JP4607835B2 - 車輪の横倒停止機構を備えたキャスター - Google Patents
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Description
尚、車輪を横倒しすることについては上記のように特許文献5にも開示されている。しかし、特許文献5に開示された考案は、キャスターの折り畳み収納を目的としたもので、キャスター全体を荷台スカート部の縁端より内側に位置させることをその要件としており、車輪を床面や地面に接地させることについては開示されておらずその示唆もされていない。
また、車輪が使用状態又は停止状態でしっかりと固定されるので安全に停止させることができるという効果がある。
さらに、車輪の使用状態又は停止状態への切り替えを使用者の手元近傍でも行なえることができるので使い勝手がよいという効果がある。
初めに、本実施形態におけるキャスター1は、概略として、支持体5と、車輪19が取り付けられる車輪ホルダ10を備えて構成されている。
支持体5は、角筒状のパイプ材であり、この支持体5を、例えば、使用者が握るための持ち手を備えた荷物運搬用台車等のフレームとして形成することができる。支持体5は、スチールやステンレス等の金属製のパイプ材を所定の長さに調整して形成されているが、その外形形状は角柱に限定されるものではなく、円筒状等、適宜の形状としてもよい。尚、支持体5は、本実施形態のようにフレームを構成するものだけではなく、後述するように、短い長さに調整することによって、例えば、キャリーバッグやベビーカー等のように、移動されるべき対象となる被移動体の底部に取り付けるための支持手段として機能させることができる。
また、車輪ホルダ10には、車輪19の車軸11と平行な方向に伸びるようにして可動溝13が設けられると共に、この可動溝13と直交する方向には支持溝14と車軸溝15がそれぞれ設けられている。
さらに、車輪ホルダ10には、可動溝13に沿うようにして可動レバー16が設けられている。そして、可動レバー16の先端部には孔17が穿設されており、この孔17に図示しない連結部材を挿通することによって後述する可動棒41aが取り付けられるようになっている。この可動レバー16によって車輪ホルダ10を使用状態又は停止状態となる位置への切り替えが行なわれるようになっている。
スライド部材20は、図7に示すように、スチールやステンレス等の金属製材料によって支持体5の形状に即して形成された中空状の角筒部材で、支持体5をその内部に挿通するようにして配置されており支持体5の長さ方向に沿って移動(具体的には上下移動)可能に配置されている。
また、図4に示すように、床面又は地面と接地する側の車輪19の側面にはゴムリング19dが取り付けられており、車輪19を90度横倒して停止状態にした際にはこのゴムリング19dが床面又は地面と接地するようになっている。
使用状態にあるキャスター1を停止状態にするには、まず操作盤40の切り替えレバー42を「ロック」側から「解放」側に位置させる。するとスライド部材20が上方に移動して車輪ホルダ10の固定が解除される。そして、切り替えレバー41を「使用中」側から「停車」側に位置させると車輪ホルダ10は可動棒41aによって引っ張られ車輪19が90度横倒されて車輪19の側面が床面や地面に接地する。そして、切り替えレバー42を再び「ロック」側に位置させるとスライド部材20が下降し、各溝同士が嵌合して車輪ホルダ10をしっかりと固定する。車輪19の側面にはゴムリング19dが取り付けられているのでしっかりと接地が行なわれる。
支持体5は、円筒状の金属製パイプ材から形成されており、その側面には長さ方向に沿って溝5bが設けられている。また、支持体5の下端部側には後述する固定部18を収納可能な開口部5a(図10参照)が形成されている。
尚、車輪19の車軸11への取り付けや車輪19の構成については前述した実施形態のものとほぼ同様となっている。
使用状態(図9に示す状態)にあるキャスター1を停止状態にするには、スライド部材20を上方に移動させる(図10参照)。そして、固定部18を支持体5の開口部5a内に収めるように横倒しになっている可動レバー16を上方へ引き起こす。そして、スライド部材20を下方に下げる。このときスライド部材20の第二の固定溝28が幅狭部18bと嵌合するので車輪ホルダ10は外部から力が加わった場合でもガタつくことなくしっかりと固定される。
一方、停止状態から使用状態にするにはそれとは逆の手順によって図9に示す状態にすればよい。停止状態ではスライド部材20の第一の固定溝27が固定部18の幅広部18aと嵌合して車輪ホルダ10をしっかりと固定する。
図15(a)(b)に示すのは、運搬用の台車Aに設けられたキャスター1である。この台車Aは、例えば、清涼飲料水やビールのケース等を運搬するのに好適なもので、下部に二個一対のキャスター1を備えて構成されている。台車Aは、左右の二本の支持体5が桁材55が架け渡されると共に、上部側で持ち手60によって一体とされてフレームが形成されている。そして、フレームの下部側には被運搬物を載置する折り畳み式の荷台57が設けられている。支持体5に設けられた取付部59と荷台57の側面とをリンク58で連結することにより折り畳みが可能に形成されている。尚、荷台57の先端下部には脚部57aがやはり折り畳み可能に設けられている。荷台57を折り畳んだ状態を図16(b)に示す。
5 支持体
5a 開口部
5b 溝
7 取付部
8 ボールベアリング
10 車輪ホルダ
11 車軸
11a 孔
12 軸取付孔
12a 軸パイプ
13 可動溝
14 支持溝
15 車軸溝
16 可動レバー
17 孔
19 車輪
19a 側面
19b リングワッシャー
19c 割ピン
19d ゴムリング
20 スライド部材
21 立溝
22 半円切溝
23 スライド溝
23a ビス
24 貫通孔
25 カバー
40 操作盤
41 切り替えレバー
41a 可動棒
41b 駆動棒支え
42 切り替えレバー
42a ワイヤー
42b 固定パイプ
42c ビス
42d コイルバネ
Claims (7)
- 支持体と、そして、
車輪を備えた車輪ホルダであって、前記車輪を通常に使用する使用状態から当該車輪の側面側が床面に接地するように当該車輪を90度横倒した停止状態へ相互に可変可能に前記支持体に取り付けられる車輪ホルダと、
を備えて構成された車輪の横倒停止機構を備えたキャスターにおいて、
前記支持体の周囲を取り囲むように且つ当該支持体の長さ方向に沿って移動可能に配置される中空状のスライド部材であって、前記車輪ホルダを使用状態又は停止状態のいずれかの状態となる位置で固定するスライド部材を備え、
前記車輪ホルダには、前記車輪の車軸と平行な方向に伸びる可動溝が設けられると共に、前記可動溝と直交する方向に支持溝及び車軸溝が設けられ、
前記スライド部材の側面には前記可動溝又は前記支持溝と嵌り合う立溝が設けられると共に、前記立溝と対向する位置に前記車軸溝と嵌り合う半円切溝が設けられ、
前記車輪ホルダを使用状態となるように位置させたときには前記スライド部材の立溝が当該車輪ホルダの支持溝と嵌合し且つ半円切溝が車軸溝と嵌合して当該車輪ホルダをその状態でしっかりと固定すると共に、前記車輪ホルダを停止状態となるように位置させたときには前記スライド部材の立溝が当該車輪ホルダの可動溝と嵌合して当該車輪ホルダをその状態でしっかりと固定するようにしたことを特徴とする車輪の横倒停止機構を備えたキャスター。 - 請求項1に記載の車輪の横倒停止機構を備えたキャスターにおいて、
前記車輪ホルダには、車軸方向に沿って形成された断面凸字状の固定部であって、その幅サイズよりも長い長さに形成された固定部を備え、
前記スライド部材の側面には、前記固定部の幅広の部分と嵌り合う第一の固定溝が設けられると共に、前記第一の固定溝の上方側にはさらに前記固定部の幅の狭い部分と嵌り合う第二の固定溝が設けられ、
前記車輪ホルダを使用状態となるように位置させたときには前記スライド部材の第一の固定溝が前記固定部の幅広の部分と嵌合して当該車輪ホルダをその状態でしっかりと固定すると共に、前記車輪ホルダを停止状態となるように位置させたときには前記スライド部材の第二の固定溝が前記固定部材の幅狭の部分と嵌合して当該車輪ホルダをその状態でしっかりと固定するようにしたことを特徴とする車輪の横倒停止機構を備えたキャスター。 - 請求項1又は2に記載の車輪の横倒停止機構を備えたキャスターにおいて、
前記車輪ホルダには可動レバーが設けられ、当該可動レバーによって前記車輪ホルダの横倒・復帰が行なわれるようにされたことを特徴とする車輪の横倒停止機構を備えたキャスター。 - 請求項3に記載の車輪の横倒停止機構を備えたキャスターにおいて、
前記可動レバーには、使用者の手元近傍で前記可動レバーを操作することを可能とする可動レバー作動手段が設けられ、これにより前記車輪ホルダの横倒・復帰が行なわれるようにされたことを特徴とする車輪の横倒停止機構を備えたキャスター。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の車輪の横倒停止機構を備えたキャスターにおいて、
前記スライド部材には、使用者の手元近傍で前記スライド部材を操作することを可能とするスライド部材可動手段が設けられ、これにより前記スライド部材の移動が行なわれるようにされたことを特徴とする車輪の横倒停止機構を備えたキャスター。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の車輪の横倒停止機構を備えたキャスターにおいて、
地面又は床面と接地する前記車輪の側面には滑り防止部材が設けられていることを特徴とする車輪の横倒停止機構を備えたキャスター。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の車輪の横倒停止機構を備えたキャスターにおいて、
前記支持体の上部にはキャスターを旋回可能に被移動体に取り付けるための取付部が設けられていることを特徴とする車輪の横倒停止機構を備えたキャスター。
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