集熱ヘッダー36に接続し、該集熱ヘッダーを介して空調機54へ連通させている。
第1の手段に係る発明によれば、次の効果を得られる。
○本願のダクトは、その外筒6一半側部を透光部22とし、他半側部に断熱部18を設けて集熱器の機能を兼備させたから、ダクトの増設・組合せにより立体的で自由なレイアウトが可能となり、例えば屋上の緑化帯回りの僅かなスペースを有効利用したり、或いは折板による工場等の屋根においてトップライトの列の間にトップライトと平行に集熱ダクトを設置することができ、適用範囲が飛躍的に広がる。
○又、集熱器の外形をダクト型とすることで、パネル型の集熱器に比べて歪みによる大きさの限界を解消して施工性を向上することができる。
○集熱器の全体形状をパネル型に比べて強度に優るダクト型、即ち円筒乃至多角筒型としたから、該筒形状をガラスやアクリル等の透明材料で形成する際にそのガラス等の厚みを小として材料費を低減することができる。
○又本願ダクトは、外筒内の空気流路24に集熱板8を内装したから、集熱効率が高い。
○上記集熱板8は、透光部22に対向させて気流を妨げないように配向しているから、上記空気流路24の流路面積を減少させず、コンパクトで大流量の通風が得られる。
また第の手段に係る発明によれば透光部22を通して集熱板8の表面に照射された太陽光の熱が該表面より対流熱として第1空気流路部分24aへ、集熱板8の裏面から放射熱として第2空気流路部分へそれぞれ放出され、従って第1、第2空気流路部分24a,24bを介して効率的に熱を取り出すことができる。
さらに第1の手段によれば、円筒形の外筒6内に、その筒軸回りの回動自在に集熱板8を設けたから、その外筒の内径いっぱいに集熱板8の巾をとって受光面30の面積を大きくとることができるとともに、太陽に追随して集熱板の向きを調整して、有効受光面積を大きくすることができる。
の手段に係る発明によれば、上記第2空気流路部分24bと断熱部18との間に蓄熱層20を形成したから、第2空気流路部分24bから外部への熱の逃散を防止して更に熱取出しの効率を上げることができる。
の手段によれば、次の効果を奏する。
○集熱板8の嵌合溝部8aに回転軸10cを嵌着させたから、該回転軸を介して集熱板8に回転力を伝達し易く、かつ、組立ても容易である。
○上記回転軸10cは透明材料で形成するから、集熱板8の受光面30に陰が出来ず、集熱効率が良い。
○更に既述特許文献2と相違して空気の流路は回転軸10cの外側に形成され、かつ該回転軸の径は空気の流路である特許文献2の内管よりも小外径に形成することができるから、ダクト全体が嵩張ることがない。
の手段に係る発明によれば、集熱板8を、太陽光をエネルギー源とする駆動装置40で回転軸10cの回りを回転可能に形成したから、このシステムの運用のためのエネルギーを全て太陽エネルギーでまかなうことができ、有利である。
の手段に係る発明によれば、上記第1乃至第7の手段に係る集熱ダクトを建物の換気システムに適用したから、換気量を大きくかつ熱効率を高くすることができ、又、これらダクトを上流部を下にして斜めに配置したから、次の効果を奏する。
○各ダクトの外気導入口が下側となるので、雨水等の侵入を防げる。
○斜めに設置した各ダクト内の空気は温められて上昇するので下流側より建物内部へ引き込むことが容易である。
の手段に係る発明によれば、上記集熱ダクト4を平行に複数個設け、かつこれら集熱ダクトの上端部を一本の集熱ヘッダー36に接続し、該集熱ヘッダーを介して空調機54へ連通させたから、更に大容量の温風を建物に取り込むことができる。
図1から図8は、本発明の第1の実施形態に係る集熱ダクト及び該集熱ダクト付き換気システムを示している。
図1は、本システムの全体の構成を示しており、同図中Aは空調領域であり、Bは建物の床、Cは建物の外壁、Dは建物の屋上である。
本システムは、集熱部2と、配熱部を兼ねる換気路50とで構成されている。該構成のうち公知の部分を説明すると、集熱部2では、屋上Dに集熱ダクト4を斜めに配置している。該集熱ダクトの上流部(下端部)は図2の如く外気導入口(入口)12として開口しており、又集熱ダクトの下流部(上端部)は暖められた空気の取出口(出口)として、換気路50の連結ダクト52へ接続されている。該連通ダクトは建物の外壁Cに配置された空調機54へ接続され、該空調機から給気ダクト56を介して建物の床Bなどに開口する吹出口58へ連通している。尚、空調機54及び吹出口58の位置は適宜変更することができる。上記空調機54は、必要により集熱ダクト4から送風された暖気を加熱又は加湿するとともに、防塵フィルタなどにより清浄化することで、空調空気として給気する。
本発明において、図2に示す如く、集熱部2は、複数の集熱ダクト4…と、集熱ヘッダー36と、駆動装置40とで構成されている。
上記集熱ダクト4は、両端開口の円筒状の外筒6と、該外筒内に挿入した集熱板8と、この集熱板を回転自在に支持する支持手段10と、上記外筒の一側部に形成した断熱部18及び蓄熱層20で形成している。又、本実施形態では、断熱部18設置箇所を除く外筒部分を透光部22としている。
上記外筒6は、透明アクリル樹脂乃至ガラスなどの透明材料により、冬季の日射でダクト内通過空気の所要の温度上昇が得られる程度の長さに形成するものとする。又、外筒6は当該長さに形成して斜めに設置しても壊れない程度の剛性を有するものとする。上記外筒6で囲成される空間は空気流路24を形成している。又、上記外筒6の底壁部分下流側には、後述の集熱ヘッダーとの接続口26を開口している。
上記支持手段10は、本実施形態では、上記外筒6の両開口部に付設した第1、第2軸受10a,10bと、これら両軸受間に同軸状に架設した回転軸10cとで構成している。
上記第1軸受10a及び第2軸受10bは、図3及び図4に示す如く上記外筒6の両開口部に嵌着された軸孔11,11付きの枠板として形成されており、それら軸孔の孔縁には回転軸受用のベアリング14を付設している。上流側に位置する第1軸受10aの適所、例えば該第1軸受の上半部及び下半部には、それぞれ広口の外気導入口12を開口している。但し、これら外気導入口は、例えば前述の外筒6の上壁部及び下壁部にそれぞれ上下一対穿設しても良い。
上記回転軸10cは、両端部を小外径部13として、これら小外径部を上記ベアリング14内に嵌挿させることで軸止させている。回転軸10cは、外筒と同様に透明材料で形成するものとし、かつ材料節減のために中空筒形とすることが望ましい。又、回転軸10cの下流側端面には、後述の駆動装置との接合用の切溝15を穿設する。
上記集熱板8は、ダクト長手方向全長に亘って延びる帯板状であって、その巾方向中間部には、上面開口の半円筒形の嵌合溝部8aを横設しており、該嵌合溝部内へ上記回転軸10cを嵌着することで該回転軸とともに回転可能に形成している。図7(A)に示す通り嵌合溝部両側の集熱板部分8b、8bは、筒軸方向から見たときに、外筒6の直径Lに沿って同図水平方向に延びており、かつ上記嵌合溝部8a及び両集熱板部分8bの各上面は受光面30を、又嵌合溝部8a及び両集熱板部分8bの各下面は輻射面32を、それぞれ形成している。これら受光面30及び輻射面32は、好ましくは黒色の吸光性塗料を集熱板8の地金に塗布して形成すると良く、又、集熱板8は、熱導電性の良い鉄などの金属で形成すると良い。図示例では、上記集熱板部分8b、8bの外端部を上記外筒6内面に摺接させており、集熱板8は、外筒6内の空気流路24を、上記受光面30に面する第1空気流路部分24aと上記輻射面32に面する第2流路部分24bとに区切っている。もっとも上記集熱板部分の外端部と上記外筒6内面との間には隙間があってもよく、該隙間を介して第1、第2空気流路部分24a,24bが連通していても良い。
上記断熱部18は、上記集熱板8の輻射面32と対面して、図7(A)に示す如く集熱板の巾方向両端部間の外筒部分内面に沿って半円筒形に形成しており、該断熱部18内面と集熱板8の輻射面32とで上記第2空気流路部分24bを囲むように形成している。該断熱部18は、集熱板8の回動に伴い、上記外筒6内面を摺動可能に設ける。該摺動の際にその半筒形の形状を維持するため、断熱部18はある程度の保形性を備えた断熱材料で形成すると良い。又、断熱部18の厚さは、上記第2流路部分24bから外部への熱の逃散を防ぐのに十分な大きさとする。
上記蓄熱層20は上記断熱部18の内面に貼着する。該蓄熱層は、潜熱蓄熱材で形成することができる。
上記集熱ヘッダー36は、図1の如く屋上Dから一定の距離をおいて図示しない支持脚などで支持されている。又、集熱ヘッダー36の上面からは連通筒38を起立している。
上記駆動装置40は、図4に示す如く上記集熱ヘッダー36の上面から脚板42を介して突出した電動モータ44として構成されており、該モータの駆動軸を上記回転軸10cの切溝15に接続している。駆動装置の制御は、図示しない制御装置により行なうことができるものとし、1時間おきに回転軸を回転させると良い。電動モータは、角度(回転範囲)を抵抗値として設定しておき、制御する電流値分(抵抗値と反比例)の回転トルクにより回転させることができる。
上記集熱ダクト4…は、図1に示す如く下流側端部を上にして、該下流側の外筒部分の接続口26を、上記集熱ヘッダー36の連通筒38上端に接続することで斜めに設置する。各集熱ダクト4は、上流側を南向きとして南北方向に配列し、太陽が東から西へと移動するのに追随して集熱板8の向きを調節できるようにすることが望ましい。又集熱ダクト4の勾配は、その設置場所の冬至での南中時太陽高度に応じて、該南中時に太陽光が上記集熱板8の受光面に直角に当たるようにすることが熱効率上望ましいが、設置場所の広さによって適宜変更できる。例えば設置場所が極端に狭ければ、上記各集熱ダクトを建物の外壁Cの南向き部分に沿って、上流側を下にして鉛直に固定することも可能である。
上記構成において、図1の状態から、空調機54を作動させると、該空調機の送風ファン(図示せず)の吸引力により、外気が外気導入口12から集熱ダクト4の空気流路24を通過して換気路50の連結ダクト52を介して空調機54に入り、加熱・加湿されて、その温風が給気ダクト56から吹出口58を経て空調空間Aへ吹き込まれる。ここで集熱ダクト4を外気が通過する際に、図7(A)に示す如く太陽光が集熱ダクト4の透光部22を通って集熱板8の受光面30に当たって該受光面から第1空気流路部分24a内へ主に対流によって熱が伝達されるとともに、受光面30から集熱板8の内部を通って輻射面32へ熱が伝導し、輻射熱として第2流路部分24b内へ放出される。これら両空気流路部分に放出された熱により、各流路部分を通過する空気の温度が上昇するので、空調機54において加熱する熱量が節約され、省エネルギーに資する。又、上記集熱板8は、図7(B)に示す如く、太陽の移動に伴い、設定された集熱ダクト4の勾配の範囲で有効受光面積が最大となるように、好ましくは受光面30と太陽光線とが直角になる向きを変えるように制御する。
図8は、図1乃至図7の図示例の支持手段10の変形例を示している。本例の支持手段10は、嵌合筒10eと回転リング10fとで形成されている。
上記嵌合筒10eは、上記外筒6の上流側及び下流側両端部外面に抜出し不能に嵌着させてあり、その筒壁外面の中間部にはスライド溝16を周設している。
上記回転リング10fは、上記スライド溝16内に摺動自在に嵌合されており、該回転リングの両側部から集熱ダクト4の両端面側へ突出したL字形の係止片17の先端部を、上記集熱板8の長手方向両端面に固定している。本例では、集熱板に回転軸嵌合用の溝を形成する必要はなく、又、回転軸も省略できるので、外筒内の流路面積を大きくとることができる。集熱板8を回転させるときには、上記回転リングの外面を駆動装置に接続すればよい。又、上記外筒6の上流側端面における集熱板8上面と外筒筒縁の上半部との間隙、及び集熱板8下面と外筒筒縁の下半部との間隙は外気導入口12を形成する。又、外筒6の下流側端面におけるこれらの間隙は、閉塞板などで閉塞すればよい。
図9乃至図10は、本発明の参考例に係る集熱ダクトを示すものであり、該集熱ダクトは、外筒6を四角筒状に形成したものである。以下第1実施形態と同じ構成については同一符号を付することで説明を省略する。
図9の図示例では、外筒6そのものを、平板形の透光部22と、断面凹字形の樋部材として形成した断熱部18とで構成している。上記透光部22は断熱部18の上面に着脱自在に設けることができる。透光部22は、第1実施形態と同様に透明アクリル樹脂又はガラスで形成することができ、又、断熱部18は、ガバニウム鋼板などで形成することができる。又、図示例では、外筒6を長手方向に複数の外筒部分で分割している。上記断熱部18の底壁部分上面には、蓄熱層20を敷設している。該蓄熱層は必ずしも保形性を有するものでなくても良い。
又、外筒6の断熱部18の底壁上面には、水平板状の集熱板8を載置している。該集熱板下面と断熱部の底壁上面との間にはスペーサ9を挿入して、第2空気流路部分24b形成代を設けている。又、上記集熱板8の上面と上記透光部22の下面との間には第1流路部分24aが形成されており、第1、第2空気流路部分はそれぞれ連通している。上記集熱板8は例えば鋼板などの金属板で形成することができ、又、その表面には黒色亜鉛メッキを施すことが好ましい。
参考例の集熱ダクトは、一日の太陽の動きに対応して東西方向に設けるとよい。又、この場合には、図示する如く上記集熱ダクトを屋上Dに無勾配で設置すればよい。
図10は、図9の変形例であって、上記集熱板8を、その水平板部8cの巾方向両端部から縦板部8d、8dをそれぞれ立設して、上記平板状の集熱板8を断面コ字形に形成したものである。該集熱板の縦板部分の上端は上記透光部22下面に突き当てており、該透光部下面と集熱板8内面とで第1空気流路部分24aを、又透光部下面と集熱板8外面と断熱部18の内面とで第2空気流路部分24bを形成している。
本発明の第1の実施形態に係る集熱ダクト及び該集熱ダクトを使用した換気システムの概念図である。 図1システムの集熱部の構成を示す斜視図である。 図1のダクトの上流側端部の拡大斜視図である。 図1のダクトの下流側端部の拡大斜視図である。 図4のダクト端部の拡大断面図である。 図1のダクトの途中部を切断して示す斜視図である。 図1のダクトの作用を示す断面図である。 図3のダクト端部の変形例を示す拡大斜視図である。 本発明の参考例に係る集熱ダクトの斜視図である。 図9のダクトの変形例を示す断面図である。
符号の説明
A…空調空間 B…建物の床、C…建物の外壁、D…建物の屋上 L…ダクト直径
2…集熱部 4…集熱ダクト 6…外筒 6a…外筒部分
8…集熱板 8a…嵌合溝部 8b…集熱板部分 8c…水平板部
8d…縦板部 9…スペーサ
10…支持手段 10a…第1軸受 10b…第2軸受 10c…回転軸
10e…嵌合筒 10f…回転リング
11…軸孔 12…外気導入口 13…回転軸小外径部 14…ベアリング
15…切溝 16…スライド溝 17…係止爪 18…断熱部 20…蓄熱層
22…透光部 24…空気流路 24a…第1空気流路部分 24b…第2空気流路部分
26…接続口 30…受光面 32…輻射面
36…集熱ヘッダー 38…連通筒 40…駆動装置 42…脚板 44…電動モータ
50…換気路 52…連結ダクト 54…空調機 56…給気ダクト 58…吹出口


Claims (6)

  1. 一端側に入口(12)を、また他端側に出口(26)を有する空気流路(24)形成用の円筒形の外筒(6)を含み、一半側部を透光部(22)とし、他半側部を断熱部(18)としたダクトであって
    上記外筒を透明材料で形成するとともに、この外筒内に、その筒軸を中心に外筒に対して回転可能な集熱板(8)を配置し、この集熱板の一面と向かい合う外筒内面部分に沿って集熱板とともに回動可能な断熱層を設けることで、この断熱層が存するダクト部分を、上記断熱部(18)と、また残りのダクト部分を透光部(22)とし
    かつこの透光部と対向する集熱板の他面を受光面(30)とし
    上記空気流路(24)を集熱板(8)で第1空気流路部分(24a)及び第2空気流路部分(24b)とに区分し、かつこれら第1空気流路部分及び第2空気流路部分がそれぞれ、入口と出口とに連通するように形成したことを特徴とする、集熱ダクト。
  2. 上記第2空気流路部分(24b)と断熱部(18)との間に蓄熱層(20)を形成したことを特徴とする、請求項1記載の集熱ダクト。
  3. 上記外筒()内に、その筒軸回りの回動自在に集熱板()を支持する支持手段(10)を設け、この支持手段(10)を、上記外筒()の両端部側に付設した軸受(10a,10b)の間に透光性の回転軸(10c)を架設することで形成し、又、上記集熱板()を、巾方向中間部に嵌合溝部(8a)を有する帯板形として、その嵌合溝部(8a)内へ上記回転軸(10c)を嵌着させることで回転自在に設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2記載の集熱ダクト。
  4. 上記集熱板()を、太陽光をエネルギー源とする駆動装置(40)で回転軸(10c)の回りを回転可能に形成したことを特徴とする、請求項記載の集熱ダクト。
  5. 建物の屋上その他の屋外空間に、上記請求項1乃至請求項の何れかに記載した集熱ダクト()を、その上流部を下にして斜めに配置するとともに、上記集熱ダクト()の下流部を空調機(54)を介して建物内の空調空間()内へ接続したことを特徴とする、集熱ダクトを利用した換気システム。
  6. 上記集熱ダクト()を平行に複数個設け、かつこれら集熱ダクトの上端部を一本の集熱ヘッダー(36)に接続し、該集熱ヘッダーを介して空調機(54)へ連通させたことを特徴とする、請求項記載の集熱ダクトを利用した換気システム。
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