JP4603188B2 - 製版印刷用プルーフの作成方式及び記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット印刷による製版印刷用プルーフの作成方式及び製版印刷プルーフ用記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、極めて多量の印刷物を得る製版印刷業務においては、実際の印刷(以下、本印刷という。)を行う前に、文字、色、レイアウト、面付けなどが、指定した所望のもののとおりに仕上がっているかどうかを確認するため、校正印刷が行われる。この校正印刷により得られる印刷物が、いわゆるプルーフである。従来は、このプルーフの作成も本印刷と同様の方法により、かなりの費用をかけて行っていたが、近年、エレクトロニクス化がますます進行している状況においては、コストの削減、中途での変更が容易であるなどの理由から、デジタルデータから直接にプルーフを作成したいとの市場ニーズが高まっている。
【0003】
こうした市場ニーズに応えるため、昇華型熱転写方式、インクジェット方式、溶融型熱転写方式などの各種のプリンタによって、デジタルデータから直接プルーフを作成することが提案されている。インクジェット方式は、ノズルから記録媒体に向けてインク液滴を高速で射出するもので、装置が比較的小型であり、かつランニングコストも低いなどの利点がある。これに加えて、インクジェット方式によるプリンタは、フルカラー化や高速化が容易なことや、印字騒音が低いことから、上記プルーフの作成に有望な方法の一つである。
【0004】
一方で、上記プルーフにおいては、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷などの各種製版印刷の本印刷で得られる印刷物(以下、本印刷物という)と比較して、広範囲のカラーの再現、ハーフトーン現出、光沢度、シズル感、メタリック感、色かぶりなどの全体的な質感の点で、できるかぎり同程度のものが求められる。
【0005】
しかし、上記のインクジェット方式によりプルーフを作成する場合に、単純に普通紙にインクジェット印刷しても、また、上記本印刷に使用される印刷用紙そのものにインクジェット印刷しても、インクの溢れや滲みなどの欠陥が現れ、満足できるプルーフが得られない。また、一般のインクジェット専用紙にインクジェット印刷した場合、本印刷物との類似性という点では、色相、光沢度などで表される質感がかなり異なる。このため、従来、本印刷物の校正の目的が充分達成せられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、本印刷物と比較して、カラーの再現、ハーフトーン現出、光沢度が同等であるだけでなく、シズル感、メタリック感、色かぶりなどの全体的な質感の点で類似するプルーフを、インクジェット方式により作成する製版印刷用プルーフ作成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、本印刷を行う製版印刷用紙、または該製版印刷用紙と白色度及び光沢度が実質上同一である紙からなる支持体の表面に、インク受容層を形成した記録媒体で、インク受容層の顔料によってインク受容層を形成する前のシートとインク受容層を形成した後の記録媒体とにおける色差が5.0以下とし、かつ光沢度(60度)差が30%以下である記録媒体のインク受容層にインクジェット印刷することにより印刷プルーフを作成することを特徴とする製版印刷用プルーフ作成方式にある。
【0008】
本発明者の研究によると、インクジェット方式により製版印刷用プルーフを作成する場合に、本印刷に使用されるのと同じ製版印刷用紙を使用するときに、その表面にインク受容層を有するインク受容層を形成することにより極めて良好な製版印刷用プルーフが得られることが判明した。
【0009】
更に、本発明では、必ずしも、本印刷に使用されるのと同じ印刷用紙を使用しなくても、該本印刷用紙と白色度及び光沢度が実質上同一である紙を使用した場合にもほぼ同様に良好な印刷用プルーフが得られることが判明した。これは、本印刷物とプルーフ印刷物との質感の差が主にかかる白色度及び光沢度によって支配されるとの発見に基づくもので、大型品や美術品などの本製版印刷用紙が高価な材料の場合には、経済的に有利である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明において、製版印刷用プルーフの作成に使用される記録媒体(以下、本記録媒体という)の支持体としては、最も好ましくは、本印刷に使用される製版印刷用紙が使用される。かかる場合には、表面に形成される画質のみならず、紙の厚み、剛性などを含めて本印刷物と同等のプルーフが得られるので好ましい。しかし、画質の点からすれば、本印刷に使用される印刷用紙と白色度及び光沢度において実質上同じである紙からなる支持体が使用される場合は、本印刷物と極めて類似したプルーフが得られる。ここで、実質上同じとは、本印刷用紙と支持体を比較した時、白色度の差が本印刷を基準として好ましくは10%以下、特には5%以下であり、かつ、光沢度(60度)の差が本印刷用紙を基準として好ましくは20%以下、特には15%以下である場合が適切であることが判明した。
【0011】
本発明における製版印刷としては、オフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷などの通常の製版印刷が挙げられる。かかる製版印刷用紙としては、非塗工印刷用紙と塗工印刷用紙に分かれる。非塗工印刷用紙としては、印刷用紙A(化学パルプ100%使用、上質紙ともいう。)、印刷用紙B(化学パルプ70%以上使用、中質紙ともいう。)、印刷用紙C(化学パルプ40%以上70%未満使用、下級紙ともいう。)、印刷用紙D(化学パルプ40%未満使用)、グラビア用紙、印刷せんか紙などが挙げられる。塗工印刷用紙としては、軽量コート紙(両面塗工量15〜20g/m2)、コート紙(両面塗工量20〜30g/m2)、アート紙(両面塗工量40〜50g/m2)と分類され、それぞれ光沢度より、マット、ダル、グロスに細分化される。その他の塗工印刷用紙としてはキャストコート紙、エンボス紙などが挙げられる。
【0012】
本発明においては、本印刷を行う製版印刷用紙を使用せずに、該製版印刷用紙と白色度及び光沢度において実質上同一である紙からなる支持体を使用する場合には、画像再現性に加えて、厚み、剛性などを含めて本印刷による印刷物(以下、本印刷物という。)に近いプルーフを望む場合にはこれらの点で本印刷用紙に近いものを使用するのが好ましい。かくして、本印刷を行う製版印刷用紙が紙の場合には、パルプを主成分とする天然紙の支持体が使用され、また製版印刷用紙がプラスチックフィルムなどの合成紙の場合には、プラスチックフィルムなどの支持体が使用される。
【0013】
本印刷用紙において、好適なインク受容層として顔料とバインダーとを含む多孔質層(以下、空隙型インク受容層という)または水溶性樹脂を80質量%以上含有する層(以下、膨潤型インク受容層という)が挙げられる。
【0014】
インク受容層が多孔質層である場合には、その細孔特性は、平均細孔半径が3〜25nmが好ましく、特には、5〜15nmが適切であり、かつ細孔容積が0.3〜2.0cm3/gが好ましく、特には、0.5〜1.5cm3/gであるのが好適である。平均細孔半径及び細孔容積が上記範囲外の場合には、インク吸収性に劣り、またインク受容層の透明性が低いので質感が損なわれるため好ましくない。
【0015】
本記録媒体において、インク受容層の形成に使用される顔料は、平均粒子直径が、好ましくは1μm以下である顔料がインク受容層の全固形分の50%以上、特には80%以上含まれることが適切である。無機顔料は、好ましくは、シリカ、アルミナ、アルミノシリケート、ゼオライト、モンモリロナイト群鉱物、バイデライト群鉱物、サポナイト群鉱物、ヘクトライト群鉱物、スチーブンサイト群鉱物、ハイドロタルサイト群鉱物、スメクタイト群鉱物、ベントナイト群鉱物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、カオリン、タルクが挙げられる。有機顔料は、プラスチックピグメント、尿素樹脂顔料、セルロース粒子、澱粉粒子が挙げられる。これらの顔料は2種以上混合して使用することができる。
【0016】
なかでも、顔料は無機顔料が好ましい。好ましい具体例としては、シリカ、アルミナ、アルミナ水和物、これらの混合物または複合物を挙げることができる。他に、シリカ系顔料としてはコロイダルシリカ、合成微粉シリカ、気相合成シリカが例示される。アルミナ系顔料としては、アルミナ、ベーマイト水酸化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウムなどが例示される。このうち、アルミナ水和物は、インクを良く吸収、定着することなどから好ましく、特には、ベーマイト(Al2O3・nH2O、n=1〜1.5)が好ましい。アルミナ水和物は、種々の形態のものを用いることができるが、容易に平滑な層が得られることからゾル状のベーマイトを原料として用いることが好ましい。
【0017】
多孔質層において、形成されるインク受容層の白色度及び光沢度、更に必要に応じて、平滑度及び色相などの調整のために、アルミナまたはシリカとともに各種の他の顔料が併用できる。例えば、クレー、カオリン、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、タルク、サチンホワイトなどの無機顔料、尿素樹脂系、メラミン樹脂系、スチレン系、アクリル系のピグメントなどの有機顔料が挙げられる。
【0018】
空隙型インク受容層の形成に用いられる結着剤としては、でんぷんやその変性物、ポリビニルアルコール又はその変性物、スチレン・ブタジエンゴムラテックス、ニトリル・ブタジエンゴムラテックス、メチルセルロース、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミドなどの水溶性重合体、アルコール可溶性の重合体若しくはこれらの重合体の混合物などを用いることができる。なかでも、本発明では、インク吸収性や耐水性が良好であることから、ポリビニルアルコール又はその変性物の使用が好ましい。結着剤は、インク受容層における上記顔料100質量部に対して、好ましくは、1〜30質量部、特には、3〜15質量部含まれるのが適切である。
【0019】
膨潤型インク受容層は、インク受容層に80質量%以上の水溶性高分子を含有する。水溶性高分子としては、完全ケン化ないしは部分ケン化のポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコールコポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリアルキレンオキサイド、ゼラチン、変性ゼラチン、デンプン、変性デンプン、カゼイン、大豆カゼイン、変性大豆カゼイン、セルロース誘導体(メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ニトロセルロース等)が挙げられる。これら1種または2種以上の樹脂を適宜選択して使用される。
【0020】
本発明において、インク受容層には、必要に応じて顔料を配合できる。顔料としては、合成又は天然の無機顔料若しくは有機顔料を、単独で又は2種以上混合して使用できる。無機顔料としては、炭酸塩類、硫酸塩類、酸化物類、ケイ酸塩類が例示できる。
【0021】
本発明において、支持体上に設けられるインク受容層の厚みは、インク吸収性、塗工層の強度、用途などに応じても選択されるが、好ましくは、1〜100μmが採用される。この厚みが1μmに満たない場合はインク受容層のインク吸収性が不十分になるおそれがあり、一方、100μmを超える場合は、インク受容層の透明性や強度が低下するおそれがあるので好ましくない。
【0022】
インク受容層は、特に厚みが5〜100μmであり、ヘイズ度が40%以下であるのが好ましい。厚みが5μmに満たない場合はインク受容層としての効果が発現し難く、100μmを超える場合は、ヘイズ度が大きくなり、透明性や強度が低下するおそれがあるので好ましくない。なかでも、インク受容層の厚みは、10〜50μmであるのが適切である。
【0023】
本発明で、上記ヘイズ度とは、ポリエチレンテレフタレートの透明フィルム上に記録媒体と同じインク受容層を形成し、ヘイズメーターにより測定された値から、上記透明フィルム自体のヘイズ度を差し引いた値をいう。本発明で、インク受容層のヘイズ度が40%を超える場合には、発色濃度が低くなり、本発明の目的を達成できないおそれがある。上記の範囲のなかでも、ヘイズ度は、20%以下が更に適切である。
【0024】
本記録媒体は、インク受容層を形成する前のシートと、インク受容層を形成した後の記録媒体とにおける色差(ΔE)が5.0以下であり、かつ光沢度(60度)差が30%以下であることが好ましい。色差が5.0を超えた場合、また、光沢度差が30%を超えた場合には、その差が大きくても小さくても得られるプルーフが本印刷物に比べて質感が異なってしまい好ましくない。なかでも、上記色差および光沢度差は、それぞれ3.0以下および15%以下であることが特に適切である。
【0025】
上記のようにして得られた表面にインク受容層を有する記録媒体は、本印刷に使用される印刷用紙に比べて、そのインク受容層の表面において、白色度の差が好ましくは10%以下、特には5%以下であり、かつ光沢度(60度)の差が好ましくは40%以下、特には15%以下である場合が、本印刷物に比べて質感の違わない良好なプルーフを製造するのに適切なことが判明した。
【0026】
また、本発明でプルーフの作成に使用される記録媒体は、その一方の表面にインク受容層を形成すればよいが、場合により、記録媒体のカールなどの防止からもう一方の表面に同じインク受容層を形成してもよいし、また異なる顔料や結着剤を含む裏面層を設けることができる。
【0027】
このようにして形成された表面にインク受容層を有する記録媒体について、本発明においては、上記記録媒体のインク受容層の面にインクジェット印刷して印刷プルーフが作成されるが、この場合のインクジェット印刷の方法は、既存の方式が使用される。
【0028】
支持体にインク受容層を設ける手段は、例えば、顔料に結着剤を加えてスラリー状とし、ロールコーター、エアナイフコーター、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコーター、コンマコーター、グラビアコーター、ダイコーター、カーテンコーター、スプレーコーターなどを用いて塗工し、乾燥する方法を採用することができる。
【0029】
このようにして形成された記録媒体のインク受容層の表面をカレンダーリング処理により光沢を付与してもよい。かかるカレンダーリング処理は、スーパーカレンダー、グロスカレンダーなどの装置を使用し、温度が好ましくは、0〜160℃、特には、30〜100℃、圧力が好ましくは、50〜400kN/m、特には、100〜250kN/mにてロール間を通過させることにより行われる。なお、かかる光沢の付与は、インク受容層を形成する際、その表面を平滑な成形面と接した状態で乾燥、離型する、いわゆるキャスト被覆によって行ってもよい。
【0030】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は、勿論これらに限定されて解釈されるものではない。なお、以下において、例1〜4、例6〜10、例12〜22は、本発明の実施例であり、例5および例11は参考例であり、例23は、比較例である。また、例中の部は特に言及しない限り、質量部を示す。
【0031】
[例1]
オフセット印刷による本印刷に使用するのと同じ、坪量127.9g/m2を有するグロス系コート紙(王子製紙製:商品名:OKトップコートN)の片側の表面に、下記のインク受容層処方1を、バーコーターを用いて乾燥後の塗工層の厚みが15μmとなるように塗工し、120℃にて乾燥した。このようにして、平均細孔半径が11nmで細孔容積が0.8cm3/gのインク受容層を有するインクジェット記録媒体を得た。
【0032】
インク受容層処方1:
アルミナゾル(塩化アルミニウムとアルミン酸ソーダを反応させて得たスラリーを解膠して得た濃度20%のもの):100部、ポリビニルアルコール(クラレ社製、商品名:PVA−124:10部。
得られたシートにインクジェットプリンター(セイコーエプソン社製、商品名:PM−5000C)を使用し、カラーチャートを印刷し、印刷プルーフを得た。
一方、インク受容層を設けていないグロス系コート紙に、同じカラーチャートをオフセット印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0033】
[例2]
例1において、インクジェット印刷する前のシート状物を、線圧200kN/mで圧接した金属ロールと弾性ロールの間に通紙することにより、カレンダー処理を施した。このシート状物に対して、例1と同様にインクジェット印刷することにより、印刷プルーフを得た。
【0034】
[例3]
インク受容層処方として、下記のインク受容層処方2を使用した以外は、例1と同様に実施してシート状物を得た。このシート状物に対して、例1と同様にインクジェット印刷することにより印刷プルーフを得た。
一方、本印刷では、例1で使用したのと同じグロス系コート紙に同じカラーチャートをオフセット印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0035】
インク受容層処方2:
シリカゾル(日産化学社製、商品名:スノーテックスUP):100部、ポリビニルアルコール(クラレ社製、商品名:R−1130):10部。
【0036】
[例4]
支持体として、坪量127.9g/m2のグロス系アート紙(王子製紙製、商品名:OK金藤N)を使用した以外は、例1と同様に実施し、記録媒体を得た。かかる記録媒体に対して、例1と同様にして、インクジェット印刷し、印刷プルーフを得た。
一方、インク受容層を設けていない上記グロス系アート紙に、同じカラーチャートをグラビア印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0037】
[例5]
支持体として、坪量127.9g/m2のマット系コート紙(王子製紙製、商品名:ニューエイジ)を使用し、かつインク受容層処方として、下記のインク受容層処方3を使用した以外は、例1と同様に実施し、記録媒体を得た。かかる記録媒体に対して、例1と同様にして、インクジェット印刷し、印刷プルーフを得た。
【0038】
インク受容層処方3:
アルミナゾル(触媒化成社製、商品名:カタロイドAS−3):90部、不定形シリカ(水澤化学社製、商品名:P78A):10部、ポリビニルアルコール(クラレ社製、商品名:PVA−12):10部。
一方、インク受容層を設けていない上記マット系コート紙に、カラーチャートを凸版印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0039】
[例6]
支持体として、坪量127.9g/m2のダル系アート紙(王子製紙製、商品名:サテン金藤)を使用し、かつインク受容層処方として、上記のインク受容層処方3を使用した以外は、例1と同様に実施し、記録媒体を得た。かかる記録媒体に対して、インクジェット印刷し、印刷プルーフを得た。一方、インク受容層を設けていない上記ダル系アート紙に、同じカラーチャートをオフセット印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0040】
[例7]
支持体として、坪量127.9g/m2の印刷用紙A(王子製紙製、商品名:OKプリンス上質)を使用し、かつインク受容層処方として、上記のインク受容層処方3を使用した以外は、例1と同様に実施し、記録媒体を得た。かかる記録媒体に対して、インクジェット印刷し、印刷プルーフを得た。
一方、インク受容層を設けていない上記印刷用紙Aに、同じカラーチャートをオフセット印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0041】
[例8]
支持体として、坪量127.9g/m2のグロス系コート紙(王子製紙社製、商品名:OKコートV、下記の本印刷で使用するグロス系コート紙と比べて、白色度が1.0%大きく、光沢度が14.0%小さい。)を使用した以外は、例1と同様に実施し、表面にインク受容層を有する記録媒体を得た。かかる記録媒体に対して、例1と同様にして、インクジェット印刷し、印刷プルーフを得た。
一方、本印刷では、例1で使用したのと同じグロス系コート紙に、同じカラーチャートをグラビア印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0042】
[例9]
支持体として、坪量127.9g/m2のマット系コート紙(王子製紙社製、商品名: OKトップコートマット、下記の本印刷で使用するマット系コート紙と比べて、白色度が3.0%大きいが、光沢度は同じ。)を使用した以外は、例5と同様に実施し、表面にインク受容層を有する記録媒体を得た。かかる記録媒体に対して、例5と同様にして、インクジェット印刷し、印刷プルーフを得た。
一方、本印刷では、例5で使用したのと同じマット系コート紙に、同じカラーチャートを凸版印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0043】
[例10]
インク受容層処方として、下記のインク受容層処方4を使用した以外は、例1と同様に実施して記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例1と同様にインクジェット印刷することにより印刷プルーフを得た。
本印刷物は、例1と同じである。
【0044】
インク受容層処方4:
アルミナゾル(触媒化成社製、商品名:カタロイドAS−3):50部、不定形シリカ(水沢化学社製、商品名:P78A):50部、ポリビニルアルコール(クラレ社製、商品名:PVA−124):10部。
【0045】
[例11]
インク受容層処方として、下記のインク受容層処方5を使用した以外は、例1と同様に実施して記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例1と同様にインクジェット印刷することにより印刷プルーフを得た。
本印刷物は例1と同じである。
【0046】
インク受容層処方5:
不定形シリカ(水沢化学社製、商品名:P78A):100部、ポリビニルアルコール(クラレ社製、商品名:R1130):40部。
【0047】
[例12]
インク受容層処方として、インク受容層処方1を使用し、かつ乾燥後の塗工層の厚みを15μmの代わりに4μmとした以外は、例1と同様に実施して記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例1と同様にして、インクジェット印刷することにより印刷プルーフを得た。
本印刷物は、例1と同じである。
【0048】
[例13]
オフセット印刷による本印刷に使用するのと同じ、坪量127.9g/m2のグロス系コート紙(王子製紙社製:商品名:OKトップコートN)の片側の表面に、下記のインク受容層処方6を、バーコータを用いて乾燥後の塗工層の厚みが15μmとなるように塗工し、120℃にて乾燥することにより、インク受容層を有する記録媒体を得た。
【0049】
インク受容層処方6:
メチルセルロース(信越化学工業社製、商品名:メトローズSM15):100部、不定形シリカ(富士シリシア化学社製、商品名:サイリシア370):1部を混合して得た塗工液。
得られた記録媒体にインクジェットプリンタ(セイコーエプソン社製、商品名:PM−5000C)を使用し、カラーチャートを印刷し、プルーフを得た。
一方、インク受容層を設けていない上記グロス系コート紙に、同じカラーチャートをオフセット印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0050】
[例14]
例13において、インクジェット印刷する前の記録媒体を、線圧200kN/mで圧接した金属ロールと弾性ロールの間に通紙することにより、カレンダリング処理を施した。このカレンダリング処理された記録媒体に対して、例13と同様にインクジェット印刷してプルーフを得た。
本印刷物は、例13と同じである。
【0051】
[例15]
インク受容層処方として、下記のインク受容層処方7を使用した以外は、例13と同様に実施して記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例1と同様にインクジェット印刷することにより印刷プルーフを得た。
本印刷物は、例13と同じである。
【0052】
インク受容層処方7:
メチルセルロース(信越化学社製、商品名:メトロースSM15):100部、不定形シリカ(富士シリシア化学社製、商品名:サイシリア370):10部。
【0053】
[例16]
インク受容層処方として、下記のインク受容層処方8を使用した以外は、例13と同様にして記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例13と同様にインクジェット印刷してプルーフを得た。
本印刷物は、例13と同じである。
【0054】
インク受容層処方8:
ポリビニルアルコール(日本合成化学社製、商品名:ゴーセノールNM−14):100部と不定形シリカ(富士シリシア化学社製、商品名:サイリシア370):1部を混合して得た塗工液。
【0055】
[例17]
支持体として、坪量127.9g/m2のグロス系アート紙(王子製紙社製、商品名:OK金藤N)を使用した以外は、例13と同様にして記録媒体を得た。
この記録媒体に対して、例13と同様にインクジェット印刷してプルーフを得た。
一方、インク受容層を設けていない上記グロス系アート紙に、同じカラーチャートをグラビア印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0056】
[例18]
支持体として、坪量127.9g/m2のマット系コート紙(王子製紙社製、商品名:ニューエイジ)を使用し、かつインク受容層形成用塗工液として、下記のインク受容層形成用処方9を使用した以外は、例13と同様にして記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例13と同様にインクジェット印刷してプルーフを得た。
一方、インク受容層を設けていない上記マット系コート紙に、同じカラーチャートを凸版印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0057】
インク受容層形成用処方9:
メチルセルロース(信越化学工業社製、商品名:メトローズSM15):100部と不定形シリカ(富士シリシア化学社製、商品名:サイリシア370):15部を混合して得た塗工液。
【0058】
[例19]
支持体として、坪量127.9g/m2のダル系アート紙(王子製紙社製、商品名:サテン金藤N)を使用し、かつインク受容層形成用処方として、上記のインク受容層形成用処方9を使用した以外は、例13と同様にして記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例1と同様にインクジェット印刷してプルーフを得た。
一方、インク受容層を設けていない上記ダル系アート紙に、同じカラーチャートをオフセット印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0059】
[例20]
支持体として、坪量127.9g/m2の印刷用紙A(王子製紙社製、商品名:OKプリンス上質)を使用し、かつインク受容層形成用塗工液として、上記のインク受容層形成用処方9を使用した以外は、例13と同様にして記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例13と同様にインクジェット印刷してプルーフを得た。
一方、インク受容層を設けていない上記印刷用紙Aに、同じカラーチャートをオフセット印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0060】
[例21]
支持体として、坪量127.9g/m2のグロス系コート紙(王子製紙社製、商品名:OKコートV、下記の本印刷で使用するグロス系コート紙と比べて、白色度が1.0%大きく、光沢度が14.0%小さい。)を使用した以外は、例13と同様にして記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例13と同様にインクジェット印刷してプルーフを得た。
一方、本印刷では、例13で使用したのと同じグロス系コート紙に、同じカラーチャートをグラビア印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0061】
[例22]
支持体として、坪量127.9g/m2のマット系コート紙(王子製紙社製、商品名: OKトップコートマット、下記の本印刷で使用するマット系コート紙と比べて、白色度が3.0%大きいが、光沢度は同じ。)を使用した以外は、例5と同様にして記録媒体を得た。この記録媒体に対して、例18と同様にインクジェット印刷してプルーフを得た。
一方、本印刷では、例18で使用したのと同じマット系コート紙に、同じカラーチャートを凸版印刷機により印刷することにより本印刷物を得た。
【0062】
[例23]
例1において、支持体であるグロス系コート紙(王子製紙社製:商品名:OKトップコートN)の表面にインク受容層を形成することなく、例1と同様にインクジェット印刷してプルーフを得ようとしたが、インクの吸収性が乏しく、不鮮明な画像しか得られなく、プルーフとしての実用性はなかった。
【0063】
[評価1]
上記例1〜23の記録媒体を使用してインクジェット印刷による製版印刷用プルーフを作成し、本印刷物とを比較した。表1は、本印刷物とプルーフとを、両印刷物のカラーチャートISO/JIS−SCIDのS6Aの画像の白色部すなわちインクの付着しない部分における光学特性(光沢度と白色度)で比較したものである。なお、例23は、印刷性能が不充分であり、プルーフとして不適当であるので、表1に掲載しなかった。
【0064】
【表1】
【0065】
表1から、製版印刷による本印刷物とプルーフとでは、両者の白色部における光学特性はほぼ同じであり、類似する質感を有することがわかる。また、例1〜〜22のインクジェット印刷によるプルーフは、本印刷物と比較して、カラーの再現、ハーフトーン現出、光沢度、シズル感、メタリック感、色かぶりなどの全体的な質感において、ほとんど相違なく、プルーフに充分であった。
【0066】
[評価2]
例1、3、5、10、11、12、15、16のプルーフ用記録媒体について、前述の方法でインク受容層のヘイズ度を測定した。さらに下記のようにインク受容層の形成前後の色差、光沢度差を測定した。これらの結果を表2に示す。
【0067】
[色差]
インク受容層塗布前の支持体の色相(L1*a1*b1*)と塗布後の色相(L2*a2*b2*)を色差計(GRETAG社製、商品名:SPM100−II)を使用して測定し、以下の式で色差ΔEa*b*を算出した。
ΔEa*b*={(L1 *−L2 *)2+(a1 *−a2 *)2+(b1 *−b2 *)2}1/2
【0068】
[光沢度差]
インク受容層塗布前の支持体の60度光沢度と塗布後の60度光沢度を光沢度計(日本電色社製、商品名:ハンディー光沢度計PG−1M)を使用して測定し、以下の式で光沢度差を算出した。
光沢度差=|塗布後光沢度−支持体光沢度|
【0069】
【表2】
【0070】
評価2で得られたプルーフと本印刷物とを、カラーの再現、ハーフトーン現出、光沢度、シズル感、メタリック感、色かぶりなどの全体的な質感により、以下の基準で比較して目視判定した。例1、3、10、15、16の記録媒体から得られたプルーフは、本印刷物と極めて近似する質感であった。
【0071】
例5は、本印刷と比べて、プルーフの光沢度が大きいため、質感が少し変わっていた。例11は、印刷性能は充分であるが、用紙の質感はプルーフとして実用レベルではあるが、やや低かった。例12はインク受容層が薄く印刷性能がやや劣っていた。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、本印刷物と比較して、カラーの再現、ハーフトーン現出光沢度、シズル感、メタリック感、色かぶりなどの全体的な質感が近似する簡易な印刷プルーフの作成方式が提供される。
更に、本発明によれば、必ずしも、本印刷に使用されるのと同じ印刷用媒体を使用しなくても、該本印刷用媒体と白色度及び光沢度が実質上同一であるシートを使用した場合にも同様に良好な印刷用プルーフが得られるので、大型品や美術品などの本印刷用シートが高価な材料の場合には、経済的に有利である。
Claims (4)
- 本印刷を行う製版印刷用紙、または該製版印刷用紙と白色度及び光沢度が実質上同一である紙からなる支持体の表面に、顔料とバインダーを含有するインク受容層を形成した記録媒体で、インク受容層の顔料によってインク受容層を形成する前のシートとインク受容層を形成した後の記録媒体とにおける色差が5.0以下とし、かつ光沢度(60度)差が30%以下とする記録媒体のインク受容層にインクジェット印刷することにより印刷プルーフを作成することを特徴とする製版印刷用プルーフの作成方式。
- 前記インク受容層のヘイズ度が40%以下、厚みが5〜100μmである請求項1に記載の製版印刷用プルーフの作成方式。
- 前記インク受容層は、平均細孔半径が3〜25nmであり、かつ細孔容積が0.3〜2.0cm3/gである請求項1に記載の製版印刷用プルーフ作成方式。
- 本印刷を行う製版印刷用紙、または該製版印刷用紙と白色度及び光沢度が実質上同一である紙からなる支持体の表面に、インク受容層を形成し、インク受容層の顔料によってインク受容層を形成する前のシートとインク受容層を形成した後の記録媒体とにおける色差が5.0以下とし、かつ光沢度(60度)差が30%以下とする製版印刷プルーフ用記録媒体。
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