JP4611423B2 - 低遅延エコーキャンセル動作用の方法とシステム - Google Patents

低遅延エコーキャンセル動作用の方法とシステム Download PDF

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Description

本発明は改良された音響特性(acoustic characteristics)を有するオーディオ通信(audio communication)のシステム及び方法に関し、特に改良されたオーディオエコーキャンセル動作システム(audio echo cancellation system)を有する会議システム(conferencing system)に関する。
従来の会議システムでは、1つ以上のマイクロホンが遠端サイト(far end site)の音波(sound wave)を取り込み(capture)、該音波を第1オーディオ信号(first audio signal)に変換(transforms)する。該第1オーディオ信号は近端サイト(near end site)に送信(transmitted)されるが、そこではテレビジョン(television)セット又は増幅器及びラウドスピーカー(amplifier and loudspeaker)が、該遠端サイトで発生された該第1オーディオ信号を該音波に変換することにより元の(original)音波を再生(reproduces)する。該近端サイトで作られた音波は該近端サイトのオーディオ取り込みシステム(audio capturing system)により部分的に取り込まれ、第2オーディオ信号(second audio signal)に変換され、該遠端サイトの該システムへ送信し返される。この、音波が1つのサイトで取り込まれ、もう1つのサイトへ送信され、そして次いで該最初のサイトへ送信し返される問題は、音響エコー(acoustic echo)と呼ばれる。その最も厳しい現れでは、そのループ利得(loop gain)が1(unity)を越える時、該音響エコーはフィードバック音(feedback sound)を引き起こす。又該音響エコーは双方のサイトの関与者に自分自身を聞こえ(hear themselves)させ、該会議システム上での会話を困難ならしめる。
該エコー問題を図1を参照して更に説明する。遠端1101からのデジタル(digital)オーディオ信号はD−A変換器(digital to analog converter){デーエイシー(DAC)}1301によりアナログドメイン(analog domain)に変換され、ラウドスピーカー増幅器1302で増幅され、そして更に該ラウドスピーカー1303により音響信号に変換される。直接の信号(direct signal)1304及び壁/天井他1305により反射された反射版(reflected versions)1306の両者は該マイクロホン1308により望ましくなく取り上げられる。該マイクロホンは又望ましい近端信号1307も取り上げる。該マイクロホン信号(microphone signal)は該マイクロホン増幅器1309により増幅され、A−D変換器(analog to digital converter)1310でデジタル化され、未キャンセル(uncancelled)マイクロホン信号1202を出力する。
万一該未キャンセルマイクロホン信号が該遠端に送信されるとしたら、該遠端サイトは自分自身のエコーを聞き、そしてもし同様なシステムが該遠端にあるなら、ハウリング(howling)/フィードバックさえ起こるかも知れない。
この問題を解く普通の方法は該マイクロホン信号路(microphone signal path)に音響エコーキャンセラー(acoustic echo canceller)1203を付加することである。このキャンセラーは該デジタルラウドスピーカー信号(digital loudspeaker signal)を信号基準(si
gnal reference)として使い、該ラウドスピーカーからのマイクロホン路1304/1306の全部の推定値を作り(estimates)、未キャンセルマイクロホン信号1202からこれらの推定値(estimates)を引き算(subtracts)し、信号1102として遠端へ送信されるキャンセル済みマイクロホン信号(cancelled microphone signal)1204を作る。
従来技術に依れば、音響エコーキャンセラー用に2つの主なアプローチ(approaches)がある。第1のものはフルバンド(full band)キャンセラーであり、第2のものはサブバンド(sub band)キャンセラーである。これらの両者は普通、該エコー路推定(echo path estimating)用に適応型(adaptive)のエフアイアール(FIR){有限インパルス応答(finite impulse response)}を使うが、しかしながらこれらをそれぞれフルバンドドメイン(full band domain)とサブバンドドメイン(sub band
domain)で適用する。
使われる音響エコーキャンセラーは典型的に幾つかの付加的サブブロック(additional sub blocks)、例えば、ダブルトーク(double talk)アルゴリズム、非線形処理ユニット(non−linear processing unit)、快適騒音発生(comfort noise generation)他、を有する。簡略で明らかなので、そしてこれらのブロックは本発明の範囲に直接は関連しないので、これらのサブブロックはここでは論じない。これらのブロックは変わってもよく、従来技術で良く文書化されている。当業者にとってこれらのブロックを集積化することは直ぐ出来る。
図2は従来技術のフルバンド音響エコーキャンセラーを示す。遠端2101からの信号は信号2102としてラウドスピーカーに送られ、又ラウドスピーカー基準信号(loudspeaker reference signal)2103としても使われる。
該ラウドスピーカー基準信号2103は適応型エフアイアールフイルター2104を通してフイルターされる。この適応型フイルターはその室のインパルス応答(impulse response of the room)に収斂(converges)し、それを追跡(tracks)する。初期の収斂用に、そして該部屋の何等かの音響的変化(ドアの開き、人々の移動、他)用に調整するため、該適応型エフアイアールフイルター2104は適応型(adaptive)であらねばならない。低廉な{低処理パワー(low processing power)の}エルエムエス(LMS){最小平均2乗(least mean square)}から、エイピーエイ(APA){アフィン射影アルゴリズム(affine projection algorithm)}及びアールエルエス(RLS){再帰的最小2乗(recursive least squares)}の様なもっと複雑で、もっと高価なアルゴリズムまで、多くの、多種の適応型アルゴリズムがこの目的で使われ得る。しかしながら、共通して、全てのこれらのアルゴリズムは適応用にエフアイアールフイルター更新ループ(FIR filter update loop)2108を使う。
該適応型エフアイアールフイルターは反転エコー推定値(inverted echo
estimate)2105を出力するが、該推定値は未キャンセルマイクロホン信号2106に加算され、エコーキャンセル済みマイクロホン信号(echo cancelled microphone signal)2107を計算する。
フルバンドエコーキャンセラーでは、アルゴリズム的遅延(algorithmic delay)は該マイクロホン信号路に付加されず、従ってフルバンドキャンセラーは短
い遅延が要求される時に使われることが多い。
しかしながら、従来技術のフルバンドキャンセラーに於いては或る欠点がある。1つの欠点は、音響環境の変化を追跡する該適応型フイルターの能力が貧弱で/遅いことであり、特に言葉(speech)及び他の自然(natural){カラー化された(coloured)}信号について然りである。もう1つの欠点は下記で説明される様に、必要な処理パワー(processing power requirements)が消耗し尽くされ勝ちなことである。
大抵のエコーキャンセラーで使われる音響システムのモデルはエフアイアールフイルター(FIR filter)である。エフアイアールフイルターは信号動作処理(signalling processing)の技術では公知であり、その基礎はここでは論じない。該エフアイアールフイルターは直接音(direct sound)と、室内の大抵の反射(most of the reflections in the room)と、の伝達関数(transfer function)を近似する。必要な処理パワーの故に、信号がラウドスピーカーで奏された後無限の時間に亘ってエコーをキャンセルしようとはしない。代わりに、それは、与えられた時間、いわゆるテイル長さ(tail length)、の後のエコーがキャンセルされず、残留エコーとして見えることを受け入れる。
完全な該テイル長さ内の該エコーを推定(estimate)するためには、該エフアイアールフイルターの所要長さ(required length of the FIR filter)は下記となり、

L=Fsテイル長さ

ここでFsはサンプリング周波数でHzで与えられ、そして該テイル長さは秒で与えられる。
該フイルターの1つのサンプル出力を計算するための掛け算と加算の各々の必要数は該フイルター長さ(filter length)に等しく、該フイルターの出力はサンプル毎に1回計算されるべきである。その結果、掛け算と加算の合計数は下記である。
FsL=FsFsテイル長さ=テイル長さFs
テイル長さの典型的値は0.25秒である。8kHzのサンプリング周波数を使うシステム用の掛け算及び加算の数は1610であり、16kHz用では6410、47kHz用では57610となるだろう。
同様の計算はフイルター更新アルゴリズムについても行われ得る。最も簡単なアルゴリズム、エルエムエス(LMS)、は該エフアイアールフイルターと同じ数の加算と掛け算を有するので、絶対的に最も簡単なフルバンドキャンセラーについては、加算と掛け算の数は各々下記に等しい。
テイル長さFs
もっと複雑な更新アルゴリズムは該エフアイアールフイルターの追跡能力(tracking ability)を改善するが、処理パワーの意味では遙かにもっと複雑である。フイルター長さに比例した複雑さを有するアルゴリズムがあるが、該エルエムエスアルゴリズムより遙かに大きい比例定数を有し、そして該フイルター長さの2乗に比例する複雑さを有するアルゴリズムさえある。後者の場合はFs(Fsテイル長さ)に比例するフルバンドエコーキャンセラー用処理パワー要求を与え、該要求はフルバンド音響エ
コーキャンセラー用としては非現実的である。
上記で論じたフルバンドエコーキャンセラーの2つの欠点を克服する従来の方法はサブバンド処理を導入することである。図3では、これへの1つのアプローチが示されるが、それは下記で論じられる。
遠端からの信号3101は信号3102としてラウドスピーカーへ送られる。それは又アナライズフイルター(analyze filter)3301を使って選ばれた数のサブバンド(chosen number sub−bands)に分割される。未キャンセルマイクロホン信号3106はもう1つの(しかし等しい)アナライズフイルター3302を使ってサブバンドに分割される。該サブバンドの選ばれた数は今後Nと示される。
各サブバンド用に、該ラウドスピーカーアナライズフイルターはサブバンド基準信号3203を出力するが、該信号は、反転サブバンドエコー推定値(inverted sub−band echo estimate)3205を計算するサブバンドエフアイアールフイルター3204を通してフイルターされる。マイクロホンアナライズフイルターはサブバンド未キャンセル信号(sub−band uncancelled signal)3206を出力するが、該信号は該反転エコー推定値に加算され、サブバンドエコーキャンセル済みマイクロホン信号(sub−band echo cancelled microphone signal)3207を出力する。該エコーキャンセル済みマイクロホン信号は該エフアイアールフイルターを適応させるため使われ、サブバンドエフアイアールフイルター更新ループ(sub−band FIR filter update loop)3208として示される。
全てのサブバンドからのエコーキャンセル済みマイクロホン信号は又、合成フイルター(synthesize filter)3303によりフルバンドキャンセル済みマイクロホン信号3107へと一緒に合体(merged)される。
このアプローチを使って、信号はもっと小さいバンド幅を有するバンドに分割されるが、それはもっと低いサンプリング周波数を使って表すことが出来ることが下記の論議からもたらされる。なお、アナライズフイルターはフイルターバンク(filter bank)とデシメイター(decimator)とから成り、合成フイルターはフイルターバンクとインターポレーター(interpolator)から成ることを注意されたい。
ナイキストのサンプリング定理(Nyquist’s sampling theorem)に依れば、フルバンド信号のサンプリング周波数は下記で計算される。
Fsfullband=2fullband

ここでFfullbandはフルバンド周波数バンド(full band frequency band)である。同様に、サブバンド信号のサンプリング周波数は下記で計算される。
Fssubband=2subband

ここでFsubbandはサブバンド周波数バンド(sub−band frequency band)である。更に、各サブバンドの周波数バンドは下記で表される。
subband=Ffullband/N
更に、フイルターバンクの必要処理パワーを簡略化し、減じるために、従来の様にオーバーサンプリング(oversampling)が使われる。これは定数を導入することにより数学的に表されるが、該定数は勿論この表現で付加される全ての他の定数を含むことが出来る。
上記表現から、該サブバンド信号は下記のサンプリング周波数を有することがもたらされる。
Fssubband=(K/N)Fsfullband

ここでKはオーバーサンプリング係数(oversampling factor)である。Kは常に1より大きいが大抵は比較的小さいことが多く、典型的には2より小さい。
エフアイアールフイルターが、フイルター長さに比例した複雑さの受け入れを伴うと仮定して(例えば、エルエムエス)、1つのサブバンドでの該フイルタリング及び受け入れ用の所要処理パワーは下記で表され、

ProsPowsubband=C テイル長さFssubband
ProsPowsubband=C テイル長さ(K/NFsfullband

ここでCは比例定数である。
結果として、全部のNのサブバンド用の該所要処理パワーは下記に等しい。
ProsPow=N テイル長さ(K/NFsfullband
ProsPow=C テイル長さ(KFsfullband/N
かくして、高いNについては、該フイルター動作の処理パワー要求は急激に減じられ得る。勿論、アナライズ及び合成フイルターのオーバーヘッドが付加されねばならないが、長いテイル長さ及び合理的な大きいN用には、このオーバーヘッドは説明される節約に比して小さい。
フイルター長さの2乗に比例する複雑さを有するもっと複雑な更新アルゴリズムについては、顕著に短いフイルター長さの故に、フルバンドの場合に比すれば複雑さの低減は遙かに大きい。
加えて、サブバンドキャンセラーが、特に言葉及び他の自然な(カラー化された)信号用で、音響環境の変化に適合する改善された能力を有することを経験は示している。
しかしながら、1つの主要な欠点が該サブバンドスキーム(sub−band scheme)に導入される。該アナライズ及び合成フイルターが該マイクロホン信号にアルゴリズム的遅延(algorithmic delay)を付加するのである。或る応用ではこれは望ましくなく、或いは受け入れ不可能でさえある。
要するに、2つの提示したアプローチの強さと弱さが逆になっている。該フルバンドエコーキャンセラーはゼロのアルゴリズム的遅延から利益を得るが、それはゆっくりした適応と大きい処理的複雑さをこうむる。しかしながら、サブバンドエコーキャンセラーはより速い適応とより低い処理的複雑さから利益を得るが、アルゴリズム的遅延をこうむる。
本発明の目的は上記説明の問題を克服するオーディオエコーキャンセル動作用の方法とシステムを提供することである。
特に、本発明は、近端のオーディオ信号と、遠端のオーディオ信号(6101)で発生されるエコー信号と、から成るエコー付加マイクロホン信号(6106)から、1セットのフルバンドフイルタータップを有するフルバンドエフアイアールフイルター(6104)で該遠端のオーディオ信号(6101)をフイルターすることにより発生される反転エコー推定値(6105)加算することにより、エコー減衰済み出力信号(6107)を提供するよう調整されたオーディオエコーキャンセラーを開示するが、該オーディオエコーキャンセラーは、該遠端のオーディオ信号(6101)を多数のサブバンド基準信号(6203)に分割するよう構成された第1アナライズフイルター(6301)と、該エコー付加マイクロホン信号(6106)を多数のサブバンドエコー付加マイクロホン信号(6206)に分割するよう構成された第2アナライズフイルターと、サブバンドフイルタータップのそれぞれのセットを有する多数のサブバンドエフアイアールフイルターであるが、各サブバンドエフアイアールフイルターが、サブバンドフイルタータップの組み合わせセットがそれで更新される、サブバンドエコー減衰済みフィードバック信号(6207)を提供するために、組み合わせサブバンド基準信号(6203)をフイルターするよう、そして、組み合わせサブバンドエコー付加済みマイクロホン信号(6206)に加算される反転サブバンドエコー推定値(6205)を出力するよう、構成された該サブバンドエフアイアールフイルターと、該反転エコー推定値(6105)の早期部分(6109)を発生する該フルバンドエフアイアールフイルター用のそれぞれのフルバンドフイルタータップに{0−(m−1)}次の対応するサブバンドフイルタータップを合体させるよう構成された第1合成フイルターと、そして該反転エコー推定値(6105)の晩期部分(6109)を提供するために、組み合わせサブバンドエフアイアールフイルターの(m−n)次サブバンドフイルタータップからそれぞれ計算される晩期サブバンドエコー推定値(6209)を合体するよう構成された第2合成フイルターと、を具備する。
本発明を実施する最良モード
下記では、本発明が好ましい実施例を説明し、附属する図面を参照することにより論じられる。しかしながら、例え、或る特定の例により特定の実施例が説明されても、当業者は、同封された独立請求項で規定される本発明の範囲内で他の応用や変型を実現するであろう。
本発明はサブバンドエコーキャンセラーの速い適応性とフルバンドキャンセラーのゼロ遅延性を保持する。それは必要な処理パワーの少しばかりの増加を求めるが、特に複雑で錯綜した適応アルゴリズムが含まれる時に、従来のフルバンドエコーキャンセラーに比較すれば、従来のサブバンドエコーキャンセラーの低い必要処理パワーになおずっと近いものである。
本発明を説明するために、図3の従来技術システムが今度は、該システムのもっと詳細な版を図解する図4を参照してもっと詳細に説明される。
図3に於ける様に、遠端からの信号4101は信号4102としてラウドスピーカーへ送られる。それは又アナライズフイルター4301を使ってサブバンドに分割される。未キャンセルマイクロホン信号4106はもう1つの(しかし等しい)アナライズフイルター4302を使ってサブバンドに分割される。
各サブバンド用に、該ラウドスピーカーアナライズフイルターはサブバンド基準信号4203を出力するが、該信号は、基準遅延ライン(reference delay line)4211と,エフアイアールフイルタータップ4212のセットとそしてたたみ込みユニット(convolution unit)4213とから成るサブバンドエフアイアールフイルターを通してフイルターされる。該たたみ込みユニットは反転サブバン
ドエコー推定値(inverted sub−band echo estimate)4205を出力する。該マイクロホンアナライズフイルターはサブバンド未キャンセル信号4206を出力するが、該出力は該反転エコー推定値に加算されて、サブバンドエコーキャンセル済みマイクロホン信号4207を出力する。該エコーキャンセル済みマイクロホン信号は該エフアイアールフイルターの適応用に使われ、該サブバンドエフアイアールフイルター更新ループ(sub−band FIR filter update loop)4208として示される。
全サブバンドからの該エコーキャンセル済みマイクロホン信号は又、合成フイルター4303によりマイクロホンキャンセル済みフルバンド信号4107へと一緒になるよう合体される。
図5は本発明の第1実施例を図解する。図4の従来技術のシステムに於ける様に、遠端からの信号5101は信号5102としてラウドスピーカーへ送られる。又それはアナライズフイルター5301を使ってサブバンドに分割される。未キャンセルマイクロホン信号は、もう1つの(しかし等しい)アナライズフイルター5302を使ってサブバンドに分割される。
各サブバンド用に、該ラウドスピーカーアナライザーフイルターはサブバンド基準信号5203を出力するが、該信号は、基準遅延ライン5211と、エフアイアールフイルタータップのセット5212と、そしてたたみ込みユニット5213と、から成るサブバンドエフアイアールフイルターを通してフイルターされる。該たたみ込みユニットは反転サブバンドエコー推定値5205を出力する。該マイクロホンアナライズフイルターはサブバンド未キャンセル信号5206を出力するが、該信号は該反転エコー推定値に加算され、サブバンドエコーキャンセル済みマイクロホン信号5207を出力する。
図4の従来技術のシステムに関しては、該エコーキャンセル済みマイクロホン信号は該エフアイアールフイルターの適応用に使われ、それはサブバンドエフアイアールフイルター更新ループ5208として示される。
しかしながら、従来技術と異なり、該サブバンドエコーキャンセル済みマイクロホン信号は合成フイルターを通過しない。
代わりに、該エフアイアールフイルターのフイルタータップ値(filter tap
values)は、フルバンドエフアイアールフイルターレプリカ(full band FIR filter replica)5104を計算するためにエフアイアールモデル合成フイルター(FIR model synthesize filter)をシーケンス動作式(sequentially)に通過する。フイルタータップマルチプレクサー5214は該シーケンス動作(sequncing)を制御する。最初に、該合成フイルターは全部がゼロ状態にリセットされ、その後、該サブバンドエフアイアールフイルターのフイルタータップ値は、全サブバンドからのhタップでスタートし、全サブバンドからのhタップ等と続けて、全サブバンドのhn−1タップで終了する様に、該合成フイルターに供給される。ここで、nは該サブバンドエフアイアールフイルター内のタップの数である。サブバンドエコーキャンセラーでは、種々のサブバンド用に種々の数のタップを使うのが普通であり、この様な場合に該フイルタータップマルチプレクサーはもうこれ以上タップが無い様な全部のサブバンド用にはゼロを出力する。
結果として、該合成フイルター内の遅延と応答長さの故に、全部がゼロを有する幾つかのパス(passes)が該合成フイルターを通して送られ、該応答のテイル(tail
of the response)を計算する。パスの必要数は該合成フイルターの設
計に依る。
最後に、該合成フイルターの出力は該エフアイアールフイルターレプリカ5104にコピーされる。結果はフルバンドエフアイアールフイルターが、それぞれのサブバンドのエフアイアールタップから発生されたエフアイアールタップで構成されることになる。
該合成フイルターを通るよう該サブバンドエフアイアールフイルタータップを如何にそして何時送るかに関して幾つかのアプローチが可能である。極微的に(atomically)(時間の1点に於いて)全てのシーケンス動作が行われ得るが、これは不必要に多くの処理パワーを付加する。もっと好ましい解は、各サンプル間隔毎に1セットのタップが該合成フイルターを通るよう送ることである。これはフルバンドフイルターが選ばれたテイル長さより少し長い間隔でのみ更新されることを意味するが、これは寧ろ重要でなく、何故ならサブバンドフイルターは可成り一定だからである。例え音響応答が変化する時でも、テイル長さ/更新間隔に比較すれば再適応時間は長い。
更に、該ラウドスピーカーへの信号5102と同一の、遠端からの信号5101が、該フルバンドエフアイアールフイルターレプリカ5104を通るよう送られ、反転フルバンドエコー推定値5105を作る。これは未キャンセルマイクロホン信号5106に加算され、エコーキャンセル済みフルバンドマイクロホン信号5107を作る。
このアプローチを使って、アルゴリズム的遅延ゼロが達成されるが、それは該マイクロホン信号が信号処理に曝されないからである。全ての適応はサブバンドで行われ、サブバンドエコーキャンセラーの利点は保持される。
しかしながら、フルバンドエコーフイルター作用は2回行われねばならず、1回はサブバンドドメインに於いてであり(計算的には廉価である)、1回はフルバンドドメインに於いてである(計算的には高価である)。かくして、例え必要な処理パワーがフルバンドの場合より可成り低くても、それらは純粋なサブバンドのアプローチに比較して大きく、更に低減が望ましい。
本発明の第2の実施例では、必要な処理パワーは低められる。この実施例は図6で図解される。
再び、遠端からの信号6101は信号6102としてラウドスピーカーに送られる。又それはアナライズフイルター6301を使ってサブバンドに分割される。未キャンセルマイクロホン信号6106はもう1つの(しかし同様な)アナライズフイルター6302を使ってサブバンドに分割される。
各サブバンド用に、該ラウドスピーカーアナライズフイルターはサブバンド基準信号6203を出力するが、該信号は、基準遅延ライン6211と、エフアイアールフイルタータップのセット6212とそして双たたみ込みユニット(dual convolution unit)6213と、から成る双サブバンドエフアイアールフイルター(dual sub−band FIR filter)を通してフイルターされる。該たたみ込みユニットは反転サブバンド早期エコー推定値(inverted sub−band early echo estimate)6205と反転晩期エコー推定値(inverted late echo estimate)6209とを出力する。該サブバンド早期(early)エコー推定値は、フイルタータップh−hm−1により決定される時間内の該サブバンドエコー推定値の最初の部分であり、一方該サブバンド晩期(late)エコー推定値は、フイルタータップh−hにより決定される時間内の該サブバンドエコー推定値の最後の部分である。該マイクロホンアナライズフイルターはサブバン
ド未キャンセル信号6206を出力するが、該信号は該両反転エコー推定値に加算され、サブバンドエコーキャンセル済みマイクロホン信号6207を出力する。
図5に於ける様に、該エコーキャンセル済みマイクロホン信号は該エフアイアールフイルターの適応用に使用され、該サブバンドエフアイアールフイルター更新ループ6208として示される。該エフアイアールフイルターの該適応は図5に於けると同一である。
図5に於ける様に、フイルタータップマルチプレクサー6214とエフアイアールモデル合成フイルター6304はフルバンド応答フイルターレプリカ6104を計算する。しかしながら、このレプリカは推定済みサブバンドエフアイアールフイルター応答の早期部分のみを使って計算され、該フルバンドレプリカは音響応答の早期部分のみを表す。かくして、該フルバンドエフアイアールフイルターレプリカ6104は図5のレプリカより可成り短い。該フルバンド基準信号6101はこのフイルターを通るように送られ、反転フルバンド早期エコー推定値6108を出力する。
加えて、該反転サブバンド晩期エコー推定値は晩期エコー合成フイルター6303を通るよう送られ、反転フルバンド晩期エコー推定値6109を形成する。それは晩期エコー推定値であり、該合成フイルターを通して送られるエコー削減済み信号(図4に於ける様な)ではないことを注意しておく。該アナライズと合成とのフイルター通過の遅延をバランスさせるために、該合成フイルター6303の直ぐ後に遅延調整部(delay adjustment)6110が必要かも知れない。
該フルバンド早期エコー推定値6104と該フルバンド晩期エコー推定値6109は加算され、フルバンドエコー推定値6105を形成する。該フルバンドエコー推定値は未キャンセルマイクロホン信号6106に加算され、エコーキャンセル済みマイクロホン信号を出力する。
基本的に、該第2実施例のアプローチはフルバンドエフアイアールフイルターを使ってエコーの最初の部分のみを推定する、一方何等かに遅延している該エコーの晩期部分は、マイクロホン信号路内に何等かのアルゴリズム的遅延を導入することなしに、該サブバンド構造により導入される本来的遅延(inherent delays)を伴う計算を見越している。
該フルバンド早期応答フイルターレプリカは図5のレプリカより可成り短いので、複雑さの低減が達成される。
該早期エコー及び晩期エコー用に使われ得るフイルタータップの数はアナライズ及び合成フイルターの設計に依る。この設計に依り、該フルバンドエフアイアールフイルターからと、該サブバンド晩期エコーモデルからと、の間のエコー推定値寄与(echo estimate contribution)の幾らかの重複もあるかも知れない。1例として、該アナライズ及び合成フイルターが40msのアルゴリズム的遅延を導入する、一方該システムが250msのテイル長さをキャンセルする必要があると仮定する。典型的に、該早期エコーフルバンドエフアイアールフイルターはその時該40ms遅延より幾分長い必要がある。該最初の40msは該フルバンドフイルターによってのみキャンセルされ、次の、例えば、10msは該フルバンドエフアイアールフイルターと該晩期エコー推定値とにより合同してキャンセルされる、一方最後の200msは該晩期エコー推定値のみによりキャンセルされる。この例では、該フルバンドフイルター用に必要な処理パワーは、図5で図解される実施例に比較して80%減じられる。もう1つの合成フイルターが必要なので、正味の改良はその大きさではない(is not that big)。しかしながら、第1実施例と比較して、該フルバンドエフアイアールフイルターの同じ更新
間隔用に、通されねばならないタップのセットが少ないので、該エフアイアールモデル合成フイルターの計算的な複雑さは減じられ得る。
本発明はその欠点を導入すること無しに、フルバンドエコーキャンセラーとサブバンドエコーキャンセラーとの利点を組み合わせている。
本発明により、サブバンドキャンセラーの本来的遅延と相対立し、フルバンドキャンセラーの場合であるマイクロホン経路に於けるアルゴリズム的遅延がゼロとなる。
更に、特に言葉及び自然信号について、フルバンドエコーキャンセラーのゆっくりした収斂速度と相対立して、適応がサブバンドで行われるので、適応/収斂速度はサブバンドエコーキャンセラーと等しくなる。
最終的に、本発明は、フルバンドキャンセラーの高い計算的複雑さに相対立して、サブバンドエコーキャンセラーに近い、低い計算的複雑さしか要しない。
本発明をより容易に理解可能にするために、付帯する論議は添付する図面を参照する。
従来の会議システムセットアップの詳細ブロック線図である。 フルバンド処理を有する音響エコーキャンセラーサブシステムのより詳細な図である。 サブバンド処理を用いて実現される対応するエコーキャンセラーサブシステムのブロック線図である。 サブバンドエフアイアールフイルターに於ける詳細図を有するサブバンドシステムのブロック線図である。 本発明の第1実施例のブロック線図である。 本発明の第2実施例のブロック線図である。

Claims (6)

  1. 近端のオーディオ信号と、遠端のオーディオ信号(6101)で発生したエコー信号と、から成るエコー付加マイクロホン信号(6106)から、該遠端のオーディオ信号(6101)を、フルバンドフイルタータップのセットを有するフルバンドエフアイアールフイルター(6104)でフイルターすることにより発生した反転エコー推定値(6105)を加算することにより、エコー減衰済み出力信号(6107)を提供するよう調整されたオーディオエコーキャンセラーに於いて、該オーディオエコーキャンセラーが、
    該遠端のオーディオ信号(6101)を多数のサブバンド基準信号(6203)に分割するよう構成された第1アナライズフイルター(6301)と、
    該エコー付加マイクロホン信号(6106)を多数のサブバンドエコー付加マイクロホン信号(6206)に分割するよう構成された第2アナライズフイルターと、
    サブバンドフイルタータップのそれぞれのセットを有する多数のサブバンドエフアイアールフイルターであるが、各サブバンドエフアイアールフイルターが、サブバンドフイルタータップの組み合わせセットがそれにより更新されるサブバンドエコー減衰済みフィードバック信号(6207)を提供するために、組み合わせサブバンド基準信号(6203)をフイルターし、組み合わせサブバンドエコー付加マイクロホン信号(6206)に加算される反転サブバンドエコー推定値(6205)を出力するよう構成されている該多数のサブバンドエフアイアールフイルターと、
    該反転エコー推定値(6105)の早期部分(6108)を発生する該フルバンドエフアイアールフイルター(6104)用のそれぞれのフルバンドフイルタータップに、{0−(m−1)}次の対応するサブバンドフイルタータップを合体させるよう構成された第1合成フイルターと、
    該反転エコー推定値(6105)の晩期部分(6109)を提供するために、組み合わせサブバンドエフアイアールフイルターの(m−n)次サブバンドフイルタータップからそれぞれ計算された晩期サブバンドエコー推定値(6209)を合体させるよう構成された第2合成フイルターと、を具備することを特徴とするオーディオエコーキャンセラー。
  2. 該反転エコー推定値(6105)の前記晩期部分(6109)の遅延を、該反転エコー推定値(6105)の前記早期部分(6108)の遅延へと調整するよう構成された遅延調整ユニット(6100)を具備することを特徴とする請求項のオーディオエコーキャンセラー。
  3. 前記第1合成フイルター内で合体されるためにサブバンドフイルタータップの前記セットから現在の対応するサブバンドフイルタータップを連続的に選択するよう構成された、各サブバンド用に1つの、多数のマルチプレクサー(5214,6214)を具備することを特徴とする請求項1又は2のオーディオエコーキャンセラー。
  4. オーディオエコーキャンセラーが、近端のオーディオ信号と、遠端のオーディオ信号(6101)で発生したエコー信号と、から成るエコー付加マイクロホン信号(6106)から、該遠端のオーディオ信号(6101)を、フルバンドフイルタータップのセットを有するフルバンドエフアイアールフイルター(5104)でフイルターすることにより発生した反転エコー推定値(6105)を加算することにより、エコー減衰済み出力信号(6107)を提供するよう調整されるオーディオエコーキャンセル動作用の方法に於いて、該方法が、
    該遠端のオーディオ信号(6101)を第1アナライズフイルター(6301)内で多数のサブバンド基準信号(6203)に分割する過程と、
    該エコー付加マイクロホン信号(6106)を第2アナライズフイルター内で多数のサブバンドエコー付加マイクロホン信号(6206)に分割する過程と、
    サブバンドフイルタータップのそれぞれのセットを有する多数のサブバンドエフアイアールフイルターの各それぞれの1つ内で、組み合わせサブバンド基準信号(6203)をフイルターすることにより反転サブバンドエコー推定値(6205)を発生する過程と、
    サブバンドエコー減衰済みフィードバック信号(6207)を提供するために、組み合わせサブバンドエコー付加マイクロホン信号(6206)に該反転サブバンドエコー推定値(6205)をそれぞれ加算する過程と、
    前記サブバンドエコー減衰済みフィードバック信号(6207)でサブバンドフイルタータップの組み合わせセットを更新する過程と、
    第1合成フイルター内で、該フルバンドエフアイアールフイルター(6104)用のそれぞれのフルバンドフイルタータップに{0−(m−1)}次のサブバンドフイルタータップを合体させ、それらを該フルバンドエフアイアールフイルター(6104)へ送る過程と、
    該フルバンドエフアイアールフイルター(6104)によりフイルターされた該遠端のオーディオ信号から該反転エコー推定値(6105)の早期部分(6108)を発生する過程と、
    組み合わせサブバンドエフアイアールフイルターの(m−n)次サブバンドフイルタータップからそれぞれの晩期サブバンドエコー推定値(6209)を計算する過程と、
    該反転エコー推定値(6105)の晩期部分(6109)を提供するために、第2合成フイルター内で、前記晩期サブバンドエコー推定値(6209)を合体させる過程と、を具備することを特徴とする該方法。
  5. 遅延調整ユニット内で、該反転エコー推定値(6105)の前記晩期部分(6109)の遅延を、該反転エコー推定値(6105)の前記早期部分(6108)の遅延へと調整する過程を具備することを特徴とする請求項の方法。
  6. 前記第1合成フイルター内で合体するために、サブバンドフイルタータップの前記セットから各サブバンド内の現在の対応するサブバンドフイルタータップを連続的に選択する過程を具備することを特徴とする請求項4又は5の方法。
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