JP4601547B2 - 架設送配電線用相間スペーサ - Google Patents

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Description

本発明は、相間スペーサに関する。特に、架設送配電線の間に介装される架設送配電線用相間スペーサに関する。
例えば、図13に示すように、互いに隣接する2つの鉄塔100の間には、上相100a、中相100b及び下相100cの三相からなる架設送電線が、互いに上下方向に所定の間隔を隔てて架設されており、各相には、複数の架設送電線A’、B’が互いに所定の間隔を隔てて架設されている。
通常、このような架設送電線A’、B’は、例えば、架設送電線A’、B’の改修工事、特に、多導体の改修工事においては、同相にあるそれぞれの架設送電線A’、B’を弛めて改修作業が行われる。この架設送電線A’、B’を弛めた状態は、改修作業終了まで保たれ、それぞれの架設送電線A’、B’は、改修作業の終了後に緊線作業により通常の状態に戻される。このように、改修作業時の架設送電線A’、B’は、互いに隣接する2つの鉄塔100の間に弛んだ状態のままで張り渡されているため、架設送電線A’、B’に風が当たると架設送電線A’、B’が大きく揺れ動き、架設送電線同士が直接衝突し、架設送電線A’、B’に損傷を与えるという問題があった。
また、例えば、図13に示すように、電柱110に架設されている架設配電線Aに分岐線Cを接続して、架設配電線Aから分岐線Cに電気を分岐する分岐部分は、風等により架設配電線Aや分岐線Cが揺れると、接続部分である分岐部分に応力が集中し、破断するという問題があった。
上記のような架設送配電線の改修工事に対する問題を解消するために、従来の架設送配電線の改修工事、特に、架設配電線の改修工事は、架設配電線同士が直接衝突しないように、筒状の耐摩耗難燃性防護管を架設配電線に巻き、架設配電線を保護した状態で行われていた。しかしながら、耐摩耗難燃性防護管を巻いた架設配電線は、耐摩耗難燃性防護管を巻いている分、断面積が大きくなり、風の影響を受け易いものであった。これにより、強風時又は特定の場所等では、耐摩耗難燃性防護管を巻いた架設配電線は、風等による激しい揺れを生じてしまい、架設配電線の改修工事を非常に困難なものにさせていた。また、耐摩耗難燃性防護管の重量が重いので、耐摩耗難燃性防護管は、取付け時に架設配電線を損傷させるおそれがあった。このように、耐摩耗難燃性防護管を使用して行われる改修工事の作業性は、作業員にとって非常に悪いものであった。
また、分岐線は、先ず、分岐線を架設配電線と並行になるように分岐線と架設配電線とを接続し、接続された接続部分が引き裂かれないようにその両線が延びる方向と直行する方向にビニルで被覆されたアルミバインド線により巻上げて固定する。その後、分岐線は、架設配電線と並行に伸びた分岐部分を所定の方向に引張ることにより、架設配電線から所定の方向に分岐する。したがって、アルミバインド線は、接続部分に作用する引き裂く力の一部を負担する。しかし、架設配電線又は分岐線が揺れると、接続部分に作用する引裂力が大きくなり、やがて、接続部分が破断し、架設配電線から分岐線に電気が通電しなくなるという問題があった。
上記問題は、改修工事における架設送配電線が、各架設送配電線間又は架設送配電線及び分岐線間における適当な相間距離を常時保持することができないことより生ずる問題であった。これにより、各架設送配電線間又は架設送配電線及び分岐線間における適当な相間距離を常時保持し、着脱が容易な可能な相間スペーサが望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、各架設送配電線間及び架設送配電線と分岐線との間を適切な相間距離に保持し、容易に着脱が可能な架設送配電線用の相間スペーサを提供することを目的とする。
より具体的には、以下のような架設送配電線用相間スペーサを提供する。
(1) 2つの架設送配電線の間に介装される架設送配電線用相間スペーサであって、それぞれが各架設送配電線を把持する一対の把持部(例えば、後述のクランプ10a、10b)と、前記把持部を連結支持する所定の長さを有する連結部(例えば、後述の連結部20)と、を備え、各把持部は、各架設送配電線を保持可能な保持孔を形成する保持部を含む一対の腕部(例えば、後述のクランプ本体11a、11b)と、各腕部の一端を回動可能に支持する支軸(例えば、後述の支軸14a、14b)と、各腕部の他端を互いに係止可能に支持する係止部(例えば、後述のロック機構15a、15b)と、を有し、前記保持部は、それぞれが各架設送配電線を挟持する挟持面を有する一対の挟持部材(例えば、後述の緩衝材30a、30a’、30b、30b’)を備え、前記挟持面は、切りかぎ状に形成されていることを特徴とする架設送配電線用相間スペーサ。
(1)記載の発明によれば、それぞれが各架設送配電線を把持する一対の把持部と、各把持部を連結する所定の長さの連結部を備える。これにより、各架設送配電線の間を所定の距離に保つことが可能になる。つまり、所定の距離より広くなること、及び狭くなることを防止することが可能になる。
各把持部は、保持部にそれぞれが各架設送配電線を挟持する一対の挟持部材を備え、各架設送配電線は、この挟持部材により挟持される。このとき、把持部は、それぞれが切りかぎ状に形成された挟持部材を用いる。ここで、切りかぎ状とは、互いに所定の距離をおいて設けられた2つの平行面と、それぞれの平行面を直交する方向に繋ぐ略垂直面とを含む、いわゆる階段状の構成を有する形状である。これにより、架設送配電線は、挟持部材の平行面と略垂直面のそれぞれに当接した状態で挟持されるため、平行面と略垂直面との間で支持固定させることが可能になる。
なお、架設送配電線は、架設送電線と架設配電線とを含むものである。
(2) 前記連結部は、一方の把持部を支持する一方の支持棒(例えば、後述の一方の支持棒21a)と、他方の把持部を支持する他方の支持棒(例えば、後述の他方の支持棒21b)と、前記一方の支持棒及び前記他方の支持棒を、それぞれ前記一方の支持棒及び前記他方の支持棒の中心軸の周りを回転可能に支持する回転部材(例えば、後述の回転部材22)と、を有することを特徴とする(1)に記載の架設送配電線用相間スペーサ。
(2)記載の発明によれば、連結部は、一方及び他方の把持部を支持する一方及び他方の支持棒と、支持棒を互いに回転可能に支持する回転部材と、を有する。これにより、把持部は、中心軸の周りを様々な方向に向けることができる。したがって、2つの架設送配電線が異なる方向に伸びていても、把持部をそれらの方向に適した方向に回転させて架設送配電線に取り付けることができるので、連結部をねじることなく容易に架設送配電線を把持することが可能になり、作業性が向上する。また、回転部材を有しているため、ねじれ等から生じる破損や損傷を減少させることができ、結果として、耐久性、すなわち、商品寿命を向上させることが可能になる。
(3) 前記係止部(例えば、後述のロック機構15a、15b)は、前記腕部の他端を係止する締付けボルトを有することを特徴とする(1)又は(2)に記載の架設送配電線用相間スペーサ。
(3)記載の発明によれば、腕部は、それぞれの他端を締付けボルトを用いて係止させる。これにより、把持部は、架設送配電線を締付けボルトによって強固に締付けることができるので、所定距離を確保したまま、架設送配電線を長期間において強固に固定することが可能になる。例えば、架設送配電線と分岐線との間の分岐部分等を長期間堅固に固定支持する。
(4) 各把持部(例えば、後述のクランプ10a、10b)は、前記連結部(例えば、後述の連結部21a、21b)と着脱自在に設けられていることを特徴とする(1)から(3)のいずれか記載の架設送配電線用相間スペーサ。
(4)記載の発明によれば、各把持部は、連結部と着脱可能に構成されている。これにより、把持部は、連結部から取外すことができるので、把持部又は連結部が破損した場合には、破損した各把持部又は連結部を取り外し交換すれば足りる。したがって、メンテナンス性が向上する。また、部品ごとに持ち運ぶことが可能になるため、作業性が向上する。
(5) 前記把持部(例えば、後述のクランプ10a、10b)は、それぞれ互いに異なる複数の識別手段を有することを特徴とする(1)から(4)のいずれか記載の架設送配電線用相間スペーサ。
(5)記載の発明によれば、各把持部は、それぞれが互いに異なる識別手段を有している。これにより、作業者は、目視により把持されている架設送配電線が、例えば、高圧線用、低圧線用、若しくは通信ケーブルであることを直ちに認識することが可能になるので、それぞれの架設送配電線等を確認する時間が短縮でき、結果として、改修工事等の工事時間の短縮が可能になる。また、目視による確認作業に加え、書類による確認をする等、二重の確認作業をすることにより、作業の安全性が向上する。さらに、自社架設送配電線と、他社のケーブルとを接続している場合、それぞれを互いに異なる識別手段を設けることにより、短時間でその電柱等のケーブル等の構成の確認が可能になる。
(6) 前記識別手段は、それぞれ、前記把持部(例えば、後述のクランプ10a、10b)に着色され、互いに異なる複数の着色部を有することを特徴とする(5)に記載の架設送配電線用相間スペーサ。
(6)記載の発明によれば、識別手段として、各把持部は、互いに異なる色で着色されている。これにより、作業者は、離れている場所からでも色の違いで架設送配電線の種類や自社のものであるか、他社のものであるか、を容易に確認することが可能になる。これは、例えば、電柱等に登る前においても改修すべき架設送配電線の種類を直ちに確認することが可能になり、結果として、改修工事等の工事時間の短縮が可能になる。
(7) 前記挟持部材(例えば、後述の緩衝材30a、30a’、30b、30b’)は、前記保持部に取外し可能に組み付けられていることを特徴とする(1)から(6)のいずれか記載の架設送配電線用相間スペーサ。
(7)記載の発明によれば、挟持部材は、保持部からの取外しを可能とする。これにより、挟持部材が劣化した場合においても、挟持部材のみを交換すれば足り、メンテナンス性が向上する。また、様々な大きさの挟持部材を用いることにより、挟持部材の交換のみで、多種多様な太さや種類の架設送配電線に対して使用することが可能になる。さらに、架設送配電線等の種類や接地場所に応じて、挟持部材の材質を変えることにより、架設送配電線等への負担を軽減することが可能なる。
(8) 前記把持部(例えば、後述のクランプ10a、10b)及び前記連結部(例えば、後述の連結部20)は、絶縁体で形成されていることを特徴とする(1)から(7)のいずれか記載の架設送配電線相間スペーサ。
(8)記載の発明によれば、把持部及び連結部は、絶縁体で形成されている。これにより、感電事故を防止でき、架設送配電線の改修工事の安全性をさらに高めることができる。また、従来より使用されている絶縁用保護具、絶縁された挟持器具を併用することで、架設送配電線の改修工事の作業の安全性を、なおいっそう高めることができる。
(9) さらに、一方の架設送配電線を把持する補強把持部と、当該補強把持部と前記一方の支持棒とを連結する補強支持棒と、を有することを特徴とする(1)から(8)のいずれか記載の架設送配電線相間スペーサ。
(9)記載の発明によれば、一方の架設送配電線に一方の把持部に加え、さらに補強把持部を設ける。一方の把持部を支持する一方の支持棒に、この補強把持部をさらに支持する補強支持部を設け、補強支持部と連結させる。つまり、一方の架設送配電線は、2ヶ所に把持部が設けられ、支持棒は、一方の把持部、補強把持部、他方の支持棒のそれぞれの連結点を頂点とする直角三角形を形成するような形状で構成される。これにより、3つの把持部のそれぞれを接続させることにより、直角三角形を形成するため、より強固に架設送配電線を支持することが可能になる。
本発明によれば、本発明に係る架設送配電線相間スペーサは、所定の相間距離を保ちながら2つの架設送配電線を保持することができる。また、軽量であることから、装着に危険な重労働を要せずに安全に装着することが可能になる。したがって、改修工事の作業性を向上させることができる。また、絶縁部材を用いるため、感電事故を防止することができ、架設送配電線の改修工事等の作業の安全性をさらに高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の実施形態について、添付した図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態においては、架設配電線を用いて説明するが、本発明においてはこれに限らず、架設送電線等、他のケーブルに用いてもよい。すなわち、これはあくまでも一実施形態であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
[第1の実施形態]
図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサ1について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサ1の概略図である。図1に示すように、架設送配電線相間スペーサ1は、2本の架設配電線の内、一方の架設配電線を把持する一方のクランプ10aと、他方の架設配電線を把持する他方のクランプ10bと、一方のクランプ10a及び他方のクランプ10bを支持する円筒状の連結部20と、で構成されている。
ここで、図2を用いて一方のクランプ10aについて詳細に説明する。図2は、一方のクランプ10aの構成を示す構成図である。図2(a)は、一方のクランプ10aの正面図を示し、図2(b)は、一方のクランプ10aの左側面図を示し、図2(c)は、一方のクランプ10aの底面図を示す。
図2(a)に示すように、一方のクランプ10aは、固定クランプ12a及び可動クランプ13aを含むクランプ本体11aと、可動クランプ13aを固定クランプ12aに対して回動自在に支持する支軸14aと、可動クランプ13aを固定クランプ12aに固定させるロック機構15aと、架設配電線を挟持する一対の緩衝材30a、30a’と、を備えている。
可動クランプ13aの一端は、支軸14を介して固定クランプ12aの一端に回動自在に支持されている。
固定クランプ12aと可動クランプ13aとは、内部に架設配電線を挿通可能な大きさの保持孔40aを有する保持部41aを形成するように湾曲して形成されている。保持部41aは、緩衝材30a、30a’が交換可能に組み込まれる。
また、図2(b)に示すように、固定クランプ12a及び可動クランプ13aのそれぞれの他端(支軸14aと対向する側)は、ロック機構15aが設けられている。ロック機構15aは、保持孔40aを維持するためのものであり、係止爪18aと係止板16aとを備えている。係止板16aは、可動クランプ13aの他端に蝶番17aにより、回動自在に支持されている。係止爪18aは、固定クランプ12aの他端に固定されている。係止板16aには、係止爪18aに係止可能な略方形の係止孔19aが設けられている。
図2(c)に示すように、固定クランプ12aの下部には、後述する支持棒21aの突起部23aを挿入することにより、一方のクランプ10aと一方の支持棒21aとを連結させるための連結孔24aが設けられている。
固定クランプ12a、可動クランプ13a、支軸14a及び係止板16aは、いずれも絶縁性の強化プラスチックにより形成されている。係止爪18aは、さらに絶縁性の弾性力を有する合成樹脂等により構成されている。なお、固定クランプ12a、可動クランプ13a、支軸14a及び係止板16aは、絶縁性の材料により形成されているものであればよく、好ましくは、軽量かつ強い材料、例えば、FRP(強化繊維プラスチック)を用いて形成されることが好ましい。
図3に保持部41aに組み込まれる一対の緩衝材30a、30a’を示す。図3に示すように、一方の緩衝材30a’は、互いに所定の距離をおいて設けられた2つの平行面31a’、33a’と、それぞれの平行面31a’、33a’を直交する方向に繋ぐ略垂直面32a’とを含む、いわゆる階段状の構成を有する。
他方の緩衝材30aは、一方の緩衝材30a’と同じ構成を有し、一方の緩衝材30a’は、180度回転させた他方の緩衝材30aと当接するように構成されている。つまり、一方の平行面31a’と他方の平行面33a、一方の平行面33a’と他方の平行面31a、及び一方の略垂直面32a’と他方の略垂直面32aとは、それぞれが内接するように構成されている。
緩衝材30a、30a’は、ウレタンスポンジ、ウレタンゴム、又は合成樹脂等が用いられる。なお、緩衝材30a、30a’は、対応する架設配電線等に合わせてサイズを変更してもよく、使用場所に応じて、材質も変更してもよい。
図4は、固定クランプ12aと連結部20の一方の支持棒21aの接続部分を示す部分概略拡大図である。図4に示すように、一方の支持棒21aは、一方の支持棒本体21a’と、後述の連結孔24aよりも大きな径を有するフランジ部26aを備える略キノコ状の突起部23aを含む。突起部23aは、一方の支持棒本体21a’の先端に設けられている。固定クランプ12aの下部には、突起部23aを嵌挿するための連結孔24aが設けられている。連結孔24aは、内部において入口の直径よりも大きな径を有するフランジ状の空間部27aを有する。フランジ部26aは、突起部23aが連結孔24aに挿入できるように弾性部材により成形されている。
突起部23aは、所定の力を加えることにより、フランジ部26aが弾性変形し、連結孔24aから空間部27aに挿入される。フランジ部26aは、空間部27aにおいて弾性変形が復元する。これにより、突起部23aは連結孔24aと係合する。
また、突起部23aは、所定の力を加えることにより、フランジ部26aが弾性変形し、突起部23aが連結孔24aから嵌脱される。これにより、一方の支持棒21aと一方のクランプ10aとは、着脱可能な構成を有する。
同様に、他方のクランプ10bについて詳細に説明する。他方のクランプ10bは、固定クランプ12b及び可動クランプ13bを含むクランプ本体11bと、可動クランプ13bを固定クランプ12bに対して回動自在に支持する支軸14bと、可動クランプ13bを固定クランプ12bに固定させるロック機構15bと、架設配電線を挟持する一対の緩衝材30b、30b’と、を備えている。
可動クランプ13aの一端は、支軸14を介して固定クランプ12aの一端に回動自在に支持されている。
固定クランプ12bと可動クランプ13bとは、内部に架設配電線を挿通可能な大きさの保持孔40bを有する保持部41bを形成するように湾曲して形成されている。保持部41bは、緩衝材30b、30b’が交換可能に組み込まれている。
また、固定クランプ12b及び可動クランプ13bのそれぞれの他端(支軸14bと対向する側)は、ロック機構15bが設けられている。ロック機構15bは、保持孔40bを維持するためのものであり、係止爪18bと係止板16bとを備えている。係止板16bは、可動クランプ13bの他端に蝶番17bにより、回動自在に支持されている。係止爪18bは、固定クランプ12bの他端に固定されている。係止板16bには、係止爪18bに係止可能な略方形の係止孔19bが設けられている。
固定クランプ12bの下部には、後述する支持棒21bの突起部23bを挿入することにより、他方のクランプ10bと他方の支持棒21bとを連結させるための連結孔24bが設けられている。
固定クランプ12b、可動クランプ13b、支軸14b及び係止板16bは、いずれも絶縁性の合成樹脂からなる強化プラスチックにより形成されている。係止爪18bは、さらに絶縁性の弾性力を有する合成樹脂等により構成されている。なお、固定クランプ12b、可動クランプ13b、支軸14b及び係止板16bは、絶縁性の材料により形成されているものであればよく、好ましくは、軽量かつ強い材料、例えば、FRP(強化繊維プラスチック)を用いて形成されることが好ましい。
一方の緩衝材30b’は、互いに所定の距離をおいて設けられた2つの平行面31b’、33b’と、それぞれの平行面31b’、33b’を直交する方向に繋ぐ略垂直面32b’とを含む、いわゆる階段状の構成を有する。
他方の緩衝材30bは、一方の緩衝材30b’と同じ構成を有し、一方の緩衝材30b’は、180度回転させた他方の緩衝材30bと当接するように構成されている。つまり、一方の平行面31b’と他方の平行面33b、一方の平行面33b’と他方の平行面31b、及び一方の略垂直面32b’と他方の略垂直面32bとは、それぞれが内接するように構成されている。
緩衝材30b、30b’は、ウレタンスポンジ、ウレタンゴム、又は合成樹脂等が用いられる。なお、対応する架設配電線等に合わせてサイズを変更してもよく、使用場所に応じて、材質も変更してもよい。
他方の支持棒21aは、他方の支持棒本体21b’と、フランジ部26bを有する略キノコ状の突起部23bを有する。突起部23bは、一方の支持棒本体21b’の先端に設けられている。固定クランプ12bの下部には、突起部23bを嵌挿するための連結孔24bを備える。連結孔24bは、内部において入口の直径よりも大きな径を有するフランジ状の空間部27bを備える。フランジ部26bは、突起部23bが連結孔24bに挿入できるように弾性部材により成形されている。
突起部23bは、フランジ部26bを弾性変形させることにより、連結孔24bから挿入される。突起部23bは、空間部27bにおいてフランジ部26bの弾性変形が復元することにより、連結孔24bと係合する。これにより、一方のクランプ10bは、一方の支持棒21bに接続される。
ここで、突起部23bは、弾性部材により形成されるため、所定の力を加えることにより、フランジ部26bが弾性変形し、突起部23bが連結孔24bから嵌脱される。これにより、一方の支持棒21bと一方のクランプ10bとは、着脱可能となる。
連結部20は、一方のクランプ10aを支持する一方の支持棒21aと、他方のクランプ10bを支持する他方の支持棒21bと、一方の支持棒21a及び他方の支持棒21bを回転自在に支持する回転部材22と、を備える。
図5は、一方の支持棒21a及び他方の支持棒21bの接続部分を示す部分概略拡大図である。図5(a)に示すように、一方の支持棒21aの接続部分は、内部において入口の直径よりも大きな径を有するフランジ状の空間部29aを有し、断面が略T字状に形成された接続孔25aが設けられている。同様に、他方の支持棒21bの接続部分は、内部において入口の直径よりも大きな径を有するフランジ状の空間部29bを有し、断面が略T字状に形成された接続孔25bが設けられている。
回転部材22は、図5(b)に示すように、円筒形の形状を有しており、長手方向のそれぞれの端部には、上述した一方の支持棒21a及び他方の支持棒21bの各空間部29a、29bに嵌挿される一対のフランジ部28が設けられている。この各フランジ部28がそれぞれの空間部29a、29bで係止されることにより、一方の支持棒21aと他方の支持棒21bが回転可能に連結支持される。
一方の支持棒21a、他方の支持棒21b及び回転部材22は、強化プラスチックにより形成されている。なお、一方の支持棒21a、他方の支持棒21b及び回転部材22は、絶縁性の材料により形成されているものであればよく、好ましくは、軽量かつ強い材料、例えば、FRP(強化繊維プラスチック)により形成されることが好ましい。
次に、図6から図8を参照して、一方のクランプ10aが、一方の架設配電線を挟持する動作について説明する。図6は、本発明の第1の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサ1の使用動作を示す概略図である。図7及び図8は、本発明の第1の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサ1の使用状態を示す概略図である。
図6(a)に示すように、先ず、係止板16aの係止孔19aに係止されている係止爪18aを弾性変形させることにより、係止板16aと係止孔19aの係止を解除し、係止板16aの係止孔19aから係止爪18aが外れるまで係止板16aを回動させる。
次に、係止板16aと係止爪18aとの係止が解除されたら、図6(b)に示すように、可動クランプ13aを支軸14aを中心に回動させる。これにより、固定クランプ12aと可動クランプ13aの一方が離れるので一方のクランプ10aは、開口状態になる。一方のクランプ10aが開口したら、架設配電線Aを一方のクランプ10aの開口から一方のクランプ10aの内部に設けられている緩衝材30a’の略垂直面32a’に当接するように架設配電線Aを配置する。
架設配電線Aを配置したら、可動クランプ13aを一方のクランプ10aが閉口する方向に回動させる。これにより、緩衝材30a、30a’は、架設配電線Aを緩衝材30a、30a’の弾性力により挟持する。
緩衝材30a、30a’が架設配電線Aを挟持したら、係止爪18aを係止板16aの係止孔19aに挿入させ、係止爪18aを係止板16aに係止させる。これにより、一方のクランプ10aは架設配電線Aを把持固定する。また、他方のクランプ10bについても同様の動作を行うことにより、架設配電線B又は分岐線Cを把持固定する。
なお、第1の実施形態においては、円筒状の連結部20を用いたが、本発明においてはこれに限らず、多角形状の連結部を用いてもよく、平板状の部材を用いてもよい。
また、第1実施形態においては、保持孔40aは、略楕円状に形成したが、本発明においてはこれに限らず、多角を有する形状や星形であってもよい。また、保持孔40aの大きさは、緩衝材30a、30a’を介して架設配電線を把持可能な大きさであればよく、予め大きな保持孔40aを有するクランプを使用した場合には、緩衝材30a、30a’をスペーサとして使用する構成としてもよい。
さらに、第1の実施形態においては、可動クランプ13aを固定クランプ12aに固定するためのロック機構15aとして、係止板16a及び係止爪18aを用いたが、本発明においてはこれに限らず、図9に示すようなボルト42a及びナット43aを用いて可動クランプ13aを固定クランプ12aに固定させる構成としてもよい。このように、ボルト42a及びナット43aを用いることにより、一方及び他方のクランプ10a、10bは、架設配電線A、Bを締付けボルト42aによって強固に締付けることができるので、所定距離を確保したまま、架設配電線A、Bを長期間において強固に固定することが可能になる。例えば、架設配電線Aと分岐線Cとの間の分岐部分等を長期間堅固に固定支持する。
ロック機構15a’としてボルト42a及びナット43aを用いる場合には、図9に示すように、固定クランプ12a’及び可動クランプ13a’のそれぞれの他端(支軸14a’と対向する側)には、ボルト孔44aが設けられる。固定クランプ12a’及び可動クランプ13a’は、このボルト孔44a、すなわち、可動クランプ13a’の上端に設けられたボルト孔44aからボルト42aを挿入し、固定クランプ12a’の下端においてナット43aで螺合することにより、固定される。なお、図9においては、ボルト42aとナット43aを用いて可動クランプ13a’を固定クランプ12a’に固定させたが、例えば、固定クランプ12a’におけるボルト孔44aにネジ溝を切ることにより、ボルト42aと螺合させ、可動クランプ13a’を固定クランプ12aに固定する構成であってもよい。
このように、架設送配電線相間スペーサ1によれば、それぞれが各架設配電線A、Bを把持する一対のクランプ10a、10bと、各クランプ10a、10bを連結する所定の長さの連結部20を備える。これにより、各架設配電線A、Bの間を所定の距離に保つことが可能になる。つまり、所定の距離より広くなること、及び狭くなることを防止することが可能になる。
また、クランプ10a、10bは、保持部41a、41bにそれぞれが各架設配電線A、Bを挟持する切りかぎ状に形成された一対の緩衝材30a、30a’、30b、30b’を備える。例えば、一方のクランプ10aは、保持部41aに一対の緩衝材30a、30a’を備える。ここで、切りかぎ状とは、互いに所定の距離をおいて設けられた2つの平行面31a’、33a’と、それぞれの平行面31a’、33a’を直交する方向に繋ぐ略垂直面32a’とを含む、いわゆる階段状の構成を有する形状である。これにより、架設配電線Aは、緩衝材30a、30a’の平行面31a’、33a’と略垂直面32a’のそれぞれに当接した状態で挟持されるため、平行面31a’、33a’と略垂直面32a’との間で支持固定させることが可能になる。
また、架設送配電線相間スペーサ1によれば、連結部20は、一方及び他方のクランプ10a、10bを支持する一方及び他方の支持棒21a、21bと、支持棒21a、21bを互いに回転可能に支持する回転部材22と、を有する。これにより、一方及び他方のクランプ10a、10bは、中心軸の周りを様々な方向に向けることができる。したがって、2つの架設配電線A、Bが異なる方向に伸びていても、一方及び他方のクランプ10a、10bをそれらの方向に適した方向に回転させて架設配電線A、Bに取り付けることができるので、連結部20をねじることなく容易に架設配電線A、Bを把持することが可能になり、作業性が向上する。また、回転部材22を有しているため、ねじれ等から生じる破損や損傷を減少させることができ、結果として、耐久性、すなわち、商品寿命を向上させることが可能になる。
また、架設送配電線相間スペーサ1によれば、固定クランプ12a及び可動クランプ13aは、それぞれの他端を締付けボルト42aを用いて係止させる。これにより、一方及び他方のクランプ10a、10bは、架設配電線A、Bを締付けボルト42aによって強固に締付けることができるので、所定距離を確保したまま、架設配電線A、Bを長期間において強固に固定することが可能になる。例えば、架設配電線Aと分岐線Cとの間の分岐部分等を長期間堅固に固定支持する。
また、架設送配電線相間スペーサ1によれば、一方及び他方のクランプ10a、10bは、連結部20と着脱可能に構成されている。これにより、一方及び他方のクランプ10a、10bは、連結部20から取外すことができるので、一方及び他方のクランプ10a、10b又は連結部20が破損した場合には、破損した一方及び他方のクランプ10a、10b又は連結部20を取り外し交換すれば足りるため、メンテナンス性が向上する。また、部品ごとに持ち運ぶことが可能になるため、作業性が向上する。
また、架設送配電線相間スペーサ1によれば、一方及び他方のクランプ10a、10bは、それぞれが互いに異なる識別手段を有している。これにより、作業者は、目視により、把持されている架設配電線A、Bが、例えば、高圧線用、低圧線用、若しくは通信ケーブルであることを直ちに認識することが可能になるので、それぞれの架設配電線等を確認する時間が短縮でき、結果として、改修工事等の工事時間の短縮が可能になる。また、目視による確認作業に加え、書類による確認をする等、二重の確認作業をすることにより、作業の安全性が向上する。さらに、自社架設配電線と、他社のケーブルとを接続している場合、それぞれを互いに異なる識別手段を設けることにより、短時間でその電柱等のケーブル等の構成の確認が可能になる。
また、架設送配電線相間スペーサ1によれば、識別手段として、一方及び他方のクランプ10a、10bは、互いに異なる色で着色されている。これにより、作業者は、離れている場所からでも色の違いで架設配電線A、Bの種類や自社のもののみか、他社のものも含むか等を容易に確認することが可能になる。これは、例えば、電柱等に登る前においても改修すべき架設配電線A、Bの種類を直ちに確認することが可能になり、結果として、改修工事等の工事時間の短縮が可能になる。
また、架設送配電線相間スペーサ1によれば、緩衝材30a、30a’、30b、30b’は、保持部41aからの取外しを可能とする。これにより、緩衝材30a、30a’、30b、30b’が劣化した場合においても、緩衝材30a、30a’、30b、30b’のみを交換すれば足り、メンテナンス性が向上する。また、様々な大きさの緩衝材30a、30a’、30b、30b’を用いることにより、緩衝材30a、30a’、30b、30b’の交換のみで、多種多様な太さの架設配電線に対して使用することが可能になる。さらに、架設配電線等の種類や接地場所に応じて、緩衝材30a、30a’、30b、30b’の材質を変えることにより、架設配電線等への負担を軽減することが可能なる。
また、架設送配電線相間スペーサ1によれば、一方及び他方のクランプ10a、10b及び連結部20は、絶縁体で形成されている。これにより、感電事故を防止でき、架設配電線の改修工事の安全性をさらに高めることができる。また、従来より使用されている絶縁用保護具、絶縁された挟持器具を併用することで、架設配電線の改修工事の作業の安全性を、なおいっそう高めることができる。
[第2の実施形態]
図10を参照して、第2の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサ70について説明する。
図10は、第2の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサ70を示す概略図である。図11は、第2の架設送配電線相間スペーサ70の使用状態を示す概略図である。
図10及び図11に示すように、架設送配電線相間スペーサ70は、支持棒21a’と、支持棒21a’に対して垂直方向に伸びる支持棒21b’と支持棒21aの他端と支持棒21b’の他端を結ぶ支持棒21c’とを連結して構成される支持棒21aと、を有する。支持棒21aは、支持棒21a’と支持棒21b’の連結部に一方のクランプ10aを備え、支持棒21b’と支持棒21c’の連結部に補強クランプ10a’を備える。支持棒21a’と支持棒21c’の連結部は、他方の支持棒21bとの連結部を備える。すなわち、架設送配電線相間スペーサ70は、架設配電線Aを把持するための2つのクランプを有し、支持棒21aにより、各クランプ10a、10a’を支持している。なお、補強クランプ10a’は、前述した一方のクランプ10aと同じ構成を有する。
架設送配電線相間スペーサ70によれば、架設配電線Aに一方のクランプ10aに加え、補強クランプ10a’をさらに設ける。つまり、架設配電線Aは、2ヶ所にクランプが設けられる。これにより、3つのクランプ10a、10a’、21bを用いることにより、より強固に架設配電線A、Bを把持することが可能になる。
第1の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサを示す概略図である。 第1の実施形態に係る一方のクランプの構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係る緩衝材を示す概略図である。 第1の実施形態に係る一方のクランプと一方の支持棒の接続部分を示す部分概略拡大図である。 一方の支持棒と他方の支持棒の接続部分を示す部分概略拡大図である。 第1の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサの使用動作を示す概略図である。 第1の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサの使用状態を示す概略図である。 第1の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサの使用状態を示す概略図である。 他の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサを示す概略図である。 第2の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサを示す概略図である。 第2の実施形態に係る架設送配電線相間スペーサの使用状態を示す概略図である。 鉄塔に架設送電線が架設されている様子を示す概略図である。 架設配電線に分岐線が架設されている様子を示す概略図である。
符号の説明
1 架設送配電線相間スペーサ
10a 一方のクランプ
10b 他方のクランプ
12a、12b 固定クランプ
13a、13b 可動クランプ
14a、14b 支軸
15a、15b ロック機構
20 連結部
21a 一方の支持棒
21b 他方の支持棒
22 回転部材
A、B 架設配電線
C 分岐線

Claims (8)

  1. 2つの架設送配電線の間に介装される架設送配電線用相間スペーサであって、
    それぞれが各架設送配電線を把持する一対の把持部と、
    前記一対の把持部を連結支持する所定の長さを有する連結部と、を備え、
    前記一対の把持部は、
    可動クランプと固定クランプとよりなり前記連結部に着脱可能に支持された一対の腕部と、
    前記一対の腕部それぞれの一端を回動可能に支持するため、前記固定クランプに固定された係止爪と、該係止爪が係止される係止孔を有し前記可動クランプに回動自在に設けられた係止板とを備えた支軸と、
    前記一対の腕部それぞれの他端を互いに係止可能に支持する係止部と、
    前記一対の腕部の一端と他端との間において該一対の腕部が湾曲して形成され前記架設送配電線を保持可能な保持部と、
    前記保持部に組み込まれ前記架設送配電線を挟持する一対の挟持面を有する一対の挟持部材と、を備え、
    緩衝材で構成された該一対の挟持部材の前記一対の挟持面は、それぞれ、互いに所定の距離をおいて設けられた2つの平行面と、該2つの平行面を直交する方向につなぐ略垂直面と、を有し、切りかぎ状に形成されると共に、該一対の挟持面における前記平行面同士及び前記略垂直面同士が内接可能に構成され、
    前記架設送配電線は、前記一対の挟持面における前記平行面及び前記略垂直面のそれぞれに当接した状態で挟持されることを特徴とする架設送配電線用相間スペーサ。
  2. 前記連結部は、一方の把持部を支持する一方の支持棒と、他方の把持部を支持する他方の支持棒と、前記一方の支持棒及び前記他方の支持棒を、それぞれ前記一方の支持棒及び前記他方の支持棒の中心軸の周りを回転可能に支持する回転部材と、を有することを特徴とする請求項1に記載の架設送配電線用相間スペーサ。
  3. 前記係止部は、前記腕部の他端を係止する締付けボルトを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の架設送配電線用相間スペーサ。
  4. 前記把持部は、それぞれ互いに異なる複数の識別手段を有することを特徴とする請求項1からのいずれか記載の架設送配電線用相間スペーサ。
  5. 前記識別手段は、それぞれ、前記把持部に着色され、互いに異なる複数の着色部を有することを特徴とする請求項に記載の架設送配電線用相間スペーサ。
  6. 前記挟持部材は、前記保持部に取外し可能に組み付けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか記載の架設送配電線用相間スペーサ。
  7. 前記把持部及び前記連結部は、絶縁体で形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか記載の架設送配電線相間スペーサ。
  8. さらに、一方の架設送配電線を把持する補強把持部と、当該補強把持部と前記一方の支持棒とを連結する補強支持棒と、を有することを特徴とする請求項1からのいずれか記載の架設送配電線相間スペーサ。
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