JP4598252B2 - 液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4598252B2
JP4598252B2 JP2000282270A JP2000282270A JP4598252B2 JP 4598252 B2 JP4598252 B2 JP 4598252B2 JP 2000282270 A JP2000282270 A JP 2000282270A JP 2000282270 A JP2000282270 A JP 2000282270A JP 4598252 B2 JP4598252 B2 JP 4598252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
output
liquid crystal
signal
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000282270A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002091398A (ja
Inventor
謙一 中林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2000282270A priority Critical patent/JP4598252B2/ja
Publication of JP2002091398A publication Critical patent/JP2002091398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4598252B2 publication Critical patent/JP4598252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Shift Register Type Memory (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゲートドライバやデータドライバ等の液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置に関し、特に、ガラス等の絶縁性基板上に画素領域と共に一体的に形成される液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、所定の間隙で貼り合わされたアレイ基板及び対向基板と、当該間隙に封入された液晶とを有している。アクティブマトリクス型の液晶表示装置の場合、アレイ基板上に複数のデータバスラインが互いに平行に形成され、データバスラインとほぼ直交する方向に延びる複数のゲートバスラインが互いに平行に形成されている。各データバスラインはデータバスライン駆動回路に接続されており、データバスライン毎に所定の階調電圧が印加されるようになっている。また、複数のゲートバスラインのそれぞれは、ゲートバスライン駆動回路に接続されている。ゲートバスライン駆動回路は内蔵のシフトレジスタから出力されるビット出力に同期して、複数のゲートバスライン上に順にゲートパルスを出力するようになっている。
【0003】
ゲートバスラインとデータバスラインとで画定される領域で画素領域が形成される。マトリクス状に配置される各画素領域には薄膜トランジスタと表示電極とが形成されている。各ゲートバスラインは、行方向に並ぶ複数の薄膜トランジスタのゲート電極に接続されている。また、各データバスラインは、列方向に並ぶ複数の薄膜トランジスタのドレイン電極に接続されている。
【0004】
ゲートバスライン駆動回路により複数のゲートバスラインのいずれか1つにゲートパルスが出力されると、当該ゲートバスラインに接続されている複数の薄膜トランジスタがオン状態になる。これにより、データバスライン駆動回路から複数のデータバスラインのそれぞれに印加されている階調電圧が各画素電極に印加される。
【0005】
ところで、近年の低温ポリシリコン製造プロセス技術の発展に伴い、画素領域の形成と同時にアレイ基板上に周辺回路を形成する周辺回路一体型液晶表示装置が製造されるようになってきている。周辺回路には上述のゲートバスライン駆動回路やデータバスライン駆動回路が含まれる。
【0006】
周辺回路一体型液晶表示装置には一般に、ガラス基板上に一体的に形成した周辺回路に断線や短絡等の欠陥が生じても、当該欠陥を修正する欠陥救済用の冗長回路が設けられている。冗長回路を持たせることにより、欠陥の生じたアレイ基板を廃棄する無駄を防止でき、製造歩留まりの低下を極力抑えることができる。
【0007】
周辺回路の一つであるゲートバスライン駆動回路やデータバスライン駆動回路にも欠陥救済用の冗長回路が設けられている。冗長回路としては、駆動回路内に余分なシフトレジスタを複数設けておいて、不良を起こしたシフトレジスタをレーザ等で切断し正常動作のシフトレジスタに切り替える手動修復の方法がある。一方、自動修復の方法としては、例えば、ゲートバスライン駆動回路内の欠陥救済の冗長回路として特開平6−324651号公報に開示された以下のようなものがある。
【0008】
図10は、ゲートバスライン駆動回路内のシフトレジスタの欠陥を自動的に救済する従来の冗長回路100を示している。冗長回路100はゲートバスライン毎に設けられているが、図10では代表的に第n段目のゲートバスラインGnを駆動する駆動系Xnの冗長回路100を示している。冗長回路100を含む駆動系Xnは、3系統のシフトレジスタ(SR1)102、(SR2)104、(SR3)106を有している。これらシフトレジスタ102、104、106には前段の駆動系Xn−1から出力されたスタートインプット信号SIが同時に入力するようになっている。シフトレジスタ102からはビット出力線Aが引き出されている。また、シフトレジスタ104からはビット出力線Bが引き出され、シフトレジスタ106からはビット出力線Cが引き出されている。
【0009】
ビット出力線Aは、破線のブロックで示す選択回路110内のNチャネルMOSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ)128のドレイン電極に接続されると共に、判定回路124の一入力端子に接続されている。ビット出力線Bは、判定回路124の他入力端子に接続されている。ビット出力線Cは、選択回路110内のNチャネルMOSFET130のドレイン電極に接続されている。選択回路110内のMOSFET128と130のソース電極は共通接続されてゲートバスラインGnに接続されている。判定回路124の出力端子はMOSFET130のゲート電極に接続されると共に、選択回路110内のインバータ126を介してMOSFET128のゲート電極にも接続されている。
【0010】
さて、このような構成を有する冗長回路100において、回路に欠陥がない場合の動作について説明する。ここで判定回路124は排他的論理和(EXOR)回路であるとする。ビット出力線AとBの出力レベルが同一であれば判定回路124は“L(ロー)”レベルを出力する。これにより、NチャネルMOSFET128はオン状態になり、NチャネルMOSFET130はオフ状態になる。従って、ビット出力線Aの状態レベルがゲートバスラインGnに出力される。
【0011】
次に、上記冗長回路100において、回路に欠陥が生じている場合の動作について説明する。初めにシフトレジスタ102内の回路が断線して、ビット出力線Aの出力が常時“L”レベルとなる“L”固定不良が存在する場合について説明する。ゲートバスラインGnにゲートパルスを出力する場合には、ビット出力線Bに“H(ハイ)”が出力される結果、判定回路124からは“H”が出力されて、MOSFET128がオフになると共にMOSFET130がオンになる。これにより、ビット出力線Aは遮断されてビット出力線Cの出力“H”が選択される。
【0012】
ゲートバスラインGnにゲートパルスを出力しない場合には、ビット出力線Bに“L”が出力される結果、判定回路124からは“L”が出力されて、MOSFET128がオンになると共にMOSFET130がオフになる。これにより、ビット出力線Aの出力“L”が選択される。
【0013】
次に、シフトレジスタ102内のショート欠陥によりビット出力線Aが常時“H”になる“H”固定不良が存在する場合の動作について説明する。ゲートバスラインGnにゲートパルスを出力する場合には、ビット出力線Bに“H”が出力される結果、判定回路124からは“L”が出力されて、MOSFET128がオンになると共にMOSFET130がオフになる。これにより、ビット出力線Aの出力“H”が選択される。
【0014】
ゲートバスラインGnにゲートパルスを出力しない場合には、ビット出力線Bに“L”が出力される結果、判定回路124からは“H”が出力されて、MOSFET128がオフになると共にMOSFET130がオンになる。これにより、ビット出力線Aは遮断されてビット出力線Cの出力“L”が選択される。
上記冗長構成によれば、“H”固定不良、“L”固定不良のいずれが生じている場合にも、誤りなくゲートバスラインGnを駆動することができる。
【0015】
このように図10を用いて説明した冗長回路100は、3系統のシフトレジスタ102、104、106を用意して、同一のゲートバスラインGnを選択するビット出力線A、B、Cのうち出力線A、Bの状態を判定回路124で比較して、ビット出力線AとCとを切り替えることにより、シフトレジスタの“H”、“L”固定不良のいずれも救済できるようにしている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の冗長回路において、手動修復の方法の場合には比較的小さな回路規模で冗長構成が得られるものの、レーザリペア装置の導入に費用を要し、また、その取り扱いに手間がかかるため製造コストの上昇と製造時間の長時間化が不可避になるという問題が生じる。
【0017】
一方、自動修復の方法による冗長回路100では各段に常に3系統のシフトレジスタ102、104、106を設ける必要があると共に、2系統のシフトレジスタのビット出力線のレベルを比較するEXOR回路等の比較回路をゲートバスライン毎に設けることになるので、比較回路を構成するトランジスタ等の素子数が増加して冗長回路を配置する回路規模(占有面積)が大きくなってしまう。このため固定不良を救済できるものの、周辺回路一体型のアレイ基板上での占有面積が増加して製造歩留まりが低下してしまうという問題がある。また、アレイ基板上での冗長回路の専有面積が増加することは相対的に表示領域より額縁領域が広がることになり好ましくない。
【0018】
本発明の目的は、素子数を減らして回路規模の小さな冗長回路を有する液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置を提供することにある。
本発明の目的は、製造歩留まりが向上すると共に額縁領域の大きさを抑えることができる液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置を提供することにある。
また本発明の目的は、プロセスの歩留まりに応じた回路規模で構成可能な液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、バスライン毎に複数設けられ、所定の信号に同期して出力の状態レベルを変化させるシフトレジスタと、前記複数のシフトレジスタの出力状態レベルをそれぞれ記憶して当該出力状態レベルに応じた制御信号を出力する複数の記憶回路と、前記複数の記憶回路の各制御信号により前記複数のシフトレジスタの出力状態レベルをそれぞれ変化させて出力する複数のイネーブル回路と、前記複数のイネーブル回路の出力のいずれかを選択して出力する出力選択回路とを有していることを特徴とする液晶駆動回路によって達成される。
【0020】
上記本発明の液晶駆動回路において、前記複数の記憶回路のそれぞれに形成されたRSフリップフロップ回路と、前記複数のイネーブル回路のそれぞれに形成されたAND回路と、前記出力選択回路に形成されたOR回路とを有することを特徴とする。
【0021】
また、上記本発明の液晶駆動回路において、前記バスラインを複数本まとめて1ブロックを構成し、前記記憶回路は、前記1ブロック毎に設けられていることを特徴とする。
【0022】
また、上記目的は、2枚の基板間に液晶を封止し、前記基板上に形成された複数のバスラインを制御して前記液晶を駆動する液晶駆動回路を備えた液晶表示装置において、前記液晶駆動回路は、上記本発明の液晶駆動回路を用いていることを特徴とする液晶表示装置によって達成される。
上記本発明の液晶表示装置において、前記液晶駆動回路は、前記複数のバスラインが形成される基板上に形成されていることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態による液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置について図1乃至図5を用いて説明する。図1は本実施の形態による液晶駆動回路及びそれを備えた液晶表示装置の概略の構成を示している。アレイ基板81上には、p−Si(ポリシリコン)からなる動作半導体層を有する薄膜トランジスタ82と、例えばITO(インジウム・ティン・オキサイド)等の透明電極からなる表示電極を有する画素領域84がマトリクス状に多数配置された表示領域86が画定されている。
【0024】
表示領域86の周囲には、低温ポリシリコン製造プロセスにより形成された周辺回路が配置されている。周辺回路として液晶駆動回路が配置されており、液晶駆動回路として図中左方にはゲートバスライン駆動回路88が配置され、図中上方にはデータバスライン駆動回路90が配置されている。
【0025】
また、システム側からのドットクロックや、水平同期信号(Hsync)、垂直同期信号(Vsync)、及びRGBデータが入力する入力端子92が図中パネル上方に設けられている。アレイ基板81は図示しないシール剤を介して対向基板94と対向して貼り合わされている。アレイ基板81と対向基板94との間のセルギャップに液晶lcが封入されている。アレイ基板81上の表示電極と対向基板4上の対向電極、及びそれらに挟まれた液晶lcで液晶容量Clcが形成されている。一方、アレイ基板81側で表示電極と不図示のゲート絶縁膜を介して蓄積容量電極が形成されて蓄積容量Csが形成されている。
【0026】
表示領域86内には図中上下方向に延びるデータバスライン96が図中左右方向に平行に複数形成されている。複数のデータバスライン96のそれぞれは、液晶駆動回路としてのデータバスライン駆動回路90に接続されており、データバスライン96毎に所定の階調電圧が印加されるようになっている。
【0027】
また、データバスライン96とほぼ直交する方向に延びるゲートバスライン98が図中上下方向に平行に複数形成されている。複数のゲートバスライン98のそれぞれは、液晶駆動回路としてのゲートバスライン駆動回路88に接続されている。ゲートバスライン駆動回路88は、内蔵したシフトレジスタから出力されるビット出力に同期して、複数のゲートバスライン98に対して順にゲートパルスを出力するようになっている。
【0028】
ゲートバスライン駆動回路88により複数のゲートバスライン98のいずれか1つにゲートパルスが出力されると、当該ゲートバスライン98に接続されている複数の薄膜トランジスタ82がオン状態になる。これにより、データバスライン駆動回路90から複数のデータバスライン96のそれぞれに印加されている階調電圧が各画素電極に印加される。
【0029】
次に、本実施の形態による液晶駆動回路としてのゲートバスライン駆動回路88における欠陥救済用の冗長回路について図2を用いて説明する。図2は、ゲートバスライン駆動回路88内でシフトレジスタの欠陥を救済する冗長回路を含む駆動系Xnを示している。冗長回路20はゲートバスライン毎に設けられているが、図2では代表的に、第1段目のゲートバスラインG1を駆動する駆動系X1と、第2段目のゲートバスラインG2を駆動する駆動系X2とを示している。
【0030】
駆動系X1は、2系統のシフトレジスタとしてDフリップフロップ(DFF)回路11及び12を有している。DFF回路11、12は、冗長回路を構成しない従来の駆動系に用いられるDFF回路と同一の構成を有している。DFF回路11、12の入力端子にはスタートインプット信号SIが入力するようになっている。スタートインプット信号SIが入力することによりゲートバスライン駆動回路88による複数のゲートバスラインGの駆動が開始される。
【0031】
DFF回路11の出力端子から出力される信号DF11outは、RSフリップフロップ(RSFF)回路21の入力端子Sと、2入力AND回路31の一入力端子に入力するようになっている。RSFF回路21の入力端子Rにはリセット信号Resetが入力するようになっている。リセット信号Resetは、表示における1フレーム毎に出力される。RSFF回路21は、DFF回路11の欠陥を記憶する欠陥記憶回路として機能し、DFF回路11の出力信号DF11outを記憶する。RSFF回路21の出力端子Qから出力される信号RS11outは、AND回路31の他入力端子に入力してAND回路31の出力を制御する制御信号として用いられる。
【0032】
2入力AND回路31は、欠陥記憶回路(RSFF回路21)の出力信号RS11outの信号レベルに応じてDFF回路11の出力信号DF11outを変化させた信号q11を出力するイネーブル回路である。AND回路31の出力端子から出力される信号q11は、2入力OR回路41の一入力端子に入力するようになっている。
【0033】
同様にして、DFF回路12の出力端子から出力される信号DF12outは、RSFF回路22の入力端子Sと、2入力AND回路32の一入力端子に入力するようになっている。RSFF回路22の入力端子Rにはリセット信号Resetが入力するようになっている。RSFF回路22の出力端子Qから出力される信号RS12outは、AND回路32の他入力端子に入力してAND回路32の出力を制御する制御信号として用いられる。AND回路32の出力端子から出力される信号q12は、2入力OR回路41の他入力端子に入力するようになっている。2入力OR回路41は、AND回路31の出力信号q11及びAND回路32の出力信号q12を選択する出力選択回路である。この出力選択回路の出力Q1はゲートバスラインG1の駆動信号として使用される他、次段の駆動系X2のDFF回路13、14の入力端子に入力される。
【0034】
以上の構成において、駆動系X1は、DFF回路11、RSFF回路21、及びAND回路31の組と、DFF回路12、RSFF回路22、及びAND回路32の組とで冗長構成が形成されている。
【0035】
駆動系X2は、駆動系X1と同様の構成を有しているので詳細な説明は省略するが、DFF回路13、RSFF回路23、及びAND回路33の組と、DFF回路14、RSFF回路24、及びAND回路34の組とで冗長構成が形成されている。また、2入力OR回路42は、AND回路33の出力信号q13及びAND回路34の出力信号q14を選択する出力選択回路であり、その出力Q2はゲートバスラインG2の駆動信号として使用される他、次段の不図示の駆動系X3の2つのDFF回路の入力端子に入力される。
【0036】
次に、図2に示した駆動系X1、X2が正常である場合の駆動動作について図3を用いて説明する。図3は、各回路における入出力信号の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0037】
まず、RSFF回路21、22、23、24の各入力端子Rに入力するリセット信号Resetが“H”レベルに変化する。RSFF回路21〜24は、入力端子Sに“L”レベルの信号が一度でも入力すると出力端子Qから出力される信号RS11out〜RS14outが“H”レベルとなり、それ以外では“L”レベルとなる。このとき各DFF回路11〜14の出力信号DF11out〜DF14outは“L”レベルであるため、RSFF回路21〜24の各出力信号RS11out〜RS14outはいずれも“H”レベルを維持している。
【0038】
次いでスタートインプット信号SIがDFF回路11、12に入力して、出力信号DF11out、DF12outが“H”レベルに変化する。このとき、RSFF回路21、22の各入力端子Rのリセット信号Resetは“L”レベルになっているため、出力信号RS11out、RS12outは“H”レベルを維持する。次いで、DF11out、DF12outは“L”レベルに変化するが、リセット信号Resetは“L”レベルのままであるので、出力信号RS11out、RS12outは“H”レベルを維持している。
【0039】
これにより、AND回路31からは信号DF11outに同期した信号q11が出力され、AND回路32からは信号DF12outに同期した信号q12が出力され、両信号はOR回路41に入力する。OR回路41では、正常に動作しているDFF回路11、12の出力信号DF11out、DF12outに同期した信号Q1を出力する。この信号Q1は、ゲートバスラインG1でのゲートパルスとして利用されると共に、次段の駆動系X2に入力される。
【0040】
駆動系X2において、信号Q1がDFF回路13、14に入力すると、出力信号DF13out、DF14outが“H”レベルに変化する。このとき、RSFF回路23、24の各入力端子Rのリセット信号Resetは“L”レベルになっているため、出力信号RS13out、RS14outは“H”レベルを維持している。次いで、DF13out、DF14outは“L”レベルに変化するが、リセット信号Resetは“L”レベルのままであるので、出力信号RS13out、RS14outは“H”レベルを維持している。
【0041】
これにより、AND回路33からは信号DF13outに同期した信号q13が出力され、AND回路34からは信号DF14outに同期した信号q14が出力され、両信号はOR回路42に入力する。OR回路42では、正常に動作しているDFF回路13、14の出力信号DF13out、DF14outに同期した信号Q2を出力する。この信号Q2は、ゲートバスラインG2でのゲートパルスとして利用されると共に、次段の駆動系X3(図示せず)に入力される。
このように、正常に動作している場合には、各段の駆動系Xからは、DFF回路の出力DFoutがそのまま出力Qとして用いられる。
【0042】
これに対して、例えば駆動系X1のDFF回路12に“L”固定不良が生じている場合における欠陥を修正した駆動動作について図4を用いて説明する。図4は、各回路における入出力信号の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0043】
図4に示すように、DFF回路12に“L”固定不良が生じているため、DFF回路12の出力DF12outは常時“L”レベルになっている。RSFF回路21〜24は、入力端子Sに“L”レベルの信号が一度でも入力すると出力端子Qから出力される信号RS11outが“H”レベルとなり、それ以外では“L”レベルとなる。このため、RSFF回路22の出力端子Qの出力信号RS12outは常に“H”レベルになる。
【0044】
スタートインプット信号SIがDFF回路12に入力しても、出力信号DF12outは“L”レベルのままである。このとき、RSFF回路22の入力端子Rのリセット信号Resetは“L”レベルになっているため、出力信号RS12outは変化せずに“H”レベルを維持する。
【0045】
これにより、AND回路32には、常時“L”の出力信号DF12outと常時“H”の出力信号RS12outが入力するため、AND回路32からは、常時“L”の出力信号q12が出力される。一方、図3を用いて説明したように正常なDFF回路11側からは、所定のタイミングで信号DF11outに同期した信号q11が出力されている。これら両信号q11、q12はOR回路41に入力して、正常に動作しているDFF回路11の出力信号DF11outに同期した信号Q1がOR回路41から出力される。なお、駆動系X2における駆動動作は、図3を用いて説明したのと同一であるので説明は省略する。このように、“L”固定不良が生じていても各段の駆動系Xから欠陥を修正した正常な出力Qを得ることができる。
【0046】
次に、例えば駆動系X1のDFF回路12に“H”固定不良が生じている場合における欠陥を修正した駆動動作について図5を用いて説明する。図5は、各回路における入出力信号の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0047】
図5に示すように、DFF回路12に“H”固定不良が生じているため、DFF回路12の出力DF12outは常時“H”レベルになっている。このため、RSFF回路22の出力端子Qの出力信号RS12outは常に“L”レベルになる。
【0048】
スタートインプット信号SIがDFF回路12に入力しても、出力信号DF12outは“H”レベルのままである。このとき、RSFF回路22の入力端子Rのリセット信号Resetは“L”レベルになっているため、出力信号RS12outは変化せずに“L”レベルを維持する。
【0049】
これにより、AND回路32には、常時“H”の出力信号DF12outと常時“L”の出力信号RS12outが入力するため、AND回路32からは、常時“L”の出力信号q12が出力される。一方、図3を用いて説明したように正常なDFF回路11側からは、所定のタイミングで信号DF11outに同期した信号q11が出力されている。これら両信号q11、q12はOR回路41に入力して、正常に動作しているDFF回路11の出力信号DF11outに同期した信号Q1がOR回路41から出力される。なお、駆動系X2における駆動動作は、図3を用いて説明したのと同一であるので説明は省略する。このように、“H”固定不良が生じていても各段の駆動系Xから欠陥を修正した正常な出力Qを得ることができる。
【0050】
このように、図2に示す冗長回路を備えた駆動系を用いることにより、“L”固定不良、“H”固定不良のいずれの欠陥が発生しても自動で修復できる。なお、本回路構成から明らかなように、RSFF回路(欠陥記憶回路)21、22に不良が発生した場合でもDFF回路11、12が正常に動作していれば、正しい出力Q1を得ることができる。
【0051】
次に、本発明の第2の実施の形態による液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置について図6乃至図9を用いて説明する。本実施の形態による液晶駆動回路を備えた液晶表示装置は、第1の実施の形態において図1を用いて説明した液晶表示装置と同一であるのでその説明は省略するものとし、本実施の形態による液晶駆動回路としてのゲートバスライン駆動回路88における欠陥救済用の冗長回路について図6を用いて説明する。
【0052】
図6は、ゲートバスライン駆動回路88内でシフトレジスタの欠陥を救済する冗長回路を含む駆動ブロックXnを示している。駆動ブロックXnは3本のゲートバスラインGn〜Gn+2に対してそれぞれゲートパルスを供給する3つの出力Qn〜Qn+2を有している。図6では代表的に、第1段目〜第3段目のゲートバスラインG1〜G3を駆動する駆動ブロックX1を示している。
【0053】
駆動ブロックX1は、各段にそれぞれ2系統のシフトレジスタを構成するDFF回路11、12、13、14、15、16を有している。DFF回路11〜16は、冗長回路を構成しない従来の駆動系に用いられるDFF回路と同一の構成を有している。DFF回路11、12の入力端子にはスタートインプット信号SIが入力するようになっている。スタートインプット信号SIが入力することによりゲートバスライン駆動回路88による複数のゲートバスラインGの駆動が開始される。
【0054】
DFF回路11の出力端子から出力される信号DF11outは、次段のDFF回路13の入力端子と、2入力AND回路31の一入力端子とに入力するようになっている。また、DFF回路13の出力端子から出力される信号DF13outは、次段のDFF回路15の入力端子と、2入力AND回路33の一入力端子とに入力するようになっている。さらに、DFF回路15の出力端子から出力される信号DF15outは、RSFF回路21の入力端子Sと2入力AND回路35の一入力端子とに入力するようになっている。そして、RSFF回路21の出力端子Qからの出力信号RS1outは各AND回路31、33、35の他入力端子に入力するようになっている。
【0055】
一方、DFF回路12の出力端子から出力される信号DF12outは、次段のDFF回路14の入力端子と、2入力AND回路32の一入力端子に入力するようになっている。また、DFF回路14の出力端子から出力される信号DF14outは、次段のDFF回路16の入力端子と、2入力AND回路34の一入力端子に入力するようになっている。さらに、DFF回路16の出力端子から出力される信号DF16outは、RSFF回路22の入力端子Sと、2入力AND回路36の一入力端子に入力するようになっている。そして、RSFF回路22の出力端子Qからの出力信号RS2outは各AND回路32、34、36の他入力端子に入力するようになっている。
【0056】
また、RSFF回路21、22の入力端子Rには、リセット信号Resetが入力するようになっている。リセット信号Resetは、表示における1フレーム毎に出力される。RSFF回路21は、DFF回路11、13、15のいずれかで生じた欠陥を記憶する欠陥記憶回路として機能する。RSFF回路21の出力端子Qから出力される信号RS1outは、AND回路31、33、35の他入力端子に入力してAND回路31、33、35の出力を制御する制御信号として用いられる。
【0057】
2入力AND回路31〜36は、欠陥記憶回路(RSFF回路21又は22)の出力信号RS1out又はRS2outの信号レベルに応じてDFF回路11〜DFF回路16の出力信号DF11out〜DF16outをそれぞれ変化させた信号q11〜q16を出力するイネーブル回路である。
【0058】
AND回路31の出力端子から出力される信号q11は、2入力OR回路41の一入力端子に入力し、AND回路32の出力端子から出力される信号q12は、2入力OR回路41の他入力端子に入力するようになっている。また、AND回路33の出力端子から出力される信号q13は、2入力OR回路42の一入力端子に入力し、AND回路34の出力端子から出力される信号q14は、2入力OR回路42の他入力端子に入力するようになっている。さらに、AND回路35の出力端子から出力される信号q15は、2入力OR回路43の一入力端子に入力し、AND回路36の出力端子から出力される信号q16は、2入力OR回路43の他入力端子に入力するようになっている。
【0059】
このように、本実施の形態による冗長構成は、駆動ブロック毎に2系統のRSFF回路が設けられており、第1の実施の形態のようなバスライン毎に2系統のRSFF回路が設けられている駆動系と比較して回路規模を小さくすることができる。
また、この構成によれば、1つの駆動ブロックXnで駆動するバスラインの数を任意に変更できるので、アレイ基板の製造歩留まりに対応させてバスライン駆動回路内の駆動ブロック数を変えることができる。このため、冗長回路の回路規模、コスト、及び歩留まりを勘案して最適な冗長構成を採用することが可能となる。
【0060】
次に、図6に示した駆動ブロックX1が正常である場合の駆動動作について図7を用いて説明する。図7は、各回路における入出力信号の動作タイミングを示すタイミングチャートである。第1の実施の形態における図3乃至図5と同一の動作については重複した説明を省略する。
【0061】
まず、正常動作において、RSFF回路21、22の各出力信号RS1out、RS2outはいずれも“H”レベルを維持している。スタートインプット信号SIがDFF回路11、12に入力して、出力信号DF11out、DF12outが“H”レベルに変化する。“H”レベルに変化した出力信号DF11outはDFF回路13及びAND回路31に入力する。次いで、DFF回路13の出力信号DF13outが“H”レベルに変化してDFF回路15及びAND回路33に入力する。これにより、DFF回路13の出力信号DF13outが“H”レベルに変化してDFF回路15及びAND回路33に入力する。次いで、DFF回路15の出力信号DF15outが“H”レベルに変化してRSFF回路21及びAND回路35に入力する。
【0062】
これにより、AND回路31からは信号DF11outに同期した信号q11が出力され、AND回路33からは信号DF13outに同期した信号q13が出力され、AND回路35からは信号DF15outに同期した信号q15が順次出力される。
【0063】
一方、DFF回路12、14、16及びRSFF回路22も上記と同様に動作して、AND回路32からは信号DF12outに同期した信号q12が出力され、AND回路34からは信号DF14outに同期した信号q14が出力され、AND回路36からは信号DF16outに同期した信号q16が順次出力される。
【0064】
信号q11及び信号q12はOR回路41に入力する。OR回路41では、正常に動作しているDFF回路11、12の出力信号DF11out、DF12outに同期した信号Q1を出力する。この信号Q1は、ゲートバスラインG1でのゲートパルスとして利用される。
【0065】
次に、上記と同様にして、信号q13及び信号q14はOR回路42に入力する。OR回路42では、正常に動作しているDFF回路13、14の出力信号DF13out、DF14outに同期した信号Q2を出力する。この信号Q2は、ゲートバスラインG2でのゲートパルスとして利用される。
【0066】
さらに次に、上記と同様にして、信号q15及び信号q16はOR回路43に入力する。OR回路43では、正常に動作しているDFF回路15、16の出力信号DF15out、DF16outに同期した信号Q3を出力する。この信号Q3は、ゲートバスラインG3でのゲートパルスとして利用される。
このように、正常に動作している場合には、各段の駆動系Xからは、DFF回路の出力DFoutがそのまま出力Qとして用いられる。
【0067】
これに対して、例えば駆動ブロックX1のDFF回路13に“L”固定不良が生じている場合における欠陥を修正した駆動動作について図8を用いて説明する。図8は、各回路における入出力信号の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0068】
図8に示すように、DFF回路13に“L”固定不良が生じているため、DFF回路13の出力DF13outは常時“L”レベルになっている。このため、DFF回路15の出力信号DF15outも常時“L”レベルになっている。このように、“L”固定不良が生じたDFF回路以降のDFF回路は全て“L”固定不良となる。また、RSFF回路21は、入力端子Sに“L”レベルの信号が一度でも入力すると出力端子Qから出力される信号RS1outが“H”レベルとなるのであるから、DFF回路13に“L”固定不良が生じている場合におけるRSFF回路21の出力信号RS1outは常時“H”レベルになっている。
【0069】
これにより、AND回路33、35には、常時“L”の出力信号DF13out、DF15outと、常時“H”の出力信号RS1outが入力するため、AND回路33、35からは、常時“L”の出力信号q13、q15が出力される。一方、図7を用いて説明したように正常なDFF回路12、14、16側からは、所定のタイミングで信号DF12out、DF14out、DF16outに同期した信号q12、q14、q16が出力されている。
【0070】
信号q11と信号q12はOR回路41に入力して、正常に動作しているDFF回路11、DFF回路12の出力信号DF11out、DF12outに同期した信号Q1がOR回路41から出力される。また、信号q13と信号q14はOR回路42に入力して、正常に動作しているDFF回路14の出力信号DF14outに同期した信号Q2がOR回路42から出力される。また、信号q15と信号q16はOR回路43に入力して、正常に動作しているDFF回路16の出力信号DF16outに同期した信号Q3がOR回路43から出力される。このように、“L”固定不良が生じていても各段の駆動系Xから欠陥を修正した正常な出力Qを得ることができる。
【0071】
次に、例えば駆動ブロックX1のDFF回路13に“H”固定不良が生じている場合における欠陥を修正した駆動動作について図9を用いて説明する。図9は、各回路における入出力信号の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
図9に示すように、DFF回路13に“H”固定不良が生じているため、DFF回路13の出力DF13outは常時“H”レベルになっている。このため、DFF回路15の出力信号DF15outも常時“H”レベルになっている。このように、“H”固定不良が生じたDFF回路以降のDFF回路は全て“H”固定不良となる。また、RSFF回路21は、入力端子Sに“L”レベルの信号が入力しないので出力信号RS1outは常時“L”レベルとなっている。
【0072】
これにより、AND回路33、35には、常時“H”の出力信号DF13out、DF15outと、常時“L”の出力信号RS1outが入力するため、AND回路33、35からは、常時“L”の出力信号q13、q15が出力される。一方、図7を用いて説明したように正常なDFF回路12、14、16側からは、所定のタイミングで信号DF12out、DF14out、DF16outに同期した信号q12、q14、q16が出力されている。
【0073】
信号q11と信号q12はOR回路41に入力して、正常に動作しているDFF回路11、DFF回路12の出力信号DF11out、DF12outに同期した信号Q1がOR回路41から出力される。また、信号q13と信号q14はOR回路42に入力して、正常に動作しているDFF回路14の出力信号DF14outに同期した信号Q2がOR回路42から出力される。また、信号q15と信号q16はOR回路43に入力して、正常に動作しているDFF回路16の出力信号DF16outに同期した信号Q3がOR回路43から出力される。このように、“H”固定不良が生じていても各段の駆動系Xから欠陥を修正した正常な出力Qを得ることができる。
【0074】
以上説明したように、図6に示す冗長回路を備えた駆動ブロックを用いることにより、“L”固定不良、“H”固定不良のいずれの欠陥が発生しても自動で修復できる。なお、本回路構成から明らかなように、RSFF回路(欠陥記憶回路)21、22に不良が発生した場合でもDFF回路11〜16が正常に動作していれば、正しい出力Q1〜Q3を得ることができる。
【0075】
本実施の形態において、駆動ブロックXnは3本のゲートバスラインGn〜Gn+2に対してそれぞれゲートパルスを供給する3つの出力Qn〜Qn+2を有するようにしたが、本発明はもちろんこれに限られず、m本のバスラインを駆動する駆動ブロックに対して1つのRSFF回路を用いるようにしてももちろんよい。
【0076】
本実施の形態の冗長構成にすれば、1つの駆動ブロック内のDFF回路数を増やすほど冗長構成の回路規模を減少させることができる。しかしながら、1つの駆動ブロック内における2系統のDFF回路及びRSFF回路に多種類の欠陥が発生すると完全な欠陥修復ができなくなり誤動作を引き起こす。これを抑えるには1本のバスライン毎に冗長回路を設ける第1の実施の形態が最も望ましい。従って、製造プロセスの歩留まりに応じて1駆動ブロック内のバスライン数を構成するのが望ましい。
【0077】
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、ゲートバスライン駆動回路88に本発明を適用した例で説明したが、本発明はこれに限らず、データバスライン駆動回路90に適用することももちろん可能である。この場合には、RSFF回路の入力端子Rに入力するリセット信号Resetは、1フレーム周期ではなく1水平期間毎に出力すればよい。
【0078】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、素子数を減らして回路規模の小さくした冗長回路を得ることができる。また、本発明によれば、製造歩留まりが向上すると共に額縁領域の大きさを抑えることができる液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置を実現できる。また、本発明によれば、所望の製造歩留まりに応じて最適な冗長構成にすることが可能となり、故障の少ない周辺回路一体型表示装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態による液晶駆動回路としてのゲートバスライン駆動回路88における欠陥救済用の冗長回路の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態による液晶駆動回路において、駆動系が正常時の駆動動作を示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態による液晶駆動回路において、駆動系が“L”固定不良を生じている場合の駆動動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態による液晶駆動回路において、駆動系が“H”固定不良を生じている場合の駆動動作を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態による液晶駆動回路としてのゲートバスライン駆動回路88における欠陥救済用の冗長回路の概略構成を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による液晶駆動回路において、駆動系が正常時の駆動動作を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態による液晶駆動回路において、駆動系が“L”固定不良を生じている場合の駆動動作を示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態による液晶駆動回路において、駆動系が“H”固定不良を生じている場合の駆動動作を示すタイミングチャートである。
【図10】従来のゲートバスライン駆動回路に用いられている冗長回路の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
11、12、13、14、15、16 DFF回路
20 冗長回路
21、22、23、24 RSFF回路
31、32、33、34、35、36 AND回路
41、42、43 OR回路
81 アレイ基板
82 薄膜トランジスタ
84 画素領域
86 表示領域
88 ゲートバスライン駆動回路
90 データバスライン駆動回路
92 入力端子
94 対向基板
96 データバスライン
98 ゲートバスライン
100 冗長回路
124 判定回路
126 インバータ
128、130 MOSFET
102、104、106 シフトレジスタ
110 選択回路

Claims (5)

  1. バスライン毎に複数設けられ、所定の信号に同期して出力の状態の論理レベルを変化させるシフトレジスタと、
    前記複数のシフトレジスタのスタートインプット信号入力前の出力状態の論理レベルをそれぞれ記憶して当該出力状態の論理レベルに応じた制御信号を出力する複数の記憶回路と、
    前記複数の記憶回路の各制御信号により前記複数のシフトレジスタの出力状態の論理レベルをそれぞれ変化させて出力する複数のAND回路と、
    前記複数のAND回路の出力の論理和を出力するOR回路と
    を有していることを特徴とする液晶駆動回路。
  2. 請求項1記載の液晶駆動回路において、
    前記複数の記憶回路のそれぞれに形成されたRSフリップフロップ回路
    を有することを特徴とする液晶駆動回路。
  3. 請求項1又は2に記載の液晶駆動回路において、
    前記バスラインを複数本まとめて1ブロックを構成し、
    前記記憶回路は、前記1ブロック毎に設けられていること
    を特徴とする液晶駆動回路。
  4. 2枚の基板間に液晶を封止し、前記基板上に形成された複数のバスラインを制御して前記液晶を駆動する液晶駆動回路を備えた液晶表示装置において、
    前記液晶駆動回路は、前記請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液晶駆動回路を用いていること
    を特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項4記載の液晶表示装置において、
    前記液晶駆動回路は、前記複数のバスラインが形成される基板上に形成されていること を特徴とする液晶表示装置。
JP2000282270A 2000-09-18 2000-09-18 液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置 Expired - Fee Related JP4598252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000282270A JP4598252B2 (ja) 2000-09-18 2000-09-18 液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000282270A JP4598252B2 (ja) 2000-09-18 2000-09-18 液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002091398A JP2002091398A (ja) 2002-03-27
JP4598252B2 true JP4598252B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=18766815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000282270A Expired - Fee Related JP4598252B2 (ja) 2000-09-18 2000-09-18 液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4598252B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103247276B (zh) * 2013-04-25 2015-03-18 北京京东方光电科技有限公司 栅极驱动电路和阵列基板
WO2021103014A1 (zh) 2019-11-29 2021-06-03 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板、显示面板、拼接显示面板及显示驱动方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06324651A (ja) * 1992-10-19 1994-11-25 Fujitsu Ltd 液晶表示装置の駆動回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06324651A (ja) * 1992-10-19 1994-11-25 Fujitsu Ltd 液晶表示装置の駆動回路

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002091398A (ja) 2002-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5784042A (en) Liquid crystal display device and method for driving the same
US6636194B2 (en) Electrooptic device and electronic equipment
KR101303736B1 (ko) 액정표시장치용 게이트드라이버
JP4619631B2 (ja) シフトレジスタ
US8174477B2 (en) Gate driver and repairing method thereof
US7636077B2 (en) Backup shift register module for a gateline driving circuit
JP4036923B2 (ja) 表示装置およびその駆動回路
JP4700592B2 (ja) ゲート駆動回路と、そのリペア方法及びそれを用いる液晶表示装置
US20060164376A1 (en) Shift resister and liquid crystal display having the same
US8803776B2 (en) Liquid crystal display device
JP2000035589A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置およびそれに用いる基板
JP2010091765A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP3882678B2 (ja) 表示装置
JP2000321600A (ja) 液晶表示装置及びこれの製造方法
EP1421433B1 (en) Liquid crystal display with redundant column drive circuitry
JPH04294390A (ja) 走査回路
US6177920B1 (en) Active matrix display with synchronous up/down counter and address decoder used to change the forward or backward direction of selecting the signal or scanning lines
KR20010020935A (ko) 표시 장치 및 상기 표시 장치의 구동 방법
JP4564146B2 (ja) 液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置
JPH0251129A (ja) アクテイブマトリクス液晶表示パネル
KR20070077680A (ko) 게이트 드라이버 및 이를 포함한 액정 표시 장치
JP4598252B2 (ja) 液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置
JP3344680B2 (ja) 画像表示装置
JP4564145B2 (ja) 液晶駆動回路及びそれを用いた液晶表示装置
JP2007322495A (ja) 表示素子およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050712

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050713

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050722

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100902

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4598252

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees