JP4609324B2 - リニアソレノイド - Google Patents

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    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/0603Multiple-way valves
    • F16K31/061Sliding valves

Description

本発明は、通電量に応じた駆動出力を発生するリニアソレノイドに関し、例えばスプール弁と組み合わされる電磁スプール弁のリニアソレノイドに用いられて好適な技術に関する。
〔従来の技術〕
通電量に応じた駆動出力を発生するリニアソレノイドを搭載した電磁スプール弁(電磁油圧制御弁)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されるリニアソレノイドは、ステータ内においてプランジャが摺動自在に支持されるものであり、リターンスプリングによってプランジャがヨークの底面に向けて付勢されている。このため、コイルの通電が停止されている状態では、プランジャの端面がヨークの底面に当接する(図3参照)。
プランジャの端面とヨークの底面とが平面同士で当接していると、プランジャの端面とヨークの底面とがほぼ密着状態になり、コイルが通電されてプランジャにヨークの底面から離れる力が与えられても、プランジャの端面とヨークの底面の間が負圧状態となってプランジャの初期移動が妨げられる。特に、プランジャとヨークの当接部分が粘度の高いオイル(低温時のオイル等)で満たされる場合は、初期移動の妨げが顕著になる。
そこで、従来では、図1(a)に示すように、(1)ヨーク34の底面に円形凹部J1を形成して、軸方向から見たプランジャ32の外周縁のみがヨーク34の底面と環状に当接するようにし、プランジャ32の端面とヨーク34の底面との間に呼吸用空間を確保するとともに、(2)環状の当接部44の一部に径方向に連通する呼吸溝(第2凹部43)を設けて、呼吸用空間に呼吸用のオイルを容易に出入りできるようにして、プランジャ32の初期移動を容易にしている。
〔従来技術の不具合〕
ここで、コイルの通電停止状態では、図2(a)に示すように、プランジャ32の端面がヨーク34の底面に接触している。このため、コイルの通電停止状態からコイルが通電されると、吸引ステータがプランジャ32を磁気吸引する磁束I’の他に、プランジャ32の端面とヨーク34の底面との当接部44にも磁束II’が流れ、吸引ステータがプランジャ32を磁気吸引する前進方向の吸引力(以下、正方向吸引力I)の他に、プランジャ32がヨーク34の底面にくっつく力、即ち、プランジャ32の駆動方向とは逆方向の吸引力(以下、逆方向吸引力II)が生じる。
しかし、従来のリニアソレノイドは、上述したように、軸方向から見たプランジャ32の外周縁がヨーク34の底面と環状に当接するものであり、プランジャ32の端面とヨーク34の底面の接触面積が大きいものであった。
このため、コイルの通電停止状態からコイルが通電された際に生じる逆方向吸引力IIが大きく作用する。プランジャ32に作用する吸引力は、「正方向吸引力I」−「逆方向吸引力II」であるため、図2(b)の実線Aに示すように、特にプランジャ32のストロークが小さい側において、プランジャ32に作用する吸引力が低下してしまう。
一方、従来のリニアソレノイドは、正方向吸引力Iとは別に、プランジャ32の端面とヨーク34の底面の間に大きな逆方向吸引力IIが作用することにより、「磁気吸引力」+「リターンスプリングの付勢力」+「スプールに作用するフィードバック軸力」が釣り合う釣合線B{図2(b)の二点鎖線参照}に対し、プランジャ32が軸方向に釣り合う釣合点が2点発生する。
このため、コイルの通電停止状態から通電量(電流値I)を徐々に増加させると、釣合点1から釣合点2へプランジャ32が瞬間的に移動する「プランジャ32の飛び現象」が生じる。ここで、スプールは、プランジャ32と一体に移動するため、プランジャ32が瞬間的に移動すると、スプールも同様に移動する。
この結果、スプール弁が例えば油圧を制御する場合には、例えば、図2(c)に示すように、コイルの通電停止状態から通電量(電流値I)を徐々に増加させると、図2(c)中の実線Cに示すように、「油圧特性の飛び現象」が生じることになり、油圧制御に悪影響を与えてしまう。
特開2004−144230号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、逆方向吸引力を小さくしてプランジャ駆動力の低下を防ぐとともに、「プランジャの飛び現象」の発生を抑えることのできるリニアソレノイドの提供にある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のリニアソレノイドは、プランジャとヨークの底面が、軸方向から見てプランジャの外周縁のみにおいて当接するものであるが、プランジャとヨークの底面が当接する当接部は、周方向に複数分離して設けられ、複数の当接部の各間には、プランジャとヨークの底面とが接触しない非接触部が設けられている。
このように、複数の非接触部によって、当接部が周方向に複数分断されるため、プランジャとヨークの底面の接触面積を従来に比較して小さくできる。
この結果、コイルの通電停止状態からコイルが通電され、プランジャの端面とヨークの底面との当接部に磁束が流れても、接触面積が小さいため、コイルの通電停止状態からコイルが通電された際に生じる逆方向吸引力を従来より小さくでき、逆方向吸引力によるプランジャの駆動力の低下を防ぐことができる。
また、逆方向吸引力が小さくなるため、プランジャが軸方向に釣り合う釣合点を1点にすることが可能になり、「プランジャの飛び現象」を防ぐことができる。
さらに、リニアソレノイドの非接触部は、ヨークの底面に形成された凹部により設けられ、この凹部は軸方向から見てプランジャの外周縁から外側にはみ出して設けられている。
これによって、プランジャの外周縁から外側にはみ出した凹部が、プランジャの内側の非接触部と外周側とを連通する呼吸溝として作用するため、プランジャの端面とヨークの底面との間の空間への流体(例えば、オイル等)の出入りが容易となり、プランジャの初期移動が容易になる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のリニアソレノイドは、複数の当接部が、周方向に等間隔で、且つ同一面積に設けられる。
これによって、逆方向吸引力がプランジャの径方向および周方向に均等に加わることになり、逆方向吸引力によるプランジャの傾斜を防ぐことができ、プランジャの片当たり摺動を防ぐことができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載のリニアソレノイドは、プランジャによって軸方向の一方へ向けて駆動されるスプール、このスプールを摺動自在に支持するスリーブを備えるスプール弁と組み合わされて電磁スプール弁を構成するものである。
逆方向吸引力が抑えられるため、逆方向吸引力の影響を受けやすい通電量が小さい範囲におけるプランジャの駆動力低下が防がれる。この結果、通電量が小さい範囲におけるスプールの移動特性を向上できる。
また、上述したように、「プランジャの飛び現象」が防がれるため、スプール弁の制御する流体特性(例えば、油圧特性)の「飛び現象」を防ぐことができる。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載のリニアソレノイドが搭載されるスプール弁は、油圧の切替あるいは油圧の調整を行う油圧制御弁である。
逆方向吸引力が抑えられるため、通電量が小さい範囲における油圧特性を向上することができる。
また、上述したように、「プランジャの飛び現象」が防がれるため、「油圧特性の飛び現象」を防ぐことができる。
最良の形態のリニアソレノイドは、コイルの通電停止時に、付勢手段によりプランジャの端面がヨークの底面に押し付けられ、プランジャとヨークの底面が、軸方向から見てプランジャの外周縁のみで当接するものであるが、プランジャとヨークの底面が当接する当接部は、周方向に複数分離して設けられ、複数の当接部の各間には、プランジャとヨークの底面とが接触しない非接触部が設けられている。
なお、複数の当接部は、周方向に等間隔で、且つ同一面積に設けられることが望ましい
発明のリニアソレノイドを電磁油圧制御弁に適用した実施例1を説明する。なお、実施例1では、先ず「電磁油圧制御弁の基本構造」を説明し、その後で「実施例1の特徴」を説明する。
〔電磁油圧制御弁の基本構造〕
図3に示す電磁油圧制御弁は、例えば自動変速機の油圧制御装置に搭載されるものであり、油圧の切替あるいは油圧の調整を行う油圧制御弁を構成するスプール弁1と、このスプール弁1を駆動するリニアソレノイド2とを組み合わせたものである。なお、実施例1では、リニアソレノイド2がOFFの状態で、後述する入力ポート7と出力ポート8の連通度合が最大になるとともに、後述する出力ポート8と排出ポート9の連通度合が最小(閉鎖)になるN/O(ノーマリオープン)タイプの電磁油圧制御弁を示す。
(スプール弁1の説明)
スプール弁1は、スリーブ3、スプール4およびリターンスプリング5を備える。
スリーブ3は、図示しない油圧コントローラに形成された円筒穴に挿入されるものであり、略円筒形状を呈する。
スリーブ3には、スプール4を軸方向へ摺動自在に支持する挿通穴6、オイルポンプ(油圧発生手段)のオイル吐出口に連通して入力油圧が供給される入力ポート7、スプール弁1で調圧した出力圧が出力される出力ポート8、低圧側(オイルパン等)に連通する排出ポート9が形成されている。
入力ポート7、出力ポート8、排出ポート9等のオイルポートは、スリーブ3の側面に形成された穴であり、図3右側(リニアソレノイド2側)から左側(反リニアソレノイド2側)に向けて、ダイアフラム室呼吸用のドレーンポート11、F/B(フィードバック)ポート12、入力ポート7、出力ポート8、排出ポート9、バネ室呼吸用のドレーンポート13が形成されている。なお、F/Bポート12は、出力ポート8と連通して、出力圧に応じたF/B油圧をスプール4に発生させる。
スプール4は、スリーブ3内において軸方向に摺動可能に配置され、入力ポート7をシールする入力シールランド14、排出ポート9をシールする排出シールランド15、および入力シールランド14より小径のF/Bランド16を有する。そして、入力シールランド14と排出シールランド15の間に分配室17を形成し、入力シールランド14とF/Bランド16の間にF/B室18を形成する。なお、F/Bランド16は、F/B室18とダイアフラム室の間をシールする。
F/Bランド16のランド径は、入力シールランド14のランド径より小径に設けられている。このため、F/B室18に印加される油圧(出力圧)が大きくなるに従って入力シールランド14とF/Bランド16のランド差による差圧により、スプール4にはリターンスプリング5のバネ荷重に抗する軸力が発生する。これによって、スプール4の変位が安定し、入力圧の変動により出力圧が変動するのを防ぐことができる。なお、スプール4は、リターンスプリング5のバネ荷重と、リニアソレノイド2によるスプール4の駆動力と、入力シールランド14とF/Bランド16のランド差による軸力とが釣り合う位置で静止するものである。
スプール4には、リニアソレノイド2の内部にまで延びるシャフト19が設けられている。シャフト19の先端は、後述するプランジャ32の端面に当接して、プランジャ32がスプール4を直接駆動するようになっている。
上記構成よりなるスプール弁1は、リニアソレノイド2の作動によってスプール4を軸方向に変位させることで、入力シールランド14による入力ポート7と分配室17の入力側シール長(ラップα)と、排出シールランド15による分配室17と排出ポート9の排出側シール長(ラップβ)との比率が変化し、その結果、出力ポート8に発生するオイルの出力圧が変化する。
リターンスプリング5は、後述するプランジャ32を図3右側へ向けて付勢する付勢手段の作用も果たすものであり、スプール4を開弁側(入力側シール長が短くなって出力圧が高くなる側:この実施例では図3右側)に付勢する筒状に螺旋形成されたコイルスプリングであり、スリーブ3の図3左側のバネ室内に圧縮された状態で配置される。このリターンスプリング5は、一端がスリーブ3の挿通穴6の図3左端を閉塞する調整ネジ21の底面に当接し、他端が排出シールランド15の端面に当接するものであり、調整ネジ21の締め込み量により、リターンスプリング5のバネ荷重が調整できるようになっている。
(リニアソレノイド2の説明)
リニアソレノイド2は、コイル31、プランジャ32、ステータ33、ヨーク34、コネクタ35を備える。
コイル31は、通電されると磁力を発生して、プランジャ32と磁気固定子(ステータ33、ヨーク34)を通る磁束ループを形成させるものであり、樹脂ボビン31aの周囲に絶縁被膜線を多数巻回したものである。
プランジャ32は、略円柱形状を呈した磁性体金属(例えば、鉄:磁気回路を構成する軟磁性材料)である。
このプランジャ32は、ステータ33の内周面と直接摺動するものである。
また、プランジャ32は、シャフト19の先端と直接当接しており、スプール4に伝わるリターンスプリング5のバネ荷重によってスプール4とともにプランジャ32も開弁側(図3右側)に付勢されている。
なお、プランジャ32内を軸方向に貫通する孔32aは、プランジャ32の両端の室内を連通する呼吸孔である。
ステータ33は、磁性体金属(例えば、鉄:磁気回路を構成する軟磁性材料)よりなり、プランジャ32を軸方向へ磁気吸引する吸引ステータ33aと、プランジャ32の周囲を覆ってプランジャ32と径方向の磁束の受け渡しを行う摺動ステータ33bとを備えるものであり、吸引ステータ33aと摺動ステータ33bは磁気遮断溝(磁気抵抗が大きくなる部分)33cを介して磁気遮断されている。
ステータ33の内周には、プランジャ32を軸方向に摺動可能に支持する軸方向穴33dが形成されている。この軸方向穴33dは、ステータ33の一端から他端に向けて同径の貫通穴である。
吸引ステータ33aは、スリーブ3とコイル31との間に挟まれて、ヨーク34の開口部と磁気的に結合されており、コイル31の発生した磁力によってプランジャ32を閉弁側(入力ポート7が閉じて出力圧が低くなる側:この実施例では図3左側)に磁気吸引する。
また、吸引ステータ33aは、プランジャ32を磁気吸引した際にプランジャ32と軸方向に交差する部分に筒部を備える。この筒部の外周面は、テーパ形状に設けられており、プランジャ32のストローク量に対して最適な磁気吸引力が得られるようになっている。
摺動ステータ33bは、プランジャ32の略全周を覆う略円筒形状を呈するものであり、ヨーク34の底部に形成された筒穴の内周面に挿入されて、筒穴の内周面と磁気結合されている。この摺動ステータ33bは、プランジャ32と直接摺動してプランジャ32を軸方向に摺動自在に支持するとともに、プランジャ32と径方向の磁束の受け渡しを行うものである。
ヨーク34は、コイル31の周囲を覆って磁束を流す略カップ状に形成された磁性体金属(例えば、鉄:磁気回路を構成する軟磁性材料)であり、開口端部に形成された爪部をカシメることでスリーブ3と強固に結合される。
スプール弁1とリニアソレノイド2の連結部分には、スリーブ3内とリニアソレノイド2内を区画するダイアフラム36が設けられている。ダイアフラム36は、略リング形状のゴム製であり、外周部がスリーブ3とステータ33の間に挟み付けられ、中心部がシャフト19の外周に形成された溝19aに嵌め合わされてスリーブ3内のオイルや異物がリニアソレノイド2の内部に浸入するのを防ぐものである。
コネクタ35は、電磁油圧制御弁を制御する電子制御装置(図示しない)と接続線を介して電気的な接続を行う接続手段であり、その内部にはコイル31の両端にそれぞれ接続される端子35aが配置されている。
なお、電子制御装置は、デューティ比制御によってリニアソレノイド2のコイル31へ供給する通電量(電流値)を制御するものであり、コイル31への通電量を制御することによって、リターンスプリング5のバネ荷重に抗してプランジャ32およびスプール4の軸方向の位置をリニアに変位させることで、入力側シール長(ラップα)と、排出側シール長(ラップβ)との比率を変化させて、出力ポート8に発生する出力圧をコントロールする。
〔実施例1の特徴〕
プランジャ32の移動に伴い、プランジャ32の端面(図3右面)と、ヨーク34の底面(図3左面)との間の容積が変化する。
このため、ヨーク34の底面と、ヨーク34の外部とを連通する呼吸路が形成されている。なお、リニアソレノイド2は、油中に配置されるものであり、呼吸路はヨーク34の底面にオイルを導く油路である。
ここで、従来の呼吸路を図1(a)を参照して説明する。
呼吸路は、ヨーク34に凹部を形成することで設けられている。具体的な凹部は、コネクタ35の根元部分が嵌められるコネクタ開口41とコイル31の底側を連通する第1凹部42と、この第1凹部42とヨーク34の底部を連通する第2凹部43とを備える。
また、プランジャ32の端面とヨーク34の底面とが平面同士で一致していると、プランジャ32の端面とヨーク34の底面とがほぼ密着状態になる。このため、コイル31が通電されてプランジャ32にヨーク34の底面から離れる力が与えられても、プランジャ32の端面とヨーク34の底面の間が負圧状態となってプランジャ32の初期移動が妨げられる。特に、低温時等で油粘度が高い場合は、初期移動の妨げが顕著になる。
そこで、従来では、図1(a)に示すように、ヨーク34の底面に円形凹部J1を形成して、プランジャ32の端面とヨーク34の底面が広い面積で密着するのを防ぎ、この円形凹部J1と上記第2凹部43を連通させて、プランジャ32の端面とヨーク34の底面との間に形成される呼吸用空間に呼吸用のオイルを容易に出入りできるようにして、プランジャ32の初期移動を容易にしている。
コイル31の通電停止(OFF)状態では、図1(a)のハッチングで示すように、プランジャ32の外周縁における端面がヨーク34の底面と環状に接触する。このため、コイル31の通電停止状態からコイル31が通電されると、図2(a)に示すように、吸引ステータ33aがプランジャ32を磁気吸引する磁束I’の他に、プランジャ32の端面とヨーク34の底面との当接部44にも磁束II’が流れ、吸引ステータ33aがプランジャ32を磁気吸引する正方向吸引力Iの他に、プランジャ32がヨーク34の底面にくっつく方向の逆方向吸引力IIが生じる。
従来のリニアソレノイド2は、上述したように、軸方向から見たプランジャ32の外周縁がヨーク34の底面と環状に当接してプランジャ32の端面とヨーク34の底面の接触面積が大きいため、コイル31の通電停止状態からコイル31が通電された際に生じる逆方向吸引力IIが大きく作用することになり、図2(b)の実線Aに示すように、特にプランジャ32のストロークが小さい側において、プランジャ32に作用する吸引力が低下してしまう。
一方、従来のリニアソレノイド2は、正方向吸引力Iとは別に、大きな逆方向吸引力IIが作用することにより、「磁気吸引力」+「リターンスプリング5の付勢力」+「スプール4に作用するフィードバック軸力」が釣り合う釣合線B{図2(b)の二点鎖線参照}に対し、プランジャ32が軸方向に釣り合う釣合点が2点発生する。
このため、コイル31の通電停止状態から通電量(電流値I)を徐々に増加させると、図3(c)中の実線Cに示すように、「油圧特性の飛び現象」が生じ、油圧制御に悪影響を与えてしまう。
さらに、従来のリニアソレノイド2は、環状の当接部44の1カ所のみが、第2凹部43によって欠如しているため、逆方向吸引力IIによる磁気回路のアンバランスが生じる。このため、逆方向吸引力IIによるプランジャ32の傾斜が発生し、プランジャ32の片当たり摺動が発生してしまう。
実施例1のリニアソレノイド2は、上記の不具合を回避するために、次の手段を採用している。
・プランジャ32とヨーク34の底面が当接する当接部44は、周方向に複数分離して設けられ、複数の当接部44の各間には、プランジャ32とヨーク34の底面とが接触しない非接触部45が設けられている。
・複数の当接部44は、周方向に等間隔で、且つ同一面積に設けられている。
・非接触部45は、ヨーク34の底面に形成された凹部46により設けられる。
・非接触部45を成す凹部46は、軸方向から見てプランジャ32の外周縁から外側にはみ出して設けられる。
具体的に、この実施例1では、図1(b)に示すように、外径方向の頂部がプランジャ32の外周縁から外側にはみ出るように、略六星形状を呈する星形の凹部46をヨーク34の底面に形成したものであり、軸方向から見て当接部44と非接触部45とが周方向に交互に現れるものである。もちろん、従来の円形凹部J1の軸方向面積より、実施例1の星形の凹部46の軸方向面積の方が大きいものである。なお、星形の凹部46は、例えば切削加工により形成されたものであり、星形の凹部46の深さ(軸方向長)は、一定であっても良いし、連続的あるいは段階的に変化していても良い。
ここで、星形の凹部46は、上述したように、外径方向の各頂部がプランジャ32の外周縁から外側にはみ出したものであるため、プランジャ32の外周縁から外側にはみ出す6つの凹部46がそれぞれ呼吸溝として作用し、星形の凹部46の内側と外側(プランジャ32の外周部分)を連通する。このため、上述した第2凹部43は、星形の凹部46の内側まで形成する必要がなく、図1(b)に示すように、第1凹部42とプランジャ32の外周縁の外側とを連通すれば良い。
〔実施例1の効果〕
実施例1の電磁スプール弁は、上記の構成を採用することにより、次の効果を得ることができる。
(1)実施例1のリニアソレノイド2は、プランジャ32とヨーク34の底面が、軸方向から見てプランジャ32の外周縁のみで当接するものであるが、上述したように、プランジャ32とヨーク34の底面が当接する当接部44が周方向に6つに分離して設けられ、6つの当接部44の各間に非接触部45が設けられている。
このように、6つの非接触部45によって、当接部44を周方向へ6つに分断しているため、従来に比較してプランジャ32とヨーク34の底面の接触面積を小さくできる。
この結果、コイル31の通電停止状態からコイル31が通電され、プランジャ32の端面とヨーク34の底面との当接部44に磁束が流れても、接触面積が小さいことにより、コイル31の通電停止状態からコイル31が通電された際に生じる逆方向吸引力IIを従来より小さくできる。このため、図2(b)の破線A’に示すように、特にプランジャ32のストロークが小さい側において、プランジャ32に作用する吸引力の低下を防ぐことができる。
また、逆方向吸引力IIが小さくなるため、プランジャ32が軸方向に釣り合う釣合点を1点にすることが可能になり、「プランジャ32の飛び現象」を防ぐことができる。この結果、図2(c)の破線C’に示すように、「油圧特性の飛び現象」を防ぐことができ、電磁スプール弁による油圧制御の精度を高めることができる。
あるいは、プランジャ32が軸方向に釣り合う釣合点が2点生じる場合であっても、逆方向吸引力IIが従来より小さいため、「プランジャ32の飛び現象」における「プランジャ32の飛び量」を小さくでき、結果的に「油圧特性の飛び現象」による「油圧の飛び量」を小さくできる。これによって、電磁スプール弁による油圧制御の精度を高めることができる。
(2)6つの当接部44が、周方向に等間隔で、且つ同一面積に設けられているため、逆方向吸引力IIがプランジャ32の径方向および周方向に均等に加わることになる。即ち、逆方向吸引力IIによる磁気回路のアンバランスを防ぐことができる。これによって、逆方向吸引力IIによるプランジャ32の傾斜を防ぐことができ、プランジャ32の片当たり摺動を防ぐことができ、電磁スプール弁による油圧制御の精度を高めることができる。
(3)非接触部45は、ヨーク34の底面に形成された星形の凹部46により設けられ、星形の凹部46の各頂部がプランジャ32の外周縁から外側にはみ出して設けられている。このため、プランジャ32の外周縁から外側にはみ出す6つの凹部46がそれぞれ呼吸溝として作用して、星形の凹部46の内側と外側(プランジャ32の外周部分)を連通する。このため、星形の凹部46の内側と外側のオイルの出入りが容易になり、低温時等の油粘度が高い場合であっても、プランジャ32の初期移動が容易になる。
(4)従来の円形凹部J1を星形の凹部46に変更するのみで本実施例を適用でき、本発明が適用されたリニアソレノイド2の製造コストの上昇を抑えることができる。
図4を参照して実施例2を説明する。なお、以下の実施例において実施例1と同一符号は、同一機能物を示すものである。
上記の実施例1では、ヨーク34の底面に星形の凹部46を設けて、当接部44を周方向に6つに分離した例を示した。
これに対し、この実施例2は、ヨーク34の底面に略四角形状を呈した矩形の凹部46を設けて、当接部44を周方向に4つに分離したものである。
このように設けられても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
図5を参照して実施例3を説明する。
この実施例3は、ヨーク34の底面に略三角形状を呈した三角の凹部46を設けて、当接部44を周方向に3つに分離したものである。
このように設けられても、実施例1と同様の効果を得ることができる
〔変形例〕
上記の実施例では、自動変速機の油圧制御装置に用いられる電磁油圧制御弁に本発明を適用する例を示したが、自動変速機以外の他の電磁油圧制御弁に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、N/Oタイプの電磁油圧制御弁に本発明を適用する例を示したが、N/C(ノーマリクローズ)タイプの電磁油圧制御弁に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、三方弁に本発明を適用した例を示したが、スプール弁1は三方弁に限定されるものではない。また、スプール弁1に代えて、他の構造のバルブ装置を駆動するリニアソレノイドに本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、スプール弁1等のバルブ装置を駆動するリニアソレノイド2に本発明を適用する例を示したが、駆動対象はバルブ装置に限定されるものではなく、他のアクチュエータとして使用されるリニアアクチュエータに本発明を適用しても良い。即ち、プランジャ32が軸方向に駆動される全てのリニアアクチュエータに本発明を適用可能なものである。
ヨークの内側形状を示す平面図である(従来例および実施例1)。 油圧特性飛びの説明図である。 電磁油圧制御弁の断面図である(実施例1)。 ヨークの内側形状を示す平面図である(実施例2)。 ヨークの内側形状を示す平面図である(実施例3)。
1 スプール弁(油圧制御弁)
2 リニアソレノイド
3 スリーブ
4 スプール
5 リターンスプリング(付勢手段)
31 コイル
32 プランジャ
33 ステータ
33a 吸引ステータ
34 ヨーク
44 当接部
45 非接触部
46 凹

Claims (4)

  1. 通電により磁力を発生するコイルと、軸方向へ摺動自在に支持されたプランジャと、前記コイルの発生する磁力により前記プランジャを軸方向の一方側へ磁気吸引する吸引部を備えるステータと、前記コイルにより励磁されて前記ステータとともに閉磁路を形成するカップ形状を呈したヨークと、前記プランジャを軸方向の他方側へ付勢する付勢手段とを具備し、
    前記コイルの通電停止時に、前記付勢手段により前記プランジャの端面が前記ヨークの底面に押し付けられ、
    前記プランジャと前記ヨークの底面が、軸方向から見て前記プランジャの外周縁のみにおいて当接するリニアソレノイドにおいて、
    前記プランジャと前記ヨークの底面が当接する当接部は、周方向に複数分離して設けられ、
    前記複数の当接部の各間には、前記プランジャと前記ヨークの底面とが接触しない非接触部が設けられ
    前記非接触部は、前記ヨークの底面に形成された凹部により設けられ、
    この凹部は軸方向から見て前記プランジャの外周縁から外側にはみ出して設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
  2. 請求項1に記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記複数の当接部は、周方向に等間隔で、且つ同一面積に設けられることを特徴とするリニアソレノイド。
  3. 請求項1または請求項2に記載のリニアソレノイドにおいて、
    このリニアソレノイドは、前記プランジャによって軸方向の一方へ向けて駆動されるスプール、このスプールを摺動自在に支持するスリーブを備えるスプール弁と組み合わされて電磁スプール弁を構成することを特徴とするリニアソレノイド。
  4. 請求項3に記載のリニアソレノイドにおいて、
    前記スプール弁は、油圧の切替あるいは油圧の調整を行う油圧制御弁であることを特徴とするリニアソレノイド
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