JP4610375B2 - ネジ転造ローラ - Google Patents

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Description

本発明は、ネジ転造ローラ、特にステンレス鋼管用のネジ転造ローラに関する。
従来、管継手を用いて配管用の鋼管、例えば炭素鋼管を接続する場合には、鋼管の端部に管用テーパネジを加工している。このテーパネジを加工する加工方法としては、切削形成する方法と塑性加工する方法とがある。通常は炭素鋼管にテーパネジを形成する場合には、塑性加工を用いたネジ転造用ローラが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許出願第2003−197931号
しかしながら、特許文献1に記載されるような一般的なネジ転造ローラは例えば炭素鋼管を加工することを想定しているので、一般的なネジ転造ローラは炭素鋼管よりも硬い管、例えばステンレス鋼管にテーパネジを形成することには適しておらず、また、ステンレス鋼管は炭素鋼管よりもスプリングバックが大きい。従って、炭素鋼管用のネジ転造ローラを用いてステンレス鋼管にネジ、例えばテーパネジを形成した場合には、ネジ山が盛り上がりにくく、図12に示されるように、各ネジ山の先端は所望の形状よりもいくぶん平らな形状になり、完全な山形にはならない。さらに、他の塑性加工を利用した場合も同様に完全な山形のネジ山を形成することはできない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、塑性加工によりステンレス鋼管にネジを形成することのできるネジ転造ローラを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目に記載の発明によれば、不連続な複数の山形部を外周に有するネジ転造ローラにおいて、前記ネジ転造ローラの一端から形成されていて前記山形部の複数の段からなる第一の絞り溝付き部と、該第一の絞り溝付き部に隣接して形成されていて前記山形部の少なくとも一つの段からなる第二の絞り溝付き部とを具備し、該第二の絞り溝付き部の形状は、転造されるべきネジの形状に概ね対応しており、前記第一の絞り溝付き部において互いに隣接する段の山形部の間の高さの差が、前記第二の絞り溝付き部において互いに隣接する段の山形部の間の高さの差または前記第一の絞り溝付き部の最終山形部と該最終山形部に隣接する前記第二の絞り溝付き部の山形部との間の高さの差よりも小さいようにしたネジ転造ローラが提供される。
すなわち1番目の発明においては、第一の絞り溝付き部の山形部の高さの差がネジの形状に対応した第二の絞り溝付き部の山形部の高さの差よりも小さく、また第一の絞り溝付き部は複数の段を備えている。従って、第一の絞り溝付き部の一つの段により形成される溝は比較的浅くなるので、管の縮径量、つまり管の管径が絞られる量は可能な限り小さくなる。第一の絞り溝付き部の複数の段により溝を徐々に深くした後、ネジの形状に対応した第二の絞り溝付き部によってネジを整形することにより、ステンレス鋼管であっても塑性加工によりネジを形成することが可能となる。また、ネジ転造ローラが自動解放転造ヘッドに備えられている場合には、ネジ転造ローラの限定された寸法においてステンレス鋼管へのネジ形成が可能となる。当然のことながら、1番目の発明におけるネジ転造ローラを他の材料からなる管をネジ加工するのに使用してもよい。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記第二の絞り溝付き部が複数の段からなり、前記第二の絞り溝付き部の二番目以降の段の山形部を結ぶ線分は前記転造ローラの回転軸線に対して傾斜している。
すなわち2番目の発明においては、ネジ転造ローラによって管にテーパネジを形成することができる。
3番目の発明によれば、1番目の発明において、前記第二の絞り溝付き部が複数の段からなり、前記第二の絞り溝付き部の二番目以降の段の山形部を結ぶ線分は前記転造ローラの回転軸線に対して平行である。
すなわち3番目の発明においては、ネジ転造ローラによって管に平行ネジを形成することができる。
4番目の発明によれば、1番目から3番目のいずれかの発明において、前記第一の絞り溝付き部の山形部における前記ネジ転造ローラの前記一端側のフランク面の押込量は前記山形部の反対側のフランク面の押込量よりも小さいようにした。
すなわち4番目の発明においては、第二絞り溝付部の山形部fで、要求されるネジ山形に形成するための転造代を付けると供に、縮径量を小さくすることができる。
5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明において、前記第一の絞り溝付き部の互いに隣接する段における山形部の間の高さの差が前記第一の絞り溝付き部にわたって等しいようにした。
すなわち5番目の発明においては、第一の絞り溝付き部によって比較的浅いネジ状の溝が同様な量だけ徐々に深くなるようにされるので、第一の絞り溝付き部により溝付けされるときに管の縮径量をさらに小さくすることができ、なおかつ管が複数のネジ転造ローラの間に引込まれやすくなる。
各発明によれば、塑性加工によりステンレス鋼管にネジを形成することができるという共通の効果を奏しうる。
さらに、2番目の発明によれば、テーパネジを形成することができるという効果を奏しうる。
さらに、3番目の発明によれば、平行ネジを形成することができるという効果を奏しうる。
さらに、4番目の発明によれば、要求される山形部に形成すると供に、管の縮径量を小さくするという効果を奏しうる。
さらに、5番目の発明によれば、管が引込まれやすくなり、なおかつ管の縮径量をさらに小さくすることができるという効果を奏しうる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1乃至図7は本発明に基づくネジ転造ローラが備えられた自動解放型管用テーパーネジ転造ヘッドの一つの実施例を示す図で、図1は正面図、図2は図1のII−II線における断面図、図3は図2のIII−III線における断面図である。
図1においてはネジ転造ヘッドは、スクレーパホルダー58とスクレーパ59とよりなり、スクレーパホルダー58は円形のホルダー部58aと、該ホルダー部58aの左右に設けられて該ホルダー部58aを支持したアーム58b、58cとが一体に形成され、その一方のアーム58bはシャフト60によりネジ転造ヘッドに回動可能に支持されている。
前記ネジ転造機構部は図2及び図3に示すように、ハウジング30と、該ハウジング30の内側に接して回動可能なカムリング31と、該カムリング31の外周に固定されたセッティングブロック32と、該カムリング31により制御される軸受板33と、該軸受板33に支持されたローラ軸34及びネジ転造ローラ35よりなる。
そして、前記ハウジング30は前蓋30aと円筒状の中間部材30bと後蓋30cとよりなり、該前蓋30a及び後蓋30cには、内面に前記軸受板33を案内する複数(図においては9個)の案内溝36が放射状に形成され、また、下部にはネジ転造によって生ずる切粉等の異物を排出する為の異物排出孔37aがそれぞれ複数個(図においては3個)ずつ穿設されている。なお該異物排出孔37aは後述するカムリングに設けられた異物排出孔37bに連通するようになっている。
詳細に後述する前記ネジ転造ローラ35は、螺旋溝ではなく複数個の独立した山形部を有する不連続円周溝式転造ローラが用いられる。そして、軸受板33の軸受孔33aを案内溝36の幅方向に偏心させて被加工管90、例えばステンレス鋼管のネジのリード角に対応する傾斜角で支持される。
また、前記カムリング31は、図2及び図3に示すように、ハウジング30の内部を回転可能なように円筒状に形成され、その外周にはレバー39を有するセッティングブロック32がネジにより取り付けられている。また、内側には前記軸受板33の傾斜面33bに対応して傾斜したカム面31aが形成されると共に、該カム面近傍に前記軸受板33の凸部33cに係合して該軸受板33を遊保持するピン38が植設されている。
また、該カムリング31は、一端をセッティングブロック32に係合し他端をハウジング30に係合したばね40により図3において時計方向に回動するように付勢されている。また、該カムリング31にはカム面31aの近傍に前記ハウジング30の異物排出孔37aに連通する異物排出孔37bが形成されている。
前記自動切り上げ機構部は図2の如くネジ転造中の被加工管90(図6)の先端で押圧移動され且つ裏蓋30bに摺動自在に設けられた円筒形状の当て金41と、該当て金41によりピン41a、リンク42、ボルト41bを介して駆動される第1のレバー43と、該第1のレバー43により駆動される第2のレバー44と、前記セッティングブロック32に支持され且つ前記第2のレバー44により制御されるカム部材45と、該セッティングブロック上のカム部材45の位置を調整して転造する被加工管90のネジ径を調節する偏心カム46及び該偏心カム46に軸を介して結合されたノブ47と、後蓋30bに設けられたバッファーアーム48とよりなる。
そして第1のレバー43はローラ43aを有し、支軸49により回動可能に支持され、且つばね50により図2において時計方向に付勢されている。また、第2のレバー44は、支軸51により回動可能に支持され、且つばね52により図2において反時計方向に付勢され、その後端が前記第1のレバー43のローラ43aに係合して停止され、前端は前記カム部材45に形成されたカム斜面45aに係合している。
ローラ43aに係合する第2のレバー44の下面44bの角度は図2に示す如く右上りとし、第1のレバー43及びローラ43aが図2において反時計方向に回動したとき、該ローラ43aに接している前記第2のレバー44が時計方向に回動するように設定する。
また、偏心カム46はセッティングブロック32に回動可能に設けられたネジ径調整用のノブ47に軸を介して結合されている。そして、カム部材45の固定ネジを緩めた状態でノブ47を回動することによりにより偏心カム46は回動し、カム部材45の位置をセッティングブロック32上で移動させることができるようになっている。
また、バッファーアーム48は、図4及び図5の如く第1のレバー43の後方に位置し、その一端を後蓋30bに設けられたボス53にヒンジピン54により回動可能に支持され、他端を後蓋30bに設けられたボス55にばね56で押圧されたシャッターピン57により離脱可能に支持されている。また、該バッファーアーム48の中央部には第1のレバー43に対向して緩衝用の弾性部材(ゴム等)48aが設けられている。
図6は、本発明に基づくネジ転造ローラの側面図である。図示されるように、ネジ転造ローラ35は不連続である複数の山形部a〜qがその周面に形成されている。このような山形部は、ネジ転造ローラ35の端部から形成された第一絞り溝付き部L1(一段絞り溝付き部)と、この第一絞り溝付き部L1に隣接して形成された第二絞り溝付き部L2(二段絞り溝付き部)と、第二絞り溝付き部L2に隣接して形成された転造ネジ形成溝付部L3とを含んでいる。
図6に示されるように、第一絞り溝付き部L1は山形部aから山形部eの途中までの領域を含んでいる。また、第二絞り溝付き部L2は山形部eの途中から山形部fの途中までの領域を含んでいる。さらに、転造ネジ形成溝付部L3は山形部fの途中から山形部pまでの領域を含んでいる。本願明細書においては、隣接する山形部の頂部と頂部との間の領域を適宜「段」と呼ぶ。図6に示される実施形態においては、第一絞り溝付き部L1は四つの段を含み、第二絞り溝付き部L2は一つの段を含み、さらに転造ネジ形成溝付部L3は十一の段を含んでいる。
図6に示されるように、被加工管90、例えばJIS規格のステンレス鋼管の外径寸法D1は、転造加工されたテーパネジの外径寸法D2よりも大きい。そして、被加工管90の直径がD2となるようなネジ加工を行う部分は、ネジ転造ローラ35の山形部fである。要求されるネジ山の形状が山形部fによって形成されるようにするために、引込方向Cに対して山形部fよりも上流側の山形部a〜eは、第一絞り溝付き部L1および第二絞り溝付き部L2において被加工管90の直径がD2以上になるように寸法決めされている。なお、図6における長さlは管用テーパネジ部の長さを示している。
図7は図6に示されるネジ転造ローラの部分拡大図であり、ネジ転造ローラ35の山形部aから山形部hまでを示している。図示されるように、隣接する段の間の距離P1は全ての段について等しくされている。山形部bから山形部hのそれぞれの領域において仮想線により描かれる各山形部は、各山形部a〜hについて被加工管90(図7には示さない)の引込方向Cの上流側に隣接する山形部を参考として示したものである。つまり、図7における例えば山形部bの領域に仮想線で描かれる山形部は山形部aであり、山形部cの領域に仮想線で描かれる山形部は山形部bであり、同様に、山形部hの領域に仮想線で示される山形部は山形部gである。
また、図示される実施形態においては、各山形部a〜eとfの間の谷部と山形部eとfの中間〜山形部qの谷部までの溝の底部を結ぶ基準線としての破線Q5、Q6はネジ転造ローラ35の回転軸線xに平行ではなく、これら基準線Q5、Q6は第一絞り溝付き部L1から見て軸線xから離間するように半径方向に拡張している。図7には一部の山形部a〜hのみが示されているが、図6から分かるようにこの基準線Q5、Q6はネジ転造ローラ35の軸線x方向にわたって拡張しているものとする。
ネジ転造ローラ35の第一絞り溝付き部L1における各山形部a〜eの中心を通って軸線xに垂直な線分と各山形部a〜eとがなす角度については、引込方向Cに対して上流側の角度を角度θ1とし、引込方向Cに対して下流側の角度を角度θ2とする。本発明においては、角度θ1は角度θ2よりもわずかながら小さくなっており、これら角度θ1、θ2の組み合わせは第一絞り溝付き部L1における全ての山形部a〜eにおいて互いに等しい。その結果、図7に示されるように、各山形部a〜eのフランク面の押込量は、引込方向Cに対して上流側の押込量b3〜e3のそれぞれが引込方向Cに対して下流側の押込量b4〜e4よりも大きくなっている。なお、これら角度θ1、θ2が互いに等しい角度であってもよい。
図7に示されるように、第一絞り溝付き部L1における山形部a〜eの頂部は略平坦部として形成されている。本発明においては、山形部aの中心を通って軸線xに垂直な線分よりも引込方向Cに対して上流側に位置する略平坦部の領域を上流側領域a1とし、引込方向Cに対して下流側に位置する略平坦部の領域を下流側領域a2と呼ぶ。他の山形部b〜eについても同様に、上流側領域b1〜e1、およびこれら上流側領域b1〜e1に対応する下流側領域b2〜e2を定めるものとする。
各山形部a〜eの上流側領域a1〜e1は、対応する下流側領域a2〜e2よりも小さく形成されている。また、各山形部の上流側領域b1〜e1については、b1>c1>d1>e1の関係があり、同様に各山形部の下流側領域c2〜e2については、c2>d2>e2の関係がある。
さらに、図8は、山形部fの中心線F上に他の山形部a〜eを重ねてみた略図である。理解を容易にするために、図8においては被加工管90がネジ加工時に縮径しないものとして示されている。図7および図8から分かるように、第一絞り溝付き部L1において互いに隣接する各山形部a〜eの頂点と頂点との間における軸線xに対して垂直方向の距離、つまり高さの差H1は、第一絞り溝付き部L1において全て等しい。例えばR14のネジ山を形成する場合には、高さの差H1は約0.19mmにされている。なお、第一絞り溝付き部L1の高さH1については、H2>(山形部a、b、cの段差H1)>(山形部c、d、eの段差H1)の関係があってもよい。
第一絞り溝付き部L1の場合と同様に、ネジ転造ローラ35の第二絞り溝付き部L2と転造ネジ形成溝付部L3とにおける各山形部f〜hの中心を通って軸線xに垂直な線分と各山形部f〜hとがなす角について、引込方向Cに対して上流側の角度を角度θ3とし、引込方向Cに対して下流側の角度を角度θ4とする。本発明においては、第二絞り溝付き部L2と転造ネジ形成溝付部L3における上流側の角度θ3と下流側の角度θ4とは互いに等しく形成されている。このため、引込方向Cに対して上流側のフランク面の押込量f3〜h3と引込方向Cに対して下流側のフランク面の押込量f4〜h4とは互いに等しい。
第二絞り溝付き部L2における山形部fは、被加工管90(図7には示さない)に要求されるネジ山の形状に概ね対応した形状になっている。要求されるネジ山には略平坦部が通常は不要であるので、山形部fの頂点には山形部a〜eについて説明したような略平坦部は形成されていない。このため、図7および図8から分かるように、第二絞り溝付き部L2における山形部fの頂点と、第一絞り溝付き部L1の最終段の山形部eの頂点との間の高さの差H2は前述した差H1よりも大きくなっている。第二絞り溝付き部L2における差h2は第一絞り溝付き部L1における差H1の2.5倍程度であるのが好ましく、例えばR14のネジ山を形成する場合には、高さの差H2は約0.47mmである。
転造ネジ形成溝付部L3の山形部g〜q(図7においては転造ネジ形成溝付部L3の一部の山形部g、hのみが示されている)は第二絞り溝付き部L2の山形部fと同様な形状、つまり要求されるネジ山の形状に概ね対応した形状になっている。そして、図7から分かるように、転造ネジ形成溝付部L3において互いに隣接する山形部の頂点の間の高さの差H3は、前述した差H1、H2よりもかなり小さい。例えばR14のネジ山を形成する場合には、高さの差H3は約0.06mmである。
なお、転造ネジ形成溝付部L3の山形部の形状と第二絞り溝付き部L2の山形部の形状とは互いに等しいので、転造ネジ形成溝付部L3を排除して、第二絞り溝付き部L2が山形部fを含む複数の山形部を備える構成と考えることもできる。
以上のように構成されたネジ転造機構部と、自動切り上げ機構部の作用を図9により説明する。
先ずカム部材45を固定しているネジを緩め、次いで、ネジ径調節用のノブ47を所定位置に回動し偏心カム46を介してカム部材45を所定位置に位置させた後ネジ固定する。次にカム部材45を支持したセッティングブロック32をばね40に抗して矢印A方向に回動する。するとバネ52によって、矢印B方向回動するように押圧されている第2レバー44の先端44aとカム部材45のカム斜面45aに係合する。この状態で、カムリング31は時計方向に回動しており、その傾斜したカム面31aで軸受板33の傾斜面33bを押圧して該軸受板33及び転造ローラ35を所定のネジ径を形成できる位置にセットしている。一方、当て金41、リンク42、第1のレバー43は連動してバネ50によって図1の中で時計方向に回動した待機位置にあり、ローラ43aは第2のレバー44の下面44bに接触している。
図10(a)から図10(b)はネジ転造ローラの作用を説明するための図である。なお、これら図面には一つの被加工管90と一つのネジ転造ローラ35とが示されているが、図3等から分かるように実際には被加工管90は複数のネジ転造ローラ35に当接することとなる。図10(a)に示されるように、被加工管90、例えばステンレス鋼管を回転させながら複数のネジ転造ローラ35間において引込方向Cに挿入する。
被加工管90の管端95は第一絞り溝付き部L1の山形部aに最初に当接する。このとき、被加工管90がほとんど縮径しないようにするために、山形部aの上流側領域a1および下流側領域a2は、隣りの山形部bの上流側領域b1および下流側領域b2よりもそれぞれ小さく形成されている。なお、山形部aは被加工管90の脱落防止または被加工管90の仮保持の役目も果たしうる。
前述したように第一絞り溝付き部L1における山形部a〜eの角度θ1は角度θ2よりもそれぞれ小さく、従って、各山形部a〜eにおける上流側のフランク面の押込量は下流側のフランク面の押込量よりも小さい。さらに、各山形部a〜eの略平坦部の上流側領域a1〜e1は下流側領域a2〜e2よりも小さく形成されている。これは、ネジ転造加工において、ネジ転造ローラを被加工管90に押し付けると、一段絞り溝付き部の山形部a〜dで浅いネジ状の溝を付けるときに、山やせが発生する(図11)、そのため山形部fで山形を形成するときに、山やせが発生しても影響が出ないようにするためである。
第一絞り溝付き部L1の山形部a〜cにおいて、隣接する山形部間の高さの差H1が付いている。これにより回転している被加工管90に複数のネジ転造ローラ35の付いた転造ヘッドを押し付けると、被加工管90は浅いネジ状の溝を除々に深くしながら転造ローラの間に容易に引込まれる。また、第一絞り溝付き部L1において隣接する山形部の間の高さの差H1は第二絞り溝付き部L2の差H2等よりも小さく形成されているので、第一絞り溝付き部L1の山形部a〜e(図10(b)においては山形部a、b)によって形成される溝は比較的浅い。その結果、このような溝形成時における被加工管90の縮径量を可能な限り小さくできる。
被加工管90にさらに回転を加えると、差H1は第一絞り溝付き部L1の各山形部a〜eにおいて互いに等しいので、図10(c)に示されるように、第一絞り溝付き部L1の残りの山形部c〜eによってネジ状の溝が徐々に深くされる。このときにも、高さの差H1が小さいために、各山形部による被加工管90の縮径量は同様に最小限になる。なお、被加工管90の縮径量は、各山形部a〜eの略平坦部の上流側領域a1〜e1が、対応する下流側領域a2〜e2のそれぞれよりも小さく形成されていることによっても抑制されている。
第一絞り溝付き部L1におけるネジ溝付けが完了すると、被加工管90はさらに回転して第二絞り溝付き部L2まで引込まれる。第一絞り溝付き部L1によって被加工管90の外面92上に形成されたネジ溝、つまり不完全なネジ山は、第二絞り溝付き部L2によって所望の形状に整形される。前述したように第二絞り溝付き部L2の山形部は要求されるネジ山の形状に概ね対応しているので、第二絞り溝付き部L2によって、被加工管90の不完全なネジ山は要求される形状に概ね整形されるようになる。
第二絞り溝付き部L2における高さの差H2は第一絞り溝付き部L1における差H1よりも大きいものの、被加工管90が第二絞り溝付き部L2に到達するときには、被加工管90には第一絞り溝付き部L1における複数の山形部a〜eによって或る程度の深さのネジ溝が形成されている。そして、第一絞り溝付き部L1および第二絞り溝付き部L2おける基準線Q5は第一絞り溝付き部L1からみて半径方向に拡張するように傾斜しているので、第二絞り溝付き部L2は第一絞り溝付き部L1よりも軸線xから半径方向に遠方に位置することになる。これらの理由から、第二絞り溝付き部L2における山形部の高さの差H2が比較的大きいとしても、その差H2はネジ山を整形することに概ね寄与し、被加工管90の縮径量を増すことにはほとんど影響を与えない。
これに対し、従来技術のネジ転造ローラにおいては第一絞り溝付き部L1および第二絞り溝付き部L2における山形部の高さの差H1、H2は互いに等しくなっていた。その結果、これら差H1、H2が比較的大きい場合には第一絞り溝付き部L1による外面92への溝形成時に被加工管90の縮径量が増して被加工管90の内面91が内方に湾曲し、テーパネジの外径寸法D2より小さくなり、要求されるネジ山形状に整形できなくなる。
第二絞り溝付き部L2における整形が完了すると、被加工管90は転造ネジ形成溝付部L3まで引込まれる。転造ネジ形成溝付部L3における複数の同一形状の山形部f〜qの高さの差H3は差H1よりも小さいので、これら山形部f〜qによって複数回の整形を行うことにより、被加工管90のネジ山は完全に所望の形状に仕上げられる。すなわち、本発明においては被加工管90がステンレス鋼管であってもネジ転造ローラ35を用いた塑性加工によりネジ山を形成することが可能となる。
基準線Q6はネジ転造ローラ35の転造ネジ形成溝付部L3において、半径方向に拡張するよう延びているので、本発明のネジ転造ローラ35によって被加工管90に形成されるネジ山はテーパネジである。本発明のネジ転造ローラ35により形成された被加工管90のネジ山の頂点を通る垂線に対して線対称になっている。このような線対称のネジ山が形成できる理由は、第一絞り溝付き部L1の各山形部a〜eの上流側領域a1〜e1が、対応する下流側領域a2〜e2のそれぞれよりも小さく形成されていることである。
図11はネジ転造ローラの作用を説明するための拡大図である。これに対し、第一絞り溝付き部L1における各山形部a〜eの上流側領域a1〜e1と下流側領域a2〜e2とがそれぞれ等しい形状である場合には、図11において示されるように、被加工管90のネジ山において引込方向Cの上流側のフランク面は引込方向Cの上流側に内方に湾曲するように形成される。すなわち、このような場合には、形成された各ネジ山はネジ山の頂点を通る垂線に対して線対称にはならず、所望の形状よりも薄いネジ山が形成、つまり所謂「山やせ」が生じることとなる。山やせが発生する理由は、転造ヘッドを手動で押しつける場合には押付力のバラツキが生じること、ネジ転造ローラ35自体が加工されるときの加工誤差によりネジ転造ローラ35が回転したときの山形部の半径方向および/または軸線x方向に振れが生じること、および複数のネジ転造ローラ35を使用するので加工誤差の影響が大きくなることなどがある。
ところで、ネジ加工時の縮径量をさらに抑えるためには、高さの差H1の多数の山形部が第一絞り溝付き部L1に含まれているのが好ましいが、このような場合にはネジ転造ローラ35の軸線x方向の寸法Lが長くなる。しかしながら、ネジ転造ローラ35の軸線x方向の寸法Lは既存のネジ転造ヘッドに設置される炭素鋼管用ネジ転造ローラの寸法と同じであるのが好ましく、そのため、第一および第二絞り溝付き部L1、L2および差H1、H2の寸法は縮径がD2以上になる設定値を選定することにより、炭素鋼管用ネジ転造ローラに代えて、本発明のネジ転造ローラ35を既存のネジ転造ヘッドに設置することが可能となる。つまり、本発明においては既存の管用テーパーネジ転造ヘッドのネジ転造ローラを本発明のネジ転造ローラに取り替えることによって、新規なネジ転造ヘッド全体を別途購入することなしに、ステンレス鋼管のネジ加工を行うことが可能となる。
また、図示される実施形態においては軸線xに対して半径方向に拡張する基準線Q5、Q6がネジ転造ローラ35の山形部e、fの中間から基準線Q5、Q6に分かれて延びており、それにより、ネジ転造ローラ35によって被加工管90の外面92にテーパネジを形成することができる。しかしながら、図示しない他の実施形態のネジ転造ローラ35’おいては第一絞り溝付き部L1および第二絞り溝付き部L2における基準線Q5は前述した基準線Q5と同様であるものの、転造ネジ形成溝付部L3における基準線Q6が軸線xに対して平行になるように転造ネジ形成溝付部L3が形成されているようにしてもよい。ネジ転造ローラ35’の転造ネジ形成溝付部L3が軸線xに対して平行であるために、被加工管90の外面92に形成されるネジは平行ネジとなり、このような構成であっても本発明の範囲に含まれるのは明らかである。
図面を参照して説明した実施形態においてはステンレス鋼管である被加工管90にネジ加工することを想定しているが、本発明の転造ローラ35を用いて炭素鋼管、またはさらに他の管にネジ加工することも可能であり、このような場合であっても本発明の範囲に含まれる。
本発明に基づくネジ転造ローラが備えられた自動解放型管用テーパーネジ転造ヘッドの実施の形態を示す正面図である。 図1のII−II線における断面図である。 図2のIII−III線における断面図である。 自動解放型管用テーパーネジ転造ヘッドの実施の形態を示す後面図である。 図4のZ矢視図である。 本発明に基づくネジ転造ローラの側面図である。 図6に示されるネジ転造ローラの部分拡大図である。 山形部fの中心線上に山形部a〜eを重ねてみた略図である。 自動解放型管用テーパーネジ転造ヘッドの実施の形態の作用を説明するための図である。 (a)ネジ転造ローラの作用を説明するための第一の図である。(b)ネジ転造ローラの作用を説明するための第二の図である。(c)ネジ転造ローラの作用を説明するための第三の図である。 ネジ転造ローラの作用を説明するための拡大図である。 従来技術において形成された被加工管のネジ山を拡大して示す部分拡大図である。
符号の説明
35 ネジ転造ローラ
35’ ネジ転造ローラ
90 被加工管
91 内面
92 外面
95 管端
a〜q 山形部
a1〜e1 上流側領域
a2〜e2 下流側領域
C 引込方向
H1 第一絞り溝付き部L1における山形部の高さの差
H2 第二絞り溝付き部L2における山形部の高さの差
L1 第一絞り溝付き部
L2 第二絞り溝付き部
L3 転造ネジ形成溝付部

Claims (5)

  1. 不連続な複数の山形部を外周に有するネジ転造ローラにおいて、
    前記ネジ転造ローラの一端から形成されていて前記山形部の複数の段からなる第一の絞り溝付き部と、
    該第一の絞り溝付き部に隣接して形成されていて前記山形部の少なくとも一つの段からなる第二の絞り溝付き部とを具備し、該第二の絞り溝付き部の形状は、転造されるべきネジの形状に概ね対応しており、
    前記第一の絞り溝付き部において互いに隣接する段の山形部の間の高さの差が、前記第二の絞り溝付き部において互いに隣接する段の山形部の間の高さの差または前記第一の絞り溝付き部の最終山形部と該最終山形部に隣接する前記第二の絞り溝付き部の山形部との間の高さの差よりも小さいようにしたネジ転造ローラ。
  2. 前記第二の絞り溝付き部が複数の段からなり、前記第二の絞り溝付き部の二番目以降の段の山形部を結ぶ線分は前記転造ローラの回転軸線に対して傾斜している請求項1に記載のネジ転造ローラ。
  3. 前記第二の絞り溝付き部が複数の段からなり、前記第二の絞り溝付き部の二番目以降の段の山形部を結ぶ線分は前記転造ローラの回転軸線に対して平行である請求項1に記載のネジ転造ローラ。
  4. 前記第一の絞り溝付き部の山形部における前記ネジ転造ローラの前記一端側のフランク面の押込量は前記山形部の反対側のフランク面の押込量よりも小さいようにした請求項1から3のいずれか一項に記載のネジ転造ローラ。
  5. 前記第一の絞り溝付き部の互いに隣接する段における山形部の間の高さの差が前記第一の絞り溝付き部にわたって等しいようにした請求項1から4のいずれか一項に記載のネジ転造ローラ。
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