JP4617939B2 - 動力伝達部材の製造方法 - Google Patents

動力伝達部材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4617939B2
JP4617939B2 JP2005075622A JP2005075622A JP4617939B2 JP 4617939 B2 JP4617939 B2 JP 4617939B2 JP 2005075622 A JP2005075622 A JP 2005075622A JP 2005075622 A JP2005075622 A JP 2005075622A JP 4617939 B2 JP4617939 B2 JP 4617939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
manufacturing
chamfering
power transmission
spiral gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005075622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006258180A (ja
Inventor
哲也 河野
勇治 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005075622A priority Critical patent/JP4617939B2/ja
Priority to US11/353,174 priority patent/US7827693B2/en
Priority to CNB2006100574745A priority patent/CN100484694C/zh
Publication of JP2006258180A publication Critical patent/JP2006258180A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4617939B2 publication Critical patent/JP4617939B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/36Removing material
    • B23K26/38Removing material by boring or cutting
    • B23K26/382Removing material by boring or cutting by boring
    • B23K26/384Removing material by boring or cutting by boring of specially shaped holes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/17Toothed wheels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49462Gear making
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49462Gear making
    • Y10T29/49467Gear shaping
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49462Gear making
    • Y10T29/49467Gear shaping
    • Y10T29/49472Punching or stamping
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49995Shaping one-piece blank by removing material
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49995Shaping one-piece blank by removing material
    • Y10T29/49996Successive distinct removal operations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

この発明は、動力伝達部材に関し、より特定的には、車両に搭載される動力伝達部材に関するものである。
従来、動力伝達部材は、たとえば実開平1−174505号公報(特許文献1)に開示されている。
実開平1−174505号公報
従来の歯車等の動力伝達部材において、ディスク部に軽量化、騒音低減のため貫通孔を設けることが特許文献1に開示されている。ところで、自動車の変速機など、比較的大きな動力を伝達する動力伝達部材に貫通孔を設ける場合、貫通孔周辺への応力集中が懸念されるが、熱処理以前に貫通孔を設けることが考えられる。この場合熱歪による影響が大きくなるという問題がある。一方、貫通孔を設ける際に比較的加工が容易であるレーザ加工を用いることが好ましい。しかし、熱処理前に熱歪による影響を無視できる程度の貫通孔を形成して、熱処理後にレーザ加工により所望の貫通孔を形成すると、貫通孔に面取りが施されている場合には、レーザが面取り部にて反射し、加工が困難になるという問題があった。
そこで、この発明は上述のような問題点を解決するためになされたものであり、この発明は、熱歪による影響を抑制することができる動力伝達部材の製造方法を提供することを目的とする。
また、この発明はレーザ加工によって貫通孔を形成することが容易な動力伝達部材の製造方法を提供することを目的とする。
この発明に従った動力伝達部材の製造方法は、回転軸と直交する方向にボス部から延設されたディスク部を備え、そのディスク部に貫通孔が設けられている動力伝達部材の製造方法であって、少なくとも貫通孔の一部を構成する先孔を形成する第一貫通孔形成工程と、貫通孔の周方向の一部分に面取りを施す面取り工程と、面取り後に熱処理を施す熱処理工程と、熱処理後に面取り加工が施されていない部分にレーザ加工により先孔を含む所望の貫通孔形状を形成する第二貫通孔形成工程とを備える。
このように構成された動力伝達部材の製造方法では、第一貫通孔形成工程で貫通孔の一部を形成した後熱処理し、その後さらに第二貫通孔形成工程で貫通孔を仕上げるため、熱処理以前に貫通孔を形成した場合に比べて、熱歪の影響を抑制することができる。
好ましくは面取り工程は、第一貫通孔形成工程により形成された先孔の中心から所定量偏芯させて円形状の切削加工を行い円形状の面取り部を形成することを含む。この場合、強度上の要求を満たしながら比較的加工が容易なレーザ加工によって貫通孔を形成することができる。
この発明では、熱歪の影響を抑制することができる動力伝達部材の製造方法を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照番号を付し、その説明については繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に従ったスパイラルギヤの平面図である。図2は、図1中のII−II線に沿った断面図である。図1および図2で示すように、この発明の実施の形態1に従ったスパイラルギヤ10は、ボス部11と、ディスク部12と、リム部13とを有する。ボス部11は円筒形状に形成されており、その中央にシャフト用孔111が設けられており、シャフト用孔111には回転シャフト20が差し込まれて回転シャフト20に嵌着される。ディスク部12はボス部11から回転軸21の半径方向外側に向かって延在するように設けられた肉薄部である。リム部13は、ディスク部12の外周端に位置し、リム部13の外周面には歯が刻まれており、これによって歯面131が形成されている。
ディスク部12は回転軸の周方向に沿って延びる貫通孔120を複数有している。この貫通孔120は、回転軸の軸方向と平行な方向に向かって延びており、ディスク部12を貫いている。この実施の形態におけるスパイラルギヤ10では、貫通孔120は軸方向の周方向において等間隔に3個設けられている。貫通孔120は先孔121と、先孔121を繋ぐ連通部122と、先孔121に設けられた面取り部123とを有する。先孔121は、中心線1121上に中心が存在する円筒形状の孔であり、ディスク部12を貫通している。先孔121には、偏芯された面取り部123が設けられており、面取り部123は中心線1123上に中心が存在する円孔形状である。連通部122は2つの先孔121を繋ぐ長孔形状であり、ディスク部12の周方向に沿って延びている。この実施の形態では、複数の貫通孔120が等間隔に配置されているが、複数の貫通孔120の間隔は必ずしも等しい必要はなく、不均等な間隔で複数の貫通孔120が配置されていてもよい。
ディスク部12には、孔部220が設けられる。孔部220はスパイラルギヤ10を他の部材に固定するための固定部であり、具体的には、孔部220にボルトを通すことで他の部材とスパイラルギヤ10とを接続する。この実施の形態では孔部220は複数(3つ)設けられているが、孔部220の配置に関しては特に限定されるものではない。
図3は、図1中のIIIで示す部分を拡大した平面図である。図3を参照して、貫通孔120は、ほぼ真円形状の先孔121と、先孔121間を繋ぐ連通部122とを有する。先孔121のうち、孔部220に向かい合う部分に面取り部123が形成されている。なお、この面取り部123の形成位置に関しては、図3で示すものに限定されず、応力集中が生じやすい部分に面取り部123を形成することが好ましい。面取り部123は先孔121を構成する円形状に対して偏芯した位置に設けられる。具体的には、先孔121の中心は中心線1121上に位置するのに対し、面取り部123の中心は中心線1123上に位置する。図3において、面取り部123の延長線を点線で示している。この円の中心が中心線1123上に位置している。面取り部123の半径は先孔121の半径よりも小さく、急激に湾曲するような形状とされる。
図4は、図3中のIV−IV線に沿った断面図である。図4を参照して、ディスク部12に先孔121が形成され、先孔121の端面に面取り部123が構成される。面取り部123は図4では矩形状に構成されているが、これに限られるものではなく、なだらかに構成されていてもよい。すなわち、面取り部123が曲面構造となっており、先孔121からディスク部12の表面までが緩やかなR形状となって接続されていてもよい。
次に、図1で示すスパイラルギヤの製造方法について説明する。図5および図6は、図1で示すスパイラルギヤの製造方法を示す平面図である。
まず、通常一般には、歯車を形成する前段階として、鋼を鍛造加工する。次に、ブランク加工、歯型加工および焼入れ加工を行なう。次に、図5を参照して、リム部13に先孔121を形成する。先孔121の形成方法としては、ドリルによる切削加工、レーザによる加工などさまざまな加工を採用することができる。同時に、孔部220を形成する。先孔121は中心線1121を中心とする円形状(円柱形状)とされる。
次に、図6を参照して、先孔121の一部分に偏芯面取りを行ない、面取り部123を形成する。面取り部123を形成する位置は応力集中が起こりやすい部位である。具体的には、中心線1121と、直線2121で囲まれた領域Rにおいて偏芯面取りがなされる。なお、直線2121と中心線1121が交わる位置が先孔121の中心である。面取り方法としては、好ましくは切削加工が挙げられる。面取りの後に熱処理を行なう。
図3を参照して、2つの先孔121を接続するようにレーザ加工を施して長孔形状の連通部122を構成する。この加工時のレーザの出力またはレーザの直径などはリム部13の厚みおよび材質などに応じて適宜変更することが可能である。連通部122は中心線1121に沿った形状とされ、中心線1121と同心円状に構成される。この実施の形態では、連通部122と先孔121の接続部位では貫通孔120の半径方向の幅が小さくなっているが、この形状に限られず、貫通孔120の半径方向の幅は各部位によってほぼ等しくてもよい。
すなわち、本発明に従った動力伝達部材としてのスパイラルギヤ10の製造方法は、回転軸21と直交する方向にボス部11から延設されたディスク部12を備え、そのディスク部12に貫通孔120が設けられている動力伝達部材の製造方法であって貫通孔120の一部分である先孔121を形成する第一貫通孔形成工程と、先孔121の周方向の一部分に面取りを施して面取り部123を形成する工程と、面取り後に熱処理を施す工程と、熱処理後のレーザ加工により所望の貫通孔形状とし貫通孔120を形成する第二貫通孔形成工程とを備える。面取り工程は、先孔121の中心から所定量偏芯させて切削加工を行なうことを含む。
このように構成された動力伝達部材の製造方法では、長孔形状の貫通孔120の端部にのみ先孔121を形成し、その後に熱処理を行ない、最後にレーザで切断して長孔を形成するため、熱処理時の歪の影響を最小限に抑えることができる。具体的には、貫通孔120を形成した後熱処理を行なえば熱処理時の歪が大きく生じ、スパイラルギヤ(ハスバ)の精度への影響が大きくなる。これに対し、本発明では両端部の先孔121のみを形成した後に熱処理を行ない、熱処理後に長孔形状の連通部122を形成するため、熱処理による歪の影響を最小限に抑えることができる。
さらに、面取りに関しては、先孔121と連通部122が交わる領域に面取りをすれば、先孔121と連通部122の交わる部分のレーザ加工時にレーザが乱反射する。これにより、焦点が合わず安定的な切削加工が困難となる。本発明では、先孔121と連通部122との交わる部分(図3において、貫通孔120のうち半径方向の幅が小さい部分)には面取りをせず、他の部分に偏芯面取りを行なう。これにより、後のレーザ加工が容易となる。
(実施の形態2)
図7は、この発明の実施の形態2に従ったスパイラルギヤの平面図である。図7を参照して、この発明の実施の形態2に従ったスパイラルギヤ10では、1つの貫通孔120に先孔121が1つしか設けられていない点で、実施の形態1に従ったスパイラルギヤ10と異なる。実施の形態1では連通部122の両端部に先孔121が設けられていたのに対し、この実施の形態2では、連通部122の一方側にのみ先孔121が形成されている。次に、実施の形態2に従ったスパイラルギヤ10における貫通孔120の製造方法について説明する。まず、先孔121を形成し、さらにこの先孔121の一部に面取り部123を形成する工程については実施の形態1と同様である。次に熱処理を施した後レーザ加工により連通部122を形成するが、このとき一筆書きにより連通部122を形成する。具体的には、1つの先孔121からレーザ加工をスタートさせ、中心線1121に沿ってレーザ加工を継続し、最後にレーザを先孔121へ戻す。これにより図7で示すスパイラルギヤ10が完成する。なお、先孔121と連通部122の幅(半径方向の幅)は図7ではほぼ同一であるが、同一に限られず連通孔としての連通部122の幅は先孔121の幅よりも大きくてもよく、かつ小さくてもよい。
このように構成された、実施の形態2に従ったスパイラルギヤの製造方法では、実施の形態1に従ったスパイラルギヤ10の製造方法と同様の効果がある。さらに、先孔121の数を減らすことができるため、熱歪の発生をより抑制することができる。
(実施の形態3)
図8は、この発明の実施の形態3に従ったスパイラルギヤの平面図である。図8を参照して、この発明の実施の形態3に従ったスパイラルギヤ10では、連通部122の幅が狭くなっている点で、実施の形態1に従ったスパイラルギヤ10と異なる。連通部122の幅は1度のレーザ加工で加工できる最大幅であり、レーザ径よりも大きい幅とされている。連通部122はスリット形状であり、2つの先孔121を接続する形状とされる。連通部122は中心線1212上に位置している。
次に、図8で示すスパイラルギヤの製造方法について説明する。図8を参照して、ディスク部12に先孔121および面取り部123を形成するまでは、実施の形態1と同様の製造工程である。その後熱処理を施す。熱処理後レーザ加工により連通部122を形成する。連通部122は一方の先孔121から他方の先孔121へレーザを操作させることで形成され、中心線1212に沿った円弧形状とされる。なお、連通部122は必ずしも中心線1212に沿った円弧形状である必要はなく、中心線1212を跨いて蛇行するような形状とされてもよい。さらに直線状とされてもよい。
このように構成された、実施の形態3に従ったスパイラルギヤ10の製造方法では、実施の形態1に従ったスパイラルギヤの製造方法と同様の効果がある。さらに、一度のレーザの操作により連通部122を形成するため、短時間で貫通孔120を製造することができる。
(実施の形態4)
図9は、この発明の実施の形態4に従ったスパイラルギヤの平面図である。図9を参照して、この発明の実施の形態4に従ったスパイラルギヤの製造方法では、面取り工程が実施の形態1から3で示すスパイラルギヤの製造方法と異なる。図9では、先孔121に対して同心円状に面取り部123を形成する。面取り部123は先孔121の外周に設けられてテーパ面とされる。なお、ディスク部12の裏側表側の少なくとも一方に面取り部123を形成すればよく、より好ましくは、ディスク部12の表面および裏面の両面に面取り部123を形成する。この点については、実施の形態1から3でも同様である。面取り部123は先孔121と同心円状であるため、面取り部123の中心は中心線1121上に存在する。なお、1つの貫通孔120には2つの先孔121が存在し、1つの先孔にのみ面取りを施しているが、これに限られるものではなく、両方の先孔121に面取りを施していてもよい。この点についても、実施の形態1から3においても同様である。
次に、図9で示すスパイラルギヤの製造方法について説明する。図10は図9で示すスパイラルギヤの製造方法を示す平面図である。図10を参照して、ディスク部12に先孔121を形成する。この先孔121の外周部に面取り部123を形成する。面取り部123はたとえば切削加工により形成され、先孔121の一部を除いて先孔121の外周を覆うように設けられる。このとき、面取りがなされない領域は、後にレーザで加工される部分である。レーザで加工する部分を面取りするとレーザ加工時の焦点が定まりにくくなり好ましくない。すなわち、レーザ加工される部分以外の部分に面取り部123を形成する。なお、図10ではレーザ加工される部分以外のすべての部分について面取り部123を形成しているが、すべての部分について面取り部を形成する必要はない。次に、図9を参照して、面取りされなかった部分からレーザを操作させることにより連通部122を形成する。連通部122は2つの先孔121を繋ぐブリッジ形状とされる。
このように構成された、実施の形態4に従ったスパイラルギヤ10の製造方法では、実施の形態1から3に従ったスパイラルギヤの製造方法と同様の効果がある。
以下、この発明の実施の形態について説明したが、ここで示した実施の形態はさまざまに変形することが可能である。まず、貫通孔120に振動減衰効果を狙った材料を埋込んでもよい。たとえば、貫通孔120に振動減衰効果を持つ樹脂などの材料を埋込み、積極的に振動を減衰させてもよい。
また、本発明ではスパイラルギヤに貫通孔120を設けたが、スパイラルギヤだけでなくスパーギヤ、ベベルギヤなどのディスク部に貫通孔を設けてもよい。
さらに、ギヤだけでなくプラネタリキャリアに貫通孔を設けてもよい。
また、本発明が適用される動力伝達機構は、自動変速機、手動変速機、無段変速機、作動装置、動力分配装置、またはリダクション機能を有するハブ装置においても本発明を適用することが可能である。
さらに、縦置きまたは横置きの形式のエンジンから出力される動力伝達部に本発明を適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従ったスパイラルギヤの平面図である。 図1中のII−II線に沿った断面図である。 図1中のIIIで囲んだ部分を拡大して示す平面図である。 図3中のIV−IV線に沿った断面図である。 図1で示すスパイラルギヤの製造方法の第1工程を示す平面図である。 図1で示すスパイラルギヤの製造方法の第2工程を示す平面図である。 この発明の実施の形態2に従ったスパイラルギヤの平面図である。 この発明の実施の形態3に従ったスパイラルギヤの平面図である。 この発明の実施の形態4に従ったスパイラルギヤの平面図である。 この発明の実施の形態4に従ったスパイラルギヤの製造方法を示す平面図である。
符号の説明
10 スパイラルギヤ、11 ボス部、12 ディスク部、13 リム部、20 回転シャフト、21 回転軸、111 シャフト用孔、120 貫通孔、121 先孔、122 連通部、123 面取り部、131 歯面。

Claims (2)

  1. 回転軸と直交する方向にボス部から延設されたディスク部を備え、そのディスク部に貫通孔が設けられている動力伝達部材の製造方法であって、
    少なくとも前記貫通孔の一部を構成する先孔を形成する第一貫通孔形成工程と、
    前記孔の周方向の一部分に面取りを施す面取り工程と、
    面取り後に熱処理を施す熱処理工程と、
    熱処理後に前記面取り加工が施されていない部分にレーザ加工により前記先孔を含む所望の貫通孔形状を形成する第二貫通孔形成工程とを備える、動力伝達部材の製造方法。
  2. 前記面取り工程は、前記第一貫通孔形成工程により形成された前記先孔の中心から所定量偏芯させて円形状の切削加工を行い円形状の前記面取り部を形成することを含む、請求項1に記載の動力伝達部材の製造方法。
JP2005075622A 2005-03-16 2005-03-16 動力伝達部材の製造方法 Expired - Fee Related JP4617939B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005075622A JP4617939B2 (ja) 2005-03-16 2005-03-16 動力伝達部材の製造方法
US11/353,174 US7827693B2 (en) 2005-03-16 2006-02-14 Method of manufacturing powertrain member
CNB2006100574745A CN100484694C (zh) 2005-03-16 2006-03-15 动力传动部件及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005075622A JP4617939B2 (ja) 2005-03-16 2005-03-16 動力伝達部材の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006258180A JP2006258180A (ja) 2006-09-28
JP4617939B2 true JP4617939B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=37001785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005075622A Expired - Fee Related JP4617939B2 (ja) 2005-03-16 2005-03-16 動力伝達部材の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7827693B2 (ja)
JP (1) JP4617939B2 (ja)
CN (1) CN100484694C (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4915384B2 (ja) * 2008-04-10 2012-04-11 トヨタ自動車株式会社 中空歯車の製造方法
JP2011247348A (ja) * 2010-05-26 2011-12-08 Toyota Motor Corp 車両の噛合歯車
US8826765B2 (en) 2011-09-14 2014-09-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Helical gear and power transmission apparatus
CN104070332B (zh) * 2014-06-24 2017-05-03 重庆神箭汽车传动件有限责任公司 齿圈的加工方法
CN108747221A (zh) * 2018-06-05 2018-11-06 河北工业大学 一种用于磨损研究的对磨盘零件加工方法
JP7035953B2 (ja) 2018-10-17 2022-03-15 トヨタ自動車株式会社 車両用ギヤ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01174505U (ja) * 1988-05-31 1989-12-12
JPH02155584A (ja) * 1988-10-27 1990-06-14 Dana Corp 多極カップリングディスクを形成する方法
JPH0468242U (ja) * 1990-10-25 1992-06-17
JPH10110806A (ja) * 1996-08-14 1998-04-28 Sunstar Eng Inc スプロケット
JPH1190736A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Toyota Motor Corp 焼ばめ締結方法
JP2004125054A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Toyota Motor Corp 鍛造歯車およびその製造方法並びに歯車鍛造用金型
JP2006266495A (ja) * 2005-02-25 2006-10-05 Toyota Motor Corp 動力伝達装置およびその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1121615A (en) 1979-01-18 1982-04-13 Fmc Corporation Hybrid sprocket assembly
JPH01174505A (ja) 1987-12-29 1989-07-11 Mitsubishi Kasei Corp 複合化分離剤の製造方法
JP3134159B2 (ja) 1990-07-05 2001-02-13 株式会社トルネックス 人工竜巻発生機構及びその装置並びにこれを用いた照明装置
US20060048365A1 (en) * 2004-09-09 2006-03-09 Bachelier David P Method of making an apertured disc and related product

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01174505U (ja) * 1988-05-31 1989-12-12
JPH02155584A (ja) * 1988-10-27 1990-06-14 Dana Corp 多極カップリングディスクを形成する方法
JPH0468242U (ja) * 1990-10-25 1992-06-17
JPH10110806A (ja) * 1996-08-14 1998-04-28 Sunstar Eng Inc スプロケット
JPH1190736A (ja) * 1997-09-19 1999-04-06 Toyota Motor Corp 焼ばめ締結方法
JP2004125054A (ja) * 2002-10-02 2004-04-22 Toyota Motor Corp 鍛造歯車およびその製造方法並びに歯車鍛造用金型
JP2006266495A (ja) * 2005-02-25 2006-10-05 Toyota Motor Corp 動力伝達装置およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN100484694C (zh) 2009-05-06
JP2006258180A (ja) 2006-09-28
US7827693B2 (en) 2010-11-09
CN1833812A (zh) 2006-09-20
US20060210354A1 (en) 2006-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4617939B2 (ja) 動力伝達部材の製造方法
JP5333600B2 (ja) 圧入構造および圧入方法
US7743679B2 (en) Power transmission device and method of producing the same
US20150184735A1 (en) Differential device and method of manufacturing the same
CN107676455B (zh) 差动装置
US7485044B2 (en) Shaft assembly and method of manufacture thereof
JP5870906B2 (ja) リングギヤの取付構造
JP2009041674A (ja) 歯車部材、歯車機構、および歯車部材の製造方法
EP2647882A1 (en) Torque transmitting assembly and method of producing
EP2520831A1 (en) Gear plate
JP2001087838A (ja) スプライン溝を有する円筒部材の製造方法及びスプライン溝を有する円筒部材
JP2010281419A (ja) ドライブプレート
JP6187453B2 (ja) 減速機
US20200088239A1 (en) Pinion for transmission of movement
JP2010167446A (ja) 歯車構造体とその製造方法
JP6565537B2 (ja) ギヤ伝動装置
US5857546A (en) Multiple-disk friction clutch
JP2006090739A (ja) 回転体のバランス取り構造
JP6187280B2 (ja) 差動歯車装置及びその製造方法
JPH10211801A (ja) 不均板厚ディスク
JP6724446B2 (ja) 加工治具
JPH11336781A (ja) スプラインハブ及びその製造方法
JP2008209010A (ja) 動力伝達部品
JP2024025221A (ja) 車両用動力伝達装置
JP2008024977A (ja) 環状部材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100928

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101011

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees