JP4615093B2 - 液圧モータのシリンダ容積を選択するセレクタ装置 - Google Patents

液圧モータのシリンダ容積を選択するセレクタ装置 Download PDF

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    • F16H61/44Control of exclusively fluid gearing hydrostatic with more than one pump or motor in operation
    • F16H61/448Control circuits for tandem pumps or motors

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも二つの作動シリンダ容積部を備えた液圧モータのシリンダ容積を選択するセレクタ装置であって、前記モータは流体送りダクト及び流体排出ダクトをそれぞれ構成する少なくとも2つのメインダクトを有し、前記セレクタ装置は、前記モータのメインダクトと前記モータのシリンダとの間の選択的な連通を確立するのに適した、モータの分配ダクトを介して少なくとも3つの連通ポートが開放され、第3の連通ポートは、モータのメインダクトの一方に接続され、前記セレクタ装置は、セレクタ手段を有し、このセレクタ手段は、スライドの第1の安定位置において、前記第2のポートと第3のポートを前記第1の連通ポートから離す間、前記第2のポートと前記第3のポートとの間の通路を介して前記第2の連通ポートを第3の連通ポートに連通させ、前記スライドの第2の安定位置において、前記第1及び第2のポートを前記第3の連通ポートから隔離する間、通路を介して第2の連通ポートを第1の連通ポートに連通させ、前記セレクタは、前記安定位置の間のスライドの移動中、第1のポートと第2のポートとの間の通路及び第2のポート及び第3のポートとの間の通路の双方が同時に開放する一時的な状況が存在するように構成されているセレクタ装置に関する。
【0002】
本発明は、例えば、2つのメインダクト、すなわち、送りダクト及び放出ダクトの2つのメインダクトを有する液圧モータに適用される。
【0003】
【従来の技術】
これらは、特許FR250157号及び特許FR2685263号に示されている。これらのモータにおいて、各々が送りまたは排出ダクトとして作用する第1及び第2の基本ダクトを備えた2つの基本モータと同様に作動する。2つの基本モータにおいて、第1の基本ダクトが配分され、モータ全体の第1のメインダクトを形成し、第2の基本ダクトが分離され、全体のモータの第2及び第3のメインダクトを形成する。
【0004】
本発明のセレクタ装置は、2つのアクティブ作動シリンダ性能を備えたモータに取付けられる。また本発明は、3つの明確なノンゼロシリンダ容積及び例えば、特許FR2611816号に説明されたタイプの2つのシリンダ性能のセレクタスライドを備えたモータのような複数の円筒形容積スライドを備えた液圧モータに応用することが可能である。
【0005】
例えば、モータは、3つのグループの分配ダクトを有し、第1のグループの分配ダクトは、第1のメインダクトに永久的に連結され、第3のグループの分配ダクトは第2のメインダクトに永久的に接続される。セレクタ装置の穴に開放された連通ポートは、3つのグループの分配ダクトの各々に永久的に接続されている。したがって、スライドの第1のステーブル位置において、第2及び第3のグループの分配ダクトは互いに接続され、前記ダクトの第1のグループは、他のダクトから隔離されている。第2の安定位置において、それは互いに接続された第1及び第2のグループの分配ダクトであり、第3のグループの分配ダクトは、そこから分離されている。
【0006】
例えば、シリンダ容積セレクタ装置を備えた液圧モータの動作の好ましい方向において(モータによって駆動される車の前進方向)、第1のグループの分配ダクトが接続される第1のメインダクトは流体排出ダクトであり、第3のグループの分配ダクトを接続する第2のメインダクトは、流体送りダクトである。したがって、大きなシリンダ容積において、第1のグループの分配ダクトは、液体放出用として作用し、第3のグループの分配ダクト及び第2のグループの分配ダクトは流体送りダクトとして作用する。
【0007】
同じ方向の動作において、小さいシリンダ容積において、第3のグループの分配ダクトのみが流体を送るために使用され、第2のグループの分配ダクトは、第3のグループのダクトに接続され、したがって、第2のグループのダクトが高圧流体で送られず、駆動トルクを分配するために寄与しない。したがって、分配ダクトに対応するシリンダ容積の断面は、非作動である。
【0008】
モータの動作の他の方向において及び小さいシリンダ容積において、第3のグループの分配ダクトのみが排出ダクトに接続され、第1及び第2のグループの分配ダクトが送りダクトに接続される。したがって、例えば、ピストンを備えた液圧モータにおいて、第2のグループのダクト及び第1のグループのダクトに連続して接続されたピストンは、それらの延長位置で2つの連続した接続断面の間に残る傾向があり、それらは、駆動トルクを提供するためにはもはや寄与しない。それにもかかわらず、これらのピストンは、駆動トルクへのある量の抵抗を生じる。
【0009】
セレクタは2つの安定位置の間で変化するとき、第1及び第2のポートの間、及び第2と第3との間の通路が一時的に開放する一時的な状況は、セレクタスライドの移動中モータがジャムすることを防止するように作用する。この一時的な位置において、分配ダクト全体は、互いに及びモータのフライホイ−ルに連通する。
【0010】
ポンプからメイン送りダクトに送る一定の流速において、また大きなシリンダ容積位置において、モータは、比較的小さい速度で大きなトルクを有し、小さいシリンダ容積において、生じるトルクは小さく速度は速い。
【0011】
【発明が解決ようとする課題】
モータの好ましい動作方法において、セレクタスライドが小さいシリンダ容積の第2の安定位置から大きなシリンダ容積の第1の安定位置に向かって移動するとき、ポンプによって分配される流体流が第3のグループの分配ダクトのみを送る状態と、第2と第3のグループの双方の分配ダクトを送る状態との間での移行がある。その結果、メイン送りダクトの流体圧は低下し、メインポンプによって分配される流体に加えて、ブースタポンプから流体が分配されることによってキャビテーション減少を防止する値で維持される。流体のこのブースタ分配は、モータによって駆動される負荷の慣性の効果でモータ速度が迅速に連続するという事実に関連する。
【0012】
その瞬間において、メイン排出ダクトによって排出される流体流は、前に排出されている流体流より突然大きくなる。なぜならば、それはメインポンプによって分配される流体流だけではなく、ブースタポンプによって分配される流体流にも接続されるからである。したがって、排出ダクトの圧力は、突然増大し、モータによって駆動される負荷は突然停止される。このブレーキは、激しい振動を発生する。
【0013】
車を始動するためにモータが使用されるとき、及び車が特別の装置を有しないとき、車のドライバは、小さいシリンダ容積から大きなシリンダ容積に変化を生じ、同時に送り回路が閉鎖回路を構成しながら、メインポンプに流体流の瞬間的な増大を生じることによってのみこの振動を防止することができる。
【0014】
また、この振動効果を避けるためにポンプ及びモータ速度によって分配される圧力のサーボ制御に依存する精巧な装置が存在する。このような装置は、高価であるという欠点を有する。
【0015】
その結果、セレクタスライドが大きなシリンダ容積の第1の安定位置から小さいシリンダ容積の第2の安定位置に移動するとき、まったく突然の加速効果が生じる。関連する振動は最初における場合よりも小さいが、小さいシリンダ容積に変化するとき、駆動トルクが減少し、車のドライバによって故障が予知できる。
【0016】
また、本発明は、2つの明確な作動シリンダ容積を有し、4つのグレープの分配ダクトを有するモータに適用できる。大きなシリンダ容積の場合、メイン送りダクト及びメイン排出ダクトと連通するようにグループが一緒に接続される。小さいシリンダ容積において、1つのグループが送りダクトに接続され、作動シリンダ容積に対応する2つのグループは、ブースタダクトのような補助ダクトと連通することによって互いに接続される。
【0017】
また、この場合において、1つのシリンダ容積から他のシリンダ容積への突然の変化は、承認することができる振動を生じ、危険である。
【0018】
また、モータは、多数のシリンダ容積、例えば、3つの明確なシリンダ容積、すなわち、大、中、小のシリンダ容積を有する。また、この場合、1つのシリンダ容積から他のシリンダ容積に変化するとき、突然の振動をさけることが望ましい。
【0019】
本発明は、1つのシリンダ容積から他のシリンダ容積に変化するとき振動効果を低減する簡単な装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この目的は、本発明のシリンダ容積セレクタ装置が、第1のポートと第2のポートの間の通路と、第2の通路と第3の通路との間の通路によって構成された少なくとも一方の通路の一部の断面が制限される間、中間の段階において時間を濾紙する一時的な状態を維持するために第1の安定通路と第3の安定位置との間でスライドの少なくとも一方の移動方向で有効な手段を有する。
【0021】
中間段階の間、第1のポートと第2のポートとの間、第2のポートと第3のポートとの間の通路の断面は、異なることが好ましい。
【0022】
中間段階を維持する時間の経過は、中間の段階を維持することによってメインダクトの流体流を防止することを保証するのに十分なように駆動されるように、モータの特徴及び目的の特徴の関数として決定される。それにもかかわらず、維持される一次的な状態が短い回路状態には対応しない。なぜならば、第1のポートと第2のポートの間と、第2のポートと第3のポートとの間の通路の少なくとも一方の通路の断面の制限断面の存在によって、分配ダクトは、互いに自由に連通しないからである。
【0023】
例えば、小さいシリンダ容積から大きいシリンダ容積への変化の間に一時的な状況を維持するために選択することが可能である。モータの場合、シリンダ容積が変化するとき、約10kmの速度で5トンの車の一方を駆動し、1500N.m及び3000N.mである小さい及び大きいシリンダ容積でトルクを有するとき、一次的な状況を維持する間の時間の経過は、0.2秒から0.5秒または1秒である。同じことは、シリンダ容積が変化し、それぞれ20000N.m及び40000N.mである小さいシリンダ容積及び大きなシリンダ容積においてトルクを有するとき、約3km/hの速度で24トンの車(モータ毎に12トン)の移動部材の一方を駆動するモータにおいても応用できる。一時的な状況を維持するために、スライドの移動はゆっくりされるか、移動されるか、必要な時間が経過する間、停止される。
【0024】
例えば、3つの連通ポートの各々に永久的に接続された3つの分配グループを有するモータの場合、及びスライドの第1及び第2の安定断面は、大きなシリンダ容積及び小さいシリンダ容積位置である場合、小さいシリンダ容積から大きなシリンダ容積に変化する間、中間段階を維持するために選択することができ、中間段階において、第1のポートと第2のポートとの間の通路は制限断面を形成し、第2のポートと第3のポートとの間の通路は、ほぼ自由であり、少なくとも小さい制限断面を形成し、すなわち、他の通路を通過する場合よりも大きな流体流が流れることができるようにする。
【0025】
この場合において、第3のグループの分配ダクトが流体送りダクトに接続される好ましい方向でモータが作動することを考慮する場合、第2及び第3のポートを連通は、送るべきシリンダの容積を増大させ、圧力が送りダクトで低下する傾向があり、この低下は、ブースティングによって保証される。同時に、第1のポートと第2のポートの間に確立された断面的な通信は、圧力を排出ダクトに増大することができる程度を制限する。制限断面は、ヘッドのロスを生じる。これは、この排出ダクトの背圧の現出を制御することが可能であり、その結果、モーターのブレーキを制御することを可能にする。
【0026】
中間段階において、スライドの移動がゆっくりと低下するので、第1のポートと第2のポートとの間に確立された制限された連通は、前記モータのブレーキ効果によって消費されるモータによって駆動される負荷または車の運動エネルギーに必要な時間連続する。
【0027】
モータが反対方向で作動するとき、分配ダクトの第1のグループと第3のグループは、それぞれ流体送り及び流体排出断面に接続される。そこで、小さいシリンダ容積から大きなシリンダ容積の変化は、排出断面に接続されるべき分派羽ダクトの第2のグループ及び第3のグループのダクト全体が排出されるようにし、メインの排出ダクトの流速が増大する。この流速は、ポンプに入る流速より速いので、それは圧力解放弁を介して逃げなければならない。この方法で発生した圧力は、モータに圧力をかける。
【0028】
スライドの中間位置において、追加される流れの一部は、第2のグループの分配ダクトから第1のグループの分配ダクトまで、上述したような動作の好ましい方向で生じるものと比較可能である。
【0029】
第1のポートと第2のポートが中間位置で連通する制限断面は、モータの両方向の動作に同様の影響を与える。
【0030】
上述した例におけるように、例えば、小さいシリンダ容積から大きなシリンダ容積までの変化の間、スライドの移動の一方向のみの振動を制限するように本発明を実施するために選択することが可能である。
【0031】
また、上述したような中間段階が前記方向の双方に存在するように双方向への振動を制限するように選択することが可能である。以下に説明するように、中間の段階の間、第1のポートと第2のポートとの間の通路との少なくとも1つの通路の断面を小さいものとして選択することが可能であり、他の通路の断面は、ほぼ自由な流体流を通過することができる。
【0032】
総合の通路の断面を制限するか、調整するように異なるように選択することができる。
【0033】
したがって、第1の変形例において、中間段階の間、第1のポートと第2のポートとの間及び第2のポートと第3のポートとの間の一方の断面が制限され、前記他方の通路の流体流はほぼ自由である。
【0034】
第2の変形例において、中間段階の間、第1のポートと第2のポートとの間及び第2のポートと第3のポートとの間の通路の各々の断面が制限される。
【0035】
本発明の装置は、中間段階を含む方向にスライドの移動を制御する手段を有し、前記手段は、その最初の位置から前記中間段階の始めに対応する位置にスライドの迅速な最初の移動ステップと、前記中間段階の間にブレーキ移動ステップとを有する。
【0036】
これらの方向によって、1つのシリンダ容積から他方のシリンダ容積に変化するために必要な時間全体はあまり増大しない。なぜならば、スライドの移動は中間段階の間のみゆっくりとするからであり、他方の移動ステップは、迅速に実行されるからである。
【0037】
例えば、中間段階の間、スライドの移動速度は、速い迅速な移動ステップの間その移動速度の1/3に最も等しい。
【0038】
例えば、速度の低下は、中間段階の間2つの極端な位置の間のスライドの移動の間全体の2/3以上である。
【0039】
また、制御手段は、中間段階の後にスライドの迅速な第2の移動ステップを実施することができる。
【0040】
スライドの移動を制御する制御手段は、例えば、純粋に液圧機構であるか、純粋な電気的な手段である。それらは、液圧手段及び電気手段の双方を組み合わせることであってもよい。それらが存在するとき、電気手段は、サーボ機構を有するものであってもよい。
【0041】
中間段階において製造された断面は、前記中間段階の期間の最も少ない断面の間ほぼ一定である(かまたは少なくともそれは非常にゆっくり変化する)。
【0042】
この段階の間、それに接続されたダクトの圧力が突然変化しないように関連する通路の断面に突然の変化はない。
【0043】
スライド移動走行及び/又は移動期間のいずれかで測定された中間段階の期間の大断面の間、前記断面がほぼ一定のまま残るように使用することができる。例えば、中間段階の全期間の半分以上、及び好ましくは前記期間の2/3以上の時間経過の間ほぼ一定である。
【0044】
また、その形状(連続的にカバーされないかカバーされるいくつかの制限穴の選択及び次第に変化する断面を有する)を使用することによって前記通路の断面を変化させることが可能である。
【0045】
中間段階の間制限断面を有する第1のポートと第2のポートとの間及び第2のポートと第3のポートとの間の通路の一方は、第1の断面と第2の断面を有する。第1の断面は、流体が自由に流れることができるようにし、中間段階を有する移動の前にスライドの最初の断面で開放し、中間断面で閉鎖され、第2の断面は、中間段階中、制限通路の開放を形成する制限断面を備えた。
【0046】
関連する通路の第1の断面は、接続されている分配ダクトの間で自由に連通する比較的大きな断面を提供する。前記第1の断面が閉鎖しているときのみ他の通路が開放する事実によって分配ダクトの間の自由な連通を有することが可能になり、モータはセレクタスライドの移動中にフライホイールを回転しないない。短絡を防止する制限断面は、前記関連する前記通路の第2の断面によって実施され、この断面は、他の通路が開放している間でも中間段階の間開放されたままである。
【0047】
好ましい実施の形態において、スライドの移動を制御する制御手段は、スライドの一端の穴に形成された第1の制御室と、スライドの前記端部のの前記キャビティに形成され、前記キャビティに配置された制御ピストンによって第1の室から分離された第2の制御室とを有し、前記第1の制御室は、制御ピストンが極端な位置ある端部において、迅速な最初の移動ステップの間スライド及び制御ピストンによって構成される組立体を移動するようにするために第1のパイロット手段に接続するために適当であり、前記第2の制御手段は、おそい第2の移動ステップで制御ピストンに対してスライドを変化させることができるように第2のパイロット手段に接続するのに適している。
【0048】
これらの構成によってスライド制御手段を実施するために簡単でコンパクトな方法を提供する。
【0049】
スライドの移動を制御する制御手段は、他の方向へのスライドの移動を制御するように作用する第3の制御室を有する。
【0050】
他の有利な実施の形態において、スライドの移動を制御する制御手段は、パイロットダクトに接続された制御室と、スライドを生じる少なくとも第1の流れ方向にパイロットダクトで自由に流れる所定量の流体を第1の中間段階を含む第1の方向に移動させることができるように構成される手段と、第1の制限部を介してのみ前記第1の流れ方向にパイロットダクトに流れを追加することができる手段と、を有する。
【0051】
第1の制限部と同様に流体の容積を測定する手段は、シリンダ容積セレクタ装置の穴の外側、またはモータの外側に配置されている。
【0052】
有利なことに、パイロットダクトは測定室を有し、測定室には、測定室と制御室との間に延びるパイロットダクトのセグメントで前記ピストンの工程に対応する所定の流体が流れることができるように第1の位置と第2の位置との間にパイロット流体の作用で適当に作動する測定ピストンが配置され、測定ピストンが第2のパイロット位置をとるとき、少なくとも第1制限部を介してのみ第1の流れ方向に追加の量の流体が前記セグメントに流れる。
【0053】
測定ピストンは、パイロット流体の上述した容積を測定する簡単な装置を構成する。
【0054】
本発明及びその利点は、例として説明されたつぎの詳細な説明を読むときにさらに明らかになりよく理解されよう。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、ネジ3によって一緒に組み立てられた3つの部品2A、2B及び2Cの固定されたケースを有する液圧モータを示す図である。このケースの部品2Cは、ネジによって固定される半径方向のプレート2Dによって軸線方向に閉鎖される。
【0056】
モータは、シリンダブロック6を有し、このブロック6は、カム4に対して回転軸10の周りで回転するように取り付けられ、圧力流体を供給するために適した複数の半径方向のシリンダ12を有し、その中で半径方向のピストン14がスライドするように受けられる。
【0057】
シリンダブロック6は、縦溝7を介してそれとともに回転する軸5を回転させる。ケースのカバー2Dから離れた軸の端部は出口フランジ9を有する。
【0058】
また、モータは、軸10の周りでケースとともに回転するとき制限される内側流体分配器16を有する。分配器16及びケースの断面2Cの軸線方向の内面は、分配溝と、第1の溝18と、第2の溝19と、第3の溝20とが設けられている。分配器16の分配ダクトは、このダクトは、ダクト21と同様、溝18に接続されている第1のグループのダクトとして、溝19に接続されている第2のグループのダクト(図示せず)として、ダクト22と同様、溝20に接続されている第3のグループのダクトとして考慮される。第1の溝18は、第1のメインダクト24に永久的に接続され、第1のグループの分配ダクト全体は、永久的に接続されている。第3の溝20は、第2のメインダクト26に永久的に接続され、第3のグループの分配ダクト全体は、それに永久的に接続されている。
【0059】
モータの回転の選択された方向に依存して、メインダクト24及び26は、流体送りダクトとして、及び流体排出ダクトとして、またはその逆のものとして作用する。
【0060】
従来の方法において、分配ダクトは、内側流体分配機の分配面28で開放し、シリンダブロックの連通面30に対して押される。各シリンダ12は、シリンダダクト32を有し、このシリンダダクト32は、カムに対するシリンダブロックが回転する間、シリンダダクトが種々のグループの分配ダクトと交互に連通するように開放する。
【0061】
図1のモータのシリンダ容積セレクタ装置は、穴40を有し、この穴はケースの断面に軸線方向に延び、軸線方向に可動なセレクタスライド42が配置されている。穴40は、3つの連通ポートを有する。すなわち、溝18に永久的に接続された第1の連通ポート44と、溝19に永久的に接続された第2の連通ポート46と、溝20を介して第3のグループの分配ダクト22に永久的に接続された第3の連通ポート48とを有する。
【0062】
連通ポートは、穴40に形成されるとともに各連結ダクト44′,46′及び48′を介して溝18,19及び20に接続された溝の形で実施される。スライド42は、穴40の内側の2つの極端な位置の間で可動である。それは溝44を隔離したまま外側の周縁に形成された溝43を介して溝46及び48が連通する第1の断面で示される。この状況において、第2及び第3の分配ダクトは、メインダクト26例えば送りダクトに接続され、第1のグループ18の分配ダクトがメインダクト24、例えば、排出ダクトに接続されている。
【0063】
第1のグループ18の分配ダクトの数は、第2のグループ及び第3のグループの分配ダクトの合計に等しく、第1のグループの分配ダクトは、第2のグループと第3のグループのダクトとの間に配置されている。その結果、この状況におして、シリンダダクトは、ジリンダブロックとカムとの間の相対回転の間に送り及び排出の交互に接続されている。モータは、その最大限の大きなシリンダ容積で作動する。
【0064】
スライドは、矢印Fの方向に偏倚し、これらの溝を溝48から隔離しながら、溝44及び46を連通させる他の位置を占める。その結果、この状況において、第3のグループの分配ダクトは、メインダクト26に接続されたままのダクトのみであり、第1のグループ及び第2のグループの分配ダクトは、メインダクト24にすべて接続されている。分配ダクト20に対応するカムのローブは、アクティブである。なぜならば、シリンダブロックとカムとの間の相対回転の間これらのカムローブと整合するように通過するピストンが第3のグループの分配ダクトと、第1のグループの分配ダクトに交互に接続され、これらは、2つのメインダクトにそれら自身が接続されている。しかしながら、第2のグループの分配ダクトに対応するカムローブは、非活動的である。なぜならば、これらのカムローブと整合して通過するピストンシリンダは、第2のグループのダクトと、第1のグループのダクトに接続されており、その双方は、同じメインダクトに接続されているからである。
【0065】
図1は、従来のシリンダ容積セレクタ装置を示し、シリンダがその第1の位置と、第2の最大位置との間の中間位置にあるとき、溝43の形状によって3つの連通ポート44,46及び48全体を瞬間的に互いに連通させることが可能になる。この中間位置は、3つの連通ポート44,46及び48が互いに瞬間的に連通する中間位置に対応し、この分配ダクト全体が相互に、モータのフリーホイールに接続される。
【0066】
図2は、本発明のセレクタ装置の概略図である。図示するように、この回路は、簡単にされ、図面を理解することができることが必要とする部品のみを有し、ある追加的な部品、例えば、従来のある制御手段及び安全手段は省略される。
【0067】
この回路は、ブースタポンプ101と関連するメインポンプ100を有する閉回路である。ポンプ100によって送られるモータの2つの作動シリンダは、参照符号102及び103によって指定される。メインポンプの出口の一方は、第1のメインダクト124に接続され、この第1のメインダクト124は、接続されるモータの分配ダクトの第1のグループの分配ダクトを有する。
【0068】
モータの2つのシリンダ容積部の各々は、基本的なモータと同様に作動し、それらの各々は、図2に示すように正反対に表される。したがって、基本モータ102は、参照符号102A及び102Bによって指定され、基本モータ103は、2つのメインオリフィス103A及び103Bを有する。
【0069】
オリフィス102A及びオリフィス103Aは互いに及び上述したメインダクト124に永久的に接続されており、この上述したメインダクトはそれ自身ポンプ100の第1のオリフィス100Aに接続される。同様に、モータ102のオリフィス102Bは、ポンプの第2のオリフィス100Bに接続された第2のメインダクト126に永久的に接続されている。
【0070】
図2の回路は、第1のメインダクト124に永久的に接続された第1のポート110Aと、モータ103のオリフィスに永久的に接続された第2のポート11Bと、モータ102のオリフィス102Bに永久的に接続された第3のポート110Cとを有する。
【0071】
図2のモータは、シリンダ容積セレクタ装置の形状において図1のものとは異なる。基本モータ102及び103のオリフィス102A及び103Aに接続されている図2のモータの分配ダクトは、図1に示すモータの第1のグループの分配ダクトに対応するが、オリフィス102Bに接続された基本モータ102の分配ダクトは第3のグループのダクトに対応し、オリフィス103Bに接続された基本モータ103の分配ダクトは第2のグループのダクトに対応する。図2のセレクタ110の3つのポート110A、110B及び110Cは、図1のセレクタの第1、第2、第3のポート44,46及び48に対応する。
【0072】
セレクタ110は、2つの安定した最大位置と不安定な中間位置を有する。第1の安定位置110Aにおいて、第2及び第3のポート110B及び110Cは相互に接続され、ポート110Aは、第1及び第2のポート110B及び110Cから隔離されている。これは大きなシリンダ容積位置である。第2の安定位置11Bにおいて、第1及び第2のポート110A及び110Bは、相互接続されるか、ダクト124に接続され、ポート110Cは、前記第1のポートと第2のポートから隔離され、このポートは、小さいシリンダ容積に対応する。図2は不安定な中間位置110Cのセレクタを示し、この位置では、ポート110B及び110Cは、自由な方法で互いに連通し、制限部を介して第1のポート11Aと連通する。
【0073】
図2の回路は閉回路であり、小さいシリンダ容積から大きなシリンダ容積に変化することに関して排出ダクトの圧力の増大があるとき、ブレーキエネルギーの一部をポンプに伝達することが可能である。
【0074】
図2に示すモータは、モータからの排出機構が流速を制御するために制御装置を含む場合には、同じ作動条件を備えた開回路(図示せず)を介して送ることができる。
【0075】
図3Aは、従来のセレクタに応用され小さいシリンダ容積位置から大きなシリンダ容積位置にセレクタの移動中第1の連通ポートと第2の連通ポートの間の流れ断面がどのようなものか、また第2の連通ポートと第3の連通ポートとの間の流れ断面がどのように変化するかを示している。
【0076】
セレクタが位置0にあるとき、第1のポートと第2のポートの間の流れ断面は最大限であり、第2のポートと第3のポートおの間の流れ断面はゼロである。
【0077】
大きなシリンダア容積位置Xに向かったスライドの移動中、第1のポートと第2のポートとの間の流れ断面は、スライドが位置P1に到達するまで連続的に減少し、その位置を越えて、曲線C12は、わずかに曲がり、第1のポートと第2のポートの間の流れ断面がセレクタが流れ断面がゼロになるまで減少し続ける。
【0078】
同時に、第2のポートと第3のポートの間の流れ断面が増大する。点P2から曲線23がさらに急に上昇する。点P1及びP2の間、第1のポートと第2のポートとの間、第2のポートと第3のポートとの間の流れ断面は、同時にゼロではなく、3つの連通ポート全体が相互に接続される。特別の警戒がとられるとき、モータは、上述したようにフリーホイールである。
【0079】
曲線C12及びC13は、交差点C1のそれらの点の周りでほぼ対称的である。例えば、第1のポートと第2のポートとの間及び第2のポート及び第3のポートとの間の流れ断面の最大値Sは例えば、約200mmである。移動Xは、図1のセレクタのスライド42において12mmの行程に対応する。
【0080】
図3Bは、図3Aと類似した曲線を示すが、本発明のセレクタ装置の場合、(第1のポートと第2のポートとの間の通路の場合)中間の段階の間通路の一方のみが制限される変形例の場合、他の通路の断面はほぼ自由である。したがって、曲線C′12及びC′23は、小さい円筒形容積位置11B(図3Bの位置0)からその大きなシリンダ容積位置11A(位置A)までセレクタ移動の間、ポート110Aとポート110Bとの間の流れ断面及びポート110Bとポート110Cとの間の流れ断面がどのように変化するかをそれぞれ示したものである。
【0081】
この移動中、ポート110Aとポート110Bとの間の流れ断面は、最大限の断面Sと制限断面SRとの間で最初変化し、この変化は、点0′までセレクタの移動のほぼ直線的な関数である。その後、セレクタの連続的な移動中、ポート110Aとポート110Bとの間の流れ断面は一定であり、その断面が点P′2で0になるまで値SRに固定される。
【0082】
セレクタの移動の第1の段階を通して、第2のポートと第3のポート110B及び110Cとの間の断面積はゼロであり、点P′0を越えて配置される点P′1でのみ開放され、すなわち、ポート110Bとポート110Cとの間の流れ断面積が値SRになったときのみ開放する。この点P′1からスタートし、ポート110Bとポート110Cとの間の流れ断面積は迅速に増大し、移動の関数として増大がほぼ直線であり、あまり急でない直線が続く。この方法において、ポート110Aとポート110Bとの間の流れ断面積がゼロになる点P′において、ポート110Bとポート110Cとの間の流れ断面積が最大限の値Sにすでに到達する。
【0083】
例えば、断面積Sは約200mmであり、断面積SRは約3mmにすぎない。位置P′1及びP′2は、中間の段階の間セレクタスライドの中間位置の第1及び第2の中間位置に対応する。上述したように第1のポートと第2のポートとの間の流れ断面積は、点P′2の直前をのぞいて第1の中間断面積と第2の中間断面積との間でスライドの移動行程の主な断面積にわたってほぼ一定である(SR)。
【0084】
図3Cは、本発明の他のセレクタ装置における図3Bと類似した変形例の曲線を示す。この変形例では、第1のポートと第2のポートとの間の通路は、中間段階の間双方が制限されるが、異なる値である。
【0085】
曲線C″12とC″23は、第1のポートと第2のポートとの間の通路の断面積がどのようになっているか、及び第2のポートと第3のポートとの間の通路の断面積がスライドの移動中にどのように変化するかを示している。例えば、スライドの位置0は、小さいシリンダ容積に対応し、その位置Xは大きなシリンダ容積に対応する。
【0086】
位置0から位置Xへのスライドの移動中に、第1のポートと第2のポートとの間の通路の断面積は、それがスライドの位置P″0の断面積S″12に達するまでまず迅速に変化する。スライドが位置P″0から位置Xに向かって移動し続けるとき、断面はほとんど変化せず、例えば、スライドの位置P″2でゼロになるまで減少する前に位置P″0と位置P″3との間でほぼ一定である。
【0087】
同じ移動中に、第2のポートと第3のポートとの間の通路の断面積は、第1のポートと第2のポートとの間の通路の断面積が、位置0と位置P″0との間でスライドの移動の行程の少なくとも1つの主な断面積にわたって、比較的大きいままである。第2のポートと第3のポートとの間の通路の断面は、位置P″0に隣接するスライドの位置P″の場合開放し始める。
【0088】
スライドがP″1を越えて移動するとき、第2のポートと第3のポートとの間の通路の断面積は、断面積S″23の値がスライドの位置P″4に到達するまで増大する。第1のポートと第2のポートとの間の通路の断面がゼロの場合、スライドの位置P″4からのみ非常に増大する。すなわち、位置P″5は、P″2にわずかに前後して隣接している。図示した例において、位置P″4とP″5との間の通路の断面は、値S″23でほぼ一定のままである。
【0089】
例えば、2つの通路の各々の最大限の断面積S″は、約600mmであるが、断面S″23及びS″12は、約50mmと15mmである。
【0090】
その位置0と位置Xとの間のスライドの移動中、中間段階は位置P″0とP″5との間に維持される。スライドの移動を制御する制御手段が一方向または双方向において位置P″0とP″5との間でそれをゆっくり移動するかどうかに依存して一方向でまたは双方向で干渉する。
【0091】
中間段階は、通路の制限断面積が各値S″12とS″23でほぼ一定になる範囲を含む。
【0092】
S″12とS″23は、小さいシリンダ容積から大きなシリンダ容積に、または大きなシリンダ容積から小さいシリンダ容積のいずれかの変化において、種々の動作段階における断面積を通る流速に適用される。これらの条件で発生するヘッドロスは、ドライブの安全及び乗り心地のために調整される減速または加速に対応する。例えば、図示した例において、所定の車の速度において、小さいシリンダ容積から大きなシリンダ容積への変化中の断面積S″12の流体流速は、同じ速度での大きなシリンダ容積から小さいシリンダ容積に断面積S″23を通過する流速以下である。
【0093】
図4Aないし図4Cは、穴40が図1のセレクタ装置の穴とほぼ同一であり、スライド142がスライド42と異なる本発明の変形例のシリンダ容積セレクタ装置を示す。図4Aは、適当な位置、例えば、小さいシリンダ容積位置のスライドを示し、第1の連通ポート44と第2の連通ポート46とがポート48がそこから隔離されている間相互に接続されていることが分かる。その逆に、図4Cは、他の安定位置、例えば、大きなシリンダ容積位置に対応するスライド142の位置を示す。
【0094】
図4Aにおいて、スライドの溝143は、2つの溝44及び46に整列するが、図4Cの位置において、同じ溝143は、2つの溝46及び48と整列する。図4A及び図4Cの状況において、溝143及び穴40の壁によって構成されるセレクタ手段によって実行される相互連結は、ほぼ妨げられず、構造的に自由度が大きい。図4Aにおいて、第1の連通ポートと第2の連通ポートは、通路P12を介して互いに自由に連通し、図4Cにおいて、第2のポート及び第3のポートは、通路P23を介して自由に連通する。
【0095】
第1の連通ポート44の側方に配置された溝143の端部143Aは球形である。この端部は、スライド142の円筒形壁の環状リム143Bの下に形成されており、このリムは、制限部を形成するために貫通する小さい直径の穴143Cを有する。
【0096】
スライド142が図4に示すような位置から図4Cに示すような位置に矢印Gに示すように移動するとき、矢印断面積P12は、減少し、図3Bの曲線C′12によって示すようにゼロになる。流れ断面積P23はゼロではなく、曲線C′23によって示すように増加する。
【0097】
図4Bは、図3Bの位置PIに対応する中間位置を示し、ここで通路P23は、開放し比較的低いヘッドロスで比較的高速で溝46と48との間を流体が流れることができるようにするが、通路P12は、通路P12は制限部143Cまで減少する。これらの制限部は、ポート44とポート46&48との間のヘッドのロスまで上昇し、これは上述したように高速の小さい円筒形容積からその低速の大きな円筒形容積まで変化するときモータを静かに制動することを可能にする。
【0098】
図4Aを参照すると、第1のポートと第2のポートとの間の通路P12は、第1の断面積P′12を有し、この断面積は、この図面では溝143のリム143Bの端部とそれと軸線方向に整合するように配置された溝44の面との間に形成される。また、通路P12は、リム143Bを通る穴143Cによって構成され、その制限部を形成する第2の断面積を有する。図4Aに示すスライドの第2の断面積において、第1の断面積P′12は、ポート44と46との間で自由連通を可能にする。スライドが第1の位置に向かって移動するとき、第1の位置P′12は、通路P23が第2のポートと第3のポートとの間で開放する前に閉鎖する。一旦それが起こると、穴143Cのみが第1のポートと第2のポートとの間の制限された連通を可能にし、これは中間段階の間で生じる。
【0099】
溝143の他端部が穴に類似するが異なる断面の制限部を含む場合には、スライドの移動中の条件は図3Cのようである。
【0100】
図4Aないし図4Cにおいて、スライド142の移動を制御する手段は、概略的に示されている。これらの手段は、スライドの一端に形成され、図4Aに示すような第2の位置にスライドを配置するようにダクト152を介してばね154等によって作用する反力に対して流体が送られ第2の位置にスライドを配置するために制御室150を有する。室150がダクト152によって空にされたとき、ばね154は、図4Cに示すような第1の位置に弾性的にスライドを戻す。
【0101】
制御室150の圧力を変化することによってセレクタスライドを移動する速度を変化することができる。
【0102】
図5Aないし図5Cを参照して、スライドを二段階にスライドさせることができる変形例を説明する。
【0103】
これらの図面のシリンダ容積セレクタのスライド242は、穴40に配置されこれらの穴40は、第1、第2及び第3の連通ポートを構成する溝44,46,48を有する。スライド242の円筒形壁は溝243を有し、この溝243は、図5Aに示す小さい円筒形容積位置において第1のポート44と第2のポート46との間でほぼ自由な連通を提供する。また、溝243は、図5Cに示す円筒形容積位置において、第2及び第3のP−ト46及び48を連通させる。通路P12及びP23は、図5A及び図5Cでそれぞれ開放する。
【0104】
またスライド242は、図5Bに示すような中間位置にあるとき第1と第2とのポートとの間で制限された流れが可能になる制限部を有する。これらの制限部は、溝44に隣接する溝243の端部に形成される。したがって、長手方向の溝245がスライドに形成され、溝243と溝44と同じ端部に配置されたスライドの自由端242Aとの間に延びている。この自由端において、これらの溝はプラグ247によってつめられる。この制限部243Cは、溝243とスライドの端部242Aとの間のスライドの軸線方向に延びる壁を通って形成され、上述した溝245に接続された半径方向の穴によって構成されている。溝243とスライド242の制限部243Cは、溝143とスライド142の制限部143Cとの変形例を構成し、この変形例は、製造が簡単であるとの観点から有利である。
【0105】
スライド242の移動を制御し、それを二段階で移動することができる手段は、特に図5Dを参照して説明する。これらの制御手段は、その端部242Aから離れたスライドの端部242BDに配置される。それらは、穴40に形成された第1の制御室250と、スライドの端部242Bに形成されたキャビティ(ブラインド穴)に形成された第2の制御室252とを有する。この室252は、キャビティ254に摺動可能に取り付けられた制御ピストン256によって室250から分離される。第1の制御室250は、迅速な第1の移動ステップにおいて図5Aに示すと同様の小さい円筒形容積位置からスライド242及び制御ピストン256によって構成される組立体を移動することができるように第1のパイロット手段に接続されるときに適している。スライドの端部242Aから離れたピストンの自由端256Aは、穴の壁に当接し、この壁は、ケースのカバー2Dの内面によって構成される。
【0106】
第2の制御室252は、おそい第2の移動ステップにおいて制御ピストンに対してスライドが移動することができるように第2のパイロット手段に接続することに適している。
【0107】
さらに詳細に説明すると、第1の容積制御手段は、室250に連通し、前記室を送るか空にすることができるパイロットダクト264を有し、第2のパイロット手段は、第1と第2の室を連通するのに適当なパイロット通路262を有する。図5Dの実線によって示すように、この通路は、ピルトン256を通してあけられ、その中に配置された制限部260を有する穴によってつくられる。図5Dの細かな実線によって示されるように、制御ピストン256の表面(軸線方向に延びる面)に形成されたさらに浅い溝262′によって実施される通路の変形例である。これまたはこれらの溝の深さは、前記溝が上述した構造を直接構成したように決定することができる。例えば、1つまたは複数の軸線方向の溝または例えば、図示したような1つまたは複数の螺旋溝がある。
【0108】
図5Aに示すような(例えば、小さいシリンダ容積に対応する)第2の位置から図5Cに示すような(例えば、大きなシリンダ容積に対応する)第1の位置にスライドの変位が始まる。図5Aで分かるように、室250の容積は、スライドが矢印Hの方向に押されるように、最大限になる。図5Aにおいて、室252の容積は最大限になり、スライドの端部242Bに取り付けられる当接ナット258に当接するように制御ピストン256が押されることが分かる。
【0109】
この位置からスタートして、スライドの移動を制御するために、室250は、ダクト264を通して空にされる。このダクトを空にすることによって、ピストン256の自由端256Aがカバー2Dに接触するまで矢印の方向にスライドを移動することができる。この第1の移動ステップは、「迅速」移動ステップとして知られている。なぜならば、これは単独で室を空にすることに関連するからであり、これはダクト264を介して迅速に行われる空である。この迅速な移動ステップの最後に、スライドは、図5Bで理解することができるように、中間位置にあり、第2及び第3の溝46及び48が断面積が非常に大きい通路P23を介して互いに連通する位置にあり、溝44は、制限部243Cを介してのみで溝46及び48と連通する。
【0110】
この中間から、スライドを移動し続けるために、空にすべき第2の制御室256が必要である。流体は第2の上述したパイロット手段を通してこの室から流れることができ、この流体は、制限部260を備えている通路262を介して室を出る。したがって、流体を室252から空にすることができる速度は制限され、空にすることは、ある時間必要であり、この時間は、制限部260の流れ直径及び上述した溝262′の深さの関数である。スライドの移動の第2の段階は、第1の段階に対してゆっくりされる。
【0111】
室252にはばね等266が配置され、この室から出るようにピストン256を押す傾向がある。室250にはばね268が配置され、スライド242と協働し、室250の容積の増大とは反対の効果を有する。
【0112】
図5Cに示すような(大きなシリンダ容積の)第1のスライド242から図5Aに示すような(小さいシリンダ容積の)第2の位置までの移動は、次のように起こる。
【0113】
スライド242を第2の位置に向けて矢印Hの方向に押すために、室250は、ダクト264を通って流体が送られる。室252は、室250と連通し、ピストン256をキャビティ254から押し出す傾向がある流体によって送られる。
【0114】
それらが提出する制限部の場合には、室252の容積が迅速に増大するためには不十分であり、第2のパイロット手段は、チェック弁手段274を備えた反転制御通路272を含み、このチェック弁手段274は、スライドを第1の位置から第2の位置に移動する方向にのみ室250と室252との間でパイロット流が流れることができるようにする。
【0115】
図5Aないし図5Dは、液圧制御装置を示し、この液圧制御装置は、中間段階が起こる一方の移動方向にのみスライドの移動を可能にする。それらに対し、他の移動方向において、移動は迅速である。さらに、図面において、中間段階の間のスライドが示され、第1のポートと第2のポートとの間の通路P12の断面積が制限され、第2のポートと第3のポートとの間の通路P23の断面積は自由である。通常、スライドの形状は溝243の端部で、税源部243Cとお案じタイプの制限部によって、それと嵌合するために変形することができるが異なる断面を有する。したがって、中間段階においては、2つの通路は制限された断面を有する。
【0116】
図6ないし図10は、本発明のシリンダ容積セレクタのスライドの移動を制御する手段の変形例を示す図面である。
【0117】
例えば、スライドの第1の位置と第2の位置とは、大きなシリンダ容積及び小さいシリンダ容積に対応することが図面において考慮される。しかしながら、この配置は反転することができる。
【0118】
したがって、図6において図2のセレクタが示されている。図6において、参照符号350は、パイロットダクト364に接続された制御室を示し、参照符号B368は、室350の反対の充填を行うばねを示す。これらの制御手段は、図4Aないし図4Cのスライド142を備え、制御室350及びばね368は、制御室150及びばね154にそれぞれ類似している。2つの位置のセレクタ380によって、パイロットダクト364は、圧力SFで流体源に圧力RFでタンクに接続されている。
【0119】
図6の変形例において、スライドの移動を制御する手段は、パイロット流体の容積を測定する手段を有し、さらにこの測定手段は、その第2の位置からその第1の位置まで移動するスライドに対応する少なくとも第1の移動位置において、所定の流体容積のパイロットダクト364の自由な流れを可能にするように構成されている。また、スライド移動制御手段は、流体の追加的な容積の流れが、第1の制限部を介さないで前記第1の流れ方向に前記パイロットダクト364に流れることを防止する。
【0120】
したがって、図6において、パイロットダクト364は、測定ピストン384が配置される測定室382を有する。このピストンは、パイロット室382が最大限の容積を有し、パイロットダクトがタンクRFに接続される第2に位置で示されている。例えば、図6ないし図9は、室350を空にすることによってセレクタスライド110が小さい位置の第2の位置から大きなシリンダ容積の第2の位置に移動するように制御される。これは、有利な変形例を構成するが、逆の制御のために類似した手段を提供することは理解できよう。
【0121】
図6において、セレクタスライド110は、室350の容積が最大限である大きなシリンダ容積の第1の位置を占め、パイロットダクト364は、セレクタ380によって流体源SFに接続され、測定ピストン384は、測定室382が最小限の容積を占める第1の位置を占める。この状況からスタートして、パイロットダクト364が圧力が加わっていないタンクRFに接続されているとき、ピストン384は、図6に占めす第2の位置に向かって自由に移動し、室350は、ほぼ自由に充填する測定室382の容量に対応して第1のエンピティ容積を迅速に空にする。この状況からスタートして、図示した例においてピストン384を通して形成された排出ダクト388を有する制限部386を介してのみ室350からの流体の追加量を空にすることが可能である。これは、速度が制限部386の流れ断面の関数であるおそい第2の移動ステップを実行することが可能である。
【0122】
逆に、セレクタスライド110が大きなシリンダ容積の第1の位置から小さいシリンダ容積の第2の位置に移動するように制御されるとき、所定の手段は、スライドの同じ移動の後に迅速に移動する同じシーケンスを得るように作用する。
【0123】
図7において、排出ダクトは、制限部486を備え、パイロットダクト364の室482と平行に接続されることによって実行される。小さいシリンダ容積から大きなシリンダ容積の第1の断面積に向かうセレクタスライド110の移動は、図6のものと類似した方法で制御される。スライドの反対方向へ移動することを制御するために、ダクト364は、セレクタ380を介して流体源SFに接続され、それによって室482の容積を低減するようにピストン484を後方に押す。前記測定室482の容積に対応する流体量は、制御室350に噴射される。
【0124】
この状況から、流体室350は、ダクト488及びその制限部486を通して連続して供給される。それにもかかわらず、室350を充填する速度が前記制限部486によって制限されないことを保証することが望ましく、図7は、チェク弁手段を備えたバイパスダクト490を示し、このバイパスダクト490は、第1の位置から第2の位置に向かってセレクタスライド110の移動に対応した第2の流れにおいてのみ前記バイパスダクト490に沿ってパイロット流体を流すことができるようにする。
【0125】
図8の変形例は、バイパスダクト490が第2の制限部494を有することをのぞいて図7と類似している。したがって、第1の位置から第2の位置に移動するときのセレクタスライド110の移動速度は、制限部486及び494を通るダクト364′の流体速度によって形成される。このケースの場合、室482を空にすることに関連した迅速な第1の移動ステップ及び大きなシリンダ容積から小さなシリンダ容積に通過するときおそい第2の移動ステップを生じることができる。
【0126】
したがって、本発明の変形例の装置のスライドの移動を制御する手段は、測定室482によって図8の例で構成される反転測定手段を有し、この反転測定手段は、第1の位置から第2の位置に向かってスライドの移動に対応する第2の移動方向で所定の流体量のパイロットダクトで自由に循環することができるようにし、さらにこの制御手段は、第2の制限部を介してのみ反対の流れ方向にパイロットダクトで追加の流体流を流すことができるようにする手段を有する。図8の例において、これらの手段は、チェック弁492及び制限部486及び494によって構成される。
【0127】
図9は、同じ便宜性を与える変形例を示す。パイロットダクト364は、第1の測定室を有し、この測定室582に第1の測定ピストンが配置され、この第1の測定ピストンは、第1の測定室582と制御室350との間に延びるパイロットダクトの第1のセグメントで前記第1の測定ピストン584の行程に対応する流体量を流すことができるように第1の位置と第2の位置との間で移動するために適している。第1のピストンが第2のパイロット位置を占めるときに、前記第1のセグメント364Aに配置された第1の制限部586を介してのみ第1の流れ方向で第1のセグメント364Aに追加量の流体が流れることができる。
【0128】
詳細には、図示した例において、制限部586は、室582の周りのバイパス590に配置される。パイロットダクトの第1のセグメント364Aは、第1のチェック弁手段591を備え、この第1のチェック弁手段591は、このセグメント364Aに沿って第1の流れ方向にのみパイロット流体を流すことができる。
【0129】
さらに、パイロットダクト364は、第2の測定室582′を有し、この測定室582′に第2の測定ピストン584′が配置され、この第2の測定ピストン584′は、第2のパイロット室582′と制御室350との間に延びるパイロットダクトの第2のセグメント364Bで前記第2の測定ピストン584′の行程に対応する流体量を流すことができるように第1の位置と第2の位置との間で移動するために適している。第2のピストンが第2のパイロット位置を占めるときに、前記第1のセグメント364Bに配置された第2の制限部586′を介してのみ第2の流れ方向で第1のセグメント364Bで追加量の流体が流れる。さらに、詳細には、図示した例において、第2の制限部586′は、室582′を迂回するバイパスダクト590′に配置される。パイロットダクトの第2のセグメント364Bは、第2のチェック弁手段592を備え、この第2のチェック弁手段592は、第2の流れ方向にのみパイロット流体を流すことができる。
【0130】
したがって、第1のパイロット室582の容積は、第1の位置から第2の位置に向かうスライドの移動中迅速な第1の移動ステップを形成し、第1の制限部の流れ断面は、同じ方向への前記スライドの第2のステップを形成する。逆に、第2のパイロット室582′の容積は、第1の位置から第2の位置への移動中迅速な第1の移動ステップを形成し、第2の制限部586′の流れ断面は、同じ移動方向でのおそい移動ステップを決定する。
【0131】
図9で理解できるように、セレクタスライド110の移動制御手段は、第2の制限部586′の片側でのヘッドロスを制限するために圧力低減手段595を有する。図8のバイパスダクト490には類似した手段が配置されている。
【0132】
図6ないし図9の制御装置の各々は、複数の制御装置を同時に制御するために使用することができる。このような環境において、それは測定室の容量を同時に使用するのに十分である。
【0133】
図10のセレクタ610は、中央の中間位置において、まず、第1のポートと第2のポートの間、第2のポートと第3のポートとの間の2つの通路の各々に制限部を有するという事実によって図6ないし図9及び図2のセレクタ110とは異なる。2つの制限部は好ましくは異なる。通常、図6ないし図9のセレクタ110は、Sレクタ610と交換される。図2に示すように、図10は、モータの2つのシリンダ容積102及び103の場合においてメインダクト124及び126を示している。漏れ戻りダクト610が示されている。セレクタ610の3つのポートは、セレクタ110のポートと同様である。
【0134】
図10において、セレクタスライド610の移動は、電気制御手段によって制御されている。図示した例において、制御手段は、制御ユニットUCを有し、受ける制御情報の関数としてそれらは電気制御弁630を制御する。セレクタ610は、液圧パイロットダクト664を介して電気的に制御される弁に接続される。電気制御弁の移動は、2つの最大の位置の間で徐々に行なわれる。
【0135】
図10に示す第1の最大位置において、パイロットダクト664は、漏れリターンダクト627と連通する。その結果、セレクタ610は、弾性戻り手段の作用で、第1の位置から隔離されている間、第2及び第3のポートが自由に連通する第1の位置を占める。電気制御弁が他の最大位置に向かって移動するとき、パイロットダクト664が補助圧力ダクト、例えば、図2のポンプ101のような回路のブースタポンプによって送られるダクトに接続される。この場合において、パイロットダクト664に流体を送ることによってセレクタをその第2の位置に向かって押す。
【0136】
制御ユニットUCは、センサ640及び640′で受ける情報の関数として電気制御弁の動きを制御する。例えば、センサ640は、パイロットダクト664の圧力に関する情報を受けることができる。メモリに前もって記憶されたデータから、制御ユニットUCは、前記圧力の関数としてセレクタ610の位置を知る。また、セレクタの移動は、センサ640によって測定された圧力の関数として制御ユニットによってサーボ制御される。予め記憶されたデータの関数として、ダクト664の圧力を制御することによって制御ユニットは、所定の時間中に中間段階に対応する位置において、セレクタ610を維持する。
【0137】
制御ユニットUCは、モータのダクトの圧力、温度、または流体流量に関するセンサ640′によって生じるような他のパラメータの関数として電気制御弁630を制御する。
また制御ユニットUCは、車の適性を計算するプログラムされた関係によって電気制御弁630を制御する。
【0138】
通常、図10に例として示したスライドの電気制御手段は、検出手段を有し、この検出手段は、第1のポートと第2のポートとの間、第2のポートと第3のポートとの間の通路の一方をスライドが移動する間、セレクタスライドの位置、スライドの移動速度、制限すべき前記通路を通るヘッドのロス、通路を通る流速、液圧モータのダクトの圧力、液圧流速、液圧モータのダクトの流体温度、モータの出力速度によって構成されるパレメータのうち少なくとも1つを決定することが可能である情報を検出するように作用する。また、電気制御手段は、制御手段UCのような制御手段を含み、制御手段は、検出すべき情報の関数としてセレクタスライドの移動速度に影響することができる。
【0139】
上述したパラメータは、マイクロプロセッサの適当なプログラミングの関数としてまたは予め記憶されたデータの関数として装置の状態を知ること、前記状態の関数としてセレクタの移動を制御することを可能にする。例えば、中間段階に対応する状態が検出されたとき、前記ダクトにほぼ一定の圧力を維持するように前記ダクト664を送ることをやめることによってスライドの移動の速度を遅くすることができる。中間段階に対応するスライドの移動を停止する前記段階は、予め記憶された動作パラメータに関して十分に長く継続するとき、制御ユニットは、一方向または他の方向にセレクタを移動することができるように電気制御弁を作動させる。
【0140】
図10は、電子手段を使用する制御装置の例を1つだけ示すものである。
【0141】
直接的に電気または電気機械制御が行われ、例えば、セレクタスライドに直接作用するためにネジナット装置のような移動装置を備えたステッパモータが設けられる。また制御は、サーボリミッタまたはサーボ弁によって行うことができる。通常、サーボ機構を使用するサーボ制御装置を使用することができる。例えば、電磁石のコアのような手段によって、DCによって制御され、サーボ制御データの関数としてのパルスによって制御される圧力レジューサであるサーボ制御データの関数としてパルスによって制御される。
【0142】
また液圧制御装置は、図10の制御ユニットUCと電気制御弁630を漸進液圧制御に適したいくつかのタイプの制御圧力装置と置き換えることによって使用することができる。
【0143】
上述したように、おそい移動ステップの後と、新しい迅速な移動ステップの後との迅速な移動ステップを含むようにセレクタスライドの移動について有利である。
【0144】
他のステップの間において、上述したステップは、規定された時間の間に(移動することなく)スライドを配置することができる。また、負の速度の移動(すなわち、反転移動)を可能にする。
【0145】
図11の曲線V1は、第1の方向、すなわち第2の位置から第1の位置への移動中にスライドの移動速度がどのように変化するかを示すものである。曲線V2は、反対方向への移動中にスライドの移動速度がどのように変化するかを示すものである。
【0146】
双方の移動方向において、速度は、曲線の断面積V11またはV12によって示すような迅速な第1の移動ステプを実行するように大きな値を達成するまで迅速に増大する。スライドが中間段階のスタートに対応する位置に到達するとき、速度は、曲線の断面積V12またはV22に対応する下方の値に戻るように迅速に減少する。中間段階がいずれかの移動法既往に継続する時間が経過する間低速のままである。中間段階の最後に、速度は曲線の断面積V13またはV23に対応する大きな値まで戻るように再び迅速に増大する。したがって、ガタガタ振動する効果を避けるために十分な流体流を可能にするように十分に長く継続するとき、シリンダ容積の変化の全長があまり長くならないように再び迅速になる。図11における例において、中間段階は、2つの移動方向の各々において生じる。
【0147】
中間段階がセレクタスライドの双方の移動方向に得ることができる制御装置は、電気装置か、または上述したタイプの電気的手段及び液圧手段の組み合わせである。また、制御手段は、図12に示すような液圧手段である。
【0148】
図示した例において、スライダ742が配置されているシリンダ容積セレクタ装置は、モータのディストリビュータ716の中心で円筒形ブロックの回転軸710と整列して配置される穴740を有する。この例において、穴740は、3つの連通穴744,746,748を含む。
【0149】
第1のポート744は、溝718を介して互いに永久的に連通するダクト721のような第1のグループの分配ダクトに接続されている。第3のポート748は、ダクト722のような第3のグループの分配ダクトに接続されており、これは、溝720を介して互いに永久的に連通している。第2の連通ポート746はダクト723のような第2のグループの分配ダクトに接続されており、これは、溝719を介して互いに永久的に連通している。
【0150】
接近に関する問題に関しては、図12に示す液圧制御手段は、中央セレクタに配置されている。しかしながら、同じ原理は、図1に示すものと同様に配置された偏心セレクタにおいて使用することも可能である。
【0151】
ポート748を越えてスライドの第1の端部742Bに配置された第1の液圧制御手段は、全体が図5Aないし図5Bのものと類似している。
【0152】
スライドの端部742Bと穴740の端部との間に第1の制御室が形成される。室はパイロットダクト764に接続される。室に流体を送ることは、スライドの他端742Aに配置された戻りばね768によって影響される戻り力に対して矢印Hの方向にスライドを移動する傾向がある。
【0153】
第2の制御室752は、スライドの端部742Bのキャビティに形成されている。それはキャビティ754に配置された制御ピストン756によって第1の室から分離している。図5Dの変形例において、第2のパイロット手段は螺旋溝762′によって構成されている。戻りばね766、反転制御通路772、弁774は、それぞれ、図5Dのばね266と、通路272と弁274とに類似している。
【0154】
図5Dの場合、2つの室750及び752を有する制御手段は、おそい移動ステップの後の速い移動ステップにおける移動方向Gでスライドの移動を制御することを可能にする。
【0155】
矢印Hに沿って他の方向に中間段階でスライド742の移動を制御するように作用する制御手段は、スライドの他端742Aに穴740に形成された第3の制御部材780を有する。室780は、室780とスライドの迅速な移動ステップ及びおそいステップとを制御する流体反転断面積781に接続されている。
室と反転部材との間の接続手段は、自由な第1の接続断面積782と制限断面積にを備えた第2の断面積783とを有する。また、それらは閉鎖手段784を有し、閉鎖手段784は、スライド742の位置の関数として第1の断面積を閉鎖することができ、前記閉鎖状況において、第3の制御室780と液体貯蔵室781との間で制限部783を通ってのみ流れの方向に流体が流れることが可能になる。
【0156】
図示した例において、シリンダブロックとディストリビュータとの間に形成され、流体で充填されたモータのケースの内側の空隙によって構成される。第3の室がスライドの移動を制御する流れ方向は、前記空隙781に向かって前記第3の室の空になる方向である。
【0157】
それに対し、室780は、送り通路785を通って迅速に流体が供給され、この送り通路785は、弁786によって空隙781から室780に向かう方向にのみ流体が流れることを可能にする。
【0158】
図示した例において、閉鎖手段は、室780と流体貯蔵室781との間に延びる穴787で摺動することによってスライド742とともに移動するロッド784によって構成される。ほぼ自由な第1の接続断面積は、穴の壁の1つまたは複数の穴782によって構成され、それらはロッドによってはカバーされないが、室780と貯蔵室781との間で流体が自由に流れることができるようにする。
【0159】
図12の状況からスタートして、スライド742が方向Hに移動するとき、ロッド784は、制限部783を通ることなくもはや空にすることはできないように穴782をカバーする。
【0160】
穴787並びにダクト785及び制限部783は、カバー788に形成され、カバー788は、スライドの端部742Aの側面のセレクタ740の穴を閉鎖するためにディストリビュータ716に固定される。通常、接続手段は穴740のと取り付けられた部材に形成することができ、閉鎖手段は、スライドとともに移動可能な閉鎖対ロッドを有する。
【0161】
図13は、スライドの端部742Bに配置された制御手段は変化しないでそのままである。スライドの他端では、室780は変化せず、カバー788′は、反転接続流785とアンチーリターン弁786を有し、室780の充填方向にのみ流体を流すことができる。さらに、制限部783はカバーに配置される。
【0162】
このとき、接続手段のほぼ自由な第1の接続断面積は、室780と流体反転部材781との間に延びる穴790によってつくられ、この穴790は、スライドが方向Hに移動するとき、スライドの端部742Aの壁によってカバーされ、この場合、部材780は、制限部783を介してもはや空にすることはできない。
【0163】
それがスライドの壁によってカバーされない限り、通路790は、室をほぼ自由に空にすることができる。さらに、スライドの壁によってカバーされるが、スライドの壁と穴740の壁との間で起こる可能性のある漏れを貯蔵室781に排出することが可能である。したがって、前記室780の圧力の増大は生ぜず、したがって、穴740の壁とスライドの周縁との間にシールを負荷することなく動作を中断することはない。この理由によって、穴790は、穴782に加えて図12の変形例において設けることができる。
【0164】
図14Aないし図14Bは、図12の装置の他の変形例を示す、第1の制御室750及び第2の制御室752は、図12及び図13のものと類似している。第3の制御室780の構成とカバー788の構成は図面と同様である。
【0165】
しかしながら、図14Aないし図14Bの変形例は、室780を空にすることに対応するスライドの方向において、おそい移動ステップの後の迅速な最初のステップを得るだけでなく、おそい移動ステップが続く迅速な第2のイドウステップを得ることを可能にする。閉鎖対ロッド794は、内側ダクト795を有し、このダクト795は、軸線方向の周縁でまず開放し、次にスライド742から離れた端部で開放する。
【0166】
図14Aは、例えば、大きなシリンダ容積状況におけるセレクタの第1の位置を示し、この状況において、第2及び第3のグループ723の分配ダクトは、スライドの溝743を通して接続された第2及び第3の連通ポート746及び748を介して自由に連通する。
【0167】
この状況において、第3の制御室の容積は最大限であり、室750の容積は、最小限である。したがってスライドは、方向Gで最高振幅を越えるように配置される。
【0168】
この状況からスタートして、スライドを方向Hに移動するために、パイロットダクト764は、室750の容積を増大するように送られる。しかしながら、このような移動は、室が正しく空にされる場合のみ、可能である。それとともに始める場合、穴782を介して困難なく空にされ、ロッド794の壁によってはカバーされない。
【0169】
迅速な第1の移動ステップの最後に、図14Bに示す状態に達する。この状態において、ロッド794の円筒形壁は穴782をカバーする。次にスライドの移動はおそい移動ステップのように起こり、この場合室780は、制限部を通してのみ空にされる。おそい移動ステップの間、第1及び第2の連通ポート74及び746は、図5Aないし図5Dの穴243Cと同じ方法でスライド742に形成された制限部通路743Cと同じ方法でスライド742に形成された制限通路743Cのような制限手段を介して互いに連通する。同時に、第2の連通ポート及び第3の連通ポート748は、穴743Dのような制限部を介して互いに連通し、この穴743Dは、穴743Cに類似するが、溝743の他端に形成されている。穴743C及び743Dは、溝743の縁部の周縁上に分配されている。中間段階で異なる制限断面を形成するために、穴743C及び743Dは異なる電面を有するか、さらに大きいまたは小さい数で設けられる。
【0170】
おそい移動ステップは、通路782がロッド794の円筒形壁によってカバーされる限り連続している。スライドが図14Bにおけるよりさらに方向Hに移動するとき、ロッド794の円筒形壁で開放するダクト795の端部は、通路に面し、自由な連通を確立し、室780を迅速に空にする(この状況は、図14Dに示すものと同一である)。連通が再び確立されるとき、スライドの方向Hへの移動は、迅速な第2の移動ステップとして連続する。
【0171】
図14Cは、スライドが行程の最後に達するまで方向Hで移動する新しい迅速な移動ステップからスタートする状況を示す。スライドの第2の安定位置、例えば、小さいシリンダ容積位置において、第1と第2のグループの分配ダクトは、溝743を介して接続される連通ポート744及び746を介して自由に連通する。スライドは、流体によって供給される室750によって移動され、弁774の位置によって第2の制御室752が充填される。図14Cの上級からスタートして、第1の位置に向かうスライドの方向Gへの移動は、パイロットダクト764を漏れリターンダクトのようなダクトに接続することによって、室750及び752を空にすることによって起こる。
【0172】
図5Aないし図5Cの場合において、室750は、ピストン756の自由端が図14Dの状況において穴740の端部に当接するまでまず迅速に空にされる。この瞬間からスタートして、室750は、室752によって空にされ、螺旋溝762′のような2つのパイロット手段によって空にすることができ、これは制限された速度でのみ流体を流すことができる。
【0173】
したがって、図示した例において、第2の位置から第1の位置へのスライドの移動は、おそい第2の移動ステップによって迅速な第1の移動を有する。移動の間、第3の制御室780は、反転流ダクト785を介する困難を有することなく充填される。図14Dの状況は、おそいイドウステップのスタートの状態であり、これは中間段階に対応する。この段階において、第1と第2の連通ポートは、上述した制限部743Cを介して連通するが、第2の連通ポートと第3の連通ポートは制限部743Dを介して連通する。
【図面の簡単な説明】
【図1】半径方向のピストンを有し、従来のシリンダ容積セレクタ装置を備えた液圧モータの軸線方向の断面図である。
【図2】 閉鎖回路における2つのシリンダ容積部を有し、本発明のシリンダ容積セレクタ装置を備えた液圧モータを有する液圧回路ダイヤフラムである。
【図3】図3A、図3B及び図3Cは、スライド移動の関数として第1のポートと第2のポートとの間、第2のポートと第3のポートとの間の双方での通路断面積の変化を曲線で示すグラフである。
【図4】図4A、図4B及び図4Cは、本発明の装置のセレクタスライドの3つの断面積を示す。
【図5】図5A、図5B及び図5Cは、4A、図4B、及び図4Cと類似した図面である。
【図6】図5Bの詳細な拡大図である。
【図7】本発明の装置のセレクタスライドを制御する手段に関連する変形例を示した図である。
【図8】本発明の装置のセレクタスライドを制御する手段に関連する変形例を示した図である。
【図9】本発明の装置のセレクタスライドを制御する手段に関連する変形例を示した図である。
【図10】本発明の装置のセレクタスライドを制御する手段に関連する変形例を示した図であり、本発明の装置のセレクタスライドを制御する手段に関連する変形例を示し、電気液圧制御と組み合わされた電気制御を示す図である。
【図11】2つの移動方向の各々において、その行程の関数としてスライドの変化速度の変形例を示す曲線を示すグラフである。
【図12】スライドの移動を制御し、スライドの移動方向の双方で中間段階の実施の形態を可能にする液圧制御手段を備えた本発明のシリンダ容積セレクタを有するモータの軸線断面積の断面図である。
【図13】図12の変形例を示す図である。
【図14】図14A及び図14B及び図14C及び図14Dは、図12及び図13の変形例の軸線方向の断面積断面図である。
【符号の説明】
P12 通路
21,22;721,722 分配ダクト
24,26;124,126 メインダクト
44,46,48;110A、110B、110C 連通ポート
48;110C;748 第3の連通ポート
143;243;743 セレクタ手段
250,252,260,262′ スライドで作用する手段

Claims (28)

  1. 少なくとも二つの作動シリンダ容積部を備えた液圧モータのシリンダ容積を選択するセレクタ装置であって、前記モータは流体送りダクト及び流体排出ダクトをそれぞれ構成する少なくとも2つのメインダクト(24,26;124,126)を有し、前記セレクタ装置は、モータの分配ダクト(21,22;721,722)を介して前記モータのメインダクトと前記モータのシリンダとの間の選択的な連通を確立するのに適した少なくとも3つの連通ポート(44,46,48;110A、110B、110C;744,746,748)が開放される穴に配置されたスライド(142,242,742)を有し、第3の連通ポート(48;110C;748)は、モータのメインダクトの一方に接続され、前記セレクタ装置は、セレクタ手段を有し、このセレクタ手段(143;243;743)は、スライドの第1の安定位置において、前記第2のポートと第3のポートを前記第1の連通ポート(44;110A;744)から離す間、前記第2のポートと前記第3のポートとの間の通路(P12)を介して前記第2の連通ポート(46;110B;746)を第3の連通ポート(48;110C;748)に連通させ、前記スライドの第2の安定位置において、前記第1及び第2のポートを前記第3の連通ポートから隔離する間、通路を介して第2の連通ポートを第1の連通ポートに連通させ、前記セレクタは、前記安定位置の間のスライドの移動中、第1のポートと第2のポートとの間の通路(P12)及び第2のポート及び第3のポートとの間の通路の双方が同時に開放する一時的な状況(図2;図4B;図5B;図14B;図14D)が存在するように構成されているセレクタ装置において、
    前記第1のポートと第2のポートとの間の通路(P12)及び前記第2と第3のポートとの間の通路(P23)のうち少なくとも1つの通路を制限する手段(143b,143c;245,243c)と、
    前記制限する手段が前記通路(P12,P23)のうち少なくとも1つの通路を制限する中間段階における前記第1の安定位置と前記第2の安定位置との間での、前記スライド(142,242,742)の少なくとも1つの移動方向において、前記安定位置の間での前記スライドの移動中の時間の経過における前記一時的な状況を維持するよう前記スライドの移動を制御する手段(250,252,260,262′;382,386;482,486;582,586;630,664;750,752,762′、780,782,783,790)と、を有することを特徴とするセレクタ装置。
  2. 前記中間段階において、前記第1のポートと前記第2のポートとの間の通路及び前記第2のポートと前記第3のポートとの間の通路の一方が制限されるが、前記通路の他方の通路(P23)の流体流が自由に流れることを特徴とする請求項1に記載のセレクタ装置。
  3. 中間段階において、前記第1のポートと前記第2のポートとの間の通路及び第2のポートと第3のポートとの間の通路の各々の断面が制限されることを特徴とする請求項1に記載のセレクタ装置。
  4. 中間段階を含む方向に前記スライド(142;242;742)の移動を制御する手段(250,252;382,384;482,484;582,584,582′,584′;UC,630;750,752,780,782,783,794,795)を有し、前記手段は、最初の位置から中間段階のスタートに対応する位置へのスライドの迅速な第1のステップと、中間段階が生じる間、制動移動ステップとを実行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のセレクタ装置。
  5. 前記制御手段は、中間段階の後にスライドの迅速な第2の移動ステップを実行することができることを特徴とする請求項4に記載のセレクタ装置。
  6. 前記中間段階の間に制限される断面(243C;743C、743D)は、前記中間段階の間の少なくとも一部の間でほぼ一定(図3B、図3C)であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のセレクタ装置。
  7. 前記第1と第2のポートとの間及び前記第2のポートと第3のポートとの間の通路の一方(P12)は、前記中間段階の間、第1の断面と第2の断面(P′12、143C)を有する制限された断面を有し、前記第1の断面は、流体が自由に流れるようにし、中間段階を含む移動の前にスライドの最初の位置で開放し、前記第2の断面(143C)は、中間段階の間前記制限された通路の開口を形成する制限部を備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のセレクタ装置。
  8. 前記スライドの移動を制御する制御手段は、前記スライド(242;742)の一端(242B;742B)の穴(40;740)に形成された第1の制御室(250,750)と、前記スライド(242;742)の前記端部(242B;742B)のキャビティ(254;754)に形成されるとともに前記キャビティ(254;754)に配置された制御ピストン(256;756)によって第1の室から分離した第2の制御室(252;752)とを有し、前記第1の制御室は、前記スライド(242;742)及び制御ピストン(256;756)によって構成された組立体が迅速な移動ステップ中に移動することを可能にし、その最後の制御ピストンが最大限の位置にあり(図5B、図5D、図14D)、前記第2の室(252;752)は、おそい第2の移動ステップにおいて、制御ピストン(256;756)に対してスライド(242;742)を移動することを可能にする第2のパイロット手段に接続されることを特徴とする請求項1ないし7に記載のセレクタ装置。
  9. 前記第2のパイロット手段は、前記スライド(242;742)の第2の移動ステップにおいてパイロット流体の流れ通路に挿入されるように構成されている制限部(260,262′;762′)を有することを特徴とする請求項8に記載のセレクタ装置。
  10. 前記第2のパイロット手段は、前記第2の制御室(252;752)を前記第1の制御室(250;750)と連通させるパイロット通路(262,262′;762′)を有することを特徴とする請求項8または9に記載のセレクタ装置。
  11. 前記パイロット通路(262′;762′)は、制御ピストンの表面に形成された溝を有することを特徴とする請求項9及び10に記載のセレクタ装置。
  12. 前記第2のパイロット手段は、チェック弁手段(274;774)を備えた戻り制御通路(272;772)を有し、
    チェック弁手段(274;774)は、前記迅速な移動及びおそい移動ステップが第1の制御室と第2の制御室を介して制御される方向と反対の方向にスライドを移動させる方向においてのみ、前記戻り制御通路にパイロット流を流すことができることを特徴とする請求項8ないし11に記載のセレクタ装置。
  13. 前記スライド(742)の移動を制御する制御手段は、前記スライドの一端(742A)の穴(740)に形成された第3の制御室(780)と、前記室(780)を流体貯蔵室(781)に接続する接続手段(787,782,783)とを備え、
    流体流方向において、当該室と当該貯蔵室との間でスライドの迅速な移動ステップとおそい移動ステップとが実行され、
    接続手段は、ほぼ自由な第1の接続(782,790)と制限断面を有する第2の断面(783)と前記スライド(742)の位置の関数として前記第1の接続部を閉鎖し、前記制限断面(783)を通ってのみ前記第3の制御室(780)と前記流体貯蔵室(781)との間で前記流体流方向への流れを可能にする閉鎖手段(784)とを有することを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載のセレクタ装置。
  14. 前記接続手段(787,782,783)は、前記穴(740)に取り付けられた部材(788)に形成され、前記閉鎖手段は、前記スライドと移動することができる閉鎖部材(784,742A)を有することを特徴とする請求項13に記載のセレクタ装置。
  15. アンチリターン弁手段を(786)を有する反転接続通路(785)を有し、前記反転接続通路は第3の室(780)を介してスライドに速い移動ステップ及びおそい移動ステップを実行する前記流体流れ方向と反対の方向に前記第3の制御室(780)と前記流体貯蔵室(781)との間で流体が流れることができるようにすることを特徴とする請求項13または14に記載のセレクタ装置。
  16. 前記第1と第2の制御室(750,752)は、前記スライドの第1の端部(742)に形成され、第1の中間段階を有する第1の移動方向にスライドを配置することができるように構成され、前記第3の制御室(780)は、前記スライドの他端(742A)に形成されるとともに、第2の中間段階を含む移動のために反対方向(G)に前記スライドを移動させるように構成されていることを特徴とする請求項8及び13に記載のセレクタ装置。
  17. 前記スライド(742)の移動を制御する制御手段は、
    制御室(350)と、
    制御室(350)に接続されたパイロットダクト(364)と、
    第1の中間段階を含む第1の方向に前記スライド(142)を移動させる少なくとも第1の流れ方向に前記パイロットダクト(364,364′)で制御室(350)の体積に対応する所定量の流体が自由に流れることができるように構成された手段(382,384;482,484;582,584)と、
    第1の制限部(386;486;586)を介してのみ前記第1の流れ方向に前記パイロットダクト(364,364′)に追加量の流体が流れるようにする手段とを有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のセレクタ装置。
  18. 前記パイロットダクト(364)は、
    第1の位置と第2の位置との間で移動可能な測定ピストン(384;484;584)が配置されている測定室(382;482;582)を有し、
    測定ピストン(384;484;584)は、その行程に対応する流体量を、測定室(382;482;582)と制御室(350)との間に延びるパイロットダクト(364′,364)のセグメントにパイロット流体の作用で流すことができ、
    測定ピストン(384;484;584)が第2のパイロット位置にあるとき、前記第1の制限部(364;486;586)を介してのみ、少なくとも第1の流れ方向において、前記セグメント(364′、364A)に追加量の流体が流れることができることを特徴とする請求項17に記載のセレクタ装置。
  19. 前記測定室(482;582)は、前記第1移動方向とは反対の第2の方向に前記スライド(142)を移動させる第2の流れ方向にのみ前記ダクトでパイロット流を流すことができるチェック弁手段(492;592)を備えたバイパスダクト(490;364A;590′)に接続されていることを特徴とする請求項18に記載のセレクタ装置。
  20. 前記スライドの移動を制御する制御手段(142)は、第2の中間段階を含む第1の移動方向とは反対の第2の移動方向に前記スライド(142)を移動する第2の流れ方向に前記パイロットダクト(364)に所定量の流体を自由に循環させることができる反転測定手段(482,582′)と、第2の制限部(494,486,586′)を介してのみ前記第2の流れ方向にパイロットダクト(364)で追加の量の流体を流すことができる手段(490,492,492,486;590,592,586′)とを有することを特徴とする請求項17ないし19のいずれかに記載のセレクタ装置。
  21. 前記バイパスダクト(490;364B、590′)は第2の制限部(494;586′)を備えていることを特徴とする請求項19及び20に記載のセレクタ装置。
  22. 前記スライドの移動を制御する制御手段(142)は、第2の中間段階を含む第1の移動方向とは反対の第2の移動方向に前記スライド(142)を移動する第2の流れ方向に前記パイロットダクト(364)に所定量の流体を自由に循環させることができる反転測定手段(482,582′)と、第2の制限部(494,486,586′)を介してのみ前記第2の流れ方向にパイロットダクト(364)で追加の量の流体を流すことができる手段(490,492,492,486;590,592,586′)とを有し、
    前記パイロットダクト(364)は、パイロット流体の作用で第1の位置と、前記測定室(582)と前記制御室との間に延びる前記パイロットダクトのセグメント(364A)前記測定ピストン(584)の行程に対応する所定量の流体を流す第2の位置との間で移動するのに適するように測定ピストン(584)が配置されている測定室(582)を有し、前記ピストンが第2のパイロット位置にあるとき、前記セグメント(364A)及び第1の流れ方向への追加量の流体の流れは、前記第1の制限(586)を介してのみ可能であり、前記セグメントは、前記パイロット流体が前記第1の流れ方向にのみ可能にする第1のチェック弁手段(591)を備えており、前記パイロットダクトは第2の測定ピストン(584′)が配置されている第2の測定室(582′)を有し、当該第2の測定ピストン(584′)は、前記第2のパイロット室(582′)と制御室(350)との間に延びる前記パイロットダクトの第2のセグメント(364B)に前記第2の測定ピストン(584′)の行程に対応する容積の流体を流すように第1の位置と第2の位置との間でパイロット流体の作用で移動し、前記第2の位置が前記第2のパイロット位置にあるとき、追加量の流体が前記第2のセグメント(364B)に配置された第2の制限部(586′)を介してのみ前記第2の流れ方向に前記第2のセグメント(364B)流れることができ、このセグメントは第2の流れ方向にのみパイロット流体を流すことができる第2のチェック弁を備えていることを特徴とする請求項18または19に記載のセレクタ装置。
  23. 前記スライドの制御手段を制御する制御手段は、前記第2の制限部のヘッドロスを制限する圧力低減手段(595)を有することを特徴とする請求項21または22に記載のセレクタ装置。
  24. 前記スライドを移動させる制御手段は、電気制御手段を有することを特徴とする請求項1ないし6に記載のセレクタ装置。
  25. 前記スライドを移動する制御手段は、サーボ機構を有することを特徴とする請求項24に記載のセレクタ装置。
  26. 前記スライドの移動を制御する制御手段は、スライドの移動中、前記第1のポートと第2のポートとの間の通路、及び前記第2のポートと前記第3のポートとの間の通路の一方が中間段階の間制限される間に、前記スライドの位置、スライドの移動速度、前記通路を通るヘッドの損失、前記通路を通る流速、前記液圧モータのダクトの圧力または流体の流速、液圧モータの出力速度の温度、モータの出力速度によって構成されたパラメータの少なくとも1つを決定することが可能な情報を検出する検出器(640,640′)と、検出される情報の関数としてのスライドの移動速度に影響することのできる電気制御手段(UC,630)と、を有することを特徴とする請求項24または25に記載のセレクタ装置。
  27. 前記スライドの移動を制御する制御手段は、戻り手段に対する移動方向にスライドを押すように圧力下で流体を送ることができうる制御ダクト(664)を有し、前記制御手段(UC,630)は、検出手段によって検出された情報の関数として前記ダクトの流体流を制御することができることを特徴とする請求項24に記載のセレクタ装置。
  28. 少なくとも2つの作動シリンダ容積部及び請求項1ないし27のいずれかに記載のセレクタ装置を含む液圧モータ。
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