JP4605470B2 - コンデンサマイクロホン - Google Patents

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Description

本発明はコンデンサマイクロホンに関し、特にMEMS(Micro Electro Mechanical System)としてのコンデンサマイクロホンに関する。
従来、半導体デバイスの製造プロセスを応用して製造可能なコンデンサマイクロホンが知られている。コンデンサマイクロホンは、音波によって振動するダイヤフラムと、空気などの誘電体を間に挟んでダイヤフラムに対向するプレートとを有する。ダイヤフラムとプレートによって形成される静電容量は、ダイヤフラムが振動することによって変化する。コンデンサマイクロホンはこの静電容量の変化を電気信号に変換して出力する。
特許文献1には、ダイヤフラムが片持ち梁のように固定されたコンデンサマイクロホンが開示されている。このコンデンサマイクロホンは、ダイヤフラムの形成時に生ずる引っ張り応力が残存しない構造であるため、音圧に対するダイヤフラムの振幅を大きくできるという利点があるものの、ダイヤフラムの強度が低くなるため、ダイヤフラムの振幅が過大にならないようにストッパを設ける必要があり、製造工程が複雑化するという問題がある。
特許文献2には、ダイヤフラムの全周が固定されたコンデンサマイクロホンが開示されている。このコンデンサマイクロホンは、導電性のダイヤフラム全体が導電性のプレートに対向しているため、コンデンサマイクロホンの全容量に対し、振幅が小さいダイヤフラムの周辺部が形成しているほとんど変化しない容量が占める割合が大きくなり、その結果、感度が低くなっているという問題がある。またこのコンデンサマイクロホンは、ダイヤフラムの全周が固定されているため、ダイヤフラムの形成時に残存する引っ張り応力が解放されず、音圧に対するダイヤフラムの振幅が小さくなるという問題がある。
特許文献3には、ダイヤフラムの4隅が固定されたコンデンサマイクロホンが開示されている。このコンデンサマイクロホンも、導電性のダイヤフラム全体が導電性のプレートに対向しているため、コンデンサマイクロホンの全容量に対し、振幅が小さいダイヤフラムの周辺部が形成しているほとんど変化しない容量が占める割合が大きくなり、その結果、感度が低くなっているという問題がある。またこのコンデンサマイクロホンも、ダイヤフラムの4隅が固定されているため、音圧に対するダイヤフラムの振幅が小さくなるという問題がある。
特表2001−518246号公報 特開2002−95093号公報 特開2001−231099号公報
本発明は上述の問題を解決するためになされたものであって、感度が高く製造工程が簡素なコンデンサマイクロホンを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンは、キャビティを有する基板と、前記基板上に堆積した絶縁性の第三膜からなる第二スペーサと、前記第一スペーサ及び前記第二スペーサを貫き前記キャビティに通ずる開口と、前記第一スペーサ及び前記第二スペーサから離れて前記開口内に位置し、前記第一膜と前記第三膜との間に堆積した導電性の第二膜からなるダイヤフラムと、前記第三膜上に堆積した導電性の第四膜からなり、仮想の第一軸と実質的に平行な対向する2辺が前記第二スペーサに固定され前記第一軸と実質的に垂直な仮想の第二軸と平行な2辺が前記ダイヤフラムの前記第二軸と平行な2辺の内側に位置するプレートと、前記開口の両側に設けられ、前記第四膜からなり先端部が前記第二スペーサから前記第一軸と実質的に平行な方向に前記開口側に突出している梁部と、前記第一スペーサ及び前記第二スペーサから離れて前記開口内に位置し、前記第三膜からなり、上面が前記梁部の先端部にそれぞれ接合され、下面が前記ダイヤフラムの前記第二軸と実質的に平行な2辺の近傍にそれぞれに接合されている第三スペーサと、を備える。
このコンデンサマイクロホンによると、ダイヤフラムは、それが位置する開口を形成している第一スペーサ及び第二スペーサから離れており、ダイヤフラムが位置する開口内に突出している梁部の先端部に上面が接合されている第三スペーサの下面に、対向する2辺の近傍が接合されている。第三スペーサを構成している第三膜の膜厚を調整することにより、ダイヤフラム上面から梁部下面までの高さを調整することができる。第三膜の膜厚が厚いほど、ダイヤフラムを構成している第二膜を形成した後に残留する第二膜の内部応力が第三スペーサの下面に及ぼすトルクが大きくなる。第三スペーサの下面に作用するトルクに応じて第三スペーサが回転し梁部が変形する。すなわち、第二膜の内部応力に応じて第三スペーサが回転し梁部が変形することにより、第二膜からなるダイヤフラムの内部応力が緩和される。さらに、このコンデンサマイクロホンのダイヤフラムは2辺が固定された両持ち梁のような構造であるため、全周が固定されたダイヤフラムに比べ音圧に対する振幅が大きくなる。第三スペーサに接合されているダイヤフラムの2辺の近傍の振幅は中央部に比べて小さいため、その2辺の近傍に向かい合う位置にプレートが存在する場合には、プレートとダイヤフラムで形成されるコンデンサの全容量に対してほとんど変化しない容量の割合が高くなる。このコンデンサマイクロホンによると、プレートはその2辺だけが第二スペーサに固定されるから、第三スペーサに接合されているダイヤフラムの2辺の内側にプレートの2辺を位置させることができる。このため、このコンデンサマイクロホンによると、プレートとダイヤフラムで形成されるコンデンサの全容量に対してほとんど変化しない容量の割合を低減できる。したがってこのコンデンサマイクロホンは感度が高い。さらにこのコンデンサマイクロホンによると、梁部はプレートと同一の膜からなり、第三スペーサはプレートを構成する膜とダイヤフラムを構成する膜の間に当然に必要な膜からなる。すなわち、このコンデンサマイクロホンの構造は、基本的なコンデンサマイクロホンに必須の膜のパターニング次第で実現できる簡素な構造である。
(2)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンにおいて、前記ダイヤフラムは前記キャビティを覆い、前記第一膜は絶縁性であって、前記第四膜からなり前記第二スペーサに接合され前記プレートの前記第一軸と実質的に平行な対向する2辺に連なっているプレート接合部と、前記ダイヤフラムから離れて前記プレート接合部と前記基板との間に位置し、前記第二膜からなるガード電極と、前記ガード電極と前記バックプレートとを実質的に同じ電位にする第一回路要素と、前記基板と前記ダイヤフラムを実質的に同じ電位にする第二回路要素と、をさらに備えてもよい。
このコンデンサマイクロホンによると、ダイヤフラムが基板のキャビティを覆っているため、音波は第一スペーサと第二スペーサを貫く開口を通ってキャビティに伝搬するまでにダイヤフラムの外側からダイヤフラムと基板との間に回り込む。すなわち、このコンデンサマイクロホンによると、ダイヤフラムの外側を回り込む伝搬経路の音響抵抗が高い。したがって、このコンデンサマイクロホンによると、ダイヤフラムの外側を直進しても音波がキャビティに伝搬するコンデンサマイクロホンに比べ、ダイヤフラムが受ける音波のエネルギーが大きいため、感度が高い。ダイヤフラムがキャビティを覆う場合、ダイヤフラムと基板の一部が対向し、それらの間に容量が形成される。このコンデンサマイクロホンによると、ダイヤフラムと基板とが実質的に同じ電位になるため、そのような容量が形成されない。また、基板とダイヤフラムが同じ電位である場合、プレートを構成している膜のプレートの外側の部分と基板との間に容量が形成される。このコンデンサマイクロホンによると、それらの間にプレートと実質的に同一の電位になるガード電極を備えるため、ガード電極とプレートとの間に容量が形成されない。
(3)上記目的を達成するためのコンデンサマイクロホンにおいて、前記ダイヤフラムは長短2つの対称軸を有する形状であって、前記第一軸は前記ダイヤフラムの長い方の前記対称軸と平行であってもよい。
このコンデンサマイクロホンによると、ダイヤフラムがその長手方向に湾曲するように振動するため、ダイヤフラムがその短手方向に湾曲する場合に比べて、ダイヤフラムの振幅が大きくなる。
尚、本明細書において、「・・・上に堆積する」とは、技術上の阻害要因がない限りにおいて、「・・・上に直に堆積する」と、「・・・上に中間物を介して堆積する」の両方を含む意味とする。また、本発明は物の発明として特定できるだけでなく、製造方法の発明としても特定することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。以下に説明するコンデンサマイクロホンは、半導体製造プロセスを用いて製造される所謂シリコンマイクロホンであって、プレート側からコンデンサマイクロホンに到達する音を電気信号に変換する。図1(A)、図2(A)、図2(B)はそれぞれ本発明の実施形態としてのコンデンサマイクロホン1の感音部を示す平面図、x方向視断面図、y方向視断面図である。図2(B)にはコンデンサマイクロホン1の検出部が回路図で描かれている。図1(B)は、図1(A)に示す構成から、プレート3、梁部10等を構成している第四膜を除いたコンデンサマイクロホン1の一部を示す平面図である。図1(C)は、図1(B)に示す構成から第二スペーサ6及び第三スペーサ9を構成している第三膜を除いたコンデンサマイクロホン1の一部を示す平面図である。
(感音部の積層構造)
コンデンサマイクロホン1の感音部は、基板17、第一膜、第二膜、第三膜及び第四膜からなる積層構造を有している。
基板17は例えば単結晶シリコンからなる。基板17にはダイヤフラム12が検出対象の音波の進行方向と反対側から受ける圧力を緩和するためのキャビティ16が形成されている。
第一膜は、基板17上に堆積した二酸化シリコンなどからなる絶縁性の薄膜である。第一膜で構成される第一スペーサ19は、ダイヤフラム12と基板17との間に空隙が形成されるように第二膜を基板17上に支持している。
第二膜は、第一膜上に堆積しており、例えばP(リン)が不純物として添加されたポリシリコンからなる導電性の薄膜である。第二膜で構成されるダイヤフラム12は、音波によって振動する可動電極を構成している。第二膜で構成されるガード電極21は、後述するようにプレート接合部4と実質的に同じ電位になる。
第三膜は、第二膜を間に挟んで第一膜上に堆積しており、第一膜と同様に、例えば二酸化シリコンからなる絶縁性の薄膜である。第三膜で構成される第二スペーサ6及び第三スペーサ9は、ダイヤフラム12とプレート3の間に空隙が形成されるように第四膜を支持している。ダイヤフラム12とプレート3の間隔は第三膜の膜厚によって例えば4μm程度に設計される。
第一スペーサ19及び第二スペーサ6には開口13が形成されている。開口13は、第一スペーサ19及び第二スペーサ6を貫いてキャビティ16に通じている。
第四膜は、第三膜上に堆積しており、第二膜と同様に、例えばP(リン)が不純物として添加されたポリシリコンからなる導電性の薄膜である。第四膜で構成されるプレート3は、ダイヤフラム12と対向する固定電極を構成している。第四膜で構成される梁部10は、開口13の両側にそれぞれ設けられ、それぞれの先端部が第二スペーサ6から開口13側に突出している。
(感音部の機械的構造)
ダイヤフラム12は、長方形の膜であり、梁部10及び第三スペーサ9によって開口13の内部に2辺が固定された両持ち梁のようにつり下げられ、キャビティ16を覆っている。ダイヤフラム12をつり下げている2つの第三スペーサ9は次のように梁部10及びダイヤフラム12に接合されている。第三スペーサ9は、ダイヤフラム12の短辺近傍上に堆積した第三膜の一部である。したがって、第三スペーサ9の下面はダイヤフラム12の対向する2つの短辺近傍に接合されている。梁部10の先端部は、第三スペーサ9の上面上に堆積した第四膜の一部である。したがって、第三スペーサ9の上面は梁部10の下面に接合されている。
ダイヤフラム12を構成する第三膜を形成した直後の状態では、引っ張り方向の強い内部応力がダイヤフラム12に存在している。ダイヤフラム12がその引っ張り応力によって縮もうとするとき、第三スペーサ9の下面に力が作用する。梁部10の先端部が片持ち梁のように第二スペーサ6から突出しているため、開口13を形成している第二スペーサ6の壁面と梁部10とが接している部位を中心として梁部10及び第三スペーサ9は湾曲又は回転しやすい。梁部10、第三スペーサ9及びダイヤフラム12を1つの構造体としてみると、その構造体はダイヤフラム12の膜厚方向に延びている第三スペーサ9の上面及び下面でそれぞれ直角に曲がっているため、ダイヤフラム12の内部応力によって第三スペーサ9の下面に作用する力は、第三スペーサ9の回転中心、すなわち開口13を形成している第二スペーサ6の壁面と梁部10とが接している部位から第三スペーサ9の下面に延びる直線と交わる方向に作用する。したがって、ダイヤフラム12の内部応力によって第三スペーサ9の下面に作用する力は、開口13を形成している第二スペーサ6の壁面と梁部10とが接している部位を中心として第三スペーサ9を回転させ、梁部10を湾曲させる力として作用する。ダイヤフラム12の内部応力は、図2(A)に示すように第三スペーサ9が回転し梁部10が湾曲することによって少なくとも一部が解放される。図2(A)にはダイヤフラム12の内部応力が解放される前の状態を破線で示している。ダイヤフラム12に引っ張り方向の大きな内部応力が残存している場合、すなわちダイヤフラム12の張力が大きい場合、ダイヤフラム12は外力によって撓みにくい。本実施形態のコンデンサマイクロホン1によると、ダイヤフラム12の内部応力が解放される構造を有するため、ダイヤフラム12は外力によって撓みやすい。すなわち、本実施形態のコンデンサマイクロホン1によると、音圧に対してダイヤフラム12の振幅が大きくなるため、感度が高い。
また、ダイヤフラム12は短辺のみが固定され、長辺が自由端になっていることから、その全周が固定されている場合に比べて大きな振幅が得られる樋状に撓む。さらに、梁部10とダイヤフラム12の基板17からの高さが異なっているため、言い換えれば、梁部10、第三スペーサ9及びダイヤフラム12を1つの構造体としてみると、その構造体はダイヤフラム12の膜厚方向に延びている第三スペーサ9の上面及び下面でそれぞれ直角に曲がっているばね構造を有するため、音圧に対してダイヤフラム12の振幅が大きくなる。尚、ダイヤフラム12は長辺のみが固定されていてもよいし、正方形であってもよい。
図1(A)に示すように、ダイヤフラム12及びプレート3は互いに直交する方向に第二スペーサ6に架け渡されれている。すなわち、ダイヤフラム12はその長辺と平行な方向に開口13を横断するように第二スペーサ6に架け渡され、プレート3はダイヤフラム12の長辺と垂直な方向に開口13を横断するように第二スペーサ6に架け渡されている。プレート3の長辺は、プレート3の長辺に連なっているプレート接合部4と第二スペーサ6との接合によって第二スペーサ6に固定されている。
このようにダイヤフラム12及びプレート3を第二スペーサ6に架け渡す理由は次のとおりである。ダイヤフラム12の音圧に対する振幅を大きくするには、ダイヤフラム12がその長辺方向に湾曲するようにダイヤフラム12が固定されることが望ましい。プレート3とダイヤフラム12との間には静電引力が発生するが、その静電引力によってプレート3が撓むと、プレート3とダイヤフラム12で形成される容量のダイヤフラム12が撓むことにより起こる変化の幅が小さくなる。この観点では、プレート3は、それが撓みにくいようにその短辺方向に第二スペーサ6に架け渡されることが望ましい。ただし、ダイヤフラム12はその中央部ほど振幅が大きく、固定されている部分に近付くほど振幅が小さくなる。すなわち、固定されている部分に近い領域は寄生容量として働く。ダイヤフラム12が湾曲する方向(ダイヤフラムの長辺方向)のプレート3の長さ(この方向のプレートの長さを幅というものとする。)を短くすることにより、この寄生容量を低減できるのである。もちろん、プレート3とダイヤフラム12とが対向する面積が小さくなるほどS/Nが悪くなるので、プレート3の幅には最適値が存在することになる。尚、前記最適値によって、プレート3はその短辺が固定されてもよいし、正方形であってもよい。
プレート3及び梁部10のそれぞれには多数の通孔5、8が形成されている。
(感音部の作動)
コンデンサマイクロホン1に到達した音は、通孔5、8などを通って開口13に進入する。通孔5、8から開口13に進入した音のエネルギーはそのほとんどがダイヤフラム12を振動させることによって消費される。ダイヤフラム12の外側を通ってキャビティ16に進入する音(図2(B)において矢印で示す進路で進む音)のエネルギーは、通孔5、8などを通って開口13に進入したエネルギーのうちの極わずかである。なぜならば、音の進行方向に向かって見ると、キャビティ16はダイヤフラム12によって完全に覆われており、また、ダイヤフラム12と基板17とが重なっている部分においてそれらの間隔はわずかだからである。尚、ダイヤフラム12と基板17とが重なっている部分が、音に対して抵抗として働くからである。
キャビティ16は、パッケージ工程で封止されるため、ダイヤフラム12が振動するとキャビティ16内部に気圧振動が生ずる。このように生ずる気圧振動は、ダイヤフラム12の振動を抑える方向に作用する。キャビティ16の容積が大きいほど、このようなキャビティ16の気圧振動が抑制される。
(検出部の構成)
図2(A)に示すように、ダイヤフラム12はバイアス電源に接続されている。具体的には次のとおりである。図1(C)に示すように、導電性の第三膜で構成されたリード18が同じく第三膜で構成されたパッド2とダイヤフラム12とを接続している。パッド2にはバイアス電源の端子104に接続されているリード105が接続されている。バイアス電源の端子104には基板17に接続されているリード106も接続されているため、ダイヤフラム12と基板17とは実質的に同じ電位になる。したがって、ダイヤフラム12と基板17によって形成される容量は無い。
図1(A)に示すように、第四膜で構成され、ダイヤフラム12に対向していない、プレート3の短辺近傍とプレート接合部4とパッド14とリード7とは、第四膜と基板17との間に設けられたガード電極21に対向している。開口13の両側にそれぞれ設けられた2つのガード電極21はリード23で接続されている。ガード電極21とプレート3とは、実質的に同じ電位になるように図2(B)に示すように接続されている。具体的には次のとおりである。インピーダンス変換のために設けるオペアンプ101の入力端子は、リード100、パッド14、リード7、プレート接合部4とを介してプレート3に接続されている。オペアンプ101の出力端子は、リード102を介してガード電極21のパッド11に接続されている。オペアンプ101の増幅度は1に設定されている。したがって、ガード電極21とプレート3とは、実質的に同じ電位になる。
ところで、ガード電極21と基板17との間には絶縁性の第一スペーサ19が存在するため、ガード電極21と基板17は容量を形成する。しかし、この容量は、オペアンプ101とバイアス電源との間に入るため、コンデンサマイクロホン1の感度にほとんど影響を与えない。
(検出部の作動)
プレート3は内部抵抗が大きいオペアンプ101に接続されているため、ダイヤフラム12とプレート3とにより形成される静電容量がダイヤフラム12の振動により変化したとしても、プレート3に存在する電荷のオペアンプ101への移動量は極わずかである。したがって、プレート3及びダイヤフラム12に存在する電荷は変化しないものとみなすことができる。このため、ダイヤフラム12とプレート3とにより形成される静電容量の変化をプレート3の電位変化として取り出すことができる。
このようにしてコンデンサマイクロホン1は、ダイヤフラム12とプレート3とにより形成される静電容量の極めてわずかな変化を電気信号として出力する。すなわちコンデンサマイクロホン1は、ダイヤフラム12に加わる音圧の変化を静電容量の変化に変換し、静電容量の変化を電圧の変化に変換することにより、音圧の変化に相関する電気信号を出力する。
(製造方法)
図3、図4、図5及び図6は、コンデンサマイクロホン1の製造方法を示す図である。各分図(A)は平面図、各分図(B)はy方向視断面図、(C)はx方向視断面図である。
はじめに、図3に示すように、基板17となるウェハ50の上に、第一スペーサ19になる絶縁性の第一膜51と、導電性の第二膜52とを堆積し、第二膜52をパターニングすることによりダイヤフラム12、ガード電極21などを形成する。具体的には、例えば次のとおりである。プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)によって二酸化シリコンを単結晶シリコンウェハ50の表面全体に堆積させることにより厚さ2μm程度の第一膜51を形成する。次に減圧CVD法を用いてPが添加されたポリシリコンを第一膜51の上に堆積させることにより、厚さ1μm程度の第二膜52を形成する。次に第二膜52の表面全体にフォトレジスト膜を塗布した後、所定のレジストマスクを用いた露光及び現像を行うフォトリソグラフィによりレジストパターンを形成し、RIE(Reactive Ion Etching)等の異方性エッチングにより第二膜52を選択的に除去するとダイヤフラム12、ガード電極21などが形成される。
次に図4に示すように、第二膜52の上に絶縁性の第三膜53と、導電性の第四膜54とを堆積し、第四膜54をパターニングすることによりプレート3、梁部10等を形成する。具体的には例えば次のとおりである。プラズマCVDによって二酸化シリコンを第二膜52の表面全体に堆積させることにより厚さ4μm程度の第三膜53を形成する。次に減圧CVD法を用いてPが添加されたポリシリコンを第三膜53の上に堆積させることにより、厚さ1μm程度の第四膜54を形成する。次に第四膜54の表面全体にフォトレジスト膜を塗布した後、所定のレジストマスクを用いた露光及び現像を行うフォトリソグラフィによりレジストパターンを形成し、RIE等の異方性エッチングにより第四膜54を選択的に除去するとプレート3、梁部10等が形成される。
次に図5に示すように、ウェハ50にキャビティ16を形成する。具体的には例えば次のとおりである。ウェハ50の裏面全体にフォトレジスト膜を塗布した後、所定のレジストマスクを用いた露光及び現像を行うフォトリソグラフィによりレジストパターンを形成し、Deep−RIE等の異方性エッチングによりウェハ50を選択的に除去するとキャビティ16が形成される。
次に、第一膜51及び第三膜53を選択的に除去することにより第一スペーサ19、第二スペーサ6及び開口13を形成する。具体的には、第三膜53及び第四膜54の表面全体にフォトレジスト膜を塗布した後、図6に示すように、レジストマスクを用いた露光及び現像を行うフォトリソグラフィによりレジストパターン55を形成する。レジストパターン55は開口13に対応する通孔58を有する。レジストパターン55の通孔58からは第四膜54のプレート3になる部分と梁部10の第二スペーサ6から開口13側に突出する部分とを露出させる。次に例えばバッファードフッ酸(Buffered HF)を使用した等方的なウェットエッチングによりシリコン酸化膜である第一膜51及び第三膜53を選択的に除去する。このとき、第四膜54の通孔5、8と、梁部10とプレート3の隙間に相当する第四膜54の隙間60とから第三膜53と第一膜51とが等方的に除去されるとともに、ウェハ50に形成されているキャビティ16からも第一膜51と第三膜53とが等方的に除去される。第四膜54の通孔8、通孔5及び隙間60のパターンを適切に設計しておくことにより、図1及び図2に示すように開口13の内部に第三膜53からなる第三スペーサ9が残存する。その後のダイシング、パッケージングなどの工程を経て、コンデンサマイクロホン1が完成する。
従来知られているように、ダイヤフラム若しくはそれと一体に振動する周辺部分を含めた構造体に屈曲部を形成すると、屈曲部の変形によりダイヤフラムの内部応力が解放される。その構造体に屈曲部を形成する従来の方法は、その構造体を構成する膜を堆積させる面に凹凸を予め形成しておき、その凹凸にならって屈曲部を形成する方法である。しかし、このような従来の製造方法では、フォトリソグラフィの精度悪化やステップカバレッジの悪化により、パターンや膜厚の管理が困難になるため、鋭く急激に曲がる屈曲部を形成することは困難である。
これに対し、本発明の実施形態として説明された製造方法によると、第三膜53のレジストパターン55の設計次第で任意の形に第三スペーサ9を形成することができる。例えば、ダイヤフラム12からほぼ垂直に立ち上がる側面を有する第三スペーサ9を形成したり、ダイヤフラム12の長辺方向の幅が狭い第三スペーサ9を形成することができる。すなわち、ダイヤフラム12と一体に振動する構造体に、鋭く急激に曲がる屈曲部を形成することができる。このため、本発明の実施形態によると、従来に比べてダイヤフラム12の内部応力を減少させることができる。また、本発明の実施形態によると、梁部10、第三スペーサ9及びダイヤフラム12からなる構造体を形成するために、基本的な構造のダイヤフラムを形成するために必須の工程にさらに工程を追加する必要がない。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。例えば、ダイヤフラムの形状は長方形でなくともよく、固定される端部よりも中央部の幅が狭くなっていてもよいし、固定される端部よりも中央部の幅が広くなっていてもよい。
(A)、(B)、(C)ともに本発明の実施形態を示す平面図である。 (A)、(B)ともに本発明の実施形態を示す断面図である。 (A)は本発明の実施形態を示す平面図、(B)(C)はともに本発明の実施形態を示す断面図である。 (A)は本発明の実施形態を示す平面図、(B)(C)はともに本発明の実施形態を示す断面図である。 (A)は本発明の実施形態を示す平面図、(B)(C)はともに本発明の実施形態を示す断面図である。 (A)は本発明の実施形態を示す平面図、(B)(C)はともに本発明の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1:コンデンサマイクロホン、3:プレート、4:プレート接合部、5:通孔、6:第二スペーサ、8:通孔、9:第三スペーサ、10:梁部、12:ダイヤフラム、13:開口、16:キャビティ、17:基板、19:第一スペーサ、21:ガード電極、23:リード、51:第一膜、52:第二膜、53:第三膜、54:第四膜

Claims (3)

  1. キャビティを有する基板と、
    前記基板上に堆積した第一膜からなる第一スペーサと、
    前記第一スペーサ上に堆積した絶縁性の第三膜からなる第二スペーサと、
    前記第一スペーサ及び前記第二スペーサを貫き前記キャビティに通ずる開口と、
    前記第一スペーサ及び前記第二スペーサから離れて前記開口内に位置し、前記第一膜と前記第三膜との間に堆積した導電性の第二膜からなるダイヤフラムと、
    前記第三膜上に堆積した導電性の第四膜からなり、仮想の第一軸と実質的に平行な対向する2辺が前記第二スペーサに固定され前記第一軸と実質的に垂直な仮想の第二軸と平行な2辺が前記ダイヤフラムの前記第二軸と平行な2辺の内側に位置するプレートと、
    前記開口の両側に設けられ、前記第四膜からなり先端部が前記第二スペーサから前記第一軸と実質的に平行な方向に前記開口側に突出している梁部と、
    前記第一スペーサ及び前記第二スペーサから離れて前記開口内に位置し、前記第三膜からなり、上面が前記梁部の先端部にそれぞれ接合され、下面が前記ダイヤフラムの前記第二軸と実質的に平行な2辺の近傍にそれぞれ接合されている第三スペーサと、
    を備えるコンデンサマイクロホン。
  2. 前記ダイヤフラムは前記キャビティを覆い、
    前記第一膜は絶縁性であって、
    前記第四膜からなり前記第二スペーサに接合され前記プレートの前記第一軸と実質的に平行な対向する2辺に連なっているプレート接合部と、
    前記ダイヤフラムから離れて前記プレート接合部と前記基板との間に位置し、前記第二膜からなるガード電極と、
    前記ガード電極と前記バックプレートとを実質的に同じ電位にする第一回路要素と、
    前記基板と前記ダイヤフラムを同電位にする第二回路要素と、
    をさらに備える請求項1に記載のコンデンサマイクロホン。
  3. 前記ダイヤフラムは長短2つの対称軸を有する形状であって、
    前記第一軸は前記ダイヤフラムの長い方の前記対称軸と平行である、
    請求項1又は2に記載のコンデンサマイクロホン。



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