JP4618586B2 - 画像読取装置の調整機構、画像読取装置、スキャナ、ファクシミリおよび調整冶具 - Google Patents

画像読取装置の調整機構、画像読取装置、スキャナ、ファクシミリおよび調整冶具 Download PDF

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Description

本発明は、光源、ミラー、CCD(Charge Coupled Device)、レンズが一体となった画像読取装置の調整機構、当該調整機構を有する画像読取装置、画像読取装置を有するスキャナ、ファクシミリ、および画像読取装置を調整するための調整冶具に関する。
従来、スキャナ等の画像読取に用いられる画像読取装置は、一定速度で移動可能な光源・ミラーを有する第1キャリッジとその半速で移動しミラーを有する第2キャリッジとCCD(Charge Coupled Device)・レンズを有する固定されたレンズユニットで構成されていた。
例えば、特許文献1の図7には、第1キャリッジと第2キャリッジを有し、第2キャリッジが第1キャリッジの半速で移動する画像読取装置が記載されている。
このような画像読取装置はレンズユニットの上部に広い空間があり、装置状態でレンズユニットの調整機構に工具を容易に当てることができる。
そのため、市場出荷後(スキャナ等の装置に組み込んだ後)でも読取画像の主走査先端位置・傾きなど光学系の調整が容易であった。
一方で、近年、カラー化や機能の向上、かつコストダウンが求められる中、上述の画像読取装置は構造的な技術は確立され、これ以上の構造簡素化や部品点数の削減が困難な状態にあった。
そこで、これらの課題を解決するため、光源・ミラー・CCD・レンズを一体のモジュールとし、一定速度で移動し画像を読み取る、画像読取装置が主流になりつつある。
例えば、特許文献2の図3には、ミラー、レンズ、CCD等を板金製フレーム上に設けて一体化した画像読取装置が記載されている。
特開2000−253209号公報 特開2005−292190号公報
特許文献2のような構造は、画像読取装置の構造の簡素化や部品点数の削減といった面では有効な構造である。
しかしながら、上記構造は、部品実装密度が従来の構造(例えば特許文献1記載の構造)よりも高いため、読取画像の主走査先端位置・傾きなど光学系の調整を画像読取装置の裏面から行う構造となっていた。
そのため、調整が必要なときに、画像読取装置が装置に組み込まれた状態では、調整ネジ等の調整機構を操作するのが困難であり、装置交換またはモジュール交換が必要となる場合があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、装置に組み込まれた状態でも調整が可能な、画像読取装置の調整機構を提供することにある。
前述した目的を達成するために、第1の発明は、読取対象物に光を照射する光源と、前記光を検知する検知手段と、前記光源と前記検知手段の間に設けられ、前記読取対象物が反射した光を前記検知手段に向けて反射するミラーと、前記ミラーと前記検知手段の間に設けられ、前記ミラーが反射した光を収束して前記検知手段に向けて照射するレンズと、前記光源、前記検知手段、前記ミラー、前記レンズを収納し、読取方向に移動可能に設けられたモジュール本体と、を有し、前記モジュール本体は、前記光源および前記ミラーを保持するメインフレームと、前記メインフレームの下部に設けられ、前記検知手段および前記レンズを保持するレンズユニットとを有する画像読取装置の読取位置調整機構であって、前記メインフレームと前記レンズユニットの間に設けられ、前記メインフレームに対する前記レンズユニットの位置を前記メインフレーム側から調整可能に構成された調整手段を有し、前記調整手段は、前記メインフレームと前記レンズユニットの間に設けられた調整板と、前記調整板を前記メインフレームに対して平行移動可能に保持する第1の保持手段と、前記レンズユニットを前記調整板に対して傾斜可能に保持する第2の保持手段と、を有し、前記第1の保持手段を用いて前記調整板をスライドさせることにより、前記メインフレームに対する前記レンズユニットの平行位置を調整可能であり、第2の保持手段を用いて前記レンズユニットを傾斜させることにより、前記メインフレームに対する前記レンズユニットの傾斜位置を調整可能であることを特徴とする画像読取装置の調整機構である。
第2の発明は、第1の発明に記載の画像読取装置の調整機構を有することを特徴とする画像読取装置である。
第3の発明は、第1の発明に記載の画像読取装置の調整機構を有することを特徴とする画像読取装置であって、前記画像読取装置のメインフレームは、前記調整手段の有する前記第2のネジの上方に設けられたきり欠き部を有することを特徴とする画像読取装置である。
第4の発明は、第2の発明または第3の発明に記載の画像読取装置を有することを特徴とするスキャナである。
第5の発明は、第2の発明または第3の発明に記載の画像読取装置を有することを特徴とするファクシミリである。
第6の発明は、第3の発明または第4の発明に記載の画像読取装置の、読取画像の主走査先端位置を調整するための調整冶具であって、読取位置を確認するための読取位置確認チャートを有し、前記読取位置確認チャートは、前記読取位置調整機構の存在により生じる遮光範囲と基準位置が重ならないように配置されていることを特徴とする調整冶具である。
本発明によれば、装置に組み込まれた状態でも調整が可能な、画像読取装置の調整機構を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明に好適な実施形態を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る調整機構1を有する画像読取装置2が設けられたスキャナ25の概略構成を説明する。
図1に示すように、スキャナ25は箱型の本体25aを有し、本体25aの上面は読取対象物を載置するガラス板25bが設けられている。
また、本体25aの内部には、画像読取装置2が設けられている。
画像読取装置2は図示しないアクチュエータを用いて図1のA1、A2の向きに移動可能であり、移動することにより、後述するように、読取対象物の読取を行う。
次に、図2〜図5を参照して、画像読取装置2の構成および動作について、簡単に説明する。
まず、画像読取装置2の構成について簡単に説明する。
図2〜図5に示すように、画像読取装置2は、読取対象物に光を照射する光源8、読取対象物が反射した光を検知手段としての後述するCCD(Charge Coupled Device)5に向けて反射するミラーとしてのミラー群7と、ミラー群7とCCD5の間に設けられ、ミラー群7が反射した光を収束して前記検知手段に向けて照射するレンズ6と、照射された光を電気信号に変換して画像を読み取るCCD5を有している。
なお、ミラー群7は、図5に示すように、ミラー7a、7b、7c、7d、7eからなる。
また、図2〜図5に示すように画像読取装置2は、板状のメインフレーム9を有しており、図5に示すように、光源8、ミラー群7はメインフレーム9に設けられている。
また、図3に示すように、メインフレーム9の下部にはレンズユニット12が設けられており、レンズ6およびCCD5はレンズユニット12に設けられている。
なお、図3に示すように、レンズユニット12はレンズ6を保持するレンズフレーム10とCCD5を保持するCCDフレーム11を有しており、CCD5はCCDフレーム11を介してレンズフレーム10に保持される。
ここで、画像読取装置2は、メインフレーム9とレンズユニット12とでフレーム本体を構成しており、光源8、ミラー群7、レンズ6、CCD5がフレーム本体に一体に設けられたモジュールタイプの画像読取装置である。
なお、詳細は後述するが、図5に示すように、メインフレーム9とレンズユニット12の間には調整機構1を構成する部材である、調整板13が設けられている。
次に、スキャナ25が画像を読み取る際の画像読取装置2の動作について、簡単に説明する。
まず、図1の状態で、スキャナ25のガラス板25b上に読取対象物としての原稿16を載置し、図示しないスイッチ等を押すと、画像読取装置2の光源8は読取対象物に向けて光を照射しながら、図1のA2の向きに移動する。
照射された光は読取対象物の表面で反射してミラー7e、7d、7c、7b、7aの順に各ミラーに入射して反射され、レンズ6で収束されてCCD5に入射される。
即ち、読取対象物の表面で反射した光は図5の矢印E1、E2、E3、E4、E5、E6、E7の順に進行し、CCD5に入射される。
CCD5は入射した光を電気信号に変換して、スキャナ25の図示しない制御部に送信し、制御部は受信した電気信号を元に画像を生成する。
画像読取装置2が原稿16の端部、もしくはスキャナ25の端部に達すると、読取は終了する。
次に、調整機構1の構造および動作について、図3〜図11を用いて説明する。
まず、調整機構1の構造について説明する。
図3〜図10に示すように、調整機構1は、メインフレーム9とレンズユニット12(レンズフレーム10)の間に設けられた調整板13と、調整板13とメインフレーム9を貫通して設けられた第1の保持手段としての固定ネジ17a、17b(第1のネジ)と、調整板13を貫通し、レンズフレーム10に接触して設けられた先丸ネジ14a、14b(第2のネジ)と、レンズフレーム10を調整板13側に押圧する押圧手段としての押圧バネ18を有している。
具体的には、調整板13は図6および図9に示すように、板状の形状を有し、図9に示すように、長手方向の端部31a、31bがメインフレーム9側にコの字型に折り曲げられた形状を有している。
端部31a、31bには、調整板13の長手方向に垂直にスリット33a、33bが設けられている。
また、図9および図10に示すように、調整板13の長手方向の側面のうち、一方はCCD5と対向しており、他方の略中央部の一部は、レンズフレーム10側に突出した突起としてのハーフパンチ13cを構成している。
なお、先丸ネジ14a、14b、ハーフパンチ13c、押圧バネ18で第2の保持手段を構成している。
ハーフパンチ13cはレンズフレーム10に接触している。
なお、CCD5は、レンズ6の特性や金属フレームの形状ばらつきによる光学系の位置ずれを規格内とするため、レンズフレーム10に対して図3に示すa方向、b方向またはc方向へ移動することが可能な構造である。
さらに、端部31a、31bは、図6、図8および図9に示すように、下方に突出した突出板51a、51bを有している。
一方、固定ネジ17a、17bは、図4に示すように、ネジ頭がメインフレーム9側を向くように設けられている。
さらに、図6、図8に示すように、メインフレーム9の、端部31a、31bと対向する面は下方に切り曲げられた切り曲げ部15a、15bを構成しており、端部31a、31bの底面と切り曲げ部15a、15bの上面が接触するように設けられている。
即ち、レンズユニット12(レンズフレーム10の端部31a、31b)がメインフレーム9の切り曲げ部15a、15bに釣り下がるように配置されている。
固定ネジ17a、17bは、端部31a、31b(のスリット33a、33b)および切り曲げ部15a、15bを貫通して設けられ、端部31a、31bと切り曲げ部15a、15bを連結している。
即ち、調整板13は固定ネジ17a、17bによって、メインフレーム9に保持されており、図4に示すように、メインフレーム9の上方から固定ネジ17a、17bのネジ頭が見えるようになっている。
なお、図9に示すように、スリット33a、33bは調整板13の長手方向と直交するように設けられており、スリット33a、33bの(調整板13の長手方向の)幅34は固定ネジ17a、17bのネジ幅36よりも大きい(図7、図8参照)。
そのため、後述するように、固定ネジ17a、17bを緩めた状態では、調整板13を図4のd方向およびe方向に移動でき、メインフレーム9に対するレンズフレーム10の水平位置、即ち、メインフレーム9に対するレンズ6およびCCD5の向きを調整できる。
即ち、固定ネジ17a、17bは、調整板13(およびレンズユニット12)をメインフレーム9に対して平行移動可能に保持している。
また、図4に示すように、メインフレーム9に対してレンズフレーム10を水平方向に傾斜させることもできる(図4の白矢印参照)。
一方、先丸ネジ14a、14bは、図5、図6に示すように、ネジ頭がメインフレーム9側を向くように調整板13を貫通して設けられており、レンズフレーム10の上面と接触する先端部は球状に形成されている。
なお、図4に示すように、メインフレーム9の、先丸ネジ14a、14bの上方に相当する位置には切り欠き部37a、37bが設けられ、メインフレーム9の上方から先丸ネジ14a、14bのネジ頭が見えるようになっている。
また、図9および図10に示すように、レンズフレーム10と調整板13とは、ハーフパンチ13c、先丸ネジ14a、14bの3つの部材が接触している。
即ち、レンズフレーム10は、図10に示す、「あ」点(ハーフパンチ13cとの接触点)、「い」点(先丸ネジ14bとの接触点)、「う」点(先丸ネジ14aとの接触点)の3点で調整板13と接触している。
また、押圧バネ18は図6に示すように、U字型の形状を有し、両端部が突出板51a、51bに連結され、中央部がレンズフレーム10の下面と接触している。
即ち、押圧バネ18はレンズフレーム10を調整板13側(図6のF1の向きに)押圧するように構成されており、レンズフレーム10と調整板13とは、常時「あ」「い」「う」の3点で接触している。
そのため、詳細は後述するが、先丸ネジ14a、14bを回転させて調整板13とレンズフレーム10の距離を調整することにより、メインフレーム9に対するCCD5の(鉛直方向の)傾斜位置(角度)を調整できる。
即ち、先丸ネジ14a、14b、ハーフパンチ13cおよび押圧バネ18は、レンズユニット12を調整板13(およびメインフレーム9)に対して傾斜可能に保持している。
次に、調整機構1を用いた画像読取装置2の調整方法について図4〜図9を参照して説明する。
なお、以下に説明する調整は、いずれも画像読取装置2がスキャナ25に組み込まれた状態での調整である。
まず、固定ネジ17a、17bを用いた画像読取装置2の調整方法について説明する。
まず、画像読取装置2において、基準位置である読取範囲方向(図4のe方向)の光路位置は、例えば±0.2mmのずれ量以下にする必要がある。
ここで、図5に示すように、ドライバー等の工具19bを用いて固定ネジ17a、17bを緩め、図4のe方向へ調整板13とレンズユニット12(レンズフレーム10)をスライドさせることで、CCD5の向きを微調整し、読取位置を合わせることができる。
なお、e方向は、スリット33a、33bとは垂直の方向であるが、前述のように、スリット33a、33bの(長手方向の)幅34は固定ネジ17a、17bのネジ幅36よりも大きいため、幅34とネジ幅36の差分36aだけ、レンズユニット12はe方向に移動できる(図7、図8参照)。
次に、画像読取装置2において、読取倍率である読取範囲の幅比率は、例えば±0.11%以下にする必要がある。
ここで、図5に示すように、ドライバー等の工具19bを用いて固定ネジ17a、17bを緩め、図4のd方向へレンズユニット12をスライドさせると、図5に示すレンズ6の位置をその個性にあわせ、光路の長さを調整し、読取倍率を合わせることができる。
なお、d方向は、スリット33a、33bと平行な方向であるため、スリット33a、33bの長さ41(図7、図9参照)分だけ、レンズユニット12はe方向に移動できる。
次に、画像読取装置2において、鉛直方向の傾きである読取位置の傾きは、例えば±0.1%以下にする必要がある。
そこで、図5に示すように、工具19a、19bを用いて先丸ネジ14a、14bの少なくとも一方を回転させることで、レンズユニット12をメインフレーム9に対して傾かせ、調整板13およびレンズユニット12ごとCCD5を鉛直方向に傾斜させることで、読取位置の鉛直方向の傾きを微調整することができる。
ここで、図6に示すように、メインフレーム9において、調整板13の端部31a、31bと対向する面は切り曲げ部15a、15bを構成している。
また、端部31a、31bの底面と切り曲げ部15a、15bの上面が接触するように構成されており、さらに、固定ネジ17a、17bのネジ頭はメインフレーム9側を向いている。
また、メインフレーム9の、先丸ネジ14a、14bの上方に相当する位置には切り欠き部37a、37bが設けられ、図4に示すように、メインフレーム9の上方から先丸ネジ14a、14bのネジ頭が見えるようになっており、さらに、先丸ネジ14a、14bのネジ頭はメインフレーム9側を向いている。
そのため、上記した調整動作においては、いずれも図5に示すように、画像読取装置2の上方(メインフレーム9側)から工具19a、19bを用いて先丸ネジ14a、14b及び固定ネジ17a、17bを操作することが可能であり、図1に示すように、スキャナ25に装着された状態でも、画像読取装置2の調整作業を容易に行うことができる。
なお、上述調整作業時、図5におけるミラー7b〜7eの間に工具19a、19bが入るため、図11に示すように、工具19a、19bが光路20を遮ることになり、調整時に用いる調整冶具の読取位置確認用のチャートが読み取れなくなる範囲が発生する。
そのため、調整機構1を用いた画像読取装置2の調整に用いる調整冶具は、構造を工夫する必要がある。
以下、調整冶具61の構造について、図12を用いて簡単に説明する。
なお、調整冶具61は、スキャナ25に画像読取装置2が組み込まれた状態で、読み取り画像の主走査先端位置・傾きなどの調整が必要なときに使用する特殊治具であり、読取位置確認用のチャートの高さが読取原稿面上と等しくなるように構成されている。
図12に示すように、調整機構1を用いた画像読取装置2の調整に用いる調整冶具61は、読取位置確認用のチャートとして、レンズ性能確認用チャート63、主走査先端位置確認チャート65等を有しているが、遮光範囲21にこれらの基準位置が重ならないように配置されている。
このように、遮光範囲21に読取位置確認用のチャートの基準位置が重ならない構造とすることにより、画像読取装置2の調整の際に、工具19a、19bが光路20を遮っても、調整の邪魔になることはない。
このように、本実施形態によれば、画像読取装置2の調整機構1が、調整板13と、調整板13とメインフレーム9を貫通して設けられた固定ネジ17a、17bと、調整板13を貫通し、レンズフレーム10に接触して設けられた先丸ネジ14a、14bと、レンズフレーム10を調整板13側に押圧する押圧バネ18を有している。
そのため、画像読取装置2の調整動作においては、画像読取装置2の上方(メインフレーム9側)から先丸ネジ14a、14b及び固定ネジ17a、17bを操作することが可能であり、スキャナ25に装着された状態でも調整作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、調整機構1を用いた画像読取装置2の調整に用いる調整冶具61は、調整の際に工具19a、19bが光路20を遮ることにより形成される遮光範囲21に、読取位置の確認用のチャートの基準位置が重ならないように配置されている。
そのため、画像読取装置2の調整の際に、工具19a、19bが光路20を遮っても、調整の邪魔になることはない。
上記した実施形態では、本発明を、スキャナ用の画像読取装置に適用した場合について説明したが、本発明は、何等、これに限定されることなく、画像を読み取る必要がある全ての装置、例えばファクシミリ等にも適用することができる。
スキャナ25を示す斜視図である。 画像読取装置2を示す斜視図である。 図2の下方からの斜視図である。 画像読取装置2を示す平面図である。 図4のB−B断面図である。 図4中央付近のC−C断面図である。 図4の領域Dの拡大図である。 図7のF2−F2断面図である。 図9(a)は画像読取装置2の側面図、図9(b)は画像読取装置2の平面図(G方向矢視図)であって、メインフレーム9およびメインフレーム9上の部材は記載を省略している。 図9の斜視図であって、調整板13は破線で表している。 CCD5から原稿16までの光路20を平面でイメージしたときの遮光範囲21を示す図であって、遮光範囲21はハッチングで表している。 調整冶具61を示す平面図であって、遮光範囲21およびレンズ性能確認用チャート63はハッチングで示している。
符号の説明
1…………調整機構
5…………CCD
6…………レンズ
7…………ミラー群
8…………光源
9…………メインフレーム
10………レンズフレーム
11………CCDフレーム
12………レンズユニット
13………調整板
13c……ハーフパンチ
14a……先丸ネジ
15a……切り曲げ部
16………原稿
17a……固定ネジ
18………押圧バネ
19a……工具
20………光路
21………遮光範囲
31a……端部
33a……スリット
51a……突出板
61………調整冶具

Claims (13)

  1. 読取対象物に光を照射する光源と、前記光を検知する検知手段と、前記光源と前記検知手段の間に設けられ、前記読取対象物が反射した光を前記検知手段に向けて反射するミラーと、前記ミラーと前記検知手段の間に設けられ、前記ミラーが反射した光を収束して前記検知手段に向けて照射するレンズと、前記光源、前記検知手段、前記ミラー、前記レンズを収納し、読取方向に移動可能に設けられたモジュール本体と、を有し、前記モジュール本体は、前記光源および前記ミラーを保持するメインフレームと、前記メインフレームの下部に設けられ、前記検知手段および前記レンズを保持するレンズユニットとを有する画像読取装置の読取位置調整機構であって、
    前記メインフレームと前記レンズユニットの間に設けられ、前記メインフレームに対する前記レンズユニットの位置を前記メインフレーム側から調整可能に構成された調整手段を有し、
    前記調整手段は、
    前記メインフレームと前記レンズユニットの間に設けられた調整板と、
    前記調整板を前記メインフレームに対して平行移動可能に保持する第1の保持手段と、
    前記レンズユニットを前記調整板に対して傾斜可能に保持する第2の保持手段と、
    を有し、
    前記第1の保持手段を用いて前記調整板をスライドさせることにより、前記メインフレームに対する前記レンズユニットの平行位置を調整可能であり、
    第2の保持手段を用いて前記レンズユニットを傾斜させることにより、前記メインフレームに対する前記レンズユニットの傾斜位置を調整可能であることを特徴とする画像読取装置の調整機構。
  2. 前記第1の保持手段は、
    前記メインフレームおよび前記調整板を貫通して設けられた第1のネジを有し、
    前記第1のネジは、ネジ頭が前記メインフレーム側に設けられ、
    前記第1のネジを緩めた状態で前記調整板をスライドさせることにより、前記メインフレームに対する前記レンズユニットの平行位置を調整可能であることを特徴とする請求項記載の画像読取装置の調整機構。
  3. 前記第1のネジは、前記ミラーの直下以外の場所に位置するように設けられていることを特徴とする請求項記載の画像読取装置の調整機構。
  4. 前記第2の保持手段は、
    前記調整板を貫通し、前記レンズユニットに接触するように設けられた2本の第2のネジと、
    前記調整板に設けられ、前記レンズユニットと接触可能に設けられた突起と、
    を有し、
    前記第2のネジは、ネジ頭が前記メインフレーム側に設けられ、
    前記第2のネジを回転させて上下方向に移動させることにより、前記メインフレームに対する前記レンズユニットの傾斜位置を調整可能であることを特徴とする請求項記載の画像読取装置の調整機構。
  5. 前記突起は、前記調整板の一部を前記レンズユニット側に突出させてなるハーフパンチであることを特徴とする請求項記載の画像読取装置の調整機構。
  6. 前記第2のネジは、前記ミラーの直下以外の場所に位置するように設けられていることを特徴とする請求項記載の画像読取装置の調整機構。
  7. 前記第2の保持手段は、
    前記レンズユニットを前記調整板側に押圧する押圧手段を有することを特徴とする請求項記載の画像読取装置の調整機構。
  8. 前記押圧手段は、前記調整板と前記レンズユニットを連結するように設けられたバネであることを特徴とする請求項記載の画像読取装置の調整機構。
  9. 請求項1〜記載の画像読取装置の調整機構を有することを特徴とする画像読取装置。
  10. 請求項記載の画像読取装置の調整機構を有することを特徴とする画像読取装置であって、前記メインフレームは、前記第2のネジの上方に設けられたきり欠き部を有することを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項または10のいずれかに記載の画像読取装置を有することを特徴とするスキャナ。
  12. 請求項または10のいずれかに記載の画像読取装置を有することを特徴とするファクシミリ。
  13. 請求項または10のいずれかに記載の画像読取装置の、読取画像の主走査先端位置を調整するための調整冶具であって、
    読取位置を確認するための読取位置確認チャートを有し、
    前記読取位置確認チャートは、前記読取位置調整機構の存在により生じる遮光範囲と基準位置が重ならないように配置されていることを特徴とする調整冶具。
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