JP4617208B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関し、特に斜行したシートをシート当接部材に当接させることによりシートの斜行を補正するようにしたものに関する。
従来、記録紙等のシートに画像を形成するプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置において、シートに対する画像形成位置の精度(以下、画像形成位置精度という)は重要な画像品質要素の一つであるが、シートが斜行すると、画像形成位置精度が悪化する。そこで、従来の画像形成装置においては、シートを画像形成部に搬送するシート搬送装置に斜行補正手段を設け、この斜行補正手段によってシートの斜行を補正することにより、画像形成位置精度の向上を図っている。
ここで、このような斜行補正手段としては、シート搬送方向に対して垂直に位置するシート当接部材にシートを突き当て、シート先端をシート当接部材の突き当て面に倣わせることによりシートの斜行を補正するといった、斜行補正に駆動制御系を必要としない安価な方式を採用するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
図8は、このような従来の斜行補正手段の構成を示す図であり、図8において、11は回転軸11aに固着された複数の搬送ローラ、12は中心軸12aに固着され、それぞれ複数の搬送ローラ11に圧接する複数の搬送コロである。
13は搬送コロ12の間に設けられたシート当接部材である複数のシャッタ部材であり、このシャッタ部材13は、中心軸12aに回動自在に取り付けられると共に、シートSが搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部に進入する直前にシートSの先端に当接してシートSを係止し得る突き当て部13aが設けられている。
ここで、このシャッタ部材13の突き当て部13aは、図9の(a)に示すように、シートSが当接するまでは、搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nよりもシート搬送方向上流側に位置し、さらにシート搬送方向に対して鋭角αとなるような突き当て面を有している。
なお、14は複数のシャッタ部材13を連結する連結部材であり、この連結部材14により複数のシャッタ部材13は一体的に回動するようになっている。また、この連結部材14には、シート搬送装置本体に設けられた突起16に当接する当接部材15が設けられており、この当接部材15は、少なくともシャッタ部材13にシートが当接するまでは不図示のバネ部材の付勢力と、シャッタ部材13及び連結部材14の自重により突起16に当接している。
そして、このように連結部材14の当接部材15がシート搬送装置本体に設けられた突起16に当接する位置にあるとき、シャッタ部材13は、突き当て部13aが、搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nよりも上流側に位置するホームポジションに保持される。なお、このようなホームポジションにシャッタ部材13があるとき、シャッタ部材13には、バネ部材の付勢力とシャッタ部材13及び連結部材14の自重により、シート搬送方向と逆向きの付勢力F1が生じる。
次に、このように構成された斜行補正手段の斜行補正動作について説明する。
不図示の給紙カセットからシートSが斜行して搬送されてくると、まず、例えば図8に示すように、シートSの先行する側Aの先端部が、先端部近傍に配置されたシャッタ部材13の突き当て部13aに当接する。なお、この時、図9の(a)に示すように突き当て部13aの突き当て面がシートSに搬送方向に対して鋭角αとなっているため、シートSの先端が突き当て部13aに当接する際に発生する不快な衝撃音を大幅に抑えることが出来る。
この後、更にシートSが搬送されると、シートSの先端が突き当て部13aと、シャッタ部材13もしくは搬送コロ12とによって形成される保持部としての溝部13bに落ち込むようになる。これにより、シートSの先端が突き当て部13aから逃げることがなく、確実にシートSの先端を保持することが出来る。なお、この時点では、付勢力F1に抗してシートSの先端がシャッタ部材13を押圧して回動させることは出来ない。
そして、この後、先端がシャッタ部材13に突き当たった状態のシートSが更に搬送されると、シートSの先行する側の先端部は、図8に示すようにシャッタ部材13の溝部13bに保持された状態のままループBを形成し始め、これに伴い順次シートSの先端の他の部分が、対応する位置に配置されたシャッタ部材13の突き当て部13aに当接し、同様に溝部13bに保持される。
これにより、シートSの先端がシャッタ部材13の突き当て部13aに倣うようになってシートSの斜行が補正され、搬送ローラ11の回転軸11aに対してシートSの先端が平行になる。
次に、図10の(a)に示すように、シートSは、シャッタ部材13と搬送ローラ対107との間に設けられたシート搬送路112,113内で所定のループを形成する。さらに、この後、このシートSのループ部分がシート搬送路112,113を構成するガイド部材112a,113a,113bに当接し、これ以上のループの増加を規制するに至ると、シートSのコシの強さにより、シートSには、シャッタ部材13を図9の(a)に示す矢印D方向に回動させる力F3が発生する。
そして、このような力F3により、シャッタ部材13の溝部13bに保持されていたシートSの先端はシャッタ部材13を矢印D方向へ回動させ、やがて図9の(b)に示すようにシートSが下流側へ移動可能な破線で示す退避位置Eに移動させる。これにより、シートSは、斜行が補正された状態のまま搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nに進入する。
ここで、この搬送ローラ11の回転軸11a及び搬送コロ12の中心軸12aは、図10の(a)に示す感光ドラム401と転写ローラ601の回転軸方向に対して平行に配置されている。これにより、シャッタ部材13に当接して搬送ローラ11の回転軸11aに対して平行になったシートSは、斜行がない状態で感光ドラム401と転写ローラ601とにより構成される転写部に搬送されるようになる。なお、この後、斜行補正されたシートSは転写部に搬送され、良好な画像形成位置精度を得ることが出来る。
特開平09−183539号公報
ところで、このような従来の斜行補正手段を備えたシート搬送装置及び画像形成装置において、シャッタ部材13のホームポジションにおける付勢力F1は給紙カセットより給紙されたシートSの斜行補正に最適であるが、例えば搬送ローラ対107を介さない図10の(b)に示す手差し給紙口109より1枚ずつシートS1を給紙させる手差し給紙の場合、更にはこのシートS1が非常に薄くコシが弱い場合、図10の(b)に示すようにユーザーがシートS1を保持している位置Fから、シート幅規制板110と搬送路113までの間に大きなループが形成される場合がある。なお、111は手差し給紙口109を開閉する扉部材である。
そして、このような場合、シートS1の先端にシャッタ部材13を回動させるのに必要な力F3を発生させることが出来なくなり、この結果、シートS1先端はシャッタ部材13の溝部13bに落ち込んだままとなって、シャッタ部材13を押し開けることが出来ず給紙不良(JAM)となる。
なお、このようにコシが弱いシートS1でもシャッタ部材13を回動させることができるように付勢力F1を低く設定した場合、逆に給紙カセットからの給紙であるカセット給紙の際、コシの強いシートSが搬送ローラ対107を介して搬送されてくると、シートSの先端部全域がシャッタ部材13に当接し終える前にシャッタ部材13を回動させ得る力F3がシートS先端に発生する。そして、このような場合には、斜行が完全に補正される前に、シートSがシャッタ部材13を退避位置Eに移動させることとなり、充分な斜行補正が出来ない。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みて為されたものであり、確実にシートの斜行を補正することができると共に、安定してシートを搬送することのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを搬送するシート搬送手段を備えたシート搬送装置において、シート搬送方向と逆方向に付勢され、前記シート搬送手段に向かうシートに該シート搬送手段のシート搬送方向上流で当接して該シートの斜行を補正した後、斜行が補正されたシートにより押圧されて付勢力に抗しながら回動するシート当接部材と、前記シート当接部材の回動角度を調整して前記シート当接部材のシートと当接する前記シート搬送手段の上流側の位置を変更する調整手段と、を備え、前記調整手段は、前記シート当接部材の回動角度を調整して前記シート当接部材のシートと当接する前記シート搬送手段の上流側の位置を変更することにより前記シート当接部材に働く前記付勢力を変更することを特徴とするものである。
本発明のように、シート当接部材の回動角度を調整してシート当接部材のシートと当接するシート搬送手段の上流側の位置を変更することにより、確実にシートの斜行を補正することができると共に、安定してシートを搬送することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面を参照して詳しく説明する。
ただし、これら実施の形態について適用する構成部材の寸法、材質、形状、及びそれらの相対配置等は、特定的な記載が無い限りはこの発明の範囲をそれら記載事項のみに限定する趣旨のものではない。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザービームプリンタの概略構成を示す図である。
図1において、100Aはレーザービームプリンタ、100はレーザービームプリンタ本体(以下、装置本体という)、100Bは装置本体100に設けられ、電子写真方式により画像形成を行なう画像形成部、100CはシートSを給送するシート給送装置、100Dはシート給送装置100Cにより給送されたシートSを画像形成部100Bに搬送するシート搬送装置である。
ここで、この画像形成部100Bはトナー像を形成する感光体ドラム401、感光体ドラム401に形成されたトナー像をシートSに転写する転写ローラ601などを備えている。なお、400は感光体ドラム401、現像ローラ403及び帯電ローラ402等を備えたプロセスカートリッジである。
また、シート給送装置100Cは、シートSを多数枚収納可能なシート収納手段である給紙カセット101と、給紙カセット101の上方に設けられ、給紙カセット101に収納されたシートSを給送するシート給送手段である給紙ローラ104を備えている。
なお、給紙カセット101内には、軸102aを支点に回動可能な中板102が設けられており、この中板102をコイルバネ103によって給紙ローラ104方向へ押し上げることにより、中板上のシートSを給紙ローラ104に押し付けるようにしている。また、この給紙カセット101には、分離パッドバネ106により給紙ローラ側へ押圧され、給紙ローラ104により給紙されたシートSを一枚ずつに分離する分離パッド105が設けられている。
また、シート搬送装置100Dは、分離パッド105により分離されたシートSを搬送する搬送ローラ対107、シートSの斜行を矯正するレジストユニット108等を備えている。なお、このレジストユニット108の細部については、後述する。
次に、このように構成されたレーザービームプリンタ100Aの画像形成動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータから送られた画像信号により、装置本体100に設けられたレーザースキャナ500からレーザー光を、予め帯電ローラ402により帯電された感光ドラム401上に照射し、感光ドラム401表面に静電潜像を形成する。次に、現像ローラ403上のトナーにより感光ドラム401表面の静電潜像を現像し、トナー像を形成する。
一方、所定のタイミングで給紙ローラ104を矢印R方向に回転させることにより、コイルバネ103の力で給紙ローラ104に押圧されている中板上の最上位のシートが送り出される。なお、中板上のシートSが複数枚同時に送り出されると、分離パッド105により最上位のシートSのみ分離され、更に下流側へと搬送される。
次に、このように分離パッド105によって分離された最上位のシートSは搬送ローラ対107により更に下流側へ搬送された後、後述するように構成されたレジストユニット108により斜行補正され、この後、レジストユニット108の搬送方向下流側に位置する不図示のレジストセンサを通過する。
ここで、このようにシートSがレジストセンサを通過すると、レジストセンサからの信号により不図示の制御部は、シートSの先端位置と露光光源であるレーザースキャナ500の発光タイミングを同期させる。これにより、レジストユニット108により斜行補正されたシートSが感光体ドラム401と転写ローラ601とにより構成される転写部に搬送されると、感光ドラム401上のトナー像がシートS上の所定位置に転写される。
なお、このようにしてトナー画像が転写されたシートSは、この後、搬送路602を経て熱源を持つ加熱ユニット701と加圧ローラ702からなる定着ユニット700へ搬送され、この定着ユニット700において加熱及び加熱されることによりトナー画像が定着され、さらにこの後、中間排紙ローラ対801及び排紙ローラ対802によって装置本体上面の排出部803へ排出される。
ところで、本実施の形態において、装置本体100の側面には給紙ローラ104及び搬送ローラ対107を経由せずに直接レジストユニット108へシートを供給可能な手差し給紙口109が設けられており、手差し給紙の際には、扉部材111を開放した後、この手差し給紙口109からシートを装置本体内に手差しするようにしている。
そして、このような手差し用の開口である手差し給紙口109から手差しされたシートは、直接レジストユニット108により斜行補正され、この後、レジストユニット108の搬送方向下流側に位置する不図示のレジストセンサを通過するようになっている。なお、110は、手差し給紙口109の下流に設けられたな案内部材且つ幅方向規制部材としてのシート幅規制板であり、このシート幅規制板110は、あらゆるシート幅に対応可能となっている。
ここで、レジストユニット108は、図2に示すように、回転軸11aに固定された複数の搬送ローラ(レジストローラ)11と、中心軸12aに固定され、かつ不図示の付勢手段により複数の搬送ローラ11とそれぞれそれ圧接して搬送ローラ11と共にシート搬送手段を構成する複数の搬送コロ(レジストコロ)12と、連結部材14によって一体的に連結されたシート当接部材であるシャッタ部材13とを備えている。
そして、連結部材14には当接部材15が設けられており、装置本体100(シート搬送装置本体)には、この連結部材14の当接部材15に当接するシャッタ位置決め部材1がシート搬送方向及びシート搬送方向と逆方向に移動可能に設けられている。
ここで、このシャッタ位置決め部材1は付勢部材としてのバネ部材Bによりシート搬送方向と逆方向に付勢されると共に、扉部材111が閉じられているとき、即ちカセット給紙時には、図3の(a)に示すように、先端部1bが扉部材111の当接面111aと当接することにより、カセット給紙の際、給紙ローラ104及び搬送ローラ対107から搬送されるシートの斜行補正が可能な位置(以下、ホームポジションという)に保持されるようになっている。
また、シャッタ位置決め部材1の扉部材側の端部には突起部1aが設けられており、扉部材111を開放する際、即ち手差し給紙の際、図3の(b)に示すように、扉部材111が軸111cを支点として下方回動されると、この突起部1aが扉部材111のアーム部111bの内壁面と接触して押圧され、これによりシャッタ位置決め部材1はシート搬送方向と反対側に移動するようになっている。なお、扉部材111を閉じる際には、シャッタ位置決め部材1の先端部1bが、上方回動する扉部材111の当接面111aと当接し、シート搬送方向に移動し、図3の(a)に示す位置に戻る。
つまり、シャッタ位置決め部材1は、扉部材111が開放された時には、即ち手差し給紙時にはシート搬送方向と反対側に、また扉部材111が閉じられた時には、即ちカセット給紙時には、シート搬送方向に移動するように構成されている。
一方、シャッタ位置決め部材1のシャッタ部材側端部には、図4に示すように連結部材14の当接部材15と当接する、突き当て面1c及び突き当て面1cのシート搬送方向下流側に延在する傾斜面1dとを備えた当接部1Aが設けられている。
ここで、本実施の形態において、図3の(a)に示すようにシャッタ位置決め部材1がカセット給紙に対応するホームポジションにあるとき、図4の(a)に示すように連結部材14の当接部材15は当接部1Aの突き当て面1cに当接している。
また、図3の(b)に示すようにシャッタ位置決め部材1が手差し給紙に対応する位置にあるとき、図4の(b)に示すように連結部材14の当接部材15は当接部1Aの傾斜面1dに当接するようになり、このように傾斜面1dに当接すると、連結部材14は時計回りの方向に回動し、これに伴いシャッタ部材13も中心軸12aを支点に時計回りの方向に回動する。
そして、このようにシャッタ部材13が時計回りの方向に回動すると、シャッタ部材13の突き当て部13aの位置は、図4の(b)に示すように、図4の(a)に示す扉閉塞時のホームポジションでの位置よりも搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nに近い位置に移動する。
ここで、本実施の形態においては、このようにシャッタ部材13の突き当て部13aの位置が搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nに近い位置に移動すると、シャッタ部材13を回動させるための力が小さくなるように構成されており、この結果、手差し給紙の場合、更にシートS1が非常に薄くコシが弱い場合でも、シャッタ部材13を回動させながらシートSを画像形成部に向けて搬送することができるようになる。
次に、このように構成されたレジストユニット108の手差し給紙時における斜行補正動作について説明する。
手差し給紙を行なう際、まず手差し給紙口109を開放するために扉部材111を下方回動させると、扉部材111のアーム部111bの内壁面が、シャッタ部材13のシートと当接する位置、即ち突き当て部13aの先端位置を変更する調整手段であるシャッタ位置決め部材1の突起部1aに当接し、これにより図3の(b)に示すように、シャッタ位置決め部材1がシート搬送方向と逆方向に移動する。
そして、このようにシャッタ位置決め部材1が移動すると、それまで図4の(a)に示すようにシャッタ位置決め部材1に設けられた当接部1Aの突き当て面1cに当接していた連結部材14の当接部材15は、図4の(b)に示すように傾斜面1dによって垂直方向上方に押し上げられる。この結果、シャッタ部材13が当接部材15と共に中心軸12aを中心に回動し、シャッタ部材13の回動角度が変化する。
つまり、図4の(b)に示すとおり、扉部材111開放時における、即ち手差し給紙時におけるシャッタ部材13のホームポジションは、当接部材15がシャッタ位置決め部材1の傾斜面1dと当接することによって調整されるシャッタ部材13の回動角度により決定される。
ここで、この手差し給紙時におけるシャッタ部材13のホームポジションにおいて、シャッタ部材13の突き当て部13aの位置は、既述したように扉閉塞時のホームポジションでの位置よりも搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nに近い位置にあり、また突き当て部13aと搬送方向が成す角βもα<βとなる。この結果、シートSが突き当て部13aに深い角度で当接することができるようになる。
したがって、シャッタ13を回動させるに必要な力F3も、より少なく済み、コシの弱いシートを搬送する場合でも給紙不良等の不具合を未然に防止することが安価で実現出来る。
このように、シャッタ位置決め部材1によってシャッタ部材13の回動角度を調整してシャッタ部材13の突き当て部13aのシートSと当接する位置を変更することにより、搬送するシートSの種類及び給紙方法に応じてシャッタ部材13の付勢力の大きさを変更することができる。
これにより、確実にシートSの斜行を補正することができると共に、安定してシートSを搬送することができる。さらに、このようなシート搬送装置100Dを備えることにより、安定した搬送性能及び高い画像形成位置精度を有するレーザービームプリンタ100Aを安価に提供することができる。
さらに、シャッタ位置決め部材1を手差し給紙口109の扉部材111の開閉動作と連動させることで、ユーザーにわずらわしい操作を要求することなく必要最小限の調整を実行でき、ユーザビリティに優れた信頼性の高いシート搬送装置100Dを提供することが可能となる。
なお、これまでの説明においては、シャッタ位置決め部材1により移動したシャッタ部材13の突き当て部13aの位置を搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nより上流側としたが、例えば手差し給紙口109からシャッタ部材13までの距離が短く、またシート幅規制板110により斜行がない状態でシートSをシャッタ部材13に向けてガイド搬送することができるならば、シャッタ部材13の突き当て部13aの位置をニップ部Nの下流としてシャッタ部材13に当接させることなくシートSを搬送するようにしても良い。
また、本実施の形態においては、シャッタ位置決め部材1を扉部材111と連動させて移動させているが、もちろん単独で移動可能に構成し、ユーザーに選択的に動作させても良い。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は、本実施の形態に係るシート搬送装置に設けられたレジストユニットの構成を説明する図である。なお、図5において、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図5において、2はシャッタ部材13を連結する連結部材14に一体に設けられたアーム部材であり、このアーム部材2は中心軸12aを支点としてシャッタ部材13と一体的に回動可能に設けられている。さらに、このアーム部材2の先端部にはボス2aが形成されている。
3はシート搬送方向及びシート搬送方向と逆方向に移動可能なレバー部材であり、このレバー部材3は不図示のバネ部材(第1の実施の形態のバネ部材Bと同じ構成)によりシート搬送方向と逆方向に付勢されると共に、扉部材111が閉じられているときには、図6の(a)に示すように、先端部3bが扉部材111の当接面111aと当接することにより、カセット給紙の際、給紙ローラ104及び搬送ローラ対107から搬送されるシートの斜行補正が可能な位置に保持されるようになっている。
また、レバー部材3の扉部材側の端部には突起部3aが設けられており、扉部材111を開放する際、扉部材111が軸111cを支点として下方回動されると、この突起部3aが扉部材111のアーム部111bの内壁面と接触して押圧され、これによりレバー部材3は図6の(b)に示すように、シート搬送方向と反対側に移動するようになっている。なお、扉部材111を閉じる際には、レバー部材3の先端部3bが、上方回動する扉部材111の当接面111aと当接してシート搬送方向に移動し、図6の(a)に示すカセット給紙時におけるホームポジションに戻るようになっている。
つまり、シャッタ部材13の回動角度を調整する調整手段であるレバー部材3は、扉部材111が開放された時には、即ち手差し給紙時にはシート搬送方向と反対側に、また扉部材111が閉じられた時には、即ちカセット給紙時にはシート搬送方向に移動するように構成されている。
一方、レバー部材3のシャッタ部材側端部には、扉部材111が開放されてレバー部材3がシート搬送方向と反対側に移動した際、アーム部材2の先端部に設けられたボス2aに当接する傾斜面3aが設けられており、アーム部材2のボス2aが傾斜面3aに当接すると、アーム部材2と一体に連結部材14が時計回りの方向に回動し、これに伴いシャッタ部材13も中心軸12aを支点に時計回りの方向に回動する。なお、図6において、4は一端を連結部材14に保持され、他端をレバー部材3に保持されているバネであり、このバネ4により、シャッタ部材13に対して搬送方向反対側への付勢力を与えている。
そして、このようにシャッタ部材13が時計回りの方向に回動すると、シャッタ部材13の突き当て部13aの位置は、図7の(a)に示す扉閉塞時のホームポジションでの位置よりも搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nに近い位置に移動する。
ここで、本実施の形態においては、シャッタ部材13の突き当て部13aの位置が搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nに近い位置に移動すると、シャッタ部材13を回動させるための力が小さくなるように構成されており、この結果、手差し給紙の場合、更にシートS1が非常に薄くコシが弱い場合でも、シャッタ部材13を回動させながらシートを画像形成部に向けて搬送することができるようになる。
次に、このように構成されたレジストユニット108の斜行補正動作について説明する。
まず、カセット給紙の場合(扉部材111閉塞時)の斜行補正動作について説明する。
カセット給紙の場合、図6の(a)に示すようにレバー部材3は先端部3bが扉部材111の当接面111aに当接する位置で静止している。この時、当接部材15が突起16に当接することでシャッタ部材13のホームポジションが決定されている。なお、本実施の形態においては、この突起16を弾性部材で構成しており、これによりシャッタ部材13が戻る際の当接部材15と突起16の衝撃音を抑えることが出来る。
そして、給紙カセット101(図1参照)から搬送されたシートSの先端がシャッタ部材13の突き当て部13aに当接し、この後シート先端にシャッタ13を回動可能な力F3が発生すると、シャッタ部材13と一体的にアーム部材2も中心軸12aを中心に矢印D方向へ回動する。
なお、この時、ボス2aは図7の(a)の2点鎖線の軌跡が示すとおりレバー部材3の斜面3aに接触することはないので、アーム部材2はスムーズに回転するようになっており、これにより第1の実施の形態と同様、確実な斜行補正及び安定した搬送性能を実現できる。
次に、手差し給紙の場合(扉部材111開放時)の斜行補正動作について説明する。
手差し給紙の場合、図6の(b)に示すように手差し給紙口109を開放する為に扉部材111を回動させると、扉部材111のアーム部111bの内壁面がレバー部材3の突起部3aに当接し、レバー部材3を搬送方向逆側へ押し動かす。この際、レバー部材3の傾斜面3aがアーム部材2のボス2aに接触しながら移動することで、アーム部材2は中心軸12aを中心にシャッタ部材13と共に図7に示す矢印D方向へ回動する。
ここで、図6の(b)及び図7の(b)に示すように、扉部材111開放時でのシャッタ部材13のホームポジションはアーム部材2のボス2aがレバー部材3の傾斜面3aと当接することによって調整されるシャッタ部材13の回動角度により決定される。
そして、このホームポジションでは、アーム部材2の回動に伴ってシャッタ部材13が回動することにより、シャッタ部材13の突き当て部13aの位置は既述した扉閉塞時のホームポジションでの位置よりも搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nに近い位置にあり、突き当て部13aと搬送方向が成す角βもα<βとなる。
さらに、レバー部材3におけるバネ4の保持位置が図6の(b)及び図7の(b)に示すように変化し、バネ4の捻り角度がγ°浅くなる。従ってシャッタ13を回動させるに必要な力F3もより少なくて済み、コシの弱いシートを搬送する場合でも、給紙不良やシート先端ダメージ等の不具合を未然に防止することが出来る。
なお、本実施の形態において、アーム部材2及びレバー部材3により移動したシャッタ部材13の突き当て部13aの位置を搬送ローラ11と搬送コロ12とのニップ部Nより上流側としたが、場合によっては、既述した第1の実施の形態と同様に、下流側まで移動させ、完全にレジスト解除してもよい。
また、これまで述べてきた第1及び第2の実施の形態においては、画像形成装置としてレーザービームプリンタを例に説明したが、本発明はレーザープリンタに限定されるものではなく、一般的にシートに画像を形成する画像形成装置全てに適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザービームプリンタの概略構成を示す図。 上記シート搬送装置に設けられたレジストユニットの構成を示す斜視図。 上記レジストユニットの、(a)はカセット給紙時の状態を示す図、(b)は手差し給紙時の状態を示す図。 上記レジストユニットの、(a)はカセット給紙時の状態を示す要部拡大図、(b)は手差し給紙時の状態を示す要部拡大図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置に設けられたレジストユニットの構成を説明する図。 上記レジストユニットの、(a)はカセット給紙時の状態を示す図、(b)は手差し給紙時の状態を示す図。 上記レジストユニットの、(a)はカセット給紙時の状態を示す要部拡大図、(b)は手差し給紙時の状態を示す要部拡大図。 従来のシート搬送装置に設けられた斜行補正手段の構成を示す図。 上記斜行補正手段の給紙時の状態を示す要部拡大図。 上記斜行補正手段の、(a)はカセット給紙時の状態を示す図、(b)は手差し給紙時の状態を示す図。
符号の説明
1 シャッタ位置決め部材
1A 当接部
1c 突き当て面
1d 傾斜面
2 アーム部材
3 レバー部材
11 搬送ローラ
12 搬送コロ
13 シャッタ部材
13a 突き当て部
14 連結部材
15 当接部材
100 レーザービームプリンタ本体
100A レーザービームプリンタ
100B 画像形成部
100D シート搬送装置
107 搬送ローラ対
108 レジストユニット
109 手差し給紙口
111 扉部材
S シート

Claims (5)

  1. シートを搬送するシート搬送手段を備えたシート搬送装置において、
    シート搬送方向と逆方向に付勢され、前記シート搬送手段に向かうシートに該シート搬送手段のシート搬送方向上流で当接して該シートの斜行を補正した後、斜行が補正されたシートにより押圧されて付勢力に抗しながら回動するシート当接部材と、
    前記シート当接部材の回動角度を調整して前記シート当接部材のシートと当接する前記シート搬送手段の上流側の位置を変更する調整手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、前記シート当接部材の回動角度を調整して前記シート当接部材のシートと当接する前記シート搬送手段の上流側の位置を変更することにより前記シート当接部材に働く前記付勢力を変更することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記調整手段はシート搬送方向及びシート搬送方向と逆方向に移動可能に設けられ、前記シート当接部材は前記調整手段の移動に連動して回動角度が調整されることを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記シート搬送手段に向けてシートを手差しするための開口と、前記開口を開閉するための扉部材とを備え、前記調整手段は前記扉部材の開閉動作に連動して前記シート搬送方向及びシート搬送方向と逆方向に移動することを特徴とする請求項記載のシート搬送装置。
  4. 前記シート当接部材は、前記シート搬送手段に回動可能に、かつ該シート当接部材に設けられたシートと当接する突き当て部を前記シート搬送手段のシート搬送方向上流側に突出するように取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する前記請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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