JP4603993B2 - 有価証券売却システムおよび有価証券売却方法、並びにプログラム - Google Patents
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Description
21B 受取希望額入力受付処理手段
21C 支払可能期間出力処理手段
22 時価情報取得処理手段
23A 売却時期到来銘柄抽出処理手段
23B 売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段
23C 売却時期到来銘柄抽出時売却数量集計処理手段
23D 売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段
23E 売却時期到来銘柄発注処理手段
23F 売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段
23G 売却時期到来銘柄抽出時累積換金額更新処理手段
23H 売却時期到来銘柄証券保有数量更新処理手段
24A 支払時期到来顧客抽出処理手段
24B 支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段
24C 支払時期到来顧客抽出時売却数量集計処理手段
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24F 支払時期到来顧客抽出時換金額算出処理手段
24G 支払時期到来顧客抽出時累積換金額更新処理手段
24H 支払時期到来顧客証券保有数量更新処理手段
24J 支払処理手段
31 証券保有数量データベース
32 受取希望額データベース
33 売却数量決定要素記憶手段
34 累積換金額記憶手段
35 売却時期記憶手段
36 支払時期記憶手段
37 売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段
38 支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段
39 繰越金額記憶手段
60 従業員持株会システム
61 株式累積投資システム
70 時価情報提供システム
80 証券取引実行システム
91 口座データベース
92 預金口座システム
Claims (14)
- コンピュータを利用して、有価証券を売却する有価証券売却システムであって、
証券会社に預けられた各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量を前記各顧客毎に記憶する証券保有数量データベースと、
前記各顧客の毎月または年間のうち定められた月の受取希望額を前記各顧客毎に記憶する受取希望額データベースと、
目的のポートフォリオを構築するための目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を記憶する売却数量決定要素記憶手段と、
前記各顧客の当月の累積換金額を前記各顧客毎に記憶する累積換金額記憶手段と、
有価証券の各銘柄の売却時期を銘柄識別情報と対応させて記憶する売却時期記憶手段と、
市場時価を提供する時価情報提供システムから前記各顧客の保有する有価証券の時価単価を取得する時価情報取得処理手段と、
前記売却時期記憶手段に記憶された前記各銘柄の売却時期を参照し、参照した日またはその翌日が売却時期となっている売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報を抽出する売却時期到来銘柄抽出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出処理手段による抽出処理で前記売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報が抽出された場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に算出する売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量、前記売却時期到来銘柄についての前記銘柄識別情報、および顧客識別情報を含む売り注文の発注情報を前記各顧客毎に作成する売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段と、
この売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで売却された前記売却時期到来銘柄についての売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報、並びに前記顧客識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する売却時期到来銘柄発注処理手段と、
この売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量および前記売却単価を用いて、売却された前記売却時期到来銘柄の売却代金を前記各顧客毎に算出するとともに、前記売却時期到来銘柄の売却代金を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、前記売却時期到来銘柄の売却代金から前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を算出する売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する売却時期到来銘柄抽出時累積換金額更新処理手段と、
前記売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量から減算し、減算後の前記売却時期到来銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量を更新する売却時期到来銘柄証券保有数量更新処理手段と、
支払時期到来時に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額が、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額に達しているか否かを判断し、達していない場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を算出する支払時期到来時売却数量算出処理手段と、
この支払時期到来時売却数量算出処理手段により算出した前記各顧客の前記各銘柄の売却数量、前記銘柄識別情報、および前記各顧客についての顧客識別情報を含む売り注文の発注情報を前記各顧客毎に作成する支払時期到来時発注情報作成処理手段と、
この支払時期到来時発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで売却された有価証券の売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報、並びに前記各顧客についての前記顧客識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する支払時期到来時発注処理手段と、
この支払時期到来時発注処理手段により受信した前記各顧客についての前記約定情報に含まれる前記売却数量および前記売却単価を用いて、売却された前記各銘柄の売却代金の合計額を前記各顧客毎に算出するとともに、前記各銘柄の売却代金またはその合計額を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、前記各銘柄の売却代金の合計額から前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の支払時期到来時換金額を算出する支払時期到来時換金額算出処理手段と、
この支払時期到来時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の支払時期到来時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する支払時期到来時累積換金額更新処理手段と、
前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額または前記各顧客の当月の受取希望額に相当する金銭振込情報を、他の金融機関の預金口座システムに通信回線を介して送信することによって、前記他の金融機関に開設された前記各顧客の預金口座への振り込みを行うか、または前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額または前記各顧客の当月の受取希望額を加算することによって、前記口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高の更新を行うとともに、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額をゼロにして初期化する支払処理手段と、
前記支払時期到来時発注処理手段により受信した前記各顧客の各銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量から減算し、減算後の各銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量を更新する支払時期到来時証券保有数量更新処理手段とを備え、
前記売却数量決定要素記憶手段には、
前記目的関数の演算構成要素として、配当利回りの良い銘柄により構成されるポートフォリオを売却処理後に残すための目的関数の演算構成要素としての各銘柄の配当利回りおよびリスクが、銘柄識別情報と関連付けられて記憶されるか、若しくは、株価を1株当たり予想連結経常利益で除した連結経常PER、株価を1株当たり予想自己資本で除したPBR、株価を1株当たり予想連結キャッシュフローで除した連結PCFR、10週移動平均乖離率を示す短期リバーサル、26週移動平均乖離率を示す中期リバーサル、過去5年騰落率を示す長期リバーサル、予想連結経常益利回りから直近6ヶ月平均を減じた連結経常益利回りの変化幅、若しくはその他の投資指標、若しくはこれらの合成投資指標が、銘柄識別情報と関連付けられて記憶されるか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素として、各顧客の保有する有価証券の売却順を指定するための銘柄識別情報と順番との対応情報、各保有銘柄の売却額が等しくなるように売却していくことを選択する情報、各保有銘柄の売却額が指定比率になるように売却していくための銘柄識別情報と指定比率データとの対応情報、若しくはその他の取決めの演算構成要素が、顧客識別情報と関連付けられて記憶され、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段および前記支払時期到来時売却数量算出処理手段は、
前記目的関数の演算構成要素を用いて、過去の収益率を使ってリスクを推定するヒストリカル・リスクモデル、収益率だけでなく財務データを含む企業のファンダメンタルズを考慮してリスクを推定するファンダメンタル・リスクモデル、若しくはその他のリスクモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくは、株価指数、業種指数、個別銘柄のリターン、若しくはファクターリターンを予測するリターンモデル、若しくはその他のリターンモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくはその他のポートフォリオ分析ツールを用いた各銘柄の売却数量の決定処理を行うか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて個別の取決めに従って各銘柄の売却数量の決定処理を行う構成とされている
ことを特徴とする有価証券売却システム。 - コンピュータを利用して、有価証券を売却する有価証券売却システムであって、
証券会社に預けられた各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量を前記各顧客毎に記憶する証券保有数量データベースと、
前記各顧客の毎月または年間のうち定められた月の受取希望額を前記各顧客毎に記憶する受取希望額データベースと、
目的のポートフォリオを構築するための目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を記憶する売却数量決定要素記憶手段と、
前記各顧客の当月の累積換金額を前記各顧客毎に記憶する累積換金額記憶手段と、
有価証券の各銘柄の売却時期を銘柄識別情報と対応させて記憶する売却時期記憶手段と、
市場時価を提供する時価情報提供システムから前記各顧客の保有する有価証券の時価単価を取得する時価情報取得処理手段と、
前記売却時期記憶手段に記憶された前記各銘柄の売却時期を参照し、参照した日またはその翌日が売却時期となっている売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報を抽出する売却時期到来銘柄抽出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出処理手段による抽出処理で前記売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報が抽出された場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に算出する売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量を前記各顧客毎に記憶する売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段と、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量を、複数の顧客分について集計する売却時期到来銘柄抽出時売却数量集計処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時売却数量集計処理手段による集計処理で得られた前記売却時期到来銘柄についての集合売却数量および前記売却時期到来銘柄についての前記銘柄識別情報を含む前記複数の顧客分をまとめた売り注文の発注情報を作成する売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段と、
この売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで前記複数の顧客分をまとめて売却された前記売却時期到来銘柄についての集合売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する売却時期到来銘柄発注処理手段と、
(i)この売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却単価および前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量を用いて、売却された前記売却時期到来銘柄の売却代金を前記各顧客毎に算出するとともに、(ii)前記約定情報に含まれる前記集合売却数量および前記売却単価を用いて、前記複数の顧客分をまとめて売却された前記売却時期到来銘柄の集合売却代金を算出し、この集合売却代金に応じて定まる集合委託手数料を、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量に比例させて前記複数の顧客で按分し、按分して得られた前記売却時期到来銘柄についての委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出するか、または(iii)前記各顧客についての前記売却時期到来銘柄の売却代金を用いて、前記売却時期到来銘柄についての委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、(i)で算出した前記売却時期到来銘柄の売却代金から(ii)または(iii)で算出した前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を算出する売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する売却時期到来銘柄抽出時累積換金額更新処理手段と、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量から減算し、減算後の前記売却時期到来銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量を更新するとともに、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量をゼロにして初期化する売却時期到来銘柄証券保有数量更新処理手段と、
支払時期到来時に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額が、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額に達しているか否かを判断し、達していない場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を算出する支払時期到来時売却数量算出処理手段と、
この支払時期到来時売却数量算出処理手段により算出した前記各顧客の前記各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に記憶する支払時期到来時売却数量記憶手段と、
前記支払時期到来時売却数量算出処理手段により算出した前記各顧客の前記各銘柄の売却数量を、複数の顧客分について銘柄毎に集計する支払時期到来時売却数量集計処理手段と、
この支払時期到来時売却数量集計処理手段による集計処理で得られた集合売却数量および前記銘柄識別情報を含む前記複数の顧客分をまとめた売り注文の発注情報を作成する支払時期到来時発注情報作成処理手段と、
この支払時期到来時発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで前記複数の顧客分をまとめて売却された有価証券の集合売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する支払時期到来時発注処理手段と、
(iv)この支払時期到来時発注処理手段により受信した前記複数の顧客分をまとめた前記約定情報に含まれる前記売却単価および前記支払時期到来時売却数量記憶手段に記憶された前記各顧客の前記各銘柄の売却数量を用いて、売却された前記各顧客についての前記各銘柄の売却代金の合計額を前記各顧客毎に算出するとともに、(v)前記約定情報に含まれる前記集合売却数量および前記売却単価を用いて、前記複数の顧客分をまとめて売却された前記各銘柄毎の集合売却代金を算出し、この集合売却代金に応じて定まる前記各銘柄についての集合委託手数料を、前記支払時期到来時売却数量記憶手段に記憶された前記各顧客の前記各銘柄の売却数量に比例させて銘柄毎に前記複数の顧客で按分し、按分して得られた前記各銘柄についての委託手数料の合計額を含む諸費用を前記各顧客毎に算出するか、または(vi)前記各顧客についての前記各銘柄の売却代金またはその合計額を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、(iv)で算出した前記各銘柄の売却代金の合計額から(v)または(vi)で算出した前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の支払時期到来時換金額を算出する支払時期到来時換金額算出処理手段と、
この支払時期到来時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の支払時期到来時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する支払時期到来時累積換金額更新処理手段と、
前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額または前記各顧客の当月の受取希望額に相当する金銭振込情報を、他の金融機関の預金口座システムに通信回線を介して送信することによって、前記他の金融機関に開設された前記各顧客の預金口座への振り込みを行うか、または前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額または前記各顧客の当月の受取希望額を加算することによって、前記口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高の更新を行うとともに、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額をゼロにして初期化する支払処理手段と、
前記支払時期到来時売却数量記憶手段に記憶された前記各顧客の前記各銘柄の売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量から減算し、減算後の各銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量を更新するとともに、前記支払時期到来時売却数量記憶手段に記憶された前記各顧客の前記各銘柄の売却数量をゼロにして初期化する支払時期到来時証券保有数量更新処理手段とを備え、
前記売却数量決定要素記憶手段には、
前記目的関数の演算構成要素として、配当利回りの良い銘柄により構成されるポートフォリオを売却処理後に残すための目的関数の演算構成要素としての各銘柄の配当利回りおよびリスクが、銘柄識別情報と関連付けられて記憶されるか、若しくは、株価を1株当たり予想連結経常利益で除した連結経常PER、株価を1株当たり予想自己資本で除したPBR、株価を1株当たり予想連結キャッシュフローで除した連結PCFR、10週移動平均乖離率を示す短期リバーサル、26週移動平均乖離率を示す中期リバーサル、過去5年騰落率を示す長期リバーサル、予想連結経常益利回りから直近6ヶ月平均を減じた連結経常益利回りの変化幅、若しくはその他の投資指標、若しくはこれらの合成投資指標が、銘柄識別情報と関連付けられて記憶されるか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素として、各顧客の保有する有価証券の売却順を指定するための銘柄識別情報と順番との対応情報、各保有銘柄の売却額が等しくなるように売却していくことを選択する情報、各保有銘柄の売却額が指定比率になるように売却していくための銘柄識別情報と指定比率データとの対応情報、若しくはその他の取決めの演算構成要素が、顧客識別情報と関連付けられて記憶され、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段および前記支払時期到来時売却数量算出処理手段は、
前記目的関数の演算構成要素を用いて、過去の収益率を使ってリスクを推定するヒストリカル・リスクモデル、収益率だけでなく財務データを含む企業のファンダメンタルズを考慮してリスクを推定するファンダメンタル・リスクモデル、若しくはその他のリスクモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくは、株価指数、業種指数、個別銘柄のリターン、若しくはファクターリターンを予測するリターンモデル、若しくはその他のリターンモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくはその他のポートフォリオ分析ツールを用いた各銘柄の売却数量の決定処理を行うか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて個別の取決めに従って各銘柄の売却数量の決定処理を行う構成とされている
ことを特徴とする有価証券売却システム。 - コンピュータを利用して、有価証券を売却する有価証券売却システムであって、
証券会社に預けられた各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量を前記各顧客毎に記憶する証券保有数量データベースと、
前記各顧客の毎月または年間のうち定められた月の受取希望額を前記各顧客毎に記憶する受取希望額データベースと、
目的のポートフォリオを構築するための目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を記憶する売却数量決定要素記憶手段と、
前記各顧客の当月の累積換金額を前記各顧客毎に記憶する累積換金額記憶手段と、
有価証券の各銘柄の売却時期を銘柄識別情報と対応させて記憶する売却時期記憶手段と、
前記各顧客への支払時期を顧客識別情報と対応させて前記各顧客毎に記憶する支払時期記憶手段と、
市場時価を提供する時価情報提供システムから前記各顧客の保有する有価証券の時価単価を取得する時価情報取得処理手段と、
前記売却時期記憶手段に記憶された前記各銘柄の売却時期を参照し、参照した日またはその翌日が売却時期となっている売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報を抽出する売却時期到来銘柄抽出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出処理手段による抽出処理で前記売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報が抽出された場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に算出する売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量、前記売却時期到来銘柄についての前記銘柄識別情報、および顧客識別情報を含む売り注文の発注情報を前記各顧客毎に作成する売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段と、
この売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで売却された前記売却時期到来銘柄についての売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報、並びに前記顧客識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する売却時期到来銘柄発注処理手段と、
この売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量および前記売却単価を用いて、売却された前記売却時期到来銘柄の売却代金を前記各顧客毎に算出するとともに、前記売却時期到来銘柄の売却代金を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、前記売却時期到来銘柄の売却代金から前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を算出する売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する売却時期到来銘柄抽出時累積換金額更新処理手段と、
前記売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量から減算し、減算後の前記売却時期到来銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量を更新する売却時期到来銘柄証券保有数量更新処理手段と、
前記支払時期記憶手段に記憶された前記各顧客への支払時期を参照し、参照した日またはその翌日が支払時期となっている支払時期到来顧客についての顧客識別情報を抽出する支払時期到来顧客抽出処理手段と、
この支払時期到来顧客抽出処理手段による抽出処理で前記各支払時期到来顧客についての顧客識別情報が抽出された場合に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額が、前記受取希望額データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額に達しているか否かを判断し、達していない場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各支払時期到来顧客の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額から前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を算出する支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段と、
この支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量、前記銘柄識別情報、および前記支払時期到来顧客についての顧客識別情報を含む売り注文の発注情報を前記各支払時期到来顧客毎に作成する支払時期到来顧客発注情報作成処理手段と、
この支払時期到来顧客発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで売却された有価証券の売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報、並びに前記支払時期到来顧客についての前記顧客識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する支払時期到来顧客発注処理手段と、
この支払時期到来顧客発注処理手段により受信した前記支払時期到来顧客についての前記約定情報に含まれる前記売却数量および前記売却単価を用いて、売却された前記各銘柄の売却代金の合計額を前記支払時期到来顧客毎に算出するとともに、前記各銘柄の売却代金またはその合計額を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各支払時期到来顧客毎に算出し、前記各銘柄の売却代金の合計額から前記諸費用を減じることによって、前記各支払時期到来顧客の支払時期到来顧客抽出時換金額を算出する支払時期到来顧客抽出時換金額算出処理手段と、
この支払時期到来顧客抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各支払時期到来顧客の支払時期到来顧客抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額を更新する支払時期到来顧客抽出時累積換金額更新処理手段と、
前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額または前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額に相当する金銭振込情報を、他の金融機関の預金口座システムに通信回線を介して送信することによって、前記他の金融機関に開設された前記各支払時期到来顧客の預金口座への振り込みを行うか、または前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の現金残高に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額または前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額を加算することによって、前記口座データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の現金残高の更新を行うとともに、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額をゼロにして初期化する支払処理手段と、
前記支払時期到来顧客発注処理手段により受信した前記各支払時期到来顧客の各銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量から減算し、減算後の各銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量を更新する支払時期到来顧客証券保有数量更新処理手段とを備え、
前記売却数量決定要素記憶手段には、
前記目的関数の演算構成要素として、配当利回りの良い銘柄により構成されるポートフォリオを売却処理後に残すための目的関数の演算構成要素としての各銘柄の配当利回りおよびリスクが、銘柄識別情報と関連付けられて記憶されるか、若しくは、株価を1株当たり予想連結経常利益で除した連結経常PER、株価を1株当たり予想自己資本で除したPBR、株価を1株当たり予想連結キャッシュフローで除した連結PCFR、10週移動平均乖離率を示す短期リバーサル、26週移動平均乖離率を示す中期リバーサル、過去5年騰落率を示す長期リバーサル、予想連結経常益利回りから直近6ヶ月平均を減じた連結経常益利回りの変化幅、若しくはその他の投資指標、若しくはこれらの合成投資指標が、銘柄識別情報と関連付けられて記憶されるか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素として、各顧客の保有する有価証券の売却順を指定するための銘柄識別情報と順番との対応情報、各保有銘柄の売却額が等しくなるように売却していくことを選択する情報、各保有銘柄の売却額が指定比率になるように売却していくための銘柄識別情報と指定比率データとの対応情報、若しくはその他の取決めの演算構成要素が、顧客識別情報と関連付けられて記憶され、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段および前記支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段は、
前記目的関数の演算構成要素を用いて、過去の収益率を使ってリスクを推定するヒストリカル・リスクモデル、収益率だけでなく財務データを含む企業のファンダメンタルズを考慮してリスクを推定するファンダメンタル・リスクモデル、若しくはその他のリスクモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくは、株価指数、業種指数、個別銘柄のリターン、若しくはファクターリターンを予測するリターンモデル、若しくはその他のリターンモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくはその他のポートフォリオ分析ツールを用いた各銘柄の売却数量の決定処理を行うか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて個別の取決めに従って各銘柄の売却数量の決定処理を行う構成とされている
ことを特徴とする有価証券売却システム。 - コンピュータを利用して、有価証券を売却する有価証券売却システムであって、
証券会社に預けられた各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量を前記各顧客毎に記憶する証券保有数量データベースと、
前記各顧客の毎月または年間のうち定められた月の受取希望額を前記各顧客毎に記憶する受取希望額データベースと、
目的のポートフォリオを構築するための目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を記憶する売却数量決定要素記憶手段と、
前記各顧客の当月の累積換金額を前記各顧客毎に記憶する累積換金額記憶手段と、
有価証券の各銘柄の売却時期を銘柄識別情報と対応させて記憶する売却時期記憶手段と、
前記各顧客への支払時期を顧客識別情報と対応させて前記各顧客毎に記憶する支払時期記憶手段と、
市場時価を提供する時価情報提供システムから前記各顧客の保有する有価証券の時価単価を取得する時価情報取得処理手段と、
前記売却時期記憶手段に記憶された前記各銘柄の売却時期を参照し、参照した日またはその翌日が売却時期となっている売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報を抽出する売却時期到来銘柄抽出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出処理手段による抽出処理で前記売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報が抽出された場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に算出する売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量を前記各顧客毎に記憶する売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段と、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量を、複数の顧客分について集計する売却時期到来銘柄抽出時売却数量集計処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時売却数量集計処理手段による集計処理で得られた前記売却時期到来銘柄についての集合売却数量および前記売却時期到来銘柄についての前記銘柄識別情報を含む前記複数の顧客分をまとめた売り注文の発注情報を作成する売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段と、
この売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで前記複数の顧客分をまとめて売却された前記売却時期到来銘柄についての集合売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する売却時期到来銘柄発注処理手段と、
(i)この売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却単価および前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量を用いて、売却された前記売却時期到来銘柄の売却代金を前記各顧客毎に算出するとともに、(ii)前記約定情報に含まれる前記集合売却数量および前記売却単価を用いて、前記複数の顧客分をまとめて売却された前記売却時期到来銘柄の集合売却代金を算出し、この集合売却代金に応じて定まる集合委託手数料を、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量に比例させて前記複数の顧客で按分し、按分して得られた前記売却時期到来銘柄についての委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出するか、または(iii)前記各顧客についての前記売却時期到来銘柄の売却代金を用いて、前記売却時期到来銘柄についての委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、(i)で算出した前記売却時期到来銘柄の売却代金から(ii)または(iii)で算出した前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を算出する売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段と、
この売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する売却時期到来銘柄抽出時累積換金額更新処理手段と、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量から減算し、減算後の前記売却時期到来銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量を更新するとともに、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量をゼロにして初期化する売却時期到来銘柄証券保有数量更新処理手段と、
前記支払時期記憶手段に記憶された前記各顧客への支払時期を参照し、参照した日またはその翌日が支払時期となっている支払時期到来顧客についての顧客識別情報を抽出する支払時期到来顧客抽出処理手段と、
この支払時期到来顧客抽出処理手段による抽出処理で前記各支払時期到来顧客についての顧客識別情報が抽出された場合に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額が、前記受取希望額データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額に達しているか否かを判断し、達していない場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各支払時期到来顧客の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額から前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を算出する支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段と、
この支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量を前記各支払時期到来顧客毎に記憶する支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段と、
前記支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量を、複数の支払時期到来顧客分について銘柄毎に集計する支払時期到来顧客抽出時売却数量集計処理手段と、
この支払時期到来顧客抽出時売却数量集計処理手段による集計処理で得られた集合売却数量および前記銘柄識別情報を含む前記複数の支払時期到来顧客分をまとめた売り注文の発注情報を作成する支払時期到来顧客発注情報作成処理手段と、
この支払時期到来顧客発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで前記複数の支払時期到来顧客分をまとめて売却された有価証券の集合売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する支払時期到来顧客発注処理手段と、
(iv)この支払時期到来顧客発注処理手段により受信した前記複数の支払時期到来顧客分をまとめた前記約定情報に含まれる前記売却単価および前記支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量を用いて、売却された前記各支払時期到来顧客についての前記各銘柄の売却代金の合計額を前記各支払時期到来顧客毎に算出するとともに、(v)前記約定情報に含まれる前記集合売却数量および前記売却単価を用いて、前記複数の支払時期到来顧客分をまとめて売却された前記各銘柄毎の集合売却代金を算出し、この集合売却代金に応じて定まる前記各銘柄についての集合委託手数料を、前記支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量に比例させて銘柄毎に前記複数の支払時期到来顧客で按分し、按分して得られた前記各銘柄についての委託手数料の合計額を含む諸費用を前記各支払時期到来顧客毎に算出するか、または(vi)前記各支払時期到来顧客についての前記各銘柄の売却代金またはその合計額を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各支払時期到来顧客毎に算出し、(iv)で算出した前記各銘柄の売却代金の合計額から(v)または(vi)で算出した前記諸費用を減じることによって、前記各支払時期到来顧客の支払時期到来顧客抽出時換金額を算出する支払時期到来顧客抽出時換金額算出処理手段と、
この支払時期到来顧客抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各支払時期到来顧客の支払時期到来顧客抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額を更新する支払時期到来顧客抽出時累積換金額更新処理手段と、
前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額または前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額に相当する金銭振込情報を、他の金融機関の預金口座システムに通信回線を介して送信することによって、前記他の金融機関に開設された前記各支払時期到来顧客の預金口座への振り込みを行うか、または前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の現金残高に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額または前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額を加算することによって、前記口座データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の現金残高の更新を行うとともに、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額をゼロにして初期化する支払処理手段と、
前記支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量から減算し、減算後の各銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量を更新するとともに、前記支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量をゼロにして初期化する支払時期到来顧客証券保有数量更新処理手段とを備え、
前記売却数量決定要素記憶手段には、
前記目的関数の演算構成要素として、配当利回りの良い銘柄により構成されるポートフォリオを売却処理後に残すための目的関数の演算構成要素としての各銘柄の配当利回りおよびリスクが、銘柄識別情報と関連付けられて記憶されるか、若しくは、株価を1株当たり予想連結経常利益で除した連結経常PER、株価を1株当たり予想自己資本で除したPBR、株価を1株当たり予想連結キャッシュフローで除した連結PCFR、10週移動平均乖離率を示す短期リバーサル、26週移動平均乖離率を示す中期リバーサル、過去5年騰落率を示す長期リバーサル、予想連結経常益利回りから直近6ヶ月平均を減じた連結経常益利回りの変化幅、若しくはその他の投資指標、若しくはこれらの合成投資指標が、銘柄識別情報と関連付けられて記憶されるか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素として、各顧客の保有する有価証券の売却順を指定するための銘柄識別情報と順番との対応情報、各保有銘柄の売却額が等しくなるように売却していくことを選択する情報、各保有銘柄の売却額が指定比率になるように売却していくための銘柄識別情報と指定比率データとの対応情報、若しくはその他の取決めの演算構成要素が、顧客識別情報と関連付けられて記憶され、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段および前記支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段は、
前記目的関数の演算構成要素を用いて、過去の収益率を使ってリスクを推定するヒストリカル・リスクモデル、収益率だけでなく財務データを含む企業のファンダメンタルズを考慮してリスクを推定するファンダメンタル・リスクモデル、若しくはその他のリスクモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくは、株価指数、業種指数、個別銘柄のリターン、若しくはファクターリターンを予測するリターンモデル、若しくはその他のリターンモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくはその他のポートフォリオ分析ツールを用いた各銘柄の売却数量の決定処理を行うか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて個別の取決めに従って各銘柄の売却数量の決定処理を行う構成とされている
ことを特徴とする有価証券売却システム。 - 前記売却時期記憶手段には、
前記各銘柄の売却時期として、従業員持株会システム若しくは株式累積投資システムから通信回線を介して取得しまたはシステム管理者により入力された前記従業員持株会システム若しくは前記株式累積投資システムによる前記各銘柄の買付時期、または前記各銘柄の時価変動を分析して得られた時価単価の周期的に高くなる時期のいずれかが記憶されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の有価証券売却システム。 - 前記各顧客が操作する顧客端末装置から通信回線を介して送信されてくる前記受取希望額の入力を受け付ける受取希望額入力受付処理手段を備え、
前記受取希望額データベースには、前記受取希望額入力受付処理手段により受け付けた各月の受取希望額の基本設定を記憶する基本設定記憶部と、前記受取希望額入力受付処理手段により受け付けた各月の受取希望額の特別設定を記憶する特別設定記憶部とが設けられ、
前記特別設定記憶部にゼロ以外の受取希望額が記憶されている月の場合には、前記特別設定記憶部に記憶された受取希望額が、当月の受取希望額として売買数量算出処理で用いられ、前記特別設定記憶部に受取希望額がゼロと記憶されているか、または前記特別設定記憶部が空欄とされている月の場合には、前記基本設定記憶部に記憶された受取希望額が、当月の受取希望額として売買数量算出処理で用いられ、
前記支払処理手段は、前記特別設定記憶部にゼロ以外の受取希望額が記憶されている月について、当月の支払処理の終了後に、その月の前記特別設定記憶部に記憶された受取希望額をゼロにするか、またはその月の前記特別設定記憶部を空欄とする処理を行う構成とされている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の有価証券売却システム。 - 前記各顧客が操作する顧客端末装置から通信回線を介して送信されてくる前記受取希望額の入力を受け付ける受取希望額入力受付処理手段と、
この受取希望額入力受付処理手段により前記受取希望額の入力を受け付けた場合に、入力を受け付けた前記受取希望額、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価を用いて、前記各顧客の保有する全ての有価証券の売却が完了する予測年月、またはこの予測年月までの残り期間を画面表示または印刷する支払可能期間出力処理手段と
を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の有価証券売却システム。 - 繰越金額を前記各顧客毎に記憶する繰越金額記憶手段を備え、
前記支払処理手段は、
前記繰越金額記憶手段に記憶された前回支払処理時に生じた前記繰越金額を、当月の売却処理で得られた換金額に加算し、加算して得られた金額が、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額を超える場合には、超える分の金額を当月の繰越金額として算出し、
前記当月の受取希望額に相当する金銭振込情報を、他の金融機関の預金口座システムに通信回線を介して送信することによって、前記他の金融機関に開設された前記各顧客の預金口座への振り込みを行うとともに、
前記繰越金額記憶手段に記憶された前回支払処理時に生じた前記繰越金額を、前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高から減じ、かつ、前記当月の繰越金額を、前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高に加算することによって、前記口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高を更新し、
さらに、前記当月の繰越金額を、前記繰越金額記憶手段に上書保存することによって、前記繰越金額記憶手段に記憶された前記繰越金額を更新する構成とされている
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の有価証券売却システム。 - 従業員持株会システムまたは株式累積投資システムから、各銘柄の買付時期およびその買付時期における買付株数を、通信回線を介して受信し、受信した前記各銘柄の買付時期を、売却時期として、受信した前記買付株数とともに、銘柄識別情報と対応させて前記売却時期記憶手段に記憶させる登録処理を行う売却時期設定処理手段を備え、
この売却時期設定処理手段は、登録しようとしている売却時期の買付株数K1と、その売却時期T1が属する月と同じ月を売却時期として既に登録されている同じ銘柄についての別の売却時期T2の買付株数K2との大小を比較し、登録しようとしている売却時期T1の買付株数K1の方が、既登録の別の売却時期T2の買付株数K2よりも大きい場合には、登録しようとしている売却時期T1およびその買付株数K1を、銘柄識別情報と対応させて前記売却時期記憶手段に記憶させるとともに、既登録の別の売却時期T2およびその買付株数K2、並びにそれらと対応して記憶された銘柄識別情報を、前記売却時期記憶手段から削除し、一方、登録しようとしている売却時期T1の買付株数K1の方が、既登録の別の売却時期T2の買付株数K2よりも小さい場合には、登録しようとしている売却時期T1およびその買付株数K1、並びにその銘柄識別情報は、前記売却時期記憶手段に記憶させない処理を行う構成とされている
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の有価証券売却システム。 - コンピュータを利用して、有価証券を売却する有価証券売却システムで実行される有価証券売却方法であって、
証券保有数量データベースに、証券会社に預けられた各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量を前記各顧客毎に記憶しておき、
受取希望額データベースに、前記各顧客の毎月または年間のうち定められた月の受取希望額を前記各顧客毎に記憶しておき、
売却数量決定要素記憶手段に、目的のポートフォリオを構築するための目的関数の演算構成要素として、配当利回りの良い銘柄により構成されるポートフォリオを売却処理後に残すための目的関数の演算構成要素としての各銘柄の配当利回りおよびリスクを、銘柄識別情報と関連付けて記憶しておくか、若しくは、株価を1株当たり予想連結経常利益で除した連結経常PER、株価を1株当たり予想自己資本で除したPBR、株価を1株当たり予想連結キャッシュフローで除した連結PCFR、10週移動平均乖離率を示す短期リバーサル、26週移動平均乖離率を示す中期リバーサル、過去5年騰落率を示す長期リバーサル、予想連結経常益利回りから直近6ヶ月平均を減じた連結経常益利回りの変化幅、若しくはその他の投資指標、若しくはこれらの合成投資指標を、銘柄識別情報と関連付けて記憶しておくか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素として、各顧客の保有する有価証券の売却順を指定するための銘柄識別情報と順番との対応情報、各保有銘柄の売却額が等しくなるように売却していくことを選択する情報、各保有銘柄の売却額が指定比率になるように売却していくための銘柄識別情報と指定比率データとの対応情報、若しくはその他の取決めの演算構成要素を、顧客識別情報と関連付けて記憶しておき、
累積換金額記憶手段に、前記各顧客の当月の累積換金額を前記各顧客毎に記憶しておき、
売却時期記憶手段に、有価証券の各銘柄の売却時期を銘柄識別情報と対応させて記憶しておき、
時価情報取得処理手段が、市場時価を提供する時価情報提供システムから前記各顧客の保有する有価証券の時価単価を取得する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出処理手段が、前記売却時期記憶手段に記憶された前記各銘柄の売却時期を参照し、参照した日またはその翌日が売却時期となっている売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報を抽出する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出処理手段による抽出処理で前記売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報が抽出された場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に算出する処理を行い、
売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量、前記売却時期到来銘柄についての前記銘柄識別情報、および顧客識別情報を含む売り注文の発注情報を前記各顧客毎に作成する処理を行い、
売却時期到来銘柄発注処理手段が、前記売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで売却された前記売却時期到来銘柄についての売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報、並びに前記顧客識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段が、前記売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量および前記売却単価を用いて、売却された前記売却時期到来銘柄の売却代金を前記各顧客毎に算出するとともに、前記売却時期到来銘柄の売却代金を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、前記売却時期到来銘柄の売却代金から前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を算出する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時累積換金額更新処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する処理を行い、
売却時期到来銘柄証券保有数量更新処理手段が、前記売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量から減算し、減算後の前記売却時期到来銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量を更新する処理を行い、
支払時期到来時売却数量算出処理手段が、支払時期到来時に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額が、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額に達しているか否かを判断し、達していない場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を算出する処理を行い、
支払時期到来時発注情報作成処理手段が、前記支払時期到来時売却数量算出処理手段により算出した前記各顧客の前記各銘柄の売却数量、前記銘柄識別情報、および前記各顧客についての顧客識別情報を含む売り注文の発注情報を前記各顧客毎に作成する処理を行い、
支払時期到来時発注処理手段が、前記支払時期到来時発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで売却された有価証券の売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報、並びに前記各顧客についての前記顧客識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する処理を行い、
支払時期到来時換金額算出処理手段が、前記支払時期到来時発注処理手段により受信した前記各顧客についての前記約定情報に含まれる前記売却数量および前記売却単価を用いて、売却された前記各銘柄の売却代金の合計額を前記各顧客毎に算出するとともに、前記各銘柄の売却代金またはその合計額を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、前記各銘柄の売却代金の合計額から前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の支払時期到来時換金額を算出する処理を行い、
支払時期到来時累積換金額更新処理手段が、前記支払時期到来時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の支払時期到来時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する処理を行い、
支払処理手段が、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額または前記各顧客の当月の受取希望額に相当する金銭振込情報を、他の金融機関の預金口座システムに通信回線を介して送信することによって、前記他の金融機関に開設された前記各顧客の預金口座への振り込みを行うか、または前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額または前記各顧客の当月の受取希望額を加算することによって、前記口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高の更新を行うとともに、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額をゼロにして初期化する処理を行い、
支払時期到来時証券保有数量更新処理手段が、前記支払時期到来時発注処理手段により受信した前記各顧客の各銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量から減算し、減算後の各銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量を更新する処理を行い、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段および前記支払時期到来時売却数量算出処理手段による処理を行う際には、
前記目的関数の演算構成要素を用いて、過去の収益率を使ってリスクを推定するヒストリカル・リスクモデル、収益率だけでなく財務データを含む企業のファンダメンタルズを考慮してリスクを推定するファンダメンタル・リスクモデル、若しくはその他のリスクモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくは、株価指数、業種指数、個別銘柄のリターン、若しくはファクターリターンを予測するリターンモデル、若しくはその他のリターンモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくはその他のポートフォリオ分析ツールを用いた各銘柄の売却数量の決定処理を行うか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて個別の取決めに従って各銘柄の売却数量の決定処理を行う
ことを特徴とする有価証券売却方法。 - コンピュータを利用して、有価証券を売却する有価証券売却システムで実行される有価証券売却方法であって、
証券保有数量データベースに、証券会社に預けられた各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量を前記各顧客毎に記憶しておき、
受取希望額データベースに、前記各顧客の毎月または年間のうち定められた月の受取希望額を前記各顧客毎に記憶しておき、
売却数量決定要素記憶手段に、目的のポートフォリオを構築するための目的関数の演算構成要素として、配当利回りの良い銘柄により構成されるポートフォリオを売却処理後に残すための目的関数の演算構成要素としての各銘柄の配当利回りおよびリスクを、銘柄識別情報と関連付けて記憶しておくか、若しくは、株価を1株当たり予想連結経常利益で除した連結経常PER、株価を1株当たり予想自己資本で除したPBR、株価を1株当たり予想連結キャッシュフローで除した連結PCFR、10週移動平均乖離率を示す短期リバーサル、26週移動平均乖離率を示す中期リバーサル、過去5年騰落率を示す長期リバーサル、予想連結経常益利回りから直近6ヶ月平均を減じた連結経常益利回りの変化幅、若しくはその他の投資指標、若しくはこれらの合成投資指標を、銘柄識別情報と関連付けて記憶しておくか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素として、各顧客の保有する有価証券の売却順を指定するための銘柄識別情報と順番との対応情報、各保有銘柄の売却額が等しくなるように売却していくことを選択する情報、各保有銘柄の売却額が指定比率になるように売却していくための銘柄識別情報と指定比率データとの対応情報、若しくはその他の取決めの演算構成要素を、顧客識別情報と関連付けて記憶しておき、
累積換金額記憶手段に、前記各顧客の当月の累積換金額を前記各顧客毎に記憶しておき、
売却時期記憶手段に、有価証券の各銘柄の売却時期を銘柄識別情報と対応させて記憶しておき、
時価情報取得処理手段が、市場時価を提供する時価情報提供システムから前記各顧客の保有する有価証券の時価単価を取得する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出処理手段が、前記売却時期記憶手段に記憶された前記各銘柄の売却時期を参照し、参照した日またはその翌日が売却時期となっている売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報を抽出する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出処理手段による抽出処理で前記売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報が抽出された場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に算出する処理を行い、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量を前記各顧客毎に売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶させ、
売却時期到来銘柄抽出時売却数量集計処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量を、複数の顧客分について集計する処理を行い、
売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量集計処理手段による集計処理で得られた前記売却時期到来銘柄についての集合売却数量および前記売却時期到来銘柄についての前記銘柄識別情報を含む前記複数の顧客分をまとめた売り注文の発注情報を作成する処理を行い、
売却時期到来銘柄発注処理手段が、前記売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで前記複数の顧客分をまとめて売却された前記売却時期到来銘柄についての集合売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段が、(i)前記売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却単価および前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量を用いて、売却された前記売却時期到来銘柄の売却代金を前記各顧客毎に算出するとともに、(ii)前記約定情報に含まれる前記集合売却数量および前記売却単価を用いて、前記複数の顧客分をまとめて売却された前記売却時期到来銘柄の集合売却代金を算出し、この集合売却代金に応じて定まる集合委託手数料を、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量に比例させて前記複数の顧客で按分し、按分して得られた前記売却時期到来銘柄についての委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出するか、または(iii)前記各顧客についての前記売却時期到来銘柄の売却代金を用いて、前記売却時期到来銘柄についての委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、(i)で算出した前記売却時期到来銘柄の売却代金から(ii)または(iii)で算出した前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を算出する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時累積換金額更新処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する処理を行い、
売却時期到来銘柄証券保有数量更新処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量から減算し、減算後の前記売却時期到来銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量を更新するとともに、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量をゼロにして初期化する処理を行い、
支払時期到来時売却数量算出処理手段が、支払時期到来時に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額が、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額に達しているか否かを判断し、達していない場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を算出する処理を行い、
前記支払時期到来時売却数量算出処理手段により算出した前記各顧客の前記各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に支払時期到来時売却数量記憶手段に記憶させ、
支払時期到来時売却数量集計処理手段が、前記支払時期到来時売却数量算出処理手段により算出した前記各顧客の前記各銘柄の売却数量を、複数の顧客分について銘柄毎に集計する処理を行い、
支払時期到来時発注情報作成処理手段が、前記支払時期到来時売却数量集計処理手段による集計処理で得られた集合売却数量および前記銘柄識別情報を含む前記複数の顧客分をまとめた売り注文の発注情報を作成する処理を行い、
支払時期到来時発注処理手段が、前記支払時期到来時発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで前記複数の顧客分をまとめて売却された有価証券の集合売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する処理を行い、
支払時期到来時換金額算出処理手段が、(iv)この支払時期到来時発注処理手段により受信した前記複数の顧客分をまとめた前記約定情報に含まれる前記売却単価および前記支払時期到来時売却数量記憶手段に記憶された前記各顧客の前記各銘柄の売却数量を用いて、売却された前記各顧客についての前記各銘柄の売却代金の合計額を前記各顧客毎に算出するとともに、(v)前記約定情報に含まれる前記集合売却数量および前記売却単価を用いて、前記複数の顧客分をまとめて売却された前記各銘柄毎の集合売却代金を算出し、この集合売却代金に応じて定まる前記各銘柄についての集合委託手数料を、前記支払時期到来時売却数量記憶手段に記憶された前記各顧客の前記各銘柄の売却数量に比例させて銘柄毎に前記複数の顧客で按分し、按分して得られた前記各銘柄についての委託手数料の合計額を含む諸費用を前記各顧客毎に算出するか、または(vi)前記各顧客についての前記各銘柄の売却代金またはその合計額を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、(iv)で算出した前記各銘柄の売却代金の合計額から(v)または(vi)で算出した前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の支払時期到来時換金額を算出する処理を行い、
支払時期到来時累積換金額更新処理手段が、前記支払時期到来時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の支払時期到来時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する処理を行い、
支払処理手段が、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額または前記各顧客の当月の受取希望額に相当する金銭振込情報を、他の金融機関の預金口座システムに通信回線を介して送信することによって、前記他の金融機関に開設された前記各顧客の預金口座への振り込みを行うか、または前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額または前記各顧客の当月の受取希望額を加算することによって、前記口座データベースに記憶された前記各顧客の現金残高の更新を行うとともに、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額をゼロにして初期化する処理を行い、
支払時期到来時証券保有数量更新処理手段が、前記支払時期到来時売却数量記憶手段に記憶された前記各顧客の前記各銘柄の売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量から減算し、減算後の各銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量を更新するとともに、前記支払時期到来時売却数量記憶手段に記憶された前記各顧客の前記各銘柄の売却数量をゼロにして初期化する処理を行い、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段および前記支払時期到来時売却数量算出処理手段による処理を行う際には、
前記目的関数の演算構成要素を用いて、過去の収益率を使ってリスクを推定するヒストリカル・リスクモデル、収益率だけでなく財務データを含む企業のファンダメンタルズを考慮してリスクを推定するファンダメンタル・リスクモデル、若しくはその他のリスクモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくは、株価指数、業種指数、個別銘柄のリターン、若しくはファクターリターンを予測するリターンモデル、若しくはその他のリターンモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくはその他のポートフォリオ分析ツールを用いた各銘柄の売却数量の決定処理を行うか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて個別の取決めに従って各銘柄の売却数量の決定処理を行う
ことを特徴とする有価証券売却方法。 - コンピュータを利用して、有価証券を売却する有価証券売却システムで実行される有価証券売却方法であって、
証券保有数量データベースに、証券会社に預けられた各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量を前記各顧客毎に記憶しておき、
受取希望額データベースに、前記各顧客の毎月または年間のうち定められた月の受取希望額を前記各顧客毎に記憶しておき、
売却数量決定要素記憶手段に、目的のポートフォリオを構築するための目的関数の演算構成要素として、配当利回りの良い銘柄により構成されるポートフォリオを売却処理後に残すための目的関数の演算構成要素としての各銘柄の配当利回りおよびリスクを、銘柄識別情報と関連付けて記憶しておくか、若しくは、株価を1株当たり予想連結経常利益で除した連結経常PER、株価を1株当たり予想自己資本で除したPBR、株価を1株当たり予想連結キャッシュフローで除した連結PCFR、10週移動平均乖離率を示す短期リバーサル、26週移動平均乖離率を示す中期リバーサル、過去5年騰落率を示す長期リバーサル、予想連結経常益利回りから直近6ヶ月平均を減じた連結経常益利回りの変化幅、若しくはその他の投資指標、若しくはこれらの合成投資指標を、銘柄識別情報と関連付けて記憶しておくか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素として、各顧客の保有する有価証券の売却順を指定するための銘柄識別情報と順番との対応情報、各保有銘柄の売却額が等しくなるように売却していくことを選択する情報、各保有銘柄の売却額が指定比率になるように売却していくための銘柄識別情報と指定比率データとの対応情報、若しくはその他の取決めの演算構成要素を、顧客識別情報と関連付けて記憶しておき、
累積換金額記憶手段に、前記各顧客の当月の累積換金額を前記各顧客毎に記憶しておき、
売却時期記憶手段に、有価証券の各銘柄の売却時期を銘柄識別情報と対応させて記憶しておき、
支払時期記憶手段に、前記各顧客への支払時期を顧客識別情報と対応させて前記各顧客毎に記憶しておき、
時価情報取得処理手段が、市場時価を提供する時価情報提供システムから前記各顧客の保有する有価証券の時価単価を取得する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出処理手段が、前記売却時期記憶手段に記憶された前記各銘柄の売却時期を参照し、参照した日またはその翌日が売却時期となっている売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報を抽出する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出処理手段による抽出処理で前記売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報が抽出された場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に算出する処理を行い、
売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量、前記売却時期到来銘柄についての前記銘柄識別情報、および顧客識別情報を含む売り注文の発注情報を前記各顧客毎に作成する処理を行い、
売却時期到来銘柄発注処理手段が、前記売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで売却された前記売却時期到来銘柄についての売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報、並びに前記顧客識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段が、前記売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量および前記売却単価を用いて、売却された前記売却時期到来銘柄の売却代金を前記各顧客毎に算出するとともに、前記売却時期到来銘柄の売却代金を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、前記売却時期到来銘柄の売却代金から前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を算出する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時累積換金額更新処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する処理を行い、
売却時期到来銘柄証券保有数量更新処理手段が、前記売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量から減算し、減算後の前記売却時期到来銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量を更新する処理を行い、
支払時期到来顧客抽出処理手段が、前記支払時期記憶手段に記憶された前記各顧客への支払時期を参照し、参照した日またはその翌日が支払時期となっている支払時期到来顧客についての顧客識別情報を抽出する処理を行い、
支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段が、前記支払時期到来顧客抽出処理手段による抽出処理で前記各支払時期到来顧客についての顧客識別情報が抽出された場合に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額が、前記受取希望額データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額に達しているか否かを判断し、達していない場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各支払時期到来顧客の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額から前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を算出する処理を行い、
支払時期到来顧客発注情報作成処理手段が、前記支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量、前記銘柄識別情報、および前記支払時期到来顧客についての顧客識別情報を含む売り注文の発注情報を前記各支払時期到来顧客毎に作成する処理を行い、
支払時期到来顧客発注処理手段が、前記支払時期到来顧客発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで売却された有価証券の売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報、並びに前記支払時期到来顧客についての前記顧客識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する処理を行い、
支払時期到来顧客抽出時換金額算出処理手段が、前記支払時期到来顧客発注処理手段により受信した前記支払時期到来顧客についての前記約定情報に含まれる前記売却数量および前記売却単価を用いて、売却された前記各銘柄の売却代金の合計額を前記支払時期到来顧客毎に算出するとともに、前記各銘柄の売却代金またはその合計額を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各支払時期到来顧客毎に算出し、前記各銘柄の売却代金の合計額から前記諸費用を減じることによって、前記各支払時期到来顧客の支払時期到来顧客抽出時換金額を算出する処理を行い、
支払時期到来顧客抽出時累積換金額更新処理手段が、前記支払時期到来顧客抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各支払時期到来顧客の支払時期到来顧客抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額を更新する処理を行い、
支払処理手段が、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額または前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額に相当する金銭振込情報を、他の金融機関の預金口座システムに通信回線を介して送信することによって、前記他の金融機関に開設された前記各支払時期到来顧客の預金口座への振り込みを行うか、または前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の現金残高に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額または前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額を加算することによって、前記口座データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の現金残高の更新を行うとともに、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額をゼロにして初期化する処理を行い、
支払時期到来顧客証券保有数量更新処理手段が、前記支払時期到来顧客発注処理手段により受信した前記各支払時期到来顧客の各銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量から減算し、減算後の各銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量を更新する処理を行い、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段および前記支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段による処理を行う際には、
前記目的関数の演算構成要素を用いて、過去の収益率を使ってリスクを推定するヒストリカル・リスクモデル、収益率だけでなく財務データを含む企業のファンダメンタルズを考慮してリスクを推定するファンダメンタル・リスクモデル、若しくはその他のリスクモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくは、株価指数、業種指数、個別銘柄のリターン、若しくはファクターリターンを予測するリターンモデル、若しくはその他のリターンモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくはその他のポートフォリオ分析ツールを用いた各銘柄の売却数量の決定処理を行うか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて個別の取決めに従って各銘柄の売却数量の決定処理を行う
ことを特徴とする有価証券売却方法。 - コンピュータを利用して、有価証券を売却する有価証券売却システムで実行される有価証券売却方法であって、
証券保有数量データベースに、証券会社に預けられた各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量を前記各顧客毎に記憶しておき、
受取希望額データベースに、前記各顧客の毎月または年間のうち定められた月の受取希望額を前記各顧客毎に記憶しておき、
売却数量決定要素記憶手段に、目的のポートフォリオを構築するための目的関数の演算構成要素として、配当利回りの良い銘柄により構成されるポートフォリオを売却処理後に残すための目的関数の演算構成要素としての各銘柄の配当利回りおよびリスクを、銘柄識別情報と関連付けて記憶しておくか、若しくは、株価を1株当たり予想連結経常利益で除した連結経常PER、株価を1株当たり予想自己資本で除したPBR、株価を1株当たり予想連結キャッシュフローで除した連結PCFR、10週移動平均乖離率を示す短期リバーサル、26週移動平均乖離率を示す中期リバーサル、過去5年騰落率を示す長期リバーサル、予想連結経常益利回りから直近6ヶ月平均を減じた連結経常益利回りの変化幅、若しくはその他の投資指標、若しくはこれらの合成投資指標を、銘柄識別情報と関連付けて記憶しておくか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素として、各顧客の保有する有価証券の売却順を指定するための銘柄識別情報と順番との対応情報、各保有銘柄の売却額が等しくなるように売却していくことを選択する情報、各保有銘柄の売却額が指定比率になるように売却していくための銘柄識別情報と指定比率データとの対応情報、若しくはその他の取決めの演算構成要素を、顧客識別情報と関連付けて記憶しておき、
累積換金額記憶手段に、前記各顧客の当月の累積換金額を前記各顧客毎に記憶しておき、
売却時期記憶手段に、有価証券の各銘柄の売却時期を銘柄識別情報と対応させて記憶しておき、
支払時期記憶手段に、前記各顧客への支払時期を顧客識別情報と対応させて前記各顧客毎に記憶しておき、
時価情報取得処理手段が、市場時価を提供する時価情報提供システムから前記各顧客の保有する有価証券の時価単価を取得する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出処理手段が、前記売却時期記憶手段に記憶された前記各銘柄の売却時期を参照し、参照した日またはその翌日が売却時期となっている売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報を抽出する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出処理手段による抽出処理で前記売却時期到来銘柄についての銘柄識別情報が抽出された場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各顧客の当月の受取希望額から前記各顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を前記各顧客毎に算出する処理を行い、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量を前記各顧客毎に売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶させ、
売却時期到来銘柄抽出時売却数量集計処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各銘柄の売却数量のうち前記売却時期到来銘柄抽出処理手段により抽出した銘柄識別情報で識別される前記売却時期到来銘柄についての売却数量を、複数の顧客分について集計する処理を行い、
売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量集計処理手段による集計処理で得られた前記売却時期到来銘柄についての集合売却数量および前記売却時期到来銘柄についての前記銘柄識別情報を含む前記複数の顧客分をまとめた売り注文の発注情報を作成する処理を行い、
売却時期到来銘柄発注処理手段が、前記売却時期到来銘柄発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで前記複数の顧客分をまとめて売却された前記売却時期到来銘柄についての集合売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段が、(i)前記売却時期到来銘柄発注処理手段により受信した前記売却時期到来銘柄についての前記約定情報に含まれる前記売却単価および前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量を用いて、売却された前記売却時期到来銘柄の売却代金を前記各顧客毎に算出するとともに、(ii)前記約定情報に含まれる前記集合売却数量および前記売却単価を用いて、前記複数の顧客分をまとめて売却された前記売却時期到来銘柄の集合売却代金を算出し、この集合売却代金に応じて定まる集合委託手数料を、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量に比例させて前記複数の顧客で按分し、按分して得られた前記売却時期到来銘柄についての委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出するか、または(iii)前記各顧客についての前記売却時期到来銘柄の売却代金を用いて、前記売却時期到来銘柄についての委託手数料を含む諸費用を前記各顧客毎に算出し、(i)で算出した前記売却時期到来銘柄の売却代金から(ii)または(iii)で算出した前記諸費用を減じることによって、前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を算出する処理を行い、
売却時期到来銘柄抽出時累積換金額更新処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各顧客の売却時期到来銘柄抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各顧客の当月の累積換金額を更新する処理を行い、
売却時期到来銘柄証券保有数量更新処理手段が、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量から減算し、減算後の前記売却時期到来銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各顧客の保有する前記売却時期到来銘柄の保有数量を更新するとともに、前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記売却時期到来銘柄についての前記各顧客の売却数量をゼロにして初期化する処理を行い、
支払時期到来顧客抽出処理手段が、前記支払時期記憶手段に記憶された前記各顧客への支払時期を参照し、参照した日またはその翌日が支払時期となっている支払時期到来顧客についての顧客識別情報を抽出する処理を行い、
支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段が、前記支払時期到来顧客抽出処理手段による抽出処理で前記各支払時期到来顧客についての顧客識別情報が抽出された場合に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額が、前記受取希望額データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額に達しているか否かを判断し、達していない場合に、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の銘柄毎の保有数量、前記受取希望額データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額、および前記時価情報取得処理手段により取得した前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の時価単価、並びに前記売却数量決定要素記憶手段に記憶された前記目的関数の演算構成要素または前記各支払時期到来顧客の個別の取決めの演算構成要素を用いて、前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却代金の合計額が、前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額から前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額を減じた金額と同額または略同額になるように、前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の売却数量を算出する処理を行い、
前記支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量を前記各支払時期到来顧客毎に支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段に記憶させ、
支払時期到来顧客抽出時売却数量集計処理手段が、前記支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段により算出した前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量を、複数の支払時期到来顧客分について銘柄毎に集計する処理を行い、
支払時期到来顧客発注情報作成処理手段が、前記支払時期到来顧客抽出時売却数量集計処理手段による集計処理で得られた集合売却数量および前記銘柄識別情報を含む前記複数の支払時期到来顧客分をまとめた売り注文の発注情報を作成する処理を行い、
支払時期到来顧客発注処理手段が、前記支払時期到来顧客発注情報作成処理手段により作成した前記発注情報を、証券取引所システムまたはその他の証券取引実行システムへ通信回線を介して送信するとともに、前記発注情報に基づき前記証券取引実行システムで前記複数の支払時期到来顧客分をまとめて売却された有価証券の集合売却数量、売却単価、および前記銘柄識別情報を含む約定情報を、前記証券取引実行システムから通信回線を介して受信する処理を行い、
支払時期到来顧客抽出時換金額算出処理手段が、(iv)前記支払時期到来顧客発注処理手段により受信した前記複数の支払時期到来顧客分をまとめた前記約定情報に含まれる前記売却単価および前記支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量を用いて、売却された前記各支払時期到来顧客についての前記各銘柄の売却代金の合計額を前記各支払時期到来顧客毎に算出するとともに、(v)前記約定情報に含まれる前記集合売却数量および前記売却単価を用いて、前記複数の支払時期到来顧客分をまとめて売却された前記各銘柄毎の集合売却代金を算出し、この集合売却代金に応じて定まる前記各銘柄についての集合委託手数料を、前記支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量に比例させて銘柄毎に前記複数の支払時期到来顧客で按分し、按分して得られた前記各銘柄についての委託手数料の合計額を含む諸費用を前記各支払時期到来顧客毎に算出するか、または(vi)前記各支払時期到来顧客についての前記各銘柄の売却代金またはその合計額を用いて、委託手数料を含む諸費用を前記各支払時期到来顧客毎に算出し、(iv)で算出した前記各銘柄の売却代金の合計額から(v)または(vi)で算出した前記諸費用を減じることによって、前記各支払時期到来顧客の支払時期到来顧客抽出時換金額を算出する処理を行い、
支払時期到来顧客抽出時累積換金額更新処理手段が、前記支払時期到来顧客抽出時換金額算出処理手段により算出された前記各支払時期到来顧客の支払時期到来顧客抽出時換金額を、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額に加算し、加算後の当月の累積換金額を前記累積換金額記憶手段に上書保存することによって、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額を更新する処理を行い、
支払処理手段が、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額または前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額に相当する金銭振込情報を、他の金融機関の預金口座システムに通信回線を介して送信することによって、前記他の金融機関に開設された前記各支払時期到来顧客の預金口座への振り込みを行うか、または前記証券会社に設けられた口座データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の現金残高に、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額または前記各支払時期到来顧客の当月の受取希望額を加算することによって、前記口座データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の現金残高の更新を行うとともに、前記累積換金額記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の当月の累積換金額をゼロにして初期化する処理を行い、
支払時期到来顧客証券保有数量更新処理手段が、前記支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量を、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量から減算し、減算後の各銘柄の保有数量を前記証券保有数量データベースに上書保存することによって、前記証券保有数量データベースに記憶された前記各支払時期到来顧客の保有する有価証券の各銘柄の保有数量を更新するとともに、前記支払時期到来顧客抽出時売却数量記憶手段に記憶された前記各支払時期到来顧客の前記各銘柄の売却数量をゼロにして初期化する処理を行い、
前記売却時期到来銘柄抽出時売却数量算出処理手段および前記支払時期到来顧客抽出時売却数量算出処理手段による処理を行う際には、
前記目的関数の演算構成要素を用いて、過去の収益率を使ってリスクを推定するヒストリカル・リスクモデル、収益率だけでなく財務データを含む企業のファンダメンタルズを考慮してリスクを推定するファンダメンタル・リスクモデル、若しくはその他のリスクモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくは、株価指数、業種指数、個別銘柄のリターン、若しくはファクターリターンを予測するリターンモデル、若しくはその他のリターンモデルを搭載したポートフォリオ分析ツール、若しくはその他のポートフォリオ分析ツールを用いた各銘柄の売却数量の決定処理を行うか、
または、前記各顧客毎の個別の取決めの演算構成要素を用いて個別の取決めに従って各銘柄の売却数量の決定処理を行う
ことを特徴とする有価証券売却方法。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の有価証券売却システムとして、コンピュータを機能させるためのプログラム。
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