JP4613806B2 - 蒸発燃料処理システムの異常診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸発燃料処理システムの異常診断装置に関し、詳しくは、システムのリーク状態を診断する異常診断装置に関する。
車両用の内燃機関には、燃料タンクで発生する蒸発燃料が大気に放出されることを防止する蒸発燃料処理システムが備えられている。蒸発燃料処理システムは、内部に活性炭が充填されたキャニスタを有しており、このキャニスタに蒸発燃料を吸着して貯えるようになっている。キャニスタに吸着された蒸発燃料は、吸気通路の負圧の導入によりキャニスタからパージされ、吸入空気とともに燃焼室内に供給されて燃焼処理される。
しかし、蒸発燃料処理システムには、例えば、燃料タンクや燃料タンクとキャニスタとを接続するパイプの経年変化等によってリークが生じる場合がある。システムにリークが存在すると、大気中に蒸発燃料を飛散させることになってしまい、蒸発燃料処理システムとしての機能が損なわれることになる。
このため、従来の蒸発燃料処理システムには、例えば、特許文献1に記載されるように、システムのリーク状態を診断する異常診断装置が設けられている。特許文献1に記載された装置は、キャニスタの大気開閉弁を閉じた状態でパージポンプを作動させて負圧を導入し、システム内圧力(特許文献1に記載の技術では燃料タンク内の圧力)が所定値に達したらパージポンプを停止させるようにしている。そして、所定時間経過後のシステム内圧力の変動を検知することにより、リーク状態を診断するようにしている。
特開2002−138910号公報 特開2002−4959号公報 特開平6−235355号公報
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、時間が経過してシステム内圧力が一定圧に収束した後でなければ、リーク状態を診断することができない。したがって、この装置では、リーク状態の診断に一定の時間が必要であり、短時間でリーク状態を診断することは難しい。
短時間でリーク状態を診断する方法としては、負圧導入時のシステム内圧力の変化を測定し、それを基準値と比較することが考えられる。基準値は、システムに基準リークが生じている場合のシステム内圧力とする。これによれば、図12に示すように、システム内圧力(大気圧との差圧)が基準値よりも下がった時点で、システムには基準リークを超えるリークは生じていないと診断することができる。つまり、リーク状態が正常な場合(図12ではリーク小の場合)には、システム内圧力が収束するのを待つまでも無く、システム内圧力が基準値まで低下した時点で速やかに診断を完了することができる。
ところが、負圧導入時のシステム内圧力は、必ずしも常に減少方向(負圧の増大方向)に変化するとは限らない。実験によれば、システム内圧力は一度大きく低下してから徐々に上昇し、やがて一定の圧力に収束していくことが確認されている。これは、負圧の増大に伴ってタンク内に貯留されている燃料が蒸発することによる。
このようなシステム内圧力のアンダーシュートを考慮すると、図13に示すように、負圧の導入直後にシステム内圧力(大気圧との差圧)が基準値よりも低下した場合であっても、最終的にはシステム内圧力が基準値よりも高くなることが予想される。この場合、システムには基準リークを超えるリークが生じているので、リーク状態は異常であると診断されるべきである。しかし、単にシステム内圧力と基準値とを比較するだけの診断方法では、システム内圧力が基準値よりも低下した時点でリーク状態は正常と診断されてしまう。つまり、異常と診断すべきところを正常と誤診断してしまうことになる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、蒸発燃料処理システムのリーク状態を正確に且つ速やかに診断できるようにした異常診断装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、
燃料タンクと、前記燃料タンクに接続されるキャニスタとを有する蒸発燃料処理システムに設けられ、前記燃料タンクから前記キャニスタに至る蒸発燃料の流路内に負圧を導入したときのシステム内圧力を測定し、前記システム内圧力に基づいて前記システムのリーク状態を診断する異常診断装置において、
負圧の導入後に前記システム内圧力が定常になったとき或いは定常になったと推定されたとき、前記システム内圧力が予め設定された第1基準値よりも高い場合には、前記システムに基準リークを超えるリークが生じていると判断する第1判定手段と、
負圧の導入後に前記システム内圧力が前記第1基準値よりも低い値に設定された第2基準値まで低下したら、前記システムに前記基準リークを超えるリークは生じていないと判断する第2判定手段とを備え、
前記第1判定手段と第2判定手段のうち先に判定をなした方の判定結果により前記システムのリーク状態を診断することを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、
負圧の導入直後に生じる前記システム内圧力のアンダーシュート量を、前記燃料タンク内の温度と前記燃料タンクの残存燃料量とに基づいて予測し、予測したアンダーシュート量を前記第1基準値から差し引いた値を前記第2基準値として設定する第2基準値設定手段を備えることを特徴としている。
第3の発明は、第2の発明において、
前記第2基準値設定手段は、前記システムに前記基準リークが生じている場合のシステム内圧力推移を燃料温度と残存燃料量とをパラメータとして表現した物理モデルを用いて前記アンダーシュート量を計算することを特徴としている。
また、第4の発明は、上記の目的を達成するため、
燃料タンクと、前記燃料タンクに接続されるキャニスタとを有する蒸発燃料処理システムに設けられ、前記燃料タンクから前記キャニスタに至る蒸発燃料の流路内に負圧を導入したときのシステム内圧力を測定し、前記システム内圧力に基づいて前記システムのリーク状態を診断する異常診断装置において、
前記システム内圧力と予め設定された基準値とを比較し、前記システム内圧力が予め設定された基準値よりも高い場合には、前記システムに基準リークを超えるリークが生じていると判断する判定手段と、
負圧の導入後、所定の判定禁止期間は前記判定手段による判定を禁止する禁止手段と、
前記燃料タンク内の温度と前記燃料タンクの残存燃料量とに基づいて前記判定禁止期間を決定する判定禁止期間設定手段と、
を備えることを特徴としている。
第5の発明は、第4の発明において、
前記判定禁止期間設定手段は、負圧の導入から前記システム内圧力が最もアンダーシュートするまでの到達時間を、前記燃料タンク内の温度と前記燃料タンクの残存燃料量とに基づいて予測し、予測した到達時間を基準として前記判定禁止期間を決定することを特徴としている。
第6の発明は、第5の発明において、
前記判定禁止期間設定手段は、前記システムに前記基準リークが生じている場合のタンク内圧推移を燃料温度と残存燃料量とをパラメータとして表現した物理モデルを用いて前記到達時間を計算することを特徴としている。
負圧の導入後、システム内圧力は一度大きく低下してから徐々に上昇し、やがて定常状態となる。このため、システム内圧力が基準リークに対応する第1基準値よりも低くなったことだけでは、システムに基準リークを超えるリークが生じていないとは断定できない。第1の発明によれば、負圧の導入後にシステム内圧力が第1基準値よりもさらに低下し、第1基準値より低く設定された第2基準値まで低下することをシステムに基準リークを超えるリークが生じていないと判断する条件としているので、システム内圧力のアンダーシュートに伴う誤判定を防止することができる。しかも、システム内圧力が定常になるのを待つまでも無く、システム内圧力が第2基準値まで低下した時点で速やかに診断を完了することができる。システム内圧力が第2基準値まで低下しない場合には、定常状態でのシステム内圧力と第1基準値との大小関係からシステムのリーク状態を正確に診断することができる。
負圧の導入直後に生じるシステム内圧力のアンダーシュート量は、燃料温度と残存燃料量に応じて変化する。第2の発明及び第3の発明によれば、燃料温度と残存燃料量とに基づいて予測されたアンダーシュート量を第1基準値から差し引いた値が第2基準値として設定されるので、アンダーシュートに伴う誤判定をより確実に防止することができる。特に、第3の発明によれば、診断の都度、物理モデルを用いてアンダーシュート量を計算することで、条件毎にアンダーシュート量を記憶しておく必要が無く、メモリ容量を削減することができるという利点がある。
アンダーシュートに伴う誤判定を防止するための方法としては、負圧導入後の暫くの間はリーク状態の診断を禁止することが考えられる。しかし、負圧導入後のシステム内圧力の推移は燃料温度と燃料タンクの残存燃料量に応じて変化し、必ずしも一定ではない。また、誤判定の可能性を低減するために禁止期間を長くとると、その分、診断の完了に時間を要してしまう。第4の発明によれば、燃料温度と残存燃料量とに基づいて判定禁止期間が決定されるので、無駄に禁止期間を長くすることなく誤判定の可能性を低減することができ、正確且つ速やかにシステムのリーク状態を診断することができる。
第5の発明及び第6の発明によれば、負圧の導入からシステム内圧力が最もアンダーシュートするまでの到達時間を基準として判定禁止期間が決定されるので、アンダーシュートに伴う誤判定をより確実に防止することができ、且つ、判定禁止期間を必要最小限にして速やかに診断を完了することができる。特に、第6の発明によれば、診断の都度、物理モデルを用いて負圧の導入からシステム内圧力が最もアンダーシュートするまでの到達時間を計算することで、条件毎に判定禁止期間を記憶しておく必要が無く、メモリ容量を削減することができるという利点がある。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態としての蒸発燃料処理システムの構成を示す概略図である。本実施形態の蒸発燃料処理システムは、燃料を貯留する燃料タンク2を備えている。燃料タンク2の内部には、タンク内部の圧力に応じた信号を出力する圧力センサ32、タンク内部の燃料温度に応じた信号を出力する温度センサ34、及び、燃料の液面の高さに応じた信号を出力する液面位置センサ36が配置されている。燃料の液面の高さは燃料タンク2内の燃料量の測定に用いられる。
燃料タンク2はベーパ通路10を介してキャニスタ4に接続されている。キャニスタ4の内部は活性炭で充填されている。ベーパ通路10を通ってキャニスタ4内に流入してきた蒸発燃料はその活性炭に吸着される。キャニスタ4のベーパ通路10が接続される側には、パージ通路12も接続されている。パージ通路12はスロットル弁(図示略)の下流において吸気通路6に連通するとともに、その途中にパージ弁(VSV:Vacuum Switching Valve)8を備えている。パージ弁8は、デューティ信号により駆動されることにより、実質的にそのデューティ比に応じた開度を実現する制御弁である。
キャニスタ4のベーパ通路10が接続される側の反対側には、端部を大気に開放された大気通路14が接続されている。大気通路14はその途中に電動ポンプ20を備えている。電動ポンプ20は、キャニスタ4から大気側にガスを汲み出すように取り付けられている。また、大気通路14における電動ポンプ20とキャニスタ4との間には、切り替え弁22が配置されている。切り替え弁22には、端部を大気に開放されたガス通路16が接続されている。ガス通路16にはオリフィス24が配置されている。切り替え弁22は、図1中に実線で示す通路と破線で示す通路とを選択的に切り替えることができる。切り替え弁22において実線で示す通路が選択されたとき、大気通路14の電動ポンプ20が配置される側とキャニスタ4に接続される側とが連通する。破線で示す通路が選択されたときには、大気通路14の電動ポンプ20が配置される側にガス通路16が連通する。また、電動ポンプ20と切り替え弁22との間には、大気通路14の圧力に応じた信号を出力する圧力センサ38が配置されている。
パージ弁8、切り替え弁22、及び電動ポンプ20は、内燃機関の制御装置であるECU(Electronic Control Unit)30に接続されている。ECU30には、これらの弁8,22及び電動ポンプ20の動作を適宜に制御することで、蒸発燃料処理システムのリーク状態を診断する機能が備えられている。以下、本実施形態においてECU30により実行される蒸発燃料処理システムのリーク診断について説明する。
図2は、本実施形態においてECU30により実行されるリーク診断のルーチンをフローチャートで示したものである。本ルーチンの最初のステップS100では、電動ポンプ20の作動により大気通路14から大気中へのガスの放出が開始される。電動ポンプ20の回転速度は所定の一定回転速度に制御される。なお、初期状態における切り替え弁22の内部通路は、図1に実線で示す通路が選択されている。また、パージ弁8は、内燃機関の運転状態に応じてデューティ制御されている。
次のステップS102では、リファレンス圧Pref1を決定するための処理が実行される。ここでは、切り替え弁22の内部通路が図1に破線で示す通路に切り替えられる。これにより、ガス通路16内に空気の流れが生じることになり、オリフィス24の前後で圧力損失が生じる。ECU30はそのときの圧力センサ38の信号からオリフィス24の下流における圧力(ゲージ圧)を測定し、その測定結果をリファレンス圧Pref1として設定する。リファレンス圧Pref1は、システムにリークが生じているか否か判定するための参照値であり、システム内に基準径のリーク穴が開いている場合、つまり、システムに基準リークが発生している場合の定常状態でのシステム内圧力に相当する。
リファレンス圧Pref1の決定後は次のステップS104に進み、蒸発燃料処理システム内への負圧の導入が開始される。具体的な処理としては、電動ポンプ20は作動させたまま、パージ弁8が閉じられ、切り替え弁22の内部通路が図1に実線で示す通路に切り替えられる。これにより、燃料タンク2からパージ弁8に至る流路内のガスはキャニスタ4を経て大気通路14へ吸い出されていき、前記流路内の圧力(システム内圧力)は次第に低下していく。図3は負圧導入開始後のシステム内圧力の推移を示す図であり、実線はリークが大きい場合、破線はリークが小さい場合をそれぞれ示している。
ステップS106では、温度センサ34の信号から燃料タンク2内の燃料温度Tfuelが測定され、液面位置センサ36の信号から燃料量Vfuelが測定される。測定された燃料温度Tfuel及び燃料量Vfuelは、次のステップ108で実施されるシミュレーションのためのパラメータとして使用される。
ステップS108では、システムに基準リークが生じている場合のシステム内圧力の推移が物理モデルを用いてシミュレートされる。物理モデルは、蒸発燃料処理システムにおける流入出バランスを物理式で表したものである。本実施形態では、図4の概略図に示すように、電動ポンプからの流出流量、リーク穴からの流入流量、及び燃料蒸発流量を考慮した物理モデルを用いている。この物理モデルを用いれば、システム内の質量保存から、負圧導入開始後の任意の時点におけるシステム内圧力を算出することができる。以下、ステップS108で実施される物理モデルを用いたシステム内圧力の算出方法について説明する。
図6は、本実施形態においてECU30により実行されるシステム内圧力の算出のルーチンをフローチャートで示したものである。図6に示すルーチンの最初のステップS300では、以下の式(1)によって電動ポンプからの流出流量が算出される。式(1)において、ma2 は電動ポンプからの空気の流出流量(単位mol/s)、mg2 はキャニスタへの燃料の吸着流量(単位mol/s)、Pはシステム内圧力(単位Pa)、P0は大気圧(単位Pa)、B及びCはポンプ特性を示す係数である。電動ポンプは図5に示すようなポンプ特性(差圧−流量特性)を有しており、係数B,Cには実際の電動ポンプ22のポンプ特性に応じた値が選定される。
Figure 0004613806
次のステップS302では、以下の式(2)によってリーク穴からの流入流量が算出される。式(2)はノズルの式であり、式(2)において、ma1 はリーク穴からの流入流量(単位mol/s)、Aはリーク穴の面積(単位m2)、Rは一般気体定数(単位J/mol・K)、Maは燃料タンク内の空気の分子量(kg/mol)、Tは大気温(単位K)である。
Figure 0004613806
次のステップS304では、以下の式(3)によって燃料タンク内での燃料の蒸発流量が算出される。式(3)において、mg3 は燃料の蒸発流量(単位mol/s)、Dは係数、Ysは式(4)で表される変数、Ygは式(5)で表される変数である。また、式(4)及び式(5)中のMgは燃料タンク内の蒸発燃料の分子量(kg/mol)、式(4)中のPsは飽和蒸気圧、式(5)中のPgは蒸発燃料の分圧である。
Figure 0004613806
Figure 0004613806
Figure 0004613806
そして、次のステップS306で、システム内の質量保存に基づいてシステム内圧力が算出される。式(6)は、燃料タンク内の状態方程式である。式(6)において、Ptankは燃料タンク内圧力(単位Pa)でありシステム内圧力Pに等しい。Ttankは燃料タンク内の温度(単位K)であり、ステップS106で測定された燃料温度Tfuelが代入される。Vは燃料タンク内の空容積(単位m3)であり、実際の燃料タンク2の全容積からステップS106で測定された燃料量Vfuelを差し引いた値が代入される。Rは一般気体定数(単位J/mol・K)である。ma は燃料タンク内空気のモル数変化、mg は燃料タンク内蒸発燃料のモル数変化である。
Figure 0004613806
式(6)における燃料タンク内空気のモル数変化ma は、リーク穴からの空気の流入流量ma1 と、燃料タンクからキャニスタへの空気の流出流量ma2 とを用いて式(7)によって表すことができる。燃料タンクからキャニスタへの空気の流出流量ma2 は、電動ポンプからの空気の流出流量に等しい。
Figure 0004613806
また、式(6)における燃料タンク内蒸発燃料のモル数変化mg は、燃料タンク内での燃料の蒸発流量mg3 と、燃料タンクからキャニスタへの燃料の流出流量mg2 とを用いて式(8)によって表すことができる。燃料タンクからキャニスタへの燃料の流出流量mg2 は、キャニスタへの燃料の吸着流量に等しい。
Figure 0004613806
式(6)に示す状態方程式を解くことでシステム内圧力Pを算出することができる。ECU30は、システム内圧力Pの初期値を0とし、所定の周期Δtで図6に示すルーチンを実行することにより、負圧導入後のシステム内圧力の推移をシミュレートする。図7は、物理モデルから算出されるシステム内圧力の推移をグラフで表したものである。この図に示すように、負圧導入後、システム内圧力は一度大きく低下してから徐々に上昇し、やがて一定の圧力に収束していく。
再び図2に示すルーチンに戻って説明すると、ステップS108では、上記のような物理モデルを用いたシミュレーションの結果に基づき、システム内圧力の最下点圧Pbと、一定になったときの定常圧Pstとを算出する。図7に示すように、こられ定常圧Pstと最下点圧Pbとの差が、システムに基準リークが生じている場合のシステム内圧力のアンダーシュート量となる。
ステップS110では、ステップS108で算出された最下点圧Pbと定常圧Pstとを用い、次の式(9)によってリファレンス圧Pref1を補正する。以下では、補正前のリファレンス圧Pref1を第1リファレンス圧と呼び、補正後のリファレンス圧Pref2を第2リファレンス圧と呼ぶ。
ref2 = Pref1-(Pst-Pb) ・・・(9)
前述のように、第1リファレンス圧Pref1は、システムに基準リークが発生している場合の定常状態でのシステム内圧力を意味する。したがって、図3中に実線で示すように、定常状態における実際のシステム内圧力が第1リファレンス圧Pref1よりも高い場合には、基準リークよりも大きいリークがシステム内に生じていると判断することができる。一方、図3中に破線で示すように、定常状態における実際のシステム内圧力が第1リファレンス圧Pref1よりも低い場合には、基準リークよりも大きいリークはシステム内に生じていないと判断することができる。
このように、リークが基準リークよりも大きいか否かは、システム内圧力が定常状態になるのを待つことで判断可能である。しかし、リークが基準リークよりも小さい場合、つまり、蒸発燃料処理システムにリーク異常が無いならば、できる限り速やかに診断を終了したい。診断中は負圧の導入の必要からパージ弁8が閉じられ、その間は、キャニスタ4に吸着された蒸発燃料のパージ処理を行うことができないからである。そこで、ECU30は、第1リファレンス圧Pref1を用いた判定に加えて、ステップS108で設定した第2リファレンス圧Pref2を用いた判定も行うようにしている。第1リファレンス圧Pref1は第の発明にかかる「第1基準値」に相当し、第2リファレンス圧Pref2は第の発明にかかる「第2基準値」に相当する。
第2リファレンス圧Pref2は、システムに基準リークが生じている場合の最小システム内圧力を意味する。図3中に実線で示すように、リークが基準リークよりも大きい場合でも、アンダーシュート時のシステム内圧力は第1リファレンス圧Pref1よりも一時的に低くなる場合がある。しかし、リークが基準リークよりも大きければ、アンダーシュートしたとしても、第2リファレンス圧Pref2を超えてシステム内圧力が低下することはない。式(9)に示すように、第2リファレンス圧Pref2は、第1リファレンス圧Pref1よりもアンダーシュート量分だけ低く設定されているからである。したがって、図3中に破線で示すように、システム内圧力が第2リファレンス圧Pref2以下になることがあれば、基準リークよりも大きいリークはシステム内に生じていないと判断することができる。
2つのリファレンス圧Pref1,Pref2を用いたリーク診断の具体的な処理の流れは次のようになる。まず、ステップS112では、システム内圧力として圧力センサ32の信号からタンク内圧Ptankが測定され、第2リファレンス圧Pref2と比較される。タンク内圧Ptankが第2リファレンス圧Pref2よりも低くなったときには、基準リークよりも大きいリークはシステム内に生じていない、つまり、蒸発燃料処理システムは正常であると判断される(ステップS120)。
タンク内圧Ptankが第2リファレンス圧Pref2よりも大きい場合には、ステップS114の判定が行われる。ステップS114では、タンク内圧Ptankが定常になったか否か判定される。具体的には、タンク内圧Ptankの変化量ΔPと所定の基準値Pdefとが比較され、タンク内圧変化量ΔPが基準値Pdefを下回ったらタンク内圧Ptankは定常になったと判断される。なお、図3の実線及び破線に示すように、タンク内圧Ptankがアンダーシュートしたときには、タンク内圧Ptankの変化がゼロとなる偏極点ができる。この偏極点をタンク内圧Ptankの定常状態と誤判定することがないよう、タンク内圧Ptankのサンプリング周期は大きくとられている。
ステップS114の判定においてタンク内圧変化量ΔPが基準値Pdefを下回るまでの間は、ステップS112の判定が繰り返し実行される。この間にタンク内圧Ptankが第2リファレンス圧Pref2よりも低くなったときには、その時点で、蒸発燃料処理システムは正常との判断が行われて(ステップS120)、リーク診断は終了する。
タンク内圧Ptankが第2リファレンス圧Pref2よりも低くなることなく、定常状態になったときには、ステップS116の判定が行われる。ステップS116では、タンク内圧Ptankと第1リファレンス圧Pref1との比較が行われる。判定の結果、タンク内圧Ptankが第1リファレンス圧Pref1以下であれば、蒸発燃料処理システムは正常との判断が行われる(ステップS120)。一方、タンク内圧Ptankが第1リファレンス圧Pref1よりも大きい場合には、基準リークよりも大きいリークがシステム内に生じている、つまり、蒸発燃料処理システムは異常であると判断される(ステップS118)。
以上説明したリーク診断ルーチンによれば、負圧の導入後にタンク内圧Ptankが第1リファレンス圧Pref1よりもさらに低下し、第2リファレンス圧Pref2まで低下することを蒸発燃料処理システムに異常がないと判断する条件としているので、タンク内圧Ptankのアンダーシュートに伴う誤判定を防止することができる。しかも、タンク内圧Ptankが定常になるのを待つまでも無く、タンク内圧Ptankが第2リファレンス圧Pref2まで低下した時点で速やかにリーク診断を完了することができるという利点もある。
また、上記のリーク診断ルーチンによれば、タンク内圧Ptankが第2リファレンス圧Pref2まで低下しない場合には、定常状態でのタンク内圧Ptankと第1リファレンス圧Pref1との大小関係からシステムのリーク状態を正確に診断することができる。
また、第2リファレンス圧Pref2の決定に用いるアンダーシュート量は、燃料の蒸発状態に大きく影響する燃料温度Tfuelと残存燃料量Vfuelとを考慮した物理モデルを用いて算出されるので、アンダーシュートに伴う誤判定をより確実に防止することができる。しかも、本実施形態のように診断の都度、物理モデルを用いてアンダーシュート量を計算することで、条件毎にアンダーシュート量を記憶しておく必要が無く、ECU30のメモリ容量を削減することができるという利点もある。
なお、本実施形態では、ECU30によりリーク診断ルーチンのステップS114,S116,S118の処理が実行されることで、第1の発明にかかる「第1判定手段」が実現されている。また、ECU30によりリーク診断ルーチンのステップS112,S120の処理が実行されることで、第1の発明にかかる「第2判定手段」が実現されている。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施形態の蒸発燃料処理システムは、図1に示す構成の蒸発燃料処理システムにおいて、ECU30に、図2に示すリーク診断ルーチンに代えて別のリーク診断ルーチンを実行させることにより実現することができる。以下、本実施形態においてECU30により実行される蒸発燃料処理システムのリーク診断について説明する。
図8は、本実施形態においてECU30により実行されるリーク診断のルーチンをフローチャートで示したものである。本ルーチンの最初のステップS200では、電動ポンプ20の作動により大気通路14から大気中へのガスの放出が開始される。電動ポンプ20の回転速度は所定の一定回転速度に制御される。なお、初期状態における切り替え弁22の内部通路は、図1に実線で示す通路が選択されている。また、パージ弁8は、内燃機関の運転状態に応じてデューティ制御されている。
次のステップS202では、リファレンス圧Prefを決定するための処理が実行される。ここでは、切り替え弁22の内部通路が図1に破線で示す通路に切り替えられる。これにより、ガス通路16内に空気の流れが生じることになり、オリフィス24の前後で圧力損失が生じる。ECU30はそのときの圧力センサ38の信号からオリフィス24の下流における圧力(ゲージ圧)を測定し、その測定結果をリファレンス圧Prefとして設定する。リファレンス圧Prefは、システムに基準リークが発生している場合の定常状態でのシステム内圧力に相当する。
リファレンス圧Prefの決定後は次のステップS204に進み、蒸発燃料処理システム内への負圧の導入が開始される。負圧の導入方法は実施の形態1で説明した通りである。図9は負圧導入開始後のシステム内圧力の推移を示す図であり、実線はリークが大きい場合、破線はリークが小さい場合をそれぞれ示している。
また、負圧の導入開始とともに、負圧導入時間TIMEのカウントが開始される(ステップS206)。さらに、温度センサ34の信号から燃料タンク2内の燃料温度Tfuelが測定され、液面位置センサ36の信号から燃料量Vfuelが測定される(ステップS208)。
次のステップS210では、システムに基準リークが生じている場合のシステム内圧力の推移が物理モデルを用いてシミュレートされる。物理モデルの構成、及びそれを用いたシステム内圧力の算出方法は実施の形態1で説明した通りである。物理モデルを用いたシミュレーションにより、図10に示すようなシステム内圧力の推移が算出される。ステップS210では、このシミュレーション結果から、負圧の導入開始からシステム内圧力が最下点圧に到達するまでの時間TIMEaが算出される。
本実施形態にかかるリーク診断では、アンダーシュートに伴う誤判定の防止のため、図9に示すように、負圧導入後の暫くの間はリーク状態の診断を禁止することとしている。ただし、負圧導入後のシステム内圧力の推移は燃料温度と燃料タンクの残存燃料量に応じて変化し、必ずしも一定ではない。また、誤判定の可能性を低減するために禁止期間を長くとると、その分、診断の完了に時間を要してしまう。そこで、本実施形態では、システム内圧力が最下点圧に到達するまでの時間TIMEaをリーク状態の判定を不可とするリーク判定不可時間として設定している。
ステップS212では、負圧導入時間TIMEがリーク判定不可時間TIMEaを超えたか否か判定さる。負圧導入時間TIMEがリーク判定不可時間TIMEaを超えるまでは、次のステップS214には進まず、負圧導入時間TIMEがリーク判定不可時間TIMEaを超えたら、次のステップS214の処理が実行される。
ステップS214では、タンク内圧Ptankが定常になったか否か判定される。具体的には、タンク内圧Ptankの変化量ΔPと所定の基準値Pdefとが比較され、タンク内圧変化量ΔPが基準値Pdefを下回ったらタンク内圧Ptankは定常になったと判断される。タンク内圧変化量ΔPが基準値Pdefを下回るまでの間は、次のステップS216には進まず、タンク内圧変化量ΔPが基準値Pdefを下回ったら、次のステップS216の処理が実行される。
ステップS216では、タンク内圧Ptankとリファレンス圧Prefとの比較が行われる。判定の結果、タンク内圧Ptankがリファレンス圧Pref以下であれば、蒸発燃料処理システムは正常との判断が行われる(ステップS220)。一方、タンク内圧Ptankがリファレンス圧Prefよりも大きい場合には、基準リークよりも大きいリークがシステム内に生じている、つまり、蒸発燃料処理システムは異常であると判断される(ステップS218)。
以上説明したリーク診断ルーチンによれば、燃料の蒸発状態に大きく影響する燃料温度Tfuelと残存燃料量Vfuelとを考慮した物理モデルを用いてリーク判定不可時間TIMEaが算出されるので、リーク判定の禁止期間を無駄に長くすることなく誤判定の可能性を低減することができ、正確且つ速やかにシステムのリーク状態を診断することができる。
なお、リーク判定不可時間TIMEaを算出する方法としては、上述のように物理モデルを用いる方法の他、マップから算出する方法も考えうる。図11はマップの概念図であり、このマップによれば、燃料温度Tfuelと残存燃料量Vfuelとに応じたリーク判定不可時間TIMEaが一義的に算出できるようになっている。ただし、この場合には、条件毎にリーク判定不可時間TIMEaを記憶しておくための十分なメモリ容量が必要となる。これに対し、本実施形態のように診断の都度、物理モデルを用いてリーク判定不可時間TIMEaを計算すれば、条件毎にリーク判定不可時間TIMEaを記憶しておく必要が無く、ECU30のメモリ容量を削減することができるという利点がある。
なお、本実施形態では、ECU30によりリーク診断ルーチンのステップS216,S218の処理が実行されることで、第4の発明にかかる「判定手段」が実現されている。また、ECU30によりリーク診断ルーチンのステップS212の処理が実行されることで、第4の発明にかかる「禁止手段」が実現され、ステップS210の処理が実行されることで、第4の発明にかかる「判定禁止期間設定手段」が実現されている。
その他.
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において変形して実施することもできる。例えば、次のように変形して実施してもよい。
上記実施の形態では、圧力センサ32によって測定されるタンク内圧をシステム内圧として用いているが、圧力センサ38によって測定される電動ポンプ20の上流圧をシステム内圧として用いてもよい。
また、上記実施の形態では、オリフィス24を用いてリーク診断の度にリファレンス圧を測定しているが、マップから条件に応じたリファレンス圧を読み出してくるようにしてもよい。
本発明の実施の形態1としての蒸発燃料処理システムの構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態1において実行されるリーク診断ルーチンのフローチャートである。 負圧導入開始後のシステム内圧力の推移を示す図である。 蒸発燃料処理システムの物理モデルの概略図である。 電動ポンプのポンプ特性を示す図である。 本発明の実施の形態1において実行されるシステム内圧力の算出ルーチンのフローチャートである。 物理モデルから算出されるシステム内圧力の推移を示す図である。 本発明の実施の形態2において実行されるリーク診断ルーチンのフローチャートである。 負圧導入開始後のシステム内圧力の推移を示す図である。 物理モデルから算出されるシステム内圧力の推移を示す図である。 リーク判定不可時間を算出に用いるマップの概念図である。 発明が解決しようとする課題を説明するための図である。 発明が解決しようとする課題を説明するための図である。
符号の説明
2 燃料タンク
4 キャニスタ
6 吸気通路
8 パージ弁
10 ベーパ通路
12 パージ通路
14 大気通路
16 リファレンス用ガス通路
20 電動ポンプ
22 切り替え弁
24 オリフィス
30 ECU
32,38 圧力センサ
34 温度センサ
36 液面位置センサ
38 リッド開閉センサ

Claims (2)

  1. 燃料タンクと、前記燃料タンクに接続されるキャニスタとを有する蒸発燃料処理システムに設けられ、前記燃料タンクから前記キャニスタに至る蒸発燃料の流路内に負圧を導入したときのシステム内圧力を測定し、前記システム内圧力に基づいて前記システムのリーク状態を診断する異常診断装置において、
    負圧の導入後に前記システム内圧力が定常になったとき或いは定常になったと推定されたとき、前記システム内圧力が予め設定された第1基準値よりも高い場合には、前記システムに基準リークを超えるリークが生じていると判断する第1判定手段と、
    負圧の導入直後に生じる前記システム内圧力のアンダーシュート量を、前記燃料タンク内の温度と前記燃料タンクの残存燃料量とに基づいて予測し、予測したアンダーシュート量を前記第1基準値から差し引いた値を第2基準値として設定する第2基準値設定手段と、
    負圧の導入後に前記システム内圧力が前記第2基準値まで低下したら、前記システムに前記基準リークを超えるリークは生じていないと判断する第2判定手段とを備え、
    前記第1判定手段と第2判定手段のうち先に判定をなした方の判定結果により前記システムのリーク状態を診断することを特徴とする蒸発燃料処理システムの異常診断装置。
  2. 前記第2基準値設定手段は、前記システムに前記基準リークが生じている場合のシステム内圧力推移を燃料温度と残存燃料量とをパラメータとして表現した物理モデルを用いて前記アンダーシュート量を計算することを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理システムの異常診断装置。
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