JP4599385B2 - 静電塗装方法及び同装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静電塗装方法及び同装置の改良に関するものである。
従来の静電塗装方法、静電塗装装置として、水供給装置から供給される水を純水にし、この純水で塗装ガンに装着された塗料カートリッジ内の塗料を押し出して塗料ノズルから噴出させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−346596公報
特許文献1の図3を以下の図16で説明する。なお、符号は振り直した。
図16は従来の塗装システムを示す説明図である。
塗装システム200は、純水供給装置201を備え、この純水供給装置201は、水供給装置204と、吐出量制御装置205と、純水製造装置206とからなる。
また、塗装システム200に備える塗装ガン211は、塗装ガン本体212と、この塗装ガン本体212に着脱自在に取付けられた塗料カートリッジとしての塗料タンクユニット213とからなり、塗料タンクユニット213は、塗料を収容する塗料室215と、この塗料室215に連通する塗料ノズル216と、上記の純水が供給される押し出し液室217とを備え、これらの塗料室215と押し出し液室217とがピストン218によって区画されている。
純水供給装置201から押し出し室217に純水が供給されると、純水がピストン218を介して塗料室215内の塗料を押し出し、塗料ノズル216から噴射させる。
また、本発明者は、特願2007−005000、特願2007−005010(以下「2出願発明」と記す。)において、色の異なる複数の導電性塗料を供給する塗料供給部と、この塗料供給部に接続されて導電性塗料の色を替えるための色替弁機構と、導電性塗料を一端貯留する貯留槽と、この貯留槽に接続された塗装ガンと、導電性塗料を水又は洗浄液で押し出すための塗料押し出し構造とを備えた静電塗装装置を提案している。
上記特許文献1では、塗装頻度の多い色の導電性塗料を取り扱う場合、1回の塗装毎に塗料タンクユニット213を交換する必要があり、塗装工数が増える。
また、上記の2出願発明では、塗装頻度の多い色の導電性塗料は常備してあるために、塗装の際には色替弁機構でその色に切り替えれば済むが、例えば、常備していない特別色への対応は難しい。
そこで、特許文献1のカートリッジ式の塗料供給と、2出願発明の塗料供給部からの塗料供給とを組み合わせることが考えられるが、両方の技術では、それぞれに純水、あるいは水又は洗浄液で塗料を押し出す機構を備えるため、コストが増大する。更に、両方の押し出し機構の動力源をそれぞれ駆動させて制御する制御技術が必要になり、装置を効率良く作動させることが難しくなる。
本発明の目的は、コストを低減するとともに、効率良く作動させることが可能な静電塗装方法及び同装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、塗料供給部から塗装ガンに導電性塗料又は液体を供給する塗料供給路に、導電性塗料又は液体を一旦貯留するとともに貯留された導電性塗料又は液体を塗装ガン側へ押し出す貯留部と、塗料供給部と貯留部との間を電気的に遮断する絶縁部とを備え、貯留部と塗装ガンとの間に流体回路を備え、この流体回路に着脱自在に塗料カートリッジが接続され、導電性塗料を貯留部から流体回路を介して供給する際に高電圧を加えるか、或いは、導電性塗料を塗料カートリッジから流体回路を介して供給する際に高電圧を加えるかしてこの高電圧が加えられた導電性塗料を塗装ガンに供給することにより静電塗装を行う静電塗装方法であって、塗料カートリッジ内の塗料室に充填された導電性塗料を塗装ガンに供給する際は、液体を塗料供給部から貯留部に供給して貯留する工程と、貯留部内の液体を流体回路を介して、塗料カートリッジ内でフリーピストンによって塗料室と隔てられた流体室に供給することで、フリーピストンを塗料室側へ押し出し、フリーピストンの移動により塗料室内の導電性塗料を塗装ガンに供給する工程と、を有することを特徴とする。
塗料供給部から供給される液体で塗料供給路を洗浄する要領で、液体を塗料供給部から貯留部に供給して貯留させる。次に、貯留部内の液体を流体回路を介して塗料カートリッジ内の流体室に供給する。この結果、流体室内の液体がピストンを介して塗料室内の導電性塗料を押し出し、導電性塗料が塗装ガンに供給される。
このとき、塗料カートリッジ内の導電性塗料は、塗料供給路の洗浄に使われる液体によって押し出されるため、塗料カートリッジ内の導電性塗料を押し出すために特別な流体供給部、この流体供給部の動力源、この動力源を含む貯留部を必要としない。更に、塗料供給路を液体で洗浄する要領で塗料カートリッジ内の導電性塗料を押し出すため、塗料押し出しのための特別な方法も必要としない。
請求項2に係る発明は、塗料供給部から塗装ガンに導電性塗料又は液体を供給する塗料供給路に、導電性塗料又は液体を一旦貯留するとともに貯留された導電性塗料又は液体を塗装ガン側へ押し出す貯留部と、塗料供給部と貯留部との間を電気的に遮断する絶縁部とを備え、高電圧が加えられた導電性塗料を塗装ガンに供給することにより静電塗装を行うか、或いは、液体を塗装ガンに供給することにより塗料供給路の洗浄を行う静電塗装装置において、貯留部と塗装ガンとの間に流体回路を備え、この流体回路に着脱自在に塗料カートリッジが接続され、この塗料カートリッジでは、内部にフリーピストンを移動自在に設けることで、液体が供給される流体室と、導電性塗料が充填された塗料室とに区画し、塗料供給部から供給されて貯留部に貯留された液体を流体回路を介して塗料カートリッジの流体室に供給することにより、フリーピストンで塗料室内の導電性塗料を押し出して塗装ガンに供給することを特徴とする。
作用として、塗料カートリッジ内の塗料室に充填された導電性塗料を塗装ガンに供給する場合は、まず、液体を塗料供給部から貯留部に供給して貯留させ、次に、貯留部内の液体を流体回路を介して塗料カートリッジ内の流体室に供給する。この結果、流体室内の液体がピストンを介して塗料室内の導電性塗料を押し出し、導電性塗料が塗装ガンに供給される。
このとき、塗料カートリッジ内の導電性塗料は、塗料供給路の洗浄に使われる液体によって押し出されるため、塗料カートリッジ内の導電性塗料を押し出すために特別な動力源やこの動力源を含む貯留部を必要としない。
請求項1に係る発明では、塗料カートリッジ内の塗料室に充填された導電性塗料を塗装ガンに供給する際は、液体を塗料供給部から貯留部に供給して貯留する工程と、貯留部内の液体を流体回路を介して、塗料カートリッジ内でフリーピストンによって塗料室と隔てられた流体室に供給することで、フリーピストンを塗料室側へ押し出し、フリーピストンの移動により塗料室内の導電性塗料を塗装ガンに供給する工程と、を有するので、塗料供給部から供給される液体を利用して、塗料カートリッジ内の導電性塗料を塗装ガンに供給することができ、塗料カートリッジに専用の液体を供給する流体供給部や流体供給部の動力源、動力源を備える貯留部を設ける必要がなく、コストを低減することができる。
また、塗料供給部から供給される液体で塗料供給路を洗浄する要領で塗料供給部から塗料カートリッジへ液体を供給することができ、塗料カートリッジ内の塗料を押し出すための特別な方法が必要ないため、静電塗装を効率良く行うことができる。
請求項2に係る発明では、貯留部と塗装ガンとの間に流体回路を備え、この流体回路に着脱自在に塗料カートリッジが接続され、この塗料カートリッジでは、内部にフリーピストンを移動自在に設けることで、液体が供給される流体室と、導電性塗料が充填された塗料室とに区画し、塗料供給部から供給されて貯留部に貯留された液体を流体回路を介して塗料カートリッジの流体室に供給することにより、フリーピストンで塗料室内の導電性塗料を押し出して塗装ガンに供給するので、塗料供給部から供給される液体を利用して、塗料カートリッジ内の導電性塗料を塗装ガンに供給することができ、塗料カートリッジに専用の液体を供給する流体供給部や流体供給部の動力源、動力源を備える貯留部を設ける必要がなく、コストを低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る静電塗装装置を示す説明図である。
静電塗装装置10は、色の異なる複数の導電性塗料を供給する図示せぬ塗料供給部に接続されてそれらの導電性塗料の供給を切り替える色替弁機構11と、この色替弁機構11を後で詳述する塗装ガン側に対して電気的に絶縁するブロック弁機構12と、このブロック弁機構12に接続されて導電性塗料を一旦貯める貯留槽13と、被塗装物に導電性塗料を噴射させる塗装ガン14と、これらの貯留槽13及び塗装ガン14のそれぞれの間を接続する送出路15と、この送出路15に設けられた切り替えバルブ16と、この切り替えバルブ16に接続された中継路17と、この中継路17に設けられたカートリッジ台18に着脱自在に取付けられた塗料カートリッジ19とからなる。
送出路15は、貯留槽13から切り替えバルブ16に至る第1送出路15aと、切り替えバルブ16から塗装ガン14(詳しくは、後述するトリガ弁62)に至る第2送出路15bと、塗装ガン14のトリガ弁62より先端側(噴出口14aを含む)の第3送出路15cとからなる。
色替弁機構11は、乾燥用エアA、水W及び洗浄液Sの供給を制御する第1洗浄弁21を備えるとともに色の異なる複数の導電性塗料を供給する図示せぬ塗料供給部に接続されてそれらの導電性塗料の供給を制御する塗料弁22,23,24とから構成されている。
ブロック弁機構12は、色替弁機構11に供給路31を介して接続された切換弁32と、この切換弁32に樹脂製電気絶縁性管路としての供給路33を介して接続された切換弁34とからなる。なお、36は供給路31に第1ダンプ弁37を介して接続された第1排水路、38は切換弁32に供給路41を介して接続されてエアA、水W及び洗浄液Sの供給を制御する第2洗浄弁、42は切換弁34に一方向弁43を介して接続された第2排出路である。
切換弁32は、色替弁機構11側と第2洗浄弁38側とを切り換えるものである。
切換弁34は、供給路45を介して接続された貯留槽13側と、第2排水路42側とを切り換えるものである。
貯留槽13は、シリンダ51と、このシリンダ51内に移動自在に挿入されたピストン52と、このピストン52に取付けられたロッド53と、シリンダ51及びピストン52で形成されたシリンダ室54と、シリンダ51の端部に設けられてシリンダ室54に連通する注入口56及び吐出口57とからなる。
ロッド53は、サーボモータ58にボールねじ手段59を介して連結され、サーボモータ58を駆動することで、ボールねじ手段59を介してロッド53及びピストン52がシリンダ軸方向(図のA方向)に進退動する。
塗装ガン14は、切り替えバルブ16に第2送出路15bを介して接続された第2ダンプ弁61及びトリガ弁62を備え、図示せぬ高電圧印加手段に接続されている。なお、14aは塗装ガン14の噴出口であり、送出路15の端部を構成する部分である。
第2ダンプ弁61は、洗浄時に発生する導電性塗料及び洗浄液を含む廃液を送出路15の外部に排出するための第3排出路64に接続されている。
第3排出路64は、エアA、水W及び洗浄液Sの供給を制御する第3洗浄弁66に一方向弁67を介して接続されている。
トリガ弁62は、導電性塗料の塗装ガン14からの噴出を制御するものである。
上記した供給路31,33,45、貯留槽13、第1送出路15a、第2送出路15b及び切り替えバルブ16は、塗料供給部から塗装ガン14に至る主塗料供給路68を構成する部分である。
切り替えバルブ16は、貯留槽13に導電性塗料を貯めたときにこの導電性塗料を塗装ガン14に供給する塗料供給路と、貯留槽13に水W又は洗浄液Sを貯めたときにこの水W又は洗浄液Sを塗料カートリッジ19に供給するとともに塗料カートリッジ19内の導電性塗料を塗装ガン14に供給する流体・塗料供給路とを切り替えるものである。
中継路17は、カートリッジ台18と、切り替えバルブ16の一端及びカートリッジ台18のそれぞれに接続された供給路71と、カートリッジ台18の出力側に設けられた3方弁72と、この3方弁72に接続されてエアA及び水Wの供給を制御する洗浄弁73と、3方弁72及び切り替えバルブ16の他端のそれぞれに接続された送出路74とからなる。
上記の切り替えバルブ16と中継路17とは、流体回路10Aを構成するものである。
塗料カートリッジ19は、シリンダ穴81と、このシリンダ穴81内に移動自在に挿入されたフリーピストン82と、このフリーピストン82によってシリンダ穴81内に区画された流体室83及び塗料室84のうちの流体室83とカートリッジ台18とを接続する流体通路86と、シリンダ穴81内の塗料室84とカートリッジ台18とを接続する塗料通路87とを備える。
上記した塗料カートリッジ19の塗料通路87、カートリッジ台18、3方弁72、送出路74、切り替えバルブ16、第2送出路15b、第3送出路15cは、塗料カートリッジ19から塗装ガン14に至る副塗料供給路88を構成する部分である。
図2は本発明に係る切り替えバルブの断面図であり、切り替えバルブ16は、複数の通路が設けられたハウジング91と、このハウジング91内の通路同士を接続するためにハウジング91に取付けられた通路接続管92と、ハウジング91内に形成された4つの第1シリンダ穴95〜第4シリンダ穴98にそれぞれ移動自在に挿入された第1バルブ101〜第4バルブ104と、これらの第1バルブ101〜第4バルブ104を通路を閉じる側へそれぞれ押し付ける複数のスプリング106とからなる。
ハウジング91は、縦に長い鉛直部111と、この鉛直部111に直交するように配置された横に長い2つの水平部112,113とを一体に形成した部材である。
鉛直部111は、上部に第1流入口115、下部に第1流出口116が形成され、第1流入口115は、第1送出路15aを介して貯留槽13(図1参照)に接続され、第1流出口116は、第2送出路15bを介して塗装ガン14(図1参照)に接続されている。
水平部112は、第1シリンダ穴95及び第2シリンダ穴96のそれぞれを接続する上部接続通路121と、第1シリンダ穴95、及び通路接続管92に形成された管内通路92aのそれぞれを接続する第1接続通路123と、第2シリンダ穴96の上部に形成された第2流出口124と、第1バルブ101、第2バルブ102を通路を閉じる側へそれぞれ押し付けるエアを第1シリンダ穴95内及び第2シリンダ穴96内にそれぞれ供給するためのエア供給口125,125とを備える。
第2流出口124は、供給路71に接続されている。
水平部113は、第3シリンダ穴97及び第4シリンダ穴98のそれぞれを接続する下部接続通路126と、通路接続管92の管内通路92a、及び第3シリンダ穴97のそれぞれを接続する第2接続通路127と、第4シリンダ穴98の下部に形成された第2流入口128と、第3バルブ103、第4バルブ104を通路を閉じる側へそれぞれ押し付けるエアを第3シリンダ穴97及び第4シリンダ穴98内に供給するためのエア供給口129,129とを備える。
第2流入路128は、送出路74に接続されている。
上記したように、第1バルブ101は、スプリング106と第1シリンダ穴95にエア供給口125から供給されるエアの圧力とで第1シリンダ穴95と上部接続通路121との間の通路を閉じ、第2バルブ102は、スプリング106と第2シリンダ穴96にエア供給口125から供給されるエアの圧力とで第2シリンダ穴96と上部接続通路121との間の通路を閉じ、第3バルブ103は、スプリング106と第3シリンダ穴97にエア供給口129から供給されるエアの圧力とで第3シリンダ穴97と下部接続通路126との間の通路を閉じ、第4バルブ104は、スプリング106と第4シリンダ穴98にエア供給口129から供給されるエアの圧力とで第4シリンダ穴98と下部接続通路126との間の通路を閉じる。
第1シリンダ穴95〜第4シリンダ穴98は、それぞれ大径穴95a〜98aと、大径穴95a〜98aに隣接する小径穴95b〜98bとからなり、小径穴95b〜98bのそれぞれの一端にめすテーパ部95c〜98cを備える。なお、符号95d〜98dは大径穴95a〜98aと小径穴95b〜98bとの境に出来た段部である。
第1バルブ101〜第4バルブ104は、大径穴95a〜98aに移動自在に嵌合する大径部101a〜104aと、大径部101a〜104aにそれぞれ一体成形されるとともに小径穴95b〜98bの内径よりも外径が小さく形成された小径部101b〜104bとからなり、小径部101b〜104bの一端にめすテーパ部95c〜98cに嵌合可能なおすテーパ部101c〜104cを備える。なお、符号101d〜104dは大径部101a〜104aと小径部101b〜104bとの境に出来た段部である。
以上に述べた静電塗装装置10の作用を次に説明する。
図3は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第1作用図である。
まず、ブロック弁機構12の切換弁32,34を開け、色替弁機構11の例えば、塗料弁22を開けた状態で、貯留槽13のサーボモータ58を駆動してピストン52をA1方向に移動させる。
これにより、所定の色の導電性塗料が、塗料弁22から供給路31,33,45を通って貯留槽13のシリンダ室54に充填される。
図4は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第2作用図である。
次に、サーボモータ58が引き続き駆動され、ピストン52がA1方向に移動中の状態で、塗料弁22を閉じ、第1ダンプ弁37を開く。これによって、供給路45内の導電性塗料は、シリンダ室54内に引き込まれ、供給路33内には導電性塗料と置換された空気が導入される。
図5は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第3作用図である。
貯留槽13のシリンダ室54への導電性塗料の充填が終了した後に、ブロック弁機構12の切換弁32,34の流路を切換え、第2洗浄弁38を開け、第2洗浄弁38から洗浄液を供給路33に供給して供給路33を洗浄する。このときの廃液は第2排出路42から排出される。更に、第2洗浄弁38から供給路33に空気を供給して供給路33を乾燥させる。この結果、切換弁32,34間が電気的に絶縁される。
図6は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第4作用図である。
トリガ弁62を開け、サーボモータ58を駆動させてピストン52をA2方向に移動させることにより、シリンダ室54から送出路15に導電性塗料を圧送する。
これにより、導電性塗料が切り替えバルブ16、トリガ弁62を通って塗装ガン14に供給され、噴出口14aから噴出するとともに導電性塗料に高電圧が印加されて図示せぬ被塗装物に静電塗装が行われる。
図7は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第5作用図である。
導電性塗料が切り替えバルブ16を通過するときの作用を以下に説明する。
白抜き矢印Aで示すように、第1送出路15aから切り替えバルブ16の第1流入口115に流入した導電性塗料は、上部接続通路121に至る。
初めは、エアがエア供給口125から第1シリンダ穴95に供給されて、第1バルブ101は、エアの圧力とスプリング106の弾性力とによりおすテーパ部101cがめすテーパ部95cに押し付けられて通路を閉じていたが、第1シリンダ穴95へのエアの供給を停止すると、第1バルブ101は、スプリング106の弾性力に抗して上部接続通路121内の導電性塗料に押し開けられる。
この結果、導電性塗料は第1シリンダ穴95内に流入し、更に、第1接続通路123、通路接続管92の管内通路92a、第2接続通路127を通って、第3シリンダ穴97に至る。
第3シリンダ穴97へのエア供給口129からのエアの供給も停止されるから、第3バルブ103が導電性塗料によってスプリング106の弾性力に抗して押し開けられ、導電性塗料は第3シリンダ穴97から下部接続通路126を通り、第1流出口116から第2送出路15bに流出する。
図8は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第6作用図である。
静電塗装終了後、貯留槽13内に残存する導電性塗料をブロック弁機構12側に一旦戻す。
即ち、トリガ弁62を閉じ、切換弁32,34を切り換えて供給路31,33,45を接続し、第1ダンプ弁37を開けて供給路31に第1排出路36を接続して、サーボモータ58を駆動させ、ピストン52を矢印A2方向に移動させることで、シリンダ室54内の導電性塗料を供給路45,33に一旦戻す。
このとき、供給路45,33内の空気は、導電性塗料によって供給路31に押し出され、第1排出路36から排出される。
従って、次に、同色の導電性塗料による静電塗装を行うために塗料弁22が開けられて供給路31に導電性塗料が供給される際、この導電性塗料中に空気が混在することがなく、貯留槽13に空気が導入されることを阻止することができ、簡単な工程で、塗装品質を良好に保つことができる。
また、上記の導電性塗料とは異なる色の新たな導電性塗料を使用する場合には、前述の塗装作業終了後に、塗装ガン14への高電圧の印加を解除するとともに、ブロック弁機構12の切換弁32,34を切り換えて第1洗浄弁21を開けることにより洗浄液を貯留槽13のシリンダ室54に注入し、この洗浄液を、シリンダ室54から送出路15、切り替えバルブ16を介して塗装ガン14へ送り、塗装ガン14内を洗浄した後に噴出口14aから外部に噴出させて排出し、塗料供給部から塗装ガン14までの主塗料供給路68を洗浄する。
そして、色替弁機構11の、例えば、塗料弁23を介して異なる色の導電性塗料を貯留槽13のシリンダ室54に供給し、前述と同様の方法により塗装作業を行うようにすればよい。
図9は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第7作用図であり、塗料カートリッジ19内の導電性塗料を塗装ガン14に供給する要領を説明する。
まず、ブロック弁機構12の切換弁32,34を開け、第2洗浄弁38を開けた状態で、貯留槽13のサーボモータ58を駆動してピストン52をA1方向に移動させる。
これにより、水又は洗浄液が、第2洗浄弁38から供給路41,33,45を通って貯留槽13のシリンダ室54に充填される。
図10は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第8作用図である。
ブロック弁機構12の切換弁34の流路を切換え、第2洗浄弁38を開け、第2洗浄弁38から供給路33に空気を供給して供給路33を乾燥させる。この結果、切換弁32,34間が電気的に絶縁される。
図11は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第9作用図である。
サーボモータ58を駆動させてピストン52をA2方向に移動させることにより、シリンダ室54内の水又は洗浄液を第1送出路15a、切り替えバルブ16、供給路71を介して塗料カートリッジ19内に送り、流体通路86から流体室83に供給する。
この結果、流体室83内の圧力が高まり、フリーピストン82が移動して塗料室84内の導電性塗料を、塗料通路87を介して中継路17に押し出す。
導電性塗料は中継路17の3方弁72、送出路74を通り、再び切り替えバルブ16を通って、送出路15を塗装ガン14まで送られ、噴出口14aから噴出することで被塗装物の静電塗装が行われる。
図12は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第10作用図である。
導電性塗料が切り替えバルブ16を図11に示されたように通過するときの作用を以下に詳細に説明する。
白抜き矢印Bで示すように、第1送出路15aから切り替えバルブ16の第1流入口115に流入した導電性塗料は、上部接続通路121に至る。
初めは、エアがエア供給口125から第2シリンダ穴96に供給されて、第2バルブ102は、エアの圧力とスプリング106の弾性力とによりおすテーパ部102cがめすテーパ部96cに押し付けられて通路を閉じていたが、第2シリンダ穴96へのエアの供給を停止すると、第2バルブ102は、スプリング106の弾性力に抗して上部接続通路121内の導電性塗料に押し開けられる。
この結果、導電性塗料は上部接続通路121から第2シリンダ穴96内に流入し、第2流出口124から供給路71に流出する。
また、白抜き矢印Cで示すように、送出路74から第2流入口128に流入した導電性塗料は、第4シリンダ穴98に至る。
第4シリンダ穴98へのエア供給口129からのエアの供給も停止されるから、第4バルブ104が導電性塗料によってスプリング106の弾性力に抗して押し開けられ、導電性塗料は第4シリンダ穴98から下部接続通路126を通り、第1流出口116から第2送出路15bに流出する。
以上の図7及び図12に説明したように、切り替えバルブ16は、第1シリンダ穴95〜第4シリンダ穴98へのエアの供給又は停止を制御することで、第1バルブ101〜第4バルブ104を導電性塗料又は水W、洗浄液S等の流体で容易に押し開けて導電性塗料又は流体の流路を容易に切り替えることができ、しかも簡単な構造なので、コストを抑えることができる。
図13は本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第11作用図である。
塗料カートリッジ19を使用した際の副塗料供給路88の洗浄の要領を次に説明する。
洗浄弁73を開け、3方弁72、送出路74、切り替えバルブ16、第2送出路15bを介して塗装ガン14までの副塗料供給路88に洗浄液を供給し、トリガ弁62を開いた状態で洗浄液を噴出口14aから噴出させ、排出させて、塗料カートリッジ19から塗装ガン14に至る副塗料供給路88の洗浄を行う。
以上の図1、図9〜図13に示したように、本発明は、塗料供給部から塗装ガン14に導電性塗料又は液体を供給する塗料供給路に、導電性塗料又は液体を一旦貯留するとともに貯留された導電性塗料又は液体を塗装ガン14側へ押し出す貯留部13と、塗料供給部と貯留部13との間を電気的に遮断する絶縁部としてのブロック弁機構12とを備え、貯留部13と塗装ガン14との間に流体回路10Aを備え、この流体回路10Aに着脱自在に塗料カートリッジ19が接続され、導電性塗料を貯留部13から流体回路10Aを介して供給する際に高電圧を加えるか、或いは、導電性塗料を塗料カートリッジ19から流体回路10Aを介して供給する際に高電圧を加えるかしてこの高電圧が加えられた導電性塗料を塗装ガン14に供給することにより静電塗装を行う静電塗装方法であって、塗料カートリッジ19内の塗料室84に充填された導電性塗料を塗装ガン14に供給する際は、液体を塗料供給部から貯留部13に供給して貯留する工程と、貯留部13内の液体を流体回路10Aを介して、塗料カートリッジ19内でフリーピストン82によって塗料室84と隔てられた流体室83に供給することで、フリーピストン82を塗料室84側へ押し出し、フリーピストン82の移動により塗料室84内の導電性塗料を塗装ガン14に供給する工程と、を有するので、塗料供給部から供給される水W又は洗浄液S等の液体を利用して、塗料カートリッジ19内の導電性塗料を塗装ガン14に供給することができ、塗料カートリッジ19に専用の水又は洗浄液を供給する流体供給部や流体供給部の動力源、動力源を備える貯留部を設ける必要がなく、コストを低減することができる。
また、塗料供給部から供給される水W又は洗浄液Sで塗料供給路を洗浄する要領で塗料供給部から塗料カートリッジ19へ水W又は洗浄液Sを供給することができ、塗料カートリッジ19内の導電性塗料を押し出すための特別な方法が必要ないため、静電塗装を効率良く行うことができる。
更に本発明は、塗料供給部から塗装ガン14に導電性塗料又は液体を供給する塗料供給路に、導電性塗料又は液体を一旦貯留するとともに貯留された導電性塗料又は液体を塗装ガン14側へ押し出す貯留部13と、塗料供給部と貯留部13との間を電気的に遮断するブロック弁機構12とを備え、高電圧が加えられた導電性塗料を塗装ガン14に供給することにより静電塗装を行うか、或いは、液体を塗装ガン14に供給することにより塗料供給路の洗浄を行う静電塗装装置10において、貯留部13と塗装ガン14との間に流体回路10Aを備え、この流体回路10Aに着脱自在に塗料カートリッジ19が接続され、この塗料カートリッジ19では、内部にフリーピストン82を移動自在に設けることで、液体が供給される流体室83と、導電性塗料が充填された塗料室84とに区画し、塗料供給部から供給されて貯留部13に貯留された液体を流体回路10Aを介して塗料カートリッジ19の流体室83に供給することにより、フリーピストン82で塗料室84内の導電性塗料を押し出して塗装ガン14に供給するので、塗料供給部から供給される水W又は洗浄液S等の液体を利用して、塗料カートリッジ19内の導電性塗料を塗装ガン14に供給することができ、塗料カートリッジ19に専用の水又は洗浄液を供給する流体供給部や流体供給部の動力源、動力源を備える貯留部を設ける必要がなく、コストを低減することができる。
図14は本発明に係る切り替えバルブの別実施形態の構成及び第1作用を示す断面図であり、図2に示した実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
切り替えバルブ140は、複数の通路が設けられたハウジング141と、このハウジング141内に形成された2つの第1シリンダ穴143及び第2シリンダ穴144にそれぞれ移動自在に挿入された第1バルブ146及び第2バルブ147と、これらの第1バルブ146及び第2バルブ147を開閉するためにハウジング141外に配置されたシリンダ型の第1アクチュエータ151及び第2アクチュエータ152とからなる。
ハウジング141は、第1シリンダ穴143に通じる第1流入口155と、第2シリンダ穴144に通じる第1流出口156と、第1シリンダ穴143及び第2シリンダ穴144のそれぞれを接続する接続穴157と、第1シリンダ穴143に対して接続穴157と対向する位置に第1シリンダ穴143に通じるように形成された第1横穴161と、この第1横穴161に接続する第2流出口163と、第2シリンダ穴144に対して接続穴157と対向する位置に第2シリンダ穴144に通じるように形成された第2横穴164と、この第2横穴164に接続する第2流入口166とが形成されている。
上記の第1流入口155及び第2流出口156は、それぞれ第1送出路15a、第2送出路15bに接続され、第2流出口163は供給路71に接続され、第2流入口166は送出路74に接続されている。
第1シリンダ穴143及び第2シリンダ穴144は、それぞれ大径穴143a,144aと、大径穴143a,144aの両側に隣接するめすテーパ部143b,144b、めすテーパ部143c,144cとを備える。
第1バルブ146は、バルブ本体146Aと、このバルブ本体146Aに一体に形成されたロッド部146Bとからなり、ロッド部146Bが第1アクチュエータ151内に移動自在に挿入されたピストン(不図示)に連結されている。
バルブ本体146Aは、大径穴143aに移動自在に嵌合する大径部146aと、めすテーパ部143b,143cにそれぞれ嵌合可能に大径部146aの両側に形成されたおすテーパ部146b,146cとからなる。
第2バルブ147は、バルブ本体147Aと、このバルブ本体147Aに一体に形成されたロッド部147Bとからなり、ロッド部147Bが第2アクチュエータ152内に移動自在に挿入されたピストン(不図示)に連結されている。
バルブ本体147Aは、大径穴144aに移動自在に嵌合する大径部147aと、めすテーパ部144b,144cに嵌合可能に大径部147aの両側に形成されたおすテーパ部147b,147cとからなる。
上記した切り替えバルブ140の作用を次に説明する。
第1バルブ146を、おすテーパ部146bがめすテーパ部143bに嵌合するように第1アクチュエータ151によって移動させ、第2バルブ147を、おすテーパ部147bがめすテーパ部144bに嵌合するように第2アクチュエータ152によって移動させる。これにより、第1流入口155が第1シリンダ穴143を介して接続穴157に連通し、接続穴157が第2シリンダ穴144を介して第1流出口156に連通する。
この状態で、白抜き矢印Dで示すように、導電性塗料を第1送出路15aから第1流入口155に流入させる。この結果、導電性塗料は、第1流出口155から第1シリンダ穴143、接続穴157を通って第2シリンダ穴144に至り、第2シリンダ穴144から第1流出口156を通って第2送出路15bに流出する。
図15は本発明に係る切り替えバルブの別実施形態の第2作用を示す断面図である。
第1バルブ146を、おすテーパ部146cがめすテーパ部143cに嵌合するように第1アクチュエータ151によって移動させ、第2バルブ147を、おすテーパ部147cがめすテーパ部144cに嵌合するように第2アクチュエータ152によって移動させる。これにより、第1流入口155が第1シリンダ穴143を介して第1横穴161、第2流出口163に連通し、第2流入口166が第2横穴164、第2シリンダ穴144を介して第1流出口156に連通する。
この状態で、白抜き矢印Eで示すように、導電性塗料を第1送出路15aから第1流入口155に流入させる。この結果、導電性塗料は、第1流出口155から第1シリンダ穴143、第1横穴161を介して第2流出口163に流れ、第2流出口163から供給路71へ流出する。
また、白抜き矢印Fで示すように、送出路74から第2流入口166に流入した導電性塗料は、第2流入口166から第2横穴164、第2シリンダ穴144を介して第1流出口156に流れ、第1流出口156から第2送出路15bへ流出する。
以上の図14及び図15に説明したように、別実施形態の切り替えバルブ140は、第1アクチュエータ151及び第2アクチュエータ152の作用下に、導電性塗料又は液体の流路を容易に切り替えることができ、しかも簡単な構造なので、コストを抑えることができる。
また、図示して説明していないが、図14及び図15に対して、第1アクチュエータの作用下に、切り替えられた流路を通る導電性塗料又は液体が、一定の圧力を十分に超えていると、この導電性塗料又は水W、洗浄液S等の液体は、第2バルブを容易に押し開いて、導電性塗料又は液体の流路を容易に切り替えることができて、第2アクチュエータ152を省略することができる。故に更なる簡便化と、軽量化と、コストを抑えることができる。
更に、図7及び図12に示した切り替えバルブ16の例は、別実施形態の切り替えバルブ140の例と比較して、第1アクチュエータ151及び第2アクチュエータ152のような動力を必要とせず、第1シリンダ穴95〜第4シリンダ穴98へのエアの供給又は停止を制御するだけなので、比較的軽くできる。塗装ガン14とその他塗装ガン14に導電性塗料を供給する供給系を含む静電塗装装置10を保持する6軸関節ロボット等の保持手段の負荷が、比較的軽減される。
本発明の静電塗装方法及び同装置は、自動車の静電塗装に好適である。
本発明に係る静電塗装装置を示す説明図である。 本発明に係る切り替えバルブの断面図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第1作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第2作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第3作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第4作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第5作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第6作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第7作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第8作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第9作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第10作用図である。 本発明に係る静電塗装装置の作用を示す第11作用図である。 本発明に係る切り替えバルブの別実施形態の構成及び第1作用を示す断面図である。 本発明に係る切り替えバルブの別実施形態の第2作用を示す断面図である。 従来の塗装システムを示す説明図である。
符号の説明
10…静電塗装装置、10A…流体回路、12…絶縁部(ブロック弁機構)、13…貯留槽、14…塗装ガン、18…カートリッジ台、82…フリーピストン、83…流体室、84…塗料室、S,W…液体(洗浄液、水)。

Claims (2)

  1. 塗料供給部から塗装ガンに導電性塗料又は液体を供給する塗料供給路に、前記導電性塗料又は前記液体を一旦貯留するとともに貯留された導電性塗料又は液体を前記塗装ガン側へ押し出す貯留部と、前記塗料供給部と前記貯留部との間を電気的に遮断する絶縁部とを備え、前記貯留部と前記塗装ガンとの間に流体回路を備え、この流体回路に着脱自在に塗料カートリッジが接続され、導電性塗料を前記貯留部から前記流体回路を介して供給する際に高電圧を加えるか、或いは、導電性塗料を前記塗料カートリッジから前記流体回路を介して供給する際に高電圧を加えるかしてこの高電圧が加えられた導電性塗料を前記塗装ガンに供給することにより静電塗装を行う静電塗装方法であって、
    前記塗料カートリッジ内の塗料室に充填された導電性塗料を塗装ガンに供給する際は、前記液体を前記塗料供給部から前記貯留部に供給して貯留する工程と、
    前記貯留部内の前記液体を前記流体回路を介して、前記塗料カートリッジ内でフリーピストンによって前記塗料室と隔てられた流体室に供給することで、前記フリーピストンを前記塗料室側へ押し出し、フリーピストンの移動により塗料室内の導電性塗料を前記塗装ガンに供給する工程と、を有することを特徴とする静電塗装方法。
  2. 塗料供給部から塗装ガンに導電性塗料又は液体を供給する塗料供給路に、前記導電性塗料又は前記液体を一旦貯留するとともに貯留された導電性塗料又は液体を前記塗装ガン側へ押し出す貯留部と、前記塗料供給部と前記貯留部との間を電気的に遮断する絶縁部とを備え、高電圧が加えられた導電性塗料を前記塗装ガンに供給することにより静電塗装を行うか、或いは、前記液体を前記塗装ガンに供給することにより塗料供給路の洗浄を行う静電塗装装置において、
    前記貯留部と前記塗装ガンとの間に流体回路を備え、この流体回路に着脱自在に塗料カートリッジが接続され、
    この塗料カートリッジは、内部にフリーピストンが移動自在に設けられることで、前記液体が供給される流体室と、導電性塗料が充填された塗料室とに区画され、
    前記塗料供給部から供給されて前記貯留部に貯留された前記液体を前記流体回路を介して前記塗料カートリッジの前記流体室に供給することにより、前記フリーピストンで前記塗料室内の導電性塗料を押し出して前記塗装ガンに供給することを特徴とする静電塗装装置。
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