以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1には、本実施形態の手数料管理システム10の全体構成が示されている。図2には、特定銘柄記憶手段61の構成が示され、図3には、特定銘柄集計結果記憶手段62の構成が示されている。また、図4には、標準手数料テーブル記憶手段63の構成が示され、図5には、手数料変換テーブル記憶手段64の構成が示され、図6には、登録料記憶手段65の構成が示されている。さらに、図7には、関連登録集計結果記憶手段66の構成が示され、図8には、無期限登録銘柄記憶手段67の構成が示され、図9には、無期限登録銘柄集計結果記憶手段68の構成が示されている。また、図10には、指値記憶手段70の構成が示され、図11には、指順位記憶手段71の構成が示され、図12には、売買履歴記憶手段72の構成が示されてる。そして、図13には、特定銘柄の登録および売買取引時の処理の流れがフローチャートで示され、図14には、夜間バッチ等による定期的な処理の流れがフローチャートで示され、図15には、指値・指順位による特定銘柄の登録、入替、登録抹消の処理の流れがフローチャートで示され、図16には、シミュレーション処理の流れがフローチャートで示されている。また、図17には、特定銘柄の登録画面の一例が示され、図18には、各種情報の表示画面の一例が示され、図19には、グラフソートの説明図が示され、図20には、指値や指順位による特定銘柄の登録画面の一例が示され、図21には、シミュレーション画面の一例が示されている。
図1において、手数料管理システム10は、委託手数料(顧客が売買取引を委託した金融機関に支払う料金)および登録料(特定銘柄の登録や入替を行うための料金)の算出や表示等の各種処理を行う手数料管理サーバ20と、この手数料管理サーバ20にネットワーク1を介して接続された顧客端末装置80とを備えて構成されている。また、手数料管理サーバ20には、専用線2を介して売買取引システム90が接続され、売買取引システム90には、専用線3を介して証券取引所システム等の市場システム91が接続されている。さらに、手数料管理サーバ20には、ネットワーク1を介して時価情報提供システム92およびその他の金融情報提供システム93が接続されている。なお、売買取引システム90は、ネットワーク1を介して顧客端末装置80にも接続され、オンライントレーダである顧客からの注文データを受信することができるようになっている。
ネットワーク1は、例えば、LAN、MAN、WAN、インターネット、イントラネット、エクストラネット、あるいはこれらの組合せ等、様々な形態のものが含まれ、有線であるか無線であるか、さらには有線および無線の混在型であるかは問わず、要するに、複数地点(距離の長短は問わない。)間で、ある程度の速度をもって情報を伝送することができるものであればよい。
なお、手数料管理サーバ20と売買取引システム90との接続、売買取引システム90と市場システム91との接続は、専用線2,3とされているが、ネットワーク1でもよい。また、手数料管理サーバ20と時価情報提供システム92およびその他の金融情報提供システム93との接続は、ネットワーク1とされているが、専用線でもよい。
手数料管理サーバ20は、各種処理を実行する処理手段30と、各種情報を記憶する記憶手段60とを備えている。
処理手段30は、特定銘柄登録受付処理手段31と、売買取引データ受信処理手段32と、特定銘柄当否判断処理手段33と、適用委託手数料算出処理手段34と、適用登録料算出処理手段35と、特定銘柄集計処理手段36と、手数料更新処理手段37と、登録料更新処理手段38と、料金データ表示処理手段39と、登録データ集計結果表示処理手段40と、関連登録集計処理手段41と、閾値到達判断処理手段42と、無期限登録銘柄当否判断処理手段43と、無期限登録銘柄集計処理手段44と、特定銘柄インデックス作成処理手段45と、特定銘柄インデックス提供処理手段46と、指値入力受付処理手段47と、指順位入力受付処理手段48と、条件当否判断処理手段49と、条件付登録実行処理手段50と、シミュレーション条件入力受付処理手段51と、シミュレーション処理手段52と、シミュレーション結果表示処理手段53とを含んで構成されている。
記憶手段60は、特定銘柄記憶手段61と、特定銘柄集計結果記憶手段62と、標準手数料テーブル記憶手段63と、手数料変換テーブル記憶手段64と、登録料記憶手段65と、関連登録集計結果記憶手段66と、無期限登録銘柄記憶手段67と、無期限登録銘柄集計結果記憶手段68と、特定銘柄インデックス記憶手段69と、指値記憶手段70と、指順位記憶手段71と、売買履歴記憶手段72とを含んで構成されている。
特定銘柄登録受付処理手段31は、委託手数料が割引または無料(本実施形態では、一例として、割引のみとする。)となる特定銘柄(Love銘柄)として、1人の顧客につき、少なくとも1銘柄(本実施形態では、一例として、5銘柄までとする。)の登録のための入力を受け付ける処理を行うものである。具体的には、特定銘柄登録受付処理手段31は、顧客端末装置80からの顧客の要求に応じて、ネットワーク1を介して特定銘柄登録画面100(図17参照)の表示用データを顧客端末装置80へ送信するとともに、特定銘柄登録画面100を用いて顧客により入力されて顧客端末装置80からネットワーク1を介して送信されてくる登録対象の特定銘柄の情報(顧客識別情報、特定銘柄識別情報、登録期間データ)を受信し、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶させる。この際、特定銘柄登録受付処理手段31は、登録日と、登録日および登録期間データにより求めた有効期限日とについても特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶させる。
売買取引データ受信処理手段32は、金融商品または為替の売買取引を行う売買取引システム90から、成立した売買取引についての売買取引データ(売買銘柄を識別するための売買銘柄識別情報、売買代金データ、および顧客識別情報を含む。)を専用線2を介して受信し、受信した売買銘柄識別情報、売買代金データ、および売買日付データを顧客識別情報と対応させて売買履歴記憶手段72(図12参照)に記憶させる処理を行うものである。なお、売買取引システム90と手数料管理サーバ20とは、物理的に共通のコンピュータにより構成されていてもよく、その場合には、売買取引データ受信処理手段32による受信処理は、コンピュータ内でのバス等を介したデータの受け渡し処理となる。
特定銘柄当否判断処理手段33は、売買取引データ受信処理手段32により受信した顧客識別情報(売買取引を委託した顧客についての顧客識別情報)に関連付けられて特定銘柄記憶手段61に記憶されている当該顧客の特定銘柄識別情報の中に、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買銘柄識別情報と一致する特定銘柄識別情報が含まれるか否かを判断することによって、売買銘柄が当該顧客の特定銘柄(Love銘柄)であるか否かを判断する処理を行うものである。
また、特定銘柄当否判断処理手段33は、売買銘柄が当該顧客の特定銘柄であると判断した場合には、当該顧客の顧客識別情報および当該特定銘柄の特定銘柄識別情報に関連付けられて特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶されている売買代金累計金額データに、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買代金データを加算し、加算して得られた新たな売買代金累計金額データを、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶させることにより売買代金累計金額を更新する処理も行う。
適用委託手数料算出処理手段34は、特定銘柄当否判断処理手段33および無期限登録銘柄当否判断処理手段43による判断結果に従って、売買取引を委託した顧客に課する適用委託手数料を求め、求めた適用委託手数料データを顧客識別情報、売買銘柄識別情報、売買代金データ、売買日付データと対応させて売買履歴記憶手段72(図12参照)に記憶させる処理を行うものである。
具体的には、適用委託手数料算出処理手段34は、特定銘柄当否判断処理手段33により売買銘柄が特定銘柄(Love銘柄)であると判断された場合、または無期限登録銘柄当否判断処理手段43により売買銘柄が無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)であると判断された場合には、先ず、標準手数料テーブル記憶手段63(図4参照)に記憶された標準手数料テーブル(売買代金と、割引のない通常の委託手数料との対応関係を定めるテーブル)を用いて、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買代金データから通常の委託手数料を求める。例えば、売買代金が150万円であれば、通常の委託手数料は、150万円×0.92400%+2,835円=16,695円となる。次に、適用委託手数料算出処理手段34は、手数料変換テーブル記憶手段64(図5参照)に記憶された手数料変換テーブル(割引のない通常の委託手数料と、割引後の委託手数料との対応関係を定めるテーブル)を用いて、求めた通常の委託手数料から割引後の委託手数料を求め、求めた割引後の委託手数料を適用委託手数料とする。例えば、通常の委託手数料が16,695円であり、売買銘柄が銘柄Cであれば(売買取引データ受信処理手段32により受信した売買銘柄識別情報と一致した特定銘柄識別情報が、銘柄Cについての特定銘柄識別情報である銘柄コードCCCCであれば)、割引後の委託手数料は、16,695円×{1−5.74%(最新の比率)}=15,736円となり、これを適用委託手数料とする。
一方、適用委託手数料算出処理手段34は、特定銘柄当否判断処理手段33により売買銘柄が特定銘柄(Love銘柄)でないと判断され、かつ、無期限登録銘柄当否判断処理手段43により売買銘柄が無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)でないと判断された場合には、標準手数料テーブル記憶手段63に記憶された標準手数料テーブルを用いて、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買代金データから通常の委託手数料を求め、求めた通常の委託手数料を適用委託手数料とする。
適用登録料算出処理手段35は、特定銘柄(Love銘柄)の登録や入替を行う顧客に課する適用登録料を求める処理を行うものである。具体的には、適用登録料算出処理手段35は、特定銘柄登録受付処理手段31により受信した登録対象の特定銘柄についての特定銘柄識別情報から、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された最新の登録料を用いて当該顧客への適用登録料を算出し、顧客識別情報および特定銘柄識別情報に対応させて特定銘柄記憶手段61に記憶させる。なお、特定銘柄記憶手段61に記憶された適用登録料は、後に精算処理に用いられる。
また、適用登録料算出処理手段35は、本実施形態では、登録する特定銘柄(Love銘柄)の数が多い程、登録料が割安になるように算出される。例えば、適用登録料算出処理手段35は、特定銘柄記憶手段61に記憶された当該顧客の特定銘柄識別情報を参照して当該顧客がその時点で登録している特定銘柄の数を算出し、当該顧客の特定銘柄の登録数がゼロである場合には、その時点で登録する特定銘柄は、1つ目の特定銘柄として捉え、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された登録対象の特定銘柄についての最新の登録料(1銘柄の場合)のままの料金を適用登録料とする。例えば、登録対象の特定銘柄が銘柄Cであれば、574円(最新の登録料)が適用登録料となる。また、当該顧客の特定銘柄の登録数が1つである場合には、その時点で登録する特定銘柄は、2つ目の特定銘柄として捉え、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された登録対象の特定銘柄についての最新の登録料(1銘柄の場合)に例えば0.8を乗じた金額を適用登録料とする。例えば、登録対象の特定銘柄が銘柄Cであれば、574円(最新の登録料)×0.8=459円が適用登録料となる。同様に、3つ目、4つ目、5つ目の特定銘柄には、1銘柄の場合の最新の登録料に、例えば、0.7、0.6、0.5をそれぞれ乗じた金額を適用登録料とする。例えば、登録対象の特定銘柄が銘柄Cであれば、3銘柄目の場合には、574円(最新の登録料)×0.7=401円、4銘柄目の場合には、574円(最新の登録料)×0.6=344円、5銘柄目の場合には、574円(最新の登録料)×0.5=287円を適用登録料とする。
さらに、当該顧客の特定銘柄の登録数がゼロである場合に、その時点で登録する特定銘柄が2銘柄あるときには、それらは、1つ目および2つ目の特定銘柄として捉え、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された1銘柄の場合の登録料の例えば1.8倍(1+0.8=1.8)の金額になるように適用登録料を算出する。例えば、登録対象の特定銘柄が銘柄Cおよび銘柄Eの2銘柄であれば、銘柄C、銘柄Eのそれぞれの1銘柄の場合の登録料を平均化してから1.8を乗じ、(574円+521円)÷2×1.8=985円を適用登録料とする。この適用登録料の985円は、それぞれの1銘柄の場合の登録料を単純に合計した金額、574円+521円=1,095円よりも割安になっている。また、当該顧客の特定銘柄の登録数がゼロである場合に、その時点で登録する特定銘柄が3銘柄あるときには、それらは、1つ目、2つ目、および3つ目の特定銘柄として捉え、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された1銘柄の場合の登録料の例えば2.5倍(1+0.8+0.7=2.5)の金額になるように適用登録料を算出する。例えば、登録対象の特定銘柄が銘柄C、銘柄E、および銘柄Fの3銘柄であれば、銘柄C、銘柄E、銘柄Fのそれぞれの1銘柄の場合の登録料を平均化してから2.5を乗じ、(574円+521円+581円)÷3×2.5=1,396円を適用登録料とする。この適用登録料の1,396円は、それぞれの1銘柄の場合の登録料を単純に合計した金額、574円+521円+581円=1,676円よりも割安になっている。同様に、当該顧客の特定銘柄の登録数がゼロである場合に、その時点で登録する特定銘柄が4銘柄あるときには、1銘柄の場合の登録料の例えば3.1倍(1+0.8+0.7+0.6=3.1)の金額になるように適用登録料を算出し、5銘柄あるときには、1銘柄の場合の登録料の例えば3.6倍(1+0.8+0.7+0.6+0.5=3.6)の金額になるように適用登録料を算出する。
また、当該顧客の特定銘柄の登録数が1つである場合に、その時点で登録する特定銘柄が2銘柄あるときには、それらは、2つ目および3つ目の特定銘柄として捉え、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された1銘柄の場合の登録料の例えば1.5倍(0.8+0.7=1.5)の金額になるように適用登録料を算出する。例えば、登録対象の特定銘柄が銘柄Cおよび銘柄Eの2銘柄であれば、銘柄C、銘柄Eのそれぞれの1銘柄の場合の登録料を平均化してから1.5を乗じ、(574円+521円)÷2×1.5=821円を適用登録料とする。この適用登録料の821円は、それぞれの1銘柄の場合の登録料を単純に合計した金額、574円+521円=1,095円よりも割安になっており、かつ、1つ目および2つ目の特定銘柄を2銘柄同時に登録する場合の(574円+521円)÷2×1.8=985円よりも割安になっている。また、当該顧客の特定銘柄の登録数が1つである場合に、その時点で登録する特定銘柄が3銘柄あるときには、それらは、2つ目、3つ目、および4つ目の特定銘柄として捉え、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された1銘柄の場合の登録料の例えば2.1倍(0.8+0.7+0.6=2.1)の金額になるように適用登録料を算出する。例えば、登録対象の特定銘柄が銘柄C、銘柄E、および銘柄Fの3銘柄であれば、銘柄C、銘柄E、銘柄Fのそれぞれの1銘柄の場合の登録料を平均化してから2.1を乗じ、(574円+521円+581円)÷3×2.1=1,173円を適用登録料とする。この適用登録料の1,173円は、それぞれの1銘柄の場合の登録料を単純に合計した金額、574円+521円+581円=1,676円よりも割安になっており、かつ、1つ目、2つ目、および3つ目の特定銘柄を3銘柄同時に登録する場合の(574円+521円+581円)÷3×2.5=1,396円よりも割安になっている。同様に、2銘柄目は0.8、3銘柄目は0.7、4銘柄目は0.6、5銘柄目は0.5として乗じる係数を決定する。例えば、当該顧客の特定銘柄の登録数が3つである場合に、その時点で登録する特定銘柄が2銘柄あるときには、それらは、4つ目および5つ目の特定銘柄として捉え、0.6+0.5=1.1を乗じる。
なお、本実施形態では、最大5銘柄の登録としているので、特定銘柄の入替を無料にすると、特定銘柄の登録数の上限を設定している意味が形骸化するため、特定銘柄の入替は、有料(本実施形態の場合は、登録料と同額)とする。すなわち、特定銘柄の入替は、特定銘柄の登録(有料)および登録抹消(無料)を同時に行うものとして料金を算出する。また、本実施形態では、継続登録する場合と、新規に登録する場合とで料金に差を設けないが、例えば、継続登録する場合を割安にする等して差を設けるようにしてもよい。
特定銘柄集計処理手段36は、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された特定銘柄識別情報の登録数を特定銘柄毎に集計し、集計して得られた特定銘柄毎の登録数データを特定銘柄識別情報と関連付けて特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶させる処理を行うものである。また、特定銘柄集計処理手段36は、各特定銘柄について、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された連続登録回数若しくは継続登録期間の一定回数若しくは一定期間に対する到達度、または特定銘柄記憶手段61に記憶された売買代金累計金額データの一定金額に対する到達度(本実施形態では、一例として、継続登録期間)を、複数段階(本実施形態では、一例として、殿堂入りまで残り2年以上の段階と、殿堂入りまで残り1年以上、2年未満の段階と、殿堂入りまで残り1年未満の段階との合計3段階)に分割し、各段階毎の登録数を集計し、集計して得られた各特定銘柄についての各段階毎の登録数データを、特定銘柄識別情報と関連付けて特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶させる処理も行う。
手数料更新処理手段37は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄毎の登録数データを用いて、委託手数料について特定銘柄毎の登録数に応じて特定銘柄毎に異なる割引に関する比率データおよび/または金額データ(本実施形態では、一例として、割引率データとする。)を算出決定し、算出決定した各特定銘柄の割引に関する比率データおよび/または金額データを、特定銘柄識別情報に関連付けて手数料変換テーブルの構成データとして手数料変換テーブル記憶手段64(図5参照)に記憶させる処理を行うものである。具体的には、委託手数料の割引率をW%とし、各特定銘柄毎の登録数をN人とし、顧客総数をS人とすると、例えば、W=5%×{1+(N/S)}という関係式により割引率を算出する。例えば、銘柄Aの登録数を、N=2,313人(図3参照)、顧客総数をS=8,563人とすると、銘柄Aの割引率は、W=5%×{1+(2,313人/8,563人)}=6.35%となる。なお、この関係式では、登録数が多くなる程、委託手数料の割引率が大きくなる(つまり、委託手数料が安くなる)設定であるが、逆の設定となる関係式としてもよく、登録料との兼ね合い等から、目的に応じて適宜、関係式を定めておけばよい。
登録料更新処理手段38は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄毎の登録数データを用いて、特定銘柄の登録または入替を行う顧客が金融機関に支払う登録料について特定銘柄毎の登録数に応じて特定銘柄毎に異なる登録料を算出決定し、算出決定した各特定銘柄の登録料データを、特定銘柄識別情報に関連付けて登録料記憶手段65(図6参照)に記憶させる処理を行うものである。具体的には、1銘柄の場合の登録料をR円とし、各特定銘柄毎の登録数をN人とし、顧客総数をS人とすると、例えば、R=500円×{1+(N/S)}という関係式により登録料を算出する。例えば、銘柄Aの登録数を、N=2,313人(図3参照)、顧客総数をS=8,563人とすると、銘柄Aの登録料(1銘柄の場合)は、W=500円×{1+(2,313人/8,563人)}=635円となる。なお、この関係式では、登録数が多くなる程、登録料が高くなる設定であるが、逆の設定となる関係式としてもよく、委託手数料の割引率との兼ね合い等から、目的に応じて適宜、関係式を定めておけばよい。
料金データ表示処理手段39は、手数料更新処理手段37により更新されて手数料変換テーブル記憶手段64(図5参照)に記憶された各特定銘柄の割引に関する比率データおよび/または金額データ(本実施形態では、割引率データとする。)を用いて、顧客端末装置80の画面上に特定銘柄毎の割引率および/または割引額(本実施形態では、割引率とする。図18参照。)をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、数値表示とする。図18参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する処理を行うものである。また、料金データ表示処理手段39は、登録料更新処理手段38により更新されて登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された各特定銘柄の登録料データを用いて、顧客端末装置80の画面上に特定銘柄毎の登録料をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、数値表示とする。図18参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する処理を行うものである。
登録データ集計結果表示処理手段40は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄(Love銘柄)毎の登録数データを用いて、顧客端末装置80の画面上に特定銘柄毎の登録数をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、一例として、棒グラフ表示および数値表示とする。図18、図19参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する処理を行うものである。また、登録データ集計結果表示処理手段40は、無期限登録銘柄集計結果記憶手段68(図9参照)に記憶された無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)毎の登録数データを用いて、顧客端末装置80の画面上に無期限登録銘柄毎の登録数をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、一例として、棒グラフ表示および数値表示とする。図18、図19参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する処理を行うものである。
さらに、登録データ集計結果表示処理手段40は、本実施形態では、特定銘柄(Love銘柄)毎の登録数および無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)毎の登録数の双方を棒グラフで表示し、かつ、これらの特定銘柄の登録数の棒グラフと無期限登録銘柄の登録数の棒グラフとを、同一銘柄について連結した連結棒グラフとする処理を行う。この際、登録データ集計結果表示処理手段40は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された各特定銘柄についての到達度に関する各段階毎の登録数データ(本実施形態では、殿堂入りまで残り2年以上の登録数データと、殿堂入りまで残り1年以上、2年未満の登録数データと、殿堂入りまで残り1年未満の登録数データとの3段階の登録数データ)を用いて、連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分を分割して当該特定銘柄についての到達度に関する各段階毎の登録数を示す部分を表示し、かつ、到達度が高い段階の登録数を示す部分ほど連結棒グラフ中の無期限登録銘柄の登録数を示す部分寄りに配置する。すなわち、連結棒グラフ中で、「殿堂入りまで残り2年以上の登録数を示す部分(特定銘柄の登録数を示す部分のうち、到達度が低い段階の登録数を示す部分)」、「殿堂入りまで残り1年以上、2年未満の登録数を示す部分(特定銘柄の登録数を示す部分のうち、到達度が中間段階の登録数を示す部分)」、「殿堂入りまで残り1年未満の登録数を示す部分(特定銘柄の登録数を示す部分のうち、到達度が高い段階の登録数を示す部分)」、「無期限登録銘柄の登録数を示す部分」の順に配置する(図18、図19参照)。
そして、登録データ集計結果表示処理手段40は、本実施形態では、顧客端末装置80を操作する顧客の要求に応じ、特定銘柄の登録数の多い順に連結棒グラフを並べる特定銘柄基準ソート処理、無期限登録銘柄の登録数の多い順に連結棒グラフを並べる無期限登録銘柄基準ソート処理、および特定銘柄の登録数と無期限登録銘柄の登録数との合計数の多い順に連結棒グラフを並べる合計基準ソート処理を行う。この際、特定銘柄基準ソート処理および無期限登録銘柄基準ソート処理は、連結棒グラフ中の「特定銘柄の登録数を示す部分」と「無期限登録銘柄の登録数を示す部分」との境界線を、全ての銘柄につき一直線上に配置する処理であり(図18、図19参照)、合計基準ソート処理は、連結棒グラフのいずれか一方の端部(本実施形態では、下端部とする。)を、全ての銘柄につき一直線上に配置する処理である(図19参照)。
また、登録データ集計結果表示処理手段40は、到達度に関する各段階毎の登録数を示す部分どうしの境界線のうち、顧客端末装置80を操作する顧客により選択された任意の1つの境界線よりも到達度が低い段階の登録数の合計数の多い順に連結棒グラフを並べる到達度基準ソート処理を行う。具体的には、「殿堂入りまで残り2年以上の登録数を示す部分(特定銘柄の登録数を示す部分のうち、到達度が低い段階の登録数を示す部分)」を(α)部分とし、「殿堂入りまで残り1年以上、2年未満の登録数を示す部分(特定銘柄の登録数を示す部分のうち、到達度が中間段階の登録数を示す部分)」を(β)部分とし、「殿堂入りまで残り1年未満の登録数を示す部分(特定銘柄の登録数を示す部分のうち、到達度が高い段階の登録数を示す部分)」を(γ)部分とすると、顧客が(α)部分と(β)部分との境界線を選択した場合には、(α)部分の登録数の多い順に連結棒グラフを並べ、顧客が(β)部分と(γ)部分との境界線を選択した場合には、(α)部分および(β)部分の登録数の合計数の多い順に連結棒グラフを並べる。この際、到達度基準ソート処理は、顧客により選択された境界線を、全ての銘柄につき一直線上に配置する処理である(図19参照)。
なお、登録データ集計結果表示処理手段40による各種のソート処理は、本実施形態では、顧客端末装置80と手数料管理サーバ20との通信を介して実現される。すなわち、顧客端末装置80からの顧客のソート要求信号をネットワーク1を介して手数料管理サーバ20へ送信し、手数料管理サーバ20でソート要求信号に従ってソート処理を実行し、ソート後の表示用データを手数料管理サーバ20からネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信し、顧客端末装置80の画面上でソート後の表示が行われるようになっている。但し、顧客端末装置80でソート処理を行う構成としてもよく、その場合には、顧客端末装置80に、本発明の登録データ集計結果表示処理手段の機能の一部(ソート処理を行う部分)を構成するプログラムを搭載しておけばよい。
さらに、登録データ集計結果表示処理手段40は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄毎の登録数データを用いて表示された各特定銘柄の最新の登録数と対応させて、特定銘柄集計結果記憶手段62に記憶された過去の登録数データおよび/または過去の順位データ(本実施形態では、一例として、過去の登録数データとする。)を用いて、顧客端末装置80の画面上に各特定銘柄のそれぞれについて過去の登録数および/または過去の順位(本実施形態では、過去の登録数)の変遷をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、数値表示とする。図18参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する処理を行う。
そして、登録データ集計結果表示処理手段40は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄毎の登録数データを用いて表示された各特定銘柄の登録数と対応させて、関連登録集計結果記憶手段66(図7参照)に記憶された他の特定銘柄についての特定銘柄毎の登録数データを用いて、各特定銘柄のそれぞれについて他の特定銘柄についての特定銘柄毎の登録数をグラフ表示および/または数値表示(本実施形態では、数値表示とする。図18参照。)するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する処理を行う。
関連登録集計処理手段41は、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された各特定銘柄識別情報のそれぞれを、着目する特定銘柄についての特定銘柄識別情報としたとき、この着目する特定銘柄についての特定銘柄識別情報と関連付けられている顧客識別情報を抽出し、抽出した顧客識別情報と関連付けられている他の特定銘柄についての特定銘柄識別情報の登録数を特定銘柄毎に集計し、集計して得られた他の特定銘柄についての特定銘柄毎の登録数データを、着目する特定銘柄についての特定銘柄識別情報と関連付けて関連登録集計結果記憶手段66(図7参照)に記憶させる処理を行うものである。すなわち、ある任意の特定銘柄を登録している顧客は、他にどのような銘柄を特定銘柄として登録しているのかを集計する。例えば、着目する特定銘柄を銘柄Aとすれば、銘柄Aについての特定銘柄識別情報AAAAをキーとして、銘柄Aを登録している顧客についての顧客識別情報を抽出する。図2の例では、顧客Xについての顧客識別情報XXXX、顧客Yについての顧客識別情報YYYYは抽出されるが、顧客Zは、銘柄Aを登録していないので、顧客Zについての顧客識別情報ZZZZは抽出されない。先ず、抽出された顧客識別情報XXXXに関連付けられて、銘柄A以外には、銘柄B、C、E、Gが登録されているので、これらの特定銘柄識別情報BBBB、CCCC、EEEE、GGGGに対応する登録数のカウンタメモリを1とする。次に、抽出された顧客識別情報YYYYに関連付けられて、銘柄A以外には、銘柄B、Dが登録されているので、特定銘柄識別情報BBBBに対応する登録数のカウンタメモリに1を加算して2とし、特定銘柄識別情報DDDDに対応する登録数のカウンタメモリを1とする。同様に、抽出された他の顧客識別情報についても、銘柄A以外の銘柄についての特定銘柄識別情報が登録されていた場合には、それらに対応する登録数のカウンタメモリに1を加算していく。全ての顧客識別情報について、以上の処理を行うと、銘柄Aを登録している顧客が、他に登録している特定銘柄の登録数をカウントすることができる。同様の処理を銘柄A以外の特定銘柄についても繰り返す。
閾値到達判断処理手段42は、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された連続登録回数が一定回数以上または継続登録期間が一定期間以上になっているか否かを特定銘柄毎に判断し、連続登録回数が一定回数以上または継続登録期間が一定期間以上になっていると判断された特定銘柄(Love銘柄)についての特定銘柄識別情報を無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)を識別する無期限登録銘柄識別情報とし、この無期限登録銘柄識別情報を顧客識別情報と関連付けて無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)に記憶させる処理を行うものである。本実施形態では、一例として、後者の継続登録期間で判断し、継続登録期間が例えば3年以上になっているか否かを判断する。より具体的には、特定銘柄記憶手段61に記憶された有効期限日が到来した特定銘柄について、特定銘柄記憶手段61に記憶された前回登録までの過去の継続登録期間(一旦、登録が途切れた場合は、ゼロからのカウントとなる。)と、有効期限日が到来した最新登録の登録期間とを加算し、加算して得られた期間が3年に達するか否かを判断する。図2の例では、有効期限日の2006年11月12日になった時点で、継続登録期間の30ヶ月(2年6ヶ月)と、登録期間の3ヶ月とを加算して33ヶ月を算出し、この加算値の33ヶ月が3年(36ヶ月)に達するか否かを判断する。また、閾値到達判断処理手段42は、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された売買代金累計金額データが一定金額以上になっているか否かを特定銘柄毎に判断し、売買代金累計金額が一定金額以上になっていると判断された特定銘柄についての特定銘柄識別情報を無期限登録銘柄を識別する無期限登録銘柄識別情報とし、この無期限登録銘柄識別情報を顧客識別情報と関連付けて無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)に記憶させる処理も行う。なお、無期限登録銘柄の登録は、1人の顧客につき、一定の銘柄数(例えば、5銘柄)までしかできない構成としてもよく、この場合には、閾値到達判断処理手段42により無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)への登録条件を満たしていると判断された特定銘柄があったときに、既に無期限登録銘柄の登録数が上限数に達していたときには、顧客に対し、その特定銘柄を新たな無期限登録銘柄として登録し、既に無期限登録銘柄として登録されているいずれかの銘柄(顧客に指定させる。)の登録を抹消するのか、あるいはその特定銘柄は無期限登録銘柄として登録しないのかを選択させるようにしてもよい。
無期限登録銘柄当否判断処理手段43は、売買取引データ受信処理手段32により受信した顧客識別情報に関連付けられて無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)に記憶された無期限登録銘柄識別情報の中に、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買銘柄識別情報と一致する無期限登録銘柄識別情報が含まれるか否かを判断することによって、売買銘柄が売買取引を委託した顧客の無期限登録銘柄であるか否かを判断する処理を行うものである。
無期限登録銘柄集計処理手段44は、無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)に記憶された無期限登録銘柄識別情報の登録数を無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)毎に集計し、集計して得られた無期限登録銘柄毎の登録数データを、無期限登録銘柄識別情報と関連付けて無期限登録銘柄集計結果記憶手段68(図9参照)に記憶させる処理を行うものである。
特定銘柄インデックス作成処理手段45は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄(Love銘柄)毎の登録数データを用いて、登録数の大小が上位所定順位までの特定銘柄(例えば、上位30銘柄、上位50銘柄等)または登録数が一定数以上の特定銘柄(例えば、登録数が300人以上の特定銘柄、登録数が全顧客数の5%相当数以上の特定銘柄等)を抽出し、抽出した特定銘柄の時価単価データおよび/または時価総額データを、特定銘柄識別情報を用いて時価情報提供システム92から取得し、取得した特定銘柄の時価単価データおよび/または時価総額データを用いて特定銘柄の全体的な値動きを指標する特定銘柄インデックスのデータを作成し、作成した特定銘柄インデックスのデータを特定銘柄インデックス記憶手段69に記憶させる処理を行うものである。例えば、上位所定順位までの特定銘柄の時価総額を加算する場合は、図2の例では、銘柄Aの時価総額+銘柄Hの時価総額+銘柄Fの時価総額+…の値が特定銘柄インデックスの値となり、上位所定順位までの特定銘柄の時価単価を加算する場合は、図2の例では、銘柄Aの時価単価+銘柄Hの時価単価+銘柄Fの時価単価+…の値が特定銘柄インデックスの値となり、あるいはこれらの加算値を、基準となる特定日の加算値等の一定値で除して特定銘柄インデックスの値としてもよい。
また、特定銘柄インデックス作成処理手段45は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄毎の登録数データ若しくはこれらの比例数データ、並びに時価情報提供システム92から取得したこれらの特定銘柄の時価単価データおよび/または時価総額データを用いて特定銘柄インデックスのデータを作成する処理を行ってもよい。例えば、特定銘柄の登録数を総顧客数で除した値(本システムに登録している全顧客のうち、当該特定銘柄を登録している顧客の割合)を当該特定銘柄の時価総額に乗じた値を、全ての特定銘柄について加算する場合は、図2の例では、銘柄Aの時価総額×(銘柄Aの登録数2,313人/総顧客数8,563人)+銘柄Bの時価総額×(銘柄Bの登録数682人/総顧客数8,563人)+銘柄Cの時価総額×(銘柄Cの登録数1,269人/総顧客数8,563人)+…の値が特定銘柄インデックスの値となり、特定銘柄の登録数を総顧客数で除した値(本システムに登録している全顧客のうち、当該特定銘柄を登録している顧客の割合)を当該特定銘柄の時価単価に乗じた値を、全ての特定銘柄について加算する場合は、図2の例では、銘柄Aの時価単価×(銘柄Aの登録数2,313人/総顧客数8,563人)+銘柄Bの時価単価×(銘柄Bの登録数682人/総顧客数8,563人)+銘柄Cの時価単価×(銘柄Cの登録数1,269人/総顧客数8,563人)+…の値が特定銘柄インデックスの値となり、あるいはこれらの加算値を、基準となる特定日の加算値等の一定値で除して特定銘柄インデックスの値としてもよい。
特定銘柄インデックス提供処理手段46は、特定銘柄インデックス記憶手段69に記憶された特定銘柄インデックスのデータ(過去の値を含む履歴データでもよい。)を用いて、顧客端末装置80の画面上に特定銘柄インデックスの数値を表示するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する処理を行うものである。また、特定銘柄インデックス提供処理手段46は、例えば有料にて、ネットワーク1を介して時価情報提供システム92またはその他の金融情報提供システム93へ特定銘柄インデックスのデータを送信する処理も行う。
指値入力受付処理手段47は、(i)顧客により指定された銘柄の時価単価が一定金額以上または以下になったときに指定された銘柄を自己の特定銘柄として登録する場合の顧客による登録候補銘柄およびその指値の入力を受け付ける処理、(ii)顧客により指定された自己の特定銘柄の時価単価が一定金額以上または以下になったときに指定された自己の特定銘柄の登録を抹消する場合の顧客による登録抹消候補銘柄およびその指値の入力を受け付ける処理、(iii)顧客により指定された銘柄の時価単価が一定金額以上または以下になったときに指定された銘柄を自己の特定銘柄として登録するとともに、別に指定された自己の特定銘柄の登録を抹消する場合の顧客による登録候補銘柄およびその指値、並びに登録抹消候補銘柄の入力を受け付ける処理、(iv)顧客により指定された自己の特定銘柄の時価単価が一定金額以上または以下になったときに指定された自己の特定銘柄の登録を抹消するとともに、別に指定された銘柄を自己の特定銘柄として登録する場合の顧客による登録抹消候補銘柄およびその指値、並びに登録候補銘柄の入力を受け付ける処理、(v)顧客により指定された銘柄の時価単価が一定金額以上または以下になり、かつ、別に指定された自己の特定銘柄の時価単価が一定金額以上または以下になったときに指定された銘柄を自己の特定銘柄として登録するとともに、別に指定された自己の特定銘柄の登録を抹消する場合の顧客による登録候補銘柄およびその指値、並びに登録抹消候補銘柄およびその指値の入力を受け付ける処理のうちの少なくとも1つの処理を行うものである。本実施形態では、以上の(i)〜(v)の全ての処理を行うことができるようになっている(図20参照)。具体的には、指値入力受付処理手段47は、顧客端末装置80からの顧客の要求信号に応じて、指値による特定銘柄の登録および登録抹消を行う指値・指順位入力画面300(図20参照)の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信するとともに、指値・指順位入力画面300を用いて顧客により入力されて顧客端末装置80から送信されてくる特定銘柄の登録および登録抹消のための入力データ(登録候補銘柄識別情報および/または登録抹消候補銘柄識別情報、並びに登録候補銘柄および/または登録抹消候補銘柄の指値データ)を受信し、指値の入力を行った顧客についての顧客識別情報と関連付けて指値記憶手段70(図10参照)に記憶させる処理を行うものである。
指順位入力受付処理手段48は、(i)顧客により指定された銘柄の登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定された銘柄を自己の特定銘柄として登録する場合の顧客による登録候補銘柄およびその指順位の入力を受け付ける処理、(ii)顧客により指定された自己の特定銘柄の登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定された自己の特定銘柄の登録を抹消する場合の顧客による登録抹消候補銘柄およびその指順位の入力を受け付ける処理、(iii)顧客により指定された銘柄の登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに前記指定された銘柄を自己の特定銘柄として登録するとともに、別に指定された自己の特定銘柄の登録を抹消する場合の顧客による登録候補銘柄およびその指順位、並びに登録抹消候補銘柄の入力を受け付ける処理、(iv)顧客により指定された自己の特定銘柄の登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定された自己の特定銘柄の登録を抹消するとともに、別に指定した銘柄を自己の特定銘柄として登録する場合の顧客による登録抹消候補銘柄およびその指順位、並びに登録候補銘柄の入力を受け付ける処理、(v)顧客により指定された銘柄の登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になり、かつ、別に指定された自己の特定銘柄の登録数の大小の順位が一定順位以上または以下になったときに指定された銘柄を自己の特定銘柄として登録するとともに、別に指定された自己の特定銘柄の登録を抹消する場合の顧客による登録候補銘柄およびその指順位、並びに登録抹消候補銘柄およびその指順位の入力を受け付ける処理のうちの少なくとも1つの処理を行うものである。本実施形態では、以上の(i)〜(v)の全ての処理を行うことができるようになっている(図20参照)。具体的には、指順位入力受付処理手段48は、顧客端末装置80からの顧客の要求信号に応じて、指順位による特定銘柄の登録および登録抹消を行う指値・指順位入力画面300(図20参照)の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信するとともに、指値・指順位入力画面300を用いて顧客により入力されて顧客端末装置80から送信されてくる特定銘柄の登録および登録抹消のための入力データ(登録候補銘柄識別情報および/または登録抹消候補銘柄識別情報、並びに登録候補銘柄および/または登録抹消候補銘柄の指順位データ)を受信し、指順位の入力を行った顧客についての顧客識別情報と関連付けて指順位記憶手段71(図11参照)に記憶させる処理を行うものである。
条件当否判断処理手段49は、時価情報提供システム92から登録候補銘柄および/または登録抹消候補銘柄の時価単価データを取得し、取得した時価単価データと、指値記憶手段70(図10参照)に記憶された指値データとを比較して、時価単価が指値記憶手段70に記憶された指値の条件を満たしているか否かを判断する処理を行うものである。図10の例では、顧客Xは、登録候補銘柄およびその指値として、銘柄Lおよび365円以上を入力指定しているので、時価情報提供システム92から取得した銘柄Lの時価単価が例えば370円であれば、指値の条件を満たしていると判断する。また、条件当否判断処理手段49は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄毎の登録数データを用いて算出された各特定銘柄の順位データと、指順位記憶手段71(図11参照)に記憶された指順位データとを比較して、登録候補銘柄および/または登録抹消候補銘柄の順位データが指順位記憶手段71に記憶された指順位の条件を満たしているか否かを判断する処理も行う。図11の例では、顧客Zは、登録候補銘柄およびその指順位として、銘柄Dおよび12位以上(以内)を入力指定し、かつ、登録抹消候補銘柄およびその指順位として、銘柄Gおよび7位以下を入力指定しているので、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄Dが例えば11位で、かつ、特定銘柄Gが例えば9位になったとすれば、指順位の条件を満たしていると判断する。
条件付登録実行処理手段50は、条件当否判断手段49による処理で指値の条件や指順位の条件を満たしていると判断された場合に、特定銘柄記憶手段61(図2参照)への特定銘柄識別情報の追加および/または削除を行うことによって、前記(i)〜(v)の場合に相当する特定銘柄の登録および/または登録抹消の処理を行うものである。
シミュレーション条件入力受付処理手段51は、ネットワーク1を介して接続された顧客端末装置80からの顧客によるシミュレーション用の仮想特定銘柄およびシミュレーション対象期間の入力を受け付ける処理を行うものである。具体的には、シミュレーション条件入力受付処理手段51は、顧客端末装置80からの顧客の要求信号に応じて、シミュレーション画面400(図21参照)の表示用データをネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信するとともに、シミュレーション画面400を用いて顧客により入力されて顧客端末装置80からネットワーク1を介して送信されてくる入力データ(仮想特定銘柄識別情報およびシミュレーション対象期間データ、並びに顧客識別情報)を受信する処理を行う。
シミュレーション処理手段52は、売買履歴記憶手段72(図12参照)に記憶された過去の売買取引の売買銘柄識別情報および売買日付データ、並びに顧客識別情報を用いて、売買履歴記憶手段72に記憶された過去の売買取引の売買代金データの中から、シミュレーション条件入力受付処理手段51により受け付けたシミュレーション対象期間内に仮想特定銘柄について行われた当該顧客の過去の売買取引の売買代金データを抽出し、抽出した売買代金データを用いて、仮想適用委託手数料データまたはその合計金額データを算出する処理を行うものである。すなわち、売買代金データの抽出処理では、シミュレーションを行った当該顧客についての顧客識別情報と売買履歴記憶手段72(図12参照)に記憶された顧客識別情報とが一致し、かつ、シミュレーション条件入力受付処理手段51により受け付けた仮想特定銘柄識別情報と売買履歴記憶手段72に記憶された売買銘柄識別情報とが一致し、かつ、売買履歴記憶手段72に記憶された売買日付データがシミュレーション条件入力受付処理手段51により受け付けたシミュレーション対象期間データ内である場合に、それらに対応する売買代金データを抽出する。また、抽出した売買代金データから仮想適用委託手数料データを算出するにあたり、手数料変換テーブル記憶手段64(図5参照)に記憶された手数料変換テーブルの割引率データを用いる際には、シミュレーション条件入力受付処理手段51により受け付けた仮想特定銘柄についての仮想特定銘柄識別情報と一致する特定銘柄識別情報と関連付けられて記憶された割引率データのうち、売買履歴記憶手段72(図12参照)に記憶された売買日付データの時点に対応する割引率データ(つまり、最新の割引率データではなく、過去の時点の割引率データ)を用いる。この処理は、過去に行われた売買取引が仮に特定銘柄として登録されていた銘柄の売買取引であったと仮定した場合に適用委託手数料がどのように変わるかを確認するために行われるので、処理に用いられる割引料データがいつの時点の割引料データであるかの相違点を除き、適用委託手数料算出処理手段34によって行われる売買銘柄が特定銘柄である場合の適用委託手数料の算出処理と同様な処理である。
また、シミュレーション処理手段52は、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された登録料データ(シミュレーション条件入力受付処理手段51により受け付けた仮想特定銘柄についての仮想特定銘柄識別情報と一致する特定銘柄識別情報と関連付けられて記憶された登録料データのうち、シミュレーション対象期間の開始時点またはシミュレーション対象期間中の仮想更新登録の時点に対応する登録料データ)を用いて、仮想適用登録料データまたはその合計金額データ(複数銘柄の合計、新規と更新の合計)を算出する処理も行う。この処理は、処理に用いられる登録料データがいつの時点の登録料データであるかの相違点を除き、適用登録料算出処理手段35によって行われる適用登録料の算出処理と同様な処理である。なお、本実施形態では、シミュレーション対象期間における仮想特定銘柄の登録期間は、最長の登録期間(本実施形態では、1年間)であるものと仮定し、シミュレーション対象期間の長さが、最長の登録期間の長さを超える場合には、シミュレーション対象期間中は、継続登録(更新登録)が行われるものと仮定して仮想適用登録料を算出する。
シミュレーション結果表示処理手段53は、シミュレーション処理手段52により算出された仮想適用委託手数料データまたはその合計金額データを用いて顧客端末装置80の画面上にシミュレーション結果を表示するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する処理を行うものである。送信するシミュレーション結果の表示用データは、(i)シミュレーション対象期間内に仮想特定銘柄を登録していたと仮定した場合における仮想適用委託手数料若しくはその合計金額を表示するか、(ii)過去の売買取引の適用委託手数料と仮想適用委託手数料との差額若しくはその差額の合計金額(合計金額の差額も同じ額である。)を表示するか、(iii)過去の売買取引の適用委託手数料と仮想適用委託手数料とを対比して表示するか、または(iv)過去の売買取引の適用委託手数料の合計金額と仮想適用委託手数料の合計金額とを対比して表示するための表示用データである(図21参照)。なお、過去の売買取引の適用委託手数料データ(実際に過去に適用された委託手数料のデータ)は、シミュレーション処理手段52により、売買履歴記憶手段72(図12参照)から売買代金データとともに抽出されたものである。また、シミュレーション処理手段52により算出した仮想適用登録料またはその合計金額を考慮した表示を行ってもよい(図21参照)。つまり、特定銘柄の登録を行えば、本実施形態では、委託手数料は割り引かれるが、登録料を支払うことになるので、その分、顧客にとって利益(コスト削減効果)が減るため、シミュレーション対象期間内の仮想特定銘柄の登録に要する登録料を考慮した差額表示(利益表示、コスト削減表示)を行ってもよい。
特定銘柄記憶手段61は、図2に示すように、顧客を識別するための顧客識別情報(顧客の口座番号、名前、電話番号、電子メールアドレス等であり、本実施形態では、一例として、口座番号とする。)と関連付けて、特定銘柄(Love銘柄)を識別するための特定銘柄識別情報(銘柄コードや銘柄名等であり、本実施形態では、一例として、銘柄コードとする。)と、最新の登録を行った登録日データと、最新の登録についての有効期限日データと、最新の登録についての登録期間データと、前回登録までの過去の登録の継続登録期間データ(一旦、登録が途切れた場合は、ゼロにリセットする。)と、継続登録期間中の売買代金累計金額データ(一旦、登録が途切れた場合は、ゼロにリセットする。)と、最新の登録についての適用登録料データとを記憶するものである。なお、本実施形態では、前回登録についての有効期限日が到来しないうちに更新登録の手続を行った場合には、更新登録の手続を行った日ではなく、更新される銘柄の前回登録についての有効期限日を、更新登録についての登録日データとして特定銘柄記憶手段61に記憶する。
特定銘柄集計結果記憶手段62は、図3に示すように、特定銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と関連付けて、各特定銘柄についての最新の登録数データと、登録数の大小に関する最新の順位データと、最新の登録数のうち殿堂入りまで残り2年以上の場合の登録数データと、最新の登録数のうち殿堂入りまで残り1年以上、2年未満の場合の登録数データと、最新の登録数のうち殿堂入りまで残り1年未満の場合の登録数データとを記憶し、さらに、前回の集計日、前々回の集計日等の過去の集計日における同様のデータを記憶するものである。また、特定銘柄集計結果記憶手段62は、最新の集計日データ、前回の集計日データ、前々回の集計日データ等の各集計日データも記憶する。
標準手数料テーブル記憶手段63は、図4に示すように、売買代金と、割引のない通常の委託手数料との対応関係を定める標準手数料テーブルを記憶するものである。なお、「100万円超 500万円以下」等となっている箇所は、例えば、「100万円」、「500万円」等の上限値・下限値を記憶しておけばよく、「売買代金の0.92400%+2,835円」等となっている箇所は、例えば、「0.92400%」、「2,835円」等の係数や定数を記憶しておけばよい。図4は、一例であるから、これらの数値や対応形式に限定されるものではない。なお、標準手数料テーブルは、プログラム内に記述しておいてもよく、また、売買代金と割引のない通常の委託手数料との対応関係は、テーブルではなく、標準手数料算出用関数として、プログラム内に記述してもよい。
手数料変換テーブル記憶手段64は、図5に示すように、割引のない通常の委託手数料と、割引後の委託手数料との対応関係を定める手数料変換テーブルを記憶するものである。本実施形態では、比率(割引率)のみで対応関係が定められているが、図4の標準手数料テーブルのように、比率および金額で対応関係を定めてもよく、あるいは金額のみで対応関係を定めてもよい。また、本実施形態では、各特定銘柄の登録数に応じて特定銘柄毎に異なる比率(割引率)とするので、特定銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と関連付けて、特定銘柄毎に比率(割引率)が記憶されている。さらに、各特定銘柄の登録数は変動するので、割引のない通常の委託手数料と割引後の委託手数料との対応関係を示す比率(割引率)も変動するため(更新されるため)、最新の更新日における比率(割引率)のみならず、前回の更新日や前々回の更新日等の過去の更新日における比率(割引率)も記憶されている。過去の更新日における比率(割引率)は、過去の売買履歴に基づくシミュレーションを行う際に用いられる。そして、手数料変換テーブル記憶手段64は、最新の更新日データ、前回や前々回等の過去の更新日データも記憶している。なお、手数料変換テーブルは、本実施形態のように各特定銘柄の登録数に応じて更新されるものでなければ、プログラム内に記述しておいてもよく、また、割引のない通常の委託手数料と割引後の委託手数料との対応関係は、テーブルではなく、手数料変換用関数として、プログラム内に記述してもよい。
登録料記憶手段65は、図6に示すように、特定銘柄の登録や入替(本実施形態では、入替は、登録および登録抹消を同時に行うものとして捉えるので、登録と同様である。)を行う際に顧客が金融機関に支払う登録料を記憶するものである。本実施形態では、各特定銘柄の登録数に応じて特定銘柄毎に異なる登録料とするので、特定銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と関連付けて、特定銘柄毎に登録料が記憶されている。また、各特定銘柄の登録数は変動するので、各特定銘柄の登録料も変動するため(更新されるため)、最新の更新日における登録料のみならず、前回の更新日や前々回の更新日等の過去の更新日における登録料も記憶されている。過去の更新日における登録料は、過去の売買履歴に基づくシミュレーションを行う際に用いることができる。つまり、登録料の支払分を含めて過去に特定銘柄の登録をしていたと仮定した場合における損得の金額を算出することができる。そして、登録料記憶手段65は、最新の更新日データ、前回や前々回等の過去の更新日データも記憶している。
関連登録集計結果記憶手段66は、図7に示すように、特定銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と関連付けて、関連登録集計処理手段41による処理で得られた他の特定銘柄についての特定銘柄毎の登録数データを記憶するものである。すなわち、ある特定銘柄を登録している顧客が、他にも登録している特定銘柄の登録数データを記憶する。図7の例では、銘柄Aを特定銘柄として登録している顧客2,313人(図3参照)のうち、銘柄Bを特定銘柄として登録している顧客は、385人であり、銘柄Cを特定銘柄として登録している顧客は、503人である。
無期限登録銘柄記憶手段67は、図8に示すように、顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)を識別する無期限登録銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と、無期限登録銘柄への登録日データとを記憶するものである。
無期限登録銘柄集計結果記憶手段68は、図9に示すように、無期限登録銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と関連付けて、無期限登録銘柄集計処理手段44による処理で得られた無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)毎の登録数データと、登録数の大小に関する順位データとを記憶するものである。
特定銘柄インデックス記憶手段69は、特定銘柄インデックス作成処理手段45により作成された特定銘柄インデックスのデータを記憶するものである。最新のデータのみならず、過去のデータを記憶してもよい。
指値記憶手段70は、図10に示すように、指値の入力を行った顧客についての顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、指値入力受付処理手段47により受け付けた登録候補銘柄を識別するための登録候補銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と、登録候補銘柄の指値データ(以上・以下の情報、「指値なし」の情報も含む。)と、登録候補銘柄の登録期間データと、登録抹消候補銘柄を識別するための登録抹消候補銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と、登録抹消候補銘柄の指値データ(以上・以下の情報、「指値なし」の情報も含む。)とを記憶するものである。
指順位記憶手段71は、図11に示すように、指順位の入力を行った顧客についての顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、指順位入力受付処理手段48により受け付けた登録候補銘柄を識別するための登録候補銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と、登録候補銘柄の指順位データ(以上・以下の情報、「指順位なし」の情報も含む。)と、登録候補銘柄の登録期間データと、登録抹消候補銘柄を識別するための登録抹消候補銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と、登録抹消候補銘柄の指順位データ(以上・以下の情報、「指順位なし」の情報も含む。)とを記憶するものである。
売買履歴記憶手段72は、図12に示すように、顧客識別情報(本実施形態では、口座番号)と関連付けて、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)と、売買代金データと、売買日付データと、適用委託手数料算出処理手段34により算出された適用委託手数料データとを蓄積記憶するものである。
以上において、手数料管理サーバ20の処理手段30に含まれる各処理手段31〜53は、手数料管理サーバ20を構成するコンピュータ本体(パーソナル・コンピュータのみならず、その上位機種のものも含む。)の内部に設けられた中央演算処理装置(CPU)、およびこのCPUの動作手順を規定する1つまたは複数のプログラムにより実現される。
また、手数料管理サーバ20の記憶手段60に含まれる各記憶手段61〜72は、例えばハードディスク等により好適に実現されるが、記憶容量やアクセス速度等に問題が生じない範囲であれば、ROM、EEPROM、フラッシュ・メモリ、RAM、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、FD、磁気テープ、あるいはこれらの組合せ等を採用してもよい。
さらに、手数料管理サーバ20は、1台のコンピュータあるいは1つのCPUにより実現されるものに限定されず、複数のコンピュータ等で分散処理を行うことにより実現されるものであってもよい。
顧客端末装置80は、顧客が操作する端末装置であり、コンピュータにより構成されている。本実施形態の顧客端末装置80は、ネットワーク1を介して手数料管理サーバ20から送信されてくる表示用データを用いて画面表示を行うための汎用のWWWブラウザを搭載していればよいが、手数料管理サーバ20の処理手段30の機能の一部を実現する専用のプログラムを顧客端末装置80に搭載してもよい。そのようなプログラムは、手数料管理サーバ20からダウンロードして取得できるようにしてもよく、CD−ROM等の記録媒体からインストールしてもよい。また、顧客端末装置80は、例えばマウスやキーボード等の入力手段と、例えば液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等の表示手段とを備えている。なお、顧客端末装置80は、例えば、携帯電話機(PHSも含む。)、携帯情報端末(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタンス)等でもよい。
売買取引システム90は、金融商品または為替の売買取引をオンラインで行うためのコンピュータで構成された既存のシステムであり、顧客からのオンラインでの注文に基づき、売買取引の発注データを専用線3を介して証券取引所システム等の市場システム91へ送信する処理を行うとともに、市場システム91から専用線3を介して送信されてくる約定データを受信する処理を行うものである。本実施形態では、売買取引システム90は、手数料管理サーバ20を運用する金融機関(証券会社等)の社内システムであり、手数料管理サーバ20の売買取引データ受信処理手段32に対し、成立した売買取引についての売買取引データ(売買銘柄識別情報、売買代金データ、顧客識別情報を含む。)を引き渡す処理を行う。なお、売買取引システム90は、手数料管理サーバ20と物理的に共通のコンピュータで構成されていてもよい。
時価情報提供システム92は、コンピュータにより構成され、本実施形態では、手数料管理サーバ20に対し、株式の時価単価データや時価総額データ、あるいは債券等のその他の金融商品に関する時価情報、並びに為替情報を提供するシステムである。なお、時価情報提供システム92は、外部システムに限らず、手数料管理サーバ20を運用する金融機関(証券会社等)の社内システムでもよい。
金融情報提供システム93は、コンピュータにより構成され、株式や債券等の金融商品に関する時価情報、為替情報、企業情報等を提供するシステムであり、本実施形態の手数料管理サーバ20による時価情報の取得元となる時価情報提供システム92以外のシステムである。本実施形態の手数料管理サーバ20との関係では、手数料管理サーバ20から情報を受け取る側のシステムであるため、時価情報提供システム92とは別途に記載されている。
このような本実施形態においては、以下のようにして手数料管理システム10により特定銘柄の登録処理および売買取引に伴う委託手数料の算出処理等が行われる。
図13において、手数料管理サーバ20では、処理手段30により、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された有効期限日データを参照し、有効期限日の到来が近づいてきている特定銘柄についての特定銘柄識別情報およびそれを登録している顧客についての顧客識別情報を抽出し、抽出した顧客識別情報に基づき、図示されない顧客情報記憶手段から顧客の電子メールアドレスを取得し、抽出した特定銘柄識別情報に対応する特定銘柄について有効期限日の到来が近づいている旨の通知メールを送信する(ステップS1)。顧客は、この有効期限到来通知メールを、自己の操作する顧客端末装置80で受信する(ステップS2)。なお、このような有効期限到来通知は、電子メールによる送信ではなく、顧客が、顧客端末装置80から顧客識別情報を入力して手数料管理サーバ20または売買取引システム90、あるいはこれらに接続された金融機関(証券会社等)のその他の内部システムにアクセスした際に、顧客端末装置80の画面上に表示してもよい。
そして、有効期限到来通知を閲覧した顧客、または自ら積極的に有効期限到来前に特定銘柄の更新登録を行おうとする顧客、あるいは新規に本システムで特定銘柄の登録を行おうとする顧客は、特定銘柄(Love銘柄)に関する各種情報を参照しながら、特定銘柄の登録(新規登録または更新登録)や登録抹消を行うことができる。すなわち、顧客が、顧客端末装置80を操作し、特定銘柄の登録や登録抹消を行うための要求信号、あるいは登録や登録抹消を行う際に参照する特定銘柄に関する各種情報の閲覧要求信号を、ネットワーク1を介して手数料管理サーバ20へ送信すると、手数料管理サーバ20では、特定銘柄登録受付処理手段31により、図17に示すような特定銘柄登録画面100の表示用データを、あるいは料金データ表示処理手段39、登録データ集計結果表示処理手段40、および特定銘柄インデックス提供処理手段46により、図18に示すような特定銘柄情報閲覧画面200の表示用データを、それぞれ要求を行った顧客の操作する顧客端末装置80へネットワーク1を介して送信する(ステップS3)。すると、顧客端末装置80の画面上には、図17の特定銘柄登録画面100や、図18の特定銘柄情報閲覧画面200が表示される(ステップS4)。
図17において、特定銘柄登録画面100の上部には、その日(画面表示を行っている日)の日付を表示する日付表示部101と、当該顧客の顧客名および口座番号を表示する顧客名表示部102および口座番号表示部103と、当該顧客が現在登録している特定銘柄に関する情報を表示する現在登録状況表示部110とが設けられている。現在登録状況表示部110には、当該顧客が現在登録している各特定銘柄についての銘柄名、銘柄コード、登録日、有効期限日、登録期間、継続登録期間、殿堂入りまでの残り期間が表示される。この現在登録状況表示部110への表示は、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶されたデータを用いて、特定銘柄登録受付処理手段31により行われる。この際、現在登録状況表示部110における殿堂入りまでの残り期間の表示は、特定銘柄記憶手段61に記憶された最新の登録についての登録期間と、前回登録までの過去の継続登録期間とを加算して得られた期間を、36ヶ月(3年間)から減じたデータを用いて行われる。
また、特定銘柄登録画面100の下部には、登録対象または登録抹消対象の特定銘柄を入力する特定銘柄入力部120と、この特定銘柄入力部120に入力した特定銘柄の登録が新規登録か更新登録かを選択入力する新規・更新選択入力部121と、特定銘柄入力部120に入力した特定銘柄の登録期間を選択入力する登録期間選択入力部122と、特定銘柄入力部120に入力した特定銘柄の登録抹消を行うための登録抹消入力部123とが設けられている。なお、登録期間選択入力部122で選択入力される登録期間は、本実施形態では、一例として、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の4つの期間となっているが、これらの期間の長さや個数に限定されるものではない。また、予め定められた何種類かの長さの登録期間からの選択入力ではなく、顧客が自由に登録期間を入力できるようにしてもよい。本実施形態では、最大5銘柄まで特定銘柄として登録できるが、特定銘柄入力部120が5個以上設けられているのは、登録する特定銘柄および登録抹消する特定銘柄の双方を入力するようになっているからである。
さらに、特定銘柄登録画面100には、図18の特定銘柄情報閲覧画面200(すなわち、料金データ、登録数の集計結果、特定銘柄インデックスの値)を表示するための「料金データ・集計結果・インデックス」ボタン130と、図20に示すような指値・指順位による特定銘柄の登録および登録抹消を行う指値・指順位入力画面300を表示するための「指値・指順位」ボタン131と、図21に示すようなシミュレーション画面400を表示するための「シミュレーション」ボタン132と、顧客が入力したデータを仮に登録した場合の状態を確認するための「登録後の状態をチェック」ボタン133と、顧客が入力したデータを正式に登録するために手数料管理サーバ20へ送信するための「OK」ボタン134と、顧客が入力した画面表示されているデータを取り消すための「キャンセル」ボタン135とが設けられている。
図17の特定銘柄登録画面100において、顧客が、特定銘柄入力部120、新規・更新選択入力部121、登録期間選択入力部122、および登録抹消入力部123への入力を行った後、「登録後の状態をチェック」ボタン133をクリックすると、入力したデータがネットワーク1を介して手数料管理サーバ20へ仮送信され、特定銘柄登録受付処理手段31により、顧客端末装置80の画面上には、図17に示すような登録後状態確認画面140が表示される。図17の例では、特定銘柄入力部120に銘柄Bを入力し(銘柄Bについての特定銘柄識別情報である銘柄コードBBBBを入力してもよく、銘柄名を入力して銘柄名から銘柄コードへの変換を内部処理で行ってもよい。)、かつ、登録抹消入力部123への入力を行っているので、現在登録状況表示部110に表示されていた特定銘柄Bは、登録後状態確認画面140では消えている。また、特定銘柄入力部120に銘柄Lを入力し、かつ、新規・更新選択入力部121で新規登録を選択し、かつ、登録期間選択入力部122で3ヶ月を選択しているので、現在登録状況表示部110に表示されていなかった銘柄Lが、登録後状態確認画面140で表示されている。この特定銘柄Lの登録日には、日付表示部101の日付(2006年9月6日)が表示され、有効期限日には、3ヶ月後の日付(2006年12月6日)が表示され、登録期間には、3ヶ月が表示され、継続登録期間には、新規登録であるため0ヶ月が表示され、殿堂入りまでの残り期間には、36ヶ月−(0ヶ月+3ヶ月)=33ヶ月が表示されている。さらに、特定銘柄入力部120に銘柄Gを入力し、かつ、新規・更新選択入力部121で更新登録を選択し、かつ、登録期間選択入力部122で1ヶ月を選択しているので、現在登録状況表示部110に表示されていた銘柄Gが、登録後状態確認画面140にも表示されている。この特定銘柄Gの登録日には、日付表示部101の日付(2006年9月6日)ではなく、現在登録状況表示部110の有効期限日(2006年9月19日)が表示され(更新の手続日ではなく、更新される日が表示される。)、有効期限日には、登録日(2006年9月19日)から1ヶ月後の日付(2006年10月19日)が表示され、登録期間には、1ヶ月が表示され、継続登録期間には、更新登録であるため現在登録状況表示部110の継続登録期間5ヶ月に有効期限が到来する現在登録状況表示部110の登録期間1ヶ月を加算した6ヶ月が表示され、殿堂入りまでの残り期間には、36ヶ月−(6ヶ月+1ヶ月)=29ヶ月が表示されている。
顧客は、登録後状態確認画面140で自分の意図通りの入力を行うことができていることを確認した後、「OK」ボタン134をクリックすると、入力したデータ(顧客識別情報、登録または登録抹消する特定銘柄についての特定銘柄識別情報、登録期間、新規・更新の別)がネットワーク1を介して手数料管理サーバ20へ送信される(図13のステップS5)。
手数料管理サーバ20では、特定銘柄登録受付処理手段31により、顧客端末装置80から送信されてきた入力データを受信し、受信した登録期間を用いて有効期限日を算出し、受信した顧客識別情報、特定銘柄識別情報、登録日(更新登録の場合には、前回登録の有効期限日とする。)、登録期間、算出した有効期限日を特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶させる(ステップS6)。
続いて、手数料管理サーバ20では、適用登録料算出処理手段35により、特定銘柄登録受付処理手段31により受信した登録対象の特定銘柄についての特定銘柄識別情報から、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された当該特定銘柄の最新の登録料を取得し、取得した当該特定銘柄の最新の登録料を用いて、当該顧客にとって幾つ目の特定銘柄の登録に当たるのかに応じて当該顧客への適用登録料を算出し、算出した適用登録料を顧客識別情報および特定銘柄識別情報に対応させて特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶させる(ステップS7)。
また、顧客は、ステップS5の特定銘柄の入力処理を行うにあたり、図17の特定銘柄登録画面100において、「料金データ・集計結果・インデックス」ボタン130をクリックし、図18の特定銘柄情報閲覧画面200を顧客端末装置80に画面表示させてもよい。
図18の特定銘柄情報閲覧画面200には、特定銘柄(Love銘柄)の登録数および無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)の登録数の各集計結果を連結棒グラフ(特定銘柄の登録数を示す棒グラフと無期限登録銘柄の登録数を示す棒グラフとの連結という意味である。)で表示する連結棒グラフ表示部210と、各特定銘柄の委託手数料割引率を表示する委託手数料割引率表示部220と、各特定銘柄の登録料(1銘柄の場合)を表示する登録料表示部221と、各特定銘柄の過去の登録数を表示する登録数履歴表示部222と、各特定銘柄を登録している顧客が他に登録している特定銘柄についての特定銘柄毎の登録数を表示する関連登録集計結果表示部223とが設けられている。
このうち、連結棒グラフ表示部210の表示は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)および無期限登録銘柄集計結果記憶手段68(図9参照)に記憶されたデータを用いて、登録データ集計結果表示処理手段40により行われ、委託手数料割引率表示部220の表示は、手数料変換テーブル記憶手段64(図5参照)に記憶されたデータを用いて、料金データ表示処理手段39により行われ、登録料表示部221の表示は、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶されたデータを用いて、料金データ表示処理手段39により行われ、登録数履歴表示部222の表示は、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶されたデータを用いて、登録データ集計結果表示処理手段40により行われ、関連登録集計結果表示部223の表示は、関連登録集計結果記憶手段66(図7参照)に記憶されたデータを用いて、登録データ集計結果表示処理手段40により行われる。
そして、登録データ集計結果表示処理手段40による連結棒グラフ表示部210における連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分の表示は、複数の部分に分割される。すなわち、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)には、各特定銘柄について、殿堂入りまでの到達度に関する各段階毎の登録数データ(本実施形態では、一例として、3段階の登録数データ)が記憶されているので、これらの各段階毎の登録数データを用いて、連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分が分割表示される。本実施形態では、一例として、「殿堂入りまで残り2年以上の登録数を示す部分(特定銘柄の登録数を示す部分のうち、到達度が低い段階の登録数を示す部分)」である(α)部分と、「殿堂入りまで残り1年以上、2年未満の登録数を示す部分(特定銘柄の登録数を示す部分のうち、到達度が中間段階の登録数を示す部分)」である(β)部分と、「殿堂入りまで残り1年未満の登録数を示す部分(特定銘柄の登録数を示す部分のうち、到達度が高い段階の登録数を示す部分)」である(γ)部分とに3分割表示される。この際、殿堂入りまでの到達度が高い段階の登録数を示す部分ほど、連結棒グラフ中の無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)の登録数を示す部分に近い側に配置される。従って、本実施形態では、(α)部分、(β)部分、(γ)部分、無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)の登録数を示す部分の順に配置される。
また、特定銘柄情報閲覧画面200には、連結棒グラフ表示部210に表示された連結棒グラフについて各種のソート処理を行うためのボタン231〜235が設けられている。このうち、「特定銘柄基準」ボタン231は、特定銘柄(Love銘柄)の登録数の多い順に連結棒グラフを並べる特定銘柄基準ソート処理を行うためのボタンであり、「無期限登録銘柄基準」ボタン232は、無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)の登録数の多い順に連結棒グラフを並べる無期限登録銘柄基準ソート処理を行うためのボタンであり、「特定銘柄・無期限登録銘柄合計基準」ボタン233は、特定銘柄の登録数と無期限登録銘柄の登録数との合計数の多い順に連結棒グラフを並べる合計基準ソート処理を行うためのボタンであり、「殿堂入りまで残り1年以上境界線基準」ボタン234は、特定銘柄の登録数のうち殿堂入りまで残り1年以上の場合の登録数(殿堂入りまで残り2年以上の場合の登録数と、殿堂入りまで残り1年以上、2年未満の場合の登録数との合計数)の多い順に連結棒グラフを並べる第1の到達度基準ソート処理を行うためのボタンであり、「殿堂入りまで残り2年以上境界線基準」ボタン235は、殿堂入りまで残り2年以上の場合の登録数の多い順に連結棒グラフを並べる第2の到達度基準ソート処理を行うためのボタンである。これらの各種のソート処理は、登録データ集計結果表示処理手段40により行われる。
さらに、特定銘柄情報閲覧画面200には、特定銘柄インデックスの現在値を表示する特定銘柄インデックス表示部240が設けられている。この特定銘柄インデックス表示部240の表示は、特定銘柄インデックス記憶手段69に記憶されたデータを用いて、特定銘柄インデックス提供処理手段46により行われる。なお、本実施形態では、現在値のみの表示が行われるが、過去の特定銘柄インデックスの値についての履歴表示を行うようにしてもよい。
また、以上のような図18の特定銘柄情報閲覧画面200に表示された各種情報は、上記のように特定銘柄の登録時に参照される画面で表示するだけではなく、例えば、手数料管理サーバ20や売買取引システム90を運用する金融機関(証券会社等)のホームページ等で表示してもよい。この際、特に顧客による積極的な閲覧要求がなくても上記の各種情報が表示されるようにしてもよく、バナー広告のように顧客のクリック操作により上記の各種情報が表示されるようにしてもよい。例えば、特定銘柄(Love銘柄)の登録数や順位、無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)の登録数や順位を、当該銘柄の時価単価や時価総額等の金融情報とともに、あるいは当該銘柄の発行企業の業績や役員等の企業情報とともに、個別銘柄(例えば、銘柄コード等で入力指定された個別銘柄)についての一般的な情報としてホームページ等で顧客に提供するようにしてもよい。このようにホームページ等で様々な形態で上記情報の表示を行うことにより、顧客へのサービス向上を図るとともに、特定銘柄の登録システム(本システムによるサービス)の存在の宣伝、周知を図ることもできる。また、特定銘柄インデックスのデータは、特定銘柄インデックス提供処理手段46により、時価情報提供システム92およびその他の金融情報提供システム93からの取得要求に基づきこれらのシステム92,93に提供してもよく、あるいは予め定められたシステム92,93に自動的に送信提供してもよい。そして、例えば有料で特定銘柄インデックスのデータを取得(購入)したシステム92,93の運用者は、取得した特定銘柄インデックスのデータを用いて、特定銘柄インデックスの値の表示をさらに自己のホームページ等で行うことができる。
なお、図18の例では、特定銘柄情報閲覧画面200における各表示部210,220,221,222,223の表示は、上位10銘柄について行われているが、上位10銘柄に限定されるものではなく、11銘柄以上でも、9銘柄以下でもよい。もっとも表示基準を変えてソート処理を行えば、上位10銘柄が入れ替わるので、図18の例でも11銘柄以上の表示が行われることになる。また、その他の情報の表示も含め、顧客のグレードに応じて、表示する情報の内容を異なるものとしてもよい。例えば、最もグレードの高い顧客として、売買取引システム90を運用する金融機関(証券会社等)にオンライントレード用の口座を開設し、かつ、特定銘柄(Love銘柄)の登録を既に行っている顧客に対し、最も多くの情報を提供し、2番目にグレードの高い顧客として、特定銘柄(Love銘柄)の登録は行っていないが、オンライントレード用の口座を開設している顧客に対し、2番目に多くの情報を提供し、オンライントレード用の口座を開設しておらず、特定銘柄(Love銘柄)の登録も行っていない顧客に対しては、最も簡易な形態で情報を提供するシステムを構築してもよい。このようにする場合には、例えば、図示されない顧客情報記憶手段に顧客識別情報と対応させて顧客のグレードを記憶させておけばよい。提供する情報の内容を異なるものとする例としては、上位何銘柄までの表示とするかを変化させたり、過去の登録数の履歴や、他の銘柄登録との関連性等の情報は、グレードの高い顧客に対してのみ表示する等が挙げられる。
図18の特定銘柄情報閲覧画面200において、連結棒グラフ表示部210に表示された連結棒グラフは、特定銘柄基準ソート処理が行われた状態となっている。従って、連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分(図18の例では、連結棒グラフの上側部分)は、大小順に並んでいるが、無期限登録銘柄の登録数を示す部分(図18の例では、連結棒グラフの下側部分)は、大小順に並んでいない。また、この状態では、連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分(上側部分)と、無期限登録銘柄の登録数を示す部分(下側部分)との境界線が、全ての銘柄につき一直線上に配置されている。
この表示状態を変えるため、例えば、顧客が、図18の「無期限登録銘柄基準」ボタン232をクリックすると、連結棒グラフ表示部210に表示された連結棒グラフは、図19(A)に示すような無期限登録銘柄基準ソート処理が行われた状態となる。従って、連結棒グラフ中の無期限登録銘柄の登録数を示す部分(図19の例では、連結棒グラフの下側部分)は、大小順に並んでいるが、特定銘柄の登録数を示す部分(図19の例では、連結棒グラフの上側部分)は、大小順に並んでいない。また、この状態でも、連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分(上側部分)と、無期限登録銘柄の登録数を示す部分(下側部分)との境界線が、全ての銘柄につき一直線上に配置されている。
さらに、顧客が、図18の「特定銘柄・無期限登録銘柄合計基準」ボタン233をクリックすると、連結棒グラフ表示部210に表示された連結棒グラフは、図19(B)に示すような合計基準ソート処理が行われた状態となる。従って、連結棒グラフの全体長で大小順に並んでいるが、特定銘柄の登録数を示す部分(図19の例では、連結棒グラフの上側部分)や無期限登録銘柄の登録数を示す部分(図19の例では、連結棒グラフの下側部分)は、大小順に並んでいない。また、この状態では、連結棒グラフのいずれか一方の端部(図19の例では、下端部)が、全ての銘柄につき一直線上に配置されている。
そして、顧客が、図18の「殿堂入りまで残り1年以上境界線基準」ボタン234をクリックすると、連結棒グラフ表示部210に表示された連結棒グラフは、図19(C)に示すような第1の到達度基準ソート処理が行われた状態となる。従って、連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分のうち、殿堂入りまで残り2年以上の場合の登録数を示す部分(図19の例では、最も上側の(α)部分)と、殿堂入りまで残り1年以上、2年未満の場合の登録数を示す部分(図19の例では、上から2番目の(β)部分)とを合わせた長さで見た場合には、大小順に並んでいるが、特定銘柄の登録数を示す部分((α)部分+(β)部分+(γ)部分)や無期限登録銘柄の登録数を示す部分は、大小順に並んでいない。また、この状態では、顧客が(β)部分と(γ)部分との境界線を基準としたソート処理を行うことを選択しているので、顧客により選択された(β)部分と(γ)部分との境界線が、全ての銘柄につき一直線上に配置されている。
同様に、図示による説明は省略されているが、顧客が、図18の「殿堂入りまで残り2年以上境界線基準」ボタン235をクリックすると、連結棒グラフ表示部210に表示された連結棒グラフは、第2の到達度基準ソート処理が行われた状態となり、連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分のうち、殿堂入りまで残り2年以上の場合の登録数を示す部分である(α)部分は、大小順に並んでいるが、特定銘柄の登録数を示す部分((α)部分+(β)部分+(γ)部分)や無期限登録銘柄の登録数を示す部分は、大小順に並んでいない状態となる。また、この状態では、顧客が(α)部分と(β)部分との境界線を基準としたソート処理を行うことを選択しているので、顧客により選択された(α)部分と(β)部分との境界線が、全ての銘柄につき一直線上に配置される。
その後、顧客が顧客端末装置80を操作してオンライントレードを行う都度に、売買取引システム90では、市場システム91との間で発注データおよび約定データの送受信処理が行われる。この処理は、既存のシステム処理である。このように売買取引システム90が市場システム91から受信した約定データは、成立した売買取引についての売買取引データ(売買銘柄識別情報、売買代金データ、売買日付データ、および顧客識別情報を含む。)として、専用線2を介して手数料管理サーバ20に送信される(ステップS8)。手数料管理サーバ20では、売買取引データ受信処理手段32により、売買取引データを受信し、売買履歴記憶手段72(図12参照)に保存する(ステップS9)。
続いて、手数料管理サーバ20では、特定銘柄当否判断処理手段33および無期限登録銘柄当否判断処理手段43により、売買銘柄が売買取引を行った顧客の特定銘柄(Love銘柄)であるか否か、および売買銘柄が当該顧客の無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)であるか否かを判断する(ステップS10)。
すなわち、先ず、特定銘柄当否判断処理手段33により、売買取引データ受信処理手段32により受信した顧客識別情報に関連付けられて特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶されている当該顧客の特定銘柄識別情報の中に、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買銘柄識別情報と一致する特定銘柄識別情報が含まれるか否かを判断することにより、売買銘柄が特定銘柄(Love銘柄)であるか否かを判断する。ここで、特定銘柄当否判断処理手段33は、売買銘柄が当該顧客の特定銘柄であると判断した場合には、当該顧客の顧客識別情報および当該特定銘柄の特定銘柄識別情報に関連付けられて特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶されている売買代金累計金額データに、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買代金データを加算し、加算して得られた新たな売買代金累計金額データを、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶させることにより売買代金累計金額を更新する(ステップS11)。
次に、特定銘柄でないと判断された場合には、無期限登録銘柄当否判断処理手段43により、売買取引データ受信処理手段32により受信した顧客識別情報に関連付けられて無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)に記憶されている当該顧客の無期限登録銘柄識別情報の中に、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買銘柄識別情報と一致する無期限登録銘柄識別情報が含まれるか否かを判断することにより、売買銘柄が無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)であるか否かを判断する。
それから、適用委託手数料算出処理手段34により、特定銘柄当否判断処理手段33および無期限登録銘柄当否判断処理手段43による判断結果に従って、売買取引を委託した顧客に課する適用委託手数料を求め、求めた適用委託手数料データを顧客識別情報、売買銘柄識別情報、売買代金データ、売買日付データと対応させて売買履歴記憶手段72(図12参照)に記憶させる(ステップS12)。
すなわち、特定銘柄当否判断処理手段33により売買銘柄が特定銘柄(Love銘柄)であると判断された場合、または無期限登録銘柄当否判断処理手段43により売買銘柄が無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)であると判断された場合には、適用委託手数料算出処理手段34により、標準手数料テーブル記憶手段63(図4参照)に記憶された標準手数料テーブルを用いて、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買代金データから通常の委託手数料を求めた後、手数料変換テーブル記憶手段64(図5参照)に記憶された手数料変換テーブルを用いて、求めた通常の委託手数料から割引後の委託手数料を求め、求めた割引後の委託手数料を適用委託手数料とし、この適用委託手数料を売買履歴記憶手段72(図12参照)に保存する。
一方、特定銘柄当否判断処理手段33により売買銘柄が特定銘柄(Love銘柄)でないと判断され、かつ、無期限登録銘柄当否判断処理手段43により売買銘柄が無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)でないと判断された場合には、適用委託手数料算出処理手段34により、標準手数料テーブル記憶手段63に記憶された標準手数料テーブルを用いて、売買取引データ受信処理手段32により受信した売買代金データから通常の委託手数料を求め、求めた通常の委託手数料を適用委託手数料とし、この適用委託手数料を売買履歴記憶手段72(図12参照)に保存する。
以下には、夜間バッチ処理等により実行される定期的な処理の流れを説明する(図14参照)。
図14において、手数料管理サーバ20では、閾値到達判断処理手段42により、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された有効期限日を参照し、有効期限日が到来した特定銘柄について、特定銘柄記憶手段61に記憶された継続登録期間(前回登録までの過去の継続登録期間)と、登録期間(有効期限日が到来した最新登録の登録期間)とを加算し、加算して得られた期間が3年に達するか否かを判断することにより、継続登録期間が一定期間以上になっているか否かを判断する(ステップS21)。そして、継続登録期間が一定期間以上になっていると判断された特定銘柄(Love銘柄)についての特定銘柄識別情報を、無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)を識別する無期限登録銘柄識別情報とし、この無期限登録銘柄識別情報を顧客識別情報と関連付けて無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)に記憶させることにより、無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)の自動登録を行う(ステップS21)。また、これと並行して、閾値到達判断処理手段42により、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された売買代金累計金額データが一定金額以上になっている特定銘柄があるか否かを判断し、売買代金累計金額が一定金額以上になっていると判断された特定銘柄についての特定銘柄識別情報およびその顧客識別情報を抽出し、抽出した特定銘柄識別情報および顧客識別情報と一致する無期限登録銘柄識別情報および顧客識別情報が、既に当該顧客の無期限登録銘柄として登録されて無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)に記憶されているか否かを判断し、未だ登録されていなければ、抽出した特定銘柄識別情報を無期限登録銘柄識別情報とし、この無期限登録銘柄識別情報を顧客識別情報と関連付けて無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)に記憶させることにより、無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)の自動登録を行う(ステップS21)。
続いて、閾値到達判断処理手段42により、無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)への無期限登録銘柄の登録を行った特定銘柄、および有効期限日が到来し、かつ、更新登録されておらず、有効期限切れとなった特定銘柄についてのデータを、特定銘柄記憶手段61(図2参照)から削除する(ステップS22)。
さらに、特定銘柄集計処理手段36により、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された特定銘柄識別情報の登録数を特定銘柄毎に集計し、集計して得られた特定銘柄毎の登録数データを特定銘柄識別情報と関連付けて特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に保存する(ステップS23)。また、特定銘柄集計処理手段36により、各特定銘柄について、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された継続登録期間を、複数段階(本実施形態では、殿堂入りまで残り2年以上の段階と、殿堂入りまで残り1年以上、2年未満の段階と、殿堂入りまで残り1年未満の段階との合計3段階)に分割し、各段階毎の登録数を集計し、集計して得られた各特定銘柄についての各段階毎の登録数データを、特定銘柄識別情報と関連付けて特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に保存する。
それから、関連登録集計処理手段41により、特定銘柄記憶手段61(図2参照)に記憶された各特定銘柄識別情報のそれぞれを、着目する特定銘柄についての特定銘柄識別情報としたとき、この着目する特定銘柄についての特定銘柄識別情報と関連付けられている顧客識別情報を抽出し、抽出した顧客識別情報と関連付けられている他の特定銘柄についての特定銘柄識別情報の登録数を特定銘柄毎に集計し、集計して得られた他の特定銘柄についての特定銘柄毎の登録数データを、着目する特定銘柄についての特定銘柄識別情報と関連付けて関連登録集計結果記憶手段66(図7参照)に保存する(ステップS24)。すなわち、ある任意の特定銘柄を登録している顧客が、他にどのような銘柄を特定銘柄として登録しているのかを集計する。
続いて、無期限登録銘柄集計処理手段44により、無期限登録銘柄記憶手段67(図8参照)に記憶された無期限登録銘柄識別情報の登録数を無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)毎に集計し、集計して得られた無期限登録銘柄毎の登録数データを、無期限登録銘柄識別情報と関連付けて無期限登録銘柄集計結果記憶手段68(図9参照)に保存する(ステップS25)。
それから、手数料更新処理手段37により、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄毎の登録数データを用いて、委託手数料について特定銘柄毎の登録数に応じて特定銘柄毎の割引率データを算出決定し、算出決定した各特定銘柄の割引率データを、特定銘柄識別情報に関連付けて手数料変換テーブルの構成データとして手数料変換テーブル記憶手段64(図5参照)に記憶させることにより、各特定銘柄の割引率を更新する(ステップS26)。
さらに、登録料更新処理手段38により、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄毎の登録数データを用いて、特定銘柄の登録または入替を行う顧客が金融機関に支払う登録料について特定銘柄毎の登録数に応じて特定銘柄毎の登録料を算出決定し、算出決定した各特定銘柄の登録料データを、特定銘柄識別情報に関連付けて登録料記憶手段65(図6参照)に記憶させることにより、各特定銘柄の登録料を更新する(ステップS27)。
続いて、特定銘柄インデックス作成処理手段45により、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄(Love銘柄)毎の登録数データと、時価情報提供システム92から取得した特定銘柄の時価単価データおよび/または時価総額データとを用いて、特定銘柄インデックスのデータを作成し、作成した特定銘柄インデックスのデータを特定銘柄インデックス記憶手段69に保存する(ステップS28)。
なお、以上に述べた夜間バッチ処理等により実行される定期的な処理は、例えば、毎日(毎晩)行ってもよく、あるいは、より処理の時間間隔を空けて例えば何日か置きや毎週行ってもよく、逆に、より頻繁に例えば1日に複数回行ってもよい。また、各ステップの処理毎に、処理の時間間隔を異なるものとしてもよい。さらに、各ステップの処理順序は、上記のステップS21〜S28の順序に限定されるものではない。
以下には、指値・指順位による特定銘柄の登録、入替、登録抹消の処理の流れを説明する(図15参照)。
先ず、顧客が、前述した図17の特定銘柄登録画面100の「指値・指順位」ボタン131をクリックすると、指値・指順位による特定銘柄の登録および登録抹消を行うための図20の指値・指順位入力画面300の要求信号がネットワーク1を介して手数料管理サーバ20へ送信される。手数料管理サーバ20では、指値入力受付処理手段47および指順位入力受付処理手段48により、指値・指順位入力画面300の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する。すると、顧客端末装置80の画面上には、図20に示すような指値・指順位入力画面300が表示される。
図20において、指値・指順位入力画面300には、登録候補銘柄入力部301と、登録候補銘柄の指値入力部302(以上・以下の選択部を含む。)と、登録候補銘柄の登録期間選択部303(本実施形態では、一例として、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年の選択肢がある。)と、登録抹消候補銘柄入力部304と、登録抹消候補銘柄の指値入力部305と、前に入力した別の銘柄についての指値の入力状態に戻るための「前の条件に戻る」ボタン306と、次に入力する別の銘柄についての指値の入力状態に移るための「次の条件の入力」ボタン307とが設けられている。
また、指値・指順位入力画面300には、登録候補銘柄入力部311と、登録候補銘柄の指順位入力部312(以上・以下の選択部を含む。)と、登録候補銘柄の登録期間選択部313(本実施形態では、一例として、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月・1年の選択肢がある。)と、登録抹消候補銘柄入力部314と、登録抹消候補銘柄の指順位入力部315と、前に入力した別の銘柄についての指順位の入力状態に戻るための「前の条件に戻る」ボタン316と、次に入力する別の銘柄についての指順位の入力状態に移るための「次の条件の入力」ボタン317とが設けられている。
さらに、指値・指順位入力画面300には、入力データを確定させて手数料管理サーバ20へ送信するための「OK」ボタン320と、入力データを取り消すための「キャンセル」ボタン321とが設けられている。
図20の指値・指順位入力画面300において、顧客が、登録候補銘柄および/または登録抹消候補銘柄、登録候補銘柄の登録期間、並びに登録候補銘柄および/または登録抹消候補銘柄の指値・指順位を、各入力部または選択部301〜305,311〜315で入力した後、「OK」ボタン320をクリックすると、入力したデータ(登録候補銘柄識別情報および/または登録抹消候補銘柄識別情報、登録候補銘柄の登録期間データ、並びに登録候補銘柄および/または登録抹消候補銘柄の指値データを含む。)が、ネットワーク1を介して手数料管理サーバ20へ送信される(図15のステップS31)。
手数料管理サーバ20では、指値入力受付処理手段47および指順位入力受付処理手段48により、顧客端末装置80から送信されてくる指値・指順に関する入力データを受信し、指値・指順位の入力を行った顧客についての顧客識別情報と関連付けて指値記憶手段70(図10参照)および指順位記憶手段71(図11参照)に保存する(ステップS32)。
その後、条件当否判断処理手段49により、登録候補銘柄および/または登録抹消候補銘柄の時価単価データを、例えば毎日(毎晩)等、定期的に時価情報提供システム92から取得し、取得した時価単価データと、指値記憶手段70(図10参照)に記憶された指値データとを比較して、時価単価が指値記憶手段70に記憶された指値の条件を満たしているか否かを判断する(ステップS33)。
また、条件当否判断処理手段49により、例えば毎日(毎晩)等、定期的に、特定銘柄集計結果記憶手段62(図3参照)に記憶された特定銘柄毎の登録数データを用いて算出された各特定銘柄の順位データと、指順位記憶手段71(図11参照)に記憶された指順位データとを比較して、登録候補銘柄および/または登録抹消候補銘柄の順位データが指順位記憶手段71に記憶された指順位の条件を満たしているか否かを判断する(ステップS34)。
続いて、条件付登録実行処理手段50により、条件当否判断手段49による処理で指値の条件や指順位の条件を満たしていると判断された場合に、特定銘柄記憶手段61(図2参照)への特定銘柄識別情報の追加および/または削除を行うことにより、特定銘柄の登録および/または登録抹消の処理を行う(ステップS35)。
以下には、シミュレーション処理の流れを説明する(図16参照)。
先ず、顧客が、前述した図17の特定銘柄登録画面100の「シミュレーション」ボタン132をクリックすると、図21のシミュレーション画面400を表示するための要求信号がネットワーク1を介して手数料管理サーバ20へ送信される。手数料管理サーバ20では、シミュレーション条件入力受付処理手段51により、シミュレーション画面400の表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する。すると、顧客端末装置80の画面上には、図21に示すようなシミュレーション画面400が表示される。
図21において、シミュレーション画面400には、複数(本実施形態では、最大5銘柄まで)の仮想特定銘柄を入力する仮想特定銘柄入力部401と、シミュレーション対象期間を入力するシミュレーション対象期間入力部402と、シミュレーション処理を実行するための「実行」ボタン403と、シミュレーション結果を表示するシミュレーション結果表示部410とが設けられている。
図21のシミュレーション画面400において、顧客が、仮想特定銘柄入力部401に仮想特定銘柄を入力し、シミュレーション対象期間入力部402にシミュレーション対象期間を入力した後、「実行」ボタン403をクリックすると、入力された仮想特定銘柄を識別するための仮想特定銘柄識別情報(本実施形態では、銘柄コード)およびシミュレーション対象期間データ、並びに顧客識別情報(但し、顧客識別情報は、より前のステップで入力されて既に送信されていてもよい。)が、ネットワーク1を介して手数料管理サーバ20へ送信される(図16のステップS41)。
手数料管理サーバ20では、シミュレーション条件入力受付処理手段51により、顧客端末装置80から送信されてくる入力データ(仮想特定銘柄識別情報およびシミュレーション対象期間データ、並びに顧客識別情報)を受信した後、シミュレーション処理手段52により、登録料記憶手段65(図6参照)に記憶された登録料データを用いて、仮想適用登録料を算出する(ステップS42)。
また、シミュレーション処理手段52により、売買履歴記憶手段72(図12参照)に記憶された過去の売買取引データの中から、シミュレーション条件入力受付処理手段51により受け付けたシミュレーション条件(シミュレーション対象期間内の過去の売買取引であり、かつ、仮想特定銘柄と一致する売買銘柄についての売買取引であるという条件)に合致する過去の売買取引の売買代金データおよびその売買代金データに対して実際に課された適用委託手数料データを抽出する(ステップS43)。
その後、シミュレーション処理手段52により、標準手数料テーブル記憶手段63(図4参照)に記憶された標準手数料テーブルおよび手数料変換テーブル記憶手段64(図5参照)に記憶された手数料変換テーブルを用いて、抽出した売買代金データから仮想適用委託手数料データまたはその合計金額データを算出する(ステップS44)。
そして、シミュレーション結果表示処理手段53により、シミュレーション処理手段52により算出された仮想適用委託手数料データまたはその合計金額データを用いてシミュレーション結果を表示するための表示用データを、ネットワーク1を介して顧客端末装置80へ送信する(ステップS45)。すると、顧客端末装置80の画面上に表示されている図21のシミュレーション画面400のシミュレーション結果表示部410には、シミュレーション結果が表示される(ステップS46)。図21の例では、シミュレーション結果として、実際の適用委託手数料の合計金額の表示(図12の売買履歴記憶手段72からの抽出データに基づく表示)と、シミュレーション処理手段52により算出した仮想適用委託手数料の合計金額の表示と、両者の差額(コスト削減効果)の表示と、仮想適用登録料の合計金額を考慮した場合の差額(コスト削減効果)の表示とが行われている。
このような本実施形態によれば、次のような効果がある。すなわち、手数料管理システム10は、特定銘柄登録受付処理手段31、特定銘柄記憶手段61、売買取引データ受信処理手段32、特定銘柄当否判断処理手段33、および適用委託手数料算出処理手段34を備えているので、顧客は、自己が売買取引を行う銘柄を特定銘柄(Love銘柄)として登録しておくことにより、その銘柄の売買取引についての委託手数料を割り引いてもらうことができるため、通常の場合に比べてコストをかけずに、より多くの売買取引を行うことができる。従って、特に短期的な投資で利益を得るために売買取引を繰り返す、いわゆるデイトレーダと称される顧客にとって役立つシステムを実現することができ、顧客の満足度を高め、売買取引を活性化することができる。また、証券会社にとっては、売買取引の活性化に伴い、顧客獲得や収益向上を図ることができる。
また、手数料管理システム10は、特定銘柄集計処理手段36、特定銘柄集計結果記憶手段62、手数料更新処理手段37、および料金データ表示処理手段39を備えているので、特定銘柄毎の登録数を集計し、登録数に応じて委託手数料を変動させて顧客に対して表示することができる。このため、顧客は、特定銘柄の登録にあたって、その時点の委託手数料を考慮して登録銘柄を選択することができ、顧客の思考・選択の余地が広がり、自己の目的に応じた選択を行うことができる。例えば、予定する売買取引数量や登録料との兼ね合いを考慮し、登録する特定銘柄を選択することができる。また、証券会社にとっても、登録数の多い銘柄については、委託手数料を安くし、または逆に高くすることにより、種々の目的に応じた課金をすることができる。
さらに、手数料管理システム10は、特定銘柄集計処理手段36、特定銘柄集計結果記憶手段62、登録料更新処理手段38、および料金データ表示処理手段39を備えているので、特定銘柄毎の登録数を集計し、登録数に応じて登録料を変動させて顧客に対して表示することができる。このため、顧客は、特定銘柄の登録にあたって、その時点の登録料を考慮して登録銘柄を選択することができ、顧客の思考・選択の余地が広がり、自己の目的に応じた選択を行うことができる。例えば、予定する売買取引数量や委託手数料との兼ね合いを考慮し、登録する特定銘柄を選択することができる。また、証券会社にとっても、登録数の多い銘柄については、登録料を高くし、または逆に安くすることにより、種々の目的に応じた課金をすることができる。
そして、手数料管理システム10は、特定銘柄集計処理手段36、特定銘柄集計結果記憶手段62、および登録データ集計結果表示処理手段40を備えているので、顧客に対し、特定銘柄毎の登録数を集計して表示することができる。このため、顧客は、他の顧客がいずれの銘柄を特定銘柄として登録しているかを把握し、自己が登録する特定銘柄の選定に役立てることができる。例えば、デイトレーダの動向等を把握することができる。
また、手数料管理システム10は、関連登録集計処理手段41、関連登録集計結果記憶手段66、および登録データ集計結果表示処理手段40を備えているので、顧客に対し、各特定銘柄を登録している顧客が他のいずれの銘柄を特定銘柄として登録しているかを集計して表示することができる。このため、顧客は、特定銘柄どうしの関連性を把握することができ、自己が登録する特定銘柄の選定に役立てることができる。
さらに、手数料管理システム10は、閾値到達判断処理手段42、無期限登録銘柄記憶手段67、無期限登録銘柄当否判断処理手段43、および適用委託手数料算出処理手段34を備えているので、継続登録期間が一定期間以上になった特定銘柄(Love銘柄)や、売買代金累計金額が一定金額以上になった特定銘柄(Love銘柄)を、無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)として自動的に登録し、その無期限登録銘柄について無期限に割引の委託手数料を適用することができる。このため、委託手数料が割引になる場合が増えるので、顧客にとって魅力あるシステムを実現することができ、顧客の満足度の向上や売買取引の活性化を、より一層図ることができる。
そして、手数料管理システム10は、無期限登録銘柄集計処理手段44、無期限登録銘柄集計結果記憶手段68、および登録データ集計結果表示処理手段40を備えているので、顧客は、特定銘柄(Love銘柄)の登録数の情報に加え、無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)の登録数の情報を得ることができる。このため、顧客は、これらの情報を総合して、自己が登録する特定銘柄の選定に役立てることができる。
また、登録データ集計結果表示処理手段40は、特定銘柄毎の登録数および無期限登録銘柄毎の登録数を連結棒グラフで表示し、かつ、特定銘柄基準、無期限登録銘柄基準、合計基準のソート処理が可能な構成を有しているため、顧客は、特定銘柄の登録数の情報および無期限登録銘柄の登録数の情報を同時かつ多面的に把握することができ、自己が登録する特定銘柄の選定に、より一層役立つ情報を得ることができる。
さらに、登録データ集計結果表示処理手段40は、特定銘柄基準ソート処理および無期限登録銘柄基準ソート処理として、連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分と無期限登録銘柄の登録数を示す部分との境界線を、全ての銘柄につき一直線上に配置する処理を行う構成とされ(図18、図19(A)参照)、合計基準ソート処理として、連結棒グラフの下端部を、全ての銘柄につき一直線上に配置する処理を行う構成とされているので(図19(B)参照)、顧客は、特定銘柄毎の登録数の大小に係る順位および程度、無期限登録銘柄毎の登録数の大小に係る順位および程度、これらの登録数の各銘柄毎の合計数の大小に係る順位および程度を容易に把握することができ、自己が登録する特定銘柄の選定に、より一層役立つ情報を得ることができる。
そして、登録データ集計結果表示処理手段40は、連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分を、殿堂入りへの到達度に応じて複数(3つ)の部分(図18、図19の(α)部分、(β)部分、(γ)部分)に分割表示し、かつ、殿堂入りへの到達度が高い段階(殿堂入り銘柄に至るまでの期間が短い段階)の登録数を示す部分ほど、連結棒グラフ中の無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)の登録数を示す部分寄りに配置する構成とされているので、特定銘柄(Love銘柄)として登録されているもののうち無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)に至るまでの残り期間が長いものの登録数と短いものの登録数とを視覚的に捉えることができ、特定銘柄の登録数に関する詳細な情報を容易に把握することができる。
また、登録データ集計結果表示処理手段40は、第1、第2の到達度基準ソート処理を行う構成とされ、かつ、到達度基準ソート処理として、顧客により選択された境界線を、全ての銘柄につき一直線上に配置する処理を行う構成とされているので(図19(C)参照)、顧客は、特定銘柄(Love銘柄)の登録数のうち無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)に至るまでの残り期間が長いものの登録数(無期限登録銘柄に至るまでの残り期間が短いものを除いた登録数)について、大小に係る順位および程度を視覚的に容易に把握することができる。また、見方を変えれば、顧客は、特定銘柄の登録数のうち無期限登録銘柄に至るまでの残り期間が短いものの登録数と、無期限登録銘柄の登録数とを合わせた数値について、大小の程度を視覚的に容易に把握することができる。しかも、顧客は境界線を選択できることから、特定銘柄のうち、どれぐらいの到達度のものを、無期限登録銘柄と合わせて考えるか(同一視するか)を自分で決めることができる。このような効果は、(1)連結棒グラフ中の特定銘柄の登録数を示す部分が殿堂入りへの到達度に応じて複数に分割されて表示されること、(2)分割表示された各部分が、殿堂入りへの到達度に応じて到達度が高いほど無期限登録銘柄の登録数を示す部分寄りに配置されること、(3)顧客が到達度基準のソート処理を行う際の境界線を選択できること、(4)顧客により選択された境界線が、表示される全ての銘柄の連結棒グラフにつき一直線上に配置されることから得られるものである。
さらに、登録データ集計結果表示処理手段40は、特定銘柄毎の登録数についての過去の履歴も表示可能な構成とされているので(図18参照)、顧客は、各特定銘柄の登録数の変動を把握し、登録数の増加、減少、維持等の情報を利用して、自己が登録する特定銘柄の選定に役立てることができる。
そして、手数料管理システム10は、特定銘柄インデックス作成処理手段45、特定銘柄インデックス記憶手段69、および特定銘柄インデックス提供処理手段46を備えているので、特定銘柄インデックスの値を算出し、顧客や金融情報提供機関等に提供することができる。このため、顧客や金融情報提供機関、あるいはさらに金融情報提供機関から特定銘柄インデックスの値の提供を受けた者等は、特定銘柄インデックスの値の変動を参照することで、本システムで特定銘柄の登録を行っている顧客、特に短期的な投資で利益を得るために売買取引を繰り返す、いわゆるデイトレーダと称される顧客の動向、あるいはこれらの顧客の注目する銘柄の値動きを容易に把握することができる。
また、手数料管理システム10は、指値入力受付処理手段47、指値記憶手段70、条件当否判断処理手段49、および条件付登録実行処理手段50を備えているので、指値による条件指定で特定銘柄の登録や登録抹消を行うことができる。このため、顧客が注目する銘柄が一定の価格条件に至ったときに特定銘柄の登録や登録抹消を自動的に行うことができるので、顧客が意図し、計画し、あるいは予定する売買取引行為と連動させる形で特定銘柄の登録や登録抹消を行うことができる。
さらに、手数料管理システム10は、指順位入力受付処理手段48、指順位記憶手段71、条件当否判断処理手段49、および条件付登録実行処理手段50を備えているので、指順位による条件指定で特定銘柄の登録や登録抹消を行うことができる。このため、顧客が注目する銘柄が一定の順位条件に至ったときに特定銘柄の登録や登録抹消を自動的に行うことができるので、上述した指値による条件指定での特定銘柄の登録や登録抹消を行う場合と同様に、顧客が意図し、計画し、あるいは予定する売買取引行為と連動させる形で特定銘柄の登録や登録抹消を行うことができる。また、順位条件を付けているので、本システムで特定銘柄の登録を行っている他の顧客の動向に応じた特定銘柄の登録や登録抹消を行うことができ、例えば、他の顧客と同じ方向に動く、他の顧客と反対方向に動く、他の顧客の動きを先取りして動くこと等ができる。
そして、手数料管理システム10は、売買履歴記憶手段72、シミュレーション条件入力受付処理手段51、シミュレーション処理手段52、およびシミュレーション結果表示処理手段53を備えているので、顧客は、過去に行った売買取引につき、仮に特定銘柄の登録を行っていたとすれば、どれぐらいの委託手数料となっていたのかを把握することができる。このため、例えば、これから本システムで特定銘柄の登録を行うことを考慮している顧客に対し、判断材料や検討材料を提供することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形等は本発明に含まれるものである。
すなわち、前記実施形態の手数料管理システム10は、売買銘柄が特定銘柄や無期限登録銘柄である場合の適用委託手数料(割引後の委託手数料)の算出処理において、先ず、売買代金から、標準手数料テーブル記憶手段63(図4参照)に記憶された標準手数料テーブルを用いて通常の委託手数料を求め、次に、求めた通常の委託手数料から、手数料変換テーブル記憶手段64(図5参照)に記憶された手数料変換テーブルを用いて割引後の委託手数料を求める構成とされていたが、本発明の手数料管理システムは、これに限定されるものではなく、売買代金と割引後の委託手数料との対応関係を定める割引手数料テーブルを、割引手数料テーブル記憶手段に記憶させるか若しくはプログラム内に記述しておき、あるいは売買代金と割引後の委託手数料との対応関係を定める割引手数料算出用関数を、プログラム内に記述しておき、これらの割引手数料テーブルや割引手数料算出用関数を用いて、売買代金から割引後の委託手数料を直接に求める構成としてもよい。
また、前記実施形態の手数料管理システム10は、1人の顧客につき、特定銘柄(Love銘柄)の登録を最大5銘柄まで行うことができる構成となっていたが、これに限定されるものではなく、1人の顧客が登録できる銘柄数の上限は任意に設定してよく、また、1人の顧客が登録する銘柄数は、固定数としてもよく、顧客の自由としてもよい。
さらに、前記実施形態の手数料管理システム10は、売買銘柄が特定銘柄(Love銘柄)や無期限登録銘柄(殿堂入り銘柄)であった場合には、適用委託手数料を割り引く構成とされていたが、無料とする構成としてもよい。また、特定銘柄の登録や入替の際の登録料の徴収の有無も任意である。