JP4598832B2 - 1h216oが濃縮された化粧品組成物 - Google Patents

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Description

本発明は化粧品組成物の製造法に関する。具体的には本発明は、化粧品組成物の水の 16Oが重量比で濃縮された化粧品組成物、換言すると、典型的な化粧品組成物と比較して 16O含有量が増加した化粧品組成物の製造法に関する。
皮膚は身体における最大の器官である。前記皮膚は、損傷と、乾燥と、異物による侵入とから深部組織を保護する。前記皮膚は多数の感覚神経の抹消終末と、血管とを含む。それは体温を調節する上で重要な役割を果たし、また、限定的な排出能及び吸収能がある。前記皮膚は、免疫系の防御最前線である。
同時にヒトの皮膚は老化の最も明らかな兆候を示し、また、しわ、皮膚の毛穴の大きさの増大、色素性母斑、皮膚小溝その他の組織変化のような目に見える損傷又は障害は、影響力の強い外因及び内因とも関連する。
したがってヒトの皮膚の健康及び外見をどのようにして向上させるかという問題はどこにでも存在する。皮膚の栄養及び外見を維持するための化粧品組成物の有効性及び品質を向上させる可能性及び方法を探索することは重要である。
一般的に現在の薬用化粧品(cosmetic remedies)は複雑な多成分組成物である。水は、普遍的でありかつ生理学的に最も許容性の高い溶媒なので、化粧品組成物中の必要な成分の1つである。
いかなる水であっても、化学薬品としての水と、懸濁粒子、化学的及び生物学的混合物等のようないくつかの他の物質との組成物である。水の精製方法は、水のその後の用途に依存し、濾過、蒸留、逆浸透等のように異なる場合がある。従来の水の精製方法は、水から混合物のみを排除することができ、化学薬品としての水には何の影響も及ぼさない。
化学薬品としての水はいずれも、 16O、 17O、 18O、16O、17O、18O、 16O、 17O、 18Oのような水分子の9種類の同位体種の組成物であり、これらは水素の安定同位体−H、Hと、酸素の安定同位体−16O、17O、18Oとにより形成される。これらの水分子の同位体種に対する他の名前は、アイソトポローグ(isotopologues)である。
「アイソトポローグ」という用語は、非特許文献1に従って定義され、例えば 16O、16O、 18Oのような同位体組成(同位体置換の数)のみが異なる分子を指す。本明細書において「水分子の同位体種」及び「アイソトポローグ」という用語は交換可能な用語として使用される。
IUPAC Compendium of Chemical Terminology 2nd Edition(1997)
海水中の水のアイソトポローグの含有量は、国際的に受け入れられた水標準VSMOWとして提示される。海水中では軽同位体H及び16Oを含む 16O分子のレベルは、99.731%(ウィーン標準平均海水、VSMOW)であり、前記海水の約0.2683%は重同位体H、17O、18Oを含む水分子( 17O 0.0372%、 18O 0.199983%、16O 0.031069%等。)により構成される(非特許文献2及び3)。天然水中の水のアイソトポローグの量は、地球上の地域(Earth regions)と気象条件とに依存して変化し、通常は前記VSMOW標準に対する偏差δとして表現される。軽水アイソトポローグ 16Oの含有量が最大の天然水は南極で発見され(Standard Light Antarctic Precipitation、SLAP)、前記天然水中では残りの重同位体のδ値は、99.757%の軽水アイソトポローグ 16Oレベルに相当するδH=−415.5‰、δ17O=−28.1‰、及び、δ18O=−53.9‰である(非特許文献4)。換言すると自然界では、H、17O、18Oという重同位体を含む分子の最小濃度は南極で発見され、99.757%レベルの軽水アイソトポローグ 16Oに対応する。
Rothman et al.、J.Quant.Spectrosc.Radiat.Transfer,1998,60,665. Rothman et al.,J.Quant.Spectrosc.Radiat.Transfer,2003,82,p.9 R.van Trigt,Laser Spectrometry for Stable Isotope Analysis of Water Biomedical and Paleoclimatological Applications,2002,Groningen:University Library Groningen,p.50
したがって軽水アイソトポローグ 16Oの量が99.757%を超える天然水は、自然界には見出されない。
典型的な天然水中では、H、17O、18Oという重同位体を含む 17O、 18O、16O、17O、18O、 16O、 17O、 18Oのような分子の残留濃度は、2.97g/Lに達する場合がある。
水中ではジューテリウムを含むアイソトポローグの総レベルは0.3g/L程度(rather more)なので(0.031%、非特許文献2及び3)、天然水からジューテリウムを含むアイソトポローグを完全に除去することは、99.76%の軽水アイソトポローグ 16Oのレベルの水を提供するにすぎない。
したがって軽水アイソトポローグ 16Oの量が99.76%を超える水は、従来技術では知られていない。
16O軽水アイソトポローグの量が99.76%を超える水の製造のための方法及び装置も、従来技術では知られていない。
水中の軽水アイソトポローグ 16Oの含有量の99.76%を超える増大の結果として、前記水は、 16Oが濃縮され、また、より同位体組成が均一な物質になる。したがって前記水の純度は著しく向上する。
本明細書において「軽水アイソトポローグ 16Oの量が99.76%を超える水」、「 16O含有量が増加した水」及び「 16Oが濃縮された水」という定義は、交換可能な用語として使用される。
水の重水及び軽水アイソトポローグが(タンパク質、炭水化物、脂質、核酸及び小分子のような)化粧品組成物に使用される場合がある物質の基礎特性に相異なる影響を及ぼすことは、十分に文献上の裏付けがある(非特許文献5−8)。したがって水の同位体組成の不均一性は望ましくない。より再現性の高い特性を有する化粧品組成物を製造するために、 16O含有量が増加したアイソトポローグが単一の(monoisotopologous)水の使用がより好ましい。
Chervenak et al.JACS,1994,116(23):10533−10539 Makhatadze et al.,Nature Struct.Biol,1995,2(10):852−855 Connelly et al.,PNAS,1994,91:1964−1968 Cupane et al.,Nucleic Acids Res.1980,8(18):4283−4303
上述したように、皮膚の栄養及び外見を維持するための化粧品組成物の有効性及び品質の向上に対する多大なる必要性がある。本発明によれば 16O含有量が増加した水は、前記化粧品組成物の品質を向上させるための安全で有効な成分である。
軽水アイソトポローグ 16Oの量が99.76%を超える水を含む化粧品組成物、すなわち化粧品組成物の水の 16Oが重量比で濃縮された化粧品組成物を提供することが、本発明の目的である。
発明の開示
本発明は、 16Oが濃縮された化粧品組成物であって、該 16Oの含有量は該化粧品組成物の水の99.76重量%以上である、化粧品組成物を提供する。
好ましくは本発明は、 16Oが濃縮された化粧品組成物であって、該 16Oの含有量は該化粧品組成物の水の99.80重量%以上である、化粧品組成物を提供する。
さらに本発明の化粧品組成物は、薬用化粧品、薬用衛生製品(hygienic remedy)、薬用香水(perfumed remedy)、メークアップ化粧品(cosmetic makeup)、洗浄用水、入浴用水を含む化粧品組成物を提供する。
図面の簡単な説明
図1は、約99.76重量%から約99.999重量%までの 16Oを含む水の製造装置の側面模式図である。
本発明のねらいは、 16Oが濃縮された化粧品を開発することであった。この問題を解決するために、いずれかの化粧品組成物中において、(水の約99.731重量%から約99.757重量%までの)典型的な 16O含有量の典型的な水は、 16O含有量が増加した水に置換えられる。
本明細書において「典型的な水」という用語は、VSMOW−SLAP標準の範囲内、すなわち水の約99.731重量%から約99.757重量%までの範囲内で 16Oを含むいずれかの水を意味する。
水以外の他の成分は、いずれかの化粧品組成物の従来的な製造方法のための典型的な組成物と同じである。
本発明によれば、水の99.76重量%を超えかつ約99.999重量%までに 16Oが濃縮された水を製造することが可能である。水からは、典型的な化学物質及び混合物だけでなく、 17O、 18O、16O、17O、18O、 16O、 17O、 18Oのような分子も除去される場合があり、これらは2.97g/Lまでに達する場合があり水の主成分 16Oに関係する混合物の1種である。結果として前記水は、99.999%までの量で 16Oからなる同位体組成が均質な物質、換言すると軽水になる。この軽水は、典型的な同位体組成を有する他のいずれかの精製水よりも大幅に純粋な水であり、高純度の軽水である。したがって定性的に新規で、かつ、より高いレベルの純度の水を得ることができる。
したがって高純度の軽水は、約99.76%から約99.999%までの 16Oと、対応して100%とする残りの量の 17O、 18O、16O、17O、18O、 16O、 17O、 18Oとを含む組成物である。
本明細書において「高純度の軽水」という用語は、約99.76%から約99.999%までの、 16Oと表記する水分子の最も軽い同位体種を含む水を指す。
本発明を実施するために我々は、高純度の軽水の製造のための方法及び装置を提供する。
99.76%を超える軽アイソトポローグ 16Oを含む高純度の軽水は、図1の装置を使用する典型的な 16O含有量の典型的な水の蒸留により調製される。高純度の軽水は、典型的な水から、 17O、 18O、16O、17O、18O、 16O、 17O、 18Oのような重同位体H、17O及び18Oを含む水分子の8種類の同位体種を同時に除去することを可能にする方法により調製される。
前記蒸留工程は、
・水蒸気を製造するための煮沸部(図1、符号1を参照せよ。)中で[C]の軽アイソトポローグ 16Oを含む天然水を蒸発させるステップと、
・蒸留塔(3)の底部(2)へ前記水蒸気を供給するステップと、
・蒸留塔の軸の方向である主な流れの向きに沿って前記蒸留塔の内側の(例えば構造化又はランダム充填された)接触デバイス(4)の表面上で下降する液体と上昇する蒸気とが相互に反対向きへ流れると同時に、主に前記接触デバイスの表面で前記液体及び前記蒸気の間での気液接触を行うステップと、
・蒸留塔の最上部に設置されるコンデンサー(5)で濃度[C]の軽アイソトポローグ 16Oを有する水蒸気を凝結させるステップと、
・(99.76%を超えて)含有量が増加した軽アイソトポローグ 16O[C>C]を含む凝結された高純度の軽水として凝結物の一部を収集するステップとを含む。
各々の処理後、蒸留水、脱イオン水、逆浸透水、超純水、飲料水等である高純度の軽水を得ることができる。これらのタイプの水は、化学物質の濃度により異なるが、99.76%を超える軽アイソトポローグ 16Oを常に含む。
前記化粧品組成物中の高純度の軽水は、水以外の媒体とは独立に、又は、付加的に、希釈剤、分散剤又はキャリアーとして機能する。また化粧品組成物中では高純度の軽水は、湿潤用、洗浄用等の成分として機能する。
本発明によればいずれかの化粧品組成物は、該化粧品組成物の水の総量の約20重量%から約100重量%までの量の、高純度の軽水を含む。さらに成分又は基剤としての化粧品組成物中の水の総量は、化粧品組成物の約0.1重量%から約99.9重量%までに達する場合があり、生理学的に許容可能な化粧品基剤又は成分は、対応して前記化粧品組成物の約99.9重量%から約0.1重量%までに達する場合がある。したがって化粧品組成物中の水の量が前記化粧品組成物の0.1重量%にしか達しないとしても、この水の全てが高純度の軽水の場合がある。換言するとその場合には、高純度の軽水は前記化粧品組成物の水の総量の100重量%に達する。
本明細書で用いられるところの「基剤」という用語は、水か、化粧品物質か、それらの混合物かが化粧品組成物の50重量%を超えることを意味する。高純度の軽水は、成分及び基剤の両方の場合がある。また高純度の軽水は、典型的な複雑な化粧品基剤の一部の場合がある。そのような基剤は、クリーム、シャンプー、石鹸等のような明確な製品の製造のために必要な標準成分のいくつかを含む組成物となるように処方される場合がある。その後特定の必須成分が、最終製品の製造のために基剤へ直接添加される場合がある。
化粧品基剤の限定的ではない実施例は、クリーム基剤、液状石鹸基剤、ローション基剤、シャンプー基剤等を含む。
液状石鹸基剤の限定的ではない実施例は、高純度の軽水、ラウレス硫酸ナトリウム、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ラウレス硫酸ナトリウム、ジステアリン酸グリコール、コカミドMEA、ラウレス10、塩化ナトリウム、コカミドDEA、ココナッツオイル、フェノキシエタノール、メチルパラベン、クエン酸を含む。さまざまな香料がこの液状石鹸基剤に添加される場合がある。
本明細書で用いられるところの「薬用化粧品」という用語は、肌、髪、爪、歯及び口腔の手入れと、栄養と、外見の維持とのための化粧品製品を含む。
本明細書で用いられるところの「薬用衛生製品」という用語は、肌、髪、爪、歯及び口腔のための衛生製品を含む。
本明細書で用いられるところの「薬用香水」という用語は、コロン、オー・ド・トワレ等を含み、また、いずれかの香料を添加した化粧品製品又は衛生製品も含む。
本明細書で用いられるところの「メークアップ化粧品」という用語は、顔に黒及び茶の色を残す製品、すなわち、マスカラ、コンシーラー、アイライナー、眉墨、アイシャドウ、頬紅、口紅、おしろい、固形乳化コンパクト(solid emulsion compact)等を指し、また、メークアップのためのファンデーション及び下地(base)も指す。
本明細書で用いられるところの「洗浄用水」及び「入浴用水」という用語は、化粧品製品及び/又は衛生製品のような他の化粧品成分を含まない場合は、高純度の軽水を意味する。
高純度の軽水と、必須成分とを除く本発明の化粧品組成物は、脱色剤と、清澄剤と、湿潤剤と、柔軟剤と、収斂剤と、老化防止剤と、しわ防止剤と、たるみ防止剤と、UV−吸収剤と、創傷治療薬と、消毒薬と、局所麻酔薬と、抗菌剤(antimicrobe)と、抗菌剤(antibacterial)と、抗真菌剤と、にきび防止剤と、脱臭剤及び制汗剤と、脱毛剤と、ハーブ抽出物と、レチノイド、ビオフラボノイド、酸化防止剤、ヘアコンディショナー、毛髪脱色剤、キレート剤、細胞修復促進剤、着色剤、日焼け防止剤、アミノ酸及びそれらの誘導体、ビタミン、微量及びマクロ元素等又はこれらの混合物とからなる群から選択される他の選択可能な成分を含むがこれらに限定されない。
前記ビタミンは、チアミン、リボフラビン、ナイアシン、パントテン酸塩、ピリドキシン、葉酸、コバラミン、ビオチン、コリン、イノシトール、アスコルビン酸、リポ酸、カルニチン等又はこれらの混合物からなる群から選択される。
微量及びマクロ元素は、ホウ素、カルシウム、クロム、コバルト、銅、フッ素、ゲルマニウム、ヨウ素、鉄、リチウム、マグネシウム、マンガン、モリブデン、リン、ナトリウム、セレン、ケイ素、カリウム、硫黄、バナジウム、亜鉛等又はこれらの混合物からなる群から選択される。
アミノ酸及びそれらの誘導体は、アラニン、アルギニン、アスパルテーム酸(aspartame acid)、シトルリン、シスチン、ジメチルグリシン、グルタミン酸、グルタミン酸塩、グルタチオン、グリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、オルニチン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、タウリン、スレオニン、トリプトファン、チロシン、バリン等又はこれらの混合物からなる群から選択される。
本発明の化粧品組成物は、顔、首、胴、手、脚、足の肌の手入れ、毛髪及び頭皮の手入れ、爪の手入れ、歯の手入れ、口腔の手入れのために、顔、眉毛、睫毛、唇、胴、手、脚の手入れのために、全ての年齢層のために、全ての肌質及び髪質等のために使用される。
本発明の化粧品組成物は、しわ、皮膚小溝、皮膚表面欠陥、肌荒れ、肌のきめの変化の予防及び除去のために、肌のたるみ防止、肌の弾力性向上のために、肌のたるみと眼の下の領域のはれとの排除のために、皮膚浮腫、二重顎及び頬のたるみの除去のために、卵形の顔の矯正のために、皮膚の菲薄化の予防及び除去のために、コラーゲン修復のために、皮膚基底層、真皮、表皮、皮膚循環系における、皮膚を供給する皮下細胞組織での出血のような他の組織学的変化の除去のために、蜂巣炎の予防及び除去のために、皮膚エラスチン、皮膚、毛髪、爪の弾力性の修復のために、毛髪、爪の虚弱性の除去のために、爪板欠損の除去のために、皮膚の清澄化、肌の色及び顔色の向上のために、過度の色素沈着、高齢及び他の色素性母斑の除去のために、皮膚、毛髪、爪及び口腔粘膜における代謝過程の向上等のために、リポソーム剤(liposome agents)として使用される。
本発明の化粧品組成物は、皮膚、毛髪、爪、口腔粘膜の清涼、湿潤、柔軟、栄養及び修復のために、弾力性向上のために、目に見えるのと同様に触知できるさまざまな皮膚、毛髪、爪、口腔粘膜の障害の除去等のために、リポソーム剤として使用される。
本発明の化粧品組成物は、皮脂腺、汗腺、リンパ腺の機能の障害と、皮膚剥奪と、脂漏症と、頭皮を含む他の皮膚の障害との除去のために、ふけ、さまざまなタイプのにきびの予防及び除去等のために、リポソーム剤として使用される。実施例は例示を目的とするものであって、本発明の範囲を限定することは決して意図されない。
本発明の化粧品組成物は、ひげそりの前後に、ひげそりの最中に、脱毛の前後に、脱毛の最中に、日焼けのために、日焼けしないために、日光浴、水浴療法(hydro procedure)、スポーツトレーニングの前に、日光浴、水浴療法、スポーツトレーニングの間に、日光浴、水浴療法、スポーツトレーニングの後に、体形と体重の減少との修正等のために、使用される。
本発明の化粧品組成物は、神経筋弛緩薬、整髪料、散髪剤、マニキュア液、ペディキュア液、化粧品除去剤として、毛髪、眉毛、睫毛、唇、頬、爪の染色のために、頬、顔及び胴皮膚の着色のために、マニキュア液の除去等のために、使用される。
本発明の化粧品組成物は、歯肉出血の予防及び除去と口腔粘膜の強化とのために、口腔内の刺激及び皮膚炎の予防及び除去のために、悪臭の除去のために、歯磨き及び歯の漂白等のために、使用される。
本発明の化粧品組成物は、消毒剤、洗剤、保護剤、清涼剤、抗炎症剤、止血剤、脱臭剤、制汗剤、親和性(intimate)薬用衛生製品として、痛みを伴う結果(sting consequences)の予防及び除去のために、芳香化等のために、使用される。実施例は例示を目的とするものであって、本発明の範囲を限定することは決して意図されない。
本発明の化粧品組成物は、ローション、トニック、スプレー、ゲル、ゼリー、懸濁液、乳化液、乳、泡、血清、クリーム、軟膏、パック(mask)、スクラブ、液体ワックス、バルム(balm)、リンス剤(rinsing)、コンディショニング剤(conditioning remedy)、着色剤又は脱色剤、ヘアカット固定化剤、毛髪用パック(hair mask)、泡立て組成物(lathering composition)、メークアップ用ファンデーション、メークアップ用下地、液体おしろい、色調クリーム(tonal cream)、液体日よけ(liquid shades)、頬紅、口紅、毛髪用染料、唇用染料、眉毛用染料、睫毛用染料、マニキュア液及びマニキュア液除去用組成物、ヘアスプレー、うがい薬(oral rinsing)、歯用エリキシル剤、シャンプー、固形石鹸及び液状石鹸、洗剤、コロン、オー・ド・トワレ等の形態で入手可能である。実施例は例示を目的とするものであって、本発明の範囲を限定することは決して意図されない。
本発明の化粧品組成物は、薬用化粧品、薬用衛生製品、薬用香水、メークアップ化粧品の製造に必要なさまざまな技術的添加物を使用する従来の方法により製造される。技術的添加物の限定的ではない実施例は、安定剤、保存料、乳化剤、酸味料、ゲル化剤、濃厚剤、溶媒、希釈剤、分散剤、キャリアー、界面活性剤、香料、着色剤、吸収促進剤等又はこれらの混合物を含む。実施例は例示を目的とするものであって、本発明の範囲を限定することは決して意図されない。
上述したように、いずれかの化粧品組成物中において、(水の約99.731重量%から約99.757重量%までの)典型的な 16O含有量の水は、99.76%以上に 16Oが濃縮された高純度の軽水に置換えられる場合がある。水以外の他の成分は、いずれかの化粧品組成物の従来的な製造方法のための典型的な組成物と同じである。全ての生理学的に許容可能な添加物は、いずれかの化粧品組成物の製造に必要な形態で使用される。そのような成分は、本発明の化粧品組成物中に分散されるか、可溶化されるか、そうでなければ混合されるかの場合がある。複数の固体成分は、高純度の軽水か、必要とされる場合には高温の高純度の軽水かに、他の成分への添加より前に溶解される場合がある。
例えば固形石鹸のような製品の製造過程では高純度の軽水が大量に使用されるが、一方で、最終製品中における高純度の軽水の含有量は僅かな場合があることに言及する必要がある。
本発明の化粧品組成物における水の総量は、高純度の軽水だけでなく、いずれかの化粧品組成物を製造するための固体又は液体成分中に存在するいずれかの量の典型的な水も含む場合があることにも言及する必要がある。したがって化粧品組成物における水の総量中の 16Oの最終含有量は、この因子を考慮に入れて決定される。
本発明の方法を実施するために単位投与形態の本発明の局所組成物は、ヒトの皮膚、毛髪、爪、歯及び口腔に局所的に塗布され、好ましくは少なくとも約5分間、より好ましくは少なくとも約30分間、さらにより好ましくは少なくとも約1時間、最も好ましくは少なくとも数時間、例えば約12時間以内、皮膚、毛髪、爪等の表面で放置される。典型的には前記組成物の有効量は、約1gから約10gまでであり、好ましくは約1gから約2gまでである。本方法は、1日当たり1回から約5回まで、好ましくは1日当たり1回から3回まで、再度塗布される場合がある。また本発明の化粧品組成物は、脂肪溶解注射(an injection mezotherapy)で使用される場合もある。
いずれかの化粧品組成物は、普遍的で生理学的に最も許容可能な溶媒、希釈剤又はキャリアーとして水を含む。本発明の化粧品組成物からなる水の同位体組成の均一性は、特に有利でかつ効果的な化粧品組成物を提供する。本発明の化粧品組成物は、より再現性が高く安定な特性を有する。したがって本発明は、さまざまな化粧品組成物の消費者向けの品質の向上を提供する。本発明を実施すると、水のアイソトポローグの多様性に起因する悪影響の可能性を最小化することが可能である。
本発明により取得される、水の99.76重量%以上に 16Oが濃縮された化粧品組成物は、これまでに製造されたことがない新しい製品である。
水の99.76重量%以上に 16Oが濃縮された化粧品組成物は、軽水の全ての利点を提供するので、最高品質の組成物である。ボランティアは、 16Oが濃縮された化粧品組成物の向上した特性を記録した。
以下の実施例は、本発明を実証するために提示される。実施例は例示を目的とするものであって、本発明の範囲を限定することは決して意図されない。
この実施例は、本発明の高純度の軽水を製造するための方法を示す。
99.90%の軽アイソトポローグ 16Oを含む軽水は、図1に記載の装置を温度60°C及び圧力0.2バール下で使用する、99.70%の軽アイソトポローグ 16Oを含む天然水の蒸留により調製される。前記蒸留工程は、
・水蒸気を製造するための煮沸部(図1、符号1を参照せよ。)中で99.70%[C]の軽アイソトポローグ 16Oを含む天然水を蒸発させるステップと、
・蒸留塔(3)の底部(2)へ前記水蒸気を供給するステップと、
・蒸留塔の軸の方向に沿う主な流れの向きに沿って前記蒸留塔の内側の(例えば構造化又はランダム充填された)接触デバイス(4)の表面上で下降する液体と上昇する蒸気とが相互に反対向きへ流れると同時に、主に前記接触デバイスの表面で前記液体及び前記蒸気の間での気液接触を行うステップと、
・蒸留塔の最上部に設置されるコンデンサー(5)で濃度99.90%[C]の軽アイソトポローグ 16Oを有する水蒸気を凝結させるステップと、
16Oが濃縮された化粧品組成物を製造するのに適する99.90%の軽アイソトポローグ 16O[C>C]を含む凝結された高純度の軽水として凝結物の一部を収集するステップとを含む。
本実施例は、代表的な、老化の悪影響を予防するための 16Oが濃縮された化粧品組成物を示す。
Figure 0004598832
16Oが濃縮されたローション中の水における 16Oの最終含有量は、最小の含有量99.731%の 16Oを有する典型的な水の量がローション中の水の総量の3重量%までに達する最も厳しい要求の下では、99.846%以上に達する。
16Oが濃縮されたビタミン入り老化防止用化粧品組成物は、従来の方法により調製される。pHは5.5に調整された。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮された老化防止用化粧品組成物の使用を示す。
実施例2に記載の組成物は、1日当たり1回から3回までヒトの皮膚に局所的に塗布され、約12時間までの期間皮膚に放置される場合がある。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮された皮膚湿潤ローションの局所投与化粧品組成物を示す。
Figure 0004598832
16Oが濃縮された局所投与化粧品組成物中の水における 16Oの最終含有量は、最小の含有量99.731%の 16Oを有する典型的な水の量が前記化粧品組成物中の水の総量の2.5重量%までに達する最も厳しい要求の下では、99.847%以上に達する。
実施例3に記載の組成物を調製するための方法は以下の通りであった。前記グリセリンと高純度の軽水とが混合された。
本実施例は、代表的な、皮膚炎の予防のための 16Oが濃縮されたスキンフェイスゲルについての処方を示す。
Figure 0004598832
16Oが濃縮されたゲル中の水における 16Oの最終含有量は、最小の含有量99.731%の 16Oを有する典型的な水の量が前記ゲル組成物中の水の総量の12重量%までに達する最も厳しい要求の下では、99.862%以上に達する。
実施例5に記載の組成物を調製するための方法は以下の通りであった。ゲル化剤を除く全ての成分は、必要な割合で混合された。前記ゲル化剤は、150°Cで、 16Oの含有量は水の99.88重量%である 16Oが濃縮された高純度の軽水中に分散された。均質な分散の形成後、取得されたゲルは中和され、混合しながら残りの成分に添加された。前記混合物は室温まで冷却され、濾過され、その後パックされた。
本実施例は、代表的な、体皮膚の湿潤のための 16Oが濃縮されたボディクリームについての処方を示す。
Figure 0004598832

16Oが濃縮されたボディクリーム中の水における 16Oの最終含有量は、最小の含有量99.731%の 16Oを有する典型的な水の量が前記ボディクリーム組成物中の水の総量の14重量%までに達する最も厳しい要求の下では、99.859%以上に達する。
実施例6に記載の組成物を調製するための方法は以下の通りであった。(1)、(2)、(4)及び(5)は前もって、油相混合物を調製するために混合された。次に(3)及び(6)を混合及び撹拌することにより取得される水相混合物が、溶解し前記ボディクリームを取得するために、高速撹拌機を使用してこの油相混合物を撹拌しながら、室温で(10)に徐々に添加された。
本実施例は、代表的な、爪の成長を向上させるための 16Oが濃縮されたネイルローションについての処方を示す。
Figure 0004598832
16Oが濃縮されたネイルローション中の水における 16Oの最終含有量は、最小の含有量99.731%の 16Oを有する典型的な水の量が前記ネイルローション組成物中の水の総量の45重量%までに達する最も厳しい要求の下では、99.847%以上に達する。
前記爪の成長を向上させるための 16Oが濃縮されたネイルローションは、従来の方法により調製される。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮された刺激の少ないシャンプーについての処方を示す。
Figure 0004598832
16Oが濃縮されたシャンプー中の水における 16Oの最終含有量は、最小の含有量99.731%の 16Oを有する典型的な水の量が前記シャンプー組成物中の水の総量の15重量%までに達する最も厳しい要求の下では、99.783%以上に達する。
前記シャンプーを製造するために、 16Oの含有量は水の99.80重量%である 16Oが濃縮された高純度の軽水7.8kgは、容器(digeer)内で70°Cまで加熱された。事前に融解したモノエタノールアミド0.5kgは、混合及び加熱しながら容器内の高純度の軽水に添加された。前記モノエタノールアミドが完全に溶解した後、前記オキシエチル化ラウリル硫酸2.0kgは、撹拌しながらゆっくりと少しずつ、容器中に添加された。その後、一定量の高純度の軽水中に事前に溶解したキンセンカハイドロフィト濃縮製品0.005kgが添加された。前記混合物の45−50°Cまでの冷却後、前記クエン酸、レゾルシン、着臭剤、色素、塩化ナトリウムは、それぞれ0.001kg、0.05kg、0.13kg、0.00025kg、0.5kg添加された。混合物全体を室温まで冷却した後、前記シャンプーは利用可能となる。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮されフッ素を含む歯磨き粉についての処方を示す。
Figure 0004598832
16Oが濃縮された歯磨き粉中の水における 16Oの最終含有量は、最小の含有量99.731%の 16Oを有する典型的な水の量が前記歯磨き粉組成物中の水の総量の40重量%までに達する最も厳しい要求の下では、99.862%以上に達する。
実施例9に記載のフッ素を含む歯磨き粉を調製するための方法は以下の通りであった。列挙した成分は従来の方法により、均質な塊になるまで混合された。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮された口腔清涼ゲルについての処方を示す。
Figure 0004598832
16Oが濃縮された口腔ゲル中の水における 16Oの最終含有量は、最小の含有量99.731%の 16Oを有する典型的な水の量が前記口腔ゲル組成物中の水の総量の30重量%までに達する最も厳しい要求の下では、99.884%以上に達する。
実施例10に記載の組成物を調製するための方法は以下の通りであった。 16Oの含有量は水の99.95重量%である 16Oが濃縮された高純度の軽水、ソルビトール、芳香剤、クエン酸、メチルパラベン及びクリスタロースは、前記表に記載された比率で混合され、60°Cまで加熱された。その後5.00gのグリセリンが撹拌下で添加された。その後撹拌下で1.00gのカルボポール940も添加され、pHは5.5に調整された。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮された洗浄用水についての処方を示す。
Figure 0004598832
洗浄用水中の 16Oの最終含有量は、水の99.80重量%である。
実施例11に記載の 16Oが濃縮された洗浄用水を調製するための方法は以下の通りであった。カルシウム、マグネシウム及びナトリウムの炭酸水素塩及び塩化物塩のような成分は、室温で軽水中に溶解された。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮されたマスカラについての処方を示す。
Figure 0004598832
16Oが濃縮されたマスカラ組成物中の水における 16Oの最終含有量は、該マスカラ組成物中の水の総量の99.832重量%以上に達する。
実施例12に記載の 16Oが濃縮されたマスカラを製造するために前記ワックス及び脂肪は、熱源が備え付けられた容器内で混合される。前記ワックス及び脂肪は加熱され、該混合物を液化させるために従来のブレンダーを使用して低速で混合される。前記混合は、前記混合物が均質になるまで継続される。前記色素が、前記均質な混合物に添加される。前記混合速度は高速に増加し、前記色素は、均一に分散されるまで約30−35分間前記混合物中に混合される。前記混合は、乳化剤を添加する間継続される。
熱源が備え付けられた第2の容器中に、高純度の軽水が添加され、その後前記ナイアシンアミドと、レシチンと、いずれかの他の水分散性成分とが添加される。前記混合物は約80°Cから95°Cまでの温度へ加熱され、混合される。水の損失を補填するのに必要なので、付加的な高純度の軽水が添加される。
前記水溶性かつ脂溶性の混合物は組み合わせられ、分散型混合機を使用して混合される。前記混合物が約65°Cから70°Cまでの温度へ冷却するまで、混合は継続される。エラストマーゲル及び保存料は混合しながら添加され、前記混合物をさらに45−47°Cへ冷却させる。いずれかの残りの成分は、撹拌しながら添加される。前記組み合わせられた混合物は、凝固点より上の温度へ冷却され、その後適切な容器中に注がれる。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮された口紅についての処方を示す。
Figure 0004598832

16Oが濃縮された口紅組成物中の水における 16Oの最終含有量は、該口紅組成物中の水の総量の99.832重量%以上に達する。
前記 16Oが濃縮された口紅組成物は、従来の方法により調製される。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮された液体ファンデーションについての処方を示す。
Figure 0004598832

注1−イソドデカン中の、25%のラウリルジメチコン/コポリオールクロスポリマー。
注2−シクロメチコン中の、5%のジメチコン/ビニルジメチコンクロスポリマー(少なくとも20ミクロンの平均粒子径)。
16Oが濃縮された液体ファンデーション組成物中の水における 16Oの最終含有量は、該液体ファンデーション組成物中の水の総量の99.830重量%以上に達する。
実施例14に記載の 16Oが濃縮された液体ファンデーションを製造するために適切なステンレス鋼容器中で、前記シクロメチコン、ジメチコンコポリオール、GE SFE839、KSG32、イソノナン酸イソノニル、n−プロピル−4−ヒドロキシ安息香酸及びエチレンブラシレートが、従来の混合技術を使用して混合しながら添加され、均質になるまで混合される。熱源が備え付けられた別の容器中で、前記ショ糖オレイン酸エステル及び高純度の軽水は50°Cへ加熱され、従来の混合技術を使用して均質になるまで混合される。前記ショ糖オレイン酸エステル混合物は、その後室温まで冷却される。冷却された時点で、均質な色素スラリーを形成させるために前記二酸化チタン、酸化鉄、パラヒドロキシ安息香酸メチル、グリセリン及び2−アミノ−2−メチル−1−プロパノールが、ショ糖オレイン酸エステル混合物へ混合しながら添加される。次に前記ショ糖オレイン酸エステル混合物は、前記シクロメチコン混合物と組み合わせられ、従来の混合技術を使用して均質になるまで混合される。前記組み合わせられた混合物はその後適切な容器中に注ぎ込まれる。
本実施例は、代表的な、 16Oが濃縮された非アルコール香水又はコロンについての処方を示す。
以下の成分は、表示した量において従来の方法で混合される。
Figure 0004598832
16Oが濃縮された非アルコール香水組成物中の水における 16Oの最終含有量は、該非アルコール香水組成物中の水の総量の99.911重量%以上に達する。
約99.76重量%から約99.999重量%までの 16Oを含む水の製造装置の側面模式図。
符号の説明
1 煮沸部
2 底部
3 蒸留塔
4 接触デバイス
5 コンデンサー

Claims (3)

  1. 16Oの含有量が化粧品組成物の水の99.76重量%以上であることを特徴とする 16Oが濃縮された化粧品組成物。
  2. 前記 16Oの含有量は前記化粧品組成物の水の99.80重量%以上であることを特徴とする請求項1に記載の化粧品組成物。
  3. 前記化粧品組成物は、薬用化粧品、薬用衛生製品、薬用香水、メークアップ化粧品、洗浄用水、入浴用水を含む群から選択されることを特徴とする請求項1−2に記載の化粧品組成物。
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