JP4616402B1 - 車体安定補助装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、学校や遊戯施設における自転車及び一輪車の練習における補助や、身体的弱者の訓練に用いる場合の補助においては、補助輪や人間の手による補助やそのための補助用の取っ手、車輪付き手すりのような物などがあったが、それらは安全性の問題や取り付けの不便さ、自転車及び一輪車の車輪の径等により使えない場合がある、練習用具としての実践的でないなどの問題を抱えていた。
【解決手段】本発明の車体安定補助装置はそれらの問題を解決すべく、シートポストもしくはシートチューブに結合させる形でジャイロ効果により車体に安定をもたらす回転体を納めた保護カバー部を、サドル下部の車両の機構及び乗り手の邪魔にならない位置に備え、もしくは保持部材を用いてサドル上方の使用者の頭上に設けた。また、補助の強さは回転体の回転速度によるため、習熟に合わせて遠隔操作などで徐々に速度を落として補助を減らしていくといった用法が可能となった。
【選択図】図3
【解決手段】本発明の車体安定補助装置はそれらの問題を解決すべく、シートポストもしくはシートチューブに結合させる形でジャイロ効果により車体に安定をもたらす回転体を納めた保護カバー部を、サドル下部の車両の機構及び乗り手の邪魔にならない位置に備え、もしくは保持部材を用いてサドル上方の使用者の頭上に設けた。また、補助の強さは回転体の回転速度によるため、習熟に合わせて遠隔操作などで徐々に速度を落として補助を減らしていくといった用法が可能となった。
【選択図】図3
Description
本発明は、自転車又は一輪車に取り付け車体の安定を良くすることで走行を容易にする装置に関する。
従来、初心者や身体的弱者が練習や訓練等を目的として自転車又は一輪車に乗る際には、車体の安定を補助するため補助輪の使用や人間の手による直接的な補助が行われてきた。
また、一輪車における補助では車体に直接取り付ける形式の物の他、一輪車に乗る者が内側に入って用いる手すりを伴うキャスターの付いた枠のようなものがあった。
また、身体的弱者の訓練手段として一輪車を用いるためにサドル付近に浮きを設け水中で用いるというものもあった。
また、自転車においては前輪のブレを減らす目的で前輪内部に回転体を設けジャイロ効果でブレを軽減するというものもあった。
また、自転車において人間が補助する際に補助しやすいよう車体に取り付けられる補助用の取っ手のようなものもあった。
また、自動二輪車においては姿勢制御のために回転体を用いてジャイロ効果により車体を安定させるものがあった。
特許第3819006号
特開2006−335085
特開2004−82903
特開2001−180549
特表2009−500221
特開2001−63651
しかしながら、上記のような従来の技術においては、補助輪は付けている間は安定するが、補助輪がない場合と比べて操作感の差が大きいため練習としてあまり効果的とは言えず、また走行時に抵抗があるという問題や、自転車の車輪の大きさによって使用出来ない場合があるなどの取り付けの問題があった。
また、人間が補助する場合、例え補助用の取っ手などを取り付けて補助しやすくしたとしても、自転車又は一輪車が安定して走行出来る速度に追いつくためには人間は多少なり走らねばならず、その揺れが車体や使用者に伝わりかえってバランスを崩し転倒してしまう危険がある。また、自転車用の補助用の取っ手の中には荷台が付いていることを前提とした物もあり、そうした器具は荷台のない自転車には取り付けられなかった。
また、一輪車において手すりを伴うキャスターの付いた枠のような補助器具を用いる場合、基本的に固定された手すりを掴んで練習するのと効果は変わらず、器具自体が嵩張る上に常に器具に周囲を囲まれて走行するため、転倒した場合器具によって頭などをぶつけかねないという問題がある。
また、一輪車のサドル付近に浮きを取り付けるものは水中でしか使用出来ず、利便性に欠ける。
また、自転車において前輪内部に回転体を設けた場合、ハンドルが切りにくくなり、また車体全体の安定性の向上には余り寄与しない。
また、自動二輪車に用いるような安定機構は自転車及び一輪車に適用するには複雑で嵩張りすぎるという問題があった。
以上のことから本発明が解決しようとする問題点は、運転者が補助に頼りきりになることなく、また、練習などに必要な補助者の助力を最小限、あるいは不要にして使用者が自転車又は一輪車に習熟するなどして運転出来るようにすることである。
また、一般に販売されている自転車又は一輪車に容易に取り付け及び取り外しすることを可能にすることである。
また、練習に用いる場合は運転者の習熟度合いに応じて補助として付加する安定性の強弱を調節出来るようにすることである。
本発明では、ジャイロ効果を生む回転体を納めた保護カバー部からなる装置を、自転車又は一輪車のシートポスト、もしくはフレームのシートチューブ部の、使用者や車体の他の部位の機能や運動を邪魔しない位置に結合部材を用いて取り付ける。
また、結合部材に直接装置を取り付けず、保持部材を用いて使用者の上方に装置を取り付ける。
また、保持部材や保護カバー部に使用者保護部材を取り付ける。
本発明では、車体に安定をもたらす回転体が使用者の直近に位置するため、ジャイロ効果が使用者やハンドルを切る際の負担になりにくく、自然な安定感を得ることが出来る。
また、取り付け位置がシートポスト、もしくはフレームのシートチューブ部であり、そうした部位の無い自転車又は一輪車はまず無くいずれも形状はそう異なる物ではないため、取り付ける車両を選ばず利便性が高い。また取り外しの際にも容易に車両を取り付け前の状態に戻すことが出来る。
また、本発明は自転車又は一輪車の練習に用いる場合、回転体の回転速度を変えることでジャイロ効果の強弱を変えることが出来るため、習熟度合いに合わせて徐々に補助を弱めていくことが出来る。
また、本発明の装置は使用者の下周囲か上方に、車体に直接取り付けられるため、転倒しても装置にぶつかりにくく、上方に取り付ける場合には保持部材や保護カバー部下方にクッションなどの使用者保護部材を設けることが出来るため、装置を取り付けない場合より安全性を高くすることも可能である。
また、車体に直接取り付ける構造であるため、駐輪時に別立てで仕舞う必要はなく、自転車の場合において通常の駐輪施設を利用する時に補助輪のように邪魔になることはない。
また、本発明の装置は機械的にそれほど複雑な構造を必要とせず、それほど嵩張ることもなく、構成によっては自転車と一輪車で同じ装置を共用することが可能である。
本発明の装置は電動、人力のいずれで動かしても問題ないが、電動であれば手元の調節機構だけでなくタイマーや遠隔操作によって回転体の回転速度を制御し練習に役立てることが可能であり、人力を用いるのであれば、特に一輪車の場合保持部材にハンドルも兼ねるような人力の動力機構を設けることで、容易な走行と共に動力の確保が出来るようになる。
以下、本発明の実施の形態を図3に基づいて説明する。図3は本発明の車体安定補助装置である保護カバー部1を、自転車の車両本体6のサドル上方の、使用時には使用者の頭上となる位置に結合部材2と保持部材4を用いて取り付けた例である。
保護カバー部1の内部で回転体3が回転することにより、ジャイロ効果によって車体を安定させる。このとき、回転体が高い位置にあれば安定に有利であり、回転体の軸と使用者の位置が近ければジャイロ効果は使用者の負担になりにくい。
本実施例において回転体3を回転させる動力は電力による駆動を想定しているが、あらかじめ回転体を手動で回転させてその慣性力に頼る方法や、ゼンマイによる駆動、保護カバー部1から直接伸びる回転体3を回転させる部材の設置や、車両本体6のハンドルにブレーキレバーと隣接する形で回転体3に力を伝える部材を設けるなどして駆動させても良い。
保護カバー部1の内部に回転体3を停止させるブレーキを設ければ、乗り方の練習の間に補助を徐々に弱めて行くといった使い方や、駐輪時に回転体3を素早く停止させることが出来るようになる。
また、保護カバー部1にタイマーや遠隔操作機構を設けることで、より効果的な練習等を行うことが出来るようになる。
保持部材4と保護カバー部1の下部には使用者保護部5が設けられており、転倒などに際して使用者の負傷を防ぐ。特に保持部材4の長さを使用者の座高に合わせて調節できる機構を備えるなら、頭部及び頸部をしっかりと守ることが出来る。また、使用者保護部5は形状によっては背もたれなどにもなり、保護カバー部1は日除けや雨避けとしての機能も備えることが出来る。
図1は車両本体6である自転車のサドル下部後方に、シートポストに結合する形で本発明の装置を取り付けた例である。この場合、保護カバー部1に補助用の取っ手や荷台を備えることも考えられる。
図2は車両本体6であるトップチューブのない自転車のサドル下部前方に、シートチューブに結合する形で本発明の装置を取り付けた例である。この場合、車両本体6の形状から殆どはみ出す部位が無く、非常にコンパクトになる。
図4、図5、図6は一輪車を車両本体6として本発明の装置を取り付けた例である。
図5では本発明の装置を車両本体6に取り付ける際、シートポストをシートポストの機能も備えた枝状の結合部材2に置換し、その上に保持部材4を取り付け、保護カバー部1を取り付けている。この場合の動力は車両本体6を自転車とする場合と同様の物を想定している。
図6は本発明の装置を取り付けた一輪車である車両本体6に使用者が乗っている状態の例であり、保護カバー部1に備えられた使用者保護部5により転倒時に頭を強打する危険から使用者を守ると共に、保持部材4をハンドルがわりに用いることにより、より安定した走行が可能となっている。
このとき、保持部材4にハンドルとなる部材を設けても良いし、可動式のハンドルとして回転体3を回転させる手動動力の伝達手段とすることも可能である。
本発明は、学校や遊戯施設のような児童の集まる施設での自転車及び一輪車の運転の練習や、身体的弱者の自転車及び一輪車の運転を補助に供する、従来の物より安全であり、練習用途においては従来に比べより実践的な機能を持ち、一般に市販されている自転車及び一輪車に取り付け可能な、車体の安定を良くし走行を補助する装置を提供可能とする。
1 保護カバー部
2 結合部材
3 回転体
4 保持部材
5 使用者保護部
6 車両本体
2 結合部材
3 回転体
4 保持部材
5 使用者保護部
6 車両本体
Claims (1)
- 自転車又は一輪車に用いる車体安定補助装置であって、保護カバー部内に回転体を備えて装置とし、前記保護カバー部をシートポストもしくはフレームのシートチューブ部であって使用者及び車体の周辺機構の働きを妨げない位置に結合する結合部材を備えて成ることを特徴とする車体安定装置において、結合部材と保護カバー部の間に、自転車又は一輪車の使用者の上方に保護カバー部を位置させる形状の保持部材を備えて成ることを特徴とする車体安定補助装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009245320A JP4616402B1 (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 車体安定補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009245320A JP4616402B1 (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 車体安定補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP4616402B1 true JP4616402B1 (ja) | 2011-01-19 |
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Family
ID=43596766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009245320A Expired - Fee Related JP4616402B1 (ja) | 2009-10-26 | 2009-10-26 | 車体安定補助装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4616402B1 (ja) |
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JPH0930474A (ja) * | 1995-07-19 | 1997-02-04 | Toshio Ishihara | 自転車の紫外線防止装置 |
JPH09175462A (ja) * | 1995-12-25 | 1997-07-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 一輪車 |
JP2001030972A (ja) * | 1999-07-26 | 2001-02-06 | Yamaha Motor Co Ltd | 1軸車輪車両 |
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2009
- 2009-10-26 JP JP2009245320A patent/JP4616402B1/ja not_active Expired - Fee Related
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