JP4615533B2 - 廃液処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維状活性炭を用いて過酸化水素を含んだ廃液を処理する廃液処理装置に関する。
従来、半導体や液晶の製造工程から排出される過酸化水素含有廃液などの各種廃液の処理方法として、酵素分解による方法、化学的中和による方法、触媒を用いた接触分解による方法などがある。
カタラーゼ等の酵素分解による方法は、一般に反応時間を要することから、大型の反応槽が必要となる。また、反応槽には攪拌手段が必要であるため、水量に応じて反応装置自体が大掛かりな装置になる。また、化学的中和による方法は、酵素分解のようなデメリットは小さいものの、中和のための酸あるいはアルカリの薬品を使用する必要があるとともに、中和物が生成される。排水処理にあたっては、これらの薬剤や生成物をできるだけ処理系外へ排出することを避けるべきであり、そのため追加の処理設備が必要となるという問題がある。
一方、触媒を用いた接触分解による方法は、薬剤の使用や生成物の処理等の問題もなく、また反応も比較的速やかであるので、連続的な廃液処理に適しているということができる。さらに、繊維状活性炭を内蔵した触媒モジュールを有する処理ユニットを適用することで、効率的に廃液処理を行う処理方法及び装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された廃液処理装置41は、図12に示すように、処理槽42内に1又は複数の触媒モジュール43が収容されている。触媒モジュール43は、下端開口44から上方に指向する廃液導入部45の周囲に触媒部46を設けた構成で、廃液導入部45の下端開口44が処理槽42の外部の廃液供給側に連通されている。供給された廃液は廃液導入部45を通って触媒部46を通過する間に触媒反応で処理されて触媒モジュール43の外周から排出され、排出された廃液は処理槽42に貯留され、所定液位で外部の導出部47に流出するように構成されている。
触媒モジュール43は、図13に示すように、全体として筒状体であり、下端開口44から上方に指向する廃液導入部45を有し、その廃液導入部45の周囲に繊維状活性炭層48から成る触媒部46が設けられている。廃液導入部45は、通液性の筒状体にて構成することができ、また廃液導入部45に導入された廃液が矢印の如くすべて触媒部46を通過するように、好適には廃液導入部45の上端が遮蔽部材49等にて閉鎖される。
特開2004−261634号公報
ところが、図12、図13に示した廃液処理装置41の構成では、廃液導入部45に導入された廃液は上向流となるが、下部でより多量の廃液が触媒部46を通過するため触媒部46の全体で均一な触媒反応の場を形成することができず、また触媒による処理反応で発生したガス(過酸化水素を含有する廃液の処理では酸素ガス)が上方を指向しつつ外部に排出されるために時間とともに触媒部46の上部内及び上部内側に溜まってしまい、触媒部46の上部での廃液処理が行われず、処理効率が低下するという問題がある。
この問題に対しては、供給する廃液の流速を、例えば空間速度SV=50〜100程度まで速くすることで、ガス溜まりを抑えて問題を解消することはできるが、触媒反応により廃液を確実に処理するためには、例えば空間速度SV<20程度まで流速を遅くする必要があり、その場合には上記問題が発生することになる。ここで、空間速度SVとは、濾過装置内を通過する1時間当たりの処理液量を、装置内の濾材容量で除したもので、例えば1リットルの濾過層に1リットル/時間通水すると、空間速度は1(単位を含めるとl/h)である。
本発明は、上記課題に鑑み、廃液の供給速度が遅くても触媒部にガス溜まりが生じず、高い廃液処理効率を確保することができる廃液処理装置及び廃液処理方法を提供することを目的とする。
本発明の廃液処理装置は、供給口と排出口を有する処理槽と、処理槽内に軸芯を略水平姿勢にして収容された1又は複数の触媒モジュールとを備え、触媒モジュールは、筒状でその中空部を廃液導入部とし、廃液導入部の周囲に廃液が通過して外周に流出する間に廃液を処理する繊維状活性炭層からなる触媒部を設けた構成とし、処理槽の供給口は触媒モジュールの廃液導入部の開口に接続し、排出口は触媒モジュールの上端より上方に配設し、前記触媒モジュールを、軸芯回りの位置を変更可能に支持したものであり、触媒モジュールを、軸芯回りの位置を変更可能に支持するのが好適であり、触媒モジュールによる処理効率を低下することなく、長期間使用することができる。すなわち、ガスを含む廃液は上向流となって主に触媒部の上部を通過するために、上部の触媒部の劣化が速く進むために、触媒モジュールの軸芯回りの位置を適宜に変更するのが好適である。具体的には、上記処理中に触媒部の下部にガスが少しづつ溜まって行くので、触媒モジュールを回転自在に支持し、廃液の供給を間欠的に停止することによって、ガスに作用する浮力で触媒モジュールを回転させることができる。また、触媒モジュールを回転自在に支持するとともに回転操作手段を設け、適当時間間隔置きに作業者が回転操作するようにしても良く、また回転操作手段に代えて連続的に低速回転する回転駆動手段を配設しても良い。さらに、メテンナンス時などの適当期間ごとに、触媒モジュールを軸芯回り回転させて設置し、触媒モジュールの上下位置を変更するようにしても良い。触媒モジュールにおける略水平な廃液導入部の周囲に触媒部が配設されているので、触媒反応によって発生したガスを含む廃液は上向流となって触媒部を容易に通過してその上側に流出し、また廃液導入部の下側で発生したガスも触媒部内に存在する空隙を通って上側に円滑に移動することで、ガスを含む廃液も触媒モジュールから容易に流出するため、廃液の供給速度を処理能力に応じて遅くしても触媒部にガス溜まりを生じず、高い廃液処理効率を確保することができる。また、処理槽内に複数の触媒モジュールを垂直方向に複数段に配設することができ、そうすることで省スペースを図ることができる。
また、排出口の処理槽外側に立上がり部を設けるのが好適である。すなわち、処理槽が密閉の場合、処理中に発生してたガスは処理後の廃液の液面の下で泡となって廃液とともに排出口からオーバーフローして排出されるが、ガスの発生量が多い場合には、発生したガスが処理槽中の廃液の液面下に泡となって厚く溜まり、その泡が触媒モジュールに達して処理能力を低下させる恐れがある。そのため、排出口の処理槽外側、処理槽に近い箇所に立上がり部を設けることにより、発生したガスの放出を促進することができ、処理槽内の液面下に溜まるガス量を抑えることができる。また、排出口に流量調整弁を設けても良い。すなわち、排出口に設けた流量調整弁にて排出流量を絞ることによって槽内の圧力が高まり、発生したガスの放出を促進でき、処理槽内の液面下に溜まるガス量を抑えることができる。
また、触媒モジュールにおける廃液導入部の一端を供給口に接続し、廃液導入部の他端にガス抜き管を接続するのが好適である。すなわち、処理槽の高さを大きくできない場合には、廃液導入部にガス抜き管を接続して触媒モジュールに溜まったガスを排出するようにするのが好ましい。ガス抜き管は処理槽の上方に延出してその先端に開放弁を設け、廃液導入部に廃液を導入しない処理停止時に開放弁を開放してガスを大気中に放出するか、若しくは連続処理の場合には処理槽の供給口に廃液を供給する調整槽に戻すようにするのが好適である。
また、触媒部に廃液導入部に突出する部位を形成すると、廃液が触媒部外層側への流動が突出する部位にて促進されて好適であり、さらに突出する部位を、廃液導入部を横断する隔壁状又は仕切壁に形成すると、より効果的である。
また、触媒部の繊維状活性炭層をシート状活性炭を積層して構成すると、触媒部を容易に構成できて好適であり、また積層されたシート状活性炭の少なくとも1つの層間にメッシュ状体を配置すると、シート状活性炭の層間隔を容易に確保することができ、廃液の層内及び層間の流通性を高めることができる。さらに、シート状活性炭が袋状体に形成されていると、その袋状体内にメッシュ状体を内包させることができ、そうすることでシート状活性炭の層間に容易にメッシュ状体を配置することでができる。
また、廃液導入部が通液可能な壁部を有する筒状体にて形成されていると、その筒状体を触媒モジュールの支持構造体として、その周囲にシート状活性炭をスパイラルに巻回したり、シート状活性炭を同心円状に複数積層するなどの他の方法で繊維状活性炭層を形成することで、所定の廃液導入部とその周囲の触媒部を確実かつ容易に構成することができる。
また、廃液導入部を形成する筒状体は、軸芯方向に延びる少なくとも1つの分断部を有し、この分断部を通してシート状活性炭の一部を廃液導入部内に突出させると、上記触媒部における廃液導入部に突出する部位を、所望の状態に確実にかつ容易に形成することができる。
また、廃液導入部は一端が開口し、他端が遮蔽されていると、廃液導入部の一端開口から導入された廃液の廃液導入部内での圧力分布が均一化されて触媒部をより均等に通過してその外周から流出するように強制することができて好適である。
また、触媒部の繊維状活性炭層に白金族元素を含有させるのが好適である。繊維状活性炭は、ピッチ系、アクリル系、フェノール系、セルロース系等のものを使用できるが、特にピッチ系は耐酸化性に優れているので好適である。また、繊維状活性炭に添着あるいは練り込みなどによって、鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、銀、白金などを含有させて触媒による分解反応が向上させることができるが、特に白金族元素を用いると、不純物があっても分解反応効率が低下しないので、分解効率の低下防止効果が得られて特に好適である。また、白金族元素は高価であるため使用量を極力抑制するため、添着には薄膜蒸着法を適用するのが好適である。ここで、白金族元素とは、ルテニウム、ロジウム、パラジウム(これら3つをパラジウム類と言うことがある)、オスミウム、イリジウム、白金(これら3つを白金類と言うことがある)の6つ元素を意味する。
本発明によれば、触媒モジュールによる処理効率を低下することなく、長期間使用することができる。触媒モジュールにおける略水平な廃液導入部の周囲に触媒部が配設されているので、触媒反応によって発生したガスを含む廃液は上向流となって触媒部を容易に通過してその上側に流出し、また廃液導入部の下側で発生したガスも触媒部内に存在する空隙を通って上側に円滑に移動することで、ガスを含む廃液も触媒モジュールから容易に流出するため、廃液の供給速度を処理能力に応じて遅くしても触媒部にガス溜まりが生じず、高い廃液処理効率を確保することができる。
以下、本発明の廃液処理装置及び廃液処理方法の各実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の廃液処理装置及び廃液処理方法の第1の実施形態について、図1〜図7を参照して説明する。
図1〜図3において、1は直方体状の処理槽で、架台2上に設置されている。処理槽1は、その長手方向一端の一側壁1aが肉厚の板材にて構成され、その略中央部に供給口3が開口されている。この一側壁1aの外面に一端閉鎖の筒体から成り、その一端壁に接続管4aが突設された供給ヘッダ4の他端が固着されている。供給ヘッダ4の接続管4aには供給弁5が接合され、この供給弁5に接続された供給管6を介して廃液の供給源としての調整槽など(図示せず)に接続されている。処理槽1の他端の他側壁1bの上部には処理後の廃液を排出する排出口7が開口され、排出管8が接続されている。また、処理槽1の底壁の適所には、途中にドレン開閉弁9aが配設されたドレン配管9が接続されている。
処理槽1内には、触媒モジュール10がその軸芯を略水平姿勢して収容配置されている。触媒モジュール10は、筒状でその中空部が廃液導入部11を構成しており、この廃液導入部11の周囲に繊維状活性炭層からなる触媒部12が設けられ、廃液が廃液導入部11から触媒部12を通過して触媒モジュール10の外周に流出する間に廃液を処理するように構成されている。この触媒モジュール10は、持ち運びや交換作業のし易さから、直径100〜200mm(例えば、130mm)、長さ1.0〜1.8m(例えば、1.3m)程度の大きさに設定されている。また、触媒モジュール10は、基本的には軸芯を水平にして配置されるが、供給口3側から排出口7側に向けて若干上向きに傾斜させて配置しても良い。
触媒モジュール10の一端には、四隅部に取付用のねじ穴が設けられた正方形の取付板13が一体的に固着されており、この取付板13を処理槽1の一側壁1aの内面に当接配置し、処理槽1の一側壁1aを貫通させた取付ボルト14を四隅部のねじ穴に螺合させることで着脱可能に締結固定されている。また、取付板13の中心部には連通穴15が形成され、かつその外面に処理槽1の一側壁1aに形成された供給口3に嵌合する連通筒部16が突設され、供給ヘッダ4から供給口3を通して廃液導入部11内に廃液が導入されるように構成されている。
触媒モジュール10の他端には、端板17が一体的に固着され、その中心部外面に突設された支軸18が、処理槽3の底部から立設された支持部材19の上端に設けられた半円状の軸受面20にて回転自在に支持されている。また、触媒モジュール10の軸芯方向適当間隔置きの1又は複数箇所に、処理槽3の底部から中間支持部材21が立設され、上端に設けられた半円状の軸受面22にて触媒モジュール10の外周面が回転自在に支持されている。かくして、取付板13を締結固定している取付ボルト14を取り外して取付板13を回転させることで、触媒モジュール10の軸芯回りの位置を90°間隔で任意に変更することができる。
触媒モジュール10の廃液導入部11は、好適にはメッシュ状壁を有する筒状体や、樹脂、セラミックスあるいは金属の多孔質壁を有する筒状体などの通液性の筒状体を用いて構成される。また、触媒モジュール10の触媒部12は、好適には繊維状活性炭をシート状に形成したシート状活性炭を、廃液導入部11を構成する上記筒状体の外周にスパイラル状に巻き付けて構成され、シート状活性炭が積層された構造となっている。このような構成によると、触媒モジュール10の形状保持性、強度が保たれ易く、また容易に製造することができる。
シート状活性炭は、繊維状活性炭と、例えば、ポリエチレン繊維やポリプロピレン繊維、芯鞘構造のポリエステル繊維を混合し、抄紙法や乾式法(カード加工やエアレイド加工法)によりシート状にすることができる。
触媒モジュール10の触媒部12は、筒状体に構成されるが、必要に応じてその内壁から中空部内に一部を突出させた凸状部を有する構成とされる。この凸状部にて廃液が触媒部12を径方向に貫通して外周に向かう流通が促進される。凸状部の形態としては、図4(a)に示すように、触媒部12の内壁の一部位から内壁の対向する部位に連結される隔壁状体23としたり、図4(b)に示すように、中空部をほぼ横断する仕切壁状体24としたり、図4(c)に示すように、触媒部12の内壁から一定間隔で中心部に向けて突出するリム状体25とすることができる。
また、触媒部12に上記各種の凸状部を形成するには、図5(a)に示すように、断面半円形の一対の半円筒状触媒部12a、12bを作製し、その平坦面同士を突き合わせて触媒部12を構成することで、突き合わせた平坦面部分を隔壁状体23とすることができる。また、図5(b)に示すように、触媒部12を巻き付け形成するシート状活性炭26の一部を中空部内に隔壁状体23又は仕切壁状体24を構成するように突出させて配置させてもよい。また、図5(c)に示すように、仕切壁状体24やリム状体25を形成したい部分で、触媒部12の周壁に屈曲部27を形成してその屈曲部位を中空部内に突出させても良い。
さらに、廃液導入部11を通液性の筒状体を用いて構成する場合には、凸状部を容易に形成することができる。すなわち、図6に示すように、廃液導入部11を構成する筒状体28の壁部に分断部29を形成し、この分断部29から筒状体28の内部にシート状活性炭26を挿入することで、シート状活性炭26を容易に中空部に突出させて配置することができる。分断部29は、少なくとも2つ以上を対向させて設けると、これらの分断部29を通過させてシート状活性炭26を配置することで仕切壁部23を容易に形成することができるとともに、筒状体28に対してシート状活性炭26を固定し易く、かつシート状活性炭26の筒状体28に対する巻き付けも容易になる。分断部29は、筒状体28に切り込みを入れてスリット状に形成しても、筒状体28を周方向に複数に分割し、その分割部を分断部29としても良い。
また、上記何れの形態においても、触媒部12を構成するシート状活性炭26は、通常は単一のシート状体にて構成されるが、図6に示すように、一端側に開口30aを有する袋状体30とすることもできる。袋状体30を用いると、触媒部12内における廃液の他端側への流通し易さをある程度抑制でき、触媒部12での廃液の流通分布の均一化を促進することができ、目詰まり防止効果や交換期間の長期化を図ることができる。また、袋状体30の場合、所定厚さの触媒部12を容易に構成することができる。
さらに、上記何れの形態においても、シート状活性炭26を用いる場合、少なくとも1つのシート状活性炭26の層間にメッシュ状体31を介在させ、特に図7に示すように、袋状体30内に収容配置するのが好適である。このようにメッシュ状体31をシート状活性炭26の層間に介在させることにより、層間の間隔を容易に維持することができ、廃液の流通性を高めることができ、触媒部12での廃液の通過抵抗を高めることなく、触媒反応性を向上させたり、廃液流通の均一分布を達成することができる。
また、触媒部12は、シート状活性炭26を用いずに構成することもできる。例えば、繊維状活性炭と、ポリエチレンイミン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維等の有機高分子のバインダーを数%用いて水に分散させてスラリー状にし、不織布をセットした筒状濾過器を用いて吸引濾過し、筒状に成型してもよい。
以上の構成において、半導体等の製造工程から排出された過酸化水素を含有している廃液は調整槽などの供給源(図示せず)に貯留されており、供給弁5を開弁するとその供給源(図示せず)から供給管6、供給ヘッダ4、供給口3に嵌合された取付板13の連通筒部16及び連通穴15を介して処理槽1内に供給され、略水平な姿勢で収容配置されている触媒モジュール10の廃液導入部11内に導入される。廃液導入部11内に導入された廃液は、その周囲の触媒部12を通過して触媒モジュール10の外周に流出する間に、触媒反応によって過酸化水素が分解処理されて処理槽1内に流出し、処理槽1内に溜まった処理後の廃液は排出口7からオーバーフローし、排出管8を通して後続する工程に送給される。
上記処理工程において、触媒モジュール10の略水平な廃液導入部11の周囲に触媒部12が配設されているので、触媒反応によって発生した酸素ガスを含む廃液は上向流となって触媒部12を容易に通過してその上側に流出し、また廃液導入部11の下側で発生した酸素ガスも触媒部12内に存在する空隙を通って上側に円滑に移動することで、酸素ガスを含む廃液も触媒モジュール10から容易に流出する。そのため、廃液の供給速度を処理能力に応じて遅くしても触媒モジュール10内にガス溜まりが生じず、高い廃液処理効率を確保することができる。
また、上記処理においては酸素ガスを含む廃液が触媒モジュール10内で上向流となって主に触媒部12の上部を通過するために、処理を長く継続していると、触媒部12の上部の劣化が速く進むことになる。そこで、メテンナンス時や適当に設定された所定期間毎に、供給弁5を閉じ、ドレン開閉弁9aを開いて処理槽1内の廃液を排出した後、取付ボルト14を取り外して、触媒モジュール10を軸芯回りに回転可能な状態にし、触媒モジュール10を回転させて上下位置を変更した後、取付ボルト14にて再度締結固定することで、触媒モジュール10による処理効率を低下することなく、長期間使用することができる。
以上の実施形態の説明では、処理槽1内に単一の触媒モジュール10を収容配置した例を示したが、処理槽1内に複数の触媒モジュール10を水平方向に並列して配置したり、垂直方向に複数段に配設したりすることができる。特に、垂直方向に複数段に配設すると、省スペースを図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の廃液処理装置及び廃液処理方法の第2の実施形態について、図8を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明においては、先行する実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付して説明を省略し、主として相違点についてのみ説明する。
上記実施形態では、触媒モジュール10の一端に取付板13を一体的に固着し、その取付板13を取付ボルト14にて処理槽1の一側壁1aに締結固定し、触媒モジュール10を回転位置変更可能に固定した例を示したが、本実施形態では、触媒モジュール10を回転自在に支持した状態で処理槽1内に収容配置している。
具体的には、図8に示すように、触媒モジュール10の一端部に、円筒状または環状の支持部材32が一体的に固着されている。処理槽1の一側壁1aの内面には支承板33が当接させて配置され、取付ボルト34にて締結固定されている。この支承板33の中央部に形成された支持穴35の内周に触媒モジュール10の一端部の支持部材32を回転自在に支持する軸受材36が嵌合固定されており、触媒モジュール10の一端部が回転自在に支持されている。
本実施形態においては、処理槽1内で触媒モジュール10が回転自在に支持されており、また廃液処理を継続する間に触媒部12の下部には触媒反応で発生した酸素ガスが少しづつ溜まって行き、触媒モジュール10の下部により大きな浮力が作用している状態となっている。そこで、供給弁5を適当な期間毎に開閉操作して、廃液の供給を間欠的に停止することによって、酸素ガスに作用する浮力で触媒モジュール10を回転させることができ、触媒部12の上部の劣化を防止して触媒モジュール10による処理効率を低下することなく、長期間使用することができる。
また、本実施形態では、触媒モジュール10を回転自在に支持し、廃液の供給を間欠的に停止することによって触媒モジュール10を回転させるようにしたが、図8に仮想線で示すように、回転操作手段として、触媒モジュール10の他端から延出した回転操作軸37を処理槽1の他側壁1bを貫通して処理槽1の外部に突出させ、その他端の操作部37aに操作ハンドル38を嵌めて触媒モジュール10を回転操作できるように構成しても良い。また、操作ハンドル38を作業者が回転操作する代わりに、駆動モータなどの回転駆動手段にて自動的に低速回転させるように構成しても良い。また、処理槽1の他側壁1bを貫通する回転操作軸37を設けるのではなく、処理槽1の上部に回転操作手段を配設してもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の廃液処理装置及び廃液処理方法の第3の実施形態について、図9を参照して説明する。
上記実施形態では、処理槽1の高さ寸法を低く設定しているため、処理槽1内の廃液の液面と触媒モジュール10の上端との間の距離が小さくなっており、そのため処理中に発生したガスが廃液とともに排出口7からオーバーフローして排出されるまでに処理槽1内の液面下で泡となって溜まり、ガスの発生量が多い場合には、上記距離が小さいと発生したガスが処理槽中の廃液の液面下に泡となって厚く溜まり、その泡が触媒モジュール10に達して処理能力を低下させる恐れがある。
そこで、本実施形態では、触媒モジュール10における廃液導入部11の他端にガス抜き管39を接続し、このガス抜き管39を処理槽1の上方に延出してその先端に開放弁40を設け、廃液導入部11に廃液を導入しない処理停止時に開放弁40を開放してガスを大気中に放出するようにしている。なお、連続処理を行う処理装置の場合には、ガス抜き管39を破線で示すように、廃液の供給源である調整槽(図示せず)に戻すようにすれば良い。
本実施形態によれば、触媒モジュール10に溜まったガスを、ガス抜き管39を通して処理停止時に外部に放出することができ、また連続処理の場合にも調整槽(図示せず)側に排出できるので、廃液が高濃度で、ガスが多量に発生する場合にも、泡が処理槽1内の液面下に多量に溜まるのを効果的に抑制でき、泡が触媒モジュール10に達して処理能力を低下させる恐れを無くすことができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の廃液処理装置及び廃液処理方法の第4の実施形態について、図10、図11を参照して説明する。
上記第3の実施形態ではガス抜き管39を設けて触媒モジュール10に溜まったガスを放出するようにしたが、本実施形態では、図10に示すように、排出管8に立上がり部51を設けている。このように排出管8に立上がり部51を設けることで、処理槽1内の液面下で泡となって溜まったガスの排出が促進され、泡が処理槽1内の液面下に多量に溜まるのを効果的に抑制できるので、処理槽1の高さ寸法を大きくしなくても、泡が触媒モジュールに10に達して処理能力を低下させる恐れを無くすことができる。
また、立上がり部51を設ける代わりに、図11に示すように、排出管8に流量調整弁52を設けても良い。このように流量調整弁52を設けて排出流量を絞って処理槽1内の圧力を高めることによってもガスの排出が促進され、泡が処理槽1内の液面下に多量に溜まるのを効果的に抑制できるので、処理槽1の高さ寸法を大きくしなくても、泡が触媒モジュールに10に達して処理能力を低下させる恐れを無くすことができる。
なお、本実施形態に関しては、処理槽1内に触媒モジュール10を水平姿勢で収容配置した構成に限らず、触媒モジュール10を垂直姿勢で収容配置した構成においても、泡が触媒モジュールに10に達して処理能力を低下させる恐れを無くすことができるという効果を発揮する。
本発明の廃液処理装置は触媒モジュールを軸芯回りの位置を変更可能に支持したものであり触媒モジュールによる処理効率を低下することなく、長期間使用することができ、また、触媒モジュールにおける略水平な廃液導入部の周囲に触媒部を配設し、触媒反応によって発生したガスを含む廃液が触媒モジュールから容易に流出するようにしているので、廃液の供給速度を処理能力に応じて遅くしても触媒部にガス溜まりが生じず、高い廃液処理効率を確保することができ、過酸化水素含有する廃液などの各種廃液の触媒処理に有効なものとなる。
本発明の第1の実施形態における廃液処理装置の縦断正面図。 図1のA−A矢視図。 図1のB−B矢視断面図。 同実施形態の触媒モジュールにおける凸状部の各構成例(a)〜(c)を模式的に示す斜視図。 同実施形態のシート状活性炭を用いた触媒モジュールにおける凸状部の各種構成例(a)〜(c)を模式的に示す斜視図。 同実施形態の触媒モジュールを筒状体とシート状活性炭を用いて構成する工程を示す斜視図。 シート状活性炭の袋状体にメッシュ状体を内包させる状態を示す斜視図。 本発明の第2の実施形態における廃液処理装置の要部構成を示す縦断正面図。 本発明の第3の実施形態における廃液処理装置の要部構成を示す縦断正面図。 本発明の第4の実施形態における廃液処理装置の要部構成を示す縦断正面図。 同実施形態における廃液処理装置の他の構成例の要部構成を示す縦断正面図。 従来例の廃液処理装置の要部構成を示す縦断正面図。 同従来例における触媒モジュールを一部破断して示した斜視図。
符号の説明
1 処理槽
3 供給口
7 排出口
10 触媒モジュール
11 廃液導入部
12 触媒部
23 隔壁状体(突出する部位)
24 仕切壁状体(突出する部位)
25 リム状体(突出する部位)
26 シート状活性炭
28 筒状体
29 分断部
30 袋状体
31 メッシュ状体
39 ガス抜き管
51 立上がり部
52 流量調整弁

Claims (13)

  1. 供給口と排出口を有する処理槽と、処理槽内に軸芯を略水平姿勢にして収容された1又は複数の触媒モジュールとを備え、触媒モジュールは、筒状でその中空部を廃液導入部とし、廃液導入部の周囲に廃液が通過して外周に流出する間に廃液を処理する繊維状活性炭層からなる触媒部を設けた構成とし、処理槽の供給口は触媒モジュールの廃液導入部の開口に接続し、排出口は触媒モジュールの上端より上方に配設し、前記触媒モジュールを、軸芯回りの位置を変更可能に支持したことを特徴とする廃液処理装置。
  2. 排出口の処理槽外側に立上がり部を設けたことを特徴とする請求項1記載の廃液処理装置。
  3. 排出口に流量調整弁を設けたことを特徴とする請求項1記載の廃液処理装置。
  4. 触媒モジュールにおける廃液導入部の一端を供給口に接続し、廃液導入部の他端にガス抜き管を接続したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の廃液処理装置。
  5. 触媒部に、廃液導入部に突出する部位を形成したことを特徴とする請求項1記載の廃液処理装置。
  6. 突出する部位を、廃液導入部を横断する隔壁状又は仕切壁に形成したことを特徴とする請求項記載の廃液処理装置。
  7. 触媒部の繊維状活性炭層を、シート状活性炭を積層して構成したことを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の廃液処理装置。
  8. 積層されたシート状活性炭の少なくとも1つの層間にメッシュ状体を配置したことを特徴とする請求項記載の廃液処理装置。
  9. シート状活性炭は、袋状体に形成されていることを特徴とする請求項7又は8記載の廃液処理装置。
  10. 廃液導入部は、通液可能な壁部を有する筒状体にて形成されていることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の廃液処理装置。
  11. 廃液導入部を形成する筒状体は、軸芯方向に延びる少なくとも1つの分断部を有し、この分断部を通してシート状活性炭の一部を廃液導入部内に突出させたことを特徴とする請求項10記載の廃液処理装置。
  12. 廃液導入部は一端が開口し、他端が遮蔽されていることを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の廃液処理装置。
  13. 触媒部の繊維状活性炭層に白金族元素を含有させたことを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載の廃液処理装置。
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