JP4607832B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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本発明は不正コピー防止機能を搭載した複写機、複写機能を有するデジタル複合機などの画像形成装置、及びこれらの装置で実施される画像形成方法に関する。
現在一般に使用されている複写機には不正コピー防止機能が搭載されている。この不正コピー防止機能は、プリンタ出力する画像に対して不正コピー防止パターンを重畳し、重畳した画像を読み取る際に、前記不正コピー防止パターンを一定条件のもと認識したとき、不正コピー防止画像として取り扱い、その画像のコピーを行わないといった機能である。この機能は、ある機種で印刷した不正コピー防止パターンのパターンが重畳された画像を、他機種でも読み取り、不正コピー防止画像だと認識することが重要な要素となってくる。
他方、他の方式の不正コピー防止機能を備えた画像形成装置として例えば特許文献1記載の発明が知られている。この発明は、熱エネルギにより発色状態と染色状態を可逆的に変化させることにより、可視情報の表示及び消去が可能である熱可逆性記録層を有する熱可逆印刷媒体に書き込まれている複写の可否、複写権限、機密期限、印刷媒体特性を含む埋め込み情報を複写時に読み出して解析し、その結果を複写の制御に利用している。
特開2004−237678号公報
ところで、現在A0広幅機においては感光体に静電像を形成する際にLED書き込みヘッド(以下、LPHと称す)を用いていることや、またその他プロセス上の条件により、LD書き込みを用いている他機種に比べて1ドットのドット形状が全体的に大きく、縦長になってしまい、広幅機で出力した不正コピー防止パターンを重畳した画像が他機種でコピーができてしまう。
また、この不正コピー防止のパターンの大きさを細線化機能等で制御しようとしても現状では横方向の細線化は効果が大きいが、縦方向では不正コピー防止のパターンの規格を満たせるほどの効果は出せず、また縦方向の制御を行おうとすると画像全体に影響が出てしまうことから、縦方向の制御を行うことはできない。さらに、LPH自体のドット径も汎用部品であるため、変更できない。加えて、プロセス系の変更も副作用の影響を考慮すると実際に行うことが難しいといった問題がある。
そこで、本発明が解決すべき課題は、不正コピー防止パターンの印字出力時のドット径を他機種の径に近づけることによって不正コピー防止機能を実現することにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、出力画像データに対して不正コピー防止パターンを重畳する重畳手段と、発光素子アレイユニットを用いて感光体上に光書き込みを行う光書込手段と、を備えた画像形成装置において、前記光書込手段は、前記重畳手段によって重畳された画像データを予め定めたnラインずつ蓄積する記憶手段と、前記記憶手段から読み出した画像データに対してn×n(nは2以上の整数)の画像マトリクスを生成するマトリクス生成手段と、前記マトリクス生成手段によって生成された画像マトリクス毎に、前記不正コピー防止パターンの認識を行うパターン認識手段と、を備え、前記光書込手段は、前記不正コピー防止パターンが認識されたとき、当該不正コピー防止パターンを予め記憶された所定のデータに各画素単位で置き換えて出力することを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記パターン認識手段が予め記憶された複数のドットパターンとマッチングして、前記不正コピー防止パターンを認識することを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記予め記憶された所定のデータが前記複数のドットパターン毎に記憶されることを特徴とする。
第4の手段は、第2又は第3の手段において、前記複数のドットパターンは、外部から任意に設定できることを特徴とする。
第5の手段は、出力画像データに対して不正コピー防止パターンを重畳する重畳手段と、発光素子アレイユニットを用いて感光体上に光書き込みを行う光書込手段と、を備え、前記重畳手段によって不正コピー防止パターンが重畳された画像を出力する画像形成方法において、前記重畳手段によって重畳された画像データを予め定めたnラインずつ記憶手段に蓄積し、前記記憶手段から読み出した画像データに対してn×n(nは2以上の整数)の画像マトリクスを生成し、生成された画像マトリクス毎に、パターン認識手段によって前記不正コピー防止パターンを認識し、前記パターン認識手段によって前記不正コピー防止パターンが認識されたとき、当該不正コピー防止パターンを予め記憶された所定のデータに各画素単位で置き換えて出力することを特徴とする。
本発明によれば、不正コピー防止パターンが重畳された画像データを発光素子アレイユニットを用いて出力する場合に、他の複写機でも認識できるように不正コピー防止パターンを書き込むことができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施形態に係る画像形成装置は、原稿を読み取る読み取り手段としての原稿読み取り部100、読み取られた原稿の画像情報を記憶する記憶手段としての画像情報記憶部300、記憶された画像情報を転写紙に複写するための一連のプロセスを実行する複写部200、複写する際に画像を書き込む書き込み部500、これらを制御するシステム制御装置302、及びこのシステム制御装置にキー入力を行う操作手段としての操作部400等から構成されている。
図2は本発明の実施形態に係る画像形成装置の機械的構成を示す図である。画像形成装置は複写部200と画像読み取り部100とからなり、画像読み取り部100は複写部200の上部に装着され、これらは一体となっている。なお、複写部200は下部に給紙部が、その上部に作像部がそれぞれ配置されている。
オペレータが原稿を画像読み取り部100の挿入口10から挿入すると、原稿は、ローラ21の回転により密着センサ(CIS−Contact Image Sensor)101と白色ローラ23との間を通して搬送される。搬送中の原稿は、密着センサ101に取り付けられているLED素子により光が照射されその反射光から密着センサ101に結像されて原稿画像情報が読み取られる。
図1に示すように、密着センサ101は結像された原稿画像をアナログの電気信号に変換し,この電気信号は画像増幅回路102で増幅される。A/D変換回路103は画像増幅回路102で増幅された画像信号を画素毎に多値デジタル画像信号に変換する。このデジタル画像信号はA/D変換回路103で同期制御回路106から出力されるクロックに同期して出力され、シェーディング補正回路104により、前記LED素子の光量ムラ、密着センサ101の感度ムラ等による歪を補正する。シェーディング補正回路104で補正されたデジタル画像情報は、画像処理回路105でデジタル記録画像情報に変換された後、画像情報記憶部300内の記憶手段としての画像メモリ部301に書き込まれる。また、読み取り制御回路107は読み取り部100内の同期制御回路106などを制御し、スキャナ駆動装置108は読み取り部100内のローラ21、白色ローラ23などを回転させるモータ等を駆動制御する。
システム制御装置302は画像メモリ部301に書き込まれた画像情報により転写紙に画像を形成するための一連のプロセスを制御し、書き込み部500は複写装置200に対して画像の光書き込みを行う機能を有する。さらに詳しくは、システム制御装置302は、本画像形成装置の全体制御を司り、読み取り制御回路107、同期制御回路106、画像メモリ部301、画像変換部501、LED書き込み制御部(回路)502による画像データ転送を制御し、駆動制御回路504に対してスキャナ駆動装置108、プリンタ駆動装置303を介してモータ等を駆動させて原稿及び転写紙搬送を円滑に制御する。
書き込み部500では、画像メモリ部301より同期信号クロックにより転送された画像信号を画像変換部501で受け取りそのままLED書き込み制御回路502に渡す、もしくは密度変換を行って渡し、LED書き込み制御回路502では受け取ったデータをLEDアレイユニット1用、2用、3用に分割し、また必要部分の画像補正を行い、発光素子アレイユニットとしてのLEDアレイユニット503のLEDアレイ503−1〜503‐3で赤外光に変換して出力する。
一方、図2に示す帯電装置24は像担持体としてのドラム状感光体25を−2500Vに一様に帯電させるグリッド付きのスコロトロンチャージャと呼ばれる帯電装置であり、感光体感光体25は図示しないモータにより回転駆動される。LEDアレイユニット503はLEDアレイユニット503−1,50−2,503−3を一次元に配列し、複数個のLED素子を主走査方向にアレイ状に並べたもので、LED書き込み制御502からの画像情報に基づいてLEDアレイユニット503−1〜3のLEDが発光してその光を光学素子であるセルフォックレンズアレイを介して感光体25に照射する。
感光体25はLEDアレイユニット503からデジタル画像情報に基づいた光が照射されると、光導電現象で表面の電荷がアースに流れて消滅する。ここで、LEDアレイユニット503は原稿の画像濃度の淡い部分ではLED素子が発光せず、原稿の画像濃度が濃い部分ではLED素子が発光する。これにより、感光体25上の光照射部は原稿画像の濃淡に対応した静電潜像が形成される。この感光体25上の静電潜像は現像装置27によって現像されてトナー象となる。現像装置27は内部のトナーが撹拌により負に帯電されており、バイアスが−700V印加されているため、感光体25上の光照射部分だけにトナーが付着する。
一方、シート状記録媒体としての転写紙は3つの給紙台28,29,30及び手差し部から選択的にレジストローラ31に給送され、レジストローラ31により所定のタイミングで送り出されて感光体25の下部を通過し、このときに転写手段としての転写チャージャ32により感光体25上のトナー像が転写される転写紙は次に感光体25より分離チャージャ33により分離されて搬送ベルト34により定着装置35に送られ、そこでトナーが定着される。トナーが定着された転写紙は排紙ローラ36,37により機外に排紙される。
図3は書き込み部500の画像データの流れを示すブロック図である。同図において、書き込み部500は画像変換部501、LED書き込み制御部502、LEDアレイユニット(1)503−1、LEDアレイユニット(2)503−2、LEDアレイユニット(3)503−3(以後LPH)から構成されている。
この書き込み部500における画像データの置換と流れは次のようにものである。
1)まず、画像情報記憶部301からEVEN ODD の画像データ301−1が同時に送られてくる。
2)転送された画像データは、画像変換部501で、パターン認識し、必要に応じて画像補正が行われる。
3)次にLPH制御部502にて、画像変換部501から出力された主走査データは、画像データRAM部のA群SRAM(502−1A)3個に1ライン分のデータを分割書き込みする。
4)次に、A群のSRAM(502−1A)3個に書き込まれた1ライン分の画像データが同時に読み出される。
5)SRAM A群(502−1A)で読み出している最中に、次の2ライン目は、SRAM B群(501−1B)に書き込みを行うトグル動作をする。SRAM群502−1の選択制御はアドレス制御部502−2によって実行される。
6)SRAM502−1から読み出された各LPHの画像データは、SDRAM502−4に一度転送され、再度読み出されるが、LPH(1)503−1の各LPHがメカレイアウト上、副走査方向にずれているため(いわゆる千鳥状に配置されているため)、LPH(1)503−1を基準として、LPH(2)503−2,LPH(3)503−3のデータを各LPHのズレ量に相当する時間遅延させて読み出す。この読み出し制御は遅延制御・LPH転送部502−3によって行われる。
7)最終的に遅延制御・LPH転送部502−3からLPH1,2,3へと画像データは転送される。
画像変換部501は、図4のブロック図に示すようにGATEコントロール部501−1、メモリコントロール部501−2、画像認識部(不正コピー防止パターン補正部)501−3、密度変換処理部501−4、主副トリム処理部501−5から構成されている。密度変換部501の各密度変換モードはレジスタdense_r[2:0]によって設定される。denser_r[2:0]の設定と各密度変換は図5に示した通りである。
GATEコントロール部501−1では、通常出力、1.5倍密度変換以外のプリントモード、1.5倍密度変換モードかによって設定されている画像出力モードに応じて画像情報記憶部301に渡すLSYNC_0を生成する。また、密度変換のモードでは画像情報記憶部からのLSYNCが間引かれているので、LED画像書き込み制御部502に渡す際にはLSYNCを補間する必要があり、ここでその処理が行われる。LSYNCyとは別にダミーFGATEの生成もこのブロックで行われる。
メモリコントロール部501−2は、選択される出力画像のモードに応じてイメージマトリクスの副走査方向のライン群を生成する。主な機能は下記の様になっている。
(a)マスクデータライト
・ラインメモリ501−21のリード、ライトは2画素パラレル(EVEN−ODD)で行う。
・1ラインの画素数21600ドットの画像データを、アドレス0〜10799、幅5bitのラインメモリ501−21に、PLSYNC_N毎でライトしていく。
・PFGATE_N 及び PLGATE_N のアサートが無い場合、ラインメモリ501−21へマスクしたデータをライトする。
・PLGATE_N のアサートが PLSYNC_N から32クロックまでに発生しない場合、強制的にラインメモリ501−21へのライトを開始する。
これによって、PFGATE_Nアサート前に、8本のラインメモリ501−21をマスクデータ(=0)で埋め尽くしておく 。
(b)画像データライト
PFGATE_N 及び PLGATE_Nのイネーブル期間、マスクを解除して、画像データをメモリに書き込む。
(c)データリード、イメージマトリクス生成
plsync_n(PLSYNC_Nを補間処理して600dpi間隔にしている)毎で、ラインメモリ501−21よりデータをリードする。
なお、各倍率でのマトリクスサイズは前記図5の通りである。
プリンタ出力時(単密)と通常画像出力時においては、7×7画素のマトリクスに使用するライン群をメモリコントロール部501−2のイメージマトリクス生成部501−22で生成して、不正コピー防止パターン補正機能が有効になっている場合は、次のブロックである不正コピー防止パターン部501−3にデータを送付し、そうでない場合は密度変換部501−4に渡す。また、1.5倍密度変換時は図5に示したように3種類のパターンマトリクスを生成する。その後、各モードで必要分のマトリクスを参照する。
ラインメモリ501−21のリードライト動作はラインメモリ制御部(書き込み・読み出し・ブロック切替)501−23によって行われ、図6に示すように8つのラインメモリのうちから1つに対して(下図ではラインメモリ3)ライト動作を行い、その他ライト動作していないメモリ7本から、ラインデータをリードして副走査方向7ライン分のイメージマトリクスの用の画像データを確保する。このメモリリードライトのタイミングチャートの詳細を図7A及び図7Bに示す。
なお、画像変換部501では、図示しないCPUがCPU I/Fから各種レジスタの設定が可能となっている。また、CPUには操作部400から指示入力が行われるので、結局、操作部400からの指示入力によって前記レジスタの設定が可能となり、レジスタ設定により種々の補正を行うことができる。このことは外部からドットパターンの補正指示が可能であることを示している。
図8は不正コピー防止パターン補正部501−3の詳細を示すブロック図である。不正コピー防止パターン補正部501−3では、パターンマトリクス生成部レジスタ(hcopyset)によって不正コピー防止の有無、また入力画像が2値か多値かを選択して、不正コピー防止パターン補正機能が選択された場合、不正コピー防止パターンを前段のラインメモリ501−21より得た1〜7ライン分の画像データを用いて、画像マトリクスを生成し、それに対してパターン認識をかけて画像に対して補正が行われる。不正コピー防止パターン補正部501−3は、ライン毎に3つのFFが設けられた7つのラインからなる遅延部501−31と、遅延部501−31で遅延されたデータが入力されるパターンマトリクス生成部501−32と、パターン認識及び出力画像生成部501−33とを備えている。
前記hcopysetのレジスタ設定の内訳を図9に示す。図9から分かるように、hcopyset[1:0]の値が1のとき、画像は不正コピー防止補正制御なし、2のときは不正コピー防止補正制御ありで画像データは2値、3のときは不正コピー防止補正制御ありで画像データは多値であることを示す。
ここで、7×7画像マトリクスの生成の詳細に関して述べる。このときの不正コピー防止パターン補正部501−3の構成を図8に、画像マトリクス生成時のタイミングチャートを図10にそれぞれ示す。
図8に示すようにラインメモリ501−21からの出力であるEVEN/ODD2画素分のデータmx_data0〜6[9:0]を遅延部501−31のFFで各3回遅延させることにより、8画素のデータを参照することが可能になる。ラインメモリ501−21からの出力は7ライン分なので、これで合計7×8画素のデータを一度に参照可能となる。不正コピー防止パターン補正制御は、実際にはパターンマトリクス生成部501−32で生成される前記7×8画素の画像マトリクスを用いてパターン変換を行う。基本的に参照する画像マトリクスは7×7画素であり、本システムにおいてはEVEN/ODD並行で画像制御を行っているので、生成した画像マトリクスの前半主走査方向7画素、後半7画素で2つに分けて参照することによって一度にEVEN/ODD両方の画素を生成が可能になる。
不正コピー防止パターン補正部501−3のパターン認識及び出力画像生成部501−33で行われるパターン認識は、前段のパターンマトリクス生成部501−32で作成した画像マトリクスに対して、図11に示すようにマッチングパターンとしてレジスタinpat1−1[4:0]〜inpat10−49[4:0]において10パターン設定してあるマッチングパターンとパターン認識する。Inpat1−1〜inpat1−49が生成する画像マトリクスの各画素にそれぞれ対応する。このレジスタに、注目画素を中心として、不正コピー防止の孤立ドットパターンの考えられるパターンを設定しておくことによって画像全体ではなく不正コピー防止パターンのみを補正することが可能になる。
また、マッチングした場合は、各入力マッチングパターンと対になって設定してあるレジスタoutpat1[4:0]〜outpat10[4:0]のデータを出力する。多値モードの場合は入力データに対して出力レジスタoutpatで設定した値をそのまま階調変換して、LPH503まで転送すればよいが、2値モード場合は、画素を副走査方向に2度打ちして、擬似多値モードで補正動作を行うため、最大4値扱いとなる。そこで、入力はデータの下位1ビットを参照してパターンマッチングを行い、出力モードに関しては図12に示す様に00の場合は副走査2度打ち時、1ライン目、2ライン目ともに書き込みを行わず、01の場合は1ライン目のみ書き込み、10の場合は2ライン目の書き込み、11の場合は1ライン目、2ライン目ともに書き込みを行うこととする。この計4パターンを出力設定して最終的に不正コピー防止パターンの補正動作を行う。
2度打ちを行うためには画像データの転送速度を2倍にする必要がある。このようにドットの大きさを大きくする場合には、孤立ドットパターンの出力の各画素について、画像データを発行素子アレイユニットに所定の転送速度xで転送している場合はXのm(mは正の整数)倍の転送速度mxで行って副走査方向に擬似的に多値化して書き込むことによって、孤立ドットパターンの大きさを制御することができる。
2値の場合と多値の場合の不正コピー防止の補正のイメージを図13及び図14にそれぞれ示す。これらの図では、入力パターンとして2値ならば、inpat1−11〜13,inpat18〜20,inpat25〜27を1に設定し、それ以外は全て0に設定し、多値ならばinpat1−11〜13,inpat18〜20,inpat25〜27を1fに設定し、それ以外は全て0と設定した場合について示されている。これらの図から分かるように、本実施形態では、特定の孤立パターンに対してのみドットの大きさを制御することが可能になる。
不正パターン防止コピー補正部501−3の後段の密度変換処理部501−4は、図示しないがスムージング処理部、1.5倍密度変換処理部、画像セレクタ、フォーマット変換部を備えている。密度変換部では各密度変換モードを選択し、それに応じた処理がなされる。すなわち、まず、スルーモードが選択された場合には単純に画像をスルーさせて出力する。また単密、1.5倍密、2倍密、3倍密のそれぞれのモードを有していて、選択された際は入力画像に対して必要な密度変換処理を行い、画像を出力する。
密度変換処理部501−4のさらに後段にある主・副走査トリム部501−5は、出力データに対して主・副方向にマスク処理を行う。主・副方向の画像に対してのマスク量に関してはレジスタ設定されている値を参照してそれに見合ったマスクをかけて画像出力する。
以上のように本実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)出力画像をメモリにnラインずつ蓄積し、当該n個のメモリのうちn個から画像データに対してn×nの画像マトリクスを形成し、この画像マトリクス毎に入力画像の認識を行い、該当する不正コピー防止パターンが認識された場合は、不正コピー防止パターンの各画素単位で出力画像を補正して、不正コピー防止の孤立パターンの大きさを調整するので、不正コピー防止の孤立ドットパターンの認識率を上げることができる。
2)ラインメモリを用いて形成した参照画像マトリクスでパターン認識を行う際に不正コピー防止の孤立ドットパターンだと認識するドットパターンを外部から任意に設定することが可能で、さらに入力画像が2値でも多値でも対応することも可能なので、不正コピー防止機能の選択時に画像に重畳される孤立ドットパターンが変更されても対応することができる。
3)ラインメモリを用いて形成した参照画像マトリクスでパターン認識を行う際に不正コピー防止の孤立ドットパターンだと認識するドットパターンを外部から任意に設定可能であり、さらに入力画像が2値でも多値でも対応が可能であり、これに応じて孤立ドットパターンの出力の各画素補正の度合いを外部から調整することが可能なので、機械間や環境によって変化するドット形状の違いに対応することができる。
4)ラインメモリを用いて形成した参照画像マトリクスでパターン認識を行う際に不正コピー防止の孤立ドットパターンだと認識するドットパターンを外部から任意に設定可能であり、加えて孤立ドットパターンの出力の各画素の発光素子の発光制御することにより孤立ドットパターンの大きさの制御を行うことにより多値のシステムで多値のLPHの場合でも対応することができる。
5)ラインメモリを用いて形成した参照画像マトリクスでパターン認識を行う際に不正コピー防止の孤立ドットパターンだと認識するドットパターンを外部から任意に設定可能であり、加えて孤立ドットパターンの出力の各画素を、画像データを発行素子アレイユニットに所定の転送速度xで転送している場合はXのm(mは正の整数)倍の転送速度mxで行って副走査方向に擬似的に多値化して書き込むことによって、孤立ドットパターンの大きさを制御することで画像書き込み装置が2値のシステムで2値のLPHの場合でも対応可能できる。
6)2値入力か、多値入力かで不正コピー防止の補正方法を選択できるので、2値のシステムでも多値のシステムでも関係なく、この補正機能を適応することが可能になることから、異なる機種間でこの補正機能を共有できる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機械的構成を示す図である。 図1における書き込み部の画像データの流れを示すブロック図である。 書き込み部の構成を示すブロック図である。 倍率とマトリクスサイズとの関係を示す図である。 ラインメモリのリードライト動作の制御構成を示す図である。 図6のメモリリードライトのタイミングの詳細を示すタイミングチャート(その1)である。 図6のメモリリードライトのタイミングの詳細を示すタイミングチャート(その2)である。 不正コピー防止パターン補正部の詳細を示すブロック図である。 パターンマトリクス生成部レジスタ(hcopyset)の設定の内訳を示す図である。 不正コピー防止パターン補正部での画像マトリクス生成時のタイミングを示すタイミングチャートである。 パターン認識及び出力画像生成部で行われるパターン認識のマッチングパターンの例を示す図である。 不正コピー防止パターンの補正動作の説明図である。 2値の場合の不正コピー防止の補正パターンのイメージを示す図である。 多値の場合の不正コピー防止の補正パターンのイメージを示す図である。
符号の説明
100 読み取り部
200 複写部
300 画像情報記憶部
301 画像メモリ部
302 システム制御装置
400 操作部
500 書き込み部
501 画像変換部
501−2 メモリコントロール部
501−21 ラインメモリ
501−22 イメージマトリクス生成部
501−23 ラインメモリ制御部
501−3 不正コピー防止パターン補正部
501−31 遅延部
501−32 パターンマトリクス生成部
501−33 パターン認識及び出力画像生成部
502 LED書き込み制御部(回路)
503−1,2,3 LPH
504 駆動制御回路

Claims (5)

  1. 出力画像データに対して不正コピー防止パターンを重畳する重畳手段と、発光素子アレイユニットを用いて感光体上に光書き込みを行う光書込手段と、を備えた画像形成装置において、
    前記光書込手段は、
    前記重畳手段によって重畳された画像データを予め定めたnラインずつ蓄積する記憶手段と、
    前記記憶手段から読み出した画像データに対してn×n(nは2以上の整数)の画像マトリクスを生成するマトリクス生成手段と、
    前記マトリクス生成手段によって生成された画像マトリクス毎に、前記不正コピー防止パターンの認識を行うパターン認識手段と、
    を備え
    前記光書込手段は、前記不正コピー防止パターンが認識されたとき、当該不正コピー防止パターンを予め記憶された所定のデータに各画素単位で置き換えて出力すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記パターン認識手段は、予め記憶された複数のドットパターンとマッチングして、前記不正コピー防止パターンを認識すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置
  3. 前記予め記憶された所定のデータは、前記複数のドットパターン毎に記憶されること
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数のドットパターンは、外部から任意に設定できること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 出力画像データに対して不正コピー防止パターンを重畳する重畳手段と、発光素子アレイユニットを用いて感光体上に光書き込みを行う光書込手段と、を備え、前記重畳手段によって不正コピー防止パターンが重畳された画像を出力する画像形成方法において、
    前記重畳手段によって重畳された画像データを予め定めたnラインずつ記憶手段に蓄積し、
    前記記憶手段から読み出した画像データに対してn×n(nは2以上の整数)の画像マトリクスを生成し、
    生成された画像マトリクス毎に、パターン認識手段によって前記不正コピー防止パターンを認識し、
    前記パターン認識手段によって前記不正コピー防止パターンが認識されたとき、当該不正コピー防止パターンを予め記憶された所定のデータに各画素単位で置き換えて出力すること
    を特徴とする画像形成方法
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