JP4607496B2 - 信号波形モニタ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のLSIチップ間の信号伝送、LSIチップ内における複数の素子や回路ブロック間の信号伝送、複数のボード(プリント配線基板)間の信号伝送、あるいは複数の匡体間の信号伝送を高速に実施するための技術に関し、特に、小振幅で高速な伝送信号の波形モニタに用いられる信号波形モニタ回路に関する。
近時、コンピュータやその他の情報処理機器を構成する部品の性能は大きく向上しており、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体記憶装置やプロセッサなどの性能向上が著しい。半導体記憶装置やプロセッサなどの性能向上に伴って、システムの性能を向上させるためには、システムを構成する部品あるいは要素間の信号伝送速度の向上(伝送容量の増加および伝送遅延の減少)が不可欠になってきている。例えば、主記憶装置(SRAM、DRAM等)とプロセッサとの間の信号伝送速度がコンピュータ全体の性能向上の妨げになりつつある。また、LSIチップの大規模化に伴い、LSIチップ内における複数の素子や回路ブロック間の信号伝速度がLSIチップ全体の性能を制限する大きな要因となってきている。さらには、複数のボード間の信号伝送、あるいは複数の筐体間の信号伝送においても、信号伝送速度を向上させる必要がある。
LSIチップ内における複数の回路ブロック間、あるいは複数のLSIチップ間などの信号伝送速度が高速(例えば、数Gbit/s)になると、伝送路で信号の高周波成分が減衰する。このため、伝送路の受信端(レシーバ回路)では、信号の波形が歪んでしまう。また、伝送路における信号の高周波成分の減衰だけでなく、LSIパッケージとボードとの接続部やコネクタなどで生じる反射の影響によっても信号の波形歪みが生じてしまう。
このように歪んだ波形の信号は、レシーバ回路において、符号を正しく判定できないため、信号の波形歪みを除去して増幅する等化器(イコライザ:イコライズ機能を有する増幅回路)が必要となる。高周波成分の減衰の大きさは伝送路毎に異なるため、伝送路に応じて等化器の周波数特性を調整しなければならない。等化器の周波数特性を正確に調整するためには、伝送路の出力信号あるいは等化器の出力信号の波形品質をモニタする信号波形モニタ回路が必要である。
信号波形モニタ回路としては、モニタ対象信号の周波数特性を複数の周波数帯域で評価する信号波形モニタ回路が知られている(例えば、非特許文献1参照)。この信号波形モニタ回路では、モニタ対象信号を互いに異なる通過域有する複数のフィルタ(例えば、低域通過フィルタ、中域通過フィルタおよび高域通過フィルタ)に入力し、これらのフィルタの通過信号から整流回路により振幅情報を取得する。
別の信号波形モニタ回路としては、図1に示すように、判定回路2の判定結果OUT、OUTXとモニタ対象信号IN、INXとの相関演算を、A/D変換器3とDSP4などの信号処理回路とを用いて実施する信号波形モニタ回路1が知られている。この信号波形モニタ回路1は、モデムなどの数kHzから数MHzの伝送信号の波形モニタに用いられる。
Jan W. M. Bergmans, "Digital Baseband Transmission and Recording", Kluwer Academic Publishers, pp.398-400, 1996.
モニタ対象信号の周波数特性を複数の周波数帯域で評価する信号波形モニタ回路では、アナログフィルタの集積化および小振幅で高速な信号に対する整流回路の形成が技術的に困難であるという問題がある。また、信号処理を全てディジタル領域で実施する信号波形モニタ回路では、回路規模が大きく、モニタ対象信号が高速になると信号処理を実施することができないという問題がある。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、小規模な回路構成で、高速な信号の波形モニタに適用できる信号波形モニタ回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様では、信号波形モニタ回路は、波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する判定回路と、判定回路からの判定値を、少なくとも判定回路が次の判定動作を実施するまで保持した後に出力する保持回路と、入力信号を順次サンプリングするサンプルホールド回路と、サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する第1符号反転回路と、判定回路からの判定値に比例した値を生成して出力する比例値生成回路と、比例値生成回路の出力値の符号を保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する第2符号反転回路と、第1符号反転回路の出力値と第2符号反転回路の出力値とを積算し、積算した値をモニタ結果として出力するモニタ結果出力回路とを備える。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第1の技術では、判定回路は、波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する。保持回路は、判定回路からの判定値を、少なくとも判定回路が次の判定動作を実施するまで保持した後に出力する。すなわち、保持回路は、判定回路からの過去の判定値を出力する。サンプルホールド回路は、入力信号を順次サンプリングする。第1符号反転回路は、サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する。モニタ結果出力回路は、第1符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力する。
保持回路からの判定値に応じてサンプルホールド回路からのサンプル値の符号を反転または非反転させて積算することで、等価的に判定回路からの過去の判定値とサンプルホールド回路からのサンプル値との相関関数がモニタ結果として出力される。この相関関数は、入力信号における過去の信号値から現在の信号値への影響を示す。従って、符号間干渉の大きさをモニタすることができる。サンプルホールド回路および符号反転回路により判定回路の過去の判定値と入力信号との相関演算を実施することで、回路規模を削減でき、従来の信号波形モニタ回路のようなアナログフィルタの集積化および小振幅で高速な信号に対する整流回路の形成という技術的困難を回避できる。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第1の技術の好ましい例では、減算回路は、サンプルホールド回路からのサンプル値を判定回路からの判定値(判定回路からの現在の判定値)に比例した値で減算して出力する。第1符号反転回路は、減算回路の出力値をサンプルホールド回路からのサンプル値として受ける。判定回路からの判定値に比例した値は、波形歪みのない理想的な信号(理想信号)に対応するため、減算回路の出力値は、入力信号の信号値と理想信号の信号値との差(エラー)を示すことになる。サンプルホールド回路からのサンプル値に代えて、このエラーと保持回路からの判定値(判定回路からの過去の判定値)との相関をとるため、相関関数の収束性がよい(ノイズが少ない)という利点がある。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第1の技術の好ましい例では、比例値生成回路は、判定回路からの判定値に比例した値を生成して出力する。第2符号反転回路は、比例値生成回路の出力値の符号を保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する。モニタ結果出力回路は、第1符号反転回路の出力値と第2符号反転回路の出力値とを積算し、積算した値をモニタ結果として出力する。これにより、減算回路を用いた場合と同様のモニタ結果が得られる。回路規模の大きいアナログ減算回路を不要にできるため、信号波形モニタ回路の回路規模を削減できる。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第1の技術の好ましい例では、分周器は、クロックの周波数を分周して分周クロックを出力する。判定回路は、分周器で分周されるクロックに同期して判定動作を実施する。サンプルホールド回路は、分周器から出力される分周クロックに同期してサンプリング動作を実施する。すなわち、サンプルホールド回路は、判定回路が判定動作を複数回実施する間に、サンプリング動作を一回しか実施しない。信号波形モニタ回路は、信号波形の統計的な性質をモニタするためのものであり、十分なサンプル数を積算できれば、入力信号のサンプリング頻度を低くしてもモニタ結果の精度が低下することはない。従って、分周器を設けてサンプルホールド回路を低い周波数で動作させることで、モニタ結果の精度を低下させることなく信号波形モニタ回路の消費電力を削減できる。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第1の技術の好ましい例では、位相差調整回路は、判定回路の判定タイミングとサンプルホールド回路のサンプリングタイミングとを同期させるために、分周器で分周されるクロックと分周器から出力される分周クロックとの位相差を調整する。判定回路とサンプルホールド回路とは、内部構成が異なるため、例えば、同一のクロックで駆動される場合でも、判定タイミングとサンプリングタイミングとが異なる可能性がある。また、信号波形モニタ回路内でのクロック遅延も、判定回路の判定タイミングとサンプルホールド回路のサンプリングタイミングとが異なる原因となる。本技術では、位相差調整回路を設けることで、判定回路の判定タイミングとサンプルホールド回路のサンプリングタイミングとを同期させることができる。従って、サンプルホールド回路のサンプリングタイミングを入力信号のアイパターンの中央に合わせることができ、クロック遅延に影響されない正確な波形モニタが可能になる。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第1の技術の好ましい例では、分周器は、クロックの周波数を1/2分周して2相クロックを出力する。判定回路は、分周器で分周されるクロックに同期して判定動作を実施する。一対のサンプルホールド回路の一方は、分周器から出力される2相クロックの一方に同期してサンプリング動作を実施する。一対のサンプルホールド回路の他方は、分周器から出力される2相クロックの他方に同期してサンプリング動作を実施する。一対の第1符号反転回路は、一対のサンプルホールド回路にそれぞれ対応する。
信号波形モニタ回路全体では、入力信号のサンプリング頻度は、一個のサンプルホールド回路が分周器で分周されるクロックに同期してサンプリング動作を実施する場合と同一であるが、二個のサンプルホールド回路をインターリーブして動作させるため、各サンプルホールド回路によるサンプル値のホールド時間を2倍にできる。すなわち、各サンプルホールド回路は、判定回路に供給されるクロックのサイクルのほぼ全期間でサンプル値をホールドできる。これにより、各サンプルホールド回路の後続の回路におけるタイミングマージンが増大し、より高速な回路の設計が可能になる。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第1の技術の好ましい例では、複数の保持回路は、互いに保持期間が異なる。複数の第1符号反転回路は、複数の保持回路にそれぞれ対応し、サンプルホールド回路からのサンプル値を共通して受ける。複数のモニタ結果出力回路は、複数の第1符号反転回路にそれぞれ対応する。一般に、信号波形モニタ回路のモニタ結果から等化器の周波数特性を調整するためには、等化器の出力信号(信号波形モニタ回路の入力信号)における過去の複数の信号値と現在の信号値との相関を取得する必要がある。本技術では、入力信号における過去の複数の信号値と現在の信号値との相関が同時に出力されるため、等化器の周波数特性を調整するための制御回路を簡易に構成できる。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第1の技術の好ましい例では、判定回路は、クロックに同期して入力信号を増幅して出力する増幅回路を有する。遅延回路は、増幅回路に供給されるクロックを所定時間遅らせて遅延クロックを出力する。サンプルホールド回路は、増幅回路の出力信号を入力信号として受け、遅延回路から出力される遅延クロックに同期してサンプリング動作を実施する。
このような構成の信号波形モニタ回路では、クロックに同期してセンスアンプが活性化され、さらに、遅延回路の遅延時間後に、センスアンプの出力信号がサンプルホールド回路でサンプリングされる。センスアンプが活性化してから短時間後に出力する信号の信号値は、入力信号の信号値に比例している。このため、サンプルホールド回路は、判定回路の判定タイミングと同一のタイミングで入力信号をサンプリングすることになる。すなわち、クロック遅延に影響されることなく、判定回路の判定タイミングとサンプルホールド回路のサンプリングタイミングとを同期させることができる。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第1の技術の好ましい例では、モード切替回路は、モード信号の活性化中に、保持回路と第1符号反転回路との接続を解除して第1符号反転回路の反転動作を禁止し、モード信号の非活性化中に、保持回路と第1符号反転回路とを接続して第1符号反転回路の反転動作を許可する。従って、モード信号を活性化させることで、判定回路の入力直前での入力信号の波形モニタが可能になり、信号波形モニタ回路の故障解析などに有効である。
本発明に関連する信号波形モニタ回路の第2の技術では、判定回路は、波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する。遷移検出回路は、判定回路からの判定値の遷移を検出したときに、検出信号を出力する。サンプルホールド回路は、入力信号を順次サンプリングする。符号反転回路は、サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を遷移検出回路からの検出信号に応じて反転または非反転して出力する。モニタ結果出力回路は、符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力する。符号反転回路は、遷移検出回路からの検出信号(判定回路からの判定値の遷移)に応答して反転動作を実施するため、サンプルホールド回路における入力信号とサンプリングクロックとの位相差に対応する信号をモニタ結果として出力させることができる。これにより、入力信号のアイパターンの境界におけるジッタをモニタすることができる。
本発明の信号波形モニタ回路では、小規模な回路構成で入力信号と判定回路の判定値との相関演算を実施でき、高速な信号の波形モニタに適用できる。この結果、例えば、等化器の周波数特性を適応的に調整することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
図2は、本発明の信号波形モニタ回路の第1の実施形態を示している。信号波形モニタ回路10は、判定回路12、フリップフロップ回路14(保持回路)、サンプルホールド回路16、符号反転回路18(第1符号反転回路)、積算用キャパシタC1、C2を有している。例えば、信号波形モニタ回路10は、信号伝送システムのレシーバ回路内で、等化器の周波数特性を調整するために、等化器の出力に接続されている。
判定回路12は、例えば、入力信号IN、INX(例えば、等化器の出力信号)の符号(”0”または”1”)をクロックCKの立ち上がりエッジに同期して判定し、判定値(判定結果)OUT、OUTXを出力する。フリップフロップ回路(FF回路)14は、判定回路12から出力される判定値OUT、OUTXを受けてから、例えばクロックCKの1サイクル後に、その判定値を符号反転回路18に出力する。すなわち、フリップフロップ回路14から出力される判定値は、判定回路12の過去(前回)の判定値である。サンプルホールド回路16は、入力信号IN、INXをクロックCKの立ち上がりエッジに同期してサンプリングし、サンプル値をクロックCKの半サイクル期間ホールドする。
符号反転回路18は、例えば、フリップフロップ回路14から出力される判定値が”1”であるときに、サンプルホールド回路16の入力信号INに対応する出力をキャパシタC1の一端に接続するとともに、サンプルホールド回路16の入力信号INXに対応する出力をキャパシタC2の一端に接続する。符号反転回路18は、フリップフロップ回路14から出力される判定値が”0”であるときに、サンプルホールド回路16の入力信号INに対応する出力をキャパシタC2の一端に接続するとともに、サンプルホールド回路16の入力信号INXに対応する出力をキャパシタC1の一端に接続する。すなわち、符号反転回路18は、フリップフロップ回路14から出力される判定値に応じて、サンプルホールド回路16から出力されるサンプル値の符号を反転または非反転する。キャパシタC1、C2の一端は、モニタ結果MOUT、MOUTXの出力端子にそれぞれ接続されている。キャパシタC1、C2の他端は、共に接地線に接続されている。キャパシタC1、C2は、符号反転回路18の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果MOUT、MOUTXとして出力するモニタ結果出力回路として機能する。
このような構成により、キャパシタC1、C2の一端には、フリップフロップ回路14から出力される判定値(判定回路12の過去の判定値)とサンプルホール回路16による入力信号IN、INXのサンプル値との相関関数に対応する電圧値が生成される。この電圧値(相関関数)は、入力信号IN、INXにおける過去の信号値から現在の信号値への影響を示すため、符号間干渉の大きさを示すモニタ結果MOUT、MOUTXが出力される。以上、第1の実施形態では、サンプルホールド回路16および符号反転回路18により判定回路12の過去の判定値と入力信号IN、INXとの相関演算を実施することで、回路規模を削減でき、従来の信号波形モニタ回路のようなアナログフィルタの集積化および高速な入力信号に対する整流回路の形成という技術的困難を回避できる。
図3は、本発明の信号波形モニタ回路の第2の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ回路20は、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10(図2)に減算回路22を加えて構成されている。減算回路22は、サンプルホールド回路16から出力されるサンプル値を判定回路12から出力される判定値(判定回路12の現在の判定値)に比例した値で減算して符号反転回路18に出力する。
判定回路12から出力される判定値は、波形歪みのない理想的な信号に対応するため、減算回路22の出力値は、入力信号IN、INXの信号値と理想信号の信号値との差(エラー)を示すことになる。減算回路22の出力値を符号反転回路18に入力することで、このエラーとフリップフロップ回路14から出力される判定値(判定回路12の過去の判定値)との相関をとるため、相関関数の収束性がよくなる。以上、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、入力信号IN、INXの信号値および理想信号の信号値の差と判定回路12の過去の判定値との相関をとるため、収束性のよい(ノイズが少ない)相関関数を得ることができる。
図4は、本発明の信号波形モニタ回路の第3の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ回路30は、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10(図2)に、D/A変換器32(比例値生成回路)、符号反転回路34(第2符号反転回路)およびキャパシタC3〜C6を加えて構成されている。キャパシタC3、C4は、一端がサンプルホールド回路16と符号反転回路18との接続ノードにそれぞれ接続され、他端が接地線にそれぞれ接続されている。D/A変換器32は、判定回路12から出力される判定値OUT、OUTXに対応したアナログ電圧を生成して出力する。すなわち、D/A変換器32は、判定回路12から出力される判定値(判定回路12の現在の判定値)OUT、OUTXに比例した値を出力する。キャパシタC5、C6は、一端がD/A変換器32の出力ノードにそれぞれ接続され、他端が接地線にそれぞれ接続されている。
符号反転回路34は、フリップフロップ回路14から出力される判定値が”1”であるときに、D/A変換器32の判定値OUTに対応する出力をキャパシタC2の一端に接続するとともに、D/A変換器32の判定OUTXに対応する出力をキャパシタC1の一端に接続する。符号反転回路34は、フリップフロップ回路14から出力される判定値が”0”であるときに、D/A変換器32の判定値OUTに対応する出力をキャパシタC1の一端に接続するとともに、D/A変換器32の判定値OUTXに対応する出力をキャパシタC2の一端に接続する。すなわち、符号反転回路34は、フリップフロップ回路14から出力される判定値に応じて、判定回路12から出力される判定値OUT、OUTXに比例した値の符号を反転または非反転する。
キャパシタC1、C2の一端は、符号反転回路18、34の出力に共通してそれぞれ接続されているため、キャパシタC1、C2の一端側には、サンプルホールド回路16から出力されるサンプル値と判定回路12の過去の判定値との相関値から、D/A変換器32の出力値と判定回路12の過去の判定値との相関値を減算した値に対応する電圧値が生成される。すなわち、第2の実施形態と同様に、入力信号IN、INXの信号値および理想信号の信号値の差と判定回路12の過去の判定値との相関をとるため、相関関数の収束性がよくなる。以上、第3の実施形態でも、第1および第2の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、回路規模の大きいアナログ減算回路を不要にできるため、第2の実施形態の信号波形モニタ回路20に比べて回路規模を削減できる。
図5は、本発明の信号波形モニタ回路の第4の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ回路40は、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10(図2)に分周器42を加えて構成されている。分周器42は、クロックCKの周波数を所定の分周比(例えば、1/32)で分周し、分周クロックCK32としてサンプルホールド回路16に出力する。
このため、サンプルホールド回路16は、判定回路12が32回の判定動作を実施する間に、1回のサンプリング動作しか実施しない。信号波形モニタ回路は、信号波形の統計的な性質をモニタするためのものであり、十分なサンプル数を積算できれば、入力信号のサンプリング頻度を低くしてもモニタ結果の精度が低下することはない。従って、分周器42を設けてサンプルホールド回路16を低い周波数で動作させることで、モニタ結果MOUT、MOUTXの精度を低下させることなく信号波形モニタ回路40の消費電力が低減される。以上、第4の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、分周器42を設けてサンプルホールド回路16のサンプリング動作の頻度を下げることで、モニタ結果MOUT、MOUTXの精度を低下させることなく信号波形モニタ回路40の消費電力を削減できる。
図6は、本発明の信号波形モニタ回路の第5の実施形態を示している。第1および第4の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ回路50は、第4の実施形態の信号波形モニタ回路40(図5)に位相インターポレータ52(位相差調整回路)を加えて構成されている。位相インターポレータ(PI)52は、例えば、本出願人が特願2003−20817号に記載した回路を用いて構成され、判定回路12の判定タイミングとサンプルホールド回路16のサンプリングタイミングとを同期させるために、判定回路12が受けるクロックCKとサンプルホールド回路16が受ける分周クロックCK32との位相差を調整する。
以上、第5の実施形態でも、第1および第4の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、位相インターポレータ52を設けることで、判定回路12の判定タイミングとサンプルホールド回路16のサンプリングタイミングとを同期させることができる。従って、サンプルホールド回路16のサンプリングタイミングを入力信号IN、INXのアイパターンの中央に合わせることができ、クロック遅延に影響されない正確な波形モニタが可能になる。
図7は、本発明の信号波形モニタ回路の第6の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ回路60は、判定回路12、フリップフロップ回路14、入力信号IN、INXを共通して受ける2個のサンプルホールド回路16、2個のサンプルホールド回路16にそれぞれ対応する符号反転回路18、キャパシタC1、C2、分周器62を有している。分周器62は、クロックCKの周波数を1/2分周し、2相の分周クロックCK2、/CK2を生成してサンプルホールド回路16にそれぞれ出力する。分周クロックCK2、/CK2は、位相が互いに180度ずれたクロックである。サンプルホールド回路16の一方(図の下側)は、分周クロックCK2に同期してサンプリング動作を実施する。サンプルホールド回路16の他方(図の上側)は、分周クロック/CK2に同期してサンプリング動作を実施する。
このような構成の信号波形モニタ回路60全体では、入力信号IN、INXのサンプリング頻度は、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10(図2)と同一であるが、2個のサンプルホールド回路16をインターリーブして動作させるため、各サンプルホールド回路16によるサンプル値のホールド時間は倍増する。すなわち、各サンプルホールド回路16は、判定回路12に供給されるクロックCKのサイクルのほぼ全期間でサンプル値をホールドする。これにより、各サンプルホールド回路16の後続の回路(符号反転回路18)におけるタイミングマージンが増加する。
以上、第6の実施形態では、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、2個のサンプルホールド回路16をインターリーブして動作させることで、各サンプルホールド回路16によるサンプル値のホールド時間を2倍にできる。このため、符号反転回路18におけるタイミングマージンを増大させることができ、より高速な回路の設計が可能になる。
図8は、本発明の信号波形モニタ回路の第7の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ回路70は、判定回路12、サンプルホールド回路16、サンプルホールド回路16に対して並列に設けられたn個の符号反転回路18、n個の符号反転回路18にそれぞれ対応するn対のキャパシタC1、C2、nビットシフトレジスタ72(保持回路)を有している。シフトレジスタ72は、例えばn個のフリップフロップ回路で構成され、判定回路12から出力される判定値を順次保持し、各ビット値b1〜bnを対応する符号反転回路18に出力する。
信号波形モニタ回路のモニタ結果から等化器の特性を調整するためには、等化器の出力信号における過去の複数の信号値と現在の信号値との相関を取得する必要があるが、信号波形モニタ回路70では、入力信号IN、INXにおける過去の複数の信号値と現在の信号値との相関が同時に出力されるため、等化器の特性制御が容易になる。以上、第7の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、入力信号IN、INXにおける過去の複数の信号値と現在の信号値との相関を同時に出力できるため、等化器の特性を制御する回路の簡易化に寄与できる。
図9は、本発明の信号波形モニタ回路の第8の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ回路80は、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10(図2)に遅延回路88を加えて構成され、判定回路12に代えて判定回路82を有している。判定回路82は、センスアンプ84およびラッチ回路86で構成されている。センスアンプ84は、クロックCKに同期して入力信号IN、INXを増幅してラッチ回路86に出力する。ラッチ回路86は、センスアンプ84の出力信号をラッチして判定値OUT、OUTXとして出力する。遅延回路88は、例えば2段のインバータ列で構成され、クロックCKを所定時間(インバータ2個分の遅延時間)遅らせて遅延クロックCKDをサンプルホールド回路16に出力する。サンプルホールド回路16は、入力信号IN、INXに代えて、センスアンプ84の出力信号を受けている。
このような構成の信号波形モニタ回路80では、クロックCKに同期してセンスアンプ84が活性化される。そして、遅延回路88の遅延時間(インバータ2個分の遅延時間)後に、センスアンプ84の出力信号がサンプルホールド回路16でサンプリングされる。センスアンプ84が活性化してから短時間後に出力する信号の信号値は、入力信号IN、INXの信号値に比例している。このため、サンプルホールド回路16は、判定回路82の判定タイミングと同一のタイミングで入力信号IN、INXをサンプリングする。すなわち、クロック遅延に影響されることなく、判定回路82の判定タイミングとサンプルホールド回路16のサンプリングタイミングとが同期する。以上、第8の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、クロック遅延に影響されることなく、判定回路82の判定タイミングとサンプルホールド回路16のサンプリングタイミングとを同期させることができる。
図10は、本発明の信号波形モニタ回路の第9の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ回路90は、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10(図2)にモード切替回路92を加えて構成されている。モード切替回路92は、モード信号MDの活性化期間中に、フリップフロップ回路14と符号反転回路18との接続を解除し、符号判定回路18への出力信号を”1”に固定する。モード切替回路92、モード信号MDの非活性化期間中に、フリップフロップ回路14と符号反転回路18とを接続する。すなわち、モード切替回路92は、モード信号MDの活性化期間中に符号判定回路18の反転動作を禁止し、モード信号MDの非活性化期間中に符号判定回路18の反転動作を許可する。従って、モード信号MDの活性化期間中は、判定回路12の入力直前での入力信号IN、INXの波形モニタが可能になる。以上、第9の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、モード切替回路92を設けることで、判定回路12の入力直前での入力信号IN、INXの波形モニタが可能となり、信号波形モニタ回路90の故障解析などに有効である。
図11は、本発明の信号波形モニタ回路の第10の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ装置200に搭載された信号波形モニタ回路100は、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10(図2)に、外部から供給される制御信号CTLを受ける外部入力端子CTLを加えて構成されている。制御信号CTLは、フリップフロップ回路14が判定回路12から出力される判定値OUT、OUTXを受けてから符号反転回路18に出力するまでのクロックCKのサイクル数(保持期間)を調整するための信号である。また、信号波形モニタ回路100において、入力信号IN、INXおよびクロックCKの入力端子も、外部から供給される入力信号IN、INXおよびクロックCKを受ける外部入力端子としてそれぞれ機能する。さらに、信号値モニタ回路100において、判定値OUT、OUTXおよびモニタ結果MOUT、MOUTXの出力端子は、判定値OUT、OUTXおよびモニタ結果MOUT、MOUTXを外部に出力するための外部出力端子としてそれぞれ機能する。
信号波形モニタ装置200の使用者は、制御信号CTLにより、サンプルホールド回路16から出力されるサンプル値と判定回路12の過去の判定値との遅延量(遅延ビット)を調整することができるため、信号伝送システムの評価および運用の効率が向上する。以上、第10の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、モニタ結果MOUT、MOUTXの外部出力端子および制御信号CTLの外部入力端子を信号波形モニタ装置200の使用者に開放することで、信号伝送システムの効率的な評価および運用が可能になる。
図12は、本発明の信号波形モニタ回路の第11の実施形態を示している。第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。信号波形モニタ回路110は、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10(図2)からフリップフロップ回路14を取り除き、遷移検出回路112を加えて構成されている。遷移検出回路112は、判定回路12から出力される判定値OUT、OUTXの遷移(”1”から”0”への遷移、あるいは”0”から”1”への遷移)を検出したときに、符号反転回路18への検出信号/DTを”1”から”0”に活性化させる。
符号反転回路18は、遷移検出回路112から出力される検出信号/DTの活性化に応答して反転動作を実施する。これにより、サンプルホールド回路16における入力信号IN、INXとサンプリングクロックCKとの位相差に対応する信号がモニタ結果MOUT、MOUTXとして出力される。このため、入力信号IN、INXのアイパターンの境界におけるジッタの評価が可能になる。以上、第11の実施形態では、サンプルホールド回路16における入力信号IN、INXとサンプリングクロックCKとの位相差に対応する信号をモニタ結果MOUT、MOUTXとして出力させることができ、入力信号IN、INXのアイパターンの境界におけるジッタをモニタすることができる。
なお、第11の実施形態では、信号波形モニタ回路110が、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10からフリップフロップ回路14を取り除き、遷移検出回路112を加えて構成された例について述べた。しかしながら、本発明は、かかる実施形態に限定されるものではない。例えば、第1の実施形態の信号波形モニタ回路10に遷移検出回路112を加え、さらに、遷移検出回路112の出力とフリップフロップ回路14の出力とのいずれかを選択して符号反転回路18に出力する選択回路を加えて構成してもよい。
以上の実施形態において説明した発明を整理して、付記として開示する。
(付記1)
波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する判定回路と、
前記判定回路からの判定値を、少なくとも前記判定回路が次の判定動作を実施するまで保持した後に出力する保持回路と、
前記入力信号を順次サンプリングするサンプルホールド回路と、
前記サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を前記保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する第1符号反転回路と、
前記第1符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力するモニタ結果出力回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記2)
付記1記載の信号波形モニタ回路において、
前記サンプルホールド回路からのサンプル値を前記判定回路からの判定値に比例した値で減算して出力する減算回路を備え、
前記第1符号反転回路は、前記減算回路の出力値を前記サンプルホールド回路からのサンプル値として受けることを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記3)
付記1記載の信号波形モニタ回路において、
前記判定回路からの判定値に比例した値を生成して出力する比例値生成回路と、
前記比例値生成回路の出力値の符号を前記保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する第2符号反転回路とを備え、
前記モニタ結果出力回路は、前記第1符号反転回路の出力値と前記第2符号反転回路の出力値とを積算し、積算した値を前記モニタ結果として出力することを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記4)
付記1記載の信号波形モニタ回路において、
クロックの周波数を分周して分周クロックを出力する分周器を備え、
前記判定回路は、前記クロックに同期して判定動作を実施し、
前記サンプルホールド回路は、前記分周クロックに同期してサンプリング動作を実施することを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記5)
付記4記載の信号波形モニタ回路において、
前記判定回路の判定タイミングと前記サンプルホールド回路のサンプリングタイミングとを同期させるために、前記クロックと前記分周クロックとの位相差を調整する位相差調整回路を備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記6)
付記1記載の信号波形モニタ回路において、
クロックの周波数を1/2分周して2相クロックを出力する分周器と、
一対の前記サンプルホールド回路と、
前記一対のサンプルホールド回路にそれぞれ対応する一対の前記第1符号反転回路とを備え、
前記判定回路は、前記クロックに同期して判定動作を実施し、
前記一対のサンプルホールド回路の一方は、前記2相クロックの一方に同期してサンプリング動作を実施し、
前記一対のサンプルホールド回路の他方は、前記2相クロックの他方に同期してサンプリング動作を実施することを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記7)
付記1記載の信号波形モニタ回路において、
互いに保持期間が異なる複数の前記保持回路と、
前記複数の保持回路にそれぞれ対応し、前記サンプルホールド回路からのサンプル値を共通して受ける複数の前記第1符号反転回路と、
前記複数の第1符号反転回路にそれぞれ対応する複数の前記モニタ結果出力回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記8)
付記1記載の信号波形モニタ回路において、
クロックに同期して前記入力信号を増幅して出力する増幅回路を有する前記判定回路と、
前記クロックを所定時間遅らせて遅延クロックを出力する遅延回路とを備え、
前記サンプルホールド回路は、前記増幅回路の出力信号を前記入力信号として受け、前記遅延クロックに同期してサンプリング動作を実施することを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記9)
付記1記載の信号波形モニタ回路において、
モード信号の活性化中に、前記保持回路と前記第1符号反転回路との接続を解除して前記第1符号反転回路の反転動作を禁止し、モード信号の非活性化中に、前記保持回路と前記第1符号反転回路とを接続して前記第1符号反転回路の反転動作を許可するモード切替回路を備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記10)
付記1記載の信号波形モニタ回路において、
前記モニタ結果を外部に出力するための外部出力端子と、
前記保持回路の保持期間を調整するための制御信号を外部から受ける外部入力端子とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
(付記11)
波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する判定回路と、
前記判定回路からの判定値の遷移を検出したときに、検出信号を出力する遷移検出回路と、
前記入力信号を順次サンプリングするサンプルホールド回路と、
前記サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を前記遷移検出回路からの検出信号に応じて反転または非反転して出力する符号反転回路と、
前記符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力するモニタ結果出力回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、前述の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
従来の信号波形モニタ回路の一例を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第1の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第2の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第3の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第4の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第5の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第6の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第7の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第8の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第9の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第10の実施形態を示すブロック図である。 本発明の信号波形モニタ回路の第11の実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
10〜110 信号波形モニタ回路
12 判定回路
14 フリップフロップ回路(FF回路)
16 サンプルホールド回路
18 符号反転回路
22 減算回路
32 D/A変換器
34 符号反転回路
42 分周器
52 位相インターポレータ(PI)
62 分周器
72 シフトレジスタ
82 判定回路
84 センスアンプ
86 ラッチ回路
88 遅延回路
92 モード切替回路
112 遷移検出回路
200 信号波形モニタ装置
b1〜n ビット値
C1〜C6 キャパシタ
CK クロック
CK2、/CK2 分周クロック
CK32 分周クロック
CKD 遅延クロック
CTL 制御信号
/DT 検出信号
IN、INX 入力信号
OUT、OUTX 判定値
MD モード信号
MOUT、MOUT1〜n、MOUTX、MOUTX1〜n モニタ結果

Claims (8)

  1. 波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する判定回路と、
    前記判定回路からの判定値を、少なくとも前記判定回路が次の判定動作を実施するまで保持した後に出力する保持回路と、
    前記入力信号を順次サンプリングするサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を前記保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する第1符号反転回路と、
    前記判定回路からの判定値に比例した値を生成して出力する比例値生成回路と、
    前記比例値生成回路の出力値の符号を前記保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する第2符号反転回路と、
    前記第1符号反転回路の出力値と前記第2符号反転回路の出力値とを積算し、積算した値をモニタ結果として出力するモニタ結果出力回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
  2. クロックの周波数を分周して分周クロックを出力する分周器と、
    前記クロックに同期して波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する判定回路と、
    前記判定回路からの判定値を、少なくとも前記判定回路が次の判定動作を実施するまで保持した後に出力する保持回路と、
    前記分周クロックに同期して前記入力信号を順次サンプリングするサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を前記保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する第1符号反転回路と、
    前記第1符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力するモニタ結果出力回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
  3. 請求項記載の信号波形モニタ回路において、
    前記判定回路の判定タイミングと前記サンプルホールド回路のサンプリングタイミングとを同期させるために、前記クロックと前記分周クロックとの位相差を調整する位相差調整回路を備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
  4. クロックの周波数を1/2分周して2相クロックを出力する分周器と、
    前記クロックに同期して波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する判定回路と、
    前記判定回路からの判定値を、少なくとも前記判定回路が次の判定動作を実施するまで保持した後に出力する保持回路と、
    前記2相クロックの一方および他方にそれぞれ同期して前記入力信号を順次サンプリングする一対のサンプルホールド回路と、
    前記一対のサンプルホールド回路にそれぞれ対応し、対応するサンプルホールド回路からのサンプル値の符号を前記保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する一対の第1符号反転回路と、
    前記一対の第1符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力するモニタ結果出力回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
  5. 波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する判定回路と、
    前記判定回路からの判定値を、少なくとも前記判定回路が次の判定動作を実施するまで保持した後に出力し、互いに保持期間が異なる複数の保持回路と、
    前記入力信号を順次サンプリングするサンプルホールド回路と、
    前記複数の保持回路にそれぞれ対応し、前記サンプルホールド回路からのサンプル値を共通して受け、前記サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を対応する保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する複数の第1符号反転回路と、
    前記複数の第1符号反転回路にそれぞれ対応し、対応する第1符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力する複数のモニタ結果出力回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
  6. クロックを所定時間遅らせて遅延クロックを出力する遅延回路と、
    前記クロックに同期して波形モニタの対象となる入力信号を増幅して出力する増幅回路を有し、前記入力信号の符号を順次判定する判定回路と、
    前記判定回路からの判定値を、少なくとも前記判定回路が次の判定動作を実施するまで保持した後に出力する保持回路と、
    前記遅延クロックに同期して前記増幅回路の出力信号を順次サンプリングするサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を前記保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する第1符号反転回路と、
    前記第1符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力するモニタ結果出力回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
  7. 波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する判定回路と、
    前記判定回路からの判定値を、少なくとも前記判定回路が次の判定動作を実施するまで保持した後に出力する保持回路と、
    前記入力信号を順次サンプリングするサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を前記保持回路からの判定値に応じて反転または非反転して出力する第1符号反転回路と、
    前記第1符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力するモニタ結果出力回路と、
    モード信号の活性化中に、前記保持回路と前記第1符号反転回路との接続を解除して前記第1符号反転回路の反転動作を禁止し、モード信号の非活性化中に、前記保持回路と前記第1符号反転回路とを接続して前記第1符号反転回路の反転動作を許可するモード切替回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
  8. 波形モニタの対象となる入力信号の符号を順次判定する判定回路と、
    前記判定回路からの判定値の遷移を検出したときに、検出信号を出力する遷移検出回路と、
    前記入力信号を順次サンプリングするサンプルホールド回路と、
    前記サンプルホールド回路からのサンプル値の符号を前記遷移検出回路からの検出信号に応じて反転または非反転して出力する符号反転回路と、
    前記符号反転回路の出力値を積算し、積算した値をモニタ結果として出力するモニタ結果出力回路とを備えていることを特徴とする信号波形モニタ回路。
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