JP4618623B2 - 操作盤取り付け装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放電加工機、工作機械等の加工機械や測定装置、あるいは射出成形機等の各種機械装置の操作盤の取り付け装置に係り、特にオペレータが操作を必要とするときに近くに引き出すことができ、かつ操作を必要としないときにじゃまにならないように押し込んで収納することができる操作盤の取り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械、放電加工機、測定装置、あるいは射出成形機等の各種の機械装置(以下機械装置等)は、装置本体とそれを制御するための制御装置を備える。この制御装置は操作盤を備え、操作盤は、操作指令を入力するための入力装置と、入力状態、運転動作状態、保守点検情報等を表示するための表示装置とを備える。
【0003】
オペレータは、これら機械装置等の正面に立ち、表示装置を見て必要な情報を取得し段取り作業や保守点検作業を行うための操作指令を入力装置に入力する。このため、操作盤はオペレータの近くに存在する方がよい。一方、機械等が一旦運転開始すると、オペレータは時々運転状態を監視するときだけ操作盤を見る。このため、操作盤はその画面が見える限りにおいて機械側に収納されていてじゃまにならない方がよい。このように、操作盤は必要に応じて移動可能であると都合がよい。
【0004】
この種の移動可能な操作盤の取り付け機構は、実公昭53−51390号公報、実開昭61−205729号公報、実公平6−37442号公報、特開平9−267230号公報によって提案されている。さらに、特開平10−15706号公報によって、より複雑な移動動作ができる取り付け機構が提案されている。これらの移動機構によって、操作盤はオペレータが扱いやすいように移動可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本発明人は、オペレータがより単純な操作によって操作盤を移動することができ、かつその操作中に余分な注意を払う必要がない操作盤の取り付け機構が望まれると考えた。すなわち、操作盤の引き出し操作がその移動動作から回動動作にスムーズに繋がる1つの操作によって可能になるとともに、操作盤の押し込み操作がその回動戻し動作と収納の動作にスムーズに繋がる1つの操作によって可能になり、かつ、これらの操作中に操作盤がその近傍の部材と干渉することがない操作盤の取り付け機構が望まれると考えた。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その構成が簡単でありながらその移動操作が単純、簡単であり、かつその機械装置等との干渉が常に回避される操作盤の取り付け装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の操作盤(20)の取り付け装置は、制御される装置本体(1)の正面の左右いずれかの側方位置に配置される操作盤(20)の取り付け装置であって、この操作盤(20)をその正面側に引き出し可能に保持する引き出し案内手段(30)と、引き出し案内手段(30)上の偏心した位置で操作盤(20)を回動可能に保持する回動手段(40)と、操作盤(20)と一体に回動するレバー(51)と、該レバーの先端に固定されたローラ(52)と、操作盤(20)が回動する際にローラ(52)が当接してレバー(51)の回動角度を規制する規制レール(53)、(54)とを含み、該規制レール(53)、(54)の一方の規制レール(53)が直線に形成され、もう一方の規制レール(54)が前記一方の規制レール(53)に対する間隔が広がるように形成することにより、操作盤(20)の回動角度を一方向にかつ操作盤(20)の引き出し位置に応じた所定角度に規制する角度規制手段(50)と、を含んでなることを特徴とする。
【0008】
また本発明の請求項2に記載の操作盤取り付け装置は、制御される装置本体(1)の正面の左右いずれかの側方位置に配置される操作盤(20)の取り付け装置において、操作盤(20)を正面側に引き出し可能に保持する引き出し案内手段(30)と、該引き出し案内手段(30)上の偏心した位置で操作盤(20)を回動可能に保持する回動手段(40)と、操作盤(20)の回動角度を一方向にかつ操作盤(20)の引き出し位置に応じた所定角度に規制する角度規制手段(50)と、を含み、その引き出し案内手段(30)が、装置本体(1)に固定されるベース部材(32)と、ベース部材(32)上で移動可能に保持される移動台(34)と、ベース部材(32)と移動台(34)との間に固定される2条の直線案内装置(35)とを少なくとも含み、その回動手段(40)が、操作盤(20)を移動台(34)上で回動可能に保持する回転軸受(41)を含み、その角度規制手段(50)が、操作盤(20)と一体に回動するレバー(51)と、レバー(51)の先端に固定されたローラ(52)と、操作盤(20)が回動する際にローラ(52)が当接してレバー(51)の回動角度を規制する規制レール(53)、(54)とを含み、これら規制レール(53)、(54)の一方の規制レール(53)が直線に形成され、もう一方の規制レール(54)が一方の規制レール(53)に対する間隔が広がるように屈曲した形状に形成されることを特徴とする。
【0009】
また本発明の請求項3に記載の前記操作盤(20)は、表示装置(21)と入力装置(22)とを備え、該表示装置と入力装置とが斜め上方を向いて傾斜して配置されることを特徴とする。
【0010】
なお、上述の括弧内の符号は、図面と対応する要素を示す便宜的なものであり、本記述が本発明を図面上の記載例に限定拘束するものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の操作盤の取り付け装置は、放電加工機に採用された実施例によって詳細に説明される。放電加工機1は、図1に示されるように、ベッド10上に加工槽11を備え、この中に被加工物12が固定される。また、放電加工機1は、コラム13に沿って昇降する加工ヘッド14を備え、これに工具電極15が取り付けられる。そして、被加工物12と工具電極15との間に放電加工パルス電圧が印加されて放電加工が行われる。放電加工中に放電加工液が加工液の貯留槽16から加工槽11の中に加工液処理装置17によって供給される。
【0012】
制御装置2は、工具電極15と被加工物12との間の相対的な移動制御や放電パルスの制御、あるいは加工液処理制御等を司るもので、放電加工機1の側近、図示例では放電加工機1の正面右側に配置される。操作盤20は、制御装置2の近傍に配置され、図示例では貯留槽16の上に配置される。制御装置2が正面に面して配置され、これに操作盤の回動を許容する収容部が形成されている場合には、該収容部に操作盤20が取り付けられる。
【0013】
操作盤20は、オペレータが放電加工のための準備動作を行うために放電加工機1の正面に立つて入力等が行わるときに、近くに引き寄せられる。また、操作盤20は、オペレータが放電加工を開始したときに、元のじゃまにならない位置に押し戻される。このときオペレータが操作盤20を無造作に移動しても、操作盤20が放電加工機1に干渉しないように構成される必要がある。そして、放電加工中にオペレータが放電加工機の運転状態を監視することができるように、操作盤20は正面に向いて収納されなければならない。
【0014】
すなわち、操作盤20は、図2に図示されるように、放電加工機1に接近した位置、図示では加工槽11にできるだけ接近した位置に移動可能に取り付けられる。操作盤20は、図2(a)のように放電加工機側に押し込まれて収納され、図2(b)のように放電加工機側から前方に引き出され、図2(c)のようにオペレータ側に回動される。この図示例では、操作盤20が放電加工機1の右側に配置されているので、図2(c)に示すように操作盤が上方から見て時計回りに回動する。他の機械装置等においても、操作盤が制御される装置本体の正面に面した左右いずれかの側の適宜な位置に配置されるので、以下に説明される本発明の操作盤取り付け装置が採用されるとよい。
【0015】
操作盤20は、上記のような移動が可能になるように、図3ないし図5でより詳しく説明するような、引き出し案内手段30と回動手段40と角度規制手段50とを含んでなる。引き出し案内手段30は、操作盤20を放電加工機1上でその正面側に引き出し可能に保持するもの、回動手段40は、この引き出し案内手段30上の偏心した位置で操作盤20を回動可能に保持するもの、そして、角度規制手段50は、操作盤20の回動角度を一方向にかつ操作盤の引き出し位置に応じた所定角度に規制するものである。
【0016】
操作盤20は、図4に示されるような表示装置21と入力装置22とを前面に備える。これらの装置21、22は、できれば本実施例のように斜め上方を向いて傾斜している方がよい。操作盤20の前面下部にはハンドル23が取り付けられる。オペレータは入力装置22にキー入力する際に手をこのハンドル23の上に置く。この配置により、オペレータが入力装置22にキー入力する際に操作盤20を押し込む力が操作盤にほとんど作用しないので、後に説明するように引き出された操作盤をロックする必要がなくなる。また、オペレータは、操作盤20を手前に引き出すときや押し戻すときにこのハンドル23を使用する。操作盤20が本実施例のように放電加工機1の右側に配置される場合には、表示装置21と入力装置22とハンドル23が操作盤20の右寄りに配置され、操作盤20が左側に偏心した位置で回動可能に取り付けられる。このように構成されることによって、オペレータが操作盤20を手前に引き出すときに操作盤20を回動しやすく、また、操作盤20を押し戻すときに回動を戻しやすい。
【0017】
引き出し案内手段30は、操作盤20を載置する移動台34がベース部材32上で前後に移動できるように案内する構成で、その1例は、図5に示すようなものである。
【0018】
ベース部材32は、操作盤20の移動機構全体を載置する部材で、放電加工機1上に固定される。ベース部材32の上面には、前後方向に沿って平行に取り付けられた断面アングル形状の長尺のレール取り付け部材33、33が左右に固定される。移動台34はレール取り付け部材33に略同一長さの部材で、その両側34a、34aが折り曲げられて全体として断面がチャンネル構造に形成される。この折り曲げ部34a、34aとレール取り付け部材33、33との間には、直線案内装置としてスライドレール35、35が固定される。
【0019】
スライドレール35は、市販品として公知の部材で、ボールベアリングによって相対的に直線移動する2本のレールからなるものである。より具体的には、このスライドレール35は、長手方向に沿った両側縁がそれぞれ対向するように折り曲げられた2本のレール部材35a、35bと、それらの折り曲げ側縁の間に挟持される、図示省略したボールベアリング列とを含む組み立て体で、その2本のレール部材35a、35bが相対的に移動可能に保持されるものである。そして、2本のレール部材35a、35bの相対移動ストロークは、その全長の2/3以上に達する。
【0020】
このような2本のスライドレール35、35のそれぞれのレール部材35a、35bが移動台34の折り曲げ部34aとレール取り付け部材33とにそれぞれ固定されるので、移動台34はベース部材32に対して大きく前方に移動することができる。もちろん、移動台34の移動距離を規制するストッパが適宜設けられることは言うまでもない。例えば、37は、移動台34の折り曲げ部34aに当接するストッパである。また、引き出し案内手段30のスライドレール35は、直線案内装置であればいろいろな構成のものが採用できる。
【0021】
引き出し案内手段30は、さらに加えて次のように構成されることが望ましい。移動台34とレール取り付け部材33、33との間のスライドレール35、35を覆うように、図4に示されるような移動台カバー36が取り付けられる。これは、その前面および両側面に折り曲げ部材36a、36b、36bを有する板状体である。これによって引き出し案内手段30のレール取り付け部材33やスライドレール35周りへの異物等の侵入が防止される。
【0022】
回動手段40は、操作盤20を移動台34上で回動可能に保持するもので、実際には回転軸受41が採用される。この回転軸受41は、スラスト軸受であることが好ましいが、円錐コロ軸受なども採用される。本実施例では、回動手段40が円錐コロ軸受である例が示されており、軸受41の内輪が操作盤20の裏面に固定され、軸受41の外輪が移動台34とともに移動台カバー36に固定される。この場合に、移動台34および移動台カバー36に形成された第1の切り欠き部34c、36cに回転軸受41の内輪が位置合わせされて取り付けられる。切り欠き部34c、36cの中心位置が左側に偏心しているので、操作盤20はこの偏心した位置を中心に回動することになる。
【0023】
角度規制手段50は、操作盤20の回動角度をその引き出し位置に応じた所定角度に規制する機構で、次に説明するローラ52の付いたレバー51と、第1、第2の角度規制レール53、54とで構成される。
【0024】
先端にローラ52が取り付けられたレバー51は、その基部51aによって操作盤20に一体に取り付けられる。本実施例では、円錐コロ軸受である軸受41の内輪下端にその基部51aが取り付けられる。もちろん、この取り付け形態は、回動手段40の形態により、これに限られるものではない。こうして操作盤20とレバー51とは一体に回動する。
【0025】
53は、長尺の直線状の第1の角度規制レールである。54は、手前側になるほど第1の角度規制レール53より離れるように折れ曲がった長尺の第2の規制レール54である。これらはベース部材32の上面に固定される。そして、第1の角度規制レール53は、レール取り付け部材33に対して平行になるように配置され、第2の角度規制レール54は、その奥の直線部分54aが第1の角度規制レール53と平行に、かつ、そのレール53との間隔が概ねローラ52の外径よりわずかに大きいように配置される。また、第2の角度規制レール54の手前側には短い直線部分54bが形成され、これが第1の角度規制レール53とほぼ平行になるように配置される。そして、操作盤20がその限度まで手前に引き出された位置で回動するとき、ローラ52がレール54の手前側直線部分54bに折れ曲がる位置に当接するように、レバー51、ローラ52および第2の角度規制レール54が形成される。
【0026】
このように、第1の角度規制レール53が真直であり、第2の角度規制レール54が第1の角度規制レール53から手前側になるほど広い間隔になっており、かつ回動手段40が第1の角度規制レール53側に左側に偏心しているので、これら角度規制レール53、54によって規制されるレバー51の回動可能な角度が時計方向になり、かつ、操作盤20が手前に引き出された位置にあるほどその回動角度が大きくなる。また、両レール53、54の奥の平行な区間の間隔が狭いので、操作盤20が後方に位置しているときにレバー51の回動可能な角度がほとんど0(零)になり、操作盤20のこの位置での回動方向は正面のみに規制される。また、操作盤20が手前にその限度まで引き出された位置で回動するときに、ローラ52が第2の角度規制レール54の手前側の直線部分54bに折れ曲がる箇所に当接するので、操作盤20の回動角度がその位置で規制される。それで、表示装置21と入力装置22とが本実施例のように斜め上方を向いて傾斜している場合には、オペレータが入力装置22にキー入力する際に、回動している操作盤20が押し戻されることがない。
【0027】
加えて、操作盤20のハンドル23が操作盤20の右側に配置されているので、ハンドル23が手前側に引き出されるときに操作盤20が時計回りに回動しやすい。同様にハンドル23が押し込まれるときに、操作盤20が反時計回りに回動して元の正面向きに戻りやすい。
【0028】
以上によって、操作盤20がある程度引き出された位置に至ったとき、厳密には、ローラ52が角度規制レール53、54の平行区間を抜け出した位置になったときに初めて操作盤20が回動可能になる。そして、これら引き出し操作と回動操作が1つの連続する操作で実現できる。しかも、操作盤20の移動操作中にこれが左側の放電加工機1(厳密には、加工槽11)に干渉することは決してない。
【0029】
なお、操作盤20の回動が上記角度規制手段50の構成だけで確実に規制できない場合には、公知のストッパ手段、例えば、別途に追加的なストッパ部材が固定側と回動側との間に取り付けられてそれらの当接によって回動角度を規制する装置が取り付けられるとよい。例えば、表示装置21と入力装置22とが正面を向いて直立している場合には、操作盤20が押し戻されることがないように別途ロック装置が用意される。
【0030】
さらに加えて、引き出し案内手段30は、操作盤20の移動に抵抗を付与する制動手段60を備えることが望ましい。これは、移動部材側と非移動側部材との間に摩擦抵抗を発生させる機構で、例えば、図5、図6のように構成されるとよい。操作盤20があまりに軽く移動しないようにするものである。
【0031】
以下の制動手段60は、第1の規制レール53の一部を利用する。レール53の上側端縁はベース部材32の上面に平行になるように折り曲げられ、折り曲げ片53aに加工されている。これにスリット53bがその長手方向に平行に形成される。
【0032】
制動手段60は、上ブロック61、下ブロック62、ばね部材63、押さえ板64およびこれらに挿通されるボルト65とダブルナット66を含む。上ブロック61、下ブロック62は、例えば、ジュラコン等のエンジニアリングプラスチック材料からなる。ばね部材63は、弾性片を折り曲げたもので、下ブロック62と押さえ板64との間に組み込まれる。押さえ板64には、ボルト65がねじ込まれる雌ねじが形成されている。ダブルナット66は、ねじ込まれるボルト65の所定位置に締め付けられて固定され、下ブロック62、ばね部材63、押さえ板64の落下を防止する。そして、上ブロック61が移動台カバー36に切り欠かれた第2の切り欠き36dに取り付けられたブラケット67、67の間で上下方向に移動可能に挟持される。上下のブロック61、62は、折り曲げ面53aを上下から挟むように取り付けられる。このような構成において、押さえ板64にねじ込まれるボルト65のねじ込み量が調整されることによってばね部材63のばね力が調整されて、操作盤20の移動操作中の摩擦抵抗力が調整される。そして、上ブロック61が上下に移動可能であるから、移動台カバーと折り曲げ面との平行度が正確でなくても摩擦抵抗力が変化せず、適度な一定の制動力が操作盤の引き出し、押し込み操作に付与される。ボルト65がスリット53bに挿通されているので、上下のブロック61、62は、スリット53bに沿って移動する。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係わる操作盤取り付け装置によれば、操作盤の移動操作および回動操作が、操作盤を手前に引き出す操作あるいは奥に押し込む操作という単純な操作だけで可能になり、かつこの操作において操作盤の回動角度がその引き出された位置に応じて規制されて、操作盤が装置本体に干渉するおそれが全く生じない。
【0034】
また、本発明の請求項2に係る操作盤取り付け装置によれば、簡単な構成でありながら、前記操作盤の移動操作および回動動作が操作盤を手前に引き出す動作あるいは奥に押し込む動作という単純な操作のみで済み、加えて、操作盤の回動角度が操作盤の引き出された位置に応じた一方向に規制され、操作盤の押し込まれた位置でほとんど0(零)になる。
【0035】
また、本発明の請求項3に係る操作盤の入力装置、表示装置の配置によれば、上記簡単な操作盤取り付け装置にこの配置を加えることにより、オペレータが入力装置にキー入力する際に操作盤を押し込むことがないので、引き出され、回動している操作盤をロックする必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の操作盤取り付け装置を備えた放電加工機の全体図で、図1(a)はその平面図、図1(b)はその正面図である。
【図2】本発明の操作盤の移動または回動の状態を示す平面図で、図1(a)は操作盤の放電加工機側に収納された状態、図1(b)は操作盤の放電加工機側から引き出された状態、図1(c)は操作盤の放電加工機側に回動された状態である。
【図3】本発明の操作盤およびその取り付け装置の全体正面図である。
【図4】本発明の操作盤取り付け装置の操作盤側の構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の操作盤取り付け装置のベース部材側の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の操作盤取り付け装置の制動装置の断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体(放電加工機)
20 操作盤
21 表示装置
22 入力装置
30 引き出し案内手段
32 ベース部材
34 移動台
35 直線案内装置
40 回動手段
41 回転軸受
50 角度規制手段
51 レバー
52 ローラ
53 第1の角度規制レール
54 第2の角度規制レール
Claims (3)
- 制御される装置本体の正面の左右いずれかの側方位置に配置される操作盤の取り付け装置において、前記操作盤を前記正面側に引き出し可能に保持する引き出し案内手段と、該引き出し案内手段上の偏心した位置で前記操作盤を回動可能に保持する回動手段と、前記操作盤と一体に回動するレバーと、該レバーの先端に固定されたローラと、前記操作盤が回動する際に前記ローラが当接して前記レバーの回動角度を規制する規制レールとを含み、該規制レールの一方の規制レールが直線に形成され、もう一方の規制レールが前記一方の規制レールに対する間隔が広がるように形成することにより、前記操作盤の回動角度を一方向にかつ前記操作盤の引き出し位置に応じた所定角度に規制する角度規制手段と、を含んでなることを特徴とする操作盤取り付け装置。
- 制御される装置本体の正面の左右いずれかの側方位置に配置される操作盤の取り付け装置において、前記操作盤を前記正面側に引き出し可能に保持する引き出し案内手段と、該引き出し案内手段上の偏心した位置で前記操作盤を回動可能に保持する回動手段と、前記操作盤の回動角度を一方向にかつ前記操作盤の引き出し位置に応じた所定角度に規制する角度規制手段と、を含み、前記引き出し案内手段は、前記装置本体に固定されるベース部材と、前記ベース部材上で移動可能に保持される移動台と、前記ベース部材と前記移動台との間に固定される2条の直線案内装置とを少なくとも含み、前記回動手段は、前記操作盤を前記移動台上で回動可能に保持する回転軸受を含み、前記角度規制手段は、前記操作盤と一体に回動するレバーと、該レバーの先端に固定されたローラと、前記操作盤が回動する際に前記ローラが当接して前記レバーの回動角度を規制する規制レールとを含み、該規制レールの一方の規制レールが直線に形成され、もう一方の規制レールが前記一方の規制レールに対する間隔が広がるように屈曲した形状に形成されることを特徴とする操作盤取り付け装置。
- 前記操作盤は、表示装置と入力装置とを備え、該表示装置と入力装置とが斜め上方を向いて傾斜して配置されることを特徴とする請求項1または2記載の操作盤取り付け装置。
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