JP4610959B2 - ズームレンズ - Google Patents

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Description

本発明は、高変倍比(60倍程度)のズームレンズ系に関し、特に監視用ビデオカメラに好適に用いられるズームレンズに関する。
近年、港湾などでの遠方監視に用いる監視用ビデオカメラ用のレンズに対する要望が高まっている。遠方監視のためには、高変倍比のズームレンズが必要とされる。しかし、高変倍比のズームレンズにおいては、全変倍域にわたる良好な性能を達成することが難しく、その達成のためには大型化が避けられない傾向にあった。
このような監視用ビデオカメラに適した高変倍比のズームレンズとして、例えば特許文献1には変倍比55倍程度の「超高変倍比ズームレンズ系」が開示されている。このレンズ系は,正の第1レンズ群、負の第2レンズ群、負の第3レンズ群、および正の第4レンズ群からなり、第2レンズ群で変倍を行い、第3レンズ群で変倍に伴う像面変動を補正している。
一方、放送用のテレビカメラに使用される高性能なズームレンズとしては、高倍率化、大口径化が容易なレンズタイプとして、変倍群が物体側から順に負群、正群からなるズームレンズが従来から多く用いられている。このタイプのズームレンズは、例えば、物体側から順に変倍時固定の第1レンズ群と、変倍時可変の負の屈折力の第2レンズ群と、変倍時可変の正の屈折力の第3レンズ群と、変倍時固定の第4レンズ群とで構成される。このタイプのズームレンズでは、基本的には第2レンズ群が変倍作用を持ち、第3レンズ群が変倍に伴う像面補正の作用を持つが、第3レンズ群もある程度の変倍作用を持つので、第2レンズ群の移動量が比較的少なく、レンズ系の全長を短縮することができる。
このタイプのズームレンズの例として、例えば特許文献2に記載のズームレンズがある。特許文献2には、Fナンバー1.5〜1.7程度、変倍比19〜50倍程度の大口径比、高変倍比を実現するズームレンズとして、物体側から順に正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、正の屈折力の第3レンズ群と、正の屈折力の第4レンズ群とからなり、第3レンズ群中に非球面を有するものが提案されている。
特開2003−107345号公報 特許第3486560号公報
しかしながら、監視用カメラの市場では今後さらに高変倍比(60倍程度)のズームレンズに対する要望が出てくることが予想される。また、港湾などでの監視用ビデオカメラの用途は主に遠方監視であり、一般の放送用のテレビカメラの用途に比べると近距離性能はそれほど要求されない。特許文献2には、放送用のテレビカメラに使用される高性能なズームレンズが記載されているが、近距離性能を確保するために物体側に配置されたレンズの大型化を招きやすい。従って、これに比べて監視用ビデオカメラに搭載するのに適した、小型で高変倍比のズームレンズの開発が望まれる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、変倍群が物体側から順に負、正からなる4群ズーム方式を採用し、各群の屈折力を適切に設定することで、主に監視用ビデオカメラに好適な小型で高変倍比のズームレンズを提供することにある。
本発明によるズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群とからなる、物体像を結像させるズームレンズであって、第2レンズ群と第3レンズ群とを光軸に沿って移動させて相互の間隔を変化させることにより焦点距離を連続的に変化させるようになされている。かつ、以下の条件式(1),(2)を満足するように構成されている。式中、f1は第1レンズ群の焦点距離、f2は第2レンズ群の焦点距離、f3は第3レンズ群の焦点距離、ftは望遠端における全系の焦点距離を示す。
0.24<f1/ft<0.29 ……(1)
―0.55<f2/f3<―0.44 ……(2)
本発明によるズームレンズでは、4群ズーム方式のレンズにおいて、負の屈折力を有する第2レンズ群と正の屈折力を有する第3レンズ群とを光軸に沿って移動させて相互の間隔を変化させることにより、変倍が行われる。このように負の屈折力を有する第2レンズ群と正の屈折力を有する第3レンズ群とを変倍群として高変倍比を実現しやすいズーム方式とし、かつ条件式(1),(2)を満たして各群の屈折力を適切に設定することで、特に監視用ビデオカメラに好適な小型で高変倍比を実現しやすくなっている。
そして、さらに、要求される仕様等に応じて次の好ましい条件を適宜採用して満足することで、収差性能をより良好なものとすることができる。
本発明によるズームレンズにおいて、第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズと、正レンズと、正レンズとからなり、かつ、以下の条件式(3),(4)を満足するように構成されていることが好ましい。式中、N1は第1レンズ群における正レンズの屈折率の平均、ν1は第1レンズ群における正レンズのアッベ数の平均を示す。
N1<1.52 ……(3)
80<ν1 ……(4)
本発明によるズームレンズにおいて、第2レンズ群は、物体側から順に、負レンズと、正レンズおよび負レンズからなる貼り合わせレンズとから構成されていることが好ましい。第3レンズ群は、物体側から順に、正レンズと、負レンズおよび正レンズからなる貼り合わせレンズとから構成されていることが好ましい。
本発明のズームレンズによれば、負の屈折力を有する第2レンズ群と正の屈折力を有する第3レンズ群とを変倍群として高変倍比を実現しやすい4群ズーム方式とし、かつ条件式(1),(2)を満たして各群の屈折力を適切に設定するようにしたので、主に監視用ビデオカメラに好適な小型で高変倍比のズームレンズを実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1(A)〜(C)は、本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第1の構成例を示している。この構成例は、後述の第1の数値実施例(図5,図7)のレンズ構成に対応している。特に図1(A)は広角端でのレンズ配置を示し、図1(B)は中間域でのレンズ配置を示し、図1(C)は望遠端でのレンズ配置を示している。図2は、図1(A)のズームレンズを拡大して示したものである。また、図3(A)〜(C)は、第2の構成例を示している。この構成例は、後述の第2の数値実施例(図6,図8)のレンズ構成に対応している。特に図3(A)は広角端でのレンズ配置を示し、図3(B)は中間域でのレンズ配置を示し、図3(C)は望遠端でのレンズ配置を示している。図4は、図3(A)のズームレンズを拡大して示したものである。図2,図4において、符号Riは、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側(結像側)に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目の面の曲率半径を示す。符号Diは、i番目の面とi+1番目の面との光軸Z1上の面間隔を示す。なお符号Diについては、変倍に伴って移動する部分の面間隔D5,D10,D15のみ符号を付す。なお、各構成例共に基本的な構成は同じなので、以下では図1(A)〜(C),図2に示した第1の構成例を基本にして説明する。
このズームレンズは、例えば、港湾などでの遠方監視に用いる監視用ビデオカメラに搭載されて使用されるものである。このズームレンズは、光軸Z1に沿って物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4とを備えている。開口絞りStは、例えば第4レンズ群G4の最も物体側に配置されている。
このズームレンズの結像面(撮像面)Simgには、例えば図示しない撮像素子が配置される。第4レンズ群G4と撮像面との間には、レンズを装着するカメラ側の構成に応じて、種々の光学部材GCが配置されていても良い。例えば撮像面保護用のカバーガラスや各種光学フィルタなどの光学部材GCが配置されている。
このズームレンズは、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とを変倍群として光軸Z1に沿って移動させて相互の間隔を変化させることにより焦点距離を連続的に変化させ、変倍を行うようになっている。より具体的には、第2レンズ群G2を光軸上で移動させることにより変倍が行われ、それに伴う像面変動の補正が第3レンズ群G3を光軸上で移動させることにより行われるようになっている。また、第3レンズ群G3は変倍作用も持つ。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3は、広角端から望遠端へと変倍させるに従い、図に実線で示した軌跡を描くように移動する。第1レンズ群G1および第4レンズ群G4は、変倍時には固定となっている。
このズームレンズは、以下の条件式(1),(2)を満足している。式中、f1は第1レンズ群G1の焦点距離、f2は第2レンズ群G2の焦点距離、f3は第3レンズ群G3の焦点距離、ftは望遠端における全系の焦点距離を示す。
0.24<f1/ft<0.29 ……(1)
―0.55<f2/f3<―0.44 ……(2)
第1レンズ群G1は、少なくとも3枚のレンズL11〜L13により構成されている。レンズL11〜L13はそれぞれ、負レンズ、正レンズおよび正レンズであることが好ましい。この場合、第1レンズ群G1に関して以下の条件式(3),(4)を満足するように構成されていることが好ましい。式中、N1は第1レンズ群G1における正レンズの屈折率の平均、ν1は第1レンズ群G1における正レンズのアッベ数の平均を示す。
N1<1.52 ……(3)
80<ν1 ……(4)
レンズL11,L12は例えば、貼り合わせレンズとなっている。レンズL11は例えば、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズとなっている。レンズL12は例えば、両凸レンズとなっている。レンズL13は例えば、物体側に凸面を向けた正のメニスカスレンズとなっている。
第2レンズ群G2は、少なくとも3枚のレンズL21〜L23により構成されている。レンズL21は負レンズ、レンズL22,L23はそれぞれ、正レンズおよび負レンズからなり貼り合わせレンズであることが好ましい。レンズL21は例えば、両凹レンズとなっている。レンズL22は例えば、像面側に凸面を向けた正のメニスカスレンズとなっている。レンズL23は例えば、両凹レンズとなっている。
第3レンズ群G3は、少なくとも3枚のレンズL31〜L33により構成されている。レンズL31は正レンズ、レンズL32,L33はそれぞれ、負レンズおよび正レンズからなり貼り合わせレンズであることが好ましい。レンズL31は例えば、両凸レンズとなっている。レンズL32は例えば、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズとなっている。レンズL33は例えば、物体側に凸面を向けている。レンズL32,L33を負、正の貼り合わせレンズとした場合、正レンズであるレンズL33のアッベ数を80以上にすることが好ましい。
第4レンズ群G4は、例えば6枚のレンズL41〜L46により構成されている。レンズL41,L42とレンズL45,L46は例えば、貼り合わせレンズとなっている。
なお、本実施の形態に係るズームレンズの特徴部分は、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2および第3レンズ群G3にあり、第4レンズ群G4の構成は図示したものに限定されず、レンズ枚数やそのレンズ形状などに関して、他の構成をとり得る。
次に、以上のように構成されたズームレンズの作用および効果を説明する。
このズームレンズでは、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを光軸Z1に沿って移動させて相互の間隔を変化させることにより、変倍が行われる。このように負の屈折力を有する第2レンズ群G2と正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを変倍群とすることで、高変倍比を実現しやすくしている。
このズームレンズにおいて、第2レンズ群G2を、物体側から順に少なくとも、負レンズと、正レンズおよび負レンズからなる貼り合わせレンズとで構成し、第3レンズ群G3を、物体側から順に少なくとも、正レンズと、負レンズおよび正レンズからなる貼り合わせレンズとで構成することで、全変倍域にわたって各収差を良好に補正することができる。特に,中間焦点距離におけるコマ収差を良好に補正することができる。さらに、第3レンズ群G3の貼り合わせレンズに、アッベ数が80以上の正レンズを用いることで、中間焦点距離における軸上色収差を良好に補正することができる。
条件式(1)は、第1レンズ群G1の焦点距離f1と望遠端における全系の焦点距離ftとの適切な関係を規定している。下限を超えて第1レンズ群G1の屈折力が強くなると、望遠端における負の球面収差が強くなり、好ましくない。また、上限を越えると、小型化に不利となるので好ましくない。
条件式(2)は、全長の短縮化に関するものであり、第2レンズ群G2の焦点距離f2と第3レンズ群G3の焦点距離f3との適切な関係を規定している。式(2)の上限を越えると、第2レンズ群G2で発生するコマ収差が大きくなり、好ましくない。下限を越えると、全長の短縮化が困難となるので好ましくない。
条件式(3),(4)は、色収差を良好に補正するための条件であり、第1レンズ群G1における正レンズの適切なレンズ材料を規定している。この範囲を超えると、特に望遠側における軸上色収差を十分に補正することが困難となるので好ましくない。
以上説明したように、本実施の形態に係るズームレンズによれば、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを変倍群として高変倍比を実現しやすい4群ズーム方式とし、かつ条件式(1),(2)を満たして各群の屈折力を適切に設定するようにしたので、主に監視用ビデオカメラに好適な小型で高変倍比のズームレンズを実現できる。また、他の好ましい条件を適宜採用して満足することで、収差性能をより良好なものとすることができる。
次に、本実施の形態に係るズームレンズの具体的な数値実施例について説明する。以下では、第1,第2の数値実施例(実施例1,2)をまとめて説明する。
図5,図7は、図1(A)〜(C)および図2に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータ(実施例1)を示している。図5には基本的なレンズデータを示し、図7にはその他のデータを示す。また、図6,図8は、図3(A)〜(C)および図4に示したズームレンズの構成に対応する具体的なレンズデータ(実施例2)を示している。図6には基本的なレンズデータを示し、図8にはその他のデータを示す。
図5,図6に示したレンズデータにおける面番号Siの欄には、各実施例に係るズームレンズについて、最も物体側の構成要素の面を1番目として、像側に向かうに従い順次増加するようにして符号を付したi番目(i=1〜28)の面の番号を示している。曲率半径Riの欄には、図2,図4において付した符号Riに対応させて、物体側からi番目の面の曲率半径の値を示す。面間隔Diの欄についても、同様に物体側からi番目の面Siとi+1番目の面Si+1との光軸上の間隔を示す。曲率半径Riおよび面間隔Diの値の単位はミリメートル(mm)である。Ndiの欄には、光学部材GCも含めて、物体側からj番目(j=1〜16)のレンズ要素のd線(587.6nm)に対する屈折率の値を示す。νdjの欄には、光学部材GCも含めて、物体側からj番目のレンズ要素のアッベ数の値を示す。
各実施例に係るズームレンズは、変倍に伴って第2レンズ群G2および第3レンズ群G3が光軸上を移動するため、これらの各群の前後の面間隔D5,D10,D15の値は可変となっている。図7,図8には、これらの面間隔D5,D10,D15の変倍時のデータとして、広角端、中間域および望遠端における値を示す。図7,図8にはまた、広角端、中間域および望遠端での焦点距離fの値(mm)とFナンバー(FNO.)の値とについても示す。図7,図8から分かるように、各実施例に係るズームレンズの変倍比は約60倍と高変倍比を実現している。
図9には、上述の条件式(1)〜(4)に関する値を、各実施例についてまとめたものを示す。図9から分かるように、各実施例の値が、各条件式(1)〜(4)の数値範囲内となっている。
図10(A)〜(E)はそれぞれ、実施例1に係るズームレンズにおける広角端での球面収差、非点収差、ディストーション(歪曲収差)、倍率色収差、および横収差を示している。図11(A)〜(E)は、中間域における同様の各収差を示している。図12(A)〜(E)は、望遠端における同様の各収差を示している。各収差図には、d線を基準波長とした収差を示すが、球面収差図および倍率色収差図には、g線(波長435.8nm),C線(波長656.3nm)についての収差も示す。非点収差図において、実線はサジタル方向、破線はタンジェンシャル方向の収差を示す。FNO.はF値、ωは半画角を示す。
同様に、実施例2についての諸収差を図13(A)〜(E)(広角端)、図14(A)〜(E)(中間域)および図15(A)〜(E)(望遠端)に示す。
以上の各数値データおよび各収差図から分かるように、各実施例について、小型化、高変倍比化が図られ、諸収差が良好に補正されたズームレンズが実現できている。これにより、監視用ビデオカメラに好適なズームレンズが実現できている。
なお、本発明は、上記実施の形態および各実施例に限定されず種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズ成分の曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第1の構成例を示すものであり、実施例1に対応するレンズ断面図である。 実施例1に係るズームレンズの詳細なレンズ断面図である。 本発明の一実施の形態に係るズームレンズの第2の構成例を示すものであり、実施例2に対応するレンズ断面図である。 実施例2に係るズームレンズの詳細なレンズ断面図である。 実施例1に係るズームレンズの基本的なレンズデータを示す図である。 実施例2に係るズームレンズの基本的なレンズデータを示す図である。 実施例1に係るズームレンズのその他のレンズデータを示す図である。 実施例2に係るズームレンズのその他のレンズデータを示す図である。 条件式に関する値を各実施例についてまとめて示した図である。 実施例1に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差、(E)は横収差を示す。 実施例1に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差、(E)は横収差を示す。 実施例2に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差、(E)は横収差を示す。 実施例2に係るズームレンズの広角端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差、(E)は横収差を示す。 実施例1に係るズームレンズの中間域における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差、(E)は横収差を示す。 実施例2に係るズームレンズの望遠端における諸収差を示す収差図であり、(A)は球面収差、(B)は非点収差、(C)はディストーション、(D)は倍率色収差、(E)は横収差を示す。
符号の説明
GC…光学部材、G1…第1レンズ群、G2…第2レンズ群、G3…第3レンズ群、G4…第4レンズ群、St…絞り、Ri…物体側から第i番目のレンズ面の曲率半径、Di…物体側から第i番目と第i+1番目のレンズ面との面間隔、Z1…光軸。

Claims (3)

  1. 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群とからなる、物体像を結像させるズームレンズであって
    前記第2レンズ群と前記第3レンズ群とを光軸に沿って移動させて相互の間隔を変化させることにより焦点距離を連続的に変化させるようになされ、
    以下の条件式(1),(2)を満足するように構成されている
    ことを特徴とするズームレンズ。
    0.24<f1/ft<0.29 ……(1)
    ―0.55<f2/f3<―0.44 ……(2)
    ただし、
    f1:第1レンズ群の焦点距離
    f2:第2レンズ群の焦点距離
    f3:第3レンズ群の焦点距離
    ft:望遠端における全系の焦点距離
  2. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズと、正レンズと、正レンズとからなり、
    かつ、以下の条件式(3),(4)を満足するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    N1<1.52 ……(3)
    80<ν1 ……(4)
    ただし、
    N1:第1レンズ群における正レンズの屈折率の平均
    ν1:第1レンズ群における正レンズのアッベ数の平均
  3. 前記第2レンズ群は、物体側から順に、負レンズと、正レンズおよび負レンズからなる貼り合わせレンズとからなり、
    前記第3レンズ群は、物体側から順に、正レンズと、負レンズおよび正レンズからなる貼り合わせレンズとからなる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
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