JP4614327B2 - 多孔性焼成物の製造方法 - Google Patents

多孔性焼成物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4614327B2
JP4614327B2 JP2004372725A JP2004372725A JP4614327B2 JP 4614327 B2 JP4614327 B2 JP 4614327B2 JP 2004372725 A JP2004372725 A JP 2004372725A JP 2004372725 A JP2004372725 A JP 2004372725A JP 4614327 B2 JP4614327 B2 JP 4614327B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous
silver
solution
silver colloid
porous fired
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2004372725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006176376A (ja
Inventor
本 高 明 松
Original Assignee
松本 高明
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松本 高明 filed Critical 松本 高明
Priority to JP2004372725A priority Critical patent/JP4614327B2/ja
Priority to PCT/JP2005/023463 priority patent/WO2006068167A1/ja
Publication of JP2006176376A publication Critical patent/JP2006176376A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4614327B2 publication Critical patent/JP4614327B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N59/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
    • A01N59/16Heavy metals; Compounds thereof

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Pest Control & Pesticides (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

本発明は、竹炭や木炭等の炭を生地とし、脱臭作用、浄化作用、調湿作用、断熱作用、遮音作用等の優れた諸機能を有する多孔性焼成物の製造方法に関する。
竹炭や木炭等の炭は、脱臭作用、浄化作用、調湿作用、断熱作用、遮音作用等の優れた諸機能を有する多孔質体であり、従来からそのような優れた諸機能を活かして、種々の用途に利用されてきた。
然るに炭は、薪材を蒸し焼きにして炭化させた黒塊であり、有用機能材として用いる場合は、色及び強度等を考慮すると、例えば用途範囲において制約が多い。
上述の制約を払拭するために、色調が実質的に白色で着色可能であって、使用勝手の良い多孔性焼成物が提案されている(例えば特許文献1参照)。
ところで、今般のように、生活環境において部屋の密閉度が増し、そのために室内の湿度調整が十分でなく、且つ、愛玩動物と同居するようなケースが増えるに従い、身の回りに種々の細菌やウイルス等の微生物がはびこる機会が増え、そのような微生物による感染症からの予防意識も高まりつつある。また浴槽、貯水槽、クーリンクパワー、更にはタンカーのバラストタンク内での微生物の増殖による地球規模での環境汚染も重要な問題となっている。
特開平2002−167287号公報
他方、銀が抗菌、防臭、消臭等に効果があることが知られている。したがって、前記の多孔性焼成物と銀とを混合すれば両者のそれぞれの特性に従って、抗菌、殺菌、脱臭その他の効果を発揮できることは容易に推定できる。
しかしながら、周知の通り、上記の効果は表面積に比例する場合が多く、単に銀粒を用いてもその適用例は制限されてしまう。また、銀粒のサイズにより多孔性焼成物の特徴が充分に発揮されない。
さらにナノサイズの粒径のコロイド状の銀には抗生物質の数十倍の強力な抗菌力を有するとともに、防臭効果、防ダニ効果、静電防止効果、消臭効果があることが知られている。このようなコロイド状の銀(以下銀コロイドという)が極めて有効であるが、液状を呈しているのでその取り扱いが制限されてしまう。
したがって、本発明の目的は、銀コロイドを好適に担持された多孔性焼成物の製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、多孔性焼成材料と銀コロイドが保有する抗菌、脱臭、浄化、調湿、断熱、遮音、防ダニ、静電防止等の効果を向上させる多孔性焼成物の製造方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、銀と炭との混合物でありながら、大きな表面積を有しそして体積が小さくしかも前記の抗菌等の作用以上の性能を持つ銀含有の多孔性焼成物の製造方法を提供することにある。
また、脱臭作用、調湿作用、断熱作用、吸音作用に優れた多孔性焼成物(特許文献1参照)が提案されている。
更に、ナノサイズの粒径のコロイド状の銀には抗生物質の数十倍の強力な抗菌力と殺菌力を有するとともに、防臭効果、防ダニ効果、静電防止効果、消臭効果があることが知られており、特に抗菌に大きな威力を発揮することに着目してきた。
そして、前記多孔性焼成物に銀コロイドを固着させること、すなわち多孔性焼成物の多孔内に銀コロイドを担持されることによって、脱臭作用、浄化作用、調湿作用、断熱作用、遮音作用、防火作用、白蟻予防作用等に加え、高い抗菌、抗ウイルス等の抗微生物作用を付帯させることがわかった。
本発明の多孔性焼成物の製造方法によれば、粉末状炭70〜90重量部と粘土10〜30重量部とを混練した混練物を作り、その混練物を焼成して得た焼成物を粒径が0.01〜0.5mmに粉砕して多孔性焼成材料(1)を作り、銀コロイド原液(2A)を精製水(2B)で100〜1000倍に薄めて1ml中に大きさ1〜10nmの銀コロイドが2兆個〜2千億個有する銀コロイド溶液(2)を作り、その銀コロイド溶液(2)を塗布手段(3)に充填し、攪拌機(4)を有する攪拌槽(5)に前記多孔性焼成材料(1)を入れ、前記塗布手段(3)に充填した銀コロイド溶液(2)を攪拌中の多孔性焼成材料(1)に噴霧し、その銀コロイド溶液(2)のかかった多孔性焼成材料(1)の液体部分を乾燥させて銀コロイド溶液(2)中の銀コロイド(20)を多孔性焼成材料の多孔(12)内に固着させるようになっている。
また、本発明の多孔性焼成物の製造方法によれば、粉末状炭70〜90重量部と粘土10〜30重量部とを混練した混練物を作り、その混練物を焼成して得た焼成物を粉砕機構(7)内で粒径が0.01〜0.5mmに粉砕して多孔性焼成材料(1)を作り、銀コロイド原液(2A)を精製水(2B)で100〜1000倍に薄めて1ml中に大きさ1〜10nmの銀コロイドが2兆個〜2千億個有する銀コロイド溶液(2)を作り、その銀コロイド溶液(2)を塗布手段(3)に充填し、前記粉砕機構(7)内の粉砕した多孔性焼成材料(1)をカーテンフローコーター(9)から落下させ、その間に前記塗布手段(3)によって銀コロイド溶液(2)を噴霧させ同時に乾燥機(6)で銀コロイド溶液(2)の液体部分を乾燥して銀コロイド(20)を多孔性焼成材料の多孔(12)内に固着させるようになっている。
さらに本発明によれば、粉末状炭と粘土とを混練して焼成しそして粒径1〜5μmに粉砕した多孔性焼成物の製造方法において、その粉砕した多孔性焼成物をカーテンフローローターから落下させ、その間に1〜6nmの銀コロイドを100〜200ppm有する蒸留水を噴霧し乾燥して銀コロイドを担持した多孔性物質を得るようになっている。
本発明の実施に際して、多孔性焼成物は前記特許文献1記載のものを用いるのが好ましい。この多孔性焼成物は実質的に白色であり、そのために着色することが可能であり、例えば塗料に混入して壁等の塗装を行なう際に好適である。また、粉末であるため繊維の中に織り込み易く白衣、マスクや衣類さらには、フィルター等への応用も可能である。
本発明で実施される銀コロイドは商品名がシルバリアと称される銀溶液で、1cc当り平均4nm(ナノメータ)の銀コロイドが200兆個含まれているものが好ましい。これを蒸留水で500〜2000倍に希釈して用いる。
また、本発明の実施に際して乾燥作業は60〜120℃の空気を用いるのが好ましい。
銀コロイドが多すぎると多孔性焼成物の表面全体を覆ってしまい、多孔性焼成物の効果が減少し、銀コロイドが少なすぎると銀の効果が少ない。そこで、銀コロイドの量は前記の通りに調整する。
本発明による多孔性焼成物はその多孔内に銀コロイドが担持されているので、外観上は多孔性焼成物と変わりなく、しかも抗菌等の作用が格別に向上する。
生地である多孔性焼成材料は全体の表面積が膨大であり、それ自体が高い抗菌作用、脱臭作用、浄化作用、調湿作用、断熱作用、遮音作用等を有している。これに加え、多孔性焼成材料の多孔内に高い抗菌作用を有する銀コロイドが固着している。
従って、全体として高い脱臭作用、浄化作用、調湿作用、断熱作用、遮音作用、より強力な抗菌・抗ウイルス等の抗微生物作用を有する。
そして後述の図6ないし図9に示すように殺菌作用が極めてすぐれており、多孔性焼成物の長所に加えてよりすぐれた抗微生物作用を具備している。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
先ず、図1において、本発明の実施形態の多孔性焼成物Mは、生地である多孔性焼成材料1の多孔部分12に、予め用意した銀コロイド溶液2(図4を用いて後述する)中の銀コロイド20を付着させ、その銀コロイド20を乾燥・固着させて得られる。
図1の符号11は外表面(表面)を示す。
図1は、適正量の銀コロイド20が生地である多孔性焼成材料1の多孔部分12に固着した状態を模式的に示しているが、図2は、多孔性焼成材料1の表面11及び多孔12内に必要以上で多量の銀コロイド20が表面の多くの部分を塞ぐように付着している。
図2の場合は、折角の生地の有効機能(性能)である浄化作用、調湿作用、断熱作用、遮音作用を封じ込んでしまい、銀コロイド20による銀イオンの性能のみが発揮されてしまう。
実験結果によれば、銀コロイド20を必要以上に多く含んだ多孔性焼成材料は、ホルムアルデヒド等の有害揮発成分であるVOCの吸着性能及び静電気防止作用が殆ど発揮されない。これは、銀コロイド20の銀イオンが多孔性焼成材料の孔及び表面を覆ってしまったためと推測される。
即ち、多孔性焼成材料1と銀コロイド20とはバランスよく結合することが肝腎で、多孔性焼成材料1の孔(多孔)12を埋めない程度の銀コロイド(銀イオン)20の量が望ましい。
次に、図3のフローチャートに基づき、図4をも参照して、多孔性焼成物Mの製造方法(製造工程)を順に説明する。
図4は、図3のフローチャートの混練工程(S1)〜多孔性焼成材料の作成工程(S3)までを省略して、銀コロイド液(2)の作成工程(S4)から銀コロイド(20)を多孔性焼成材料(1)の多孔(孔12)に乾燥手段(6)によって乾燥・固着させるまでの工程の実施例を示した工程図である。
先ずステップS1の「混練工程」では、粉末状炭と粘土とを混練する。この時の粉末状炭と粘土との重量割合は、粉末状炭70〜90重量部に対して、粘土10〜30重量部である。
次のステップS2の「焼成工程」では、ステップS1で混練した混練物を、例えば専用の焼成炉等で、600℃以上で焼成し、ステップS3の「多孔性焼成材料作成工程」では、焼成した焼成物を所定の大きさ、即ち、粒径が0.01〜0.5mm(200メッシュ〜500メッシュ)の範囲に粉砕して多孔性焼成材料1を作成する。
この多孔性焼成材料1として、例えば、従来技術で説明した特許文献1の多孔性焼成物を用いることが好ましい。
次のステップS4の「銀コロイド液の作成工程」では、図4の4-1に示すように、銀コロイド原液(銀溶液;原液濃度は10万ppm)2Aと希釈液である精製水(純水)2Bを用意し、銀コロイド原液2Aを精製水2Bで100〜1000倍に薄め、1ml中に銀コロイド20を2兆個〜2千億個有する様に希釈した銀コロイド液2を作る。
希釈して出来た銀コロイド液2を図4の4−2に示すように、例えば塗布手段であるスプレー3に充填する。
尚、銀コロイドの大きさは、1〜10nm(ナノメータ)の範囲であり、特に4nmが望ましい。
次のステップS5の「銀コロイドの多孔質焼成材料の多孔内への塗布・付着工程」では、図4の4−3に示すように、撹拌機4を有する撹拌槽5に多孔性焼成材料1を入れ、その撹拌機4を回転させながら、前記スプレー3に充填した銀コロイド液2を撹拌中の多孔性焼成材料1に噴霧する。
すると、銀コロイド液2は、多孔性焼成材料1の多孔(孔)12内に入り込み、銀コロイド液2中の銀コロイド20は多孔12の内面に付着する。
ステップS6の「銀コロイド固着工程」では、図4の4−4に示すように、例えば、UV(紫外線)乾燥機6によって撹拌槽5内の、銀コロイド溶液2のかかった多孔性焼成材料1の銀コロイド液2の液体部分を乾燥させて、銀コロイド溶液2中の銀コロイド20を多孔(孔)12内に乾燥・固着させる。
次のステップS7の冷却工程では、撹拌槽5内の銀コロイド20が固着した多孔性焼成材料1を自然冷却させて、目標である多孔性焼成物Mが完成する。
次に、図5を参照して、図4の実施例とは異なる変形例(製造方法)を説明する。
図5の変形例は、図4の実施例に対して、焼成物の粉砕工程以降が異なる。即ち、粉砕工程ステップS3では、焼成された焼成物1Bが、例えば粉砕機構7内で、所定の粒径の多孔性焼成材料1に粉砕される。
前記粉砕機構7には、供給管8を介してカーテンフローコーター9が接続されており、焼成物1Bが粉砕されて出来た多孔性材料1は、そのカーテンフローコーター9から落下する間に前記スプレー3によって銀コロイド液2が噴霧され、同時にUV乾燥機6で銀コロイドの液体部分が乾燥除去される。
そして、銀コロイド液2中の銀コロイド20は、多孔性焼成材料1の多孔12内に担持され固着される。
その他、図示はしないが、銀コロイド液2を噴霧した後、多孔性詳細材料1を乾燥させる方法として、例えば、多孔性焼成材料1をベルトコンベアで流しながらUV乾燥機6で乾燥させる方法、或いは、温風器で多孔性焼成材料1を巻き上げながら乾燥する方法もある。
図6は、本発明の実施形態の多孔性焼成物Mによって、殺菌試験を行った時の試験菌(大腸菌、レジオネラ菌、サルモネラ菌)の試験開始時と24時間経過後の生菌数の変化を表に纏めた図である。
試験方法として、対象菌種3種(大腸菌、レジオネラ菌、サルモネラ菌)の菌液を調整し、その溶液に重量割合10%(10wt%)となるように、当該多孔性焼成物(銀含有炭系多孔性焼成物)Mを投入して25℃で静置保存し、24時間後に生菌数を測定する方法である。
比較対象(対照)として、アルミナセラミックスに銀コロイド抗菌処理を施した材料を同じ重量割合含む試験液でもデータを採取した。
又、図7〜図9は、図番順に、夫々大腸菌(O157)、レジオネラ菌、サルモネラ菌の試験開始時から24時間後までの生菌数の時間経緯(変化)を、セミロググラフ(片対数グラフ)に記したものである。
図6及び図7によれば、本発明の実施形態の多孔性焼成物Mによって、殺菌試験を行った時の大腸菌は、開始時に21万個あった生菌数は24時間経過後では検出限界以下まで減少している。一方、比較対照であるアルミナセラミックスでは、50個程度菌は生存している。
図6及び図8によれば、レジオネラ菌は開始時に12万個あった生菌数は24時間経過後では150個まで減少している。一方、比較対照であるアルミナセラミックスでは、1.1万個程度菌は生存している。
図6及び図9によれば、サルモネラ菌は開始時に68万個あった生菌数は24時間経過後では検出限界以下まで減少している。一方、比較対照であるアルミナセラミックスでは、2.1万個程度菌は生存している。
上述してきた本発明の多孔性焼成物Mは、粉末状炭と粘土とを原材料とし、ベース材料である多孔性焼成材料1の多孔(孔)12内に銀コロイド(銀イオン)20が固着しており、生地である多孔性焼成材料1は全体の表面積が膨大であり、それ自体が高い浄化作用、調湿作用、断熱作用、吸音作用を有している。
これに加え、多孔性焼成材料1の多孔12内に固着した銀コロイド20は高い抗菌、殺菌作用を有している。
従って、本発明の多孔性焼成物Mは、全体として高い浄化作用、調湿作用、断熱作用、吸音作用、抗菌・殺菌作用を有する。
生地である多孔性焼成材料1に、前述の特許文献1と同様な材料を選べば、ベースが白色で、他の色に着色可能であるため、多くの用途に用いることが出来る。
ここで、本発明の多孔性焼成物Mの具体的な用途としては、各種医療用品、建築内装材、室内調度品、貯水槽、クーリングパワー、倉庫やタンカーのバラストタンクの塗装剤、その他に浄水用抗菌フィルター、エアコンフィルター、家庭用日用雑貨(歯ブラシ、食器類)、玩具、寝具類等が上げられる。
本発明の実施形態である200メッシュ〜500メッシュ以上の銀含有多孔性焼成物にゴーセノール(商品名:日本合成社製)、水を夫々重量比で約7:10:2とし、少量の無公害防腐剤を加えて塗料を作成した。これをアルミホイルの上にディスポスポイトで2滴滴下、乾燥し、個々の重量が0.04g(誤差の範囲0.002g)となるようにディスクを作成した。これを用いて風呂場の排水溝等に常在する抗酸菌(M.kansaii)に対する抗菌効果を検討したところ、ブランクに比較して菌の濃度が8〜8×10個/mlで殺菌、除菌効果が確認された。
更にポリエチレン板で一辺3cmのチップを作成し、この塗料を塗布したものを作成し、麻疹ウイルスに関しての効果を検討したところ、ウイルス濃度が1〜10個/mlで、抗ウイルス効果が確認された。
ブランク ディスク
OD OD
8×10 0.498 発育 0.018 非発育
8×10 0.243 発育 0.001 非発育
8×10 0.299 発育 0.011 非発育
8×10 0.242 発育 0.011 非発育
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではないことを付記する。
本発明に係る多孔性焼成物は白色の粉体であるので、塗料に入れて壁に塗ったり、又は前述のように各種のものに自由に適用でき、産業上極めて多方面に利用できる。
本発明の実施形態の多孔性焼成物で、多孔性焼成材料の多孔内に適正量の銀コロイドが固着した状態を示す模式図。 多孔性焼成材料の表面及び多孔内に適正量以上の過剰な銀コロイドが固着した状態を示す模式図。 本発明の実施形態に関する多孔性焼成物の製造方法(製造工程)を示したフローチャート。 本発明の実施形態に関する多孔性焼成物の製造工程を示した製造工程図。 本発明の実施形態に関し、図4とは部分的に異なった多孔性焼成物の製造工程を示した製造工程図。 本発明の実施形態の多孔性焼成物によって、殺菌試験を行った時の試験データを纏めた図である。 本発明の実施形態の多孔性焼成物によって、殺菌試験を行った時の大腸菌(O157)の試験開始時から24時間後までの生菌数の時間経緯を、記した試験データ。 本発明の実施形態の多孔性焼成物によって、殺菌試験を行った時のレジオネラ菌の試験開始時から24時間後までの生菌数の時間経緯を、記した試験データ。 本発明の実施形態の多孔性焼成物によって、殺菌試験を行った時のサルモネラ菌の試験開始時から24時間後までの生菌数の時間経緯を記した試験データ。
符号の説明
1・・・多孔性焼成材料
2・・・銀コロイド液
2A・・・銀コロイド液の原液
2B・・・精製水
3・・・塗布手段/スプレー
4・・・撹拌機
5・・・撹拌槽
6・・・UV乾燥機
7・・・粉砕機構
8・・・供給管
9・・・カーテンフローコーター
11・・・表面
12・・・多孔(孔)

Claims (2)

  1. 粉末状炭70〜90重量部と粘土10〜30重量部とを混練した混練物を作り、その混練物を焼成して得た焼成物を粒径が0.01〜0.5mmに粉砕して多孔性焼成材料(1)を作り、銀コロイド原液(2A)を精製水(2B)で100〜1000倍に薄めて1ml中に大きさ1〜10nmの銀コロイドが2兆個〜2千億個有する銀コロイド溶液(2)を作り、その銀コロイド溶液(2)を塗布手段(3)に充填し、攪拌機(4)を有する攪拌槽(5)に前記多孔性焼成材料(1)を入れ、前記塗布手段(3)に充填した銀コロイド溶液(2)を攪拌中の多孔性焼成材料(1)に噴霧し、その銀コロイド溶液(2)のかかった多孔性焼成材料(1)の液体部分を乾燥させて銀コロイド溶液(2)中の銀コロイド(20)を多孔性焼成材料の多孔(12)内に固着させることを特徴とする多孔性焼成物の製造方法。
  2. 粉末状炭70〜90重量部と粘土10〜30重量部とを混練した混練物を作り、その混練物を焼成して得た焼成物を粉砕機構(7)内で粒径が0.01〜0.5mmに粉砕して多孔性焼成材料(1)を作り、銀コロイド原液(2A)を精製水(2B)で100〜1000倍に薄めて1ml中に大きさ1〜10nmの銀コロイドが2兆個〜2千億個有する銀コロイド溶液(2)を作り、その銀コロイド溶液(2)を塗布手段(3)に充填し、前記粉砕機構(7)内の粉砕した多孔性焼成材料(1)をカーテンフローコーター(9)から落下させ、その間に前記塗布手段(3)によって銀コロイド溶液(2)を噴霧させ同時に乾燥機(6)で銀コロイド溶液(2)の液体部分を乾燥して銀コロイド(20)を多孔性焼成材料の多孔(12)内に固着させることを特徴とする多孔性焼成物の製造方法。
JP2004372725A 2004-12-24 2004-12-24 多孔性焼成物の製造方法 Active JP4614327B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004372725A JP4614327B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 多孔性焼成物の製造方法
PCT/JP2005/023463 WO2006068167A1 (ja) 2004-12-24 2005-12-21 多孔性焼成物および製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004372725A JP4614327B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 多孔性焼成物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006176376A JP2006176376A (ja) 2006-07-06
JP4614327B2 true JP4614327B2 (ja) 2011-01-19

Family

ID=36601766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004372725A Active JP4614327B2 (ja) 2004-12-24 2004-12-24 多孔性焼成物の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4614327B2 (ja)
WO (1) WO2006068167A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2397035A4 (en) * 2009-03-10 2012-09-12 Kaneka Corp ANTIBACTERIAL AGENT AND METHOD FOR ITS USE
CN109332720B (zh) * 2018-12-05 2021-08-31 太原理工大学 高分散性纳米银抗菌材料及其制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002167287A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Keiko Kondo 多孔性焼成物
JP2002173406A (ja) * 2000-12-05 2002-06-21 Otsuka Chem Co Ltd 抗菌性組成物及び抗菌性成形体
JP2002293705A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 銀系抗菌剤及びその製造方法
JP2004323428A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 抗菌性及び抗ウイルス性材料

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002167287A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Keiko Kondo 多孔性焼成物
JP2002173406A (ja) * 2000-12-05 2002-06-21 Otsuka Chem Co Ltd 抗菌性組成物及び抗菌性成形体
JP2002293705A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 銀系抗菌剤及びその製造方法
JP2004323428A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Toyo Ink Mfg Co Ltd 抗菌性及び抗ウイルス性材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006176376A (ja) 2006-07-06
WO2006068167A1 (ja) 2006-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10327445B2 (en) Antiviral material, antiviral film, antiviral fiber, and antiviral product
CN104446283B (zh) 高效净化空气/抗菌/自动调湿硅藻泥壁材及制备方法
JP6457077B2 (ja) 可視光活性光触媒タイル
JP2023508180A (ja) 光触媒デバイスを製造する方法、光触媒デバイス、光触媒組成物およびガス除染装置
KR101585396B1 (ko) 탈취제의 제조방법과 그 용도
KR101848949B1 (ko) 흡·방습벽지
KR102265903B1 (ko) 가시광선용 광촉매를 포함하는 코팅용 조성물 및 이를 포함한 제품
JP2007320977A (ja) キトサンパウダーおよび水性コーティング剤
WO1999051327A1 (fr) Materiau regulant l'humidite et procede de production de ce dernier
KR100985435B1 (ko) 조습과 유해물질 저감기능이 있는 무기질 도료 조성물의 제조 방법
JP4614327B2 (ja) 多孔性焼成物の製造方法
KR101754266B1 (ko) 규조토를 이용한 항균성 탈취제 제조방법 및 이에 의해 제조된 탈취제
KR100985119B1 (ko) 조습과 유해물질 저감기능이 있는 무기질 도료 조성물
CN111040477B (zh) 一种抗菌防霉效果持久的干粉涂料及其制备方法
JP4058210B2 (ja) 光触媒部材
JP5358433B2 (ja) 複合体及びその製造方法並びにそれを含む組成物
JP3419998B2 (ja) 抗菌性フィルター
JP2004076494A (ja) 環境改善機能を有する建材およびその製造方法
JP2006056912A (ja) ビタミン機能性材料、及びその製造方法
JPH1121127A (ja) 酸化チタン膜の作製方法
TWM553796U (zh) 全功能香氛濾網
WO2003001008A1 (fr) Panneau mural capable de produire des ions negatifs, reposant sur l'utilisation de cendre volcanique naturelle
KR100636902B1 (ko) 제올라이트가 포함되는 흡착제
KR20160123692A (ko) 복합기능성을 가지는 친환경 기능성 세라믹 타일 제조방법
KR20050046213A (ko) 바이오세라믹함유 도장재 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100812

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101015

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101015

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4614327

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250