JP3758451B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等の画像形成装置に組み込まれる画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル複写機、ファクシミリ装置又はそれらの複合機などの画像形成装置には、原稿からの反射光像を撮像素子に結像して読み取る画像読み取り装置が組み込まれている。この種の画像読み取り装置では、装置フレーム上に透明なガラスプレートからなる原稿台(プラテンガラス等)を有し、この原稿台に置かれた原稿の画像を光学的に読み取るようにしている。
【0003】
原稿台に置かれた原稿の画像を読み取るにあたっては、その読み取り範囲や出力すべき用紙のサイズなどを自動的に設定するために、原稿サイズを検知することが行われている。原稿サイズを検知するには、撮像素子によって走査される主走査方向の原稿サイズ(以下、原稿縦サイズ)と主走査方向に直交する副走査方向の原稿サイズ(以下、原稿横サイズ)を検知する必要がある。
【0004】
一般に、原稿縦サイズは、撮像素子を用いて1ライン分の画像を読み取ることにより検知され、原稿横サイズは、原稿台の下方に設けられた原稿検知センサを用いて検知されている。
【0005】
また、原稿検知センサとしては反射型の光センサが多用されている。この種の原稿検知センサでは、原稿台上のセンサ検出位置に原稿が存在するか否かにより、そのセンサ出力(例えば、オン/オフ状態)が変化するものとなっている。
【0006】
一方、原稿からの反射光像を撮像素子に結像させる結像光学系は、結像用のレンズを備えて構成されている。この結像光学系は、装置フレームに支持された基台に載置され、そこでネジ止め等により固定されている。また基台は、レンズ固有の性能バラツキ(共役長のバラツキ等)を補正するために、副走査方向に移動調整可能な状態で装置フレームに取り付けられている。
【0007】
ところで、原稿検知センサは、コスト的な理由などによって必要最小個数のみ設けられる場合が殆どである。そのため、撮像素子を用いて検知される主走査方向の原稿サイズとの組み合わせで、原稿検知センサからのセンサ出力を基に原稿サイズを検知しようとすると、上記センサ検知位置は、出来るだけ多種類の原稿サイズを検知できるよう、副走査方向における原稿端の基準位置から所定の距離だけ離れた位置に設定される。そして、その設定条件に基づいて装置フレーム内における原稿検知センサの取り付け位置も設定される。そうした場合、原稿検知センサの取り付け位置は、前述した基台上或いは基台の近傍に設定されることが多い。
【0008】
図5は従来の画像読み取り装置の一例を示す斜視図である。図5において、装置フレーム51は、図示しないキャリッジ移動用のガイドレール52を備えて構成されている。この装置フレーム51は、上方を開口した略箱型構造に成形されている。基台53は、平面視長方形に形成されており、その長手方向の両端部を装置フレーム51の基台受け部52Aに載置した状態で支持されている。また基台53は、装置フレーム51への固定用孔53Aを長孔状に形成することにより、副走査方向Yに移動調整可能な状態で装置フレーム51に支持されるものとなっている。
【0009】
結像光学系54のレンズ55は、レンズ取り付けプレート56を介して基台53上に搭載されている。またレンズ55は、帯板状の固定部材57を用いて基台53上に固定されている。撮像素子59はこれを駆動する駆動基板60に取り付けられている。駆動基板60は、レンズ55と対向する位置に撮像素子59を配置した状態で基台53の長辺側端部にネジ止め等により支持されている。
【0010】
さらに、基台53上には、結像光学系54の近傍に位置して原稿検知センサ61が設けられている。この原稿検知センサ61は、センサ支持ブラケット62を用いて基台53に固定されている。また基台53上においては、該基台53にプレス加工等によって形成された二つの小突起(不図示)と、センサ支持ブラケット62に設けられた二つの嵌合孔(不図示)とを嵌合させることにより、原稿検知センサ61が位置決めされている。
【0011】
このように結像光学系54を載置した基台53上に原稿検知センサ61を位置決め固定した装置構成(例えば、特開平10−257235号公報に開示された装置構成)においては、結像光学系54が載置される基台53の面精度が光学性能上十分に確保されることから、原稿検知センサ61の取り付け状態が非常に安定したものとなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光学調整時において、レンズ固有の共役長(被写体〜像面距離)のバラツキを補正するために基台53を副走査方向に移動させると、これと一体に原稿検知センサ62も副走査方向に移動してしまう。そのため、原稿台上での原稿検知センサ61のセンサ検出位置がずれて次のような不具合が生じる。即ち、レンズ55はその固有の性能バラツキとして共役長±1%ほどのバラツキを有し、これを補正するための基台53の移動量は±6mmほどになる。一方、原稿検知センサ(反射型光センサ)61によるセンサ検出位置でのスポット径は、現状でφ8mm〜φ12mmとなっている。そうした場合、原稿検知センサ62の配置や、識別すべき原稿サイズによっては、原稿検知センサ61の検出エリア(ビームスポットエリア)が原稿間を跨いだ状態となり、これによって原稿サイズの誤検知或いは検知不能な状況を招く恐れがある。
【0013】
具体的な事例として、図6に示すように、原稿台63に横向きで置かれたA4サイズ(縦210mm,横297mm)の原稿64と、同じく原稿台に横向きで置かれたレターサイズ(縦216mm,横279mm)の原稿65を、原稿検知センサ61を用いて識別する場合を考える。この場合、各種サイズの用紙突き当て基準端となるREGI位置Pから副走査方向(図の横方向)に288mm離れた位置でセンサ検出位置P1設定する。そうすると、図7(A)に示すようにφ12mmのスポット径で形成される検出エリアEの両サイドにそれぞれ3mmの余裕を確保した状態で原稿サイズを検知することが可能となる。
【0014】
ところが、レンズ共役長が570mmで、そのバラツキが−1%である場合、これを補正する際の基台53の移動量は−5.7mmとなる。そうすると、これに伴って原稿検知センサ61のセンサ検出位置も−5.7mmだけ移動することになる。その結果、図7(B)に示すように原稿検知センサ61の検出エリアEが原稿間に跨った状態で配置される。この状態では、先述の2種類の原稿64,65のサイズを検知しようとした場合に、どちらの原稿64,65が置かれても原稿検知センサ61のセンサ出力が同じ状態となり、原稿サイズを識別することが出来なくなる。
【0015】
これに対して従来では、図8に示すようにセンサ支持ブラケット62の縦寸法を長くし、そのセンサ支持ブラケット62を装置フレーム51の底面部に直接位置決め固定したものも提示されている。
【0016】
しかしながら、上記図8に示す装置構成においては、センサ支持ブラケット62の固定部における装置フレーム51の面精度を確保しにくいうえ、センサ支持ブラケット62自体に倒れが生じやすいものとなる。そのため、原稿検知センサ61のセンサ検出位置にバラツキが生じ、上記同様の問題を招くことになる。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、装置フレーム上の原稿台に置かれた原稿を検知する原稿検知センサを有する画像読み取り装置において、装置フレームに対して原稿検知センサを位置決めする位置決め手段と、この位置決め手段により位置決めされた原稿検知センサを、結像光学系が載置される基台上に固定する固定手段とを備えた構成を採用している。
【0018】
上記構成からなる画像読み取り装置においては、装置フレームに対して原稿検知センサを位置決めしているため、結像光学系におけるレンズ固有の性能バラツキ(共役長バラツキ)を補正すべく基台を移動させても、装置フレームに対する原稿検知センサの取り付け位置は一定に保持される。また、結像性能上面精度が十分に確保される基台に原稿検知センサを固定しているため、原稿検知センサを取り付けるにあたってその取り付け姿勢に倒れ等が生じにくくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】
図1は本発明が適用される画像読み取り装置の構成を示す概略図である。図示した画像読み取り装置1は、装置フレーム2、プラテンガラス等の原稿台3、光源ランプ4、第1〜第3ミラー5A〜5C、結像用のレンズ6を有する結像光学系7、CCDラインセンサ等からなる撮像素子8、該撮像素子8を支持する駆動基板9、基台10、原稿検知センサ11等を備えて構成されている。また、画像読み取り装置1の上部には自動原稿送り装置12が搭載されている。
【0021】
装置フレーム2は金属材料によって構成されたもので、その上方を開口した略箱型構造に成形されている。原稿台3は、上記開口を塞ぐかたちで装置フレーム2の上部に取り付けられている。原稿台3の一端(図の左端)には白色基準板13が設けられている。光源ランプ4と第1ミラー5Aは図示しないフルレートキャリッジに搭載され、第2ミラー5Bと第3ミラー5Cは図示しないハーフレートキャリッジに搭載されている。
【0022】
レンズ6は、結像光学系7の主要部品となるもので、従来同様の固定手段を用いて基台10上に搭載されている。基台10は装置フレーム2と同様に金属材料によって構成されたもので、平面視長方形に成形されている。この基台10は、従来同様に図示しない基台受け部を用いて装置フレーム2に支持されている。また基台10は、装置フレーム2への固定用孔(不図示)を長孔状に形成することにより、副走査方向Yに移動調整可能な状態で装置フレーム2に支持されるものとなっている。
【0023】
原稿検知センサ11は、原稿台3に置かれた原稿サイズを検知するためのもので、例えば反射型の光センサによって構成される。撮像素子8はこれを駆動する駆動基板9に取り付けられている。駆動基板9はネジ止め等によって基台10に支持されている。また、駆動基板9からは信号ケーブル14が引き出されている。この信号ケーブル14は、上記駆動基板9と画像処理基板15とを電気的に接続するものである。
【0024】
なお、図1においては自動原稿送り装置12を搭載した画像読み取り装置1を例示しているが、これ以外にも、プラテンカバー等の原稿押さえ部材を備える場合もある。
【0025】
上記構成の画像読み取り装置1においては、原稿台3に載置された原稿に対して、光源ランプ4から光が照射される。このとき、原稿からの反射光像は、図中一点鎖線で示すように第1ミラー5A、第2ミラー5B及び第3ミラー5Cで順に反射された後、レンズ6によって撮像素子8の撮像面に結像される。また、撮像素子8によって得られた画像読み取り信号は、信号ケーブル14を介して画像処理基板15に伝送される。
【0026】
図2は本発明に係る画像読み取り装置の第1実施形態を示す斜視図である。図2においては、結像光学系7が搭載された基台10上に2本の位置決めスタッド16A,16Bが配設されている。これら2本の位置決めスタッド16A,16Bは断面円形に形成されたもので、装置フレーム2の底部に圧入、接着等の固着手段により固定されている。また、各々の位置決めスタッド16A,16Bは、装置フレーム2の底面部から垂直に起立した状態で配置されている。
【0027】
これに対して、基台10には、図3に示すように各々の位置決めスタッド16A,16Bの取り付け位置に対応して逃げ孔17A,17Bが設けられている。そして、これらの逃げ孔17A,17Bを貫通するかたちで位置決めスタッド16A,16Bの上部が基台10上に突出配置されている。各々の逃げ孔17A,17Bは平面視長方形に形成され、且つその長手寸法(副走査方向Yの孔寸法)はレンズ共役長補正に伴う基台10の移動を許容し得る条件(換言すると、レンズ共役長補正のために基台10を副走査方向に移動する際、位置決めスタッド16A,16Bとの位置的な干渉によって基台10の移動を妨げない条件)で設定されている。
【0028】
具体的には、例えばレンズ共役長補正のために必要となる基台10の移動量(最大移動量)が±Lmmであったとすると、各々の逃げ孔17A,17Bの長手寸法としては、少なくともそれぞれに対応する位置決めスタッド16A,16Bの直径寸法に2×Lの寸法分を足し合わせた値以上に設定される。なお、ここでは逃げ孔17A,17Bの形状を平面視長方形としているが、かかる孔形状は任意に変更可能であり、例えばコーナー部を丸くした長孔状としても構わない。
【0029】
一方、原稿検知センサ11はネジ止め、接着等の固着手段によりセンサ支持ブラケット18に支持され、このセンサ支持ブラケット18を介して原稿検知センサ11が基台10に固定されるものとなっている。この原稿検知センサ11は上記原稿台3に向けて光ビームBを出射し、その反射光を利用して原稿の有無を検知する。
【0030】
センサ支持ブラケット18は所定の形状に打ち抜かれた金属板を略クランク状に曲げ加工して成形されている。センサ支持ブラケット18の下片には、上記位置決めスタッド16A,16Bに対応する2つの嵌合孔19A,19Bが設けられ、且つそれらの嵌合孔19A,19B間に固定用孔20が設けられている。また、上記2つの嵌合孔19A,19Bのうち、一方の嵌合孔19Aは固定用孔20と同様に長孔状に形成され、他方の嵌合孔19Bは円形に形成されている。
【0031】
なお、図2及び図3において、レンズ6は、レンズ取り付けプレート30を介して基台10上に搭載され、且つ帯板状の固定部材31を用いて固定されている。また、レンズ6の光出射側には遮光カバー32が取り付けられている。また基台10は、装置フレーム2と一体構造をなす基台受け部2Aに載置され、その長手方向両端に形成された長孔状の固定用孔10Aを用いて固定されるものとなっている。基台受け部2Aは、装置フレーム2の一部を構成するキャリッジ移動用のガイドレール23の内側面から水平に突出する状態で形成されている。
【0032】
ここで、上述のように原稿検知センサ11を支持するセンサ支持ブラケット18を取り付けるにあたっては、上記2つの嵌合孔19A,19Bをそれぞれに対応する位置決めスタッド16A,16Bに嵌合させた状態で、センサ支持ブラケット18の下片を基台10の上面に当接させる。
【0033】
これにより、原稿検知センサ11は、基台10上における位置決めスタッド16A,16Bと嵌合孔19A,19Bとの嵌合により、装置フレーム2に対して位置決めされた状態となる。このとき、各位置決めスタッド16A,16Bの先端部(上端部)を先細状に形成しておくことで、基台10上へのセンサ支持ブラケット18の取り付け作業を容易に行うことが出来る。
【0034】
続いて、センサ支持ブラケット18の固定用孔20にネジ21を挿入するとともに、このネジ21を図示せぬネジ孔或いはナット等に螺合することにより、原稿検知センサ11がセンサ支持ブラケット18を介して基台10に固定された状態となる。
【0035】
なお、図3においては、基台10上にブラケット固定用のネジ21が装着された状態を示しているが、上述のようにセンサ支持ブラケット18を取り付ける際には、基台10からネジ21が一旦取り外され、センサ支持ブラケット18を基台10に載せた状態で再び装着されることになる。
【0036】
一方、光学調整時におけるレンズ共役長補正に際しては、その補正量に応じて基台10が副走査方向Yに移動調整される。このとき、ブラケット固定用のネジ21を適度に緩めた状態で基台10を移動させることにより、副走査方向(基台10の移動方向)Yへの原稿検知センサ11の移動が、位置決めスタッド16A,16Bと嵌合孔19A,19Bとの嵌合により規制されることになる。
【0037】
このように本実施形態に係る画像読み取り装置においては、装置フレーム2の底部から起立させた位置決めスタッド16A,16Bを用いて原稿検知センサ11を位置決めするとともに、この位置決め状態で基台10にセンサ支持ブラケット18を介して原稿検知センサ11を固定しているため、レンズ共役長補正に伴う基台10の移動に左右されることなく、原稿検知センサ11の取り付け位置を常に一定に保持することが可能となる。
【0038】
また、光学性能上、面精度が十分に確保される基台10にレンズ支持ブラケット18を介して原稿検知センサ10を固定しているため、センサの取り付け姿勢に倒れ等が生じにくいものとなる。これにより、原稿検知センサ11の取り付け状態が非常に安定したものとなるため、原稿台3に対する原稿検知センサ11のセンサ検出位置を高精度に設定することが可能となる。
【0039】
図4は本発明に係る画像読み取り装置の第2実施形態を示す斜視図である。この第2実施形態においては、上記第1実施形態に比較して、装置フレーム2に対する原稿検知センサ11の位置決め構造が異なるものとなっている。
【0040】
即ち、図4において、装置フレーム2の基台受け部2Aには位置決めスタッド22が設けられている。基台受け部2Aは、装置フレーム2の一部を構成するキャリッジ移動用のガイドレール23の内側部を直角に曲げ成形したかたちで形成されている。また、位置決めスタッド22は基台受け部2Aから垂直に起立した状態で設けられている。
【0041】
これに対して、基台10上には案内板23が取り付けられている。この案内板23には略U字形の嵌合凹部23Aと長孔23Bとが形成されている。また、基台10上には、案内板23の取り付け位置に対応して一対の突起24A,24Bが一体に形成されている。案内板23は、上記嵌合凹部23Aを位置決めスタッド22に嵌合し且つ上記長孔23Bを一対の突起24A,24Bに嵌合した状態で、ネジ25により基台10に固定されている。
【0042】
一方、原稿検知センサ11を支持するセンサ支持ブラケット18の下片には、一対の長孔26A,26Bが形成され、これに対応して基台10上に一対の小突起27A,27Bが一体に形成されている。センサ支持ブラケット18は一対の長孔26A,26Bを一対の小突起27A,27Bに嵌合し且つその一端部を図中y方向(副走査方向)から案内板23に突き当てた状態で、ネジ28により基台10に固定されている。この状態で、センサ支持ブラケット18に支持された原稿検知センサ11は、位置決めスタッド22に嵌合する案内板23を介して装置フレーム2に位置決めされている。
【0043】
このような装置構成においては、レンズ共役長補正に際して基台10を副走査方向Yに移動調整するにあたり、案内板23の固定用ネジ25とブラケット固定用のネジ28をそれぞれ適度に緩めた状態で基台10を移動させることにより、副走査方向(基台10の移動方向)Yへの案内板23の移動が、位置決めスタッド22と嵌合凹部23Aとの嵌合及び一対の突起24A,24Bと長孔23Bとの嵌合により規制される。
【0044】
これにより、レンズ共役長補正に伴う基台10の移動に左右されることなく、案内板23へのセンサ支持ブラケット18の突き当てにより原稿検知センサ11の取り付け位置を一定に保持することが可能になる。また、上記第1実施形態と同様に、光学性能上面精度が確保される基台10上に原稿知センサ10を取り付けたことで、原稿台3に対する原稿検知センサ11のセンサ検出位置を高精度に設定することが可能となる。
【0045】
さらに、本第2実施形態においては、基台10を支持する装置フレーム2の基台受け部2Aに位置決めスタッド22を設けるようにしているため、スタッド高さを低く抑えることが出来る。かかる装置構成は、例えば装置フレーム2の底面部と基台10間の距離が長く、該フレーム底面部に精度良く位置決めスタッドを立てることが困難な場合に用いて有効な手段となる。
【0046】
なお、上記第2実施形態において、センサ支持ブラケット18を案内板23に突き当てることで原稿検知センサ11を装置フレーム2に位置決めする構成としたが、本発明はこれに限らず、センサ支持ブラケット18と案内板23を一体に構成しても同様の効果を得ることが出来る。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置フレームに対して原稿検知センサを位置決めしているため、レンズ共役長補正等に伴う基台の移動に左右されることなく、原稿検知センサの取り付け位置ひいては原稿台上でのセンサ検出位置を一定に保持することが可能となる。また、光学性能上面精度が十分に確保される基台に原稿検知センサを固定したことで、原稿検知センサの取り付け状態が非常に安定し、これによって原稿台に対する原稿検知センサのセンサ検出位置を高精度に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される画像読み取り装置の構成を示す概略図である。
【図2】 本発明に係る画像読み取り装置の第1実施形態を示す斜視図である。
【図3】 図2に示す原稿検知センサを取り外した状態の斜視図である。
【図4】 本発明に係る画像読み取り装置の第2実施形態を示す斜視図である。
【図5】 従来の画像読み取り装置の一例を示す斜視図である。
【図6】 原稿検知センサによる原稿サイズの検知事例を示す図である。
【図7】 従来の課題を説明する図である。
【図8】 従来の画像読み取り装置の他の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…画像読み取り装置、2…装置フレーム、3…原稿台、6…レンズ、7…結像光学系、8…撮像素子、10…基台、11…原稿検知センサ、16A,16B,22…位置決めスタッド、18…センサ支持ブラケット、19A,19B…嵌合孔、21…ネジ、23…案内板
Claims (3)
- 装置フレーム上の原稿台に置かれた原稿を検知する原稿検知センサを有する画像読み取り装置において、
前記装置フレームに対して前記原稿検知センサを位置決めする位置決め手段と、
前記位置決め手段により位置決めされた原稿検知センサを、結像光学系が載置される基台上に固定する固定手段と
を備えることを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記位置決め手段は、前記装置フレームに設けられた位置決めスタッドを有し、この位置決めスタッドを用いて前記原稿検知センサを前記装置フレームに位置決めする
ことを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。 - 前記装置フレームは前記基台を載置状態に支持する基台受け部を有し、この基台受け部に前記位置決めスタッドを設けてなる
ことを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
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