JP4601006B2 - エアクリーナ装置 - Google Patents

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Description

本願はエンジンの吸気系に接続されるエアクリーナ装置に係り、特に有利な構造の可変吸気ダクトを有するものに関する。
通路断面積が異なる複数の吸気ダクトを独立して設け、吸入通路を走行速度に応じていずれか一つの吸気ダクトへ選択的に切り換えて空気を取り入れることにより吸気量を可変にした可変吸気ダクトが知られている。
特開2005−083288公報
独立した吸気ダクトを複数設けた場合、吸気ダクトの占有体積(ダクト長×通路断面積)が吸気ダクトの数だけ必要になり、占有体積が増えてしまうため、レイアウトスペースが減少して他部品のレイアウト自由度に影響を与えていた。そこで本願は占有体積の増加を抑制できる可変吸気ダクト構造の実現を目的とする。
上記課題を解決するためエアクリーナ装置に係る請求項1の発明は、フィルタエレメントにより内部をクリーンルームとダーティルームに区画されたクリーナケースと、ダーティルームへ接続する空気取り入れ通路を構成する吸気ダクトとを備えたエアクリーナ装置において、
前記空気取り入れ通路の吸気下流側を、第1及び第2分岐通路に分岐させるとともに、前記空気取り入れ通路の途中に切換バルブを設け、この切換バルブで空気取り入れ通路の吸気下流側を前記第1又は第2分岐通路のいずれかに選択切り換えするようにし、
前記第1及び第2分岐通路のうち一方の通路を細く、他方の通路を太くし、
前記太い通路は前記細い通路よりも前記空気取り入れ通路の上流に位置し、前記クリーナケースの壁面に設けられた開口に接続され、
前記細い通路は、前記太い通路よりも空気取り入れ通路の下流側に位置し、前記クリーナケース内に通路を延出させ、
前記吸気ダクトは上部と下部に上下分割され、
上部は吸気ダクトの上半側外形を構成し、
下部は細長筒部と、その横並びで上流側に設けられた太径筒部と、この太径筒部からさらに横方向へ延びる上向きに開放された横溝部とを一体に備え、
前記細長筒部内側の筒状空間は、第1分岐通路をなし、
太径筒部は内側の空間が第2分岐通路をなすことを特徴とする。
請求項2の発明は上記請求項1において、前記切換バルブが前記空気取り入れ通路を形成する壁部の一部をなしていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、1つの吸気ダクトに第1及び第2分岐通路を設けて選択切り換えすることにより可変吸気ダクトを構成するので、吸気ダクトを共通にしてその空気取り入れ口を共通とし、占有体積の増加を抑制して、省スペース化が可能になる。また分岐通路の選択切り換えを、エンジン回転数、ギヤポジション及びアクセル開度等を感知しておこなうことにより、走行状態に対応した吸気特性を得ることができる。
また、低速、高速時に細い通路使用することにより、低速時ではスロットルレスポンス向上及び吸気音低減を可能とし、高速時では高出力化及び吸気音低減を可能とし、中速時には太い通路を使用することにより高出力を出すことができるので、速度変化に対応して適切な可変吸気を行うことができる。
さらに、太径の通路を上流側へ配置することにより通路長を短くすることが容易になる。このため中速時に高出力を出せるよう太くて短い通路を形成することができる。
そのうえ、細い通路を下流側へ配置するとともにクリーナケース内へ延出させることにより、通路長を長くすることが容易になる。このため低速時ではスロットルレスポンス向上及び吸気音低減を可能とし、高速時では高出力化及び吸気音低減を可能とする、細くて長い通路を形成することができる。
請求項2の発明によれば、切換バルブを空気取り入れ通路を形成する壁部の一部とすることにより、吸気ダクトを小型化できる。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は実施例に係るオフロード系自動2輪車の左側面図である。車体フレーム1は、エンジン2を支持し、前後に前輪3と後輪4を支持する。車体フレーム1はエンジン等を支持する車体フレーム前部1Aと、シートを支持する車体フレーム後部1Bを備える。
車体フレーム前部1Aは、前端のヘッドパイプ5からエンジン2の上方を通って斜め下がり後方へ延びるメインフレーム6と、メインフレーム6の後端からエンジン2の後方を斜め下がり下方へ延びるセンターフレーム7と、エンジン2の前方をヘッドパイプ5から斜め下がりに下方へ延びるダウンフレーム8と、エンジン2の下方を通ってセンターフレーム7及びダウンフレーム8の各下端を連結するロアフレーム9とによりループ状をなす。
車体フレーム後部1Bは、メインフレーム6の後部から斜め上がり後方へ延びるシートレール10及びセンターフレーム7の下部から斜め上がり後方へ延びてシートレール10の後部へ連結するバックステー11とからなる。
メインフレーム6上にはエンジン2の略直立したシリンダ2a上方となる位置に燃料タンク13が支持される。燃料タンク13の後方にはシート14がシートレール10上に支持される。
センターフレーム7にはピボット軸15を介してリヤアーム16の前端部が上下動揺動自在に支持される。リヤアーム16の後端には後輪4が支持され、エンジン2によりチェーン駆動される。センターフレーム7の上方肩部に設けられたステー17とリヤアーム16の前部に設けられたリンク18との間にリヤクッション19が設けられる。
ステー17の後方で、センターフレーム7、シートレール10及びバックステー11に囲まれた側面視略三角形の空間内にエアクリーナ20が配置され、シートレール10及びバックステー11に支持される。
エアクリーナ20の前面からコンチューブ21が前方へ延出し、スロットルボディ22へ清浄空気を供給する。スロットルボディ22からはシリンダ2aの吸気口へ混合気を噴射する。
シリンダ2a前面の排気口からは排気管23が下方へ延出し、後方へ曲がり返してシリンダ2aの側方を通ってサイレンサー24へ接続している。サイレンサー24はバックステー11後端部のエアクリーナ20後方かつ後輪4の上下となる位置に支持される。
25はフロントフォーク、26はハンドル、27はヘッドライト、28はフロントバイザである。
図2はエアクリーナ20の側面図である。エアクリーナ20はクリーナケース30の左側面30a後部がフィルタ交換用に開口され、この開口には着脱自在に覆うリッド31がネジ32で取付けられている。リッド31の内側となクリーナケース30内には、フィルタエレメント35が着脱自在に取付けられている。このフィルタエレメント35により、クリーナケース30の内部は、前方側のクリーンルーム36と後方側のダーティルーム37に区画される。
クリーンルーム36は、クリーナケース30の前面30bに取付けられるコンチューブ21へ連通する。
ダーティルーム37は、クリーナケース上面30cの後部上に設けられた吸気ダクト38と連通し、吸気ダクト38より外気をダーティルーム37へ取り込み、フィルタエレメント35で浄化してクリーンルーム36へ送り、さらにコンチューブ21からスロットルボデイ22へ浄化空気を供給するようになっている。
図3はエアクリーナ20の平面図である。クリーナケース30の右側面には開口部が設けられ、この開口を着脱自在に覆うクリーナカバー40がネジ41で取付けられている。クリーナカバー40の内側にバッテリ42が支持される。
33はネジ41の取付相手側となるボス部である。24も同様にネジ32の取付相手側となるボス部である。
コンチューブ21の側面には、レゾネータ43が設けられ、コンチューブ21内部と連通し、吸気騒音を低減している。
フィルタエレメント35は斜めに配置されているため、ダーティルーム37の容量は平面視で三角形に近い形状になり、車幅方向にて左側が容量最大部分となり、この容量拡大部上方に吸気ダクト38の下流側端部が接続するケース側開口部74(後述)が位置する。
吸気ダクト38はネジ44で上面30cへ着脱自在に取付けられる。45は吸気共通部、46はその空気取り入れ口である。吸気ダクト38の内部には後述する切換バルブが設けられ、低速走行時及び高速走行時(以下、低・高速走行時という)に適した細くて長い空気通路と中速走行時に適した太くて短い空気通路のいいずれかに選択切り換えするようになっている。
吸気ダクト38には切換バルブを切り換えるための切換駆動部47を一体に備え、負圧ポット48にて吸気負圧を利用して切換バルブを回動制御する。吸気共通部45の空気取り入れ口46は、上面30cの後部における車幅方向中間部上に右側を指向して開口し、切換バルブ46の切換状態に関係なく、吸気共通部45の開放端である空気取り入れ口46より上面30cの上方空間にて車体右側より外気を取り入れる。
図4は吸気ダクト38の図3の4−4線断面図、図5は図4の構成部を上下に分割して示す図である。これらの図において、吸気ダクト38は上部50と下部51に上下分割され、上部50は合わせライン52で下部51と合わさって筒状をなし、空気取り入れ口46にて外気中へ開口する共通通路53を形成する。共通通路53は空気取り入れ通路のうちの共通通路部分をなす。なお、共通通路53は後述する第1分岐通路65及び第2分岐通路70と共に吸気ダクト38内の空気取り入れ通路を構成する。
上部50は吸気ダクト38の上半側外形を構成するように、下向きに開放されて車幅方向へ長く延びるカバー状の部材であり、嵌合部54,着座部55及び軸支部56を有する。軸支部56は切換バルブ57の回動中心軸となるピボット部58を回動自在に支持するための半割状凹部をなす。着座部55は切換バルブ57が図の反時計回りに回動したとき、先端を収容して着座させるための凹部である。符号52a(図5)は上下部の分離時に生じる合わせライン52に沿った割り面であり、上下一体化時には下部側の割り面52bと接合して合わせライン52を形成する。
下部51は細長筒部60と、その横並びで上流側に設けられた太径筒部61と、この太径筒部61からさらに横方向へ延びる上向きに開放された横溝部62とを一体に備える。
細長筒部60は細長い筒状をなし、内側の筒状空間は、上端の入り口側開口63で共通通路53と、出口側開口64でダーティルーム37と連通し、第1分岐通路65をなす。第1分岐通路65は通路断面積が小さくかつ通路長はL1(図5)と長くなっており、低・高速走行時用の通路をなす。
入り口側開口63の周縁部分は嵌合突部66と軸支部67をなす。嵌合突部66は先端が薄肉の段差状をなし、上部50の嵌合部54内側へ嵌合する。軸支部67は切換バルブ57のピボット部58を回動着脱自在に支持する。
嵌合突部66の周囲部分近傍から取付フランジ68が突出形成され、上面30c上に一体形成されているボス69へネジ44で固定される。
太径筒部61は内側の空間が第2分岐通路70を有し、周壁71と細長筒部60の内側側壁60aとの間に形成されている。第2分岐通路70は入り口側開口72で共通通路53と、出口側開口73でダーティルーム37と連通する。第2分岐通路70は通路断面積が大きくかつ通路長はL2(図5)と短くなっており(L1>L2)、中速走行時用の通路をなす。
周壁71は、細長筒部60の外側側壁60bにおける上部であって肉厚の段部をなす嵌合部60c(図5)と一緒になって一つの連続する環状壁である嵌合部を形成し、上面30cに形成されているケース側開口部74へ嵌合する。このとき壁面開口74の周囲はオーリング75でシールされる。このための環状溝76が太径筒部61と細長筒部60の各上部に形成されている。
横溝部62は上部50を下部51に被せて一体化することにより吸気ダクト38を組み立てたとき、上部50の一端部側との間で割り面52bと52a(図5)を合わせて一体化し、内部に共通通路53を形成する。このとき。上部50と下部51の各軸支部56及び67間に切換バルブ57のピボット部58を挟んで回動自在に支持する。
図6は下部51の平面図である。第1分岐通路65と第2分岐通路70はそれぞれ通路断面積をS1、S2(S1<S2)とする略半円形をなし、双方を合わせて一つの円をなすように設けられ、平面視で略直線状をなす細長筒部60の内側側壁60aによって第1分岐通路65と第2分岐通路70に分割されている。第1分岐通路65の通路断面積S1よりも第2分岐通路70の通路断面積をS2の方が大きくなっており、通路断面積の大きさから、第1分岐通路65が細い通路、第2分岐通路70が太い通路となる。
図7は切換バルブ57の平面図であり、切換バルブ57は略正方形のフラップバルブであり、その一端に反対方向へ突出して一対のピボット部58が形成されている。自由端76にはストッパラバー77が適当数設けられている(図では2個)。一対のピボット部58のうち一方には、ブラケット78が一体に形成されている。
図8は、切換バルブ57の切換駆動部47側を示す断面図である。ブラケット78は側面視略三角形状をなし、下端部に係止穴79が設けられ、この係止穴79にアクチュエータロッド80の一端が係止される。アクチュエータロッド80の他端は負圧ポット48内のダイヤフラム81に連結されている。ダイヤフラム81は、負圧ポット48内が負圧になると変形してアクチュエータロッド80を図の右方へ引き、大気開放されると変形前状態に復元してアクチュエータロッド80を図の左方へ押し戻す。
アクチュエータロッド80が右方へ引かれると、ブラケット78を介して切換バルブ57を反時計回り方向へ回動させ、自由端76を着座部55へ着座させる。反対にアクチュエータロッド80が図の左方へ押し戻されると、ブラケット78を介して切換バルブ57を時計回り方向へ回動させ、自由端76を着座部59へ着座させる。
中速走行時になると、負圧ポット48内が吸気負圧により減圧されるためダイヤフラムが図の右方へ引かれ、このとき同時にアクチュエータロッド80を図の右方へ引いてブラケット78を反時計回り方向へ回動させ、切換バルブ57をブラケット78と一体に回動させて自由端76を着座部55へ着座させる。
負圧ポット48はエンジンの吸気負圧と大気とに切り換わる公知の切換弁(図示省略)を介して負圧源と大気へ接続し、低・高速走行時に切換弁を大気開放側へ切り換えるとアクチュエータロッド80は図左方へ移動し、中速走行時に切換弁を負圧源側へ切り換えるとアクチュエータロッド80が図の右方へ移動する。なお、この速度に応じて負圧接続状態と大気開放状態とに切り換える場合、種々の走行条件に関するデータに基づいて制御することができる。例えば、エンジン回転数とギヤポジション及びアクセル開度等に基づいて制御でき、本実施例ではエンジン回転数とギヤポジションを感知して制御している。このようにすれば、走行状態に応じた適切なレスポンスと出力を両立させる制御ができ、運転感覚にマッチした制御が可能になる。エンジン回転数にギヤポジションを併用すると低速ギヤ時と高速ギヤ時に制御を分けることができる。
また、エンジン回転数とギヤポジションを感知する制御に代えて、アクセル開度等を感知して制御することも考えられる。
次に、本実施例の作用を説明する。図4は低・高速走行時を示し、負圧ポット48内を大気開放すると、切換バルブ57が時計回り方向へ回動して自由端76が着座部59に着座し、第2分岐通路70の入り口側開口72を閉じ、第1分岐通路65と共通通路53を連通させる。これにより空気取り入れ通路は、細くて長い通路をなし、細長筒部60からダーティルーム37へ空気を取り込むようになり、低速時ではスロットルレスポンス向上及び吸気音低減を可能とし、高速時では高出力化及び吸気音低減を可能とする、低・高速用に適した通路をなす。
このとき、細い通路をなす第1分岐通路65を下流側へ配置するとともにダーティルーム37内へ長く延出させることにより、通路長を長くすることが容易になる。このため低速時ではスロットルレスポンス向上及び吸気音低減を可能とし、高速時では高出力化及び吸気音低減を可能にすることできるよう、細くて長い通路を形成することができる。
図9は中速走行時を示し、中速走行になると切換バルブ57が反時計回り方向へ回動し、自由端76が着座部55に着座して第1分岐通路65を閉じ、入り口側開口72を開いて共通通路53を第2分岐通路70に連通させ、太くて短い空気取り入れ通路とする。これにより太径筒部61からダーティルーム37へ、通気抵抗を少なくして大量の空気を取り込むようになり、高出力を可能にする中速用に適した通路をなす。
また、太径通路をなす太径筒部61を上流側へ配置することにより通路長を短くすることが容易になる。このため中速時に高出力を出せるよう太くて短い通路を形成することができる。
そのうえ、出口側開口73からダーティルーム37へ入った空気は、ダーティルーム37へ長く延出する細長筒部60の内側側壁60aを導風板として利用し、スムースな空気流を実現する。そのうえ細長筒部60の内側側壁60aは広幅の平板状をなしているため、この導風作用をさらに効果的にすることに役立っている。
このように、1つの吸気ダクト38に第1及び第2分岐通路65及び70を設けて選択切り換えすることにより可変吸気ダクトを構成するので、吸気ダクト68を共通にしてその空気取り入れ口46を共通にできる。このため占有体積の増加を抑制して、省スペース化が可能になる。また分岐通路の選択切り換えを、エンジン回転数、ギヤポジション及びアクセル開度等に関連づければ、エンジン回転数、ギヤポジション及びアクセル開度等に対応した吸気特性を得ることができる。
このとき、低・高速走行時に細い通路である第1分岐通路65を使用することにより、低速時では通路から取り込まれる空気量がスロットル開度に応じてシャープに変化するのでスロットルレスポンスを向上させることができるとともに吸気音低減を可能とし、高速時では通路内における空気の流速増加により充填効率が向上するため高出力化するとともに吸気音低減を可能とし、中速時には太い通路である第2分岐通路70を使用することにより高出力を出すことができるので、速度変化に対応して適切な可変吸気を行うことができる。
また、切換バルブ57は、第1分岐通路65又は第2分岐通路70のいずれが共通通路53と連通した状態でも、必ず空気取り入れ通路を形成する壁部の一部をなしている。このため切換バルブ57の面積分だけ吸気ダクト38を小型化できる。
実施例に係るオフロード系自動2輪車の左側面図 エアクリーナの側面図 エアクリーナ平面図 図3の4−4線断面図 図4部分の分解図 吸気ダクト下部の平面図 切換バルブの平面図 切換バルブ作動部側を示す吸気ダクトの断面図 作動説明図
符号の説明
1:車体フレーム、2:エンジン、3:前輪、4:後輪、5:ヘッドパイプ、6:メインフレーム、7:センターフレーム、8:ダウンフレーム、9:ロアフレーム、10:シートレール、21:コンチューブ、22:スロットルボディ、23:排気管、24:サイレンサー、25:フロントフォーク、26:ハンドル、27:ヘッドライト、28:フロントバイザ、38:吸気ダクト、50:上部、51:下部、53:共通通路、60:細長筒部、61:太径筒部、65:第1分岐通路、70:第2分岐通路

Claims (5)

  1. フィルタエレメント(35)により内部をクリーンルーム(36)とダーティルーム(37)に区画されたクリーナケース(30)と、ダーティルーム(37)へ接続する空気取り入れ通路を構成する吸気ダクト(38)とを備えたエアクリーナ装置において、
    前記空気取り入れ通路の吸気下流側を、第1及び第2分岐通路(65,70)に分岐させるとともに、
    前記空気取り入れ通路の途中に切換バルブ(57)を設け、
    この切換バルブで空気取り入れ通路の吸気下流側を前記第1又は第2分岐通路のいずれかに選択切り換えするようにし
    前記第1及び第2分岐通路のうち一方の通路(65)を細く、他方の通路(70)を太くし、
    前記太い通路(70)は前記細い通路(65)よりも前記空気取り入れ通路の上流に位置し、前記クリーナケースの壁面に設けられた開口(74)に接続され、
    前記細い通路(65)は、前記太い通路(70)よりも空気取り入れ通路の下流側に位置し、前記クリーナケース内に通路(60)を延出させ、
    前記吸気ダクト(38)は上部(50)と下部(51)に上下分割され、
    上部(50)は吸気ダクト(38)の上半側外形を構成し、
    下部(51)は細長筒部(60)と、その横並びで上流側に設けられた太径筒部(61)と、この太径筒部(61)からさらに横方向へ延びる上向きに開放された横溝部(62)とを一体に備え、
    前記細長筒部(60)内側の筒状空間は、第1分岐通路(65)をなし、
    太径筒部(61)は内側の空間が第2分岐通路(70)をなすことを特徴とするエアクリーナ装置。
  2. 前記切換バルブ(57)が前記空気取り入れ通路を形成する壁部の一部をなしていることを特徴とする請求項1に記載したエアクリーナ装置。
  3. 前記吸気ダクト(38)の上部(50)は、前記切換バルブ(57)が、空気取り入れ通路の吸気下流側を前記第2分岐通路(70)に切り換える際に、切換バルブ(57)の先端を収容して着座させるための凹部である着座部(55)を有することを特徴とする請求項1または2に記載したエアクリーナ装置。
  4. 前記吸気ダクト(38)の下部(51)横溝部(62)は、前記切換バルブ(57)が、空気取り入れ通路の吸気下流側を前記第1分岐通路(65)に切り換える際に、切換バルブ(57)の先端を収容して着座させる着座部(59)を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載したエアクリーナ装置。
  5. 前記吸気ダクト(38)の上部(50)及び下部(51)は、前記切換バルブ(57)の回動中心軸となるピボット部(58)を回動自在に支持する軸支部(56・67)をそれぞれ有し、
    前記上部(50)を前記下部(51)に被せて一体化することにより吸気ダクト(38)を組み立てたとき、上部(50)と下部(51)の各軸支部(56・67)間に切換バルブ(57)のピボット部(58)を挟んで回動自在に支持することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載したエアクリーナ装置。
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