JP4613862B2 - セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のバンプ電極を有するセラミック電子部品の製造方法に関するものである。
近年、実装部品の省スペース化や高集積化のニーズが高まっており、端子電極が平面上に複数配列されたフリップ型(反転型)の電子部品が開発されている。これら電子部品の端子電極としては、いわゆるバンプ形状を有するバンプ電極が広く用いられており、電極自体の形成が容易であること等の理由から、はんだボールを用いてバンプ電極を形成する方法が一般的である(例えば、特許文献1等を参照)。
特許文献1記載の発明は、大きさ及び構造が一定のはんだバンプを形成することを目的とするものであり、はんだペーストをスキージングによって平板の窪みに充填し、平板をはんだの融点以上に加熱して各窪み内のはんだペーストからはんだボールを形成し、窪みと対応する配置で形成された電極パッドを有する電気部品の電極パッド上の酸化膜を除去し、はんだボールと電極パッドとを位置合わせして平板と電気部品を重ね、重ね合わせた平板と電気部品とをはんだの融点以上に加熱してはんだボールを平板から電気部品に転写するようにしている。
あるいは、はんだボールの代わりにCuボールの表面にはんだを被覆したCu核はんだボールを用いてバンプ電極を形成することも検討されている(例えば、特許文献2等を参照)。特許文献2記載の発明では、CuまたはCu合金ボールを電子部品基板やプリント基板にはんだ付けする際に、CuまたはCu合金ボールとはんだの界面におけるZn濃度を高めてCuSnの金属間化合物の生成を抑制するようにしており、これにより金属ボールが剥離し難いはんだ付け方法を実現している。
特開平9−270428号公報 特開2004−247617号公報
ところで、前記バンプ電極においては、電気的な抵抗や高さバラツキ等の点で高度な特性が要求されている。例えば、CPU等の演算処理速度の高速化に伴い信号電圧の高圧化の要求が高まっているが、これに対応するためには前記バンプ電極の抵抗ができるだけ低いことが望まれる。また、実装時の電極接合信頼性を高めるためには、バンプ電極の高さのバラツキができるだけ小さいことが望まれ、例えば±15μm以下程度の精度が必要である。バンプ電極に高さのバラツキがあると、バンプ電極の一部が実装基板の電極に接続させることができなくなるおそれがあり、信頼性を大きく損なうことになる。
このような観点から見た場合、前記従来技術では、不十分と言わざるを得ない。例えば、特許文献1記載の発明では、はんだボールを用い、これを電極パッド上に転写することでバンプ電極を形成しているが、はんだの抵抗(体積抵抗率)が比較的高く、信号電圧を高圧化する上で不利である。はんだのような高抵抗材料を用いると、高周波化に伴い発熱量も増加し、回路内のはんだの溶融やCPUの信頼性の低下が懸念される。さらに、はんだボールの転写に際して、その融点まで加熱することで溶融されると、例えば加熱ムラ等によりはんだボールの高さが不揃いになり、高さにバラツキのあるバンプ電極が形成される可能性が高い。
特許文献2記載の発明では、CuまたはCu合金ボールを用いているので、高さのバラツキの点では有利であるが、接合にははんだを用いているので、前記電気抵抗が高いという課題は解消することができない。また、CuまたはCu合金ボールを核としてこれをはんだで覆ったCu核はんだボールを用いる必要があり、これを形成するために特殊な技術も必要となる。
本発明は、前述の従来の実情に鑑みて提案されたものであり、電気的な抵抗が小さく高さのバラツキも少ないバンプ電極の形成が可能なセラミック電子部品の製造方法を提供することを目的とし、省スペース化や高集積化に対応可能で信頼性の高いセラミック電子部品を製造可能とすることを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明のセラミック電子部品の製造方法は、セラミック電子部品本体のバンプ電極形成面に金属ペーストを用いて金属ボールを接合するに際し、前記金属ペーストの粘度を50Pa・s以上、3500Pa・s以下とし、この上に前記金属ボールを供給して焼成を行うことを特徴とする。
本発明においては、先ず、金属ボールを金属ペーストを用いて実装部品のバンプ電極形成面にバンプ電極を形成する。ここで、金属ボールとして例えばCuボールを用い、金属ペーストとして例えばCu粉末を含む金属ペーストを用いれば、はんだを用いたバンプ電極に比べて大幅に低抵抗化される。また、金属ペーストは金属ボールに比べて融点が低く、低温での焼成(焼き付け処理)により接合が行われ、金属ボールの溶融等による高さバラツキが解消される。
ただし、前記金属ペーストを用いて金属ボールを接合する場合、前記金属ボール自体の粒径バラツキを抑えるだけでは十分ではなく、例えば印刷用に調合した金属ペーストを用い、一般的な工法であるスクリーン印刷により端子形成を行った場合、前記金属ボールの粒径分布以外の要因による高さバラツキが見られることがわかってきた。そこで、本発明者はこの点に着目して鋭意研究を重ねた結果、前記高さバラツキの要因の1つに金属ペーストの粘度が大きく関与しているとの結論を得るに至った。このような知見に基づき、本発明においては、前記金属ペーストの粘度を50Pa・s以上、3500Pa・s以下とし、この上に金属ボールを供給して焼成を行うこととしている。
金属ペーストの粘度が低すぎると、印刷した金属ペーストが必要以上に広がり、不用意な短絡の原因となる。逆に、金属ペーストの粘度が高すぎると、形成されるバンプ電極に高さバラツキが生ずる。金属ペーストの粘度を前記範囲内とすることで、高さバラツキの少ないバンプ電極の形成が実現され、短絡等の障害が発生することもない。
本発明によれば、電気的な抵抗が小さく高さのバラツキも少ないバンプ電極の形成が可能であり、省スペース化や高集積化に対応可能で信頼性の高いセラミック電子部品を製造することが可能である。
以下、本発明を適用したセラミック電子部品の製造方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、セラミック電子部品の製造工程(特に、バンプ電極形成工程)を示すものである。セラミック電子部品にバンプ電極を形成するには、先ず、図1(a)に示すように、セラミック電子部品本体1のバンプ電極形成面1aに金属ペーストパターン2を印刷形成する。金属ペーストパターン2は、例えばスクリーン印刷法等、公知の印刷法により形成すればよく、前記セラミック電子部品本体1に設けられた貫通電極(図示は省略する。)等に対応して形成する。
前記金属ペーストパターン2は、金属ペーストを前記印刷法等により塗布することにより形成されるが、前記金属ペーストは、導電材料である金属粉末を含み、さらには樹脂、ガラスフリット、溶媒等を含むものである。ここで、金属粉末としては電気抵抗の低い金属材料を使用することができ、例えばCu、Au、Ag、Ni、Sn、Pb、In、Rh、Pt等を挙げることができるが、その選択の基準としては、金属ペーストの融点が後述の金属ボールの融点よりも低くなるような材料を選択することが好ましい。したがって、例えば後述の金属ボールがCuボールである場合には、Cu粉末を用いる。Cu粉末を用いた金属ペーストの融点はCuボールの融点よりも低く、またCuの電気抵抗が極めて小さいからである。
前記金属ペーストの導電材料としてCu粉末を使用する場合、その平均粒径は0.3μm以上、1μm以下であることが好ましい。Cu粉末の平均粒径が1μmを越えて大きいと、焼結時の緻密性が低下し、金属ボールの接合において十分な接合強度が得られなくなるおそれがある。前記Cu粉末の平均粒径と接合強度とを比較したときに、これらの間に相関があることが本発明者らの実験により確かめられている。
前記金属ペーストには、前記金属粉末(例えばCu粉末)の他、樹脂、ガラスフリット、溶媒等を含んでいるが、樹脂としては、例えばエチルセルロース、アクリル系樹脂等が用いられる。溶媒としては、通常、有機溶媒が用いられ、前記樹脂を溶解し得る有機溶媒が使用可能である。具体的には、ターピオネール、ブチルカルビトール等を挙げることができる。
ガラスフリットは、焼成雰囲気中でもガラスとして機能するものであれば良く、例えばケイ酸ガラス(SiO:20〜80質量%、NaO:80〜20質量%)、ホウケイ酸ガラス(B:5〜50質量%、SiO:5〜70質量%、PbO:1〜10質量%、KO:1〜15質量%)、アルミナケイ酸ガラス(Al:1〜30質量%、SiO:10〜60質量%、NaO:5〜15質量%、CaO:1〜20質量%、B:5〜30質量%)等から選択される1種、または2種以上を用いればよい。あるいは、これらに必要に応じてCaO:0.01〜50質量%、SrO:0.01〜70質量%、BaO:0.01〜50質量%、MgO:0.01〜5質量%、ZnO:0.01〜70質量%、PbO:0.01〜10質量%、NaO:0.01〜10質量%、KO:0.01〜10質量%、MnO:0.01〜20質量%等の添加物を所定の組成比となるように混合したガラス等も使用可能である。さらには、例えばCaO系ガラスやSrO系ガラス、ZnO系ガラス等も使用可能である。具体的には、CaO系ガラスとしては、例えばCa−B−Si−Zr(Al)−Ta(Nb)−Oガラスを挙げることができる。このCa−B−Si−Zr(Al)−Ta(Nb)−Oガラスは、CaO、SrO、BaOのいずれかを主たる修飾酸化物成分とし、BやSiOを網目形成酸化物成分とするとともに、第2の修飾酸化物成分としてZrOやAlを、さらに第3の修飾酸化物成分としてTaやNbを含有するものである。あるいは、CaO系ガラスとして、Ca−B−Si−Mn−O系のガラス組成物等も使用することが可能である。Ca−B−Si−Mn−O系のガラス組成物は、CaO、B、SiO、及びMnOを含むものであり、例えばCaO10〜30モル%、B25〜40モル%、SiO15〜30モル%、MnO10〜40モル%なる組成比で構成されている。
前記ガラスフリットの平均粒径としては、0.01μm〜30μm程度であることが好ましい。ガラスフリットの平均粒径が前記範囲よりも小さいと、ガラスフリットの凝集が著しくなり、導電材料である金属粉末(Cu粉末)の局所的な焼結低下の原因となるおそれがある。ガラスフリットの平均粒径が前記範囲を越えて大きすぎると、ガラスフリットの分散が悪くなり、金属ペーストに含まれる金属粉末と金属ボールとの固溶が抑制されるとともに、接着性の低下が問題となるおそれがある。
金属ペーストに含まれるガラスフリットの含有量としては、3.3質量%〜20質量%とすることが好ましい。金属ペーストに含まれるガラスフリットの含有量が3.3質量%未満になると、セラミック電子部品本体1との接着性が低下し、バンプ電極(金属ボール)の接合強度が極端に低下するおそれがある。逆に、ガラスフリットの含有量が20質量%を越えると、電気抵抗の増加を招き、低抵抗化の目的を達成できなくなる等、実質的に使用できなくなるおそれがある。
前記金属ペーストは、以上の成分を混合することにより調製されるが、この際、粘度を適正に調整することが必要である。具体的には、金属ペーストの粘度を50Pa・s以上、3500Pa・s以下とする。金属ペーストの粘度が50Pa・s未満であると、粘度が低すぎて金属ペーストパターン2を印刷形成した際に濡れ広がり、各金属ペーストパターン2間が短絡する等、実用上、使用不可能となる。逆に、金属ペーストの粘度が3500Pa・sを越えると、バンプ電極の高さバラツキが±15μmを越えてしまい、バンプ電極の一部が実装基板の電極に接続されなくなる等、信頼性を大きく損なうことになる。なお、金属ペーストの粘度は、例えば樹脂や溶媒の量を変えることで、任意に調整することが可能である。
セラミック電子部品本体1のバンプ電極形成面1aに塗布形成される金属ペーストパターン2の形状は、特に限定されないが、通常は円形である。勿論、四角形状や三角形状としても構わない。金属ペーストパターン2の厚さについても、特に限定されないが、後述の金属ボールの直径の10%〜50%となるような厚さとすることが好ましい。金属ペーストパターン2の厚さが金属ボールの直径の10%未満であると、金属ボールの体積に対して金属ペーストの体積が小さくなり、十分な接合強度が得られなくなるおそれがある。逆に、金属ペーストパターン2の厚さが金属ボールの直径の50%を越えると、接合強度の問題は解消されるが、高さバラツキが悪化する傾向にある。金属ペーストパターン2の厚さを厚くするには金属ペーストの粘度を高くせざるを得ず、このことも高さバラツキを悪化させる要因になっているものと考えられる。
前記金属ペーストパターン2の形成に際しては、前記セラミック電子部品本体1のバンプ電極形成面1aの表面粗さを適正に設置することが好ましい。セラミック電子部品本体1のバンプ電極形成面1aの表面粗さが小さすぎると、表面凹凸が小さくなりアンカー効果が低減して接合強度が低下するおそれがある。逆に、セラミック電子部品本体1のバンプ電極形成面1aの表面粗さが大きすぎると、表面凹凸がバンプ電極に反映され、高さバラツキが悪化するおそれがある。これらの観点から、セラミック電子部品本体1のバンプ電極形成面1aの表面粗さは、算術平均粗さRaで0.079μm〜0.51μmとすることが好ましい。
前述の金属ペーストパターン2の形成の後、図1(b)に示すように、各金属ペーストパターン2上に金属ボール3を供給する。供給される金属ボール3は、導電性に優れた金属材料により形成されるもので、前記金属材料としては、例えば前記金属ペーストに含まれる金属粉末と同様、Cu、Au、Ag、Ni、Sn、Pb、In、Rh、Pt等が使用可能である。ただし、前記の通り金属ボールの融点と金属ペーストの融点とを考慮する必要があり、金属ペーストの融点より高い金属ボールを用いる。前記Cu粉末を含む金属ペーストを用いる場合、金属ボールとしてはCuを主体とするCuボール、Cu合金ボールを使用することが好ましい。金属ボールを構成する金属と金属ペーストに含まれる金属がいずれもCuである場合、金属ボールと金属ペーストの界面において金属拡散が起こり易くなり、金属ボールの結合強度を強化することができる。
形成されるバンプ電極の高さバラツキを低減するには、予め粒径のバラツキの小さい金属ボール3を用意することが望まれる。例えば金属ボール3がCuボールの場合、ワイヤカット法や均一液滴噴霧法等により形成することで、その粒径を比較的精度良くコントロールすることが可能である。
前記金属ボール3の大きさによってバンプ電極の高さが決まり、したがってバンプ電極に必要な高さに応じて金属ボール3の直径を選定すればよい。ただし、前記金属ペーストパターン2のサイズとの関係を適正にすることが好ましい。図2は、金属ペーストパターン2を円形のパターンとして形成した場合の金属ペーストパターン2の直径Rと金属ボール3の直径rの関係を示すものである。図2(a)は金属ペーストパターン2の直径Rが金属ボール3の直径rより大である場合、(b)は金属ペーストパターン2の直径Rが金属ボール3の直径rより小である場合を示す。金属ペーストパターン2の直径Rが金属ボール3の直径rより小である場合、あまり金属ペーストパターン2の直径Rが小さすぎて金属ペーストパターン2の面積が小さくなりすぎると、接合強度の低下を招くおそれがある。逆に、金属ペーストパターン2の直径Rが金属ボール3の直径rより大である場合、接後強度の点では制約はないが、金属ペーストパターン2の直径Rが大きすぎると隣接する金属ペーストパターンとの短絡の可能性が生じ、またバンプ電極形成密度を低下する要因にもなるので、バンプ電極の高密度形成には向かない。これらのことから、前記金属ペーストパターンの直径をR、前記金属ボールの直径をrとしたときに、0.5≦R/r≦2.0とすることが好ましい。
前記金属ボール3の金属ペーストパターン2上への供給方法としては、例えば図3に示すように、メタルマスク4を用いた方法等を採用することが可能である。前記メタルマスク4には、各金属ペーストパターン2に対応して金属ボール3を通過させることが可能な貫通孔4aが複数設けられている。前記貫通孔4aの開口径は、前記金属ボール3の直径とほぼ同じが僅かに大きい。したがって、メタルマスク4をセラミック電子部品本体1のバンプ電極形成面1a上に配置し、メタルマスク4上に多数の金属ボール3を供給した後、スキージ5を一方向に擦ることで、金属ボール3が前記貫通孔4a内に落とし込まれ、金属ペーストパターン2上に載置される。
金属ペーストパターン2上に金属ボール3を載置した後、焼成を行って金属ボール3をセラミック電子部品本体1のバンプ電極形成面1aに焼き付ける。焼成に際しては温度が重要であり、金属ボール3の溶融を回避するため、金属ボール3の融点より低い温度で行う。例えば、前記金属ボール3がCuボールである場合、その融点が1084.5℃であることから、これより低い温度で焼成を行う。ただし、あまり焼成温度が低すぎると、金属ボール3の接合強度が急激に悪化する。したがって、金属ボール3としてCuボールを用い、金属ペーストとしてCu粉末を含む金属ペーストを用いる場合、前記焼成温度は500℃〜1000℃とすることが好ましい。
以上により、電気的な抵抗が小さく高さのバラツキも少ないバンプ電極の形成が可能である。したがって、省スペース化や高集積化に対応可能で信頼性の高いセラミック電子部品が製造可能であるが、特に内部電極間をビア電極で接続した構造を有する積層セラミックコンデンサにおいて、前記ビア電極に対応してバンプ電極を形成する際に前記製造方法を適用することが有効である。
以下、本発明を適用して好適な内部電極間をビア電極で接続した構造を有する積層セラミックコンデンサについて、その製造プロセスを基に説明する。
前記積層セラミックコンデンサを作製するには、先ず、図4に示すように、表面10aに厚さ20μm以下(例えば、10μm)のセラミックグリーンシート(以下、単にグリーンシートと称す。)12が形成された複数枚のキャリアフィルム10を準備する。なお、図4(a)はキャリアフィルム10の厚さ方向に直交する方向における断面図であり、図4(b)は平面図である。
そして、各キャリアフィルム10のグリーンシート12の表面12aに、図5及び図6に示すように、銀やニッケル等を含有した導体ペーストを用いて、公知の技術であるスクリーン印刷等により配線パターン電極14を形成する。なお、配線パターン電極14としては、図5(a)及び図5(b)に示すように、2種類のパターンが用意されているが、以下、説明の便宜上、一方を配線パターン電極14A、他方を配線パターン電極14Bと称する。
図5(a)に示した配線パターン電極14Aには、複数の円孔16が形成されており、各円孔16の直径D1は同一とされ、規則的に配列されている。具体的には、最も近接する円孔16同士の中心間距離がいずれも一定距離Lとなるように、斜め格子状に周期配列されている。
また、図5(b)に示した配線パターン電極14Bも、上記配線パターン電極14Aと同サイズの正方形状を有しており、複数の円孔16が、最も近接する円孔16同士の中心間距離がいずれも一定距離Lとなるように、斜め格子状に規則的に周期配列されている。ただし、この配線パターン電極14Bの円孔16の位置は、配線パターン電極14Aの円孔16の位置と相対的に半周期(長さL/2)だけズレている。そのため、配線パターン電極14Aの円孔16の位置は、配線パターン電極14Bでは円孔16のない位置に対応し、逆に、配線パターン電極14Bの円孔16の位置は、配線パターン電極14Aでは円孔16のない位置に対応している。
なお、複数枚のキャリアフィルム10のうち、半分のキャリアフィルム10には配線パターン電極14Aを形成し、残りの半分のキャリアフィルム10には配線パターン電極14Bを形成する。以下、説明の便宜上、必要に応じて、キャリアフィルム10及びグリーンシート12のうち、配線パターン電極14Aが形成されたほうをキャリアフィルム10A及びグリーンシート12Aと称し、配線パターン電極14Bが形成されたほうをキャリアフィルム10B及びグリーンシート12Bと称す。同様に、適宜、配線パターン電極14Aに形成された円孔を円孔16A、配線パターン電極14Bに形成された円孔を円孔16Bと称す。
次に、配線パターン電極14が形成されたグリーンシート12に、図7及び図8に示すように、配線パターン電極14及びグリーンシート12を貫通する円形断面のビア孔(貫通孔)18をレーザ照射によって形成する。なお、このビア孔18の直径はD2(例えば、50μm)となっており、このD2は、上記配線パターン電極14の円孔16の直径D1よりも小さい。
このビア孔18の位置は、キャリアフィルム10Aにおいては、図7(a)に示すように、配線パターン電極14Aの円孔16Aの中心位置及び円孔16Aの中心位置から半周期(L/2)だけズレた位置(すなわち、配線パターン電極14Bの円孔16Bの中心位置)にそれぞれ形成されている。また、ビア孔18の位置は、キャリアフィルム10Bにおいても、図7(b)に示すように、配線パターン電極14Bの円孔16Bの中心位置及び円孔16Bの中心位置から半周期(L/2)だけズレた位置(すなわち、配線パターン電極14Aの円孔16Aの中心位置)にそれぞれ形成されている。
すなわち、ビア孔18は、両配線パターン電極14A,14Bとも同位置であって、配線パターン電極14Aの円孔16Aの位置及び配線パターン電極14Bの円孔16Bの位置のいずれか対応する位置に形成されており、その数も両配線パターン電極14A,14Bで同数である。
そして、ビア孔18それぞれに、公知のスクリーン印刷技術を用いて導電性ペースト20を充填する。なお、このスクリーン印刷に用いるスクリーンパターン22には、上記ビア孔18に対応する位置に、円孔16の直径D1より小さくビア孔18の直径D2より大きい直径D3の円形断面を有するペースト透過孔24が設けられている(図10参照)。従って、ビア孔18を導電性ペースト20で確実に充たすために、ビア孔18の容積よりも多くの導電性ペースト20をビア孔18に充填すると、図9及び図10に示すようなビア電極26が形成される。
ビア電極26は、ビア孔18内を充たす本体部26aと、グリーンシート12の表面12a又は配線パターン電極14の表面14aより上側に位置する接続パッド部26bとによって構成されている。このビア電極26の本体部26aと接続パッド部26bとは一体的に形成されている。接続パッド部26bは、そのグリーンシート12の表面12aにおける面積がS1(mm2)となっており、その投射形状は、ペースト透過孔24の断面形状(すなわち、直径D3の円形)と略同様の形状となっている。また、接続パッド部26bの厚さはt1(mm)となっている。なお、配線パターン電極14の円孔16の中心位置に形成されたビア孔18のビア電極26は、その接続パッド部26bの直径が円孔16の直径D1よりも小さいために配線パターン電極14に接しておらず、このビア電極26と配線パターン電極14とは電気的に絶縁されている。一方、円孔16の外部に形成されたビア電極26は、配線パターン電極14と導通されている。
以上のようなビア電極26を各ビア孔18に形成した後、グリーンシート12をキャリアフィルム10から剥がす。そして、図11に示すように、ビア電極26の接続パッド部26bが形成されている側を上向きにして複数枚のグリーンシート12を重ねる。このとき、グリーンシート12Aのビア孔18とグリーンシート12Bのビア孔18とが重なるように位置合わせして、グリーンシート12Aとグリーンシート12Bとを交互に積層する。その結果、上下に重なるグリーンシート12のビア電極26同士が導通される。
そして、積層されたグリーンシート12の上下を、上記ビア電極26の対応位置にビア電極28が形成された上カバー層30Aとビア電極のない平坦な下カバー層30Bとで挟んで積層体32を形成し、この積層体32を図12に示すように上下方向からプレスする。そして、この積層体32を、必要に応じてチップサイズに切断した後、脱脂/焼成装置によって脱脂処理及び焼成処理する。
最後に、得られた焼結体の上カバー層30Aのビア電極28の対応位置にバンプ電極を形成するが、この時、金属ペーストパターン2及び金属ボール3を用いて前述した条件でバンプ電極の形成を行う。これにより積層セラミックコンデンサ36の作製が完成する(図13参照)。
前記構造を有する積層セラミックコンデンサ36においては、一面に多数のビア電極28がマトリクス状に形成され、全てのビア電極28において確実に接続を取るためには、この上に形成されるバンプ電極の高さのバラツキをなるべく小さくする必要がある。また、非常に薄いセラミック層と配線パターン電極とが交互に積層された構造を有するため、高温での焼成は避ける必要がある。本発明を適用することで、これらの条件を満たすビア電極の形成が可能であり、ビア電極28の高集積化を達成しながら信頼性の高い積層セラミックコンデンサを実現することが可能である。
以下、本発明を具体的な実験結果に基づいて説明する。
実験1:金属ペーストの粘度に関する検討
金属ボールとしてCuボールを用意した。用意したCuボールは均一液滴噴霧法(UDS法)により作製したものであり、平均粒径100μm(公差<±5μm)である。
一方、金属ペーストとしては、Cu粉末を導電材料とする金属ペーストを用意した。Cu粉末の平均粒径は1.0μmである。前記金属ペーストは、前記Cu粉末の他、ガラスフリット、樹脂及び溶媒を含むものであり、樹脂としてエチルセルロースを用い、溶媒としてはターピネオールを用いた。ガラスフリット組成は、BaO37質量%、CaO15質量%、SiO48質量%である。前記金属ペーストのCu粉末含有率(金属含有率)は80質量%、ガラスフリット(GF)の含有率は5.6質量%である。前記樹脂及び溶媒の配合を変えることによって粘度20Pa・s〜10000Pa・sの金属ペーストを調製した。
前記金属ボール及び各種粘度を有する金属ペーストを用いてバンプ電極を作製したが、バンプ電極の作製に際しては、先ず、スクリーン印刷により金属ペーストパターンを形成した。スクリーン印刷は、メッシュ♯250、乳剤厚10μmの製版を用い、速度100mm/秒、印圧1kPa、ギャップ1mmの条件で行い、金属ペーストパターンの直径が金属ボールの直径の100%(したがって100μm)となるように金属ペーストを塗布した。なお、セラミック電子部品本体のバンプ電極形成面の表面粗さは、算術平均粗さRaで0.079μmとした。
前記金属ペーストパターンの形成の後、金属ボールをその上に供給したが、金属ボールの供給はメタルマスクを用いて行った。使用したメタルマスクの孔径は150μm(直径)、ピッチは400μm、厚さは100μmである。金属ボールを金属ペーストパターン上に載置した後、150℃で5分間乾燥させ、窒素雰囲気中で焼成を行い金属ペーストパターンを焼結させた。焼成温度は800℃とした。
種々の粘度を有する金属ペーストを用いて同様のバンプ電極の作製を行い、高さ測定及び印刷性を評価した。高さ測定はレーザ顕微鏡(波長λ=440nm)を用いて行った。測定した項目としては、バンプ高さの最大値(max)、最小値(min)、平均値(ave)、バラツキ(max−min)、及び平均値からのバラツキである。前記高さ測定においては、平均値からのバラツキが10μm以下であることが基準となる。印刷性は目視にて行い、他の電極との短絡の有無を調べた。結果を表1に示す。
Figure 0004613862
表1から明らかな通り、金属ペーストの粘度が5000以上になると、高さバラツキが10μmを越えており、金属ペーストの粘度が10000では高さバラツキが15μmを越えている。したがって、金属ペーストの粘度は3500Pa・s以下とすることが必要である。一方、印刷性を見ると、金属ペーストの粘度が20Pa・sと低い場合に短絡が見られた。したがって、金属ペーストの最適粘度範囲としては、50Pa・s〜3500Pa・sということになる。
実験2:焼成温度に関する検討
焼成温度を30℃〜1300℃とし、他は前項(実験1)と同様の条件でバンプ電極の形成を行った。ただし、金属ペーストの粘度は一定(500Pa・s)とし、金属ペーストに含まれる溶媒量は12.0質量%、樹脂量は1.4質量%で一定とした。また、金属ペーストパターンの直径は、金属ボールの直径の100%(したがって100μm)とし、厚さは10μとした。
焼成温度を変えて形成したバンプ電極の高さ測定を行い、さらに接合強度(垂直引張)の測定を行った。接合強度は、垂直ピンにはんだペースト(Sn−3Cu−0.5Ag)を介してバンプ電極に接合し、250℃でリフローした後、バンプ電極配列面に対して垂直方向に引っ張り、剥離するのに要した力を計測した。前記接合強度は10N以上であることが基準となる。結果を表2に示す。
Figure 0004613862
表2を見ると明らかなように、焼成温度が300℃の場合には接合強度が著しく低い値となっている。一方、Cuの融点を超える1100℃で焼成した場合には、高さバラツキが10μmを越え、1300℃では高さバラツキが15μmを越えている。これらの実験結果より、焼成温度は500℃〜1000℃とすることが好ましいと言える。
実験3:金属ペーストに含まれるCu粉末の平均粒径に関する検討
先の実験2と同じ条件(ただし、焼成温度は800℃で一定)で、金属ペーストに含まれるCu粉末の平均粒径を0.3μm〜14.9μmに変更し、バンプ電極の形成を試みた。作製したバンプ電極の接合強度の測定結果を表3に示す。
Figure 0004613862
金属ペーストに含まれるCu粉末の平均粒径が1.0μmを越えると、接合強度が10Nを下回り、強度不足となることがわかる。したがって、金属ペーストに含まれるCu粉末の平均粒径は0.3μm以上、1.0μm以下とすることが好ましい。
実験4:金属ペーストパターンの直径と金属ボールの直径に関する検討
金属ペーストパターンの直径Rと金属ボールの直径rの比率R/rを10%〜200%に変え、他は実験2や実験3と同じ条件(ただし、焼成温度は800℃で一定、且つ金属ペーストに含まれるCu粉末の平均粒径は1.0μmで一定)でバンプ電極を形成した。そして、作製したバンプ電極の接合強度を測定した。結果を表4に示す。
Figure 0004613862
表4から明らかなように、金属ペーストパターンの直径Rが金属ボールの直径rの50%未満では、接合強度が弱い。前記直径の比率R/rが50%以上であれば接合強度は維持されるが、金属ペーストパターンの直径Rが大きすぎると隣接バンプとの短絡のおそれが生じ、200%を越える値に設定しても意味がない。したがって、前記比率R/rの最適範囲は50%〜200%である。
実験5:金属ペーストパターンの厚さに関する検討
金属ペーストパターンの厚さを5μm〜80μmとし、他は実験4と同じ条件(ただし、金属ペーストパターンの直径Rと金属ボールの直径rの比率R/rは100%で一定)でバンプ電極を形成した。作製したバンプ電極について、高さ測定及び接合強度の測定を行い、印刷性について評価した。結果を表5に示す。
Figure 0004613862
この表5から、次のことがわかる。先ず、金属ペーストパターンの厚さが10μm未満になると、接合強度が低下している。逆に、金属ペーストパターンの厚さが80μmになると、接合強度の点では問題はないが、高さバラツキが悪化し、高さがでないという問題も生じている。したがって、前記金属ペーストパターンの厚さは、10μm〜50μm(金属ボールの直径との比率で10%〜50%)とすることが好ましいことになる。なお、金属ペーストパターンの厚さを50μm以上とする場合には、表5に示す通り金属ペーストの粘度を2000Pa・sあるいは7000Pa・sとする必要が生じ、このことも高さバラツキの要因になっているものと推測された。
実験6:金属ペーストのガラスフリット含有率に関する検討
金属ペーストに含まれるガラスフリット(GF)の含有率を1.1質量%〜20.0質量%とし、他は実験4と同じ条件(ただし、金属ペーストパターンの直径Rと金属ボールの直径rの比率R/rは100%で一定)でバンプ電極を形成した。作製したバンプ電極について、接合強度を測定した。結果を表6に示す。
Figure 0004613862
金属ペーストに含まれるガラスフリットの含有率は、バンプ電極の接合強度に大きく影響を与えており、前記含有率を3.3質量%以上とすることで接合強度10N以上が実現されている。
実験7:セラミック電子部品本体のバンプ電極形成面の表面粗さに関する検討
セラミック電子部品本体のバンプ電極形成面の算術平均表面粗さRaを0.020μm〜0.639μmとし、他は実験4と同じ条件(ただし、金属ペーストパターンの直径Rと金属ボールの直径rの比率R/rは100%で一定)でバンプ電極を形成した。なお、バンプ電極形成面の算術平均表面粗さRaは、下記の手法で調整した。
Ra0.020μm:1μmダイヤモンドペーストによる鏡面研磨
Ra0.079μm:直径1〜2μmのメディアを使用したバレル研磨
Ra0.254μm:平均粒径11.5μmのAlを使用したラップ研磨
Ra0.510μm:平均粒径30μmのAlを使用したラップ研磨
Ra0.639μm:平均粒径25μmのAlを使用したサンドブラスト表面処理
作製したバンプ電極について、高さ測定及び接合強度の測定を行い、印刷性について評価した。結果を表7に示す。
Figure 0004613862
表7から明らかなように、前記バンプ電極形成面の表面粗さが小さすぎると、接合強度の低下が見られ、印刷性も低下する。逆に、前記バンプ電極形成面の表面粗さが大きすぎると、高さバラツキが大きくなる。Ra0.639μmの場合には、高さバラツキが10μmを越えている。したがって、前記バンプ電極形成面の表面粗さの最適範囲は、算術平均表面粗さRaで0.079μm〜0.51μmである。
バンプ電極の形成工程を模式的に示す図であり、(a)は金属ペーストパターン形成工程、(b)は金属ボール供給工程を示す。 金属ペーストパターンの直径Rと金属ボールの直径rの関係を示す模式図であり、(a)はR>rの場合、(b)はR<rの場合を示す。 金属ボールの供給方法の一例を示す概略断面図である。 積層セラミックコンデンサを作製する際に用いるキャリアフィルムとグリーンシートとを示した図である。 図4のグリーンシート上に形成される配線パターン電極を示した平面図である。 図5のIII−III線断面図である。 図5のグリーンシートに形成されたビア孔を示した平面図である。 図7のV−V線断面図である。 図7のグリーンシートに形成されたビア電極を示した平面図である。 図9のVII−VII線断面図である。 配線パターン電極の積層状態を示した図である。 積層体を示した概略断面図である。 作製される積層セラミックコンデンサの概略断面図である。
符号の説明
1 セラミック電子部品本体、1a バンプ電極形成面、2 金属ペーストパターン、3 金属ボール、4 メタルマスク、5 スキージ、12,12A,12B セラミックグリーンシート、18 ビア孔、26 ビア電極、26a 本体部、26b 接続パッド部、36 積層セラミックコンデンサ

Claims (9)

  1. セラミック電子部品本体のバンプ電極形成面に金属ペーストを用いて金属ボールを接合するに際し、
    前記金属ペーストの粘度を50Pa・s以上、3500Pa・s以下とし、この上に前記金属ボールを供給して焼成を行うことを特徴とするセラミック電子部品の製造方法。
  2. 前記金属ペーストはCu粉末を導電材料として含有するCuペーストであり、前記金属ボールはCuを主体とするCuボールであることを特徴とする請求項1記載のセラミック電子部品の製造方法。
  3. 前記金属ペーストの焼成温度を500℃〜1000℃とすることを特徴とする請求項2記載のセラミック電子部品の製造方法。
  4. 前記金属ペーストに含まれるCu粉末の平均粒径を0.3μm以上、1μm以下とすることを特徴とする請求項2または3記載のセラミック電子部品の製造方法。
  5. 前記金属ペーストを略円形のパターンで塗布するとともに、この上に金属ボールを供給し、
    前記金属ペーストパターンの直径をR、前記金属ボールの直径をrとしたときに、0.5≦R/r≦2.0とすることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項記載のセラミック電子部品の製造方法。
  6. 前記金属ペーストの厚さを前記金属ボールの直径の10%〜50%とすることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項記載のセラミック電子部品の製造方法。
  7. 前記金属ペーストに含まれるガラスフリットの量を3.3質量%〜20質量%とすることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項記載のセラミック電子部品の製造方法。
  8. 前記セラミック電子部品のバンプ電極形成面の算術平均表面粗さRaを0.079μm〜0.51μmとすることを特徴とする請求項2から7のいずれか1項記載のセラミック電子部品の製造方法。
  9. 前記セラミック電子部品は、内部電極間をビア電極で接続した構造を有する積層セラミックコンデンサであることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項記載のセラミック電子部品の製造方法。
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