JP4603708B2 - 移動体通信システム、移動体通信方法、及び移動体通信プログラム - Google Patents

移動体通信システム、移動体通信方法、及び移動体通信プログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)などの移動体通信装置の位置を検出し、所定の場所に位置する移動体通信装置の状態を他の移動体通信装置に通知する移動体通信システム、移動体通信方法、及び移動体通信プログラムに関する。特には、受信側の移動体通信装置が通信不可の場所に位置している場合に、正確且つ自動的にその通信を制限し、且つ、呼び出し側の移動体通信装置に受信側の移動体通信装置の状態を通知することができる移動体通信システム、移動体通信方法、及び移動体通信プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、移動体通信装置や通信設備などの発達により、携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)などの利用者が、年々増加しており、特に都市部では、多くの移動体通信装置が存在している。
【0003】
このような携帯電話やPHSは、常時通信可能なように待ち受け状態においても、常に微弱電波を送出し、基地局との間の通信可能状態を保っている。
【0004】
このため、不特定多数の者が利用する電車、精密機器が稼動している病院、離着陸時の航空機などでの使用は、禁止されたり、使用用途が制限されたりしている。また、マナー上の観点から、会議や講演会、各種の式典などにおいても、携帯電話などの通信を制限するほうが望ましい場合もある。
【0005】
このような、近年においては、移動体通信装置の発達により、PHSや携帯電話などを利用して、当該移動体通信装置の位置を検出することができるようになっている。
【0006】
このような移動体通信装置の使用制限場所においては、移動体通信装置の機能として設けられているマナーモード機能などを稼動させたり、移動体通信装置の電源を切ることによって、移動体通信装置の使用制限が可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在のところ、場所に応じて移動体通信装置の使用を制限することは、その使用者のモラルに委ねられている。
【0008】
したがって、移動体通信装置の使用者のモラルが低かったり、または、電源の切り忘れやマナーモード設定のし忘れなどが生じた場合、移動体通信装置の使用が他人を非常に危険な状態にしたり、また、他人の迷惑になったりする場合が生じる。
【0009】
従って、本発明の目的は、受信側の移動体通信装置が通信不可の場所に位置している場合に、正確且つ自動的にその通信を制限し、且つ、呼び出し側の移動体通信装置に受信側の移動体通信装置の状態を通知することができる移動体通信システム、移動体通信方法、及び移動体通信プログラムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の移動体通信システムは、第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、第1の移動体通信装置に第2の移動体通信装置の状態を通知する移動体通信システムであって、移動体通信装置の位置を検出し、移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する位置検出処理手段と、位置検出処理手段で通信不可状態の位置と判断された移動体通信装置を記憶する通信不可登録手段と、第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、第2の移動体通信装置が通信不可登録手段に登録されているかどうかを判断し、第2の移動体通信装置が通信不可登録手段に登録されている場合には、第1の移動体通信装置に通信不可状態であることを通知する受信者検出通知手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0011】
ここで、さらに、移動体通信装置が通信不可となる所定の位置を記憶する不可位置記憶手段を有し、位置検出処理手段は、不可位置記憶手段に記憶されている所定の位置と移動体通信装置の位置とに基づいて、移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する、ようにしてもよい。
【0012】
また、位置検出処理手段は、移動体通信装置からの電波を受信する少なくとも3以上の基地局からの情報に基づいて、移動体通信装置の位置を検出する、ことができる。このとき、3以上の基地局からの情報は、それぞれの基地局を特定する基地局IDと、移動体通信装置からの電波の電界強度であり、移動体通信装置の位置は、緯度と経度で特定される、ことができる。
【0013】
位置検出処理手段は、移動体通信装置が通信不可の位置と判断して登録する際に、移動体通信装置をマナーモードに設定する、または、前記移動体通信装置の電源をOFFにする制御信号を移動体通信装置に送信する、ようにしてもよい。
【0014】
さらに、移動体通信装置が通信不可となる所定の場所に位置することを通知する通信不可処理手段を有し、位置検出処理手段は、通信不可処理手段からの通知に基づいて、移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する、ことができる。ここで、通信不可処理手段は、移動体通信装置が通信不可となる所定の場所に位置することを通知する際に、移動体通信装置をマナーモードに設定する、または、前記移動体通信装置の電源をOFFにする制御信号を前記移動体通信装置に送信する、ようにしてもよい。
【0015】
また、受信者検出通知手段は、第1の移動体通信装置に第2の移動体通信装置の通信不可の状態の理由を通知する、ことができるようにしてもよい。
【0016】
さらに、電子メールを通信する電子メール処理手段を備え、電子メール処理手段は、受信者検出通知手段からの第1の移動体通信装置への通知要求に応じて、当該通知を第1の移動体通信装置が受信可能な電子メールとして送信する、ようにしてもよい。
【0017】
また、位置検出処理手段、及び受信者検出通知手段は、複数のコンピュータ装置によって実行される、ことができる。
【0018】
また、上記課題を解決するため、本発明の移動体通信方法は、第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、第1の移動体通信装置に第2の移動体通信装置の状態を通知する移動体通信方法であって、(A)移動体通信装置の位置を検出し、(B)移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録し、(C)第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、第2の移動体通信装置が通信不可の位置として登録されているかどうかを判断し、(D)第2の移動体通信装置が通信不可の位置として登録されている場合には、第1の移動体通信装置に第2の移動体通信装置が通信不可状態であることを通知する、ことを特徴とする。
【0019】
ここで、ステップ(A)は、移動体通信装置からの電波を受信する少なくとも3以上の基地局からの情報に基づいて、移動体通信装置の位置を検出する、ことができる。このとき、3以上の基地局からの情報は、それぞれの基地局を特定する基地局IDと、移動体通信装置からの電波の電界強度であり、移動体通信装置の位置は、緯度と経度で特定される、ようにすることができる。
【0020】
また、ステップ(B)は、移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録し、当該登録の際に、移動体通信装置をマナーモードに設定する、または、移動体通信装置の電源をOFFにする制御信号を移動体通信装置に送信する、ようにしてもよい。
【0021】
さらに、(A0)移動体通信装置が通信不可となる所定の位置を記憶するステップを有し、ステップ(B)は、ステップ(A0)で記憶されている所定の位置とステップ(A)で検出された移動体通信装置の位置とに基づいて、移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する、ようにすることができる。
【0022】
さらに、(A1)移動体通信装置が通信不可となる所定の場所に位置することを通知するステップを有し、ステップ(B)は、ステップ(A1)からの通知に基づいて、移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する、ようにすることができる。
【0023】
ステップ(A1)は、移動体通信装置が通信不可となる所定の場所に位置することを通知する際に、移動体通信装置をマナーモードに設定する、または、移動体通信装置の電源をOFFにする制御信号を移動体通信装置に送信する、ようにしてもよい。
【0024】
ステップ(D)は、第1の移動体通信装置に第2の移動体通信装置の通信不可の状態の理由を通知する、ようにすることができ、また、ステップ(D)は、第1の移動体通信装置への通知を、第1の移動体通信装置が受信可能な電子メールで行う、ようにすることもできる。
【0025】
また、上記課題を解決するため、本発明の移動体通信プログラムは、第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、第1の移動体通信装置に第2の移動体通信装置の状態を通知する機能を備えた移動体通信プログラムであって、(A)移動体通信装置の位置を検出する機能と、(B)移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する機能と、(C)第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、第2の移動体通信装置が通信不可の位置として登録されているかどうかを判断する機能と、(D)第2の移動体通信装置が通信不可の位置として登録されている場合には、第1の移動体通信装置に第2の移動体通信装置が通信不可状態であることを通知する機能と、を備えることを特徴とする。
【0026】
ここで、上述の移動体通信プログラムは、機能(A)、機能(B)、機能(C)、及び機能(D)を備え、複数のコンピュータ装置によって実行される、ようにすることもできる。
【0027】
移動体通信装置の場所に応じて、通信不可DBに登録し、移動体通信装置への呼び出しの際には、通信不可DBを検索して当該受信側の移動体通信装置が登録されているか否かを判断する。この通信不可DBに登録されていれば、通信不可の通知を発呼側の移動体通信装置に通知する。このため、受信側の移動体通信装置への呼び出しを制限すると共に、発呼側の移動体通信装置に受信側の移動体通信装置の状態を通知することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の移動体通信システム、移動体通信方法、及び移動体通信プログラムの実施の形態を説明する。なお、以下においては、発呼側及び受信側共に携帯電話やPHS(Personal Handy phone System)などの移動体通信装置として説明する。
【0029】
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の移動体通信システムの一利用形態を示す図である。本発明の移動体通信システム110の利用形態においては、受信側のユーザが所持するPHS、携帯電話などの移動体通信装置20aと、発呼側のユーザが所持するPHS、携帯電話などの移動体通信装置20bと、移動体通信装置20a、20bの通信局である基地局30と、少なくとも3以上の基地局30からの位置情報に基づいて移動体通信装置20aの位置を検出して通信不可状態か否かを判断し、移動体通信装置20bからの通信(発呼)要求に応じて、通信不可状態にある移動体通信装置20aの状態を移動体通信装置20bに通知する移動体通信システム110と、を備えている。
【0030】
図2は、図1に示した移動体通信システム110の具体的な一形態を示す図である。図2において、この移動体通信システム110は、基地局30との間で無線電波を送受信する通信制御部11と、病院、電車経路、式典会場、会議室、講習会場などの移動体通信装置20a、20b(図1)の通信不可の場所を地図情報などで登録する不可位置DB(Data Base)15と、不可位置DB15に登録されている場所にある移動体通信装置を特定する電話番号や装置IDなどの装置特定情報をその位置情報と共に登録する通信不可登録DB14と、通信制御部11で受信した基地局30からの無線電波に含まれる位置情報に基づいて、移動体通信装置20a、20b(図1)の位置を検出し、検出した移動体通信装置20aの位置が不可位置DB15に登録されている場所の場合、当該移動体通信装置20aの装置特定情報と位置情報を通信不可登録DB14に登録する位置検出処理部12と、移動体通信装置20bからの移動体通信装置20aへの発呼要求に応じて、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているか否かを判断し、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されている場合には、移動体通信装置20bにその旨の通知を行う受信者検出通知部13と、を備えている。
【0031】
以下、移動体通信システム110を利用した移動体通信方法の具体的な例を示す。
【0032】
図3は、移動体通信システム110を利用した移動体通信方法を示すフローチャートである。図1〜図3において、移動体通信システム110の位置検出処理部12は、携帯電話やPHSなどの移動体通信装置20aの現在位置を検出し確認する(ステップ301)。この検出は、例えば、移動体通信装置20aから出される待ち受け用の無線電波を3以上の基地局30で受信し、各基地局30から通信制御部11へ移動体通信装置20aの利用者ID(電話番号)と受信している無線電波の電界強度を送信する。位置検出処理部12は、通信制御部11で受信した3以上の基地局30からの移動体通信装置20aの利用者IDと電界強度によってその緯度と経度を算出し、移動体通信装置20aの位置を検出することができる。
【0033】
移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場などの通信不可位置として予め不可位置DB15に登録されている所定の場所に位置した場合(ステップ302)、移動体通信システム110の位置検出処理部12は、その位置を示す位置情報と利用者IDとを通信不可登録DB14に登録する(ステップ303)。
【0034】
ここで、移動体通信システム110の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aをその位置する場所に応じたマナーモードに設定(呼出音OFF、電源OFF)できる制御電波を移動体通信装置20aに送り、移動体通信装置20aは、受信した当該制御電波に応じたマナーモードに切り替わる(ステップ304)。この後も、移動体通信システム110の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aの位置の検出(ステップ301)を行う。
【0035】
移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場などの通信不可位置として予め不可位置DB15に登録されている所定の場所から出ずに(ステップ305)、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aへ通信開始要求(発呼)があった場合(ステップ306)、その通信要求は、基地局30を介して移動体通信システム110の通信制御部11で受信される。
【0036】
通信制御部11での通信開始(発呼)要求に応じて、受信者検出通知部13は、通信要求のされている移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているか否かを判断する(ステップ307)。
【0037】
移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されている場合(ステップ307)には、受信者検出通知部13は、通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bに対して、移動体通信装置20aが通信不可の場所に位置していることを通知する(ステップ308)。この通知には、移動体通信装置20aが通信不可の理由を含むことができる。
【0038】
一方、移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場などの通信不可位置として予め不可位置DB15に登録されている所定の場所から出た場合(ステップ305)、移動体通信システム110の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aの登録情報を通信不可登録DB14から削除する(ステップ309)。
【0039】
そして、移動体通信システム110の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aのマナーモード(呼出音OFF、電源OFF)を解除する制御電波を移動体通信装置20aに送り、移動体通信装置20aは、受信した当該制御電波に応じてマナーモードを解除する(ステップ310)。この後も、移動体通信システム110の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aの位置の検出(ステップ301)を行う。
【0040】
また、移動体通信装置20bからの通信開始(発呼)要求時(ステップ306)に、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されていない場合(ステップ307)には、受信者検出通知部13は、通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bに対して、移動体通信装置20aとの通信可の通知を行い、移動体通信装置20bは移動体通信装置20aと通信を開始することができる(ステップ311)。
【0041】
以上、移動体通信システム110を利用した移動体通信方法を示すフローチャートについて説明したが、以下で、実際の通信を行う場合の処理フローについて説明する。
【0042】
(1)移動体通信装置20aが通常の場所での通信
この場合、移動体通信装置20aは、ステップ301の状態から、ステップ302及びステップ305共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ306の発呼要求を待つ。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ306で「NO」)では、ステップ301〜ステップ306の状態を繰り返していることになる。
【0043】
次に、ステップ306で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ306で「YES」の場合)、受信者検出通知部13から移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ307)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に未登録なため、移動体通信装置20bと移動体通信装置20aの間の通信が許可になる(ステップ311)。
【0044】
(2)移動体通信装置20aが通信不可の場所での通信
この場合、移動体通信装置20aは、ステップ301の状態から、ステップ302で「YES」の状態となり、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14に登録され(ステップ303)、マナーモードに設定される(ステップ304)。この状態で、移動体通信装置20aの位置の監視(ステップ301)が続く。
【0045】
ここで、ステップ302の判断は、移動体通信装置20aが、通信不可の場所に入った時のみにされるので、移動体通信装置20aが通信不可の場所にいる間は(ステップ303及び304の処理後は)、ステップ302の判断処理は「NO」となる。従って、通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録された後は、移動体通信装置20aは、ステップ301の状態から、ステップ302及びステップ305共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ306の発呼要求を待つことになる。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ306で「NO」)では、ステップ301〜ステップ306の状態を繰り返していることになる。
【0046】
次に、ステップ306で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ306が「YES」の場合)、受信者検出通知部13によって移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ307)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているため、受信者検出通知部13は、ステップ308の通知処理を行う。
【0047】
(3)移動体通信装置20aが通信不可の場所から出た場合の通信
移動体通信装置20aが、一度通信不可の場所に入ると、移動体通信装置20aは、ステップ301の状態から、ステップ302で「YES」の状態となり、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14に登録され(ステップ303)、マナーモードに設定される(ステップ304)。この状態で、移動体通信装置20aの位置の監視(ステップ301)が続く。
【0048】
ここで、ステップ302の判断は、移動体通信装置20aが、通信不可の場所に入った時のみにされるので、移動体通信装置20aが通信不可の場所にいる間は(ステップ303及び304の処理後は)、ステップ302の判断処理は「NO」となる。従って、通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録された後は、移動体通信装置20aは、ステップ301の状態から、ステップ302及びステップ305共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ306の発呼要求を待つことになる。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ306で「NO」)では、ステップ301〜ステップ306の状態を繰り返していることになる。
【0049】
次に、移動体通信装置20aが通信不可の場所から出た場合、ステップ305で「YES」となり、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14から移動体通信装置20aの情報が削除され(ステップ309)、マナーモードが解除される(ステップ310)。
【0050】
この後は、移動体通信装置20aは、通信不可登録DB14に未登録の状態で、ステップ301の状態から、ステップ302及びステップ305共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ306の発呼要求を待つことになる。
【0051】
次に、ステップ306で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ306で「YES」の場合)、受信者検出通知部13によって移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ307)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に未登録なため、移動体通信装置20bと移動体通信装置20aとの通信が許可になる(ステップ311)。
【0052】
以上のように、本発明の移動体通信システム及び移動体通信方法によれば、移動体通信装置20aの場所に応じて、通信不可登録DB14に登録し、移動体通信装置20bからの移動体通信装置20aへの通信開始(発呼)要求の際には、通信不可登録DB14を検索して当該受信側の移動体通信装置20aが登録されているか否かを判断する。この通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録されていれば、通信不可の通知を発呼側の移動体通信装置20bに通知する。このため、受信側の移動体通信装置20aへの呼び出しを正確且つ自動的に制限すると共に、発呼側の移動体通信装置20bに受信側の移動体通信装置20aの状態を通知することができる。
【0053】
次に、本発明の移動体通信システム及び移動体通信方法の他の実施の形態について説明する。
【0054】
<第2の実施の形態>
図4は、本発明の移動体通信システムの一利用形態を示す図である。本発明の移動体通信システム120の利用形態においては、受信側のユーザが所持するPHS、携帯電話などの移動体通信装置20aと、発呼側のユーザが所持するPHS、携帯電話などの移動体通信装置20bと、移動体通信装置20a、20bの通信局である基地局30と、少なくとも3以上の基地局30からの位置情報に基づいて移動体通信装置20aの位置を検出して通信不可状態か否かを判断し、移動体通信装置20bからの通信(発呼)要求に応じて、通信不可状態にある移動体通信装置20aの状態を移動体通信装置20bに通知する移動体通信システム120と、移動体通信システム120に接続され、電子メールなどの通信を行うインターネットやイントラネットなどのコンピュータネットワーク40と、移動体通信装置20bをコンピュータネットワーク40に接続するためのプロバイダ50と、を備えている。
【0055】
図5は、図4に示した移動体通信システム120の具体的な一形態を示す図である。図5において、この移動体通信システム120は、基地局30との間で無線電波を送受信する通信制御部11と、病院、電車経路、式典会場、会議室、講習会場などの移動体通信装置20a、20b(図4)の通信不可の場所を地図情報などで登録する不可位置DB(Data Base)15と、不可位置DB15に登録されている場所にある移動体通信装置を特定する電話番号や装置IDなどの装置特定情報をその位置情報と共に登録する通信不可登録DB14と、通信制御部11で受信した基地局30からの無線電波に含まれる位置情報に基づいて、移動体通信装置20a、20b(図4)の位置を検出し、検出した移動体通信装置20aの位置が不可位置DB15に登録されている場所の場合、当該移動体通信装置20aの装置特定情報と位置情報を通信不可登録DB14に登録する位置検出処理部12と、移動体通信装置20bからの移動体通信装置20aへの発呼要求に応じて、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているか否かを判断し、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されている場合には、移動体通信装置20bにその旨の通知要求を行う受信者検出通知部13と、受信者検出通知部13からの通知要求に応じた電子メールの通知情報や、通知先の移動体通信装置20bに対応する電子メールのアドレスを記憶するメールDB17と、受信者検出通知部13からの移動体通信装置20bへの通知要求に応じて、メールDB17から所定の電子メールの通知情報を選択し、さらに、移動体通信装置20bに対応する電子メールのアドレスを読み出して、コンピュータネットワーク40を介して、その通知情報を移動体通信装置20bで受信可能な電子メールのアドレス宛に送信するメール処理部16と、を備えている。
【0056】
以下、移動体通信システム120を利用した移動体通信方法の具体的な例を示す。
【0057】
図6は、移動体通信システム120を利用した移動体通信方法を示すフローチャートである。図4〜図6において、移動体通信システム120の位置検出処理部12は、携帯電話やPHSなどの移動体通信装置20aの現在位置を検出し確認する(ステップ601)。この検出は、例えば、移動体通信装置20aから出される待ち受け用の無線電波を3以上の基地局30で受信し、各基地局30から通信制御部11へ移動体通信装置20aの利用者ID(電話番号)と受信している無線電波の電界強度を送信する。位置検出処理部12は、通信制御部11で受信した3以上の基地局30からの移動体通信装置20aの利用者IDと電界強度によってその緯度と経度を算出し、移動体通信装置20aの位置を検出することができる。
【0058】
移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場などの通信不可位置として予め不可位置DB15に登録されている所定の場所に位置した場合(ステップ602)、移動体通信システム120の位置検出処理部12は、その位置を示す位置情報と利用者IDとを通信不可登録DB14に登録する(ステップ603)。
【0059】
ここで、移動体通信システム120の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aをその位置する場所に応じたマナーモードに設定(呼出音OFF、電源OFF)できる制御電波を移動体通信装置20aに送り、移動体通信装置20aは、受信した当該制御電波に応じたマナーモードに切り替わる(ステップ604)。この後も、移動体通信システム120の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aの位置の検出(ステップ601)を行う。
【0060】
移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場などの通信不可位置として予め不可位置DB15に登録されている所定の場所から出ずに(ステップ605)、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aへ通信開始要求(発呼)があった場合(ステップ606)、その通信要求は、基地局30を介して移動体通信システム120の通信制御部11で受信される。
【0061】
通信制御部11での通信開始(発呼)要求に応じて、受信者検出通知部13は、通信要求のされている移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているか否かを判断する(ステップ607)。
【0062】
移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されている場合(ステップ607)には、受信者検出通知部13は、通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bに対して、移動体通信装置20aが通信不可の場所に位置していることを通知するようにメール処理部16へ通知要求を出す(ステップ608)。このとき、メール処理部16へ移動体通信装置20bの利用者IDと移動体通信装置20aの場所を示す位置情報を通知する。
【0063】
メール処理部16は、移動体通信装置20aの場所を示す位置情報に基づいて、メールDB17から移動体通信装置20bに送信する電子メールの内容を選択する。また、移動体通信装置20bの利用者IDに基づいて、移動体通信装置20bで受信可能な電子メールのアドレスをメールDB17から検索する。そして、メール処理部16は、移動体通信装置20bで受信可能な電子メールのアドレス宛に電子メールを送信する(ステップ609)。この電子メールには、移動体通信装置20aが通信不可の理由を含むことができる。
【0064】
通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bは、コンピュータネットワーク40を介して送信された電子メールを、プロバイダ50経由で受信することができ、これによって、移動体通信装置20aが通信不可の状態であることやその理由を知ることができる。
【0065】
一方、移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場などの通信不可位置として予め不可位置DB15に登録されている所定の場所から出た場合(ステップ605)、移動体通信システム120の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aの登録情報を通信不可登録DB14から削除する(ステップ610)。
【0066】
そして、移動体通信システム120の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aのマナーモード(呼出音OFF、電源OFF)を解除する制御電波を移動体通信装置20aに送り、移動体通信装置20aは、受信した当該制御電波に応じてマナーモードを解除する(ステップ611)。この後も、移動体通信システム120の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aの位置の検出(ステップ601)を行う。
【0067】
また、移動体通信装置20bからの通信開始(発呼)要求時(ステップ606)に、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されていない場合(ステップ607)には、受信者検出通知部13は、通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bに対して、移動体通信装置20aとの通信可の通知を行い、移動体通信装置20bは移動体通信装置20aと通信を開始することができる(ステップ612)。
【0068】
以上、移動体通信システム120を利用した移動体通信方法を示すフローチャートについて説明したが、以下で、実際の通信を行う場合の処理フローについて説明する。
【0069】
(1)移動体通信装置20aが通常の場所での通信
この場合、移動体通信装置20aは、ステップ601の状態から、ステップ602及びステップ605共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ606の発呼要求を待つ。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ606で「NO」)では、ステップ601〜ステップ606の状態を繰り返していることになる。
【0070】
次に、ステップ606で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ606で「YES」の場合)、受信者検出通知部13から移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ607)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に未登録なため、移動体通信装置20bと移動体通信装置20aの間の通信が許可になる(ステップ612)。
【0071】
(2)移動体通信装置20aが通信不可の場所での通信
この場合、移動体通信装置20aは、ステップ601の状態から、ステップ602で「YES」の状態となり、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14に登録され(ステップ603)、マナーモードに設定される(ステップ604)。この状態で、移動体通信装置20aの位置の監視(ステップ601)が続く。
【0072】
ここで、ステップ602の判断は、移動体通信装置20aが、通信不可の場所に入った時のみにされるので、移動体通信装置20aが通信不可の場所にいる間は(ステップ603及び604の処理後は)、ステップ602の判断処理は「NO」となる。従って、通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録された後は、移動体通信装置20aは、ステップ601の状態から、ステップ602及びステップ605共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ606の発呼要求を待つことになる。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ606で「NO」)では、ステップ601〜ステップ606の状態を繰り返していることになる。
【0073】
次に、ステップ606で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ606が「YES」の場合)、受信者検出通知部13によって移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ607)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているため、受信者検出通知部13は、ステップ608の通知処理を行い、メール処理部16は、電子メールの送信を行う(ステップ609)。
【0074】
(3)移動体通信装置20aが通信不可の場所から出た場合の通信
移動体通信装置20aが、一度通信不可の場所に入ると、移動体通信装置20aは、ステップ601の状態から、ステップ602で「YES」の状態となり、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14に登録され(ステップ603)、マナーモードに設定される(ステップ604)。この状態で、移動体通信装置20aの位置の監視(ステップ601)が続く。
【0075】
ここで、ステップ602の判断は、移動体通信装置20aが、通信不可の場所に入った時のみにされるので、移動体通信装置20aが通信不可の場所にいる間は(ステップ603及び604の処理後は)、ステップ602の判断処理は「NO」となる。従って、通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録された後は、移動体通信装置20aは、ステップ601の状態から、ステップ602及びステップ605共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ606の発呼要求を待つことになる。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ606で「NO」)では、ステップ601〜ステップ606の状態を繰り返していることになる。
【0076】
次に、移動体通信装置20aが通信不可の場所から出た場合、ステップ605で「YES」となり、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14から移動体通信装置20aの情報が削除され(ステップ610)、マナーモードが解除される(ステップ611)。
【0077】
この後は、移動体通信装置20aは、通信不可登録DB14に未登録の状態で、ステップ601の状態から、ステップ602及びステップ605共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ606の発呼要求を待つことになる。
【0078】
次に、ステップ606で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ606で「YES」の場合)、受信者検出通知部13によって移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ607)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に未登録なため、移動体通信装置20bと移動体通信装置20aとの通信が許可になる(ステップ612)。
【0079】
以上のように、本発明の移動体通信システム及び移動体通信方法によれば、移動体通信装置20aの場所に応じて、通信不可登録DB14に登録し、移動体通信装置20bからの移動体通信装置20aへの通信開始(発呼)要求の際には、通信不可登録DB14を検索して当該受信側の移動体通信装置20aが登録されているか否かを判断する。この通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録されていれば、通信不可の通知を発呼側の移動体通信装置20bに電子メールで通知する。このため、受信側の移動体通信装置20aへの呼び出しを正確且つ自動的に制限すると共に、発呼側の移動体通信装置20bに受信側の移動体通信装置20aの状態をより詳細に通知することができる。
【0080】
次に、本発明の移動体通信システム及び移動体通信方法の他の実施の形態について説明する。
【0081】
<第3の実施の形態>
図7は、本発明の移動体通信システムの一利用形態を示す図である。本発明の移動体通信システム130の利用形態においては、受信側のユーザが所持するPHS、携帯電話などの移動体通信装置20aと、発呼側のユーザが所持するPHS、携帯電話などの移動体通信装置20bと、移動体通信装置20a、20bの通信局である基地局30と、病院、電車内、式典会場、会議室、講習会場、航空機内などの移動体通信装置20a、20bの通信不可の場所に設けられた施設システム60と、施設システム60から発信された通信不可情報を移動体通信装置20aから受信して登録し、移動体通信装置20bからの通信(発呼)要求に応じて、通信不可状態にある移動体通信装置20aの状態を移動体通信装置20bに通知する移動体通信システム130と、を備えている。
【0082】
ここで、施設システム60は、移動体通信装置20aとの通信を行う通信制御部61と、移動体通信装置20aが通信不可の場所に位置していることを位置情報として通知し、移動体通信装置20aをマナーモードに設定する制御信号を送信する通信不可処理部62と、を備えている。
【0083】
図8は、図7に示した移動体通信システム130の具体的な一形態を示す図である。図8において、この移動体通信システム130は、基地局30との間で無線電波を送受信する通信制御部11と、通信不可位置にある移動体通信装置20aを特定する電話番号や装置IDなどの装置特定情報をその位置情報と共に登録する通信不可登録DB14と、移動体通信装置20aの位置が通信不可位置の場所にある通知を受信し、当該移動体通信装置20aの装置特定情報と位置情報を通信不可登録DB14に登録する位置検出処理部12と、移動体通信装置20bからの移動体通信装置20aへの発呼要求に応じて、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているか否かを判断し、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されている場合には、移動体通信装置20bにその旨の通知を行う受信者検出通知部13と、を備えている。
【0084】
以下、移動体通信システム130を利用した移動体通信方法の具体的な例を示す。
【0085】
図9は、移動体通信システム130を利用した移動体通信方法を示すフローチャートである。図7〜図9において、移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場、航空機内などの通信不可位置に入った場合、その場所に予め設置されている施設システム60の通信制御部61が移動体通信装置20aからの無線電波を受信する(ステップ901)。
【0086】
通信制御部61は、移動体通信装置20aからの無線電波を受信すると、その旨を通信不可処理部62に通知する。通信不可処理部62は、予め登録されている通信不可位置情報と移動体通信装置20aをその位置する場所に応じたマナーモードに設定(呼出音OFF、電源OFF)できる制御電波を移動体通信装置20aへ送信する(ステップ902)。
【0087】
移動体通信装置20aは、受信した通信不可位置情報と移動体通信装置20aの利用者ID(電話番号)を移動体通信システム130に送信して、受信した制御電波に応じたマナーモードに切り替わる(ステップ903)。
【0088】
移動体通信システム130の通信制御部11が、基地局30を介して移動体通信装置20aから通信不可位置情報と利用者ID(電話番号)を受信すると、位置検出処理部12は、その通信不可位置情報と利用者IDとを通信不可登録DB14に登録する(ステップ904)。
【0089】
移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場、航空機内などの通信不可位置の場所から出ずに(ステップ905)、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aへ通信開始要求(発呼)があった場合(ステップ908)、その通信要求は、基地局30を介して移動体通信システム130の通信制御部11で受信される。
【0090】
通信制御部11での通信開始(発呼)要求に応じて、受信者検出通知部13は、通信要求のされている移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているか否かを判断する(ステップ909)。
【0091】
移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されている場合(ステップ909)には、受信者検出通知部13は、通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bに対して、移動体通信装置20aが通信不可の場所に位置していることを通知する(ステップ910)。この通知には、移動体通信装置20aが通信不可の理由を含むことができる。
【0092】
一方、移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場、航空機内などの通信不可位置の場所から出た場合(ステップ905)、移動体通信装置20aから移動体通信システム130へその旨が通知され、移動体通信システム130の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aの登録情報を通信不可登録DB14から削除する(ステップ906)。
【0093】
そして、移動体通信システム130の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aのマナーモード(呼出音OFF、電源OFF)を解除する制御電波を移動体通信装置20aに送り、移動体通信装置20aは、受信した当該制御電波に応じてマナーモードを解除する(ステップ907)。この後、移動体通信システム130は、移動体通信装置20aの位置の検出や通信開始(発呼)要求の受信などを待つ(ステップ901〜ステップ908)。
【0094】
このようにして、通信開始(発呼)要求(ステップ908)があるまでは、上述したステップ901〜ステップ908の処理を移動体通信装置20aの状態に応じて繰り返す。
【0095】
また、移動体通信装置20bからの通信開始(発呼)要求時(ステップ908)に、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されていない場合(ステップ909)には、受信者検出通知部13は、通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bに対して、移動体通信装置20aとの通信可の通知を行い、移動体通信装置20bは移動体通信装置20aと通信を開始することができる(ステップ911)。
【0096】
以上、移動体通信システム130を利用した移動体通信方法を示すフローチャートについて説明したが、以下で、実際の通信を行う場合の処理フローについて説明する。
【0097】
(1)移動体通信装置20aが通常の場所での通信
この場合、移動体通信装置20aは、ステップ901及びステップ905共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ908の発呼要求を待つ。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ908で「NO」)では、ステップ901〜ステップ908の状態を繰り返していることになる。
【0098】
次に、ステップ908で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ908で「YES」の場合)、受信者検出通知部13から移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ909)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に未登録なため、移動体通信装置20bと移動体通信装置20aの間の通信が許可になる(ステップ911)。
【0099】
(2)移動体通信装置20aが通信不可の場所での通信
この場合、移動体通信装置20aは、ステップ901で「YES」の状態となり、施設システム60によるステップ902の処理でマナーモードに設定され(ステップ903)、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14に登録され(ステップ904)。この状態で、通信不可の場所からの退場(ステップ905)か移動体通信装置20bからの発呼要求(ステップ908)を待つ。
【0100】
ここで、ステップ901の判断は、移動体通信装置20aが、通信不可の場所に入った時のみにされるので、移動体通信装置20aが通信不可の場所にいる間は(ステップ902〜904の処理後は)、ステップ901の判断処理は「NO」となる。従って、通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録された後は、移動体通信装置20aは、ステップ901及びステップ905共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ908の発呼要求を待つことになる。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ908で「NO」)では、ステップ901〜ステップ908の状態を繰り返していることになる。
【0101】
次に、ステップ908で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ908が「YES」の場合)、受信者検出通知部13によって移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ909)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているため、受信者検出通知部13は、ステップ910の通知処理を行う。
【0102】
(3)移動体通信装置20aが通信不可の場所から出た場合の通信
移動体通信装置20aが、一度通信不可の場所に入ると、移動体通信装置20aは、ステップ901で「YES」の状態となり、施設システム60によるステップ902の処理でマナーモードに設定され(ステップ903)、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14に登録され(ステップ904)。この状態で、通信不可の場所からの退場(ステップ905)か移動体通信装置20bからの発呼要求(ステップ908)を待つ。
【0103】
ここで、ステップ901の判断は、移動体通信装置20aが、通信不可の場所に入った時のみにされるので、移動体通信装置20aが通信不可の場所にいる間は(ステップ902〜904の処理後は)、ステップ901の判断処理は「NO」となる。従って、通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録された後は、移動体通信装置20aは、ステップ901及びステップ905共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ908の発呼要求を待つことになる。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ908で「NO」)では、ステップ901〜ステップ908の状態を繰り返していることになる。
【0104】
次に、移動体通信装置20aが通信不可の場所から出た場合、ステップ905で「YES」となり、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14から移動体通信装置20aの情報が削除され(ステップ906)、マナーモードが解除される(ステップ907)。
【0105】
この後は、移動体通信装置20aは、通信不可登録DB14に未登録の状態で、ステップ901及びステップ905共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ908の発呼要求を待つことになる。
【0106】
次に、ステップ908で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ908で「YES」の場合)、受信者検出通知部13によって移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ909)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に未登録なため、移動体通信装置20bと移動体通信装置20aとの通信が許可になる(ステップ911)。
【0107】
以上のように、本発明の移動体通信システム及び移動体通信方法によれば、予め所定の場所に設置された施設システム60によって、移動体通信装置20aの通信を不可状態にし、その状態を示す情報を通信不可登録DB14に登録し、移動体通信装置20bからの移動体通信装置20aへの通信開始(発呼)要求の際には、通信不可登録DB14を検索して当該受信側の移動体通信装置20aが登録されているか否かを判断する。この通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録されていれば、通信不可の通知を発呼側の移動体通信装置20bに通知する。このため、受信側の移動体通信装置20aへの呼び出しを正確且つ自動的に制限すると共に、発呼側の移動体通信装置20bに受信側の移動体通信装置20aの状態を通知することができる。
【0108】
次に、本発明の移動体通信システム及び移動体通信方法の他の実施の形態について説明する。
【0109】
<第4の実施の形態>
図10は、本発明の移動体通信システムの一利用形態を示す図である。本発明の移動体通信システム140の利用形態においては、受信側のユーザが所持するPHS、携帯電話などの移動体通信装置20aと、発呼側のユーザが所持するPHS、携帯電話などの移動体通信装置20bと、移動体通信装置20a、20bの通信局である基地局30と、病院、電車内、式典会場、会議室、講習会場、航空機内などの移動体通信装置20a、20bの通信不可の場所に設けられた施設システム60と、施設システム60から発信された通信不可情報を移動体通信装置20aから受信して登録し、移動体通信装置20bからの通信(発呼)要求に応じて、通信不可状態にある移動体通信装置20aの状態を移動体通信装置20bに通知する移動体通信システム140と、移動体通信システム140に接続され、電子メールなどの通信を行うインターネットやイントラネットなどのコンピュータネットワーク40と、移動体通信装置20bをコンピュータネットワーク40に接続するためのプロバイダ50と、を備えている。
【0110】
ここで、施設システム60は、移動体通信装置20aとの通信を行う通信制御部61と、移動体通信装置20aが通信不可の場所に位置していることを位置情報として通知し、移動体通信装置20aをマナーモードに設定する制御信号を送信する通信不可処理部62と、を備えている。
【0111】
図11は、図10に示した移動体通信システム140の具体的な一形態を示す図である。図11において、この移動体通信システム140は、基地局30との間で無線電波を送受信する通信制御部11と、通信不可位置にある移動体通信装置20aを特定する電話番号や装置IDなどの装置特定情報をその位置情報と共に登録する通信不可登録DB14と、移動体通信装置20aの位置が通信不可位置の場所にある通知を受信し、当該移動体通信装置20aの装置特定情報と位置情報を通信不可登録DB14に登録する位置検出処理部12と、移動体通信装置20bからの移動体通信装置20aへの発呼要求に応じて、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているか否かを判断し、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されている場合には、移動体通信装置20bにその旨の通知要求を行う受信者検出通知部13と、受信者検出通知部13からの通知要求に応じた電子メールの通知情報や、通知先の移動体通信装置20bに対応する電子メールのアドレスを記憶するメールDB17と、受信者検出通知部13からの移動体通信装置20bへの通知要求に応じて、メールDB17から所定の電子メールの通知情報を選択し、さらに、移動体通信装置20bに対応する電子メールのアドレスを読み出して、コンピュータネットワーク40を介して、その通知情報を移動体通信装置20bで受信可能な電子メールのアドレス宛に送信するメール処理部16と、を備えている。
【0112】
以下、移動体通信システム140を利用した移動体通信方法の具体的な例を示す。
【0113】
図12は、移動体通信システム140を利用した移動体通信方法を示すフローチャートである。図10〜図12において、移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場、航空機内などの通信不可位置に入った場合、その場所に予め設置されている施設システム60の通信制御部61が移動体通信装置20aからの無線電波を受信する(ステップ1201)。
【0114】
通信制御部61は、移動体通信装置20aからの無線電波を受信すると、その旨を通信不可処理部62に通知する。通信不可処理部62は、予め登録されている通信不可位置情報と移動体通信装置20aをその位置する場所に応じたマナーモードに設定(呼出音OFF、電源OFF)できる制御電波を移動体通信装置20aへ送信する(ステップ1202)。
【0115】
移動体通信装置20aは、受信した通信不可位置情報と移動体通信装置20aの利用者ID(電話番号)を移動体通信システム140に送信して、受信した制御電波に応じたマナーモードに切り替わる(ステップ1203)。
【0116】
移動体通信システム140の通信制御部11が、基地局30を介して移動体通信装置20aから通信不可位置情報と利用者ID(電話番号)を受信すると、位置検出処理部12は、その通信不可位置情報と利用者IDとを通信不可登録DB14に登録する(ステップ1204)。
【0117】
移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場、航空機内などの通信不可位置の場所から出ずに(ステップ1205)、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aへ通信開始要求(発呼)があった場合(ステップ1208)、その通信要求は、基地局30を介して移動体通信システム130の通信制御部11で受信される。
【0118】
通信制御部11での通信開始(発呼)要求に応じて、受信者検出通知部13は、通信要求のされている移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているか否かを判断する(ステップ1209)。
【0119】
移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されている場合(ステップ1209)には、受信者検出通知部13は、通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bに対して、移動体通信装置20aが通信不可の場所に位置していることを通知するようにメール処理部16へ通知要求を出す(ステップ1210)。このとき、メール処理部16へ移動体通信装置20bの利用者IDと移動体通信装置20aの場所を示す位置情報を通知する。
【0120】
メール処理部16は、移動体通信装置20aの場所を示す位置情報に基づいて、メールDB17から移動体通信装置20bに送信する電子メールの内容を選択する。また、移動体通信装置20bの利用者IDに基づいて、移動体通信装置20bで受信可能な電子メールのアドレスをメールDB17から検索する。そして、メール処理部16は、移動体通信装置20bで受信可能な電子メールのアドレス宛に電子メールを送信する(ステップ1211)。この電子メールには、移動体通信装置20aが通信不可の理由を含むことができる。
【0121】
通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bは、コンピュータネットワーク40を介して送信された電子メールを、プロバイダ50経由で受信することができ、これによって、移動体通信装置20aが通信不可の状態であることやその理由を知ることができる。
【0122】
一方、移動体通信装置20aが病院、電車内、式典会場、映画館、演劇場、会議場、航空機内などの通信不可位置の場所から出た場合(ステップ1205)、移動体通信装置20aから移動体通信システム140へその旨が通知され、移動体通信システム140の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aの登録情報を通信不可登録DB14から削除する(ステップ1206)。
【0123】
そして、移動体通信システム140の位置検出処理部12は、移動体通信装置20aのマナーモード(呼出音OFF、電源OFF)を解除する制御電波を移動体通信装置20aに送り、移動体通信装置20aは、受信した当該制御電波に応じてマナーモードを解除する(ステップ1207)。この後、移動体通信システム140は、移動体通信装置20aの位置の検出や通信開始(発呼)要求の受信などを待つ(ステップ1201〜ステップ1208)。
【0124】
このようにして、通信開始(発呼)要求(ステップ1208)があるまでは、上述したステップ1201〜ステップ1208の処理を移動体通信装置20aの状態に応じて繰り返す。
【0125】
また、移動体通信装置20bからの通信開始(発呼)要求時(ステップ1208)に、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されていない場合(ステップ1209)には、受信者検出通知部13は、通信開始(発呼)要求側の移動体通信装置20bに対して、移動体通信装置20aとの通信可の通知を行い、移動体通信装置20bは移動体通信装置20aと通信を開始することができる(ステップ1211)。
【0126】
以上、移動体通信システム140を利用した移動体通信方法を示すフローチャートについて説明したが、以下で、実際の通信を行う場合の処理フローについて説明する。
【0127】
(1)移動体通信装置20aが通常の場所での通信
この場合、移動体通信装置20aは、ステップ1201及びステップ1205共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ1208の発呼要求を待つ。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ1208で「NO」)では、ステップ1201〜ステップ1208の状態を繰り返していることになる。
【0128】
次に、ステップ1208で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ1208で「YES」の場合)、受信者検出通知部13から移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ1209)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に未登録なため、移動体通信装置20bと移動体通信装置20aの間の通信が許可になる(ステップ1212)。
【0129】
(2)移動体通信装置20aが通信不可の場所での通信
この場合、移動体通信装置20aは、ステップ1201で「YES」の状態となり、施設システム60によるステップ1202の処理でマナーモードに設定され(ステップ1203)、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14に登録され(ステップ1204)。この状態で、通信不可の場所からの退場(ステップ1205)か移動体通信装置20bからの発呼要求(ステップ1208)を待つ。
【0130】
ここで、ステップ1201の判断は、移動体通信装置20aが、通信不可の場所に入った時のみにされるので、移動体通信装置20aが通信不可の場所にいる間は(ステップ1202〜1204の処理後は)、ステップ1201の判断処理は「NO」となる。従って、通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録された後は、移動体通信装置20aは、ステップ1201及びステップ1205共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ1208の発呼要求を待つことになる。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ1208で「NO」)では、ステップ1201〜ステップ1208の状態を繰り返していることになる。
【0131】
次に、ステップ1208で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ1208が「YES」の場合)、受信者検出通知部13によって移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ1209)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているため、受信者検出通知部13は、ステップ1210の通知を行い、メール処理部16によって電子メールが送信される(ステップ1211)。
【0132】
(3)移動体通信装置20aが通信不可の場所から出た場合の通信
移動体通信装置20aが、一度通信不可の場所に入ると、移動体通信装置20aは、ステップ1201で「YES」の状態となり、施設システム60によるステップ1202の処理でマナーモードに設定され(ステップ1203)、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14に登録され(ステップ1204)。この状態で、通信不可の場所からの退場(ステップ1205)か移動体通信装置20bからの発呼要求(ステップ1208)を待つ。
【0133】
ここで、ステップ1201の判断は、移動体通信装置20aが、通信不可の場所に入った時のみにされるので、移動体通信装置20aが通信不可の場所にいる間は(ステップ1202〜1204の処理後は)、ステップ1201の判断処理は「NO」となる。従って、通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録された後は、移動体通信装置20aは、ステップ1201及びステップ1205共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ1208の発呼要求を待つことになる。従って、移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求が無い状態(ステップ1208で「NO」)では、ステップ1201〜ステップ1208の状態を繰り返していることになる。
【0134】
次に、移動体通信装置20aが通信不可の場所から出た場合、ステップ1205で「YES」となり、位置検出処理部12によって通信不可登録DB14から移動体通信装置20aの情報が削除され(ステップ1206)、マナーモードが解除される(ステップ1207)。
【0135】
この後は、移動体通信装置20aは、通信不可登録DB14に未登録の状態で、ステップ1201及びステップ1205共に「NO」の状態で、移動体通信装置20bからのステップ1208の発呼要求を待つことになる。
【0136】
次に、ステップ1208で移動体通信装置20bから移動体通信装置20aに対して発呼要求があった場合(ステップ1208で「YES」の場合)、受信者検出通知部13によって移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に登録されているかどうかの確認があり(ステップ1209)、この場合には、移動体通信装置20aが通信不可登録DB14に未登録なため、移動体通信装置20bと移動体通信装置20aとの通信が許可になる(ステップ1212)。
【0137】
以上のように、本発明の移動体通信システム及び移動体通信方法によれば、予め所定の場所に設置された施設システム60によって、移動体通信装置20aの通信を不可状態にし、その状態を示す情報を通信不可登録DB14に登録し、移動体通信装置20bからの移動体通信装置20aへの通信開始(発呼)要求の際には、通信不可登録DB14を検索して当該受信側の移動体通信装置20aが登録されているか否かを判断する。この通信不可登録DB14に移動体通信装置20aが登録されていれば、通信不可の通知を発呼側の移動体通信装置20bに電子メールで通知する。このため、受信側の移動体通信装置20aへの呼び出しを正確且つ自動的に制限すると共に、発呼側の移動体通信装置20bに受信側の移動体通信装置20aの状態をより詳細に通知することができる。
【0138】
以上、本発明の移動体通信システム及び移動体通信方法について説明したが、上述した移動体通信システム及び移動体通信方法で実現される各機能をコンピュータで実行可能な移動体通信プログラムとすることができる。さらに、各機能毎のプログラムを複数のコンピュータ装置で分散処理することもできる。
【0139】
【発明の効果】
以上述べた通り、本発明の移動体通信システム、移動体通信システム、及び移動体通信プログラムによれば、所定の通信不可の場所にある移動体通信装置の通信を不可状態にし、その状態を示す情報を通信不可登録DBに登録し、他の移動体通信装置からの登録された移動体通信装置への通信開始(発呼)要求の際には、通信不可登録DBを検索して当該受信側の移動体通信装置が登録されているか否かを判断する。この通信不可登録DBに受信側の移動体通信装置が登録されていれば、通信不可の通知を発呼側の移動体通信装置に電子メールで通知する。このため、受信側の移動体通信装置への呼び出しを正確且つ自動的に制限すると共に、発呼側の移動体通信装置に受信側の移動体通信装置の状態をより詳細に通知することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移動体通信システムの利用形態の一例を示す図である。
【図2】本発明の移動体通信システムの一例を示す図である。
【図3】本発明の移動体通信方法の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の移動体通信システムの利用形態の一例を示す図である。
【図5】本発明の移動体通信システムの一例を示す図である。
【図6】本発明の移動体通信方法の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の移動体通信システムの利用形態の一例を示す図である。
【図8】本発明の移動体通信システムの一例を示す図である。
【図9】本発明の移動体通信方法の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の移動体通信システムの利用形態の一例を示す図である。
【図11】本発明の移動体通信システムの一例を示す図である。
【図12】本発明の移動体通信方法の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11、61 通信制御部
12 位置検出処理部
13 受信者検出通知部
14 通信不可登録DB
15 不可位置DB
16 メール処理部
17 メールDB
20a、20b 移動体通信装置
30 基地局
40 コンピュータネットワーク
50 プロバイダ
60 施設システム
62 通信不可処理部
110、120、130、140 移動体通信システム

Claims (19)

  1. 第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、前記第1の移動体通信装置に前記第2の移動体通信装置の状態を通知する移動体通信システムであって、
    移動体通信装置の位置を検出し、前記移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する位置検出処理手段と、
    前記位置検出処理手段で通信不可状態の位置と判断された移動体通信装置を記憶する通信不可登録手段と、
    第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、前記第2の移動体通信装置が前記通信不可登録手段に登録されているかどうかを判断し、前記第2の移動体通信装置が前記通信不可登録手段に登録されている場合には、前記第1の移動体通信装置に通信不可状態であることを通知する受信者検出通知手段と、
    電子メールを通信する電子メール処理手段と、を備え、
    前記電子メール処理手段は、前記受信者検出通知手段からの前記第1の移動体通信装置への通知要求に応じて、当該通知を前記第1の移動体通信装置が受信可能な電子メールとして送信する、ことを特徴とする移動体通信システム。
  2. さらに、
    前記移動体通信装置が通信不可となる所定の位置を記憶する不可位置記憶手段を有し、
    前記位置検出処理手段は、前記不可位置記憶手段に記憶されている前記所定の位置と前記移動体通信装置の位置とに基づいて、前記移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する、ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  3. 前記位置検出処理手段は、前記移動体通信装置からの電波を受信する少なくとも3以上の基地局からの情報に基づいて、前記移動体通信装置の位置を検出する、ことを特徴とする請求項1又は2記載の移動体通信システム。
  4. 前記3以上の基地局からの情報は、それぞれの基地局を特定する基地局IDと、移動体通信装置からの電波の電界強度であり、前記移動体通信装置の位置は、緯度と経度で特定される、ことを特徴とする請求項3記載の移動体通信システム。
  5. 前記位置検出処理手段は、前記移動体通信装置が通信不可の位置と判断して登録する際に、前記移動体通信装置をマナーモードに設定する、または、前記移動体通信装置の電源をOFFにする制御信号を前記移動体通信装置に送信する、ことを特徴とする請求項1乃至4記載の移動体通信システム。
  6. さらに、
    前記移動体通信装置が通信不可となる所定の場所に位置することを通知する通信不可処理手段を有し、前記位置検出処理手段は、前記通信不可処理手段からの通知に基づいて、前記移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する、ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信システム。
  7. 前記通信不可処理手段は、前記移動体通信装置が通信不可となる所定の場所に位置することを通知する際に、前記移動体通信装置をマナーモードに設定する、または、前記移動体通信装置の電源をOFFにする制御信号を前記移動体通信装置に送信する、ことを特徴とする請求項6記載の移動体通信システム。
  8. 前記受信者検出通知手段は、前記第1の移動体通信装置に前記第2の移動体通信装置の通信不可の状態の理由を通知する、ことを特徴とする請求項1乃至7記載の移動体通信システム。
  9. 前記位置検出処理手段、及び前記受信者検出通知手段は、複数のコンピュータ装置によって実行される、ことを特徴とする請求項記載の移動体通信システム。
  10. 第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、前記第1の移動体通信装置に前記第2の移動体通信装置の状態を通知する移動体通信方法であって、(A)移動体通信装置の位置を検出し、(B)前記移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録し、(C)第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、前記第2の移動体通信装置が通信不可の位置として登録されているかどうかを判断し、(D)前記第2の移動体通信装置が通信不可の位置として登録されている場合には、前記第1の移動体通信装置に前記第2の移動体通信装置が通信不可状態であることを通知し、
    前記ステップ(D)は、前記第1の移動体通信装置への通知を、前記第1の移動体通信装置が受信可能な電子メールで行う、ことを特徴とする移動体通信方法。
  11. 前記ステップ(A)は、前記移動体通信装置からの電波を受信する少なくとも3以上の基地局からの情報に基づいて、前記移動体通信装置の位置を検出する、ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信方法。
  12. 前記3以上の基地局からの情報は、それぞれの基地局を特定する基地局IDと、移動体通信装置からの電波の電界強度であり、前記移動体通信装置の位置は、緯度と経度で特定される、ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信方法。
  13. 前記ステップ(B)は、前記移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録し、当該登録の際に、前記移動体通信装置をマナーモードに設定する、または、前記移動体通信装置の電源をOFFにする制御信号を前記移動体通信装置に送信する、ことを特徴とする請求項1乃至1記載の移動体通信方法。
  14. さらに、(A0)移動体通信装置が通信不可となる所定の位置を記憶するステップを有し、前記ステップ(B)は、前記ステップ(A0)で記憶されている前記所定の位置と前記ステップ(A)で検出された前記移動体通信装置の位置とに基づいて、前記移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する、ことを特徴とする請求項1乃至1記載の移動体通信方法。
  15. さらに、(A1)移動体通信装置が通信不可となる所定の場所に位置することを通知するステップを有し、
    前記ステップ(B)は、前記ステップ(A1)からの通知に基づいて、前記移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する、
    ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信方法。
  16. 前記ステップ(A1)は、前記移動体通信装置が通信不可となる所定の場所に位置することを通知する際に、前記移動体通信装置をマナーモードに設定する、または、前記移動体通信装置の電源をOFFにする制御信号を前記移動体通信装置に送信する、ことを特徴とする請求項1記載の移動体通信方法。
  17. 前記ステップ(D)は、前記第1の移動体通信装置に前記第2の移動体通信装置の通信不可の状態の理由を通知する、ことを特徴とする請求項1乃至1記載の移動体通信方法。
  18. 第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、前記第1の移動体通信装置に前記第2の移動体通信装置の状態を通知する機能を備えた移動体通信プログラムであって、(A)移動体通信装置の位置を検出する機能と、(B)前記移動体通信装置が通信不可の位置かどうかを判断して登録する機能と、(C)第1の移動体通信装置からの第2の移動体通信装置の呼び出しに応じて、前記第2の移動体通信装置が通信不可の位置として登録されているかどうかを判断する機能と、(D)前記第2の移動体通信装置が通信不可の位置として登録されている場合には、前記第1の移動体通信装置に前記第2の移動体通信装置が通信不可状態であることを通知する機能と、を備え
    前記機能(D)は、前記第1の移動体通信装置への通知を、前記第1の移動体通信装置が受信可能な電子メールで行う、ことを特徴とする移動体通信プログラム。
  19. 前記機能(A)、前記機能(B)、前記機能(C)、及び前記機能(D)を備え、複数のコンピュータ装置によって実行される、ことを特徴とする請求項18記載の移動体通信プログラム。
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