JP4618210B2 - 給紙装置、及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置、及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置に供給されるシート材が積載された給紙装置、及びこの給紙装置を備えた画像形成装置に関する。
シート材の裁断時に発生した端部のバリによって上下のシート材が密着し、この状態でシート材が給紙装置に積載されることでシート材が重送されるという問題があった。
そこで、ファンで積載されたシート材に横からエアーを吹きつけてシート材を分離させることでシート材の重送を防止している給紙装置が提案されている。(特許文献1)
これにより、エアーがシート材とシート材の間に入り込みシート材は1枚ずつ上下に分離される。これによりシート材の重送が防止される。
特開2003−176051公報
一方、給紙装置に積載されたシート材の端部に当ってシート材の給紙位置を規制するサイドフェンスとシート材の端部との間には、サイドフェンスの部品精度や取付け位置精度等のバラツキにより、隙間が発生する場合がある。特に、大容量のシート材が積載される場合に、サイドフェンスの小さな傾きが影響し、上側に積載されるシート材とサイドフェンスとの隙間が広くなる。
このように、サイドフェンスとシート材の端部との間に隙間がある状態で、横からエアーを吹き付けるとシート材が分離されるのと同時に、シート材の位置がずれてしまう。
シート材の位置がずれた状態で、シート材を画像形成部に送り出すとシート材が搬送方向に傾く所謂スキューやシート材が搬送方向に対して直角方向にずれる所謂レジズレが発生する。
また、バネでサイドフェンスをシート材の端部に押し付けることで、シート材とサイドフェンス(以下規制部材)との隙間を無くし、シート材のスキューやレジズレを防止することが考えられるが、この状態でエアーを吹き付けてもシート材は分離されず重送が発生してしまう。
本発明は、上記事実を考慮し、シート材の重送を防止した上でシート材のスキューやレジズレを抑制することが課題である。
本発明の請求項1に係る給紙装置は、シート材が積載される積載板と、前記積載板に積載されたシート材の端部にエアーを吹き付ける吹き付け手段と、前記載置板に積載されたシート材の端部に当って給紙位置を規制する移動可能な規制部材と、前記規制部材の高さ方向の傾き又は給紙方向に対する傾きを調整する傾き調整手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、規制部材はシート材の端部に当ってシート材の給紙位置を規制する。
しかし、規制部材の部品精度や取り付け位置精度等のバラツキにより、シート材の端部と規制部材との間に隙間が発生する。この隙間が発生した状態でシート材の重送を防止するためにシート材に横から吹き付け手段によってエアーを吹き付けるとシート材とシート材の間に空気が入り込みシート材は分離されるがシート材の位置がずれてしまいシート材のスキューやレジズレが発生する。
そこで、規制部材の高さ方向の傾き又は給紙方向に対する傾きを調整手段で調整し、規制部材とシート材の端部の隙間を減らすことで、シート材に横からエアーを吹き付けてもシート材の位置ずれは抑制される。
このようにして、シート材の重送を防止した上でシート材のスキューやレジズレを抑制することができる。
本発明の請求項2に係る給紙装置は、請求項1記載において、前記規制部材は、前記積載板の面方向へスライド可能なスライドプレートと、前記スライドプレートに連結部で連結され、前記シート材の端部に当る当接板と、を有して構成され、前記傾き調整手段は、前記当接板の連結部を傾かせ、前記シート材の端部に当る前記当接板の立板部の傾きを調整する第1調整部材であることを特徴とする。
上記構成によれば、スライドプレートに連結される当接板の連結部を第1調整部材によって傾かせることで、シート材の端部に当る当接板の立板部の傾きを調整する。
このように、間接的な方法で立板部の傾きを調整することでスライドプレートの形状を複雑にせずに立板部とシート材の端部の隙間を減らすことができる。
本発明の請求項3に係る給紙装置は、請求項2記載において、前記連結部は、前記立板部の端部から前記スライドプレートに沿って延出し、前記第1調整部材は、前記連結部に取り付けられ、先端部が前記スライドプレートと当接し、ねじの螺合量で前記連結部を傾かせて前記立板部の傾きを調整する第1ねじ部材であることを特徴とする。
上記構成によれば、当接板の連結部材に取り付けられ、先端部がスライドプレートと当接している第1ねじ部材のねじの螺合量で立板部の傾き調整する。
このように、汎用部品であるねじを使用して立板部の傾きを調整することで製造コストを削減できる。
本発明の請求項4に係る給紙装置は、請求項1記載において、前記規制部材は、前記積載板の面方向へスライド可能なスライドプレートと、前記スライドプレートに連結部で連結され、前記シート材の端部に当る当接板と、を有して構成され、前記傾き調整手段は、前記スライドプレートに取り付けられ、前記シート材の端部に当る前記当接板の立板部を押して前記立板部の傾きを調整する第2調整部材を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、シート材の端部に当る当接板の立板部をスライドプレートに取り付けられた第2調整部材で押して立板部の傾きを調整する。
このように、直接的な方法で立板部の傾きを調整することで精度が向上する。
本発明の請求項5に係る給紙装置は、請求項4記載において、前記スライドプレートは、前記立板部に沿って立ち上がる立壁を備え、前記第2調整部材は、前記立壁に取り付けられ、前記立板部を押して前記立板部の傾きを調整する第2ねじ部材であることを特徴とする。
上記構成によれば、シート材の端部に当る当接板の立板部を第2ねじ部材で押して立板部の傾きを調整する。
こうように、汎用部品であるねじを使用して立板部の傾きを調整することで製造コストを削減できる。
本発明の請求項6に係る給紙装置は、請求項5記載において、前記連結部は、前記立板部の端部から前記スライドプレートに沿って延出すると共に、前記スライドプレートに前記スライドプレートの面方向に移動可能に連結され、前記傾き調整手段は、前記スライドプレートに取り付けられ、前記連結部の端部を前記第2ねじ部材と反対方向から押して前記立板部の傾きを調整する第3調整部材を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、連結部の端部を第3調整部材で第2ねじ部材と反対方向から押して立板部の傾きを調整する。
このように、2方向から立板部の傾きを調整することで、規制部材に必要以上の負荷がかからない。
本発明の請求項7に係る給紙装置は、請求項6記載において、前記スライドプレートに突壁が設けられ、前記第3調整部材は、前記突壁に取り付けられて前記連結部の端部を前記第2ねじ部材と反対方向から押して前記立板部の傾きを調整する第3ねじ部材であることを特徴とする。
上記構成によれば、連結部の端部を第3ねじ部材で第2ねじ部材と反対方向から押して立板部の傾きを調整する。
こうように、汎用部品であるねじを使用して2方向から立板部の傾きを調整することで製造コストを削減できる。
本発明の請求項8に係る給紙装置は、請求項7記載において、前記第2ねじ部材及び前記第3ねじ部材の少なくとも一方が、給紙方向と直交する方向、又は給紙方向に複数個設けられることを特徴とする。
上記構成によれば、第2ねじ部材及び第3ねじ部材の少なくとも一方が、給紙方向と直交する方向、又は給紙方向に複数個設けられているため、調整量を夫々変えることで給紙方向に対する傾きを容易に調整できる。
本発明の請求項9に係る給紙装置は、請求項1乃至8何れか1項記載において、前記規制部材は、前記シート材の給紙方向と直交する方向の積載位置を規制するサイドフェンスであることを特徴とする。
上記構成によれば、規制部材であるサイドフェンスは、給紙方向と直交する方向のシート材の積載位置を規制する。このため、シート材の給紙方向と直交する方向のシート材の位置ずれが抑制される。
本発明の請求項10に係る給紙装置は、請求項1乃至8何れか1項記載において、前記規制部材は、前記シート材の給紙方向の積載位置を規制するエンドフェンスであることを特徴とする。
上記構成によれば、規制部材であるエンドフェンスは、給紙方向のシート材の積載位置を規制する。このため、シート材の給紙方向のシート材の位置ずれが抑制される。
本発明の請求項11に係る給紙装置は、請求項1乃至10何れか1項記載において、画像形成装置に連設されることを特徴とする。
上記構成によれば、給紙装置は画像形成装置に連設されるため、給紙装置に高さ方向の制約は無く、大容量のシート材を給紙装置に積載することができる。給紙装置に大容量のシート材を積載しても傾き調整手段によって規制部材を調整することでシート材のスキューやレジズレを防止することができる。
本発明の請求項12に係る画像形成装置は、請求項1乃至10何れか1項に記載の給紙装置を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、画像形成装置には、請求項1乃至10の何れか1項に記載された給紙装置が設けられているため、シート材のスキューやレジズレを防止することで、シート材の所定の位置に画像を形成することができる。
本発明によれば、シート材の重送を防止した上でシート材のスキューやレジズレを抑制することができる。
第1実施形態の給紙装置36を備えた画像形成装置10について図1〜図9に従って説明する。
図9に示されるように、画像形成装置10は、シート材Pにトナー画像を形成し、トナー画像が形成されたシート材Pを排出ロール14によって排出する構成になっている。
画像形成装置10の下部には、着脱可能な用紙カセット16が装着され、夫々の用紙カセット16内には、複数枚のシート材Pが収納されている。また、用紙カセット16の上方には、ピックアップロール18が配置されており、シート材Pはピックアップロール18によって順次取り出され、さらに、回転駆動する給紙ロール12とリタードロール34によって、一枚ずつ搬送される構成となっている。
ピックアップロール18の用紙搬送方向下流には、搬送経路22に沿ってシート材Pを搬送方向下流に搬送する複数の搬送ロール20が設けられている。
搬送経路22には、感光ドラム24が配置されており、この感光ドラム24上では、帯電処理、露光処理、現像処理がなされて感光ドラム24上にトナー画像が形成されるようになっている。感光ドラム24に対向した位置には、転写ロール26が配置されており、この転写ロール26は、感光ドラム24上のトナー画像をシート材Pに転写するようになっている。
感光ドラム24及び転写ロール26の搬送方向下流には、加圧ロール28Aと加熱ロール28Bとで構成される定着ユニット28が配置されている。定着ユニット28は、転写ロール26によってトナー画像が転写されたシート材Pを挟持搬送しながらトナー画像を熱定着するようになっている。
定着ユニット28の搬送方向下流には、用紙排出口30が形成され、さらに、シート材Pを用紙排出口30から排出する排出ロール14が配置されている。用紙排出口30の下方には、排出トレイ32が取り付けられており、排出されたシート材Pが積載されるようになっている。
また、画像形成装置10における排出トレイ32の反対側には、シート材Pを画像形成装置10に供給すると共に、大容量のシート材Pを収容できる給紙装置36が画像形成装置10に連設されている。給紙装置36に積載されるシート材Pの上側には、ピックアップロール40が配置されており、このピックアップロール40によって順次取り出され、さらに、回転駆動する給紙ロール42とリタードロール48によって、一枚ずつ給紙装置36に設けられた出口50から画像形成装置10の側面に設けられたに受入口44へ送り出される構成となっている。なお、給紙装置36に関しては詳細を後述する。
上記構成による画像形成装置10では、次のようにして画像が形成される。
まず、電圧が印加された図示しない帯電器は、感光ドラム24の表面を予定の電位で一様にマイナス帯電させる。
続いて、帯電された感光ドラム24上の画像部分が予定の露光部電位になるように図示しない露光器が画像データに基づき感光ドラム24の上に静電潜像を形成する。
すなわち、制御装置から供給されるビデオデータに基づき、露光器によって画像に対応した静電潜像が感光ドラム24上に形成される。さらに、この静電潜像は、図示しない現像器から供給されるトナーによってトナー画像として可視化される。
そこで、用紙カセット16からの給紙の場合は、シート材Pがピックアップロール18によって順次取り出され、さらに、回転駆動する給紙ロール12とリタードロール34によって、一枚ずつ搬送経路22に送り出される。さらにシート材Pは、複数の搬送ロール20に挟持搬送されて感光ドラム24と転写ロール26の間を通りトナー画像がシート材Pに転写される。この転写されたトナー画像は、定着ユニット28に備えられた加圧ロール28Aと加熱ロール28Bの間を通過することでシート材Pに定着される。
さらに、シート材Pは排出ロール14によって画像形成装置10の側面に設けられた排出トレイ32に排出される。
また、給紙装置36からの給紙の場合は、給紙装置36に設けられた、シート材がピックアップロール40によって順次取り出され、さらに、回転駆動する給紙ロール42とリタードロール48によって、一枚ずつ給紙装置36に設けられた出口50から画像形成装置10の側面に設けられたに受入口44へ送り出される。受入口44から供給されたシート材Pは、受取ロール46によって搬送され搬送経路22に送り出される。送り出されたシート材Pは、用紙カセット16からのシート材Pと同様に、複数の搬送ロール20に挟持搬送されて感光ドラム24と転写ロール26の間を通りトナー画像がシート材Pに転写される。この転写されたトナー画像は、定着ユニット28に備えられた加圧ロール28Aと加熱ロール28Bの間を通過することでシート材Pに定着される。
さらに、シート材Pは排出ロール14によって画像形成装置10の側面に設けられた排出トレイ32に排出される。
次に、給紙装置36について詳細に説明する。
図8、図9に示されるように、画像形成装置10の側方に給紙装置36が連設されている。
図7に示されるように、給紙装置36の前面に設けられたカバー52の把持部52Aを手前(図中矢印A方向)に引くことで、シート材Pを積載するシート材積載部54が現れる。
図6に示されるように、シート材積載部54には、シート材Pが積載される積載板としてのボトムプレート56が設けられている。画像形成装置10にシート材Pを給紙する際には、ボトムプレート56は、昇降手段(図示省略)によって、上方に移動し、ボトムプレート56に載置された最上部のシート材Pをピックアップロール40(図9参照)に押し当てる構成となっている。また、カバー52が手前(図中矢印A方向)に引き出された際には、ボトムプレート56は、昇降手段によって、下方へ移動し、シート材Pをシート材積載部54に積載可能とする構成となっている。
さらに、カバー52の内部には、エアー吹き付け手段としてのファン58が水平方向に並んで2個設けられている。ファン58は電源供給線(図示省略)に接続されており、シート材Pが搬送される際にファン58が回転し、図2に示されるように、エアーは、ファン58の対向部に設けられた円形状の空気孔52Bを通過してボトムプレート56に積載された上側のシート材Pに横(シート材の端部)から流入する構成となっている。
シート材Pの裁断時に発生した端部のバリによって上下のシート材Pが密着し、この密着により、シート材Pが重送されるという問題があるが、このように、ファン58が発生したエアーをシート材Pの横から吹き付けることでシート材とシート材の間に空気が入り込みシート材Pを上下に分離させ重送を防止することができる。
また、図5に示されるように、ボトムプレート56に積載されたシート材Pの給紙方向の積載位置を規制するエンドフェンス72が、シート材Pの後端部に当るように設けられている。
図3に示されるように、エンドフェンス72は、シート材Pの端部に当ってシート材Pの給紙方向の位置を決める立板部72Aと、立板部72Aの下端縁から立板部72Aの直交方向に延びる連結部72Bとを備えている。
連結部72Bの下側には、連結部72Bの下面と接してエンドフェンス72をシート材給紙方向に案内する2本のガイド材74が設けられている。図5に示されるように、ガイド材74は給紙方向に延びており、連結部72Bの貫通部72Dが挿入されている。
また、2本のガイド材74の間には、給紙方向に延びるストップバー76が設けられており、ストップバー76の上面には図3に示すラック76Aが形成されている。さらに、このラック76Aが、エンドフェンス72に設けられた支持ロッド83のラック83Aと噛合うことでエンドフェンス72のシート材給紙方向の動きを規制している。
詳細には、支持ロッド83は、エンドフェンス72から水平に張り出した支持プレート72Cを貫通し、上下に移動可能になっている。支持プレート72Cと支持ロッド83に設けられた止板83Bの間には、コイルスプリング85が挿入され、バネ力で支持ロッド83は下方へ付勢されている。これにより、確実に支持ロッド83のラック83Aとストップバー76のラック76Aが噛合う構造となっている。また、シート材Pのサイズに合せてエンドフェンス72をシート材給紙方向に移動させる際は、支持ロッド83の上端部に回転可能に取り付けられ、基端部が立板部72Aに軸支されたレバー72Fの先端部を持上げる。これにより、支持ロッド83のラック83Aとストップバー76のラック76Aとの噛合いを解除してエンドフェンス72を給紙方向に移動させる。なお、エンドフェンス72の移動範囲に合わせてボトムプレート56には逃げ部が設けられている。
また、図6に示されるように、ボトムプレート56に積載されるシート材Pの給紙方向(図6矢印B方向)と直交する給紙直交方向の位置を規制する規制部材としてのサイドフェンス38が、カバー52の裏面に対向して設けられている。
図2に示されるように、サイドフェンス38は、給紙直交方向へスライド可能なスライドプレート62と、スライドプレート62に連結される当接板60と、を有しており、さらに、当接板60は、シート材Pの端部に当る立板部60Aと、立板部60Aの端部からスライドプレート62に沿って延出する連結部60Bを備えている。
図4に示されるように、スライドプレート62は、シート材Pの給紙方向(図4矢印B)に延びる略長方形状の平板部材であり、当接板60は、連結部60Bに設けられた2個のボルト70によって、スライドプレート62に取り付けられている。詳細には、図2に示されるように、ボルト70は、連結部60Bに設けられた取付穴60Cへ上方から取り付けられ、さらに、隙間を空けてスライドプレート62に設けられた取付穴62Aに締め込まれている。
さらに、図2、図4に示されるように、連結部60Bには、上方から給紙方向に沿って2本の第1ねじ部材78がねじ止めされ、第1ねじ部材78の先端部は連結部60Bを貫通してスライドプレート62に突き当てられている。
また、スライドプレート62の下側には、スライドプレート62の下面に設けられたラック62Bと噛合うラック64Aを備えたシャフト64が給紙直交方向に延びて配置されている。シャフト64の両側には、当接板60を給紙直交方向にガイドするガイド棒66、68がスライドプレート62を貫通して設けられている。
ラック62Bは、ラック62Bの上面に設けられたバネ63によって下方のシャフト64に向けて付勢されており、ラック62Bとラック64Aが確実に噛合う構成となっている。
ボトムプレート56に積載されるシート材Pのサイズを変更する場合に、サイドフェンス38を給紙直交方向に移動させようとすると、ラック62Bのテーパー面にそってラック62Bがバネ63を圧縮させながら上方に移動し、ラック62Bとラック64Aの噛合いが解除される。これにより、サイドフェンス38を給紙直交方向に移動させ、新たなサイズのシート材Pの端部に立板部60Aを当てる。なお、サイドフェンス38の移動範囲に合わせてボトムプレート56には逃げ部が設けられている。
ここで、サイドフェンス38の部品精度、取り付け位置精度のバラツキ、及びサイドフェンス38を移動させるために必要な部品間のガタ等により、サイドフェンス38の立板部60Aとシート材Pの端部との間に、図1(A)に示されるように隙間Sが発生する場合がある。また、シート材Pが湿度や温度の影響を受けて大きさが変わり、隙間Sが発生することもある。特に、大容量のシート材Pが積載される場合に、サイドフェンス38の立板部60Aの小さな傾きが影響し、上側に積載されるシート材Pと立板部60Aとの隙間Sが大きくなる。
そこで、図1(A)に示されるように、立板部60Aが傾き、上側に載置されるシート材Pの端部との間に隙間Sが発生している場合に、第1ねじ部材78をねじ込んで先端部をスライドプレート62に突き当てる。これにより、図1(B)に示されるように、連結部60Bの傾きを調整することで立板部60Aの傾きが調整され立板部60Aとシート材Pの端部との隙間Sが少なくなる。
このように、立板部60Aとシート材Pとの端部の隙間Sを少なくすることで、シート材Pに横からエアーを吹き付けてもシート材Pの位置ずれは防止され、シート材Pの重送を防止した上でシート材Pのスキューやレジズレを抑制することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、規制部材を調整する調整手段をサイドフェンス38に設けて給紙直交方向のシート材Pの積載位置を規制したが、調整手段をエンドフェンス72に設けて給紙方向のシート材Pの積載位置を規制してもよい。
また、上記実施形態では、画像形成装置10に連設された給紙装置36のサイドフェンス38に調整手段を設けたが、画像形成装置10に備えられた用紙カセット16のサイドフェンスに調整手段を設けて用紙カセット16に積載されるシート材Pの位置を規制してもよい。
次に、第2実施形態の給紙装置36を備えた画像形成装置10について図10〜図13に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図11に示されるように、この実施形態では第1実施形態のように、当接板60の連結部60Bに設けられた調整ボルト78によって連結部60Bを傾かせて立板部60Aの傾きを調整するのではなく、立板部60Aの裏面に先端が突き当てられた第2ねじ部材80と連結部60Bの端部に先端が突き当てられた第3ねじ部材82を進退させることで立板部60Aの傾きを調整する。
詳細には、当接板60の外側には、当接板60が取り付けられるスライドプレート84が給紙方向に延びて設けられている。スライドプレート84は、略L字形状とされ、立板部60Aに沿って立ち上がる立壁84Aと、立壁84Aの下端縁からボトムプレート56に沿って延び、連結部60Bの下側に配設される底板84Bと、立壁84Aと対向して底板84Bの端部から上に延びる突壁84Dとを備えている。
図13に示されるように、当接板60の連結部60Bには、給紙直交方向に延びる長穴60Eが給紙方向に並んで2個設けられている。また、図11に示すように、上方から長穴60Eを通してスライドプレート84へボルト86を締め込むことで当接板60はスライドプレート84に取り付けられている。ここで、長穴60Eが給紙直交方向に延びているため、スライドプレート84の面上で当接板60は移動可能とされている。
また、第2ねじ部材80は、スライドプレート84の立壁84Aに設けられた円孔84Cに外側から取り付けられ、第2ねじ部材80の先端部は、立壁84Aを貫通して立板部60Aに突き当てられている。
さらに、第3ねじ部材82は、スライドプレート84の突壁84Dに設けられた円孔84Eに取り付けられ、第3ねじ部材82の先端部は、突壁84Dを貫通して連結部60Bの端部に突き当てられている。
図10(A)に示されるように、立板部60Aが傾き、上側に載置されるシート材Pの端部との間に隙間Sが発生している場合に、先ず、ボルト86を緩め仮止め状態にする。
次に、第3ねじ部材82を締め込むことで、図10(B)に示されるように、立板部60Aの基端部60Fを移動させる。次に、図10(C)に示されるように、第2ねじ部材80を第3ねじ部材82の反対方向から締め込むことで立板部60Aの傾きを調整して立板部60Aとシート材Pの端部の隙間Sを少なくすることができる。最後にボルト86を締め込んで作業を終了させる。
このように、立板部60Aの基端部60Fを移動させながら立板部60Aの傾きを調整できるため、細かな調整をすることができる。この調整により隙間Sを少なくすることで、シート材Pに横からエアーを吹き付けてもシート材Pの位置ずれは防止され、シート材Pの重送を防止した上でシート材Pのスキューやレジズレを抑制することができる。
また、図12(A)に示されるように、立板部60Aが給紙方向に対して傾き、シート材Pの端部との間に隙間Kが発生している場合に、シート材Pの先端側(図中上側)の第2ねじ部材80と第3ねじ部材82を調整することで、図12(B)に示されるように、立板部60Aの傾きを調整して立板部60Aとシート材Pの端部の隙間Kを少なくすることができ、給紙方向に対する傾きを容易に調整することができる。
(A)本発明の第1実施形態に係る給紙装置の当接板とシート材Pの端部に隙間が発生している状態を示した断面図である。(B)本発明の第1実施形態に係る給紙装置の当接板とシート材Pの端部に発生した隙間を少なくした状態を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る給紙装置のサイドフェンスを示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る給紙装置のエンドフェンスを示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る給紙装置のサイドフェンス及びその周辺を示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る給紙装置を示した平面図である。 本発明の第1実施形態に係る給紙装置を示しカバーを開いた状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る給紙装置を示しカバーを開いた状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る給紙装置を示しカバーを閉じた状態を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る給紙装置及び画像形成装置を示した概略構成図である。 (A)本発明の第2実施形態に係る給紙装置の当接板とシート材Pの端部に隙間が発生している状態を示した断面図である。(B)本発明の第2実施形態に係る給紙装置の当接板の傾きを調整している状態を示した断面図である。(C)本発明の第2実施形態に係る給紙装置の当接板とシート材Pの端部に発生した隙間を少なくした状態を示した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置のサイドフェンス、ボトムプレート、ファン等を示した断面図である。 (A)本発明の第2実施形態に係る給紙装置の当接板とシート材Pの端部に隙間が発生している状態を示した平面図である。(B)本発明の第2実施形態に係る給紙装置の当接板とシート材Pの端部に発生した隙間を少なくした状態を示した平面図である。 本発明の第2実施形態に係る給紙装置を示した平面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
36 給紙装置
38 サイドフェンス
56 ボトムプレート(積載板)
58 ファン(エアー吹き付け手段)
60 当接板
60A 立板部
60B 連結部
62 スライドプレート
78 第1ねじ部材
80 第2ねじ部材
82 第3ねじ部材
84 スライドプレート
84A 立壁
84D 突壁

Claims (12)

  1. シート材が積載される積載板と、
    前記積載板に積載されたシート材の端部にエアーを吹き付ける吹き付け手段と、
    前記載置板に積載されたシート材の端部に当って給紙位置を規制する移動可能な規制部材と、
    前記規制部材の高さ方向の傾き又は給紙方向に対する傾きを調整する傾き調整手段と、
    を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記規制部材は、前記積載板の面方向へスライド可能なスライドプレートと、前記スライドプレートに連結部で連結され、前記シート材の端部に当る当接板と、を有して構成され、
    前記傾き調整手段は、前記当接板の連結部を傾かせ、前記シート材の端部に当る前記当接板の立板部の傾きを調整する第1調整部材であることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記連結部は、前記立板部の端部から前記スライドプレートに沿って延出し、前記第1調整部材は、前記連結部に取り付けられ、先端部が前記スライドプレートと当接し、ねじの螺合量で前記連結部を傾かせて前記立板部の傾きを調整する第1ねじ部材であることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。
  4. 前記規制部材は、前記積載板の面方向へスライド可能なスライドプレートと、前記スライドプレートに連結部で連結され、前記シート材の端部に当る当接板と、を有して構成され、
    前記傾き調整手段は、前記スライドプレートに取り付けられ、前記シート材の端部に当る前記当接板の立板部を押して前記立板部の傾きを調整する第2調整部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  5. 前記スライドプレートは、前記立板部に沿って立ち上がる立壁を備え、前記第2調整部材は、前記立壁に取り付けられ、前記立板部を押して前記立板部の傾きを調整する第2ねじ部材であることを特徴とする請求項4記載の給紙装置。
  6. 前記連結部は、前記立板部の端部から前記スライドプレートに沿って延出すると共に、前記スライドプレートに前記スライドプレートの面方向に移動可能に連結され、前記傾き調整手段は、前記スライドプレートに取り付けられ、前記連結部の端部を前記第2ねじ部材と反対方向から押して前記立板部の傾きを調整する第3調整部材を備えることを特徴とする請求項5記載の給紙装置。
  7. 前記スライドプレートに突壁が設けられ、前記第3調整部材は、前記突壁に取り付けられて前記連結部の端部を前記第2ねじ部材と反対方向から押して前記立板部の傾きを調整する第3ねじ部材であることを特徴とする請求項6記載の給紙装置。
  8. 前記第2ねじ部材及び前記第3ねじ部材の少なくとも一方が、給紙方向と直交する方向、又は給紙方向に複数個設けられることを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  9. 前記規制部材は、前記シート材の給紙方向と直交する方向の積載位置を規制するサイドフェンスであることを特徴とする請求項1乃至8何れか1項に記載された給紙装置。
  10. 前記規制部材は、前記シート材の給紙方向の積載位置を規制するエンドフェンスであることを特徴とする請求項1乃至8何れか1項に記載された給紙装置。
  11. 画像形成装置に連設されることを特徴とする請求項1乃至10記載の給紙装置。
  12. 請求項1乃至10何れか1項に記載の給紙装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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